JP2009528197A - 印刷機の印刷装置 - Google Patents

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Abstract

本発明は、転写胴と、版胴と、インキ装置の、インキ着けローラとして該版胴と協働する第1のローラとを備えた印刷機の印刷装置に関しており、インキ装置は、インキ経路上で直列配置された、軸方向で往復運動する2本の摩擦胴を備えて形成されており、第1のローラは、実質的に版胴と同じ直径を有している。

Description

本発明は、請求項1または2の上位概念に記載の、印刷機の印刷装置に関する。
ドイツ連邦共和国特許出願公開第0331870号明細書には、印刷機の胴対を支承するための装置が公知であり、ここでは圧力媒体シリンダの配置構造によって胴の間の間隔を調節するための、胴のジャーナルを支承する軸受けハウジングが、互いに同じ、またはそれぞれ異なる、または構成群ごとに同じ力で負荷可能であり、ハウジングは、これによって変位可能であり、この場合圧力媒体シリンダの作用方向はそれぞれ同一方向に調整されている。したがって圧力媒体シリンダのこのような配置構造によって、実質的に一次元的な変位しか実現されない。調節可能な力は、機械作動中のみならず機械始動のまえにも、一次調節制御装置または調整装置によって調節するか、または前選択することができ、ここにおいて装置が調整装置である場合、調整装置にセンサが配設されており、センサは、監視内容を調整装置に伝達する。調整装置によって圧力媒体シリンダにおいて調節される圧力は、たとえば胴の回転速度もしくは胴の回転数に応じて、広い範囲内で、装置の運転中に要求に応じて継続的に調節することができる。
ドイツ連邦共和国特許出願公開第10244043号明細書によって、印刷機においてローラを調節するための装置が公知であり、ここでは押圧力を隣接する回転体に及ぼすローラの両端部が、それぞれ半径方向ストローク運動可能なローラ収容部を有する支持軸受けに支承されており、この場合各支持軸受けは、ローラに作用する、圧力媒体で圧力負荷可能な複数のアクチュエータを備えている。このように調節可能なローラは、たとえば版胴に対しても当接(胴入れ)されている。
ドイツ連邦共和国特許出願公開第3825517号明細書によって、印刷機のインキ装置ローラもしくは湿し装置ローラの当接および離間ならびに調節を行うための装置が公知であり、ここではメモリプログラミング可能な制御装置が、予め特定して入力された当接圧力に基づいて、インキ装置ローラまたは湿し装置ローラの位置を定置のならしローラに関して自動調整される。メモリプログラミング可能な制御装置は、調節命令を、電気制御可能な調節部材に送信し、この場合直流モータとして形成された調節部材は、調節命令を、調節エレメントに伝達し、この場合調節エレメントは、インキ装置ローラまたは湿し装置ローラを機械式に調節する役割を担う。電気制御可能な調節部材ならびに調節エレメントは、調節可能なインキ装置ローラまたは湿し装置ローラのローラロックに配置されている。ドイツ連邦共和国特許出願公開第3825517号明細書から公知の装置によって、インキ装置ローラまたは湿し装置ローラの遠隔調節が可能である。調節可能なインキ装置ローラまたは湿し装置ローラの基本位置から出発して、様々な生産形式に関して、メモリプログラミング可能な制御装置に、別の調節に関する調節値が記憶可能である。したがってインキ装置ローラまたは湿し装置ローラに関する調節値は、選択された生産形式に影響され、この場合生産形式に応じて種々異なる調節に関する前入力可能な調節値は、プログラムの格納されたメモリプログラミング可能な制御装置によって特定される。
国際公開第03/049946号パンフレットおよび国際公開第2004/028810号パンフレットによって、印刷機のインキ装置または湿し装置を運転する方法が公知であり、ここではインキ装置または湿し装置に、少なくとも3本のローラもしくは胴が設けられており、ローラもしくは胴は、少なくとも2つのローラストライプで互いに当接することができ、この場合ローラのうちの少なくとも1本が、別のローラに対して調節可能に機械フレームに支承されている。調節可能に支承されたローラは、両ローラストライプにおける押圧力を可変に調節するために、大きさおよび方向の調節可能な力により、当接するローラの間のギャップに押圧される。
欧州特許出願公開第1161345号明細書に基づいて、単倍の周を有する細長い版胴に、シリンダ部分端部だけでなく中央にも別の胴枕を設けるような思想が公知である。版胴は、2倍サイズの転写胴に押し付けられ、単倍サイズのローラから着色される。単倍サイズのローラは、チャンバ型ドクタを備えたほぼ2倍サイズのアニロックスローラからインキを受容する(乾式オフセット)。これらの4本の胴は、1平面上に位置しており、この場合比較的大きな胴は、両方の比較的小さな胴のたわみを防止する。さらに古典的なインキ装置を有する構造形式が示されており、そこにはインキローラと摩擦胴とを備えた2本の着けローラに、インキ移し装置の接続された比較的大きな「ナックトシリンダ;Nacktzylinder」から、比較的小さな版胴に関してインキが供給される。ここでは版胴と比較的大きなナックトシリンダとの間において、外側に、かつ中央に3つのサポートディスクが位置しており、サポートディスクは、ナックトシリンダの胴枕に支持されていて、かつ版胴胴枕に押し付けられ、これによって版胴と転写胴との間の押圧力によるたわみが防止される。さらに前掲明細書によれば、関与する8本全ての胴もしくはサポートディスクは、1平面上に位置するか、または角度を成して2平面上に位置する。このような思想の欠点によれば、胴枕の使用によって、摩耗時の胴枕交換が面倒で費用の嵩むものである。さらに比較的小さな両胴の支承が、空間的に制限されている。比較的小さな版胴は、不都合な形式で非対称的に緊締されており、転写胴に対して1つのゴムブランケットと、比較的大きなナックトシリンダに対して比較的小さな着けローラの2つのゴムブランケット厚さの間で緊締されている。
国際公開第2005/097504号パンフレットによって、印刷ユニットの1形態では、短路型インキ装置の着けローラが設けられており、着けローラの直径は、これに配設された版胴の直径に相当する。印刷装置胴を調節するために、圧力媒体作動式のアクチュエータおよびリニア軸受けが設けられている。
ドイツ連邦共和国特許出願公開第3223352号明細書には、印刷装置が開示されており、印刷装置のインキ着けローラは、版胴と同じ直径を有している。印刷装置は、後湿しで作動し、この場合インキ装置は、短路型インキ装置として、インキパンとアニロックスローラと着けローラとによって形成されている。
本発明の課題は、印刷機の印刷装置を提供することである。
この課題は、請求項1または2の特徴部に記載の構成によって解決される。
本発明で得られる利点によれば、比較的細長い胴のための、特に簡単に製作可能で、しかも頑丈な印刷装置が提供される。
転写胴、版胴およびインキ着けローラの軸線を実質的に共通の1平面上に配置したことによって、溝衝突に起因するたわみ/振動に関して印刷装置の安定性が高められる。
印刷装置胴のためにリニアガイドを使用することによって、実現される胴速度に関して胴の最適な組付姿勢が得られる。さらにリニアガイドにおける胴軸受けによって、比較的小さな調節距離が実現され、したがってシンクロスピンドルが不要である。トリプルリング軸受けの面倒な組付は省略される。
特に有利には、胴入れ/胴抜きのために力制御可能なアクチュエータを使用する形態では、ローラストライプにおいてローラまたは胴から隣接する回転体に及ぼされる押圧力は、必要に応じて調節可能である。特に調節方向および力制御可能なアクチュエータの使用と比べて、特にリニア軸受けは、安定性および調節性に関して有利である。
サイドフレームの内側におけるローラおよび/または胴の支承によって、簡単な構造の他に、胴ジャーナルの短縮が許容され、これによって振動低減がもたらされる。
可動のストッパを備えた胴および/または着けローラに関するリニア軸受けの記載の形態によって、胴の、圧力に関する調節が実現され、さらに新たな配置構造、新たなブランケットなどに関する自動式の基本調節が実現される。
さらに本発明によって得られる利点によれば、ローラストライプにおいてローラまたは胴から隣接する回転体に及ぼされる力は、制御ユニットによって、たとえば調節に関与する個々のアクチュエータのアドレス指定によって、個別的に必要に応じて調節可能であり、生じる調節は、有利には遠隔操作式に(つまり印刷装置の生産中でも)変化可能である。
インキ装置の特に有利な形態では、インキ装置は、版胴と協働する着けローラを備えており、その直径は、版胴の直径と同じ長さである。同じサイズの着けローラでは、条件および(半)自動式の刷版交換システムに関して比較的大きなスペースが維持される。比較的大きな着けローラによって、支持作用は、有利には単倍サイズの版胴に及ぼされる。振動に関して有利な形態では、同じ印刷装置の転写胴、版胴および着けローラの回転軸線は、当接位置で、同じ平面上に配置されている。別の形態では、複式印刷装置の2つの印刷装置の両平面が合致するので、両転写胴、両版胴および両着けローラの回転軸線は、同じ平面上に位置する。条件に応じた構造に関して、転写胴および版胴の平面は、版胴および着けローラの平面に対して、僅かに、たとえば<15°傾斜してもよい。
単倍サイズの版胴は、有利には、刷版端部を固定するための、6頁にわたって延びる連続的な溝を備えている。
印刷装置の安定性に関して有利には、転写胴は、2倍サイズのみならずさらに大きな(たとえば3倍サイズまたは4倍サイズ)周を有している。この場合2倍サイズの転写胴に、たとえば相並んで配置された3つのブランケットが装着されており、ブランケットは、有利な形態では、端部で、周方向でみて180°交互にずらして配置されていて、安価な形態では、端部で、相並んで整合して配置されている。可変のウェブ幅に関して有利な第3および第4形態では、3頁幅の2つのブランケットを(相並んで整合するか、または180°ずらして)配置することができ、または6頁幅の単個のブランケットを全周にわたって配置することもできる。
本発明の実施の形態を図示し、以下に詳しく説明する。
たとえば図1に示した印刷機、たとえばウェブ輪転印刷機、特に多色刷りウェブ輪転印刷機は、少なくとも1つの印刷ユニット01を備えており、印刷ユニット01内で、材料ウェブ、略してウェブが、両側で1回または特に相前後して複数回、たとえばここでは4回印刷可能であるか、または複数のウェブが同時に1回または複数回印刷可能である。印刷機は、特に新聞印刷機として形成されており、印刷ユニット01は、新聞紙として、たとえばコーティングされていない紙または25g/m2までの比較的小さなコート量を有する紙として形成された被印刷物を印刷するために形成されている。
図1の形態では、それぞれ上下に重ねられた、つまりスタックされた2つの印刷ユニット01を備えた複数の印刷タワーが設けられている。印刷ユニット01は、ブランケット−ブランケット運転形式で両面印刷のための、鉛直方向で上下に配置された複数(本形態では4つ)の両面同時刷り印刷装置としての両側印刷装置(ダブル印刷装置)03を備えている(図2)。両側印刷装置03(ここでは平面E上に位置する印刷装置胴06;07で示した)は、原則としてアーチ型印刷装置またはn型印刷装置の構成で形成することができる。両側印刷装置03は、それぞれ2つの印刷装置04によって形成されており、印刷装置04は、それぞれ転写胴06および版胴07として形成された胴06;07、たとえば印刷装置胴06;07、ならびにインキ装置08、湿式オフセット印刷の場合追加的に湿し装置09を備えている。両転写胴06の間において、当接(胴入れ)状態で、(両面―)印刷箇所05が形成される。記載の構成部材は、単に図2における最上位の両側印刷装置03に示したが、この場合上下に配置された(両面―)印刷装置03;04は、実質的に(特に本発明に関する特徴を成す形態において)同形に形成されている。両側印刷装置03は(直線的な(フラットな)配置構造の後述する有利な特徴なしに)、図2に示した形態とは異なって下向に開いたn型ユニットまたは上向きに開いたu型ユニットとしても、同様に良好に形成することができる。
印刷ユニット01は、有利な形態では、要求、機械型式、利用される技術および/または構造ステップに応じて、以下の単数または複数の特徴を有している。印刷ユニット01もしくは両面印刷装置03は、中央で、つまり両側印刷箇所05の領域で、運転に応じて分離可能に形成されており、かつ/またはインキ装置08(および場合によっては湿し装置09)は、「大きな」着けローラ(インキ着けローラもしくは水着けローラ)を備えており、かつ/または胴軸受けは、リニア軸受け内で力制御式に調節可能であり、かつ/または印刷装置胴06;07の回転軸線は、胴入れ状態で、実質的に共通の1平面上に位置するように形成されており、かつ/またはローラは、ローラ固定装置もしくはローラソケットとしてのローラロック(Walzenschloss)内で力制御されており、かつ/または転写胴は、版胴の2倍サイズを有しており、かつ/または転写胴は、適当なブランケット、特に金属ブランケットを備えている。追加的に、このような形態は、有利には、胴06;07の特別な個別駆動装置によって形成することができる。同様に印刷装置胴06;07の駆動装置から機構的に独立した、インキ装置08および場合によっては湿し装置09の駆動構造が有利である。
原則として、前述の単数または複数の前述の特徴は、ブランケット−ブランケット印刷における両側印刷ユニット03として形成された印刷装置04ではなく、単に片面印刷で作動する印刷装置04を備えた印刷ユニット01でも有利であると解される。印刷装置04の転写胴06は、圧胴(受圧胴)と協働する。第2の印刷装置04の両胴06;07およびインキ装置08の代わりに、単に1つの圧胴を用いることもできる。このことは、側壁の内側における配置構造に関する内容は、下方の別の胴06;07にも当てはまる。
図2には、印刷ユニット01の、たとえば簡単な操作性に関して有利な形態を示しており、この場合印刷ユニット01は、典型的には両側印刷箇所05の領域で、運転に応じて、つまり装備および保守目的で(分解もしくは取外とは異なって)分離可能に形成されている。互いに分離可能な両構成部分(胴06;07、インキ装置08および場合によっては湿し装置09を含む)は、以下において必要な場合、かつ/または有利な場合、部分印刷ユニット01.1;01.2と記載する。
このために上下に配置された複数(4つ)の両側印刷装置03の印刷装置胴06;07は、左右のフレーム(架構)区分もしくは壁区分11;12、たとえばサイドフレーム11;12に回転可能に支承されていて、それも同じ印刷装置04の両印刷装置胴06;07が同じフレーム区分もしくは壁区分11;12に配設されるように支承されている。有利には、複数の、特にウェブを同じ面で印刷する全ての印刷装置04の印刷装置胴06;07は、同じフレーム区分もしくは壁区分11;12に支承されている。印刷装置胴06;07は、原則として専ら片側で、つまり片持ち式に、単に1つの端面側の1フレーム区分11に支承することができる。有利には、部分印刷ユニット01.1;01.2ごとに、胴06;07の端面側に配置された2つのフレーム区分11;12が設けられている。互いに分離可能な構成部分は、以下に部分印刷ユニット01.1;01.2と記載し、部分印刷ユニット01.1;01.2は、フレーム区分11;12と印刷装置04(印刷装置胴06;07およびインキ装置08)とを備えている。
部分印刷ユニット01.1;01.2は、有利な形態では、胴06;07の回転軸線に対して垂直方向に沿って、互いに接近運動もしくは離間運動可能であり、有利には、両部分印刷ユニット01.1;01.2の一方(ここでは部分印刷ユニット01.1)は、空間的に位置固定されていて、つまりたとえば印刷空間(印刷所)の床13、印刷ユニット01のための空間的に位置固定された支持体13、取付板13または取付枠13上で定置であり、他方(ここでは部分印刷ユニット01.2)は、床13、支持体13、取付板13または取付枠13(以下に支持体13とする)に対して可動に支承されている。図2には、部分印刷ユニット01.1;01.2は、合体した状態で示していて、略示した分離線10の領域で互いに離間するよう移動することができる。
このために外側のフレーム区分12は、フレーム区分12および支持体13の、相互的に対応する図示していない支承エレメント(たとえば協働してリニアガイド15を形成する)に支承されている。支承エレメントは、レール上を走行するローラとしてのみならず滑動体または転動体の支承された相互的に対応配置されたリニアガイドエレメントとして形成してもよい。
有利には、壁区分11;12は次のように形成されていて、つまり壁区分11;12は、合体した運転位置(図示したように)において、対偶を成して向かい合う側で実質的に形状を補完し合うように形成されていて、かつ分離線10もしくは当接線に沿って合体して実質的に閉じた側面を成すように形成されている。両壁区分11;12の間に間隔を有する保守位置は、ここでは図示していない。
部分印刷ユニット01.1;01.2の相対位置は、フレーム区分12の運動によってのみならず、別の形態では、両部分印刷ユニット01.1;01.2もしくはそのフレーム区分11;12が可動に支承されていることによっても得られる。
版胴07および転写胴06は、有利には、新聞判、特にブロードシート判で、相並んで配置された縦置きの少なくとも4印刷頁、(とりわけ高い生産部数では特に6印刷頁)のシリンダ部分(円筒形の丸み部分)幅を有して形成されている。したがって2倍幅のウェブは、相並んで4新聞頁で印刷されるか、もしくは特に3倍幅のウェブは、相並んで6新聞頁で印刷され、これに応じて版胴07に、4枚、もしくは有利には6枚の刷版は、特に端部で互いに整合して、相並んで装着することができる。図示の有利な版構成では、版胴07は、実質的に1印刷頁、特に新聞判で縦置きの印刷頁に相当する周を有しており、つまり1枚の刷版22が配置されており、刷版22は、大体において全周にわたって延びていて、新聞判の単に1印刷頁の印刷像を有している。
刷版22を収容するために、版胴07は、有利には、刷版22を収容するための溝19(外面に向かう開口を有する)を備えており、溝19は、有利には、有効シリンダ部分長さ全体にわたって連続して形成されている。版胴07は、相並んで4枚、もしくは特に6枚の刷版を装着することができる(図3)。
軸方向で一貫して延びる溝19および/またはこれに対応するクランプ装置は、軸方向で相並んで少なくとも複数の個々の、それぞれ1新聞頁または2新聞頁幅の刷版22が固定されるように形成されている。版胴07は、1運転状況では、周方向でみて印刷頁長さの1枚の刷版22を備えて、かつ長手方向でみて印刷頁幅の複数の、たとえば4枚または特に6枚の刷版22を備えて形成されている。さらに1印刷頁幅の刷版22と2印刷頁幅もしくは3印刷頁幅の刷版22とを混合して、または単に2印刷頁幅もしくは3印刷頁幅の複数の刷版22を相並んで版胴07に配置してもよく、刷版22を合計すると、印刷頁のたとえば4つの、特に6つの印刷像を有している。
転写胴06は、図示していない第1形態において、2倍サイズの判(周に沿って前後に2新聞頁)では、単数または相並んで配置された複数(たとえば2つ)の被覆体23,特にブランケット23を収容するために、たとえば単に1つの溝21を備えており、この溝21も同様に、有利には、有効シリンダ部分長さ全体にわたって一貫して延びるように形成されている。転写胴06は、シリンダ部分長さにわたって一貫して延び、かつ実質的に全周にわたって延びる1枚のブランケット23を装着するか、または実質的に全周にわたって延びる2枚または3枚のブランケット23を相並んで装着することができ、この場合ブランケットの端部は、胴06の長手方向でみて互いに整合している。ブランケット23は、有利には金属ブランケット23として形成された多層のブランケット23として形成されており、ブランケット23は、弾性的な層を有する寸法安定性の支持板を備えている(下記参照)。
2倍サイズの転写胴06を有する別の形態では、転写胴06は、2枚または3枚のブランケット23を備えることができ、この場合隣接するブランケット23は、周方向で互いに180°ずらされている。互いにずらされた2枚または3枚のブランケット23は、同様に胴06の長手方向で相並んで位置する2つもしくは3つの溝区分に保持することができる。しかしながら隣接する溝区分は、周方向で互いに180°ずらされている。
図3および図4には、印刷装置胴06;07を概略的に示しており、ここでは転写胴06は、比較的高い安定性を得るために、2倍の周(2倍サイズ)を有して形成されており、版胴07は、単倍の周(単倍サイズ)を有して形成されている。版胴07は、前述の連続的に延びる溝19を備えていて、かつ本形態では、単倍幅(刷版22ごとに1印刷面)の6枚の刷版22を備えている。図3では、転写胴06は、長手方向で相並んで周方向で180°ずらされた2つの溝21を備えており、溝21に、2枚のブランケット23(特に3印刷面幅の2枚のブランケット23)が相並んで保持されている。図4の形態では、2印刷面幅の3枚のブランケット23が3つの溝21に保持され、溝21は、長手方向で相並んで、かつ周方向で交互に180°ずらされている。
図示していない形態では、転写胴06は、選択的に縦置きの1印刷面(特にブロードシート判の新聞頁)(単倍)の周を有する転写胴06として形成してもよい。この場合転写胴06は、全周にわたって延びる1枚のブランケット23を備えるか、または互いに整合して配置された全周にわたって延びる2枚または3枚のブランケット23を備えることができる。原則として、版胴07と転写胴06との組み合わせは、版胴07に対する転写胴06の整数の周長さ比で、たとえば1:1、1:2、1:3、1:4で、有利には単倍サイズの版胴07と複数倍サイズの転写胴06とによって得られる。したがって印刷ユニット01の、転写胴06の記載寸法に該当しない特徴は、個別的に、または組み合わせて用いてもよい。
胴ユニット17として形成されるモジュールは、たとえばジャーナル63,64と、既にジャーナル63,64に前付可能な(緊締され、かつ/または前調節された)軸受けユニット14とを有する胴06;07を備えている。軸受けユニット14および胴06;07は、印刷ユニット01に組み込むまえに既に規定された相互位置を占め、まとめて印刷ユニット01に導入可能で、かつ安定性を有している(図16)。
2倍サイズの胴06の周は、840mm〜1300mmであり、特に860mm〜1120mmであり、単倍サイズの胴07の周は、これに応じて420mm〜650mm、特に430mm〜560mmまたは430mm〜540mmであってよい。
極めて幅広で、細長い胴06;07、特に細長い版胴07を備えた印刷機、たとえば6/1機械(周方向で1印刷面、特に縦長の新聞頁、相並んで6印刷頁)では、版胴07は、ジオメトリに基づいて、たわみおよび胴振動に関して極めて問題となる。
図5〜図11に概略的に示した、印刷装置04もしくはインキ装置08に関する構造は、この問題に抗して作用する。このように形成されたインキ装置08は、単数または複数の構造特徴を有する印刷ユニット01に配置することができる。
転写胴06、版胴07およびローラ28、たとえば着けローラ28、特にインキ着けローラ28は、有利な形態では、図5〜図9および図11に例示したように、直線的に配置されており、つまりローラの回転軸線は、共通して、胴入れ状態で、実質的に胴入れ状態の版胴07および転写胴06の回転軸線を通って形成される平面E上に位置する。この形態では、胴06;07の平面Eは、胴入れ状態(つまり運転位置)で、版胴07および版胴と協働するローラ28、たとえば着けローラ28、特にインキ着けローラ28の回転軸線によって形成される平面Aと合致する(図5〜図9の形態参照)。
インキ着けローラ28は、「大きな」インキ着けローラ28として形成されていて、直径で、大体において(最大で±5%、特に最大で±2%の差)版胴07の直径、要するに大体において1印刷面、たとえば新聞頁の長さに相当する。ローラ28の直径は、有利には影響を受けない直径(つまり当接に起因する押込のない状態)である。版胴07の直径は、有利には印刷原稿(たとえば単数または複数の刷版22)を備えた有効全体直径である。
「1:1インキ着けローラ28」は、比較的大きな直径および幾何学的な配置構造(たとえば貫通溝を有する平面で)に基づいて版胴07を支持する。
作用を減衰する軟質のインキ着けローラ被覆体に対して選択的に、本形態では、支持機能を形成するために、ローラ被覆体は、インキ着けローラ28の、有利には>50、たとえば60〜80ショア硬さAを有している。インキ着けローラ28は、別の形態では、僅かに凸状であってよい(たとえば有効シリンダ部分長さに関して0〜0.5mm、特に0〜0.3mmの凸状態である)。
ローラ28の別の形態は、スリーブ、たとえば管状部材として形成されたローラ被覆体であり、ローラ被覆体は、ローラ基本体に沿って被せ嵌め可能もしくは張設可能であり、またはある種のブランケット(転写胴06に配置されたブランケット23(下記参照)と比較可能)として、ローラ28のローラ基本体に沿って延びる溝に取り付けられる被覆体が設けられている。
インキ着けローラ28は、望ましくは規定の力で当接される。このことはリニア支承部252におけるローラジャーナル256の軸受けを介して、圧力媒体作動式の調節エレメント253によって旋回可能なレバー254を介して、または自動的に圧力媒体で負荷可能なローラロック257を介して行うことができる(下記参照)。
図5〜図7に示した形態では、比較的大きなインキ着けローラ28の支承は、典型的にはレバー254で行われる。本形態は、後述するローラロックもしくはリニア軸受けに転用することもできる。力調節は、調節可能な楔形部材258およびストッパ259によって、軸受けユニット14の楔形部材79に関する後述の記載に応じて自動化することもできる。軸方向で往復運動する、たとえば着けローラ28と協働するローラ33、たとえば摩擦ローラ33、特に摩擦胴33は、有利には大体において版胴07と同じ直径を有しており、これによって1:1着けローラにおけるステンシル(版型)はずれることがない。
摩擦胴33(版胴に近い方)は、本形態では、有利には、次のように配置されていて、つまり、版胴07の回転軸線とインキ着けローラ28の回転軸線との接続平面が、インキ着けローラ28の回転軸線と摩擦胴33の回転軸線との間の接続平面Vと、たとえば約70°〜110°の角度、有利には80°〜100°、特に90°±5°の角度、最も有利には実質的に90°の角度を成すように配置されている。後続のローラ34;37;36および版胴から遠い方の摩擦胴33’は、一般的な形式で比較的小さな直径を有して形成してもよい。
版胴に近い方の摩擦胴33の配置構造に関する有利な形態では、摩擦胴33(該当する形態に関して)は、以下のように配置されていて、つまり、インキ着けローラ28の回転軸線と摩擦胴33の回転軸線との間の接続平面Vが、実質的に鉛直に延びているか、または鉛直線から最大で±20°、有利には最大で±10°、特に±5°変位するように配置されている。このような基準は、平面Eが水平面に対して傾斜して延びている場合に特に有利に適用可能である。
版胴に近い方の摩擦胴33は、比較的大きなインキ着けローラ28と協働し、かつ上流側では少なくとも1つのローラ34、たとえばインキローラ34、特に渡しローラ34(練りローラ、たとえば軟質の表面を有する)、特に2つの渡しローラ34と協働する。ローラ34は、インキ装置08の有利な形態では、版胴から遠い方の第2の摩擦胴33’からインキを受け取る。摩擦胴33’は、インキを、少なくとも1つの別の渡しローラ34(たとえば軟質の表面を有する)と、ローラ37、特にフィルムローラ37と、ローラ36、特にドクタローラまたは浸しローラ(インキ出しローラ)36とを介して、インキ溝38から受け取る。インキ出しローラ36およびフィルムローラ37(フィルムインキ装置に関して特徴的である)は、別のインキ供給システムもしくインキは調量システム(たとえばポンプインキ装置におけるポンプシステムまたはインキ移し装置における移しシステム)によって代用してもよい。1形態では、摩擦胴33,33’は、まとめて、または個別的に、胴06;07から独立した独自の駆動モータによって回転駆動される。ローラ36に関して有利には、また場合によってはフィルムローラ37に関する別の形態では、独自の回転駆動装置が設けられている。摩擦胴33,33’の軸方向往復運動は、可変性に関して高い要求が課せられる場合、まとめて、または個別的に、独自の駆動手段によって行われるか、または比較的低コストで設けられた本形態のように、回転運動を軸方向運動に変換する伝動装置によって行われる。
有利には、図5〜図10に示したインキ装置08は、いわゆるインキ流れで直列に配置された2つの摩擦胴33,33’を備えた「長路型」のインキ装置08として形成されている。
図5に例示した、湿式オフセットのための印刷装置04の形態では、湿し水着けローラ41は、幾何学的な配置構造において、同様に版胴07を支持することができる。この場合湿し水着けローラ41は、有利には、次のように配置されていて、つまり、版胴07の回転軸線とインキ着けローラ28の回転軸線との間の接続平面Eが、版胴07と湿し水着けローラ41との間の接続平面Fと、たとえば70°〜110°の角度、有利には80°〜100°、特に有利には90°±5°、最も有利には実質的に90°を成すように配置されている。湿し水着けローラ41の配置構造に関する有利な形態では、湿し水着けローラ41(該当する形態に関する)は、次のように配置されていて、つまり、版胴07の回転軸線と湿し水着けローラ41の回転軸線と間の接続平面Fが、実質的に鉛直に延びるか、または鉛直線から最大で±20°、有利には最大で±10°、特に±5°変位するように配置されている。この基準は、印刷装置04もしくは平面Eが水平線に対して傾斜して延びている場合に、特に有利に適用可能である。
この湿し水着けローラ41もまた、有利には、版胴07の周を有し、かつ/または有利には凸状に形成することができる(±5%、特に±2%まで)。
有利には、湿し装置09は、いわゆる非接触式の湿し装置09、特にスプレー噴射式湿し装置09として形成されており、この場合湿し装置09の最も上流側のローラ43に、湿し媒体が、非接触式に湿し媒体源44から伝達される。このことはたとえば非接触式の遠心装置、非接触式のブラシまたは別の形式で、有利には噴射ビーム44の噴射ノズルによって行うことができる。噴射ビーム44と版胴07との間に、直列で、3つのローラ41;42;43が存在する場合(場合によっては存在するライダーローラの設けられていない場合)、有利には軟質の表面(たとえばゴム)を備えた、版胴と協働するローラ41、たとえば着けローラ41、たとえば水着けローラ41と、後続の、硬質の表面(たとえばクロムまたは特殊鋼)を備えた、有利には往復運動する摩擦胴42として形成されたローラ42と、3本ローラ式の湿し装置09では、軟質の表面(たとえばゴム)を備えた、湿し媒体源44から湿し媒体を受容するローラ43とが形成されている。選択的な4本ローラ式で非接触式の湿し装置09では、軟質のローラ43に、たとえば硬質の表面を備えた図示していない第4のローラが接続されており、第4のローラは、湿し媒体を受容する。有利には、本形態では、摩擦胴42は、胴06;07から独立した独自の駆動モータによって回転駆動され、この場合両ローラ41;43は摩擦を介して駆動される。選択的な形態では、ローラ43にも、独自の回転駆動モータを設けてもよい。摩擦胴42の往復運動は、独自の駆動手段によって、または僅かなコストで設けられる本形態のように、回転運動を軸方向運動に変換する伝動装置によって行うことができる。
図示していない形態では、ローラ42は、親インキ性もしくは親油性の表面(たとえば適当な流体、特にインキとの湿し接触角が90度より小さい)を有して、たとえばゴムまたはプラスチック(たとえばポリアミド系材料)から形成されている。これによって本形態では、湿し装置09の3本全てのローラ41;42;43外面は、親インキ性もしくは親油性の表面(つまり適当な流体、特にインキとの湿し接触角が90度より小さい)を有して形成されている。
別の形態では、湿し装置ローラ列の3本のローラ41;42;43における中央のローラ42は、プラスチック、たとえばポリアミド系材料、たとえばリルサンから成る親インキ性の表面もしくは外面45を有している。
「軟質の」表面とは、ここでは半径方向で弾性的で可撓性の表面と介することができ、つまり半径方向で有利には最高で200MPa、特に100MPa以下の弾性係数を有している。湿し媒体を湿し媒体源44から受容するローラ43および/また版胴07に向かうローラ列においてローラ43に後続配置されたローラ42は、有利には55〜80ショア硬さAの範囲の硬さを有している。湿し媒体を版胴07に着けるローラ41は、有利には25〜35ショア硬さAの範囲の硬さを有している。
原則として、湿し媒体09は、示し媒体貯蔵部と版胴07との間に直列で合計3本のローラを備えた接触式湿し装置09(フィルム湿し装置、呼び出し式湿し装置、布片式湿し装置、またはブラシ式湿し装置)として形成することもできる。
湿し装置09の摩擦胴42における湿しフィルムは、図5に示した形態では、追加的なローラ261によって平滑化することができる。
調節エレメント253および旋回可能なレバー254の代わりに、図8では、リニア軸受け14の例として後述するリニア軸受け252または後述するローラロック257(図9)を用いてもよい。
図6および図7では、印刷装置04は、図5と同様に形成されており、この場合図6では、追加的なローラ261の代わりに追加的なローラ262が、また図7では、追加的なローラ263が、インキ装置08に配置されている。記載の2本または3本のローラ261;262;263を同時に設けてもよい。
図8には、リニア軸受け252を用いた印刷装置04を例示しており、この場合前述の形態における単数または複数のローラ261;262;263を設けてもよい。
図9では、ローラロック257を用いた印刷装置04を図示しており、ここでも単数または複数の前述のローラ261;262;263を設けてもよい。前述の図5〜図8に示した湿し装置09を設けてもよい。乾式オフセット(水無し)に関する典型的な例として、図9では、湿し装置09が設けられていない。したがってローラ41は、支持ローラ41’として設けることができる。湿し装置の設けられていない水無しオフセットに関する形態は、支持ローラ41’と共に、または支持ローラ41’なしに、図5〜図8に示したインキ装置08の形態に転用することができる。専ら支持ローラ41’として機能するローラ41では、ローラ41の表面は、望ましくは50>、たとえば60〜80ショア硬さAを有している。
図5〜図9に示した形態に対して、図10に示した形態では、平面Eと平面Aとは、合致せず、ここでは運転状態でも、0とは異なる、たとえばδ≦45°、有利にはδ≦30°、特にδ≦15°の角度δを成している。ローラ28のこのような配置構造では、胴06;07のニップ通過時に、平面E上で延びる衝突の減衰が幾分か小さいが、前述の角度範囲に基づいて、平面E上で延びる衝突に対して、版胴07の支持が効果的に保証される。図5〜図10に示した形態をまとめて述べると、インキ着けローラ28は、次のように配置されていて、つまり、運転状態で、着けローラ28の回転軸線と版胴27の回転軸線とを通る平面Aが、版胴07の回転軸線と転写胴06の回転軸線とを通る平面Eと、角度δ≦45°、有利にはδ≦30°、特にδ≦15°もしくは実質的に0°を成すように配置されている。追加的に有利には、摩擦胴33に関する平面Vおよび/または水着けローラ41もしくは支持ローラ41’に関する平面Fを用いてもよい。
図5〜図10の全ての形態に関して、「長路型」インキ装置は、インキ着けローラ28と、直列に配置された少なくとも2本の摩擦胴33,33’と、少なくとも2本の渡し胴34(少なくとも1本を摩擦胴33,33’の間に、1本をインキ経路上でインキ供給部(たとえばインキパン38またはインキポンプストリップ)と版胴から遠い方の摩擦胴33’との間に設ける)とを有するインキ装置08は、極めて「細長く」形成されている。要するに、インキ供給源(インキ溝など)を含むインキ装置08は、印刷箇所05を形成する両胴06によって形成される平面Dに対して平行の1方向で、平面Dに対して垂直方向よりも著しく大きな、たとえばファクタ1.2大きな長さを有している。
湿式オフセットの印刷装置04の場合、印刷装置04は、図示したように、有利には前湿し装置を備えて形成されており、つまり、版胴07上の1点で転写胴06とのニップ位置を通過したあとで、版胴07は、先ず水着けローラ41と作用接触し、次いでインキ着けローラ28と作用接触する。
図11に示したインキ装置08の形態では、インキ装置08は、比較的大きなアニロックスローラ26として形成されたローラ26を備えた短路型インキ装置として形成されている。ローラ26は、前述したように図5において版胴に近い方の摩擦胴33の占める位置と同じ位置を占める。短路型インキ装置08としてのインキ装置08の形態は、図5〜図9について記載した湿し装置09と組み合わせて、かつ/またはローラロック257(適当なアクチュエータを備えた)の代わりにレバー254またはリニア軸受け252と組み合わせて形成してもよい。
図12には、図5〜図10に関して記載したインキ装置08の例として、図5のインキ装置08および湿し装置09を、ローラ261なしに、上下に配置された4つの両側印刷装置03を備えた印刷タワーに示した。有利には、自動式または部分自動式の操作装置24、特に刷版交換機24が設けられている。有利な形態では、印刷ユニット01は、前述したように、分離可能に部分印刷ユニット01.1;01.2を備えて形成されている。図12の形態では、図5〜図11に示した別のインキ装置08または湿し装置09を設けてもよい。
図12に示した形態では、各印刷装置04において、転写胴06、版胴07、着けローラ28の回転軸線は、胴入れ状態で、共通の平面E上に位置する。両面印刷装置03の印刷装置04は、転写胴06で次のように互いにずらして配置されていて、つまり、両印刷装置04の両平面Eが合致せず、要するに転写胴06を接続する平面Dが、印刷装置04の、両平面Eのうちの少なくとも1つに対して傾斜して延びるように、配置されている。このことは鉛直に延びるウェブの部分巻掛を形成しようとする場合に有利であり、かつ/または刷版交換機24に対する印刷装置の規定の方向付けまたはスペースを形成しようとする場合に有利である。
図12に示した有利な1形態では、胴入れ状態で、両面印刷装置03における両転写胴06、両版胴07ならびに両着けローラ28は同じ平面E上に位置する。両側印刷装置03に関する平面E,D,Aは、合致する。
図12には、インキ着けローラ28に関して、典型的には、前述のレバー254が設けられている。これに関して有利な形態では、ローラロック257またはリニア軸受け252を設けてもよい。
ローラロック257を使用する際に、有利には、インキ着けローラ28は、理想的には、協働する両回転体(版胴07およびローラ33)に当接可能である。ここではインキ着けローラ28は、個々の印刷チャンバ(下記参照:アクチュエータ322)の負荷に応じて、回転軸線に対して垂直の異なる方向で可動である。
図13には、スタックされた両側印刷装置03を備えた印刷ユニット01の別の1形態を示した。図12とは異なって、ここでは4本の印刷装置胴06;07、つまり印刷位置05を形成する両転写胴06ならびに両転写胴06に対応配置された両版胴07は、胴入れ状態で、共通の平面E上に位置する。図示の形態では、両印刷装置04の一方において、インキ着けローラ28は、平面E上に位置するのではなく、前述の角度αだけずらして版胴07に配置されており、これに対して協働する印刷装置04の着けローラ28は、同じ平面E上に配置されている。空間的な要求が課されると、第2の印刷装置04の着けローラ28も、角度α(上記参照)だけ変位して配置することができる。
両印刷装置04の一方、特に上方に位置する方の着けローラ28の前述の変位は、特に両側印刷装置03の平面Eが、ウェブ走行方向に対して垂直に位置するのではなく、ウェブ走行方向に対する垂直方向に対して平面Eがたとえば2°〜15°、特に4°〜10°傾斜して延びていると有利である。この場合着けローラ28の僅かな変位によって、刷版もしくは版板交換のためのスペースが形成される。
平面Eに対して角度α>0で配置された着けローラ28を備えた印刷装置04では、有利には、着けローラ28に、連続的な表面(つまり有端の被覆体を溝に固定する際に生じるような中断部がない)が設けられる。ここではたとえばローラ基本体と不動に結合された、たとえば加硫処理の施されたローラ被覆体または着脱可能なスリーブが有利である。固定されたローラ被覆体またはスリーブは、有利には、少なくとも1つの圧縮性の層(転写胴のゴムブランケットで用いられる層と比較して)を有することができる。純粋な弾性特性に対して、圧縮性の層は、ニップ位置におけるインキの画素に関する正確な転写を助成する。なぜならば圧縮性の層は、押圧力を形成するが、純粋な弾性材料とは異なって、側方に向かって逃げないからである。
印刷ユニット01もしくは印刷装置04に関する1形態では、印刷ユニット01もしくは印刷装置04は、両側印刷装置03ではなく、図29に示したように、サテライト型印刷ユニット02、特に9本胴式印刷ユニット02として形成されている。印刷装置04の転写胴06は、ここでは第2の転写胴06と協働せずに、圧胴16、たとえばサテライト胴(共通圧胴)16と協働する。図29では、図示していない搬送路に沿って印刷機を通って搬送される被印刷物ウェブ、たとえばペーパーウェブを両面印刷するための、印刷機、たとえばオフセット輪転印刷機の、上下にスタックされた9本胴式サテライト型印刷ユニットを備えた印刷タワーが設けられている。各9本胴式サテライト型印刷ユニットは、圧胴16として作用する中央のサテライト胴16ならびにサテライト胴16と協働する4つの印刷装置04を備えている。
各9本胴式サテライト型印刷ユニットのそれぞれ2本の版胴07は、少なくとも大体において水平方向で相並んで配置されている。各9本胴式サテライト型印刷ユニットのそれぞれ2本の版胴07は、少なくとも大体において鉛直方向で上下に位置するように配置されている。同様のことは軸線で少なくともほぼ矩形を成す転写胴06に当てはまる。
図14には、インキ着けローラ28のローラ被覆体の有利な構造、たとえば有端のローラ被覆体、スリーブの構成をしたインキ着けローラ被覆体45またはローラ基本体50に堅固に取り付けられたインキ着けローラ被覆体45を例示した。第1形態(図14のa)では、金属ブランケットと同等の構造が選択されており、この場合圧縮性の層46は、たとえば形状安定性の支持体47(たとえば金属板または金属スリーブ)に取り付けられている。層46に織物層55を取り付けることができる。外側の層48は、弾性的な層48、たとえばゴム層を成しており、弾性的な層48は、1形態では、カバー層49によって被覆することができる。カバー層49は、存在する場合、30〜45ショアAの範囲の硬さを有することができ、この場合カバー層49は、弾性材料、有利にはプラスチック、たとえばポリマーから成っていて、30μm〜60μm、有利には50μm±5%の範囲の厚さを有している。カバー層49は、インキを搬送する外面に、マイクロ構造を有することができる。
弾性的な層48は、>50ショアAの硬さ、特に60〜80ショアAの硬さを有することができる。弾性的な層48は、たとえば0.1mm〜0.4mm、特に0.2±20%の厚さを有している。
図14のbに示した形態では、インキ着けローラ被覆体45は、形状安定性の支持体47の代わりに、たとえば別の織物層55を有しており、この場合織布層55とローラ基本体50との間に、図示していない付着層を設けてもよい。
図15には、インキ着けローラ28の1形態を示しており、インキ着けローラ28のインキ着けローラ被覆体45は、スリーブに形成されている。インキ着けローラ被覆体45の取付/取外のために、ローラ基本体50に、外套面に向かってエアガイド60が設けられており、エアガイド60によって、たとえば圧縮空気が供給可能である。この場合有利には、図14のbに示したスリーブに関する構造が設けられており、すなわち金属スリーブの代わりに織物層55を備えている。
特に有利には、全ての形態において、ブランケット23を、金属ブランケット23として形成された多層のブランケット23として形成することができ、ブランケット23は、弾性的な層を備えた寸法安定性の支持板を有している。層は、金属ブランケットの一般的な層を備えて形成することができる。
印刷ユニット01の有利な1形態では、胴06;07は、軸受けユニット14でサイドフレーム11;12に回転可能に支承されており、軸受けユニット14は、胴入れ/胴抜きに関して力制御して作動可能であり、かつ/または軸受けユニット14は、サイドフレーム11;12を貫通せず、かつ/または胴06;07は、ジャーナル63;64を含むシリンダ部分67;68で、長さL06;L07を有しており、長さL06;L07は、印刷装置胴06;07を両端面で支持するサイドフレーム11;12の間の内法幅L以下である。印刷装置胴06;07を両端面で支持するサイドフレーム11;12は、有利には、胴06;07を軸方向で取り出せるように側方で開いたサイドフレームではなく、軸方向で、取り付けられた胴06;07の端面と少なくとも部分的に重畳するサイドフレーム11;12であり、つまり胴06;07、特にその軸受け(下記参照)は、端面側で両サイドフレーム11;12によって少なくとも部分的に包囲されている。
有利には、全て4本(少なくとも3本)の印刷装置胴06;07は、独自の軸受けユニット14を備えており、軸受けユニット14に、胴入れ/胴抜き機構が組み込まれている。4本の胴06;07のうちの3本に関して、胴入れ/胴抜き機構を有する軸受けユニット14を設けて、第4の胴ユニット14に関して、胴入れ/胴抜きユニットを設けないようにしてもよい。
前述のように、インキ着けローラ28は、1形態では、同様にリニア軸受け252もしくは軸受けユニット252に支承してもよい。インキ着けローラ28は、大体において適当な構造を有しているので、軸受けユニット14に関する後続の形態は、リニア軸受け252もしくは軸受けユニット252に適用することもできる。図17および図18では、この状況は、括弧内に記載した符号(252)で考慮した。
図17および図18は、直線的な調節路をベースとする軸受けユニット14(252)を、縦断面図および横断面図で概略的に示した。胴入れ機構/胴抜き機構を組み込んだ軸受けユニット14(252)は、胴06;07を回転支承するための、軸受け71、たとえばラジアル軸受け71、たとえば円筒ころ軸受け71の他に、胴入れもしくは胴抜きのための胴06;07の半径運動のための軸受け手段72;73を備えている。このために軸受けユニット14(252)は、(軸受けユニット14(252)を取り付けたあとでフレームに対して固定的な)支持体に対して固定的な軸受けエレメント72と、軸受けエレメント72に対して可動の軸受けエレメント73とを備えている。支持体に対して固定的な軸受けレメント72および可動の軸受けエレメント73は、協働する軸受けエレメント72;73として、適当な滑り面またはその間に位置する転動エレメントと共に、全体でリニア軸受け70を形成する。リニアエレメント72;73は、対偶を成してラジアル軸受け71を収容する軸受けブロック74、たとえばキャリッジ74をその間に収容している。軸受けブロック74および可動の軸受けレメント73は、一体的に形成してもよい。支持体に対して固定的な軸受けエレメント72は、支持体76に配置されており、支持体76は、全体的にサイドフレーム11;12と結合されるか、もしくは結合されている。支持体76は、たとえば支持板76として形成されており、支持板76は、たとえば駆動側で、胴ジャーナル63;64の軸78、たとえば駆動軸78の係合するための開口77を備えている。フレーム壁11;12もまた、駆動側で、有利には駆動軸78のための開口もしくは貫通孔を備えている。駆動側とは反対側の端面では、サイドフレーム12;11に、開口77または切欠を必ずしも設ける必要はない。
有利には、リニア軸受け70の長さ、特に少なくともリニア軸受け70の、組付状態でフレームに対して固定的な軸受け手段72の長さは、調節方向Sでみて、対応配置された印刷装置胴06;07の直径よりも小さくなっている。
印刷ユニット01の駆動側における、駆動装置に対する、たとえば駆動モータ121および/または(胴06;07の図示していない駆動装置対偶の)図示していない一連の駆動装置または伝動装置150(図20)に対する胴06;07もしくは軸受けブロック74の連結は、軸78を介して行われ、軸78は、胴に近い方の端部で、ジャーナル63;64の端部を包囲していて、たとえばクランプ装置66を介してジャーナル63;64と相対回動不能に(つまり一緒に回転するように)結合されている。クランプ装置66は、ここでは一部でスリットの設けられた中空軸端部として形成されており、中空軸端部66は、ジャーナル端部(ジャーナル63;64)を包囲し、かつねじ結合によって、次のように収縮することができ、それもジャーナル端部(ジャーナル63;64)と中空軸内面との間に相対回動不能な摩擦結合が形成されるように、収縮することができる。連結は、別の形式で、つまり周方向で形状結合を成すように行ってもよい。軸78は、サイドフレーム11;12における開口を通ってガイドされており、開口は、軸受けブロック74と共に軸78の運動にとって十分な大きさに寸法決めされており、開口は、たとえばある種の長孔として形成されている。汚染防止手段として、長孔をカバーするカラーを備えたカバー69が設けられており、カバー69は、たとえば軸受けブロック74と結合されているが、軸78とは結合されていない。
軸78の、胴から遠い方の端部に、図17に示したように、場合によっては直列で配置された複数のクラッチ148、特に多板クラッチ148が、相対回動不能の結合部75、たとえば緊締エレメント75によって連結可能である。別の形態では、伝動装置150は、駆動モータ121と(軸78における角度補償し、かつ/または位置補償するクラッチ148なしに)直に連結可能である。この形態では、駆動モータ121は、フレームに対して固定的でなく、胴に対して固定的に配置されていて、かつ胴06;07と共に運動する。このことはたとえば図22〜図25に示した直接駆動装置の有利な形態にも当てはまる。
胴06;07、特に版胴07として形成された胴07の、駆動側とは反対側で、ジャーナル64は、有利には、胴07の軸方向運動のための図示していない装置と、つまりサイドレジスタ駆動装置と連結することができる。
リニア軸受け70のこのような構造によれば、協働する両軸受けエレメント72,73は、構成ユニットである軸受けユニット14(252)(印刷ユニット01のサイドフレーム11;12の一部ではない)に設けられていて、かつ前取付、軸受け応力の前調整もしくは調節を実現する。軸受けブロック74を包囲する両リニア軸受け70の有利な配置構造によって、遊びのない調節が実現される。なぜならば両リニア軸受け70は対向していて、軸受け応力および支承力が、胴06;07の回転軸線に対して垂直方向の大部分の成分を吸収するか、もしくは収容するからである。したがってリニア軸受け70は、遊びのない状態において胴06;07の移動する方向で調節可能である。
胴06;07は、ジャーナル63;64および軸受けユニット14(252)と共に、フレーム壁11,12を貫通しないので、これらは既に前付けし、軸受け(ラジアル軸受け71およびリニア軸受け70)は、前調節するか、もしくは正確にプレロードを掛けてモジュール、胴ユニット17として印刷ユニット01に組み込むことができる。「非貫通」および内法幅Lに関する上述の規定は、有利には別の意味でも解され、少なくとも胴06;07の存在する終了位置の領域で、また少なくともフレーム縁部から終了位置の場所まで連続的に延びる経路上で、このような「非貫通」が存在するので、胴ユニット17は、両端面側のサイドフレーム11;12の間に位置する開いた側から、傾斜することなく、つまりフレーム平面に対して垂直の回転軸線を有する位置で終了位置に向かってガイドされ、そこで両フレーム内面の間に配置され、特にフレーム内壁に取り付けることができる。このことは内面で余剰部または別の隆起部が設けられていて、記載した連続的に延びる組立経路が設けられている場合でも可能である。
軸受けユニット14(252)は、次のようにサイドフレーム11;12の内壁に配置されていて、つまり、胴06;07、特にその軸受けユニット14(252)が、胴から遠い方で、サイドフレーム11;12によって支持されるように配置されており、このことは、静力学的で、取付に関する利点をもたらす。
図17および図18から看取されるリニア軸受け70(72,73)は、それぞれ対応し、かつ協働する軸受け手段72,73の対偶を有しているか、もしくは滑り面(図示していない)として形成されるか、またはその間に配置された転動体65を備えた、軸受け手段のガイド面または作用面の対偶を有している。
リニアガイド70の、フレームに対して固定的な軸受け手段72,73は、ジャーナル63;64に向いた半空間に向いている。フレームに対して固定的な軸受け手段72は、その間に配置された軸受けブロック74を包囲する。したがって両リニア軸受け70の、フレームに対して固定的なガイド面は、胴06;07の軸方向に関して、部分的に軸受けブロック74のガイド面を包囲する。
軸受けユニット14(252)もしくは軸受けユニット14(252)と共に胴ユニット17を正確に位置決めするために、取付補助手段89、たとえば嵌合ピン89をサイドフレーム11;12に設けることができ、サイドフレーム11;12に、完全に組み立てられた胴ユニット17の軸受けユニット14(252)が方向調整され、それも軸受けユニット14(252)が着脱可能な保持手段91、たとえばねじ91のみならず材料結合式に溶接によってサイドフレーム11;12と結合されるまえに方向調整される。印刷ユニット01に組み付けるまえに、かつ/または組み付けたあとで後調節しようとする、リニア軸受け70における軸受け応力の調節は、適当な手段92、たとえば緊締ねじ92によって行うことができる(図17)。有利には、軸受けユニット14(252)は、少なくとも胴側に向かって、カバー94によって、広範囲で汚染に対して保護されるか、封入して構成ユニットを成すように形成されている。
図17には、ジャーナル63;64および前付けされた軸受けユニット14(252)と共に胴06;07を概略的に示した。したがってこれらの構成群は、印刷ユニット01のサイドフレーム11;12の間に取付の容易な形式で組み込んで、このために設けられた箇所で取り付けることができる。モジュール構造形式に関して、版胴07および転写胴06のための軸受けユニット14(252)は、場合によっては調節経路の運転形式に応じた許容サイズを除いて、同一構造で形成することができる。前付可能な形態によって、ラジアル軸受け71の有効内面およびジャーナル63;64の有効外面は、円錐形の代わりに、円筒形に形成することができる。なぜならばジャーナル63;64における軸受けユニット14(252)の取付も、軸受け遊びの調節も、印刷ユニット01の外側で行うことができるからである。軸受けユニット14(252)は、たとえば収縮嵌めすることができる。
完全に組立可能な構成ユニット(軸受けユニット14)は、有利には、たとえば支持体76および/またはたとえばフレーム(図18では符号を付していない、たとえば軸受けユニット14(252)を4方全面で外向きに制限する4枚の板)および/またはたとえばカバー94(図18)から成る、部分的に開いたある種のハウジングである。ハウジングもしくはフレームの内側に、ラジアル軸受け71を備えた軸受けブロック74、リニアガイド70ならびに有利な形態ではたとえば単数または複数のアクチュエータ82が組み込まれている。
フレームに対して固定的な軸受けエレメント72;73は、実質的に互いに平行に配置されていて、かつ調節方向Sを規定する(図18)。
胴入れは、少なくとも1つのアクチュエータ82によって軸受けブロック74に及ぼされる力によって、特に特に力制御されるか、もしくは力に関して規定されたアクチュエータ82によって、印刷箇所に向かって軸受けブロック74が移動することにより得られ、アクチュエータ82によって、胴入れのために、規定されるか、もしくは規定可能な力を胴入れ方向で軸受けブロック74に及ぼすことができる(図18)。したがってニップ位置における、インキ転写ひいては印刷品質に関してとりわけ決定的な直線力は、調節距離によってではなく、力Fと胴06;07の間に生じる直線力FLとの間の力バランスおよび結果として生じるバランスによって規定される。図示していない第1形態では、胴06;07は、対偶を成して互いに胴入れされ、それも軸受けブロック74が適当に調節された力で単数または複数のアクチュエータ82を介して負荷されて、胴入れされる。調節距離Sを固定するか、または制限することなしに、直に並んで、それぞれ対偶を成して協働する複数(たとえば3本または4本)の胴06;07は、純粋に力依存性の調節機構を備えて形成されているので、必要な圧力(直線力)に関して既に調節されたシステムが順次正確に胴入れされるが、基本調節の実施は、一部で重畳する反応に基づいて困難である。
したがってシステム(適当な被覆体などを備えた)を基本調節するために、有利な形態では、4本のうちの少なくとも中央の2本の胴06、換言すると、少なくとも外側の両胴07とは異なる胴06は、少なくとも調節における時間長さの間に、規定の位置、有利には力バランスによって見出される胴入れ位置で固定可能であるか、もしくは少なくとも距離制限可能である。
特に有利な形態では、軸受けブロック74は、運転中でも、少なくとも印刷箇所から離間する方向で、力、たとえばゴム力、特に規定の力に抗して可動に支承されている。これによって純粋な距離制限とは異なって、一方では胴06;07の協働する際の最大直線力が規定され、他方ではたとえばウェブが破断して次いで胴06;07に巻き付く際にたわみ可能である。
印刷箇所05に向いた側で、軸受けユニット14(252)は、少なくとも調節過程の間、位置変化可能のストッパ79を備えており、ストッパ79は、印刷箇所05に向かう調節距離を制限する。ストッパ79は、ストッパとして作用するストッパ面83が調節方向に沿って少なくとも1範囲で可変であるように、位置変化可能である。したがって有利な形態では、調整装置(位置変化可能なストッパ79)が設けられており、調整装置によって、軸受けブロック74の、印刷箇所に近い方の終了位置の位置を調節することができる。距離制限/調整のために、たとえば後述の楔形駆動装置が役立つ。ストッパ79の調節は、基本的に手動で、またはアクチュエータ(84など)として形成された調節手段84を介して行うことができる。さらに有利な形態では、図10および図11には示していない保持またはクランプ手段が設けられており、保持またはクランプ手段によって、ストッパ79は、所望の位置で固定することができる。さらに少なくとも1つのばね弾性的に作用するエレメント81、たとえばばねエレメント81が設けられており、エレメント81は、軸受けブロック74に、力FRを、ストッパ79から、これから離間する方向で及ぼす。要するに、ばねエレメント81は、軸受けブロック74が別の形式で運動を妨げられない場合、胴抜きを及ぼす。胴入れは、少なくとも1つのアクチュエータ82、特に力制御式のアクチュエータ82によって、ストッパ79に向かって軸受けブロック74を運動させることによって行われ、アクチュエータ82によって、胴入れのために、選択的に規定された、もしくは規定可能な力Fを、胴入れ方向で軸受けブロック74に及ぼすことができる。この力Fは、ばねエレメント81の戻し力FRよりも大きくなっているので、適当な空間構造では、隣接する胴06;07に対する胴06;07の胴入れおよび/またはストッパ79に対する軸受けブロック74の当接が行われる。
理想的には、及ぼされる力F、戻し力FRおよびストッパ79の位置は、次のように選択されていて、つまり、ストッパ79と軸受けブロック74の当接面との間で、胴入れ状態で、考慮すべき力ΔFが伝達されないように選択されており、たとえば|ΔF|<0.1*(F−FR)、特に|ΔF|<0.05*(F−FR)、理想的には|ΔF|≒0が当てはまる。この場合胴06;07の間の胴入れ(当接)力は、実質的にアクチュエータ82によって及ぼされる力Fを介して特定される。したがってニップ位置における、インキ転写ひいては印刷品質などにとって決定的な直線力は、一次的に調節距離によってではなく、ほぼ自由なストッパ79において力Fと結果として生じるバランスとによって規定される。原則として、このために適した力Fを用いて基本調節を見出したあとで、ストッパ79もしくは専ら基本調節の間に有効な適当な固定の省略が考えられる。
アクチュエータ82は、原則として、規定の力Fを及ぼすことのできる任意のアクチュエータ82によって形成することができる。有利には、アクチュエータ82は、圧力媒体作動式の調節手段82、特に流体によって可動のピストン82として形成されている。考えられる傾動に関して、このような形式の複数、ここでは2つのアクチュエータ82の配置構造が有利である。流体として、有利には非圧縮性に基づいて、液体、たとえば油または水が用いられる。
ここではハイドロリックピストン82として形成されたアクチュエータ82を作動させるために、軸受けユニット14(252)に、制御可能な弁93が設けられている。弁93は、たとえば電子制御可能に形成されていて、かつハイドロリックピストン82を1位置では無圧に、または少なくとも比較的低い圧力に調節し、これに対して別の1位置では、力Fを発生させる圧力Pが加えられる。念のために述べておくと、追加的にここでは図示していない漏れ管路が設けられている。
過度に大きな胴入れ/胴抜き距離を回避して、ウェブ巻き付きを防止するために、軸受けブロック74の、印刷箇所から遠い方に、過負荷防止装置88としての、位置変化可能で力制御されたストッパ88、たとえばばねエレメント88による距離制限装置が設けられており、距離制限装置は、運転に応じた胴抜き位置で(つまりピストン82が負荷軽減されていて、かつ/または挿入移動(短縮)している)、胴抜き位置において軸受けブロック74のためのストッパ88として役立ち、ウェブ巻き付きまたは印刷箇所05から別の過剰の力が生じる場合に変形して(たわんで)、比較的大きな距離を解放する。したがって過負荷防止装置88のばね力は、ばねエレメント81からの力の合計よりも大きく選択されている。運転に応じた胴入れ/胴抜きに際して、極めて短い、たとえば単に0.3mm〜4mm、たとえば0.5mm〜3.5mm、または1mm〜3mmの調節距離しか設定されていない。
ストッパ79は、図示の形態(図18)では、調節方向Sに対して横向きに運動可能な楔形部材79として形成されており、この場合楔形部材の運動時に、調節方向Sに沿った有効ストッパ面83の位置が可変である。楔形部材79は、たとえば支持体に対して固定的なストッパ96に支持されている。
楔形部材79として形成されたストッパ79は、アクチュエータ84、たとえば圧力媒体作動式の調節手段84、たとえば圧力媒体作動式のピストン84によって、ピストン(双方向で作用する)を備えた作業シリンダ内で、たとえばピストンロッド85として形成された伝達部材85を介して移動可能であるか、または電動モータによって、ねじ山付きスピンドルとして形成された伝達部材85を介して移動可能である。アクチュエータ84は、双方向で作用するか、また図示したように、1方向アクチュエータとして形成することができ、アクチュエータは、作動時に戻しばね86に抗して作動する。戻しばね86の力は、前述の理由(実質的に力のかかっていないストッパ79)から、比較的弱く選択されていて、それも楔形部材79が単に重力または振動力に抗して正確な位置で保持されるように選択されている。
原則として、ストッパ79は、別の形式(たとえば調節方向に関して調節可能で固定可能なタペット(棒材)などとして)で、次のように形成することもでき、つまり、ストッパ79は、調節方向Sで変化可能で、かつ少なくとも調節過程の間、印刷箇所05に向かう軸受けブロック74の運動のための、固定可能なストッパ面83を成すように、形成することもできる。図示していない形態では、ストッパ79の調節は、たとえば直接的に、調節方向Sに対して平行に、駆動手段、たとえばピストン(双方向で作用する)を備えた、圧力媒体作動式のシリンダまたは電動モータによって行われる。
図示していない有利な形態では、胴入れ位置で、胴06;07の回転中心は、仮想の接続線もしくは接続平面Eを成す(以下に「リニア型」または「フラット型」の両側印刷装置03と記載する)。有利には、平面Eと走入するかもしくは走出するウェブとが、90°とは異なる、75°〜85°、特に80°〜86°の内角αを形成する。転写胴06、特に全ての胴06;07の軸受けユニット14は、1形態の組付状態では、サイドフレーム11に次のように配置されていて、つまり、調節方向Sが、たとえば力規定された胴入れに基づいて(下記参照)、接続平面Eと最大で15°の角度、たとえば約2°〜15°、特に4°〜10°の鋭角βを成すように、配置されている。特に組立に関して、調節方向Sが水平に延び、ウェブが実質的に鉛直に延びる場合、このような配置構造は有利である。
角度を成して(n字形またはu字形の印刷装置04)配置された両側印刷装置03の変化形態では、平面Dとは、印刷箇所05を形成する胴06の接続平面と解され、また平面Eとは、版胴07と転写胴06との間の接続平面と解され、角度に関する前述の記載は、印刷箇所05を成す胴06もしくは版胴07のうちの少なくとも一方の調節方向Sおよび平面DもしくはEに関連付けされる。
印刷箇所05を形成する胴06の一方は、位置固定的であり、かつ運転に応じて調節不能に(しかしながら場合によっては調整可能に)サイドフレーム11;12に配置してもよく、これに対して別の胴は、調節方向Sに沿って可動に支承されている。
胴抜き位置と胴入れ位置との間の、調節方向Sに沿った、胴入れ/胴抜きのための運転に応じた調節距離は、たとえば転写胴06では、約0.5mm〜3mm、特に0.5mm〜1.5mm、版胴07では、約1mm〜5mm、特に1mm〜3mmである。
リニア型の両側印刷装置03としての形態では、平面Eは、走入しかつ走出するウェブの平面に対して、それぞれ一方のウェブ側で、たとえば75°〜88°もしくは92°〜105°、有利には80°〜86°もしくは96°〜100°の角度αで(もしくはそれぞれ別の一方のウェブ側で、96°〜100°もしくはα80°〜86°)傾斜している。
別の形態では、転写胴06、特に全ての胴06;07の軸受けユニット14(252)は、組立状態で、サイドフレーム11;12に次のように配置されていて、つまり、調節方向Sが、接続平面Eと合致する、つまり鋭角が約0°を成すように、配置されている。全ての調節方向Sは合致しており、したがって相互間隔を有していない。
平面Eもしくは平面Dに対する調節経路の傾斜とは無関係に、以下に図19の形態において、胴06;07(ここでは左右の印刷装置を区別するために符号に.1および.2を加えた)もしくは胴の胴入れを調節するための有利な方法ステップを示した。
始めに述べると、印刷箇所05を規定する第1の胴06.1、たとえば転写胴06.1は、胴入れ位置(つまりアクチュエータ82はアクティブである)において、印刷ユニット01の内側で、ストッパ79の調節(両端面に対する)によってウェブに対して方向調整される。このことは、ここで示唆したように、たとえば手動で操作可能なアクチュエータ84(調節ねじ)によって行うことができる。この場合印刷箇所を規定する、いわゆる「0位置」が規定される。
次いで対応配置された版胴07.1の解放状態のストッパ79(つまりストッパ79はたとえば予め上方に引き抜かれる)で、かつ転写胴06.1の依然としてアクティブ化された胴入れ位置(つまり転写胴06.1の、アクティブ化されたアクチュエータ82)では、胴入れのために、版胴07.1と転写胴06.1との間に所望の力Fが及ぼされる。このことは、ここでは所望の当接圧力Pで版胴07.1のアクチュエータ82を負荷することによって行われる。第1の版胴07.1の軸受けユニット14(252)に、同様に調節可能なストッパ79が設けられている場合、第1形態では、予めストッパ79は、実質的に力を掛けずに、第1の版胴07.1における軸受けブロック74の、対応するストッパ面に接触させることができる。
両方の第1の胴06.1;07.1の胴入れがアクティブ化され(つまり印刷箇所05に向かって力が及ぼされる)、かつ第2の版胴07.2が胴抜きされた状態では、第3の胴06.2のストッパ79が解放されている間、もしくは解放されたあとで、第2の転写胴06.2もしくは第2の転写胴06.2の軸受けブロック74は、胴入れに関する所望の力(圧力P)で負荷され、バランスが得られると、第2の転写胴06.2のストッパ79は、実質的に力を掛けずに、軸受けブロック74の、対応するストッパ面に接触させられる。この範囲内で、またそのまえ、その間、またはそのあとで(予め前述の形態で行われない場合)、第1の版胴07.1のストッパ79は、対応配置された軸受けブロック74と接触させることができる。
最後のステップにおいて、解放された、または予め解放されたストッパ79では、第2の版胴07.2もしくはその軸受けブロック74は、胴入れされ、これに対して対応配置された転写胴06.2も同様に胴入れされる。安定化が達成されると、ストッパ79がそこに設けられている場合、第2の版胴07.2でも、ストッパ79は、実質的に力を掛けずに、軸受けブロック74の、対応するストッパ面に接触させられる。
このようにして、印刷プロセスにとって最適に調和された、両側印刷装置03の胴06;07の調節が行われる。
図示の形態では、4本全ての胴06;07は、アクチュエータ82によって、胴入れ/胴抜き可能に支承されており、しかしながらこの場合両方の版胴07および一方の転写胴06のストッパ79だけが、非手動式に、つまり圧力媒体作動式のアクチュエータ84を介して、特に遠隔操作式に調節可能である。他方の転写胴06のストッパ79は、たとえば調節ねじとして形成された調節手段84によって調節可能かつ固定可能である。したがってこのストッパ79は、たとえば保持手段を備える必要がない。
前述の単倍サイズの形態では、4本全ての胴06;07は、アクチュエータ82によって直線運動可能に支承されており、この場合両方の転写胴06だけが可動のストッパ79(場合によっては上記のアクチュエータ84および/または保持手段と共に)を備えている。
別の簡単な形態では、2本の転写胴06のうちの1本が、位置調整可能であるが、胴入れ/胴抜き運動に関して運転に応じて可動ではなく、フレームに対して固定的に支承されている。別の3本の胴06;07は、胴入れ/胴抜きに関して可動に支承されており、この場合第1形態では、これら3本全ての胴06;07が、また第2形態では、固定的な転写胴06とは異なる転写胴06だけが、可動のストッパ79と、場合によっては保持手段とを備えている。
胴支承の1形態では、版胴07および/または転写胴06の軸受けユニット14(252)は、少なくとも1端面側で、それ自体が、たとえばリニア軸受け内で、または変形可能な懸下部によって、1運動方向で可動に支承されており、軸受けユニットは、胴回転軸線に対して垂直に位置していて、かつ少なくとも調節方向Sに対して垂直の成分を有している。有利には、この運動方向は、調節方向Sに対して垂直に選択されていて、かつ片側作動状態で、該当する胴06;07の傾斜姿勢(いわゆるクッキング;cooking)がもたらされる。
軸受けユニット14(252)の前述の形態で設けられたアクチュエータ82は、胴入れもしくは胴抜きに適した調節距離ΔSを提供するために形成されていて、したがって有利には少なくともΔSに相当するストロークを有している。アクチュエータ82は、互いに胴入れされたローラもしくは胴06;07の胴入れ力を調節するため、かつ/または胴入れ/胴抜きを実施するために設けられていて、これに応じて形成されている。調節距離ΔS(もしくはストローク)は、たとえば少なくとも1.5mm、特に少なくとも2mmである。
ピストン82は、圧力媒体チャンバに対して、ピストン82の周囲を包囲する、圧力チャンバの近くに位置するシールによってシールされていて、かつ圧力チャンバの近くに位置する滑りガイドによってガイドされている。有利には、追加的に第2のシールおよび第2の滑りガイドを、ピストン82の、圧力チャンバから遠い領域に設けることができる。特に有利な形態では、第2のシールに対して選択的または追加的に、ピストン82は、外向きに、たとえばゴム製のダイヤフラム、特にロールダイヤフラムによってシールされている。ダイヤフラムは、一方では周に沿ってピストン82と結合されており、また他方では外周線に沿って完全に基本体と結合されているか、もしくはアクチュエータエレメントの別の定置の組込構成部材と結合されている。
印刷ユニット01の有利な形態では、印刷ユニット01の一部、特に壁区分11;12が、印刷ユニット01の装着もしくは保守を目的として、相対的に、特にリニアガイド15に可動に配置されているだけでなく、胴06;07もまた、胴入れ圧力を調節し、かつ/または胴入れ/胴抜きを実施するために、適当な壁区分11;12の内側でリニア軸受け70に直線運動可能に配置されている。
以下に記載の駆動形態は、原則として、前述の分離性能および/または直線的な配置構造および/または特別なリニア支承部および/または胴06;07の記載の胴入れ、胴抜き、調節および/または前述のインキ装置08および/またはローラロックの使用とは関係なく有利なものと認められる。格別な利点は、記載の単数または複数の特徴に関連して認められる。
以下に、印刷装置04の駆動に関する、たとえば機能モジュールとしても形成された駆動伝動装置に関する形態を説明する。駆動システムでは、印刷ユニット01の機能構成群または個々の胴06;07またはローラは、独自の駆動モータ(下記参照)、特にサーボモータ、ACモータまたは非同期モータを備えている。原則として、版胴−転写胴−胴対に関して対偶を成す駆動装置も使用可能であり、駆動装置は、たとえば独自の駆動モータを有する印刷胴伝動装置を備えている。追加的に独自の駆動モータ(回転および往復運動に関する)を有するインキ装置伝動装置と、湿式オフセットの場合、独自の駆動モータ(回転および往復運動に関する)を有する湿し装置伝動装置とは、比較的高い可変性および品質を提供する。
分離した印刷装置胴駆動装置、インキ装置駆動装置および湿し装置駆動装置に関する個々の駆動装置モジュール構想によって、印刷箇所05における印刷ユニット01の分離性能も、版胴07とインキ装置08との間の分離性能も実現される。印刷装置胴06;07、インキ装置08および場合によっては湿し装置09に関する個別的な駆動装置によって、インキ装置洗浄および/または前着色の行われる間に、同時的な装着運転、たとえば刷版交換および/またはゴムブランケット洗浄が許容される。この場合進行プログラムは、経過時間、回転数および機能経過においてそれぞれ異なっていてよい。
図20の左側には、乾式オフセットに関する状態を、また右側には湿式オフセットに関する状態を例示した。もちろん実際の両側印刷装置03の両印刷装置04は、通常同じ型式を有している。端面側からみて、図面を判りやすくするために、ローラの図示は省略して、単にモータと共に駆動構造列を示した。上からみた図には、回転駆動式の2本の摩擦胴33;33’(上方のインキ装置08参照)を備えたインキ装置08の例として、ならびに湿式オフセットの場合、前記の図面とは異なって、回転駆動式の2つの摩擦胴33;33’を備えたインキ装置09の例としての駆動構想を示した。
印刷装置胴06;07の駆動は、少なくとも対偶を成して行われ、つまり版胴07とこれに対応配置された転写胴06とから成る胴対06;07ごとに、別の印刷装置胴から機械的に独立した独自の少なくとも1つの駆動モータ121が設けられている。このことは、たとえば図20に示したように、それぞれ機械的に独立した独自の駆動モータ121であってよく、または図示していないが、駆動結合部もしくは駆動結合構造列を介して駆動装置対によって得られる。
駆動形態に関して図20に示したように、駆動モータ121は、それぞれ相対回動不能な少なくとも1つのクラッチ(継手)148、特に角度補償する少なくとも1つのクラッチ148を介して、両印刷装置胴06;07と連結されている。有利には、このような形式の2つのクラッチ148は、直列で、中間部材(または全体として自在継手として形成された構成部材)を備えており、これらの部材は、全体として位置差(ずれ)を補償する継手(クラッチ)151を成す。したがって胴06;07の運動性(胴入れ/胴抜き)にもかかわらず、駆動モータ121の、フレームに対して固定的な配置構造が実現される。組立に際して、完成した機能モジュール122に、クラッチ148を備えた軸78をフランジ締結すればよい。特に有利には、クラッチ148は、多板クラッチ148または全金属クラッチとして形成されていて、かつ摩擦接続式に、しかも多板の周方向でずらして2つのフランジと結合された少なくとも1つの多板セットを備えている。
機能モジュール122と版胴07との間の継手151は、有利には、サイドレジスタ制御/調整を実現するために次のように形成されていて、つまり、継手151は、版胴07と機能モジュール122との間の軸方向の相対運動も受容するように、形成されている。このことは同様に前述の多板クラッチ148によって行うこともでき、多板クラッチ148は、多板の領域における変形によって軸方向の長さ変化を実現する。図示していない軸方向駆動装置は、回転駆動装置と同じか、または別のサイドフレーム側に設けてよい。
インキ装置08の被駆動ローラ33,33’、特に摩擦胴33,33’もまた、有利には、少なくとも1つの継手(クラッチ)149、特に角度差を補償する継手149を介して、機能モジュール138と連結されている。原則としてローラ33の当接/離間が行われないので、このような継手149では、そのままにしておいてよく、簡単な形態では、継手149は、単に固定的なフランジ結合部として形成されている。これと同じことが、機能モジュール139における駆動装置、場合によっては機能モジュール139としての駆動装置にも当てはまる。
図20では、両摩擦胴33,33’は、たとえば回転式に強制駆動される(ここでは駆動モータ128によって)ように形成されている。
図20には、印刷胴06;07は、有利な形態では、それぞれ個別的に駆動モータ121によって駆動されている。有利には、駆動モータ121と胴06;07との間の「駆動構造列」に、伝動装置150、特に伝達(減速)伝動装置150、たとえば遊星歯車装置が設けられている。伝動装置150は、前置伝動装置として、構造的に予めモータ121とまとめて構成ユニットとしてモータ121に前付けすることもできる。駆動モジュールもしくは機能モジュールとしてのモジュール式の伝動装置を設けることもでき、伝動装置の入口に、駆動モータ121が連結可能であり、かつ出口に、特に角度差および/または位置差を補償する継手148;151を介して各胴06;07が連結可能である。伝動装置150を備えた駆動モータ121の代わりに、有利には、永久磁石作動(励磁)式の同期モータ121として形成することもできる。
特に有利な形態では、胴06;07の駆動に関する、連結しようとする駆動モータ121は、同期モータ121および/または永久磁石作動式の電気モータ121、特に永久磁石励磁式の同期モータ121として形成されている。このような駆動モータ121は、回転形モータであり、交流巻線を有するステータと永久磁石を有するロータとを備えている。駆動モータ121のこのような構造、特に永久磁石によって、高出力密度が達成され、したがって伝動伝達装置の使用は不要である。したがって駆動トレーンにおける不精度ならびに機械要素、たとえば伝動装置の摩耗が存在しない。
駆動装置連結(図20)に関する別の有利な第2形態では、回転体、たとえば胴06;07と駆動モータ121との間の連結は、直に、つまり軸方向運動を実現する継手なしに、かつ/または角度および/または位置差を補償するクラッチなしに、軸78に連結可能である。このような継手は、固定式であるが着脱可能に形成することができる。この形態では、駆動モータ121は、フレームに対して固定的ではなく、胴に対して固定的に配置されていて、かつ胴入れ/胴抜きに際して、かつ場合によってはサイドレジスタ変位に際して、胴06;07と共に運動する。軸受け配置構造14によって可動の胴06;07の場合、駆動モータ121は、印刷装置胴06;07ごとに、サイドフレーム11;12でなく、直に可動の軸受けブロック74と堅固に結合されていて、つまりフランジ結合されていて、調節運動の間連動する。
図20では、回転する構成部材、特に軸受けユニット14に支承された胴06;07の駆動装置は、同期モータ121および/または永久磁石作動式モータとして形成された駆動モータ121を備えて、つまりロータに永久磁石の一部を備えて形成されている。
インキ装置08のローラ28;33;34;33’は、図21では、図示の理由から、図5〜図10に対して、「互いに離して」示した。
ここでは、ステータは、直にまたは間接的に軸受けユニット14の可動部分に、つまり可動の軸受けブロック74に固定されていて、可動部分(軸受けブロック74)と連動可能である。別の形式で支承された軸受け配置構造14の場合、ステータは、たとえば内側の偏心ブシュもしくはレバーに支承されている。
図21および図22には、インキ装置08もしくはインキ装置駆動装置の、たとえばインキ搬送および摩耗に関して有利な形態を示しており、この形態は、それ自体有利であるだけでなく、特に前述の印刷ユニット01の単数または複数の特徴に関連しても有利である。
たとえば1経路型のローラ式インキ装置08とも、また「長路型インキ装置」とも呼ばれるインキ装置08は、既に記載した複数のローラ28;33;33’;34;36;37を備えている。インキ装置08は、図5〜10に示したように、版胴07の刷版にインキ着けする着けローラ28を備えており、着けローラ28は、インキを、刷版もしくは版胴に近い方の往復運動可能な摩擦ローラ33もしくは摩擦胴33(たとえば硬質の表面を有する)と、少なくとも1本のインキローラまたは転写ローラ34(たとえば軟質の表面を有する)と、版胴から遠い方の往復運動可能な第2の摩擦ローラ33’もしくは摩擦胴33’と、別のインキローラまたは転写ローラ34(たとえば軟質の表面を有する)と、図22に図示していないフィルムローラ37およびドクタローラまたはインキ出しローラ36とを介して、インキ溝38から受け取る。インキ出しローラおよびフィルムローラ36;37(フィルムインキ装置を表す)は、有利には別のインキ供給システムもしくはインキ調量システム(たとえばポンプインキ装置におけるポンプシステムまたは移し(呼び出し)式インキ装置における移しシステム)によって代用してもよい。
インキ着けローラおよび/または転写ローラ28;34(略して:軟質ローラ28;34)の軟質の表面は、半径方向で可撓性に、たとえばゴム層を有して形成されており、これについては図5〜図10において太い実線の円で示した。
インキ装置08のローラ28;33;33’;34;37が互いに当接されると、当接圧力および/または調節距離に応じて、摩擦胴3;33’の硬質の表面が、それぞれ協働する軟質ローラ28;34の軟質の表面に幾分か入り込む。これによって進入深さに応じて、転動し協働するローラ28;33;33’;34;37の周長さ比が変化する。
たとえば協働する複数ローラのうちの1本に関して、回転数の設定による強制回転駆動(たとえば駆動モータ、または別の被駆動構成部材に対する適当な機械式の駆動結合部を介して)が行われると、単に前記のローラからの摩擦を介して駆動される、隣接する軟質ローラが、進入深さに応じてそれぞれ異なる回転数で回転する。軟質ローラが、追加的に独自の駆動モータまたは追加的に第2のニップ位置において回転数の特定された別のローラからの摩擦を介して駆動される場合、前者の場合、モータ式に設定された回転数と摩擦に起因する回転数との間の差が生じ、後者の場合、摩擦に起因する両回転数の間の差が生じる。ニップ位置において滑りが生じ、かつ/または単数もしくは複数の駆動モータが不必要に強く負荷されるようになる。
インキ装置08において、特に図21に示した駆動装置の形態に関して、ローラ28によって刷版22にインキ着けが行われる領域において、あとで図22および図21に関して説明する構成手段によって、スリップのない転動(true rolling)および着色が達成される。
版胴から近い方の摩擦胴33は、図22では、専ら隣接するローラ28;34との摩擦を介して回転駆動され、かつ回転駆動のために、印刷装置胴06;07または別の強制回転駆動されるインキ装置ローラを駆動するための追加的な機械式の駆動結合部も、独自の駆動モータも備えていない。このようにして第1の摩擦胴33は、実質的に、本形態では2本(場合によっては3本のうちの1本)の、版胴07との摩擦によって駆動される着けローラ34を介して回転駆動され、かつその間に位置するニップ位置における押圧とは無関係に、ほぼ版胴07の周速度を有している。版胴から遠い方の摩擦胴33’は、図22に示したように、摩擦胴33’を回転駆動する駆動モータ128を備えており、駆動モータ128は、ローラ33’;34;33によって形成された摩擦伝動装置以外には、第1の摩擦胴33に対する機械的な継手を有していない。3本以上の摩擦胴33;33’、たとえば3本の摩擦胴では、版胴から遠い方の2本の摩擦胴を強制回転駆動するか、または単に中央または版胴に近い方の摩擦胴を強制回転駆動すればよい。
有利には、両摩擦胴33;33’は、伝動装置136、たとえば往復伝動装置もしくは摩擦伝動装置136を備えている。
機械的な手間の僅かな形態では、版胴に近い方の摩擦胴33は、単に回転運動を往復運動に変換する独自の往復伝動装置136を備えている。往復伝動装置136は、有利には、カム伝動装置として形成することができ、この場合たとえばフレームに対して固定的な軸方向ストッパが、ローラに対して固定的な、カム状に環状に延びる溝と協働するか、またはローラに対して固定的な軸方向ストッパが、カムディスクの、フレームに対して固定的な環状に延びる溝と協働する。原則として、回転運動を往復式の軸方向ストロークに変換する伝動装置136は、適当な別の伝動装置136、たとえば偏心体を有するウォーム伝動装置またはクランク伝動装置によって形成することもできる。
第1の摩擦胴33の往復伝動装置136は、有利には、伝動装置を介して、第2の摩擦胴33’の往復伝動装置136と機械的に連結されている。有利には、連結された両往復伝動装置136は、共通の往復駆動装置162(往復伝動装置162)を成し、かつ往復運動のために駆動モータによって強制駆動される。有利には、往復伝動装置162の強制駆動は、第2の摩擦胴33’を回転駆動する駆動モータ128(図21)によって行われる。
図21には、摩擦胴33;33’の駆動に関する有利な形態を示しており、ここでは第2の摩擦胴33’だけが強制回転駆動されており、両摩擦胴33;33’は、共通の往復駆動装置162を介して軸方向で強制駆動されている。印刷装置胴06;07は、対偶を成して、胴対ごとに駆動モータ121によって駆動するか、または有利には、図20または図22に示したように、個別的にそれぞれ駆動モータ121によって駆動することができる。
図22には、逆の形態を示しており、この場合版胴に近い方の摩擦胴33が、強制回転駆動されている。図21に相当する、看取される構成部材は、図22では、再度詳しく説明することはしない。
図21および図22では、このために駆動モータ128は、継手(クラッチ)163を介して、軸164を介して、駆動ピニオン166を駆動し、駆動ピニオン166自体は、第2のまたは第1の摩擦胴33’;33と相対回動不能に結合された平歯車167と協働する。結合は、たとえば平歯車167を備えた軸区分168を介して、第2の摩擦胴33’(図21)もしくは第1の摩擦胴(22)のジャーナル169に行うことができる。第1の摩擦胴33(図21)もしくは第2の摩擦胴33’(図22)の、対応する適当な軸区分168は、このような平歯車167もしくは駆動モータ128に対する駆動結合部を有していない。第2のもしくは第1の摩擦胴33’;33の平歯車167と駆動ピニオン166との間の駆動結合部は、有利には真っ直ぐに歯列形成されていて、かつ歯嵌合部において、往復運動の各位置にとって十分な程度の大きさで重畳して形成されている。両摩擦胴33’;33は、図21に例示したように、サイドフレーム147もしくはフレームに形成された枠体147において軸受け172、たとえばラジアル軸受け172に支承されているか、またはサイドフレーム11;12(図22)に支承されており、軸受けは、追加的に軸方向運動を実現する。この場合駆動モータ128と第1の摩擦胴33(図21)もしくは第2の摩擦胴33’(図22)との間の回転駆動結合部は存在しない。駆動ピニオン166と、軸区分168に配置された平歯車167とは、まとめて伝動装置、特に減速伝動装置を成しており、伝動装置は、それ自体、独自のハウジング153によって閉鎖された、かつ/またはこれと前組立可能な構成ユニットを形成する。構成ユニットは、出力側でジャーナル169に連結可能である。
往復伝動装置162は、同様に駆動モータ128によって、たとえばウォーム伝動装置173;174を介して駆動される。この場合軸164から配置されたウォーム173もしくは軸164の、ウォーム173として形成された区分から、ウォーム歯車174に駆動が伝達され、ウォーム歯車174は、摩擦胴33;33’の回転軸線に対して垂直方向で延びる軸176と相対回動不能に結合されている。軸176の各端面側に、軸176の回転軸線に対して偏心的に連行体177が配置されており、連行体177自体は、カム伝動装置、たとえば連行体177に回転可能に支承されたレバー178と、ジョイント179とを介して、摩擦胴33;33’の軸方向で、摩擦胴33;33’のジャーナル169と圧縮不能かつ引張不能に結合されている。図20には、版胴から遠い方の摩擦胴33’の摩擦伝動装置136は単に波線で示唆した。なぜならば摩擦伝動装置136は、図示方向でみると、平歯車167によって覆われているからである。軸176の回転によって連行体177が回動し、連行体177自体は、クランク伝動装置を介して、摩擦胴33;33’の軸方向ストローク運動を及ぼす。往復駆動装置162への出力は、駆動モータ128と摩擦胴33’との間の回転式の駆動トレーンにおける別の側でも行うことも、または別の機械側で、摩擦胴33’の別の端面に存在するジャーナル169から適当な往復伝動装置162へ行うこともできる。場合によっては軸方向駆動装置を連結解除するための、ウォーム伝動装置173;174とは異なる伝動装置を設けることもできる。
図21および図22に示したように、往復駆動装置162もしくは往復伝動装置162は、総じて独自のハウジング181を備えた構成ユニットとして形成されており、構成ユニットは、追加的に包囲して形成してもよい。
図21および図22に示したように、往復運動駆動装置162もしくは往復運動伝動装置162は、その全体で、独自のハウジング181を備えた構成ユニットとして形成されており、構成ユニットは、追加的に包囲して形成することができる。
図21では、版胴に近い方の摩擦胴33が強制回転駆動装置を有していないことによって、ローラ28(34)は、少なくとも版胴に近いインキ装置領域においてほぼスリップなしに転動し合う。図22では、版胴に近い方の摩擦胴33だけが強制回転駆動されるので、インキ装置08の「後方部分」において競合する強制駆動装置は省略される。一般的に認められるように、インキ装置08の駆動に際して、2本の摩擦胴33;33’のうち1本だけが強制回転駆動されると有利である。
原則として、摩擦胴33,33’を回転駆動する駆動モータ128は、出力および/またはトルクおよび/または回転数に関して制御可能または調整可能な電動モータとして形成することができる。後者の場合、駆動モータ128が胴入れ状態でも回転数調整/制御して運転される場合、インキ装置08の、版胴から遠い領域では、依然として、異なる有効ローラ周長さに関する前述の問題が生じ得る。
摩擦伝動装置と競合する回転数設定の前述の問題点に関して、駆動モータ128は、有利には次のように形成されていて、つまり、駆動モータ128は、少なくとも印刷運転中、出力および/またはトルクに関して制御可能もしくは調整可能であるように、形成されている。このことは原則として同期モータ128または非同期モータ128として形成された駆動モータ128によって行うことができる。
構造上の手間に関して最も簡単な第1形態では、駆動モータ128は、非同期モータ128として形成されており、これに対応配置された駆動制御装置186において、駆動モータ128に、単に周波数(たとえばインキ装置08の胴抜きで)および/または電気的な駆動出力またはトルク(インキ装置08の胴入れで)が設定される。インキ装置08の胴抜き状態では、つまり着けローラ28が版胴07と回転接触していない状態では、設定された周波数および/または駆動出力に関して、インキ装置08は、第2の摩擦胴33’を介して、胴入れに適した周速度にもたらすことができ、ここでは版胴07の周速度と着けローラ28の周速度とは、10%を下回って、特に5%を下回って異なっている。このために適当な周波数設定値もしくは出力設定値は、予め経験に基づいて、かつ/または計算に基づいて求めることができ、かつ駆動制御装置自体または機械制御装置またはガイドスタンド計算機において予測される。設定値は、有利には作業員によって変化可能であり、この場合設定値は、有利には、作業員によって変化可能である(このことは有利には後述の設定値にも当てはまる)。
胴入れ状態では、つまり着けローラ28が版胴07と回転接触していて、インキ装置ローラ全体が互いに当接している場合、ローラ28;33;34;33’;34;37は、一部で、版胴07から、ローラ28;33;34;33’;34;37の間に形成された摩擦伝動装置を介して回転駆動されるので、駆動モータ128は、摩擦伝動装置において、版胴07からの距離と共に増加する損失出力を補償すればよい。つまり駆動モータ128は、単にインキ装置08の後方領域を、実質的に摩擦接触によって設定される周速度に維持するのに役立つ、比較的小さな駆動モーメントもしくは比較的小さな駆動出力で運転することができる。このような駆動出力は、第1形態では、総生産回転数(もしくは版胴07の回転数)に関して一定にすればよく、かつ胴抜き開始のための設定値に相当するか、または生産に関する一定の独自の値を成している。第2形態では、様々な生産回転数(および追加的に場合によっては胴抜き開始)に関して、周波数および/または駆動出力に関して様々な設定値を設定して格納することができる。生産回転数(生産速度)に応じて、駆動モータ128のための設定値は変化させることができる。
以下にローラストライプ(Walzenstreifen)において1ローラから隣接する回転体に及ぼされる押圧力を調節するため、かつ/または回転体にローラを当接するため、かつ/または回転体からローラを離間(当接解除)するための装置、たとえばローラロック(Walzenschloss)257、ならびにこのような装置の制御または調整について詳しく説明する。
特に着けローラ28は、図9、図10および図13においてインキ装置08の別の形態を表したように、胴入れ/胴抜きのために、ローラロック257を備えている。有利には、図10に示したように、インキ装置08の調節可能な全てのローラ28,34および場合によっては湿し装置09(設けられている場合)の調節可能なローラ41;43は、このような形式の自動式のローラロック257を備えている。
後述のローラロック257の使用によって、このように支承されたローラ28,34,41,43は、それぞれ押圧力制御可能なローラ28,34,41,43として形成されている。
図示の形態では、インキ装置08もしくは湿し装置09の制御可能な各ローラ28;34;41は、隣接する2本の回転体と接触しており、つまり各ローラ28;34;41は、同時にこのような配置構造内で存在する回転体の2本と当接されているので、各ローラ28;34;41は、外面に、ニップ位置とも呼ばれる、各ローラに対してほぼ軸方向で延びる2本のローラストライプを有している。押圧力の制御可能な各ローラは、各ローラストライプにおいて、調節可能な押圧力で、隣接する回転体を押圧する。
印刷装置04において、これらの制御可能なローラ28;34;41;261;262;263のうちの少なくとも1本の運転位置を設けることができ、この運転位置では、ローラは、隣接する1回転体と接触し、かつ隣接する第2の回転体から離間されているか、または単に追加ローラもしくはいわゆる「ライダーローラ」として形成されている。この場合制御可能なローラに、たとえば隣接する単個の回転体が配設されている。
実際に印刷装置04で生産しようとする印刷結果に関して良好な品質を得るために、印刷装置04に存在するローラストライプを特定の力または幅に調節する要求が存在しており、この場合幅は、数ミリメートルの範囲であり、たとえば1mm〜10mmである。
押圧力の制御可能なローラ28;34;41;43、特に着けローラ28は、両端部318、たとえばジャーナル318で、それぞれ半径方向ストローク運動可能なローラ収容部339を備えた支持軸受け257、つまりいわゆるローラロック257に支承されており、この場合各支持軸受け257もしくはローラロック257は、ローラ28;34;41;43に作用する単数または有利には複数のアクチュエータ322を備えており、この場合アクチュエータ322自体は、有利には支持軸受け257もしくはローラロック257に属するハウジング内に配置されていて、たとえば圧力媒体で圧力負荷可能である。以下においてもアクチュエータ322は、圧力媒体で圧力負荷可能なアクチュエータ322として記述するが、このことは有利な形態に応じたものであり、したがって後述の支持軸受け257および/またはアクチュエータ322の制御は、押圧力を及ぼすために使用される媒体によって影響を受けることはない。記載した制御を実現するために、アクチュエータ322は、たとえばハイドロリック作用、電気作用、モータ作用または圧電作用に基づいて押圧力を及ぼすアクチュエータ322として形成することができる。いずれにせよアクチュエータ322の作動によって、ローラ収容部339は、支持軸受け257に関して、制御可能なローラ28;34;41;43の軸方向に対して直交する平面上で偏心的に運動させられる。この場合半径方向ストロークは、直線的または非直線的な運動経路に沿って行われる。
たとえばフレームに対して固定的に配置された支持軸受け257内で許容されるローラ収容部339の半径方向ストロークによって、有利にはラジアル軸受けとして形成された支持軸受け257内でローラ収容部339が偏心的に変位される。図23および図24には、ローラロック257の構造を例示した。図23には、ローラの軸線319に対して平行な縦断面図でローラロック257を示した。図24には、図23に示したローラロック257を、直交する2平面上で斜めからみた部分的な断面図で示した。少なくとも版胴07と直に協働する全てのローラ28;41は、少なくとも1つのアクチュエータ322を備えており、アクチュエータ322は、版胴07と直に協働するローラ28;41の別のアクチュエータ322とは無関係に制御されている。
ローラロック257のハウジングは、たとえばスリーブ状のフレームホルダ323を備えており、フレームホルダ323の内側空間にローラホルダ324が支承されており、この場合アクチュエータ322は、作動時にローラホルダ324に作用して、ローラホルダ324を、半径方向で軸線319の周りに形成された、フレームホルダ323とローラホルダ324との間のギャップ内で半径方向に移動させることができる。フレームホルダ323とローラホルダ324との間のギャップは、たとえば1mm〜10mmの幅、有利には2mmの幅を有している。アクチュエータ322は、たとえばフレームホルダ323とローラホルダ324との間のギャップに、またはフレームホルダ323のチャンバまたは凹所に配置されており、この場合フレームホルダ323のチャンバまたは凹所に配置されたアクチュエータ322は、ローラホルダ324に向けられた作用面338を有しており、作用面338によって、アクチュエータ322は、圧力媒体で負荷される運転状態で、ローラホルダ324に面圧を及ぼす。
アクチュエータ322は、ローラロック257のハウジング内で、ハウジングに対して、または少なくともフレームホルダ323に対して、有利には相対回動不能に配置されている。アクチュエータ322は、たとえば圧力媒体で負荷可能な中空体として、たとえば圧力チューブとして形成されており、この場合中空体は、少なくとも可逆式に変形可能なエラストマ材料から成る面338(図24)を備えており、この場合面338は、たとえば図示していない別の形態では、ダイヤフラムとして形成されており、この場合ダイヤフラム338は、中空体の圧力媒体負荷に際して、有利にはローラホルダ324の外面に当接する。したがって可逆式に変形可能な面338は、少なくとも大体において面圧を及ぼすために作用する面338に相当する。アクチュエータ322は、有利な形態では、胴内でガイドされたピストンを備えておらず、ピストンロッドレスである。ローラロック257のハウジングにアクチュエータ322を組み込むことによって、ローラロック257の極めてコンパクトな構造形式が得られる。圧力媒体は、圧力媒体管路341を介してアクチュエータ322に供給される(図24)。
押圧力の制御可能なローラ28;34;42;43の一方の端部318は、ローラホルダ324に形成された、たとえば半円状の、有利にはクイックロック(Schnellverschluss)として形成されたローラ収容部339に支承されていて、かつローラホルダ324と堅固に結合されており、この場合押圧力の制御可能なローラは、それぞれ独自の軸線319を中心に回動可能である。ローラ28;34;41;43の端部とのローラ収容部339の固定式の結合に対して選択的に、ローラ収容部339は、軸受け、たとえば転がり軸受けまたは滑り軸受けを備えており、軸受けに、ローラの端部が回動可能に支承されている。フレームホルダ323は、たとえば印刷装置301のフレーム壁336に取り付けられている。ローラロック257は、押圧力の制御可能なローラに向いた端面で、有利には、特にフレームホルダ323とローラホルダ324との間のギャップをカバーするシールエレメント337で、ダスト、湿気および別の汚染物に対してシールされており、この場合シールエレメント337は、たとえばフレームホルダ323にねじ止めされている。シールエレメント337によって、特にアクチュエータ322は、汚染から保護されていて、ひいては運動障害から保護されている。フレームホルダ323内でのローラホルダ324の半径方向移動によって、ローラは、隣接する回転体に当接するか、または回転体から離間することができる。
ローラロック257は、たとえば固定装置を備えており、固定装置は、ローラホルダ324ひいてはローラホルダ324と結合されたローラ28;34;41;43を、第1の運転位置で固定し、したがってフレームホルダ323に対する半径方向移動をロックするか、または第2の運転位置で、このような移動を解放する。固定装置は、たとえば有利には同軸的に、たとえばローラホルダ324と堅固に結合された第1の多板セット326と、同様に有利には同軸的な第2の多板セット327とを備えており、この場合第2の多板セット327は、多板で、第1の多板セット326における多板の間に作用する。固定は、多板が噛み合う際に、有利には摩擦接続(摩擦による束縛)または形状接続(形状による束縛)で行われる。多板の摩擦接続または形状接続を解除したあとで、第2の多板セット327は、ローラロック257の軸方向で可動である。
第2の多板セット327の軸方向運動は、たとえば圧力媒体が、フレーム壁36に形成された通路328を通って、ローラロック257内に配置された圧力チャンバ329にガイドされて行われ、この場合圧力チャンバ329に配置された押圧板331が、ばねエレメント332の力に抗して、有利にはローラホルダ324に配置されたプランジャ333を軸方向運動させる。第2の多板セット327は、プランジャ333のプランジャヘッド334に取り付けられていて、かつプランジャ333の軸方向運動に際して同様に運動し、これによって多板セット326;327の多板は、非噛合状態になる。圧力チャンバ329における圧力媒体によって押圧板331に及ぼされる圧力の解消によって、ばねエレメント332から及ぼされる力は、多板セッ326;327の多板を再び噛み合い状態にし、したがってフレームホルダ323に対してローラロック257のアクチュエータ322によって半径方向移動可能なローラホルダ324を、フレームホルダ323に固定する。
図23および図24に示した形態では、各ローラロック257は、ローラ28;34;41;43の軸線319を中心に周期的に配置された4つのアクチュエータ322を備えており、この場合アクチュエータ322は、有利には一定間隔で、押圧力の制御可能なローラ28,34,41,43の軸線319を中心に分配されている。アクチュエータ322は、遠隔操作可能であり、つまり制御ユニットによって作動可能であり、有利にはニューマチック式のアクチュエータ322として形成されている。圧力媒体として、たとえばプレロードの掛けられたガス、有利には圧縮空気が使用される。有利なニューマチック式のアクチュエータ322に対して選択的に、特に流体で圧力負荷されるハイドロリック式のアクチュエータ322のみならず電動モータ式に作用するアクチュエータ322が形成される。図23および図24において概略図で示したように、各アクチュエータ322は、圧力媒体負荷に際して、ローラロック257の内側に向けられた半径方向の力Kn1;Kn2;Kn3;Kn4を、ローラロック257と結合された、押圧力の制御可能なローラ28,34,41,43に及ぼし、この場合アクチュエータ322は、有利にはローラロック257のフレームホルダ323に半径方向で支持され、かつフレームホルダ323に半径方向可動に配置されたローラホルダ324に掛かる面圧によって、半径方向力Fn1;Fn2;Fn3;Fn4を、ローラホルダ324に取り付けられた、押圧力の制御可能なローラ28,34,41,43に及ぼす。したがって圧力媒体から各アクチュエータ322の及ぼされる圧力およびアクチュエータ322の半径方向力Fn1;Fn2;Fn3;Fn4は、対応し合う。同じローラロック257のアクチュエータ322から同時に及ぼされる半径方向力Fn1;Fn2;Fn3;Fn4は、互いに開放角γを成し、開放角γは、0°と180°との間で様々であり、有利には45°〜135°であり、たとえば90°である。ローラストライプにおいて押圧力の制御可能なローラ28,34,41,43から隣接する回転体に及ぼされる押圧力は、場合によっては制御可能なローラ28,34,41,43から、それ自体の質量に基づいて、隣接する回転体に少なくとも部分的に及ぼされる重力を考慮して、同じローラロック257のアクチュエータから同時に及ぼされる半径方向力Fn1;Fn2;Fn3;Fn4のベクトルの合計として生じる。
半径方向力Fn1;Fn2;Fn3;Fn4の記号における識別マークnによって、特定のローラロック257を表すことができ、したがって識別可能である。有利には、印刷機に組み込まれた、制御可能なローラ28,34,41,43に属する各ローラロック257に、制御装置においてアドレスとして利用可能な識別記号が割り当てられており、識別記号によって、ローラロック257は、印刷機において、または少なくとも印刷装置04において、明確に識別可能であり、ひいては制御装置内で選択可能である。同様にローラロック257に属する各アクチュエータ322に識別記号が割り当てられており、識別記号によって、各アクチュエータ322は、印刷機または各印刷装置301に配置されたローラロック257のうちの1つで明確に識別可能、選択可能、かつ制御可能である。さらに各ローラロック257の固定装置に属する圧力チャンバ329の前述の識別記号と同様に、識別記号が割り当てられており、これによって最終的に印刷機または印刷装置301に配置されたローラロック257の各固定装置は明確に識別可能である。ローラロック257、アクチュエータ322および固定装置の各識別記号は、有利には機械読取可能であり、制御ユニット、有利にはデジタルデータを処理する電子制御ユニットに記憶しておくことができる。
アクチュエータ322は、各ローラロック257において、有利なニューマチック式の形態では、圧力媒体管路341を通って、圧力レベルを有する圧力媒体原、たとえばコンプレッサと接続されている。
制御ユニットは、たとえば印刷機または少なくとも1つの印刷装置04に属するガイドスタンドもしくはガイドスタンド計算機の構成部材として形成されていて、したがって印刷機または印刷装置04に配設されている。
ローラ28;34;41;43の制御と同じ形式で、同様に印刷ユニット01の印刷装置04(先行図面)に配置された胴06;07もしくはローラ28;34;41;43の、各軸受けユニット14もしくは軸受けユニット252(図18;図7)の単数または複数のアクチュエータ82は、有利にはガイドスタンドもしくはガイドスタンド計算機によって、識別可能でアドレス付け可能であり、ならびにたとえば少なくとも1つの弁93を用いて制御可能であり、各軸受けユニット14の単数または複数のアクチュエータ82に、明確な識別記号が割り当てられている。
図27には、版胴07と転写胴06との印刷箇所における面圧Pに関するプロフィール(輪郭)を概略的に示した。面圧Pは、接触域の領域全体にわたって延びており、この場合面圧Pは、静止状態で、回転軸線の接続平面Vの高さで、最大面圧Pmaxに達する。最大面圧Pmaxは、生産時には、粘着性の力成分に基づいて、進入ギャップ側に変位する。接続平面Vに対して垂直平面に投影してみると、接触域ひいては輪郭は、幅Bを有している。最大面圧Pmaxは、最終的にインキ転写に関する役割を担い、適当に調節される。
ローラギャップ114における面圧Pの絶対高さならびに押込の変化における面圧の変動は、主に転写胴06における被覆体23、特に金属ブランケット23、特にゴムブランケット23の特性曲線によって特定される。特性曲線は、(最大)押込δに依存する(最大)面圧Pを成す。図28には、剛性的な支持板16と弾性的な層、たとえばゴム層117とを備えた、慣用の被覆体23、特に金属ブランケット23の幾つかの特性曲線を例示した。値は、実験室においてほぼ静的なスタンピング試験状態で求められる。値は、適当な形式で別の形式で求められた値で転用してもよい。
図28から判るように、特性曲線の傾きdP/dδは、押込δの変化における面圧Pの変動を特定する。平均押込値δを中心とする押込の変化分Δδにおいて、平均面圧を中心とするローラギャップ114における必要最大面圧Pmaxの変動ΔPの大きさは、位置δにおける特性曲線の傾きdP/dδに対して近似的に比例的である。したがってたとえば図28において被覆体aでは、−0.16mmから−0.14mmへの押込Sの減少が、約50N/cm2の減少によって面圧Pに作用し、−0.11mmから−0.09mmへの押込δの減少が、約25N/cm2の減少によって面圧Pに作用する。被覆体bは、僅かな傾斜を有している。
被覆体23は全体として、または被覆体のゴム層117が全体として、傾きdP/dδを、特に印刷に関する範囲において要求最大面圧Pmaxの範囲で有しており、ここでは被覆体23は、「硬質」(曲線a)として示し、比較的小さな傾きdP/dδを有する被覆体は、「軟質」(曲線b)として示した。
被覆体23もしくはゴム層117は、ここでは軟質の被覆体bもしくは軟質の層として形成されている。硬質の被覆体もしくは硬質の層に対して、軟質の被覆体bでは、胴06;07の同じ相対運動によって、面圧Pの変化が僅かであり、ひいてはインキ転写における変動が低減する。したがって軟質の被覆体bでは、振動および/または目標値からの間隔の差に関して印刷プロセスの感度が僅かである。胴06;07の相対運動の結果としての面圧Pの僅かな変化によって、たとえば同じ被覆体23もしくは軟質の層を有する被覆体23では、印刷製品における振動ストライプが、比較的大きな振動振幅ではじめて看取される。
面圧Pは、有利な形態では、胴入れ状態で、最大で60N/cm2〜220N/cm2の範囲で変化する。大きく異なるレオロジー特性を有する液体、たとえばインキに関して、面圧に関する前述の範囲の内側で異なる範囲が有利である。したがって湿式オフセットに関する範囲は、たとえば60N/cm2〜120N/cm2、特に80N/cm2〜100N/cm2で変化し、これに対して乾式オフセット(湿し媒体なし、版胴に専らインキ着けが行われる)の場合、たとえば100N/cm2〜220N/cm2、特に120N/cm2〜180N/cm2で変化する。
面圧Pmaxに関する圧力に関連する範囲は、有利には60N/cm2〜220N/cm2である。大きく異なるレオロジー特性を有する液体、たとえばインキに関して、面圧に関する前述の範囲の内側で異なる範囲が有利である。したがって湿式オフセットに関する範囲は、たとえば60N/cm2〜120N/cm2、特に80N/cm2〜100N/cm2で変化し(図28において網掛けして示した)、これに対して乾式オフセットの場合、たとえば100N/cm2〜220N/cm2、特に120N/cm2〜180N/cm2で変化する。したがって有利な形態では、軟質の被覆体23は、少なくとも80N/cm2〜120N/cm2の範囲で、たとえばdP/dδ<700(N/cm2)/mm、特にdP/dδ<500(N/cm2)/mm、特にdP/dδ<400(N/cm2)/mmの傾きdP/dδを有している。
たとえば持続性に関して有利な形態では、40N/cm2〜60N/cmの圧力に関連する範囲が選択される。ブランケットは、少なくとも40N/cm2〜60N/cmの面圧Pの範囲で、望ましくは350(N/cm2)/mmよりも小さな、特に最大で300(N/cm2)/mmの傾きを有している。この作業範囲におけるブランケット23の特性は、単独で、または記載の範囲における前述の特性に対して追加的に適用することができるので、ゴムブランケットは、複数の支持箇所によって特徴付けされている。
有利な形態では、図27から大まかに看取されるように、従来一般的な形式で、層117が比較的大きな厚さtを有しているか、もしくは被覆体23が比較的大きな全体厚さTを有している。弾性率もしくは圧縮率に関して機能的な層117の厚さtは、たとえば1.3mm〜6.3mm、特に1.7mm〜5.0mmであり、特に1.9mmより大きい。さらに場合によっては胴基本体に向いた側で、単数または複数の、場合によっては層117と結合された、実質的に非圧縮性で非弾性的な層が付加され、この層は、形状安定性および/または寸法安定性の目的で層117と結合されている(図示していない)。さらに非弾性的である支持層(たとえば織布)が、たとえば被覆体23の表面の領域に付加される。機能的に被覆体の「軟質」ではなく、形状安定性に関して有効な単数または複数の支持層116もしくは補助層を「軟質」の層の間に配置してもよい。支持層は、たとえば金属薄板、特に特殊鋼薄板として形成されていて、約0.1mm〜0.3mmの厚さを有してよい。織布として、支持層は、被覆体23の構造に応じて、0.1mm〜0.6mmの厚さを有してよい。層117の記載の厚さtは、複数の層から成る層117の場合、機能的に前述の特性(面圧/押込の関係)および弾性もしくは圧縮性に関連する「部分層」の合計である。したがって被覆体23は、単数または複数の支持層と相俟って、2.0mm〜6.5mm、特に2.3mm〜5.9mmの全体厚さTを有している。
弾性的な層117もしくは層の太さtとは、層117もしくは層117の合計と解され、層の材料は、半径方向で50N/mm2より小さな弾性係数を有している。これに対して場合によっては支持のため(織布)もしくは形状安定性(支持体)のために設けられた層は、たとえば70N/mm2より大きな、特に100N/mm2または300N/mm2より大きな極めて高い弾性係数を有している。ここでは弾性的な層と記載した層117の少なくとも1つの部分層は、有利な形態では、多孔質材料から形成されている。
弾性的な層117は、図27に示していないカバー層を有してもよく、その弾性係数は、半径方向で50N/mm2より小さい。カバー層は、通常閉じた表面を形成するために役立ち、この場合「軟質」を形成するのに寄与する。別の場合、たとえば70N/mm2より大きな、特に100N/mm2または300N/mm2より大きな比較的高い弾性係数を有するカバー層が用いられるが、このような理由から、ここでは弾性かつ/または圧縮性の層に加えない。
「軟質」の被覆体は、有利には一般的な押込δよりも高い押込δで運転され、つまり転写胴06および版胴07は、不都合でない有効直径に関して、継続して胴入れされる。これによって比較的小さな傾きdP/dδにもかかわらず、最適な最大面圧Pmaxが得られる。胴06;07の胴入れは、有利な形態では、押込δが少なくとも0.18mm、たとえば0.18mm〜0.6mm、特に0.25mm〜0.5mmである。
相対的な押込S*、つまり層117の厚さtに関する押込Sは、たとえばローラの特殊形態を考慮しないと、たとえば10%〜35%、特に13%〜30%である。
前述したように、協働する両胴06;07の一方(または両方)が、少なくとも転動に影響を及ぼす少なくとも1つの障害を有している場合、「軟質」の被覆体の形態および/または配置構造は、特に有利である。特に障害は、単数または複数の被覆体23の端部を固定するための軸方向で延びる溝21に起因する。溝21は、胴06;07の外面に向かって、幅s06もしくはs07を有する開口を備えており、開口に被覆体23の端部がガイドされている。内側では、溝21,19は、単数または複数の被覆体23をクランプし、かつ/または緊締するための装置を備えることができる。
単数または複数の溝21,19を越える転動が行われる際に、振動が励起される。溝21,19の開口の幅s06,s07が、周方向でみて、接触域の幅Bよりも大きく形成されている場合、溝21,19を越える際に、比較的大きな振幅を有する振動が励起される。なぜならば接触域の前述の比較的大きな幅Bに基づいて、両ローラ06;07の間に比較的大きな直線力が作用するからである。したがって振動振幅の増加は、比較的高い直線力に基づいて、ゴム層の軟質による振動感度の低減よりも小さいので、総じて振動に対する感度の低減が生じる。
溝21,19の幅s06,s07が接触域の幅Bよりも小さく選択されると特に有利である。この場合少なくとも協働する外面の領域は、接触域において支持し合い、追加的に、高さの低減および打撃励起の力に関するよりフラットな経過(衝撃の拡張)が得られる。より軟質の被覆体23もしくはより軟質のゴム層117によって、狭幅の開口s06,s07では、溝衝突の低減および側方の延長が生じる。胴入れは、有利には、変形によって生じる接触域が、両胴の回転軸線の接続平面Vに対して垂直の投影でみて、周方向で、協働する版胴07上の開口のスリット幅の少なくとも3倍広幅であるように、行われる。
転写胴06の場合、金属ブランケット23の端部は、溝19に配置することができる。ゴム層117は、この場合、寸法安定性の支持層116に取り付けられており、その折り曲げられた端部は溝21に配置されている。溝21の開口s06は、周方向で極めて狭幅に、たとえばs06≦5mm、特にs06≦3mmで形成することができる。
前述したように、有利な運転形態では、極端に軟質で太いゴムブランケット23は、40N/cm2〜60N/cm2(のみならず25N/cm2〜60N/cm2)への、版胴−転写胴ニップにおける80N/cm2〜100N/cm2の運転に応じた面圧の大幅な低下を許容し、この場合層117は、350(N/cm2)/mmより小さな、特に最大で300(N/cm2)/mmの傾きを有している。被覆体23の軟質に基づいて、転写胴06で一般的な表面波形によって、ここではインキ転写の均等性の問題が生じることはない。
図1には、印刷機の1形態を示しており、ここでは上下に配置された2つの印刷ユニット01から成る複数の印刷タワーが設けられている。
複雑でないウェブガイドに関して有利な形態では、フォーマ構造部241は、複数のウェブに関してこのフォーマ構造部241に関係する印刷タワーの間ではなく、このフォーマ構造部241に関係する印刷タワー列の1端部に配置されている。したがってウェブは、同じ側からフォーマ構造部に供給することができる。
フォーマ構造部241は、有利には、相並んで配置された3つの折り装置から成る少なくとも1構成群を有している。図1には、このような2構成群を鉛直方向で上下に配置した。
同様に有利には、フォーマ構造部241の上流側に配置された混合装置240、つまり上下に配置されたウェブガイドローラの構成群(ウェブガイドローラを介して、折りフォーマでまとめられるウェブが変向される)は、フォーマ構造部241の上方ではなく、空間的にフォーマ構造部241の横に配置されている。したがって混合装置240は、一般的なフォーマ構造部241の上方の代わりに、比較的小さな機械高さに配置することができる。フォーマ構造部241は、有利には、相並んで配置されたそれぞれ3つの折りフォーマを備えた少なくとも2つのフォーマ平面を有している。
印刷機の概略図である。 図1に示した印刷タワーの概略図である。 協働する印刷装置胴の第1形態を示す概略図である。 協働する印刷装置胴の第2形態を示す概略図である。 インキ装置の1形態を示す図である。 インキ装置の1形態を示す図である。 インキ装置の1形態を示す図である。 インキ装置の1形態を示す図である。 インキ装置の1形態を示す図である。 インキ装置の1形態を示す図である。 インキ装置の1形態を示す図である。 印刷ユニットの1形態を示す図である。 印刷ユニットの1形態を示す図である。 aは、ローラ被覆体の構造を示す図であり、bは、ローラ被覆体の別の形態の構造を示す図である。 インキ着けローラの1形態を示す図である。 複式印刷装置の平面図である。 軸受けユニットの概略縦断面図である。 軸受けユニットの概略横断面図である。 胴の支承および調節に関する原理図である。 印刷装置の駆動装置に関する1形態を示す図である。 インキ駆動に関する1形態を示す図である。 インキ駆動に関する別の1形態を示す図である。 ローラロックの縦断面図である。 図23に示したローラロックを、直交する2平面において部分断面図で示す斜視図である。 制御可能なローラを変位しない、制御可能なローラに及ぼされる半径方向力に関してアクチュエータを示す図である。 制御可能なローラを変位する、制御可能なローラに及ぼされる半径方向力に関してアクチュエータを示す図である。 「軟質」のブランケットと共にニップ位置を示す概略図である。 様々なブランケット層の荷重たわみ曲線を示す図である。 9本胴式印刷ユニットを備えた印刷タワーの1形態を示す図である。
符号の説明
01 印刷ユニット
01.1 部分印刷ユニット
01.2 部分印刷ユニット
02 サテライト印刷ユニット、9本胴式印刷ユニット
03 両側印刷装置
04 印刷装置
05 印刷箇所、両側印刷箇所
06 胴、転写胴、印刷装置胴
07 胴、版胴、印刷装置胴
08 インキ装置、ローラインキ装置
09 湿し装置、噴射式湿し装置、接触式湿し装置
10 分離線、
11 フレーム区分、 壁区分、サイドフレーム
12 フレーム区分、 壁区分、サイドフレーム
13 床、支持体、取付板、取付枠
14 軸受けユニット
15 リニアガイド
16 圧胴、サテライト胴
17 胴ユニット
19 溝(07)
21 溝(06)
22 刷版
23 被覆体、ブランケット、ゴムブランケット、金属ブランケット
24 操作装置、 刷版交換機
26 ローラ、アニロックスローラ
28 ローラ、着けローラ、インキ着けローラ
33 ローラ、摩擦ローラ、摩擦胴
33’ ローラ、摩擦ローラ、摩擦胴
34 ローラ、インキローラ、渡しローラ、
36 ローラ、ドクタローラ、インキ出しローラ
37 ローラ、フィルムローラ
38 インキ溝
41 ローラ、着けローラ、水着けローラ
42 ローラ、摩擦胴
43 ローラ
44 湿し媒体源、噴射ビーム
45 表面、外面、インキ着けローラ被覆体
46 層、
47 支持体
48 層、外側
49 カバー層、
50 ローラ基本体
55 織物層
60 エアガイド
63 ジャーナル(06)
64 ジャーナル(07)
65 転動体
66 クランプ装置
67 シリンダ部分(06)
68 シリンダ部分(07)
69 カバー
70 リニア軸受け、リニアガイド
71 軸受け、ラジアル軸受け、円筒ころ軸受け
72 軸受け手段、軸受けエレメント、リニアエレメント
73 軸受け手段、軸受けエレメント、リニアエレメント
74 軸受けブロック、キャリッジ
75 結合部、緊締エレメント
76 支持体、支持板
77 開口
78 軸、駆動軸
79 ストッパ、楔形部材
81 エレメント、ばねエレメント
82 アクチュエータ、力制御式、調節手段、ピストン、圧力媒体作動式、ハイドロリックピストン
83 ストッパ面(79)
84 アクチュエータ、調節手段、ピストン、圧力媒体作動式
85 伝達部材、ピストンロッド
86 戻しばね
88 ストッパ、過負荷防止装置、ばねエレメント
89 取付補助手段、嵌合ピン
91 保持手段、ねじ
92 手段、緊締ねじ
93 弁、制御可能
94 カバー
96 ストッパ
114 ローラギャップ
115 被覆体、ブランケット、金属ブランケット、ゴムブランケット
116 支持板
117 ゴム層、弾性的な層
121 駆動モータ、電動モータ、同期モータ
122 機能モジュール
128 駆動モータ、非同期モータ、同期モータ
136 伝動装置、摩擦伝動装置、往復伝動装置
138 機能モジュール
139 機能モジュール
147 フレーム、サイドフレーム
148 クラッチ、多板クラッチ
149 継手
150 伝動装置、減速伝動装置
151 継手
153 ハウジング
162 往復駆動装置、往復伝動装置
163 継手
164 軸
166 駆動ピニオン
167 平歯車
168 軸区分
169 ジャーナル
172 軸受け、ラジアル軸受け
173 ウォーム
174 ウォーム歯車
176 軸
177 連行体
178 レバー
179 ジョイント
181 ハウジング
186 駆動制御装置
240 混合装置
241 フォーマ構造部
252 リニア軸受け、リニア支承部、リニアユニット
253 調節エレメント、アクチュエータ
254 レバー
256 ローラジャーナル
257 支持軸受け、ローラロック
258 楔形部材
259 ストッパ
261 ローラ
262 ローラ
263 ローラ
318 端部
319 軸線
322 アクチュエータ
323 フレームホルダ
324 ローラホルダ
326 多板セット
327 多板セット
328 通路
329 圧力チャンバ
331 押圧板
332 ばねエレメント
333 プランジャ
334 プランジャヘッド
336 フレーム壁
337 シールエレメント
338 面(322)、ダイヤフラム
339 ローラ収容部
341 圧力媒体管路
41’ 支持ローラ
A 平面
C 運動方向
D 平面
E 接続線、接続平面、平面
F 接続平面
P 圧力、当接圧力
S 調節方向
V 接続平面
L 内法幅
L06 長さ(06)
L07 長さ(07)
ΔS 調節距離
α 内角
β 角度、鋭角
γ 開放角
δ 角度
Fn1 力、半径
Fn2 力、半径
Fn3 力、半径
Fn4 力、半径

Claims (53)

  1. 印刷機の印刷装置であって、転写胴(06)と、版胴と、インキ装置(08)の、インキ着けローラ(28)として該版胴と協働する第1のローラ(28)とを備えており、前記インキ装置(08)は、インキ経路上で直列配置された、軸方向で往復運動する2本の摩擦胴(33;33’)を備えて形成されている形式のものにおいて、
    前記第1のローラ(28)は、実質的に前記版胴(07)と同じ直径を有していることを特徴とする、印刷機の印刷装置。
  2. 印刷機の印刷装置であって、転写胴(06)と、版胴と、インキ装置(08)の、インキ着けローラ(28)として該版胴と協働する第1のローラ(28)とを備えており、前記インキ装置(08)は、インキ経路上で直列配置された、軸方向で往復運動する2本の摩擦胴(33;33’)を備えて形成されている形式のものにおいて、
    前記インキ装置(08)の単個のインキ着けローラ(28)が、前記版胴(07)と協働するようになっていることを特徴とする、印刷機の印刷装置。
  3. 前記第1のローラ(28)は、前記版胴(07)と同じ直径を有している、請求項2記載の印刷装置。
  4. 前記版胴(07)の回転軸線と、該版胴(07)に配設された前記転写胴(06)の回転軸線とが、運転位置で1平面(E)を形成しており、運転位置で、前記着けローラ(28)の回転軸線と前記版胴(07)の回転軸線とを通る1平面(A)が、前記版胴(07)の回転軸線と前記転写胴(06)の回転軸線とを通る前記平面(E)と、最大で45°の角度δを成している、請求項1または2記載の印刷装置。
  5. 前記平面(E)の下方に、前記第1のローラ(28)と協働する第2のローラ(33;26)が設けられている、請求項1または2記載の印刷装置。
  6. 前記版胴(07)が、該版胴(07)に配設された圧力媒体作動式の少なくとも1つのアクチュエータ(82)によって、かつ前記第1のローラ(28)が、該ローラ(28)に対応配置された圧力媒体作動式の少なくとも1つのアクチュエータ(253;322)によって、前記転写胴(06)に向かう運動成分で調節可能に支承されている、請求項1または2記載の印刷装置。
  7. 前記第1のローラ(28)の回転軸線と、前記版胴(07)の回転軸線と、該版胴(07)に配設された前記転写胴(06)の回転軸線とが、同一平面(E;A)上に配置されている、請求項1または2記載の印刷装置。
  8. 前記平面(E)の下方に、前記版胴(07)と協働する第3のローラ(41;41’)が追加的に設けられている、請求項1または2記載の印刷装置。
  9. 前記第2のローラ(33)は、前記第1のローラ(28)のほぼ鉛直方向で下方に配置されている、請求項1または2記載の印刷装置。
  10. 前記第2のローラ(33;26)は、前記第1のローラ(28)の下方に配置されていて、前記第1のローラ(28)の回転軸線と前記第2のローラ(33;26)の回転軸線との間の接続平面(V)が、前記版胴(07)の回転軸線と前記第1のローラ(28)の回転軸線との平面(E)と、70°〜110°の角度を成している、請求項1または2記載の印刷装置。
  11. 前記第3のローラ(41;41’)は、前記版胴(07)の下方に配置されていて、前記版胴(07)の回転軸線と前記第3のローラ(41;41’)の回転軸線との間の接続平面(F)が、前記版胴(07)の回転軸線と前記第1のローラ(28)の回転軸線との平面(E)と、70°〜110°の角度を成している、請求項8記載の印刷装置。
  12. 前記第1のローラ(28)は、相並んで配置された少なくとも4新聞頁、特に6新聞頁の、着色に有効な幅を有している、請求項1または2記載の印刷装置。
  13. 前記第1のローラ(28)は、少なくとも1新聞頁の長さに相当する周を有している、請求項1または2記載の印刷装置。
  14. 前記第1のローラ(28)は、版胴(07)に相並んで配置された4つの、特に6つの刷版(22)と完全に協働するような有効幅を有している、請求項1または2記載の印刷装置。
  15. 前記第2のローラ(33)は、軸方向で往復運動する摩擦胴(33)として形成されている、請求項5記載の印刷装置。
  16. 前記摩擦胴(33)は、前記版胴(07)とほぼ同じ直径を有している、請求項15記載の印刷装置。
  17. 前記第3のローラ(41)は、湿し装置(09)の水着けローラ(41)として形成されている、請求項8記載の印刷装置。
  18. 前記第3のローラ(41’)は、支持ローラ(41’)として形成されている、請求項8記載の印刷装置。
  19. 前記支持ローラ(41’)は、インキ装置ローラ列に対して直接的に接触結合せずに配置されている、請求項18記載の印刷装置。
  20. 前記インキ装置(08)に属する1本のインキ着けローラ(28)だけか、前記版胴(07)の周と協働するように配置されている、請求項1記載の印刷装置。
  21. 前記第1のローラ(28)は、プラスチックから成る被覆管を備えたプラスチックローラとして形成されている、請求項1または2記載の印刷装置。
  22. 前記第1のローラ(28)のローラ被覆体(251)が、有利には少なくとも50ショア硬さA、たとえば60〜80ショア硬さAを有して形成されている、請求項1または2記載の印刷装置。
  23. 前記第1のローラ(28)は、強制回転駆動装置を備えている、請求項1または2記載の印刷装置。
  24. 前記第1のローラ(28)は、前記版胴(07)とは無関係な駆動モータによって回転駆動されるようになっている、請求項1または2記載の印刷装置。
  25. 前記着けローラ(28)は、円筒形丸み部分を有している、請求項1または2記載の印刷装置。
  26. 前記第1のローラ(28)は、圧力媒体作動式の少なくとも2つのアクチュエータ(322)によって、負荷に応じて、前記ローラ(28)の長手軸線に対して垂直に向いた異なる方向で調節されるようになっている、請求項1または2記載の印刷装置。
  27. 前記第1のローラ(28)は、圧力媒体作動式の少なくとも2つのアクチュエータ(322)を備えた自動調節可能なローラロック(321)に支承されている、請求項1または2記載の印刷装置。
  28. 前記第1のローラ(28)は、有端のローラ被覆体の構成をしたインキ着けローラ被覆体(45)を備えており、該インキ着けローラ被覆体の端部は、ローラ基本体(50)の、軸方向で延びる溝に固定されるようになっている、請求項1または2記載の印刷装置。
  29. 前記第1のローラ(28)は、ローラ基本体(50)に着脱不能に取り付けられたインキ着けローラ被覆体(45)を備えている、請求項1または2記載の印刷装置。
  30. 前記第1のローラ(28)は、ローラ基本体(50)に被せ嵌め可能もしくは取り外し可能なスリーブの構成をしたインキ着けローラ被覆体(45)を備えている、請求項1または2記載の印刷装置。
  31. インキ着けローラ被覆体(45)が、極めて弾性的な層、特にゴム層の他に、圧縮性の層(46)を備えている、請求項1または2記載の印刷装置。
  32. 前記第1のローラ(28)の有効な直径が、直径で、前記版胴(07)の直径に対して最大で±5%、特に最大で±2%異なっている、請求項1または2記載の印刷装置。
  33. 少なくとも2本の摩擦胴(33;33’)を備えた前記インキ装置(08)が、インキ調量システム(36;37;38)を含んだローラ(28;33;33’;34;37)と共に、印刷箇所(05)を形成する両方の前記胴(06)によって形成される平面(D)に対して平行方向で、該平面(D)に対して垂直方向よりも著しく大きな、特に少なくともファクタ1.2大きな長さを有している、請求項1または2記載の印刷装置。
  34. 前記版胴(07)は、相並んで配置された少なくとも4新聞頁、特に6新聞頁の幅と、1新聞頁の周とを有している、請求項1または2記載の印刷装置。
  35. 前記版胴(07)および/または転写胴(06)は、胴入れ/胴抜きのために、該版胴(07)および/または転写胴(06)に配設されたリニア軸受け(70)に支承されている、請求項1または2記載の印刷装置。
  36. 前記リニア軸受け(70)によって規定された調節方向(S)が、前記平面(E)と最大で15°の角度を成す、請求項35記載の印刷装置。
  37. 前記版胴(07)および/または転写胴(06)は、胴入れ/胴抜きのために、該版胴(07)および/または転写胴(06)に配設された軸受けユニット(14)に支承されている、請求項1記載の印刷装置。
  38. 2つの印刷装置(04)は、協働する2本の転写胴(06)および該転写胴(06)に配設された2本の版胴(07)と共に、両側印刷装置(03)を形成する、請求項1記載の印刷装置。
  39. 両転写胴(07)の回転軸線が、平面(D)を成しており、相互的に配設された版胴および転写胴の回転軸線が、前記平面(D)とは異なる平面(E)を成している、請求項38記載の印刷装置。
  40. 前記両転写胴(07)および両版胴(07)の全て4本の回転軸線が、共通の平面(E)上に位置する、請求項38記載の印刷装置。
  41. 前記両側印刷装置(03)の両印刷装置(04)のうちの少なくとも1つに、前記平面(E)に対して0°より大きな角度(δ)で傾斜して平面(A)が延びている、請求項39または40記載の印刷装置。
  42. 前記両側印刷装置(03)の両印刷装置(04)のうちの上方に位置する印刷装置に、前記平面(E)に対して0°より大きな角度(δ)で傾斜して平面(A)が延びている、請求項41記載の印刷装置。
  43. 前記印刷装置(04)は、部分自動式または全自動式の刷版交換システムを備えている、請求項1、2または41記載の印刷装置。
  44. 当該印刷装置は、湿式オフセットの印刷装置(04)として形成されていて、かつ湿し装置(09)と協働する版胴(07)を備えている、請求項1または2記載の印刷装置。
  45. 当該印刷装置は、前湿し装置を備えて形成されていて、つまり、転写胴(06)とのニップ位置を、版胴(07)上の1点で通過したあとで、該版胴(07)は、先ず水着けローラ(41)と作用接触し、次いで前記インキ装置(08)のローラ(08)と作用接触するようになっている、請求項44記載の印刷装置。
  46. 協働する前記両印刷装置(04)は、相対運動可能に形成された、異なる壁区分(11;12)に支承されている、請求項38記載の印刷装置。
  47. 前記転写胴(06)は、相前後して配置された2新聞頁の周を有している、請求項1または2記載の印刷装置。
  48. 前記両摩擦胴(33;33’)の少なくとも1本は、強制回転駆動装置を備えている、請求項1または2記載の印刷装置。
  49. 前記摩擦胴(33;33’)の一方が、強制回転駆動装置を備えており、他方が、単に隣接するローラによる摩擦を介して回転駆動されるようになっている、請求項48記載の印刷装置。
  50. 前記印刷装置(04)の版胴(07)および転写胴(06)は、別の印刷装置から機構的に独立した少なくとも1つの駆動モータ(121)によって駆動されるようになっている、請求項1または2記載の印刷装置。
  51. 前記印刷装置(04)の版胴(07)および転写胴(06)は、別の胴から機構的に独立した独自の駆動モータ(121)によってそれぞれ駆動されるようになっている、請求項1または2記載の印刷装置。
  52. 前記駆動モータ(121)は、永久磁石作動式の同期モータ(121)として形成されている、請求項50または51記載の印刷装置。
  53. 前記インキ装置(08)は、いわゆる長路型インキ装置(08)として形成されている、請求項1または2記載の印刷装置。
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