JP2009284657A - 電子機器、電子回路基板の接続方法 - Google Patents

電子機器、電子回路基板の接続方法 Download PDF

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Abstract

【課題】電子機器における電子回路基板間の電力供給および情報通信を無結線で行い、これらの実現手段の小型化を行う。
【解決手段】第1電子回路基板2と、第2電子回路基板4と、第1電子回路基板2に接続された第1コイル3aと、第2電子回路基板4に接続された第2コイル3bと、を備え、第1コイル3aから第2コイル3bへ電磁誘導により電力を送電することで、第1電子回路基板2と第2電子回路基板4の間を電気的に接続する。
【選択図】図1

Description

本発明は、家庭用電化製品などの電子機器、および電子機器を構成する電子回路基板の接続方法に関する。
従来、冷蔵庫に関し、『情報表示装置を扉に設けた冷蔵庫の従来構造としては、扉への電源供給および情報通信を有線で実現している。しかし、こうした構造では多くの構成部品が必要となり、製造工程においても組み立てが複雑化するため高コストとなるという問題がある。』という課題を解決するための技術として、『冷蔵庫本体1には高周波発生回路9と、それに接続した第一コイル4から成る給電回路10を設け、扉2には第一コイル4と電磁誘導結合する第二コイル5から成る受電回路11を設け、その第二コイル5を情報表示装置3に接続している。ここで、前記冷蔵庫本体1は前記高周波発生回路9の出力に情報を載せる手段を有しており、前記扉2は第二コイル5に誘起された電圧から前記情報を検出する手段を有している。さらに、前記扉2は第二コイル5に誘起された交流を整流し、前記情報入出力部3の直流電源とする手段を具備している。』というものが提案されている(特許文献1)。
また、携帯通信端末に関し、『ICカードインターフェイス用非接触型コイルアンテナとリーダライタ用非接触型コイルアンテナの通信性能の向上と全体の小型化・薄型化とを両立して図ることが可能な携帯通信端末を提供する。』ことを目的とした技術として、『携帯電話機などの携帯通信端末1は、電子機器10をその内部に有する上筐体3を備え、この上筐体3の内面(カバー8の内面8a)上に、ICカードインターフェイス用非接触型コイルアンテナ及びリーダライタ用非接触コイルアンテナを有するシート状のフレキシブル基材17を貼着し、そのフレキシブル基材17上にICカードインターフェイス用非接触型コイルアンテナ及びリーダライタ用非接触コイルアンテナを覆うシート状の軟磁性体電波吸収体2を貼着する。』というものが提案されている(特許文献2)。
また、信号伝送方法に関し、『少ない信号線での信号伝送を簡易に行う信号伝送方法、信号伝送装置及び信号伝送装置であり、ビット数Nでタイムスロット数N+αのデータ信号をビット数N+αでタイムスロット数Nのデータ信号に縦−横変換して、空き時間αを作成し、前記空き時間αに制御信号を挿入し、前記データ信号及び制御信号を含むパラレル信号をシリアル信号に変換して伝送する。』という技術が提案されている(特許文献3)。
特開2001−33136号公報(要約) 特開2006−340394号公報(要約) 再表2004/088851号公報(要約)
一般に、電子回路基板を有線結線すると、接点部分の経年劣化等による電力供給や通信の品質低下、接点部分を有することによる小型化・薄型化の困難、などの課題がある。そのため、電子回路基板を無結線で接続することが望まれている。
この点に関し、上記特許文献1に記載の技術では、冷蔵庫の扉への電源供給および情報通信を無線で実現している。
しかし、同文献で用いられているコイルの構造では、各コイルの大きさはそれぞれ1〜3cm角で、厚さが5〜10mmであり、より小型な電子機器へ適用するためには、更なるコイルの小型化・薄型化を行わなければならないという課題があった。
また、上記特許文献2に記載の技術では、ICカードインターフェイス用非接触型コイルアンテナ及びリーダライタ用非接触コイルアンテナを一体化し、コイルアンテナの小型化・薄型化が可能である。
しかし、同文献に記載の技術は、フレキシブル基材17上に2種類のコイルアンテナを構成するものであり、電子回路基板間を無結線で接続するものではない。
また、上記特許文献3に記載の技術では、少ない信号線での信号伝送を簡易に行うことが可能であり、電子機器の小型化の実現が可能である。
しかし、信号線が同期的に変化するパラレル信号である場合は同技術の適用が容易であるものの、非同期で変化するパラレル信号、または非同期で変化するパラレル信号とシリアル信号、アナログ信号を合わせて信号伝送することは困難であった。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、電子機器における電子回路基板間の電力供給および情報通信を無結線で行い、これらの実現手段の小型化を行うことを目的とする。
本発明に係る電子機器は、第1電子回路基板と、第2電子回路基板と、前記第1電子回路基板に接続された第1コイルと、前記第2電子回路基板に接続された第2コイルと、を備え、前記第1コイルから前記第2コイルへ電磁誘導により電力を送電することで、前記第1電子回路基板と前記第2電子回路基板の間を電気的に接続するものである。
本発明に係る電子機器によれば、第1コイルから第2コイルへ電磁誘導により電力を送電することで、第1電子回路基板と第2電子回路基板を無結線で接続することが可能となる。
また、第1電子回路基板と第2電子回路基板の間に接点がないため、接続部の信頼性、経年劣化や環境による劣化耐力、および取り扱いやすさが向上する。
また、第1電子回路基板と第2電子回路基板の接続部の小型化・薄型化が可能となり、これらを搭載した電子機器の小型化が可能となる。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1に係る電子機器1の構成図である。
図1において、電子機器1は複数の電子回路基板から構成されており、図1では第1電子回路基板2と第2電子回路基板4とから構成される。
第1電子回路基板2は電子機器1の主機能を実現するための電子回路基板であり、第2電子回路基板4は電子機器1の補助的機能を実現するための電子回路基板である。
第1電子回路基板2には第1コイル3aが、第2電子回路基板4には第2コイル3bがそれぞれ接続されている。以後、第1コイル3aと第2コイル3bを総称するときは、コイル3と呼ぶ。
第1電子回路基板2と第2電子回路基板4は、有線による接続はされておらず、第1コイル3aと第2コイル3bとの間の電磁誘導結合により電気的に接続されている。
このため、第1電子回路基板2から第2電子回路基板4への電力供給および第1電子回路基板2と第2電子回路基板4との間の信号の送受信については、電磁誘導により第1コイル3aおよび第2コイル3bを介して行われる。
第1電子回路基板2は、電子機器1の主機能を実現するための電子回路基板であり、主機能部5、一次側非接触給電・通信部6を備える。
主機能部5は、電子機器1の主機能を実現する。
一次側非接触給電・通信部6は、主機能部5および第1コイル3aと接続され、第2電子回路基板4への電力供給および第2電子回路基板4との間の通信信号の送受信のための機能を有する。
主機能部5と一次側非接触給電・通信部6とは、主機能部出力信号線13、主機能部入力信号線14、主機能部電源出力15で接続されている。
一次側非接触給電・通信部6は、一次側通信回路7と一次側電源回路8を備える。
一次側通信回路7は、主機能部5と補助機能部9との間で送受信される通信信号を第1コイル3aと第2コイル3bを介して送受信するため、主機能部出力信号線13および主機能部入力信号線14を介して伝達される信号に応じて第1コイル3a電流に対する変復調処理を行う。
一次側電源回路8は、第1電子回路基板2から第2電子回路基板4への電力供給を行うための電力供給処理を行い、第1コイル3a電流の制御を行う。
主機能出力信号線13の例として、シリアル信号を出力する主機能シリアル出力信号線13sとパラレル信号を出力する主機能パラレル出力信号線13pが挙げられる。
また、主機能入力線14の例として、シリアル信号の入力となる主機能シリアル入力信号線14sとパラレル信号を入力する主機能パラレル入力信号線14pが挙げられる。
主機能出力信号線13および主機能入力信号線14には、シリアル信号およびパラレル信号のようなデジタル信号線ではなく、アナログ信号線を用いてもよい。
第2電子回路基板4は、電子機器1の補助的な機能を実現するための電子回路基板であり、補助機能部9、二次側非接触給電・通信部10を備える。
補助機能部9は、電子機器1の補助的な機能を実現する。
二次側非接触給電・通信部10は、補助機能部9および第2コイル3bと接続され、第1電子回路基板2から供給された電力を第2電子回路基板4へ電源として供給する機能、および第1電子回路基板2との通信信号の送受信のための機能を有する。
補助機能部9と二次側非接触給電・通信部10とは、補助機能部入力信号線16、補助機能部出力信号線17、補助機能部電源入力18で接続されている。
二次側非接触給電・通信部10は、二次側通信回路11と二次側電源回路12を備える。
二次側通信回路11は、主機能部5と補助機能部9との間で送受信される通信信号を第1コイル3aと第2コイル3bを介して送受信するため、補助機能部入力信号線16および補助機能部出力信号線17を介して伝達される信号に応じて第2コイル3b電流に対する変復調処理を行う。
二次側電源回路12は、第1電子回路基板2より給電された電力を受け、第2電子回路基板4の電源として供給する。
ここで、補助機能入力信号線16および補助機能出力信号線17には、シリアル信号およびパラレル信号のようなデジタル信号線ではなく、アナログ信号線を用いてもよい。
図2は、コイル3の構成図である。ここでは、2層の多層基板によるフレキシブル基板コイルとして構成した例を示した。コイル巻数は、2層の表面10回巻き、裏面10回巻きの20回巻きである。
コイル3は、フレキシブル基材21とフレキシブル基材21上に固定された銅箔などによる回路パターン22からなるフレキシブル基板で構成されたコイルであり、全体的な構成として、コイル部23、接続部24、および接続端子部25からなる。
回路パターン22は、表面の回路パターン22aと裏面の回路パターン22bからなる。また、回路パターン22aと回路パターン22bはスルーホール26により接続されている。
図3は、コイル3の別の構成例を示す図である。ここでは、2層の表面5回巻き、裏面5回巻きの10回巻きコイルの例を示した。
図2および図3に示すフレキシブル基板コイルでは、コイル巻線の巻き数が同数であれば、コイル面中心部のコイルパターンのない領域の面積が大きいほど、コイルのインダクタンスを大きく取れる。
また、コイル面中心部のコイルパターンのない領域の面積が大きいほどコイル同士を対向させた際の中心位置からのずれに対して性能の低下が抑制できる。
対向させた際にお互いのコイルにおいて、コイル面中心部のコイルパターンのない部分の重なる面積が大きいほど、コイル間の結合度は高くなる。
図4は、第1電子回路基板2と第2電子回路基板4の配置例を示す図である。
図4に示すように、第1コイル3aと第2コイル3bは、対向させて配置させる。このとき、各コイルはコイル間ギャップ30の間隔があけられた状態で配置される。
コイル間ギャップ30は、第1電子回路基板2と第2電子回路基板4との取り付け状態により変化する。
たとえば、樹脂ケースなどにより第1電子回路基板2と第2電子回路基板4とが覆われている場合、樹脂ケースの厚み分のギャップが発生する。また、樹脂ケースのようなものが不要な場合は、第1コイル3aと第2コイル3bとがほぼ密着状態で配置される。
図4において、コイル3は磁性体31により挟まれている。
磁性体31は、第1コイル3aと第2コイル3bのそれぞれについて、コイル同士の対向面と反対側の面に取り付けられている。
磁性体31を設けることにより、第1コイル3aと第2コイル3bとの間の結合度の向上、コイル3からの磁束の漏れの抑制による付近の回路への悪影響の抑制を図ることができる。しかし、これらの対策が不要であれば設ける必要はない。
磁性体31として、酸化鉄、酸化クロム、コバルト、フェライトなどの素材からなる板状のものや、樹脂と混ぜることでシート状に形成されたものなどを用いることができる。フレキシブル基板コイルの特性を有効に利用するのであればシート状のものが望ましい。
磁性体31のサイズは、磁性体31によりコイルより発生する磁束の集中を促し、漏れ磁束を削減するためにも、フレキシブル基板コイルの最も外周を通るコイル巻線パターン部より大きくするとよい。
磁性体31の厚みについては、用いるコイルから発生する磁束の磁束飽和に対して余裕の得られる厚みとすることが望ましい。フレキシブル基板コイルの薄さを生かすためにも0.5m以下の厚みとするとよい。
以上、本実施の形態1に係る電子機器1の構成を説明した。
次に、本実施の形態1に係る電子機器1の動作を、下記ステップ(1)〜(11)で説明する。
(1)第1電子回路基板2において、一次側非接触給電・通信部6の一次側電源回路8は、接続された主機能部5より電源を受け、第1コイル3aに流す電流を制御することで第2電子回路基板4へ電力を供給する。
(2)第1コイル3aに電流が流れることにより、第2コイル3bに電磁誘導による電流が発生する。
(3)第2電子回路基板4の二次側非接触給電・通信部10の二次側電源回路2では、第2コイル3bに発生した電流を整流し直流電力に変換し、所定の電圧に変換することで、第2電子回路基板4の電源として第2電子回路基板4へ供給する。
これにより、第2電子回路基板4の補助機能部9および二次側非接触給電・通信部10が動作する。
(4)第1電子回路基板2の主機能部5が第2電子回路基板4の補助機能部9へ情報を送信する場合、一次側非接触給電・通信部6の一次側通信回路7は、主機能部5より受けた送信情報を通信信号として変調をかけ、第1コイル3aに流す電流を制御する。
(5)第1コイル3aに電流が流れることにより、第2コイル3bに電磁誘導による電流が発生する。
(6)このとき、第1コイル3aには電力給電用の電流が流れているため、電力供給用の電流に対して通信信号の電流を重畳させる。
重畳させるには、電力供給電流と異なる周波数を用いる手段や、電力給電用電流の振幅を変える手段などを用いることができる。
(7)第2電子回路基板4の二次側非接触給電・通信部10の二次側通信回路11では、第2コイル3bに流れる電流から通信信号成分を取り出し復調を行い、第1電子回路基板2の主機能部5からの受信情報として、補助機能部9へその受信情報を渡す。
(8)同様に、第2電子回路基板4の補助機能部9が第1電子回路基板2の主機能部5へ情報を送信する場合、二次側非接触給電・通信部10の二次側通信回路11は、補助機能部9より受けた送信情報を通信信号として変調をかけ、第2コイル3bに流す電流を制御する。
(9)第2コイル3bに電流が流れることにより、第1コイル3aに電磁誘導による電流が発生する。
(10)このとき、第2コイル3bには電力受電の電流が流れているため、電力受電用の電流に対して通信信号の電流を重畳させる。
重畳させるには、電力供給電流と異なる周波数を用いる手段や、受電側の負荷あるいは共振周波数を変化させることによる第1コイル3aに生じる電流の変化(負荷変調)に通信信号を重畳させる手段を用いることができる。
(11)第1電子回路基板2の一次側非接触給電・通信部6の一次側通信回路7では、第1コイル3aに流れる電流から通信信号成分を取り出し復調を行い、第2電子回路基板4の補助機能部9からの受信情報として、補助機能部9へその受信情報を渡す。
以上、本実施の形態1に係る電子機器1の動作を説明した。
次に、図1の構成の適用例を説明する。
図1の構成の用途として、以下の(a)〜(c)が考えられる。
(a)電子機器1の主機能部5に対して、補助機能部9を主機能部5と絶縁する用途
(b)補助機能部9を主機能部5から着脱する用途
(c)着脱とともに複数の補助機能を用途に応じて交換する用途
さらには、電子機器1の具体例として、たとえば家庭用電化機器や空気調和機の壁付けリモコン(有線)などが上げられる。以下では、空気調和機の壁付けリモコンを例にとって、具体的な動作説明を行う。
(具体例1:空気調和機のリモコン)
空気調和機のリモコンは、空気調和機の室内機と接続され、空気調和機の操作を行う。この機能は、当該リモコンの主機能部5に対応する。
リモコンは、空気調和機の操作を行う機能以外に、補助機能として、空気調和機の管理する情報をリモコン外部と入出力を行う機能を有する。この、リモコン外部と入出力する補助機能は、第2電子回路基板4上の補助機能部9が受け持つ。
このリモコンの例における補助機能部9の補助機能として、LAN(Local Area Network)への接続、あるいはUSB(Universal Serial Bus)機器との接続機能がある。
必要に応じて、補助機能を切り替えることを可能とするため、第2電子回路基板4としてLANインターフェース基板およびUSBインターフェース基板を用意し、交換可能とする。
図1に示す構成により、第1電子回路基板2(空気調和機リモコン主機能)と第2電子回路基板4(各インターフェース機能)を接点コネクタなしで接続することが可能となり、インターフェースの交換も容易となる。
補助機能部9の機能の具体例としては、空気調和機の動作ログやメンテナンス情報などの情報を空気調和機のリモコンに備えられたUSBインターフェースに接続したUSBメモリに書き出す機能が考えられる。
一方、USBインターフェースは、その規格上の端子形状より、接点等の金属部を使用者が指等で触れることが可能である。この場合、下記に述べるような絶縁上の課題が発生する。
空気調和機は、一般的に100Vあるいは200Vといった交流電源に接続され、リモコンには降圧された直流電圧が電源として供給される。しかし、交流受電部等に事故等により絶縁破壊が発生すると、リモコンに交流電源がそのまま印加される可能性がある。
このような場合に、人が触れる可能性のある端子部に絶縁破壊による交流電源電圧がそのまま印加されると、端子部に触れた人が感電する等の危険性がある。
そこで、本実施の形態1に係る電子機器1の構成を採用し、リモコンの電子回路基板とインターフェースの電子回路基板を絶縁することを図る。
図1の構成を採用すると、リモコンの電子回路基板とインターフェースの電子回路基板は有線接続されておらず、電磁誘導作用を用いて電気的に接続されているので、両者の間は絶縁されており、端子部を人が触れても感電等するおそれがない、という利点がある。
以上、空気調和機のリモコンに関する構成に、図1の構成を採用した例を説明した。
次に、空気調和機の室外機の制御基板に図1の構成を採用した例を説明する。
(具体例2:空気調和機の室外機の制御基板)
図1の構成では、第1電子回路基板2と第2電子回路基板4とは電子機器1の内部に構成されるものとしたが、第2電子回路基板4は必ずしも電子機器1の内部にある必要はない。
第1電子回路基板を空気調和機の室外機制御基板、第2電子回路基板4を空気調和機のメンテナンス用回路基板であるものと仮定する。
メンテナンス用回路基板は、メンテナンス実行者が持ち運びする移動可能な装置である。空気調和機のメンテナンス等を行う際には、メンテナンス回路を室外機基板に設けられた接点端子に接続する必要性がある。
ところが、空気調和機の室外機は屋外に設置されており、温度変化や直射日光、風雨などの影響を受ける環境にあるため、上述の接点端子は環境の影響を受けて劣化する可能性が高い。
本実施の形態1に係る電子機器1を適用すると、空気調和機の室外機制御基盤とメンテナンス用回路基板とを電気的な結線で接続する必要がないため、上述の接点端子が劣化しても、電気的な接続にはあまり影響が生じない。これにより、室外機制御基板の環境劣化耐力を向上することができる。
以上のように、本実施の形態1によれば、第1電子回路基板2と、第2電子回路基板4との間を電磁誘導により電気的に接続するため、第1電子回路基板2と第2電子回路基板4との間を無結線で接続することが可能となる。
これにより、第1電子回路基板2と第2電子回路基板4間の絶縁を行うことが可能となる。
また、本実施の形態1によれば、第1電子回路基板2と第2電子回路基板4との間に接点がないため、接続部の信頼性向上と経年劣化、環境劣化耐力を向上することが可能となる。
また、本実施の形態1によれば、第1電子回路基板2と第2電子回路基板4との接続部の小型化・薄型化が可能となり、これらを搭載した電子機器の小型化が可能となる。
さらには、第1電子回路基板2と第2電子回路基板4との接続部の取り扱いが容易となり、第1電子回路基板2と第2電子回路基板4の着脱も容易となる。
また、本実施の形態1によれば、第1電子回路基板2と第2電子回路基板4に接続するコイル3をフレキシブル基板で構成したため、コイル3の小型化、薄型化が可能となり、これを用いる電子機器1の小型化が可能となる。
また、フレキシブル基板は薄く、曲げることも可能であるため、コイルの配置位置の自由度が向上し、取り扱いが容易になる。
これにより、電源や通信信号の絶縁手段として、トランスを用いる場合と比較し、結合に必要とする体積の縮小およびコストの低減が可能となる。また、フォトカプラを用いる場合と比較し、通信速度の向上を行うことができる。
また、コイル3の厚みを薄くすることができ、対向する第1コイル3aと第2コイル3bの対抗面と逆の面に磁性体を設けることで、磁束の漏れによる周辺回路への影響の抑制を向上することが可能となるとともに、第1コイル3aと第2コイル3b間の結合度を向上することが可能となる。
実施の形態2.
実施の形態1では、通信に用いるコイル3と電力の送受電に用いるコイル3とを共用とした。したがって、実施の形態1では、第1電子回路基板2に接続されるコイル3は第1コイル3aのみであり、また第2電子回路基板4に接続されるコイル3は第2コイル3bのみであった。
本発明の実施の形態2では、コイル3を電力送受電用と通信用とに分けて構成した例を説明する。
第1電子回路基板2から第2電子回路基板4への電力供給が小さく、また第1電子回路基板2と第2電子回路基板4間の通信速度が遅い場合、たとえば供給電力100mW以下で通信速度2.4kbpsの場合には、電力供給用の搬送波を用いて通信を行うことができる。
この場合、実施の形態1に説明したように、通信用コイルと電力用コイルを共用化することが可能である。
しかし、通信速度をさらに速くし、また給電する電力をさらに向上しようとした場合、通信速度向上のためには搬送波の周波数増加が必要である一方で、電力供給の点では搬送波周波数を通信速度向上に合わせて増加させると電力給電性能が低下することから、両者の要求は相反する関係にある。
したがって、同一コイルで上述の双方の要求を実現することが困難となる。
そこで、本実施の形態2では、通信速度の向上と電力供給量向上の両立のため、コイル3を通信用コイルと電力用コイルとして分割して用いる構成とした。ここでの通信速度は240kbps以上、給電電力は1W以上を想定する。
図5は、本発明の実施の形態2に係る電子機器1の構成図である。実施の形態1で説明した図1と同様の構成には同じ符号を付し、説明を省略する。
図5において、第1電子回路基板2には、一次側非接触給電・通信部6の一次側通信回路7に第1通信用コイル3Caが接続され、一次側電源回路8に第1電力用コイル3Paが接続される。
同様に第2電子回路基板4には、二次側非接触給電・通信部10の二次側通信回路11に第2通信用コイル3Cbが接続され、二次側電源回路12には、第2電力用コイル3Pbが接続される。
各コイルは、第1通信用コイル3Caと第2通信用コイル3Cbとが対向し、第1電力用コイル3Paと第2電力用コイル3Pbとが対向する構成となる。
各コイル3は、実施の形態1の図2あるいは図3で説明したように、フレキシブル基材21とフレキシブル基材21上に固定された銅箔などによる回路パターン22からなるフレキシブル基板で構成されたコイルである。
コイルの巻線数などの仕様は、通信用コイル3Caと3Cb、電力用コイル3Paと3Pbで同一とせず、それぞれの性能を得るために仕様を変えることも可能である。また、対向する第1コイルと第2コイルを同一仕様のコイルとせず、巻線数などの仕様を変えてもよい。
図6は、第1通信用コイル3Caと第2通信用コイル3Cb、および第1電力用コイル3Paと第2電力用コイル3Pbの配置例を示す図である。
図6において、25Caは第1通信用コイル3Caの接続端子、25Cbは第2通信用コイル3Cbの接続端子、25Paは第1電力用コイル3Paの接続端子、25Pbは第2電力用コイル3Pbの接続端子である。
図6において、第1通信用コイル3Caと第2通信用コイル3Cbが対向し、また、第1電力用コイル3Paと第2電力用コイル3Pbとが対向し、対抗するコイルの対向面の反対面に磁性体31が設けられる。
上部磁性体31a、下部磁性体31bは、コイル全体を挟み込む形で配置され、中部磁性体31cは、通信用コイルと電力用コイルを分離する形で配置される。
30は、通信用コイルと電力用コイルそれぞれにおける第1コイルと第2コイル間のギャップを示す。
中部磁性体31cの片面には通信用コイルの一方(図6では第2通信用コイル3Cb)が配置され、もう片面には電力用コイルの一方(図6では第2電力用コイル3Pb)が配置される。
また、ギャップ30を介して中部磁性体31cを挟み込む形で、上側に第1通信用コイル3Ca、下側に第1電力用コイル3Paが配置される。さらに、第1通信用コイル3Caの外側に上部磁性体31a、第1電力用コイル3Paの下側に下部磁性体31bを配置する。
このように、フレキシブル基板コイルの面方向に各コイルを重ねて配置する。
図7は、第1通信用コイル3Caと第2通信用コイル3Cb、および第1電力用コイル3Paと第2電力用コイル3Pbの別配置例を示す図である。
図6の構成では、周波数や電流値などの使用条件により通信用コイル3Ca、3Cbと電力用コイル3Pa、3Pbとが互いに干渉し合い、それぞれの性能を低下させる場合もある。そのような場合は、図7に示す構成で干渉を抑えることができる。
図6では、通信用コイル3Ca、3Cbと電力用コイル3Pa、3Pbを中部磁性体31cで分離したが、これを介しての干渉が生じる可能性がある。
そこで図7のように、中部磁性体31cを中部磁性体31dと中部磁性体31eの二つに分け、その間に磁気遮蔽材32をはさむことで、通信用コイル3Ca、3Cbと電力用コイル3Pa、3Pb間の磁束を遮断し、お互いの干渉を抑制する。
磁気遮蔽材32としては、アルミ製のシートや板などを用いることができる。
アルミニウムは、直流磁場においては非磁性体であり、コイルの出力する磁束に影響を与えないが、交流磁場においては反磁性体となり、コイルから発生する磁束を打ち消す方向に磁束が発生する。
この作用により、磁気遮蔽材32の逆面に対して、磁束が透過し、コイル間での干渉を抑制することが可能となる。
図8は、コイル3を通信用と電力用に分離するための構成例を示す図である。図2や図3と同様の構成は、同じ符号を付して説明を省略する。
図5〜図7において、通信用コイルと電力用コイルを分割した構成例を示したが、コイルを通信用と電力用とで分ける方法として、図8に示すようなコイルを用いることも可能である。
図8に示すコイルは、図2や図3と同様にフレキシブル基板で構成されるコイルであるが、中間タップ27を用いて1つの巻線を複数に分割することで1つのコイルを複数のコイルとして用いる。
図8では、図2に示すコイルに中間タップ27を設け、巻き数の違う2つのコイルを構成した例を示した。巻き数の少ないほうを通信用コイルとして用い、巻き数の多いほうを電力用として用いる。
図8に示すコイルでは、通信用コイルと電力用コイルとを一枚のフレキシブル基板上に構成できるため、図6や図7のように通信用コイルと電力用コイルを重ねる必要がなく、第1コイルと第2コイルを対向させ、対抗面と反対面に磁性体を配置するというように、図4と同様の構成とすることができる。
ただし、通信用コイルと電力用コイルを分離する方法と比較し、互いの干渉を抑制する効果は低下する。
以上のように、本実施の形態2によれば、第1電子回路基板2と、第2電子回路基板4との間を電磁誘導により電気的に接続するため、実施の形態1と同様の効果を発揮することができる。
また、第1電子回路基板2と第2電子回路基板4に接続するコイル3をフレキシブル基板で構成したため、実施の形態1と同様の効果を発揮することができる。
また、本実施の形態2のように、コイル3を通信用コイルと電力用コイルに分割した場合であっても、フレキシブル基板コイルを用いることでコイル自体を薄くすることができるため、コイルの占める体積の増加を抑制することが可能となる。
これにより、これらを搭載する電子機器の小型化が可能となる。
また、本実施の形態2によれば、フレキシブル基板コイルを用いることで、通信用コイルと電力用コイルを分割した場合でも、コイルを重ねて配置してお互いのコイルを近接配置できる。
これにより、コイル体積の増加が抑制でき、コイルを共用した構成のような1組のコイルを用いた場合と同等の取り扱いやすさを得ることが可能となる。
また、図8で説明したように、コイルに中間タップ27を用いて1つのコイルを複数に分割し、通信用コイルと電力用コイルとして用いることで、1つのコイルと同等の取り扱いやすさを得ることが可能となる。
また、複数のコイルを用いる場合と比較し、対向するコイルの位置決めが1つのコイルだけで実現でき、コイル性能の信頼性を高めることが可能となる。
また、図6で説明したように、通信用コイルと電力用コイルのように分割された複数からなる第1コイルおよび第2コイルを重ねた状態で対向させる場合に、用途の異なるコイルごとに対抗面と反対の面に磁性体を設けたことにより、それぞれのコイルの結合度を高めることが可能となる。
また、互いのコイルを分離する中部磁性体31cを共用化することで、磁性体の数を減らすことが可能となり、これらを搭載する電子機器の小型化、低コスト化が可能となる。
また、図7で説明したように、通信用コイルと電力用コイルのように分割された複数からなる第1コイルおよび第2コイルを重ねた状態で対向させる場合に、用途の異なるコイルの間に磁気遮蔽材32を配置したことにより、互いのコイル間に生じる干渉を抑制することが可能となる。
これにより、コイルを共用化した際と同等の取り扱い易さを得ることが可能となる。
実施の形態3.
本発明の実施の形態3では、フレキシブル基板コイルの特徴を利用し、複数のコイルを重ねて直列接続することにより、コイル巻線の巻き数(コイルのインダクタンス値)を調整する構成を説明する。
なお、後述の図9で説明するコイル3以外の構成は、実施の形態1〜2と同様であるため、説明を省略する。
まず初めに、コイル巻線の巻き数を調整する必要がある事情について説明し、その後に本実施の形態3に係るコイル3の構成を説明する。
コイル3を電力用コイルとして用いる場合は、通信用コイルと比較して大きな電力を伝送する必要があることから、コイルに流れる電流を通信用コイルよりも大きくする必要がある。
通信用途では、第1コイルと第2コイル間で電磁誘導により供給する電力は数mWオーダの電力でよいが、電力用途では、第2電子回路基板4を動作させるために数百mWから数W以上の電力を供給する必要がある。
このため電力用コイルの用途では、通信用コイルと比較し100〜1000倍以上の電力送電を行う必要がある。
大電力を送るために、コイル仕様として、電力用コイル巻線の巻き数は通信用コイル巻線の巻き数より多くする必要がある。通信用コイルと電力用コイルの巻き数比は、通信用1に対して電力用4以上が必要となる。
また、電磁誘導によりコイル間で通信する場合、通信用コイルに流す電流は、通信速度に応じた高い周波数を必要とする。
たとえば、240kbps(bit/s)の通信速度を必要とする場合、通信用に用いる搬送波の周波数は通信速度の10倍程度の2.4MHzとすればよい。また、たとえば240Mbpsの通信速度を実現する場合は、通信用に用いる搬送波の周波数は2.4GHzなどとすればよい。
一方で、電力用のコイルに流す電流の周波数は、通信用と比較し低い周波数とする必要がある。電力の送電にMHzオーダ以上の周波数を用いると、高周波数動作可能でかつ大きな電流を流せる素子が必要になることから、電子回路のコストが高くなる点、高周波により回路の容量結合による損失が生じる点、および回路設計が高度化する点より、回路の取り扱いが複雑化する。
このため、電力用コイルに流れる電流は通信と比較し低周波数とし、また、電磁誘導の効果を高めるためコイルのインダクタンスも高くする、つまりコイル巻線の巻き数を多くする必要がある。
ここでは、通信用に用いるコイル電流発生のための搬送波周波数としてMHz以上の周波数を想定し、電力用に用いるコイル電流発生のための搬送波周波数として10kHz〜500kHzを想定する。
以上、コイル巻線の巻き数を調整する必要がある事情について説明した。
次に、本実施の形態3に係るコイル3の構成を説明する。
フレキシブル基板で構成されたコイルは、その構成上、多層基板の層数の数しかコイルのパターンを同一円周上に重ねることができない。
このため巻き数を同じとした場合に、同一サイズで巻線をボビンに巻いて構成したコイルと比較し、インダクタンスが低くなり、コイル性能が低くなるが、巻線コイルと比較し厚みは薄くすることができる。
これを利用し、フレキシブル基板コイルでは、後述の図9のように複数のコイルを用いてコイル同士を直列接続し重ねて用いることで、コイルの巻線の数(コイルのインダクタンス値)を調整できる。
また、フレキシブル基板コイルでは重ねても急激にコイルの厚みが増加するわけではないので、磁性体の配置もコイル1枚の際と同様にコイルの対抗面の反対面に配置することで対応できる。
図9は、本実施の形態3に係る電子機器1のコイル構成を示す図である。
図9において、第1コイル3aは二枚のコイル3a−1、3a−2から構成され、第1コイル3aに備えられている各コイルの接続端子25a−1、25a−2を各コイルが直列接続となるように接続する。
同様に、第2コイル3bは二枚のコイル3b−1、3b−2から構成され、第2コイル3bに備えられている各コイルの接続端子25b−1、25b−2を各コイルが直列接続となる用に接続する。
コイル3a−1とコイル3a−2が同一仕様コイルであれば、第1コイル3aはコイル3a−1の倍の巻き数とすることができる。コイル3a−1とコイル3a−2を別の仕様のコイルとすることも可能である。
同様に、第2コイル3bについてもコイル3b−1とコイル3b−2の組み合わせを要求仕様にあわせて変更することができる。
図9では、フレキシブル基板コイルにより使用条件に応じてコイルの直列数を変えることでコイル巻線の巻き数を変更する例について示したが、これは第1コイル3aおよび第2コイル3bを、通信用コイル3Ca、3Cbと電力用コイル3Pa、3Pbに分割した構成において特に有効である。
通信用コイルと電力用コイルを比較した場合、通信用コイルに比べ、電力用コイルはコイルを介して大きな電力が送電されることから、コイル巻線の巻き数を多く(コイルのインダクタンスを大きく)する必要がある。
異なる仕様のコイルを複数作るよりも、1種類の仕様のコイルだけ用いるほうが、コイル一枚あたりのコストを低減できることから、通信用コイルと電力用コイルの仕様は同一とし、電力用のコイルは直列数を増やすことで必要なコイル巻線の巻き数(コイルのインダクタンス値)を得る。
この手法によれば、基本的な仕様のコイルを数点用意しておくのみで、直列数の変更により、種々のコイル仕様に対応可能となる。
また、フレキシブル基板で構成されるコイルであれば厚みは50μm以下であるため、複数枚重ねても、電子回路基板の厚みよりも薄くすることが可能である。
また、通信用のコイルにおいては、第1電子回路基板2と第2電子回路基板4との間で双方向での通信を行うことから、回路構成を対称としたほうがよいが、電力用コイルのように第1電子回路基板2から第2電子回路基板4への1方向の給電しか行わない場合は、第1電力用コイル3Paと第2電力用コイルの仕様(巻線の巻き数)は、同一でなくともよい。
第1電力用コイル3Paから第2電力用コイル3Pbへの電磁誘導による電力送電の際に、第1電力用コイル3Paと第2電力用コイル3Pbの巻き数仕様を同一とした場合、コイル間の結合損失や銅損により第2電力用コイル3Pbに生じる電圧が低くなる傾向がある。
このような場合は、第1電力用コイル3Paよりも第2電力用コイル3Pbの巻き数を多くするとよい。
以上のように、本実施の形態3では、第1コイル3aおよび第2コイル3bをフレキシブル基板コイルで構成し、このコイルは使用条件に応じて直列数を変えることで様々な仕様のコイルを構成できるようにした。
そのため、直列接続したコイルは重ね合わせることが可能であり、重ねるとともに対向面の反対面への磁性体配置もコイル1枚の際と同様に行うことができる。
これにより、様々な仕様のコイルの構成を容易とするとともに、コイルの小型化、薄型化が可能となる。
また、本実施の形態3によれば、直列接続数の数によりコイル仕様の変更が容易であることから、少ない種類の仕様のコイルで任意の巻線仕様のコイルへ対応でき、コイルの種類を削減することができる。
これにより、コイル作成に必要なコストの低減が可能となり、これを用いる電子機器のコストの上昇を抑制することができる。
また、本実施の形態3によれば、通信用コイルと電力用コイルを分割して構成することにより、通信用搬送波周波数と電力用搬送波周波数との間で大きな差、例えば100倍以上の差をつけることも容易である。
したがって、通信用と電力用それぞれの用途に適した搬送波周波数を用いることが容易である。
実施の形態4.
本発明の実施の形態4では、フレキシブル基板コイルの特徴を利用し、複数のコイルを重ねて直列接続することにより、コイル巻線の断面積(電流容量)を調整する構成を説明する。
なお、後述の図10で説明するコイル3以外の構成は、実施の形態1〜2と同様であるため、説明を省略する。
フレキシブル基板で構成されたコイルは、その構成上コイルパターンの銅箔の厚みに制限があり、一例として最大で35μm程度である。
多層基板のフレキシブル基板により回路を構成すれば構成可能な分だけの並列回路を構成することが可能となるが、並列パターンを構成する層は同一コイル巻線と同じであるため、コイルの面積を一定と仮定した場合、並列パターンを用いない場合と比較し、一枚のコイルに構成可能なコイルの巻き数が減ることになる。
図10は、本実施の形態4に係る電子機器1のコイル構成を示す図である。
図10において、第1コイル3aは二枚のコイル3a−1、3a−2から構成され、第1コイル3aに備えられている各コイルの接続端子25a−1、25a−2を各コイルが並列接続となるように接続する。
同様に、第2コイル3bは二枚のコイル3b−1、3b−2から構成され、第2コイル3bに備えられている各コイルの接続端子25b−1、25b−2を各コイルが直列接続となるように接続する。
コイル3a−1とコイル3a−2が同一コイルであれば、第1コイル3aはコイル3a−1と同じ巻き数で、コイルパターンの断面積を2倍とすることができる。
第2コイル3bについても第1コイル3a−1とコイル3a−2と同様に構成する。
図10において、並列化された各コイルの接続端子は、第1コイル接続端子33a、第2コイル接続端子33bに集約される。
図10では、フレキシブル基板コイルにより使用条件に応じてコイルの並列数を変えることでコイル巻線の断面積(電流容量)を変更する例について示したが、これは第1コイル3aおよび第2コイル3bを、通信用コイル3Ca、3Cbと電力用コイル3Pa、3Pbに分割した構成において特に有効である。
電力用コイルでは、通信用コイルと比較し、コイル巻線の巻き数が多く必要であるとともに、電流も多く流す必要がある。
通信用コイルのサイズと電力用コイルのサイズを異なるサイズとして構成することも可能であるが、それぞれ異なる仕様のコイルが必要となるとともに、電子機器1内部にこれらコイルを配置する際に、通信用コイルと電力用コイルの大きさの違いが配置位置や配置手段に影響を与えるため、通信用コイルと電力用コイルのサイズは同じほうがよい。
そこで、コイル仕様、特にコイルサイズを1種類とし、通信用コイルと電力用コイルとで同じサイズのコイルを用い、電力用コイルに必要な電流容量を得るためには、このコイルを並列接続して用いる。
コイル巻線の巻き数の増加には、実施の形態3で説明したように、コイルの直列接続を行えばよい。
実施の形態3で説明したフレキシブル基板コイルの直列接続と、実施の形態4で説明したフレキシブル基板コイルの並列接続を組み合わせることで、コイル巻線の巻き数(インダクタンス)やコイル巻線の断面積(電流容量)を変えることができる。
たとえば、実施の形態3と実施の形態4をあわせ、直列と並列を併用して1つのコイルを作る例を以下に示す。
同一仕様のコイルを4枚用い、2枚を直列接続したものを2組構成し、それらを並列に接続する。これにより基本の1枚のコイルと比較し、コイル巻線の巻き数が2倍で、コイル巻線の断面積(電流容量)が2倍としたコイルを構成することができる。
この4枚のコイルを重ね合わせ、図4と同様にコイルの一方の面に磁性体31を配置することで、第1あるいは第2コイルを構成することができる。
異なる仕様のコイルを複数作るよりも、1種類の仕様のコイルだけ用いるほうが、コイル一枚あたりのコストを低減できることから、通信用コイルと電力用コイルの仕様は同一とし、電力用のコイルは並列数を増やすことで必要なコイル巻線の断面積(電流容量)を得る。
よって、基本的な仕様のコイルを数点用意しておけば、並列数の変更により、種々のコイル仕様に対応可能となる。
以上のように、本実施の形態4では、第1コイル3aおよび第2コイル3bをフレキシブル基板コイルで構成し、このコイルは使用条件に応じて並列数を変えることで様々な電流容量のコイルを構成できるようにした。
そのため、並列接続したコイルは重ね合わせることが可能であり、重ねるとともに対向面の反対面への磁性体配置もコイル1枚の際と同様に行うことができる。
これにより、様々な仕様のコイルの構成を容易とするとともに、コイルの小型化、薄型化が可能となる。
また、本実施の形態4によれば、並列接続数の数によりコイル仕様の変更が容易であることから、少ない種類の仕様のコイルで任意の電流容量仕様のコイルへ対応でき、コイルの種類を削減することができる。
これにより、コイル作成に必要なコストの低減が可能となり、これを用いる電子機器のコストの上昇を抑制することができる。
実施の形態5.
図11は、本発明の実施の形態5に係る電子機器1の構成図である。同図は、電子機器1の内部における第1電子回路基板2、第2電子回路基板4、第1コイル3a、第2コイル3bの配置例を示す。
電子機器1は、第1電子回路基板2と第2電子回路基板4とから構成される。
第1電子回路基板2は、電子機器1の主機能を実現する回路であり、一次側回路部品34a、一次側コイル接続部35a、一次側コイル接続部35aに接続された第1コイル3a、第1コイル3aの一方の面に配置された磁性体31aを備える。
第2電子回路基板4は、電子機器1の補助機能を実現する回路であり、二次側回路部品34b、二次側コイル接続部35b、二次側コイル接続部35bに接続された第2コイル3b、第2コイル3bの一方の面に配置された磁性体31bを備える。
コイルから発生する磁束による電子回路基板への誤動作等の影響の抑制や、コイルの近傍にある金属による電力給電性能、通信性能の低下をふせぐために、コイルの一方の面に配置された磁性体31のコイルと反対の面に磁気シールドを配置してもよい。
第2電子回路基板4において、二次側回路部品34bの実装されていない面に磁性体31bが固定され、磁性体31bの電子回路基板と反対面に第2コイル3bが固定されている。
第2コイル3bはフレキシブル基板で構成されるため、第2コイル3bの接続端子部24b部を曲げることで、第2電子回路基板4の二次側回路部品34bの実装面と反対の面に固定している。
また、第1電子回路基板2に接続された第1コイル3aも同様にフレキシブル基板で構成されるため、第2電子回路基板4の下面と電子機器1のケースの間(図示せず)などの狭い空間に配置することができる。
図11の例では、第2電子回路基板4に第2コイル3bを固定する例について示したが、第1電子回路基板2に第1コイル3aを固定してもよい。
なお、本実施の形態5で説明した以外の構成は、実施の形態1〜4と同様であるため、説明を省略したことを付言しておく。
以上のように、本実施の形態5によれば、第1電子回路基板2と第2電子回路基板4の接続に要する空間を削減することが可能となり、これにより電子機器1の小型化、薄型化、低コスト化が実現できる。
また、一方のコイルを電子回路基板に固定することで、第1電子回路基板2と第2電子回路基板4の配置や固定が容易となり、取り扱いが簡単になる。
実施の形態6.
図12は、本発明の実施の形態6に係る電子機器1の構成図である。図12における各構成要素は、配置手法を除いて図11と同様であるため、同様の符号を付して説明を省略する。
第1電子回路基板2において、一次側回路部品34aの実装されていない面に磁性体31aが固定され、磁性体31aの電子回路基板と反対面に第1コイル3aが固定されている。
第1コイル3aはフレキシブル基板で構成されるため、第1コイル3aの接続端子部24aを曲げることで、第1電子回路基板2の一次側回路部品34aの実装面と反対の面に固定している。
同様に、第2電子回路基板4において、二次側回路部品34bの実装されていない面に磁性体31bが固定され、磁性体31bの電子回路基板と反対面に第2コイル3bが固定されている。
第2コイル3bはフレキシブル基板で構成されるため、第2コイル3bの接続端子部24bを曲げることで、第2電子回路基板4の二次側回路部品34bの実装面と反対の面に固定している。
以上のように構成された第1電子回路基板2と第2電子回路基板4は、各コイルが対向するように配置される。第1電子回路基板2と第2電子回路基板4は、電子機器1のケース(図示せず)などによりそれぞれ固定される。
以上のように、本実施の形態6によれば、実施の形態5と同様の効果を発揮することができる。
実施の形態7.
図13は、本発明の実施の形態7に係る電子機器1の構成図である。同図は、電子機器1の内部における第1電子回路基板2、第2電子回路基板4、第1通信用コイル3Ca、第1電力用コイル3Pa、第2通信用コイル3Cb、第2電力用コイル3Pbの配置例を示す。
電子機器1は、第1電子回路基板2と第2電子回路基板4を備える。
第1電子回路基板2は、電子機器1の主機能を実現する回路であり、一次側回路部品34a、一次側通信用コイル接続部35Ca、一次側通信用コイル接続部35Caに接続された第1通信用コイル3Ca、第1通信用コイル3Caの一方の面に配置された磁性体31、一次側電力用コイル接続部35Pa、一次側電力用コイル接続部35Paに接続された第1電力用コイル3Pa、第1電力用コイル3Paの一方の面に配置された磁性体31、第1通信用コイル3Caと第1電力用コイル3Paとそれぞれのコイルに配置された磁性体を固定するコイル固定手段36を備える。
第2電子回路基板4は、電子機器1の補助機能を実現する回路であり、二次側回路部品34b、二次側通信用コイル接続部35Cb、二次側通信用コイル接続部35Cbに接続された第2通信用コイル3Cb、第2通信用コイル3Cbの一方の面に配置された磁性体31、二次側電力用コイル接続部35Pb、二次側電力用コイル接続部35Pbに接続された第2電力用コイル3Pbを備える。
第2通信用コイル3Cbと第2電力用コイル3Pbは、磁性体31のそれぞれ異なる面に配置される。
図13の第2通信用コイル3Cbと第2電力用コイル3Pbと磁性体31の構成は、実施の形態2の図6で示した構成と同様である。図7で示した構成としてもよい。
これらの構成の詳細については実施の形態2と同様であるため、説明は省略する。
第1通信用コイル3Caと第1電力用コイル3Paは、それぞれコイル固定手段36の内側にコイル3とコイル固定手段36とで磁性体31を挟み込むように固定される。
これにより、第1通信用コイル3Caと第1電力用コイル3Paとは対向する状態でコイル固定手段36に固定される。
このとき、対向する第1通信用コイル3Caと第1電力用コイル3Paとの間にはギャップが形成され、ここに第2通信用コイル3Cbと第2電力用コイル3Pbとそれらが挟み込む磁性体31から構成される第2電子回路基板4に接続されたコイルを挿入する。
このとき、第1通信用コイル3Caと第2通信用コイル3Cbとが対向し、第1電力用コイル3Paと第2電力用コイル3Pbとが対向するように配置される。
第1通信用コイル3Caと第2通信用コイル3Cbとの間、第1電力用コイル3Paと第2電力用コイル3Pbとの間にはコイル間ギャップ30が生じるが、コイル固定手段36にばね機構などを設け、第1通信用コイル3Caと第1電力用コイル3Paとで、内側に挿入された、第2通信用コイル3Cbと第2電力用コイル3Pbとを密着するように圧力をかけて挟み込んでもよい。この方が各コイル間の結合度が向上する。
図13では、第1電子回路基板2側に接続されるコイルにコイル固定手段36を設けた手段について説明したが、第1コイルではなく第2コイルに固定手段36を用いる構成としてもよい。
コイルから発生する磁束による電子回路基板への誤動作等の影響の抑制や、コイルの近傍にある金属による電力給電性能、通信性能の低下をふせぐために、コイルの一方の面に配置された磁性体31のコイルと反対の面に磁気シールドを配置してもよい。
本実施の形態7で説明した構成以外の構成は、実施の形態2〜4と同様であるため、説明を省略したことを付言しておく。
以上のように、本実施の形態7によれば、第1電子回路基板2と第2電子回路基板4の接続が容易になる。
また、各コイルをフレキシブル基板で構成したため、コイル固定に要する空間を削減することが可能となり、これにより電子機器1の小型化、薄型化、低コスト化を実現することができる。
また、一方のコイルを他方のコイルで挟み込み、固定することで、第1電子回路基板2と第2電子回路基板4の配置や固定が容易となり、取り扱いが簡単になる。
実施の形態8.
以上の実施の形態1〜7では、第1電子回路基板2と第2電子回路基板4の周辺構成を中心に説明した。本発明の実施の形態8では、両基板間の通信や電力送受電に係る具体的な動作例を説明する。
なお、以下の説明では、各部の構成は実施の形態2のように通信用コイルと電力用コイルが分離している構成を例にするが、両者が共用化されている場合でも、原則的な動作は同様であることを付言しておく。
図14は、本実施の形態8に係る一次側非接触給電・通信部6の一次側電源回路8、および二次側非接触給電・通信部10の二次側電源回路12の構成例を示す図である。
図14において、一次側電源回路8は、電源供給部40、一次側平滑手段41、交流変換手段42、一次側共振用コンデンサ43を備える。
二次側電源回路12は、二次側共振用コンデンサ44、整流手段45、二次側平滑手段46、電圧変換手段47、二次側電圧出力部48を備える。
電源供給部40は、第1電子回路基板2の主機能部5より供給される電源の供給点を示す。
一次側平滑手段41は、電界コンデンサより構成される。
交流変換手段42は、トランジスタやMOSFET、IGBTなどのブリッジ状に構成されたスイッチング素子と、各スイッチング素子をオン/オフ制御するスイッチング素子制御手段42eから構成される。42a、42b、42c、42dはそれぞれスイッチング素子を示す。
交流変換手段42は、フルブリッジ回路構成としているが、ハーフブリッジ回路構成としてもよい。また、各スイッチング素子42a〜42dは、スイッチング素子制御手段42e(図示せず)によりオン/オフ制御される。
整流手段45は、ダイオードなどにより構成される。図9では半波整流回路方式について記載しているが、全波整流回路方式を用いてもよい。
二次側平滑手段46は、コンデンサ46aまたは電界コンデンサ46bで構成される。
電圧変換手段47は、レギュレータ47a、コンデンサ47b、電界コンデンサ47cで構成される。
次に、図14を用いて、第1電子回路基板2から第2電子回路基板4への電力供給の動作を以下のステップ(1)〜(5)で説明する。
(1)第1電子回路基板2の一次側非接触給電・通信部6内の一次側電源回路8では、主機能部5から電源供給部40より供給される直流電力を交流変換手段42により交流電力に変換し、第1電力用コイル3Paに供給する。
(2)このとき、交流変換手段42では、第1電力用コイル3Paと一次側共振コンデンサ43、第2電力用コイル3Pbと二次側共振コンデンサ44に共振が生じる周波数を出力する。
(3)第1電力用コイル3Paと第2電力用コイル3Pbとが対向した状態であれば、交流変換手段42により第1電力用コイル3Paに供給された電力が電磁誘導結合により第2電力用コイル3Pbに誘導される。
(4)このとき二次側非接触給電・通信部10では二次側電源回路8において、第2電力用コイル3Pbに得られた交流電力を整流手段45により整流し、二次側平滑手段46により平滑化することで直流電力に変換する。
(5)ここで得られた直流電力は、電圧変換手段47により、第2電子回路基板4を駆動するために必要な電圧に変換される。
図14では、第1電力用コイル3Paと一次側共振コンデンサ43とは直列接続構成としているが、用いる回路構成に応じて並列接続としてもよい。同様に、第2電力用コイル3Pbと二次側共振用コンデンサ44は並列接続としているが、用いる回路構成に応じて直列接続としてもよい。
以上、第1電子回路基板2から第2電子回路基板4への電力供給の動作を説明した。
図15は、本実施の形態8に係る一次側非接触給電・通信部6内の一次側通信回路7、および二次側非接触給電・通信部10内の二次側通信回路11の構成例を示す図である。
図15において、一次側通信回路7は、一次側変調回路7a、一次側復調回路7b、一次側信号合成・分割手段7c、一次側通信用共振コンデンサ50を備える。
一次側通信回路7は、第1通信用コイル3Caおよび主機能部5と接続される。主機能部5が出力する送信信号は主機能信号出力線13を介して一次側通信回路7へ入力され、主機能部5に入力する受信信号は主機能信号入力線14から出力される。
一次側変調回路7aは、一次側搬送波発生手段52、一次側変調手段53、一次側電流制御手段54を備える。また一次側復調回路7bは、一次側復調手段55、一次側信号増幅手段56、一次側バッファ手段57を備える。
一次側変調回路7aと一次側信号合成・分割手段7cとは一次側送信信号入力51と接続され、一次側復調回路7bと一次側信号合成・分割手段7cとは一次側受信信号出力58とで接続される。
一次側電源59は、主機能部電源出力15より得られる電源である。
一次側信号合成・分割手段7cは、主機能部5から出力される信号あるいは主機能部5へ入力される信号が複数ある場合、つまり、主機能部出力信号線13または主機能部入力信号線14が複数ある場合に用いられる。
主機能部出力信号線13が1つである場合は、信号の合成は不要であるため、主機能部信号出力13と一次側送信信号入力51とを直接接続してもよい。
また、主機能部入力信号線14が1つである場合は、信号の分割は不要であるため、主機能部入力信号線14は一次側受信信号出力58と直接接続してもよい。
一次側信号合成・分割手段7cが必要ない場合は、省略してもよい。
一次側変調回路7a(一次側搬送波発生手段52と一次側変調手段53と一次側電流制御手段54)は、第1電子回路基板2から第2電子回路基板4へ通信信号を送信する時に用いられる。
一次側復調回路7b(一次側復調手段55と一次側信号増幅手段56と一次側バッファ手段57)は、第1電子回路基板2が第2電子回路基板4から通信信号を受信する時に用いられる。
二次側通信回路11は、二次側変調回路11a、二次側復調回路11b、二次側信号合成・分割手段11c、二次側通信用共振コンデンサ60を備える。
二次側通信回路11は、第2通信用コイル3Cbおよび補助機能部9に接続される。補助機能部9が出力する送信信号は補助機能信号出力線17を介して二次側通信回路11へ入力され、補助機能部9に入力する受信信号は補助機能信号入力線16から出力される。
二次側変調回路11aは、二次側搬送波発生手段62、二次側変調手段63、二次側電流制御手段64を備え、二次側復調回路11bは、二次側復調手段65、二次側信号増幅手段66、二次側バッファ手段67を備える。
二次側変調回路11aと二次側信号合成・分割手段11cとは二次側送信信号入力61と接続され、二次側復調回路11bと二次側信号合成・分割手段11cとは二次側受信信号出力68と接続される。
二次側電源69は、補助機能部電源入力18より得られる電源である。
二次側信号合成・分割手段11cは、補助機能部9から出力される信号あるいは補助機能部9へ入力される信号が複数ある場合、つまり、補助機能部出力信号線17または補助機能部入力信号線16が複数ある場合に用いられる。
補助機能部出力信号線17が1つである場合は、信号の合成は不要であるため、補助機能部信号出力17と二次側送信信号入力とを直接接続してもよい。
また、補助機能部入力信号線16が1つである場合は、信号の分割は不要であるため、補助機能部入力信号線16は二次側受信信号出力68と直接接続してもよい。
二次側信号合成・分割手段11cが必要ない場合は、省略してもよい。
二次側変調回路11a(二次側搬送波発生手段62と二次側変調手段63と二次側電流制御手段64)は、第2電子回路基板4から第1電子回路基板2へ通信信号を送信する時に用いられる。
二次側復調回路11b(二次側復調手段65と二次側信号増幅手段66と二次側バッファ手段67)は、第2電子回路基板4が第1電子回路基板2から通信信号を受信する時に用いられる。
次に、図15の各構成の機能を説明する。
なお、図15では、一次側通信回路7と二次側通信回路11の構成が対称となる構成例について示した。また、変調方式はASK(Amplitude Shift Keying)方式を用いるものとした。
一次側搬送波発生手段52は、通信に用いる搬送波を発生するものである。搬送波として、正弦波、三角波、方形波などが用いられる。
一次側変調手段53は、一次搬送波発生手段52から得られる搬送波と、一次側送信信号入力51から得られる送信信号とから、電磁誘導により通信を行う際の通信信号を生成する。図15に示した例では、AND回路により構成されている。
一次側復調手段55は、第1通信用コイル3Caに得られた電流から受信信号の復調を行う。図15に示した例では、変調方式をASK方式としていることから、変調は成分を取り除く構成として、コンデンサとダイオードからなる整流回路としている。
一次側信号増幅手段56は、復調された信号を増幅する。図15に示した例では、オペアンプを用いた増幅回路としている。
一次側バッファ手段57は、受信した通信信号をデジタル信号として安定化させる。
第2電子回路基板4における二次側搬送波発生手段62、二次側変調手段63、二次側電流制御手段64、二次側復調手段65、二次側信号増幅手段66、二次側バッファ手段67の機能は、それぞれ一次側搬送波発生手段52、一次側変調手段53、一次側電流制御手段54、一次側復調手段55、一次側信号増幅手段56、一次側バッファ手段57と同様であるため、説明は省略する。
なお、図15では変調方式をASK方式とした例について示したが、PSK(Phase Shift Keying)方式、FSK(Frequency Shift Keying)方式、QAM(Quadrature Amplitude Modulation)方式などを用いる場合は、一次側搬送波発生手段52(二次側搬送波発生手段62)、一次側変調手段53(二次側変調手段63)、一次側復調手段54(二次側復調手段64)をそれぞれの方式に応じた構成に変更することで容易に対応可能である。
図16は、一次側信号合成・分割手段7cの構成例を示す図である。一次側信号合成・分割手段7cと二次側信号合成・分割手段11cの基本的な動作は同じであるため、以下では一次側信号合成・分割手段7cを中心に説明を行う。
図16において、一次側通信回路7の内部に構成される、一次側変調回路7aと一次側復調回路7bは、図15で説明したものと同様であるため説明を省略する。
図16では、図1や図5で説明したように、主機能部出力信号線13を主機能部シリアル出力信号線13sと主機能部パラレル出力信号線13pとする。同様に、主機能部入力信号線14を、主機能部シリアル入力信号線14sと主機能部パラレル入力信号線14pとする。
主機能部シリアル出力信号線13sで用いられる信号は、主機能部5が補助機能部9とシリアル通信を行うためのシリアル出力信号であり、主機能部シリアル入力信号線14sで用いられる信号は、主機能部5が補助機能部9とシリアル通信を行うためのシリアル入力信号である。
主機能部パラレル信号出力線13pで用いられる信号は、シリアル通信の際のハードウェアフロー制御に用いられるRTS(Request to Send)信号とし、主機能部パラレル信号入力線14pで用いられる信号は、CTS(Clear to Send)信号とする。RTS、CTSはいずれも1bitの信号である。
一次側信号合成・分割手段7cの主な構成要素は、複数データの合成を行うデータ合成部71、複数データへの分割を行うデータ分割部72、および時間管理を行うタイマ73である。
まず、データ合成部71の各構成について説明する。
主機能部シリアル出力信号線13sは、シリアルデータ受信手段74と接続され、シリアルデータ受信手段74は、主機能部5より送信されたシリアルデータを所定の周期でサンプリングすることでシリアルデータの受信を行う。
シリアルデータ受信手段74は、コイル送信データバッファ76と接続される。シリアルデータ受信手段74は、受信したシリアルデータをコイル送信データバッファ76の所定の領域に格納する。
主機能部パラレル出力信号線13pは、データエンコーダ部75と接続される。データエンコーダ部75は、主機能部パラレル出力信号線13pから入力されたデータの読み込みを行う。
データエンコーダ部75は、コイル送信データバッファ76と接続され、主機能部パラレル出力信号線13pから入力されたデータを読み込んでコイル送信データバッファ76の所定の領域に格納する。
このとき、データエンコーダ部75は、主機能部パラレル出力信号線13pから入力されたデータを単純にパラレルデータからシリアルデータに変換してもよい。また、データの圧縮、冗長性の付与などデータ変換処理を行い、変換後のデータをコイル送信データバッファ76に格納してもよい。
コイル送信データバッファ76は、コイル送信部77と接続される。
コイル送信部77は、コイル送信データバッファ76に格納されたデータを、一次側通信回路7と二次側通信回路11との間で通信を行うために決められた所定の通信速度に応じた周期で、一次側送信信号入力51を介して接続された変調回路7aに出力する。
変調回路7aは、第1通信用コイル3Caと接続され、コイル送信部77から出力された信号に変調をかけるとともに、第1通信用コイル3Caに流す電流の制御を行う。
次に、データ分割部72の各構成について説明する。
コイル受信部78は、第1通信用コイル3Caと接続された復調回路7bと一次側受信信号出力58を介して接続され、第1通信用コイル3Caを介して受信された信号を復調回路7bにより復調し、コイルからの受信信号として一次側通信回路7と二次側通信回路11との間で通信を行うために決められた所定の通信速度に応じた周期でサンプリングを行う。
また、コイル受信部78は、コイル受信データバッファ79と接続され、サンプリングしたデータをコイル受信データバッファ79に順次格納する。
コイル受信データバッファ79は、シリアルデータ送信手段80とデータデコーダ部81と接続される。
シリアルデータ送信手段80は、主機能部シリアル入力線14sと接続され、コイル受信データバッファ79の所定の領域に格納されたデータを主機能部5のシリアル通信速度に応じた周期で主機能部シリアル入力線14sに出力する。
データデコード部81は、主機能部パラレル入力線14pと接続され、コイル受信データバッファ79の所定の領域に格納されたデータを主機能部5の入力信号として主機能部パラレル入力線14pに出力する。
このとき、データデコーダ部81は、コイル受信データバッファ79に格納されたデータの所定領域のデータを主機能部パラレル入力信号性14pに単純に出力してもよい。あるいは、コイル受信データバッファ79に格納されたデータの所定領域のデータに対し、データの伸張、冗長性の削除などデータ変換処理を行い、変換後のデータを主機能部パラレル入力線14pに出力してもよい。
次に、タイマ73について説明する。
タイマ73は、一次側信号合成・分割手段7cにおける時間管理を行う。
タイマ73は、データエンコーダ部75、データデコーダ部81、コイル送信部77、コイル受信部78と接続される。
タイマ73は、データエンコーダ部75に対して、主機能部パラレル出力線13pの信号の読込タイミング、データ変換タイミング、コイル送信データバッファ76への格納タイミング等を通知する。
また、データデコーダ部81に対して、コイル受信データバッファ79からの読込タイミング、データ変換タイミング、主機能パラレル入力線14pの出力信号の更新タイミング等を通知する。
また、コイル送信部77に対して、一次側通信回路7と二次側通信回路11との間での通信を行う際の送信タイミングの時間管理を行い送信タイミングの通知を行う。
また、コイル受信部78に対して、一次側通信回路7と二次側通信回路11との間での通信を行う際に受信の次の処理を行うための時間管理を行い、受信完了等の受信動作イベントのタイミングをコイル受信部78から受け取る。
二次側通信回路11、二次側変調回路11a、二次側復調回路11b、二次側信号合成・分割手段11c、補助機能部シリアル出力線17s、補助機能部パラレル出力線17p、補助機能部シリアル入力線16s、補助機能部パラレル入力線16p、第2通信用コイル3Cbは、一次側通信回路7、一次側変調回路7a、一次側復調回路7b、一次側信号合成・分割手段7c、主機能部シリアル出力線13s、主機能部パラレル出力線13p、主機能部シリアル入力線14s、主機能部パラレル入力線14p、第1通信用コイル3Caと同様であるため、説明を省略する。
次に、図15〜図16を用いて、第1電子回路基盤2の主機能部5から第2電子回路基板4の補助機能部9への通信動作を、以下のステップ(1)〜(12)で説明する。
(1)主機能部5は、補助機能部9に送信したいデータを主機能部シリアル出力線13sあるいは主機能部パラレル出力線13pに出力する。
(2)シリアルデータ受信手段74は、主機能部シリアル出力線13sに出力されたシリアルデータを受信し、コイル送信データバッファ76の所定領域に格納する。
(3)データエンコーダ部75は、主機能部パラレル出力線13pに出力されたパラレルデータをタイマ73による読込タイミングに基づいて読み込み、データ変換等の処理後、コイル送信データバッファ76の所定領域に格納する。
(4)主機能部シリアル出力線13sと主機能部パラレル出力線13pから出力されたデータが1つのデータとして、コイル送信データバッファ76に格納される。
(5)コイル送信データバッファ76に格納されたデータは、コイル送信部77により、一次側送信信号入力51を介して、一次側通信回路7と二次側通信回路11との間で通信を行うために決められた所定の通信速度に応じた周期で、変調回路7aに送られる。
(6)変調回路7aは、一次側送信信号入力51から1/0あるいはHigh/Lowで示される通信信号を一次側非接触給電・通信部6に出力する。
(7)一次側変調手段53は、一次側搬送波発生手段52から得られる搬送波とANDをとり、変調信号を生成する。
(8)変調信号により一次側電流制御手段54のトランジスタがオン/オフ動作し、これにより、一次側電源59から第1通信用コイル3Caに流れる電流が制御される。
(9)第1通信用コイル3Caに電流が流れることで、電磁誘導により第2通信用コイル3Cbに電力が誘起される。
(10)第2通信用コイル3Cbに誘起された電力から、二次側復調手段65により搬送波成分が除去され、通信信号が復調される。
(11)復調された通信信号は、二次側信号増幅回路66により補助機能部9で受信可能な電圧レベルまで増幅され、二次側バッファ手段67により安定化される。
(12)安定化された信号は、二次側受信信号出力68より出力され、補助機能部9に取り込まれる。
第2電子回路基板4の補助機能部9から第1電子回路基板2の主機能部5へ通信する時の動作は、回路が対称であることもあり基本的に上記第1電子回路基板2の主機能部5から第2電子回路基板4の補助機能部9への通信動作と同様であるため、説明は省略する。
以上の説明では、主機能部5が補助機能部9への出力信号として、主機能部シリアル出力線13sに出力されるシリアル信号と、主機能部パラレル出力線13pに出力されるパラレル信号として説明したが、それぞれ複数の信号を用いてもよい。
このときは、シリアル信号とパラレル信号の数に応じて、シリアル受信手段74およびデータエンコーダ部75の数を増やせばよい。
また、ここで用いる信号は、シリアル信号やパラレル信号のようなデジタル信号としたが、アナログ信号の場合でもシリアル受信手段74やデータエンコーダ部75の代わりにアナログ/デジタル変換器(A/D変換器)を用いて構成してもよい。
また、主機能部5と補助機能部9との間の通信以外に、一次側非接触給電・通信部6と二次側非接触給電・通信部10との間での情報交換を行う場合も考えられるが、このような場合は、コイル送信データバッファ76およびコイル受信データバッファ78に一次側非接触給電・通信部6と二次側非接触給電・通信部10との間での情報交換を行うデータ領域を設けるとよい。
以上のように、主機能部5と補助機能部9との間の通信で用いる信号の種類と数が多い場合は、主機能部5と一次側通信回路7との間および補助機能部9と二次側通信回路11との間の通信速度よりも一次側通信回路7と二次側通信回路9との間の通信速度を速くするとよい。
たとえば、主機能部5と一次側通信回路7との間および補助機能部9と二次側通信回路11との間の通信速度を9600bpsとした場合、一次側通信回路7と二次側通信回路9との間の通信速度を240kbpsと25倍とすれば、一次側通信回路7と二次側通信回路11とで処理にかかるオーバヘッドの影響を少なくすることができる。
一方で、主機能部5と補助機能部9との間の通信で用いる信号の種類がシリアル信号のみである場合、一次側信号合成・分割手段7cあるいは二次側信号合成・分割手段11cでの信号の合成、分割の処理は不要となる。
そのため、一次側信号合成・分割手段7cあるいは二次側信号合成・分割手段11cでの信号の合成、分割処理を行わず、主機能部出力信号線13を直接一次信号入力部51に接続し、補助機能部出力信号線17を二次側送信信号入力61に接続してもよい。
同様に、主機能部入力信号線14を一次側受信信号出力58に接続し、補助機能部入力線16を二次側受信信号出力68に接続してもよい。
このとき、主機能部5と一次側通信回路7との間および補助機能部9と二次側通信回路11との間の通信速度と、一次側通信回路7と二次側通信回路11との間の通信速度を同じとしてよい。
一次側通信回路7および二次側通信回路11における一次側信号合成・分割手段7cおよび二次側信号合成・分割手段11cについて、ハードウェアで構成する例を示したが、一次側信号合成・分割手段7cおよび二次側信号合成・分割手段11cをソフトウェアで構成してもよい。
図17は、第1電子回路基板2と第2電子回路基板4との間の通信動作を説明するシーケンス図である。図17では、主機能部5、一次側非接触給電・通信部6、補助機能部9、二次側非接触給電・通信部10について着目し、それぞれの間の通信シーケンスについて説明する。
図17において、主機能部5と一次側非接触給電・通信部6とはシリアル通信線とパラレル通信線とで接続されている。同様に補助機能部9と二次側非接触給電・通信部10とはシリアル通信線とパラレル通信線とで接続されている。
一次側非接触給電・通信部6と二次側非接触給電・通信部10とは無結線であり、上記に説明したように、コイル3を介して通信信号の伝達が行われる。
(通常時通信シーケンス101)
まず、通常時つまり、主機能部5から補助機能部9への主機能部シリアル通信信号SD1および補助機能部9から主機能部5への主機能部シリアル通信信号SD2がない場合について説明する。
一次側非接触給電・通信部6は、所定時間間隔で定期処理を行う。このとき、一次側非接触給電・通信部6は、主機能部5の出力する主機能部パラレル信号PD1を二次側非接触給電・通信部10に伝送する。一次側非接触給電・通信部6内の動作については前述した通りである。
このとき、二次側非接触給電・通信部10では、主機能部5の出力した主機能部パラレル通信信号PD1の受信後、所定期間経過後、主機能部パラレル通信信号PD1を補助機能部9のパラレル入力線へと出力する。
また、二次側非接触給電・通信部10は、補助機能部9の出力する補助機能部パラレル通信信号PD2を一次側非接触給電・通信部6に伝送する。
ここで、二次側非接触給電・通信部6において、主機能部パラレル通信信号PD1の補助機能部9への出力と補助機能部パラレル通信信号PD2の出力あるいは伝送の順序はいずれが先あるいは同じとしてもよい。二次側非接触給電・通信部10内の動作については前述した通りである。
一次側非接触給電・通信部6は、二次側非接触給電・通信部10からの補助機能部パラレル通信信号PD2を含んだ応答の受信後、補助機能部パラレル通信信号SD2を主機能部5のパラレル入力信号線へ出力する。通常時は所定間隔ごとに同様の処理を繰り返す。
(主機能部送信シーケンス102)
次に、主機能部5から補助機能部9への主機能部シリアル通信信号SD1がある場合について説明する。
一次側非接触給電・通信部6は、所定時間間隔で定期処理を行うが、定期処理よりも前に主機能部5から一次側非接触給電・通信部6に対して主機能部シリアル送信信号SD1を受信した場合、次に発生する定期処理まで主機能部シリアル送信信号SD1は保持される。
定期処理時に、一次側非接触給電・通信部6は、主機能部5の出力する主機能部パラレル信号PD1および主機能部シリアルデータSD1を二次側非接触給電・通信部10に伝送する。一次側非接触給電・通信部6内の動作については前述した通りである。
このとき、二次側非接触給電・通信部10では、主機能部5の出力した主機能部パラレル通信信号PD1および主機能部シリアル通信信号SD1の受信後、所定期間経過後、主機能部パラレル通信信号PD1を補助機能部9のパラレル入力線へと出力する。
また、主機能部シリアル通信信号SD1を補助機能部9のシリアル入力線へ出力する。
また、二次側非接触給電・通信部10は、補助機能部9の出力する補助機能部パラレル通信信号PD2を一次側非接触給電・通信部6に伝送する。
ここで、二次側非接触給電・通信部6において、主機能部パラレル通信信号PD1の補助機能部9への出力と主機能部シリアル通信信号SD1の補助機能部9への出力と補助機能部パラレル通信信号PD2の出力あるいは伝送の順序はいずれが先あるいは同じとしてもよい。二次側非接触給電・通信部10内の動作については前述した通りである。
一次側非接触給電・通信部6は、二次側非接触給電・通信部10からの補助機能部パラレル通信信号PD2を含んだ応答の受信後、補助機能部パラレル通信信号SD2を主機能部5のパラレル入力信号線へ出力する。
(補助機能部送信シーケンス103)
次に、補助機能部9から主機能部5への補助機能部シリアル通信信号SD2がある場合について説明する。
一次側非接触給電・通信部6は、所定時間間隔で定期処理を行うが、定期処理の応答よりも前に補助機能部9から二次側非接触給電・通信部10に対して補助機能部シリアル送信信号SD2を受信した場合、次に発生する定期処理に対する応答まで主機能部シリアル送信信号SD2は保持される。
定期処理時に、一次側非接触給電・通信部6は主機能部5の出力する主機能部パラレル信号PD1を二次側非接触給電・通信部10に伝送する。一次側非接触給電・通信部6内の動作については前述した通りである。
このとき、二次側非接触給電・通信部10では、主機能部5の出力した主機能部パラレル通信信号PD1の受信後、所定期間経過後、主機能部パラレル通信信号PD1を補助機能部9のパラレル入力線へと出力する。
また、二次側非接触給電・通信部10は、補助機能部9の出力する補助機能部パラレル通信信号PD2および補助機能部9より受信した補助機能部シリアル通信信号SD2を一次側非接触給電・通信部6に伝送する。
ここで、二次側非接触給電・通信部6において、主機能部パラレル通信信号PD1の補助機能部9への出力と補助機能部パラレル通信信号PD2の出力あるいは伝送の順序はいずれが先あるいは同じとしてもよい。二次側非接触給電・通信部10内の動作については前述した通りである。
一次側非接触給電・通信部6は、二次側非接触給電・通信部10からの補助機能部パラレル通信信号PD2および補助機能部シリアル通信信号SD2を含んだ応答の受信後、補助機能部パラレル通信信号PD2を主機能部5のパラレル入力信号線へ出力し、また、補助機能部シリアル通信信号SD2を主機能部5のシリアル入力線へ出力する。
上記説明では、シリアル通信信号は、主機能部5あるいは補助機能部9のいずれかからしか送信されない状態について説明したが、主機能部5が一次側非接触給電・通信部6および二次側非接触給電・通信部10に対して送信したシリアル通信信号受信の後の応答の際に、補助機能部9から主機能部5への補助機能部シリアル通信信号SD2を送信してもよい。
また、定期処理に関して、一次側非接触給電・通信部6を通信の主導となるマスタ側の機器とし、二次側非接触給電・通信部10をスレーブ側機器としたが、逆に二次側非接触給電・通信部10を通信の主導となるマスタ側機器としてもよい。
以上、第1電子回路基板2と第2電子回路基板4との間の通信シーケンスを説明した。
次に、本実施の形態8の構成による効果を説明する。
第1電子回路基板2と第2電子回路基板4との間を無結線で接続しようとした場合、シリアル信号やパラレル信号など複数の信号を伝達しあうには、複数のそれぞれの信号を伝達する手段が必要となる。
このとき、通信に用いる回路やコイルの数を増やす手段や、周波数を分けるなどの手段により複数の信号を伝達しあう手段が考えられるが、回路やコイルの数の増加や、周波数多重化による回路規模の増大などが課題となる。
本実施の形態8によれば、複数の信号を一次側信号合成・分割手段7cにより1つのシリアル信号に変換し、第1通信用コイル3Caと第2通信用コイル3Cbとの間で伝送させ、受信側では受信した1つのシリアル信号から元の複数の信号を分割することにより、1組の通信用回路(およびコイル)により複数の信号の伝送が実現できる。
これにより回路規模の増大が抑制でき、機器の小型化が実現できる。
また、本実施の形態8によれば、有線で行われていたハードウェアフロー制御によるシリアル通信機能の有線部分を、一次側非接触給電・通信部6と第1コイル3aと第2コイル3bと二次側非接触給電・通信部10で置き換え、主機能部5および補助機能部9における通信プロトコル等のソフトウェアを変更することなく、非接触による給電および通信が実現できるようになる。
実施の形態9.
実施の形態1〜8で説明した構成の適用例として、空気調和機の室内リモコン、空気調和機の室外機制御回路基板、家庭用電化機器における入出力装置やFA(Factory Automation)機器の入出力装置が上げられる。
実施の形態1に係る電子機器1の構成図である。 コイル3の構成図である。 コイル3の別の構成例を示す図である。 第1電子回路基板2と第2電子回路基板4の配置例を示す図である。 実施の形態2に係る電子機器1の構成図である。 第1通信用コイル3Caと第2通信用コイル3Cb、および第1電力用コイル3Paと第2電力用コイル3Pbの配置例を示す図である。 第1通信用コイル3Caと第2通信用コイル3Cb、および第1電力用コイル3Paと第2電力用コイル3Pbの別配置例を示す図である。 コイル3を通信用と電力用に分離するための構成例を示す図である。 実施の形態3に係る電子機器1のコイル構成を示す図である。 実施の形態4に係る電子機器1のコイル構成を示す図である。 実施の形態5に係る電子機器1の構成図である。 実施の形態6に係る電子機器1の構成図である。 実施の形態7に係る電子機器1の構成図である。 実施の形態8に係る一次側電源回路8、および二次側電源回路12の構成例を示す図である。 実施の形態8に係る一次側通信回路7、および二次側通信回路11の構成例を示す図である。 一次側信号合成・分割手段7cの構成例を示す図である。 第1電子回路基板2と第2電子回路基板4との間の通信動作を説明するシーケンス図である。
符号の説明
1 電子機器、2 第1電子回路基板、3 コイル、3a 第1コイル、3b 第2コイル、3Ca 第1通信用コイル、3Cb 第2通信用コイル、3Pa 第1電力用コイル、3Pb 第2電力用コイル、4 第2電子回路基板、5 主機能部、6 一次側非接触給電・通信部、7 一次側通信回路、7a 一次側変調回路、7b 一次側復調回路、7c 一次側信号合成・分割手段、8 一次側電源回路、10 二次側非接触給電・通信部、11 二次側通信回路、11a 二次側変調回路、11b 二次側復調回路、11c 二次側信号合成・分割手段、12 二次側電源回路、13 主機能部出力信号線、13s 主機能部シリアル信号出力線、13p 主機能部パラレル信号出力線、14 主機能部入力信号線、14s 主機能部シリアル入力信号線、14p 主機能部パラレル入力信号線、15 主機能部電源出力、16 補助機能部入力信号線、16s 補助機能部シリアル入力信号線、16p 補助機能部パラレル入力信号線、17 補助機能部出力信号線、17s 補助機能部シリアル出力信号線、17p 補助機能部パラレル出力信号線、18 補助機能部電源入力、21 フレキシブル基材、22 回路パターン、23 コイル部、24 接続部、25 接続端子部、26 スルーホール、27 中間タップ、30 コイル間ギャップ、31 磁性体、32 磁気遮蔽材、33 コイル接続端子、34 回路部品、35 コイル接続部、36 コイル固定手段、40 電源供給部、41 一次側平滑手段、42 交流変換手段、43 一次側共振コンデンサ、44 二次側共振コンデンサ、45 整流手段、46 二次側平滑手段、47 電圧変換手段、48 二次側電圧出力部、50 一次側通信用共振コンデンサ、51 一次側送信信号入力、52 一次側搬送波発生手段、53 一次側変調手段、54 一次側電流制御手段、55 一次側復調手段、56 一次側信号増幅手段、57 一次側バッファ手段、58 一次側受信信号出力、59 一次側電源、60 二次側通信用共振コンデンサ、61 二次側送信信号入力、62 二次側搬送波発生手段、63 二次側変調手段、64 二次側電流制御手段、65 二次側復調手段、66 二次側信号増幅手段、67 二次側バッファ手段、68 二次側受信信号出力、69 二次側電源、71 データ合成部、72 データ分割部、73 タイマ、74 シリアルデータ受信手段、75 データエンコーダ部、76 コイル送信データバッファ、77 コイル送信部、78 コイル受信部、79 コイル受信データバッファ、80 シリアルデータ送信手段、81 データデコーダ部。

Claims (30)

  1. 第1電子回路基板と、
    第2電子回路基板と、
    前記第1電子回路基板に接続された第1コイルと、
    前記第2電子回路基板に接続された第2コイルと、
    を備え、
    前記第1コイルから前記第2コイルへ電磁誘導により電力を送電することで、
    前記第1電子回路基板と前記第2電子回路基板の間を電気的に接続する
    ことを特徴とする電子機器。
  2. 前記第1コイルと前記第2コイルはフレキシブル基板を用いて構成されている
    ことを特徴とする請求項1記載の電子機器。
  3. 前記第1コイルまたは前記第2コイルのコイル面の一方に磁性体を配置した
    ことを特徴とする請求項1または請求項2記載の電子機器。
  4. 前記第1コイルと前記第2コイルを、
    前記磁性体を配設していない面で対向するように配置した
    ことを特徴とする請求項3記載の電子機器。
  5. 前記第1コイルは、
    前記第1電子回路基板から前記第2電子回路基板へ電力を送電するための第1電力用コイルと、
    前記第1電子回路基板と前記第2電子回路基板の間で通信を行うための第1通信用コイルと、
    を備え、
    前記第2コイルは、
    前記第1電力用コイルが送信した電力を受電するための第2電力用コイルと、
    前記第1通信用コイルと通信するための第2通信用コイルと、
    を備えることを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の電子機器。
  6. 前記第1コイルと前記第2コイルを面方向に積み重ねて配置した
    ことを特徴とする請求項5記載の電子機器。
  7. 前記第1電力用コイルと前記第2電力用コイルを面方向に対向配置するとともに、
    前記第1通信用コイルと前記第2通信用コイルを面方向に対向配置し、
    前記第1電力用コイルおよび前記第2電力用コイルの組からなる第1セットと、前記第1通信用コイルおよび前記第2通信用コイルの組からなる第2セットを、
    間に磁性体を介して面方向に積み重ねて配置した
    ことを特徴とする請求項6記載の電子機器。
  8. 前記第1セットと前記第2セットの対向面の反対側に位置するコイルの外側に磁性体を配置した
    ことを特徴とする請求項7記載の電子機器。
  9. 前記第1セットと前記第2セットの間に磁気シールド材を配置した
    ことを特徴とする請求項7または請求項8記載の電子機器。
  10. 前記第1コイルおよび前記第2コイルは、
    単一のコイルを中間タップで2つのコイルに分割することで、
    前記第1電力用コイルと前記第1通信用コイル、および前記第2電力用コイルと前記第2通信用コイルを備えるように構成された
    ことを特徴とする請求項5ないし請求項9のいずれかに記載の電子機器。
  11. 前記第1コイルまたは前記第2コイルの少なくとも一方は、
    複数のコイルを直列接続して面方向に重ねることでコイル巻数を調整されてなる
    ことを特徴とする請求項1ないし請求項10のいずれかに記載の電子機器。
  12. 前記第1コイルまたは前記第2コイルの少なくとも一方は、
    複数のコイルを並列接続して面方向に重ねることで電流容量を調整されてなる
    ことを特徴とする請求項1ないし請求項11のいずれかに記載の電子機器。
  13. 第1電子回路基板と、
    第2電子回路基板と、
    前記第1電子回路基板に接続された第1コイルと、
    前記第2電子回路基板に接続された第2コイルと、
    を備え、
    前記第1コイルから前記第2コイルへ電磁誘導により電力を送電することで、
    前記第1電子回路基板と前記第2電子回路基板の間を電気的に接続し、
    前記第1コイルまたは前記第2コイルの少なくとも一方は、
    フレキシブル基板で構成され、
    前記第1電子回路基板または前記第2電子回路基板の電子回路を実装した面と反対側の面に固定されるとともに、
    前記第1電子回路基板または前記第2電子回路基板の端部で折り曲げられて前記電子回路を実装した面の側に延設された上で前記電子回路と接続されている
    ことを特徴とする電子機器。
  14. 前記第1コイルは、
    前記第1電子回路基板から前記第2電子回路基板へ電力を送電するための第1電力用コイルと、
    前記第1電子回路基板と前記第2電子回路基板の間で通信を行うための第1通信用コイルと、
    を備え、
    前記第2コイルは、
    前記第1電力用コイルが送信した電力を受電するための第2電力用コイルと、
    前記第1通信用コイルと通信するための第2通信用コイルと、
    を備えることを特徴とする請求項13記載の電子機器。
  15. 前記第1電力用コイルと前記第2電力用コイルを面方向に対向配置するとともに、
    前記第1通信用コイルと前記第2通信用コイルを面方向に対向配置し、
    前記第1電力用コイルおよび前記第2電力用コイルの組からなる第1セットと、前記第1通信用コイルおよび前記第2通信用コイルの組からなる第2セットを、
    間に磁性体を介して面方向に積み重ねて配置した
    ことを特徴とする請求項14記載の電子機器。
  16. 前記第1セットと前記第2セットの対向面の反対側に位置するコイルの外側に磁性体を配置した
    ことを特徴とする請求項15記載の電子機器。
  17. 前記第1セットと前記第2セットの間に磁気シールド材を配置した
    ことを特徴とする請求項15または請求項16記載の電子機器。
  18. 前記第1コイルと前記第2コイルは、シリアルデータを互いに送受信する
    ことを特徴とする請求項1ないし請求項17のいずれかに記載の電子機器。
  19. 前記第1コイルまたは前記第2コイルが送信するデータを前記シリアルデータと合成して単一の送信データとするデータ合成手段を備え、
    前記第1コイルまたは前記第2コイルは、
    前記データ合成手段が合成した前記送信データを送信する
    ことを特徴とする請求項18記載の電子機器。
  20. 前記第1コイルまたは前記第2コイルが受信した前記送信データを前記データ合成手段が合成する前の各データに分割するデータ分割手段を備えた
    ことを特徴とする請求項19記載の電子機器。
  21. 前記第1電子回路基板および前記第2電子回路基板上に実装されている電子部品が用いる通信信号速度よりも、
    前記第1コイルと前記第2コイルの間の通信信号速度を速くした
    ことを特徴とする請求項1ないし請求項20のいずれかに記載の電子機器。
  22. 前記第1コイルと前記第2コイルは巻き線仕様が異なる
    ことを特徴とする請求項1ないし請求項21のいずれかに記載の電子機器。
  23. 前記第1電子回路基板と前記第2電子回路基板は、互いに着脱自在に構成されている
    ことを特徴とする請求項1ないし請求項22のいずれかに記載の電子機器。
  24. 第1電子回路基板と、
    第2電子回路基板と、
    前記第1電子回路基板に接続された第1コイルと、
    前記第2電子回路基板に接続された第2コイルと、
    を備えた電子機器の電子回路基板を接続する方法であって、
    前記第1コイルから前記第2コイルへ電磁誘導により電力を送電することで、
    前記第1電子回路基板と前記第2電子回路基板の間を電気的に接続する
    ことを特徴とする電子回路基板の接続方法。
  25. 前記第1コイルと前記第2コイルを、フレキシブル基板を用いて構成した
    ことを特徴とする請求項24記載の電子回路基板の接続方法。
  26. 第1電子回路基板と、
    第2電子回路基板と、
    前記第1電子回路基板に接続された第1コイルと、
    前記第2電子回路基板に接続された第2コイルと、
    を備えた電子機器の電子回路基板を接続する方法であって、
    前記第1コイルから前記第2コイルへ電磁誘導により電力を送電することで、
    前記第1電子回路基板と前記第2電子回路基板の間を電気的に接続し、
    前記第1コイルまたは前記第2コイルの少なくとも一方を、
    フレキシブル基板で構成し、
    前記第1電子回路基板または前記第2電子回路基板の電子回路を実装した面と反対側の面に固定するとともに、
    前記第1電子回路基板または前記第2電子回路基板の端部で折り曲げて前記電子回路を実装した面の側に延設した上で前記電子回路と接続する
    ことを特徴とする電子回路基板の接続方法。
  27. 前記第1コイルを、
    前記第1電子回路基板から前記第2電子回路基板へ電力を送電するための第1電力用コイルと、
    前記第1電子回路基板と前記第2電子回路基板の間で通信を行うための第1通信用コイルと、
    で構成するとともに、
    前記第2コイルを、
    前記第1電力用コイルが送信した電力を受電するための第2電力用コイルと、
    前記第1通信用コイルと通信するための第2通信用コイルと、
    で構成したことを特徴とする請求項26記載の電子回路基板の接続方法。
  28. 前記第1電力用コイルと前記第2電力用コイルを面方向に対向配置するとともに、
    前記第1通信用コイルと前記第2通信用コイルを面方向に対向配置し、
    前記第1電力用コイルおよび前記第2電力用コイルの組からなる第1セットと、前記第1通信用コイルおよび前記第2通信用コイルの組からなる第2セットを、
    間に磁性体を介して面方向に積み重ねて配置した
    ことを特徴とする請求項27記載の電子回路基板の接続方法。
  29. 前記第1セットと前記第2セットの対向面の反対側に位置するコイルの外側に磁性体を配置した
    ことを特徴とする請求項28記載の電子回路基板の接続方法。
  30. 前記第1セットと前記第2セットの間に磁気シールド材を配置した
    ことを特徴とする請求項28または請求項29記載の電子回路基板の接続方法。
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