JP6424729B2 - 回転電機 - Google Patents

回転電機 Download PDF

Info

Publication number
JP6424729B2
JP6424729B2 JP2015094981A JP2015094981A JP6424729B2 JP 6424729 B2 JP6424729 B2 JP 6424729B2 JP 2015094981 A JP2015094981 A JP 2015094981A JP 2015094981 A JP2015094981 A JP 2015094981A JP 6424729 B2 JP6424729 B2 JP 6424729B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rotor
frequency
stator
coil
rotating
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2015094981A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016213948A (ja
Inventor
真大 青山
真大 青山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Suzuki Motor Co Ltd
Original Assignee
Suzuki Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Suzuki Motor Co Ltd filed Critical Suzuki Motor Co Ltd
Priority to JP2015094981A priority Critical patent/JP6424729B2/ja
Priority to DE102016207781.3A priority patent/DE102016207781A1/de
Priority to CN201610293025.4A priority patent/CN106130278B/zh
Publication of JP2016213948A publication Critical patent/JP2016213948A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6424729B2 publication Critical patent/JP6424729B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
    • H02K16/00Machines with more than one rotor or stator
    • H02K16/02Machines with one stator and two or more rotors
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
    • H02K49/00Dynamo-electric clutches; Dynamo-electric brakes
    • H02K49/02Dynamo-electric clutches; Dynamo-electric brakes of the asynchronous induction type
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
    • H02K51/00Dynamo-electric gears, i.e. dynamo-electric means for transmitting mechanical power from a driving shaft to a driven shaft and comprising structurally interrelated motor and generator parts
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
    • H02K99/00Subject matter not provided for in other groups of this subclass
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E10/00Energy generation through renewable energy sources
    • Y02E10/70Wind energy
    • Y02E10/72Wind turbines with rotation axis in wind direction

Description

本発明は、アウタロータとインナロータとを有するダブルロータ形式の回転電機に関する。
ハイブリッド車両等に搭載される回転電機として、アウタロータとインナロータとが同軸配置されたダブルロータ形式の回転電機が提案されている。
従来、この種のダブルロータ形式の回転電機としては、特許文献1に記載されたものが知られている。特許文献1に記載の回転電機は、コイルが分布巻されたステータと、埋め込み磁石型ロータとして構成されたアウタロータと、巻線型誘導ロータとして構成されたインナロータとを備えている。
この回転電機は、アウタロータとインナロータとが磁気カップリングにより結合されることで、インナロータに入力されたエンジン動力等の運動エネルギーを、磁気カップリング効果によってアウタロータに磁気エネルギーとして伝達できる。また、アウタロータは、磁気エネルギーを運動エネルギーとして出力軸に伝達することができる。
特開2015−16740号公報
ここで、従来の回転電機は、ステータで発生した回転磁界に同期してアウタロータが回転するとき、アウタロータにおけるインナロータ側に配置された磁石は、静止座標系から観測すると回転磁界を発生させることになる。
そして、アウタロータに対してインナロータがすべりを伴って回転すると、アウタロータとインナロータとの周波数差により発生する「すべり周波数の磁束変動」がアウタロータに鎖交する。
しかしながら、このすべり周波数の磁束変動はインナロータに対して非同期成分であるため、すべり周波数の磁束変動が、アウタロータの鉄損や磁石渦電流損を増加させてしまう。
また、すべり周波数の磁束変動は、無効エネルギーとなるため、力率を低下させてしまう。力率が低下すると、トルク/電圧比が悪化するため、有限の直流電圧制限下においては、電圧制限の都合により、可変速トルク特性が低下してしまうといったことが起こる。
そこで、本発明は、アウタロータとインナロータとの間で発生するすべり周波数の磁束変動を界磁エネルギーとして効率的に回収し、回収した界磁エネルギーにより電磁石トルクを発生してトルク密度を向上させることができる回転電機を提供することを目的としている。
上記課題を解決する回転電機の発明の一態様は、交流電流の供給により磁束を発生させる電機子コイルを有するステータと、前記ステータよりも回転軸側に設けられ、前記磁束の鎖交により第1の周波数で回転する第1のロータと、前記第1のロータよりも前記回転軸側に設けられ、前記第1の周波数とは異なる第2の周波数で回転する第2のロータとを有する回転電機であって、前記第1のロータは、前記第2のロータと対向する側に設けられた内側突極に、前記第1の周波数と前記第2の周波数との周波数差の磁束が鎖交する周波数差用誘導コイルを有し、前記ステータと対向する側に設けられた外側突極の径方向外周側に、前記ステータにおいて発生した磁束に含まれる高調波が鎖交する高調波用誘導コイルを有し、前記外側突極の径方向内周側に、前記高調波用誘導コイル及び前記周波数差用誘導コイルで発生した電流が供給される界磁コイルを有するものから構成される。
このように本発明によれば、アウタロータとインナロータとの間で発生するすべり周波数の磁束変動を界磁エネルギーとして効率的に回収し、回収した界磁エネルギーにより電磁石トルクを発生してトルク密度を向上させることができる。
図1は、本発明の一実施形態に係る回転電機の構成を示す図であり、回転電機を回転軸の直交面で切断した断面図である。 図2は、本発明の一実施形態に係る回転電機の構成を示す図であり、回転電機の詳細を示す断面図である。 図3は、本発明の一実施形態に係る回転電機を示す図であり、アウタロータに設けられる全波整流回路を示す図である。 図4は、本発明の一実施形態に係る回転電機を示す図であり、回転電機を備えたハイブリッド駆動システムの構成を示す図である。 図5は、比較例としての磁気変調形の磁石フリー磁気ギヤモータの構成を有する回転電機の共線図である。 図6は、比較例としての磁気変調形の磁石フリー磁気ギヤモータの構成を有する回転電機の構成を示す断面図である。 図7は、本発明の一実施形態に係る回転電機を示す図であり、回転電機の共線図である。 図8は、本発明の一実施形態に係る回転電機を示す図であり、回転電機において磁気カップリング効果が発生する状態を示す断面図である。 図9は、本発明の一実施形態に係る回転電機を示す図であり、インナロータのすべりが正のときの回転電機の共線図である。 図10は、本発明の一実施形態に係る回転電機を示す図であり、インナロータのすべりが正のときの回転電機の磁束密度を示す断面図である。 図11は、本発明の一実施形態に係る回転電機を示す図であり、インナロータのすべりが負のときの回転電機の共線図である。 図12は、本発明の一実施形態に係る回転電機を示す図であり、インナロータのすべりが負のときの回転電機の磁束密度を示す断面図である。 図13は、本発明の一実施形態に係る回転電機を示す図であり、インナロータの速度に対するアウタロータの可変速トルク特性を示す図である。 図14は、本発明の一実施形態に係る回転電機を示す図であり、インナロータとアウタロータのすべりが小さいときの回転電機の磁束密度を示す断面図である。 図15は、インナロータのすべりが図14の状態のときのロータ電流の変化を示す図である。 図16は、本発明の一実施形態に係る回転電機を示す図であり、インナロータとアウタロータのすべりが大きいときの回転電機の磁束密度を示す断面図である。 図17は、インナロータのすべりが図16の状態のときのロータ電流の変化を示す図である。 図18は、本発明の一実施形態に係る回転電機を示す図であり、インナロータのすべりが0の状態において二次励磁ありのときの回転電機の磁束密度を示す断面図である。 図19は、図18の状態の回転電機におけるロータ電流を示す図である。 図20は、本発明の一実施形態に係る回転電機を示す図であり、インナロータのすべりが0の状態において二次励磁なしのときの回転電機の磁束密度を示す断面図である。 図21は、図20の状態の回転電機におけるロータ電流を示す図である。 図22は、図18の二次励磁ありの状態と図20の二次励磁なしの状態の回転電機におけるトルクを比較する図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態について詳細に説明する。図1〜図22は本発明の一実施形態に係る回転電機を説明する図である。
〈回転電機の概略構成〉
図1において、回転電機100は、ダブルロータ形式の回転電機として構成されており、円筒形状に形成されたステータ10と、このステータ10よりも回転軸100c側に設けられた第1のロータとしてのアウタロータ20と、このアウタロータ20よりも回転軸100c側に設けられた第2のロータとしてのインナロータ30とを備えている。アウタロータ20およびインナロータ30は、回転軸100cを回転中心として相対回転可能にそれぞれ支持されている。
〈回転電機の詳細構成〉
図2において、ステータ10は、ステータコア11と、電機子コイル14とを備えている。ここで、図2は機械角360度のうちの60度分(1/6)の径方向断面図を示している。
ステータコア11の内周側、すなわちアウタロータ20と対向する側には、複数のステータティース12が形成されており、このステータティース12は、回転軸100cに向かう径方向に延伸され、かつ、周方向に等間隔で並べて配置されている。
互いに隣り合うステータティース12の側面で挟まれた凹部は、スロット13を構成している。スロット13には、三相交流のW相、V相、U相に対応する電機子コイル14が納められている。
電機子コイル14は、ステータティース12に集中巻により巻き回されている。電機子コイル14は、3相の交流電流が供給されることで、周方向に回転する回転磁界を発生する。
アウタロータ20は、自励式巻線型界磁ロータとして構成されており、ロータヨーク21、界磁コイルWF、周波数差用誘導コイルIim、および高調波用誘導コイルIsを備えている。
ロータヨーク21は、透磁率の高い鋼材などの磁性体からなり、内部に磁路を形成する。ロータヨーク21の内周側、すなわちインナロータ30と対向する側には、複数の内側突極22が設けられており、この内側突極22は、周方向に等間隔で配置されている。内側突極22の内周面は、エアギャップG2を介して、インナロータ30の後述するロータティース32の外周面に対向している。
互いに隣り合う内側突極22の側面で挟まれた凹部は、内側スロット25を構成している。内側スロット25には、周波数差用誘導コイルIimが納められている。周波数差用誘導コイルIimは内側突極22に集中巻で巻き回されている。周波数差用誘導コイルIimには、後述する第1の周波数F1[Hz]と第2の周波数F2[Hz]との周波数差の磁束が鎖交する。
ロータヨーク21の外周側、すなわちステータ10と対向する側には、複数の外側突極23が設けられており、この外側突極23は、周方向に等間隔で配置されている。外側突極23の外周面は、エアギャップG1を介して、ステータ10のステータティース12の内周面に対向している。互いに隣り合う外側突極23の側面で挟まれた凹部は、外側スロット24を構成している。
このように、アウタロータ20のロータヨーク21は、ステータ10に対向するエアギャップG1側の面と、インナロータ30に対向するエアギャップG2側の面の両面において、突極構造を有している。内側突極22および外側突極23は、ロータヨーク21で磁路が形成されている。
外側スロット24には高調波用誘導コイルIsおよび界磁コイルWFが納められている。高調波用誘導コイルIsは、外側突極23の外周側に集中巻で巻き回されている。高調波用誘導コイルIsには、ステータ10で発生した磁束に含まれる高調波が鎖交する。
界磁コイルWFは、外側突極23の内周側に集中巻で巻き回されている。界磁コイルWFには、高調波用誘導コイルIs及び周波数差用誘導コイルIimで発生した交流電流が、後述する全波整流回路C(図3参照)によって直流電流に整流されて供給される。
アウタロータ20は、ステータ10に供給される交流電流の周波数と同期する第1の周波数F1で回転する。
図2において、隣り合う内側突極22に巻き回された2つの周波数差用誘導コイルIimをIim1、Iim2とする。また、隣り合う外側突極23の径方向外周側に巻き付けられた2つの高調波用誘導コイルIsをIs1、Is2とする。また、隣り合う外側突極23の径方向内周側に巻き付けられた2つの界磁コイルWFをWF1、WF2とする。
アウタロータ20は、図3に示す全波整流回路Cを備えている。図3において、全波整流回路Cは、高調波用全波整流回路C1と、周波数差用全波整流回路C2と、界磁コイルWF1、WF2とから形成されている。
高調波用全波整流回路C1は、高調波用誘導コイルIs1、Is2とダイオードD1、D2とを直列に接続したものからなる。
周波数差用全波整流回路C2は、周波数差用誘導コイルIim1、Iim2とダイオードD1、D2とを直列に接続したものからなる。
界磁コイルWF1と界磁コイルWF2とは直列に接続されている。高調波用全波整流回路C1と周波数差用全波整流回路C2は、並列に界磁コイルWF1および界磁コイルWF2に接続されている。
全波整流回路Cは、高調波用誘導コイルIs(Is1、Is2)及び周波数差用誘導コイルIim(Iim1、Iim2)で発生した交流電流を直流電流に整流して界磁コイルWF(WF1、WF2)に供給する。
インナロータ30は、巻線形誘導ロータとして構成されており、ロータコア31と、励磁コイル34とを備えている。
ロータコア31の外周側、すなわちアウタロータ20に対向する側には、複数のロータティース32が形成されており、このロータティース32は、回転軸100cから遠ざかる方向に延伸され、かつ、周方向に等間隔で配置されている。
互いに隣り合うロータティース32の側面で挟まれた凹部は、スロット33を構成している。スロット33には、三相交流の各相に対応する励磁コイル34が納められている。
励磁コイル34は、ロータティース32に分布巻で巻き回されている。励磁コイル34は、交流電流の供給により二次励磁され、磁束を発生させる。励磁コイル34は、鎖交する磁束密度が変化することで誘導電流を発生(誘起)する。ロータティース32の外周面は、エアギャップG2を介して、アウタロータ20のロータヨーク21の内周面に対向している。インナロータ30は、アウタロータ20と相対回転可能に支持されているため、アウタロータ20の第1の周波数F1とは異なる第2の周波数F2で回転する。第2の周波数F2は、ステータ10に供給される交流電流の周波数(F1)と非同期の周波数である。
ここで、回転電機100において、ステータ10と、アウタロータ20の突極とのポールコンビネーションは、極:スロットが2:3となっている。すなわち、回転電機100は、アウタロータ20側の外側突極23の数P:ステータ10側のスロット13の数Sが2:3になるように構成されている。
これにより、機械角360度の全周に亘って均等な密度分布となる磁束を鎖交させることができ、アウタロータ20をステータ10内で高品質に回転させることができる。空間高調波磁束を利用して、回転動作させることができるため、損失エネルギーを効率よく回収して、電磁振動を大幅に低減し静寂性高く回転させることができる。
また、インナロータ30のロータティース数(ロータティース32の数)は、極数をPとしたときに、6×Pとなるのが好ましい。本実施形態の回転電機100は、極数Pが12であり、ロータティース数を6×12=72としている。
すなわち、インナロータ30は、極数の6倍のスロット数を形成するロータティース32に励磁コイル34が分布巻で巻き回されている。このような分布巻によってコイルピッチが確保されて、励磁コイル34に鎖交する磁束量を増やし、トルク密度を向上させることができる。
上記の構造とすることで、エンジン出力をモータ間の磁気カップリングにより、インナロータ30からアウタロータ20に伝達できる。
〈本実施形態の回転電機を適用したハイブリッド駆動システム〉
図4において、回転電機100は、エンジン201、ドライブシャフト202および駆動回路250とともに、ハイブリッド駆動システム200を構成している。
インナロータ30の出力軸30Aはエンジン201に連結されており、インナロータ30はエンジン201と一体回転する。アウタロータ20の出力軸20Aはドライブシャフト202に連結されており、アウタロータ20はドライブシャフト202と一体回転する。インナロータ30の出力軸30Aには、三相交流の各相に対応するスリップリング39が一体回転可能に設けられている。
駆動回路250は、バッテリ251、インバータ252およびインバータ253から構成されている。バッテリ251は、二次電池からなり、インバータ252およびインバータ253にそれぞれ接続されている。
インバータ252は、ステータ10の電機子コイル14に接続されている。インバータ252は、バッテリ251から取り出した直流の電気を三相交流電流に変換し、その三相交流電流を電機子コイル14に供給する。
インバータ253は、スリップリング39を介してインナロータ30の励磁コイル34に接続されている。インバータ253は、バッテリ251から取り出した直流の電気を三相交流電流に変換し、その三相交流電流を励磁コイル34に供給する。
インナロータ30は、インバータ253から供給される交流電流により二次励磁される。なお、インナロータ30を二次励磁させる構造としては、ブラシレス二次励磁構造であってもよい。ブラシレス二次励磁構造では、図示省力するが、バッテリ251からの直流により図示しないFSMを励磁してインナロータ30上に自身の回転周波数で変動する正弦波状の磁束を発生させる。
〈本実施形態の回転電機と、比較例としての磁気変調形磁石フリー磁気ギヤモータとの共線図における比較〉
図5、図6は、比較例としての磁気変調形磁気ギヤモータの共線図および構成図をそれぞれ示す。また、図7、図8は、本実施形態の回転電機100の共線図および構成図をそれぞれ示す。
図8に示すように、回転電機100は、インナロータ30の励磁コイル34に第2の周波数F2の三相交流が供給されている。励磁コイル34は、第2の周波数F2の三相交流により二次励磁される。
図6に示すように、磁気変調形磁気ギヤモータ300は、ステータ310と、変調子320と、巻線型界磁ロータ330とを備える磁石フリー型モータとして構成されている。ステータ310には、軸心に向かう径方向に延伸されている複数本のステータティース311が周方向に並列されている。ステータ310には、ステータティース311の側面間をスロット312として、電機子コイル313が分布巻により巻き回されている。変調子320は、透磁率の高い鋼材などの軟磁性体からなる角柱状の磁路部材321が軸方向に延伸されて周方向に並列されており、所謂、カゴ型モータのロータの形態に形成されている。すなわち、変調子320は、磁束を良く通す磁路部材321と、磁束を通さない空隙322とを周方向に交互に位置したものからなる。これにより、変調子320がステータ310に対して相対回転する際に、磁束を通過させる磁路部材321と磁束の通過を制限する空隙322とが繰り返し切り換えられて磁気回路を形成する。巻線型界磁ロータ330には、径方向外側に誘導コイル334が設けられ、径方向内側に励磁コイル335が設けられている。このような磁気変調形磁気ギヤモータ300では、図5に示すように、ステータ310、巻線型界磁ロータ330、変調子320が全て非同期回転している。
一方で、本実施形態の回転電機100では、図7に示すように、ステータ10による回転磁界とアウタロータ20とが同期回転している。また、この回転電機100では、インナロータ30が、アウタロータ20またはステータ10に対して、非同期回転している。
〈回転電機の駆動モードの一例〉
回転電機100は、アウタロータ20とインナロータ30のそれぞれの出力軸が独立した構造となっている。
このため、図9、図10に示すように、回転電機100は、インナロータ30を、回転磁界に対して遅れて回転する状態、すなわちすべりが正の状態となるように駆動させることができる。図9、図10において、ステータ10とアウタロータ20は同期回転している。また、インナロータ30は、ステータ10の回転磁界およびアウタロータ20に対して低い速度で非同期回転している。
また、図11、図12に示すように、回転電機100は、インナロータ30を、回転磁界に対して進んで回転する状態、すなわちすべりが負の状態となるように駆動させることができる。図11、図12において、ステータ10とアウタロータ20は同期回転している。また、インナロータ30は、ステータ10の回転磁界およびアウタロータ20に対して速い速度で非同期回転している。なお、図10、図12において、アウタロータ20およびインナロータ30は、反時計方向に回転している。
〈インナロータに対するアウタロータの可変速トルク特性〉
図13に示すように、回転電機100は、インナロータ30の回転速度をアウタロータ20より速くする(すべりsが負の状態にする)ことで、インナロータ30の運動エネルギーを磁気カップリング効果によりアウタロータ20に伝達することができる。言い換えると、インナロータ30からアウタロータ20に、磁気カップリング効果によるトルク、すなわち磁気カップリングトルクを伝達することができる。
ここで、永久磁石をアウタロータに用いた従来の回転電機においては、すべり周波数の磁束変動は損失となっていた。これに対し、本実施形態の回転電機100では、アウタロータ20に巻かれた周波数差用誘導コイルIimによって、すべり周波数の磁束変動を界磁エネルギーとして効率的に回収し、回収した界磁エネルギーにより電磁石トルクを発生してトルク密度を向上させることができる。
具体的には、本実施形態の回転電機100では、ステータ10において発生した磁束に含まれる高調波によって高調波用誘導コイルIsに交流の誘導電流が発生し、また、すべり周波数の磁束変動による誘起電圧によって周波数差用誘導コイルIimに交流の誘導電流が発生する。そして、この交流の誘導電流を、全波整流回路Cを介して直流電流に整流することで、アウタロータ20の界磁コイルWFに直流磁束を発生させ、強め磁界効果を得ることができる。
すなわち、回転電機100においては、ステータ10の電機子コイル14が集中巻であることに起因して空間高調波が発生するが、この空間高調波を高調波用誘導コイルIsで回収し、アウタロータ20の界磁コイルWFへの界磁エネルギー源として利用することができる。
また、回転電機100においては、アウタロータ20とインナロータ30とを有する非同期のダブルロータ構造であることに起因して、インナロータ30とアウタロータ20との間ですべり周波数が発生するが、このすべり周波数を周波数差用誘導コイルIimで回収し、アウタロータ20の界磁コイルWFへの界磁エネルギーとして利用することができる。
また、回転電機100において、アウタロータ20のロータヨーク21に、外側突極23が形成されているため、ステータ10で発生した磁束は、主として、磁気抵抗の少ない(透磁率が高い)外側突極23を通って外側スロット24と内側スロット25の間を通過し、隣接する外側突極23からステータ10へ戻るような磁束として形成される。このとき、磁束の長さが最短距離になるように縮もうとする。この磁束が縮もうとする力が、リラクタンストルクとして、アウタロータ20をステータ10の回転磁界に同期回転させるように作用する。すなわち、回転電機100は、アウタロータ20のロータヨーク21に、外側突極23を形成したことで、リラクタンストルクを利用することができる。
以上のように、本実施形態の回転電機100は、アウタロータ20の高調波用誘導コイルIsおよび周波数差用誘導コイルIimにより誘起された誘導電流が界磁コイルWFへ供給されることにより発生する電磁石トルクと、アウタロータ20のロータヨーク21に形成された外側突極23に磁束が通過することにより発生するリラクタンストルクと、インナロータ30の回転速度をアウタロータ20より速くする(すべりsが負の状態にする)ことによる反作用として働く磁気カップリングトルクと、を利用して、アウタロータ20のトルク密度を向上させることができる。
〈周波数差用誘導コイルおよび高調波用誘導コイルに流れる誘導電流〉
図14は、インナロータ30およびアウタロータ20をそれぞれ3500rpmおよび2000rpmで回転させたときの、回転電機100の状態を示している。図14において、ステータ10は、反時計方向への回転磁界を発生しており、この回転磁界に同期してアウタロータ20が2000rpmで回転している。また、インナロータ30は、アウタロータ20より1500rpm速い速度で、すべりsが負の状態で、反時計方向へ回転している。
図15は、インナロータ30およびアウタロータ20をそれぞれ3500rpmおよび2000rpmで回転させたときの、周波数差用誘導コイルIimおよび高調波用誘導コイルIsに流れる誘導電流を示している。
図16は、インナロータ30およびアウタロータ20をそれぞれ5000rpmおよび2000rpmで回転させたときの、回転電機100の状態を示している。図16において、ステータ10は、反時計方向への回転磁界を発生しており、この回転磁界に同期してアウタロータ20が2000rpmで回転している。また、インナロータ30は、アウタロータ20より3000rpm速い速度で、すべりsが負の状態で、反時計方向へ回転している。
図17は、インナロータ30およびアウタロータ20をそれぞれ5000rpmおよび2000rpmで回転させたときの、周波数差用誘導コイルIimおよび高調波用誘導コイルIsに流れる誘導電流を示している。
図15、図17において、「ステータ側」と記す線は、高調波用誘導コイルIsに流れる誘導電流を示し、「インナロータ側」と記す線は、周波数差用誘導コイルIimに流れる誘導電流を示している。また、「(正)」は、整流前の誘導電流の方向がアウタロータ20を反時計方向に回転させる方向であることを示し、「(逆)」は、整流前の誘導電流の方向がアウタロータ20を時計方向に回転させる方向であることを示している。
図15、図17から分かるように、高調波用誘導コイルIsには、電気角1周期あたりに3倍調波の誘導電流が発生しており、ステータ10の電機子コイル14が集中巻であることに起因して発生する第3次時間高調波を、アウタロータ20の界磁コイルWFの界磁エネルギー源として活用できていることが確認できる。ここで、第3次時間高調波は、静止座標系における第2次空間高調波である。
また、周波数差用誘導コイルIimには、すべり周波数に起因する誘導電流が発生しており、すべり周波数による磁束変動をアウタロータ20の界磁コイルWFへの界磁エネルギー源として活用できていることが確認できる。
また、図15と図17を比較すると、「インナロータ側」と記す周波数差用誘導コイルIimにおいて、すべり周波数がより大きい図17の方が、図15よりも多くの誘導電流を発生していることが分かる。このため、すべり周波数による磁束変動がより大きい図17の方が、図15よりも、より多く界磁コイルWFへの界磁エネルギーを得ることができる。
〈すべり=0のときの二次励磁の有無における、周波数差用誘導コイルおよび高調波用誘導コイルに流れる誘導電流の比較〉
図18は、すべりs=0、すなわちインナロータ30とアウタロータ20が回転磁界に同期回転している状態において、インナロータ30の二次励磁ありの場合の回転電機100の状態を示している。図18において、ステータ10は、反時計方向への回転磁界を発生しており、この回転磁界に同期してアウタロータ20およびインナロータ30が1000rpmで回転している。
図19は、回転電機100が図18の状態のときの、周波数差用誘導コイルIimおよび高調波用誘導コイルIsに流れる誘導電流を示している。
図20は、すべりs=0、すなわちインナロータ30とアウタロータ20が回転磁界に同期回転している状態において、インナロータ30の二次励磁なしの場合の回転電機100の状態を示している。図20において、ステータ10は、反時計方向への回転磁界を発生しており、この回転磁界に同期してアウタロータ20およびインナロータ30が1000rpmで回転している。
図21は、回転電機100が図20の状態のときの、周波数差用誘導コイルIimおよび高調波用誘導コイルIsに流れる誘導電流を示している。
図19、図21において、「ステータ側」と記す線は、高調波用誘導コイルIsに流れる誘導電流を示し、「インナロータ側」と記す線は、周波数差用誘導コイルIimに流れる誘導電流を示している。また、「(正)」は、整流前の誘導電流の方向がアウタロータ20を反時計方向に回転させる方向であることを示し、「(逆)」は、整流前の誘導電流の方向がアウタロータ20を時計方向に回転させる方向であることを示している。なお、図21において、インナロータ側(正)は0で一定である。
図18に示すようにインナロータ30を二次励磁した場合は、図20に示すようにインナロータ30を二次励磁しない場合と異なり、インナロータ30の二次励磁による磁束がアウタロータ20に作用するため、アウタロータ20上の第3次時間高調波とすべり周波数の磁束変動で励磁干渉が作用している。
このため、図19のようにインナロータ30を二次励磁した場合、インナロータ側(正)およびインナロータ側(逆)の電流が図21より多くなり、ステータ側(正)およびステータ側(逆)の電流が図21よりも少なくなる。これにより、インナロータ30を二次励磁した場合、アウタロータ20の高調波用誘導コイルIsで回収できる空間高調波エネルギー量(ステータ側(正)およびステータ側(逆)の電流)は、図21より減少するものの、すべり周波数に起因するすべり周波数エネルギー(インナロータ側(正)およびインナロータ側(逆)の電流)は図21より増加する。
このため、図22に示すように、インナロータ(二次励磁なし)はトルクが0で一定であり、インナロータ(二次励磁あり)は正負に変動するトルクが発生するだけであるが、アウタロータ(二次励磁あり)は、アウタロータ(二次励磁なし)よりも正側で変動するトルクを多く得ることができる。したがって、二次励磁の有無でトルクを比較すると、二次励磁ありの場合、アウタロータ20のトルクは、二次励磁なしの場合よりも向上している。
すなわち、すべりs=0の同期モードにおいても、インナロータ30を二次励磁することにより、インナロータ30で回転磁界が発生し、その回転磁界によってインナロータ30とアウタロータ20の間で磁気カップリングが形成され、この磁気カップリングにより、インナロータ30で発生するトルクをアウタロータ20に伝達できた結果、アウタロータ20のトルクを向上できている。
以上のように説明した本実施形態の回転電機の作用効果について説明する。
本実施形態の回転電機100は、交流電流の供給により磁束を発生させる電機子コイル14を有するステータ10と、このステータ10よりも回転軸100c側に設けられ、ステータ10において発生する磁束の鎖交により第1の周波数F1で回転するアウタロータ20と、このアウタロータ20よりも回転軸100c側に設けられ、第1の周波数F1とは異なる第2の周波数F2で回転するインナロータ30とを有する。
また、アウタロータ20は、インナロータ30と対向する側に設けられた内側突極22に、第1の周波数F1と第2の周波数F2との周波数差の磁束が鎖交する周波数差用誘導コイルIimを有し、ステータ10と対向する側に設けられた外側突極23の径方向外周側に、ステータ10において発生した磁束に含まれる高調波が鎖交する高調波用誘導コイルIsを有し、外側突極23の径方向内周側に、高調波用誘導コイルIs及び周波数差用誘導コイルIimで発生した電流が供給される界磁コイルWFを有する。
この回転電機100によれば、アウタロータ20およびインナロータ30がそれぞれ第1の周波数F1および第2の周波数F2で回転することで、アウタロータ20とインナロータ30との間ですべり周波数の磁束変動が発生する。
また、第1の周波数F1と第2の周波数F2との周波数差の磁束が周波数差用誘導コイルIimに鎖交することで、周波数差用誘導コイルIimに誘導電流が発生する。
また、ステータ10において発生した磁束に含まれる高調波が高調波用誘導コイルIsに鎖交することで、高調波用誘導コイルIsに誘導電流が発生する。
そして、高調波用誘導コイルIs及び周波数差用誘導コイルIimで発生した電流が界磁コイルWFに供給されることで、電磁石トルクが発生する。
この結果、すべり周波数の磁束変動を界磁エネルギーとして効率的に回収し、回収した界磁エネルギーにより電磁石トルクを発生してトルク密度を向上させることができる。
さらに、この回転電機100によれば、リラクタンストルクに加えて、界磁コイルWFにより電磁石トルクを発生できるため、永久磁石の使用による高コスト化を回避することができる。
また、本実施形態の回転電機100において、アウタロータ20は、高調波用誘導コイルIs及び周波数差用誘導コイルIimで発生した交流電流を直流電流に整流して界磁コイルに供給する全波整流回路Cを有する。
この回転電機100によれば、周波数差用誘導コイルIimおよび高調波用誘導コイルIsに発生した交流の誘導電流を、全波整流回路Cを介して直流電流に整流することで、アウタロータ20の界磁コイルWFに直流磁束を発生させ、強め磁界効果を得ることができる。
また、本実施形態の回転電機100において、アウタロータ20は、ステータ10に供給される交流電流の周波数と同期する第1の周波数F1で回転し、インナロータ30は、第1の周波数とは非同期の第2の周波数F2で回転する。
この回転電機100によれば、ステータ10に供給される交流電流の周波数と同期する第1の周波数F1でアウタロータ20を回転させつつ、アウタロータ20とインナロータ30との間のすべり周波数の磁束変動により、インナロータ30とアウタロータ20の間で磁気カップリングを形成し、この磁気カップリングにより、インナロータ30で発生するトルクをアウタロータ20に伝達できる。
また、本実施形態の回転電機100において、インナロータ30は、二次励磁により磁束を発生させる励磁コイル34を有し、この励磁コイル34は、極数の6倍のスロット33からなる複数の突極としてのロータティース32に分布巻されている。
このように、極数の6倍のスロット33からなる複数のロータティース32に励磁コイル34が分布巻されるため、この分布巻によってコイルピッチが確保されて、励磁コイル34に鎖交する磁束量を増やし、トルク密度を向上させることができる。
この回転電機100によれば、インナロータ30の励磁コイル34を二次励磁することで、アウタロータ20上の第3次時間高調波とすべり周波数の磁束変動で励磁干渉が作用するため、すべり周波数に起因するすべり周波数エネルギーを増加させることができる。
これにより、すべりs=0の同期モードにおいても、インナロータ30を二次励磁することで、インナロータ30で発生した回転磁界によりインナロータ30とアウタロータ20の間で磁気カップリングを形成し、この磁気カップリングにより、インナロータ30で発生するトルクをアウタロータ20に伝達できる。
このような本実施形態の回転電機100を用いるハイブリッド駆動システムは、例えば、バッテリ容量が低下した場合やバッテリが極低温状態の場合などのようなとき、エンジンを高効率で駆動するだけで出力軸にエネルギー伝達を行うことができるため、ハイブリッド駆動システムを小型で高効率なものにできる。
また、本実施形態の回転電機100は、例えば、レンジエクステンダー方式のハイブリッド駆動システムに適用される場合、従来のような発電用ジェネレータで発電した電力を一旦インバータで直流変換した後に駆動用モータに供給する構成よりも、短い経路でエネルギー伝達が可能となり、装置の小型化および低コスト化が可能になるとともに、エネルギー伝達効率の向上が可能となる。
本発明の実施形態を開示したが、当業者によっては本発明の範囲を逸脱することなく変更が加えられうることは明白である。すべてのこのような修正及び等価物が次の請求項に含まれることが意図されている。
本実施形態の回転電機100は、ラジアルギャップ構造のインナーロータタイプであるが、アキシャルギャップ構造またはアウタロータ構造であってもよい。また、各コイルには、銅線、アルミ導体、リッツ線を用いることができる。また、回転電機100は、ハイブリッド車両のみでなく、風力発電機、工作機械等の他の産業分野にも適用することができる。
10…ステータ
14…電機子コイル
20…アウタロータ(第1のロータ)
22…内側突極
23…外側突極
30…インナロータ(第2のロータ)
32…ロータティース(突極)
33…スロット
34…励磁コイル
100…回転電機
100c…回転軸
C…全波整流回路
Iim…周波数差用誘導コイル
Is…高調波用誘導コイル
WF…界磁コイル

Claims (4)

  1. 交流電流の供給により磁束を発生させる電機子コイルを有するステータと、
    前記ステータよりも回転軸側に設けられ、前記磁束の鎖交により第1の周波数で回転する第1のロータと、
    前記第1のロータよりも前記回転軸側に設けられ、前記第1の周波数とは異なる第2の周波数で回転する第2のロータとを有する回転電機であって、
    前記第1のロータは、
    前記第2のロータと対向する側に設けられた内側突極に、前記第1の周波数と前記第2の周波数との周波数差の磁束が鎖交する周波数差用誘導コイルを有し、
    前記ステータと対向する側に設けられた外側突極の径方向外周側に、前記ステータにおいて発生した磁束に含まれる高調波が鎖交する高調波用誘導コイルを有し、
    前記外側突極の径方向内周側に、前記高調波用誘導コイル及び前記周波数差用誘導コイルで発生した電流が供給される界磁コイルを有することを特徴とする回転電機。
  2. 前記第1のロータは、
    前記高調波用誘導コイル及び前記周波数差用誘導コイルで発生した交流電流を直流電流に整流して前記界磁コイルに供給する全波整流回路を有することを特徴とする請求項1に記載の回転電機。
  3. 前記第1のロータは、
    前記ステータに供給される交流電流の周波数と同期する第1の周波数で回転し、
    前記第2のロータは、
    前記第1の周波数とは非同期の第2の周波数で回転することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の回転電機。
  4. 前記第2のロータは、
    二次励磁により磁束を発生させる励磁コイルを有し、該励磁コイルは、極数の6倍のスロットからなる複数の突極に分布巻されることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか1つに記載の回転電機。
JP2015094981A 2015-05-07 2015-05-07 回転電機 Active JP6424729B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015094981A JP6424729B2 (ja) 2015-05-07 2015-05-07 回転電機
DE102016207781.3A DE102016207781A1 (de) 2015-05-07 2016-05-04 Rotierende elektrische Maschine
CN201610293025.4A CN106130278B (zh) 2015-05-07 2016-05-05 旋转电机

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015094981A JP6424729B2 (ja) 2015-05-07 2015-05-07 回転電機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016213948A JP2016213948A (ja) 2016-12-15
JP6424729B2 true JP6424729B2 (ja) 2018-11-21

Family

ID=57179230

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015094981A Active JP6424729B2 (ja) 2015-05-07 2015-05-07 回転電機

Country Status (3)

Country Link
JP (1) JP6424729B2 (ja)
CN (1) CN106130278B (ja)
DE (1) DE102016207781A1 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018011424A (ja) * 2016-07-13 2018-01-18 スズキ株式会社 回転電機
CN107370291B (zh) * 2017-08-23 2019-10-18 东阳市俊华电器销售有限公司 一种基于电磁推进系统的磁控车轮
US11329537B2 (en) * 2019-05-02 2022-05-10 X Development Llc Super-synchronous motor/generator
JP7392677B2 (ja) * 2021-02-26 2023-12-06 株式会社豊田中央研究所 電動駆動装置

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5332567B2 (ja) * 1972-05-17 1978-09-08
JP3364289B2 (ja) * 1993-10-20 2003-01-08 株式会社東芝 可変速同期電動機のブラシレス励磁制御装置
CN100495900C (zh) * 2006-12-15 2009-06-03 天津市新源电气科技有限公司 套叠式双转子变速变频发电机
EP2072320A1 (en) * 2007-12-18 2009-06-24 Nederlandse Organisatie voor toegepast- natuurwetenschappelijk onderzoek TNO A method of operating an electromechnical converter, a controller and a computer program product
CN202652019U (zh) * 2012-07-06 2013-01-02 王光顺 一种直接并网变速恒频发电机
JP6142601B2 (ja) * 2013-03-19 2017-06-07 スズキ株式会社 リラクタンスモータ
JP6071783B2 (ja) 2013-07-10 2017-02-01 株式会社豊田中央研究所 動力伝達装置
JP6303311B2 (ja) * 2013-07-23 2018-04-04 スズキ株式会社 シンクロナスリラクタンスモータ

Also Published As

Publication number Publication date
CN106130278B (zh) 2018-11-20
JP2016213948A (ja) 2016-12-15
CN106130278A (zh) 2016-11-16
DE102016207781A1 (de) 2016-11-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7915778B2 (en) Electric motor
US9917484B2 (en) Reluctance motor having inductor pole coils located between adjacent ones of the salient poles of a rotor
JP4926107B2 (ja) 回転電機
JP2007124755A (ja) ハイブリッド励磁回転電機、及びハイブリッド励磁回転電機を備えた車両
JP2009112091A (ja) 回転電機及びその駆動制御装置
JP2004032984A (ja) 誘導電動機
JPS59129558A (ja) 可変速回転電機
US10320271B2 (en) Electric machine
US9236784B2 (en) Flux-switching electric machine
US10992190B2 (en) Self-exciting synchronous reluctance generators
JP6424729B2 (ja) 回転電機
JP2016063572A (ja) 回転電機
KR101685283B1 (ko) 동기전동기 및 그 구동방법
RU2437202C1 (ru) Магнитоэлектрическая бесконтактная машина с аксиальным возбуждением
CN106487176B (zh) 旋转电机
JP2020043654A (ja) モータ
US9843247B2 (en) Rotating electric machine
JP2009290930A (ja) 交流モータ
JP6485073B2 (ja) 回転電機
JP2012191758A (ja) 回転電機
JP2008048584A (ja) 同期リラクタンス型発電機
JP2016046876A (ja) 回転電機
JP2017184467A (ja) 回転電機
JP2002191196A (ja) 車両用交流発電装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180112

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20180913

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180925

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20181008

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6424729

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151