JP2018133860A - 非接触給電装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】最新の受電機器の給電状況を給電装置に送信する。【解決手段】非接触で前記受電機器200に給電を行う給電手段100と、受電機器と通信を行う第一の通信手段105と、受電機器と通信を行う第二の通信手段111と、受電機器への給電処理を開始する前に、前記受電機器と認証を行うよう前記第一の通信手段105を制御する制御手段104とを有する。前記制御手段は、前記受電機器との認証結果に基づいて、前記受電機器が第一のタグに対応しているか、第二のタグに対応しているか、前記第二の通信手段に対応しているかを判定する。前記制御手段は、前記受電機器が第二のタグに対応しており、前記受電機器と前記第二の通信手段で通信可能である場合には、前記第二の通信手段を用いて前記受電機器と給電処理に関する情報を送受信し、前記受電機器への給電処理を開始するよう制御する。【選択図】図2

Description

本発明は、受電機器に対し非接触で電力を供給することが可能な非接触給電装置に関するものである。
近年、コネクタで物理的に接続することなく非接触で電力を出力するための1次コイルをアンテナとして持つ給電装置と、給電装置から供給される電力を非接触で受け付けるための2次コイルをアンテナとして持つ受電機器とを含む非接触給電システムが知られている。このようなシステムにおいて、給電装置は過剰な電力を受電機器に供給することを防ぎ、様々な受電機器に適した電力供給を行うために、電力供給前に予め受電機器の識別情報や給電に関する情報を取得してから電力の供給を行う技術が公開されている。
例えば、特許文献1では、受電機器から識別情報及び電力受給情報を給電装置に送信し、受信した情報を基に受電機器への電力供給を制御する給電装置が提案されている。
国際公開第09/014125号
しかしながら、特許文献1記載の従来技術では、受電機器側の構成に応じて処理を変更することに関しては言及されていない。例えば、NFC(Near Field Communication)を用いて電力の供給と受電機器の識別情報や給電に関する情報の通信を時分割で行う非接触給電システムであって、受電機器がシステムからアクセス可能なタグを搭載していた場合には、刻一刻と変化するバッテリ残量や給電効率等の給電情報を更新して、給電装置に送信することができる。しかし、受電機器がシステムからアクセス不可のタグを搭載していた場合には、給電情報を更新することができず、最新の受電機器の給電状況を給電装置に送信することができないという問題があった。
上記問題を解決するために、本発明は非接触で受電機器に給電可能な非接触給電装置であって、非接触で前記受電機器に給電を行う給電手段と、前記受電機器と通信を行う第一の通信手段と、前記受電機器と通信を行う第二の通信手段と、前記受電機器への給電処理を開始する前に、前記受電機器と認証を行うよう前記第一の通信手段を制御する制御手段とを有し、前記制御手段は、前記受電機器との認証結果に基づいて、前記受電機器が第一のタグに対応しているか、第二のタグに対応しているか、前記第二の通信手段に対応しているかを判定し、前記制御手段は、前記受電機器が第二のタグに対応しており、前記受電機器と前記第二の通信手段で通信可能である場合には、前記第二の通信手段を用いて前記受電機器と給電処理に関する情報を送受信し、前記受電機器への給電処理を開始するよう制御することを特徴とする。
本発明によれば、受電機器がシステムからアクセス不可のタグを搭載している場合にも、他の通信手段を用いて給電情報を通信することで適切な給電処理を行うことが可能である。
本発明の実施例における非接触給電システムの構成を示した図 本発明の実施例における非接触給電システムの内部構成例を示した図 本発明の実施例における給電装置100によって実行される制御処理の一例を示した図 本発明の第1の実施例における給電装置100によって実行される認証処理の一例を示した図 本発明の実施例における給電装置100によって実行されるステータス情報交換処理の一例を示した図 本発明の実施例における給電装置100によって実行される第1の給電処理の一例を示した図 本発明の実施例における給電装置100によって実行される第1の給電処理の一例を示した図 本発明の実施例における給電装置100によって実行される第2の給電処理の一例を示した図 本発明の実施例における給電装置100によって実行される第3の給電処理の一例を示した図 本発明の第2の実施例における給電装置100によって実行される認証処理の一例を示した図 本発明の第3の実施例における給電装置100によって実行される認証処理の一例を示した図
以下に、本発明の好ましい実施の形態を、添付の図面に基づいて詳細に説明するが、本実施形態に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。
[実施例1]
以下、本発明の実施例1による給電装置について、図面を参照して詳細に説明する。
(非接触給電システムの概要説明)
図1は、本発明における非接触給電システムの構成を示した図である。実施例に係るシステム構成は、図1に示すように、給電装置100と、給電装置100と通信を行い、電力の供給を受ける電子機器200とで構成される。
給電装置100における所定の範囲300内に電子機器200が存在する場合において、給電装置100は給電アンテナ106を介して非接触により通信を行い、電子機器200が受電可能な機器かを判断する。電子機器200が受電可能な機器だと分かると、給電アンテナ106を介して給電用の電力を出力して電子機器200に電力を供給する。受電アンテナ201を有する電子機器200は、受電アンテナ201を介して給電装置100から出力される電力を非接触により受け付ける。
給電装置100における所定の範囲300内に電子機器200が存在しない場合、電子機器200は給電装置100から電力を受け取ることが出来ない。なお、所定の範囲300とは、電子機器200が給電装置100から供給される電力によって、通信を行うことができる範囲である。なお、給電装置100は複数の電子機器に対しても、並行して電力を非接触で供給することが可能なものとする。
電子機器200は、2次電池209から供給される電力によって動作する電子機器であれば、タブレット型PCやスマートフォン、デジタルスチルカメラやデジタルビデオカメラ等の撮像装置、音声データや映像データの再生を行うプレイヤ等の再生装置であってもよい。また、電子機器200は、2次電池209から供給される電力によって駆動する車のような移動装置であってもよい。また、電子機器200は、2次電池209が装着されていない場合に、給電装置100から供給される電力によって動作可能な電子機器であってもよいものとする。
(給電装置100及び電子機器200のブロック図の説明)
図2は、本発明における給電装置100と、電子機器200とを有する本システムの内部構成例を示した図である。まず、給電装置100の内部構成例について説明を行う。給電装置100は、図2に示すように、電力生成部101、検出部102、整合回路103、制御部104、第1の通信部105、給電アンテナ106、メモリ107、記録部108、表示部109、操作部110、第2の通信部111及びタイマー112を有する。さらに、記録部108は記録媒体108aを有する。
電力生成部101は、AC電源から供給される電力を用いて、給電アンテナ106を介して電子機器200に供給するための電力を生成する。この際、所定の給電方式に則って電子機器200に電力を供給する。所定の給電方式とは、例えば、磁界共鳴方式や電磁誘導方式を用いた給電方式である。
電力生成部101によって生成される電力には、第1の電力と、第2の電力とがある。第1の電力は、給電装置100が電子機器200と通信を行うために用いられる電力である。第2の電力は、給電装置100が電子機器200に対して給電を行う場合に電子機器200に供給するための電力である。また、第2の電力は第1の電力よりも大きい電力であるものとする。例えば、第1の電力は、1W以下の微弱な電力であり、第2の電力は、2W以上の電力である。
電力生成部101によって生成される電力は、検出部102、整合回路103を介して給電アンテナ106に供給される。検出部102は、給電装置100と電子機器200とのインピーダンスの整合状態を検出するために、電圧定在波比VSWR(Voltage Standing Wave Ratio)を検出する。さらに、検出部102は検出したVSWRを示す情報を制御部104に供給する。VSWRは、給電アンテナ106から出力される電力の進行波と、給電アンテナ106から出力される電力の反射波との関係を示す値であり、
VSWR=(1+ρ)/(1−ρ)
で表される。
但し、ρ=(Z−Zo)/(Z+Zo)=Vr/Vf
(Z:付加インピーダンス、Zo伝送線路の特性インピーダンス、Vf:進行波の振幅電圧、Vr:反射波の振幅電圧)
である。
制御部104は、検出部102から供給されるVSWRの情報を用いて、給電装置100と電子機器200のインピーダンスがマッチングしているかどうかを検出することができる。インピーダンスがマッチングした状態は反射波の振幅電圧がゼロとなりZ=ZoでVSWRは1となる。VSWRが1に近いほど、反射電力が少なく、給電装置100から電子機器200に対して供給される電力の損失が少なく、効率が良い状態であることを示す。
また、制御部104は、VSWRの情報から異物の存在を検出することができる。異物とは、例えば、RFID(Radio Frequency IDentification)や金属物等である。
整合回路103は、可変コンデンサ、コンデンサ、可変コイル、コイル、可変抵抗、抵抗等の素子で構成される。整合回路103は、給電アンテナ106と、制御部104により選択された給電の対象となる機器が有する受電アンテナとの間で共振を行うための共振回路であり、電力生成部101と給電アンテナ106との間のインピーダンスマッチングを行うための回路とを含む。共振周波数は、給電装置100と、給電装置100の給電の対象となる機器とが共振を行うための周波数であり、以下「共振周波数f」と呼ぶ。
下記の数式(1)は、共振周波数fを示す。Lは、整合回路103のインダクタンス、Cは整合回路103のキャパシタンスを示す。
なお、制御部104は、整合回路103の可変コンデンサや可変コイルの値を制御することによって、給電アンテナ106から出力される電力が共振周波数fになるように設定する。共振周波数fは、例えば、13.56MHzであり。また、共振周波数fは、6.78MHzであってもよく、第一の通信部105の通信規格で規定されている周波数であってもよい。
制御部104は、電力生成部101から供給される電力によって、給電装置100の各部を制御する。また、制御部104は、メモリ107に記録されているコンピュータプログラムを実行することによって、給電装置100の各部の動作を制御する。
第1の通信部105は、例えば、NFCフォーラムによって規定されているNFC規格に基づいて無線通信を行う。また、第1の通信部105は、ISO/IEC 18092規格、ISO/IEC 14443規格、ISO/IEC 21481規格に基づいて無線通信を行ってもよい。第1の通信部105は、第1の電力が給電アンテナ106から出力されている場合、給電アンテナ106を介して電子機器200と無線給電を行うための情報の送受信を行うことができる。しかし、第2の電力が給電アンテナ106から出力されている期間において、第1の通信部104は、給電アンテナ106を介して電子機器200と通信を行わないものとする。第2の電力が給電アンテナ106から出力されている期間を以下「所定の期間」と呼ぶ。所定の期間は、電子機器200から取得した情報に基づいて、制御部104によって設定される。
第1の通信部105と電子機器200との間で送受信する情報は、NDEF(NFC Data Exchange Format)に対応する情報である。第1の通信部105は、電子機器200にNDEFに対応する情報を送信する場合、電力生成部101から供給される第1の電力に情報を重畳する処理を行う。情報が重畳された第1の電力は、給電アンテナ106を介して電子機器200に送信される。
第1の通信部105が、電子機器200からNDEFに対応する情報を受信する場合、給電アンテナ106に流れる電流を検出し、この電流の検出結果に応じて、電子機器200から情報を受信する。これは、電子機器200が給電装置100にNDEFに対応する情報を送信する場合に、電子機器200の内部の負荷を変動させることによって、データの送信を行うためである。電子機器200の内部の負荷が変化した場合、給電アンテナ106に流れる電流が変化するため、第1の通信部105は、給電アンテナ106に流れる電流を検出することで、電子機器200からNDEFに対応する情報を受信することができる。
なお、第1の通信部105は、NFC規格に規定されているリーダライタとして動作するものとする。
給電アンテナ106は、電力生成部101により生成された電力を外部に出力するためのアンテナである。給電装置100は、給電アンテナ106を介して電子機器200に電力を供給したり、給電アンテナ106を介して電子機器200に情報を送信する。また、給電装置100は、給電アンテナ106を介して、電子機器200に送信した情報に対応する応答及び電子機器200から送信された情報を受信する。また、給電アンテナ106は、第1の通信部105によって行われる無線通信を電子機器200と行うために用いられる。
メモリ107は、給電装置100の各部の動作を制御するコンピュータプログラム及び各部の動作に関するパラメータ等の情報を記録する。また、メモリ107は、表示部109に表示させるための映像情報も記録している。さらに、メモリ107は、給電装置100の識別情報、給電パラメータや給電を制御するためのフラグ等を記録し、電子機器200から第1の通信部105、第2の通信部111を介して受信した情報を記録する。
記録部108は、第1の通信部105、第2の通信部111を介して受信した情報を記録媒体108aに記録する。また、記録部108は、映像情報や音声情報等の情報を記録媒体108aから読み出し、表示部109、第1の通信部105及び第2の通信部111に供給することもできる。なお、記録媒体108aは、ハードディスクやメモリカード等であってもよく、給電装置100に内蔵されていても、給電装置100に着脱可能な外部の記録媒体であってもよい。
表示部109は、記録部108によって記録媒体108aから読み出される映像情報、メモリ107から供給される映像情報及び第2の通信部111から供給される映像情報のいずれか一つの映像情報を表示する。映像情報とは、電子機器200のエラー情報等をユーザに通知するためのメッセージ等である。表示部109は、メモリ107にあらかじめ記録されているアイコンやメニュー画面等を表示することもできる。
操作部110は、給電装置100を操作するためのユーザインターフェースを提供する。操作部110は、給電装置100を操作するための電源ボタン、給電装置100の動作モードを切り換えるモード切換ボタン、給電装置100の設定を変更するための設定変更ボタン等を有し、各ボタンはスイッチ、タッチパネル等により構成される。制御部104は、操作部110を介して入力されたユーザの指示に従って給電装置100を制御する。なお、操作部110は、不図示のリモートコントローラから受信したリモコン信号に応じて給電装置100を制御する対象物であってもよい。
第2の通信部111は、第1の通信部105の通信規格と異なる通信規格に基づいて、電子機器200と無線通信を行う。第2の通信部111の通信規格は、例えば、無線LAN規格に規定されている802.11a、b、g、n、ac規格やBluetooth(登録商標)規格である。第2の通信部111は、メモリ107及び記録媒体108aのいずれか一つから供給された映像情報や音声情報等の情報を電子機器200に送信する。また、第2の通信部111は、電子機器200から給電装置100に送信される映像情報や音声情報等の情報を受信する。また、第2の通信部111は、電子機器200を制御するためのコマンドを給電装置100から電子機器200に送信することができる。
タイマー112は、現在の時刻や各部で行われる動作や処理に関する時間を計測する。また、タイマー112によって計測される時間に対する閾値は、メモリ107にあらかじめ記録されている。給電装置100は、さらに不図示のスピーカ部を有していてもよい。不図示のスピーカ部は、記録部108によって記録媒体108aから読み出される音声情報、メモリ107から供給される音声情報及び第2の通信部111から供給される音声情報のいずれか一つを出力する対象物とする。
次に、電子機器200の内部構成例について説明を行う。なお、電子機器200の一例として、デジタルスチルカメラを挙げ、以下に説明を行うものとする。
電子機器200は、受電アンテナ201、整合回路202、整流平滑回路203、第1の通信部204、制御部205、電力検出部206、レギュレータ207、充電制御部208、2次電池209、第2の通信部210、メモリ211、記録部212、表示部213、操作部214、撮像部215を有する。さらに、第1の通信部204はメモリ204aを有し、記録部212は記録媒体212aを有する。
受電アンテナ201は、給電装置100から供給される電力を受電するためのアンテナである。また、受電アンテナ201は、第1の通信部204がNFC規格を用いた無線通信を給電装置100と行うために用いられる。電子機器200は、受電アンテナ201を介して、給電装置100から電力を受電したり、コマンドを受信する。また、電子機器200は、受電アンテナ201を介して給電装置100を制御するためのコマンド及び給電装置100から受信したコマンドに対応する応答及び所定の情報を送信する。受電アンテナ201を介して給電装置から受電した電力は、整合回路202を介して整流平滑回路203に供給される。
整合回路202は、受電アンテナ201と整流平滑回路203とインピーダンスマッチングを行うための回路である。また、給電装置100の共振周波数fと同じ周波数で受電アンテナ201を共振させるための共振回路でもある。整合回路202は、整合回路103と同様にコンデンサ、コイル、可変コンデンサ、可変コイル、可変抵抗、抵抗等を有する。制御部205は、整合回路202を制御し、給電装置100の共振周波数fと同じ周波数で受電アンテナ201が共振するように、可変コンデンサのキャパシタンスの値、可変コイルのインダクタンスの値及び可変抵抗のインピーダンスの値を変更する。また、整合回路202は、受電アンテナ201によって受電される電力を整流平滑回路203に供給する。
整流平滑回路203は、受電アンテナ201によって受電された電力からコマンド及びノイズを取り除き、直流電力を生成する。さらに、整流平滑回路203は、生成した直流電力を電力検出回路206を介してレギュレータ207に供給する。整流平滑回路203は、受電アンテナ201によって受電される電力から取り除いたコマンドを第1の通信部204に供給する。なお、整流平滑回路203は、整流用のダイオードを有し、全波整流及び半波整流のいずれか一つにより直流電力を生成する。
第1の通信部204は、第1の通信部105と同一の通信規格に基づいて、給電装置100と通信を行う。第1の通信部204は、メモリ204aを有する。メモリ204aには、WPT(Wireless Power Transfer)用RTD(Record Type Definiton)情報が記録されている。WPT用RTD情報には、NDEFに対応する情報が複数格納されている。WPT用RTD情報には、給電装置100と電子機器200との間で無線給電を行うために必要な情報が格納される。
WPT用RTD情報には、少なくとも無線給電の認証を給電装置100と行うために用いられる認証情報が格納されている。認証情報には、レコードタイプ名、電子機器200が対応している給電方式や給電の制御プロトコルを示す情報や電子機器200の識別情報、電子機器200の受電能力情報、電子機器200が備えるタグの種類を示す情報、電子機器200が備える通信手段を示す情報等が含まれる。レコードタイプ名とは、WPT用RTD情報に格納されている情報の内容や構造を識別するためのレコードタイプ(record type)を示す情報である。レコードタイプ名(record type name)は、WPT用RTD情報を識別するための情報である。受電能力情報は、電子機器200の受電能力を示す情報であり、例えば、電子機器200の受電可能な電力の最大値を示す。
WPT用RTD情報には、さらに受電ステータス情報や給電ステータス情報が格納されていてもよい。受電ステータス情報には、電子機器200の状態を示す情報が含まれる。例えば、受電ステータス情報には、給電装置100に要求する要求電力の値、電子機器200が給電装置100から受け取った電力の値、2次電池209の残容量や2次電池209の充電に関する情報、電子機器200のエラーに関するエラー情報等が含まれる。エラー情報には、電子機器200にエラーが発生しているか否かを示す情報と、エラーの種類を示す情報とが含まれる。給電ステータス情報には、給電装置100の状態を示す情報が含まれる。例えば、給電ステータス情報には、給電装置100の識別情報、給電装置100が電子機器200への所定の電力の伝送を開始するか否かを示す情報、給電装置100で設定された給電パラメータ等が含まれる。
また、メモリ204aには、電子機器200の通信能力情報も含まれる。電子機器200の通信能力情報は、電子機器200が対応している通信方式を示す情報である。電子機器200が受電アンテナ201を介して給電装置100からの電力を受けてコマンド、所定の情報や応答信号等を送信する手段を有する場合、通信能力情報は、電子機器200が負荷変調方式により通信を行うことを示す。また、電子機器200が第2の通信部210によって、給電装置100にコマンド、所定の情報や応答信号等を送信することができる場合、通信能力情報は、電子機器200が第2の通信部210により通信を行うことを示す。
なお、例えば、第2の通信部210がBluetooth規格に対応している場合、通信能力情報は、電子機器200がBluetooth規格で通信を行うことを示す。なお、電子機器200が受電アンテナ201を介して給電装置100に所定の情報や応答信号等を送信できる場合で、第2の通信部210がBluetooth規格に対応する場合、通信能力情報は、電子機器200が負荷変調方式及びBluetooth規格により通信を行うことを示す。
第1の通信部204は、WPT用RTD情報から読み出した情報や応答情報を給電装置100に送信するために、第1の通信部204内部の負荷を変動させる処理を行う。電子機器200は、NFC規格に規定されているタグに対応するものとする。電子機器200の対応可能なタグの種類として、第1のタグと、第2のタグとがある。
まず、第1のタグについて説明を行う。電子機器200が第1のタグを備えている場合、制御部201は、不図示の内部バスインターフェースを介してWPT用RTD情報に格納されているデータを読み出すことができる。さらに、電子機器200が第1のタグを備えている場合、制御部201は、不図示の内部バスインターフェースを介してWPT用RTD情報に情報を書き込むことができる。
電子機器200が第1のタグを備えている場合、例えば、制御部201は、WPT用RTD情報から読み出された給電ステータス情報を用いて、電子機器200の各部を制御することができる。電子機器200が第1のタグを備えている場合、例えば、制御部201は、電子機器200の各部から供給される情報を用いて受電ステータス情報を定期的に検出し、検出した受電ステータス情報をWPT用RTD情報に書き込むことができる。なお、第1のタグは、「アクティブタグ」や「ダイナミックタグ」と言い換えても良いものとする。電子機器200が第1のタグを持っている場合におけるWPT用RTD情報には、識別情報、受電ステータス情報及び給電ステータス情報等が格納される。
電子機器200が第2のタグを備えている場合、制御部201は、WPT用RTD情報に格納されている情報を読み出すことができず、WPT用RTD情報に情報を書き込むこともできない。この場合、例えば、制御部201は、WPT用RTD情報に格納されている給電ステータス情報を用いて電子機器200を制御することができず、受電ステータス情報をWPT用RTD情報に書き込むこともできない。電子機器200が第2のタグを備えている場合におけるWPT用RTD情報には、識別情報や通信能力情報は格納されているが、受電ステータス情報は格納されないものとする。また、電子機器200が第2のタグを備えている場合におけるWPT用RTD情報には、給電ステータス情報が格納されていてもよい。
なお、電子機器200が第1のタグ及び第2のタグの少なくとも一つを備えている場合、給電装置100は、第1の通信部105を用いてWPT用RTD情報に格納されている情報を読み出すことができる。さらに、この場合、給電装置100は、第1の通信部105を用いて情報をWPT用RTD情報に書き込むこともできる。制御部205は、メモリ211に記録されているコンピュータプログラムを実行することによって、電子機器200の各部の動作を制御する。
電力検出部206は、受電アンテナ201を介して受け取った電力を検出し、検出した電力を示す情報を制御部205に供給する。制御部205は、電力検出部205から供給された電力情報を用いて、電子機器200の受電可能な電力の最大値よりも大きな電力を給電装置100から受け取った場合に発生するエラーを検出し、エラーが発生していることを示す情報を含む受電ステータス情報を第1の通信部204または第2の通信部210を介して給電装置100に送信する。
さらに、制御部205は、電力検出部206から供給された電力情報を用いて、電子機器200が給電装置100に対して要求する要求電力に対して電子機器200が給電装置100から受け取った電力が足りない場合に発生するエラーを検出し、エラーが発生していることを示す情報を含む受電ステータス情報を第1の通信部204または第2の通信部210を介して給電装置100に送信する。
レギュレータ207は、整流平滑回路203から供給される直流電力の電圧及び2次電池209から供給される電力の電圧のいずれか一つが制御部205によって設定された電圧値になるように制御する。なお、レギュレータ207は、スイッチングレギュレータであっても、リニアレギュレータであっても良いものとする。
充電制御部208は、レギュレータ207から電力を供給された場合、供給される電力に応じて、2次電池209の充電を行う。また、充電制御部208は、装着されている2次電池209の充電に関する情報を定期的に検出し、制御部205に供給する。2次電池209の充電に関する情報を以下「充電情報」と呼ぶ。
なお、充電情報には2次電池209の残りの容量を示す残容量情報の他に2次電池209が満充電であるか否かを示す情報が含まれていてもよく、充電制御部208によって、2次電池209の充電が開始されてから経過した時間を示す情報が含まれていてもよい。また、充電情報には、充電制御部208が2次電池209に対してトリクル充電を行っていることを示す情報や、充電制御部208が2次電池209に対して急速充電を行っていることを示す情報等が含まれていてもよい。
2次電池209は、電子機器200に内蔵されている、もしくは着脱可能な2次電池である。また、2次電池209は充電可能な電池であり、例えばリチウムイオン2次電池等である。2次電池209は、電子機器200の各部に対して電力を供給することができる。
制御部205は、電子機器200と2次電池209とが接続されているか否かに応じて、電子機器200にエラーが発生しているか否かを判定する。電子機器200に2次電池209が接続されていない場合にエラーが電子機器200に発生していることを検出し、エラーが発生していることを示す情報を含む受電ステータス情報を第1の通信部204または第2の通信部210を介して給電装置100に送信する。
第2の通信部210は、第2の通信部111と同一の通信規格に基づいて、給電装置100と通信を行う。例えば、無線LAN規格に規定されている802.11a、b、g、n、ac規格やBluetooth規格である。
メモリ211は、電子機器200の各部の動作を制御するコンピュータプログラム及び各部の動作に関するパラメータ等の情報を記録する。また、メモリ211にはWPT用RTD情報が記録されていてもよい。制御部205は、第2の通信部210を用いて、情報をメモリ211に記録されているWPT用RTD情報に書き込むことができ、またWPT用RTD情報を読み出し、給電装置100に送信することが可能である。
記録部212は、撮像部215から供給された映像データを記録媒体212aに記録する。また、記録部212は、第2の通信部210及び撮像部215のいずれか一つから供給された映像情報や音声情報等の情報を記録媒体212aに記録する。また、記録部212は、映像情報や音声情報等の情報を記録媒体212aから読み出し、メモリ211及び第2の通信部210に供給することもできる。なお、記録媒体212aは、ハードディスクやメモリカード等であってもよく、電子機器200に内蔵されていても、電子機器200に着脱可能な外部の記録媒体であってもよい。
表示部213は、記録部212によって記録媒体212aから読み出される映像情報、メモリ210から供給される映像情報及び第2の通信部210から供給される映像情報のいずれか一つの映像情報を表示する。映像情報とは、電子機器200のエラー情報等をユーザに通知するためのメッセージ等である。表示部213は、メモリ210にあらかじめ記録されているアイコンやメニュー画面等を表示することもできる。
操作部214は、電子機器200を操作するためのユーザインターフェースを提供する。操作部214は、電子機器200を操作するための電源ボタン及び電子機器200の動作しているモードを切り換えるモード切換ボタン等を有し、各ボタンはスイッチ、タッチパネル等により構成される。制御部205は、操作部214を介して入力されたユーザの指示に従って電子機器200を制御する。なお、操作部214は、不図示のリモートコントローラから受信したリモコン信号に応じて電子機器200を制御する対象物であってもよい。
撮像部215は、被写体の光から映像データを生成するための撮像素子、撮像素子で生成された映像データに対して画像処理を行う画像処理回路、映像データを圧縮したり、圧縮された映像データを伸張したりする圧縮伸張回路等を有する。撮像部215は、被写体の撮影を行い、撮影の結果により得られた静止画像や動画像等の映像データを記録部212に供給する。なお、撮像部215は、被写体の撮影を行うために必要な構成をさらに有していてもよい。
タイマー216は、現在の時刻や各部で行われる動作や処理に関する時間を計測する。また、タイマー216によって計測される時間に対する閾値は、メモリ211にあらかじめ記録されている。
(基本フローの説明)
図3は、本発明における給電装置100の制御処理を示したフローチャートである。制御処理は、制御部104がメモリ107に記録されているコンピュータプログラムを実行することによって実現される。S301において、制御部104は、後述する電子機器200の認証処理を行う。認証処理の実行後にS302の処理へ進む。
S302において、制御部104は、給電装置100が電子機器200の認証に成功したか否かを判断する。S301で認証処理が行われた場合、制御部104はメモリ107に認証成功フラグまたは認証失敗フラグのいずれかを設定する。メモリ107に認証成功フラグが設定されている場合には、制御部104は電子機器200の認証処理が成功したと判定し(S302、Yes)、S303の処理へ進む。メモリ107に認証失敗フラグが設定されている場合には、制御部104は電子機器200の認証処理が失敗したと判定し(S302、No)、S308の処理に進む。
S303において、制御部104は、給電装置100が電子機器200に給電可能か否かを判定する。S301での認証処理において、制御部104はメモリ107に給電可能フラグを設定する場合がある。メモリ107に給電可能フラグが設定されている場合には、制御部104は給電装置100が電子機器200への給電が行うことができると判定し(S303、Yes)、S311の処理へ進む。メモリ107に給電可能フラグが設定されていない場合には、制御部104は給電装置100が電子機器200への給電を行うことができない判定し(S303、No)、S304の処理に進む。S304において、制御部104は、後述する電子機器200とのステータス情報交換処理を行う。ステータス情報の交換が行われた後にS305の処理に進む。
S305において、制御部104は、給電装置100が電子機器200に給電可能か否かを判定する。S304でステータス情報交換処理が行われた場合、制御部104はメモリ107に給電可能フラグまたは給電不可フラグのいずれかを設定する。メモリ107に給電可能フラグが設定されている場合には、制御部104は給電装置100が電子機器200への給電が行うことができると判定し(S305、Yes)、S306の処理へ進む。メモリ107に給電不可フラグが設定されている場合には、制御部104は給電装置100が電子機器200への給電を行うことができない判定し(S305、No)、S308の処理に進む。
S306において、制御部104は、S304において電子機器200とのステータス情報の交換を第1の通信部105を用いて実行した場合には(S306、Yes)、S309の処理へ進む。第2の通信部111を用いて電子機器200とのステータス情報の交換を実行した場合には(S306、No)、S307の処理へ進む。S307において、制御部104は、後述する電子機器200への第1の給電処理を行う。第1の給電処理の実行後にS308の処理へ進む。S308において、制御部104は、メモリ107に記録されている給電パラメータや制御に関するフラグ等を消去し、本フローチャートは終了する。
S309において、制御部104は、後述する電子機器200への第2の給電処理を行う。第2の給電処理の実行後にS310の処理へ進む。S310において、制御部104は、給電装置100が電子機器200への給電を継続して行うか否かを判定する。S309で第2の給電処理が行われた場合、制御部104はメモリ107に給電継続フラグまたは給電停止フラグのいずれかを設定する。
メモリ107に給電継続フラグが設定されている場合には、制御部104は給電装置100が電子機器200への給電を継続して行うものと判定し(S310、Yes)、S304の処理に戻る。メモリ107に給電停止フラグが設定されている場合には、制御部104は給電装置が電子機器200への給電を継続せずに停止すると判定し(S310、No)、本フローチャートはS308の処理へ進む。S311において、制御部104は、後述する電子機器200への第3の給電処理を行う。第3の給電処理の実行後にS308の処理へ進む。
(認証処理の説明)
図4は、図3のS301において、本発明における給電装置100が行う電子機器200の認証処理を示したフローチャートである。認証処理は、制御部104がメモリ107に記録されているコンピュータプログラムを実行することによって実現される。
S401において、制御部104は、第1の電力を出力するよう電力生成部101を制御し、本フローチャートはS402の処理へ進む。S402において、制御部104は、電子機器200の認証情報を要求するコマンドを電子機器200へ送信するよう第1の通信部105を制御し、本フローチャートはS403の処理へ進む。
S403において、制御部104は、WPT用RTD情報を受信したか否かを判定する。第1の通信部105が電子機器200から認証情報を受信した場合、制御部104は電子機器200の認証情報から電子機器200のレコードタイプ名を取得する。その後、制御部104は電子機器200のレコードタイプ名に基づいて、WPT用RTD情報を検出したか否かを判定する。WPT用RTD情報が検出された場合には(S403、Yes)、本フローチャートはS404の処理へ進む。WPT用RTD情報が検出されない場合には(S403、No)、本フローチャートはS402の処理に戻る。
S404において、制御部104は、電子機器200の認証情報に含まれるWPT用RTD情報を解析し、本フローチャートはS405の処理へ進む。S405において、制御部104は、S404の解析結果を用いて電子機器200の認証情報に通信エラーが発生しているか否かを検出する。電子機器200の認証情報に通信エラーが発生していた場合には(S405、Yes)、本フローチャートはS406の処理へ進む。電子機器200の認証情報に通信エラーが発生していない場合には(S405、No)、本フローチャートはS408の処理へ進む。
S406において、制御部104は、給電装置100と電子機器200の間の通信でエラーが発生したことを示す情報を表示部109に表示させ、本フローチャートはS407の処理へ進む。S407において、制御部104は、メモリ107に電子機器200との認証処理に失敗したことを示す認証失敗フラグを設定する。この場合、本フローチャートは終了し、図3のS302に進む。
S408において、給電装置100は、給電装置100周囲の所定の範囲300内に異物が存在しているか否かを検出する。制御部104は、所定の範囲300内に異物が混入した場合、検出部102で検出されるVSWRの変化を検出し、異物が存在しているか否かを検出可能である。検出部102で検出されるVSWRが所定値以上変化した場合には(S408、Yes)、本フローチャートはS409の処理へ進む。検出部102で検出されるVSWRが所定値以上変化していない場合には(S408、No)、本フローチャートはS410の処理へ進む。
S409において、制御部104は、異物が検出されたことを示す情報を表示部109に表示させ、本フローチャートはS407の処理へ進む。S410において、制御部104は、S404の解析結果を用いて電子機器200が給電装置100に対応しているか否かを判定する。
例えば、制御部104は、給電装置100が対応している給電方式と電子機器200が対応している給電方式とが一致していた場合、電子機器200が給電装置100に対応していると判定する。また、制御部104は、給電装置100が対応している給電方式と電子機器200が対応している給電方式とが一致していない場合、電子機器200が給電装置100に対応していないと判定する。
また、制御部104は、給電装置100が対応している給電の制御プロトコルと電子機器200が対応している給電の制御プロトコルとが一致していた場合、電子機器200が給電装置100に対応していると判定する。また、制御部104は、給電装置100が対応している給電の制御プロトコルと電子機器200が対応している給電の制御プロトコルとが一致していない場合、電子機器200が給電装置100に対応していないと判定する。
電子機器200が給電装置100に対応していない場合には(S410、No)、本フローチャートはS411の処理へ進む。電子機器200が給電装置100に対応していた場合には(S410、Yes)、本フローチャートはS412の処理へ進む。S411において、制御部104は、給電装置100が電子機器200への給電に対応していないことを示す情報を表示部109に表示させ、本フローチャートはS407の処理へ進む。
S412において、制御部104は、S404の解析結果を用いて、電子機器200が第1のタグを備えているか否かを判定する。制御部104は、電子機器200の認証情報に電子機器200が第1のタグを備えていることを示す情報が含まれているか否かに応じて、電子機器200が第1のタグを備えているか否かを判定する。電子機器200の認証情報に電子機器200が第1のタグを備えていることを示す情報が含まれている場合、制御部101は、電子機器200が第1のタグを備えていると判定し(S412、Yes)、本フローチャートは、S417の処理へ進む。電子機器200の認証情報に電子機器200が第1のタグを持っていることを示す情報が含まれていない場合、制御部101は、電子機器200が第1のタグを備えていないと判定し(S412、No)、本フローチャートは、S413の処理へ進む。
S413において、制御部104は、S404の解析結果を用いて、電子機器200が第2の通信部111が用いる通信規格に対応しているか否かを判定する。制御部104は、電子機器200の認証情報に電子機器200が第2の通信部111が用いる通信規格に対応していることを示す情報が含まれているか否かに応じて、電子機器200が第2の通信部111が用いる通信規格に対応しているか否かを判定する。
電子機器200の認証情報に電子機器200が第2の通信部111が用いる通信規格に対応していることを示す情報が含まれている場合、制御部101は、電子機器200が第2の通信部111が用いる通信規格に対応していると判定し(S413、Yes)、本フローチャートは、S414の処理へ進む。電子機器200の認証情報に電子機器200が第2の通信部111が用いる通信規格に対応していることを示す情報が含まれていない場合、制御部101は、電子機器200が第2の通信部111が用いる通信規格に対応していないと判定し(S413、No)、本フローチャートは、S418の処理へ進む。
S414において、制御部104は、第2の通信部111と電子機器200が有する第2の通信部210との接続処理を行う。第2の通信部111と第2の通信部210の接続が確立された場合、後述する電子機器200とのステータス情報交換処理は第2の通信部111と第2の通信部210間で行われるものとする。この場合、本フローチャートは、S415の処理へ進む。S415において、制御部104は、第1の電力の出力を停止するように電力生成部101を制御する。この場合、本フローチャートは、S416の処理へ進む。
S416において、制御部104は、メモリ107に第2のタグを備える電子機器200との認証処理に成功したことを示す認証成功フラグを設定し、本フローチャートは終了し、図3のS302に進む。S417において、制御部104は、メモリ107に第1のタグを備える電子機器200との認証処理に成功したことを示す認証成功フラグを設定する。この場合、本フローチャートは終了し、図3のS302に進む。
S418において、制御部104は、電子機器200への給電処理を行うか否かをユーザに選択させるメッセージを表示部109に表示する。具体的には、給電装置100と電子機器200の間に通信手段が存在せず、給電処理に必要なステータスの交換を行うことができないが、給電処理を実施するか否かをユーザに選択させるメッセージである。上記メッセージが表示部109に表示された場合、本フローチャートはS419の処理へ進む。
S419において、制御部104は、操作部110からユーザの操作を検出する。ユーザが操作部110を操作して給電実施を選択した場合には(S419、Yes)、本フローチャートは、S420の処理へ進む。ユーザが操作部110を操作して給電実施を選択しなかった場合には(S419、No)、本フローチャートは、S407の処理へ進む。S420において、制御部104は、メモリ107に電子機器200への給電可能を示す給電可能フラグを設定する。この場合、本フローチャートは、S415の処理へ進む。
なお、S401とS402に間に、制御部104はNFC規格のNFCデジタルプロトコル(NFC Digital Protocol)において規定される処理を行ってもよい。なお、本処理では、S418において、給電処理の実施をユーザに選択させるフローを説明したが、電子機器200が第2の通信部111が用いる通信規格に対応していない場合には(S413、No)、給電不可をユーザに通知させる処理(S411)を行ってもよい。
(ステータス情報交換処理の説明)
図5は、図3の304において、本発明における給電装置100が行う電子機器200とのステータス情報交換処理を示したフローチャートである。ステータス情報交換処理は、制御部104がメモリ107に記録されているコンピュータプログラムを実行することによって実現される。
S501において、制御部104は、電子機器200のステータス情報を要求するコマンドを電子機器200へ送信するよう第1の通信部105または第2の通信部111を制御し、本フローチャートはS502の処理へ進む。
S502において、制御部104は、電子機器200へのステータス情報要求コマンドの送信が行われてから所定の時間が経過するまでに、第1の通信部105または第2の通信部111が電子機器200からステータス情報を受信したか否かを判定する。第1の通信部105または第2の通信部111が電子機器200からステータス情報を受信したと判定した場合には(S502、Yes)、本フローチャートはS505の処理へ進む。ステータス情報要求コマンド送信後、所定の時間内に第1の通信部105または第2の通信部111が電子機器200からステータス情報を受信していないと判定した場合には(S502、No)、本フローチャートはS503の処理へ進む。
S503において、制御部104は、S406の処理と同様に給電装置100と電子機器200の間の通信でエラーが発生したことを示す情報を表示部109に表示させ、本フローチャートはS504の処理へ進む。S504において、制御部104は、メモリ107に電子機器200への給電不可を示す給電不可フラグを設定する。この場合、本フローチャートは終了し、図3のS305に進む。
S505において、制御部104は、第1の通信部105または第2の通信部111が電子機器200から受信したステータス情報から電子機器200の備える2次電池209の残容量情報を検出し、残容量情報を解析することで電子機器200の充電が完了しているか否かを判定する。電子機器200の充電が完了していると判定された場合には(S505、Yes)、本フローチャートはS506の処理へ進む。電子機器200の充電が未完了であると判定された場合には(S505、No)、本フローチャートはS507の処理へ進む。
S506において、制御部104は、電子機器200の充電が完了したことを示す情報を表示部109に表示させる。また、制御部104は、電子機器200の備える2次電池209が満充電であることを示す情報を表示部109に表示させてもよい。この場合、本フローチャートはS504の処理へ進む。
S507において、制御部104は、第1の通信部105または第2の通信部111が電子機器200から受信したステータス情報からエラー情報を検出し、エラー情報を解析することで電子機器200にエラーが発生しているか否かを判定する。電子機器200にエラーが発生していると判定された場合には(S507、Yes)、本フローチャートはS508の処理へ進む。電子機器200にエラーが発生していないと判定された場合には(S507、No)、本フローチャートはS509の処理へ進む。
S508において、制御部104は、電子機器200にエラーが発生していることを示す情報を表示部109に表示させる。さらに、制御部104は、電子機器200に発生しているエラーの種類を示す情報を表示部109に表示させてもよい。この場合、本フローチャートはS504の処理へ進む。S509において、制御部104は、S408の処理と同様に、検出部102で検出されるVSWRが所定値以上変化したか否かを検出する。検出部102で検出されるVSWRが所定値以上変化した場合には(S509、Yes)、本フローチャートはS510の処理へ進む。検出部102で検出されるVSWRが所定値以上変化していない場合には(S509、No)、本フローチャートはS512の処理へ進む。
S510において、制御部104は、第1の通信部105または第2の通信部111から電子機器200へ異物を検出したことを通知する情報を送信し、本フローチャートはS511の処理へ進む。S511において、制御部104は、異物が検出されたことを示す情報を表示部109に表示させ、本フローチャートはS504の処理へ進む。
S512において、制御部104は、第1の通信部105または第2の通信部111が電子機器200から受信したステータス情報を用いて、給電パラメータを設定する。給電パラメータとは、例えば、第2の電力値情報、給電時間情報である。制御部104は、電子機器200から要求されている電力と、給電装置100から電子機器200への給電効率に基づいて、第2の電力値及び給電時間を設定する。給電装置100から電子機器200への給電効率とは、給電装置100が出力する電力に対して電子機器200が受け取る電力の割合を示す。また、制御部104は、電子機器200の備える2次電池211の残容量に基づいて、第2の電力値及び給電時間を設定してもよい。制御部104は、設定した給電パラメータをメモリ107に記録し、本フローチャートはS513の処理へ進む。
S513において、制御部104は、第1の通信部105または第2の通信部111を制御し、電子機器200へ給電ステータス情報を送信する。制御部104は、給電装置100の識別情報、S512で設定された給電パラメータ及び電子機器200への第2の電力の伝送を開始することを示す情報を含む給電ステータス情報を生成する。制御部104は、生成した給電ステータス情報を電子機器200へ送信するよう第1の通信部105または第2の通信部111を制御する。この場合、本フローチャートはS514の処理へ進む。
給電装置100から送信された給電ステータス情報がWPT用RTD情報に書き込まれた場合、制御部205は、給電ステータス情報が正常にWPT用RTD情報に書き込まれたことを示す応答情報を給電装置100に送信するよう第1の通信部204または第2の通信部111を制御する。
S514において、制御部104は、電子機器200への給電ステータス情報の送信が行われてから所定の時間が経過するまでに、第1の通信部105または第2の通信部111が電子機器200からの応答情報を受信したか否かを判定する。第1の通信部105または第2の通信部111が電子機器200から応答情報を受信したと判定した場合には(S514、Yes)、本フローチャートはS516の処理へ進む。
給電ステータス情報の送信後、所定の時間内に第1の通信部105または第2の通信部111が電子機器200から応答情報を受信していないと判定した場合には(S514、No)、本フローチャートはS515の処理へ進む。なお、第1の通信部105または第2の通信部111が電子機器200から受信した応答情報が、給電ステータス情報が正常にWPT用RTD情報に書き込まれていないことを示している場合にも、本フローチャートはS515の処理へ進む。
S515において、制御部104は、S406の処理と同様に給電装置100と電子機器200の間の通信でエラーが発生したことを示す情報を表示部109に表示させ、本フローチャートはS504の処理へ進む。S516において、制御部104は、メモリ107に電子機器200への給電可能を示す給電可能フラグを設定する。この場合、本フローチャートは終了し、図3のS305に進む。
本処理によって、電子機器200が第1のタグを備えている場合には、第1の通信部105を用いてステータス情報の交換を行い、電子機器200が第2のタグを備えている場合であっても、第2の通信部111を用いてステータス情報の交換を行うことが可能である。
(第1の給電処理の説明)
図6(a)、(b)は、図3の307において、本発明における給電装置100が行う電子機器200への第1の給電処理を示したフローチャートである。第1の給電処理は、制御部104がメモリ107に記録されているコンピュータプログラムを実行することによって実現される。
また、図6(a)は、電子機器200への給電処理を示すフローチャートであり、図6(b)は、図6(a)に示す給電処理が実行されている間に常に実行されている電子機器200からのステータス情報の受信処理を示すフローチャートである。S601aにおいて、制御部104は、S512で設定された給電パラメータに基づいて、第2の電力を出力するよう電力生成部101を制御する。この場合、本フローチャートはS602aの処理へ進む。
S602aにおいて、制御部104は、第2の通信部111が電子機器200から受信したステータス情報から電子機器200の備える2次電池209の残容量情報を検出し、残容量情報を解析することで電子機器200の充電が完了しているか否かを判定する。電子機器200の充電が完了していると判定された場合には(S602a、Yes)、本フローチャートはS603aの処理へ進む。電子機器200の充電が未完了であると判定された場合には(S602a、No)、本フローチャートはS606aの処理へ進む。
S603aにおいて、制御部104は、第2の電力の出力を停止するように電力生成部101を制御する。この場合、本フローチャートはS604aの処理へ進む。S604aにおいて、制御部104は、電子機器200の充電が完了したことを示す情報を表示部109に表示させる。また、制御部104は、電子機器200の備える2次電池209が満充電であることを示す情報を表示部109に表示させてもよい。この場合、本フローチャートはS605aの処理へ進む。
S605aにおいて、制御部104は、メモリ107に電子機器200への給電を停止することを示す給電停止フラグを設定する。この場合、本フローチャートは終了し、図3のS308に進む。S606aにおいて、制御部104は、S408の処理と同様に、検出部102で検出されるVSWRが所定値以上変化したか否かを検出する。検出部102で検出されるVSWRが所定値以上変化した場合には(S606a、Yes)、本フローチャートはS607aの処理へ進む。検出部102で検出されるVSWRが所定値以上変化していない場合には(S606a、No)、本フローチャートはS602aの処理に戻る。
S607aにおいて、制御部104は、S603aの処理と同様に、第2の電力の出力を停止するように電力生成部101を制御する。この場合、本フローチャートはS608aの処理へ進む。
S608aにおいて、制御部104は、異物を検出した旨のメッセージを表示部109に表示させる。具体的には、給電装置100の所定の範囲300内に異物が存在している可能性があることから、異物が給電装置100の所定の範囲300内に存在することにより、給電装置100が電子機器200への第2の電力の供給を停止することをユーザに通知するためのメッセージである。また、制御部104が表示部109に表示させるメッセージは、電子機器200への給電処理を再開するために、給電装置100の所定の範囲300内から異物を取り除くようユーザに促すためのメッセージでもよい。さらに、電子機器200への給電処理を再開するために、操作部110で給電装置100を操作するようユーザに促すためのメッセージでもよい。上記メッセージが表示部109に表示された場合、本フローチャートはS605aの処理へ進む。
S601bにおいて、制御部104は、S414の処理で接続された第2の通信部111と第2の通信部210間の通信の切断を検出する。第2の通信部111と第2の通信部210間の通信の切断を検出した場合には(S601b、Yes)、本フローチャートはS602bの処理へ進む。第2の通信部111と第2の通信部210間の通信が維持されている場合には(S601b、No)、本フローチャートはS605bの処理へ進む。S602bにおいて、制御部104は、S603aの処理と同様に、第2の電力の出力を停止するように電力生成部101を制御する。この場合、本フローチャートはS603bの処理へ進む。
S603bにおいて、制御部104は、電子機器200との通信が切断された旨のメッセージを表示部109に表示させる。具体的には、電子機器200との通信が途絶えたことにより、給電装置100が電子機器200への第2の電力の供給を停止することをユーザに通知するためのメッセージである。また、電子機器200への給電処理を再開するために、操作部110で給電装置100を操作するようユーザに促すためのメッセージでもよい。上記メッセージが表示部109に表示された場合、本フローチャートはS604bの処理へ進む
S604bにおいて、制御部104は、S605aの処理と同様に、メモリ107に電子機器200への給電を停止することを示す給電停止フラグを設定する。この場合、本フローチャートは終了し、図3のS308に進む。
S605bにおいて、制御部104は、第2の通信部111を制御して電子機器200からのステータス情報の受信を監視する。第2の通信部111が電子機器200からステータス情報を受信したと判定した場合には(S605b、Yes)、本フローチャートはS606bの処理へ進む。第2の通信部111が電子機器200からステータス情報を受信していないと判定した場合には(S605b、No)、本フローチャートはS609bの処理へ進む。
S606bにおいて、制御部104は、S507の処理と同様に、第2の通信部111が電子機器200から受信したステータス情報からエラー情報を検出し、エラー情報を解析することで電子機器200にエラーが発生しているか否かを判定する。電子機器200にエラーが発生していると判定された場合には(S606b、Yes)、本フローチャートはS607bの処理へ進む。電子機器200にエラーが発生していないと判定された場合には(S606b、No)、本フローチャートはS601bの処理に戻る。S607bにおいて、制御部104は、S603aの処理と同様に、第2の電力の出力を停止するように電力生成部101を制御する。この場合、本フローチャートはS608bの処理へ進む。
S608bにおいて、制御部104は、電子機器200にエラーが発生した旨のメッセージを表示部109に表示させる。具体的には、電子機器200の受電可能な電力の最大値よりも大きな電力を給電装置100から受け取った場合に発生するエラーや、電子機器200が給電装置100に対して要求する要求電力に対して電子機器200が給電装置100から受け取った電力が足りない場合に発生するエラー等である。また、電子機器200に2次電池209が未接続であることを示すエラーであってもよい。上記メッセージが表示部109に表示された場合、本フローチャートはS604bの処理へ進む。
S609bにおいて、制御部104は、タイマー112から前回のステータス情報の受信から所定の時間以上経過しているか否かを判定する。所定の時間以上経過していると判定された場合には(S609b、Yes)、本フローチャートはS610bの処理へ進む。所定の時間が経過していないと判定された場合には(S609b、No)、本フローチャートはS601bの処理に戻る。S610bにおいて、制御部104は、電子機器200のステータス情報を要求するコマンドを電子機器200へ送信するよう第2の通信部111を制御し、本フローチャートはS611bの処理へ進む。
S611bにおいて、制御部104は、電子機器200へのステータス情報要求コマンドの送信が行われてから所定の時間が経過するまでに、第2の通信部111が電子機器200からステータス情報を受信したか否かを判定する。第2の通信部111が電子機器200からステータス情報を受信したと判定した場合には(S611b、Yes)、本フローチャートはS606bの処理へ進む。ステータス情報要求コマンド送信後、所定の時間内に第2の通信部111が電子機器200からステータス情報を受信していないと判定した場合には(S611b、No)、本フローチャートはS612bの処理へ進む。
S612bにおいて、制御部104は、S603aの処理と同様に、第2の電力の出力を停止するように電力生成部101を制御する。この場合、本フローチャートはS613bの処理へ進む。
S613bにおいて、制御部104は、電子機器200との通信エラーを示すメッセージを表示部109に表示させる。具体的には、第2の通信部111と第2の通信部210間の通信が維持されているにもかかわらず(S601b、No)、第2の通信部111が電子機器200からステータス情報を受信していない場合(S611b、No)、第2の通信部111と第2の通信部210で通信エラーが発生した可能性があることから、通信エラーが発生したことにより電装置100が電子機器200への第2の電力の供給を停止することをユーザに通知するためのメッセージである。また、電子機器200への給電処理を再開するために、操作部110で給電装置100を操作するようユーザに促すためのメッセージでもよい。上記メッセージが表示部109に表示された場合、本フローチャートはS604bの処理へ進む。
本処理によって、給電装置100は第2のタグを備える電子機器200に対しても、給電処理に関するステータス情報を交換することが可能であり、電子機器200への給電を適切に行うことが可能である。また、第2の通信部111を用いて電子機器200とのステータス情報の交換を行うことで、2次電池209が満充電になるまで第2の電力を電子機器200に供給し続けることが可能である。第2の通信部111が電子機器200からエラー情報を受信した場合、または通信の切断やエラーを検出した場合には、第2の電力を停止することが可能である。
(第2の給電処理の説明)
図7は、図3のS309において、本発明における給電装置100が行う電子機器200への第2の給電処理を示したフローチャートである。第2の給電処理は、制御部104がメモリ107に記録されているコンピュータプログラムを実行することによって実現される。
S701において、制御部104は、S512で設定された給電パラメータに基づいて、第2の電力を出力するよう電力生成部101を制御する。さらに制御部104は、第2の電力が出力されたから経過した時間を計測するようタイマー112を制御し、本フローチャートはS702の処理へ進む。
S702において、制御部104は、タイマー112によって計測された時間に基づいて、第2の電力が出力されてから所定の時間が経過したか否かを判定する。タイマー112によって計測された時間が所定の時間以上である場合、制御部104は、第2の電力が出力されてから所定の時間が経過したと判定し(S702、Yes)、本フローチャートはS715の処理へ進む。タイマー112によって計測された時間が所定の時間未満である場合、制御部104は、第2の電力が出力されてから所定の時間が経過していないと判定し(S702、No)、本フローチャートはS703の処理へ進む。
S703において、制御部104は、S408の処理と同様に、検出部102で検出されるVSWRが所定値以上変化したか否かを検出する。検出部102で検出されるVSWRが所定値以上変化した場合には(S703、Yes)、本フローチャートはS704の処理へ進む。検出部102で検出されるVSWRが所定値以上変化していない場合には(S703、No)、本フローチャートはS701の処理に戻る。
S704において、制御部104は、第2の電力の出力を停止するように電力生成部101を制御する。この場合、本フローチャートはS705の処理へ進む。S705において、制御部104は、第1の電力を出力するように電力生成部101を制御する。この場合、本フローチャートはS706の処理へ進む。S706において、制御部104は、S501の処理と同様に、電子機器200のステータス情報を要求するコマンドを電子機器200へ送信するよう第1の通信部105を制御する。この場合、本フローチャートはS707の処理へ進む。
S707において、制御部104は、S502の処理と同様に、電子機器200へのステータス情報要求コマンドの送信が行われてから所定の時間が経過するまでに、第1の通信部105が電子機器200からステータス情報を受信したか否かを判定する。第1の通信部105が電子機器200からステータス情報を受信したと判定した場合には(S707、Yes)、本フローチャートはS711の処理へ進む。ステータス情報要求コマンド送信後、所定の時間内に第1の通信部105が電子機器200からステータス情報を受信していないと判定した場合には(S707、No)、本フローチャートはS708の処理へ進む。
S708において、制御部104は、子機器200との通信が切断された旨のメッセージを表示部109に表示させる。具体的には、第1の通信部105が電子機器200からステータス情報を受信していない場合(S707、No)、電子機器200が給電装置100の所定の範囲300外に移動させられた可能性があることから、電子機器200を給電装置100の所定の範囲300内に移動させるようユーザに促すためのメッセージである。また、第1の通信部105が電子機器200からステータス情報を受信していない場合(S707、No)、第1の通信部105と第1の通信部204が通信を行うことができない状態に変化した可能性があることから、第1の通信部105と第1の通信部204間の通信が行えなくなったことにより、給電装置100が電子機器200への第2の電力の供給を停止することをユーザに通知するためのメッセージでもよい。
さらに、電子機器200への給電処理を再開するために、操作部110で給電装置100を操作するようユーザに促すためのメッセージでもよい。上記メッセージが表示部109に表示された場合、本フローチャートはS709の処理へ進む。
S709において、制御部104は、電子機器200へ給電ステータス情報を送信するよう第1の通信部105を制御する。制御部104は、給電装置100の識別情報及び電子機器200への第2の電力の伝送を停止することを示す給電ステータス情報を生成する。制御部104は、生成した給電ステータス情報を電子機器200に送信するよう第1の通信部105を制御する。この場合、本フローチャートはS710の処理へ進む。
S710において、制御部104は、メモリ107に電子機器200への給電を停止することを示す給電停止フラグを設定する。この場合、本フローチャートは終了し、図3のS310に進む。
S711において、制御部104は、S507の処理と同様に、第1の通信部105が電子機器200から受信したステータス情報からエラー情報を検出し、エラー情報を解析することで電子機器200にエラーが発生しているか否かを判定する。電子機器200にエラーが発生していると判定された場合には(S711、Yes)、本フローチャートはS714の処理へ進む。電子機器200にエラーが発生していないと判定された場合には(S711、No)、本フローチャートはS712の処理へ進む。
S712において、制御部104は、S510の処理と同様に、電子機器200へ異物を検出したことを通知する情報を送信するよう第1の通信部105を制御する。この場合、本フローチャートはS713の処理へ進む。
S713において、制御部104は、異物を検出した旨のメッセージを表示部109に表示させる。具体的には、給電装置100の所定の範囲300内に異物が存在している可能性があることから、異物が給電装置100の所定の範囲300内に存在することにより、給電装置100が電子機器200への第2の電力の供給を停止することをユーザに通知するためのメッセージである。また、制御部104が表示部109に表示させるメッセージは、電子機器200への給電処理を再開するために、給電装置100の所定の範囲300内から異物を取り除くようユーザに促すためのメッセージでもよい。さらに、電子機器200への給電処理を再開するために、操作部110で給電装置100を操作するようユーザに促すためのメッセージでもよい。上記メッセージが表示部109に表示された場合、本フローチャートはS709の処理へ進む。
S714において、電子機器200にエラーが発生した旨のメッセージを表示部109に表示させる。具体的には、電子機器200の受電可能な電力の最大値よりも大きな電力を給電装置100から受け取った場合に発生するエラーや、電子機器200が給電装置100に対して要求する要求電力に対して電子機器200が給電装置100から受け取った電力が足りない場合に発生するエラー等である。また、電子機器200に2次電池209が未接続であることを示すエラーであってもよい。上記メッセージが表示部109に表示された場合、本フローチャートはS709の処理へ進む。
S715において、制御部104は、S704の処理と同様に、第2の電力の出力を停止するように電力生成部101を制御する。この場合、本フローチャートはS716の処理へ進む。S716において、制御部104は、第1の電力を出力するよう電力生成部101を制御し、本フローチャートはS717の処理へ進むS717において、制御部104は、メモリ107に電子機器200への給電を継続することを示す給電継続フラグを設定する。この場合、本フローチャートは終了し、図3のS310に進む。
(第3の給電処理の説明)
図8は、図3のS311において、本発明における給電装置100が行う電子機器200への第3の給電処理を示したフローチャートである。第3の給電処理は、制御部104がメモリ107に記録されているコンピュータプログラムを実行することによって実現される。
S801において、制御部104は、S404で取得した認証情報から、電子機器200の受電能力に基づいて、電子機器200の受電能力を超えない第2の電力を出力するよう電力生成部101を制御する。この場合、本フローチャートはS802の処理へ進む。S802において、制御部104は、タイマー112から第2の電力を出力してから所定の時間以上経過しているか否かを判定する。所定の時間以上経過していると判定された場合には(S802、Yes)、本フローチャートはS803の処理へ進む。所定の時間が経過していないと判定された場合には(S802、No)、本フローチャートはS806の処理へ進む。
S803において、制御部104は、制御部104は、第2の電力の出力を停止するように電力生成部101を制御する。この場合、本フローチャートはS804の処理へ進む。S804において、制御部104は、電子機器200への給電処理が完了したことを示す情報を表示部109に表示させる。この場合、本フローチャートはS805の処理へ進む。
S805において、制御部104は、メモリ107に電子機器200への給電を停止することを示す給電停止フラグを設定する。この場合、本フローチャートは終了し、図3のS308に進む。S806において、制御部104は、S408の処理と同様に、検出部102で検出されるVSWRが所定値以上変化したか否かを検出する。検出部102で検出されるVSWRが所定値以上変化した場合には(S806、Yes)、本フローチャートはS807の処理へ進む。検出部102で検出されるVSWRが所定値以上変化していない場合には(806、No)、本フローチャートはS802の処理に戻る。
S807において、制御部104は、異物を検出した旨のメッセージを表示部109に表示させる。具体的には、給電装置100の所定の範囲300内に異物が存在している可能性があることから、異物が給電装置100の所定の範囲300内に存在することにより、給電装置100が電子機器200への第2の電力の供給を停止することをユーザに通知するためのメッセージである。
また、制御部104が表示部109に表示させるメッセージは、電子機器200への給電処理を再開するために、給電装置100の所定の範囲300内から異物を取り除くようユーザに促すためのメッセージでもよい。さらに、電子機器200への給電処理を再開するために、操作部110で給電装置100を操作するようユーザに促すためのメッセージでもよい。上記メッセージが表示部109に表示された場合、本フローチャートはS805の処理へ進む
本処理によって、給電装置100は給電処理に関するステータス情報を交換しなくても給電処理を行うことが可能である。本処理では、電子機器200の給電状態を給電装置100が検出できないことから、第2の電力は微小な電力に設定して給電を行うことが望ましい。
[実施例2]
以下、本発明の実施例2による給電装置について、図面を参照して詳細に説明する。実施例1では、電子機器200の備えるタグが第2のタグであっても、第2の通信部111を用いて給電に関するステータス情報の交換を行い、電子機器200への適切な給電処理を行った。それに対して、実施例2では、電子機器200備えるタグに関わらず、第2の通信部111を用いて給電に関するステータス情報の交換が可能ならば、第2の通信部111を用いてステータス情報の交換を行い、電子機器200への給電処理を行う。実施例1と重複する部分の説明は省略する。
(認証処理の説明)
図9は、図3のS301において、本発明の実施例2における給電装置100が行う電子機器200の認証処理を示したフローチャートである。認証処理は、制御部104がメモリ107に記録されているコンピュータプログラムを実行することによって実現される。
S901からS916までの処理とS401からS416までの処理は同一の処理であるので説明は省略する。また、S917からS919までの処理とS418からS420までの処理も同一の処理であるので説明は省略する。
S920において、S413の処理と同様に、制御部104は、S904の解析結果を用いて、電子機器200が第2の通信部111が用いる通信規格に対応しているか否かを判定する。制御部104は、電子機器200の認証情報に電子機器200が第2の通信部111が用いる通信規格に対応していることを示す情報が含まれているか否かに応じて、電子機器200が第2の通信部111が用いる通信規格に対応しているか否かを判定する。電子機器200の認証情報に電子機器200が第2の通信部111が用いる通信規格に対応していることを示す情報が含まれている場合、制御部101は、電子機器200が第2の通信部111が用いる通信規格に対応していると判定し(S920、Yes)、本フローチャートは、S921の処理へ進む。
電子機器200の認証情報に電子機器200が第2の通信部111が用いる通信規格に対応していることを示す情報が含まれていない場合、制御部101は、電子機器200が第2の通信部111が用いる通信規格に対応していないと判定し(S920、No)、本フローチャートは、S925の処理へ進む。
S921において、制御部104は、電子機器200と第1の通信部105を用いて通信を行うか、または第2の通信部111を用いて通信を行うかをユーザに選択させるメッセージを表示部109に表示する。上記メッセージが表示部109に表示された場合、本フローチャートはS922の処理へ進む。
S922において、制御部104は、操作部110からユーザの操作を検出する。ユーザが操作部110を操作して第1の通信部105を用いて電子機器200と通信を行うことを選択した場合には(S922、No)、本フローチャートは、S925の処理へ進む。ユーザが操作部110を操作して第2の通信部111を用いて電子機器200と通信を行うことを選択した場合には(S922、Yes)、本フローチャートは、S923の処理へ進む。
S923において、S414の処理と同様に、制御部104は、第2の通信部111と電子機器200が有する第2の通信部210との接続処理を行う。第2の通信部111と第2の通信部210の接続が確立された場合、電子機器200とのステータス情報交換処理は第2の通信部111と第2の通信部210間で行われるものとする。この場合、本フローチャートは、S924の処理へ進む。
S924において、S415の処理と同様に、制御部104は、第1の電力の出力を停止するように電力生成部101を制御する。この場合、本フローチャートは、S925の処理へ進む。S925において、S417の処理と同様に制御部104は、メモリ107に第1のタグを備える電子機器200との認証処理に成功したことを示す認証成功フラグを設定する。この場合、本フローチャートは終了し、図3のS302に進む。
なお、本処理では、S921において、給電処理の実施をユーザに選択させるフローを説明したが、電子機器200の有する2次電池209の電池残量に応じて、ステータス情報を交換する通信手段を決定してもよい。例えば、2次電池209の電池残量が所定以下である場合には、より早い充電が望まれるので、第2の通信部111を用いてステータス情報の交換を行う。ステータス交換処理及び第1の給電処理は実施例1と同一の処理であるので説明は省略する。
本処理によって、第2の通信部111と第2の通信部210が通信可能な場合には、第2の通信部111を用いて電子機器200と給電処理に関するステータス情報を交換することで、電子機器200への給電時間を削減することが可能である。
[実施例3]
以下、本発明の実施例3による給電装置について、図面を参照して詳細に説明する。実施例3では、不図示の第3の通信手段を有する給電装置100と電子機器200の給電処理に関して説明を行う。
第3の通信部は、第1の通信部105及び第2の通信部111の通信規格と異なる通信規格に基づいて、電子機器200と無線通信を行う。第3の通信部の通信規格は、例えば、無線LAN規格に規定されている802.11a、b、g、n、ac規格やBluetooth規格である。実施例1及び実施例2と重複する部分の説明は省略する。
(認証処理の説明)
図10は、図3のS301において、本発明の実施例3における給電装置100が行う電子機器200の認証処理を示したフローチャートである。認証処理は、制御部104がメモリ107に記録されているコンピュータプログラムを実行することによって実現される。S1001からS1012までの処理とS401からS412までの処理は同一の処理であるので説明は省略する。また、S1018の処理とS417の処理も同一の処理であるので説明は省略する。
S1013において、制御部104は、S1004の解析結果を用いて、電子機器200が第2の通信部111及び第3の通信部が用いる通信規格に対応しているか否かを判定する。制御部104は、電子機器200の認証情報に電子機器200が第2の通信部111及び第3の通信部が用いる通信規格に対応していることを示す情報が含まれているか否かに応じて、電子機器200が第2の通信部111及び第3の通信部が用いる通信規格に対応しているか否かを判定する。
電子機器200の認証情報に電子機器200が第2の通信部111及び第3の通信部が用いる通信規格に対応していることを示す情報が含まれている場合、制御部101は、電子機器200が第2の通信部111及び第3の通信部が用いる通信規格に対応していると判定し(S1013、Yes)、本フローチャートは、S1014の処理へ進む。電子機器200の認証情報に電子機器200が第2の通信部111及び第3の通信部が用いる通信規格に対応していることを示す情報が含まれていない場合、制御部101は、電子機器200が第2の通信部111及び第3の通信部が用いる通信規格に対応していないと判定し(S1013、No)、本フローチャートは、S1011の処理へ進む。
S1014において、制御部104は、第2の通信部111が電子機器200以外の外部機器と接続をしているか否かを判定する。第2の通信部111が外部機器と接続をしていない場合には(S1014、No)、本フローチャートは、S1015の処理へ進む。第2の通信部111が外部機器と接続をしている場合には(S1014、Yes)、本フローチャートは、S1017の処理へ進む。
S1015において、S414の処理と同様に、制御部104は、第2の通信部111と電子機器200が有する第2の通信部210との接続処理を行う。第2の通信部111と第2の通信部210の接続が確立された場合、後述する電子機器200とのステータス情報交換処理は第2の通信部111と第2の通信部210間で行われるものとする。この場合、本フローチャートは、S1016の処理へ進む。
S1016において、S416の処理と同様に、制御部104は、メモリ107に第2のタグを備える電子機器200との認証処理に成功したことを示す認証成功フラグを設定し、本フローチャートは終了し、図3のS302に進む。S1017において、制御部104は、第3の通信部と電子機器200が有する第3の通信部との接続処理を行う。接続が確立された場合、電子機器200とのステータス情報交換処理は第3の通信部を用いて行われるものとする。この場合、本フローチャートは、S1016の処理へ進む。
なお、本処理では、S1014において、通信手段の使用状況に応じて給電に関するステータス情報の交換を行う通信手段を決定したが、予め電子機器200と接続済みの通信手段を用いてステータス情報の交換を行ってもよい。また、電子機器200が第1のタグに対応している場合(S1012、Yes)にも、同様にステータス情報の交換を行う通信手段を決定することが可能である。その際には、バッテリ残量に応じて通信手段を決定してもよい。
100 給電装置
200 電子機器

Claims (16)

  1. 非接触で受電機器に給電可能な非接触給電装置であって、
    非接触で前記受電機器に給電を行う給電手段と、
    前記受電機器と通信を行う第一の通信手段と、
    前記受電機器と通信を行う第二の通信手段と、
    前記受電機器への給電処理を開始する前に、前記受電機器と認証を行うよう前記第一の通信手段を制御する制御手段とを有し、
    前記制御手段は、前記受電機器との認証結果に基づいて、前記受電機器が第一のタグに対応しているか、第二のタグに対応しているか、前記第二の通信手段に対応しているかを判定し、
    前記制御手段は、前記受電機器が第二のタグに対応しており、前記受電機器と前記第二の通信手段で通信可能である場合には、前記第二の通信手段を用いて前記受電機器と給電処理に関する情報を送受信し、前記受電機器への給電処理を開始するよう制御することを特徴とする非接触給電装置。
  2. 前記第一のタグとは、通信機能を有するICであって、前記非接触給電装置との認証を行うための認証情報及び、給電処理に関する情報を保持することが可能であり、
    前記受電機器の制御手段が所定のテーブルからの情報の書き込み処理及び、前記所定のテーブルからの情報の読み出し処理を行うことができることを特徴とする請求項1に記載の非接触給電装置。
  3. 前記第二のタグとは、通信機能を有するICであって、前記非接触給電装置との認証を行うための認証情報を保持することが可能であり、
    前記受電機器の制御手段が所定のテーブルからの情報の書き込み処理及び、前記所定のテーブルからの情報の読み出し処理を行うことができないことを特徴とする請求項1に記載の非接触給電装置。
  4. 前記受電機器の満充電状態を検出する満充電検出手段をさらに備え、
    前記満充電検出手段が前記受電機器の満充電状態を検出するまで給電処理を継続することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の非接触給電装置。
  5. 前記制御手段は、前記受電機器が第二のタグに対応しており、前記受電機器と前記第二の通信手段で通信不可能である場合には、前記受電機器への給電処理を行わないことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の非接触給電装置。
  6. 表示手段をさらに備え、
    前記制御手段は、前記受電機器が第二のタグに対応しており、前記受電機器と前記第二の通信手段で通信不可能である場合には、前記表示手段に前記受電機器への給電処理を行うか否かのメッセージを表示させることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の非接触給電装置。
  7. 前記制御手段は、前記受電機器が第二のタグに対応しており、前記受電機器と前記第二の通信手段で通信不可能である場合には、前記受電機器と給電処理に関する情報を送受信せずに、給電処理を開始することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の非接触給電装置。
  8. 前記制御手段は、給電処理を開始する際に前記受電機器に供給する電力を所定の電力以下にするよう給電手段を制御することを特徴とする請求項7に記載の非接触給電装置。
  9. 表示手段をさらに備え、
    前記制御手段は、前記受電機器が第一のタグに対応しており、前記受電機器と前記第二の通信手段で通信可能である場合には、前記表示手段に前記受電機器と給電処理に関する情報を送受信するために前記第一の通信手段を用いるか、前記第二の通信手段を用いるかの選択画面を表示することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の非接触給電装置。
  10. 前記受電機器の残容量を検出する残容量検出手段をさらに備え、
    前記制御手段は、前記受電機器が第一のタグに対応しており、前記受電機器と前記第二の通信手段で通信可能である場合には、前記残容量検出手段による検出結果に応じて、前記受電機器と給電処理に関する情報を送受信するために第一の通信手段を用いるか、前記第二の通信手段を用いるかを決定することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の非接触給電装置。
  11. 非接触で受電機器に給電可能な非接触給電装置であって、
    非接触で前記受電機器に給電を行う給電手段と、
    前記受電機器と通信を行う第一の通信手段と、
    前記受電機器と通信を行う第二の通信手段と、
    前記受電機器と通信を行う第三の通信手段と、
    前記受電機器への給電処理を開始する前に、前記受電機器と認証を行うよう前記第一の通信手段を制御する制御手段とを有し、
    前記制御手段は、前記受電機器との認証結果に基づいて、前記受電機器が第一のタグに対応しているか、第二のタグに対応しているか、前記第二の通信手段に対応しているか、前記第三の通信手段に対応しているかを判定し、
    前記制御手段は、前記受電機器が第二のタグに対応しており、前記受電機器と前記第二の通信手段及び前記第三の通信手段で通信可能である場合には、前記第二の通信手段または前記第三の通信手段を用いて前記受電機器と給電処理に関する情報を送受信し、前記受電機器への給電処理を開始するよう制御することを特徴とする非接触給電装置。
  12. 前記第二の通信手段及び前記第三の通信手段の使用状況を検出する通信手段使用状況検出手段をさらに備え、
    前記制御手段は、前記受電機器が第二のタグに対応しており、前記受電機器と前記第二の通信手段及び前記第三の通信手段で通信可能である場合には、前記通信手段使用状況検出手段による検出結果に応じて、前記受電機器と給電処理に関する情報を送受信するために前記第二の通信手段を用いるか、前記第三の通信手段を用いるかを決定することを特徴とする請求項11に記載の非接触給電装置。
  13. 前記制御手段は、前記受電機器が第二のタグに対応しており、前記受電機器と前記第二の通信手段及び前記第三の通信手段で通信可能である場合には、前記受電機器との認証を行う前に通信を行っていた通信手段を用いて前記受電機器と給電処理に関する情報を送受信することを特徴とする請求項11に記載の非接触給電装置。
  14. 前記制御手段は、前記受電機器が第二のタグに対応しており、前記受電機器と前記第二の通信手段及び前記第三の通信手段で通信可能である場合には、前記受電機器と給電処理に関する情報を送受信するために用いる通信手段を、前記第二の通信手段と前記第三の通信手段で切り替えることが可能であることを特徴とする請求項11乃至13のいずれか1項に記載の非接触給電装置。
  15. 前記第一の通信手段は、NFC(Near Field Communication)を用いた通信方式であることを特徴とする請求項1乃至14のいずれか1項に記載の非接触給電装置。
  16. 前記第二の通信手段及び前記第三の通信手段は、Bluetooth(登録商標)を用いた通信方式または無線LAN規格に則った通信方式であることを特徴とする請求項1乃至14のいずれか1項に記載の非接触給電装置。
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