JP3316110B2 - 袋の製造方法及び製袋装置 - Google Patents

袋の製造方法及び製袋装置

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JP3316110B2 JP19540095A JP19540095A JP3316110B2 JP 3316110 B2 JP3316110 B2 JP 3316110B2 JP 19540095 A JP19540095 A JP 19540095A JP 19540095 A JP19540095 A JP 19540095A JP 3316110 B2 JP3316110 B2 JP 3316110B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、熱可塑性樹脂製の
袋、特に生理用ナプキン、使い捨ておむつ等の衛生物品
の個別包装品等を複数個収納する包装袋の製造に用いて
好適な、袋の製造方法及び製袋装置に関する。
【0002】
【従来の技術】周知のように、生理用ナプキンや、使い
捨ておむつ等の衛生物品は、個別に包装された後に、更
に所定個数が一つの包装袋に収容されて二重包装され、
市場に供給されている。斯かる包装袋は、熱可塑性樹脂
製のシートからなり両側部にガゼット部を備えて扁平に
折り畳まれ、一端部に溶断部を有し且つ他端部に開口部
を有する包装袋(以下、「ガゼット袋」という)が使用
されている。このようなガゼット袋の製造に関する従来
技術としては、実開昭61−160002号公報や特開
昭52−56682号公報に記載の技術が知られてい
る。
【0003】上記公報に記載の技術は、熱可塑性樹脂製
の筒状の筒状体を長手方向に搬送し、該筒状体をその搬
送方向に所定間隔おいて熱シール手段で連続的に熱シー
ルしながら、更に前方のアキュウムレート装置にて熱シ
ール部分を冷却し、更に前方に搬送して位置決めした
後、熱シール部分のシール端の僅か後方部を切断手段で
切断して、上記一端部に上記熱シールにより熱封された
熱封部を有し他端部に開口部を有する袋を逐次製造する
ものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
な袋の製造装置(方法)では、熱シールした後に、アキ
ュウムレート装置を通してその熱シール部分を十分に冷
却した後でなければ、切断工程に移行できないため、熱
シール部分の冷却能で律速となり、製造能力に限界があ
った。
【0005】また、上記製造装置では、熱シール工程と
切断工程とが別工程で行われるので、筒状体の搬送速度
を一定以上高めると、所定の切断端部で切断できなくな
る場合があり、製品不良率が高くならざるを得なかっ
た。
【0006】従って、本発明の目的は、切断端部の揃っ
た袋を高速で安定して製造することが可能な袋の製造方
法及び製袋装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、熱可塑性樹脂
製の帯状の筒状体を長手方向に搬送して所定位置で該筒
状体の搬送を停止し該筒状体を位置決めした後に、該筒
状体をその搬送方向における下流側の先端開口部から所
定長さをおいて溶断すると同時若しくは略同時に溶断端
部より該筒状体の搬送方向の僅か上流において該筒状体
を切断し、且つ上記筒状体の搬送を停止したまま上記
断端部及び切断端部を両端部とする分離部分を筒状体か
ら分離して、一端部に上記溶断により熱封された熱封部
を有し他端部に開口部を有する袋を逐次製造することを
特徴とする袋の製造方法を提供することにより、上記目
的を達成したものである。
【0008】また、本発明は、熱可塑性樹脂製の帯状の
筒状体を長手方向に搬送して所定位置で該筒状体の搬送
を停止して位置決めした後に、該筒状体をその搬送方向
における下流側の先端開口部から所定長さをおいて熱シ
ールすると同時若しくは略同時に熱シール端部から筒状
体の搬送方向の僅か上流において該筒状体を切断し、且
つ上記筒状体の搬送を停止したまま前記熱シール端部に
せん断力を加えて該熱シール端部及び切断端部を両端部
とする部分を筒状体から分離し、一端部に熱シールによ
り熱封された熱封部を有し他端部に開口部を有する袋を
逐次製造することを特徴とする袋の製造方法を提供する
ことにより、上記目的を達成したものである。
【0009】また、本発明は、前記本発明の袋の製造方
法の実施に用いられる製袋装置であって、熱可塑性樹脂
製の帯状の筒状体を長手方向に搬送して所定位置で位置
決めする搬送手段と、上記筒状体の搬送方向における下
流側の先端開口部から所定長さをおいて該筒状体を幅方
向に溶断又は熱シールする溶断・熱シール手段と、溶断
端部又は熱シール端部より該筒状体の搬送方向の僅か
において該筒状体を幅方向に切断する切断手段と、該
溶断・熱シール手段及び切断手段の間に配設されて溶断
端部又は熱シール端部と切断端部を両端部とする部
を分離する分離手段とを備えていることを特徴とする製
袋装置を提供するものである。
【0010】本発明の請求項1に記載の袋の製造方法に
おいては、上記帯状の筒状体が長手方向に搬送されて所
定位置で位置決めされた状態で、該筒状体がその先端開
口部から所定長さをおいて溶断されると共に該溶断端部
より該筒状体の搬送方向の僅か後方において切断され、
溶断と切断との間の分離部分を筒状体より分離するた
め、冷却工程が不要である。溶断と切断との間に切断位
置のずれが生じるおそれがない。上記の切断後には、上
記筒状体には新たな先端開口部が形成されるため、その
後再び帯状体を前方に搬送することにって、袋を逐次製
造することができる。
【0011】本発明の請求項2に記載の袋の製造方法い
おいては、上記帯状の筒状体が長手方向に搬送されて所
定位置で位置決めされた状態で、該筒状体がその先端開
口部から所定長さをおいて熱シールされると共に該熱シ
ール端部又は該熱シール端部より該筒状体の搬送方向の
僅か後方において切断されるので、熱シールと切断との
間の切断位置のずれが生じるおそれがない。上記の切断
後には、上記筒状体には新たな先端開口部が形成される
ため、その後再び帯状体を前方に搬送することにって、
袋を逐次製造することができる。
【0012】本発明の請求項3に記載の製袋装置におい
ては、まず、上記搬送手段によって上記帯状の筒状体が
長手方向に搬送され所定位置で位置決めされる。次い
で、上記溶断手段によって上記筒状体がその先端開口部
から所定長さをおいて幅方向に溶断されるとともに、該
溶断端部より該筒状体の搬送方向の僅か後方において、
上記切断手段によって筒状体が幅方向に切断される。そ
して、一端部に上記溶断により熱封された熱封部を有し
他端部に開口部を有する袋が製造される。上記溶断及び
切断の際に生じる、溶断端部と切断端部とを両端部とす
る分離部分は、上記分離手段によって分離される。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面を参照しながら詳細に説明する。
【0014】図1は、本発明に係る製袋装置を、包装機
の一部を構成するガゼット袋用製袋装置に適用した一実
施形態を示したものである。図において符号1は製袋装
置、2はガゼットチューブ(帯状の筒状体)を示してい
る。
【0015】図1に示したように、上記製袋装置1は、
熱可塑性樹脂製のガゼットチューブ2を長手方向に搬送
して定位置で位置決めする搬送手段3と、上記ガゼット
チューブ2の先端開口部2aから所定長さをおいてガゼ
ットチューブ2を幅方向に溶断する溶断手段4と、溶断
手段4による溶断端部Aからガゼットチューブ2の搬送
方向の僅か後方の切断端部Bにおいてガゼットチューブ
2を幅方向に切断する切断手段5と、該溶断手段4及び
切断手段5の間に配設されて上記筒状体2における溶断
端部Aと切断端部Bを両端部とする分離部分20を分離
する分離手段6とを備えている。
【0016】上記搬送手段3は、上下に配設された一対
の送りローラー30と、上記溶断手段4の前方に配置さ
れ且つ送りローラー30と連動してガゼットチューブ2
を略水平に搬送するバキュームコンベアー31と、これ
ら送りローラー30及びバキュームコンベアー31を駆
動させる駆動源(図示せず)とを備えている。バキュー
ムコンベアー31は、搬送ベルト上搬送物を負圧吸引し
ながら搬送できるように構成されており、上記溶断手段
4の下方を通過したガゼットチューブ2を吸引しながら
前方に搬送するとともに、製造されたガゼット袋を前方
に安定的に搬送し、包装機(図示せず)における後工程
に確実に受け渡すようになしてある。また、このバキュ
ームコンベアー31には、ガゼットチューブ2の先端開
口部2aを検知するセンサーが付設されており、後述す
るコントローラー(図示せず)へこの検知出力を出力す
ることによって、送りローラー30及びバキュームコン
ベアー31を停止し、ガゼットチューブ2を精度よく位
置決めできるようになっている。
【0017】上記溶断手段4は、搬送されてきたガゼッ
トチューブ2の上下に配設された溶断ヘッド40及びア
ンビル41と、溶断ヘッド40を上下動させるピストン
・シリンダー機構42とを備えている。
【0018】上記溶断ヘッド40は、真鍮、ステンレ
ス、アルミニウム等の金属材料で成形されており、その
下端部40aは下方に向かって先細る鋭角状の形態を有
している。この溶断ヘッド40の内部には、下端部40
aを100℃〜400℃に温度設定可能なヒーター(図
示せず)が配設されており、この下端部40aの設定温
度によって、溶断端部Aから0.5mm〜1.0mm幅
の熱シール部を残して上記ガゼットチューブ2を幅方向
全体に亘って溶断できるように構成されている。また、
溶断ヘッド40は、ヒーター温度を低く設定するととも
に、アンビル41への押圧力を低くすることで、0.5
〜3.0mm幅の熱シールを行えるように構成されてい
る。
【0019】上記切断手段5は、上記熱シール手段4に
対してガゼットチューブ2の搬送方向の後方に配設され
ている。この切断手段5は、上ガゼットチューブ2の上
下に配設されて該ガゼットチューブ2を切断する上刃5
0及び下刃51と、上刃50を上下動させるピストン・
シリンダー機構52とを備えている。
【0020】上記上刃50は、側面視してくさび状の形
態を有しており、その下端エッジ50aはフラットに形
成されている。上記下刃51は、上面が水平に形成され
ており、その上端エッジ51aは、下端エッジ50aと
同様にフラットに形成されている。上記上刃50は、上
記ピストン・シリンダー機構52を作動させることによ
って上下動し、下刃51とともにガゼットチューブ2を
幅方向に均一な力で切断するようになしてある。また、
上記上刃50及び下刃51には、位置調節機構(図示せ
ず)が付設されており、上記溶断端部Aと上記切断端部
Bとの間隔dを0mm〜50mmの間範囲で任意に調整
できるようになしてある。そして、上記熱溶断ヘッド4
によるガゼットチューブ2の溶断によって生じる熱シー
ル幅に対応して該ガゼットチューブ2の切断を行えるよ
うになっている。なお、溶断ヘッド40でガゼットチュ
ーブ2溶断せずに熱シールのみ行う場合には、熱シール
端部から切断することで、熱シール端部と切断端部との
間隔を0mm〜50mmに設定することが可能である。
【0021】上記分離手段6は、上記溶断手段4と、上
記切断手段5との間に配設されている。この分離手段6
は、ガゼットチューブ2の上下に配設されて該ガゼット
チューブ2を挟持する上下一対の挟持プレート60、6
1と、挟持プレート60を上下動させるピストン・シリ
ンダー機構62とを備えている。
【0022】上記挟持プレート60、61は、上下面が
それぞれ水平に形成されており、その上下面には、滑り
止め用のラバー(図示せず)が貼り付けられており、ガ
ゼットチューブ2の滑りを抑えて上記分離部分20の分
離が支障なく行えるようになしてある。また、挟持プレ
ート61は、その上面が上記溶断手段4のアンビル41
の上面より約5mm程度下方に配置されており、ガゼッ
トチューブ2が溶断ヘッド40のみによって完全に溶断
されなかった場合においても、その後挟持プレート6
0、61で分離部分20を挟持した際に、せん断力が作
用して確実に溶断できるようになっている。
【0023】なお、図には示していないが、本製袋装置
1には、上記各ピストン・シリンダー機構の独立した動
作、上記溶断ヘッド40内のヒーター温度、並びに送り
ローラー30及びバキュームコンベアー31の駆動・停
止などを制御するコントローラーが搭載されている。そ
して、後述するガゼット袋の製造方法の手順のように種
々の製造手順に対応し、且つ製造するガゼット袋の寸法
形状、製造速度などに合わせて、装置を安定して作動で
きるようになっている。なお、このコントローラーにお
ける制御は、包装機本体のメインコントローラーにて行
わせるようにしてもよい。
【0024】また、図には示していないが、上記挟持プ
レート61の近傍には、負圧源及び吸引管路を備えた廃
棄手段が付設されており、ガゼットチューブ2から溶断
及び切断した分離部分20を吸引して強制廃棄できるよ
うになしてある。
【0025】次に、本発明に係る袋の製造方法の実施形
態の手順を、上記製袋装置1によるガゼット袋の製造手
順に基づいて説明する。
【0026】(第1実施形態)まず、熱可塑性樹脂製の
帯状シート(図示せず)の幅方向両端部を巻き込んで重
ね合わせて筒状に折り畳み、その重ね合わせた部分をセ
ンターシーラー(図示せず)で溶断して帯状のチューブ
を形成するとともに、その幅方向両端部を内包に折曲さ
せてガゼット部を設けて帯状の上記ガゼットチューブ2
を形成する。
【0027】次いで、図1に示したように、ガゼットチ
ューブ2をその長手方向に搬送し、上記送りローラー3
0で巻き込んでほぼ水平に搬送する。そして、ガゼット
チューブ2の先端開口部2aが上記溶断ヘッド40の下
方を通過し、さらに上記バキュームコンベアー31上に
当該ガゼットチューブ2が所定長さに達したところでガ
ゼットチューブ2の搬送を停止して位置決めする。
【0028】次いで、図2に示したように、上記ピスト
ン・シリンダー機構42及び52を同時に作動させ、ガ
ゼットチューブ2をその幅方向全体に亘って溶断すると
共にその溶断端部Aより僅か後方においてその幅方向全
体に亘って切断する。この際、ガゼットチューブ2には
新たな先端開口部が切断端部Bにおいて形成される。
【0029】そして、図3に示したように、上記各ピス
トン・シリンダー機構42及び52の動作開始から0.
1秒〜1.0秒後に、上記ピストン・シリンダー機構6
2を作動させる。そして、上記挟持プレート60、61
とで上記溶断端部A及び切断端部Bを両端部とする分離
部分20を挟持し、該部分20を下方に引き下げて分離
する。そして、分離が完了した後に、上記ピストン・シ
リンダー機構42、52及び62を作動させて上記溶断
ヘッド40、上刃50及び挟持プレート60を上方に待
避させ、ガゼット袋の製造を完了する。
【0030】以上の動作を繰り返し行って、図4に示し
たような、一端部に上記溶断により熱封された0.5m
m〜1.0mm幅の熱封部10aを有し、且つ他端部に
開口部10bを有するガゼット袋10を逐次製造する。
【0031】(第2実施形態)上記第1実施形態の製造
手順と同様に、ガゼットチューブ2を搬送して所定位置
に位置決めする。そして、上記ピストン・シリンダー機
構42を作動させ、ガゼットチューブ2をその幅方向全
体に亘って溶断する。
【0032】そして、ピストン・シリンダー機構42の
動作開始から0.1秒〜1.0秒後に上記ピストン・シ
リンダー機構52、62を同時に作動させ、ガゼットチ
ューブ2の上記溶断端部Aより僅か後方の切断端部Bを
幅方向に切断するとともに、上記挟持プレート60、6
1とで溶断端部A及び切断端部Bを両端部とする分離部
分20を挟持し、下方に引き下げて分離する。そして、
上記ピストン・シリンダー42、52及び62を作動さ
せて溶断ヘッド40、上刃50及び挟持プレート60を
上方に待避させ、上記ガゼット袋10(図4参照)の製
造を完了する。
【0033】(第3実施形態)上記第1実施形態の製造
手順と同様に、ガゼットチューブ2を搬送して所定位置
に位置決めする。そして、上記ピストン・シリンダー機
構52を作動させ、ガゼットチューブ2における溶断端
部Aより僅か後方の切断端部Bを幅方向に切断する。そ
して、その0秒(同時)〜1.0秒後に、上記ピストン
・シリンダー機構42を作動させて、ガゼットチューブ
2を幅方向全体に亘って溶断する。
【0034】そして、ピストン・シリンダー機構42の
動作開始から0.1秒〜1.0秒後に上記ピストン・シ
リンダー機構62を作動させ、上記挟持プレート60、
61で上記溶断端部A及び切断端部Bを両端部とする分
離部分20を挟持し、下方に押し下げて分離する。そし
て、上記ピストン・シリンダー機構42、52及び62
を作動させ、上記溶断ヘッド40、上刃50及び挟持プ
レート60を上方に待避させ、ガゼット袋10(図4参
照)の製造を完了する。
【0035】(第4実施形態)まず、ガゼットチューブ
2をその幅方向に亘って熱シールできるように、溶断ヘ
ッド40のヒーター温度を低く設定しておく。そして、
上記第1実施形態と同様に、ガゼットチューブ2を位置
決めし、上記ピストン・シリンダー機構42を作動さ
せ、ガゼットチューブ2をその幅方向全体に亘って熱シ
ールする。
【0036】そして、ピストン・シリンダー機構42の
動作開始から0.1秒〜1.0秒後に上記ピストン・シ
リンダー機構52を作動させてガゼットチューブ2を熱
シール端部を幅方向全体に亘って切断する(この際、ガ
ゼットチューブ2には新たな先端開口部2aが形成され
る)。そして、上記ピストン・シリンダー機構42及び
52を作動させて上記溶断ヘッド40及び上刃50を上
方に待避させ、ガゼット袋の製造を完了する。
【0037】このように、本実施形態に係る製袋装置1
及び同製袋装置1による本発明の袋の製造方法の実施に
よれば、ガゼットチューブ2を位置決めした後にその溶
断(又は熱シール)及び切断を同時若しくは略同時に行
うので、従来のような、冷却工程も不要であり、且つ熱
シール工程と切断工程との間の移動に伴う熱シール位置
と切断位置とのずれも生じることがない。切断端部の揃
ったガゼット袋10を高速で安定して製造することが可
能である。
【0038】本発明に係る製袋装置は、上記実施形態の
製袋装置1に限定されるものではなく、本発明の目的を
逸脱しない範囲において、その寸法、形状等を適宜変更
することができる。
【0039】例えば、上記実施形態の製袋装置1におい
ては、分離手段として、挟持プレート60、61を採用
したが、他の分離手段として、例えば、負圧吸引、エア
ーブロー、引き取りロール等の分離手段を採用すること
もできる。
【0040】また、上記実施形態の製袋装置1において
は、下端エッジ50a及び上端エッジ51aが共にフラ
ットの形態の上刃50及び下刃51を採用しているが、
上刃の下端エッジ若しくは下刃の上端エッジのいずれか
一方又は両方を水平方向に対して斜めに傾斜した形態の
上刃及び下刃を採用することによって、ガゼットチュー
ブ2をその幅方向の一端から徐々に切断するようにして
もよい。そして、斯かる形態の上刃及び下刃を採用した
場合にも、各ピストン・シリンダー機構の動作タイミン
グは、上記第1〜第4実施形態の製造手順におけるよう
に、各ピストン・シリンダー機構の動作タイミングと同
様に設定することができ、上記各実施形態の製造方法に
おける効果と同様の効果を奏することができる。
【0041】本発明に係る袋の製造方法において使用す
る帯状の筒状体は、熱可塑性樹脂製のものであれば特に
限定されないが、例えば、高密度ポリエチレン、高密度
ポリプロピレン、低密度ポリエチレン等の熱可塑性樹脂
製のものが好ましく使用される。また、筒状体の形態に
ついても、上記実施形態におけるガゼットチューブ2の
形態に限定されるものではなく、単に帯状シートの幅方
向両端部を巻き込んで重ね合わせて筒状形態としたのも
の等を選択して使用することができる。
【0042】
【発明の効果】本発明に係る袋の製造方法及製袋装置に
よれば、以下の効果を奏することができる。請求項1又
は2に記載の袋の製造方法によれば、切断端部の揃った
袋を高速で安定して製造することが可能である。
【0043】請求項3に記載の製袋装置によれば、上記
効果を奏する本発明の袋の製造方法を好適に実施するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る製袋装置の一実施形態の要部を概
念的に示す斜視図である。
【図2】同製袋装置による袋の製造工程を示す斜視図で
ある。
【図3】同製袋装置による袋の製造工程を示す斜視図で
ある。
【図4】同製袋装置で製造された袋の一例を示す斜視図
である。
【符号の説明】
1 製袋装置 2 ガゼットチューブ(筒状体) 20 分離部分 3 搬送手段 4 溶断手段 5 切断手段 6 分離手段 10 ガゼット袋(袋) A 溶断端部 B 切断端部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−238778(JP,A) 特開 昭52−41982(JP,A) 特開 昭51−472(JP,A) 実開 昭49−89118(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B31B 1/00 - 49/04

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱可塑性樹脂製の帯状の筒状体を長手方
    向に搬送して所定位置で該筒状体の搬送を停止し該筒状
    体を位置決めした後に、該筒状体をその搬送方向におけ
    る下流側の先端開口部から所定長さをおいて溶断すると
    同時若しくは略同時に溶断端部より該筒状体の搬送方向
    の僅か上流において該筒状体を切断し、且つ上記筒状体
    の搬送を停止したまま上記溶断端部及び切断端部を両端
    部とする分離部分を筒状体から分離して、一端部に上記
    溶断により熱封された熱封部を有し他端部に開口部を有
    する袋を逐次製造することを特徴とする袋の製造方法。
  2. 【請求項2】 熱可塑性樹脂製の帯状の筒状体を長手方
    向に搬送して所定位置で該筒状体の搬送を停止して位置
    決めした後に、該筒状体をその搬送方向における下流側
    先端開口部から所定長さをおいて熱シールすると同時
    若しくは略同時に熱シール端部から筒状体の搬送方向の
    僅か上流において該筒状体を切断し、且つ上記筒状体の
    搬送を停止したまま前記熱シール端部にせん断力を加え
    て該熱シール端部及び切断端部を両端部とする部分を筒
    状体から分離し、一端部に熱シールにより熱封された熱
    封部を有し他端部に開口部を有する袋を逐次製造する
    とを特徴とする袋の製造方法。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載の袋の製造方法の
    実施に用いられる製袋装置であって、熱可塑性樹脂製の
    帯状の筒状体を長手方向に搬送して所定位置で位置決め
    する搬送手段と、上記筒状体の搬送方向における下流側
    先端開口部から所定長さをおいて該筒状体を幅方向に
    溶断又は熱シールする溶断・熱シール手段と、溶断端部
    又は熱シール端部より該筒状体の搬送方向の僅か上流
    おいて該筒状体を幅方向に切断する切断手段と、該溶断
    ・熱シール手段及び切断手段の間に配設されて溶断端部
    又は熱シール端部と切断端部を両端部とする部分を分
    離する分離手段とを備えていることを特徴とする製袋装
    置。
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