JP5415883B2 - 車両のシートスライド装置 - Google Patents
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Description
本発明は、車両のシートスライド装置に関し、シートを車体の前後へスライドさせてロックするロック機構を改良したものである。
近年の自動車用シートにおいては、シートレイアウトの多様化が求められており、フロントシートだけでなくセカンドシートやサードシート等にもシートスライド装置が設けられている。
車両のシートスライド装置は、車両のフロアに固定されたロアレールに、シートの下面に結合されたアッパレールがスライド自在に組み付けられており、ロアレールに対してアッパレールをスライドさせてロックできるようにロック機構が設けられている。
該ロック機構は、アッパレールに回動自在に取り付けられたロックアームがばねによりロック方向へ付勢された状態で設けられており、該ロックアームのロック爪をアッパレールおよびロアレールの各ロック孔に嵌合することで、ロアレールに対してアッパレールをロックしている。そして、ばねの付勢力に抗してロックアームを反対方向へ回動させてロック解除するロック解除機構が設けられている。
ロック解除機構をアッパレールの外部であって該アッパレールの側方に配置するとシートの周りに自由空間を確保できないことから、ロック解除機構をアッパレールの内部に設けたものが提案されている。
ロック解除機構をアッパレールの内部に設けた従来の車両のシートスライド装置としては、特許文献1のものが開示されている。アッパレール12の内部にロックレバー21が回動自在に支持されており、該ロックレバー21がバネ部材22により付勢されて回動することにより、ロアレールに対してアッパレールがロックされている。アッパレールにピン26を介して上下方向へ傾動可能に支持された弾性体24の前方の四角形の前後方向の孔部に操作レバー23が挿通され、該操作レバー23の後端部23cが弾性体24のU字状支持部24bにより形成される上下方向の四角形の孔に挿通されると共に、U字状支持部24bの中央部へ向って後方へ突出するI字状支持部24cにより操作レバー23の後端部23cが上から押さえられ、該操作レバー23の後端部23cがアーム21bの上方に臨んでいる。該操作レバー23の前部を持ち上げて操作すると、該操作レバー23の後端部23cがアーム21bを下方へ押圧し、バネ部材22の付勢力に抗してロックレバー21が回動し、ロックが解除される。
ところが、弾性体24が長いと、操作レバー23の回動角度である操作ストロークが小さくなって操作性が悪くなることから、操作ストロークを適正な大きさに確保するにはロック機構をアッパレールの前側に配置することが必要になる。ロック機構を前側に配置すると、ベルトアンカがシートの後部に設けられているためにロック機構をアッパレールの後側に配置して強度を確保したいという要望があるが、この要望に対応できない。また、アーム21bを上方へ押圧してロックレバー21を回動させてロック解除する構成のロック機構には採用することができない。
一方、ロック機構をアッパレールの後側に配置した従来の車両のシートスライド装置として、特許文献2に示すものが開示されている。特許文献2の図1に示されるように、操作ハンドル15を上方へ引き上げると、第1のロックレバー17がピン19を中心として回動し、その後端作用部17aがピン20を中心として回動する第2のロックレバー18の前端作用部を下方へ押圧し、第2のロックレバー18の後端作用部18aが係合部材10を上方へ押し上げる。このためラッチレバー9が板ばね11の付勢力に抗して回動し、ロックが解除される。
特開2002−154356号公報
特開2007−176220号公報
ところが、特許文献2に記載の発明では第2のロックレバーを追加して介在させなければならず、部品点数が多くなって構成が複雑になるという問題がある。
そこで本発明はこれらの課題を解決し、操作性に影響を与えることなくアッパレールの前端部からロック機構までの距離を自由に調整できる車両のシートスライド装置を提供することを目的とする。
請求項1に係る発明は、車両のフロアに固定され略U字形断面を有するロアレールに、シートに固定され側壁部と上壁部とを有する略逆U字形断面のアッパレールがスライド自在に組み付けられ、該アッパレールの内部には前記ロアレールに対して前記アッパレールをロックするロックアームが前記アッパレールの長さ方向と略平行な回動軸を中心として回動自在に支持され、該ロックアームをロック方向へ付勢する第1ばねが設けられ、前記ロックアームには、前記ロックアームを前記ばねの付勢力に抗してロック解除方向へ回動させるための入力アーム部が形成されているシートスライド装置において、前記入力アーム部が上動されることによりロック解除が行われるように、前記入力アーム部が前記アッパレール内の一方の前記側壁部側に配置されており、前記入力アーム部の車体前方であって前記アッパレールの他方の前記側壁部側には、前記回動軸と略平行なクランク軸の基部が回動自在に支持され、該クランク軸の後端部および前端部には前記入力アーム部を上方へ押圧するための後クランク構成部と前記クランク軸を回転駆動させるための前クランク部とが前記アッパレールの一方の前記側壁部側へ向って曲げ形成され、前記アッパレールの前端部近傍であって前記アッパレール内の一方の前記側壁部側には、前記アッパレールの長さ方向に沿って長いハンドルホルダの中間部が水平軸を介して回動自在に支持され、該ハンドルホルダの前端部近傍には前記前クランク部を上方へ押圧するための押し上げ部が形成され、該押し上げ部を上動させるための操作レバーが該ハンドルホルダの前端部に結合されていることを特徴とする。
この発明によれば、シートスライド装置をロック解除する際に、操作レバーを上へ引くと、ハンドルホルダが水平軸を中心として回動するため、ハンドルホルダの押し上げ部がクランク軸の前クランク部を押し上げる。このため、クランク軸が回動し、該クランク軸の後クランク構成部が上動して入力アーム部を押し上げる。これにより、ロックアームが第1ばねの付勢力に抗してロック解除方向へ回動させられ、シートスライド装置がロック解除される。このあと、シートを前後方向へ移動させた後に操作レバーを開放すると、該操作レバー,ロックアーム,クランク軸が第1ばねの付勢力により元の位置へ復帰し、シートスライド装置がロックされる。
請求項2に係る発明は、請求項1に記載の車両のシートスライド装置において、前記後クランク構成部が前記入力アーム部を上方へ押圧することにより前記ロックアームが回動してロック位置,ロック解除位置,ロック解除保持位置を占めるときの、前記後クランク構成部の回動位置を第1回動位置,第2回動位置,第3回動位置とし、前記第1回動位置,第2回動位置,第3回動位置で前記入力アーム部に当接する前記後クランク構成部の外表面の位置を第1当接部,第2当接部,第3当接部としたときに、前記後クランク構成部が第1回動位置から第2回動位置まで回動するときの前記入力アーム部の上方への移動量を大きくすることにより前記後クランク構成部の回動角度が小さくなるように、前記第1当接部,第2当接部,第3当接部の位置を設定したことを特徴とする。
この発明によれば、操作レバーを上へ引くことによりハンドルホルダが回動し、該ハンドルホルダの押し上げ部がクランク軸の前クランク部を押し上げることによりクランク軸が回動し、該クランク軸の回動により後クランク構成部が回動してロックアームの入力アーム部を押し上げる。そして、後クランク構成部の第1当接部,第2当接部,第3当接部が入力アーム部に当接したときに、後クランク構成部は回動して第1回動位置,第2回動位置,第3回動位置を占め、このときロックアームが回動してロック位置,ロック解除位置,ロック解除保持位置を占める。後クランク構成部が第1回動位置から第2回動位置まで回動するときの回動角度が小さくなるので、ロック解除位置を越えるまでの操作レバーの引き上げ量が少なくなり、引き上げ操作の早い段階でロックが解除される。
請求項3に係る発明は、請求項2に記載の車両のシートスライド装置において、前記後クランク構成部は、前記クランク軸を延長させて形成し、前記後クランク構成部におけるクランク軸の断面形状をカム形状に変えることにより、クランク軸の軸心からの距離がクランク軸の半径寸法よりも所定値Rだけ小さい前記第1当接部と、所定値r(<R)だけ小さい前記第2当接部,前記第3当接部とを形成したことを特徴とする。
この発明によれば、後クランク構成部が第1回動位置から第2回動位置まで回動するときの入力アーム部の上方への移動量を大きくすることにより、後クランク構成部の回動角度が小さくなるようにするために、後クランク構成部におけるクランク軸の断面形状を円形からカム形状に変えて第1当接部,第2当接部,第3当接部を形成したので、ロック解除位置を越えるまでの操作レバーの引き上げ量が少なくなり、引き上げ操作の早い段階でロックが解除される。
請求項4に係る発明は、請求項2に記載の車両のシートスライド装置において、前記後クランク構成部は、前記クランク軸の後端部に前記クランク軸の軸心を中心とする半径方向に沿ってカムプレートを配置し、該カムプレートの内端部を前記クランク軸の後端部に固着する一方、外端部には前記入力アーム部を上方へ押圧するためのカム部を形成し、該カム部の外表面に前記第1当接部,第2当接部,第3当接部を形成したことを特徴とする。
この発明によれば、カムプレートが第1回動位置から第2回動位置まで回動するときの入力アーム部の上方への移動量を大きくすることにより、カムプレートの回動角度が小さくなるようにカム部の外表面に第1当接部,第2当接部,第3当接部を形成したので、ロック解除位置を越えるまでの操作レバーの引き上げ量が少なくなり、引き上げ操作の早い段階でロックが解除される。
請求項5に係る発明は、請求項1〜4のいずれかに記載の車両のシートスライド装置において、前記前クランク部と前記押し上げ部が前記アッパレールの前端部よりも前方に位置し、前記ハンドルホルダの鉛直内面であって前記押し上げ部と前記アッパレールの長さ方向で対応する部分の位置を、前記アッパレールの一方の前記側壁部の内面と略同一面上に設定し、前記鉛直内面に近接させて前記前クランク部を配置したことを特徴とする。
この発明によれば、アッパレールの長さ方向で押し上げ部と対応する位置のハンドルホルダの鉛直内面がアッパレールの一方の側壁部の内面と略同一面上に設定されていることから、クランク軸の前クランク部のオフセット量を大きくすることができる。従って、押し上げ部をアッパレールの内部に配置した場合における押し上げ部の鉛直内面にクランク軸の前クランク部を近接させた場合の前クランク部のオフセット量より大きな値になり、クランク軸の回転量に対するハンドルホルダの操作ストロークが大きくなる。
請求項6に係る発明は、請求項1〜5のいずれかに記載の車両のシートスライド装置において、前記アッパレールの内部に略逆U字形断面を有する軸受部材を設け、該軸受部材の一方の側壁部に水平軸を介して前記ハンドルホルダを回動可能に支持する一方、該軸受部材の他方の側壁部の一部を内側へ円弧状に突出させて形成した一対の軸受部と前記アッパレールの他方の側壁部との間に前記クランク軸の基部を回動自在に支持することを特徴とする。
この発明によれば、一対の軸受部とアッパレールの他方の側壁部との間に前記クランク軸の基部を回動自在に支持するので、クランク軸を支持するための構成が簡単である。また、クランク軸の基部がアッパレールの他方の側壁部に接しているため、前記前クランク部,後クランク構成部のオフセット量をアッパレール内で最大に設定することができる。
請求項7に係る発明は、請求項1〜5のいずれかに記載の車両のシートスライド装置において、前記アッパレールの内部に略逆U字形断面を有する軸受部材を設け、該軸受部材の一方の側壁部に水平軸を介して前記ハンドルホルダを回動可能に支持する一方、該軸受部材の両端部を下方へ曲げて一対の軸受部を設けると共に該夫々の軸受部に軸受孔を形成し、該軸受孔に前記クランク軸の基部の両端近傍を挿通させて前記クランク軸を回動自在に支持することを特徴とする。
この発明によれば、軸受部材の両端部に設けた一対の軸受部に軸受孔を形成し、該軸受孔にクランク軸の基部の両端近傍を挿通させてクランク軸を回動自在に支持するので、クランク軸の支持が強固にかつ安定して行われる。
請求項8に係る発明は、請求項1〜7のいずれかに記載の車両のシートスライド装置において、前記ロックアームをロック方向へ付勢する第1ばねの付勢力よりも小さい力で前記ハンドルホルダをロック解除方向へ付勢する第2ばねが設けられていることを特徴とする。
この発明によれば、第2ばねの付勢力によりハンドルホルダがロック解除方向へ回動してクランク軸をロックアームの入力アーム部との間で挟んでいるため、クランク軸に遊びが生じない。
請求項1に係る車両のシートスライド装置によれば、アッパレールの内部に収容したハンドルホルダとロックアームとをアッパレールの内部に収容されアッパレールの長さ方向に沿って長いクランク軸を介して連結したので、クランク軸の長さを増減させることによってロック機構の前後位置を調整することができる。従って、ロック機構の前後位置の如何を問わずハンドルホルダの操作ストロークを適正な値にすることができ、操作レバーの操作性が良い。
請求項2に係る車両のシートスライド装置によれば、後クランク構成部が第1回動位置から第2回動位置まで回動するときの回動角度が小さくなるので、操作レバーを上へ引いたときのロック解除位置を越えるまでの操作レバーの引き上げ量が少なくなる一方、第2回動位置から第3回動位置までの余裕回転角度が大きくなる。このため、操作レバーの操作性が良く、部品の精度のバラツキにも対応できる。
請求項3に係る車両のシートスライド装置によれば、後クランク構成部はクランク軸を延長させて形成し、後クランク構成部におけるクランク軸の断面形状をカム形状に変えることにより、第1当接部,第2当接部,第3当接部を形成したので、クランク軸の後端部を圧縮成形するだけで第1回動位置から第2回動位置までの後クランク構成部の回動角度を小さくすることができ、加工が容易である。
請求項4に係る車両のシートスライド装置によれば、後クランク構成部は、クランク軸の後端部にカムプレートの内端部を固着して構成したので、第1当接部,第2当接部,第3当接部を任意の形状にすることが可能であり、第1回動位置から第2回動位置までの後クランク構成部の回動角度を大幅に小さくすることが可能になる。
請求項5に係る車両のシートスライド装置によれば、前クランク部のオフセット量を大きくすることができるので、ハンドルホルダの操作ストロークが大きくなり、操作レバーの操作性が良い。
請求項6に係る車両のシートスライド装置によれば、軸受部材をアッパレールの内部に結合するだけでクランク軸の軸受を構成できるので、クランク軸を支持するための構成が簡単である。また、軸受部材はアッパレールの内部に設けられるので補強部材としても機能することになりアッパレールの強度が向上する。
請求項7に係る車両のシートスライド装置によれば、軸受部材の両端部に設けた一対の軸受部に軸受孔を形成し、該軸受孔にクランク軸の基部の両端近傍を挿通させてクランク軸を回動自在に支持するので、クランク軸の支持が強固にかつ安定して行われる。
請求項8に係る車両のシートスライド装置によれば、第2ばねの付勢力により、ハンドルホルダがクランク軸をロックアームの入力アーム部へ押し付けているので、車両の振動等によりクランク軸が振動して異音が発生するのを抑制できる。また、ロックアームの入力アーム部とクランク軸とが接してロックアームの慣性マスが大きくなっているため、ロックアームが回動してロックする際に衝突して発生する衝突音の高さが低くなりロック音が軽減される。
以下、本発明による車両のシートスライド装置の実施の形態を説明する。
(a)実施の形態1
まず、実施の形態1について説明する。
(構成)
シートスライド装置の平面図と正面図とを図7(a)(b)に示し、図7(b)のA−A矢視図,B−B矢視図,C−C矢視図を図4に示す。図4(c)に示すように、シートスライド装置は、車両のフロアの左右位置に平行に固定される一対のロアレール1と、シート下面の左右位置に取り付けられる一対のアッパレール2とを備えている。ロアレール1の断面形状は、上部が開口する略U字形状の基本断面部の上端に内側へ屈曲した下向屈曲部1aが夫々延設して形成され、アッパレール2の断面形状は、同様に上壁部2cと側壁部2bとからなり下部が開口する略逆U字形状の基本断面部の下端に外側へ屈曲した上向屈曲部2aが夫々延設して形成されている。そして、これらのレールは、アッパレール2の上向屈曲部2aと側壁部2bとの間に、ロアレール1の下向屈曲部1aを挟み込むようにして組み付けられている。
(a)実施の形態1
まず、実施の形態1について説明する。
(構成)
シートスライド装置の平面図と正面図とを図7(a)(b)に示し、図7(b)のA−A矢視図,B−B矢視図,C−C矢視図を図4に示す。図4(c)に示すように、シートスライド装置は、車両のフロアの左右位置に平行に固定される一対のロアレール1と、シート下面の左右位置に取り付けられる一対のアッパレール2とを備えている。ロアレール1の断面形状は、上部が開口する略U字形状の基本断面部の上端に内側へ屈曲した下向屈曲部1aが夫々延設して形成され、アッパレール2の断面形状は、同様に上壁部2cと側壁部2bとからなり下部が開口する略逆U字形状の基本断面部の下端に外側へ屈曲した上向屈曲部2aが夫々延設して形成されている。そして、これらのレールは、アッパレール2の上向屈曲部2aと側壁部2bとの間に、ロアレール1の下向屈曲部1aを挟み込むようにして組み付けられている。
アッパレール2は、リテーナ3に保持されたガイドボール4,5を介して長さ方向へスライド自在にロアレール1に組み込まれている。具体的には、前記リテーナ3はロアレール1とアッパレール2との間の左右位置にフリー状態で組み込まれ、リテーナ3に保持されたガイドボール4はアッパレール2の上向屈曲部2aの下面を支持し、ガイドボール5はアッパレール2の上向屈曲部2aの上部の側面をガイドする。このように構成されたロアレール1の両端が、図示しないボルトを介して車両のフロアの左右位置に固定されている。一方、アッパレール2は、ボルト7を介してシート下面の左右位置に取り付けられている。
図4(c)に示すようにロアレール1の前後の端部の近傍の下面には、アッパレール2の移動範囲を設定するストッパ部1bがロアレール1の左右を内部へ向って上方へ切り起こすことにより形成される一方、アッパレール2には該ストッパ部1bに当接する当接部2gが、側壁部2bの下端の一部を上向屈曲部2aとして屈曲させることなく下方へ突出させることにより、左右の2箇所に夫々形成されている。また、図3に示すように、ロアレール1の両端近傍には、リテーナ3が当接してリテーナ3がロアレール1の長さ方向の所定範囲から外れるのを阻止するための外れ止め1cが、ロアレール1の一部を下方へ向って切り起こすことにより形成されている。
アッパレール2の上壁部2cを除去して示す図6のように、前記ロアレール1と前記アッパレール2との間の車体後方には、ロアレール1に沿ってアッパレール2をスライドさせて任意の位置で固定するためのロック機構6が設けられている。該ロック機構6は、図5に示すように、軸受ブラケット12と、該軸受ブラケット12に回動自在に支持されたロックアーム8と、図4(c)に示すようにアッパレール2およびロアレール1に形成されたロック孔9,10,14と、該ロック孔9,10,14に係合する方向へロックアーム8に設けたロック爪8bを常に付勢する第1ばね11とにより構成されている。ロックアーム8のロック爪8bを、ロック孔9,10,14に挿通させることにより、アッパレール2がロアレール1に対してロックされる。
前記ロックアーム8と前記軸受ブラケット12との関係について説明する。図3に示すように、アッパレール2の側面であって車体の前後位置に一対のスリット2dが形成されている。該スリット2dは、アッパレール2の側壁部2bから上壁部2cにわたって形成されている。一方、ロックアーム8および該ロックアーム8を回動自在に支持する軸受ブラケット12がアッパレール2の内部に設けられている。図1に示すようにロックアーム8には本体部分の両端に相互に平行な一対の腕部8eが形成され、該一対の腕部8eの先端部には一対の軸孔8aが形成される一方、図2に示すように略コの字形状の軸受ブラケット12の両端には一対の腕部12aが形成され、夫々の腕部12aの先端部の内側には回動軸12bがエンボス加工により突出形成されている。この回動軸12bが前記軸孔8aに嵌挿された状態で、ロックアーム8の腕部8eと軸受ブラケット12の腕部12aとが、アッパレール2の側壁部2bとロックアーム8の回動軸12bとが略重なるように、アッパレール2の内側からスリット2dの内部に夫々挿入されている。
図1に示すように、ロックアーム8の軸孔8aから所定半径だけ離れた円の円周上であってロックアーム8の本体部分の下端には、一対の腕部8eの基端部の間の部分に、4つのロック爪8bが形成されている。そして、ロックアーム8を操作することにより該ロックアーム8を回動させてロック解除するため、ロックアーム8の車体前側の位置には、4つのロック爪8bと並べてロック爪8bとは反対方向のアッパレール2の内側へ突出する入力アーム部8cが一体成形されている。図4(c)に示すように、この入力アーム部8cは一対の腕部8eの近傍から斜め下方へ向って突出しており、アッパレール2の図中左側の側壁部2b側に配置されている。
前記軸受ブラケット12は3つの部品を組み付けて構成されており、前記ロックアーム8と前記軸受ブラケット12とのアッパレール2の内部への取り付けは、以下のようにして行われている。図1,図2,図5に示すように、軸受ブラケット12は一対の軸受部材12c,12cとこれらを連結する連結部材12dとを組み合わせて構成されている。即ち、一対の軸受部材12c,12cは、該軸受部材12cに形成された2つの凸部12eを連結部材12dに形成された2つの孔12fに、少なくとも一方が圧入される状態で嵌合することにより、一体化されて軸受ブラケット12を構成している。そして、夫々の軸受部材12cと連結部材12dとがアッパレール2の上壁部2cの下面に2本のリベット13を介して、結合されている。
このようにしてアッパレール2の内部に回動自在に取り付けられたロックアーム8をロック方向へ回動付勢するため、図4(c),図6に示すように略「く」の字形状の板ばね(第1ばね)11が設けられている。該板ばね11は、両端の当接部11aがアッパレール2の側壁部2bの一方の内面に当接し、中央の屈曲部11bがロックアーム8の本体部分の背面に当接している。図4に示すように、この板ばね11は、ロックアーム8のロック爪8bの先端を、アッパレール2の他方の側壁部2bの内面へ向かって常時付勢している。板ばね11がアッパレール2から外れないように、図6に示すようにアッパレール2の一方の側壁部2bの内面に切り起こし軸部2mが形成され、該切り起こし軸部2mが一方側の当接部11aに形成された孔11eに挿通される一方、他方側の当接部11aには図1に示すように切り起こしにより摺動部11dが形成され、該摺動部11dが図4(c)に示すように一方の側壁部2bに形成されたガイド溝2nに入り込んでいる。
図4(c)に示すように、アッパレール2の他方の側壁部2bと上向屈曲部2aとの長手方向の対応する位置には、ロック爪8bの数に対応させて4つのロック孔9,10が夫々形成されている。また、ロアレール1の下向屈曲部1aにはロック孔14が長さ方向に沿って多数形成されている。これらのロック孔9,10,14は、ロック時にロック爪8bが挿入係合される部分なので、これらのロック孔の高さ位置は略同じになっている。また、これらのロック孔のピッチはロック爪8bのピッチと同じになっている。
次に、前記ロック機構6によるロックを解除するためのロック解除機構15について説明する。該ロック解除機構15は、アッパレール2の上壁部2cを切り欠いて示す図6に示すように、アッパレール2の内部であってロック機構6の車体前方に配置されている。前記のように、図6中の右側の後方であってアッパレール2内のロック孔9が形成される一方の側壁部2b側には、上動させることによりロック解除が行われるように入力アーム部8cが、ロック時に一方の側壁部2bに近接するように配置されている。入力アーム部8cよりも車体前方であって図6中の左側のアッパレール2内の板ばね11の当接部11aが当接する他方の側壁部2b側には、前記回動軸12bと略平行なクランク軸16の基部が回動自在に支持され、該クランク軸16の後端部には前記入力アーム部8cをロック解除方向である上方へ押圧するための後クランク構成部としての後クランク部16aが形成され、前端部には前記クランク軸16を回転駆動させるための前クランク部16bが形成され、後クランク部16aも前クランク部16bもアッパレール2内の前記一方の側壁部2b側へ向ってクランク状に屈曲形成されている。クランク軸16の基部を回動自在に支持するため、アッパレール2の内部に略逆U字形の軸受部材30が設けられている。該軸受部材30は前記ボルト7によりアッパレール2の上壁部2cに結合されている。該軸受部材30には、アッパレールの長さ方向の前端部および後端部にのみ他方の側壁部が形成されており、この側壁部の下端部を内部へ向って突出する円弧状に曲げることにより一対の軸受部30a,30bが形成され、該軸受部30a,30bとアッパレール2の他方の側壁部2bとの間にクランク軸16の基部の前部と後部とが回動自在に支持されている。
アッパレール2の前端部近傍には、図6中の上側である軸受部材30の一方の側壁部に、ハンドルホルダ29が設けられている。該ハンドルホルダ29は、軸受部材30の内部に長さ方向に沿って配置されている。該ハンドルホルダ29は、その中間部が水平軸18を介して回動自在に支持され、該ハンドルホルダ29の前端部近傍には前記前クランク部16bを上方へ押圧するための押し上げ部29aが形成され、該押し上げ部29aを上動させるための操作レバー28が該ハンドルホルダ29の前端部に結合されている。
ハンドルホルダ29は前記軸受部材30の内側に配置されており、前記水平軸18は前記軸受部材30の側壁部を内側へ突出させた突出部30cを貫通して設けられている。前記ハンドルホルダ29への前記操作レバー28の結合は図1のようにして行われている。ハンドルホルダ29の前端部には、断面C字形の結合部材29bがハンドルホルダ29の内側に溶接結合され、該結合部材29bの内側に操作レバー28の先端部を嵌め込んだ状態で、単一のかしめピン29cにより操作レバー28の先端部と結合部材29bとハンドルホルダ29とが結合されている。
前記押し上げ部29aをロック解除方向へ付勢するばね(第2ばね)22が設けられている。ばね22は、図1に示すようにハンドルホルダ29の後端部に設けられたばね掛け孔29dと図6に示すように前記軸受部材30の後端部の右側に設けられたばね掛け部30eとの間に設けられており、該ばね22の中間部を下方へ押し下げて支持するために軸受部材30には内部へ向って切り起こしたばね支持部30dが形成されている。これにより、ハンドルホルダ29の後端部が下方へ向って付勢されている。このばね22がハンドルホルダ29をロック解除方向へ回動する付勢力は、第1ばね11がロックアーム8をロック方向へ付勢する付勢力よりも小さく設定されている。
前記押し上げ部29aについて詳細に説明する。図5(a)(b)に示すようにハンドルホルダ29は長さ方向の略全長にわたって断面形状が略コの字形状であり、該ハンドルホルダ29の前端部近傍に位置する前記押し上げ部29aは、図6に示すように前記アッパレール2の前端部よりも前方の外部に位置している。そして、ハンドルホルダ29の押し上げ部29aの部分が、図に示すように軸受部材30の図5(a)中の上側(車体右側)の側壁部より上側(車体右側)へ突出している。これにより、ハンドルホルダ29の鉛直内面29eであってアッパレール2の長さ方向で前記押し上げ部29aと対応する部分の位置が、アッパレール2の側壁部2bの内面2eと略同一面上に設定され、該鉛直内面29eに近接させて前記前クランク部16bが配置されている。
(作用)
次に、シートスライド装置の作用を説明する。シートが任意のスライド位置でロックされているときには、図4(c)に示すようにロックアーム8が板ばね11の付勢力を受けて時計方向へ向かって回動変位した状態を占めており、このとき、ロックアーム8のロック爪8bは、アッパレール2のロック孔9,10とロアレール1のロック孔14との三者に挿通され、アッパレール2がロック状態になっている。また、ハンドルホルダ29は、ばね22に付勢されてクランク軸16の前クランク部16bを押圧し、後クランク部16aをロックアーム8の入力アーム部8cに当接させている。
(作用)
次に、シートスライド装置の作用を説明する。シートが任意のスライド位置でロックされているときには、図4(c)に示すようにロックアーム8が板ばね11の付勢力を受けて時計方向へ向かって回動変位した状態を占めており、このとき、ロックアーム8のロック爪8bは、アッパレール2のロック孔9,10とロアレール1のロック孔14との三者に挿通され、アッパレール2がロック状態になっている。また、ハンドルホルダ29は、ばね22に付勢されてクランク軸16の前クランク部16bを押圧し、後クランク部16aをロックアーム8の入力アーム部8cに当接させている。
この発明によれば、シートスライド装置をロック解除する際に、操作レバー28を上へ引くと、ハンドルホルダ29が水平軸18を中心として回動するため、ハンドルホルダ29の押し上げ部29aがクランク軸16の前クランク部16bを押し上げる。このため、クランク軸16が回動し、該クランク軸16の後クランク部16aが上動して入力アーム部8cを押し上げる。これにより、ロックアーム8が板ばね11の付勢力に抗してロック解除方向へ回動させられ、ロックアーム8のロック爪8bがロック孔9,10,14の三者から引き抜かれシートスライド装置がロック解除される。このあと、シートを前後方向へ移動させた後に、操作レバー28を開放すると、該操作レバー28,ロックアーム8,クランク軸16が板ばね11の付勢力により元の位置へ復帰し、図4(c)に示すようにロック爪8bが再びロック孔9,10,14の三者に挿通されてシートスライド装置がロックされる。
そして、アッパレール2の内部に収容したハンドルホルダ29とロックアーム8とをアッパレール2の内部に収容されアッパレール2の長さ方向に沿って長いクランク軸16を介して連結したので、クランク軸16の長さを増減させることによってロック機構6の前後方向での位置を調整することができる。従って、ロック機構6の前後位置の如何を問わずハンドルホルダ29の操作ストロークを適正な値にすることができ、操作レバー28の操作性が良い。
この発明によれば、アッパレール2の長さ方向で押し上げ部29aと対応する位置のハンドルホルダ29の鉛直内面29eがアッパレール2の一方の側壁部2bの内面2eと略同一面上に設定されていることから、クランク軸16の前クランク部16bのオフセット量を大きくすることができる。従って、押し上げ部29aをアッパレール2の内部に配置した場合における該押し上げ部29aの鉛直内面29eにクランク軸16の前クランク部16bを近接させた場合の前クランク部16bのオフセット量よりも大きくなり、クランク軸16の回転量に対するハンドルホルダ29の操作ストロークが大きくなる。
そして、前クランク部16bのオフセット量を大きくすることができるので、ハンドルホルダ29の操作ストロークが大きくなり、操作レバー28の操作性が良い。
この発明によれば、一対の軸受部30a,30bとアッパレール2の側壁部2bとの間にクランク軸16の基部を回動自在に支持するので、クランク軸16を支持するための構成が簡単である。また、クランク軸16の基部がアッパレール2の他方の側壁部2bに接触しているため、後クランク部16a,前クランク部16bのオフセット量をアッパレール2内で最大に設定することができる。更に、軸受部材30はアッパレール2の内部に設けられるので補強部材としても機能することになりアッパレール2の強度が向上する。
この発明によれば、ばね22の付勢力によりハンドルホルダ29がロック解除方向へ回動してクランク軸16をロックアーム8の入力アーム部8cとの間で挟んでいるため、クランク軸16に遊びが生じない。
そして、ばね22の付勢力により、ハンドルホルダ29がクランク軸16をロックアーム8の入力アーム部8cへ押し付けているので、車両の振動等によりクランク軸16が振動して異音が発生するのを抑制できる。また、ロックアーム8の入力アーム部8cとクランク軸16とが接してロックアーム8の慣性マスが大きくなっているため、ロックアーム8が回動してロックする際に衝突して発生する衝突音の高さが低くなりロック音が軽減される。
(b)実施の形態2
次に、実施の形態2について説明する。なお、この実施の形態は、実施の形態1の一部を変更したものなので、同一部分には同一符号を付して説明を省略し、異なる部分のみを説明する。
(b)実施の形態2
次に、実施の形態2について説明する。なお、この実施の形態は、実施の形態1の一部を変更したものなので、同一部分には同一符号を付して説明を省略し、異なる部分のみを説明する。
実施の形態1において、アッパレール2をロック解除する際には、操作レバー28を上へ引くことにより水平軸18を中心としてハンドルホルダ29を回動させる。すると、該ハンドルホルダ29の押し上げ部29aがクランク軸16の前クランク部16bを押し上げることによりクランク軸16が回動し、該クランク軸の16の回動により後クランク部16aが回動してロックアーム8の入力アーム部8cを押し上げる。しかし、ロックアーム8がアッパレール2の内部で回動しうる角度が小さく、しかもロックアーム8がロック状態からロック解除状態まで回動する際の回動角度が大きいため、必然的にロック解除状態からロック解除保持状態まで回動する際の回動角度が小さくなってしまう。このため、操作レバー28を上へ引いてロック解除した後の操作レバー28の回動角度が小さく、回動角度に余裕代が少ないため、操作フィーリングが良くない。即ち、ロックアーム8が回動してロック位置,ロック解除位置,ロック解除保持位置を占めるときの、前記後クランク部16aの回動位置を第1回動位置,第2回動位置,第3回動位置とした場合、第1回動位置から第2回動位置までの角度が、第2回動位置から第3回動位置までの角度に比べて大きく、操作レバー28を上へ引いたときに、第2回動位置を越えて確実にロック解除されているかどうか不安になる。このため、実施の形態2では前記後クランク部16aの第1回動位置から第2回動位置までの角度を小さくし、操作レバー28を上へ引き上げた早い段階でロック解除が行われ、ロック解除後に余裕回転角が十分に残るようにしたものである。
実施の形態1において、操作レバー28を上に引き上げてからロックアーム8が回動するまでの動きを図8に示す。図8(b)に示すように操作レバー28をHだけ上へ引くとハンドルホルダ29が水平軸18を中心として回動角度θ1だけ回動し、このときハンドルホルダ29の押上げ部29aが高さhだけ上昇し、これにより前クランク部16bがハンドルホルダ29の回動面と直角な回動面上でθ2だけ回動させられる。すると、後クランク部16aもθ2だけ回動して後クランク部16aの高さがhだけ上昇することになる。つまり、操作レバー28をHだけ上へ引くと、後クランク部16aは一定の量hだけ上昇し、この上昇によりロックアーム8が回動してロック解除する。この実施の形態は、一定の量hだけしか上昇しない後クランク部16aの部分を改良し、前クランク部16bが一定の量hだけ上昇する間に、後クランク部16aが入力アーム部8cを一定の量hよりも多く押し上げて入力アーム部8cの上方への移動量を実施の形態1の場合よりも大きくすることにより、その結果として後クランク部16aのロックが解除される位置である第2回動位置を下げ、これにより第1回動位置から第2回動位置までの角度を小さくしたものである。
図9は実施の形態1で示した後クランク部16aの断面形状が円形である場合であって、後クランク部16aが第1回動位置A1,第2回動位置A2,第3回動位置A3を占めている場合を示している。第1回動位置A1から第2回動位置A2までの角度をα1とし、第2回動位置A2から第3回動位置A3までの角度をβとする。このとき、第1回動位置A1から第3回動位置A3までの角度に対する第1回動位置A1から第2回動位置A2までの角度の比が約7割となる。
次に、実施の形態2における後クランク構成部としての後クランク部16cの断面の構成を図10に示す。この実施の形態は、図11において、後クランク部16cが入力アーム部8cを上方へ押圧することによりロックアーム8が回動してロック位置,ロック解除位置,ロック解除保持位置を占めるときの、後クランク部16cの回動位置を第1回動位置D1,第2回動位置D2,第3回動位置D3とし、第1回動位置D1,第2回動位置D2,第3回動位置D3で前記入力アーム部8cに当接する後クランク部16cの外表面の位置を第1当接部d1,第2当接部d2,第3当接部d3としたときに、後クランク部16cが第1回動位置D1から第2回動位置D2まで回動するときの回動角度が小さくなるように、入力アーム部8cの上方への移動量を大きくして入力アーム部8cの押し上げ量を増やすためのカム形状を設定したものである。
以下、詳細に説明する。前記後クランク部16cは、実施の形態1と同様に前記クランク軸16を延長させて屈曲させて形成されている。そして、前記後クランク部16cにおけるクランク軸の断面形状が、円形から図10の形状に変更されている。即ち、以下のようになっている。後クランク部16cの中間部および右側が圧縮されて外径寸法が初期の円形の外周面より小さく設定される一方、左側が初期の円形の外径寸法より大きく設定されている。そして、図9の円形断面を用いた場合は軸心から第1当接部a1,第2当接部a2,第3当接部a3までの距離が同一であるのに対し、図10のように軸心からの距離が変更になっている。即ち、第1当接部d1,第2当接部d2,第3当接部d3が設けられ、第1当接部d1はクランク軸の軸心からの距離がクランク軸の半径寸法よりもRだけ小さく、第2当接部d2,第3当接部d3はクランク軸の軸心からの距離がクランク軸の半径寸法よりもr(<R)だけ小さくなっている。即ち、第1当接部d1より第2当接部d2の方が半径方向の外側へ向かって突出し、第2当接部d2と第3当接部d3との半径方向の突出量が同一のカム形状が採用されている。
この発明によれば、操作レバー28を上へ引くことにより、前記のように後クランク部16cが第1回動位置D1から第2回動位置D2まで回動してロックアーム8の入力アーム部8cを押し上げる。このとき、後クランク部16cは入力アーム部8cを、図9の円形断面を用いた場合に比べて(R−r)の高さ分だけ多く押し上げることになる。更に、後クランク部16cを第2回動位置D2から第3回動位置D3まで回動させると、単純な円弧面で入力アーム部8cを押し上げるため、押し上げ量は図9の円形断面を用いた場合と同じになる。
この場合、第1回動位置D1〜第3回動位置D3の角度(α2+β)に対する第1回動位置D1〜第2回動位置D2の角度α2の割合は約6割となって、実施の形態1の場合よりも小さくなる。このため、ロック解除位置を越えるまでの操作レバー28の引き上げ量が少なくなり、引き上げ操作の早い段階でロックが解除される。なお、第2回動位置D2〜第3回動位置D3の角度は、第2回動位置A2〜第3回動位置A3の角度βと同一であり、変動しない。
この場合、第1回動位置D1〜第3回動位置D3の角度(α2+β)に対する第1回動位置D1〜第2回動位置D2の角度α2の割合は約6割となって、実施の形態1の場合よりも小さくなる。このため、ロック解除位置を越えるまでの操作レバー28の引き上げ量が少なくなり、引き上げ操作の早い段階でロックが解除される。なお、第2回動位置D2〜第3回動位置D3の角度は、第2回動位置A2〜第3回動位置A3の角度βと同一であり、変動しない。
この発明では、第2回動位置D2から第3回動位置D3までの余裕回転角度が大きくなるため、操作レバー28の操作性が良くなり、更に部品の精度のバラツキにも対応できる。また、後クランク部16cはクランク軸16を延長させて形成し、後クランク部16cにおけるクランク軸の断面形状をカム形状に変えることにより、第1当接部d1,第2当接部d2,第3当接部d3を形成したので、クランク軸16の後端部を圧縮成形するだけで入力アーム部8cの上方への移動量を大きくして入力アーム部8cの押し上げ量を増加させ、その結果として第1回動位置D1から第2回動位置D2までの後クランク部16cの回動角度を小さくすることができる。
なお、図10において、「r」の大きさに対して「R」の大きさをより大きくすることにより、第1回動位置D1〜第3回動位置D3の角度(α2+β)に対する第1回動位置D1〜第2回動位置D2の角度α2の割合をより小さくして、ロック解除位置を越えるまでの操作レバー28の引き上げ量をより少なくすることができる。
(c)実施の形態3
最後に、実施の形態3について説明する。なお、この実施の形態3も、実施の形態1の一部を変更したものなので、同一部分には同一符号を付して説明を省略し、異なる部分のみを説明する。
(c)実施の形態3
最後に、実施の形態3について説明する。なお、この実施の形態3も、実施の形態1の一部を変更したものなので、同一部分には同一符号を付して説明を省略し、異なる部分のみを説明する。
図12に示すように、前記アッパレール2の内部に設けられた略逆U字形断面を有する軸受部材30の後端部には、端部を下方へ曲げて軸受部30eが設けられ、夫々の軸受部30eには一部が端面まで貫通する軸受孔30fが形成されている。そして、該軸受孔30fに前記クランク軸16の基部の後端近傍を挿通させることにより、クランク軸16が回動自在に支持されている。そして、図示しない軸受部材30の前端部も同様に構成され、クランク軸16の基部の前端近傍が回動自在に支持されている。そして、実施の形態1における図2の軸受部30a,30bは削除されている。
この実施の形態3では、実施の形態2の前記後クランク部16cに代えて後クランク構成部としてのカムプレート31が設けられている。該カムプレート31の構成を図12,図13に基づいて説明する。前記クランク軸16の後端部には、両側から挟んで圧縮することにより一対の平行面16eが形成され、該後端部にはクランク軸16の軸心を中心とする半径方向に沿ってカムプレート31が配置され、該カムプレート31の内端部が前記一対の平行面16eの一方に固着されている。一方、カムプレート31の外端部には前記入力アーム部8cを上方へ押圧するためのカム部31aが形成され、該カム部31aの外表面には図15に示すように第1当接部e1,第2当接部e2,第3当接部e3が形成されている。該第1当接部e1,第2当接部e2,第3当接部e3は、カムプレート31が図14の第1回動位置E1から第2回動位置E2まで回動するときの回動角度α3が図9の回動角度α1に対して大幅に小さくなるように形成されている。
この発明によれば、図14に示すようにカムプレート31が第1回動位置E1から第2回動位置E2まで回動するときの回動角度α3が小さくても、入力アーム部8cの上方への移動量を大きくして入力アーム部8cの押し上げ量を増加させるため、カムプレート31の第1当接部e1より第2当接部e2の方が入力アーム部8c側へ突出し、第2当接部e2から第3当接部e3については略平面となるようにカム部31aの外表面に第1当接部e1,第2当接部e2,第3当接部e3を形成したので、第1回動位置E1〜第3回動位置E3の角度(α3+β)に対する第1回動位置E1〜第2回動位置E2の角度α3の割合が約5割となって、実施の形態1の場合よりも大幅に小さくなる。このため、ロック解除位置を越えるまでの操作レバー28の引き上げ量も大幅に少なくなり、引き上げ操作の早い段階でロックが解除される。
この発明では、カムプレート31は、クランク軸16の後端部にカムプレート31の内端部を固着して構成したので、第1当接部e1,第2当接部e2,第3当接部e3を任意の形状にすることが可能であり、第1回動位置E1から第2回動位置E2までのカムプレート31の回動角度α3を大幅に小さくすることが可能になる。
この発明によれば、軸受部材30の両端部に設けた一対の軸受部30eに軸受孔30fを形成し、該軸受孔30fにクランク軸16の基部の両端近傍を挿通させてクランク軸16を回動自在に支持するので、クランク軸16の支持が強固にかつ安定して行われる。
なお、本実施の形態ではハンドルホルダ29の前側の押し上げ部29aをアッパレール2の前端部よりも前方の外部に配置し、ハンドルホルダ29の押し上げ部29aの部分を右側へ突出させ、クランク軸16の前クランク部16bのオフセット量を大きくしたが、ハンドルホルダ29の押し上げ部29aをアッパレール2の内部に配置しても良い。また、本実施の形態では一対の軸受部30a,30bを円弧の半円状に形成しているがリング状に曲げ形成してクランク軸16の基部を一対の軸受部30a,30bのみで軸支することもできる。この場合、アッパレール2の一方の側壁部2bには軸受部30a,30bを逃がすための孔を設ける必要がある。このような構成を採用すると、ロック解除機構15をユニット化できるため、組み付け性が向上する。更に、本実施の形態では略逆U字形の軸受部材30を介してクランク軸16を回動自在に支持しているが、軸受部材16を設けることなく他の構成を採用してクランク軸16を支持してもよい。また更に、実施の形態3では図12に示すように、軸受部材30の前後の両端部に一対の軸受部30eを設け、該軸受部30eに軸受孔30fを形成し、該軸受孔30fにクランク軸16の基部の両端近傍を挿通させてクランク軸16を支持するが、実施の形態1,2においても、図2の軸受部30a,30bを削除して軸受部30eと軸受孔30fとを設けるようにしてもよい。また更に、実施の形態2では、後クランク部16cが実施の形態1の後クランク部16aの円形断面の半径寸法より小さいカム形状を採用したが、後クランク部16aの円形断面の半径方向より大きいカム形状を採用してもよい。
1…ロアレール
2…アッパレール
2b…側壁部
2c…上壁部
2e…側壁部の内面
6…ロック機構
8…ロックアーム
8c…入力アーム部
11…板ばね(第1ばね)
12b…回動軸
16…クランク軸
16a,16c…後クランク部(後クランク構成部)
16b…前クランク部
18…水平軸
22…ばね(第2ばね)
28…操作レバー
29…ハンドルホルダ
29a…押し上げ部
29e…鉛直内面
30…軸受部材
30a,30b,30e…軸受部
30f…軸受孔
31…カムプレート(後クランク構成部)
31a…カム部
d1,e1…第1当接部
d2,e2…第2当接部
d3,e3…第3当接部
2…アッパレール
2b…側壁部
2c…上壁部
2e…側壁部の内面
6…ロック機構
8…ロックアーム
8c…入力アーム部
11…板ばね(第1ばね)
12b…回動軸
16…クランク軸
16a,16c…後クランク部(後クランク構成部)
16b…前クランク部
18…水平軸
22…ばね(第2ばね)
28…操作レバー
29…ハンドルホルダ
29a…押し上げ部
29e…鉛直内面
30…軸受部材
30a,30b,30e…軸受部
30f…軸受孔
31…カムプレート(後クランク構成部)
31a…カム部
d1,e1…第1当接部
d2,e2…第2当接部
d3,e3…第3当接部
Claims (8)
- 車両のフロアに固定され略U字形断面を有するロアレールに、シートに固定され側壁部と上壁部とを有する略逆U字形断面のアッパレールがスライド自在に組み付けられ、該アッパレールの内部には前記ロアレールに対して前記アッパレールをロックするロックアームが前記アッパレールの長さ方向と略平行な回動軸を中心として回動自在に支持され、該ロックアームをロック方向へ付勢する第1ばねが設けられ、
前記ロックアームには、前記ロックアームを前記ばねの付勢力に抗してロック解除方向へ回動させるための入力アーム部が形成されているシートスライド装置において、
前記入力アーム部が上動されることによりロック解除が行われるように、前記入力アーム部が前記アッパレール内の一方の前記側壁部側に配置されており、
前記入力アーム部の車体前方であって前記アッパレールの他方の前記側壁部側には、前記回動軸と略平行なクランク軸の基部が回動自在に支持され、該クランク軸の後端部および前端部には前記入力アーム部を上方へ押圧するための後クランク構成部と前記クランク軸を回転駆動させるための前クランク部とが前記アッパレールの一方の前記側壁部側へ向って曲げ形成され、
前記アッパレールの前端部近傍であって前記アッパレール内の一方の前記側壁部側には、前記アッパレールの長さ方向に沿って長いハンドルホルダの中間部が水平軸を介して回動自在に支持され、該ハンドルホルダの前端部近傍には前記前クランク部を上方へ押圧するための押し上げ部が形成され、該押し上げ部を上動させるための操作レバーが該ハンドルホルダの前端部に結合されていることを特徴とする車両のシートスライド装置。 - 請求項1に記載の車両のシートスライド装置において、
前記後クランク構成部が前記入力アーム部を上方へ押圧することにより前記ロックアームが回動してロック位置,ロック解除位置,ロック解除保持位置を占めるときの、前記後クランク構成部の回動位置を第1回動位置,第2回動位置,第3回動位置とし、前記第1回動位置,第2回動位置,第3回動位置で前記入力アーム部に当接する前記後クランク構成部の外表面の位置を第1当接部,第2当接部,第3当接部としたときに、
前記後クランク構成部が第1回動位置から第2回動位置まで回動するときの前記入力アーム部の上方への移動量を大きくすることにより前記後クランク構成部の回動角度が小さくなるように、前記第1当接部,第2当接部,第3当接部の位置を設定したことを特徴とする車両のシートスライド装置。 - 請求項2に記載の車両のシートスライド装置において、
前記後クランク構成部は、前記クランク軸を延長させて形成し、
前記後クランク構成部におけるクランク軸の断面形状をカム形状に変えることにより、クランク軸の軸心からの距離がクランク軸の半径寸法よりも所定値Rだけ小さい前記第1当接部と、所定値r(<R)だけ小さい前記第2当接部,前記第3当接部とを形成したことを特徴とする車両のシートスライド装置。 - 請求項2に記載の車両のシートスライド装置において、
前記後クランク構成部は、前記クランク軸の後端部に前記クランク軸の軸心を中心とする半径方向に沿ってカムプレートを配置し、該カムプレートの内端部を前記クランク軸の後端部に固着する一方、外端部には前記入力アーム部を上方へ押圧するためのカム部を形成し、
該カム部の外表面に前記第1当接部,第2当接部,第3当接部を形成したことを特徴とする車両のシートスライド装置。 - 請求項1〜4のいずれかに記載の車両のシートスライド装置において、
前記前クランク部と前記押し上げ部が前記アッパレールの前端部よりも前方に位置し、前記ハンドルホルダの鉛直内面であって前記押し上げ部と前記アッパレールの長さ方向で対応する部分の位置を、前記アッパレールの一方の前記側壁部の内面と略同一面上に設定し、前記鉛直内面に近接させて前記前クランク部を配置したことを特徴とする車両のシートスライド装置。 - 請求項1〜5のいずれかに記載の車両のシートスライド装置において、
前記アッパレールの内部に略逆U字形断面を有する軸受部材を設け、
該軸受部材の一方の側壁部に水平軸を介して前記ハンドルホルダを回動可能に支持する一方、
該軸受部材の他方の側壁部の一部を内側へ円弧状に突出させて形成した一対の軸受部と前記アッパレールの他方の側壁部との間に前記クランク軸の基部を回動自在に支持することを特徴とする車両のシートスライド装置。 - 請求項1〜5のいずれかに記載の車両のシートスライド装置において、
前記アッパレールの内部に略逆U字形断面を有する軸受部材を設け、
該軸受部材の一方の側壁部に水平軸を介して前記ハンドルホルダを回動可能に支持する一方、
該軸受部材の両端部を下方へ曲げて一対の軸受部を設けると共に該夫々の軸受部に軸受孔を形成し、該軸受孔に前記クランク軸の基部の両端近傍を挿通させて前記クランク軸を回動自在に支持することを特徴とする車両のシートスライド装置。 - 請求項1〜7のいずれかに記載の車両のシートスライド装置において、
前記ロックアームをロック方向へ付勢する第1ばねの付勢力よりも小さい力で前記ハンドルホルダをロック解除方向へ付勢する第2ばねが設けられていることを特徴とする車両のシートスライド装置。
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