JP2009051699A - 炭化珪素単結晶の製造装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】埋め込み成長において、TaCリングによる輻射熱の影響でSiC単結晶の成長表面の温度分布にバラツキができることを抑制し、SiC単結晶が割れることを防止できるようにする。
【解決手段】TaCリング24にて遮蔽部23の円筒部23bの内壁面を全面覆うのではなく、TaCリング24が支持板23aから所定距離離れた位置に配置されるようにしている。これにより、TaCリング24の輻射熱を抑制することが可能となる。このため、TaCリング24による輻射熱の影響でSiC単結晶70の成長表面の温度分布にバラツキが生じること、具体的には円筒部23bと坩堝1の中心軸との間の温度勾配が大きくなることを抑制できる。これにより、SiC単結晶70の口径拡大に伴って凸形状となることを防止でき、SiC単結晶70が割れることを防止できる。
【選択図】図1

Description

本発明は、パワーMOSFET等の素材に利用することができる炭化珪素(以下、SiCという)単結晶の製造装置に関するものである。
従来より、例えば特許文献1において、黒鉛製の坩堝の外周に配置させた抵抗加熱ヒータによって坩堝内にSiC単結晶を成長させるSiC単結晶の製造装置が提案されている。この製造装置では、黒鉛製の坩堝内に種結晶を接合すると共に、坩堝底部に配したSiC粉末原料を例えば2300℃に加熱することで、SiC粉末原料を昇華させ、その昇華させたガスを原料温度よりも低い温度に設定された種結晶上に結晶化させるという昇華再結晶法を用いてSiC単結晶を製造できる。
図3は、従来より昇華再析出法に用いられているSiC単結晶製造装置の模式的な断面構造を示した図である。この図に示されるように、黒鉛製の坩堝J1の蓋材J2の内壁に円筒状の突起部J3を設け、この突起部J3の端面に種結晶J4を貼り付けるようにしている。さらに、種結晶J4の成長表面に対向する面を有すると共に、種結晶J4との間に成長空間領域J5を形成する遮蔽板J6を設けている。また、蓋材J2に種結晶J4を囲うようにスカート状の円筒部J7を設け、円筒部J7および遮蔽板J6により、坩堝J1のうち種結晶J4側の径方向温度分布を小さくし、種結晶J4の成長表面が他の部位よりも低温となるようにしている。このようにして、成長空間領域J5の均熱を保つようにし、種結晶J4の上にSiC単結晶J8を成長させると、SiC単結晶J8の周辺を囲むように多結晶J9が形成されつつSiC単結晶J8が成長するという埋め込み成長を行うことができる。
さらに、このような構造のSiC単結晶の製造装置において、図3中に示したように、円筒部J7の内壁壁面の内側に円筒状の炭化タンタル(以下、TaCという)リングJ10を配置することが行われている。これにより、スカート状の円筒部J7の側壁を構成する炭素のSiC単結晶J8の成長表面へのインクルージョン、つまり炭素がSiC単結晶J8に包含されることを防止することができる。
特開2001−114598号公報
しかしながら、上記従来の技術では、SiC単結晶J8の成長表面へのインクルージョン防止のためにTaCリングJ10を配置しているため、このTaCリングJ10での輻射熱によってTaCリングJ10の近傍、つまりSiC単結晶J8の外周部において温度が高くなり、成長表面の温度分布にバラツキが生じてしまう。このため、SiC単結晶J8の口径拡大に伴ってSiC単結晶J8が中央部において突出する凸形状となり、割れ易くなるという問題がある。
本発明は、上記点に鑑み、埋め込み成長において、TaCリングによる輻射熱の影響でSiC単結晶の成長表面の温度分布にバラツキができることを抑制し、SiC単結晶が割れることを防止できるSiC単結晶の製造装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明は、蓋体(20)として、中空筒状の側壁部(21)と、一面側に種結晶(40)が配置されると共に、種結晶(40)が側壁部(21)の中空部分に収納されるように側壁部(21)の開口端の一方に取り付けられる蓋材(22)と、円盤状部材にて構成され、種結晶(40)が差し込まれる貫通した窓部(23c)を有しており、円盤状部材の側面が側壁部(21)の内壁に一体化される支持板(23a)と、側壁部(21)の内側に配置され、中空部を有する円筒状をなしており、中空部内が成長空間領域(60)とされて昇華ガスが供給されるようになっており、支持板(23a)のうち蓋材(22)に対向する面とは反対側の面と結合された円筒部(23b)と、円筒部(23b)の内壁面に備えられた円筒状のTaCリング(24)とを備えたものを用い、TaCリング(24)を円筒部(23b)のうち支持板(23a)と結合された端部から所定距離離間して配置することを特徴としている。
このように、TaCリング(24)にて円筒部(23b)の内壁面を全面覆うのではなく、TaCリング(24)が支持板(23a)から所定距離離れた位置に配置されるようにしている。これにより、TaCリング(24)の輻射熱を抑制することが可能となる。このため、TaCリング(24)による輻射熱の影響でSiC単結晶(70)の成長表面の温度分布にバラツキが生じること、具体的には円筒部(23b)と坩堝(1)の中心軸との間の温度勾配が大きくなることを抑制できる。これにより、SiC単結晶(70)の口径拡大に伴って凸形状となることを防止でき、SiC単結晶(70)が割れることを防止できる。
円筒部(23b)の内壁面にTaCリング(24)を配置することにより円筒部(23b)を構成する炭素の成長結晶表面へのインクルージョンを防止することが可能となる。しかしながら、TaCリング(24)を支持板(23a)から離間して配置しているため、完全にはTaCリング(24)によって円筒部(23b)の内周面を覆うことができなくなる。このため、TaCリング(24)が配置されない部分の長さを多結晶(45)によって覆われる程度にすることで、多結晶(45)により円筒部(23b)を構成する炭素の成長結晶表面へのインクルージョンを防止することが可能となる。
例えば、円筒部(23b)の内壁面に段付部(23d)を構成しておき、該段付部(23d)により円筒部(23b)の内径を拡大することで、この内径が拡大された部分にTaCリング(24)を配置することができる。
また、このようなTaCリング(24)を円筒部(23b)のうち支持板(23a)と結合される端部とは反対側となる他端から突出すように構成すると好ましい。このようにすると、円筒部(23b)の他端側からの炭素の成長結晶表面へのインクルージョンを防止できる。
なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
以下、本発明の実施形態について図に基づいて説明する。なお、以下の各実施形態相互において、互いに同一もしくは均等である部分には、図中、同一符号を付してある。
(第1実施形態)
以下、本発明の第1実施形態について図を参照して説明する。図1は、本発明の第1実施形態にかかるSiC単結晶製造装置の断面構成を示したものである。この図に示されるように、SiC単結晶製造装置は、有底円筒状の容器本体10と、円形状の蓋体20と、これら容器本体10と蓋体20とによって構成された黒鉛製の坩堝1を備えている。
坩堝1のうち容器本体10に種結晶40の成長表面に対向する面を有する黒鉛製の遮蔽板13が取り付けられている。遮蔽板13には図示しないTaC材がコーティングされており、坩堝1の加熱によって遮蔽板13を構成する炭素の成長結晶表面へのインクルージョンが防止できるようになっている。
さらに、容器本体10には、昇華ガスの供給源となるSiCの粉末原料50が配置されている。そして、坩堝1内の空間のうち種結晶40と遮蔽板13との間を成長空間領域60として、粉末原料50からの昇華ガスが種結晶40の表面上に再結晶化して、種結晶40の表面にSiC単結晶70が成長させられる構成とされている。
蓋体20は、円筒状の側壁部21と、側壁部21の開口部の一方を塞ぐ円板状の蓋材22と、側壁部21に収納される遮蔽部23とを備えて構成されている。蓋材22には円筒状の突起部22aが設けられ、当該突起部22aの開口端に当該開口端を閉じるように例えば円形状のSiCの種結晶40が貼り付けられている。
遮蔽部23は、支持板23aと円筒部23bとを有して構成されている。支持板23aは、円盤状部材にて構成され、側面が側壁部21の内壁に固定されている。支持基板23aの中央部には、当該支持板23aを貫通する窓部23cが設けられており、この窓部23cに蓋材22の突起部22aが差し込まれている。円筒部23bは、スカート状、すなわち中空部を有する円筒形状をなしており、一端側が支持板23aの端面に結合されることで支持板23aと一体化されている。この円筒部23bは、種結晶40周辺の径方向温度分布を小さくする、すなわち成長空間領域60を均熱にする役割を果たす。また、この円筒部23bにより、種結晶40の成長表面が他の部位よりも低温となる。
また、円筒部23bの内周面には、円筒状のTaCリング24が取り付けられている。このTaCリング24によって円筒部23bの内周面が覆われるため、SiC単結晶70を成長させる際に、円筒部23bを構成する炭素の成長結晶表面へのインクルージョンを防止することが可能となる。
具体的には、円筒部23bの内壁面のうち、支持板23aから所定間隔離間する位置に円筒部23bの段付部23dが形成されており、円筒部23bの内径が拡径されている。この円筒部23bの内径が拡径された部分にTaCリング24が固定されている。TaCリング24から支持板23aまでの距離、すなわちTaCリング24から支持板23aと円筒部23bとの結合部までの距離は5mm〜20mmとされ、円筒部23bの内周面のうちTaCリング24が配置されていない部分および支持板23aの表面にSiC多結晶をコーティングする際に覆われる程度の長さになっており、かつ、5mm以上で輻射熱の影響が少なくなる。
上述したように、TaCリング24を配置することにより円筒部23bを構成する炭素の成長結晶表面へのインクルージョンを防止することが可能となる。しかしながら、TaCリング24を支持板23aから離間して配置しているため、完全にはTaCリング24によって円筒部23bの内周面を覆うことができなくなる。このため、TaCリング24が配置されない部分の長さを多結晶45によって覆われる程度にすることで、多結晶45により円筒部23bを構成する炭素の成長結晶表面へのインクルージョンを防止することが可能となる。
さらに、TaCリング24は、円筒部23bの他端(支持板23aとは反対側の端部)から突き出る長さとされている。このため、円筒部23bの他端側からの炭素の成長結晶表面へのインクルージョンを防止できる。
さらに、坩堝1の外周を囲むように図示しない抵抗加熱ヒータが配置されている。以上が、本実施形態に係るSiC単結晶製造装置の構成である。
次に、上記SiC単結晶製造装置を用いてSiC単結晶を製造する方法について説明する。
まず、図1に示されるように、遮蔽部23が取り付けられた側壁部21に当該蓋材22を取り付ける。遮蔽部23における円筒部23bへのTaCリング24の固定は、Taを炭化させたときにTaCがTaよりも膨張することを利用して、リング状のTaを円筒部23bの内周側に配置した状態で炭化させることで行っても良いし、TaCリング24と円筒部23bとの間をSiCの多結晶にて貼り付けるようにしても良い。そして、容器本体10に台座11を配置してシャフト12を介して遮蔽板13を取り付け、容器本体10に粉末原料50を配置する。
続いて、坩堝1を図示しない加熱チャンバに設置し、図示しない排気機構を用いてガス排出を行うことで、坩堝1内を含めた外部チャンバ内を真空にし、抵抗加熱ヒータを通電することで加熱し、その輻射熱により坩堝1を加熱することで坩堝1内を所定温度にする。このとき、各抵抗加熱ヒータへの電流値(電圧値)を異ならせることにより、ヒータで温度差が発生させられる加熱を行えるようにしている。
続いて、例えば不活性ガス(Arガス等)や水素、結晶へのドーパントとなる窒素などの混入ガスを流入させる。この不活性ガスは排気配管を介して排出される。これにより、粉末原料50の昇華ガスが円筒部23bの内周面のうちTaCリング24が配置されていない部分および支持板23aの表面に供給され、これらの表面にSiCの多結晶45がコーティングされる。
蓋材22の突起部22aの開口端に種結晶40を貼り付け、蓋体22を容器本体10に連結する。また、この坩堝1を上記と同様に加熱チャンバ内に接地したのち、真空にして加熱を行い、さらに不活性ガスと窒素などの混入ガスを流入させる。そして、種結晶40の成長面の温度および粉末原料50の温度を目標温度まで上昇させる。例えば、成長結晶を4H−SiCとする場合、粉末原料50の温度を2100〜2300℃とし、成長結晶表面の温度をそれよりも10〜100℃程度低くする。
加熱チャンバ内には例えば不活性ガス(Arガス等)や水素、結晶へのドーパントとなる窒素などの混入ガスを流入させる。この不活性ガスは排気配管を介して排出される。種結晶40の成長面の温度およびSiC粉末原料50の温度を目標温度まで上昇させるまでは、加熱チャンバ内は大気圧に近い雰囲気圧力にして粉末原料50からの昇華を抑制し、目標温度になったところで、真空雰囲気とする。例えば、成長結晶を4H−SiCとする場合、粉末原料50の温度を2100〜2300℃とし、成長結晶表面の温度をそれよりも10〜200℃程度低くして、真空雰囲気は1.33Pa〜6.67kPa(0.01〜50Torr)とする。
このようにして、粉末原料50を加熱することで粉末原料50が昇華し、粉末原料50から昇華ガスが発生する。この昇華ガスは、成長空間領域60内を通過して種結晶40に供給される。
これにより、昇華ガスが種結晶40の表面に供給され、SiC単結晶70が成長させられる。このとき、昇華ガスは、種結晶40の表面やSiC単結晶70の成長表面だけでなく、遮蔽部23を構成する支持板23aや円筒部23bおよびTaCリング24の表面にも供給される。このため、図1に示されるように、支持板23aや円筒部23bおよびTaCリング24の表面にSiCの多結晶45が成長し、この多結晶45に囲まれるような状態でSiC単結晶70が成長するという埋め込み成長となる。
このようなSiC単結晶70の埋め込み成長において、成長空間領域60を囲むようにTaCリング24を配置しているため、円筒部23bを構成する炭素のSiC単結晶70の成長表面へのインクルージョンを抑制することが可能となる。また、TaCリング24を支持板23aから離間するように配置することで、特にSiC単結晶70の成長初期段階においてSiC単結晶70の周囲にTaCリング24が配置されていない状態とされているため、TaCリング24の輻射熱を抑制することが可能となる。このため、TaCリング24による輻射熱の影響でSiC単結晶70の成長表面の温度分布にバラツキが生じること、具体的には円筒部23bと坩堝1の中心軸との間の温度勾配が大きくなることを抑制できる。これにより、SiC単結晶70の口径拡大に伴って凸形状となることを防止でき、SiC単結晶70が割れることを防止できる。
なお、本実施形態では、円筒部23bの内壁面が完全にはTaCリング24によって覆われていないが、円筒部23bの内壁面うち露出する部分は多結晶45のコーティング(成長)により覆われることになるため、円筒部23bを構成する炭素のSiC単結晶70の成長表面へのインクルージョンは抑制される。このときの多結晶45が成長する長さ、具体的には円筒部23bのうち支持板23a側の端部からの長さは5mm〜20mm以上であるため、TaCリング24を支持板23aから5mm〜20mmの距離に配置することで、多結晶45にて円筒部23bの内壁面の露出部分を完全に覆うことができる。
以上説明したように、本実施形態では、TaCリング24にて遮蔽部23の円筒部23bの内壁面を全面覆うのではなく、TaCリング24が支持板23aから所定距離離れた位置に配置されるようにしている。これにより、TaCリング24の輻射熱を抑制することが可能となる。このため、TaCリング24による輻射熱の影響でSiC単結晶70の成長表面の温度分布にバラツキが生じること、具体的には円筒部23bと坩堝1の中心軸との間の温度勾配が大きくなることを抑制できる。これにより、SiC単結晶70の口径拡大に伴って凸形状となることを防止でき、SiC単結晶70が割れることを防止できる。
(第2実施形態)
本発明の第2実施形態について説明する。本実施形態のSiC単結晶製造装置は、第1実施形態に対して円筒部23bの構成を変更したものであり、その他に関しては第1実施形態と同様であるため、異なる部分についてのみ説明する。
図2は、本実施形態にかかるSiC単結晶製造装置の蓋体20の断面構成図である。上記実施形態では、遮蔽部23の円筒部23bに段付部23dを形成したが、図2に示すSiC単結晶製造装置の蓋体20の断面構成図に示すように、段付部23dを備えず、円筒部23bを内径が均一な構造とし、その内側にTaCリング24が配置される構成であっても構わない。
このような構造のSiC単結晶製造装置を用いても、第1実施形態と同様の効果を得ることができる。
本発明の第1実施形態にかかるSiC単結晶製造装置の断面構成図である。 本発明の第2実施形態にかかるSiC単結晶製造装置の蓋体の断面構成図である。 従来のSiC単結晶製造装置の模式的な断面構造図である。
符号の説明
1…坩堝、10…容器本体、20…蓋体、21…側壁部、22…蓋材、23…遮蔽部、23a…支持板、23b…円筒部、23c…窓部、23d…段付部、24…TaCリング、40…種結晶、50…粉末原料、60…成長空間領域、70…SiC単結晶

Claims (3)

  1. 有底円筒状の容器本体(10)と当該容器本体(10)を蓋閉めするための蓋体(20)とを有した中空状の円柱形状をなす坩堝(1)を有し、前記蓋体(20)に炭化珪素基板からなる種結晶(40)を配置すると共に前記容器本体(10)に炭化珪素原料(50)を配置し、前記炭化珪素原料(50)の昇華ガスを供給することにより、前記種結晶(40)上に炭化珪素単結晶(70)を成長させる炭化珪素単結晶の製造装置において、
    前記蓋体(20)は、
    中空筒状の側壁部(21)と、
    一面側に前記種結晶(40)が配置されると共に、前記種結晶(40)が前記側壁部(21)の中空部分に収納されるように前記側壁部(21)の開口端の一方に取り付けられる蓋材(22)と、
    円盤状部材にて構成され、前記種結晶(40)が差し込まれる貫通した窓部(23c)を有しており、前記円盤状部材の側面が前記側壁部(21)の内壁に一体化される支持板(23a)と、
    前記側壁部(21)の内側に配置され、中空部を有する円筒状をなしており、前記中空部内が成長空間領域(60)とされて前記昇華ガスが供給されるようになっており、前記支持板(23a)のうち前記蓋材(22)に対向する面とは反対側の面と結合された円筒部(23b)と、
    前記円筒部(23b)の内壁面に備えられた円筒状の炭化タンタルリング(24)と、を備え、
    前記炭化タンタルリング(24)は、前記円筒部(23b)のうち前記支持板(23a)と結合された端部から所定距離離間して配置されていることを特徴とする炭化珪素単結晶の製造装置。
  2. 前記円筒部(23b)の内壁面には段付部(23d)が構成され、該段付部(23d)により前記円筒部(23b)の内径が拡大されており、この内径が拡大された部分に前記炭化タンタルリング(24)が配置されていることを特徴とする請求項1に記載の炭化珪素単結晶の製造装置。
  3. 前記炭化タンタルリング(24)は、前記円筒部(23b)のうち前記支持板(23a)と結合される端部とは反対側となる他端から突出していることを特徴とする請求項1または2に記載の炭化珪素単結晶の製造装置。
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