JP5975237B2 - 帯状体の搬送装置と搬送方法 - Google Patents
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Description
(A1−Ac)/Ac×0.5<(h1−hc)/hc<(A1−Ac)/Ac×1.5
・・・(1)
を満たすようスリットノズル開口面積およびリブ板高さが設定されてなることを特徴とする帯状体の搬送装置である。
また、リブ板を設置する際のリブ板間の間隔、およびリブ板とサイドプレート間の間隔は、等間隔とするのが好ましい。
また、リブ板やサイドプレートの厚さは、帯状体を浮上させる内圧を確保する観点からは薄いほど好ましく、気体の流れを抑制するのに必要な強度が確保できれば十分である。
気体の運動エネルギは、気体の質量をmg、気体の流速をvとすると、下記(2)式;
で表される。また、浮上した帯状体の位置エネルギは、帯状体の浮上高さをh、帯状体の質量をmk、重力加速度をgとすると、下記(3)式;
で表される。
ノズルから噴射した気体の運動エネルギは、ある比率で帯状体の位置エネルギに変化するため、上記二つのエネルギには相関がある。
スリットノズルの開口面積を変えることは、噴射ガスの流量つまりは噴射ガスの合計質量mgを変えることになり、運動エネルギが変化する。運動エネルギが変化すると、位置エネルギもある比率で変化するが、帯状体の質量mk、重力加速度gが一定であるため、帯状体の浮上高さhが変化する。そのため、開口面積が変化すると、浮上量も変化するため、リブ板の高さもそれに合わせて変更する必要がある。
(A1−Ac)/Ac×0.5<(h1−hc)/hc<(A1−Ac)/Ac×1.5
・・・(1)
を満たすよう設定されていることが必要である。ここで、上記((h1−hc)/hc)はリブ板の高さ変化率、((A1−Ac)/Ac)はノズル開口面積の変化率であり、上記ノズルの開口面積Aは、図9に示すように、各リブ板に対応する部分のノズル開口面積、言い換えれば、隣接する両側のリブ板(または、サイドプレート)との中間地点までの間のノズル開口面積を意味する。
本発明の搬送装置を用いて帯状体を搬送するときには、帯状体の浮上高さ(フロータ幅方向中央部のリブ板頂上から、蛇行がないときの帯状体幅中央部の下面までの垂直方向の距離)が、帯状体幅の1/10以下となるように調整することが必要である。浮上高さが帯状体幅の1/10より大きくなると、ノズルから噴射された気体が帯状体幅方向や長手方向に流れ出ることを抑制するリブ板の効果が弱くなり、帯状体が安定して浮上できなくなる。そのため、帯状体がふらついて蛇行が増幅されたり、ばたつきが生じたりするため、炉壁やフロータのリブ板、サイドプレート、天板と帯状体のエッジとが接触するおそれがある。
そのため、帯状体の浮上高さは、帯状体の幅に対して、つまり、帯状体に衝突し、横方向に流れる気体の流量に対して、ある程度低くする必要があり、発明者らの検討結果によれば、その上限値は板幅の1/10程度である。
また、帯状体の浮上高さの下限は、板幅の1/100程度とするのが好ましい。これより浮上高さが低いと、帯状体が傾くことができないため、十分な蛇行矯正効果が得られなくなる。
具体的には、Aは、中央4本の走行方向リブ板の高さを25mmとし、その外側(フロータ両幅端部側)の走行方向リブ板およびサイドプレートの高さを直線的に順次高くしたものであり、最も高いサイドプレートの高さは30〜110mmの間で変化させた。
また、Bは、中央12本の走行方向リブ板の高さを25mmとし、その外側の走行方向リブ板およびサイドプレートの高さを表1に示したように高くしたものであり、この際、最も高いサイドプレートの高さは30〜110mmの間で変化させた。
また、Cは、14本のリブ板の高さを全て25mm(一定)とし、最外側のサイドプレート高さを55mmとしたものである。
なお、上記A〜Cの一部で、幅方向リブ板を有しないものも用いた。
具体的には、Dは、中央4本の走行方向リブ板に対応する部分のスリットノズル開口幅を10mm(一定)とし、その外側(フロータ両幅端部側)のスリットノズル開口幅をフロータ両幅端部に向って直線的に大きくした形状であり、フロータ両幅端部の最大開口幅は20mmまたは30mmとした。
また、Eは、中央12本の走行方向リブ板に対応する部分のスリットノズル開口幅を15mm(一定)とし、その外側のスリットノズル開口幅をフロータ両幅端部に向って直線的に大きくした形状であり、フロータ両幅端部の最大開口幅は20mmまたは30mmとした。
また、Fは、スリットノズル開口幅をフロータの全幅で20mm(一定)としたものである。
また、擦り傷の発生有無は、乾燥炉出側において、鋼板がリブ板やサイドプレートと接触してできた痕跡、を十分に明るい蛍光灯の下において目視で検査し、判定した。
表1から、本発明に適合する搬送装置を用いて、本発明に適合する条件で搬送することにより、蛇行量が小さく、かつ、擦り傷の発生もなく、鋼板(帯状体)を安定して通板できること、これに対して、ノズル開口面積やリブ板の高さがフロータ幅方向で一定の比較例の条件では、平均蛇行量が大きく、擦り傷の発生を防止することが困難であることがわかる。
2:フロータ
3:帯状体の走行方向に平行なリブ板(走行方向リブ板)
3´:帯状体の走行方向に直交するリブ板(幅方向リブ板)
4:サイドプレート
5:ノズル開口部
6:フロータ天板
7:ノズル開口部の閉塞部
Claims (4)
- 連続して走行する帯状体の下方に配設されたフロータの帯状体走行方向の前部と後部に、噴射する向きを対向して設けられた、フロータ幅方向に平行するスリットノズルから気体を帯状体の下面に向かって噴射し、帯状体を浮上させて搬送する帯状体の搬送装置において、
上記スリットノズルの開口部は、フロータ幅方向中央部より両幅端部側の開口面積を大きくしてなり、
上記フロータの天板上に、帯状体走行方向に平行し、フロータ幅方向中央部より両幅端部側ほど高さが高くなるリブ板をフロータ幅方向に間隔を開けて複数立設してなり、
上記リブ板のフロータ幅方向の両外側に、上記リブ板に平行し、上記リブ板よりも高さが高いサイドプレートを立設してなり、さらに、
フロータ幅方向中央部におけるスリットノズルの開口面積をAc、リブ板高さをhc、フロータ幅方向両幅端部側の開口面積変化部のある位置におけるスリットノズル開口面積をA1、リブ板高さをh1とするとき、上記Ac,hc,A1およびh1が、下記(1)式を満たすようスリットノズル開口面積およびリブ板高さが設定されてなることを特徴とする帯状体の搬送装置。
記
(A1−Ac)/Ac×0.5<(h1−hc)/hc<(A1−Ac)/Ac×1.5
・・・(1) - 帯状体の幅よりも外側に立設されたリブ板の高さを、フロータ幅方向中央部のリブ板の高さより高くしてなることを特徴とする請求項1に記載の帯状体の搬送装置。
- 上記フロータの天板上に、帯状体走行方向に直交するリブ板を、帯状体走行方向に間隔を開けて複数立設してなることを特徴とする請求項1または2に記載の帯状体の搬送装置。
- 請求項1〜3のいずれか1項に記載の搬送装置を用いて帯状体を浮上しながら搬送する際、帯状体の浮上高さを、フロータ幅方向中央部のリブ板頂上から帯状体の幅の1/10以下とすることを特徴とする帯状体の搬送方法。ここで、上記浮上高さは、フロータ幅方向中央部のリブ板頂上から、蛇行がないときの帯状体幅方向中央部の下面までの垂直方向の距離のことをいう。
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