JP2000118514A - 縦型製袋充填機における縦シール装置 - Google Patents

縦型製袋充填機における縦シール装置

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JP2000118514A
JP2000118514A JP10295401A JP29540198A JP2000118514A JP 2000118514 A JP2000118514 A JP 2000118514A JP 10295401 A JP10295401 A JP 10295401A JP 29540198 A JP29540198 A JP 29540198A JP 2000118514 A JP2000118514 A JP 2000118514A
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film
vertical
bag making
sealing device
side end
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JP10295401A
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English (en)
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Hiroyasu Isomura
廣康 磯村
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Fuji Machinery Co Ltd
Original Assignee
Fuji Machinery Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 筒状フィルムに対する物品の落下距離を短か
くして、物品の破損を防止すると共に、シール時間の短
縮および側端部外面を美麗に保つ。 【解決手段】 縦シール装置16は、筒状フィルムF1
両側端部f,fの対向する内面を加熱する加熱手段32
と、合掌状に重合した両側端部f,fを挟持する一対の
フィルム圧着ローラ30,30とから構成される。加熱
手段32は、筒状フィルムF1の両側端部f,fにおける
合掌状に重合される前の各内面に、熱風を吹付ける空気
吹付筒40を備える。フィルム圧着ローラ30,30
は、製袋器12で筒状に成形される筒状フィルムF1
両側端部f,fが合掌状に重合される位置の下方に近接
して配設され、相互に反対方向に間欠回転される。両フ
ィルム圧着ローラ30,30は、付勢手段で互いに近接
する方向へ付勢されて側端部f,fを挟持する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、帯状フィルムから
成形した筒状フィルム内に物品を落下供給して充填包装
する縦型製袋充填機において、前記筒状フィルムにあっ
て内面同士が接するように合掌状に重合する両側端部を
加熱シール(溶着)するための縦シール装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】図4に例示するように、間欠的にフィル
ムを繰出す方式の縦型製袋充填機60は、原反ロール4
8から引出された長尺の帯状フィルムFを筒状に成形す
る製袋器12と、この製袋器12の下方においてフィル
ム給送経路に沿って配置された縦シール装置26と、こ
の縦シール装置26の側方に配設されて筒状フィルムF
1を下方へ繰出すフィルム給送機構28と、前記縦シー
ル装置26の下方においてフィルム給送経路と直交する
よう配置された横シール装置18等を備えている。なお
製袋器12は、その筒部が直立配置した物品充填筒14
の外周部に僅かの隙間をもって略同心的に配設される。
【0003】すなわち、前記原反ロール48から引出さ
れた帯状フィルムFは、前記製袋器12を通過する過程
で筒状に成形されると共に、その幅方向の両端部にある
両側端部f,fがその内面同士を接するように合掌状に
重合される。このようにして成形された筒状フィルムF
1は、前記フィルム給送機構28により間欠的に給送さ
れ、1袋分の筒状フィルムF1の給送が完了すると、前
記縦シール装置26に具備された一対の縦シーラ(バー
ヒータ)27,27が両側端部f,fを挟持して縦シール
を施すと共に、前記横シール装置18に具備された一対
の横シーラ(バーヒータ)46,46が筒状フィルムF1
挟持して横シールが施され、これにより前記筒状フィル
ムF1は有底袋体に成形される。そして、前記製袋器1
2の上方に配設したホッパ20から物品充填筒14を介
して筒状フィルムF1内に物品Mを落下供給すると共
に、前述の動作を反復しながら筒状フィルムF1を1袋
相当分だけ給送した後、供給された物品Mの上部および
次の袋の底部となる部分を前記横シール装置18で横シ
ールすると共に該シール部位で切断することにより、前
記物品Mを内包した包装体Sが製造される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記縦シール装置26
の縦シーラ27,27は、図4に示すように、包装体S
の縦寸法(1袋相当分)を前提とした所要長さの長尺棒状
を呈しているため、この縦シール装置26の上方に位置
する前記製袋器12と、該縦シール装置26の下方に位
置する前記横シール装置18との配設間隔がかなり大き
くなっている。このため、縦型製袋充填機60が大型化
すると共に、前記ホッパ20から筒状フィルムF1の底
部までの物品落下距離も長くなるため、落下供給される
物品Mが損傷し易い問題を内在していた。また縦シール
装置26では、筒状フィルムF1における両側端部f,f
を外面側から縦シーラ27,27で加熱して、その内面
同士を溶着しているため、フィルムの材質や厚さあるい
はラミネート構成等によってシール完了時間が異なり、
殊に厚いフィルムの場合には加熱時間が長くなる難点が
あった。しかも、両側端部f,fを外面側から加熱する
ために、前記縦シーラ27,27の温度を高く設定する
必要があり、該シーラ27,27が接触するフィルム外
面に「シワ」や「チヂレ」等が発生して美麗に保ち難い欠点
を内在していた。更にまた、筒状フィルムF1の給送が
間欠停止したときには、前記縦シーラ27,27を離間
してフィルムの過溶融を防止する必要があり、このため
の機構が複雑となってコストが嵩む難点も指摘される。
【0005】
【発明の目的】この発明は、前述した従来の技術に内在
している前記欠点に鑑み、これを好適に解決するべく提
案されたものであって、筒状フィルムに対する物品の落
下距離を短かくすることを可能として、該物品の破損を
防止すると共に、シール時間の短縮およびシールされた
側端部外面を美麗に保ち得るようにした縦型製袋充填機
における縦シール装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前述した課題を克服し、
所期の目的を好適に達成するため、本発明に係る縦型製
袋充填機における縦シール装置は、供給源から引出した
帯状フィルムを製袋器で筒状に成形し、この筒状フィル
ムにあって内面同士が接するように合掌状に重合する両
側端部に縦シールを施す縦型製袋充填機において、前記
製袋器で筒状に成形される筒状フィルムの前記両側端部
が合掌状に重合する前に、該側端部の内面を加熱する加
熱手段と、前記製袋器で筒状に成形される筒状フィルム
の前記両側端部が合掌状に重合される位置の下方に近接
して配設され、前記両側端部を挟持して回転する一対の
圧着手段とを備え、前記加熱手段で内面が加熱されて合
掌状に重合した両側端部を、前記圧着手段での挟圧回転
作用下に縦シールするよう構成したことを特徴とする。
【0007】
【作用】供給源から引出された帯状フィルムは製袋器に
より筒状に成形され、この筒状フィルムの両側端部が合
掌状に重合する前に、該側端部の内面が加熱手段により
加熱される。そして、内面が加熱されて合掌状に重合し
た両側端部は、圧着手段での挟圧回転作用下に縦シール
される。また筒状フィルムの側端部は、加熱手段により
非接触で加熱されるので、該加熱手段の保守管理は容易
である。更に筒状フィルムは、圧着手段での挟圧回転作
用下に間欠的に給送されると共に、該フィルムの給送停
止時には、前記加熱手段による側端部の加熱は休止さ
れ、フィルムが過熱されることで「シワ」や「チヂレ」が発
生するのは防止される。
【0008】
【発明の実施の形態】次に、本発明に係る縦型製袋充填
機における縦シール装置につき、好適な実施例を挙げ
て、添付図面を参照しながら詳細に説明する。なお、図
4を参照して説明した従来の技術に既出の同一部材につ
いては、同じ符号を付して示す。
【0009】(縦型製袋充填機の全体構成について)図1
は、本発明の好適実施例に係る縦型製袋充填機を示す概
略構成図であって、この縦型製袋充填機10は、原反ロ
ール48から引出された帯状フィルムFを筒状に成形す
る製袋器12と、得られた筒状フィルムF1の内側に臨
んで該フィルムF1を下方に向けて案内する物品充填筒
14と、該物品充填筒14の外周に沿って下方へ給送さ
れる筒状フィルムF1の合掌状に重合された両側端部f,
fに縦シールを施す縦シール装置16と、前記物品充填
筒14の下方に臨む筒状フィルムF1に縦シールと直交
する横シールおよび切断を施す横シール装置18とを備
えている。
【0010】前記原反ロール48と製袋器12との間に
フィルム引出し装置(図示せず)が配設され、この装置に
よって該原反ロール48から引出された長尺の帯状フィ
ルムFが、前記製袋器12に向けて給送される。前記製
袋器12は、筒部12aと襟部12bとからなり、その
筒部12aが直立配置した中空の物品充填筒14の外部
に僅かの隙間をもって略同心的に配設される。前記筒部
12aの上端部は、帯状フィルムFの進入側が最高位と
なり、反進入側が最低位となるよう斜めに形成される。
また筒部12aの反進入側には、その上下開口を繋ぐス
リット12cが、前記最低位部から下方に形成される
(図2参照)。更に、前記襟部12bは、筒部12aの前
記最低位部付近から帯状フィルムFの進入側へ広がるよ
うにして該筒部12aの上端部から下方に向けて形成さ
れる。そして、この製袋器12を通過する前記帯状フィ
ルムFは、筒部12aの内周(物品充填筒14の外周)に
沿い、その両側端部f,fが前記スリット12cから突
出した状態で筒状に成形される。また前記物品充填筒1
4の上方には、物品供給装置の一部を構成するホッパ2
0が配設され、ホッパ20内に貯留された粉粒体等の物
品Mが、物品充填筒14を介して筒状フィルムF1内へ
落下供給されるよう構成してある。
【0011】(縦シール装置について)本実施例に係る前
記縦シール装置16は、図1および図2に示すように、
筒状フィルムF1における両側端部f,fの対向する内面
を所要温度に加熱する加熱手段32と、内面同士が接す
るように合掌状に重合した両側端部f,fを外側から挟
持する一対のフィルム圧着ローラ(圧着手段)30,30
とから構成される。
【0012】(加熱手段について)前記加熱手段32は、
図2に示す如く、前記製袋器12により筒状フィルムF
1の両側端部f,fが集合される部分の上方に配設された
空気吹付筒40と、開閉制御されるバルブ42を介して
前記空気吹付筒40に連通接続された空気加熱器44と
から構成される。前記空気吹付筒40は、全体が矢尻状
に成形された中空状の部材であって、その先細の空気吹
出口40aを前記両側端部f,fが集合する部分に近接
指向させた状態で、前記物品充填筒14の延在方向に沿
って配設されている。そして、前記空気加熱器44で所
定温度に加熱した加熱空気を、前記バルブ42を開状態
に制御して前記空気吹付筒40へ供給することで、該加
熱空気が前記空気吹出口40aから熱風となって前記両
側端部f,fにおける合掌状に重合される前(好適にはフ
ィルム圧着ローラ30,30で挟持される直前)の両内面
に吹付けられ、該内面を加熱するよう構成してある。な
お、前記バルブ42を閉制御することで、空気加熱器4
4から空気吹付筒40への加熱空気の供給は休止され
る。
【0013】(フィルム圧着ローラについて)前記フィル
ム圧着ローラ30,30は、前記物品充填筒14の側方
において、所定間隔で水平かつ平行に配設された2本の
回転軸34,34の各軸端部に固定されると共に、前記
製袋器12の襟部12b,12bを介して筒状フィルム
1の両側端部f,fが重合される位置の下方に近接して
配設され、重合された両側端部f,fを挟持可能となっ
ている。各フィルム圧着ローラ30,30は、例えばエ
アーシリンダやバネ等の適宜付勢手段(図示せず)により
互いに近接する方向へ付勢されており、常には両側端部
f,fを所定圧で挟持するよう設定されている。各回転
軸34,34には図示しない歯車が固定してあり、両フ
ィルム圧着ローラ30,30は噛合状態の前記歯車によ
り同期的に反対方向に回転する。なお、両フィルム圧着
ローラ30,30は適宜金属等の硬質材で形成される。
【0014】前記フィルム圧着ローラ30を固定した一
方の回転軸34には、回転駆動源としてのサーボモータ
36が、直結または回転伝達部材(図示せず)を介して連
繋されている。このサーボモータ36は、所要タイミン
グで間欠的に駆動・停止するよう駆動制御され、両フィ
ルム圧着ローラ30,30で前記両側端部f,fが挟持さ
れている筒状フィルムF1は、包装体Sの1袋分に相当
する長さずつ間欠的に下方へ給送されるようになってい
る。すなわち、両フィルム圧着ローラ30,30は、前
記加熱手段32で内面が加熱された筒状フィルムF1
両側端部f,fを挟圧して縦シールすると共に、該筒状
フィルムF1を下方に向けて間欠的に給送するべく機能
する。なお図示しない制御部に、前記サーボモータ36
および該モータ36に付設される回転角度検出用のエン
コーダ38が連繋されており、サーボモータ36は、フ
ィルム圧着ローラ30,30の回転開始に際しては徐々
に増速回転すると共に、回転停止に際しては徐々に減速
回転するよう制御される。
【0015】(横シール装置について)前記横シール装置
18は、図示しない駆動手段により、各横シーラ46,
46を相互に離間する退避位置から当接するシール位置
に移動させることにより、両シーラ46,46の間に臨
む筒状フィルムF1に、前記縦シールと交差する横シー
ルを施すよう構成される。また、両横シーラ46,46
が当接した際には、内蔵したカッタ(図示せず)により、
その横シール部での筒状フィルムF1の切断も同時にな
されるようになっている。なお横シール装置18は、前
記フィルム圧着ローラ30,30の回転停止中に作動し
て、筒状フィルムF1に横シールおよび切断を施すよう
設定される。
【0016】
【実施例の作用】次に、前述のように構成された本実施
例の縦型製袋充填機における縦シール装置の作用につき
説明する。なお、縦型製袋充填機10では、原反ロール
48から引出された帯状フィルムFが製袋器12に供給
されて筒状に成形され、物品充填筒14から垂下する筒
状フィルムF1の下端部分が、前記横シール装置18で
横シールされた有底状態になっているものとする。
【0017】この状態で、物品Mは、前記物品充填筒1
4内を通って有底状態の筒状フィルムF1内へ落下供給
される。物品充填筒14を介して落下供給される物品M
の通過を物品センサ(図示せず)が検知すると、この検知
信号を受けた制御部がサーボモータ36を起動制御し、
このもとで前記フィルム圧着ローラ30,30が回転を
開始してフィルム給送動作が開始される。また、前記制
御部が前記バルブ42を開状態に制御し、前記空気加熱
器44から空気吹付筒40へ供給された加熱空気は、前
記空気吹出口40aから吹出し、筒状フィルムF1にお
ける重合される直前の両側端部f,fの対向する両内面
に吹付けられる。なお、フィルム圧着ローラ30,30
は、停止状態から徐々に増速回転するので、筒状フィル
ムF1に許容以上の張力や「シワ」等が生ずることなく円
滑に給送動作が開始される。
【0018】前記加熱手段32の空気吹出口40aから
吹出される熱風により内面が加熱された筒状フィルムF
1の両側端部f,fは、筒状フィルムF1の給送移動に伴
いその内面同士が接するように合掌状に重合され、この
両側端部f,fが一対のフィルム圧着ローラ30,30で
外側から挟持される。すなわち、筒状フィルムF1の両
側端部f,fは、フィルム圧着ローラ30,30の挟圧回
転作用下に、下方に向けて給送されると共に縦シールさ
れる。なお、筒状フィルムF1の両側端部f,fは、フィ
ルム圧着ローラ30,30で挟圧される直前においてそ
の内面が加熱されるので、確実な縦シールが施される。
【0019】そして、前記サーボモータ36が停止さ
れ、包装体Sの1袋分に相当する長さの筒状フィルムF
1が給送される。このとき、前記フィルム圧着ローラ3
0,30は徐々に減速回転して停止するので、該筒状フ
ィルムF1に弛み等が生ずることなく円滑に給送動作が
停止される。また、制御部が前記バルブ42を閉状態に
制御し、加熱空気の供給が停止して筒状フィルムF1
おける両側端部f,fの内面に対する加熱は休止され
る。なお、前記フィルム圧着ローラ30,30は、フィ
ルム給送動作の停止中にあっても、互いに離間すること
なく両側端部f,fを挟圧した状態に保持されている。
【0020】次いで、前記フィルム圧着ローラ30,3
0によるフィルムの給送停止中に、前記横シール装置1
8が作動制御されて、両横シーラ46,46が互いに当
接するシール位置に移動し、筒状フィルムF1に対する
横シールおよび切断がなされ(図1および図2参照)、物
品Mを内包した包装体Sが製造される。
【0021】このように、本実施例の縦型製袋充填機に
おける縦シール装置16では、筒状フィルムF1の両側
端部f,fが製袋器12により合掌状に重合される位置
の下方に近接して、該側端部f,fを挟圧して縦シール
するフィルム圧着ローラ30,30を配設したので、前
記製袋器12から横シール装置18までの離間距離を短
かくすることができる。これに伴い、縦型製袋充填機1
0が小型に形成されると共に、ホッパ20から横シール
装置18(筒状フィルムF1の底部)までの落下距離が短
くなり、落下供給時に物品Mに対する落下衝撃が減少し
て該物品Mの破損が好適に防止される。
【0022】また、前記加熱手段32では両側端部f,
fの溶着される内面を加熱するので、フィルムの材質や
厚さ等に関係なく縦シールを確実かつ短時間で施すこと
ができ、包装処理数を増大し得る。しかも、加熱手段3
2の加熱温度を比較的低く設定し得るので、両側端部
f,fに「シワ」や「チヂレ」等が生ずることはなく、美麗
に保つことができる。更に、フィルム圧着ローラ30,
30には加熱源は配設されないので、筒状フィルムF1
の給送停止時に両ローラ30,30を離間させる必要は
なく、機構を簡略化し得ると共にコストを低減し得る。
また両フィルム圧着ローラ30,30は、側端部f,fを
常に挟持した状態に保持しているので、筒状フィルムF
1の間欠給送を良好に行なうことができる。
【0023】
【変更例】なお加熱手段に関しては、具体的に図示しな
いが、例えばハロゲン光等を発生する光源と、光を収束
させるレンズとから構成するものが採用可能である。こ
の構成では、筒状フィルムF1における両側端部f,fが
集合する部位に焦点位置が一致するように該レンズを配
置し、これにより前記光源から照射された光が、該レン
ズの通過後に両側端部f,fに収束して両側端部f,fの
内面が好適に加熱される。この他に、レーザー光を両側
端部f,fの内面に直接照射して加熱する構成を採用し
得る。これら光源やレーザー光を加熱手段として用いる
場合、筒状フィルムF1の給送停止中は、これら手段へ
の給電を停止することで過熱を防止する。更には、筒状
フィルムF1における両側端部f,fの内面に、ヒータ等
の加熱手段を接触させ加熱することも可能である。すな
わち、加熱手段としては、前述した各種例に限らず、非
接触式または接触式の何れの型式のものも採用可能であ
る。
【0024】また図3は、縦シール装置16を構成する
フィルム圧着ローラ(圧着手段)の変更例を概略的に例示
したもので、例えばゴム等を材質とするリング状の弾性
部材58を、金属等の硬質材で形成した一方のフィルム
圧着ローラ56に外嵌し、金属等の硬質材で形成した他
方のフィルム圧着ローラ56と圧接状態で回転するよう
構成している。なおリング状の弾性部材58は、フィル
ム圧着ローラ56に外嵌した状態で、僅かに外径方向に
突出すると共に、他方の圧着ローラ56に圧接されたと
きには当該のフィルム圧着ローラ56と外周面が一致す
るよう設定される。このように構成すれば、直径が僅か
に大きい前記弾性部材58で、筒状フィルムF1におけ
る側端部f,fを確実に挟圧することができ、該筒状フ
ィルムF1を確実に給送し得る。なお、両方のフィルム
圧着ローラ56,56に、前記弾性部材58を夫々外嵌
した構成としてもよい。
【0025】前記筒状フィルムF1の圧着手段に関して
は、実施例のような一対のローラに限定されるものでな
く、一対の無端ベルトを備えたベルト圧着機構であって
もよい。すなわち、筒状フィルムの重合された両側端部
を挟む両側に、上下に離間する一対のプーリを回転自在
に配設すると共に、上下両プーリ間に無端ベルトを巻掛
ける。そして一対の無端ベルトで筒状フィルムの重合さ
れた側端部を挟持させた状態で、両無端ベルトを回転す
ることで筒状フィルムの間欠給送と両側端部の縦シール
とを行なうようにしてもよい。なお、ベルト圧着機構を
採用する場合であっても、既に内面が加熱されたフィル
ムの両側端部を挟圧するだけなので、従来のバーヒータ
のように長尺にする必要はなく、ベルト圧着機構の給送
方向の長さを短尺なものとし得るので、前述と同様に物
品の落下距離を短かくすることが可能である。
【0026】前記実施例では、圧着手段で筒状フィルム
の給送と両側端部の縦シールとを行なう場合につき説明
したが、該圧着手段では両側端部の縦シールのみを行な
い、筒状フィルムの給送については別の送りローラやベ
ルト機構等を用いて行なうことも可能である。また実施
例の縦シール装置は、筒状フィルムが連続的に給送され
る縦型製袋充填機にも好適に採用し得る。
【0027】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明に係る縦
型製袋充填機における縦シール装置によれば、筒状フィ
ルムの両側端部が製袋器により合掌状に重合される位置
の下方に近接して、両側端部を挟圧して縦シールする圧
着手段を配設したので、製袋器から筒状フィルムの横シ
ールを施す装置までの距離を短かくすることができ、縦
型製袋充填機を小型化し得ると共に物品の落下距離が短
くなり、物品が落下供給時に破損するのを好適に防止し
得る。
【0028】また、前記両側端部の溶着される内面を加
熱するので、フィルムの材質や厚さあるいはラミネート
構成等に関係なく縦シールを確実かつ短時間で施すこと
ができ、包装処理数を増大し得る。しかも、加熱手段の
加熱温度を比較的低く設定し得るので、側端部に「シワ」
や「チヂレ」等が生ずることはなく、美麗に保つことがで
きる。更に、前記筒状フィルムの側端部を加熱手段によ
り非接触で加熱する構成により、該加熱手段にフィルム
の溶融カス等が付着しないので、清掃を頻繁に行なう必
要はなく保守管理が容易となる。
【0029】前記圧着手段には加熱源は配設されないの
で、筒状フィルムの給送停止時に圧着手段を離間させる
必要はなく、機構を簡略化し得ると共にコストを低減し
得る。また圧着手段は、両側端部を常に挟持した状態に
保持しているので、筒状フィルムの間欠給送を良好に行
なうことができる。更に、筒状フィルムの給送停止中は
側端部に対する加熱も休止されるから、過熱により側端
部に「シワ」や「チヂレ」等が発生するのは防止される。な
お、前記圧着手段をローラとした場合は、物品落下距離
を更に短かくし得る利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の縦シール装置が実施される縦型製袋充
填機全体の概要を略示する正面図である。
【図2】図1に示す縦型製袋充填機全体の概要を略示す
る側面図である。
【図3】実施例の縦シール装置を構成する圧着手段の変
更例を示す概略構成図である。
【図4】従来技術に係る縦シール装置が実施される縦型
製袋充填機全体の概要を略示する正面図である。
【符号の説明】
12 製袋器 30 フィルム圧着ローラ(圧着手段) 32 加熱手段 48 原反ロール(供給源) 56 フィルム圧着ローラ(圧着手段) F 帯状フィルム F1 筒状フィルム f 側端部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 供給源(48)から引出した帯状フィルム(F)
    を製袋器(12)で筒状に成形し、この筒状フィルム(F1)に
    あって内面同士が接するように合掌状に重合する両側端
    部(f,f)に縦シールを施す縦型製袋充填機において、前
    記製袋器(12)で筒状に成形される筒状フィルム(F1)の前
    記両側端部(f,f)が合掌状に重合する前に、該側端部(f,
    f)の内面を加熱する加熱手段(32)と、前記製袋器(12)で
    筒状に成形される筒状フィルム(F1)の前記両側端部(f,
    f)が合掌状に重合される位置の下方に近接して配設さ
    れ、前記両側端部(f,f)を挟持して回転する一対の圧着
    手段(30,30/56,56)とを備え、前記加熱手段(32)で内面
    が加熱されて合掌状に重合した両側端部(f,f)を、前記
    圧着手段(30,30/56,56)での挟圧回転作用下に縦シール
    するよう構成したことを特徴とする縦型製袋充填機にお
    ける縦シール装置。
  2. 【請求項2】 前記加熱手段(32)は、前記側端部(f,f)の
    内面を非接触で加熱するよう構成される請求項1記載の
    縦型製袋充填機における縦シール装置。
  3. 【請求項3】 前記圧着手段(30,30/56,56)は、前記両側
    端部(f,f)に対する挟圧回転作用下に筒状フィルム(F1)
    を間欠的に給送すると共に、該筒状フィルム(F1)の給送
    停止時には、前記加熱手段(32)による側端部(f,f)の加
    熱を休止するよう構成される請求項1または2記載の縦
    型製袋充填機における縦シール装置。
  4. 【請求項4】 前記圧着手段(30,30/56,56)は、ローラで
    ある請求項1〜3の何れかに記載の縦型製袋充填機にお
    ける縦シール装置。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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