JPH09240633A - 包装素材帯ロータリー切り抜き方法及びその装置及びその装置を備えた製袋装置 - Google Patents

包装素材帯ロータリー切り抜き方法及びその装置及びその装置を備えた製袋装置

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JPH09240633A
JPH09240633A JP8079517A JP7951796A JPH09240633A JP H09240633 A JPH09240633 A JP H09240633A JP 8079517 A JP8079517 A JP 8079517A JP 7951796 A JP7951796 A JP 7951796A JP H09240633 A JPH09240633 A JP H09240633A
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rotary
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JP8079517A
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Kaneo Anzai
兼夫 安西
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ANZAI KASEI KOGYO
ANZAI KASEI KOGYO KK
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ANZAI KASEI KOGYO
ANZAI KASEI KOGYO KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 連続搬送中の包装素材帯に、包装素材帯の進
行方向に対し、円形、長円、繭型並びに横倒しのV乃至
U字型、のうちの一種よりなる切り抜き、乃至溶断溶着
を行う方法及び装置を市場に提供する 【解決手段】 連続乃至間歇回転する一対挟持型の搬送
ローラー10によって、熱可塑性合成樹脂製の包装素材
帯Fを一方向に搬送する。包装素材帯Fの搬送方向と直
角で包装素材帯F面と並行な軸線をもつ円筒体21の外
周面に設けたV乃至U字型などの等高のエッジ22が突
出して形成してある加熱可能な位置固定型ロータリーカ
ッター20と、このエッジ22と接触回転する押さえロ
ーラーとによって、包装素材帶Fの速度と同周速度で設
定ピッチ毎に包装素材帯Fを挟持して切り抜く。エッジ
22が包装素材帯に接触しないときは、このロータリー
カッター20は任意の設定速度で回転する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は製袋機、包装機な
どにおける熱可塑性合成樹脂の半折乃至扁平チューブよ
りなる包装素材帯を溶断溶着するとき、前記包装素材帯
を連続若しくは間歇搬送しながら、搬送中の包装素材帯
をロータリー型のヒートシーラで横断方向に溶断溶着す
る方法及び装置に関する。特に包装素材帯の進行方向に
対し、横倒しのV乃至U字型、並びに円形、長円、繭型
のうちの一種よりなる切り抜き、乃至溶断溶着を行う方
法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来この種の方法及び装置においては、
横断方向に直線にヒートシールする方法及び装置は本件
出願人が先に開発した特開平6−336220号公報が
あるが、包装素材帯の進行方向に対し、横倒しのV乃至
U字型、並びに円形、長円、繭型のうちの一種よりなる
切り抜き、乃至溶断溶着を行う方法は実施できない。従
って、折角製袋工程が連続搬送中に直線方向にヒートシ
ールできるが、曲線切り込みのある袋や、底ガゼット袋
などの製袋は前記先行技術の方法及び装置のみではでき
ないのであった。
【0003】他方、間歇搬送される包装素材帯の停止中
にV乃至U型、円形、長円、若しくは繭などに切り抜く
装置は本件発明者は先に特公平4−38560公報によ
って知られている。しかしこの装置は搬送中の包装素材
帯乃至袋素材帯を切り抜くことは出来ない。また、停止
中に加工するには短い時間に加工具を高速で移動する必
要があり、打ち抜きカッターエッジの先端部は衝撃を受
け、短期間において、切れ味が低下し、度々カッターエ
ッジの研ぎ直しをしなければならない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この発明は前述の先行
技術と組合せ、もしくは単独で、連続搬送中の包装素材
帯に、包装素材帯の進行方向に対し、円形、長円、繭型
並びに横倒しのV乃至U字型、のうちの一種よりなる切
り抜き、乃至溶断溶着を行う方法及び装置を市場に提供
するものであり、特に前記のような円形、長円、繭型並
びに横倒しのV乃至U字型の切り抜き、並びに乃至溶断
溶着方法及びその装置並びにその装置を含む製袋装置を
市場に提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】前述の課題を達成するた
めに、この方法発明においては、連続乃至間歇回転する
一対挟持型の搬送ローラーによって、熱可塑性合成樹脂
製の包装素材帯を一方向に搬送し、この搬送中の包装素
材帯びに対し、これとほぼ同速度で、切断刃を包装素材
帯の搬送方向移動させながら接触させて、前記包装素材
帯を切断する方法において、前記切り抜き方法は前記包
装素材帯の搬送方向と直角方向で前記包装素材帯面と並
行な軸線をもつ円筒体の外周面に、軸方向に横倒しのV
乃至U字型、並びに円形、長円、繭型のうちの一種より
なる等高のエッジが突出して形成してあるロータリーカ
ッターと、このエッジと接触回転する位置固定型押さえ
ローラーとによって、前記包装素材帶の速度と同周速度
で設定ピッチ毎に挟持して、切り抜きする方法であり、
エッジが包装素材帯に接触しないときは、このロータリ
ーカッターは任意の設定速度で回転する方法であること
を特徴とする包装素材帯ロータリー切り抜き方法とす
る。
【0006】また前述の課題を達成するために、この方
法発明の包装素材帯ロータリー切り抜き方法の前記ロー
タリーカッターは包装素材帯が軟化乃至溶着可能な温度
まで加熱して使用することを特徴とする。
【0007】また前述の課題を達成するために、この装
置発明は、一対挟持型のコンベヤーの上流側には、V乃
至U字型、並びに円形、長円、繭型のうちの一種よりな
る等高の切り抜きエッジが突出して形成してある位置固
定型ロータリーカッターと、この切断エッジと接触回転
する押さえローラーとが設けてあるロータリー型切り抜
き装置が設けてあり、これらの軸線方向は前記コンベヤ
ーの回転軸と並行な軸線を有するものであり、かつ前記
ロータリーカッターと押さえローラーとは前記一対挟持
型のコンベヤーで搬送される包装素材帯の側部を挟持す
る位置に設けてあり、前記ロータリーカッターのエッジ
と前記押さえローラーとの接触時において、前記一対挟
持型のコンベヤーと前記ロータリーカッターとは、同円
周速度で駆動するものであり、前記エッジと前記押えロ
ーラーが非接触のときは、前記ローよりカッターは任意
の設定速度で駆動するものであることを特徴とする包装
素材帯ロータリー切り抜き装置とする。
【0008】また前述の課題を達成するために、この包
装素材帯ロータリー切り抜き装置の前記ロータリーカッ
ターには包装素材帯が軟化乃至溶着可能な温度まで加熱
可能な電熱加熱体が装備してあることを特徴とする。
【0009】また前述の課題を達成するために、前記包
装素材帯ロータリー切り抜き装置の前記ロータリーカッ
ターは中空円筒体としてあり、前記エッジで囲まれる中
空円筒体壁は半径方向に切り抜いて、内部の中空部に連
通してあり、中空円筒体の一端はチップ吸い取りホース
乃至パイプが臨ませてあることを特徴とする。
【0010】また前述の課題を達成するために、この装
置発明は、ロータリー式のヒートシーラと回転受け部材
とよりなるロータリー型のヒートシール装置とこの上流
側に一対挟持型のコンベヤー(ローラを含む)とより成
るものであって、前記ロータリー式のヒートシーラは回
転軸に板状のヒートシール板が前記ヒートシーラの回転
軸と非並行に取り付けてあり、その外縁の溶断溶着エッ
ジは前記回転軸周りに等しい半径でヘリカル状に形成し
てあり、前記ロータリー型のヒートシール装置はヒート
シーラ軸及び回転受部材軸がヒートシール板のヘリカル
リード角を相殺する方向に包装素材帯の搬送方向に対し
て傾斜して装備してあり、
【0011】前記ヒートシール板と回転受け部材が接触
する期間のこれら周速度はコンベヤーの搬送速度と同調
させ、非接触期間は所望の異速度に運行とする制御装置
が装備てある包装素材帯のロータリー型のヒートシール
装置が設けてあるものにおいて、前記一対挟持型のコン
ベヤーの上流側には、請求項3、請求項4または請求項
5記載の包装素材帯ロータリー切り抜き装置が設けてあ
ることを特徴とする製袋装置とする。
【0012】また前述の課題を達成するために、この発
明は間歇駆動され、包装素材帯を挟持して間歇搬送する
一対挟持型のコンベヤー(ローラを含む)の下流側に
は、前記コンベヤーの各停止時毎に、退避位置から前記
コンベヤーで搬送される包装素材帯通路まで進出し、前
記包装素材帯を切断乃至溶着溶断して後、退避位置まで
後退する切断乃至溶着溶断装置が設けてある間歇搬送型
製袋装置において、前記一対挟持型のコンベヤーの上流
側には、前記一対挟持型のコンベヤーの搬送時に同期
し、これと同周速度回転する請求項3、請求項4または
請求項5記載の包装素材帯ロータリー切り抜き装置が設
けてあることを特徴とする製袋装置とする。
【0013】
【作用】請求項1記載の発明おいて熱可塑性合成樹脂フ
イルム製の包装素材帯をロータリーカッター部分を通
し、一対挟持型のコンベヤーに通して供給し、前記ロー
タリーカッターが包装素材帯Fの切り抜きすべき位置に
合致するよう、包装素材帯を搬送方向と直角方向に移動
させて調整し、装置全体を運転すると、コンベヤーによ
って、包装素材帯Fは連続または間歇搬送され、その搬
送中に、前記ロータリーカッターのエッジが包装素材帯
Fの搬送速度と同一の周速度になって、押さえローラー
がエッジの一部に接触して、この接触点がロータリーカ
ッターの回転と共に移動して、遂に袋素材帯の一部から
これをロータリーカッターと押さえローラーで挟持して
包装素材帯を切断しながら、順次エッジ形状に倣って、
切断位置が移動し、遂にはロータリーカッターの回転に
より、押さえローラーが前記エッジから離反し、包装素
材帯はエッジ形状に完全に切り抜かれる。
【0014】請求項2記載の発明においては、前述の方
法に加えロータリーカッターを加熱して使用し、その加
熱温度が包装素材帯を溶融する温度よりも低い温度の場
合は、前記ロータリーカッターの切れ味を良好にする作
用があり、加熱温度が包装素材帯を溶融するに充分な場
合は、包装素材帯が二枚重ねのとき、これらの切断縁を
溶断溶着する作用をなす。
【0015】而して、ロータリーカッターの切断用のエ
ッジと押さえローラが離反している間に、これらは予め
定められたプログラムによる角速度で回動し、次のエッ
ジが押さえローラに接触する直前に再び、包装素材帯の
搬送速度と同一の周速度となって、前と同一の作用が繰
り替えされる。
【0016】請求項3記載の装置発明においては、前述
のように、包装素材帯を供給し、装置を運転すると前記
請求項1記載の方法発明が実施され、請求項1記載の発
明と同一の作用をなす。
【0017】請求項4記載の装置発明においては、ロー
タリーカッターには前述の電熱加熱体が設けてあるか
ら、ロータリーカッターのエッジの温度を使用される包
装素材帯の溶着温度以下の温度に加熱すれば、ロータリ
ーカッターの切れ味がよくなり、溶着温度以上の温度に
加熱すれば切り口を溶断溶着ができる作用をなす。勿論
全く加熱しないでも包装素材帯を切り抜きする作用もあ
る。
【0018】請求項5記載の装置発明においては、チッ
プ吸い取りホースが中空円筒体の開放端に臨ませてある
から、切り抜かれたチップは確実にロータリー吸引除去
され、後工程に悪影響を与えない作用がある。
【0019】請求項6記載の装置発明においては、前述
のように、包装素材帯を供給し、装置を運転すると前記
請求項1記載の方法発明と同一の作用の他、ロータリー
型のヒートシール装置によって、包装素材帯が横断方向
に溶着ができ、前記ロータリー型の切り抜き装置のカッ
ターで切り抜く位置と切断位置を調整すれば、全工程に
おいて包装素材帯を停止することなく、連続運転中に完
全な製袋ができる作用をなす。また前述のロータリーカ
ッター及び押さえローラはその位置は移動せず、唯、回
転速度のみの変更であり、カッターエッジの先端部分に
も殆ど衝撃を与えず製袋ができる作用を為す。
【0020】請求項7記載の装置発明においては、ロー
タリーカッターは一対挟持型のコンベヤーの間歇駆動の
うちの搬送区間に同期し、搬送中の包装素材帯を前記請
求項5記載の発明と同様にU乃至V型、繭型などに切り
抜きする作用をなす。従って、前述のロータリーカッタ
ー及び押さえローラはその位置は移動せず、唯、回転速
度のみの変更であり、カッターエッジの先端部分にも殆
ど衝撃を与えず、しかも搬送時間中の打ち抜きであるか
ら、製袋全体の時間の節約になる作用をなす。
【0021】
【発明の実施の形態】
装置発明の実施の形態 装置の実施の形態1 請求項3乃至請求項6記載の発明の実施の形態であり、
図1乃至図6に示すものである。図において、Fは熱可
塑性樹脂フイルム製の包装素材帯であり、通常は長手方
向に順次折り目をつけて半折してあり、一方を広幅フイ
ルムF1とし、他方を狭幅フイルムF2とし、一対挟持
型のコンベヤー(ローラーを含む)10を制御装置Cに
よって、通常任意の設定した目的の等速度で連続搬送す
る。
【0022】このコンベヤー10の直ぐ上流側にはロー
タリー切り抜き装置Aが設けてある。このロータリー切
り抜き装置Aは包装素材帯Fの下側の中空円筒体21よ
りなる位置固定型のロータリーカッター20と上側の押
さえローラー32とよりなる。前記ロータリーカッター
20は中空円筒体21の外周面には、これより等高の異
型の切断用のエッジ22が180°位相を異にして、同
一形状のものが2箇突出させてあり、その展開形状は中
空円筒体21の軸方向に横倒のV字形状にかつVの上方
がコンベヤー10の外側に向けて形成してある。中空円
筒体21の根元は同心軸線上に回転軸23が結合してあ
り、適宜の減速手段24などの伝達手段を介して、角速
度が無断階に変化制御可能なサーボモータMに連結して
ある。
【0023】前記中空円筒体21はこの実施の形態にお
いては、三つの部材よりなり、前記回転軸23と一体の
直径方向の芯板25とこの両側にボルト26で着脱自在
に取り付けた樋形状の一対の切り刃部材27によって構
成され、この一対の刃切り部材27に前記V字型のエッ
ジ22がそれぞれ形成してあり、これらエッジ22の内
側部分は芯板25と共にくり貫いてある。図示の例にお
いてはV字の谷の部分は若干丸味が施してある。また中
空円筒体21の一端は開放端28としてあり、この中空
円筒体21と外周の等しい補強リング29が前記開放端
28に締め付けボルト(図示していない)によつて強固
に固定してある。
【0024】この中空円筒体21の回転軸23は機枠3
0に対し、軸受により回転自在に支持してあり、また補
強リング29は前記機枠30に支持してある2箇の受け
ローラー31によって支持してある。前記中空円筒体2
1の軸線方向はコンベヤーの回転軸線と並行としてあ
る。つまりロータリーカッター20は機枠30に対して
位置が固定してある。32は前記中空円筒体21よりも
格段に外径の細い押さえローラーであり、これらの軸線
は相互に並行であり、その外周面は前記エッジ22と当
接乃至圧接して、回転するようにしてある。
【0025】この押さえローラー32の両端軸線に設け
た円錐窪みは円錐形状のピボット芯33に回転自在に支
持してある。このピボット芯33は機枠30に体して上
下方向に摺動自在な滑子34に支持され、この滑子34
はバネ35によって下方に弾発的に装備され、その接触
圧は機枠30に捩じ込んであるバネ圧調整ネジ36によ
つて調整可能としてあり、滑子34の下限位置は滑子3
4に捩じ込んだストッパ37の進退によって、調整可能
としてあり、実施の形態においては、押さえローラー3
2の外周面が丁度エッジ22と当接乃至0.5mm程度
下つまりロータリーカッター20に接近する位置に調節
しておく。
【0026】つまり、押さえローラー32の押圧力が必
要以上に高くならず、ローラー32によってエッジ22
を押し潰さない様にしてある。押さえローラー32の下
限位置を設定するストッパー37の位置は、ロータリー
カッターが摩耗し、研ぎ直したとき、エッジの高さが一
様でなくなった時など、押さえローラ32の上下可動範
囲を拡げるため、下限位置を更に低くする場合もある。
その他前記補強リング29の一端には機枠30に設けた
チップ吸い取りホース40の吸い込み口が臨ませてあ
る。
【0027】前記サーボモーターMの回転速度を制御す
る制御装置Cが設けてあり、前記エッジ22と押さえロ
ーラー32が接触している間は、前記一対挟持型のコン
ベヤー10と前記ロータリーカッター20の周速度は同
一としてあり、前記エッジ22が押さえローラー32か
ら離反し、次ぎのエッジ22が押さえローラ32に接触
するまでの角速度を任意に制御するものであって、前記
エッジ22が押さえローラー32から離反時の間の速度
を小さくすれば、コンベヤー10が一定速度であるか
ら、打ち抜きピッチが大きくなり、反対に速度を早くす
れば打ち抜きピッチが小さくなる。従って、前記制御装
置Cはこのピッチに対応した中空円筒体21の半回転の
内の角速度を制御装置Cに入力しておき、このプログラ
ムに従って前記サーボモータMを制御する機能を有す
る。
【0028】その他一般にこのロータリー切り抜き装置
Aの上流側にも一対挟持型の搬送ローラー41が設けて
あり、前記コンベヤー10と同期し同一の周速度で回転
する様にインターロックしてある。また前記コンベヤー
10の下流側には通常ロータリー型のヒートシール装置
Bが設けてある。
【0029】このロータリー型のヒートシール装置Bは
上下一対のをなすロータリー型のヒートシーラ50と回
転受部材60とよりなっている(図7乃至図10参
照)。図7においては説明の都合上第2回転軸52の周
りにヒートシール板53が一箇設けたものを説明する
が、現実には180°位相を異にして2箇設けてある。
前記ロータリー型のヒートシーラ50は、その第2回転
軸52にヒートシール板53が、これと角αのリード角
をもって非平行に第2回転軸52に装備してある支持部
材54によって取り付けてあり(図10参照)、ヒート
シール板53の外縁が断面丸味を持つ溶断溶着エッジ5
5としてあり、全長においてこの溶断溶着エッジ55は
回転軸52の中心より等しい寸法に位置させてある。ま
たヒートシール板53の両端部53aは前記支持部材5
4に対し、着脱自在であり、かつ、半径方向に移動固定
自在に押ネジ56とセットネジ57によって支持してあ
る。
【0030】前述のヒートシール板53の両端部53a
の回転軸周りの位相差θは20°乃至90°が好まし
く、実施例では30°としたヒートシール板53の中に
は通常のヒートシール板53と同様に加熱源(電熱加熱
体)58が絶縁材(図示してない)を介して埋設乃至側
面に添着してある。また前述の断面丸味の溶断溶着縁5
5としては先端角が90°乃至60°であって、丸味の
半径は、0.5乃至2.5mmの範囲とすることが好ま
しい。
【0031】ヒートシール板53が摩耗したときは、回
転軸52ごとロータリー型ヒートシール板53をロータ
リー型のヒートシール装置Bから外し、押しネジ56を
調整して、ヒートシール板53を半径方向に押出し、再
び固定し、製造時同様に溶断溶着エッジ55を研削し直
す。前記回転受け部材60としては、受けローラーか前
記のロータリー型ヒートシーラ50と全く同一構造のも
のを用意する。受け部材60として、前記のロータリー
型ヒートシーラ50と全く同一構造のものを装備する場
合は、只異なるところはヒートシール板53のリード角
αが逆勾配のヘリカルとしてあることである(図3参
照)。
【0032】従って、ロータリー型のヒートシール装置
Bの回転軸52はこれらが回転して、ヒートシール板5
3によって包装素材帯Fを溶断溶着したとき、正確に包
装素材帯Fの横断方向に成るよう、前記リード角αを相
殺する方向に前後に傾斜させてある。前記の回転受け部
材60は前記ヒートシール板53のエッジ部分と等径の
金属ローラもしくは表層部分に耐熱ゴム層61の被覆し
てある包装素材幅よりも充分に長いシール受けローラー
の場合もある(図7及び図9参照)。この場合はシール
受けローラー60の軸線方向は前述の通りヘリカルのリ
ード角αだけ前後方向に傾斜して設けてある(図7及び
図10参照)。
【0033】前述のロータリー型のヒートシール装置B
のヒートシール板53のエッジの半径は前記ロータリー
型切り抜き装置Aのエッジ22の直径とほぼ同一とし、
前記回転軸23完全に同期同回転角速度でロータリー型
のヒートシール装置Bを運転可能にインターロックして
ある。
【0034】方法の実施の形態1 請求項1、記載の発明を含むものであり、前記装置発明
の実施の形態1に示す装置を用いる方法の実施の形態
と、装置発明の実施の形態1の作用を合わせて説明す
る。先ず一方のフイルム幅が広幅フイルムF1で他方フ
イルム幅が狭幅フイルムF2の熱可塑性合成樹脂フイル
ム製の二つ折りの袋素材帯Fを搬送ローラー41、前記
ロータリー型切り抜き装置A、コンベヤー10及びロー
タリー型のヒートシール装置Bに通し、コンベヤー10
及び搬送ローラー41の周速度を同一とし、等速運転さ
せ、ロータリー型切り抜き装置Aとロータリー型のヒー
トシール装置Bは共にこれらのエッジ22及びロータリ
ー型のヒートシーラ50の周速度を同一とし、これらが
押さえローラー31又は受け部材60と接触するときは
前記コンベヤー10及び搬送ローラー41と同一周速度
とし、これらが相離反して、包装素材帯Fから離反して
いる間は、任意の所期の角速度に成るように予めプログ
ラムに従って運転する。
【0035】また運転に先だって、前記ロータリー型切
り抜き装置AのV字型のエッジ22の位置が狭幅フイル
ムF2の開放縁に合わせ前記エッジ22の開放端を広幅
フイルムF1の開放縁から突出するように、包装素材帯
Fの幅方向の位置を調整する。
【0036】更に、包装素材帯Fが前記ロータリー型切
り抜き装置AによってV字型に切り抜かれた位置の丁度
谷の位置をロータリー型のヒートシール装置Bによっ
て、横断方向に溶着溶断できるように、これらの装置の
間にあるダンサーローラー42によって、包装素材帯F
が通過する搬送路の長さを調整しておく。
【0037】而して、全装置を運転すると、包装素材帯
Fはコンベヤー10及び搬送ローラー41によって等速
度で搬送され、先ず前記ロータリー型切り抜き装置Aの
V字型エッジ22と押さえローラー31とによって広幅
フイルムF1の狭幅フイルムF2から食み出している部
分を順次挟み、これらが包装素材帯Fの移動速度と同調
して転動し、挟持するエッジ22の位置が順次移動し
て、この部分の広幅フイルムF1をV字型に切断する。
切断されたチップは減圧ホース40によって吸引除去さ
れる。
【0038】次に、前記V字型に切り抜かれた部分T
は、コンベヤー10を通過して、ロータリー型のヒート
シール装置Bに供給され、このロータリー型ヒートシー
ラ51によって前記V字型に切り抜かれた部分Tの谷の
ところを、包装素材帯Fの上下に重なる広幅フイルムF
1と狭幅フイルムF2とを包装素材帯Fの一方の側縁か
ら他方の側縁に向けて、ヒートシーラー51と受け部材
60とで挟持され、その挟持位置が移動し、一括横断方
向に溶着溶断し、これらを相互に溶着する。この場合前
記の通りヒートシール板53はリード角αが設けてあ
り、その第2回転軸52がそのリード角を相殺する方向
に前後に傾斜して設けてあるから、包装素材帯Fの横断
方向に正確に溶着溶断する作用を奏する。このようにし
て、運転を継続すると、両側が溶着溶断して、開口部に
折り曲げ舌片のある袋Dが順次連続製袋される。しかも
この舌片D1の両端は斜めに殺ぎ落された形状になる。
前述のエッジ22の展開形状はV字型に付いて説明した
が、袋Dの手提穴を形成するためのものにおいては、円
形、繭型などのエッジ形状であってもよい。この場合
は、エッジ22で切断する場所はロータリー型のヒート
シール装置Bのヒートシーラ51によって溶着溶断され
るピッチの丁度中間位置とする。
【0039】装置発明の実施の形態2 特に請求項4及び請求項6記載の発明を含む形態であ
る。装置発明の実施の形態1と同一発明の所は同一の構
成、または構成部分乃至部品であり、同一の作用をな
す。異なるところは、中空円筒体21のエッジ22の内
側に電熱加熱体38が設けてあり、この通常機枠30に
前記電熱加熱体38の温度制御装置が設けてあり、この
温度制御装置で前記エッジ22加熱温度を設定温度に加
熱し、その温度が維持できるようにしてある。この温度
温度制御装置も前述の制御装置Cの一部に付帯させてあ
る。
【0040】方法発明の実施の形態2 請求項2記載の発明を含む方法の形態である。装置発明
の実施の形態2の作用と共に方法発明の実施の形態2を
説明する。方法発明の実施の形態1と全く同一の段取り
をし、前記電熱加熱体38の温度を供給される包装素材
帯Fが溶融しない温度で若干軟化する程度に加熱する。
而して、方法発明の実施の形態1と同様に運転すると、
この方法発明の実施の形態1と全く同一の作用をなすと
共に、前記エッジ22が加熱されているから、包装素材
帯Fが容易に切断できる作用をなす。
【0041】方法発明の実施の形態3 装置発明の実施の形態2を使用して行う。前記中空円筒
体21の内側に設けた電熱加熱体38を使用される包装
素材帯Fの熱可塑性合成樹脂が溶融するに充分な温度ま
で加熱し、包装素材帯Fとしては、図11に図示するよ
うに、その広幅及び狭幅の両フイルムが連なった一側を
更に内側に折り込んだガゼットGを形成した包装素材帯
F4とし、ガゼットGの内面には溶着防止加工を行い、
或いは表面が非溶着性フイルムよりなるフイルムを用
い、この包装素材帯F4のガゼットGが前記ロータリー
切り込みカッター21の位置になるように供給し、V字
型のエッジの谷の位置が、ガゼットGの谷G1の位置に
合致するよう包装素材帯F4の幅方向の位置を移動させ
て調整した後、装置を運転する。
【0042】而して、この装置を運転すると、包装素材
帯F4は連続搬送され、前記ロータリー型切り抜き装置
により、前記ガゼットGの部分はV字型に切り抜かれる
と同時に、その溶断端は溶融され、ガセットG部分の上
下のフイルム2枚づつが相互に溶融接着される。更にコ
ンベヤー10を通過した包装素材帯F4はロータリー型
のヒートシール装置Bによって、前記切り抜かれたV字
型の谷の部分Tを横断方向に溶着溶断し、両側が溶着溶
断された底ガゼットの袋Dを順次製袋する。
【0043】装置発明の実施の形態3 図12に示すものであり、前記ロータリー型切り抜き装
置21のエッジ22の形状が閉ループの繭型形状(長
円)をしており、その他の構成は装置の実施の形態2と
同じである(図13参照)。この装置においては、図1
2に示す様に包装素材帯F5は上下のフイルム幅とも同
一幅としてあり、開放側縁が内側に折り返縁F6が形成
した部分を切り抜き、同時にその切り抜き縁を溶断溶着
するためのものである。この閉ループの形状は例示の
他、円形、おむすび、接近した長孔2箇であってもこの
発明の実施例に含まれる。
【0044】この装置発明において、前記ロータリー型
切り抜き装置Aを包装素材帯Fの両側に2基設けて、前
記のガゼットGのある包装素材帯F4のガゼット部分の
溶着溶断と、開放側縁の切り込みの双方の加工を順次行
うものでも、或いは図14に図示する様な両側ガゼット
Gの包装素材帯F7の両ガゼットを溶着溶断するもので
も、この装置発明の一つの実施の形態となる。
【0045】装置発明の実施の形態4 請求項7記載の発明を含む実施の形態であり、図15に
示す。装置発明の実施の形態1と異なるところは、一対
挟持型コンベヤー10aが間歇駆動型のコンベヤーであ
る。従って、この下流側にあるヒートシーラは往復移動
型のヒートシーラ60が設けてあり、前記一対挟持型コ
ンベヤー10aの停止時毎に、前記一対挟持型コンベヤ
ー10aで搬送される包装素材帯F(F4、F5)の搬
送路外の退避位置から進行して、前記包装素材帯Fを受
け台(受けローラ)61に押しつけて溶着溶断後、再び
退避位置まで後退する往復運動型式のものである。
【0046】前記一対挟持型コンベヤー10aの上流側
には装置発明の実施の形態1、2または3と全く同じ構
造のロータリー型切り抜き装置Aを備えている。但し、
このロータリー型切り抜き装置Aは一対挟持型コンベヤ
ー10aの間歇駆動中に、搬送中の包装素材帯Fの所期
の場所に接触する様に同期運動するように設けてある。
【0047】方法発明の実施の形態4 前記装置発明の実施の形態4の作用を請求項1記載の発
明の一つの方法として、実施の形態4として説明する。
先ず、図1、図11、または図13に図示するような原
反支持装置(図示していない)に連なる包装素材帯F、
F4またはF5をロータリー型切り抜き装置A、間歇駆
動の一対挟持型のコンベヤー10a及び、往復移動型の
ヒートシーラ65と受け台66の間を通し、ロータリー
型切り抜き装置Aと前記コンベヤー10aとを同期さ
せ、ロータリー型切り抜き装置Aによって前記包装素材
帯F、F4またはF5を切り抜くべき位置を予め調整す
る。而して、全装置を運転すると、包装素材帯F、F4
またはF5は前記コンベヤー10aで所定寸法毎間歇搬
送され、この搬送期間中に、前記装置発明の実施の形態
1と同様に前記ロータリー型切り抜き装置Aのエッジ2
2と押さえローラが包装素材帯F、F4またはF5を挟
持して、これの搬送に伴って、この包装素材帯F、F4
またはF5の所期場所を所期の形状に切り抜く。この様
にして、切り抜かれた前記包装素材帯F、F4またはF
5はコンベヤー10aを通過し、その停止中に作動する
往復移動型のヒートシーラ65と受け台66によって前
記包装素材帯F、F4またはF5はその横断方向に溶着
溶断され、一部に切り抜き加工の袋となって、順次送り
出される。
【0048】
【発明の効果】請求項1記載の方法発明においては、包
装素材帯をコンベヤーにおいて連続搬送しながら、ロー
タリー型の切り抜き装置により、順次予め設定されたピ
ッチ毎切断でき、極めて能率がよく、かつ包装素材の搬
送中であるから、騒音及び振動が極端に小さい。また切
断が中空円筒体の回転に伴い、これと押さえローラーで
包装素材帯を挟持する部分が次第に移動するから、それ
ほど大きな接触圧がなくとも充分に切断できる。
【0049】請求項2記載の方法発明においては、前記
中空円筒体のエッジを包装素材帯の軟化温度まで加熱す
ることにより、包装素材帯を軟化させ、前記エッジによ
る切れ味を向上させる。また前記中空円筒体のエッジを
包装素材帯の溶融温度まで加熱することにより、前記エ
ッジによる切断と同時にその切断縁を溶融し、2枚重ね
のフイルムを溶着することができる。従って、ガゼット
部分、または手提孔部分の溶着溶断などに適する。
【0050】請求項3記載の装置発明においては、請求
項1記載の方法が実施でき、請求項1記載の発明と同様
の効果を奏する。請求項4記載の装置発明においては、
請求項2記載の方法発明が実施でき、請求項2記載の発
明と同様の効果を奏する。特にロータリー型切り抜き装
置は位置固定型であるから、装置自体の構造が簡素であ
り、ロータリー型であるから、運転も静粛である。
【0051】請求項5記載の装置発明においては、ロー
タリー型切り抜き装置によって切り抜かれた包装素材帯
のチップはその都度吸引ホースによって、吸引除去さ
れ、このチップが包装素材帯と共に搬送されて、次工程
において悪影響を与えない効果がある。請求項6記載の
装置発明においては、広幅と狭幅に半折された袋素材帯
を供給することにより、両側縁が溶断溶着され、かつ開
口部の折り返し舌片の両隅が斜めに切断された袋が連続
製袋できる効果を奏する。或いは、袋素材帯の開口縁に
折り返しのある袋素材帯を供給し、中空円筒体のエッジ
形状が閉ループ形状のものを使用すれば、両側縁が溶断
溶着され、開口部の折り返し部に手提孔のある袋が連続
製袋できる効果を奏する。
【0052】また包装素材帯を横断方向に溶着溶断する
ロータリー型の溶着溶断装置は前述の通りに構成してい
るから、搬送中の包装素材帯を横断方向に溶着溶断し、
かつ順次包装素材帯の一側縁から他側縁に溶着点が移動
しながら溶着溶断されるから、溶断部はその移動に伴っ
て、順次冷却され、包装素材帯の幅方向に連なる溶着部
が収縮して、製袋された袋を変形させたり、毛羽立たせ
るおそれがなく製袋できる効果を奏する。
【0053】請求項7記載の発明に於いては、前述の通
り一対挟持型のコンベヤーが間歇駆動であり、この搬送
途中において、前記請求項1乃至3の方法が実施でき、
切り抜き時間を特に設ける必要が無く、全体として効率
がよい。また従来の間歇駆動型の製袋装置に前述のロー
タリー型切り抜き装置を組み込むことによっても、容易
に実施できる。
【0054】実施の形態の効果 方法発明の実施の形態1の効果 請求項1記載の方法と同一の効果を奏する他、両側縁が
溶着溶断された袋であって、開口部に折り返し舌片があ
り、この両隅が斜めにカットされた袋が包装素材帯Fの
搬送を停止することなく、連続搬送によって製袋できる
効果を有し、効能率に製袋できる。
【0055】方法発明の実施の形態2の効果 請求項1と同一の効果の他、ロータリー型の切り抜き装
置Aのエッジ22を包装素材帯Fが溶融せず軟化する程
度に加熱する方法であるから、前記エッジ22による切
断が容易となり、エッジ22の切れ味が長時間維持さ
れ、研磨などの保守管理の手数及び費用が軽減できる。
【0056】方法発明の実施の形態3の効果 エッジ22を供給される包装素材帯F4及びF5の溶融
温度以上に加熱する方法であるから、溶断端縁が切断と
共に溶融され、上下に重なるフイルムが相互に溶融で
き、ガゼット部分の切り抜き、もしくは折り返し開口縁
の二枚重ねのフイルムを溶着溶断できる効果を奏し、底
ガゼット袋、開口部に手提孔のある袋が製造できる効果
を奏する。
【0057】装置発明の実施の形態1の効果 請求項3、請求項5及び請求項6記載の発明と同一の効
果を併せて奏する。 装置発明の実施の形態2の効果 請求項4乃至請求項6記載の発明と同一の効果を併せて
奏する。。 装置発明の実施の形態3の効果 この実施の形態においては、切り抜き部分が包装素材帯
Fの切り抜き、及び切り抜いた内周縁が溶断溶着した加
工ができ、袋の開口部の折り返し片に手提用の孔の穿孔
に適する 装置発明の実施の形態4の効果 請求項7記載の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】方法発明の実施の形態1の製造工程を示す包装
素材帯の平面図である。
【図2】装置発明の実施の形態1の概要を示す側面図で
ある。
【図3】ロータリー型打ち抜き装置の一部縦断正面図で
ある。
【図4】図3の補強リングを外した状態の側面図であ
る。
【図5】ロータリー型打ち抜き装置の縦断正面図であ
る。
【図6】図5の6−6線縦断正面図である。
【図7】ロータリー型のヒートシール装置の側面図であ
る。
【図8】図8はヒートシーラの斜視図である。
【図9】図9はヒートシーラと受け部材の側面図であ
る。
【図10】装置発明の実施の形態1の平面図である。
【図11】方法発明の実施の形態1の工程を示す平面図
である。
【図12】方法発明の実施の形態3の工程を示す平面図
である。
【図13】中空円筒体の他の実施例の正面図である。
【図14】方法発明の実施の形態4の工程を示す平面図
である。
【図15】装置発明の実施の形態4の概略側面図であ
る。
【主な符号の説明】
A ロータリー型の切り抜き装置 B ロータリー型のヒートシール装置 C 制御装置 F,F4,F5 包装素材帯 M サーボモータ 10 コンベヤー 20 ロータリーカッター 21 中空円筒体 22 エッジ 23 回転軸 29 補強リング 30 機枠 31 受けローラー 32 押さえローラー 38 加熱体 40 吸引ホース

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】連続乃至間歇回転する一対挟持型の搬送ロ
    ーラーによって、熱可塑性合成樹脂製の包装素材帯を一
    方向に搬送し、この搬送中の包装素材帯に対し、これと
    ほぼ同速度で、切断刃を包装素材帯の搬送方向移動させ
    ながら接触させて、前記包装素材帯を切断する方法にお
    いて、 前記切断方法は前記包装素材帯の搬送方向と直角方向で
    前記包装素材帯面と並行な軸線をもつ円筒体の外周面
    に、軸方向に横倒しのV乃至U字型、並びに円形、長
    円、繭型のうちの一種よりなる等高のエッジが突出して
    形成してある位置固定型のロータリーカッターと、この
    エッジと接触回転する押さえローラーとによって、前記
    包装素材帶の速度と同周速度で設定ピッチ毎に挟持し
    て、切り抜きする方法であり、エッジが包装素材帯に接
    触しないときは、このロータリーカッターは任意の設定
    速度で回転することを特徴とする包装素材帯ロータリー
    切り抜き方法。
  2. 【請求項2】前記ロータリーカッターは包装素材帯が軟
    化乃至溶着可能な温度まで加熱して使用することを特徴
    とする請求項1記載の包装素材帯ロータリー切り抜き方
    法。
  3. 【請求項3】一対挟持型のコンベヤーの上流側には、V
    乃至U字型、並びに円形、長円、繭型のうちの一種より
    なる等高の切り抜きエッジが突出して形成してある位置
    固定型ロータリーカッターと、この切断エッジと接触回
    転する押さえローラーとが設けてあるロータリー型切り
    抜き装置が設けてあり、これらの軸線方向は前記コンベ
    ヤーの回転軸と並行な軸線を有するものであり、かつ前
    記ロータリーカッターと押さえローラーとは前記一対挟
    持型のコンベヤーで搬送される包装素材帯の側部を挟持
    する位置に設けてあり、前記ロータリーカッターのエッ
    ジと前記押さえローラーとの接触時において、前記一対
    挟持型のコンベヤーと前記ロータリーカッターとは、同
    円周速度で駆動するものであり、前記エッジと前記押え
    ローラーが非接触のときは、前記ローよりカッターは任
    意の設定速度で駆動するものであることを特徴とする包
    装素材帯ロータリー切り抜き装置。
  4. 【請求項4】前記ロータリーカッターには包装素材帯が
    軟化乃至溶着可能な温度まで加熱可能な電熱加熱体が装
    備してあることを特徴とする請求項3記載の包装素材帯
    ロータリー切り抜き装置。
  5. 【請求項5】前記ロータリーカッターは中空円筒体とし
    てあり、前記エッジで囲まれる中空円筒体壁は半径方向
    に切り抜いて、内部の中空部に連通してあり、中空円筒
    体の一端はチップ吸い取りホース乃至パイプが臨ませて
    あることを特徴とする請求項3または請求項4記載の包
    装素材帯ロータリー切り抜き装置。
  6. 【請求項6】ロータリー式のヒートシーラと回転受け部
    材とよりなるロータリー型のヒートシール装置とこの上
    流側に一対挟持型のコンベヤー(ローラを含む)とより
    成るものであって、 前記ロータリー式のヒートシーラは回転軸に板状のヒー
    トシール板が前記ヒートシーラの回転軸と非並行に取り
    付けてあり、その外縁の溶断溶着エッジは前記回転軸周
    りに等しい半径でヘリカル状に形成してあり、 前記ロータリー型のヒートシール装置はヒートシーラ軸
    及び回転受部材軸がヒートシール板のヘリカルリード角
    を相殺する方向に包装素材帯の搬送方向に対して傾斜し
    て装備してあり、 前記ヒートシール板と回転受け部材が接触する期間のこ
    れら周速度はコンベヤーの搬送速度と同調させ、非接触
    期間は所望の異速度に運行とする制御装置が装備てある
    包装素材帯のロータリー型のヒートシール装置が設けて
    あるものにおいて、 前記一対挟持型のコンベヤーの上流側には、請求項3、
    請求項4または請求項5記載の包装素材帯ロータリー切
    り抜き装置が設けてあることを特徴とする製袋装置。
  7. 【請求項7】間歇駆動され、包装素材帯を挟持して搬送
    する一対挟持型のコンベヤー(ローラを含む)の下流側
    には、前記コンベヤーの各停止時毎に、退避位置から前
    記コンベヤーで搬送される包装素材帯通路まで進出し、
    前記包装素材帯を切断乃至溶断溶着して後、退避位置ま
    で後退する切断乃至溶着溶断装置が設けてある間歇搬送
    型製袋装置において、 前記一対挟持型のコンベヤーの上流側には、前記一対挟
    持型のコンベヤーの搬送時に同期し、これと同周速度回
    転する請求項3、請求項4または請求項5記載の包装素
    材帯ロータリー切り抜き装置が設けてあることを特徴と
    する製袋装置。
JP8079517A 1996-03-07 1996-03-07 包装素材帯ロータリー切り抜き方法及びその装置及びその装置を備えた製袋装置 Pending JPH09240633A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003054584A (ja) * 2001-08-20 2003-02-26 Kyouei Kk 手提げ袋およびその製造方法

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