JP3316036B2 - フィルムの溶断シール装置 - Google Patents

フィルムの溶断シール装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はフィルムの溶断シール装
置、詳しくは、物品を包装するためのフィルム製包装袋
を製袋する包装機におけるフィルムの溶断シール装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、フィルム製包装袋に物品を包装
する場合、包装機内において、チューブ状のフィルムに
より、又はフラット状のフィルムを折り畳んだ上、フィ
ルムを溶断シールする溶断シーラーを備えた溶断シール
装置により、包装袋を製袋する場合が多い。
【0003】尚、フィルムの溶断シールとは、フィルム
を溶融カット(溶断)するのに適した断面形状を有する
ブロックの先端を加熱し、該ブロックの先端を複数枚重
ねのフィルムに当接させ、その当接部分のフィルムを溶
融温度以上に加熱することによりカットし、且つカット
後のフィルムが、上記のカット部分において収縮により
シールされている状態を言う。上記の複数枚重ねのフィ
ルムの重ね枚数としては、2〜4枚ぐらいが好ましく、
通常は2枚であるが、例えば、ガゼット部などについて
は4枚である。
【0004】従来、上記溶断シール装置としては、図6
に示す如く、繰り出しロール21,22と溶断シーラー
6とピンチロール(押さえロール)82とを組み合わせ
た構成のものが一般的に使用されている。
【0005】上記のような従来の溶断シール装置におい
ては、上下移動可能とされた溶断シーラー6が下降し
て、その加熱されたヒートブロック61の先端61aに
より複数枚重ねのフィルム1が溶断シールされ、上記溶
断シーラー6が上昇した後、分断された上記ヒートブロ
ック61の下流側のフィルム11は、バキュームコンベ
ヤー81により次工程に搬送され、それと同時に上記ヒ
ートブロック61の上流側から、次のフィルム1が上記
ヒートブロック61の下方を通過して供給されるように
なっている。
【0006】連続的に供給されたフィルム1を溶断シー
ルにより枚葉状態に分割し且つシールする能力(スピー
ド)は、該フィルム1の溶融時間及び収縮によるシール
時間の制約を受ける。
【0007】また、上記溶断シール装置においては、供
給された連続フィルム1の溶断シールを、該フィルム1
を静止させた状態の下で行うため、上記能力は、フィル
ム1の間欠送り時間や溶断シーラー6の上下移動の時間
等によっても制限される。
【0008】従って、従来の上記溶断シール装置におい
ては、サイクルタイムの短縮のため、上記溶断シーラー
6の上下動のストロークが10mm以下とされている。
【0009】また、従来の上記溶断シール装置において
は、図6に示す如く、フィルム1が上記繰り出しロール
21,22に巻き付くのを防止するため、フィルム搬送
面の上側及び下側に、それぞれ上ガイドバー41′及び
下ガイドバー42を設けてある。
【0010】即ち、上下一対の上記繰り出しロール21
及び22それぞれに円周方向の溝31及び32をロール
幅方向に対して複数本ずつ形成し、該繰り出しロール2
1及び22の上流側から、それぞれ複数本の上記上ガイ
ドバー41′,41′,..及び下ガイドバー42,4
2,..を、1本ずつ上記溝31,31,..及び3
2,32,..の中を通し、更に下流側へフィルム1の
進行方向と平行となるように突出させてある。
【0011】上記上ガイドバー41′,41′,..及
び下ガイドバー42,42,..は、通常、その下流側
の先端位置が、それぞれ溶断シーラー6の下降時におけ
る上記ヒートブロック61の下端部61aから、5mm
以上離されている。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
上記溶断シール装置は、一般的に、フィルム1の間欠送
り機構を備えた自動供給と溶断シーラー6との組合せの
場合で、その最大能力が50回/分程度であり、従来の
上記溶断シール装置において50回/分以上のスピード
でフィルム1を溶断シールさせた場合には、溶断シーラ
ー6によりフィルム1を溶断シールした後、溶断シーラ
ー6の上昇時に、フィルム1が溶断シーラー6の下端部
61a(フィルム1との当接部)から速やかに分離せ
ず、このため、図7に示す如く、上流側のフィルム1が
該下端部61aに付着して持ち上げられた状態となり、
フィルム1の送り不良が発現するおそれがある。
【0013】従って、本発明の目的は、下降させた溶断
シーラーによりフィルムを溶断シールした後、上昇中も
しくは上昇後の溶断シーラーから、上記フィルムを素早
く分離させてフィルム搬送レベルに位置させることがで
き、このため、フィルムの溶断シールを高速化すること
ができるフィルムの溶断シール装置を提供することにあ
る。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上昇中も
しくは上昇後の溶断シーラー6からフィルム1を素早く
分離させる手段について種々検討した結果、溶断シーラ
ー6に付着して持ち上げられようとするフィルム1を押
さえる部材を設け、また、溶断シーラー6がより高く上
昇すれば、フィルム1が分離され易くなることに着目
し、溶断シーラー6と上記上ガイドバー41′の先端と
の間隔及び溶断シーラー6の上下移動のストロークを変
更することにより上記目的を達成し得ることを知見し
た。
【0015】本発明は、上記知見に基づいてなされたも
ので、連続した複数枚重ねのフィルムをフィルム搬送面
上に繰り出す上下一対の繰り出しロールと、該繰り出し
ロールの下流側におけるフィルム搬送面の上側及び下側
に沿って且つ該繰り出しロールから突出させて配置さ
れ、フィルムをフィルム搬送面上に位置規制する上ガ
イドバー及び下ガイドバーと、該上下ガイドバーの下流
側におけるフィルム搬送面の上側に上下移動可能である
ように配置され、加熱された下端部によりフィルムを溶
断シールする溶断シーラーと、を具備するフィルムの溶
断シール装置において、上記溶断シーラーの下降時にお
ける上記下端部と上記上ガイドバーの先端との間隔を
0.5〜5mmとし、且つ上記溶断シーラーの上下移動
のストロークを12mm以上とし、上記上ガイドバー
を、上記繰り出しロールの幅方向に複数本設け、上記フ
ィルムの幅方向における上記上ガイドバーのピッチを、
10mm以下としたことを特徴とするフィルムの溶断シ
ール装置を特徴とするフィルムの溶断シール装置を提供
するものである。
【0016】
【作用】本発明のフィルムの溶断シール装置において
は、溶断シーラーが下降した際の上記下端部と上記上ガ
イドバーの先端との間隔を0.5〜5mmとし、従来の
間隔よりも狭くしたため、溶断シーラーの上昇時におい
て、上記溶断シーラーの下端部に付着して持ち上げられ
ようとするフィルムは、より低い位置で上記上ガイドバ
ーに当接し、上記下端部から素早く分離される。
【0017】また、溶断シーラーの上下移動のストロー
クを12mm以上とし、従来のストロークよりも長くし
たため、溶断シーラーの上昇時において、上記溶断シー
ラーの下端部に付着して持ち上げられようとするフィル
ムは、上記上ガイドバーに押さえられた状態で上記下端
部がより高く上昇するため、上記下端部から引き離され
る作用を一層強く受け、上記下端部から素早く分離され
る。
【0018】
【実施例】以下、本発明のフィルムの溶断シール装置の
一実施例を図面を参照して説明する。図1乃至図3は本
発明の溶断シール装置の一実施例を示し、図1は溶断シ
ール装置の全体を示す側面図、図2は繰り出しロール及
びガイドバーを示す拡大斜視図、図3は溶断シーラーが
配置された溶断シールユニットを示す拡大側面図であ
る。
【0019】本実施例のフィルムの溶断シール装置は、
図1に示す如く、連続した複数枚重ねの包装フィルム1
をフィルム搬送面上に繰り出す上下一対の繰り出しロー
ル21,22と、溶断シーラー6により上記フィルム1
を溶断シールする溶断シールユニット5と、溶断シール
されたフィルム11を次工程に送り出す出口側搬送部8
とを具備し、また、上記繰り出しロール21,22と上
記溶断シールユニット5との間には、搬送されるフィル
ム1がフィルム搬送面の上方又は下方へ外れないように
位置規制する上ガイドバー41及び下ガイドバー42を
設けてある。尚、上記の複数枚重ねの包装フィルム1の
重ね枚数としては、2〜4枚ぐらいが好ましく、通常は
2枚であるが、例えば、ガゼット部などについては4枚
である。
【0020】上記繰り出しロール21,22は、上記フ
ィルム1を間欠的に繰り出すことによりフィルム1が定
寸送りされるように構成されている。また、上記繰り出
しロール21,22には、それぞれ円周方向の溝31,
32を形成してある。
【0021】また、上記上ガイドバー41及び下ガイド
バー42は、それぞれその中間部分で湾曲され、上ガイ
ドバー41は上側の上記繰り出しロール21の上流側の
上方から、また、下ガイドバー42は下側の上記繰り出
しロール22の上流側の下方から、それぞれ上記溝3
1,32の中を通し、更に上記繰り出しロール21,2
2の下流側へそれぞれフィルム1の進行方向と平行に突
出させてある。そして、上記上ガイドバー41及び下ガ
イドバー42により、上記フィルム1が上記繰り出しロ
ール21,22へ巻き付くのを防止するようにしてあ
る。
【0022】また、上記溶断シールユニット5は、上記
ガイドバー41,42の下流側に配置され、フィルム搬
送面の上側における溶断シーラー6とフィルム搬送面の
下側における溶断シーラー受けロール7とからなってい
る。
【0023】上記溶断シーラー6は、図3に示す如く、
1kWのヒーターHにより加熱されるヒートブロック6
1をその中央部に有し、該ヒートブロック61の前後両
側面を、断熱材62,62を介して冷却ブロック63,
63により覆ってある。該冷却ブロック63,63は、
内部に冷却水を通す孔W,Wが設けられ、水冷により常
温以下に管理されるようにしてある。また、上記ヒート
ブロック61の下端部61aには熱電対Tが埋め込ま
れ、該下端部61aの温度を一定に制御するようにして
ある。
【0024】また、上記溶断シーラー受けロール7は、
その上端部がフィルム搬送面と接するように配置され、
溶断シーラー6が最も下降した時に、ヒートブロック6
1の上記下端部61aが、該溶断シーラー受けロール7
の上記上端部に当接するようにしてある。
【0025】そして、加熱されたヒートブロック61の
上記下端部61aが、該溶断シーラー受けロール7の上
端部に、フィルム搬送面上のフィルム1を介して当接
し、また離れることにより、上記フィルム1は上記下端
部61aが当接した部位で溶断シールされるように構成
されている。尚、上記溶断シーラー受けロール7は、フ
ィルム1が均一に溶断シールされるように、ゴム製とさ
れている。
【0026】また、上記出口側搬送部8は、図1に示す
如く、上記溶断シールユニット5の下流側に配置され、
フィルム搬送面の下側に配置されたバキュームコンベヤ
ー81と、該バキュームコンベヤー81の上方に上下移
動可能であるように設けられたピンチロール(押さえロ
ール)82とからなっている。
【0027】上記バキュームコンベヤー81は、バキュ
ームチャンバー811とその外側を周回するバキューム
ベルト812とを有し、間欠駆動により、溶断シーラー
6が上昇を終了したあと駆動が開始され、その後、溶断
シーラー6が下降するまで駆動されるように構成されて
いる。
【0028】また、上記ピンチロール82は、回転自在
のフリーロールとされ、溶断シーラー6の下降に対しや
や遅れて下降し、また、溶断シーラー6の上昇に対しや
や遅れて上昇するように構成されている。
【0029】即ち、供給された連続フィルム1は、その
先端側を上記バキュームコンベヤー81のベルト812
上に吸着され且つ該ベルト812上に上記ピンチロール
82により押さえ付けられた状態で、溶断シーラー6に
より溶断シールされ、その後、上記ピンチロール82が
上昇し、また上記バキュームコンベヤー81が運転を開
始し、該バキュームコンベヤー81上に吸着されている
先端側のフィルム11は、該溶断シール装置の出口側に
搬送されることとなる。本実施例のフィルムの溶断シー
ル装置は、以上の点については、従来のこの種の溶断シ
ール装置と同様に構成されている。
【0030】而して、本実施例のフィルムの溶断シール
装置においては、図1に示す如く、上記溶断シーラー6
の下降時における上記下端部61aと上記上ガイドバー
41の先端との間隔Gを0.5〜5mmとし、且つ上記
溶断シーラー6の上下移動のストロークを12mm以上
としてある。
【0031】本実施例のフィルムの溶断シール装置につ
いて更に説明すると、図2に示す如く、上記上ガイドバ
ー41は、上記繰り出しロール21の幅方向(中心軸方
向)に複数本設けてある。
【0032】上記溶断シーラー6の下降時における上記
下端部61aと上記上ガイドバー41の先端との間隔G
は、より好ましくは0.5〜3mmである。また、上記
上ガイドバー41の先端部における下端のフィルム搬送
面からの高さは2〜4mmとするのが好ましい。また、
フィルム1の幅方向における上記上ガイドバー41,4
1,..のピッチは、10mm以下としてある
【0033】尚、上記下ガイドバー42は、図2に示す
如く、それぞれ上記上ガイドバー41,41,..の直
下に該上ガイドバー41,41,..と対向させて設け
てあるが、該下ガイドバー42,42,..の先端と上
記溶断シーラー6の下降時における上記下端部61aと
の間隔は、10mm以上で良い。
【0034】また、上記溶断シーラー6の上下移動の駆
動は、従来通りエヤーシリンダー方式としても良いが、
高速の上下運動をより確実にするためには、反応時間の
遅れの無い駆動方式であることが好ましく、このため、
本実施例においてはカム方式を採用してある。
【0035】以上のように構成された本実施例のフィル
ムの溶断シール装置においては、溶断シーラー6が下降
した際の上記下端部61aと上記上ガイドバー41の先
端との間隔を0.5〜5mmとし、従来の間隔よりも狭
くしたため、溶断シーラー6の上昇時に、上記溶断シー
ラー6の下端部61aに付着して持ち上げられようとす
るフィルム1は、より低位置で上記上ガイドバー41,
41,..に当接し、このため上記下端部61aから素
早く分離される。
【0036】更にまた、溶断シーラー6の上下移動のス
トロークを12mm以上とし、従来のストロークよりも
長くしたため、溶断シーラー6の上昇時に、上記溶断シ
ーラー6の下端部61aに付着して持ち上げられようと
するフィルム1は、上記上ガイドバー41,41,..
に押さえられ、且つ上記溶断シーラー6の上昇距離が十
分に存在するため、上記下端部61aからの引き離し作
用を一層強く受け、このため上記下端部61aから素早
く分離される。
【0037】従って、本実施例のフィルムの溶断シール
装置においては、下降させた溶断シーラー6によりフィ
ルム1を溶断シールした後、上昇中もしくは上昇後の溶
断シーラー6から、上記フィルム1を素早く分離させて
フィルム搬送レベルに位置させることができ、このた
め、フィルム1の溶断シールを高速化することができ
る。
【0038】図4及び図5は、本発明のフィルムの溶断
シール装置の第2の実施例を示し、図4は溶断シール装
置の全体を示す側面図、図5は溶断シーラーが配置され
た溶断シールユニットの要部を上ガイドバーと共に示す
拡大側面図である。
【0039】第2の実施例の溶断シール装置は、図4及
び図5に示す如く、複数本の上ガイドバー41A,41
A,..をそれぞれ中空バーとし、圧力0.2〜3kg/c
m2の圧縮空気Aを、該上ガイドバー41A,41
A,..それぞれの先端から上記溶断シーラー6の下降
時における上記下端部61a付近に向けてブローさせる
ように構成されている点が第1の実施例と異なり、これ
らの点以外は第1の実施例と同様に構成されている。
【0040】上記のエヤーブローのタイミングは、溶断
シーラー6の上昇開始時点から上昇終了時点までであ
る。また、上記上ガイドバー41A,41A,..の中
空部の内径は、それぞれφ1.0mm以上とするのが好
ましい。
【0041】第2の実施例の溶断シール装置において
も、第1の実施例と同様の効果が奏される。また、第2
の実施例においては、エヤーブローによりフィルム1が
溶断シーラー6の下端部61aから一層速やかに分離さ
れ易いという効果もある。
【0042】次に、本発明の上記第1及び第2の実施例
の溶断シール装置と、従来の溶断シール装置(比較例)
とを用い、それぞれ実際にフィルムを溶断シールした場
合の能力(溶断シールのスピード)について説明する。
表1は、厚さ50μmのポリエチレンフィルムを2枚重
ねし、その2枚重ねのフィルムを上記各溶断シール装置
により溶断シールした場合の各装置の能力を示すもので
ある。
【0043】
【表1】
【0044】表1によれば、本発明の溶断シール装置の
能力はそれぞれ70回/分および80回/分であり、本
発明の溶断シール装置においては従来の溶断シール装置
(50回/分)よりも大幅に高速化し得ることが明白で
ある。
【0045】尚、本発明は、上記実施例に制限されるも
のではなく、上記溶断シーラーの下降時における上記下
端部と上記上ガイドバーの先端との間隔を0.5〜5m
mとし、且つ上記溶断シーラーの上下移動のストローク
を12mm以上としてあれば良い。
【0046】例えば、上記第1及び第2の実施例におけ
る上ガイドバーの横断面形状は、円形でなくても良く、
また、第2の実施例における中空バーは、棒状体内部の
長さ方向に圧力0.2〜3kg/cm2の圧縮空気を供給し得
る中空部を有するものであれば良く、上記中空バーが横
断面円形のパイプである必要はない。その他の点に関し
ても、本発明の趣旨を逸脱しない限り、適宜変更が可能
である。
【0047】
【発明の効果】本発明のフィルムの溶断シール装置にお
いては、下降させた溶断シーラーによりフィルムを溶断
シールした後、上昇中もしくは上昇後の溶断シーラーか
ら、上記フィルムを素早く分離させてフィルム搬送レベ
ルに位置させることができ、このため、フィルムの溶断
シールを高速化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明のフィルムの溶断シール装置の
一実施例を示す全体側面図である。
【図2】図2は、図1に示す溶断シール装置における繰
り出しロール及びガイドバーを示す拡大斜視図である。
【図3】図3は、図1に示す溶断シール装置における、
溶断シーラーが配置された溶断シールユニットを示す拡
大側面図である。
【図4】図4は、本発明のフィルムの溶断シール装置の
第2の実施例を示す全体側面図である。
【図5】図5は、第2の実施例の溶断シール装置におけ
る、溶断シーラーが配置された溶断シールユニットの要
部を上ガイドバーと共に示す拡大側面図である。
【図6】図6は、従来のフィルムの溶断シール装置を示
す全体側面図である。
【図7】図7は、従来の溶断シール装置においてフィル
ムの送り不良が発現した状況を示す図6相当図である。
【符号の説明】
1 フィルム 11 フィルム 21 繰り出しロール 22 繰り出しロール 31 溝 32 溝 41 上ガイドバー 42 下ガイドバー 5 溶断シールユニット 6 溶断シーラー 61 ヒートブロック 61a 下端部 7 溶断シーラー受けロール 81 バキュームコンベヤー 82 ピンチロール
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭54−10076(JP,A) 特開 昭49−2683(JP,A) 実開 昭58−7642(JP,U) 実開 昭49−89118(JP,U) 実開 昭53−5567(JP,U) 特公 昭41−591(JP,B1) 実公 昭40−22790(JP,Y1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B31B 1/00 - 49/04

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 連続した複数枚重ねのフィルムをフィル
    ム搬送面上に繰り出す上下一対の繰り出しロールと、該
    繰り出しロールの下流側におけるフィルム搬送面の上側
    及び下側に沿って且つ該繰り出しロールから突出させて
    配置され、フィルムをフィルム搬送面上に位置規制す
    る上ガイドバー及び下ガイドバーと、該上下ガイドバー
    の下流側におけるフィルム搬送面の上側に上下移動可能
    であるように配置され、加熱された下端部によりフィル
    ムを溶断シールする溶断シーラーと、を具備するフィル
    ムの溶断シール装置において、 上記溶断シーラーの下降時における上記下端部と上記上
    ガイドバーの先端との間隔を0.5〜5mmとし、且つ
    上記溶断シーラーの上下移動のストロークを12mm以
    上とし 上記上ガイドバーを、上記繰り出しロールの幅方向に複
    数本設け、上記フィルムの幅方向における上記上ガイド
    バーのピッチを、10mm以下とし たことを特徴とする
    フィルムの溶断シール装置。
  2. 【請求項2】 上記上ガイドバーを中空バーとし、圧力
    0.2〜3kg/cm2の圧縮空気を、該上ガイドバーの先端
    から上記溶断シーラーの下降時における上記下端部付近
    に向けてブローさせることを特徴とする請求項1に記載
    のフィルムの溶断シール装置。
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