JP2010006242A - 車両のシートスライド装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ロック解除するための入力アーム部の上面の位置を低くする。
【解決手段】ロアレール1にアッパレール2が組み付けられ、該アッパレール2の内部にアッパレール2をロックするロックアーム8が軸受ブラケット12を介して支持されると共に該ロックアーム8をロック方向へ付勢する板ばね11が設けられ、アッパレール2のアッパ側壁部2bに一対の第1スリット2dが形成され、該第1スリット2dの内部に、ロックアーム8の両端の一対の腕部8eの先端部および軸受ブラケット12の一対の軸受部12aが夫々配置され、ロック解除するための入力アーム部8cが一対の腕部8eの間に配置されると共に回動軸12bの軸心上を通って半径方向へ延設される一方、アッパレール2の一対の第1スリット2dの間に第2スリット2kが形成され、該第2スリット2kからアッパレール2の外部へ入力アーム部8cが突出している。
【選択図】図1

Description

本発明は、車両のシートスライド装置に関し、シートを車体の前後へスライドさせてロックするロック機構を改良したものである。
近年の自動車用シートにおいては、シートレイアウトの多様化が求められており、フロントシートだけでなくセカンドシートやサードシート等にもシートスライド装置が設けられている。
車両のシートスライド装置は、車両のフロアに固定されたロアレールに、シートの下面に結合されたアッパレールがスライド自在に組み付けられており、ロアレールに対してアッパレールをスライドさせてロックできるようにロック機構が設けられている。
該ロック機構は、アッパレールに回動自在に取り付けられたロックアームをばねによりロック方向へ付勢しており、該ロックアームのロック爪をアッパレールおよびロアレールの各ロック孔に嵌合することで、ロアレールに対してアッパレールをロックしている。そして、ばねの付勢力に抗してロックアームを回動させてロック解除するロック解除機構が設けられている。
ロック解除機構を有する従来の車両のシートスライド装置としては、特許文献1に示すものが開示されている。アッパレール2の内部にロックアーム8と該ロックアーム8を支持する軸受ブラケット12とが設けられている。該ロックアーム8の両端には一対の腕部8eが形成され、該一対の腕部8eの先端部がアッパレール2の長さ方向と略平行な回動軸12bを中心として軸受ブラケット12の一対の軸受部12aにより回動自在に支持されている。一方、アッパレール2の車体前後位置の側面に一対のスリット2dが形成され、該スリット2dの内部にロックアーム8の腕部8eおよび軸受ブラケット12の軸受部12aが夫々配置されている。そして、ロックアーム8をロック解除方向へ回動させるための入力アーム部8cがロックアーム8の腕部8eを延長して形成され、該入力アーム部8cが前記スリット2dの一方からアッパレール2の外部へ導かれている。
特開2007−196870号公報
ところが、入力アーム部8cはロック解除位置へ回動した時にロアレール1に干渉しないようにしなければならず、また入力アーム部8cはロックアーム8の腕部8eを延長した位置に設けているため複雑に曲げ形成することが難しく、そのため入力アーム部8cの上下方向の幅を広くして強度を確保している。このため、入力アーム部8cの上面はアッパレール2の上面に対して高い位置を占め、この位置に対応させて入力アーム部8cの上面を下方へ押圧するハンドルホルダ29の押圧部29aの位置も高くなっている。それゆえ、ハンドルホルダ29の押圧部29aの位置を低くしたいという要求に十分に対応できていない。
そこで本発明は、上記の課題を解決し、入力アーム部の上面の位置を低くした車両のシートスライド装置を提供することを目的とする。
請求項1に係る発明は、車両のフロアに固定されたロアレールに、シートに固定されたアッパレールがスライド自在に組み付けられ、該アッパレールの内部には前記ロアレールに対して前記アッパレールをロックするロックアームが軸受ブラケットを介して前記アッパレールの長さ方向と略平行な回動軸を中心として回動自在に支持されると共に該ロックアームをロック方向へ付勢するばねが設けられ、前記ロックアームの両端には一対の腕部が形成され、該一対の腕部の先端部を前記回動軸回りに回動自在に支持する一対の軸受部が前記軸受ブラケットに設けられる一方、前記アッパレールの車体前後位置の側面に一対の第1スリットが形成され、該第1スリットの内部に前記腕部の先端部および前記軸受部が夫々配置され、前記ロックアームを前記ばねの付勢力に抗してロック解除方向へ回動させるための入力アーム部が前記ロックアームに形成され、該入力アーム部が前記アッパレールの外部へ導かれているシートスライド装置において、前記入力アーム部が前記一対の腕部の間に配置されると共に前記入力アーム部が前記回動軸の軸心上を通って半径方向に延設される一方、前記アッパレールの前記一対の第1スリットの間に第2スリットが形成され、該第2スリットから前記入力アーム部が前記アッパレールの外部へ突出することを特徴とする。
この発明によれば、ロックアームと一体の入力アーム部が一対の腕部の間に配置されているので、入力アーム部の形状を水平方向へ大きくすることができ、この形状の変更によって、従来は鉛直方向へ大きい形状に形成されて曲げ荷重に対する強度を確保していたものを、水平方向へ大きくすることによって曲げ荷重に対する強度を確保するものであり、これにより、入力アーム部の上面の高さ位置を低くすることができる。
また、アッパレールの第1スリットの内部にアッパレールのアッパ側壁部と略重なるようにロックアームの回動軸が配置されており、ロックアームにおける回動軸の軸心上を通って半径方向へ延設された入力アーム部が、アッパレールの第2スリットからアッパレールの外部へ突出するので、第2スリットの内部での入力アーム部の移動量を小さくすることができ、これにより入力アーム部が挿通される第2スリットの前記回動軸の軸心に直交する方向の長さを小さくすることができる。従って、第2スリット全体を小さくすることができ、第2スリットを設けたことによるアッパレールの強度の低下を抑制できる。
本発明に係る車両のシートスライド装置によれば、ロックアームと一体の入力アーム部が一対の腕部の間に配置されているので、入力アーム部の形状を水平方向へ大きくすることができ、入力アーム部の上面の高さ位置を低くすることができる。また、アッパレールの第1スリットの内部にアッパレールのアッパ側壁部と略重なるようにロックアームの回動軸が配置されており、ロックアームにおける回動軸の軸心上を通って半径方向へ延設された入力アーム部が、アッパレールの第2スリットからアッパレールの外部へ突出するので、第2スリットの内部での入力アーム部の移動量を小さくすることができ、これにより入力アーム部が挿通される第2スリットの前記回動軸の軸心に直交する方向の長さを小さくすることができる。従って、第2スリット全体を小さくすることができ、第2スリットを設けたことによるアッパレールの強度の低下を抑制できる。
以下、本発明による車両のシートスライド装置の実施の形態を説明する。
図1はシートスライド装置の分解斜視図、図2はロックアームの近傍の斜視図、図3は本発明による車両のシートスライド装置の要部断面図である。
図1に示すように、シートスライド装置は、車両のフロアに固定されるロアレール1と、シート下面の左右位置に取り付けられるアッパレール2とを備えている。図3に示すように、ロアレール1の断面形状は、上部が開口する略コ字形状の基本断面部の上端に内側へ屈曲した下向屈曲部1aが夫々延設して形成され、アッパレール2の断面形状は、同様に下部が開口する略コ字形状の基本断面部の下端に外側へ屈曲した上向屈曲部2aが夫々延設して形成されている。そして、アッパレール2は、上向屈曲部2aと該上向屈曲部2aと対向するアッパ側壁部2bとの間に、ロアレール1の下向屈曲部1aを挟み込むようにして組み付けられている。そして、ロアレール1の両端が、図示しないボルトを介して車両のフロアに固定されている。一方、アッパレール2は、ボルト7を介してシート下面の左右位置に取り付けられている。
アッパレール2は、リテーナ3に保持されたガイドボール4,5を介して長さ方向へスライド自在に、ロアレール1に組み込まれている。具体的には、前記リテーナ3はロアレール1とアッパレール2との間にフリー状態で組み込まれ、リテーナ3に保持されたガイドボール4はアッパレール2の上向屈曲部2aの下面を支持し、ガイドボール5はアッパレール2の上向屈曲部2aの側面をガイドする。
図3に示すようにロアレール1の前後の端部の近傍の下面には、アッパレール2の移動範囲を設定するストッパ部1bがロアレール1の左右を内部へ向って上方へ切り起こすことにより形成される一方、アッパレール2には該ストッパ部1bに当接する当接部2gが、アッパ側壁部2bの下端の一部を上向屈曲部2aとして屈曲させることなく下方へ突出させることにより、左右の2箇所に夫々形成されている。アッパレール2の左右の上向屈曲部2aの長さ方向での4箇所には、リテーナ3がアッパレール2から外れるのを阻止するために、球面状の突起である外れ止め2hが上下位置に形成されている。ガイドボール5自体が外れ止め2hに当接してリテーナ3の移動が規制される。また、ロアレール1の両端近傍には、リテーナ3が当接してリテーナ3がロアレール1から外れるのを阻止するための外れ止め1cが、ロアレール1の一部を下方へ向って切り起こすことにより形成されている。
このように構成されたロアレール1とアッパレール2との間には、ロアレール1に沿ってアッパレール2をスライドさせて任意の位置で固定するためのロック機構6が設けられている。該ロック機構6は、軸受ブラケット12と、該軸受ブラケット12に回動自在に支持されたロックアーム8と、アッパレール2およびロアレール1に形成されたロック孔9,10,14とにより構成されている。ロックアーム8のロック爪8bを、ロック孔9,10,14に挿通させることにより、アッパレール2がロアレール1に対してロックされる。
前記ロックアーム8と前記軸受ブラケット12との関係について説明する。図1のように、アッパレール2の側面であって車体の前後位置に一対の第1スリット2dが形成されている。該第1スリット2dは、アッパレール2のアッパ側壁部2bから上壁部2cにわたって形成されている。一方、ロックアーム8および該ロックアーム8を回動自在に支持する軸受ブラケット12がアッパレール2の内部に設けられている。ロックアーム8には本体部分の両端に相互に平行な一対の腕部8eが形成され、該一対の腕部8eの先端部が軸受ブラケット12を介して回動自在に支持されている。即ち、夫々の腕部8eの先端部には同一直線上に位置する部分に一対の軸孔8aが形成される一方、略コの字形状の軸受ブラケット12の両端には一対の軸受部12aが形成され、夫々の軸受部12aの対向する位置に回動軸12bがエンボス加工により一体に突出形成されている。この回動軸12bが前記軸孔8aに嵌挿された状態で、ロックアーム8の腕部8eの先端部と軸受ブラケット12の軸受部12aとが、アッパレール2のアッパ側壁部2bとロックアーム8の回動軸12bとが略重なるように、アッパレール2の内側から第1スリット2dの内部に夫々挿入されている。
図1に示すように、ロックアーム8の軸孔8aから所定半径だけ離れた円の円周上であってロックアーム8の本体部分の下端には、一対の腕部8eの基端部の間の部分に、4つのロック爪8bが形成されている。そして、ロックアーム8をアッパレール2の外部から操作することにより該ロックアーム8を回動させてロック解除するため、ロックアーム8の本体部分の上端には、一対の腕部8eの間の位置に入力アーム部8cが一体成形されている。この入力アーム部8cは一対の回動軸12bの間であって該回動軸12bの軸心の位置を通って半径方向へ延設されている。一方、アッパレール2の一対の第1スリット2dの間には第2スリット2kがアッパ側壁部2bから上壁部2cにわたって形成され、該第2スリット2kからアッパレール2の外部へ向って、前記入力アーム部8cが斜め上方へ突出している。
前記軸受ブラケット12は3つの部品を組み付けて構成されており、前記ロックアーム8と前記軸受ブラケット12とのアッパレール2の内部への取り付けは、以下のようにして行われている。軸受ブラケット12は一対の軸受部材12c,12cとこれらを連結する連結部材12dとを組み合わせて構成されている。即ち、一対の軸受部材12c,12cは、該軸受部材12cに形成された2つの凸部12eを連結部材12dに形成された2つの孔12fに、少なくとも一方が圧入される状態で嵌合することにより、一体化されて軸受ブラケット12を構成している。そして、夫々の軸受部材12cに形成された取付孔12gと、連結部材12dに形成された孔12hと、アッパレール2の上壁部2cに形成された取付孔2eとに2本のリベット13が挿通され、該2本のリベット13を介して、軸受ブラケット12がアッパレール2の上壁部2cの下面に結合されている。
このようにしてアッパレール2の内部に回動自在に取り付けられたロックアーム8をロック方向へ回動付勢するため、図1に示す略「く」の字形状の板ばね(ばね)11が設けられている。該板ばね11は、両端の当接部11aがアッパレール2のアッパ側壁部2bの一方の内面に当接し、中央の屈曲部11bがロックアーム8の本体部分の背面に当接している。図3に示すように、この板ばね11は、ロックアーム8のロック爪8bの先端を、アッパレール2の他方のアッパ側壁部2bの内面へ向かって常時付勢している。板ばね11がアッパレール2から外れないように、アッパレール2の一方のアッパ側壁部2bの内面に図示しない切り起こし軸部が形成され、該切り起こし軸部が一方側の当接部11aに形成された孔11cに挿通される一方、他方側の当接部11aには切り起こしにより摺動部11dが形成され、該摺動部11dが一方のアッパ側壁部2bに形成された図示しないガイド溝に入り込んでいる。
図1に示すように、アッパレール2の他方のアッパ側壁部2bと上向屈曲部2aとの長手方向の対応する位置には、ロック爪8bの数に対応させて4つのロック孔9,10が夫々形成されている。また、ロアレール1の下向屈曲部1aにはロック孔14が長さ方向に沿って多数形成されている。これらのロック孔9,10,14は、ロック時にロック爪8bが挿入係合される部分なので、図3に示すようにこれらのロック孔の高さ位置は略同じになっている。また、これらのロック孔のピッチはロック爪8bのピッチと同じになっている。
次に、前記ロック機構6によるロックを解除するためのロック解除機構15について説明する。図3に示すように、アッパレール2の上壁部2cの上面には保持ブラケット16が取り付けられている。該保持ブラケット16は、側方へ突出する上水平部16aと該上水平部16aから下方へ向ってのびる固定鉛直部16bとによって構成されている。上水平部16aには単一の取付孔16fが形成され、該取付孔16fの車体前方には下方へ突出する2つの突出部16g,16hが形成されている。図1に示すように、該突出部16g,16hをアッパレール2の嵌合孔2i,2jに嵌合してかしめ固定すると共に、保持ブラケット16の取付孔16fとアッパレール2の取付孔2fとに前記ボルト7を挿通することにより、保持ブラケット16がアッパレール2に取り付けられている。
該保持ブラケット16の固定鉛直部16bにはハンドルホルダ29が回動自在に設けられている。該ハンドルホルダ29は前記固定鉛直部16bに直交して突設された回動軸18を介して回動自在に設けられており、該ハンドルホルダ29には操作ハンドル28が挿通される鉛直方向の長孔29cと、前記入力アーム部8cを押圧するための押圧部29fとを有する。ハンドルホルダ29の前記長孔29cには、操作ハンドル28が挿通されている。操作ハンドル28は略U字形であり、中間部が車体前方に位置して両端部がシートの下方の左右に位置する。ハンドルホルダ29には単一のばね22が装着されており、操作ハンドル28の先端部の上面に形成された切欠部28aにばね22の一部が嵌まり込んで操作ハンドル28が長さ方向で位置決めされている。
(作用)
次に、シートスライド装置の作用を説明する。シートが任意のスライド位置でロックされているときには、図3に実線で示すようにロックアーム8が板ばね11の付勢力を受けて時計方向へ向かって回動変位した状態を占めており、このとき、ロックアーム8のロック爪8bは、アッパレール2のロック孔9,10とロアレール1のロック孔14との三者に挿通され、アッパレール2がロック状態になっている。
この状態からシートを前後方向での異なる位置に変更する場合には、操作レバー28の前部を上方へ引き上げてハンドルホルダ29を回動軸18を中心として回動させる。すると、ハンドルホルダ29の後端部に位置する押圧部29fが入力アーム部8cを下方へ押圧し、図3に仮想線で示すようにロックアーム8が板ばね11の付勢力に抗して反時計方向へ回動し、これによってロックアーム8のロック爪8bがロック孔9,10,14の三者から引き抜かれてロック解除状態になり、アッパレール2およびシートの自由なスライドが可能になる。
この状態においてアッパレール2のスライド位置を変更し、その後に操作レバー28を開放する。すると、ロックアーム8が板ばね11の付勢力によって元の状態に復帰し、図3に実線で示すようにロック爪8bが再びロック孔9,10,14の三者に挿通されてロック状態になり、シートが固定される。
この発明によれば、ロックアーム8と一体の入力アーム部8cが一対の腕部8eの間に配置されているので、入力アーム部8cの形状を水平方向へ大きくすることができ、この形状の変更によって、従来は鉛直方向へ大きい形状に形成されて曲げ荷重に対する強度を確保していたものを、水平方向へ大きくすることによって曲げ荷重に対する強度を確保するものであり、これにより、入力アーム部8cの上面の高さ位置はアッパレール2の上面からHの高さとなり、従来に比べて低くなる。
また、アッパレール2の第1スリット2dの内部にアッパレール2のアッパ側壁部2bと略重なるようにロックアーム8の回動軸12bが配置されており、ロックアーム8における回動軸12bの軸心上を通って半径方向へ延設された入力アーム部8cが、アッパレール2の第2スリット2kからアッパレール2の外部へ突出するので、第2スリットの内部での入力アーム部の移動量を小さくすることができ、これにより入力アーム部8cが挿通される第2スリット2kの前記回動軸の軸心に直交する方向の長さを小さくすることができる。従って、第2スリット2k全体を小さくすることができ、第2スリット2kを設けたことによるアッパレール2の強度の低下を抑制できる。
なお、本実施の形態では軸受ブラケットが分割構造である場合を示したが、一体構造であっても良い。また、本実施の形態では第1,第2スリットをアッパレールの一方のアッパ側壁部から上壁部にわたって略L字形に形成したが、アッパレールのアッパ側壁部のロアレールから突出する部分の高さを、腕部と軸受部とが干渉することなく挿入できる程度に十分に長く確保できる場合には、第1,第2スリットの形成を上壁部まで形成することなくアッパ側壁部のみに留めることができる。
車両のシートスライド装置の分解斜視図(実施の形態)。 ロックアームの近傍を示す斜視図(実施の形態)。 図5のA−A矢視図(実施の形態)。 車両のシートスライド装置の正面図(実施の形態)。 車両のシートスライド装置の平面図(実施の形態)。
符号の説明
1…ロアレール
2…アッパレール
2d…第1スリット
2k…第2スリット
6…ロック機構
8…ロックアーム
8b…ロック爪
8c…入力アーム部
8e…腕部
9,10,14…ロック孔
12…軸受ブラケット
12a…軸受部
12b…回動軸

Claims (1)

  1. 車両のフロアに固定されたロアレールに、シートに固定されたアッパレールがスライド自在に組み付けられ、該アッパレールの内部には前記ロアレールに対して前記アッパレールをロックするロックアームが軸受ブラケットを介して前記アッパレールの長さ方向と略平行な回動軸を中心として回動自在に支持されると共に該ロックアームをロック方向へ付勢するばねが設けられ、
    前記ロックアームの両端には一対の腕部が形成され、該一対の腕部の先端部を前記回動軸回りに回動自在に支持する一対の軸受部が前記軸受ブラケットに設けられる一方、前記アッパレールの車体前後位置の側面に一対の第1スリットが形成され、該第1スリットの内部に前記腕部の先端部および前記軸受部が夫々配置され、
    前記ロックアームを前記ばねの付勢力に抗してロック解除方向へ回動させるための入力アーム部が前記ロックアームに形成され、該入力アーム部が前記アッパレールの外部へ導かれているシートスライド装置において、
    前記入力アーム部が前記一対の腕部の間に配置されると共に前記入力アーム部が前記回動軸の軸心上を通って半径方向に延設される一方、前記アッパレールの前記一対の第1スリットの間に第2スリットが形成され、該第2スリットから前記入力アーム部が前記アッパレールの外部へ突出することを特徴とする車両のシートスライド装置。
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