JP2005047671A - 無接触搬送方法及び装置 - Google Patents

無接触搬送方法及び装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2005047671A
JP2005047671A JP2003281355A JP2003281355A JP2005047671A JP 2005047671 A JP2005047671 A JP 2005047671A JP 2003281355 A JP2003281355 A JP 2003281355A JP 2003281355 A JP2003281355 A JP 2003281355A JP 2005047671 A JP2005047671 A JP 2005047671A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
air
web
rooms
turn bar
contact
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2003281355A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuhiko Naruoka
泰彦 成岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Photo Film Co Ltd filed Critical Fuji Photo Film Co Ltd
Priority to JP2003281355A priority Critical patent/JP2005047671A/ja
Priority to US10/899,176 priority patent/US20050034323A1/en
Publication of JP2005047671A publication Critical patent/JP2005047671A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F26DRYING
    • F26BDRYING SOLID MATERIALS OR OBJECTS BY REMOVING LIQUID THEREFROM
    • F26B13/00Machines and apparatus for drying fabrics, fibres, yarns, or other materials in long lengths, with progressive movement
    • F26B13/10Arrangements for feeding, heating or supporting materials; Controlling movement, tension or position of materials
    • F26B13/101Supporting materials without tension, e.g. on or between foraminous belts
    • F26B13/104Supporting materials without tension, e.g. on or between foraminous belts supported by fluid jets only; Fluid blowing arrangements for flotation dryers, e.g. coanda nozzles

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Textile Engineering (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Advancing Webs (AREA)
  • Registering, Tensioning, Guiding Webs, And Rollers Therefor (AREA)

Abstract

【課題】 ウェブを安定した浮上状態で効率良く搬送させる無接触搬送方法及び装置を提供する。
【解決手段】 ターンバー23は、仕切板40a,40bにより、内部が3等分に分割されている。この分割された3つの部屋42a,42b,42cは、それぞれの部屋間での空気の流れが遮断されている。また、これらの部屋42a,42b,42cには、各々にエアダクト41a,41b,41cが形成されており、各部屋に送風手段であるブロアにより空気が流入される。この空気の流入により、部屋42a,42b,42cの圧力が調節され、部屋42bの内圧は、部屋42a,42cの内圧よりも高くなるように設定されている。各部屋の内圧は、外気圧よりも高くなるので搬送板35に形成された複数の空気噴射口39から空気が噴射される。
【選択図】 図3

Description

本発明は、帯状材(ウェブ)を安定した浮上状態で無接触搬送する無接触搬送方法及び装置に関する。
感光性印刷版(PS版)製造ラインでは、アルミ等のウェブをローラにより搬送している。このとき、ウェブとローラとの接触によりウェブ表面に傷が生じ、品質故障が発生しやすいために、できるだけ工程に設置するローラの数を抑えたラインが好ましい。最良であるのは、ウェブを、その表面に接触することなく搬送する方法であり、無接触搬送方法としては、エアクッションを利用する方法などが考えられる。エアークッション方法による搬送装置は、ローラ搬送に代わる装置としたいために、これにはコンパクト性が求められる。そのために、1%以下の低開口率と高圧エア流出とを組み合わせてウェブを浮上させるターンバーを、直径300mmのローラとほぼ同サイズのコンパクトなものとしたエアクッション装置が提案されており(例えば、特許文献1参照)、市販もされている。
特開2000−16649号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載のターンバーを使用して、張力1000Nでアルミウェブを1.0mm浮上させる場合、400mm幅のアルミウェブを浮上させる時と比較して、1500mm幅のアルミウェブを浮上させる時は、ターンバーの内圧が略1/2で良いため、必要な内圧に大きな差がある。このため、このターンバーを使用して幅400〜1650mmのアルミウェブを効率的に安定した浮上状態にすることが困難であった。
また、400mm幅のアルミウェブからなるリーダーの浮上を満足させるためにブロアを選定すると広幅ウェブに対しては過剰な能力を持つブロアを選定する必要が有り、ランニングコストが増大するという問題があった。
上記問題を達成するために、本発明では、異なる幅のウェブに対して、安定した浮上状態で効率良く搬送するようにした無接触搬送方法及び装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の無接触搬送方法は、ターンバーの搬送面に形成された吐出口から噴出する流体によりウェブを浮上させて搬送する無接触搬送方法において、ターンバーの内部を、搬送面の幅方向に対して複数の部屋に分割し、複数の部屋の内圧を、両端に位置する部屋から中央に位置する部屋に行くに従って高くして浮上搬送することを特徴とする。
上記目的を達成するために、本発明の無接触搬送装置は、搬送面に形成された吐出口から噴出する流体によりウェブを浮上させて搬送するターンバーを有する無接触搬送装置であり、ターンバーの内部を、搬送面の幅方向に対して複数に分割することにより複数の部屋を形成し、複数の部屋は、両端に位置する部屋から中央に位置する部屋に行くに従い、その内圧が高くなるように設定されていることを特徴とするものである。
また、前述の複数の部屋の内圧は、ウェブの幅に基づいて、送風手段を制御することにより調節されることを特徴とするものである。
前述の複数の部屋は3つの部屋で構成され、送風手段は中央に位置する部屋と、その両端に位置する部屋とに別個に設けられていることを特徴とするものである。
上記目的を達成するために、本発明の無接触搬送装置は、搬送面に形成された吐出口から噴出する流体によりウェブを浮上させて搬送するターンバーを有する無接触搬送装置であり、搬送面の幅方向の端部よりも中央部の方が、搬送面に対する開口率が大きくなるように、吐出口が配置されていることを特徴とするものである。
本発明の無接触搬送方法及び装置によれば、異種幅のウェブでも安定した浮上状態で無接触搬送させることが可能となる。また、ターンバーを複数の部屋に分割して、複数の送風手段でそれらの内圧を調節する構成とした場合には、サイズの異なるウェブに対して適切な能力のブロアを選定することができるので、運転コストを低減することができる。
以下に図面を参照しながら本発明の第1の実施形態を説明する。図1は、本発明を実施したPS版製造設備を示す概略図である。このPS版製造設備10は、表面処理装置13と、水洗装置14と、第1及び第2の塗布装置15,16と、第1及び第2の乾燥装置17,18とを有している。アルミニウム製のウェブ11は供給元としてのウェブロール19からウェブ送出機20によって送出され、複数の搬送用ローラ21により表面処理装置13へ送られる。表面処理装置13では、ウェブ11の表面に付与される感光性化合物の塗布性及び密着性を向上させるための表面処理が施される。表面処理を施したウェブ11は、水洗装置14にて洗浄され、さらに、第1塗布装置15により感光性塗布液が塗布される。
第1塗布装置15にて塗布されたウェブ11は第1乾燥装置17に送られて、その塗布面が乾燥されるが、第1乾燥装置17から第2塗布装置16へのウェブ11の搬送には、第1の実施形態である無接触搬送装置22が用いられている。搬送手段としては複数のターンバー23を用いている。ターンバー23はウェブ11を浮上させており、無接触でこれを搬送する。これにより、乾燥後でも付着性の高い塗布面は第2塗布装置16に至るまで部材等に接触することなく乾燥処理を施されることになる。第2塗布装置16で保護層用塗布液が塗布され、続く第2乾燥装置18で乾燥処理を施されたウェブ11は、複数の搬送用ローラ24により搬送された後、ウェブ巻取機25により巻芯26に巻き取られる。ただし、本発明は図1に示す様態に依存するものではない。
図2は、第1の実施形態である無接触搬送装置22の構成を示す概略図である。この無接触搬送装置22は、5個のターンバー23と、このターンバー23へ空気の供給を行う送風手段である2つのブロア30,31と、このブロア30,31を駆動するモータ32,33と、このモータ32,33の駆動を制御する制御部34で構成されている。
図3は、ターンバー23の構成を示す斜視図である。ターンバー23は、その正面、背面、及び上面を構成し、その断面形状がU字状に形成された搬送板35と、ターンバー23の側面を構成し、搬送板35の両端を覆う2枚の側板36,37と、ターンバー23の下面を構成し、搬送板35の下端を覆う底板38とで構成されている。
前述の搬送板35は、円弧状に湾曲された曲面部35aと、曲面部35aの搬送方向における両端から延出する平面部35bとから構成されている。この搬送板35は、ウェブ11を浮上搬送するために空気を噴射する噴射面であり、曲面部35aと平面部35bの全面において、大きさの等しい空気噴射口39が、縦横に所定のピッチで千鳥状に形成されている。本実施形態においては、空気噴射口39のピッチは、縦10.0mm、横10.5mmとなっている。ただし、本発明は、空気噴射口39の形状やピッチに依存するものではなく、また、図中の空気噴射口39は、図の煩雑さを避けるために、空気噴射口の大きさやピッチ等を誇張して表している。
また、ターンバー23の内部は、2枚の仕切板40a,40bによって、等間隔に3つの部屋41a,41b,41cに分割されており、それぞれの部屋間の空気の流れが遮断されている。さらに、底板38には、この分割された3つの部屋41a,41b,41cの各々に空気を供給するエアダクト42a,42b,42cが形成されている。このエアダクト42a,42b,42cから供給された空気が空気噴射口39から噴射されることによりウェブ11は浮上されて、ターンバー23に無接触で搬送される。
また、制御部34内には、周波数変換手段であるインバータ45a,45bが設けられており、さらに、この制御部34には、操作者により操作される操作部46a,46bが接続されている。制御部34は、この操作部46a,46bの操作に基づいて、インバータ45a,45bを制御してモータ32,33に供給される電圧の周波数を変化させて、モータ32,33の回転数を変化させる。これにより、ブロア30,31の送風量を適宜変化させることができるので、各部屋41a,41b,41cの内圧を細かく制御することができる。また、各部屋41a,41b,41cに圧力センサ(図示せず)を設け、制御部34が部屋41a,41b,41cの圧力値を取得するようにしても良い。この場合は、制御部34が、圧力センサからの測定値を取得して、各部屋41a,41b,41cの内圧をさらに細かく制御することができる。
また、ブロア30,31には、冷却部47a,47bが接続されている。この冷却部47a,47bは、吹出風冷却用クーラーであり、ブロア30,31から吹き出された空気が、この冷却部47a,47bで冷却されて、エアダクト42a,42b,42cを介して、3つの部屋41a,41b,41cの各々に冷却された空気が供給される。冷却部47a,47bの冷却設定温度は、次の第2塗布装置16におけるウェブ11の温度を適正となる温度にまで下げるように設定されている。
なお、本実施形態において、空気噴射面の幅W1は、1800mm、ターンバー23の幅W2は、600mmにされている。しかし、これらのサイズは、搬送するもののサイズによって適宜設計変更されるものである。また、ターンバー23の配置位置は、本実施形態により限定されるものではない。
また、空気噴射面に形成されている空気噴射口39において、空気噴射面の裏面側に突出された突出部が形成される際に生じる亀裂が開口とされており、この開口が空気の吐出口となっている。この吐出口は、プレスによって形成されているが、開口を設けるに適切な各種の公知の加工方法を用いることができる。
本実施形態における空気噴射面の開口率は、0.55%にされているが、これに限定されず、開口率は、0.25%以上5.0%以下であれば良い。ここで、開口率(%)=(開口の総面積/搬送面の面積)×100として計算している。
次に、ターンバー23への空気の供給について説明を行う。制御部34は、モータ32,33の駆動を制御して、ブロア30,31から空気を送出させる。これにより、ブロア30,31から送出される空気が、冷却部47a,47b及びエアダクト42a,42b,42cを介して、部屋41a,41b,41cに冷却された空気が流入する。このブロア30,31のうち、一方のブロア30は、エアダクト42bに接続されており、ブロア30から送出された空気が、エアダクトを介して部屋41bに流入する。他方のブロア31は、エアダクト42a及びエアダクト42bに接続されており、ブロア31から送出された空気が、エアダクト42a及びエアダクト42cを介して部屋41a,41c内に流入する。
また、ブロア30から部屋41bに流入する空気の流入量は、ブロア31から部屋41a及び部屋41cに流入する空気の流入量よりも多くなるように、ブロア30,31の容量が選定されている。このため、部屋41bの内圧は、部屋41a,41bよりも高くなる。このように、部屋41bの内圧が、部屋41a,41cよりも高くなるように、システムの構成に対応して、適切な容量のブロアが選定される。
次に、上記構成の無接触搬送装置22の作用について説明を行う。リーダーや狭幅のウェブ11を搬送する場合と、広幅のウェブ11を搬送する場合について、図4及び図5を用いて説明を行う。狭幅、例えば、幅400mmのウェブ43を搬送する場合、図4に示すように、制御部34がモータ32を制御して駆動させることにより、ブロア30から流出する空気がエアダクト42bを介して、部屋42bに流入する。この空気の流入により、部屋42b内の空気圧が上昇される。このため、ターンバー23の外部の気圧よりも部屋42b内の気圧が高くなるので、部屋42bに形成された空気噴射口39から空気が噴射される。この時、部屋42bの内圧は、30kpa以上の内圧にされている。ただし、この内圧は、搬送するウェブの種類により、容量の異なるブロアを用いることにより変更されるものである。
この時、制御部34は、モータ33を駆動制御しないので、ブロア31からは、空気が流出しない。このため、部屋42a,42c内の空気圧は上昇することがなく、部屋42a,42cに形成された空気噴射口39から、空気は噴射されない。
5個の全てのターンバー23において、上述のように、部屋42bに形成された空気噴射口39から空気が噴射されるので、ウェブ43は、ターンバー23により浮上されて、無接触搬送される。
次に、広幅のウェブ11を搬送する場合について説明を行う。広幅のウェブ、例えば1500mmのウェブ44を無接触搬送する場合、図5に示すように、制御部34は、モータ32,33の両方を駆動制御する。これにより、ブロア30,31から流出する空気が、エアダクト41a,41b,41cを介して、部屋42a,42b,42c内に流入する。この空気の流入により、部屋42a,42b,42c内の空気圧が上昇される。このため、ターンバー23の外部の気圧よりも部屋42a,42b,42c内の気圧が高くなるので、空気噴射面全体から、空気噴射口39を介して空気が噴射される。この時、部屋42a,42cの内圧は15kpa程度、42bの内圧は、30kpa以上の内圧にされている。ただし、この内圧は、搬送するウェブの種類により、容量の異なるブロアを用いることにより変更されるものである。
5個の全てのターンバー23において、上述のように、空気噴射面の全体の空気噴射口39から空気が噴射されるので、ウェブ44は、ターンバー23により浮上されて、無接触搬送される。
このように、ターンバー23の中央部の部屋42bの内圧を、狭幅のアルミウェブや、リーダーを搬送するのに必要なだけ内圧を高く設定し、その他の部屋42a,42cの内圧を製品幅に合わせて下げることで、サイズの異なるウェブ幅に対して適切な能力のブロアを選定することができるので、運転コストを低減することができる。
さらに、操作部46a,46bを操作することにより、ブロア30,31の回転数を変化させることにより、きめ細かい送風制御を行って適正な圧力と風量を得て、ターンバー23に供給することにより、厚み0.1〜0.5mm×幅400〜1650mmまでのアルミウェブを1000N以上の張力でよりエネルギー効率良く無接触搬送させることができる。
また、中央部の部屋42b用のブロア30と、広幅用のブロア31とを設置しているので、狭幅のアルミウェブやリーダー搬送中、もしくはライン停止中に、広幅用のブロア31を停止することが可能となり、運転コストが低減される。さらに、部屋42a,42b,42cに流入する空気は冷却されているので、空気圧の上昇によって、空気が高温になることが防止されている。
前述の無接触搬送装置22においては、ターンバー23の中央部の内圧を両端部の内圧よりも高くするために、2基のブロア30,31を設けてターンバー23の内圧に分布を持たせている。しかし、これに限るものではなく、無接触搬送装置を1基のブロアで構成しても良い。以下に、1基のブロアで無接触搬送装置を構成する場合について説明を行う。
図6は、第2の実施形態である無接触搬送装置50の構成を示す概略図である。無接触搬送装置50は、ブロア51と、このブロア51を駆動するモータ52と、駆動モータ52の駆動を制御する制御部53と、圧力槽であるヘッダ54と、このヘッダ54内の圧力を調節する調節弁55と、このヘッダ54内の圧力を計測する圧力計であるPT56と、PT56から圧力値を取得して、所定の圧力値となるように調節弁55の開閉を制御する圧力調節計57と、5個のターンバー60とで構成されている。
ターンバー60は、無接触搬送装置22のターンバー23と同様の構成にされており、詳しい説明は省略する。このターンバー55には、ターンバー23と同様に、エアダクト61a,61b,61cが設けられている。このエアダクト61a,61b,61cは、減圧弁58a,58b,58cを介して、ヘッダ54と接続されている。ただし、5個のターンバー60は、無接触搬送装置22と同様に、図2に示す位置に配置されている。
また、ブロア51には、無接触搬送装置22と同様に、このブロア51を駆動するモータ52を介して、制御部53が接続されている。制御部53が、モータ52を駆動制御することにより、ブロア51からヘッダ54内に空気が流入して、ヘッダ54内の圧力が上昇する。圧力調節計57は、PT56から圧力値を取得して、ヘッダ54の内圧が、所定の圧力値となるように調節弁55の開閉を制御する。これにより、ヘッダ54内が所定の圧力に保持される。
減圧弁58a,58b,58cにおいて、両端の減圧弁58a,58cが、中央の減圧弁58bよりも、減圧率が大きくなるように設定されている。このため、ターンバー60の部屋62a,62cの内圧は、62bの内圧よりも低くなり、ターンバー60の内圧に分布を持たせることができる。
このように、ターンバー60の中央部の部屋62bの内圧を、狭幅のウェブや、リーダーを搬送するのに必要なだけ内圧を高く設定し、その他の部屋62a,62cの内圧を製品幅に合わせて下げることで、第1の実施形態の無接触搬送装置22と同様の作用を得ることが可能であり、最適な浮上状態で効率良く無接触搬送することができる。
さらに、第1の実施形態の無接触搬送装置22と同様に、制御部53にインバータを設けても良い。この場合、ブロア51の回転数を変化させることにより、きめ細かい送風制御を行って適正な圧力と風量を得て、ターンバー60に供給することにより、厚み0.1〜0.5mm×幅400〜1650mmまでのアルミウェブを1000N以上の張力でよりエネルギー効率良く無接触搬送させることができる。
また、第1の実施形態の無接触搬送装置22と同様に、ブロア51の前方に冷却部を配置しても良い。この場合は、ヘッダ54内の空気温度の上昇を抑制することができる。
なお、本実施形態においては、ターンバー23,60を3つの部屋に分割しているが、これに限るものではなく、ターンバーをより多くの部屋に分割して、それぞれの内圧を調節することにより、異なる幅のウェブに対して、より安定した浮上状態を維持して効率良く無接触搬送を行うことができる。また、ターンバーを複数の部屋に分割するのは、等間隔でなくても良い。
本実施形態において、ウェブの浮上量をターンバーの内圧に分布を持たせることにより調節したが、これに限るものではなく、ウェブの浮上量は、ウェブを浮上させる方向に噴出する空気の流量に依存する現象を利用して、ターンバーの噴射面の幅方向の開口率に分布を持たせても良い。この場合は、リーダー搬送部にあたるターンバー中央部の開口率を大きくし、ターンバーの外側(ウェブのエッジ部)に向かって開口率を小さくしていくことで、前述のようにターンバーを分割する場合と同様に、最適な浮上状態で効率的に無接触搬送することが可能である。
本発明においては、ウェブ11の厚みTが0.1mm以上0.5mm以下であって、搬送方向におけるウェブ11に対する張力を500N以上2000N以下とすることが好ましく、500N以上1500N以下とすることが最も好ましい。この時の張力については、ターンバー23, 60の前後に配置されている駆動手段及びターンバー23,60の内圧により調節することが好ましい。また、搬送速度は、1m/分以上200m/分以下とすることが好ましい。
本実施形態においては、第1塗布装置15と第2塗布装置16との間でウェブ11を搬送し、第2塗布装置16において、ウェブ11が適正温度になるようにウェブ11を冷却する装置に実施したが、他の乾燥装置や塗布装置等の各種装置でのウェブ搬送にも本発明を実施しても良い。
さらに、本実施形態では、PS版を無接触搬送する場合について説明を行ったが、これに限るものではなく、例えば、写真フイルム用基材、印画紙用のバライタ紙、録音テープ用基材、ビデオテープ用基材、フロッピー(登録商標)ディスク用基材など、連続した帯状で可撓性を有するものに適用可能である。
本発明を実施した印刷用感光性製版のPS版製造工程の概略図である。 本発明の無接触搬送装置の構成を示す概略図である。 ターンバーの構成を示す斜視図である。 無接触搬送装置の作用を示す説明図である。 無接触搬送装置の作用を示す説明図である。 無接触搬送装置の変形例を示す説明図である。
符号の説明
11,43, 44 ウェブ
22, 50 無接触搬送装置
23, 60 ターンバー
30,31, 51 ブロア
35 搬送板
36,37 側板
38 底板
39 空気噴射口
40a,40b 仕切板
41a, 41b, 41c エアダクト
42a, 42b, 42c 部屋
45a,45b インバータ
46a,46b 操作部
47a,47b 冷却部
61a, 61b, 61c エアダクト
62a, 62b, 62c 部屋

Claims (5)

  1. ターンバーの搬送面に形成された吐出口から噴出する流体によりウェブを浮上させて搬送する無接触搬送方法において、
    前記ターンバーの内部を、前記搬送面の幅方向に対して複数の部屋に分割し、前記複数の部屋の内圧を、両端に位置する部屋から中央に位置する部屋に行くに従って高くして浮上搬送することを特徴とする無接触搬送方法。
  2. 搬送面に形成された吐出口から噴出する流体によりウェブを浮上させて搬送するターンバーを有する無接触搬送装置において、
    前記ターンバーの内部を、前記搬送面の幅方向に対して複数に分割することにより複数の部屋を形成し、前記複数の部屋は、両端に位置する部屋から中央に位置する部屋に行くに従い、その内圧が高くなるように設定されていることを特徴とする無接触搬送装置。
  3. 前記複数の部屋の内圧は、前記ウェブの幅に基づいて、送風手段を制御することにより調節されることを特徴とする請求項2記載の無接触搬送装置。
  4. 前記複数の部屋は3つの部屋で構成され、前記送風手段は中央に位置する部屋と、その両端に位置する部屋とに別個に設けられていることを特徴とする請求項2または請求項3記載の無接触搬送装置。
  5. 搬送面に形成された吐出口から噴出する流体によりウェブを浮上させて搬送するターンバーを有する無接触搬送装置において、
    前記搬送面の幅方向の端部よりも中央部の方が、前記搬送面に対する開口率が大きくなるように、前記吐出口が配置されていることを特徴とする無接触搬送装置。
JP2003281355A 2003-07-28 2003-07-28 無接触搬送方法及び装置 Pending JP2005047671A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003281355A JP2005047671A (ja) 2003-07-28 2003-07-28 無接触搬送方法及び装置
US10/899,176 US20050034323A1 (en) 2003-07-28 2004-07-27 Noncontact web transporting method and apparatus

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003281355A JP2005047671A (ja) 2003-07-28 2003-07-28 無接触搬送方法及び装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2005047671A true JP2005047671A (ja) 2005-02-24

Family

ID=34131474

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003281355A Pending JP2005047671A (ja) 2003-07-28 2003-07-28 無接触搬送方法及び装置

Country Status (2)

Country Link
US (1) US20050034323A1 (ja)
JP (1) JP2005047671A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2039913A1 (en) 2007-09-18 2009-03-25 Yamaha Hatsudoki Kabushiki Kaisha Straddle type vehicle
JP2010058877A (ja) * 2008-09-02 2010-03-18 Asano Laboratories Co Ltd シート搬送装置および樹脂成形装置
JPWO2021199872A1 (ja) * 2020-03-30 2021-10-07

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8061055B2 (en) * 2007-05-07 2011-11-22 Megtec Systems, Inc. Step air foil web stabilizer

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US2747842A (en) * 1953-02-09 1956-05-29 Buensod Stacey Inc Air conditioning system
SE312479B (ja) * 1963-03-19 1969-07-14 Svenska Flaektfabriken Ab
US3498515A (en) * 1967-10-06 1970-03-03 Michigan Oven Co Fluid cushion turning rolls for supporting and guiding strip material
US4138047A (en) * 1977-04-11 1979-02-06 Western Electric Company, Inc. Fluid bearing
US4282998A (en) * 1980-05-09 1981-08-11 W. R. Grace & Co. Maintenance of constant web clearance at contactless turning guide
US5209387A (en) * 1990-09-20 1993-05-11 Eastman Kodak Company Gas film conveyor for elongated strips of web material
US6505792B1 (en) * 2000-11-28 2003-01-14 Megtec Systems, Inc. Non-contact floating device for turning a floating web

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2039913A1 (en) 2007-09-18 2009-03-25 Yamaha Hatsudoki Kabushiki Kaisha Straddle type vehicle
JP2010058877A (ja) * 2008-09-02 2010-03-18 Asano Laboratories Co Ltd シート搬送装置および樹脂成形装置
JPWO2021199872A1 (ja) * 2020-03-30 2021-10-07
WO2021199872A1 (ja) * 2020-03-30 2021-10-07 富士フイルム株式会社 搬送装置、印刷装置及び搬送方法
JP7413510B2 (ja) 2020-03-30 2024-01-15 富士フイルム株式会社 搬送装置、印刷装置及び搬送方法

Also Published As

Publication number Publication date
US20050034323A1 (en) 2005-02-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4760271B2 (ja) 塗工・乾燥装置及び塗工・乾燥方法
JPS5911499B2 (ja) ウエブ材あるいは薄材搬送処理装置
JP2008183825A (ja) ベルト回転装置及び画像形成装置
US9352923B2 (en) Air shoe with roller providing lateral constraint
JP2015016690A (ja) インクジェットプリンタ用空気膜支持機器
JP2005047671A (ja) 無接触搬送方法及び装置
JP2007204153A (ja) ウエブの無接触搬送装置
JP6341775B2 (ja) コンパクトなターンバー反転装置のための流れの最適化
JP2021046309A (ja) ターンバーおよび印刷装置
JP5460913B1 (ja) 浮揚装置およびこの浮揚装置を備えた搬送装置
JP2013107389A (ja) インクジェット記録装置
WO2020012932A1 (ja) インクジェット印刷システム
JP2005145577A (ja) 無接触搬送装置
JP2000503383A (ja) フローティングドライヤ
US20150239700A1 (en) Air shoe with integrated roller
JP2020152570A (ja) 搬送装置及び液体を吐出する装置
JP2007070084A (ja) ウェブの方向転換装置及び方法
WO2023080096A1 (ja) インク吐出ヘッドおよびインクジェット印刷装置
JP2015000801A (ja) ウェブ搬送装置
JP2007161387A (ja) ウェブの浮上搬送装置
JPH0672601A (ja) 無接触搬送用フローター
US20230364920A1 (en) Ink supply device and image forming apparatus
JP2003118072A (ja) 枚葉印刷機のシートガイド装置およびその制御方法
JP2007218444A (ja) 乾燥装置
JP3124150B2 (ja) ターニングバー

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060306

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20061219

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080212

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080319

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080515

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080813

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20081009

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20090513