JP2009055708A - スイッチングレギュレータ及びそのスイッチングレギュレータを使用したdc−dc変換装置 - Google Patents

スイッチングレギュレータ及びそのスイッチングレギュレータを使用したdc−dc変換装置 Download PDF

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Abstract

【課題】ソフトスタート回路の回路を簡単にして、回路面積の縮小を図ることができるスイッチングレギュレータを得る。
【解決手段】基準電圧Vrefと誤差増幅回路3の非反転入力端との間にNMOSトランジスタM11を挿入し、電源投入時に、該NMOSトランジスタM11のゲート電圧を所定の速度で電源電圧Vddまで上昇させ、NMOSトランジスタM11のゲート‐ソース間電圧を保持するようにNMOSトランジスタM11のソース電圧が増加して最終的に基準電圧Vrefまで増加するようにした。
【選択図】図1

Description

本発明は、電源用ICに使用するDC−DCコンバータをなすスイッチングレギュレータ及びそのスイッチングレギュレータを使用したDC−DC変換装置に関する。
図5は、従来の昇圧型スイッチングレギュレータの回路例を示した図である(例えば、特許文献1参照。)。
図5では、電源投入時に、容量C101と定電流i101によってソフトスタート信号SSの電圧が少しずつ上昇していくようにし、基準電圧Vrefとソフトスタート信号SSの内いずれか電圧が小さい方と、出力電圧Voutを分圧して生成した帰還電圧Vfbとの電圧比較を行い、該比較結果に応じた差電圧を増幅して誤差信号EAoとして出力し、該誤差信号EAoと三角波発生回路から出力される三角波信号TWとの電圧比較を行って生成したPWMパルス信号Spwmを用いてスイッチングトランジスタMN1のスイッチング制御を行っていた。このようにすることにより、電源投入時に、誤差信号EAoの電圧が少しずつ上昇していき、スイッチングレギュレータの出力電圧Voutも少しずつ上昇していく。このようにすることにより、急激な入力電流の流入を抑制しつつ、出力電圧Voutを少しずつ立ち上げ、出力電圧Voutのオーバーシュートを防止することができる。
特許第3798527号公報
しかし、前記のような方法では、電源投入時の急激な入力電流の流入の抑制と、出力電圧Voutのオーバーシュートを防止することができるが、ソフトスタート信号SSと基準電圧Vrefとの切り換えを行う2つのアナログスイッチからなる切換回路が必要になり、回路面積の縮小を図るためには、更に回路構成を簡単にする必要があった。
本発明は、このような問題を解決するためになされたものであり、ソフトスタート信号と基準電圧との切換回路をなくしてソフトスタート回路の回路を簡単にし、回路面積の縮小を図ることができるスイッチングレギュレータ及びそのスイッチングレギュレータを使用したDC−DC変換装置を得ることを目的とする。
この発明に係るスイッチングレギュレータは、入力端子に入力された入力電圧を、所定の定電圧に変換して出力電圧として出力端子から出力するスイッチングレギュレータにおいて、
入力された制御信号に応じてスイッチングを行うスイッチング素子と、
該スイッチング素子のスイッチングによって前記入力電圧による充電が行われるインダクタと、
前記スイッチング素子がオフして該インダクタへの充電が停止すると、該インダクタの放電を行う整流素子と、
前記出力電圧に比例した比例電圧が、入力された参照電圧になるように前記スイッチング素子のスイッチング制御を行う制御回路部と、
入力端に所定の基準電圧が入力され、出力端から前記参照電圧を出力するトランジスタを有し、起動時に、該トランジスタにおける制御電極の電圧を所定値になるまで所定の速度で可変させて、前記参照電圧を該所定の速度で徐々に前記基準電圧まで上昇させるソフトスタート回路部と、
を備えるものである。
具体的には、前記ソフトスタート回路部は、
前記入力電圧を電源にして所定の第1定電流を供給する第1定電流源と、
該第1定電流源からの定電流によって前記所定の速度で前記入力電圧まで充電されるコンデンサと、
を備え、
前記トランジスタは、制御電極に前記第1定電流源と該コンデンサとの接続部の電圧が入力されるようにした。
更に、前記ソフトスタート回路部は、
入力された制御信号に応じてスイッチングを行う、前記第1定電流源に並列に接続されたスイッチ回路と、
前記トランジスタにおける制御電極の電圧が所定値以上になると、該スイッチ回路を導通状態にして前記第1定電流源を短絡させるスイッチ制御回路と、
を備えるようにした。
また、前記ソフトスタート回路部は、
入力された制御信号に応じてスイッチングを行う、前記第1定電流源に並列に接続されたスイッチ回路と、
前記入力電圧と負側電源電圧との間に直列に接続された、前記入力電圧を電源にして所定の第2定電流を供給する第2定電流源と、
該第2定電流源からの第2定電流が流れる抵抗と、
前記トランジスタにおける制御電極の電圧と、前記第2定電流源と該抵抗との接続部の電圧の電圧比較を行い、該比較結果に応じて前記スイッチ回路のスイッチング制御を行うスイッチ制御回路と、
を備え、
前記スイッチ制御回路は、前記トランジスタの制御電極の電圧が、前記第2定電流源と前記抵抗との接続部の電圧以上になると、前記スイッチ回路を導通状態にして前記第1定電流源を短絡させるようにした。
また、前記ソフトスタート回路部は、
コンデンサと、
該コンデンサを所定の速度で前記入力電圧まで充電する充電動作を、外部から入力された制御信号に応じて行う充電回路と、
前記コンデンサを所定の速度で放電する放電動作を、該制御信号に応じて行う放電回路と、
を備え、
前記充電回路及び放電回路は、前記制御信号に応じて排他的に作動し、前記トランジスタは、前記コンデンサ、充電回路及び放電回路の接続部の電圧が制御電極に入力されるようにした。
また、この発明に係るDC−DC変換装置は、ソフトスタート回路部における前記所定の速度が異なる、複数の前記請求項1、2、3、4又は5記載のスイッチングレギュレータを備えるものである。
本発明のスイッチングレギュレータによれば、入力端に所定の基準電圧が入力され、出力端から前記参照電圧を出力するトランジスタを有し、起動時に、該トランジスタにおける制御電極の電圧を所定値になるまで所定の速度で可変させて、前記参照電圧を該所定の速度で徐々に前記基準電圧まで上昇させるソフトスタート回路部を備えるようにしたことから、ソフトスタート信号と基準電圧との切換回路を設けることなくソフトスタート動作を行うことができ、回路を簡単にすることができるため回路面積の縮小を図ることができる。
また、本発明のDC−DC変換装置によれば、複数の前記スイッチングレギュレータを備え、該各スイッチングレギュレータのソフトスタート回路部における前記所定の速度が異なるようにしたことから、複数の電源間のシーケンスを任意に設定することができる。
次に、図面に示す実施の形態に基づいて、本発明を詳細に説明する。
第1の実施の形態.
図1は、本発明の第1の実施の形態におけるスイッチングレギュレータの回路例を示した図である。
図1のスイッチングレギュレータ1は、入力電圧として入力端子INに入力された電源電圧Vddを所定の定電圧に昇圧して、出力電圧Voutとして出力端子OUTから出力する非同期整流方式の昇圧型スイッチングレギュレータである。
図1において、スイッチングレギュレータ1は、インダクタL1と、入力された制御信号に応じて電源電圧Vddを昇圧する昇圧動作を行うためのスイッチングを行い、オンして導通状態になるとインダクタL1に対して電源電圧Vddで充電を行うNMOSトランジスタからなるスイッチングトランジスタM1と、整流用のダイオードD1とを備えている。更に、スイッチングレギュレータ1は、所定の基準電圧Vrefを生成して出力する基準電圧発生回路2と、出力電圧検出用の抵抗R1,R2と、平滑用のコンデンサC1と、誤差増幅回路3と、所定の三角波信号TWを生成して出力する三角波発生回路4と、PWMコンパレータ5と、バッファ6と、ソフトスタート回路7とを備えている。また、ソフトスタート回路7は、NMOSトランジスタM11、定電流源11及びコンデンサC11で構成されている。
なお、スイッチングトランジスタM1はスイッチング素子を、ダイオードD1は整流素子を、ソフトスタート回路7はソフトスタート回路部を、定電流源11は第1定電流源をそれぞれなす。また、第1基準電圧発生回路2、抵抗R1,R2、誤差増幅回路3、三角波発生回路4、PWMコンパレータ5及びバッファ6は制御回路部をなす。また、スイッチングレギュレータ1において、インダクタL1及びコンデンサC1を除く各回路を1つのICに集積するようにしてもよく、場合によっては、スイッチングトランジスタM1及びダイオードD1の少なくとも1つ、インダクタL1並びにコンデンサC1を除く各回路を1つのICに集積するようにしてもよい。
電源電圧VddとスイッチングトランジスタM1のドレインとの間にインダクタL1が接続され、インダクタL1とスイッチングトランジスタM1のドレインとの接続部にはダイオードD1のアノードが接続され、ダイオードD1のカソードは出力端子OUTに接続されている。出力端子OUTと接地電圧との間には、コンデンサC1が接続されると共に抵抗R1及びR2が直列に接続され、抵抗R1と抵抗R2との接続部から分圧電圧Vfbが出力される。ソフトスタート回路7には基準電圧Vrefが入力されており、基準電圧Vrefと誤差増幅回路3の非反転入力端との間にNMOSトランジスタM11が接続され、NMOSトランジスタM11のソースから誤差増幅回路3の非反転入力端に参照電圧Vsが出力される。
また、電源電圧Vddと接地電圧との間には定電流源11とコンデンサC11が直列に接続され、定電流源11とコンデンサC11との接続部がNMOSトランジスタM11のゲートに接続されている。誤差増幅回路3の反転入力端には分圧電圧Vfbが入力されており、誤差増幅回路3の出力端からは、入力された分圧電圧Vfbと参照電圧Vsとの電圧差を増幅して生成した誤差信号EAoが出力される。
PWMコンパレータ5において、非反転入力端には誤差増幅回路3からの誤差信号EAoが、反転入力端には三角波信号TWがそれぞれ入力され、PWMコンパレータ5は、三角波信号TWを使用して誤差増幅回路3からの誤差信号EAoをPWM変調して生成したパルス信号Spwmを出力する。該パルス信号Spwmは、バッファ6を介してスイッチングトランジスタM1のゲートに入力されている。
このような構成において、定常状態においては、出力電圧Voutが大きくなると、誤差増幅回路3からの誤差信号EAoの電圧が低下し、PWMコンパレータ5からのパルス信号Spwmのデューティサイクルは小さくなる。この結果、スイッチングトランジスタM1がオンする時間が短くなって、スイッチングレギュレータ1の出力電圧Voutが低下するように制御される。また、スイッチングレギュレータ1の出力電圧Voutが小さくなると、誤差増幅回路3からの誤差信号EAoの電圧が上昇し、PWMコンパレータ5からのパルス信号Spwmのデューティサイクルは大きくなる。この結果、スイッチングトランジスタM1がオンする時間が長くなって、スイッチングレギュレータ1の出力電圧Voutが上昇するように制御される。このような動作を繰り返して、出力電圧Voutは所定の電圧で一定になるように制御される。
一方、起動時等において電源が投入されると、NMOSトランジスタM11のゲート電圧は、定電流源11とコンデンサC11によって時間と共に増加し、該ゲート電圧の増加に伴って、NMOSトランジスタM11のゲート‐ソース間電圧を保持するようにNMOSトランジスタM11のソース電圧が増加し、最終的に基準電圧Vrefまで増加する。このことから、誤差増幅回路3から出力される誤差信号EAoの電圧が急激な変化をすることなく少しずつ増加し、これに伴って、PWMコンパレータ5から出力されるPWMパルス信号Spwmのオンデューティサイクルが所定の速度で徐々に大きくなる。このようにして、ソフトスタート回路7は、電源が投入されると、誤差増幅回路3への参照電圧Vsを所定の速度で基準電圧Vrefまで増加させるため、出力電圧Voutのオーバーシュートを防止することができる。
このように、本第1の実施の形態におけるスイッチングレギュレータは、基準電圧Vrefと誤差増幅回路3の非反転入力端との間にNMOSトランジスタM11を挿入し、電源投入時に、該NMOSトランジスタM11のゲート電圧を所定の速度で電源電圧Vddまで上昇させるようにした。このことから、ソフトスタート信号と基準電圧との切換回路を設けることなくソフトスタート動作を行うことができ、回路を簡単にすることができるため回路面積の縮小を図ることができる。
第2の実施の形態.
前記第1の実施の形態では、NMOSトランジスタM11を使用したが、該NMOSトランジスタの代わりにPMOSトランジスタを使用するようにしてもよく。このようにしたものを本発明の第2の実施の形態とする。
図2は、本発明の第2の実施の形態におけるスイッチングレギュレータの回路例を示した図である。なお、図2では、図1と同じもの又は同様のものは同じ符号で示し、ここではその説明を省略すると共に図1との相違点のみ説明する。
図2における図1との相違点は、図1のソフトスタート回路7の回路構成を変えたことにあり、これに伴って、図1のソフトスタート回路7をソフトスタート回路7aにし、図1のスイッチングレギュレータ1をスイッチングレギュレータ1aにした。
図2において、スイッチングレギュレータ1aは、入力電圧として入力端子INに入力された電源電圧Vddを所定の定電圧に昇圧して、出力電圧Voutとして出力端子OUTから出力する非同期整流方式の昇圧型スイッチングレギュレータである。
スイッチングレギュレータ1aは、インダクタL1と、スイッチングトランジスタM1と、整流用のダイオードD1と、基準電圧発生回路2と、抵抗R1,R2と、コンデンサC1と、誤差増幅回路3と、三角波発生回路4と、PWMコンパレータ5と、バッファ6と、ソフトスタート回路7aとを備えている。また、ソフトスタート回路7aは、PMOSトランジスタM21,M22、NMOSトランジスタM23、定電流源11,21及びコンデンサC11で構成されている。なお、定電流源11及びPMOSトランジスタM22は充電回路を、定電流源21及びNMOSトランジスタM23は放電回路をそれぞれなす。
ソフトスタート回路7aには基準電圧Vrefが入力されており、基準電圧Vrefと誤差増幅回路3の非反転入力端との間にPMOSトランジスタM21が接続され、PMOSトランジスタM21のドレインから誤差増幅回路3の非反転入力端に参照電圧Vsが出力される。また、電源電圧VddとPMOSトランジスタM21のゲートとの間には、定電流源11とPMOSトランジスタM22が直列に接続され、PMOSトランジスタM21のゲートと接地電圧との間には、コンデンサC11が接続されると共に、NMOSトランジスタM23と定電流源21との直列回路が接続されている。PMOSトランジスタM22及びNMOSトランジスタM23の各ゲートは接続され、該接続部には外部からの制御信号Scが入力されている。
このような構成において、ソフトスタート動作を行う場合は、まずローレベルの制御信号Scが入力され、これに伴って、PMOSトランジスタM22はオンして導通状態になり、NMOSトランジスタM23はオフして遮断状態になる。このため、コンデンサC11は、PMOSトランジスタM22を介して入力される定電流源11からの定電流i1によって瞬時に充電され、PMOSトランジスタM21のゲートは電源電圧Vddになる。次に、制御信号Scがハイレベルになり、PMOSトランジスタM22がオフして遮断状態になると共にNMOSトランジスタM21がオンして導通状態になり、コンデンサC11に充電された電荷は、定電流源21を介して放電され、PMOSトランジスタM22のゲート電圧を時間の経過と共に低下させる。このため、PMOSトランジスタM21のドレイン電圧である参照電圧Vsは、所定の速度で基準電圧Vrefまで増加するため、前記第1の実施の形態と同様にして出力電圧Voutのオーバーシュートを防止することができる。
このように、本第2の実施の形態におけるスイッチングレギュレータは、基準電圧Vrefと誤差増幅回路3の非反転入力端との間にPMOSトランジスタM21を挿入し、外部から入力される制御信号Scに応じてコンデンサC11の充放電を行うことにより、該PMOSトランジスタM21のゲート電圧を所定の速度で電源電圧Vddから接地電圧まで低下させるようにした。このことから、前記第1の実施の形態と同様の効果を得ることができる。
第3の実施の形態.
前記第1の実施の形態において、NMOSトランジスタM11のゲート電圧が所定値になると、定電流源11のインピーダンスを低下させて瞬時にNMOSトランジスタM11のゲート電圧が電源電圧Vddになるようにしてもよく、このようにしたものを本発明の第3の実施の形態とする。
図3は、本発明の第3の実施の形態におけるスイッチングレギュレータの回路例を示した図である。なお、図3では、図1と同じもの又は同様のものは同じ符号で示し、ここではその説明を省略すると共に図1との相違点のみ説明する。
図3における図1との相違点は、図1のソフトスタート回路7にコンパレータ31とPMOSトランジスタM31を追加したことにあり、これに伴って、図1のソフトスタート回路7をソフトスタート回路7bにし、図1のスイッチングレギュレータ1をスイッチングレギュレータ1bにした。
図3において、スイッチングレギュレータ1bは、入力電圧として入力端子INに入力された電源電圧Vddを所定の定電圧に昇圧して、出力電圧Voutとして出力端子OUTから出力する非同期整流方式の昇圧型スイッチングレギュレータである。
スイッチングレギュレータ1bは、インダクタL1と、スイッチングトランジスタM1と、整流用のダイオードD1と、基準電圧発生回路2と、抵抗R1,R2と、コンデンサC1と、誤差増幅回路3と、三角波発生回路4と、PWMコンパレータ5と、バッファ6と、ソフトスタート回路7bとを備えている。また、ソフトスタート回路7bは、コンパレータ31、PMOSトランジスタM31、NMOSトランジスタM11、定電流源11及びコンデンサC11で構成されている。なお、PMOSトランジスタM31はスイッチ回路を、コンパレータ31はスイッチ制御回路をそれぞれなす。
電源電圧Vddと接地電圧との間には定電流源11とコンデンサC11が直列に接続され、定電流源11とコンデンサC11との接続部がNMOSトランジスタM11のゲートとコンパレータ31の反転入力端にそれぞれ接続されている。定電流源11に並列にPMOSトランジスタM31が接続され、コンパレータ31の非反転入力端には所定の電圧V1が入力されており、コンパレータ31の出力端はPMOSトランジスタM31のゲートに接続されている。
このような構成において、起動時等において電源が投入されると、NMOSトランジスタM11のゲート電圧は、定電流源11とコンデンサC11によって時間と共に増加し、該ゲート電圧の増加に伴って、NMOSトランジスタM11のゲート‐ソース間電圧を保持するようにNMOSトランジスタM11のソース電圧が増加する。NMOSトランジスタM11のゲート電圧が所定の電圧V1以上になると、コンパレータ31の出力信号はハイレベルからローレベルになり、PMOSトランジスタM31がオンして導通状態になる。このため、コンデンサC11は、低インピーダンスのPMOSトランジスタM31を介して充電されるようになり、瞬時に電源電圧Vddまで充電される。このことから、NMOSトランジスタM11のゲート電圧は、所定の電圧V1以上になると瞬時に電源電圧Vddになり、NMOSトランジスタM11を安定してオン状態にすることができる。
なお、所定の電圧V1は、外部から入力されるようにしてもよいし、基準電圧Vrefを分圧して生成するようにしてもよい。また、図4に示すように、電源電圧Vddと接地電圧との間に接続された定電流源32と抵抗R31の直列回路を設け、定電流源32と抵抗R31との接続部の電圧をコンパレータ31の非反転入力端に入力するようにしてもよい。この場合、定電流源32は第2定電流源をなす。
このように、本第3の実施の形態におけるスイッチングレギュレータは、基準電圧Vrefと誤差増幅回路3の非反転入力端との間にNMOSトランジスタM11を挿入し、電源投入時に、該NMOSトランジスタM11のゲート電圧を所定の速度で所定の電圧V1まで上昇させ、該ゲート電圧が所定の電圧V1以上になると該ゲート電圧を瞬時に電源電圧Vddまで上昇させるようにした。このことから、前記第1の実施の形態と同様の効果を得ることができると共に、通常動作時のノイズの影響によって、誤差増幅回路3が誤動作することを防止でき、該ノイズによるスイッチングレギュレータの出力電圧変動を抑制することができる。
なお、前記第1から第3の各実施の形態では、非同期整流型の昇圧型スイッチングレギュレータを例にして説明したが、本発明はこれに限定するものではなく、同期整流型の昇圧型スイッチングレギュレータや、降圧型スイッチングレギュレータや、昇降圧型スイッチングレギュレータにも適用することができる。これらの場合、スイッチングレギュレータの出力電圧を設定する基準電圧を前記のようなソフトスタート回路を介して誤差増幅回路の対応する入力端に入力するようにすればよい。
また、前記第1から第3の各実施の形態におけるスイッチングレギュレータを複数備え、該各スイッチングレギュレータのソフトスタート回路におけるコンデンサC11の容量をそれぞれ変えることにより、複数の電源間の投入シーケンスを制御することができるDC−DC変換装置を得ることができる。
本発明の第1の実施の形態におけるスイッチングレギュレータの回路例を示した図である。 本発明の第2の実施の形態におけるスイッチングレギュレータの回路例を示した図である。 本発明の第3の実施の形態におけるスイッチングレギュレータの回路例を示した図である。 本発明の第3の実施の形態におけるスイッチングレギュレータの他の回路例を示した図である。 従来の昇圧型スイッチングレギュレータの回路例を示した図である。
符号の説明
1,1a,1b スイッチングレギュレータ
2 基準電圧発生回路
3 誤差増幅回路
4 三角波発生回路
5 PWMコンパレータ
6 バッファ
7,7a,7b ソフトスタート回路
11,21,32 定電流源
31 コンパレータ
M1 スイッチングトランジスタ
M11,M23 NMOSトランジスタ
M21,M22,M31 PMOSトランジスタ
D1 ダイオード
L1 インダクタ
C1,C11, コンデンサ
R1,R2,R31 抵抗

Claims (6)

  1. 入力端子に入力された入力電圧を、所定の定電圧に変換して出力電圧として出力端子から出力するスイッチングレギュレータにおいて、
    入力された制御信号に応じてスイッチングを行うスイッチング素子と、
    該スイッチング素子のスイッチングによって前記入力電圧による充電が行われるインダクタと、
    前記スイッチング素子がオフして該インダクタへの充電が停止すると、該インダクタの放電を行う整流素子と、
    前記出力電圧に比例した比例電圧が、入力された参照電圧になるように前記スイッチング素子のスイッチング制御を行う制御回路部と、
    入力端に所定の基準電圧が入力され、出力端から前記参照電圧を出力するトランジスタを有し、起動時に、該トランジスタにおける制御電極の電圧を所定値になるまで所定の速度で可変させて、前記参照電圧を該所定の速度で徐々に前記基準電圧まで上昇させるソフトスタート回路部と、
    を備えることを特徴とするスイッチングレギュレータ。
  2. 前記ソフトスタート回路部は、
    前記入力電圧を電源にして所定の第1定電流を供給する第1定電流源と、
    該第1定電流源からの定電流によって前記所定の速度で前記入力電圧まで充電されるコンデンサと、
    を備え、
    前記トランジスタは、制御電極に前記第1定電流源と該コンデンサとの接続部の電圧が入力されることを特徴とする請求項1記載のスイッチングレギュレータ。
  3. 前記ソフトスタート回路部は、
    入力された制御信号に応じてスイッチングを行う、前記第1定電流源に並列に接続されたスイッチ回路と、
    前記トランジスタにおける制御電極の電圧が所定値以上になると、該スイッチ回路を導通状態にして前記第1定電流源を短絡させるスイッチ制御回路と、
    を備えることを特徴とする請求項2記載のスイッチングレギュレータ。
  4. 前記ソフトスタート回路部は、
    入力された制御信号に応じてスイッチングを行う、前記第1定電流源に並列に接続されたスイッチ回路と、
    前記入力電圧と負側電源電圧との間に直列に接続された、前記入力電圧を電源にして所定の第2定電流を供給する第2定電流源と、
    該第2定電流源からの第2定電流が流れる抵抗と、
    前記トランジスタにおける制御電極の電圧と、前記第2定電流源と該抵抗との接続部の電圧の電圧比較を行い、該比較結果に応じて前記スイッチ回路のスイッチング制御を行うスイッチ制御回路と、
    を備え、
    前記スイッチ制御回路は、前記トランジスタの制御電極の電圧が、前記第2定電流源と前記抵抗との接続部の電圧以上になると、前記スイッチ回路を導通状態にして前記第1定電流源を短絡させることを特徴とする請求項2記載のスイッチングレギュレータ。
  5. 前記ソフトスタート回路部は、
    コンデンサと、
    該コンデンサを所定の速度で前記入力電圧まで充電する充電動作を、外部から入力された制御信号に応じて行う充電回路と、
    前記コンデンサを所定の速度で放電する放電動作を、該制御信号に応じて行う放電回路と、
    を備え、
    前記充電回路及び放電回路は、前記制御信号に応じて排他的に作動し、前記トランジスタは、前記コンデンサ、充電回路及び放電回路の接続部の電圧が制御電極に入力されることを特徴とする請求項1記載のスイッチングレギュレータ。
  6. ソフトスタート回路部における前記所定の速度が異なる、複数の前記請求項1、2、3、4又は5記載のスイッチングレギュレータを備えることを特徴とするDC−DC変換装置。
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