JP2017085711A - 送電装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】異物に影響を与えないように送電を制御できるようにする。
【解決手段】送電装置は、電子機器と通信を行う通信手段と、前記電子機器に電力を無線で供給する送電手段と、前記通信手段と送電手段とを制御する制御手段とを有し、前記制御手段は、前記通信手段による通信後に前記送電手段による送電を開始し、その後、前記通信手段による通信と前記送電手段による送電とを交互におこない、前記通信手段による通信の通信期間と前記送電手段による送電の送電期間とを通して、所定の領域内で平均磁界強度が第1の磁界強度を超えないよう、かつ、前記所定の領域内で最大磁界強度が第2の磁界強度を超えないよう、前記通信手段による通信電力、前記送電手段による送電電力、前記通信期間の長さおよび前記送電期間の長さを調整する。
【選択図】図2

Description

本発明は、無線電力伝送を行う送電装置に関する。
近年、コネクタで接続することなく非接触で電力を送信する通信装置と、通信装置から送信された電力によって、装着されている電池の充電を行う電子機器とを含む無線電力伝送システムが知られている。このような無線電力伝送システムにおいて、電磁界共鳴現象を利用して電子機器に送電を行う通信装置が知られている。非接触で電力を送信するためには、通信装置側で金属物や送電対象でないNFC(Near Field Communication)デバイスなどの異物を検知して送電を適切に制御する必要がある。そこで、通信装置に置かれた異物を負荷変化により検出する方法が開示されている(特許文献1参照)。
特開2008−206231号公報
しかしながら、従来の、電子機器の負荷変化により異物を検出する方法では、充電中や、負荷変調通信時などの負荷の変化と異物が挿入された負荷の変化とが区別できない場合に、異物を検出できない可能性がある。そのため、異物を検出できない場合には、磁界などによって異物が発熱し、異物に影響を与えてしまう可能性がある。
本発明は前述の問題点に鑑み、送電電力を適切に制御して異物に影響を与えないように送電を制御できるようにすることを目的としている。
本発明に係る送電装置は、送電装置であって、電子機器と通信を行う通信手段と、前記電子機器に電力を無線で供給する送電手段と、前記通信手段と前記送電手段とを制御する制御手段とを有し、前記制御手段は、前記通信手段による通信の後に前記送電手段による送電を開始し、その後、前記通信手段による通信と前記送電手段による送電とを交互におこない、前記通信手段による通信の通信期間と前記送電手段による送電の送電期間とを通して、所定の領域内で平均磁界強度が第1の磁界強度を超えないよう、かつ、前記所定の領域内で最大磁界強度が第2の磁界強度を超えないよう、前記通信手段による通信電力および前記送電手段による送電電力、および/または、前記通信期間の長さおよび前記送電期間の長さを調整することを特徴とする。
本発明によれば、送電電力を適切に制御して異物に影響を与えないように送電を制御することができる。
実施形態1に係る無線電力伝送システムが有する構成要素の一例を説明するための図である。 実施形態1に係る送電装置が有する構成要素の一例を説明するための図である。 実施形態1に係る電子機器が有する構成要素の一例を説明するための図である。 実施形態1に係る電子機器のタグの一例を説明するための図である。 実施形態1に係る送電装置の状態遷移の一例を説明するための図である。 実施形態1に係る送電装置によって行われる制御処理の一例を説明するためのフローチャートである。 実施形態1に係る送電装置によって行われる認証処理の一例を説明するためのフローチャートである。 実施形態1に係る送電装置によって行われるステータスデータ交換処理の一例を説明するためのフローチャートである。 実施形態1に係る送電装置によって行われる送電処理の一例を説明するためのフローチャートである。 実施形態1に係る電子機器によって行われる制御処理の一例を説明するためのフローチャートである。 実施形態1に係る送電装置のアンテナと電子機器のアンテナの位置関係の一例を説明するための図である。 実施形態1に係る通信時の磁界強度および送電時の磁界強度の一例を説明するための図である。 実施形態1に係る通信時の磁界強度および送電時の磁界強度の一例を説明するための図である。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。ただし、本発明の実施形態は以下の実施形態に限定されるものではない。
[実施形態1]
図1に示すように、実施形態1に係る無線電力伝送システムは、送電装置100と電子機器200とを有する。実施形態1における無線電力伝送システムにおいては、送電装置100における所定の範囲300内に電子機器200が存在する場合に、送電装置100は、電子機器200に無線により送電を行う。
また、電子機器200が所定の範囲300内に存在する場合に、電子機器200は、送電装置100から出力される電力を無線により受け取ることができる。ところが、電子機器200が所定の範囲300内に存在しない場合は、電子機器200は、送電装置100から電力を受け取ることができない。ここで、所定の範囲300とは、送電装置100が電子機器200と通信を行うことができる範囲であるものとする。なお、実施形態1では所定の範囲300を送電装置100の筺体上の範囲としたが、これに限られないものとする。また、送電装置100は、複数の電子機器に対して無線により送電を行うものであってもよい。
一方、電子機器200は、撮像装置または再生装置であってもよく、携帯電話やスマートフォンのような通信装置であってもよいものとする。また、電子機器200は、電池を含む電池パックであってもよい。また、電子機器200は、自動車またはディスプレイであってもよく、パーソナルコンピュータであってもよい。
次に、図2を参照して、実施形態1に係る送電装置100が有する構成要素の一例を説明する。送電装置100は、図2に示すように、制御部101、送電部102、メモリ108、表示部109、操作部110、温度検出部112及び第2の通信部113を有する。送電部102には、電力生成部103、整合回路105、第1の通信部106及び送電アンテナ107が含まれる。
制御部101は、メモリ108に記録されているコンピュータプログラムを実行することによって、送電装置100を制御する。制御部101は、例えば、CPU(Central Processing Unit)またはMPU(Micro Processing Unit)を含む。なお、制御部101は、ハードウェアにより構成されるものとする。また、制御部101は、タイマー101aを有する。
送電部102は、所定の送電方法に基づいて、無線電力伝送を行うために用いられる。所定の送電方法は、例えば、磁界共鳴方式を用いた送電方法である。磁界共鳴方式とは、送電装置100と電子機器200との間で共振が行われる状態において、送電装置100から電子機器200に電力を伝送する方式である。送電装置100と電子機器200との間で共振が行われる状態とは、送電装置100の送電アンテナ107の共振周波数と、電子機器200の受電アンテナ203の共振周波数とが一致している状態である。また、所定の送電方法は、磁界共鳴方式以外の方式を用いた送電方法であってもよい。
電力生成部103は、不図示のAC電源と送電装置100とが接続されている場合に、不図示のAC電源から供給される電力を用いて、送電アンテナ107を介して外部に出力するための電力を生成する。
電力生成部103によって生成される電力には、通信電力と、送電電力とがある。通信電力は、第1の通信部106が電子機器200と通信を行うために用いられる。通信電力は、例えば、1W以下の微弱な電力であるものとする。なお、通信電力は、第1の通信部106の通信規格に規定されている電力であってもよい。送電電力は、電子機器200が充電及び特定の動作を行うために用いられる。送電電力は、例えば、2W以上の電力であるものとする。また、送電電力は、通信電力よりも大きい電力であれば、2W以上の電力に限られないものとする。送電電力の値は、電子機器200から取得したデータに基づいて、制御部101によって設定される。
電力生成部103によって生成される電力は、整合回路105を介して送電アンテナ107に供給される。
整合回路105は、送電アンテナ107の共振周波数を設定する回路と、電力生成部103と送電アンテナ107との間のインピーダンスマッチングを行うための回路とを含む。
送電装置100が送電アンテナ107を介して通信電力及び送電電力のいずれか一つを出力する場合、制御部101は、送電アンテナ107の共振周波数を所定の周波数fに設定するように整合回路105を制御する。所定の周波数fは、例えば、13.56MHzである。また、所定の周波数fは、6.78MHzであってもよく、第1の通信部106の通信規格に規定されている周波数であってもよい。
第1の通信部106は、例えば、NFC(Near Field Communication)フォーラムによって規定されているNFC規格に基づいて、無線通信を行う。また、第1の通信部106の通信規格は、ISO/IEC 18092規格であってもよく、ISO/IEC 14443規格であってもよく、ISO/IEC 21481規格であってもよい。第1の通信部106は、通信電力が送電アンテナ107から出力されている場合に、送電アンテナ107を介して電子機器200と無線電力伝送を行うためのデータの送受信を行うことができる。「通信電力」が送電アンテナ107から出力されている期間を、以下、「通信期間」と呼ぶ。
一方、送電電力が送電アンテナ107から出力されている期間においては、第1の通信部106は、送電アンテナ107を介して電子機器200と通信を行わないものとする。「送電電力」が送電アンテナ107から出力されている期間を、以下、「送電期間」と呼ぶ。後述するように、「通信電力」の大きさ、「通信期間」の長さ、「送電電力」の大きさ、及び「送電期間」の長さは、制御部101によって適切に設定される。
また、第1の通信部106と電子機器200との間で送受信するデータは、NDEF(NFC Data Exchange Format)に対応するデータである。
第1の通信部106は、電子機器200にNDEFに対応するデータを送信する場合、電力生成部103から供給される通信電力にデータを重畳する処理を行う。データが重畳された通信電力は、送電アンテナ107を介して電子機器200に送信される。
一方、第1の通信部106が、電子機器200からNDEFに対応するデータを受信する場合には、送電アンテナ107に流れる電流を検出し、この電流の検出結果に応じて、電子機器200からデータを受信する。これは、電子機器200が送電装置100にNDEFに対応するデータを送信する場合に、電子機器200の内部の負荷を変動させることによって、データの送信を行うからである。電子機器200の内部の負荷が変化した場合、送電アンテナ107に流れる電流を変化するので、第1の通信部106は、送電アンテナ107に流れる電流を検出することにより、電子機器200からNDEFに対応するデータを受信することができる。
なお、第1の通信部106は、NFC規格に規定されているリーダライタとして動作するものとする。
送電アンテナ107は、通信電力及び送電電力のいずれか一つを電子機器200に出力するためのアンテナである。また、送電アンテナ107は、第1の通信部106がNFC規格を用いた無線通信を電子機器200と行うために用いられる。
メモリ108は、送電装置100を制御するためのコンピュータプログラムを記録する。さらに、メモリ108は、後述する送電ステータスデータとして、送電装置100の識別データ、送電装置100に関する送電パラメータ、送電を制御するためのフラグ等を記録する。また、メモリ108は、電子機器200から第1の通信部106及び第2の通信部113の少なくとも一つが取得したデータを記録する。取得するデータには、後述する受電ステータスデータが含まれる。
表示部109は、メモリ108に記録された映像データ、または第2の通信部113から供給される映像データを表示する。
操作部110は、送電装置100を操作するためのユーザインターフェースを提供する。操作部110は、送電装置100を操作するためのボタン、スイッチやタッチパネル等を有する。制御部101は、操作部110を介して入力された入力信号に従って送電装置100を制御する。
温度検出部112は、送電装置100の温度を検出し、検出した温度を示すデータを制御部101に供給する。なお、温度検出部112によって検出される送電装置100の温度は、送電装置100内部の温度であってもよく、送電装置100の表面の温度であってもよい。
第2の通信部113は、第1の通信部106の通信規格と異なる通信規格に基づいて、電子機器200と無線通信を行う。第2の通信部113の通信規格は、例えば、無線LAN(Wireless Local Area Network)規格、またはBlueTooth(登録商標)規格である。第2の通信部113は、送電装置100と電子機器200との間で映像データ、音声データ及びコマンドの少なくとも一つを含むデータを送信したり受信したりすることができる。
送電装置100は、無線により電力を電子機器200に供給するようにしている。しかし、「無線」を「非接触」や「無接点」と言い換えてもよいものとする。
次に、図3を参照して、電子機器200が有する構成要素の一例を説明する。電子機器200は、制御部201、受電部202、電力検出部207、レギュレータ208、負荷部209、充電部210、電池211、温度検出部212、メモリ213、操作部214及び第2の通信部215を有する。受電部202には、受電アンテナ203、整合回路204、整流平滑回路205、及び第1の通信部206が含まれる。
制御部201は、メモリ213に記録されているコンピュータプログラムを実行することによって、電子機器200を制御する。制御部201は、例えば、CPUまたはMPUを含む。なお、制御部201は、ハードウェアにより構成されるものとする。
受電部202は、所定の送電方法に対応し、送電装置100から電力を無線により受け取るために用いられる。
受電アンテナ203は、送電装置100から供給される電力を受け取るためのアンテナである。また、受電アンテナ203は、第1の通信部206がNFC規格を用いた無線通信を送電装置100と行うために用いられる。受電アンテナ203を介して送電装置100から電子機器200が受け取った電力は、整合回路204を介して整流平滑回路205に供給される。
整合回路204は、受電アンテナ203の共振周波数を設定する回路を含む。制御部201は、整合回路204を制御することによって受電アンテナ203の共振周波数を設定することができる。
整流平滑回路205は、受電アンテナ203によって受電された電力から直流電力を生成する。さらに、整流平滑回路205は、生成した直流電力を電力検出部207を介してレギュレータ208に供給する。受電アンテナ203によって受電された電力にデータが重畳されている場合、整流平滑回路205は、受電アンテナ203によって受電された電力からデータを取り除き、取り除かれたデータを第1の通信部206に供給する。
第1の通信部206は、送電装置100内の第1の通信部106と同一の通信規格に基づいて、送電装置100と通信を行う。第1の通信部206は、メモリ206aを有する。メモリ206aには、WPT(Wireless Power Transfer)用RTD(Record Type Definiton)データ400が記録されている。WPT用RTDデータ400には、NDEFに対応するデータが複数格納されている。また、WPT用RTDデータ400には、送電装置100と電子機器200との間で無線電力伝送を行うために必要なデータが格納される。
WPT用RTDデータ400には、少なくとも無線電力伝送の認証を送電装置100と行うために用いられる認証データが格納されている。この認証データには、レコードタイプ名、電子機器200が対応している送電方法及び送電の制御プロトコルを示すデータ、電子機器200の識別データ、電子機器200の受電能力データ、電子機器200が持っているタグの種類を示すデータ等が含まれる。ここで、レコードタイプ名とは、WPT用RTDデータ400に格納されているデータの内容及び構造を識別するためのレコードタイプ(record type)を示すデータである。レコードタイプ名(record type name)は、WPT用RTDデータ400を識別するためのデータである。受電能力データは、電子機器200の受電能力を示すデータであり、例えば、電子機器200の受電可能な電力の最大値を示す。
WPT用RTDデータ400には、さらに受電ステータスデータ及び送電ステータスデータが格納されていてもよい。この受電ステータスデータには、電子機器200の状態を示すデータが含まれる。例えば、受電ステータスデータには、送電装置100に要求する要求電力の値、電子機器200が送電装置100から受け取った電力の値、電池211の残容量、電池211の充電に関するデータ、電子機器200のエラーに関するエラーデータ等が含まれる。ここで、エラーデータには、電子機器200にエラーが発生しているか否かを示すデータと、エラーの種類を示すデータとが含まれる。
一方、送電ステータスデータには、送電装置100の状態を示すデータが含まれる。例えば、送電ステータスデータには、送電装置100の識別データ、送電装置100が電子機器200へ送電電力の伝送を開始するか否かを示すデータ、送電装置100で設定された送電パラメータ等が含まれる。
第1の通信部206は、整流平滑回路205から供給されたデータを解析する。その後、第1の通信部206は、データの解析結果を用いて、WPT用RTDデータ400から読み出したデータを送電装置100に送信したり、送電装置100から受信したデータをWPT用RTDデータ400に書き込んだりする。さらに、第1の通信部206は、整流平滑回路205から供給されたデータに対応する応答データを送電装置100に送信する。
第1の通信部206は、WPT用RTDデータ400から読み出したデータ及び応答データを送電装置100に送信するために、第1の通信部206内部の負荷を変動させる処理を行う。
また、電子機器200は、NFC規格に規定されているタグを備えるものとする。以下、図4を参照しながら、電子機器200が備えるタグについて説明を行う。制御部201は、不図示の内部バスインターフェースを介してWPT用RTDデータ400に格納されているデータを読み出すことができる。さらに、制御部201は、不図示の内部バスインターフェースを介してWPT用RTDデータ400にデータを書き込むことができる。
制御部201は、例えば、WPT用RTDデータ400から読み出された送電ステータスデータを用いて、電子機器200の各部を制御することができる。制御部201は、例えば、電子機器200の各部から供給されるデータを用いて受電ステータスデータを定期的に検出し、検出した受電ステータスデータをWPT用RTDデータ400に書き込むことができる。なお、電子機器200が備えるタグは、「アクティブタグ」または「ダイナミックタグ」と言い換えても良いものとする。図4のように、電子機器200がタグを持っている場合におけるWPT用RTDデータ400には、認証データ、受電ステータスデータ及び送電ステータスデータが格納される。
なお、送電装置100は、送電装置100内の第1の通信部106を用いてWPT用RTDデータ400に格納されているデータを読み出すことができる。さらに、この場合、送電装置100は、第1の通信部106を用いてデータをWPT用RTDデータ400に書き込むこともできる。
電力検出部207は、受電アンテナ203を介して受け取った電力を検出し、検出した電力を示すデータを制御部201に供給する。
レギュレータ208は、制御部201からの指示に応じて、整流平滑回路205から供給される電力及び電池211から供給される電力の少なくとも一つを電子機器200の各部に供給する。
負荷部209は、被写体の光学像から静止画、動画等の映像データの生成を行う撮像回路、映像データの再生を行う再生回路等を有する。
充電部210は、電池211を充電する。充電部210は、制御部201からの指示に応じて、レギュレータ208から供給される電力を用いて電池211を充電するか、電池211から放電される電力をレギュレータ208に供給するかを制御する。充電部210は、定期的に電池211の残容量を検出し、電池211の残容量を示すデータ及び電池211の充電に関するデータを制御部201に供給する。
電池211は、電子機器200に接続可能な電池である。また、電池211は、充電可能な二次電池であり、例えば、リチウムイオン電池等である。なお、電池211は、リチウムイオン電池以外のものであっても良いものとする。
温度検出部212は、電子機器200の温度を検出し、検出した温度を示すデータを制御部101に供給する。
メモリ213は、電子機器200を制御するコンピュータプログラム及び電子機器200に関するパラメータ等のデータを記憶する。
操作部214は、電子機器200を操作するためのユーザインターフェースを提供する。制御部201は、操作部214を介して入力された入力信号に従って電子機器200を制御する。
第2の通信部215は、送電装置100と無線通信を行う。なお、第2の通信部215は、例えば、送電装置100内の第2の通信部113と同一の通信規格に基づいて、送電装置100と無線通信を行う。
(送電装置100の状態遷移図)
実施形態1における送電装置100の状態の遷移について、図5を用いて説明する。図5において、状態500は、不図示のAC電源と送電装置100とが接続されている状態で、かつ、送電装置100の電源がオフである状態である。送電装置100が状態500の場合に、ユーザの操作により操作部110を用いて送電装置100の電源がオンにされたとき、送電装置100は、状態501に遷移する。
状態501において、送電装置100は、WPT用RTDデータを検出する処理を行う。送電装置100が状態501である場合に、送電装置100の電源がオフにされたとき、送電装置100は、状態500に遷移する。一方、送電装置100が状態501である場合に、送電装置100がWPT用RTDデータを検出したとき、送電装置100は、状態502に遷移する。また、送電装置100が無線電力伝送のWPT用RTDデータを検出していない場合、送電装置100は、WPT用RTDデータを検出するまでは、状態501を維持する。
状態502において、送電装置100は、検出したWPT用RTDデータを解析する処理を行う。送電装置100が状態502である場合に、WPT用RTDデータの解析の結果、送電装置100と電子機器200との無線電力伝送の認証が成功したとき、送電装置100は、状態503に遷移する。送電装置100が状態502である場合に、無線電力伝送に関するエラーが発生した場合、送電装置100は、状態501に遷移する。ここで、無線電力伝送に関するエラーとは、例えば、送電装置100と電子機器200との通信に関する通信エラー、電子機器200に関するエラー、送電装置100と電子機器200との無線電力伝送の認証に関する認証エラー等である。
状態503において、送電装置100は、無線電力伝送を行うために必要なステータスデータを電子機器200と交換する処理を行う。送電装置100が状態503である場合、送電装置100は、電子機器200に送電ステータスデータを送信し、電子機器200から受電ステータスデータを受信する。そして、送電装置100が状態503である場合に、ステータスデータの交換が完了したとき、送電装置100は、状態504に遷移する。送電装置100が状態503である場合に、無線電力伝送に関するエラーが発生した場合、送電装置100は、状態501に遷移する。また、送電装置100が状態503である場合に、電子機器200の充電が完了したことが検出された場合、送電装置100は、状態501に遷移する。
状態504において、送電装置100は、送電電力を電子機器200に供給するための送電処理を行う。送電装置100が状態504である場合に、無線電力伝送に関するエラーが発生したとき、送電装置100は、状態504から状態501に遷移する。また、送電装置100が状態504である場合に、所定の送電電力の出力が開始されてから所定の時間(送電期間)が経過した後、送電装置100は状態501に遷移する。
(制御処理)
次に、実施形態1において、送電装置100の無線電力伝送を制御するための制御処理について、図6のフローチャートを用いて説明する。制御処理は、制御部101がメモリ108に格納されているコンピュータプログラムを実行することにより実現することができる。
本フローチャートは、送電装置100の電源がオンにされることにより開始し、S601に進む。
S601において、制御部101は、通信電力Pc(W)および通信期間Tc(秒)を決定する。さらに、後述する通信時の磁界強度Hc(A/m)を決定する。その後、本フローチャートはS602に進む。通信電力Pc(W)は例えば通信規格に規定されたデフォルト値などが設定されるが、後述する許容最大磁界強度及び許容平均磁界強度に基づいて変更するようにしてもよい。通信時の磁界強度Hc(A/m)及び通信期間Tc(秒)をどのように決定するかについては後述する。
S602において、制御部101は、通信電力Pcの電力が出力されてから経過した時間を計測するようにタイマー101aを制御する。その後、本フローチャートはS603に進む。
S603において、制御部101は、後述の認証処理を行う。認証処理が行われた場合、本フローチャートは、S604に進む。
S604において、制御部101は、送電装置100と電子機器200との無線電力伝送の認証が成功したか否かを判定する。詳細は後述するが、S602で認証処理が行われた場合、メモリ108に認証成功フラグ及び認証失敗フラグのいずれか一つが設定される。メモリ108に認証成功フラグが設定されている場合、制御部101は、無線電力伝送の認証が成功したと判定し(S604でYes)、本フローチャートはS605に進む。一方、メモリ108に認証失敗フラグが設定されている場合、制御部101は、無線電力伝送の認証が失敗したと判定し(S604でNo)、本フローチャートはS601に戻る。
S605において、制御部101は、後述のステータスデータ交換処理を行う。ステータスデータ交換処理が行われた場合、本フローチャートは、S606に進む。
S606において、制御部101は、送電装置100が電子機器200への送電を行うことができるか否かを判定する。詳細は後述するが、S605でステータスデータ交換処理が行われた場合、メモリ108に送電可能フラグ及び送電不可フラグのいずれか一つが設定される。メモリ108に送電可能フラグが設定されている場合、制御部101は、送電装置100が電子機器200への送電を行うことができると判定し(S606でYes)、本フローチャートはS607に進む。一方、メモリ108に送電不可フラグが設定されている場合、制御部101は、送電装置100が電子機器200への送電を行うことができないと判定し(S606でNo)、本フローチャートはS601に戻る。
S607において、制御部101は、S602で制御したタイマー101aがS601で決定した通信期間Tcを経過したか否かを判定する。通信期間Tcを経過した場合(S607でYes)、本フローチャートはS608に進む。通信期間Tcを経過していない場合(S607でNo)、本フローチャートはS607に戻り、通信期間Tcを経過するのを待つ。
実施形態1では、通信期間TcはS601において制御部101により決定されたが、S601では通信期間Tcを決定せず、S607において制御部101が必要な通信を完了するまでに実際にかかった時間を通信期間Tcとしてもよい。
ここで、通信期間Tcを決定する方法として、固定値を用いる方法と、実測値を用いる方法と、後述する許容最大磁界強度及び許容平均磁界強度に基づいた値を用いる方法とがある。固定値を用いる場合には、S601で制御部101が所定値を通信期間Tcとして決定する。また、実測値を用いる場合は、前述したように、S607において制御部101が必要な通信を完了するまでに実際にかかった時間を通信期間Tcとして決定する。許容最大磁界強度及び許容平均磁界強度に基づいた値を用いる方法については後述する。
(送電電力および送電期間の決定方法)
S608において、制御部101は、送電電力Pp(W)および送電期間Tp(秒)を決定する。ここで、制御部101がどのように送電電力Pp(W)および送電期間Tp(秒)を決定するかを説明する。
S601では、電力生成部103がS601で決定した通信電力Pcを出力した際に送電装置100が電子機器200と通信を行うことができる範囲においてPICC(Proximity IC Card)が得る最大磁界強度(A/m)を求めている。そして、この最大磁界強度を通信時の磁界強度Hc(A/m)として決定している。過去のデータ等の蓄積に基づいて、通信電力Pcから通信時の磁界強度Hc(A/m)を決定することができる。
ここで、送電装置100が電子機器200と通信を行うことができる範囲とは、例えば、図11で示すような送電装置100の第1の通信部106が電子機器200の第1の通信部206と通信可能な範囲である。
図11は、送電装置100の送電アンテナ107の中心をReferenceMarkerとして、電子機器200の受電アンテナ203の中心の位置関係を示す図である。例えば、D1(1101)=10mm、D2(1102)=20mm、S1(1103)=5mmである。電子機器200の受電アンテナ203の中心が図11で示す領域内に存在する場合に、送電装置100の第1の通信部106が電子機器200の第1の通信部206と通信可能である。
また、送電装置100と電子機器200とで通信可能な範囲として、NFCフォーラムで規定される通信範囲を用いてもよい。
送電装置100の制御部101は、電力の出力設定と、送電装置100と電子機器200とで通信可能な範囲においてPICCが得る最大磁界強度(A/m)との対応表をメモリ108に予め保持しておいてもよい。この場合、この対応表に基づいて通信電力Pcから通信時の磁界強度Hc(A/m)を決定してもよい。
以上のように、電力生成部103がS601で決定した通信電力Pcを出力した際に送電装置100が電子機器200と通信を行うことができる範囲においてPICCが得る最大磁界強度を通信時の磁界強度Hc(A/m)とする。
また、電力生成部103が送電電力Ppを出力した際に送電装置100が電子機器200と通信を行うことができる範囲においてPICCが得る最大磁界強度を送電時の磁界強度Hp(A/m)とする。この送電時の磁界強度Hp(A/m)は、以下のように決定される。
電子機器200と通信可能な領域におけるPICCの許容最大磁界強度Hmax(A/m),PICCの許容平均磁界強度Havg(A/m)として、制御部101は、
Hp≦Hmax、かつ
(Hc×Tc+Hp×Tp)/(Tc+Tp)≦Havg
を満たすように、送電時の磁界強度Hpおよび送電期間Tpを決定する。
許容最大磁界強度Hmaxおよび許容平均磁界強度Havgが、例えば、Hmax=12A/m、Havg=10A/mである場合、制御部101は、
Hp≦12、かつ
(Hc×Tc+Hp×Tp)/(Tc+Tp)≦ 10
を満たすように、送電時の磁界強度Hpおよび送電期間Tpを決定する。
次に、図12(a)及び図12(b)を用いて、制御部101が送電時の磁界強度Hpおよび送電期間Tpを決定する例を示す。
図12(a)及び図12(b)において、縦軸が磁界強度(A/m)を示し、横軸が時間(秒)を示す。
図12(a)は、S601において制御部101が通信期間Tcを固定値として4秒、通信時の磁界強度Hcを7.5A/mに決定した場合の例である。この例では、上述の式を満たすよう、S614において送電時の磁界強度Hpを12A/m、送電期間Tpを5秒に決定する。なお、PICCの許容最大磁界強度Hmax=12A/m,PICCの許容平均磁界強度Havg=10A/mとしている。
図12(a)に示す例では、送電装置100は、7.5A/m(1202)の磁界強度で通信を4秒間(1203)行った後、12A/m(1201)の磁界強度で送電を5秒間(1204)行う。その後、同様に、送電装置100は、7.5A/m(1202)の磁界強度で通信を4秒間(1205)行った後、12A/m(1201)の磁界強度で送電を5秒間(1206)行う。その後、同様に、送電装置100は、7.5A/m(1202)の磁界強度で通信を4秒間(1207)行った後、12A/m(1201)の磁界強度で送電を5秒間(1208)行う。
以下、同様に、送電装置100は、7.5A/m(1202)の磁界強度で通信を4秒間行い、12A/m(1201)の磁界強度で送電を5秒間行うことを交互に繰り返す。
図12(b)は、S601において制御部101が通信時の磁界強度Hcを5A/m(1212)に決定し、最初の通信に6秒(1213)かかった場合(Tc=6)の例である。この場合、通信期間Tcは実測値に基づいて決定している。この例では、上述の式を満たすよう、S608において送電時の磁界強度Hpを12A/m(1211),送電期間Tpを15秒(1214)に決定する。なお、PICCの許容最大磁界強度Hmax=12A/m,PICCの許容平均磁界強度Havg=10A/mとしている。次の通信に2秒(1215)かかった場合(Tc=2)、上述の式を満たすよう、次の送電時の磁界強度Hpを12A/m(1211),送電期間Tpを5秒(1216)に決定する。さらに次の通信に4秒(1217)かかった場合(Tc=4)、上述の式を満たすよう、次の送電時の磁界強度Hpを12A/m(1211),送電期間Tpを10秒(1218)に決定する。
この許容最大磁界強度Hmaxおよび許容平均磁界強度Havgは、異物が挿入された場合であっても、通信および送電を繰り返して異物が発熱しない値が設定される。実施形態1では、例えば許容最大磁界強度Hmax=12A/m,許容平均磁界強度Havg=10A/mとしている。実施形態1では、この許容最大磁界強度Hmaxおよび許容平均磁界強度Havgを超えないように磁界強度Hp及び送電期間Tpを制御するため、送電時の異物挿入に対する安全性を高めることができる。
(経過時間に応じてHmax,Havg変更)
図12(a)及び図12(b)の例では、許容最大磁界強度Hmaxおよび許容平均磁界強度Havgともに、送電装置100が送電開始後、固定としたが、送電時の異物挿入に対する安全性をより高めるため、固定でなく可変としてもよい。
以下、送電装置100が送電開始後、許容最大磁界強度Hmaxおよび許容平均磁界強度Havgを変更する例を、図13(a)及び図13(b)を用いて説明する。
まず、送電装置100は送電開始後、図12(a)及び図12(b)で説明したように、許容最大磁界強度Hmax=12A/m,許容平均磁界強度Havg=10A/mとしている。
図13(a)は、送電装置100が送電開始後、図12(a)に示すように通信と送電とを繰り返し、所定時間経過して、許容最大磁界強度Hmaxを12A/mから11A/mに変更した例を示す。なお、許容平均磁界強度Havgは10A/mのままである。図13(a)は、S601において制御部101が通信期間Tcを4秒、通信時の磁界強度Hcを7.5A/mに決定した場合の例である。この例では、上述の式を満たすよう、S608において送電時の磁界強度Hpを11A/m、送電期間Tpを10秒に決定する。
図13(a)に示す例では、送電装置100は送電開始後、所定時間経過して、7.5A/m(1302)の磁界強度で通信を4秒間(1303)行った後、11A/m(1301)の磁界強度で送電を10秒間(1304)行う。その後、同様に、送電装置100は、7.5A/m(1302)の磁界強度で通信を4秒間(1305)行った後、11A/m(1301)の磁界強度で送電を10秒間(1306)行う。その後、同様に、送電装置100は、7.5A/m(1302)の磁界強度で通信を4秒間(1307)行った後、11A/m(1301)の磁界強度で送電を10秒間(1308)行う。
以下、同様に、送電装置100は、7.5A/m(1302)の磁界強度で通信を4秒間行った後、11A/m(1301)の磁界強度で送電を10秒間行うことを繰り返す。
図13(b)は、送電装置100が送電開始後、図12(b)に示すように通信と送電とを繰り返し、所定時間経過して、許容平均磁界強度Havgを10A/mから8A/mに変更した例を示す。なお、許容最大磁界強度Hmaxは12A/mのままである。
図13(b)は、S601において制御部101が通信時の磁界強度Hcを5A/m(1312)に決定し、最初の通信に6秒(1313)かかった場合(Tc=6)の例である。この例では、上述の式を満たすよう、S614において送電時の磁界強度Hpを12A/m(1311),送電期間Tpを4.5秒(1314)に決定する。次の通信に2秒(1315)かかった場合(Tc=2)、上述の式を満たすよう、次の送電時の磁界強度Hpを12A/m(1311),送電期間Tpを1.5秒(1316)に決定する。さらに次の通信に4秒(1317)かかった場合(Tc=4)、上述の式を満たすよう、次の送電時の磁界強度Hpを12A/m(1311),送電期間Tpを3秒(1318)に決定する。
このように、送電装置100が送電開始後、時間の経過とともに、許容最大磁界強度Hmax,許容平均磁界強度Havgのどちらか、または両方の値を低くすることにより送電時の異物挿入に対する安全性を高めてもよい。
例えば、送電装置100が送電開始直後、図12(a)または図12(b)で示すように、許容最大磁界強度Hmax=12A/m,許容平均磁界強度Havg=10A/mとする。その後、1時間経過すると、図13(a)または図13(b)で示すように、許容最大磁界強度Hmax=11A/mまたは許容平均磁界強度Havg=8A/mに変更し、送電時の磁界強度Hpおよび送電期間Tpを決定する。
(温度上昇に応じてHmax,Havg変更)
また、送電装置100が送電開始後、温度検出部112で検出した温度の上昇とともに、許容最大磁界強度Hmax,許容平均磁界強度Havgのどちらか、または両方の値を低くすることにより送電時の異物挿入に対する安全性をより高めるようにしてもよい。
送電装置100が送電開始直後、図12(a)または図12(b)で示すように、許容最大磁界強度Hmax=12A/m,許容平均磁界強度Havg=10A/mとする。その後、温度検出部112が検出した温度が50℃を超えると、図13(a)または図13(b)で示すように、許容最大磁界強度Hmax=11A/mまたは許容平均磁界強度Havg=8A/mに変更し、送電時の磁界強度Hpおよび送電期間Tpを決定する。
なお、図13(a)に示す例では、許容最大磁界強度Hmaxおよび許容平均磁界強度Havgを変更しても、通信時の磁界強度Hc及び通信期間Tcは不変であるが、これらも調整するようにしてもよい。例えば許容最大磁界強度Hmaxまたは許容平均磁界強度Havgを小さくした場合に、S601で、その量に応じて通信電力Pcを下げて通信時の磁界強度Hcを下げるようにしてもよく、通信期間Tcを短くしてもよい。また、図13(b)に示す例の場合も、許容最大磁界強度Hmaxまたは許容平均磁界強度Havgを小さくした場合に、通信時の磁界強度Hcを下げるようにしてもよい。
以上のような手順で送電時の磁界強度Hpが決定されると、制御部101は、送電時の磁界強度Hpから送電電力Ppを決定する。決定方法としては、過去のデータ等の蓄積に基づいて、送電時の磁界強度Hcから送電電力Ppを決定する。また、送電時の磁界強度Hcと送電電力Ppとの対応表をメモリ108に予め保持しておき、その対応表に基づいて送電電力Ppを決定するようにしてもよい。
以上のようにS608において、制御部101が送電時の磁界強度Hpから送電電力Pp、および送電期間Tpを決定した後、本フローチャートはS609に進む。
S609において、制御部101は、後述の送電処理を行う。送電処理が行われた場合、本フローチャートは、S601に戻る。
(認証処理)
次に、実施形態1において、図6のS603において、制御部101によって行われる認証処理について、図7のフローチャートを用いて説明する。認証処理は、制御部101がメモリ108に格納されているコンピュータプログラムを実行することにより実現することができる。
S701において、制御部101は、通信電力Pcを出力するように送電部102を制御する。なお、制御部101は、送電電力Ppを出力する処理を開始するまで、通信電力Pcが送電アンテナ107を介して出力されるようにする。この場合、本フローチャートは、S702に進む。
S702において、制御部101は、認証データを要求するデータを電子機器200に送信するように第1の通信部106を制御する。この場合、本フローチャートは、S703に進む。
S703において、制御部101は、WPT用RTDデータ400を検出したか否かを判定する。具体的には第1の通信部106が電子機器200から認証データを受信した場合、制御部101は、電子機器200の認証データから電子機器200のレコードタイプ名を取得する。その後、制御部101は、電子機器200のレコードタイプ名に基づいて、WPT用RTDデータ400を検出したか否かを判定する。この判定の結果、WPT用RTDデータ400が検出された場合(S703でYes)、本フローチャートはS704に進む。一方、WPT用RTDデータ400が検出されていない場合(S703でNo)、本フローチャートはS702に戻る。なお、第1の通信部106が電子機器200から認証データを受信していない場合も、本フローチャートはS702に戻る。
S704において、制御部101は、電子機器200の認証データに含まれるデータを確認することにより、電子機器200のWPT用RTDデータ400を解析する。この場合、本フローチャートはS705に進む。
S705において、制御部101は、S704の解析結果を用いて、電子機器200の認証データに通信エラーが発生しているか否かを検出する。電子機器200の認証データに通信エラーが検出された場合(S705でYes)、本フローチャートは、S706に進む。電子機器200の認証データに通信エラーが検出されていない場合(S705でNo)、本フローチャートは、S708に進む。
S706において、制御部101は、送電装置100と電子機器200との間における通信のエラーが検出されたことを示すデータを表示部109に表示させる。この場合、本フローチャートは、S707に進む。
S707において、制御部101は、メモリ108に認証失敗フラグを設定する。この場合、本フローチャートは終了し、図6のS604に進む。
S708において、制御部101は、S704の解析結果を用いて、電子機器200が送電装置100に対応しているか否かを判定する。
例えば、制御部101は、送電装置100が対応している送電方法と電子機器200が対応している送電方法とが一致している場合、電子機器200が送電装置100に対応していると判定する。また、制御部101は、送電装置100が対応している送電方法と電子機器200が対応している送電方法とが一致していない場合、電子機器200が送電装置100に対応していないと判定する。
また、例えば、制御部101は、送電装置100が対応している送電の制御プロトコルと電子機器200が対応している送電の制御プロトコルとが一致している場合、電子機器200が送電装置100に対応していると判定する。また、送電装置100が対応している送電の制御プロトコルと電子機器200が対応している送電の制御プロトコルとが一致していない場合、電子機器200が送電装置100に対応していないと判定する。
S708の判定の結果、電子機器200が送電装置100に対応していない場合(S708でNo)、本フローチャートは、S709に進む。一方、電子機器200が送電装置100に対応している場合(S708でYes)、本フローチャートは、S710に進む。
S709において、制御部101は、送電装置100と電子機器200との間における認証のエラーが検出されたことを示すデータを表示部109に表示させる。この場合、本フローチャートは、S707に進む。
一方、S710において、制御部101は、メモリ108に認証成功フラグを設定する。この場合、本フローチャートは終了し、図6のS604に進む。
なお、S701とS702との間に、制御部101は、NFC規格のNFCデジタルプロトコル(NFC Digital Protocol)において規定されている処理を行ってもよい。また、S702で認証データを要求してから所定の時間が経過してもWPT用RTDデータ400を検出できなかった場合に、認証失敗フラグを設定するようにしてもよい。
(ステータスデータ交換処理)
次に、実施形態1において、図6のS605において、制御部101によって行われるステータスデータ交換処理について、図8のフローチャートを用いて説明する。ステータスデータ交換処理は、制御部101がメモリ108に格納されているコンピュータプログラムを実行することにより実現することができる。
S801において、制御部101は、受電ステータスデータを要求するデータを電子機器200に送信するように第1の通信部106を制御する。ここで、受電ステータスデータを要求するデータには、送電ステータスデータが含まれる。この場合、本フローチャートは、S802に進む。
S802において、制御部101は、電子機器200に受電ステータスデータの要求が行われてから一定の時間が経過するまでの間に、第1の通信部106が電子機器200から受電ステータスデータを受信したか否かを判定する。第1の通信部106が電子機器200から受電ステータスデータを受信したと判定された場合(S802でYes)、本フローチャートは、S805に進む。受電ステータスデータの要求が行われてから一定の時間が経過した場合であっても、第1の通信部106が電子機器200から受電ステータスデータを受信していないと判定された場合(S802でNo)、本フローチャートは、S803に進む。
S803において、制御部101は、図7のS706と同様に、通信のエラーが検出されたことを示すデータを表示部109に表示させる。この場合、本フローチャートは、S804に進む。
S804において、制御部101は、メモリ108に送電不可フラグを設定する。この場合、本フローチャートは終了し、図6のS606に進む。
S805において、制御部101は、第1の通信部106が受信した受電ステータスデータを用いて、電子機器200の充電が完了したか否かを判定する。電子機器200の充電が完了したと判定された場合(S805でYes)、本フローチャートは、S806に進む。一方、電子機器200の充電が完了していないと判定された場合(S805でNo)、本フローチャートは、S807に進む。
S806において、制御部101は、電子機器200の充電が完了したことを示すデータを表示部109に表示させる。このとき、制御部101は、電池211が満充電であることを示すデータを表示部109に表示させてもよい。この場合、本フローチャートは、S804に進む。
S807において、制御部101は、第1の通信部106が受信した受電ステータスデータを用いて、電子機器200にエラーが発生しているか否かを判定する。例えば、制御部101は、電子機器200の受電ステータスデータからエラーデータを検出し、エラーデータを解析することにより、電子機器200にエラーが発生しているか否かを判定する。
電子機器200にエラーが発生していると判定された場合(S807でYes)、本フローチャートは、S808に進む。一方、電子機器200にエラーが発生していないと判定された場合(S807でNo)、本フローチャートは、S809に進む。
S808において、制御部101は、電子機器200にエラーが発生したことを示すデータを表示部109に表示させる。さらに、制御部101は、電子機器200に発生したエラーの種類を示すデータを表示部109に表示させてもよい。この場合、本フローチャートは、S804に進む。
一方、S809においては、制御部101は、メモリ108に送電可能フラグを設定する。この場合、本フローチャートは終了し、図6のS606に進む。
(送電処理)
次に、実施形態1において、図6のS609において、制御部101によって行われる送電処理について、図9のフローチャートを用いて説明する。送電処理は、制御部101がメモリ108に格納されているコンピュータプログラムを実行することにより実現することができる。
S901において、制御部101は、S608で決定した送電電力Ppの電力を出力するように送電部102を制御する。さらに、制御部101は、送電電力Ppの電力が出力されてから経過した時間を計測するようにタイマー101aを制御する。この場合、本フローチャートは、S902に進む。
S902において、制御部101は、タイマー101aによって計測された時間に応じて、送電電力Ppの電力が出力されてから送電期間Tpが経過したか否かを判定する。タイマー101aによって計測された時間が送電期間Tp以上である場合、制御部101は、送電電力Ppが出力されてから送電期間Tpが経過したと判定し(S902でYes)、本フローチャートは、S903に進む。一方、タイマー101aによって計測された時間が送電期間Tp以上でない場合、制御部101は、送電電力Ppが出力されてから送電期間Tpが経過していないと判定し(S902でNo)、本フローチャートは、S902に戻る。
S903において、制御部101は、送電電力Ppの出力を停止するように送電部102を制御する。この場合、本フローチャートは終了し、図6のS601に戻る。
(電子機器のフロー)
次に、実施形態1において、電子機器200の無線電力伝送を制御するための制御処理について、図10のフローチャートを用いて説明する。制御処理は、制御部201がメモリ213に格納されているコンピュータプログラムを実行することにより実現することができる。
本フローチャートは、送電装置100および電子機器200が図5のステータスデータの交換を行う状態503に入ったときからスタートする。
S1001において、制御部201は、第1の通信部206を制御して、送電ステータスデータを送電装置100から受信したか否かを判定する。
送電ステータスデータには、送電装置100の状態を示すデータが含まれる。例えば、送電ステータスデータには、送電装置100の識別データ、送電装置100が電子機器200への送電電力の伝送を開始するか否かを示すデータ、送電装置100で設定された送電パラメータ等が含まれる。
送電ステータスデータを受信した場合(S1001でYes)、本フローチャートは、S1002に進む。送電ステータスデータを受信していない場合(S1001でNo)、本フローチャートは、S1001に戻り、制御部201は、送電ステータスデータの受信を待つ。
S1002において、制御部201は、第1の通信部206を制御して、受電ステータスデータを送電装置100に送信する。ここで、受電ステータスデータには、電子機器200の状態を示すデータが含まれる。例えば、受電ステータスデータには、送電装置100に要求する要求電力の値、電子機器200が送電装置100から受け取った電力の値、電池211の残容量や電池211の充電に関するデータ、電子機器200のエラーに関するエラーデータ等が含まれる。エラーデータには、電子機器200にエラーが発生しているか否かを示すデータと、エラーの種類を示すデータとが含まれる。
その後、本フローチャートは終了する。
実施形態1において、送電装置100は、送電アンテナ107を用いて電子機器200に通信電力を供給し、送電アンテナ107を用いて第1の通信部106と電子機器200との通信を行うようにしたが、これに限られないものとする。例えば、送電装置100は、電子機器200に所定の送電電力を供給するためのアンテナと、第1の通信部106と電子機器200との通信を行うためのアンテナとを別々に有する構成であってもよい。
また、電子機器200は、受電アンテナ203を用いて送電装置100から電力を受け取り、受電アンテナ203を用いて送電装置100と第1の通信部206との通信を行うようにしたが、これに限られないものとする。例えば、電子機器200は、送電装置100から送電電力を受け取るためのアンテナと、送電装置100と第1の通信部206との通信を行うアンテナとを別々に有する構成であってもよい。
なお、第1の通信部106がNFC規格におけるリーダライタとして動作するものとして説明を行ったが、これに限られないものとする。例えば、第1の通信部106がNFC規格におけるP2P(Peer To Peer)として動作するものであってもよい。
(第2の実施形態)
実施形態1で説明した様々な機能、処理及び方法は、パーソナルコンピュータ、マイクロコンピュータ、CPU(Central Processing Unit)などがプログラムを用いて実現することもできる。以下、実施形態2では、パーソナルコンピュータ、マイクロコンピュータ、CPUなどを「コンピュータX」と呼ぶ。また、実施形態2では、コンピュータXを制御するためのプログラムであって、実施形態1で説明した様々な機能、処理及び方法を実現するためのプログラムを「プログラムY」と呼ぶ。
実施形態1で説明した様々な機能、処理及び方法は、コンピュータXがプログラムYを実行することによって実現される。この場合において、プログラムYは、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体を介してコンピュータXに供給される。実施形態2におけるコンピュータ読み取り可能な記憶媒体は、ハードディスク装置、磁気記憶装置、光記憶装置、光磁気記憶装置、メモリカード、揮発性メモリ、不揮発性メモリなどの少なくとも一つを含む。実施形態2におけるコンピュータ読み取り可能な記憶媒体は、non−transitory(非一時的)な記憶媒体である。
101 制御部
102 送電部
103 電力生成部
106 第1の通信部

Claims (7)

  1. 送電装置であって、
    電子機器と通信を行う通信手段と、
    前記電子機器に電力を無線で供給する送電手段と、
    前記通信手段と前記送電手段とを制御する制御手段と
    を有し、
    前記制御手段は、前記通信手段による通信の後に前記送電手段による送電を開始し、その後、前記通信手段による通信と前記送電手段による送電とを交互におこない、前記通信手段による通信の通信期間と前記送電手段による送電の送電期間とを通して、所定の領域内で平均磁界強度が第1の磁界強度を超えないよう、かつ、前記所定の領域内で最大磁界強度が第2の磁界強度を超えないよう、前記通信手段による通信電力および前記送電手段による送電電力、および/または、前記通信期間の長さおよび前記送電期間の長さを調整することを特徴とする送電装置。
  2. 前記通信手段は、NFC(Near Field Communication)で規定される規格に基づいて通信を行うことを特徴とする請求項1に記載の送電装置。
  3. 前記所定の領域は、前記通信手段により前記電子機器と通信可能な領域であることを特徴とする請求項1または2に記載の送電装置。
  4. 前記所定の領域は、NFCフォーラムで規定される通信範囲であることを特徴とする請求項1または2に記載の送電装置。
  5. 前記制御手段は、前記送電手段による送電開始からの経過時間に応じて、前記第1の磁界強度または前記第2の磁界強度を低くすることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の送電装置。
  6. 前記送電装置の温度を検出する温度検出手段を有し、
    前記制御手段は、前記温度検出手段によって検出された温度の上昇に応じて、前記第1の磁界強度または前記第2の磁界強度を低くすることを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の送電装置。
  7. 前記第1の磁界強度を10A/m、前記第2の磁界強度を12A/mとすることを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の送電装置。
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