JP2009519166A - ワイパアームのための接続装置 - Google Patents

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Abstract

本発明は、ワイパアーム(14)およびワイパブレード(12)のための接続装置に関する。接続装置は、第1の接続部と第2の接続部とを備えている。本発明によれば、第1の接続部が、第1の識別手段を備えており、第2の接続部が、第1の識別手段に対応する第2の識別手段を備えている。さらに本発明は、2本のフラットバーワイパブレードを備えたシステムに関しており、少なくとも一方のフラットバーワイパブレードに、両方のワイパブレードを区別するための少なくとも1つの第1の識別手段が設けられている。

Description

従来技術
本発明は、請求項1の上位概念に記載の形式の、ワイパアームおよびワイパブレードのための接続装置、ならびに請求項8の上位概念に記載の形式の、2本のフラットバーワイパブレードから成るシステムに関する。
既にドイツ連邦共和国特許出願公開第10230457号明細書から、ワイパアームおよびワイパブレードのための接続装置が公知であり、ワイパブレード側の第1の接続部およびワイパアーム側の第2の接続部が設けられており、第1の接続部と第2の接続部とは作動位置で相並んで配置されている。第2の接続部は、ジョイントエレメントを備えているので、ワイパブレードは、ジョイント軸を中心に旋回式にワイパアームと結合されており、この場合固定手段が設けられているので、両方の接続部は係合し合う。
さらにワイパブレードを備えたワイパアームのための多数の接続装置が公知であり、ここではワイパアーム側の接続部は、ワイパブレード側の接続部の上方に配置されている。
運転手側および助手側に関して異なる形式で形成された、多くの場合異なる長さのワイパブレードを設けることが公知である。ここで生じる問題によれば、ワイパブレードは、多くの場合取り違えられ、これによって不都合な払拭像が生じ、一部では自動車の損傷をもたらす。
発明の開示
技術課題
したがって本発明の課題は、ワイパアームおよびワイパブレードのための接続装置ならびに2つのフラットバーワイパを備えたシステムを改良して、異なるワイパブレードの取り違えリスクを少なくとも低減するようなものを提供することである。
解決技術手段
この課題は、請求項1の特徴部に記載した構成を有する接続装置ならびに請求項8の特徴部に記載の構成を有するシステムによって解決される。
本発明の有利な構成は、従属請求項に記載した。
本発明の思想によれば、ワイパアームおよびワイパブレードのための接続装置に識別手段が設けられており、識別手段によって、所属のワイパアーム、特に助手側もしくは運転手側のワイパアームに対するワイパブレードの明確な割り当てが実現される。接続装置は、識別手段に基づいて少なくとも非所属のワイパアームに対するワイパブレードの取付が防止されるように、形成されている。識別手段の成形形状および/または配置構造および/または個数によって、両方のワイパブレードの誤った割り当てが回避される。したがってたとえば助手側のワイパアームに運転手側のワイパブレードを取り付けることはできない。
有利な実施形態によれば、識別手段対の識別手段は、形状補完的に(つまり互いに対応して補完する形状を有するように)形成されていて、かつ/または運転位置で係合し合うように配置されている。異なる対の識別手段は、形状補完的に形成されておらず、かつ/または運転状態で係合し合うように配置されていない。
有利には、第2の接続部の固定手段は、制限部を有するブリッジを備えている。ブリッジによって、固定手段は、第1の接続部に少なくとも部分的に覆い被さる。制限部は、第1の接続部もしくは第1の接続部の突出部に後方から係合するのに役立ち、これによって組付状態でジョイント軸に沿った軸方向移動が防止される。有利には、制限部は、第1の接続部のポケットに係合する。したがって運転位置で、制限部は、接続装置をロックする。
簡単な操作は、第1の接続部が第2の接続部に対して、解除角度でジョイント軸を中心に少なくとも一方の接続部を回動させて取り外し(解除)可能かつ/または結合可能であることによって、経済的な形式で達成される。このようにして工具の補助または特別な知識なしに、ワイパブレードをワイパアームから分離するか、もしくはこれらを結合することができ、これによって取付は、特に素人にとっても容易となる。有利には、制限部が、解除角度を規定するための付加部を備えている。さらに有利には、解除角度が、5°〜50°、特に20°〜40°、有利には20°〜30°で、理想的には約25°である。なぜならばこのようにするとワイパブレードの交換時の操作を損なわずに、接続装置の確実な保持が保証されるからである。この場合特に有利には、当接制限部が設けられており、当接制限部は、解除角度を超える回動を防止する特に収容部の縁部または面によって形成されている。理想的には、収容部の縦長の成形部は、接続部の脱着時に付加部を収容できるように寸法設定されている。簡単な実施形態では、有利には、収容部が溝状に形成されていて、かつ特に2つの側壁と1つの底部とを備えており、底部は、特にほぼ偏平に形成されている。これによって第1の接続部は、特に射出成形法で製作するのに適当である。本発明の別の実施形態によれば、第1の接続部は、スポイラ壁を備えており、スポイラ壁は、第1の接続部の全高を成し、スポイラ面を形成する。このようにして特に流れに有利な外形が得られ、さらに特に好ましい外観が得られる。特に簡単で経済的かつ有利には、固定手段は、第1の接続部にほぼ整合して形成されている。
本発明の1実施形態によれば、接続装置の、両方の識別手段の少なくとも一方が、有利には第1の識別手段が、開口を備えており、他方の識別手段、特に第2の識別手段が、ピンとして形成されており、ピンおよび開口が、運転位置で係合し合う。この場合開口および/またはピンは、異なる2つの接続装置では、異なって成形されるか、または配置されているので、互いに適合する部分しか取り付けることができない。さらにまた識別手段の個数を異なる接続装置で異なって選択することが考えられる。たとえば運転手側のワイパブレードの第1の識別手段として3つのピンを設けることができ、ピンは、運転手側のワイパアームの3つの開口に、配置構造および成形で合致する。助手側のワイパアームに2つの開口しか設けられていないか、または3つの開口が異なる相対位置に設けられている場合、運転手側のワイパブレードは、助手側のワイパブレードもしくはこれに所属の第1の接続部に取り付けることができない。
さらにまた固定手段の制限部ならびに制限部を収容するための所属のポケットを識別手段として設けることも考えられる。この場合異なる2つの接続装置の制限部および/またはポケットは、異なって成形し、かつ/または配置することができ、これによってワイパブレードの取り違えが排除される。たとえば異なる2つの接続装置の制限部は、異なる長さおよび/または幅で、所属のポケットは、これに応じて異なる深さおよび/または幅で形成することができる。異なる2つの接続部の制限部の異なる配置構造は、たとえば異なるブリッジ長さによって実現することができる。
本発明によれば、2本のフラットバーワイパブレードから成るシステムが、少なくとも1本のフラットバーワイパブレードに、両方のワイパブレードを区別するための第1の識別手段を備えている。簡単な実施形態では、識別手段は、識別ロゴとして、有利には運転手側もしくは助手側の印として形成されている。この場合識別ロゴは、浮き彫りとしてたとえば収容部の底部に配置されているか、または圧刻されている。
さらに第1の識別手段はピンまたは開口として形成することができ、ピンまたは開口は、所属のワイパアームの第2の識別手段と合致する。ピンおよび/または開口は、個数、形状または位置決めで異なっていてよい。
追加的または選択的に、第2の接続部の固定手段の制限部を収容するためのポケットを識別手段として形成することもできる。ポケットは、サイズ、個数または位置決めによって、両方のフラットバーワイパブレードで異なっていてよい。さらにまた識別手段として、第2の接続部の上面の形状を利用することも考えられ、たとえば適合するワイパブレードしか、ジョイント軸の方向で、第2の接続部に、特に凹部を通って、被せ嵌めることができず、適合しないワイパブレードは、ジョイント部分を互いにスライドして合わせようとしても、第2の接続部の面に当接する。
別の利点および有利な実施形態は、請求の範囲、図面の説明および図面から理解することができる。
本発明の実施例
図面において同じ構成部材および同じ機能を有する構成部材には、同じ符号を付した。
図1には、フラットバーワイパブレードとして形成されたワイパブレード12およびワイパアーム14の一部と共に接続装置10を示した。接続装置10は、主に第1の接続部16を備えており、第1の接続部16は、ワイパブレード12に取り付けられており、ならびに第2の接続部18を備えており、第2の接続部は、ワイパアームに取り付けられている。フラットバーワイパブレードとして形成されたワイパブレード12は、主にワイパゴム20を備えており、ワイパゴム20は、ばねレール22に保持されている。流れ特性を改善するために、ばねレール22の、ワイパゴム20とは反対側に、スポイラ24が取り付けられていて、特にばねレール22に被せ嵌められており、スポイラ24は、ゴム弾性材料から形成されている。第1の接続部16は、ばねレール22に固定されているので、ワイパブレード12は、第1の接続部16に確実に保持されている。
ワイパアーム14は、自由端部で、第2の接続部18を備えている。ここではワイパアーム14は、自由端部の領域で、ほぼ矩形の横断面を有するシングルロッドとして形成されている。ロッドの、横断面でみて長辺は、シールドに対して鉛直に延びている。第2の接続部18は、本実施例では、金属薄板曲げ成形部として形成されていて、第1の区分28で、ワイパアームの自由端部をクランプして包囲している。第2の接続部18の第2の区分30は、ワイパアーム14の自由端部から第1の接続部16に向かって垂直に延びていて、第1の接続部16をブリッジして該第1の接続部16に被さっている。これによって固定手段32が形成されており、固定手段32は、第2の区分30のブリッジ34によって形成されており、ブリッジ34は、制限部36で画成される。ブリッジ34は、ワイパアーム14の縦延伸方向に対してほぼ垂直に、シールドの表面に対して平行に、またはばねレール22によって形成される平面に対してほぼ平行に延びている。
第1の接続部16は、ブリッジ34を収容するために収容部38とポケット40とを備えており、この場合結合状態で、ブリッジ34は、収容部38に収容されていて、制限部は、ポケット40に収容されている。制限部36は、シールドならびにブリッジ34に対してほぼ垂直に配置されている。制限部36によって、第1の接続部16と第2の接続部18とが互いに入り込んで係合し合う。
さらに第2の接続部18にピン26が設けられており、ピン26は、ブリッジ34から間隔を有してワイパアーム14に向かって延びている。ピン26の縦延伸方向は、ワイパアーム14の縦延伸方向に対して垂直に延びていて、したがってブリッジ34に対してほぼ平行に延びている。ピン26は、ジョイント受けエレメント43に係合しており、ジョイント受けエレメント43は、袋穴として形成されており(図3参照)、これによってジョイント44が形成されている。これによって第1の接続部16は、第2の接続部18と回動可能に結合されている。
この場合ピン26は、一方では第2の接続部18がワイパアーム14の自由端部に取り付けられていて、同時にジョイント44の一部を成すように、形成されている。
収容部38ならびにブリッジ34に、図示していない第1および第2の識別手段が設けられおり、これらは図示した運転位置で互いに入り込む。これによって所属のワイパアーム14に対するワイパブレード12の正確な対応関係が実現される。ワイパアーム14に所属しないワイパブレード12は取付不能である。なぜならば第1の識別手段と第2の識別手段とは、互いに合致しないからであり、このことは異なる個数および/または異なる形状および/または異なる位置決めに基づいている。
図2には、他の図面に示した第2の接続部18と機能的に同一に形成された1実施例で第2の接続部18を示した。したがって同じ構成要素には、同じ符号を付した。第2の接続部18の第1の区分28に、ジョイント軸を成すピン26が取り付けられている。ピン26に対して間隔を有して、ブリッジ34と、ブリッジ34に対して直角に配置された制限部36とによって形成された固定手段32が配置されている。制限部36の、平行で相互間隔を有して配置された側面52,54は、第1の接続部16のポケット40内で軸方向のストッパを成して、ジョイント軸に沿った軸方向運動を制限する。
安定性を高めるために、制限部36は付加部56を備えており、付加部56は、ピン26に向かって、ひいてはジョイント軸に向かって拡張されている。付加部56の構成およびサイズは、解除(取り外し)角度を特定する。安定性を高めるために、ブリッジ34に隆起部58が形成されており、隆起部58は、ブリッジ34の曲げ剛性を高める。直にブリッジ34の金属薄板から曲げられた隆起部58の代わりに、追加的または選択的に凹部を設けることができる。
ブリッジ34の下面に、ピンとして形成された第2の識別手段102が配置されている。第2の識別手段102は、ブリッジ34の下面に配置されていて、制限部36に対してほぼ平行に延びている。第2の識別手段102は、開口として形成された第1の識別手段101に対応しており、第1の識別手段101は図3から看取される。第1の識別手段101は、第2の識別手段102が図1に示した組付状態で運転位置に完全に収容できるように配置されていて、形成されている。図示していない別のワイパアームでは、第1の識別手段は、たとえば収容部38の別の位置に配置されていて、かつ/または異なる形式で成形されているので、ワイパアーム14の第2の識別手段102は、第1の識別手段に合致せず、つまり第1の識別手段に挿入することができず、これによってワイパブレードの取り違えが回避される。
図3には、ワイパブレード12と共に接続装置10の第1の接続部16を斜視図で示した。ワイパブレード12は、スポイラ24を備えており、スポイラ24は、ばねレール22に取り付けられている。スポイラ24と同様に、第1の接続部16もばねレール22に取り付けられている。1実施例では、接続部16も、スポイラ24に取り付けることができる。第1の接続部16は、ジョイント受けエレメント42としての開口を備えており、ジョイント受けエレメント42は、ピン26を収容するのに役立つので、ピン26と相俟ってジョイント44(図1参照)が形成されている。ジョイント受けエレメント42は、たとえば貫通孔または袋穴として形成することができる。
ジョイント44のジョイント軸から間隔を有して、ブリッジ34のための収容部が設けられている。収容部38は、底部60ならびに第1の側壁62と第2の側壁64とを備えており、第2の側壁64は、収容部38の、ジョイント44に向いた側に配置されている。収容部38の底部60は、第2の側壁64の領域で、縦長の成形部66を備えており、成形部66は、ジョイント軸に対して平行で、ひいてはジョイント受けエレメント42に対して平行に延びている。この場合縦長の成形部66は、収容部38と同様に、ポケット40から第1の接続部16の外側の制限部まで延びているので、第2の接続部18の付加部56は、縦長の成形部66を通ってスライドすることができる。ポケット40は、内側輪郭で、第2の接続部18の付加部56で制限部36に追従している。
この場合縦長の成形部66は、第2の接続部18の付加部56と共に、解除角度が約25度であるように寸法設定されており、つまり第2の接続部18に対して第1の接続部16が約25度回動することによって、ジョイント44の軸方向のロックが解除される。なぜならば制限部36は、横断面で、縦長の成形部66で収容部38の内側に完全に位置するからである。したがってジョイント軸もしくはピン26に沿って軸方向移動することによって、第1の接続部16は、第2の接続部18から取り外すことができる。
図3から判るように、開口として形成された識別手段101は、ポケット40に対して側方間隔を有して、収容部38の底部60に形成されている。
接続装置10の基本構造に関して、以下の実施例は少なくともほぼ同一であるので、以下に主に相違点についてのみ説明する。
図4に示した実施例では、異なる2本のワイパアームの識別手段102a,102bをまとめて1本のワイパアーム14もしくは所属の第2の接続部18に示して、異なる2つの第2の接続部18における第2の識別手段102a,102bの異なる位置決めを明示した。図5から判るように、ワイパアーム14に、単に1つの第2の識別手段102を配置すれば十分である。
第2の識別手段102a,102bに関して、対応する第1の識別手段101a,101bが存在し、この場合両方の識別手段対101a+102aならびに101b+102bは、通常異なるワイパブレードに分配されるので、正確にワイパブレード12はワイパアーム14に配設可能である。図4では、ピン26は、既に第1の接続部のジョイント受けエレメント42に挿入されている。ワイパアーム14は、ワイパブレード12の長手延伸方向に対して90度の角度を有している。ワイパアーム14とワイパブレード12とは相対回動され、制限部36は付加部56でポケット40に係合する。さらにピンとして形成された第2の識別手段102aもしくは第2の識別手段102bは、対応する第1の識別手段101a,101bに進入する。ポケット14に制限部36が係合することによって、ピン26の回転軸に沿った軸方向移動が防止される。制限部36の付加部56の長さ変化によって、解除角度は変化させることができる。図示の実施例では、第2の識別手段102a,102bは、縁部側でブリッジ34に一体成形されていて、それぞれ制限部36を収容する平面に対して平行な平面上を延びている。
図5では、ワイパアーム14とワイパブレード12とは、相対的に旋回されている。第1の識別手段101と第2の識別手段102とは、係合する直前である。制限部36は、既に一部でポケット40に進入している。ブリッジ34の側方でピンとして形成された第2の識別手段102の配置構造の代わりに、ブリッジ34の直ぐ下側の配置構造も考えられる。
図6に示した実施例では、図5の実施例に対して、ピンおよび開口の配置構造で逆になっている。第1の識別手段101は、相並んで配置されたピンとして形成されている。ピンは、収容部38の領域に配置されている。第2の接続部18のブリッジ34に、図平面で左側の第1の識別手段101に対応する縁部側の切欠が形成されており、切欠は第2の識別手段102を成す。図6に示したワイパアーム14は、図示のワイパブレード12に適合しない。なぜならば図平面で右側の第1の識別手段101を収容するための別の第2の識別手段が設けられていないからである。ワイパアーム14は、最終的な運転位置に旋回することができない。図示したワイパブレード12に対応する、図示していない第2の接続部18は、相並んで配置された、切欠として形成された2つの識別手段101を備えている。このようにして運転手側と助手側との間のワイパブレード12の割り当ての取り違えを回避することができる。
図7に示した実施例では、ピンとして形成された第1の識別手段101は、ワイパブレード12の第1の接続部16に設けられている。第1の識別手段101は、縁部側の切欠としてブリッジ34に形成された第2の識別手段102と合致する。図8には、接続装置10は、組付状態で示した。この場合制限部36は、ポケット40に完全に収容されており、第1の識別手段101は、側方の切欠としてブリッジ34に形成された第2の識別手段102に完全に係合する。ワイパアーム14は、組付状態でワイパブレード12に対して平行に延びている。
図9〜11に示した実施例では、制限部36もしくはその成形部が第2の識別手段102として役立つ。対応する第1の識別手段101として、第1の接続部16の、ワイパゴム20とは反対側の上面70が役立つ。図10では、上面70に、ピン26の回転軸に対して平行に延びる凹部72が形成されている。凹部72によって、制限部36の、ピン26に向いた区分74が、第1の接続部16のスポイラ壁46に向かって移動され、それも図11に示した位置まで移動され、したがってワイパブレード12は、ワイパブレード12に対して平行に配置されたワイパアーム14での図10に示した位置に旋回される。図9に示した、接続装置10の第1の接続部16は、そのような凹部を備えていないので、制限部36の、ピンに向いた付加部74は、両方の接続部16,17をまとめようとする際に、第1の接続部16の上面70の端面76に当接される。したがって図10および図11に示した識別手段101と識別手段102とは合致し、図9および図11に示した識別手段101と識別手段102とは互いに合致しない。
図12に示した実施例では、ブリッジ34に一体成形された制限部36が、第2の識別手段として役立つ。異なる2本のワイパアームにおける第2の識別手段の異なる位置を明確にするために、図12では、2つの第2の識別手段102,102bを示した。異なる2本のワイパアーム14もしくは第2の接続部18に、1つの第2の制限部、つまり第2の識別手段102を設ければ十分であり、この場合制限部は異なる第2の接続部18で異なって位置決めされているか、かつ/または異なって成形されている。第2の識別手段102a,102bは、第1の識別手段101a,101bと合致し、第1の識別手段101a,101bは、本実施例では、制限部36a,36bを収容するためのポケット40a,40bとして形成されている。
図13には、収容部38を備えた第1の接続部16を示した。側方では開口として形成されたジョイント受けエレメント42が看取される。収容部38の底部60には、識別ロゴが圧刻されており、識別ロゴは、この場合運転手側を表している。これによって使用者は、第1の接続部を備えたワイパブレード12が運転手側のワイパアームにしか取り付けられないことを認識する。
取り付けられた状態の接続装置を示す斜視図である。 接続装置のワイパアーム側の第2の接続部を備えたワイパアームの自由端部を示す斜視図である。 接続装置の、フラットバーワイパブレードに取り付けられたワイパブレード側の第1の接続部を示す斜視図である。 第1の識別手段が開口として、対応する第2の識別手段がピンとして形成された接続装置を示す図である。 図4に示した接続装置の1実施例を示す図である。 第1の識別手段がピンとして、第2の識別手段が開口として形成された接続装置の1実施例を示す図である。 図6に示した接続装置の1実施例を組付中の状態で示す図である。 図7に示した接続装置を組付状態で示す図である。 第1の接続部の上面が第1の識別手段を成す実施例を示す図である。 第2の接続部の上面に形成された凹部を備えた、図9に示した接続装置の1実施例を示す図である。 対応する第1の識別手段を備えた、図10に示した接続装置を示す図である。 制限部およびポケットとして形成された識別手段を備えた接続装置を示す斜視図である。 底部に取り付けられた識別ロゴを備えた接続装置の第2の接続部を示す図である。

Claims (12)

  1. ワイパアーム(14)およびワイパブレード(12)のための接続装置であって、
    ワイパブレード側の第1の接続部(16)およびワイパアーム側の第2の接続部(18)が設けられており、これらの接続部(16,18)が、運転位置で相並んで配置されていて、かつジョイントエレメントを介して、ジョイント軸を中心に旋回可能に結合されていて、かつ少なくとも部分的に固定手段(32)によって係合し合うようになっており、第1の接続部(16)が、固定手段(32)を収容するための収容部(38)を備えている形式のものにおいて、
    第1の接続部(16)、特に収容部(38)が、第1の識別手段(101)を備えており、第2の接続部(18)、特に固定手段(32)が、第1の識別手段(101)に対応する第2の識別手段(102)を備えていることを特徴とする、接続装置。
  2. 第1の識別手段(101)が、第2の識別手段(102)に対して形状補完的に形成されている、請求項1記載の接続装置。
  3. 固定手段(32)が、制限部(36)を備えたブリッジ(34)を有しており、固定手段(32)が、第1の接続部(16)に、ブリッジ(34)によって少なくとも部分的に覆い被さっており、運転位置で第1の接続部(16)および第2の接続部(18)がジョイント軸に沿った軸方向移動に対してロックされるように、制限部(36)が配置されている、請求項1または2記載の接続装置。
  4. 接続部(16,18)の少なくとも一方が、ジョイント軸を中心として、有利には15度〜50度、特に20度〜40度、有利には20度〜30度、理想的には約25度の少なくとも1つの解除角度で少なくとも1回動することによって、第1の接続部(16)が、第2の接続部(18)から取り外し可能かつ/または結合可能である、請求項3記載の接続装置。
  5. 両方の識別手段(101,102)の少なくとも一方、有利には第1の識別手段(101)が、開口を備えており、他方の識別手段(102,101)、特に第2の識別手段(102)が、ピンとして形成されており、該ピンと開口とが、運転位置で係合し合うようになっている、請求項1から4までのいずれか1項記載の接続装置。
  6. 識別手段(101,102)が、固定手段(32)の縦延伸方向に沿って非中心的に配置されている、請求項1から5までのいずれか1項記載の接続装置。
  7. 制限部(36)が、第2の識別手段(102)として形成されており、制限部(36)を収容するためのポケット(40)および/または第1の接続部(16)の上面が、第1の識別手段(101)として形成されている、請求項1から6までのいずれか1項記載の接続装置。
  8. 2本のフラットバーワイパブレードを備えたシステムであって、
    ワイパアーム(14)にフラットバーワイパブレード(12)を取り付けるための第1の接続部(16)が設けられており、第1の接続部(16)が、ジョイント受けエレメント(42)を備えており、フラットバーワイパブレード(12)が、ジョイント軸を中心に、ワイパアーム(14)と旋回式に結合できるようになっており、第1の接続部(16)が、所属のワイパアーム(14)の第2の接続部(18)の固定手段(32)を収容するための収容部(38)を備えている形式のものにおいて、
    少なくとも一方のフラットバーワイパブレード(12)、特に収容部(38)に、両方のワイパブレード(12)を区別するための少なくとも1つの第1の識別手段(101)が設けられていることを特徴とする、2本のフラットバーワイパブレードを備えたシステム。
  9. 第1の識別手段(101)が、ピンまたは開口として形成されている、請求項8記載の装置システム。
  10. 各フラットバーワイパブレードに、第1の識別手段(101)として、ピンまたは開口が配置されており、ピンおよび/または開口が、異なる形式で成形されていて、かつ/または位置決めされていて、かつ/または異なる個数で設けられている、請求項8または9記載のシステム。
  11. 第1の識別手段(101)が、固定手段(32)の少なくとも1つの制限部(36)を収容するためのポケット(40)として形成されており、両方のフラットバーワイパブレード(12)のポケット(40)が、異なる形式で成形されていて、かつ/または位置決めされている、請求項8から10までのいずれか1項記載のシステム。
  12. 第1の識別手段(101)が、有利には収容部(38)の底部(60)に配置された識別ロゴ(78)として、有利には運転手側もしくは助手側の印として形成されている、請求項8から11までのいずれか1項記載のシステム。
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