JP5175699B2 - 回転電機 - Google Patents

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本発明は、ステータとロータとがロータ回転軸と直交する径方向に対向配置された回転電機に関し、特に、ロータに巻線が巻装された回転電機に関する。
ロータに巻線が巻装された回転電機の関連技術が下記特許文献1〜4に開示されている。特許文献1においては、ステータに主発電巻線と励磁巻線、ロータに界磁巻線と界磁補助巻線を設け、ステータの励磁巻線をダイオードを介して短絡し、ロータの界磁補助巻線から界磁巻線に流れる電流を整流器で整流する。特許文献1において、ロータが回転を始めると、ロータにおける界磁コアの残留磁気によりステータの励磁巻線に電圧が誘起され、ダイオードを介して一方向に励磁電流が流れてステータに静止磁界が発生する。ロータがこの静止磁界中を回転するため、ロータの界磁コアに巻回されている界磁補助巻線に電圧が誘起され、整流器で整流された界磁電流が界磁巻線に流れ込むことで、ロータにN極、S極の磁極を発生させている。
下記特許文献2においては、上記の励磁巻線をステータに設ける代わりに、集中全節巻きされたステータの主発電巻線にリアクトルを接続している。特許文献2において、ロータが回転を始めると、回転子鉄心の残留磁界によりステータの主発電巻線に起電力が誘起され、この起電力により主発電巻線及びリアクトルからなる閉回路にリアクトル励磁電流が電機子電流として流れて電機子反作用磁界が生じる。ステータの主発電巻線が集中全節巻にしてあることにより、この電機子反作用磁界は高調波成分(第5空間高調波磁界)を含むものとなり、この第5空間高調波磁界を含む電機子反作用磁界がロータの界磁補助巻線に鎖交することで、界磁補助巻線に起電力が発生する。この起電力がダイオードブリッジ回路で直流に変換されてロータの界磁巻線に界磁電流として供与されることで、ロータにN極、S極の磁極を発生させている。
下記特許文献3においては、上記のロータの界磁補助巻線を省略し、全節巻きされたロータの界磁巻線をダイオードを介して短絡している。特許文献3において、ロータが回転を始めると、回転子鉄心の残留磁界によりステータの主発電巻線に起電力が誘起され、この起電力により主発電巻線及びリアクトルからなる閉回路にリアクトル励磁電流が電機子電流として流れて電機子反作用磁界が生じる。そして、この電機子反作用磁界の奇数次の空間高調波成分と磁気的に結合するロータの界磁巻線に起電力が誘導し、ダイオードで整流された界磁電流が界磁巻線に流れることで、ロータにN極、S極の磁極を発生させている。さらに、下記特許文献4においては、上記の全節巻きされたロータの界磁巻線を並列接続することで、界磁巻線に流れる界磁電流の増大を図っている。
特開昭62−23348号公報 特開平4−285454号公報 特開平8−65976号公報 特開平11−220857号公報
ロータに巻線が巻装された回転電機においては、ロータの回転に伴って巻線に遠心力が作用するため、遠心力により巻線がロータから外れるのを防止する必要がある。ただし、ロータ巻線を保持するために、ロータ巻線が巻装されるロータティースの先端部分にティースかさを設けたり、ロータティース間のスロットにくさびを設けたりすると、ロータコアの断面形状(磁路)の変更によりトルクが減少したり、くさび部分での渦電流損による損失が増加して、回転電機の効率が低下する。そのため、磁気的な影響を抑えつつ、遠心力に対するロータ巻線の保持力を向上させることが要求される。なお、このような課題は、特許文献1〜4の回転電機に限らず、巻線形同期機や巻線形誘導機等においても生じ、ロータに巻線が巻装された回転電機において生じる。
本発明は、ロータに巻線が巻装された回転電機において、磁気的な影響を抑えつつ遠心力に対するロータ巻線の保持力を向上させることを目的とする。
本発明に係る回転電機は、上述した目的を達成するために以下の手段を採った。
本発明に係る回転電機は、ステータとロータとがロータ回転軸と直交する径方向に対向配置された回転電機であって、ロータは、ステータへ突出する複数のロータティースがロータ回転軸まわりの周方向に互いに間隔をおいて形成されたロータコアと、該ロータティース間のスロットを通って該ロータティースに巻装されたロータ巻線と、を有し、ステータは、ステータコアと、該ステータコアに巻装されたステータ巻線と、を有し、該ステータ巻線に交流電流が流れることで生じる起磁力の前記周方向に関する変動周期がステータ全周の1/n(nは2以上の整数)であり、ロータ巻線は、前記周方向に関する内幅が該周方向に関するロータティースの幅と前記起磁力の変動周期のm倍(mはm<nを満たす1以上の整数)との和に略等しい巻線部分を含むことを要旨とする。
本発明の一態様では、ステータは、ステータコアに集中巻で巻装されたステータ巻線に交流電流が流れることで高調波成分を含む回転磁界を形成し、ロータ巻線は、ステータで形成された高調波成分を含む回転磁界が鎖交することで誘導起電力が発生し、ロータは、該誘導起電力の発生に伴ってロータ巻線に流れる電流を整流する整流素子をさらに有し、ロータティースは、整流素子で整流された電流がロータ巻線に流れるのに応じて磁化することで磁極が固定された磁石として機能することが好適である。
本発明の一態様では、前記周方向に隣接するロータティースに巻装されたロータ巻線が互いに電気的に分断されており、整流素子は、該電気的に分断されたロータ巻線毎に設けられ、各整流素子は、前記周方向に隣接するロータティースに巻装されたロータ巻線に流れる電流を、該隣接するロータティースの磁極を互いに異ならせる方向に整流することが好適である。
また、本発明に係る回転電機は、ステータとロータとがロータ回転軸と直交する径方向に対向配置された回転電機であって、ロータは、ステータへ突出する複数のロータティースがロータ回転軸まわりの周方向に互いに間隔をおいて形成されたロータコアと、該ロータティース間のスロットを通って該ロータティースに巻装されたロータ巻線と、を有し、ステータは、ステータコアと、該ステータコアに巻装されたステータ巻線と、を有し、該ステータ巻線に交流電流が流れることで生じる起磁力の前記周方向に関する変動周期がステータ全周の1/n(nは2以上の整数)であり、ロータ巻線は、前記周方向に関する間隔が前記起磁力の変動周期の(m+0.5)倍(mはm<nを満たす1以上の整数)に略等しいスロットを通ってロータティースに巻装された巻線部分を含むことを要旨とする。
本発明によれば、周方向に関するロータ巻線の巻幅をステータの起磁力の変動周期単位で広げることで、磁気的な影響を抑えつつ遠心力に対するロータ巻線の保持力を向上させることができる。
以下、本発明を実施するための形態(以下実施形態という)を図面に従って説明する。
図1〜3は、本発明の実施形態に係る回転電機10の概略構成を示す図である。図1はロータ回転軸22と平行方向から見たステータ12及びロータ14の構成の概略を示し、図2はステータ12の構成の概略を示し、図3はロータ14の構成の概略を示す。本実施形態に係る回転電機10は、図示しないケーシングに固定されたステータ12と、ステータ12と所定の空隙を空けて対向配置されステータ12に対し回転可能なロータ14と、を備える。図1〜3は、ステータ12とロータ14とが回転軸22と直交する径方向(以下単に径方向とする)において対向配置されたラジアル型の回転電機を示しており、ロータ14がステータ12の径方向内側に配置されている。
ステータ12は、ステータコア26と、ステータコア26に配設された複数相(より具体的には奇数相で例えば3相)のステータ巻線28u,28v,28wと、を含む。ステータコア26には、径方向内側へ(ロータ14へ向けて)突出した複数のステータティース30が回転軸22まわりの周方向(以下単に周方向とする)に沿って互いに間隔をおいて配列されており、各ステータティース30間にスロット31が形成されている。つまり、ステータコア26には、複数のスロット31が周方向に互いに間隔をおいて形成されている。各相のステータ巻線28u,28v,28wは、ステータティース30間のスロット31を通ってステータティース30に巻装されている。図1,2は、ステータ巻線28u,28v,28wがステータティース30に短節集中巻で巻装された例を示している。複数相(3相もしくは奇数相)のステータ巻線28u,28v,28wに複数相(3相もしくは奇数相)の交流電流を流すことで、周方向に並べられたステータティース30が順次磁化し、周方向に回転する回転磁界をステータ12に形成することができる。ステータ12に形成された回転磁界はロータ14に作用する。
ステータ12においては、1組のステータ巻線28u,28v,28wがステータティース30に巻装されることで2極(1極対)分の磁極が構成され(回転磁界が形成され)、n組(nは2以上の整数)のステータ巻線28u,28v,28wがステータティース30に巻装されることで2n極(n極対)分の磁極が構成される(回転磁界が形成される)。図1,2に示す例では、4組のステータ巻線28u,28v,28wがステータティース30に巻装されることで、8極(4極対)分の磁極が構成され、8極(4極対)分の回転磁界が形成される。ステータ巻線28u,28v,28wに交流電流が流れることで生じる起磁力は、周方向に関して変動する分布を有する。1組のステータ巻線28u,28v,28wに流れる交流電流による起磁力は、周方向に関して1周期分の変動分布を有し、周方向に関して起磁力分布の変動が繰り返される回数は、ステータ巻線28u,28v,28wの組数n(図1,2に示す例では4回)に等しい。つまり、周方向に関する起磁力の変動周期がステータ全周の1/n(図1,2に示す例ではステータ1/4周)である。図2に示すように、周方向に関する起磁力変動の1周期分に相当する角度を電気角360°とすると、(電気角=機械角×極対数)の関係が成立する。
ロータ14は、ロータコア16と、ロータコア16に配設された複数のロータ巻線18n,18sと、を含む。ロータコア16には、径方向外側へ(ステータ12へ向けて)突出した複数のロータティース(突極)19が周方向に沿って互いに間隔をおいて配列されており、各ロータティース19間にスロット51が形成されている。つまり、ロータコア16には、複数のスロット51が周方向に互いに間隔をおいて形成されている。各ロータティース19は、ステータ12(ステータティース30)と対向している。ロータ14においては、このロータティース(突極)19により、ステータ12からの磁束が通る場合の磁気抵抗が回転方向に応じて変化し、ロータティース19の位置で磁気抵抗が低くなり、ロータティース19間の位置で磁気抵抗が高くなる。周方向に関して隣接するロータティース19同士の間隔(スロット51同士の間隔)は、前述の起磁力の周方向に関する変動周期(電気角360°)の1/k(kは正の偶数)に等しい(あるいはほぼ等しい)。図1〜3に示す例では、周方向に関して隣接するロータティース19同士の間隔(スロット51同士の間隔)が、起磁力の変動周期の1/2(電気角180°)に等しい(あるいはほぼ等しい)。そのため、複数のロータティース19には、周方向に関する間隔が起磁力の変動周期(電気角360°)に等しい(あるいはほぼ等しい)ロータティース19の組が含まれる。
ロータ巻線18n,18sは、互いに電気的に接続されておらず分断(絶縁)されており、ロータティース19間のスロット51を通ってロータティース19に巻装されている。そして、ロータ巻線18n,18sには、ダイオード21n,21s(整流素子)がそれぞれ接続されている。ロータ巻線18nがダイオード21nを介して短絡されていることで、ロータ巻線18nに流れる電流の方向がダイオード21nにより一方向に整流され、ロータ巻線18sがダイオード21sを介して短絡されていることで、ロータ巻線18sに流れる電流の方向がダイオード21sにより一方向に整流される。ここでは、ロータ巻線18nとロータ巻線18sとで流れる電流の向き(ダイオード21n,21sによる整流方向)が互いに逆になるように、ダイオード21n,21sが互いに逆向きでロータ巻線18n,18sにそれぞれ接続される。
図4に示すように、ロータ巻線18nにおいては、回転軸22まわりの周方向に関する内幅(巻線の内周面間の幅、図のα°)が、周方向に関するロータティース19の幅(図のα0°)と周方向に関する起磁力の変動周期(電気角360°)のm倍(mはm<nを満たす1以上の整数)との和に等しい(あるいはほぼ等しい)。すなわち、α=α0+360×m(α,α0の単位は電気角)が成立する(あるいはほぼ成立する)。同様に、ロータ巻線18sにおいても、周方向に関する内幅が、周方向に関するロータティース19の幅と周方向に関する起磁力の変動周期のm倍との和に等しい(あるいはほぼ等しい)。周方向に隣接するロータティース19同士の間隔(スロット51同士の間隔)が起磁力の変動周期の1/2(電気角180°)であるため、ロータ巻線18n,18sが通る2つのスロット51同士の周方向に関する間隔は、起磁力の変動周期の(m+0.5)倍に等しい(あるいはほぼ等しい)。図4に示す例では、周方向に関するロータ巻線18n,18sの内幅(α°)が、周方向に関するロータティース19の幅(α0°)と周方向に関する起磁力の変動周期(電気角360°)との和(α=α0+360)に等しい(あるいはほぼ等しい)。そして、ロータ巻線18n,18sが通る2つのスロット51同士の周方向に関する間隔が、起磁力の変動周期の1.5倍(電気角540°)に等しい(あるいはほぼ等しい)。
ロータ巻線18sの図示を省略しロータ巻線18nのみを図示したものを図5に示し、ロータ巻線18nの図示を省略しロータ巻線18sのみを図示したものを図6に示す。図5に示すように、ロータ巻線18nは、周方向に関して1つおき毎にロータティース19に巻装される。そして、図6に示すように、ロータ巻線18sは、ロータ巻線18nが巻装されないロータティース19に巻装され、周方向に関して1つおき毎にロータティース19に巻装される。つまり、ロータ巻線18nが巻装されたロータティース19とロータ巻線18sが巻装されたロータティース19とが周方向において隣接し且つ交互に並ぶように、ロータ巻線18n,18sがロータティース19に巻装される。
ステータ12に回転磁界を発生させる起磁力の周方向に関する分布は、各相のステータ巻線28u,28v,28wの配置や、ステータティース30及びスロット31によるステータコア26の形状に起因して、(基本波のみの)正弦波分布にはならず、高調波成分を含むものとなる。特に、集中巻においては、各相のステータ巻線28u,28v,28wが互いに重なり合わないため、ステータ12の起磁力分布に生じる高調波成分の振幅レベルが増大する。そして、例えばステータ巻線28u,28v,28wが3相集中巻の場合は、高調波成分として、入力電気周波数3次成分の振幅レベルが増大する。以下の説明では、ステータ巻線28u,28v,28wの配置やステータコア26の形状に起因して起磁力に生じる高調波成分を空間高調波とする。
3相のステータ巻線28u,28v,28wに3相の交流電流を流すことでステータ12に形成された回転磁界(基本波成分)がロータ14に作用するのに応じて、ロータ14の磁気抵抗が小さくなるように、ロータティース19がステータ12の回転磁界に吸引される。これによって、ロータ14にトルク(リラクタンストルク)が作用して、ロータ14がステータ12で形成される回転磁界(基本波成分)に同期して回転駆動する。
さらに、ステータ12に形成された空間高調波成分を含む回転磁界がロータ14のロータ巻線18n,18sに鎖交すると、各ロータ巻線18n,18sには、空間高調波成分によりロータ14の回転周波数(回転磁界の基本波成分)と異なる周波数の磁束変動が生じる。この磁束変動によって、各ロータ巻線18n,18sに誘導起電力が発生する。この誘導起電力の発生に伴って各ロータ巻線18n,18sに流れる電流は、各ダイオード21n,21sにより整流されることで一方向(直流)となる。そして、各ダイオード21n,21sで整流された直流電流が各ロータ巻線18n,18sに流れるのに応じて各ロータティース19が磁化することで、磁極が(N極かS極のいずれか一方に)固定された磁石が各ロータティース19に生じる。周方向に隣接するロータティース19に巻装されたロータ巻線18nとロータ巻線18sとで、ダイオード21n,21sにより整流された直流電流の方向が互いに逆方向であるため、周方向に隣接するロータティース19同士で磁化方向が互いに逆方向となって異なる磁極の磁石が形成され、周方向においてロータティース19の磁極が交互する。ここでは、ロータ巻線18nが巻装されたロータティース19にN極が形成され、ロータ巻線18sが巻装されたロータティース19にS極が形成されるように、ダイオード21n,21sによるロータ巻線18n,18sの電流の整流方向をそれぞれ設定する。これによって、各ロータティース19に生じる磁石は、周方向においてN極とS極が交互に配置されたものとなり、周方向に隣接する2つのロータティース19(N極及びS極)により、1つの極対が構成される。図3に示す例では、8極の磁極が形成され、ロータ14の極対数が4極対である。そして、各ロータティース19(磁極が固定された磁石)の磁界がステータ12の回転磁界(基本波成分)と相互作用して、吸引及び反発作用が生じる。このステータ12の回転磁界(基本波成分)とロータティース19(磁石)の磁界との電磁気相互作用(吸引及び反発作用)によっても、ロータ14にトルク(磁石トルクに相当するトルク)を作用させることができ、ロータ14がステータ12で形成される回転磁界(基本波成分)に同期して回転駆動する。このように、本実施形態に係る回転電機10を、ステータ巻線28u,28v,28wへの供給電力を利用してロータ14に動力(機械的動力)を発生させる電動機として機能させることができる。一方、本実施形態に係る回転電機10を、ロータ14の動力を利用してステータ巻線28u,28v,28wに電力を発生させる発電機として機能させることもできる。
ロータ14の回転時には、ロータ巻線18n,18sに遠心力が作用する。図7に示すように、ロータ巻線18n,18sをロータティース19に短節巻で巻装した場合は、ロータ巻線18n,18sにかかる遠心力F0のうちロータ巻線18n,18sの張力F2になる成分の割合が小さく、遠心力F0によりロータ巻線18n,18sを飛散させようとする力F1が大きくなる。そのため、ロータ巻線18n,18sがロータティース19から外れやすくなる。ロータ巻線18n,18sを保持するために、図8に示すようにロータティース19の先端部分にティースかさ19aを設けたり、図9に示すようにロータティース19間のスロット51にくさび19bを設けたりすると、ロータティース19の断面形状(磁路)の変更によりトルクが減少したり、くさび19bでの渦電流損による損失が増加する等、磁気的な影響が無視できなくなる。
これに対して本実施形態では、周方向に関するロータ巻線18n,18sの内幅(α°)を、短節巻の場合(図7に示す場合)よりも起磁力の変動周期(電気角360°)のm倍(図3〜6に示す例では1倍、m=1)分広げている。これによって、図10に示すように、ロータ巻線18n,18sにかかる遠心力F0のうち、ロータ巻線18n,18sの張力F2になる成分の割合が増加し、ロータ巻線18n,18sを飛散させようとする力F1が軽減される。さらに、ロータ巻線18n,18sを飛散させようとする力F1をロータティース19の側面で受けることができる。したがって、遠心力に対するロータ巻線18n,18sの保持力を向上させることができ、ロータ巻線18n,18sが遠心力によりロータティース19から外れるのを確実に防止することができる。
さらに、周方向に関するロータ巻線18n,18sの内幅(α°)を起磁力の変動周期(電気角360°)単位で広げているため、ロータ巻線18n,18sの鎖交磁束の変動は、巻幅を広げる前(短節巻の場合)と比較してほとんど変化しない(電気角360°分の鎖交磁束は全体では常に0)。さらに、各ロータティース19に形成される磁極(N極、S極)の配置も巻幅を広げる前(短節巻の場合)と比較して変化しない。そのため、ロータ巻線18n,18sの巻幅を広げることによる磁気的な影響は少なく、巻幅を広げる前と比較してトルク特性はほとんど変化しない。したがって、磁気的な影響を抑えつつ、遠心力に対するロータ巻線18n,18sの保持力を向上させることができる。なお、ロータ巻線18n,18sの巻幅を増加した分、巻線抵抗は増加するが、巻線1ターンのうち、コイルエンド部分が増加するだけであるため、巻線抵抗の増加分は軽微である。
次に、本実施形態に係る回転電機10の他の構成例について説明する。
図11は、ロータ14に12極の磁極(ロータティース19)が形成され、ロータ14の極対数が6極対である例を示している。ロータ巻線18n,18sが通る2つのスロット51同士の周方向に関する間隔は、起磁力の変動周期の1.5倍(電気角540°)に等しく、周方向に関するロータ巻線18n,18sの内幅(α°)は、周方向に関するロータティース19の幅(α0°)と起磁力の変動周期(電気角360°)との和に等しい。この例においても、磁気的な影響を抑えつつ、遠心力に対するロータ巻線18n,18sの保持力を向上させることができる。
また、本実施形態では、例えば図12に示すように、周方向に関するロータ巻線18n,18sの内幅(α°)を、短節巻の場合よりも起磁力の変動周期(電気角360°)の2倍以上分広げることもできる。図12に示す例では、ロータ巻線18n,18sが通る2つのスロット51同士の周方向に関する間隔は、起磁力の変動周期の2.5倍(電気角900°)に等しく、周方向に関するロータ巻線18n,18sの内幅(α°)は、周方向に関するロータティース19の幅(α0°)と起磁力の変動周期(電気角360°)の2倍との和に等しい。ロータ巻線18n,18sの巻幅をさらに広げることで、ロータ巻線18n,18sにかかる遠心力F0のうち、ロータ巻線18n,18sの張力F2になる成分の割合がさらに増加し、ロータ巻線18n,18sを飛散させようとする力F1がさらに軽減される。
また、本実施形態では、例えば図13,14に示すように、ロータ巻線18nは、周方向に関する内幅(α°)が周方向に関するロータティース19の幅(α0°)と起磁力の変動周期(電気角360°)のm倍との和に等しい(あるいはほぼ等しい)巻線部分18n−1と、短節巻でロータティース19に巻装された巻線部分18n−2と、を含むこともできる。同様に、ロータ巻線18sも、周方向に関する内幅(α°)が周方向に関するロータティース19の幅(α0°)と起磁力の変動周期(電気角360°)のm倍との和に等しい(あるいはほぼ等しい)巻線部分18s−1と、短節巻でロータティース19に巻装された巻線部分18s−2と、を含むこともできる。巻線部分18n−1,18s−1が通る2つのスロット51同士の周方向に関する間隔は、起磁力の変動周期の(m+0.5)倍に等しく(あるいはほぼ等しく)、周方向に関する巻線部分18n−2,18s−2の内幅は、周方向に関するロータティース19の幅(α0°)に等しい(あるいはほぼ等しい)。図13,14に示す例では、周方向に関する巻線部分18n−1,18s−1の内幅(α°)が、周方向に関するロータティース19の幅(α0°)と周方向に関する起磁力の変動周期(電気角360°)との和に等しい(あるいはほぼ等しい)。そして、巻線部分18n−1,18s−1が通る2つのスロット51同士の周方向に関する間隔が、起磁力の変動周期の1.5倍(電気角540°)に等しい(あるいはほぼ等しい)。このように、ロータ巻線18n,18sの一部の巻幅を起磁力の変動周期(電気角360°)単位で広げることによっても、磁気的な影響を抑えつつ、遠心力に対するロータ巻線18n,18sの保持力を向上させることができる。
以上の実施形態の説明では、ステータ12に形成された回転磁界の空間高調波成分を利用してロータ巻線18n,18sに流す電流をダイオード21n,21sにより整流することで、ロータティース19を磁化させて磁極が固定された磁石として機能させるものとした。ただし、本実施形態では、回転電機10は、ダイオード21n,21sが省略された巻線形同期機であってもよい。その場合は、例えばスリップリング等を介してロータ巻線18n,18sに直流電流を流すことで、ロータティース19を磁化させて磁極が固定された磁石として機能させることができる。その際には、ロータ巻線18nが巻装されたロータティース19とロータ巻線18sが巻装されたロータティース19とで磁化方向が互いに逆方向となって異なる磁極の磁石が形成されるように、ロータ巻線18n,18sに流す直流電流の向きを決定する。
また、図15,16は、回転電機10がバーニアモータである例を示している。図15に示す例では、9個のステータ巻線28u,28v,28wに流れる交流電流による起磁力が周方向に関して1周期分の変動分布を有し、周方向に関する起磁力の変動周期(電気角360°)がステータ全周の1/2である。周方向に関して隣接するロータティース19同士の間隔(スロット51同士の間隔)は、起磁力の変動周期(電気角360°)の1/8に等しい。ロータ巻線18n,18sには、例えばスリップリング等を介して直流電流を流すことで、ロータティース19が磁化して磁極が固定された磁石として機能する。図16に示す例では、周方向に関するロータ巻線18n,18sの内幅(α°)は、周方向に関するロータティース19の幅(α0°)と起磁力の変動周期(電気角360°)との和に等しい。この例においても、ロータ巻線18n,18sの巻幅を起磁力の変動周期(電気角360°)単位で広げることで、磁気的な影響を抑えつつ、遠心力に対するロータ巻線18n,18sの保持力を向上させることができる。
また、図17,18は、回転電機10が巻線形誘導機である例を示している。図17,18に示す例では、周方向に関するステータ12の起磁力の変動周期(電気角360°)がステータ全周の1/8であり、周方向に関して隣接するロータティース19同士の間隔(スロット51同士の間隔)が起磁力の変動周期(電気角360°)の1/6に等しい。ステータ12に形成された回転磁界が複数相(例えば3相)のロータ巻線18u,18v,18wに鎖交すると、各ロータ巻線18u,18v,18wに誘導起電力が発生して誘導電流が流れる。各ロータ巻線18u,18v,18wは、周方向に関する間隔が起磁力の変動周期(電気角360°)の(m+0.5)倍に等しい(あるいはほぼ等しい)2つのスロット51を通ってロータティース19に巻装されている。図17,18に示す例では、ロータ巻線18u,18v,18wが通る2つのスロット51同士の周方向に関する間隔が、起磁力の変動周期の1.5倍(電気角540°)に等しい(あるいはほぼ等しい)。このように、ロータ巻線18u,18v,18wの巻幅を、電気角180°(全節巻)の場合よりも起磁力の変動周期(電気角360°)単位で広げることで、磁気的な影響を抑えつつ、遠心力に対するロータ巻線18u,18v,18wの保持力を向上させることができる。なお、各ロータ巻線18u,18v,18wは、周方向に関する間隔が起磁力の変動周期(電気角360°)の(m+0.5)倍に等しいスロット51を通ってロータティース19に巻装された巻線部分と、電気角180°(全節巻)でロータティース19に巻装された巻線部分と、を含むこともでき、ロータ巻線18u,18v,18wの一部の巻幅を起磁力の変動周期(電気角360°)単位で広げることもできる。
本実施形態では、ロータティース19の形状は、必ずしも径方向に垂直な断面積が一定となるストレートな形状である必要はない。また、ロータティース19の先端部分にティースかさ19aを設けたり、ロータティース19間のスロット51にくさび19bを設けたりすることで、遠心力に対するロータ巻線18n,18sの保持力をさらに向上させることができる。
以上、本発明を実施するための形態について説明したが、本発明はこうした実施形態に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、種々なる形態で実施し得ることは勿論である。
本発明の実施形態に係る回転電機の概略構成を示す図である。 本発明の実施形態に係る回転電機の概略構成を示す図である。 本発明の実施形態に係る回転電機の概略構成を示す図である。 本発明の実施形態に係る回転電機の概略構成を示す図である。 本発明の実施形態に係る回転電機の概略構成を示す図である。 本発明の実施形態に係る回転電機の概略構成を示す図である。 ロータ巻線をロータティースに短節巻で巻装した場合の構成例を示す図である。 ロータティースの先端部分にティースかさを設けた場合の構成例を示す図である。 ロータティース間のスロットにくさびを設けた場合の構成例を示す図である。 本発明の実施形態に係る回転電機においてロータ巻線にかかる力を説明する図である。 本発明の実施形態に係る回転電機の他の概略構成を示す図である。 本発明の実施形態に係る回転電機の他の概略構成を示す図である。 本発明の実施形態に係る回転電機の他の概略構成を示す図である。 本発明の実施形態に係る回転電機の他の概略構成を示す図である。 本発明の実施形態に係る回転電機の他の概略構成を示す図である。 本発明の実施形態に係る回転電機の他の概略構成を示す図である。 本発明の実施形態に係る回転電機の他の概略構成を示す図である。 本発明の実施形態に係る回転電機の他の概略構成を示す図である。
符号の説明
10 回転電機、12 ステータ、14 ロータ、16 ロータコア、18n,18s,18u,18v,18w ロータ巻線、19 ロータティース、21n,21s ダイオード、22 回転軸、26 ステータコア、28u,28v,28w ステータ巻線、30 ステータティース、31,51 スロット。

Claims (4)

  1. ステータとロータとがロータ回転軸と直交する径方向に対向配置された回転電機であって、
    ロータは、ステータへ突出する複数のロータティースがロータ回転軸まわりの周方向に互いに間隔をおいて形成されたロータコアと、該ロータティース間のスロットを通って該ロータティースに巻装されたロータ巻線と、を有し、
    ステータは、ステータコアと、該ステータコアに巻装されたステータ巻線と、を有し、該ステータ巻線に交流電流が流れることで生じる起磁力の前記周方向に関する変動周期がステータ全周の1/n(nは2以上の整数)であり、
    ロータ巻線は、前記周方向に関する内幅が該周方向に関するロータティースの幅と前記起磁力の変動周期のm倍(mはm<nを満たす1以上の整数)との和に略等しい巻線部分を含む、回転電機。
  2. 請求項1に記載の回転電機であって、
    ステータは、ステータコアに集中巻で巻装されたステータ巻線に交流電流が流れることで高調波成分を含む回転磁界を形成し、
    ロータ巻線は、ステータで形成された高調波成分を含む回転磁界が鎖交することで誘導起電力が発生し、
    ロータは、該誘導起電力の発生に伴ってロータ巻線に流れる電流を整流する整流素子をさらに有し、
    ロータティースは、整流素子で整流された電流がロータ巻線に流れるのに応じて磁化することで磁極が固定された磁石として機能する、回転電機。
  3. 請求項2に記載の回転電機であって、
    前記周方向に隣接するロータティースに巻装されたロータ巻線が互いに電気的に分断されており、
    整流素子は、該電気的に分断されたロータ巻線毎に設けられ、
    各整流素子は、前記周方向に隣接するロータティースに巻装されたロータ巻線に流れる電流を、該隣接するロータティースの磁極を互いに異ならせる方向に整流する、回転電機。
  4. ステータとロータとがロータ回転軸と直交する径方向に対向配置された回転電機であって、
    ロータは、ステータへ突出する複数のロータティースがロータ回転軸まわりの周方向に互いに間隔をおいて形成されたロータコアと、該ロータティース間のスロットを通って該ロータティースに巻装されたロータ巻線と、を有し、
    ステータは、ステータコアと、該ステータコアに巻装されたステータ巻線と、を有し、該ステータ巻線に交流電流が流れることで生じる起磁力の前記周方向に関する変動周期がステータ全周の1/n(nは2以上の整数)であり、
    ロータ巻線は、前記周方向に関する間隔が前記起磁力の変動周期の(m+0.5)倍(mはm<nを満たす1以上の整数)に略等しいスロットを通ってロータティースに巻装された巻線部分を含む、回転電機。
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