JP2002205376A - 印刷機において振動を減少させるための方法及び印刷機 - Google Patents

印刷機において振動を減少させるための方法及び印刷機

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JP2002205376A
JP2002205376A JP2001363161A JP2001363161A JP2002205376A JP 2002205376 A JP2002205376 A JP 2002205376A JP 2001363161 A JP2001363161 A JP 2001363161A JP 2001363161 A JP2001363161 A JP 2001363161A JP 2002205376 A JP2002205376 A JP 2002205376A
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leveling roller
roller
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leveling
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JP2001363161A
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English (en)
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Gerald Roger Douillard
ロージャー ドゥィラード ジェラルド
Mark Bernard Dumais
バーナード デュメイス マーク
Michael Thomas Worniak
トーマス ウォロニアック マイケル
John A Manley
エー マンリー ジョン
John Antonios Panteleos
アントニオス パンテレオス ジョン
Charles Francis Svenson
フランシス スヴェンソン チャールズ
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Heidelberger Druckmaschinen AG
Original Assignee
Heidelberger Druckmaschinen AG
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    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41FPRINTING MACHINES OR PRESSES
    • B41F31/00Inking arrangements or devices
    • B41F31/15Devices for moving vibrator-rollers
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41FPRINTING MACHINES OR PRESSES
    • B41F13/00Common details of rotary presses or machines
    • B41F13/08Cylinders
    • B41F13/085Cylinders with means for preventing or damping vibrations or shocks
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41PINDEXING SCHEME RELATING TO PRINTING, LINING MACHINES, TYPEWRITERS, AND TO STAMPS
    • B41P2213/00Arrangements for actuating or driving printing presses; Auxiliary devices or processes
    • B41P2213/40Auxiliary devices or processes associated with the drives
    • B41P2213/42Vibration-dampers for machine parts

Abstract

(57)【要約】 【課題】 互いに独立して見当合わせ調節可能である第
1の版胴12と第2の版胴22とを有し、第1の版胴が
横方向で振動運動せしめられる少なくとも1つの第1の
ならしローラ42と作用接続されていて、第2の版胴が
横方向で振動運動せしめられる少なくとも1つの第2の
ならしローラ52と作用接続されている形式の印刷機1
内で振動を減少させるための方法を改良して、印刷機で
振動を減少させるための効率的で安価な方法を提供す
る。 【解決手段】 第1のならしローラ42の側方の位置を
第2のならしローラ52に関連して規定し、第1のなら
しローラ42の側方位置が第2のならしローラ52に関
連して変化せしめられるように、第1の版胴12を第2
の版胴22に関連して回転させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、請求項1及び9の
上位概念部に記載した形式の、印刷機で振動を減少させ
るための方法、並びに請求項14の上位概念部に記載し
た形式に印刷機に関する。
【0002】
【従来の技術】タワー型印刷装置(Druckwerk
sturm)の始動時及び印刷運転中に、タワー型印刷
装置内に強いサイドフレーム振動又はバイブレーション
が生じる。このようなサイドフレーム振動のための主な
理由の1つは、特に横方向で、つまりウエブ走行方向に
関連して側方向で均一なインキ分布又は湿し媒体分布を
得るための、ならしローラの側方運動である。このよう
にして発生した振動は、印刷装置の耐用年数を短くし、
しかも特に、被印刷材料上に印刷画像が側方(横方向)
で二重に印刷される、印刷のダブりを生ぜしめる原因と
なる。
【0003】ならしローラによって生ぜしめられた振動
及びその影響を減少させるために、従来の手段は、なら
しローラを側方運動で駆動する別個のモータを設けるこ
とである。従ってならしローラ往復運動によって生ぜし
められたトルク妨害は、印刷装置の駆動装置から切り離
されるか、又は個別のならしローラの位相が互いに調
節、つまり所望の値に調節できるように、側方運動が駆
動されて行われるようになっている。しかしながら、な
らしローラの側方運動の駆動のために別個のモータを設
けることは、ならしローラの側方運動を印刷装置胴と同
じ駆動装置で駆動することができるという従来の解決策
と比較して、著しく高価な付加的コスト及び著しく複雑
な構造を必要とする。
【0004】側方運動が、配属された印刷装置胴と同じ
駆動装置で駆動されるようになっている場合には、個別
の版胴に配属された種々異なるならしローラの位相位置
を制御することは原則としてできない。特に、個別の版
胴が別個のモータによって駆動される場合には制御でき
ない。例えば周方向見当合わせ調節中に各ならしローラ
の位相位置が変化する場合には、強い振動が発生し、こ
れによって前記のような故障が発生する。
【0005】JP8−276562号公報によれば、往
復運動するローラによって生ぜしめられる振動を減少さ
えるためのダイナミック式湿し装置について記載されて
いる。軸方向の往復運動の位相を変えることについては
記載されていない。しかもこの公知の装置の目的は、印
刷機において振動を減少させることではなく、ならしロ
ーラの振動長さを変えることである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明の課題
は、印刷機で振動を減少させるための効率的で安価な方
法及び装置を提供することである。
【0007】また本発明の別の課題は、ならしローラ間
の位相関係をダイナミックに調節するための方法及び装
置を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】この課題を解決した本発
明による、印刷機で振動を減少させるための方法によれ
ば、互いに独立して見当調節可能若しくは見当合わせ調
節可能である第1の版胴と第2の版胴とを有し、第1の
版胴が横方向で振動運動せしめられる少なくとも1つの
第1のならしローラと作用接続されていて、第2の版胴
が横方向で振動運動せしめられる少なくとも1つの第2
のならしローラと作用接続されている形式の印刷機内で
振動を減少させるための方法において、第1のならしロ
ーラの側方の位置を第2のならしローラに関連して規定
し、第1のならしローラの側方位置が第2のならしロー
ラに関連して変化せしめられるように、第1の版胴を第
2の版胴に関連して回転させる、方法段階で行うことを
特徴としている。
【0009】特に有利には、第1又は第2の版胴を回転
させることによって、対応する版胴の周方向見当合わせ
が変化しないようにした。
【0010】第1又は第2の版胴を、有利には1回転3
60゜で複数回転させるようにした。
【0011】さらにまた、第1のならしローラと第2の
ならしローラとの間の所望の位相のずれを規定し、この
際に、第1及び第2の版胴を、所望の位相のずれを得る
ために、1回転360゜の多数の回転数で回転させるよ
うにした。
【0012】この場合、第1のならしローラと第2のな
らしローラとの間の位相のずれの規定は、特に数学的な
モデルに基づく計算、シュミレーション又は経験的なデ
ータに基づいている。
【0013】第1のならしローラの側方位置は有利な形
式で、版胴の回転運動を制御する制御装置に供給される
ようになっている。
【0014】所望の位相のずれは、有利な形式で、少な
くとも1つのフレームの実際の振動を測定することから
主発して規定されるようになっている。
【0015】この場合、例えば、印刷機又は印刷機のフ
レームの測定された実際の始動から、例えば数学的なモ
デル又はシュミレーションに基づいて振動の原因に関す
る情報が求められ、この原因が取り除かれるようになっ
ている。例えばこのような実際の振動の原因は、少なく
とも2つのならしローラ間の望まれていない不都合な位
相位置であって、位相位置の修正によって振動を無くす
か又は少なくとも減少させることが可能である。
【0016】第1のならしローラは有利には、版胴の回
転後に第2のならしローラに対して180゜位相をずら
される。
【0017】互いに逆向きに位相がずらされたならしロ
ーラによって、印刷機の振動又はバイブレーション、又
は印刷機の少なくとも1つのフレーム部の振動又はバイ
ブレーションの発生は効果的に抑制される。
【0018】本発明の別の実施例による、互いに独立し
て見当合わせ調節可能である第1の版胴と第2の版胴と
を有し、第1の版胴が横方向で振動運動せしめられる少
なくとも1つの第1のならしローラと作用接続されてい
て、第2の版胴が横方向で振動運動せしめられる少なく
とも1つの第2のならしローラと作用接続されている形
式の印刷機内で振動を減少させるための方法において
は、第2のならしローラに対する第1のならしローラの
所望の側方位置を、印刷機の実際の或いは予測された又
は計算された振動に関連して規定し、次いで、第2のな
らしローラに対する第1のならしローラの所望の側方位
置が調節されるように、第1の版胴を第2の版胴に関連
して回転させる、方法段階で行うことを特徴としてい
る。
【0019】さらにまた、第2のならしローラの側方の
位置を規定するようにした。
【0020】2つのならしローラの少なくとも一方の側
方位置が変化又は調節される間、第1及び/又は第2の
版胴を胴抜き位置にもたらすようにした。
【0021】さらに本発明の別の方法によれば、第1の
ならしローラが第1の側方の基準位置に達した時に第カ
ウンタをゼロ値にリセットし、第2のならしローラが第
2の側方の基準位置に達した時に第2のカウンタをゼロ
値にリセットし、前記第1のカウンタを、第1の版胴の
1回転毎に1単位だけ高くし、前記第2のカウンタを、
第2の版胴の1回転毎に1単位だけ高くし、第1のカウ
ンタと第2のカウンタとを同時に読みとり、第1のなら
しローラの側方位置が第2のならしローラの側方位置に
対して相対的に、第1及び/又は第2の版胴の最小回転
数で所望の値が調節されるように、第1の版胴を第2の
版胴に対して相対的に回転させ、及び/又は第2の版胴
を第1の版胴に対して相対的に回転させる、ようにし
た。
【0022】これによって、第1及び第2の版胴の回転
数をカウントすることによって、並びにそれと同時に第
1及び第2の版胴の最小の修正回転数でカウントされた
値を読みとることによって、簡単な形式で、第1のなら
しローラと第2のならしローラとの間の所望の位相のず
れを調節することができる。カウンタは、それぞれのな
らしローラの側方の基準位置が得られた時にゼロにリセ
ットされ、所属の版胴の回転数が新たにカウント開始さ
れるので、カウントされた回転数値を同時に比較し、2
つのならしローラ間の所望の位相のずれを与えることに
よって、簡単な形式で、しかも最小の回転数で位相位置
を調節することができる。
【0023】第1及び第2の版胴は、カウンタを最初に
リセットする前に所望の周方向見当合わせ調節にもたら
されるようになっている。
【0024】2つのカウンタを最初にリセットする前
に、2つの版胴を所望に周方向見当合わせ調節し、この
周方向見当合わせによって、紙ウエブ上に相次いで印刷
する(版胴及びゴムブランケット胴の)圧胴の良好な印
刷画像が得られる。
【0025】本発明による印刷機は、第1の版胴と、該
第1の版胴に作用接続された少なくとも1つの第1のな
らしローラとが設けられていて、該第1のならしローラ
が、インキ装置又は湿し装置の一部であって、第1の版
胴の1回転毎に所定の距離だけ側方に移動するようにな
っており、前記第1の版胴から独立して周方向で見当合
わせ調節可能な第2の版胴と、該第2の版胴に作用接続
された第2のならしローラとが設けられていて、該第2
のならしローラが、別のインキ装置又は湿し装置の一部
であって、第2の版胴の1回転毎に所定の距離だけ側方
に移動するようになっており、第2のならしローラ及び
/又は印刷機の振動又は印刷機のフレームの振動に関連
した第1のならしローラの側方位置を検出するためのセ
ンサと制御装置とが設けられており、該制御装置は、少
なくとも1つの前記センサからの入力信号を受け、この
入力信号に基づいて、第1のならしローラと第2のなら
しローラとの位相位置が変えられるように、第1の版胴
を第2の版胴に関連して回転させるようになっている。
【0026】さらにまた、第1の版胴に接続された第1
のゴムブランケット胴と、第2の版胴に接続された第2
のゴムブランケット胴とが設けられている。
【0027】さらにまた、本発明による印刷機は、少な
くとも第1の版胴及び第1のならしローラを駆動する第
1のモータと、少なくとも第2の版胴及び第2のならし
ローラを駆動する第2のモータとを有している。
【0028】しかも第1の版胴と作用接続する、少なく
とも1つの第3のならしローラが設けられている。
【0029】第1のセンサは、第1のならしローラの側
方位置を検出するために設けられていて、第2のセンサ
は、第2のならしローラの側方位置を検出するために設
けられている。
【0030】少なくとも1つのセンサが、振動を検出す
るための加速度測定装置を有している。
【0031】さらにまた、第1の版胴に配属された第1
のエンコーダ又は角度センサと協働して第1の版胴の回
転数をカウントする第1のカウンタと、第2の版胴に配
属された第2のエンコーダ又は角度センサと協働して第
2の版胴の回転数をカウントする第2のカウンタとが設
けられている。
【0032】この場合、エンコーダ又はエンコーダの一
部が、所属の版胴の軸に取り付けあれていて、例えば計
算パターンの検出を介して光学的に、又は軸に取り付け
られた磁石(この磁石の通過運動が検出器でカウントさ
れる)を用いて磁気的に作業する。しかしながら、版胴
又は版胴の軸に角度センサを取付けて、版胴の角度位置
を介して、所定の時間間隔で版胴の回転数に関する説明
を得ることも可能である。
【0033】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施の形態を図示の
実施例を用いて具体的に説明する。
【0034】図1には、第1の印刷装置の第1の印刷装
置胴対10と第2の印刷装置胴20とを備えたオフセッ
ト印刷機1が示されている。材料ウエブ5は印刷装置胴
対10と20との間を通って、両面印刷される。第1の
印刷装置胴対10は、第1版胴12と第1のゴム胴14
とを有している。第1の版胴12には有利な形式で、第
1の版胴12の軸方向に延びるギャップ内に固定された
平らなオフセット版板が取り付けられている。しかしな
がら別の構成、例えばデジタル式に画像形成される版胴
も考えられる。第1のゴムブランケット胴14には、有
利な形式で、軸方向に張設可能及び取り外し可能なスリ
ーブ状のゴムブランケットが取り付けられている。第2
の印刷装置胴対20は、同様の形式で第2の版胴22と
第2のゴムブランケット胴24とを有している。第2の
版胴22は、第1の版胴12とは無関係に駆動せしめら
れる。
【0035】次いで材料ウエブ5は、版胴112及び1
14を備えた第2の印刷装置7に移動せしめられる。こ
の場合、第2の印刷装置7は、第1の印刷装置6と同様
に、それぞれ材料ウエブを印刷するために所定の印刷イ
ンキを備えていてよい。
【0036】図2には、オフセット印刷機1の、図1の
A−A線及びB−B線に沿って見た側面図が示されてい
るが、この場合見やすくするために、インキ装置及び湿
し装置のならしローラだけが示されている。第1の版胴
12及び第1のゴムブランケット胴14は、第1のモー
タ31及び第2の伝動装置33とによって駆動され、こ
れに対して第2の版胴22、第2の伝動装置34及び第
2のゴムブランケット胴24は、独立した第2のモータ
32によって駆動される。このような形式で版胴12,
22は、それぞれのモータ31,33によって互いに無
関係に独立して周方向で、例えば周方向見当合わせ調節
のために調節することができる。開示された2つのモー
タを有する構成の代わりに、第1の版胴12が第2の版
胴22から独立して調節可能な選択的な実施例も考えら
れる。例えば、第1の版胴12が第1のモータによって
駆動され、2つのゴムブランケット胴14,24が第2
のモータによって駆動され、第2の版胴22が第3のモ
ータによって駆動される、3つのモータを有する構成も
考えられる。単独モータ式の構成も可能である。この場
合には、例えば版胴12及び22の位相位置を変えるた
めに斜歯のつけられた伝動装置を使用することができ
る。
【0037】図1に示されているように、印刷機1は、
第1の版胴12に配属された第1のインキ装置40と、
第2の版胴12に配属された第1の湿し装置60と、第
2の版胴22に配属された第2の湿し装置50と、第2
の版胴22に配属された第2の湿し装置70とを有して
いる。インキ装置40及び50は、インキをインキ壺か
らそれぞれの版胴12,22に供給し、これに対して湿
し装置60,70は、それぞれの版胴12,22に湿し
媒体を供給する。オフセット印刷においては、版胴1
2,22に取り付けられた版板上に形成された画像が、
それぞれ所属のゴムブランケット胴14,24に伝達さ
れ、次いでウエブ5のそれぞれ一方側にプリントされ
る。
【0038】第1のインキ装置40は、第1のインキな
らしローラ42と第2のインキならしローラ44とを有
しており、これらの2つのインキならしローラは、版胴
12が回転すると、回転して側方に移動する。第1のイ
ンキ装置40は、第1のモータ31によって駆動される
ので、第1の版胴12は第1の伝動装置33を介してイ
ンキならしローラ42,44に接続されている。インキ
ならしローラ42,44は、例えば、第1の版胴12が
1回転すると、0.154だけ振動して側方(軸方向)
に移動する。1振動は、インキならしローラの完全な1
回の側方往復運動とする。1振動長さは、ゼロ位置から
最大位置まで遠ざかった間隔とする。1振動は、周方向
での360゜の運動でもある。所定の例では、インキな
らしローラ42,44は、完全な1回の横方向又は側方
の振動を行って、その初期位置に戻る。これに対して、
第1の版胴12は、6と1/2回転を行う。第1の版胴
12が単独で1回転する間、第2のインキならしローラ
42は有利には値NDだけ原則として側方に移動し、こ
の場合、NDによって分割された360で正数は生じな
い。このような形式で、第1のインキならしローラ42
と第2のインキならしローラ52との間の位相角度の無
制限の数値が得られる。しかしながらNDによって分割
された360で正数が得られると、これは有利には2よ
り大きい。
【0039】第1のインキ装置40は、回転するだけで
側方に移動しない別のインキ装置ローラを有している。
第1及び第3のインキならしローラ42,44の側方振
動によって、版胴12上での均一なインキ層形成を促進
する。
【0040】インキならしローラ42,44は、有利に
は同じ質量(例えば約60g)を有し、振動長さ約19
mmで、互いに相対的な位相のずれ及び第1の湿し装置
60の第1の湿し媒体ならしローラ62に対する位相の
ずれは120゜である。インキならしローラ42,44
及び湿し媒体ならしローラ62は、矢印242,24
4,246で示されているように、部分的に種々異なる
方向で移動する。しかしながらこれらのインキならしロ
ーラ42,44,62は、種々異なる高さ位置に配置さ
れていて、種々異なる重量及び/又は種々異なる振動長
さを有していてよいので、3つのならしローラ42,4
4,62の運動によって高い確率で純粋な1回の振動が
生じる。
【0041】第1の版胴12のための第1の湿し装置6
0は、個別のインキならしローラ62を有しており、こ
のインキならしローラ60は、第1の版胴12上の湿し
媒体(例えば水)の均一な分配が促進される。湿し装置
は、側方に移動する別の湿し媒体ならしローラ及び/又
は別のローラを有している。第1の湿し媒体ならしロー
ラ62は、同様に、第1の版胴12を駆動する第1のモ
ータ31に連結されていて、個別のインキならしローラ
42,44の側方の運動に関連して120゜だけずれて
運動する。湿し媒体ならしローラ62の振動長さ及び重
量は、インキならしローラ62の振動長さ及び重量とは
異なっている。湿し媒体ならしローラ62は、例えば6
1kgの質量を有していて、19mmの所定の振動長さ
を有していて、これに対してインキならしローラ42,
44の振動長さは可変である。
【0042】第2の版胴22の第2のインキ装置50と
第2の湿し装置70とは、同様にそれぞれならしローラ
52,54若しくは74を有している。これらのならし
ローラ52,54及び72は、伝動装置34を介して版
胴22の第2の駆動モータ32に連結されている。ロー
ラ52,54及び72は、有利な形式で120゜だけ互
いに位相がずらされている。
【0043】第2のインキならしローラ52は、第1の
インキならしローラ42に対して有利な形式で180゜
の位相のずれを有しているので、第4のインキならしロ
ーラ54は第3のインキならしローラ44に対して18
0゜の位相のずれを有していて、第1の湿し媒体均しロ
ーラ62は第2の湿し媒体ならしローラ72に対して1
80゜の位相のずれを有している。第2のインキならし
ローラ52と第1のインキならしローラ42、及び第4
のインキならしローラ54と第3のインキならしロー
ラ、並びに第2のインキ湿しローラ72と第1の湿し媒
体ならしローラ62は、それぞれおなじ高さ位置に位置
しているので、このような数学的なモデルによる対抗位
相的な配置は、振動を最小にするか又は無くすことがで
きるものでなければならない。ローラ53,54,72
は、逆方向でローラ42,44,62に向かって移動す
る。
【0044】センサ142,144,152,162及
び172を設けることができ、これらのセンサは各ロー
ラ42,44,52,54,62,72の側方位置を検
出する。これらのセンサは、有利な形式でアプローチセ
ンサとして、例えば有利な形式で磁石式のアプローチセ
ンサとして構成されている。このアプローチセンサは、
ならしローラの所定の位置、ならしローラの最大変位位
置を検出し、この位置が基準位置として使用されるよう
になっている。ならしローラ52,54,72が互いに
連結されていれば、第2のインキ装置50及び第2の湿
し装置70のために個別センサ172を設けることがで
きる。ならしローラ42,44,62が互いに連結され
ていれば、同様にローラ42,44,62の側方位置を
検出するために1つの個別センサで足りる。
【0045】版胴12及び22に取り付けられたインク
リメンタル式エンコーダ82及び182はそれぞれ、各
版胴12及び22の回転数を規定するために使用され
る。高速カウンタ81,181はそれぞれ、版胴の連続
回転中にエンコーダ82及び182によって発生された
パルスを連続的にカウントする。この場合、エンコーダ
は、胴回転毎に有利には1000以上の信号を発生す
る。さらにまた、版胴の正確な位置を規定することがで
き、これによって、ならしローラの正確な側方の位置を
規定することができる。何故ならば版胴とならしローラ
とが、伝動装置技術的に連結されていて、ならしローラ
の基準位置例えばその最大変位位置が、上記センサによ
って規定される。
【0046】図3には、本発明の有利な方法の経過を示
す図である。
【0047】まず方法段階401で、印刷機は固定の処
理速度例えば毎分約10〜15メートルで駆動される。
この速度は、印刷機の規則的な連続印刷速度に対して低
下されており、これに対して続いて行われる方法段階は
維持される。
【0048】第2の方法段階402で、印刷は中断され
る。つまりゴムブランケット胴は、処理しようとする材
料ウエブから胴抜きされる(離される)。それと同時に
版胴もゴムブランケット胴から胴抜きされる。このよう
な胴抜きは、大抵の場合印刷装置6及び7が該当する
が、典型的な場合、1つのタワー型印刷装置(Druc
kturm)において少なくとも4つのこのような印刷
装置が互いに上下に配置されている。材料ウエブをさら
に搬送するために、少なくとも1つの印刷装置が印刷状
態にある。つまりこの印刷装置のゴムブランケット胴
は、材料ウエブから胴抜きされておらず、従って材料ウ
エブはさらに機械を通ってガイドすることができる。
【0049】次の方法段階403において信号が制御装
置80(図2参照)に供給され、胴抜きされた状態にあ
る版胴が、所望の周方向見当合わせ調節が得られる、つ
まり所望の印刷品質が得られる周方向位置にもたらされ
る。これによって当該の版胴の版板が周方向見当合わせ
に関連して正しく調節される。
【0050】次の方法段階404で、例えば胴抜きされ
た版胴と協働している各ならしローラのための側方位置
が規定される。ならしローラの側方の変位がそのそれぞ
れの基準位置例えば最大変位位置に達した瞬間に、それ
ぞれの高速カウンタ82及び182はゼロ値にリセット
される。次いで所属の版胴12又は22が回転すると1
単位だけカウンタの値を大きくする。
【0051】サイクル信号発信器によって予め与えられ
る所定の時点で、当該の印刷胴例えば印刷装置の互いに
向き合う版胴のカウンタの値は固定される、つまり例え
ば読みとられ、中間メモリーされ、別の方法段階のため
に提供される。ならしローラ例えばローラ62及び72
の正確な位置又は位相位置は、このカウンタ値から規定
される。
【0052】例えば互いに向き合うならしローラの側方
の変位が検出されると、次の方法階405において最適
な調節が規定され、実施される。従って例えば版胴12
又は22は360゜だけ所定の方向で回転せしめられ
る。何故ならば版胴に接続されたならしローラ例えばな
らしローラ62又は72は、周方向見当合わせ調節に影
響を与えることなしに、180゜だけ位相がずらして移
動せしめられる状態に近づけられるからである。互いに
向き合うならしローラ62及び72が、所望の位相差か
ら、配属された版胴の2回転以上離れていると、一方の
版胴12は所定の方向(例えば前方)に回転し、他方の
版胴22は逆方向(後方)に回転せしめられる。
【0053】しかしながら、互いに向き合うならしロー
ラが、所望の位相関係から所属の版胴の各1回転よりも
小さく互いに離れている場合には、この調節を無視して
もよい。この場合には、位相装置の調節は、版胴の1回
転又はそれ以上の回転が行われる場合だけ必要である。
何故ならば、版胴の1回転だけのずれにおいては、なら
しローラによって最小の妨害(例えば振動)が発生し、
従って必要な調節のための時間は節約されるからであ
る。
【0054】1つ又はそれ以上の印刷装置のための調節
が胴抜きされた状態で行われると直ちに、これらの印刷
装置は胴入れされた状態、つまりウエブが印刷される状
態にもたらされる。例えば材料ウエブを搬送するために
さらに胴入れさた位置にあるために、それまで調節され
ていないその他の印刷装置は、胴抜きされた状態でガイ
ドされ、方法段階401〜405を実施する。
【0055】印刷機の構造形式、及び位置つまりならし
ローラ42,44,52,54,62,72の高さに関
連して、第1の印刷装置10のならしローラ42,4
4,64と第2の印刷装置20のならしローラ52,5
472との間の所望の位相のずれが、印刷機の振動を減
少させる種々異なる値を取る。この規定は、数学的な計
算又はテスト結果に基づいて行われる。例えば第1の印
刷装置10のならしローラ42,44及び62が、第2
の印刷装置のならしローラ52,54,72と同じ位
置、同じ重量及び同じ振動長さを有している場合には、
180゜のローラの位相のずれが振動を最小限にすると
いうことが前提となっている。何故ならばローラ42は
ローラ52とは逆方向に移動し、ローラ44はローラ5
4とは逆方向に移動し、ローラ62はローラ72とは逆
方向に移動するからである。この数学的なモデルは、ロ
ーラが種々異なる高さ位置にある場合でも、ローラ4
2,25の所望の位相のずれを規定するために利用でき
る。8つの印刷タワーにおける24個のならしローラの
ためのモーメントMは、例えば次のように計算される。
Mは、
【0056】
【数1】
【0057】に亘ってのi=1〜24の合計であって、
この場合、wは、ならしローラの周波数、fは、基準
値に関連したならしローラiの位相、mは、ならしロ
ーラiの質量、dは、ならしローラiの重心点と床と
の間の間隔、sは、ならしローラの振動の振幅である。
所定の版胴のならしローラ群のならしローラの位相fi
は、互いに所定の比にあって、第1のならしローラ群の
位相は、第2のならしローラ群の位相に対して一定のフ
ァクターdfだけ異なっているので、生じたモーメント
が最小にされる最適な位相差dfが規定される。
【0058】印刷機1内で発生した振動の実際値をロー
ラ42及び52の位相のずれに関連して維持するため
に、加速度測定装置有利にはゼロ周波数加速度測定装置
が選択的に使用される。振動を測定するために、印刷機
1の不らー無301に振動センサが配置されている。こ
のような形式で、印刷機1内での最小の振動に相当する
所望の位相のずれを規定することができる。
【0059】図2に示されているように、印刷機1はさ
らに制御装置80を有しており、この制御装置80は、
センサ142,144,152,154,162,17
2及びカウンタ81,181から入力信号を受信し、機
械駆動装置及びモータ31,32を制御する。制御装置
80は、1つ又は多数のプロセッサ例えばインテルペン
テイウムプロセッサ(Intel Pentium P
rosseroren)並びにその後継機を有してい
る。第1のモータ31は第1の版胴12を駆動する。そ
れに応じて、制御装置80はモータ31を介して第1の
版胴の周方向見当合わせ調節を行う。第2の版胴22の
周方向見当合わせは、モータ32及び制御装置80を介
して行われる。ローラ42と52との間の位相のずれを
変化させるために、版胴12又は22のうちの一方が、
その周方向見当合わせが変わることなしに時計回り方向
で又は逆時計回り方向で、図3の方法段階405に示さ
れているように360゜の全回転で回転せしめられる。
【0060】第1の版胴12は例えば360゜回転せし
められる。ローラ42の振動長さと版胴12の回転との
比に関連して、ローラ42(及びローラ42,62)は
所定の程度だけ側方(横方向)に例えば振動長さ0.1
54だけ移動せしめられる。停止している版胴22にお
いて、従って第1の版胴12が回転するたびに、ローラ
42が、ローラ52の位相に関連して、55.44゜
(1振動長さ=360゜;つまり0.154振動長さ=
55.44゜)の位相角度で横方向に移動する。印刷開
始前つまり制御装置80が版胴12を複数の回転数で回
転させ、これに対して版胴22は停止しているので、ロ
ーラ42と52との間の所望の位相のずれが得られる。
【0061】本発明の選択的な実施例によれば、少なく
とも1つの例えば加速度測定装置として構成された振動
センサ300が印刷機1のフレームに配置されている。
印刷機1は運転せしめられ、印刷機の振動の程度又は印
刷機のフレーム部の振動の程度が測定される。この振動
が所望の限界値を超えると、所定の限界値を下回る振動
又は最小の振動が得られるように、ローラ24及び52
の位相が変化する。次いで印刷機の印刷作業が開始され
る。
【0062】本明細書中で使用された用語「版胴」は、
すべての種類の画像シリンダ(Bildzylinde
r)を含んでおり、例えば版板を有していないデジタル
画像形成可能な胴も含んでいる。従って所望の位相のず
れは、例えば6゜の公差誤差内に設定することができ
る。
【0063】往復運動するならしローラ42,44,5
2,62,72の側方の運動は、図2には見やすくする
ために誇張して示されている。
【0064】図1には、1つの印刷装置だけが詳しく示
されているが、図面から、第1の印刷装置上に別の印刷
装置を配置できることは明らかである。このような配置
によって、機械の所用スペースは減少されるが、印刷装
置の高さによって、ローラの振動作用は高められる。従
って本発明は、互いに上下に配置された複数の印刷装置
を備えた印刷機のために特に適している。
【0065】この場合、互いに上下に配置された印刷装
置のならしローラによって生ぜしめられる印刷装置タワ
ーの振動を本発明の方法によって減少させるか又は最小
にすることも可能である。この場合、振動を減少または
無くすための所望ほ位相角度の数学的な計算に、考慮し
ようとするならしローラを印刷装置タワー内で床から種
々異なる高さ位置に配置することが考慮される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施例によるオフセット印刷機の概
略的な側面図である。
【図2】見やすくするために振動しないローラのうちの
幾つかは図示されていない、図1に示した本発明による
オフセット印刷機のB−B線に沿って見た側面図であ
る。
【図3】ならしローラの相対的な位相位置を調節するた
めの方法の連続を示す図である。
【符号の説明】
1 オフセット印刷機、 5 材料ウエブ、 10 第
1の印刷装置胴対、12 第1の版胴、 14 第1の
ゴムブランケット胴、 20 第2の印刷装置胴対、
22 第2の版胴、 24 第2のゴムブランケット
胴、 31 第1のモータ、 32 第2のモータ、
33 第1の伝動装置、 34 第2の伝動装置、 4
0 第1のインキ装置、 42 第1のインキならしロ
ーラ、44 第3のインキならしローラ、 50 第2
のインキ装置、 52 第2のインキならしローラ、
54 第4のインキならしローラ、 60 第1の湿し
装置、 62 第1の湿し媒体ならしローラ、 70
第2の湿し装置、 72第2の湿し媒体ならしローラ、
80 制御装置、 81 第1のカウンタ、82 第
1のエンコーダ、 112,114 版胴、 142、
144,152,154,162,172 センサ、
181 2つのカウンタ、 1822つのエンコーダ、
242、244,246 運動方向、 300 振動
センサ、 301 フレーム、 401、402,40
3,404,405 方法段階
フロントページの続き (71)出願人 390009232 Kurfuersten−Anlage 52−60,Heidelberg,Fede ral Republic of Ger many (72)発明者 マーク バーナード デュメイス アメリカ合衆国 メイン ケネバンク ポ ーテイジ ウェイ 12 (72)発明者 マイケル トーマス ウォロニアック アメリカ合衆国 ニューハンプシャー ド ーヴァー アトキンソン ストリート 40 (72)発明者 ジョン エー マンリー アメリカ合衆国 オハイオ ヴァンダリア フレデリック ロード 10613 (72)発明者 ジョン アントニオス パンテレオス アメリカ合衆国 メイン ヨーク ソルト ウォーター ドライヴ 6 (72)発明者 チャールズ フランシス スヴェンソン アメリカ合衆国 ニューハンプシャー ラ コニア ベルヴィデーレ ストリート 12 Fターム(参考) 2C034 AA16 AA42 AC01 2C250 DC02 DC03 EA04 EA07 EA42 EA43

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに独立して見当合わせ調節可能であ
    る第1の版胴(12)と第2の版胴(22)とを有し、
    第1の版胴(12)が横方向で振動運動せしめられる少
    なくとも1つの第1のならしローラ(42)と作用接続
    されていて、第2の版胴(22)が横方向で振動運動せ
    しめられる少なくとも1つの第2のならしローラ(5
    2)と作用接続されている形式の印刷機(1)内で振動
    を減少させるための方法において、 次の方法段階、つまり:第1のならしローラ(42)の
    側方の位置を第2のならしローラ(52)に関連して規
    定し、 第1のならしローラ(42)の側方位置が第2のならし
    ローラ(52)に関連して変化せしめられるように、第
    1の版胴(12)を第2の版胴(22)に関連して回転
    させる、 方法段階で行うことを特徴とする、印刷機において振動
    を減少させるための方法。
  2. 【請求項2】 第1又は第2の版胴(12,22)を回
    転させることによって、対応する版胴(12,22)の
    周方向見当合わせが変化しないようにする、請求項1記
    載の方法。
  3. 【請求項3】 第1又は第2の版胴(12,22)を1
    回転360゜で複数回転させる、請求項2記載の方法。
  4. 【請求項4】 第1のならしローラ(42)と第2のな
    らしローラ(52)との間の所望の位相のずれを規定
    し、この際に、第1及び第2の版胴(12,22)を、
    所望の位相のずれを得るために、1回転360゜で多数
    回転させる、請求項1から3までのいずれか1項記載の
    方法。
  5. 【請求項5】 第1のならしローラ(42)の側方位置
    を、版胴(12,22)の回転運動を制御する制御装置
    (80)に供給する、請求項4記載の方法。
  6. 【請求項6】 所望の位相のずれを数学的なモデルを用
    いて規定する、請求項4又は5記載の方法。
  7. 【請求項7】 所望の位相のずれを、少なくとも1つの
    フレーム(30)の実際の振動を測定することから主発
    して規定する、請求項4又は5記載の方法。
  8. 【請求項8】 第1のならしローラ(42)を、版胴
    (12,22)の回転後に第2のならしローラ(52)
    に対して180゜位相をずらす、請求項1から7までの
    いずれか1項記載の方法。
  9. 【請求項9】 互いに独立して見当合わせ調節可能であ
    る第1の版胴(12)と第2の版胴(22)とを有し、
    第1の版胴(12)が横方向で振動運動せしめられる少
    なくとも1つの第1のならしローラ(42)と作用接続
    されていて、第2の版胴(22)が横方向で振動運動せ
    しめられる少なくとも1つの第2のならしローラ(5
    2)と作用接続されている形式の印刷機(1)内で振動
    を減少させるための方法において、 次の方法段階でつまり:第2のならしローラ(52)に
    対する第1のならしローラ(42)の所望の側方位置
    を、印刷機の実際の或いは予測された又は計算された振
    動に基づいて規定し、次いで、第2のならしローラ(5
    2)に対する第1のならしローラ(42)の所望の側方
    位置が調節されるように、第1の版胴(12)を第2の
    版胴(22)に関連して回転させる、 方法段階で行うことを特徴とする、印刷機で振動を減少
    させるための方法。
  10. 【請求項10】 第2のならしローラ(52)の側方の
    位置を規定する、請求項1から9までのいずれか1項記
    載の方法。
  11. 【請求項11】 2つのならしローラ(42,52)の
    少なくとも一方の側方位置が変化又は調節される間、第
    1及び/又は第2の版胴(12,22)を胴抜き位置に
    もたらす、請求項1から10までのいずれか1項記載の
    方法。
  12. 【請求項12】 別の方法段階つまり:第1のならしロ
    ーラ(42)が第1の側方の基準位置に達した時に第カ
    ウンタ(81)をゼロ値にリセットし、 第2のならしローラ(52)が第2の側方の基準位置に
    達した時に第2のカウンタ(181)をゼロ値にリセッ
    トし、 前記第1のカウンタ(81)を、第1の版胴(12)の
    1回転毎に1単位だけ高くし、 前記第2のカウンタ(181)を、第2の版胴(22)
    の1回転毎に1単位だけ高くし、 第1のカウンタ(81)と第2のカウンタ(181)と
    を同時に読みとり、 第1のならしローラ(42)の側方位置が第2のならし
    ローラ(52)の側方位置に対して相対的に、第1及び
    /又は第2の版胴(12,22)の最小回転数で所望の
    値が調節されるように、第1の版胴(12)を第2の版
    胴(22)に対して相対的に回転させ、及び/又は第2
    の版胴(22)を第1の版胴(12)に対して相対的に
    回転させる、 方法段階で行う、請求項1から11までのいずれか1項
    記載の方法。
  13. 【請求項13】 カウンタ(81,181)を最初にリ
    セットする前に、第1及び第2の版胴(12,22)を
    所望の周方向見当合わせ調節にもたらす、請求項11記
    載の方法。
  14. 【請求項14】 印刷機において、 第1の版胴(12)と、該第1の版胴(12)に作用接
    続された少なくとも1つの第1のならしローラ(42)
    とが設けられていて、該第1のならしローラ(42)
    が、インキ装置(40,60)又は湿し装置(50,7
    0)の一部であって、第1の版胴(12)の1回転毎に
    所定の距離だけ側方に移動するようになっており、 前記第1の版胴(12)から独立して周方向で見当合わ
    せ調節可能な第2の版胴(22)と、該第2の版胴(2
    2)に作用接続された第2のならしローラ(52)とが
    設けられていて、該第2のならしローラ(52)が、別
    のインキ装置(40,60)又は湿し装置(50,7
    0)の一部であって、第2の版胴(22)の1回転毎に
    所定の距離だけ側方に移動するようになっており、 第2のならしローラ(52)及び/又は印刷機の振動又
    は印刷機のフレームの振動に関連した第1のならしロー
    ラ(42)の側方位置を検出するためのセンサ(14
    2,144,152,154,162,172,30
    0,81,82,181,182)と制御装置(80)
    とが設けられており、該制御装置(80)は、少なくと
    も1つの前記センサ(142,144,152,15
    4,162,172,300,81,82,181,1
    82)からの入力信号を受け、この入力信号に基づいて
    第1のならしローラ(42)と第2のならしローラ(5
    2)との位相位置が変えられるように、第1の版胴(1
    2)を第2の版胴(22)に関連して回転させるように
    なっていることを特徴とする、印刷機。
  15. 【請求項15】 第1の版胴(12)に接続された第1
    のゴムブランケット胴(14)と、第2の版胴(22)
    に接続された第2のゴムブランケット胴(24)とが設
    けられている、請求項10記載の印刷機。
  16. 【請求項16】 少なくとも第1の版胴(12)及び第
    1のならしローラ(42)を駆動する第1のモータ(3
    1)と、少なくとも第2の版胴(22)及び第2のなら
    しローラ(52)を駆動する第2のモータ(32)とが
    設けられている、請求項10記載の印刷機。
  17. 【請求項17】 前記第1の版胴(12)と作用接続す
    る、少なくとも1つの第3のならしローラ(44)が設
    けられている、請求項10記載の印刷機。
  18. 【請求項18】 第1のならしローラ(42)の側方位
    置を検出するための第1のセンサ(142)と、第2の
    ならしローラ(52)の側方位置を検出するための第2
    のセンサ(152)とが設けられている、請求項10か
    ら13までのいずれか1項記載の印刷機。
  19. 【請求項19】 少なくとも1つのセンサが、振動を検
    出するための加速度測定装置を有している、請求項10
    記載の印刷機。
  20. 【請求項20】 第1の版胴(12)に配属された第1
    のエンコーダ又は角度センサ(82)と協働して第1の
    版胴(12)の回転数をカウントする第1のカウンタ
    (81)と、第2の版胴(22)に配属された第2のエ
    ンコーダ又は角度センサ(82)と協働して第2の版胴
    (22)の回転数をカウントする第2のカウンタ(18
    1)とが設けられている、請求項15から19までのい
    ずれか1項記載の印刷機。
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