JP2009248697A - シートトラックのロック解除機構 - Google Patents

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Abstract

【課題】オープンロッドとロックレバーの接合が容易であり、品質管理が容易なシートトラックのロック解除機構を提供する。
【解決手段】ロックレバー21に対してアンロック方向の回動力を伝達するオープンロッド20と、オープンロッド及びロックレバーを回動自在に支持するアッパレール15に固定されたロックレバーブラケットとを有し、ロックレバーブラケットは、アッパレールのスライド方向に離反したオープンロッドが挿通される軸支持穴30bを有し、ロックレバーは、ロックレバーブラケットの両軸支持穴に近接して配置された2個の軸受部21b1,21b2と、アッパレールのスライド方向に延びた回転伝達溝21cとを有し、オープンロッドは、各軸支持穴及び各軸受部を貫通する直線軸部20bと、ロックレバーの回転伝達溝に係合し、直線軸部と一体に回動してロックレバーをアンロック方向に回動させる曲げ部20cを有する。
【選択図】図2

Description

本発明は、シートの前後方向位置を調整するシートトラックに関し、特にシートトラックのスライドロック状態を解除するシートトラックのロック解除機構に関する。
シートを前後方向に移動させるシートトラックには、その移動を禁止するロック機構と、ロック解除操作を行うロック解除機構が設けられる。一般的なシートトラックは次のような構造になっている。床面側に固定されたロアレールに対して、シート側のアッパレールが摺動可能に支持されている。アッパレールにはロアレール側のロック孔に対して係脱可能なロックレバーが設けられており、このロックレバーはロック付勢ばねによりロック孔との係合方向に付勢されている。ロック解除機構として、操作用のループハンドル(ハンドル部材)と、このループハンドルのロック解除操作力をロックレバーに伝達するオープンレバーが設けられている。ロックレバーは、ロックレバーブラケットの両端の立壁部に配置され、オープンロッドは、立壁部に形成された軸穴と、ロックレバーに形成された、オープンロッド挿通溝を貫通して設けられている。シートの前後位置を調整するときには、ループハンドルを操作するとオープンロッドがロック解除方向に回動され、これに応じてロック付勢ばねの付勢力に抗してロックレバーがロック孔との係合を解除して、アッパレールの移動が可能になる。
特開2005−225415号公報
従来の、ロック解除機構においては、オープンロッドとロックレバーとが溶接によって接合されていた。しかしながら、これらを溶接すると、ロックレバーが溶接熱によって歪み、嵌合不良を生じ易かった。さらに溶接はタクトがかかるので生産性が落ちる。また、溶接による溶け込みやスパッタなどが発生して品質管理が非常に困難であった。
本発明は、簡単かつ安価な構成でありながら、オープンレバーとロックレバーの接合が容易であり、品質管理が容易なシートトラックのロック解除機構を提供することを目的とする。
かかる課題を解決する本発明は、ロアレールと、該ロアレールに移動可能に係合するアッパレールと、ロアレールに対するアッパレールの移動を規制するロック位置と該規制を解除したアンロック位置とに移動可能なロックレバーと、前記ロックレバーのアンロック操作を行うロック解除機構とを有するシートトラックにおいて、前記ロックレバーに対してアンロック方向の回動力を伝達するオープンロッドと、前記オープンロッド及びロックレバーを回動自在に支持する、前記アッパレールに固定されたロックレバーブラケットとを有し、前記ロックレバーブラケットは、前記アッパレールのスライド方向に離反した、前記オープンロッドが挿通される軸支持穴を有し、前記ロックレバーは、前記ロックレバーブラケットの両軸支持穴に近接して配置された2個の軸受部と、前記アッパレールのスライド方向に延びた回転伝達溝とを有し、前記オープンロッドは、前記各軸支持穴及び前記各軸受部を貫通する直線軸部と、前記ロックレバーの回転伝達溝に係合し、前記直線軸部と一体に回動して前記ロックレバーをアンロック方向に回動させる曲げ部を有すること、及び、前記ロックレバーの軸受部の少なくとも一方は、前記オープンロッドが挿通される方向に離れた一対の板状部を有し、この一対の板状部が、前記オープンロッドを挟むように相反する方向に屈曲されて軸受けを形成し、この軸受けの直径方向の間隔が、前記オープンロッドの直径よりも小さいクリップ状の軸受部を形成していることに特徴を有する。この構成によれば、オープンロッドとロックレバーを溶接しないので、ロックレバーの変形や接合不良がなく、溶接タクトが無いので生産性が高く、溶け込みやスパッタが発生しないので品質管理が容易になる。
前記クリップ状の軸受部は、前記ロックレバーブラケットの前側の立壁近傍に形成すると、オープンロッドに対するロックレバーのガタつきがより小さくなる。
前記クリップ状の軸受部を、前記軸受部の径を拡大するように前記一対の板状部を弾性変形させた状態で前記オープンロッドの直線軸部を挿通し、前記板状部の弾性復元力によって前記直線軸部を挟圧するように形成すると、オープンロッドをロックレバーに接合する作業が容易になる。
本発明のシートトラックのロック解除機構にあってはさらに、シート前縁部から前記アッパレールに沿って延びて、前記オープンロッドの先端部に設けられた曲げ部に下から当接してアンロック方向の回転操作力を伝達するオープンレバーと、前記アッパレールに固定され、前後に設けられた上下方向に延びる長穴を有し、前記長穴に前記オープンレバーが挿入され、前記オープンレバーを後方の長穴との接触部を支点として回動可能に支持するオープンレバーブラケットと、前記後方の長穴を横断するように延びて、前記オープンレバーの上部に係合する部分を有し、前記オープンレバーを前記後方の長穴の底部に当接する方向に付勢するハンドル付勢部材を備え、前記ハンドル付勢部材は、前記後方の長穴の上部空間を規制し、かつ下部に前記オープンレバーが挿通する空間を確保する屈曲部分を有することが好ましい。オープンレバーの先端部は、後方の長穴の上部空間が屈曲部分に規制されているので上部空間には挿通されず、屈曲部分より下方の空間に導かれ、挿入される。
以上の本発明によれば、簡単かつ安価な構成でありながら、オープンロッドとロックレバーの接合が容易であり、品質管理が容易なシートトラックのロック解除機構を得ることができる。
添付の図面を参照して本発明の実施形態について説明する。図1に斜視図、図2に平面図、図3に側面図を示すシートトラック装置は、図示を省略したシートクッションの下部に取り付けられるアッパレール15と、車両のフロア側に固定されるロアレール16とを備えている。ロアレール16は、上面の中央に開口部を有するコ字状の断面形状をなし、一方の側面に複数のロック孔18が形成されている。アッパレール15は、ロアレール16の上面開口部から上方に突出する略逆U字状断面の中央突出部15aと、ロアレール16内において両側に突出した支持腕部15bとを有している。アッパレール15は、支持腕部15bとロアレール16との間に配設された複数のガイドボール17(図4)を介して、ロアレール16に対して車両の前後方向(レールの長手方向)に移動(スライド)可能に支持されており、アッパレール15の移動によりシートの前後方向位置を変化させることができる。なお、図では一組のアッパレール15とロアレール16のみを示しているが、シートトラック装置は、シート左右方向に位置を異ならせて設けた二組のアッパレール15とロアレール16を備えている。
アッパレール15には、ロックレバーブラケット19とオープンロッド20を介して回動可能にロックレバー21が軸支されている。ロックレバーブラケット19は、図4に示すように、中央突出部15aに固定された部分からロアレール16の側壁と間隔を隔てて対向し、ロック孔18と対向する穴19bが形成された対向部19aを有している。ロックレバー21は複数のロック爪21aを有し(図6)、該ロック爪21aを、穴19bを通ってロアレール16のロック孔18に係合させるロック位置(図4の実線位置)と、ロック爪21aをロック孔18から離脱させるアンロック位置(図4の二点鎖線位置)とに回動することができる。
ロックレバー21は、オープンロッド20によって回動自在に支持されていて、その支持構造の詳細は次のようになっている。オープンロッド20は、直線軸部20bの両端に先端曲げ部20a及び後端曲げ部20cを有している。ロックレバーブラケット19には前後方向に位置を異ならせて一対の軸支持穴19cが形成されていて、各軸支持穴19cにはオープンロッド20の直線軸部20bが相対回動可能に挿入(貫通)されている。直線軸部20bは同時に、ロックレバー21に一対設けた軸受部21b1、21b2に対して相対回動自在に挿入(貫通)されていて、ロックレバー21を回動自在に軸支している。
ロックレバー21の軸受部21b1、21b2は、所定の空間を空けて形成されている。一方の軸受部21b1は、シートスライド方向に並んだ一対の軸受板21d、21eによって形成されている。一対の軸受板21d、21eは、板厚を挟んで上下反対方向に屈曲されて凹部が対向し、一対の軸受板21d、21eの凹部間に軸穴21fが形成されている。このクリップ状の軸受部21b1は、一対の軸受板21d、21e間の軸穴21fにより直線軸部20bを挟圧軸支する(図7(A))。この軸受板21d、21eは、ロックレバー21を挿通する前の状態では、軸穴21fの径が直線軸部20bの径よりも小さくなるように形成されていて、直線軸部20bは、この軸受板21d、21eの弾性力に抗して軸穴21fを拡径しながら挿入され、挿入後はその弾性力による縮径作用によって軸受板21d、21eによりガタ無く支持される。なお、この軸受板21d、21eは、シートスライド方向後方から見て、先端部21d1、21e1が交差して離反するように曲げられている(図7(A))。したがって先端部21d1、21e1を挟圧すると、軸受板21d、21eが弾性変形して軸穴21fが拡径する。このように先端部21d1、21e1を挟圧して軸穴21fを拡径した状態で、直線軸部20bを挿通することができる。先端部21d1、21e1を挟圧する力を除くと、軸受板21d、21eは軸穴21fを縮径する方向に復元し、直線軸部20bを挟圧するので、オープンロッド20とロックレバー21との間のガタが少なくなる。
他方の軸受部21b2は、一枚の軸受板の中央に切り込みが形成され、この切り込みの両側の軸受板部21g、21hを、板厚に対して相反する方向に曲げて、シートスライド方向に離れた部分で軸穴21iを形成している。この軸穴21iに、直線軸部20bが挿通される。なお、軸受部21b1、21b2の間には、ロック付勢ばね22のコイル部が配置され、そのコイル部を直線軸部20bが貫通している。
以上のようにロックレバー21は、軸受部21b1、21b2の軸穴21f、21iにオープンロッド20の直線軸部20bが挿通され、回動自在に支持されている。なお、他方の軸受部21b2もクリップ状の軸受部21b1と同様の構造にしてもよいが、前方の軸受部21bをクリップ状とした方が、がたつきが少なくなる。他方の軸受部21b2は固定の軸穴とした方が、強度的に有利である。
ロックレバー21はさらに、ロアレール16の側面に沿って後方に延びる部分に回動伝達溝21cが形成されている。この回転伝達溝21cに、オープンロッド20の後端曲げ部20cが係合されている。後端曲げ部20cと回転伝達溝21cの係合位置は、直線軸部20bの軸線に対して偏心している。そのため、オープンロッド20が直線軸部20bの軸線を中心として回動すると、その回動中心から偏心した、後端曲げ部20cと回動伝達溝21cとの接触点に回動力が伝達され、ロックレバー21は直線軸部20bを回動中心として回動される。このロックレバー21は、直線軸部20bの軸回りに設けたトーションコイルばねからなるロック付勢ばね22によって、前記のロック位置(図4の反時計方向)へ回動付勢されている。ロック付勢ばね22のコイル部から延出される一方のアーム部(ばね端部)はロックレバーブラケット19に係合し、他方のアーム部(ばね端部)はロックレバー21の側部に係合している。
ロック位置に回動付勢されたロックレバー21をアンロック位置へ回動させるロック解除機構は、オープンロッド20、オープンレバーブラケット30、オープンレバー31、ハンドル付勢ばね32、ループハンドル(ハンドル部材)33によって構成される。
オープンレバーブラケット30は、アッパレール15の上面側に固定される固定部30aと、オープンロッド20の直線軸部20bを回動自在に支持する、一対の軸支持腕部に形成された、オープンロッド20の直線軸部20bが挿通され、回動自在に支持する軸支持穴30bと、ロアレール16の側壁と略直角をなすように固定部30aから垂下形成された一対の側方垂下部30c、30dを有している。側方垂下部30c、30dにはそれぞれ、垂直方向に長い長穴30e、30fが形成され、これらの長穴30e、30fを挿通するように、ループハンドル33のオープンレバー31が挿入されている。
なお、オープンロッド20は、組み立て前は曲げ部20a、20cの一方が曲げ加工されておらず、以上のように直線軸部20bが軸支持穴30b、19c、軸穴21f、21iに挿通された後に曲げ加工される。
オープンレバー31は、ハンドル付勢ばね32により、後端部近傍の下部が長穴30fの底部に当接する方向に付勢されている。ハンドル付勢ばね32は、中間部がオープンロッド20の直線軸部20bに捲回されたコイル部32aと、コイル部32aの一方から延びてオープンレバーブラケット30に係合された一端部32bと、コイル部32aの他方から側方垂下部30dの外側に沿って下方に延びて長穴30fを横断する係合部32cと、前方に屈曲して側方垂下部30cまで延びる直線部32dと、側方垂下部30cの外側に沿って長穴30eを横断する方向に延びる他端部32eとを有している。ハンドル付勢ばね32は、長穴30fを横断する係合部32cが、長穴30fの上部空間を制限し、オープンレバー31の先端部が係合部32cと長穴30eの下部空間を通るように屈曲形成されている(図8)。
さらにハンドル付勢ばね32の他端部32eは、オープンレバー31が他端部32eの上方から長穴30eを通過するように長穴30eの底部寄りに形成されている。なお、側方垂下部30c、30dには、ハンドル付勢ばね32の直線部32dを仮係止して係合部32c、他端部32eを位置決めする爪部30g、30hが形成されている。
オープンレバー31は、ハンドル付勢ばね32、ロック付勢ばね22、ロックレバー21をオープンロッド20によってオープンレバーブラケット30、ロックレバーブラケット19に装着した後に、オープンレバーブラケット30に組み付けられる。オープンレバー31の先端部が、オープンロッド20の先端曲げ部20aより下方であって、他端部32eの上方から長穴30eに挿通され、長穴30fの底部と係合部32cの間を通して挿入される。そうしてオープンレバー31の後端部に形成された溝31aに係合部32cが係合して、オープンレバー31を長穴30fの底部に当接する方向に付勢している。したがって、ロック付勢ばね22とハンドル付勢ばね32とで、オープンレバー31の下部を後方の側方垂下部30dの長穴30fの底部に当接する方向に付勢している。なお、ハンドル付勢ばね32は、係合部32cがオープンレバー31に形成された溝31aに嵌ることにより、オープンレバー31がオープンレバーブラケット30から抜けるのを阻止する抜け止めにもなっている。
図1、図5、図6に示すように、オープンロッド20の先端曲げ部20aはオープンレバー31の上部に当接している。オープンロッド20とロックレバー21は、前述の後端曲げ部20cと回転伝達溝21cとの係合によって一体的に回動するようになっており、ロックレバー21をロック位置方向に回動付勢するロック付勢ばね22の付勢力はオープンロッド20に対しても作用し、このロック付勢ばね22の付勢力は、先端曲げ部20aをオープンレバー31に当て付ける方向に作用する。但し、ロックレバー21は、ロック爪21aが穴19bを貫通してロック孔18に嵌合することにより規制されており、オープンロッド20も先端曲げ部20aがオープンレバー31に接近する方向の回動が規制されている。
そしてハンドル付勢ばね32は、ロック付勢ばね22の付勢力と反対方向、すなわちオープンレバー31を先端曲げ部20aに当て付ける方向(図5、図6の時計方向)へとオープンレバー31を回動付勢する。ただし、ハンドル付勢ばね32がオープンレバー31に及ぼす回動付勢力は、ロック付勢ばね22がロックレバー21やオープンロッド20に及ぼすロック方向の回動付勢力よりも小さく設定されている。ループハンドル33の先端部が引き上げられると、オープンレバー31は、長穴30fの底部当接部分を支点として時計方向に回動し(図6)、オープンロッド20の先端曲げ部20aをアンロック方向に回動させる。すると、オープンロッド20は、直線軸部20bを介して後端曲げ部20cがアンロック方向に回動し、後端曲げ部20cが回転伝達溝21cが嵌合しているロックレバー21がアンロック方向に回動して、そのロック爪21aがロック孔18から抜け出して、ロックが解除される。ループハンドル33の先端部が下がると、オープンロッド20は先端曲げ部20aのアンロック方向規制が解除されてロック方向に回動可能になるので、ロックレバー21はロック付勢ばね22の付勢力によってロック方向に回動し、ロック爪21aがロック孔18に嵌合して、スライドロック状態となる。
ループハンドル33は、左右のオープンレバー31と一体に形成されていて、ループハンドル33が引き上げられると、左右のオープンレバー31がロックレバー21をアンロック方向に回動させて、ロック機構のロックが解除される。
以上の構造のシートトラック装置は、次のように動作する。ループハンドル33をアンロック操作していないときは、ロック付勢ばね22の付勢力によってロックレバー21は図4に実線で示すロック位置に保持される。また、先端曲げ部20aとオープンレバー31がハンドル付勢ばね32の付勢力によって当接した状態を保っている。シートスライドを行うときには、使用者がループハンドル33を上方に引き上げ操作する。すると、オープンレバー31は、長穴30fの底部と接触する部分を支点として回動する。オープンレバー31の当該回動により、先端曲げ部20aが押し上げられ、オープンロッド20はロック付勢ばね22の付勢力に抗してアンロック方向へ回動する。すると、ロックレバー21が図4の実線で示すロック位置から同図に二点鎖線で示すアンロック位置へ回動され、ロック爪21aがロック孔18との係合位置から離脱する。これにより、ロアレール16に対するアッパレール15の前後摺動が可能になる。
使用者は、所望のシートスライド位置を得たら、ループハンドル33に対する引き上げ操作を解除する。すると、オープンロッド20及びロックレバー21はロック付勢ばね22の回動付勢力によって再びロック位置に戻り、ロック爪21aがロック孔18に係合してアッパレール15の前後移動が規制される。つまりスライドロック状態となる。
以上の通り本実施形態によれば、オープンロッドをロックレバーに溶接によらずに接合させたので、これらを溶接していたときには避けられなかった、溶接熱によるロックレバーの歪みや接合不良を生じることが無く、溶接タクトが無いので生産性が向上し、溶接による溶け込みやスパッタなどが発生しないので品質管理も容易になった。
本発明によるロック解除機構を適用したシートトラック装置の一実施形態を示す斜視図である。 図1のシートトラック装置のループハンドルを取り除いた状態の平面図である。 同シートトラック装置のループハンドルを取り除いた状態の側面図である。 図1の切断線A−Aに沿う断面図である。 図1の切断線B−Bに沿う断面図であって、ロック状態を示す図である。 図1の切断線B−Bに沿う断面図であって、アンロック状態を示す図である。 (A)は図3の切断線C−Cに沿ってロックレバーの一方の軸受部を示す要部断面図、(B)は図3の切断線D−Dに沿ってロックレバーの他方の軸受部を示す要部断面図である。 図3の切断線E−Eに沿って、オープンレバーブラケットの後側の長穴とハンドル付勢ばねの関係を示す要部断面図である。
符号の説明
15 アッパレール
16 ロアレール
19 ロックレバーブラケット
19c 軸支持穴
20 オープンロッド
20a 先端曲げ部
20b 直線軸部
20c 後端曲げ部
21 ロックレバー
21a ロック爪
21b1 21b2 軸受部
21c 回動伝達溝
21d 21e 軸受板
21d1 21e1 先端部
21f 軸穴
21i 軸穴
22 ロック付勢ばね
30 オープンレバーブラケット
30a 固定部
30b 軸支持穴
30c 30d 側方垂下部
30e 30f 長穴
31 オープンレバー
31a 溝
32 ハンドル付勢ばね
32a コイル部
32b 一端部
32c 係合部
32d 直線部
32e 他端部
33 ループハンドル(ハンドル部材)

Claims (4)

  1. ロアレールと、該ロアレールに移動可能に係合するアッパレールと、ロアレールに対するアッパレールの移動を規制するロック位置と該規制を解除したアンロック位置とに移動可能なロックレバーと、前記ロックレバーのアンロック操作を行うロック解除機構とを有するシートトラックにおいて、
    前記ロック解除機構は、
    前記ロックレバーに対してアンロック方向の回動力を伝達するオープンロッドと、
    前記オープンロッド及びロックレバーを回動自在に支持する、前記アッパレールに固定されたロックレバーブラケットとを有し、
    前記ロックレバーブラケットは、前記アッパレールのスライド方向に離反した、前記オープンロッドが挿通される軸支持穴を有し、
    前記ロックレバーは、前記ロックレバーブラケットの両軸支持穴に近接して配置された2個の軸受部と、前記アッパレールのスライド方向に延びた回転伝達溝とを有し、
    前記オープンロッドは、前記各軸支持穴及び前記各軸受部を貫通する直線軸部と、前記ロックレバーの回転伝達溝に係合し、前記直線軸部と一体に回動して前記ロックレバーをアンロック方向に回動させる曲げ部を有すること、及び、
    前記ロックレバーの軸受部の少なくとも一方は、前記オープンロッドが挿通される方向に離れた一対の板状部を有し、この一対の板状部が、前記オープンロッドを挟むように相反する方向に屈曲されて軸受けを形成し、この軸受けの直径方向の間隔が、前記オープンロッドの直径よりも小さいクリップ状の軸受部を形成していることを特徴とするシートトラックのロック解除機構。
  2. 請求項1記載のシートトラックのロック解除機構において、前記クリップ状の軸受部は、前記ロックレバーブラケットの前側の立壁近傍に形成されているシートトラックのロック解除機構。
  3. 請求項1または2記載のシートトラックのロック解除機構において、前記クリップ状の軸受部は、前記軸受部の径を拡大するように前記一対の板状部を弾性変形させた状態で前記オープンロッドの直線軸部が挿通され、前記板状部の弾性復元力によって前記直線軸部を挟圧するシートトラックのロック解除機構。
  4. 請求項1乃至3のいずれか一項記載のシートトラックのロック解除機構はさらに、シート前縁部から前記アッパレールに沿って延びて、前記オープンロッドの先端部に設けられた曲げ部に下から当接してアンロック方向の回転操作力を伝達するオープンレバーと、
    前記アッパレールに固定され、前後に設けられた上下方向に延びる長穴を有し、前記長穴に前記オープンレバーが挿入され、前記オープンレバーを後方の長穴との接触部を支点として回動可能に支持するオープンレバーブラケットと、
    前記後方の長穴を横断するように延びて、前記オープンレバーの上部に係合する部分を有し、前記オープンレバーを前記後方の長穴の底部に当接する方向に付勢するハンドル付勢部材を備え、
    前記ハンドル付勢部材は、前記後方の長穴の上部空間を規制し、かつ下部に前記オープンレバーを挿通する空間を確保する屈曲部分を有しているシートトラックのロック解除機構。
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