JP2009112091A - 回転電機及びその駆動制御装置 - Google Patents

回転電機及びその駆動制御装置 Download PDF

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Abstract

【課題】ロータ巻線に高調波成分による誘導起電力を効率よく発生させてロータのトルクを効率よく増大させる。
【解決手段】ロータコア16には、ステータ12へ向けて突出した複数の突極19が周方向に沿って互いに間隔をおいて配列されており、ロータ巻線18n,18sがこれらの突極19に巻装されている。各ロータ巻線18n,18sは各ダイオード21n,21sを介して短絡されており、各ダイオード21n,21sで整流された電流が各ロータ巻線18n,18sに流れることで、各突極19が磁化して磁極の固定された磁石が発生する。周方向に関する各突極19の幅θはロータ14の電気角で180°に相当する幅よりも短く、ロータ巻線18n,18sは各突極19に短節巻で巻装されている。
【選択図】図3

Description

本発明は、ステータとロータとが対向配置された回転電機、及びその駆動制御装置に関する。
ステータに主発電巻線と励磁巻線、ロータに界磁巻線と界磁補助巻線を備え、ステータの励磁巻線をダイオードを介して短絡し、ロータの界磁補助巻線から界磁巻線に流れる電流を整流器で整流するブラシレス発電機が下記特許文献1に開示されている。特許文献1において、ロータが回転を始めると、ロータにおける界磁コアの残留磁気によりステータの励磁巻線に電圧が誘起され、ダイオードを介して一方向に励磁電流が流れてステータに静止磁界が発生する。ロータがこの静止磁界中を回転するため、ロータの界磁コアに巻回されている界磁補助巻線に電圧が誘起され、整流器で整流された界磁電流が界磁巻線に流れ込むことで、ロータにN極、S極の磁極を発生させている。
下記特許文献2においては、上記の励磁巻線をステータに設ける代わりに、集中全節巻きされたステータの主発電巻線にリアクトルを接続している。特許文献2において、ロータが回転を始めると、回転子鉄心の残留磁界によりステータの主発電巻線に起電力が誘起され、この起電力により主発電巻線及びリアクトルからなる閉回路にリアクトル励磁電流が電機子電流として流れて電機子反作用磁界が生じる。ステータの主発電巻線が集中全節巻にしてあることにより、この電機子反作用磁界は高調波成分(第5空間高調波磁界)を含むものとなり、この第5空間高調波磁界を含む電機子反作用磁界がロータの界磁補助巻線に鎖交することで、界磁補助巻線に起電力が発生する。この起電力がダイオードブリッジ回路で直流に変換されてロータの界磁巻線に界磁電流として供与されることで、ロータにN極、S極の磁極を発生させている。
下記特許文献3においては、上記のロータの界磁補助巻線を省略し、全節巻きされたロータの界磁巻線をダイオードを介して短絡している。特許文献3において、ロータが回転を始めると、回転子鉄心の残留磁界によりステータの主発電巻線に起電力が誘起され、この起電力により主発電巻線及びリアクトルからなる閉回路にリアクトル励磁電流が電機子電流として流れて電機子反作用磁界が生じる。そして、この電機子反作用磁界の奇数次の空間高調波成分と磁気的に結合するロータの界磁巻線に起電力が誘導し、ダイオードで整流された界磁電流が界磁巻線に流れることで、ロータにN極、S極の磁極を発生させている。さらに、下記特許文献4においては、上記の全節巻きされたロータの界磁巻線を並列接続することで、界磁巻線に流れる界磁電流の増大を図っている。
特開昭62−23348号公報 特開平4−285454号公報 特開平8−65976号公報 特開平11−220857号公報
特許文献1,2においては、ステータに主発電巻線以外に励磁巻線またはリアクトルが設けられ、ロータに界磁巻線以外に界磁補助巻線が設けられているため、巻線構造が複雑になり、小型化が困難となる。特許文献3,4においては、ロータの界磁巻線をダイオードを介して短絡することで、ロータの界磁補助巻線を省略しているものの、ステータに主発電巻線以外に励磁巻線またはリアクトルが設けられている分、巻線構造が複雑化する。また、特許文献3,4においては、ロータの界磁巻線が全節巻であるため、ロータの界磁巻線に空間高調波成分による誘導起電力を効率よく発生させることが困難であり、ステータの主発電巻線以外の励磁巻線またはリアクトルを利用して、ロータの界磁巻線に空間高調波成分による誘導起電力を発生させる必要がある。
本発明は、ロータ巻線に高調波成分による誘導起電力を効率よく発生させてロータのトルクを効率よく増大させることを目的の1つとする。また、本発明は、回転電機の巻線構造を簡略化することを目的の1つとする。
本発明に係る回転電機及びその駆動制御装置は、上述した目的の少なくとも一部を達成するために以下の手段を採った。
本発明に係る回転電機は、ステータとロータとが対向配置された回転電機であって、ステータは、複数のスロットがロータ回転軸まわりの周方向に互いに間隔をおいて形成されたステータコアと、該スロットを通ってステータコアに集中巻で巻装された複数相のステータ巻線と、を有し、該ステータ巻線に交流電流が流れることで高調波成分を含む回転磁界を形成し、ロータは、ロータコアと、ロータコアに巻装され、ステータで形成された高調波成分を含む回転磁界が鎖交することで誘導起電力が発生するロータ巻線と、該誘導起電力の発生に伴ってロータ巻線に流れる電流を整流する整流素子と、を有し、ロータコアは、ロータ巻線が巻装され、整流素子で整流された電流がロータ巻線に流れるのに応じて磁化することで磁極が固定された磁石として機能する磁極部であって、前記周方向に互いに間隔をおいた状態でステータと対向配置された複数の磁極部を含み、ロータ巻線は、各磁極部に短節巻で巻装されていることを要旨とする。
本発明の一態様では、各磁極部に巻装されたロータ巻線の前記周方向に関する幅が電気角で90°に相当する幅に略等しいことが好適である。
本発明の一態様では、ロータコアにおいては、各磁極部の磁気抵抗が前記周方向において磁極部間に位置する部分の磁気抵抗よりも低いことが好適である。また、本発明の一態様では、ロータコアにおいては、各磁極部がステータへ向けて突出していることが好適である。また、本発明の一態様では、ロータコアには、前記周方向において磁極部間に位置する部分に永久磁石が配設されていることが好適である。
本発明の一態様では、各磁極部に巻装されたロータ巻線が互いに電気的に分断されており、整流素子は、該電気的に分断されたロータ巻線毎に設けられ、各整流素子は、各磁極部に巻装されたロータ巻線に流れる電流を、前記周方向において磁極部の磁極を交互させる方向に整流することが好適である。
本発明の一態様では、前記周方向に隣接する磁極部に巻装されたロータ巻線が互いに電気的に分断されており、整流素子は、該電気的に分断されたロータ巻線毎に設けられ、各整流素子は、前記周方向に隣接する磁極部に巻装されたロータ巻線に流れる電流を、該隣接する磁極部の磁極を互いに異ならせる方向に整流することが好適である。この態様では、互いに同じ磁極の磁石として機能する磁極部に巻装されたロータ巻線同士が電気的に接続されていることが好適である。
また、本発明に係る回転電機は、ステータとロータとが対向配置された回転電機であって、ステータは、複数のスロットがロータ回転軸まわりの周方向に互いに間隔をおいて形成されたステータコアと、該スロットを通ってステータコアに集中巻で巻装された複数相のステータ巻線と、を有し、該ステータ巻線に交流電流が流れることで高調波成分を含む回転磁界を形成し、ロータは、ロータコアと、ロータコアに巻装され、ステータで形成された高調波成分を含む回転磁界が鎖交することで誘導起電力が発生するロータ巻線と、該誘導起電力の発生に伴ってロータ巻線に流れる電流を整流する整流素子と、を有し、ロータコアは、整流素子で整流された電流がロータ巻線に流れるのに応じて磁化することで磁極が固定された磁石として機能する磁極部であって、前記周方向に互いに間隔をおいた状態でステータと対向配置された複数の磁極部を含み、前記周方向に関する各磁極部の幅が電気角で180°に相当する幅よりも小さいことを要旨とする。
本発明の一態様では、前記周方向に関する各磁極部の幅が電気角で90°に相当する幅に略等しいことが好適である。
本発明の一態様では、ロータコアは環状コア部をさらに含み、ロータ巻線は環状コア部にトロイダル巻で巻装されており、各磁極部が環状コア部からステータへ向けて突出していることが好適である。
また、本発明に係る回転電機は、ステータとロータとが対向配置された回転電機であって、ステータは、複数のスロットがロータ回転軸まわりの周方向に互いに間隔をおいて形成されたステータコアと、該スロットを通ってステータコアに集中巻で巻装された複数相のステータ巻線と、を有し、該ステータ巻線に交流電流が流れることで高調波成分を含む回転磁界を形成し、ロータは、ロータコアと、ロータコアに巻装され、ステータで形成された高調波成分を含む回転磁界が鎖交することで誘導起電力が発生するロータ巻線と、該誘導起電力の発生に伴ってロータ巻線に流れる電流を整流する整流素子と、を有し、ロータコアは、整流素子で整流された電流がロータ巻線に流れるのに応じて磁化することで磁極が固定された磁石として機能する磁極部であって、前記周方向に互いに間隔をおいた状態でステータと対向配置された複数の磁極部を含み、共通のロータ巻線が各磁極部に巻装されており、該共通のロータ巻線においては、前記周方向に隣接する磁極部に巻装された部分の巻き方向が互いに逆方向であることを要旨とする。
本発明の一態様では、各磁極部に巻装されたロータ巻線の前記周方向に関する幅が電気角で90°に相当する幅よりも大きく且つ電気角で120°に相当する幅よりも小さいことが好適である。
また、本発明に係る回転電機の駆動制御装置は、本発明に係る回転電機と、ステータ巻線に流す交流電流の位相を制御することで、ロータのトルクを制御する制御装置と、を備えることを要旨とする。
本発明によれば、ロータ巻線に発生する高調波成分による誘導起電力を効率よく増大させることができ、ロータ巻線に流れる電流により各磁極部に発生する磁石の磁束を効率よく増大させることができる。その結果、ロータのトルクを効率よく増大させることができる。また、本発明によれば、ステータ巻線以外の種類の巻線をステータに、ロータ巻線以外の種類の巻線をロータに設けることなく、ロータ巻線に高調波成分による誘導起電力を発生させることができる。その結果、ステータ及びロータに設ける巻線をそれぞれ1種類に簡略化することができ、回転電機の巻線構造を簡略化することができる。
以下、本発明を実施するための形態(以下実施形態という)を図面に従って説明する。
図1〜3は、本発明の実施形態に係る回転電機10の概略構成を示す図である。図1はロータ回転軸22と平行方向から見たステータ12及びロータ14の構成の概略を示し、図2はステータ12の構成の概略を示し、図3はロータ14の構成の概略を示す。本実施形態に係る回転電機10は、図示しないケーシングに固定されたステータ12と、ステータ12と所定の空隙を空けて対向配置されステータ12に対し回転可能なロータ14と、を備える。図1〜3は、ステータ12とロータ14とが回転軸22と直交する径方向(以下単に径方向とする)において対向配置されたラジアル型の回転電機の例を示しており、ロータ14がステータ12の径方向内側に配置されている。
ステータ12は、ステータコア26と、ステータコア26に配設された複数相(より具体的には奇数相で例えば3相)のステータ巻線28u,28v,28wと、を含む。ステータコア26には、径方向内側へ(ロータ14へ向けて)突出した複数のティース30が回転軸22まわりの周方向(以下単に周方向とする)に沿って互いに間隔をおいて配列されており、各ティース30間にスロット31が形成されている。つまり、ステータコア26には、複数のスロット31が周方向に互いに間隔をおいて形成されている。各相のステータ巻線28u,28v,28wは、スロット31を通ってティース30に短節集中巻で巻装されている。このように、ティース30にステータ巻線28u,28v,28wが巻装されることで磁極が構成される。そして、複数相(3相もしくは奇数相)のステータ巻線28u,28v,28wに複数相(3相もしくは奇数相)の交流電流を流すことで、周方向に並べられたティース30が順次磁化し、周方向に回転する回転磁界をティース30に形成することができる。ティース30に形成された回転磁界は、その先端面からロータ14に作用する。図2に示す例では、3相(u相、v相、w相)のステータ巻線28u,28v,28wがそれぞれ巻装された3つのティース30により1つの極対が構成され、4極3相のステータ巻線28u,28v,28wが各ティース30に巻装され、ステータ12の極対数が4極対である。
ロータ14は、ロータコア16と、ロータコア16に配設された複数のロータ巻線18n,18sと、を含む。ロータコア16には、径方向外側へ(ステータ12へ向けて)突出した複数の突極19が周方向に沿って互いに間隔をおいて配列されており、各突極19がステータ12(ティース30)と対向している。ロータ14においては、この突極19により、ステータ12(ティース30)からの磁束が通る場合の磁気抵抗が回転方向に応じて変化し、突極19の位置で磁気抵抗が低くなり、突極19間の位置で磁気抵抗が高くなる。そして、周方向においてロータ巻線18nとロータ巻線18sが交互に並ぶように、ロータ巻線18n,18sがこれらの突極19に巻装されている。ここでは、各ロータ巻線18n,18sの巻回中心軸が径方向と一致している。図3に示すように、磁気抵抗の高い突極19間の磁路をd軸磁路とし、磁気抵抗の低い突極19の部分の磁路をq軸磁路とすると、各ロータ巻線18n,18sは、磁気抵抗の低いq軸磁路に配置されている。図3に示す例では、各突極19に巻装されたロータ巻線18n,18sが、互いに電気的に接続されておらず分断(絶縁)されている。そして、電気的に分断された各ロータ巻線18n,18s毎にダイオード21n,21s(整流素子)が接続されている。各ロータ巻線18nがダイオード21nを介して短絡されていることで、各ロータ巻線18nに流れる電流の方向がダイオード21nにより一方向に整流される。同様に、各ロータ巻線18sがダイオード21sを介して短絡されていることで、各ロータ巻線18sに流れる電流の方向がダイオード21sにより一方向に整流される。ここでは、周方向において交互に配置されたロータ巻線18nとロータ巻線18sとで流れる電流の向き(ダイオード21n,21sによる整流方向)が互いに逆になるように、ダイオード21n,21sが互いに逆向きでロータ巻線18n,18sにそれぞれ接続される。
ロータ巻線18nにダイオード21nの整流方向に応じた直流電流が流れると、ロータ巻線18nが巻装された突極19が磁化することで、この突極19が磁極の固定された磁石(磁極部)として機能する。同様に、ロータ巻線18sにダイオード21sの整流方向に応じた直流電流が流れると、ロータ巻線18sが巻装された突極19が磁化することで、この突極19が磁極の固定された磁石(磁極部)として機能する。周方向に隣接するロータ巻線18nとロータ巻線18sとで直流電流の方向が互いに逆方向であるため、周方向に隣接する突極19同士で磁化方向が互いに逆方向となって異なる磁極の磁石が形成され、周方向において突極19の磁極が交互する。ここでは、ロータ巻線18nが巻装された突極19にN極が形成され、ロータ巻線18sが巻装された突極19にS極が形成されるように、ダイオード21n,21sによるロータ巻線18n,18sの電流の整流方向をそれぞれ設定する。これによって、周方向においてN極とS極が交互に並ぶように、各突極19に磁石が形成される。そして、周方向に隣接する2つの突極19(N極及びS極)により、1つの極対が構成される。図3に示す例では、8極の突極19が形成されており、ロータ14の極対数が4極対である。したがって、図1〜3に示す例では、ステータ12の極対数とロータ14の極対数がいずれも4極対で、ステータ12の極対数とロータ14の極対数が等しい。ただし、ステータ12の極対数及びロータ14の極対数は、いずれも4極対以外であってもよい。
本実施形態では、周方向に関する各突極19の幅がロータ14の電気角で180°に相当する幅よりも短く設定されている。そして、周方向に関する各ロータ巻線18n,18sの幅θはロータ14の電気角で180°に相当する幅よりも短く設定されており、ロータ巻線18n,18sは各突極19に短節巻で巻装されている。ここでのロータ巻線18n,18sの幅θについては、ロータ巻線18n,18sの断面積を考慮して、ロータ巻線18n,18sの断面の中心幅で表すことができる。つまり、ロータ巻線18n,18sの内周面の幅と外周面の幅との平均値でロータ巻線18n,18sの幅θを表すことができる。なお、ロータ14の電気角は、ロータ14の機械角にロータ14の極対数p(図3に示す例ではp=4)を乗じた値で表される(電気角=機械角×p)。そのため、周方向に関する各ロータ巻線18n,18sの幅θは、回転軸22の中心からロータ巻線18n,18sまでの距離をrとすると、以下の(1)式を満たす。
θ<π×r/p (1)
本実施形態において、ステータ12に回転磁界を発生させる起磁力の分布は、各相のステータ巻線28u,28v,28wの配置や、ティース30及びスロット31によるステータコア26の形状に起因して、(基本波のみの)正弦波分布にはならず、高調波成分を含むものとなる。特に、集中巻においては、各相のステータ巻線28u,28v,28wが互いに重なり合わないため、ステータ12の起磁力分布に生じる高調波成分の振幅レベルが増大する。そして、例えばステータ巻線28u,28v,28wが3相集中巻の場合は、高調波成分として、入力電気周波数3次成分の振幅レベルが増大する。以下の説明では、ステータ巻線28u,28v,28wの配置やステータコア26の形状に起因して起磁力に生じる高調波成分を空間高調波とする。
3相のステータ巻線28u,28v,28wに3相の交流電流を流すことでティース30に形成された回転磁界(基本波成分)がロータ14に作用するのに応じて、ロータ14の磁気抵抗が小さくなるように、突極19がティース30の回転磁界に吸引される。これによって、ロータ14にトルク(リラクタンストルク)が作用して、ロータ14がステータ12で形成される回転磁界(基本波成分)に同期して回転駆動する。
さらに、ティース30に形成された空間高調波成分を含む回転磁界がロータ14の各ロータ巻線18n,18sに鎖交すると、各ロータ巻線18n,18sには、空間高調波成分によりロータ14の回転周波数(回転磁界の基本波成分)と異なる周波数の磁束変動が生じる。この磁束変動によって、各ロータ巻線18n,18sに誘導起電力が発生する。この誘導起電力の発生に伴って各ロータ巻線18n,18sに流れる電流は、各ダイオード21n,21sにより整流されることで一方向(直流)となる。そして、各ダイオード21n,21sで整流された直流電流が各ロータ巻線18n,18sに流れるのに応じて各突極19が磁化することで、磁極が(N極かS極のいずれか一方に)固定された磁石が各突極19に生じる。前述のように、ダイオード21n,21sによるロータ巻線18n,18sの電流の整流方向が互いに逆方向であるため、各突極19に生じる磁石は、周方向においてN極とS極が交互に配置されたものとなる。そして、各突極19(磁極が固定された磁石)の磁界がティース30の回転磁界(基本波成分)と相互作用して、吸引及び反発作用が生じる。このティース30の回転磁界(基本波成分)と突極19(磁石)の磁界との電磁気相互作用(吸引及び反発作用)によっても、ロータ14にトルク(磁石トルクに相当するトルク)を作用させることができ、ロータ14がステータ12で形成される回転磁界(基本波成分)に同期して回転駆動する。このように、本実施形態に係る回転電機10を、ステータ巻線28u,28v,28wへの供給電力を利用してロータ14に動力(機械的動力)を発生させる電動機として機能させることができる。一方、本実施形態に係る回転電機10を、ロータ14の動力を利用してステータ巻線28u,28v,28wに電力を発生させる発電機として機能させることもできる。
ここで、空間高調波によるロータ巻線18n,18sへの鎖交磁束を計算した結果を図4A,4Bに示す。図4Aにおける各波形は、ステータ巻線28u,28v,28wに流す交流電流の位相(ロータ位置に対する電流進角)を変化させた場合におけるロータ巻線18n,18sへの鎖交磁束の波形を示す。そして、図4Bは、ロータ巻線18n,18sへの鎖交磁束波形の周波数分析結果を示す。図4Bに示す周波数分析結果から、入力電気周波数3次成分が主に発生する。図4Aに示すように、電流進角を変化させると、鎖交磁束のバイアスは変わるが、鎖交磁束波形はあまり変化していないことがわかる。
ロータ巻線18n,18sへの鎖交磁束の振幅(変動幅)は、周方向に関するロータ巻線18n,18sの幅θにより影響を受ける。ここで、周方向に関するロータ巻線18n,18sの幅θを変化させながら、ロータ巻線18n,18sへの鎖交磁束の振幅(変動幅)を計算した結果を図5に示す。図5では、コイル幅θを電気角に換算して示している。図5に示すように、コイル幅θが180°から減少するにつれてロータ巻線18n,18sへの鎖交磁束の変動幅が増大しているため、コイル幅θを180°よりも小さくする、つまりロータ巻線18n,18sを短節巻とすることで、全節巻と比較して、空間高調波による鎖交磁束の振幅を増大させることができる。
したがって、本実施形態では、周方向に関する各突極19の幅を電気角で180°に相当する幅よりも小さくし、ロータ巻線18n,18sを各突極19に短節巻で巻装することで、ロータ巻線18n,18sに発生する空間高調波による誘導起電力を効率よく増大させることができる。そのため、トルク発生に寄与しにくい空間高調波を利用してロータ巻線18n,18sに誘導電流を効率よく発生することができ、誘導電流により各突極19に発生する磁石の磁束を効率よく増大させることができる。その結果、ロータ14に作用するトルクを効率よく増大させることができる。さらに、ステータ巻線28u,28v,28w以外の種類の巻線(例えば特許文献1〜4における励磁巻線やリアクトル)をステータ12に設けることなく、ロータ巻線18n,18sに空間高調波による誘導起電力を効率よく発生させることができるので、ステータ12に設ける巻線を1種類(ステータ巻線28u,28v,28wのみ)に簡略化することができ、ステータ12の巻線構造を簡略化することができる。そして、誘導起電力に伴って生じる誘導電流をダイオード21n,21sで整流することで、ロータ巻線18n,18s以外の種類の巻線(例えば特許文献1,2における界磁補助巻線)をロータ14に設けることなく、ロータ14(各突極19)に磁極が固定された磁石を発生させることができるので、ロータ14に設ける巻線を1種類(ロータ巻線18n,18sのみ)に簡略化することができ、ロータ14の巻線構造を簡略化することができる。その結果、回転電機10の巻線構造を簡略化することができ、回転電機10の小型化が可能となる。
さらに、図5に示すように、コイル幅θが90°の場合に、空間高調波による鎖交磁束の振幅が最大となる。したがって、本実施形態において、空間高調波によるロータ巻線18n,18sへの鎖交磁束の振幅をより増大させるためには、周方向に関する各ロータ巻線18n,18sの幅θがロータ14の電気角で90°に相当する幅に等しい(あるいはほぼ等しい)ことが好ましい。そのため、周方向に関する各ロータ巻線18n,18sの幅θは、以下の(2)式を満たす(あるいはほぼ満たす)ことが好ましい。
θ=π×r/(2×p) (2)
このように、周方向に関する各ロータ巻線18n,18sの幅θを電気角で90°に相当する幅に等しく(あるいはほぼ等しく)することで、ロータ巻線18n,18sに発生する空間高調波による誘導起電力を最大にすることができ、誘導電流により各突極19に発生する磁石の磁束を最も効率よく増大させることができる。その結果、ロータ14に作用するトルクをさらに効率よく増大させることができる。
また、ステータ巻線28u,28v,28wに流す交流電流の位相(ロータ位置に対する電流進角)を変化させながらロータ14のトルクを計算した結果を図6,7に示す。図6は、ロータ14の回転数を一定に保ちながらステータ巻線28u,28v,28wに流す交流電流の振幅(電流振幅)及び位相(電流進角)を変化させた場合の計算結果を示し、図7は、電流振幅を一定に保ちながら電流進角及びロータ14の回転数を変化させた場合の計算結果を示す。図6,7に示すように、電流進角を変化させるとロータ14のトルクが変化するため、電流進角(ステータ巻線28u,28v,28wに流す交流電流の位相)を制御することで、ロータ14のトルクを制御することができる。さらに、図6に示すように、電流振幅を変化させてもロータ14のトルクが変化するため、電流振幅(ステータ巻線28u,28v,28wに流す交流電流の振幅)を制御することによっても、ロータ14のトルクを制御することができる。さらに、図7に示すように、ロータ14の回転数を変化させてもロータ14のトルクが変化するため、ロータ14の回転数を制御することによっても、ロータ14のトルクを制御することができる。
図8は、本実施形態に係る回転電機10の駆動制御装置の概略構成を示す図である。直流電源として設けられた充放電可能な蓄電装置42は、例えば二次電池により構成することができ、電気エネルギーを蓄える。インバータ40は、スイッチング素子(図示せず)を備えており、スイッチング素子のスイッチング動作により蓄電装置42からの直流電力を複数相の交流(例えば3相交流)に変換して、ステータ巻線28u,28v,28wの各相に供給することが可能である。制御装置41は、インバータ40のスイッチング素子のスイッチング動作を制御してステータ巻線28u,28v,28wに流す交流電流の位相(電流進角)を制御することで、ロータ14のトルクを制御する。ただし、制御装置41は、ロータ14のトルクを制御するために、ステータ巻線28u,28v,28wに流す交流電流の振幅を制御してもよいし、ロータ14の回転数を制御してもよい。
次に、本実施形態に係る回転電機10の他の構成例について説明する。
本実施形態では、例えば図9に示すように、ロータコア16にスリット(空隙)44を形成することによっても、ロータ14の磁気抵抗を回転方向に応じて変化させることができる。図9に示すように、ロータコア16において、磁気抵抗の高い磁路をd軸磁路部分39とし、d軸磁路部分39よりも磁気抵抗の低い磁路をq軸磁路部分29とすると、ステータ12(ティース30)と対向するd軸磁路部分39及びq軸磁路部分29が周方向において交互に配置されるようにスリット44が形成されており、周方向においてd軸磁路部分39がq軸磁路部分29間に位置する。各ロータ巻線18n,18sは、スリット44を通って磁気抵抗の低いq軸磁路部分29に巻装されている。図9に示す構成例では、ステータ12で形成された空間高調波成分を含む回転磁界が各ロータ巻線18n,18sに鎖交することで、各ロータ巻線18n,18sに各ダイオード21n,21sで整流された直流電流が流れて各q軸磁路部分29が磁化する結果、各q軸磁路部分29が磁極の固定された磁石(磁極部)として機能する。その際には、周方向に関する各q軸磁路部分29の幅(各ロータ巻線18n,18sの幅θ)をロータ14の電気角で180°に相当する幅よりも短く設定し、ロータ巻線18n,18sを各q軸磁路部分29に短節巻で巻装することで、ロータ巻線18n,18sに発生する空間高調波による誘導起電力を効率よく増大させることができる。さらに、ロータ巻線18n,18sに発生する空間高調波による誘導起電力を最大にするためには、周方向に関する各ロータ巻線18n,18sの幅θを、ロータ14の電気角で90°に相当する幅に等しく(あるいはほぼ等しく)することが好ましい。
また、本実施形態では、例えば図10に示すように、ロータコア16に永久磁石48を配設することもできる。図10に示す構成例では、磁極の固定された磁石として機能する複数の磁極部49が周方向に互いに間隔をおいた状態でステータ12(ティース30)と対向配置されており、各磁極部49にロータ巻線18n,18sが巻装されている。各永久磁石48は、周方向において磁極部49間に位置する部分に、ステータ12(ティース30)と対向配置されている。ここでの永久磁石48については、ロータコア16の内部に埋設されていてもよいし、ロータコア16の表面(外周面)に露出していてもよい。また、ロータコア16の内部に永久磁石48をV字状に配置することもできる。図10に示す構成例では、ステータ12で形成された空間高調波成分を含む回転磁界が各ロータ巻線18n,18sに鎖交することで、各ロータ巻線18n,18sに各ダイオード21n,21sで整流された直流電流が流れて各磁極部49が磁化する結果、各磁極部49が磁極の固定された磁石として機能する。その際には、周方向に関する各磁極部49の幅(各ロータ巻線18n,18sの幅θ)をロータ14の電気角で180°に相当する幅よりも短く設定し、ロータ巻線18n,18sを各磁極部49に短節巻で巻装することで、ロータ巻線18n,18sに発生する空間高調波による誘導起電力を効率よく増大させることができる。さらに、ロータ巻線18n,18sに発生する空間高調波による誘導起電力を最大にするためには、周方向に関する各ロータ巻線18n,18sの幅θを、ロータ14の電気角で90°に相当する幅に等しく(あるいはほぼ等しく)することが好ましい。
また、本実施形態では、例えば図11に示すように、周方向において1つおきに配置されたロータ巻線18n同士を電気的に直列接続し、周方向において1つおきに配置されたロータ巻線18s同士を電気的に直列接続することもできる。つまり、同じ磁極(N極)の磁石として機能する突極19に巻装されたロータ巻線18n同士を電気的に直列接続し、同じ磁極(S極)の磁石として機能する突極19に巻装されたロータ巻線18s同士を電気的に直列接続することもできる。ただし、周方向に隣接する(異なる磁極の磁石が形成される)突極19に巻装されたロータ巻線18n,18sは、互いに電気的に分断されている。ダイオード21n,21sは、電気的に分断されたロータ巻線18n,18s毎に(2つ)設けられており、ダイオード21nは、電気的に直列接続されたロータ巻線18nに流れる電流を整流し、ダイオード21sは、電気的に直列接続されたロータ巻線18sに流れる電流を整流する。ここでも、ロータ巻線18nが巻装された突極19とロータ巻線18sが巻装された突極19とで(周方向に隣接する突極19同士で)異なる磁極の磁石が形成されるように、ダイオード21n,21sによるロータ巻線18n,18sの電流の整流方向を互いに逆方向にする。図11に示す構成例によれば、ダイオード21n,21sの数を2つに減らすことができる。
また、本実施形態では、例えば図12に示すように、ロータ巻線18n,18sをトロイダル巻にすることもできる。図12に示す構成例では、ロータコア16は環状コア部17を含み、各突極19は、環状コア部17から径方向外側へ(ステータ12へ向けて)突出している。ロータ巻線18n,18sは、環状コア部17における各突極19付近の位置にトロイダル巻で巻装されている。図12に示す構成例でも、ステータ12で形成された空間高調波成分を含む回転磁界が各ロータ巻線18n,18sに鎖交することで、各ロータ巻線18n,18sに各ダイオード21n,21sで整流された直流電流が流れ、各突極19が磁化する。その結果、ロータ巻線18n付近に位置する突極19がN極として機能し、ロータ巻線18s付近に位置する突極19がS極として機能する。その際には、周方向に関する各突極19の幅θをロータ14の電気角で180°に相当する幅よりも短く設定することで、ロータ巻線18n,18sに発生する空間高調波による誘導起電力を効率よく増大させることができる。さらに、ロータ巻線18n,18sに発生する空間高調波による誘導起電力を最大にするためには、周方向に関する各突極19の幅θを、ロータ14の電気角で90°に相当する幅に等しく(あるいはほぼ等しく)することが好ましい。なお、図12では、図11に示す構成例と同様に、周方向に隣接するロータ巻線18n,18sを互いに電気的に分断し、周方向において1つおきに配置されたロータ巻線18n同士を電気的に直列接続し、周方向において1つおきに配置されたロータ巻線18s同士を電気的に直列接続した例を示している。ただし、ロータ巻線18n,18sをトロイダル巻にした例においても、図3に示す構成例と同様に、各突極19に巻装されたロータ巻線18n,18sを互いに電気的に分断することもできる。
また、本実施形態では、例えば図13に示すように、各突極19に共通のロータ巻線18を巻装することもできる。図13に示す構成例では、ロータ巻線18がダイオード21を介して短絡されていることで、ロータ巻線18に流れる電流の方向がダイオード21により一方向(直流)に整流される。各突極19に巻装されたロータ巻線18は、周方向に隣接する突極19同士で磁化方向が互いに逆方向となるように、周方向に隣接する突極19に巻装された部分の巻き方向が互いに逆方向である。図13に示す構成例でも、ステータ12で形成された空間高調波成分を含む回転磁界がロータ巻線18に鎖交することで、ロータ巻線18にダイオード21で整流された直流電流が流れて各突極19が磁化する結果、各突極19が磁極の固定された磁石として機能する。その際には、周方向に隣接する突極19同士で異なる磁極の磁石が形成される。図13に示す構成例によれば、ダイオード21の数を1つに減らすことができる。
ただし、図13に示す構成例では、N極を形成する突極19とS極を形成する突極19とで共通のロータ巻線18を用いているため、各突極19での空間高調波成分による磁束変動(3次)が相殺される場合があり、他の構成例ほど効果的にロータ14のトルクが増加しない場合がある。ここで、図13に示す構成例において、各突極19に巻装されたロータ巻線18の周方向に関する幅θを変化させながら、ロータ巻線18への鎖交磁束の振幅(変動幅)を計算した結果を図14に示す。図14では、コイル幅θを電気角に換算して示している。図14に示すように、コイル幅θが90°から減少するとロータ巻線18への鎖交磁束の変動幅が大きく減少し、コイル幅θが120°から増大するとロータ巻線18への鎖交磁束の変動幅が大きく減少する。さらに、ロータ巻線18の断面積を十分に確保するためのコイル幅θが必要となる点を考慮すると、図13に示す構成例においてロータ巻線18に発生する空間高調波による誘導電流を増大させるためには、周方向に関するロータ巻線18の幅θを、ロータ14の電気角で90°に相当する幅よりも大きく且つロータ14の電気角で120°に相当する幅よりも小さくする(90°<θ<120°を満たす)ことが好ましい。さらに、図14に示すように、コイル幅θが105°の場合に空間高調波による鎖交磁束の振幅がピークとなる。したがって、図13に示す構成例においてロータ巻線18に発生する空間高調波による誘導電流をさらに増大させるためには、周方向に関するロータ巻線18の幅θを、ロータ14の電気角で105°に相当する幅に等しく(あるいはほぼ等しく)することが好ましい。
また、図15に示す構成例では、ロータ巻線18は、各突極19に波巻(直列巻)で巻装されており、周方向に隣接する突極19同士で磁化方向が互いに逆方向となるように、周方向に隣接する突極19に巻装された部分の巻き方向が互いに逆方向である。図15のロータ巻線18において、実線部分は突極19の回転軸方向端面の一方側(図の手前側)を通り、破線部分は突極19の回転軸方向端面の他方側(図の奥側)を通る。そして、○内に●の部分には図面の手前方向の電流が流れ、○内に×の部分には図面の奥方向の電流が流れる。図15に示す構成例でも、ステータ12で形成された空間高調波成分を含む回転磁界がロータ巻線18に鎖交することで、ロータ巻線18にダイオード21で整流された直流電流が流れて各突極19が磁化する結果、各突極19が磁極の固定された磁石として機能する。その際には、周方向に隣接する突極19同士で異なる磁極の磁石が形成される。図15に示す構成例によれば、ダイオード21の数を1つに減らすことができ、ロータ14の巻線構造をさらに簡略化することができる。
以上の実施形態の説明では、ステータ12とロータ14とが回転軸22と直交する径方向において対向配置されているものとした。ただし、本実施形態に係る転電機10は、ステータ12とロータ14とが回転軸22と平行方向(回転軸方向)において対向配置されたアキシャル型の回転電機であってもよい。
以上、本発明を実施するための形態について説明したが、本発明はこうした実施形態に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、種々なる形態で実施し得ることは勿論である。
本発明の実施形態に係る回転電機の概略構成を示す図である。 本発明の実施形態に係る回転電機の概略構成を示す図である。 本発明の実施形態に係る回転電機の概略構成を示す図である。 空間高調波によるロータ巻線への鎖交磁束を計算した結果を示す図である。 空間高調波によるロータ巻線への鎖交磁束を計算した結果を示す図である。 周方向に関するロータ巻線の幅θを変化させながらロータ巻線への鎖交磁束の振幅を計算した結果を示す図である。 ステータ巻線に流す交流電流の位相を変化させながらロータのトルクを計算した結果を示す図である。 ステータ巻線に流す交流電流の位相を変化させながらロータのトルクを計算した結果を示す図である。 本発明の実施形態に係る回転電機の駆動制御装置の概略構成を示す図である。 本発明の実施形態に係る回転電機の他の概略構成を示す図である。 本発明の実施形態に係る回転電機の他の概略構成を示す図である。 本発明の実施形態に係る回転電機の他の概略構成を示す図である。 本発明の実施形態に係る回転電機の他の概略構成を示す図である。 本発明の実施形態に係る回転電機の他の概略構成を示す図である。 周方向に関するロータ巻線の幅θを変化させながらロータ巻線への鎖交磁束の振幅を計算した結果を示す図である。 本発明の実施形態に係る回転電機の他の概略構成を示す図である。
符号の説明
10 回転電機、12 ステータ、14 ロータ、16 ロータコア、17 環状コア部、18,18n,18s ロータ巻線、19 突極、21,21n,21s ダイオード、22 回転軸、26 ステータコア、28u,28v,28w ステータ巻線、30 ティース、31 スロット、40 インバータ、41 制御装置、42 蓄電装置、44 スリット、48 永久磁石。

Claims (14)

  1. ステータとロータとが対向配置された回転電機であって、
    ステータは、複数のスロットがロータ回転軸まわりの周方向に互いに間隔をおいて形成されたステータコアと、該スロットを通ってステータコアに集中巻で巻装された複数相のステータ巻線と、を有し、該ステータ巻線に交流電流が流れることで高調波成分を含む回転磁界を形成し、
    ロータは、ロータコアと、ロータコアに巻装され、ステータで形成された高調波成分を含む回転磁界が鎖交することで誘導起電力が発生するロータ巻線と、該誘導起電力の発生に伴ってロータ巻線に流れる電流を整流する整流素子と、を有し、
    ロータコアは、ロータ巻線が巻装され、整流素子で整流された電流がロータ巻線に流れるのに応じて磁化することで磁極が固定された磁石として機能する磁極部であって、前記周方向に互いに間隔をおいた状態でステータと対向配置された複数の磁極部を含み、
    ロータ巻線は、各磁極部に短節巻で巻装されている、回転電機。
  2. 請求項1に記載の回転電機であって、
    各磁極部に巻装されたロータ巻線の前記周方向に関する幅が電気角で90°に相当する幅に略等しい、回転電機。
  3. 請求項1または2に記載の回転電機であって、
    ロータコアにおいては、各磁極部の磁気抵抗が前記周方向において磁極部間に位置する部分の磁気抵抗よりも低い、回転電機。
  4. 請求項1〜3のいずれか1に記載の回転電機であって、
    ロータコアにおいては、各磁極部がステータへ向けて突出している、回転電機。
  5. 請求項1〜3のいずれか1に記載の回転電機であって、
    ロータコアには、前記周方向において磁極部間に位置する部分に永久磁石が配設されている、回転電機。
  6. 請求項1〜5のいずれか1に記載の回転電機であって、
    各磁極部に巻装されたロータ巻線が互いに電気的に分断されており、
    整流素子は、該電気的に分断されたロータ巻線毎に設けられ、
    各整流素子は、各磁極部に巻装されたロータ巻線に流れる電流を、前記周方向において磁極部の磁極を交互させる方向に整流する、回転電機。
  7. 請求項1〜5のいずれか1に記載の回転電機であって、
    前記周方向に隣接する磁極部に巻装されたロータ巻線が互いに電気的に分断されており、
    整流素子は、該電気的に分断されたロータ巻線毎に設けられ、
    各整流素子は、前記周方向に隣接する磁極部に巻装されたロータ巻線に流れる電流を、該隣接する磁極部の磁極を互いに異ならせる方向に整流する、回転電機。
  8. 請求項7に記載の回転電機であって、
    互いに同じ磁極の磁石として機能する磁極部に巻装されたロータ巻線同士が電気的に接続されている、回転電機。
  9. ステータとロータとが対向配置された回転電機であって、
    ステータは、複数のスロットがロータ回転軸まわりの周方向に互いに間隔をおいて形成されたステータコアと、該スロットを通ってステータコアに集中巻で巻装された複数相のステータ巻線と、を有し、該ステータ巻線に交流電流が流れることで高調波成分を含む回転磁界を形成し、
    ロータは、ロータコアと、ロータコアに巻装され、ステータで形成された高調波成分を含む回転磁界が鎖交することで誘導起電力が発生するロータ巻線と、該誘導起電力の発生に伴ってロータ巻線に流れる電流を整流する整流素子と、を有し、
    ロータコアは、整流素子で整流された電流がロータ巻線に流れるのに応じて磁化することで磁極が固定された磁石として機能する磁極部であって、前記周方向に互いに間隔をおいた状態でステータと対向配置された複数の磁極部を含み、
    前記周方向に関する各磁極部の幅が電気角で180°に相当する幅よりも小さい、回転電機。
  10. 請求項9に記載の回転電機であって、
    前記周方向に関する各磁極部の幅が電気角で90°に相当する幅に略等しい、回転電機。
  11. 請求項9または10に記載の回転電機であって、
    ロータコアは環状コア部をさらに含み、
    ロータ巻線は環状コア部にトロイダル巻で巻装されており、
    各磁極部が環状コア部からステータへ向けて突出している、回転電機。
  12. ステータとロータとが対向配置された回転電機であって、
    ステータは、複数のスロットがロータ回転軸まわりの周方向に互いに間隔をおいて形成されたステータコアと、該スロットを通ってステータコアに集中巻で巻装された複数相のステータ巻線と、を有し、該ステータ巻線に交流電流が流れることで高調波成分を含む回転磁界を形成し、
    ロータは、ロータコアと、ロータコアに巻装され、ステータで形成された高調波成分を含む回転磁界が鎖交することで誘導起電力が発生するロータ巻線と、該誘導起電力の発生に伴ってロータ巻線に流れる電流を整流する整流素子と、を有し、
    ロータコアは、整流素子で整流された電流がロータ巻線に流れるのに応じて磁化することで磁極が固定された磁石として機能する磁極部であって、前記周方向に互いに間隔をおいた状態でステータと対向配置された複数の磁極部を含み、
    共通のロータ巻線が各磁極部に巻装されており、
    該共通のロータ巻線においては、前記周方向に隣接する磁極部に巻装された部分の巻き方向が互いに逆方向である、回転電機。
  13. 請求項12に記載の回転電機であって、
    各磁極部に巻装されたロータ巻線の前記周方向に関する幅が電気角で90°に相当する幅よりも大きく且つ電気角で120°に相当する幅よりも小さい、回転電機。
  14. 請求項1〜13のいずれか1に記載の回転電機と、
    ステータ巻線に流す交流電流の位相を制御することで、ロータのトルクを制御する制御装置と、
    を備える回転電機の駆動制御装置。
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