JP6512799B2 - 給電装置、制御方法及びプログラム - Google Patents

給電装置、制御方法及びプログラム Download PDF

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Description

本発明は、外部に電力を出力する給電装置等に関する。
近年、コネクタで接続することなく無線により電力を出力する給電装置と、給電装置から無線により供給される電力によって、電池を充電する電子機器とを含む無線給電システムが知られている。このような無線給電システムにおいて、給電装置と電子機器との間で行われる通信と、給電装置から電子機器への電力の伝送とを同一のアンテナを介して行う給電装置が知られている(特許文献1)。
特開2008−113519号公報
給電装置は、給電装置の近傍に置かれた機器と通信を行うことによって取得した情報を用いて、給電装置の近傍に置かれた機器が無線給電に対応している電子機器であるか否かを判定していた。さらに、給電装置は、無線給電に対応している電子機器と通信を行うことによって取得した情報を用いて、無線給電に対応している電子機器が無線給電を必要としているか否かを判定していた。給電装置は、無線給電に対応している電子機器が無線給電を必要としていると判定した場合、無線給電に対応している電子機器との無線給電を行うための認証が完了したと判定し、無線給電に対応している電子機器への無線給電を開始していた。
上記のような給電装置を製品として出荷する際、無線給電に対応している電子機器に適切に無線給電を行うことができる否かをテストする必要があった。上記のような構成を持つ給電装置をテストする場合、工場において、無線給電に対応している電子機器を用意し、給電装置と電子機器との間で無線給電を行うための認証を行わせなければ、給電装置は、無線給電を開始することができなかった。
そのため、1台の給電装置に対して製品出荷時にテストを行う場合、給電装置と、無線給電に対応している電子機器との間で無線給電を行うための認証を完了させる必要があった。これにより、1台の給電装置に対してテストするために必要な時間が大幅にかかっていた。
そこで、本発明は、給電装置を効率的にテストできるようにすることを目的とする。
本発明に係る給電装置は、無線通信に用いられる第1の電力または無線給電に用いられる第2の電力を出力する給電手段と、前記給電手段から出力される前記第1の電力を変調することによって無線通信を行う通信手段と、前記給電装置がテストモードである場合、前記テストモードに対応する所定の条件が満たされるように、前記給電手段から出力される前記第2の電力を制御する制御手段とを有し、前記制御手段は、前記給電装置が前記テストモードである場合、前記第1の電力の変調が終了してから第1の時間が経過した後、前記給電手段から出力される電力を前記第1の電力から前記第2の電力に変更するように前記給電手段を制御することを特徴とする。
本発明によれば、給電装置を効率的にテストすることができる。
実施例1における給電装置の一例を示すブロック図である。 実施例1におけるテスト処理の一例を示すフローチャートである。 実施例1における第1のテスト処理の一例を示すフローチャートである。 実施例1における変調処理の一例を示すフローチャートである。 実施例1において、第1のテスト処理が行われる場合に給電装置から出力される電力の変化の一例を示す図である。 実施例1における第2のテスト処理の一例を示すフローチャートである。 実施例1において、第2のテスト処理が行われる場合に給電装置から出力される電力の変化の一例を示す図である。 実施例1における第3のテスト処理の一例を示すフローチャートである。 実施例1において、第3のテスト処理が行われる場合に給電装置から出力される電力の変化の一例を示す図である。 実施例1における第4のテスト処理の一例を示すフローチャートである。 実施例1において、第4のテスト処理が行われる場合に給電装置から出力される電力の変化の一例を示す図である。 実施例1における給電処理の一例を示すフローチャートである。
以下に、本発明に係る実施例について、添付の図面に基づいて詳細に説明する。なお、本発明は、以下に説明する実施例1に限定されるものではないものとする。
[実施例1]
以下、図面を参照し、実施例1について説明する。
(給電装置100)
図1に示すように、給電装置100は、制御部101、給電部102、メモリ108、表示部109及び操作部110を有する。給電部102には、電力生成部103、検出部104、整合回路105、通信部106及び給電アンテナ107が含まれる。
制御部101は、メモリ108に記憶されているコンピュータプログラムを実行することによって、給電装置100を制御する。制御部101は、例えば、CPU(Central Processing Unit)を含む。制御部101は、ハードウェアにより構成される。また、制御部101は、タイマー101a及びカウンタ101bを有する。
給電部102は、所定の給電方法に基づいて、無線給電を行うために用いられる。所定の給電方法は、例えば、磁界共鳴方式を用いた給電方法である。磁界共鳴方式とは、給電装置100と、給電装置100の無線給電の対象となる受電機器200との間で共振が行われる状態において、給電装置100から受電機器200に電力を伝送するものである。給電装置100と受電機器200との間で共振が行われる状態とは、給電装置100の共振周波数と、受電機器200の共振周波数とが一致している状態である。所定の給電方法は、磁界共鳴方式以外の方式を用いた給電方法であってもよく、電磁誘導方式であっても良い。
電力生成部103は、不図示のAC電源から供給される電力を用いて、給電アンテナ107を介して外部に出力するための電力を生成する。
電力生成部103によって生成される電力には、通信電力と、給電電力とがある。通信電力は、通信部106が無線通信を行うために用いられる。通信電力は、例えば、1W以下の微弱な電力であるものとする。なお、通信電力は、通信部106の通信プロトコルに規定されている電力であってもよい。給電電力は、受電機器200が電池の充電や特定の動作を行うために用いられる。給電電力の値は、制御部101によって設定される。
電力生成部103によって生成される電力は、検出部104及び整合回路105を介して給電アンテナ107に供給される。
検出部104は、電圧定在波比VSWR(Voltage Standing Wave Ratio)を検出する。さらに、検出部104は、検出したVSWRを示すデータを制御部101に供給する。VSWRは、給電アンテナ107から外部に出力される電力の進行波と、給電アンテナ107から外部に出力される電力の反射波との関係を示す値である。制御部101は、検出部104から供給されたVSWRを示すデータを用いて、所定の範囲内に少なくとも一つの受電機器200が存在するか否かを検出することができる。また、制御部101は、検出部104から供給されたVSWRを示すデータを用いて、異物が存在するか否かを検出することができる。
整合回路105は、給電装置100の共振周波数を設定する回路を含む。整合回路105は、給電装置100の共振周波数を設定するための不図示のキャパシタンス及びコイルの少なくとも一つを有する。給電装置100が給電アンテナ107を介して通信電力及び給電電力のいずれか一つを出力する場合、制御部101は、給電装置100の共振周波数を所定の周波数fに設定するように整合回路105を制御する。所定の周波数fは、例えば、13.56MHzである。
通信部106は、例えば、NFC(Near Field Communication)フォーラムによって規定されているNFC規格の通信プロトコルに基づいて、無線通信を行う。通信部106は、データを受電機器200に送信したり、データを受電機器200から受信する。
通信部106は、電力生成部103によって生成された通信電力に対してASK(Amplitude Shift Keying)変調(振幅偏移変調)を行うことによって、データを通信電力に重畳する。通信電力に対してASK変調が行われた場合、通信電力には、「1」のデータと「0」のデータとが重畳されて、給電アンテナ107から出力される。受電機器200は、受電した通信電力に含まれるデータを受信し、受電した通信電力の一部を用いて、給電装置100から受信したデータに対する応答を給電装置100に送信する。
通信部106は、NFC規格に規定されているTypeA方式、TypeB方式及びTypeF方式に準拠する。
TypeA方式は、変調度100%で通信電力に対してASK変調を行うことによってデータを送信する通信方式である。TypeA方式によってデータを送信する際のビットレートは、106kbpsである。
TypeB方式は、変調度10%で通信電力に対してASK変調を行うことによってデータを送信する通信方式である。TypeB方式によってデータを送信する際のビットレートは、106kbpsである。
TypeF方式は、変調度10%で通信電力に対してASK変調を行うことによってデータを送信する通信方式である。TypeF方式によってデータを送信する際のビットレートは、212kbpsまたは424kbpsである。
通信部106は、通信電力が給電アンテナ107から出力されている期間は、NFC規格の通信プロトコルに基づいて、無線通信を行う。しかし、通信部106は、給電電力が給電アンテナ107から出力されている期間は、NFC規格の通信プロトコルに基づいて、無線通信を行わないものとする。
給電アンテナ107は、給電電力及び通信電力のいずれか一つを出力するためのアンテナである。また、給電アンテナ107は、通信部106がNFC規格を用いた無線通信を行うために用いられる。
メモリ108は、給電装置100を制御するためのコンピュータプログラムを格納する。また、メモリ108は、通信部106が受信したデータを格納する。さらに、メモリ108は、給電装置100の識別データ、給電装置100に関する給電パラメータや給電を制御するためのフラグ等が格納される。例えば、メモリ108には、給電装置100が外部に出力可能な電力の最大値を示す情報が格納されている。給電装置100が外部に出力可能な電力の最大値を示す情報とは、例えば、給電装置100がどのパワークラスに準拠しているかを示す情報である。パワークラスには、ローパワークラス、ミドルパワークラス及びハイパワークラスが規定されている。ローパワークラスは、例えば、外部に出力可能な電力の最大値が1[W]であることを示す情報である。ミドルパワークラスは、例えば、外部に出力可能な電力の最大値が5[W]であることを示す情報である。ハイパワークラスは、例えば、外部に出力可能な電力の最大値が10[W]であることを示す情報である。
例えば、給電装置100が外部に出力可能な電力の最大値が1[W]である場合、メモリ108には、給電装置100がローパワークラスに準拠していることを示す情報が格納される。例えば、給電装置100が外部に出力可能な電力の最大値が5[W]である場合、メモリ108には、給電装置100がミドルパワークラスに準拠していることを示す情報が格納される。例えば、給電装置100が外部に出力可能な電力の最大値が10[W]である場合、メモリ108には、給電装置100がハイパワークラスに準拠していることを示す情報が格納される。
表示部109は、メモリ108から供給される映像データを表示する。
操作部110は、給電装置100を操作するためのユーザインターフェースを提供する。操作部110は、給電装置100を操作するためのボタン、スイッチやタッチパネル等を有する。制御部101は、操作部110を介して入力された入力信号に従って給電装置100を制御する。
以上の説明では、給電装置100は、無線により電力を供給するようにした。しかし、「無線」を「非接触」や「無接点」と言い換えてもよいものとする。
給電装置100は、動作モードとして、給電モード、第1のテストモード、第2のテストモード、第3のテストモード及び第4のテストモードを有する。
給電モードは、所定の範囲内に受電機器200が存在する場合、受電機器200に対して給電装置100が無線で給電を行うためのモードである。受電機器200は、所定の範囲内に置かれた場合、給電装置100と無線通信を行い、受電アンテナを介して給電装置100から電力を受け取ることができる装置である。所定の範囲とは、給電装置100が受電機器200と無線通信を行うことができる範囲であるものとする。なお、給電装置100が給電モードである場合、給電装置100は、複数の受電機器に対して無線給電を行うことができるものであってもよい。受電機器200は、撮像装置や再生装置であってもよく、携帯電話やスマートフォンのような通信装置であってもよいものとする。また、受電機器200は、電池を含む電池パックであってもよい。また、受電機器200は、自動車やディスプレイであってもよく、パーソナルコンピュータであってもよい。
第1のテストモードは、給電装置100がNFC規格の通信プロトコルに基づいた無線通信を行う場合に給電装置100から出力される通信電力の電界強度及び磁界強度の少なくとも一つを測定するために用いられるモードである。
第2のテストモードは、給電装置100が無線給電を行う場合に給電装置100から出力される給電電力の電界強度及び磁界強度の少なくとも一つを測定するために用いられる。
第3のテストモードは、給電装置100から通信電力と給電電力とが時分割に出力される場合の電力の電界強度及び磁界強度の少なくとも一つを測定するために用いられる。
第4のテストモードは、給電装置100から通信電力と給電電力とが時分割に出力される場合の電力の電界強度及び磁界強度の少なくとも一つを測定するために用いられる。第4のテストモードは、第3のテストモードと異なるモードである。
給電装置100が受電機器200に適切に無線給電を行うことができる否かを判断するためのテストが行われる場合、測定器は、給電装置100から所定の距離離れた位置に設置される。測定器は、電界強度及び磁界強度の少なくとも一つを測定する機器である。測定器は、第1のテストモード、第2のテストモード、第3のテストモード及び第4のテストモードのいずれか一つに設定された給電装置100から出力される電力の電界強度及び磁界強度の少なくとも一つを測定する。その後、測定器による測定結果に応じて、給電装置100が受電機器200に適切に無線給電を行うことができる否かが判断される。例えば、測定器による測定結果が電波法の規定を遵守している場合、給電装置100が受電機器200に適切に無線給電を行うことができる機器と判断される。測定器による測定結果がETSI(European Telecommunications Standards Institute)の規定を遵守している場合、給電装置100が受電機器200に適切に無線給電を行うことができる機器であると判断される。また、例えば、測定器による測定結果がFCC(Federal Communications Commission)の規定を遵守している場合、給電装置100が受電機器200に適切に無線給電を行うことができる機器であると判断される。
(テスト処理)
次に、図2を用いて、制御部101によって行われるテスト処理について説明する。なお、図2のテスト処理は、制御部101がメモリ108に格納されているコンピュータプログラムを実行することにより実現することができる。
S201において、制御部101は、操作部110を介して給電装置100の電源がオンにされたか否かを判定する。操作部110を介して給電装置100の電源がオンにされていない場合(S201でNo)、制御部101は、S201を繰り返し行う。操作部110を介して給電装置100の電源がオンにされた場合(S201でYes)、制御部101は、S202を行う。
S202において、制御部101は、給電装置100の共振周波数を所定の周波数fに設定するように整合回路105を制御する。その後、制御部101は、S203を行う。
S203において、制御部101は、給電装置100の動作モードとして、どのモードが操作部110を介して選択されたか否かを判定する。給電装置100の動作モードとして、第1のテストモードが選択された場合、制御部101は、S204を行う。給電装置100の動作モードとして、第2のテストモードが選択された場合、制御部101は、S206を行う。給電装置100の動作モードとして、第3のテストモードが選択された場合、制御部101は、S207を行う。給電装置100の動作モードとして、第4のテストモードが選択された場合、制御部101は、S208を行う。給電装置100の動作モードとして、給電モードが選択された場合、制御部101は、S209を行う。
S204において、制御部101は、後述の第1のテスト処理を行う。第1のテスト処理が行われた後、制御部101は、S205を行う。
S205において、制御部101は、操作部110を介して給電装置100の電源がオフにされたか否かを判定する。操作部110を介して給電装置100の電源がオフにされていない場合(S205でNo)、制御部101は、S202に戻る。操作部110を介して給電装置100の電源がオフにされた場合(S205でYes)、制御部101は、図2のテスト処理を終了する。
S206において、制御部101は、後述の第2のテスト処理を行う。第2のテスト処理が行われた後、制御部101は、S205を行う。S207において、制御部101は、後述の第3のテスト処理を行う。第3のテスト処理が行われた後、制御部101は、S205を行う。S208において、制御部101は、後述の第4のテスト処理を行う。第4のテスト処理が行われた後、制御部101は、S205を行う。S209において、制御部101は、後述の給電処理を行う。給電処理が行われた後、制御部101は、S205を行う。
(第1のテスト処理)
次に、図3を用いて、制御部101によってS204において行われる第1のテスト処理について説明する。なお、図3の第1のテスト処理は、制御部101がメモリ108に格納されているコンピュータプログラムを実行することにより実現することができる。
S301において、制御部101は、カウンタ101bをリセットする。その後、制御部101は、S302を行う。S302において、制御部101は、給電アンテナ107を介して通信電力を出力するように給電部102を制御する。その後、制御部101は、S303を行う。S303において、制御部101は、後述の変調処理を行う。変調処理が行われた後、制御部101は、S304を行う。
S304において、制御部101は、S303が制御部101によって実行された回数を示す値Aに1を加算するようにカウンタ101bを制御する。その後、制御部101は、S305を行う。
S305において、制御部101は、カウンタ101bによってカウントされた値Aが第1の回数以上であるか否かを判定する。カウンタ101bによってカウントされた値Aが第1の回数以上である場合(S305でYes)、制御部101は、S306を行う。カウンタ101bによってカウントされた値Aが第1の回数以上でない場合(S305でNo)、制御部101は、S302に戻る。制御部101は、カウンタ101bによってカウントされた値Aが第1の回数以上になるまで、S302からS304までの処理を繰り返し行う。なお、第1の回数は、1以上の値であれば良い。
S306において、制御部101は、給電アンテナ107を介した電力の出力を停止するように給電部102を制御する。その後、制御部101は、図3の第1のテスト処理を終了する。
カウンタ101bによってカウントされた値Aが第1の回数以上であると判定された場合(S305でYes)に、制御部101は、S306の処理を行い、第1のテスト処理を終了するようにしたが、これに限られないものとする。例えば、第1のテスト処理を終了させるための指示が操作部110を介して給電装置100に入力された場合に、制御部101は、S306の処理を行い、第1のテスト処理を終了するようにしても良い。この場合、第1のテスト処理を終了させるための指示が操作部110を介して給電装置100に入力されていない場合、制御部101は、第1のテスト処理を終了させるための指示が入力されるまで、S302及びS303を繰り返し行う。
(変調処理)
次に、図4を用いて、制御部101によって行われる変調処理について説明する。なお、図4の変調処理は、制御部101がメモリ108に格納されているコンピュータプログラムを実行することにより実現することができる。
S401において、制御部101は、PN(Pseud Random Noise:疑似ランダムノイズ)6のデジタル信号を通信電力に重畳させるための変調をTypeA方式に基づいて行うように通信部106を制御する。PN6のデジタル信号は、式(1)で算出されるデータ長を有する。
−1=511 (1)
S401において、通信部106は、PN6のデジタル信号を通信電力に重畳するために、ビットレート106kbpsで、通信電力に対して変調度100%のASK変調を行う。その後、制御部101は、S402を行う。S402において、制御部101は、PN6のデジタル信号を通信電力に重畳させるための変調をTypeB方式に基づいて行うように通信部106を制御する。S402において、通信部106は、PN6のデジタル信号を通信電力に重畳するために、ビットレート106kbpsで、通信電力に対して変調度10%のASK変調を行う。その後、制御部101は、S403を行う。
S403において、制御部101は、ビットレートを212kbpsに設定し、PN6のデジタル信号を通信電力に重畳させるための変調をTypeF方式に基づいて行うように通信部106を制御する。S403において、通信部106は、PN6のデジタル信号を通信電力に重畳するために、ビットレート212kbpsで、通信電力に対して変調度10%のASK変調を行う。その後、制御部101は、S404を行う。
S404において、制御部101は、ビットレートを424kbpsに設定し、PN6のデジタル信号を通信電力に重畳させるための変調をTypeF方式に基づいて行うように通信部106を制御する。S404において、通信部106は、PN6のデジタル信号を通信電力に重畳するために、ビットレート424kbpsで、通信電力に対して変調度10%のASK変調を行う。その後、制御部101は、変調処理を終了する。
図3の第1のテスト処理が制御部101によって行われた場合において給電装置100から出力される電力の変化について図5を参照し、説明を行う。図5は、第1の回数が「1」に設定された場合に給電装置100から出力される電力の変化を示す。
S302において、制御部101は、給電アンテナ107から出力される電力のキャリア電圧Vが、「0」から「通信電圧Vcom」になるように給電部102を制御する。通信電圧Vcomとは、例えば、通信部106の対応している通信プロトコルに基づいて設定される電圧である。その後、S401において、制御部101は、TypeA方式に応じて、PN6のデジタル信号501aをキャリア電圧Vに重畳するように通信部106を制御する。その後、S402において、制御部101は、TypeB方式に応じて、PN6のデジタル信号501bをキャリア電圧Vに重畳するように通信部106を制御する。その後、S403において、制御部101は、TypeF方式に応じて、PN6のデジタル信号501cをキャリア電圧Vに重畳するように、通信部106を制御する。S403において、制御部101は、ビットレート212kbpsでPN6のデジタル信号501cが送信されるように、通信部106を制御する。その後、S404において、制御部101は、TypeF方式に応じて、PN6のデジタル信号501dをキャリア電圧Vに重畳するように通信部106を制御する。S404において、制御部101は、ビットレート424kbpsでPN6のデジタル信号501dが送信されるように、通信部106を制御する。その後、S306において、制御部101は、給電アンテナ107から出力される電力のキャリア電圧Vが「通信電圧Vcom」から「0」になるように給電部102を制御する。
(第2のテスト処理)
次に、図6を用いて、制御部101によってS206において行われる第2のテスト処理について説明する。なお、図6の第2のテスト処理は、制御部101がメモリ108に格納されているコンピュータプログラムを実行することにより実現することができる。
S601において、制御部101は、メモリ108に記録されている情報を用いて、給電装置100がどのパワークラスに準拠しているかを判定する。その後、制御部101は、給電装置100の準拠しているパワークラスに応じて、給電電力を設定する。例えば、給電装置100がローパワークラスに準拠している場合、制御部101は、給電電力を1[W]に設定する。また、例えば、給電装置100がミドルパワークラスに準拠している場合、制御部101は、給電電力を5[W]に設定する。また、例えば、給電装置100がハイパワークラスに準拠している場合、制御部101は、給電電力を10[W]に設定する。給電電力が設定された後、制御部101は、S602を行う。
S602において、制御部101は、S601において設定された給電電力を給電アンテナ107を介して出力するように給電部102を制御する。その後、制御部101は、S603を行う。
S603において、制御部101は、第2のテスト処理を終了させるための指示が操作部110を介して給電装置100に入力されたか否かを判定する。第2のテスト処理を終了させるための指示が操作部110を介して給電装置100に入力された場合(S603でYes)、制御部101は、S604を行う。第2のテスト処理を終了させるための指示が操作部110を介して給電装置100に入力されていない場合(S603でNo)、制御部101は、S602に戻る。この場合、制御部101は、第2のテスト処理を終了させるための指示が入力されるまで、S602を繰り返し行う。
S604において、制御部101は、給電アンテナ107を介した電力の出力を停止するように給電部102を制御する。その後、制御部101は、図6の第2のテスト処理を終了する。
図6の第2のテスト処理が制御部101によって行われた場合において給電装置100から出力される電力の変化について図7を参照し、説明を行う。図7におけるTstopは、第2のテスト処理を終了させるための指示が給電装置100に入力されたタイミングを示す。
S602において、制御部101は、給電アンテナ107から出力される電力のキャリア電圧Vが、「0」から「最大電圧Vmax」になるように給電部102を制御する。最大電圧Vmaxとは、給電電力が給電アンテナ107から出力される場合に最大となるキャリア電圧である。最大電圧Vmaxは、例えば、給電装置100の準拠しているパワークラスに基づいて設定される電圧である。その後、第2のテスト処理を終了させるための指示が入力された場合(図7のTstop)、S604において、制御部101は、給電アンテナ107から出力される電力のキャリア電圧Vが「最大電圧Vmax」から「0」になるように給電部102を制御する。制御部101は、S602が行われた後、第2のテスト処理を終了させるための指示が入力されるまでは、給電アンテナ107から出力される電力のキャリア電圧Vが「最大電圧Vmax」になるように給電部102を制御する。
(第3のテスト処理)
次に、図8を用いて、制御部101によってS207において行われる第3のテスト処理について説明する。なお、図8の第3のテスト処理は、制御部101がメモリ108に格納されているコンピュータプログラムを実行することにより実現することができる。
S801において、制御部101は、S601と同様に、メモリ108に記録されている情報を用いて、給電装置100がどのパワークラスに準拠しているかを判定する。その後、制御部101は、給電装置100の準拠しているパワークラスに応じて、給電電力を設定する。給電電力が設定された後、制御部101は、S802を行う。
S802において、制御部101は、S301と同様に、制御部101は、カウンタ101bをリセットする。その後、制御部101は、S803を行う。
S803において、制御部101は、S302と同様に、給電アンテナ107を介して通信電力を出力するように給電部102を制御する。その後、制御部101は、S804を行う。S804において、制御部101は、S303と同様に、変調処理を行う。変調処理が行われた後、制御部101は、S805を行う。
S805において、制御部101は、給電アンテナ107から出力される電力を通信電力から給電電力に変更するための第1の処理を行う。第1の処理が行われた後、制御部101は、S806を行う。
S806において、制御部101は、S801において設定された給電電力を給電アンテナ107を介して出力するように給電部102を制御する。さらに、制御部101は、給電電力が出力されてから経過した時間を測定するようにタイマー101aを制御する。その後、制御部101は、S807を行う。
S807において、制御部101は、タイマー101aによって計測された時間が所定の時間Tpreに達したか否かを判定する。タイマー101aによって計測された時間が所定の時間Tpreに達した場合(S807でYes)、制御部101は、給電電力が出力されてから所定の時間Tpreが経過したと判定し、S808を行う。タイマー101aによって計測された時間が所定の時間Tpreに達していない場合(S807でNo)、制御部101は、給電電力が出力されてから所定の時間Tpreが経過していないと判定し、S806に戻る。所定の時間Tpreは、あらかじめ設定されている時間であっても良く、給電装置100の準拠しているパワークラスに応じて設定されるものであっても良い。また、所定の時間Tpreは、操作部110を介して設定可能な時間であっても良い。
S808において、制御部101は、給電アンテナ107から出力される電力を給電電力から通信電力に変更するための第2の処理を行う。第2の処理が行われた後、制御部101は、S809を行う。
S809において、制御部101は、S302と同様に、給電アンテナ107を介して通信電力を出力するように給電部102を制御する。その後、制御部101は、S810を行う。S810において、制御部101は、S303と同様に、変調処理を行う。変調処理が行われた後、制御部101は、S811を行う。
S811において、制御部101は、S803からS810までの処理が制御部101によって実行された回数を示す値Bに1を加算するようにカウンタ101bを制御する。その後、制御部101は、S812を行う。
S812において、制御部101は、カウンタ101bによってカウントされた値Bが第2の回数以上であるか否かを判定する。カウンタ101bによってカウントされた値Bが第2の回数以上である場合(S812でYes)、制御部101は、S813を行う。カウンタ101bによってカウントされた値Bが第2の回数以上でない場合(S812でNo)、制御部101は、S803に戻る。制御部101は、カウンタ101bによってカウントされた値Bが第2の回数以上になるまで、S803からS810までの処理を繰り返し行う。なお、第2の回数は、1以上の値であれば良い。
S813において、制御部101は、給電アンテナ107を介した電力の出力を停止するように給電部102を制御する。その後、制御部101は、図8の第3のテスト処理を終了する。
カウンタ101bによってカウントされた値Bが第2の回数以上であると判定された場合(S812でYes)に、制御部101は、S813の処理を行い、第3のテスト処理を終了するようにしたが、これに限られないものとする。例えば、第3のテスト処理を終了させるための指示が操作部110を介して給電装置100に入力された場合に、制御部101は、S813の処理を行い、第3のテスト処理を終了するようにしても良い。この場合、第3のテスト処理を終了させるための指示が操作部110を介して給電装置100に入力されていない場合、制御部101は、第3のテスト処理を終了させるための指示が入力されるまで、S803からS810までの処理を繰り返し行う。
図8の第3のテスト処理が制御部101によって行われた場合において給電装置100から出力される電力の変化について図9を参照し、説明を行う。図9は、第2の回数が「1」に設定された場合に給電装置100から出力される電力の変化を示す。
S803において、制御部101は、給電アンテナ107から出力される電力のキャリア電圧Vが、「0」から「通信電圧Vcom」になるように給電部102を制御する。その後、S401において、制御部101は、TypeA方式に応じて、PN6のデジタル信号501aをキャリア電圧Vに重畳するように通信部106を制御する。その後、S402において、制御部101は、TypeB方式に応じて、PN6のデジタル信号501bをキャリア電圧Vに重畳するように通信部106を制御する。その後、S403において、制御部101は、TypeF方式に応じて、PN6のデジタル信号501cをキャリア電圧Vに重畳するように、通信部106を制御する。S403において、制御部101は、ビットレート212kbpsでPN6のデジタル信号501cが送信されるように、通信部106を制御する。その後、S404において、制御部101は、TypeF方式に応じて、PN6のデジタル信号501dをキャリア電圧Vに重畳するように通信部106を制御する。S404において、制御部101は、ビットレート424kbpsでPN6のデジタル信号501dが送信されるように、通信部106を制御する。その後、制御部101は、PN6のデジタル信号501dを通信電力に重畳するための変調が終了した後、電力生成部103から給電アンテナ107に供給される通信電力に対して変調を行わせないように通信部106を制御する。さらに、制御部101は、通信部106に通信電力への変調を終了させてから経過した時間を測定するようにタイマー101aを制御する。通信電力に通信部106による変調が行われていない状態、つまり、通信電力にデータが重畳されていない状態で、タイマー101aによって計測された時間が第1の時間t1に達した場合、制御部101は、第1の時間t1が経過したと判定し、S805を行う。S805において、制御部101は、給電アンテナ107から出力される電力のキャリア電圧Vを増加させるように給電部102を制御し、第1の処理を行う。制御部101は、第1の処理として、給電アンテナ107から出力される電力のキャリア電圧Vが「第1の電圧V1」から「第2の電圧V2」に変化する時間が第2の時間t2以内に収まるように給電部102を制御する処理を行う。
第1の電圧V1は、以下の式(2)を用いて算出される。
V1=Vcom+0.1(Vmax−Vcom) (2)
第2の電圧V2は、以下の式(3)を用いて算出される。
V2=Vmax−0.1(Vmax−Vcom) (3)
第2の時間t2は、数msec程度の値である。第2の時間t2は、例えば、10[msec]以下である。
第1の処理が行われた後に、S806において、制御部101は、給電アンテナ107からS801で設定された給電電力が出力されるように給電部102を制御する。S806が行われる場合、給電アンテナ107から出力される電力のキャリア電圧Vは、「最大電圧Vmax」になるように制御される。給電アンテナ107から給電電力が出力されてから所定の時間Tpreが経過するまでの期間(S807でNo)、制御部101は、S801において設定された給電電力を給電アンテナ107から出力するように給電部102を制御する。所定の時間Tpreが経過した場合(S807でYes)、S808において、制御部101は、給電アンテナ107から出力される電力のキャリア電圧Vを減少させるように給電部102を制御し、第2の処理を行う。制御部101は、第2の処理として、給電アンテナ107から出力される電力のキャリア電圧Vが「第2の電圧V2」から「第1の電圧V1」に変化する時間が第3の時間t3以内に収まるように給電部102を制御する処理を行う。第3の時間t3は、数msec程度の値である。第3の時間t3は、例えば、10[msec]以下である。
第2の処理が行われた後において、S809において、制御部101は、給電アンテナ107から通信電力が出力されるように給電部102を制御する。S809が行われる場合、給電アンテナ107から出力される電力のキャリア電圧Vは、「通信電圧Vcom」になるように制御される。その後、S401において、制御部101は、TypeA方式に応じて、PN6のデジタル信号501aをキャリア電圧Vに重畳するように通信部106を制御する。その後、S402において、制御部101は、TypeB方式に応じて、PN6のデジタル信号501bをキャリア電圧Vに重畳するように通信部106を制御する。その後、S403において、制御部101は、TypeF方式に応じて、PN6のデジタル信号501cをキャリア電圧Vに重畳するように、通信部106を制御する。S403において、制御部101は、ビットレート212kbpsでPN6のデジタル信号501cが送信されるように、通信部106を制御する。その後、S404において、制御部101は、TypeF方式に応じて、PN6のデジタル信号501dをキャリア電圧Vに重畳するように通信部106を制御する。S404において、制御部101は、ビットレート424kbpsでPN6のデジタル信号501dが送信されるように、通信部106を制御する。制御部101は、PN6のデジタル信号501dを通信電力に重畳するための変調が終了した後、S813において、給電アンテナ107から出力される電力のキャリア電圧Vが「通信電圧Vcom」から「0」になるように給電部102を制御する。
(第4のテスト処理)
次に、図10を用いて、制御部101によってS208において行われる第4のテスト処理について説明する。なお、図10の第4のテスト処理は、制御部101がメモリ108に格納されているコンピュータプログラムを実行することにより実現することができる。
S1001において、制御部101は、S601と同様に、メモリ108に記録されている情報を用いて、給電装置100がどのパワークラスに準拠しているかを判定する。その後、制御部101は、給電装置100の準拠しているパワークラスに応じて、給電電力を設定する。給電電力が設定された後、制御部101は、S1002を行う。
S1002において、制御部101は、S301と同様に、制御部101は、カウンタ101bをリセットする。その後、制御部101は、S1003を行う。S1003において、制御部101は、S302と同様に、給電アンテナ107を介して通信電力を出力するように給電部102を制御する。その後、制御部101は、S1004を行う。S1004において、制御部101は、S303と同様に、変調処理を行う。変調処理が行われた後、制御部101は、S1005を行う。
S1005において、制御部101は、給電アンテナ107から出力される電力を制限するための制限処理を行う。S1005において、制御部101は、制限処理が開始されてから第4の時間t4が経過するまでの間、制限処理を行う。第4の時間t4が経過した後、制御部101は、制限処理を終了させ、S1006を行う。第4の時間t4とは、例えば、数秒である。また、第4の時間t4は、通信部106の通信プロトコルで定められているリセット時間であっても良い。また、第4の時間t4は、第1の時間t1以上の時間であっても良い。
S1006において、制御部101は、S805と同様に、第1の処理を行う。第1の処理が行われた後、制御部101は、S1007を行う。
S1007において、制御部101は、S1001において設定された給電電力を給電アンテナ107を介して出力するように給電部102を制御する。さらに、制御部101は、給電電力が出力されてから経過した時間を測定するようにタイマー101aを制御する。その後、制御部101は、S1008を行う。
S1008において、制御部101は、タイマー101aによって計測された時間が所定の時間Tpreに達したか否かを判定する。タイマー101aによって計測された時間が所定の時間Tpreに達した場合(S1008でYes)、S1009を行う。タイマー101aによって計測された時間が所定の時間Tpreに達していない場合(S1008でNo)、制御部101は、S1007に戻る。
S1009において、制御部101は、S808と同様に、第2の処理を行う。第2の処理が行われた後、制御部101は、S1010を行う。
S1010において、制御部101は、S1005と同様に、制限処理を行う。S1010において、制御部101は、制限処理が開始されてから第5の時間t5が経過するまでの間、制限処理を行う。第5の時間t5が経過した後、制御部101は、制限処理を終了させ、S1011を行う。第5の時間t5とは、例えば、数秒である。また、第5の時間t5は、通信部106の通信プロトコルで定められているリセット時間であっても良い。また、第5の時間t5は、第1の時間t1以上の時間であっても良い。また、第5の時間t5は、第4の時間t4と同じ時間であってもよく、第4の時間t4と異なる時間であってもよい。
S1011において、制御部101は、S302と同様に、給電アンテナ107を介して通信電力を出力するように給電部102を制御する。その後、制御部101は、S1012を行う。S1012において、制御部101は、S303と同様に、変調処理を行う。変調処理が行われた後、制御部101は、S1013を行う。
S1013において、制御部101は、S1005と同様に、制限処理を行う。S1010において、制御部101は、制限処理が開始されてから第6の時間t6が経過するまでの間、制限処理を行う。第6の時間t6が経過した後、制御部101は、制限処理を終了させ、S1014を行う。第6の時間t6は、第4の時間t4と同じ時間であってもよく、第4の時間t4と異なる時間であってもよい。第6の時間t6は、第5の時間t5と同じ時間であってもよく、第5の時間t5と異なる時間であってもよい。
S1014において、制御部101は、S1003からS1013までの処理が制御部101によって実行された回数を示す値Cに1を加算するようにカウンタ101bを制御する。その後、制御部101は、S1015を行う。
S1015において、制御部101は、カウンタ101bによってカウントされた値Cが第3の回数以上であるか否かを判定する。カウンタ101bによってカウントされた値Cが第3の回数以上である場合(S1015でYes)、制御部101は、S1016を行う。カウンタ101bによってカウントされた値Cが第3の回数以上でない場合(S1015でNo)、制御部101は、S1003に戻る。制御部101は、カウンタ101bによってカウントされた値Cが第3の回数以上になるまで、S1003からS1013までの処理を繰り返し行う。なお、第3の回数は、1以上の値であれば良い。
S1016において、制御部101は、給電アンテナ107を介した電力の出力を停止するように給電部102を制御する。その後、制御部101は、図10の第4のテスト処理を終了する。
カウンタ101bによってカウントされた値Cが第3の回数以上であると判定された場合(S1015でYes)に、制御部101は、S1016の処理を行い、第4のテスト処理を終了するようにしたが、これに限られないものとする。例えば、第4のテスト処理を終了させるための指示が操作部110を介して給電装置100に入力された場合に、制御部101は、S1016の処理を行い、第4のテスト処理を終了するようにしても良い。この場合、第4のテスト処理を終了させるための指示が操作部110を介して給電装置100に入力されていない場合、制御部101は、第4のテスト処理を終了させるための指示が入力されるまで、S1003からS1013までの処理を繰り返し行う。
図10の第4のテスト処理が制御部101によって行われた場合において給電装置100から出力される電力の変化について図11を参照し、説明を行う。図11は、第3の回数が「1」に設定された場合に給電装置100から出力される電力の変化を示す。
S1003において、制御部101は、給電アンテナ107から出力される電力のキャリア電圧Vが、「0」から「通信電圧Vcom」になるように給電部102を制御する。その後、S401において、制御部101は、TypeA方式に応じて、PN6のデジタル信号501aをキャリア電圧Vに重畳するように通信部106を制御する。その後、S402において、制御部101は、TypeB方式に応じて、PN6のデジタル信号501bをキャリア電圧Vに重畳するように通信部106を制御する。その後、S403において、制御部101は、TypeF方式に応じて、PN6のデジタル信号501cをキャリア電圧Vに重畳するように、通信部106を制御する。S403において、制御部101は、ビットレート212kbpsでPN6のデジタル信号501cが送信されるように、通信部106を制御する。その後、S404において、制御部101は、TypeF方式に応じて、PN6のデジタル信号501dをキャリア電圧Vに重畳するように通信部106を制御する。S404において、制御部101は、ビットレート424kbpsでPN6のデジタル信号501dが送信されるように、通信部106を制御する。制御部101は、PN6のデジタル信号501dを通信電力に重畳するための変調が終了した後、S1005において、給電アンテナ107から出力される電力のキャリア電圧Vが「通信電圧Vcom」よりも低くなるようにするために、制限処理を行う。制御部101は、制限処理として、通信電力に変調を行わせないように通信部106を制御し、給電アンテナ107から通信電力を出力させないように給電部102を制御する。さらに、制御部101は、制限処理が開始されてから経過した時間を測定するようにタイマー101aを制御する。制限処理が行われている状態で、タイマー101aによって計測された時間が第4の時間t4に達した場合、制御部101は、第4の時間t4が経過したと判定し、S1006を行う。S1006において、制御部101は、図8の第3のテスト処理と同様に、第1の処理を行う。第1の処理が行われた後に、S1007において、制御部101は、給電アンテナ107からS1001で設定された給電電力が出力されるように給電部102を制御する。S1007が行われる場合、給電アンテナ107から出力される電力のキャリア電圧Vは、「最大電圧Vmax」になるように制御される。給電アンテナ107から給電電力が出力されてから所定の時間Tpreが経過するまでの期間(S1008でNo)、制御部101は、S1001において設定された給電電力を給電アンテナ107から出力するように給電部102を制御する。給電アンテナ107から給電電力が出力されてから所定の時間Tpreが経過した場合(S1008でYes)、S1009において、制御部101は、図8の第3のテスト処理と同様に、第2の処理を行う。第2の処理が行われた後において、S1010において、制御部101は、給電アンテナ107から出力される電力のキャリア電圧Vが「通信電圧Vcom」よりも低くなるようにするために、制限処理を行う。さらに、制御部101は、制限処理が開始されてから経過した時間を測定するようにタイマー101aを制御する。制限処理が行われている状態で、タイマー101aによって計測された時間が第5の時間t5に達した場合、制御部101は、第5の時間t5が経過したと判定し、S1011を行う。S1011において、制御部101は、給電アンテナ107から通信電力が出力されるように給電部102を制御する。S1011が行われる場合、給電アンテナ107から出力される電力のキャリア電圧Vは、「通信電圧Vcom」になるように制御される。その後、S401において、制御部101は、TypeA方式に応じて、PN6のデジタル信号501aをキャリア電圧Vに重畳するように通信部106を制御する。その後、S402において、制御部101は、TypeB方式に応じて、PN6のデジタル信号501bをキャリア電圧Vに重畳するように通信部106を制御する。その後、S403において、制御部101は、TypeF方式に応じて、PN6のデジタル信号501cをキャリア電圧Vに重畳するように、通信部106を制御する。S403において、制御部101は、ビットレート212kbpsでPN6のデジタル信号501cが送信されるように、通信部106を制御する。その後、S404において、制御部101は、TypeF方式に応じて、PN6のデジタル信号501dをキャリア電圧Vに重畳するように通信部106を制御する。S404において、制御部101は、ビットレート424kbpsでPN6のデジタル信号501dが送信されるように、通信部106を制御する。その後、制御部101は、PN6のデジタル信号501dを通信電力に重畳するための変調が終了した後、S1013において、制御部101は、制限処理を行う。さらに、制御部101は、制限処理が開始されてから経過した時間を測定するようにタイマー101aを制御する。制限処理が行われている状態で、タイマー101aによって計測された時間が第6の時間t6に達した場合、制御部101は、第6の時間t6が経過したと判定し、S1016を行う。S1016において、制御部101は、給電アンテナ107から出力される電力のキャリア電圧Vが「通信電圧Vcom」から「0」になるように給電部102を制御する。
(給電処理)
次に、図12を用いて、制御部101によってS209において行われる給電処理について説明する。なお、図12の給電処理は、制御部101がメモリ108に格納されているコンピュータプログラムを実行することにより実現することができる。
S1201において、制御部101は、S302と同様に、給電アンテナ107を介して通信電力を出力するように給電部102を制御する。その後、制御部101は、S1202を行う。S1202において、制御部101は、TypeA方式、TypeB方式及びTypeFのいずれか一つに応じて、所定の範囲内に存在する機器を検索するように通信部106を制御する。その後、制御部101は、S1203を行う。所定の範囲内に存在する機器を検索することを以下「ポーリング」と呼ぶ。
所定の範囲内に存在する機器がTypeA方式、TypeB方式及びTypeFのいずれか一つに対応している場合、所定の範囲内に存在する機器は、対応している通信方式に応じて、ポーリングに対して応答信号を給電装置100に対して送信する。例えば、S1201において、通信部106がTypeA方式に応じて、ポーリングを行っている場合、所定の範囲内に存在する機器がTypeA方式に対応しているとき、所定の範囲内に存在する機器は、TypeA方式に応じて応答信号を送信する。なお、例えば、S1201において、通信部106がTypeA方式に応じて、ポーリングを行っている場合、所定の範囲内に存在する機器がTypeA方式に対応していないとき、所定の範囲内に存在する機器は、応答信号を送信しない。
そこで、S1203において、制御部101は、ポーリングに対する応答信号を通信部106が受信したか否かを判定する。ポーリングに対する応答信号を通信部106が受信した場合(S1203でYes)、制御部101は、S1204を行う。ポーリングに対する応答信号を通信部106が受信した場合(S1203でYes)、制御部101は、応答信号を送信した機器と無線通信を確立するように通信部106を制御する。ポーリングに対する応答信号を通信部106が受信していない場合(S1203でNo)、制御部101は、S1202を繰り返し行う。制御部101は、S1202を再び行う場合、通信方式を他の通信方式に変更して、再度、ポーリングを行うように通信部106を制御する。
S1204において、制御部101は、S1203で無線通信が確立した機器が給電可能な機器か否かを判定する。例えば、制御部101は、無線通信が確立した機器が給電可能な機器か否かを問い合わせるためのデータを送信するように通信部106を制御する。その後、制御部101は、無線通信が確立した機器から給電可能な機器であることを示す応答を通信部106が受信した場合、無線通信が確立した機器が給電可能な機器であると判定する。また、制御部101は、無線通信が確立した機器から給電可能な機器であることを示す応答を通信部106が受信していない場合、無線通信が確立した機器が給電可能な機器でないと判定する。また制御部101は、無線通信が確立した機器から給電可能な機器でないことを示す応答を通信部106が受信した場合、無線通信が確立した機器が給電可能な機器でないと判定する。無線通信が確立した機器が給電可能な機器であると判定された場合(S1204でYes)、制御部101は、S1205を行う。無線通信が確立した機器が給電可能な機器でないと判定された場合(S1204でNo)、制御部101は、S1211を行う。制御部101は、無線通信が確立した機器が給電可能な機器であると判定された場合(S1204でYes)、所定の範囲内に存在する機器は、受電機器200であると判定する。
S1205において、制御部101は、受電機器200から無線給電が要求されているか否かを判定する。例えば、制御部101は、受電機器200が無線給電を要求しているか否かを問い合わせるためのデータを送信するように通信部106を制御する。その後、制御部101は、受電機器200が無線給電を要求していることを示す応答を受信した場合、受電機器200から無線給電が要求されていると判定する。また、制御部101は、通信部106が受電機器200から受電機器200が無線給電を要求していることを示す応答を受信していない場合、受電機器200から無線給電が要求されていないと判定する。また、制御部101は、通信部106が受電機器200から受電機器200が無線給電を要求していないことを示す応答を受信した場合、受電機器200から無線給電が要求されていないと判定する。
受電機器200から無線給電が要求されていると判定された場合(S1205でYes)、制御部101は、S1206を行う。受電機器200から無線給電が要求されていないと判定された場合(S1205でNo)、制御部101は、S1211を行う。
給電装置100は、所定の範囲内に存在する機器が受電機器200であって、かつ、所定の範囲内に存在する機器が無線給電を要求していることを判定したことによって、無線給電を行うための認証が完了したと判定する。なお、給電装置100は、所定の範囲内に機器が存在していると判定できなかった場合(S1203でNo)、無線給電を行うための認証が完了していないと判定する。給電装置100は、所定の範囲内に存在する機器が給電可能な機器である受電機器200であると判定できなかった場合(S1204でNo)、無線給電を行うための認証が完了していないと判定する。給電装置100は、所定の範囲内に存在する受電機器200が無線給電を要求していると判定できなかった場合(S1205でNo)、無線給電を行うための認証が完了していないと判定する。
給電装置100は、S1202からS1205までの処理を行うことによって、無線給電を行うための認証が完了したと判定したので、給電電力を受電機器200に出力するために、S1206を行う。
S1206において、制御部101は、給電装置100の準拠しているパワークラス及び受電機器200のステータスを示す情報に応じて、給電電力及び所定の時間を設定する。受電機器200のステータスを示す情報には、受電機器200の消費電力を示す情報及び受電機器200に接続された電池の残容量を示す情報が含まれる。受電機器200のステータスを示す情報は、通信部106によって受電機器200から取得される。給電電力及び所定の時間Tpreが設定された後、制御部101は、S1207を行う。なお、S1206において、制御部101は、給電装置100の準拠しているパワークラス及び受電機器200のステータスを示す情報の他にさらに受電機器200の準拠しているパワークラスに応じて、給電電力及び所定の時間を設定しても良い。
S1207において、制御部101は、S805と同様に、第1の処理を行う。第1の処理が行われた後、制御部101は、S1208を行う。
S1208において、制御部101は、S1206において設定された給電電力を給電アンテナ107を介して出力するように給電部102を制御する。さらに、制御部101は、給電電力が出力されてから経過した時間を測定するようにタイマー101aを制御する。その後、制御部101は、S1209を行う。
S1209において、制御部101は、タイマー101aによって計測された時間がS1206において設定された所定の時間Tpreに達したか否かを判定する。タイマー101aによって計測された時間が所定の時間Tpreに達した場合(S1209でYes)、S1210を行う。タイマー101aによって計測された時間が所定の時間Tpreに達していない場合(S1209でNo)、制御部101は、S1208に戻る。
S1210において、制御部101は、S808と同様に、第2の処理を行う。第2の処理が行われた後、制御部101は、S1202を行う。
S1211において、制御部101は、給電アンテナ107を介した電力の出力を停止するように給電部102を制御する。その後、制御部101は、図12の給電処理を終了する。
このように、実施例1に係る給電装置100は、製品として出荷される際に行われるテストを効率的に行うためのテストモードとして、第1のテストモード、第2のテストモード、第3のテストモード及び第4のテストモードを有するようにした。
給電装置100は、第2のテストモード、第3のテストモード及び第4のテストモードのいずれか一つの場合、図12の給電処理において行われるS1202からS1205までの処理を行わなくても、給電電力を出力することができる。このため、給電装置100を出荷する際に行われるテストのために、工場において、受電機器200を用意する必要もなく、給電装置100は、S1202からS1205までの処理を行う必要もなくなる。
したがって、給電装置100にS1202からS1205までの処理を行わせなくても、給電装置100が適切に無線給電を行うことができるか否かを判定するためのテストを効率的に行うことができる。また、実施例1に係る給電装置100は、第3のテストモード及び第4のテストモードを用いることによって、給電装置100から給電電力と通信電力とが時分割に出力される場合の電界強度及び磁界強度の少なくとも一つを簡単に測定することができるようにした。これによって、給電装置100が適切に受電機器200に対して給電電力と通信電力とを時分割に出力することができるか否かを判定するためのテストを効率的に行うことができる。
実施例1において、通信部106がTypeA方式、TypeB方式及びTypeF方式に準拠するものとして説明を行ったが、通信部106は、TypeA方式、TypeB方式及びTypeF方式の少なくとも一つに準拠するものであっても良い。この場合、制御部101は、図4の変調処理において、通信部106の準拠している通信方式に応じた変調を通信部106に行わせる。
実施例1において、制御部101が第3のテスト処理及び第4のテスト処理を実行するものとして説明を行ったが、制御部101は、第3のテスト処理及び第4のテスト処理のうちどちらか片方を実行するものであっても良い。
実施例1において、制御部101は、給電電力が出力される場合の給電装置100の共振周波数と通信電力が出力される場合の給電装置100の共振周波数とが同一の所定の周波数fになるように制御したが、これに限られないものとする。制御部101は、給電電力が出力される場合の給電装置100の共振周波数が通信電力が出力される場合の給電装置100の共振周波数と異なる周波数になるように制御しても良い。例えば、制御部101は、給電電力が出力される場合の給電装置100の共振周波数が6.78MHzになるように制御し、通信電力が出力される場合の給電装置100の共振周波数が13.56MHzになるように制御しても良い。また、例えば、制御部101は、給電電力が出力される場合の給電装置100の共振周波数が100〜205KHzのいずれかの周波数になるように制御しても良い。また、例えば、制御部101は、給電電力が出力される場合の給電装置100の共振周波数が270〜360KHzのいずれかの周波数になるように制御しても良い。
なお、上述した実施例1において、給電装置100は、給電アンテナ107を介して給電電力を出力し、給電アンテナ107を用いて通信部106による通信を行うようにしたが、これに限られないものとする。例えば、給電装置100は、給電電力を出力するためのアンテナと、通信電力を出力するアンテナとを別々に有し、給電電力と通信電力との出力を時分割に行う構成であっても良い。このような構成を有する給電装置100は、図2、3、4、6、8及び10の処理を行うことにより上述と同様の効果を得ることができる。
[他の実施形態]
本発明に係る給電装置は、実施例1で説明された給電装置100に限定されるものではない。例えば、本発明に係る給電装置は、複数の装置から構成されるシステムにより実現することも可能である。
また、実施例1及び2で説明した様々な処理及び機能は、コンピュータプログラムより実現することも可能である。この場合、本発明に係る処理はコンピュータプログラムで実行可能であり、本実施形態で説明した様々な機能を実現することになる。
本発明に係るコンピュータプログラムは、コンピュータ上で稼動しているOS(Operating System)などを利用して、本実施形態で説明した様々な処理及び機能を実現してもよいことは言うまでもない。
本発明に係るコンピュータプログラムは、コンピュータ読取可能な記録媒体から読み出され、コンピュータで実行されることになる。コンピュータ読取可能な記録媒体には、ハードディスク装置、光ディスク、CD−ROM、CD−R、メモリカード、ROM等を用いることができる。また、本発明に係るコンピュータプログラムは、通信インターフェースを介して外部装置からコンピュータに提供され、当該コンピュータで実行されるようにしてもよい。

Claims (12)

  1. 給電装置であって、
    無線通信に用いられる第1の電力または無線給電に用いられる第2の電力を出力する給電手段と、
    前記給電手段から出力される前記第1の電力を変調することによって無線通信を行う通信手段と、
    前記給電装置がテストモードである場合、前記テストモードに対応する所定の条件が満たされるように、前記給電手段から出力される前記第2の電力を制御する制御手段と
    を有し、
    前記制御手段は、前記給電装置が前記テストモードである場合、前記第1の電力の変調が終了してから第1の時間が経過した後、前記給電手段から出力される電力を前記第1の電力から前記第2の電力に変更するように前記給電手段を制御することを特徴とする給電装置。
  2. 前記制御手段は、前記給電装置が前記テストモードである場合、前記第1の電力が前記給電手段から出力されている場合は、前記通信手段の対応している通信方式に応じて、前記第1の電力を変調するように前記通信手段を制御することを特徴とする請求項1に記載の給電装置。
  3. 前記制御手段は、前記給電装置が前記テストモードである場合、前記第1の電力が前記給電手段から出力されている場合は、前記通信手段の対応している通信方式に対応するビットレートに応じて、前記第1の電力を変調するように前記通信手段を制御することを特徴とする請求項1または2に記載の給電装置。
  4. 前記制御手段は、前記給電手段の出力可能な電力の最大値に応じて、前記第2の電力を設定し、
    前記給電手段は、前記給電装置が前記テストモードである場合、前記制御手段によって設定された前記第2の電力を出力することを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の給電装置。
  5. 前記制御手段は、前記給電装置が前記テストモードの状態で、前記給電手段から出力される電力が前記第1の電力から前記第2の電力に変更される場合、前記給電手段から出力される電力のキャリア電圧が第1の電圧から前記第1の電圧よりも高い第2の電圧に変化する時間が第2の時間に収まるように前記給電手段を制御することを特徴とする請求項1からのいずれか1項に記載の給電装置。
  6. 前記制御手段は、前記給電装置が前記テストモードの状態で、前記給電手段から出力される電力が前記第の電力から前記第の電力に変更される場合、前記給電手段から出力される電力のキャリア電圧が前記第2の電圧から前記第1の電圧に変化する時間が第3の時間に収まるように前記給電手段を制御することを特徴とする請求項に記載の給電装置。
  7. 前記制御手段は、前記給電装置が前記テストモードの状態で、前記給電手段から出力される電力が前記第1の電力から前記第2の電力に変更される場合、前記給電手段から出力される電力のキャリア電圧を前記第1の電圧よりも低い電圧に変更した後、前記給電手段から出力される電力のキャリア電圧を前記第2の電圧に変更するように前記給電手段を制御することを特徴とする請求項またはに記載の給電装置。
  8. 前記制御手段は、前記給電装置が前記テストモードの状態で、前記給電手段から出力される電力が前記第1の電力から前記第2の電力に変更される場合、前記給電手段を介した電力の出力を停止させた後、前記給電手段から出力される電力のキャリア電圧を前記第2の電圧に変更するように前記給電手段を制御することを特徴とする請求項またはに記載の給電装置。
  9. 前記制御手段は、前記給電装置が前記テストモードの状態で、前記給電手段から出力される電力が前記第2の電力から前記第1の電力に変更される場合、前記給電手段から出力される電力のキャリア電圧を前記第1の電圧よりも低い通信電圧よりも低い電圧に変更した後、前記給電手段から出力される電力のキャリア電圧を前記通信電圧に変更するように前記給電手段を制御することを特徴とする請求項からのいずれか1項に記載の給電装置。
  10. 前記制御手段は、前記給電装置が前記テストモードの状態で、前記給電手段から出力される電力が前記第2の電力から前記第1の電力に変更される場合、前記給電手段を介した電力の出力を停止させた後、前記給電手段から出力される電力のキャリア電圧を前記第1の電圧に変更するように前記給電手段を制御することを特徴とする請求項からのいずれか1項に記載の給電装置。
  11. 給電手段を有する給電装置を制御する方法であって、
    無線通信に用いられる第1の電力または無線給電に用いられる第2の電力を前記給電手段から出力させるステップと、
    前記給電手段から出力される前記第1の電力を変調することによって無線通信を行うステップと、
    前記給電装置がテストモードである場合、前記テストモードに対応する所定の条件が満たされるように、前記給電手段から出力される電力を制御するステップと
    を有し、
    前記制御ステップでは、前記給電装置が前記テストモードである場合、前記第1の電力の変調が終了してから第1の時間が経過した後、前記給電手段から出力される電力を前記第1の電力から前記第2の電力に変更するように前記給電手段を制御することを特徴とする制御方法。
  12. コンピュータを、請求項1乃至10のいずれか1項に記載の給電装置の各手段として機能させるための、コンピュータが読み取り可能なプログラム。
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