JP5392169B2 - 炭化珪素単結晶の製造方法 - Google Patents

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本発明は、パワーMOSFET等の素材に利用することができる炭化珪素(以下、SiCという)単結晶の製造方法に関するものである。
従来、SiC単結晶を成長させる方法として、昇華再結晶法やガス供給法が用いられている。昇華再結晶法は、黒鉛製の坩堝内に配置した黒鉛台座に種結晶を接合すると共に、坩堝底部に配したSiC原料を加熱昇華させ、その昇華ガスを種結晶に供給することによって種結晶上にSiC単結晶を成長させるものである。ガス供給法は、台座に接合した種結晶に対して、ガス導入孔を通じてシランとプロパンのSiC原料ガスを供給することによって種結晶上にSiC単結晶を成長させるものである。
このようなSiC単結晶を成長させる際に、SiC単結晶を割れ等が無い状態で大口径に効率よく製造すべく、SiC単結晶の成長表面が凸形状に維持するという手法が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2002−255693号公報
しかしながら、SiC単結晶の成長表面を常に凸形状に維持したまま長時間成長させると、SiC単結晶の成長表面の中央部、つまり凸形状の先端位置と、SiC単結晶の成長表面の外縁部との間に温度差が生じ、成長後にSiC単結晶を取り外して冷却したときに、SiC単結晶が割れたり歪んだりするという問題が確認された。
本発明は上記点に鑑みて、SiC単結晶の割れや歪みを抑制することができるSiC単結晶の製造方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、種結晶(4)の表面にSiC単結晶(6)を中央部が外縁部よりも突き出す凸成長にて成長させたのち、引き続き、SiC単結晶(6)を中央部が外縁部よりも凹む凹成長にて成長させることにより、SiC単結晶(6)を成長させることを特徴としている。
このようにSiC単結晶(6)を成長させると、凸成長と凹成長の各成長段階で逆の応力を発生させることが可能となる。具体的には、凸成長の際にはSiC単結晶(6)の中央部近辺に引張応力を発生させられると共に外縁部に圧縮応力を発生させられ、凹成長の際にはSiC単結晶(6)の中央部近辺に圧縮応力を発生させられると共に外縁部に引張応力を発生させられる。このため、SiC単結晶(6)を冷却する際にはその逆の応力、つまり、凸成長を行った成長面ではSiC単結晶(6)の中央部近辺に圧縮応力を発生させられると共に外縁部に引張応力を発生させられ、凹成長を行った成長面ではSiC単結晶(6)の中央部近辺に引張応力を発生させられると共に外縁部に圧縮応力を発生させられる。
このため、SiC単結晶(6)の結晶成長を凸成長と凹成長の組み合わせて行えば、SiC単結晶(6)を冷却する際に、SiC単結晶(6)の中央部近辺において圧縮応力と引張応力が発生する部位を両方共に設けることができる。同様に、外縁部においても圧縮応力と引張応力が発生する部位を両方共に設けることができる。したがって、各部の応力緩和を行うことができ、SiC単結晶(6)に割れや歪みが発生することを防止することが可能となる。
また、請求項に記載の発明では、凸成長後に凹成長を行ったのち、さらに凸成長と凹成長を繰り返し行うことにより、SiC単結晶(6)を成長させることを特徴としている。
このように、凸成長と凹成長を交互に繰り返し行うこともできる。このようにすれば、SiC単結晶(6)の中央部近辺や外縁部に、引張応力と圧縮応力が加えられる部位を交互に形成することが可能となる。このため、SiC単結晶(6)を長尺成長させたとしても、よりSiC単結晶(6)に割れや歪みが発生することを防止することが可能となる。
請求項に記載の発明では、凹成長の際のSiC単結晶の中央部と外縁部との段差を1mm以下とすることを特徴としている。
このようにすれば、凹成長を長時間継続的に行った場合のように、4H−SiCの上に6H−SiCという結晶性の異なる異種多形を発生させることを防止することができる。
例えば、請求項に記載したように、SiC単結晶(6)の成長空間を加熱装置(9〜12)によって加熱しつつ、SiC単結晶(6)の成長面を種結晶(4)の表面に対して垂直方向上方に移動させることにより、加熱装置(9〜12)に対するSiC単結晶(6)の成長表面を移動させ、凸成長から凹成長に切り替えることができる。
なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
本発明の第1実施形態にかかるSiC単結晶製造装置1の断面構成図である。 SiC単結晶6の成長中の様子を示した断面図である。 本発明の第2実施形態にかかるSiC単結晶6の成長中の様子を示した断面図である。 本発明の第3実施形態にかかるSiC単結晶製造装置1の断面構成図である。 SiC単結晶6の成長中の様子を示した断面図である。 本発明の第4実施形態にかかるSiC単結晶6の成長中の様子を示した断面図である。 本発明の第5実施形態にかかるSiC単結晶製造装置1の断面構成図である。 SiC単結晶6の成長中の様子を示した断面図である。 本発明の第6実施形態にかかるSiC単結晶6の成長中の様子を示した断面図である。 本発明の他の実施形態にかかるSiC単結晶6の成長中の様子を示した断面図である。 本発明の他の実施形態にかかるSiC単結晶6の成長中の様子を示した断面図である。 本発明の他の実施形態にかかるSiC単結晶6の成長中の様子を示した断面図である。 本発明の他の実施形態にかかるSiC単結晶6の表面形状を示した断面図である。
以下、本発明の実施形態について図に基づいて説明する。なお、以下の各実施形態相互において、互いに同一もしくは均等である部分には、図中、同一符号を付してある。
(第1実施形態)
以下、本発明の第1実施形態について図を参照して説明する。図1は、本実施形態に係るSiC単結晶製造装置1の断面構成図である。
図1に示すように、SiC単結晶製造装置1の容器として円筒状の黒鉛製の坩堝2が用いられている。坩堝2は、台座3に取り付けられたSiC単結晶基板からなる種結晶4に対して、坩堝2の底部に備えられたSiCの粉末原料(SiC原料)5の昇華ガスを供給し、種結晶4上にSiC単結晶6を結晶成長させるものである。
この坩堝2は、上面が開口している有底円筒状の坩堝本体2aと、坩堝本体2aの開口部を塞ぐ円盤状の蓋材2bとを備えて構成されている。また、坩堝2を構成する蓋材2bの中央部において突き出した部分を台座3として、台座3上に種結晶4が図示しない接着剤等を介して接合される。台座3は、接合される種結晶4とほぼ同等の寸法とされている。本実施形態では、種結晶4を円形としており、台座3も種結晶4と同じく円形とされている。そして、台座3の中心が坩堝2の中心軸上に配置されることで、種結晶4もその中心軸上に配置されるようにしている。また、種結晶4は、例えば円形状の(0001)Si面もしくは(000−1)C面を主表面とするオフ角が0.5°以下の4H−SiCのオン基板もしくはオフ角が1〜20°とされた4H−SiCのオフ基板とされている。
なお、種結晶4および台座3の形状は任意であり、円形に限らず、四角形、六角形、八角形などの多角形状であっても構わない。
一方、坩堝2のうち容器本体2aの底部には、昇華ガスの供給源となるSiCの粉末原料5が配置されている。そして、坩堝2内の空間のうち種結晶4と粉末原料5との間を成長空間領域として、粉末原料5からの昇華ガスが種結晶4の表面上に再結晶化して、種結晶4の表面にSiC単結晶6が成長させられる構成とされている。
そして、このように種結晶4および粉末原料5を収容した坩堝2を囲むように繊維質黒鉛製の断熱材7が備えられている。例えば、断熱材7は、坩堝2の外周面および底面を構成する坩堝本体2aと蓋材2bの表面全面を囲むように配置され、多孔質カーボンなどで構成されることにより、孔を通じて雰囲気ガスの導入が行えるようになっている。断熱材7は複数部品に分割できるように構成され、複数部品を組付けることによって坩堝2を囲んでいる。
また、SiC単結晶製造装置1は、回転昇降機構8を備えている。回転昇降機構8は、上記の坩堝2を搭載するための円板状のテーブル8aと、当該テーブル8aを坩堝2の中心軸を中心に回転させると共に中心軸方向に昇降させるための棒状のシャフト8bとを備えて構成されている。
テーブル8aの一面には坩堝2が配置され、テーブル8aの他面には当該他面に対して垂直方向にシャフト8bが延びるようにシャフト8bの一端が接続されている。シャフト8bの他端は図示しない回転昇降制御装置に支持され、当該回転昇降制御装置によってシャフト8bの中心軸を中心にシャフト8bが回転させられると共に中心軸方向に昇降させられる。このため、例えば坩堝2の中心軸がシャフト8bの中心軸上に配置されることにより、テーブル8aおよび坩堝2がシャフト8bの中心軸すなわち坩堝2の中心軸を中心に回転させられ、かつ、坩堝2の中心軸と平行に昇降させられる。
さらに、坩堝2の外周を囲むように円筒型の誘導コイル9、10が配置されている。本実施形態では、これら誘導コイル9、10が加熱装置となる。一方の誘導コイル9は、坩堝2のうち粉末原料5が配置された箇所の側面と対向するように配置され、他方の誘導コイル10は、坩堝2のうち種結晶4が配置された箇所の側面と対向するように配置されている。各誘導コイル9、10の中心は坩堝2やテーブル8aの中心軸と同心軸とされている。このように配置された誘導コイル9、10のパワーを制御することにより、坩堝2を誘導加熱する際の温度が適宜調整される。例えば、SiC単結晶6を結晶成長させる際には、この誘導コイル9、10のパワーを調節することによって種結晶4の温度が粉末原料5の温度よりも100℃程度低温に保たれるようにすることができる。なお、図示しないが、坩堝2やテーブル8a等は、アルゴンガスが導入できる真空容器の中に収容されており、この真空容器内で加熱できるようになっている。以上のようにして、本実施形態にかかるSiC単結晶製造装置1が構成されている。
続いて、上記のような構成のSiC単結晶製造装置1によるSiC単結晶6の製造方法について説明する。図2は、SiC単結晶6の成長中の様子を示した断面図である。
まず、図示しない排気機構を用いて、ガス排出を行って坩堝2を収容する真空容器内を真空にすると共に、誘導コイル9、10へ通電を行い、坩堝2を誘導加熱することで坩堝2内を所定温度にする。
その後、真空容器内に、例えば不活性ガス(Arガス等)や水素、結晶へのドーパントとなる窒素などの混入ガスを流入させる。そして、種結晶4の成長面の温度および粉末原料5の温度を目標温度まで上昇させる。例えば、成長結晶を4H−SiCとする場合、粉末原料5の温度を2100〜2300℃とし、成長結晶表面の温度をそれよりも10〜100℃程度低くする。そして、シャフト8bを回転させることで坩堝2を回転させる。このようにして、種結晶4上にSiC単結晶6を成長させることができる。
このSiC単結晶6の成長時に、図2(a)〜(b)に示すように、まずSiC単結晶6を中央部が外縁部よりも突き出すような凸形状となる凸成長により成長させる。そして、凸成長をある程度行ったら、その後、図2(c)に示すように回転昇降機構8によって坩堝2を上昇させ、誘導コイル9、10に対して坩堝2の位置を相対的に上昇させる。これにより、SiC単結晶6の径方向における成長表面の温度分布を凸成長の場合に対して変化させることが可能となり、SiC単結晶6の成長面の中央部の方が外縁部よりも温度が高くなって、SiC単結晶6を中央部が外縁部よりも凹む凹成長により成長させることができる。その後、SiC単結晶6の成長をやめ、SiC単結晶6を徐々に冷却したのち、台座3から種結晶4と共にSiC単結晶6を切り離すこと、もしくは種結晶4の表面からSiC単結晶6を切り離すことで、SiC単結晶6のインゴットを得ることができる。
このように、SiC単結晶6の結晶成長を凸成長と凹成長の組み合わせによって行っているため、以下の効果を得ることができる。
すなわち、SiC単結晶6を成長させる際には、凸成長と凹成長の各成長段階で逆の応力を発生させることが可能となる。具体的には、凸成長の際にはSiC単結晶6の中央部近辺に引張応力を発生させられると共に外縁部に圧縮応力を発生させられ、凹成長の際にはSiC単結晶6の中央部近辺に圧縮応力を発生させられると共に外縁部に引張応力を発生させられる。このため、SiC単結晶6を冷却する際にはその逆の応力、つまり、凸成長を行った成長面ではSiC単結晶6の中央部近辺に圧縮応力を発生させられると共に外縁部に引張応力を発生させられ、凹成長を行った成長面ではSiC単結晶6の中央部近辺に引張応力を発生させられると共に外縁部に圧縮応力を発生させられる。
このため、SiC単結晶6の結晶成長を凸成長と凹成長の組み合わせて行えば、SiC単結晶6を冷却する際に、SiC単結晶6の中央部近辺において圧縮応力と引張応力が発生する部位を両方共に設けることができる。同様に、外縁部においても圧縮応力と引張応力が発生する部位を両方共に設けることができる。
従来のように、凸面成長のみを行った場合には、SiC単結晶の中央部近辺や外縁部に圧縮応力と引張応力のいずれか一方の応力のみが加えられることになり、SiC単結晶に割れや歪みが発生する。これに対して、本実施形態のように、SiC単結晶6の結晶成長を凸成長と凹成長の組み合わせによって行うことで、SiC単結晶6の中央部近辺と外縁部それぞれに圧縮応力と引張応力の両方を発生させることが可能となり、各部の応力緩和を行うことができる。したがって、SiC単結晶6に割れや歪みが発生することを防止することが可能となる。
なお、上述したように、凹成長を長時間継続的に行った場合、4H−SiCの上に6H−SiCという結晶性の異なる異種多形を発生させることがあるため、凹成長を行う時間は異種多形が発生しない程度とするのが好ましい。例えば、SiC単結晶6の成長表面での面内の成長差(中央部近辺の凹部と外縁部近辺の凸部との段差)が1mm以内で収まるように凹成長の時間を設定すると良い。これは、段差が1mmを超えると、所望の多形以外の異種多形が発生するという問題が発生する可能性があるためである。
(第2実施形態)
本発明の第2実施形態について説明する。本実施形態は、第1実施形態に対してSiC単結晶6の成長工程を変更したものであり、その他に関しては第1実施形態と同様であるため、異なる部分についてのみ説明する。
図3は、SiC単結晶6の成長中の様子を示した断面図である。本実施形態では、SiC単結晶6の成長時に、図3(b)に示すように、回転昇降機構8によって坩堝2を上昇させ、誘導コイル9、10に対して坩堝2の位置を相対的に上昇させる。これにより、種結晶4の表面やSiC単結晶6の成長面の中央部の方が外縁部よりも温度が高くなる。この状態のまま、まずSiC単結晶6を中央部が外縁部よりも凹む凹成長により成長させる。そして、凹成長をある程度行ったら、その後、そのままSiC単結晶6の結晶成長を続け、図3(c)に示すようにSiC単結晶6を中央部が外縁部よりも突き出す凸成長により成長させる。SiC単結晶6の径方向における成長表面の温度分布については、SiC単結晶6の成長に伴って誘導コイル9、10に対するSiC単結晶6の成長表面の位置が変化するため、ある程度SiC単結晶6が成長するとSiC単結晶6の成長面の中央部の方が外縁部よりも温度が低くなる。このため、そのままSiC単結晶6の成長を続ければ、SiC単結晶6を凸成長させることが可能となる。その後、SiC単結晶6の成長をやめ、SiC単結晶6を徐々に冷却したのち、台座3から種結晶4と共にSiC単結晶6を切り離すこと、もしくは種結晶4の表面からSiC単結晶6を切り離すことで、SiC単結晶6のインゴットを得ることができる。
このように、第1実施形態に対して、凸成長と凹成長の順番を逆にしても、第1実施形態と同様の効果を得ることができる。
(第3実施形態)
本発明の第3実施形態について説明する。本実施形態は、第1実施形態に対して坩堝2を加熱する形態を変更したものであり、その他に関しては第1実施形態と同様であるため、異なる部分についてのみ説明する。
第1実施形態では、誘導コイル9、10によって坩堝2を直接誘導加熱する形態について説明したが、本実施形態では、間接的に坩堝2を加熱する形態について説明する。
図4は、本実施形態にかかるSiC単結晶製造装置1の断面図である。この図に示されるように、本実施形態のSiC単結晶製造装置1では、坩堝2がテーブル8a上に直接配置されるようにし、断熱材7が坩堝2およびテーブル8aを囲み、断熱材7と坩堝2との間に誘導コイル9、10によって誘導加熱されるヒータ11、12を備えた構造としてある。本実施形態では、誘導コイル9、10に加え、ヒータ11、12が加熱装置となる。
ヒータ11、12は、坩堝2の外周を囲む円筒形状とされ、例えば黒鉛にて構成されている。一方のヒータ11は、坩堝2のうち粉末原料5が配置された箇所の側面と対向するように配置され、他方のヒータ12は、坩堝2のうち種結晶4が配置された箇所の側面と対向するように配置されている。また、ヒータ11の上には複数本の棒状部材13が配置されており、この棒状部材13の上に台座3側のヒータ12が配置されている。
このように、誘導コイル9、10によりヒータ11、12を誘導加熱し、加熱されたヒータ11、12によって坩堝2を間接的に加熱する形態としている。なお、他のSiC単結晶製造装置1の他の構成については第1実施形態と同様である。
続いて、上記のような構成のSiC単結晶製造装置1によるSiC単結晶6の製造方法について説明する。図5は、SiC単結晶6の成長中の様子を示した断面図である。
まず、図示しない排気機構を用いて、ガス排出を行って坩堝2を収容する真空容器内を真空にすると共に、誘導コイル9、10によってヒータ11、12を誘導加熱し、その輻射熱により坩堝2を加熱することで坩堝2内を所定温度にする。
その後、真空容器内に、例えば不活性ガス(Arガス等)や水素、結晶へのドーパントとなる窒素などの混入ガスを流入させる。そして、種結晶4の成長面の温度および粉末原料5の温度を目標温度まで上昇させる。そして、シャフト8bを回転させることで坩堝2を回転させる。このようにして、種結晶4上にSiC単結晶6を成長させることができる。
このSiC単結晶6の成長時に、図5(a)〜(b)に示すように、まずSiC単結晶6を中央部近辺が凸形状となる凸成長により成長させる。そして、凸成長をある程度行ったら、その後、図5(c)に示すように回転昇降機構8によって坩堝2を上昇させ、誘導コイル9、10に対して坩堝2の位置を相対的に上昇させる。これにより、SiC単結晶6の径方向における成長表面の温度分布を凸成長の場合に対して変化させることが可能となり、SiC単結晶6の成長面の中央部の方が外縁部よりも温度が高くなって、SiC単結晶6を中央部近辺が凹形状に成長する凹成長により成長させることができる。その後、SiC単結晶6の成長をやめ、SiC単結晶6を徐々に冷却したのち、台座3から種結晶4と共にSiC単結晶6を切り離すこと、もしくは種結晶4の表面からSiC単結晶6を切り離すことで、SiC単結晶6のインゴットを得ることができる。
このように、本実施形態の構造のSiC単結晶製造装置1を用いても、第1実施形態と同様に、SiC単結晶6の結晶成長を凸成長と凹成長の組み合わせによって行うことができる。これにより、第1実施形態と同様の効果を得ることができる。
(第4実施形態)
本発明の第4実施形態について説明する。本実施形態は、第3実施形態に対してSiC単結晶6の成長工程を変更したものであり、その他に関しては第3実施形態と同様であるため、異なる部分についてのみ説明する。
図6は、SiC単結晶6の成長中の様子を示した断面図である。本実施形態では、SiC単結晶6の成長時に、図6(b)に示すように、回転昇降機構8によって坩堝2を上昇させ、誘導コイル9、10に対して坩堝2の位置を相対的に上昇させる。これにより、種結晶4の表面やSiC単結晶6の成長面の中央部の方が外縁部よりも温度が高くなる。この状態のまま、まずSiC単結晶6を中央部が外縁部よりも凹む凹成長により成長させる。そして、凹成長をある程度行ったら、その後、そのままSiC単結晶6の結晶成長を続け、図6(c)に示すようにSiC単結晶6を中央部が外縁部よりも突き出すような凸形状となる凸成長により成長させる。SiC単結晶6の径方向における成長表面の温度分布については、SiC単結晶6の成長に伴って誘導コイル9、10に対するSiC単結晶6の成長表面の位置が変化するため、ある程度SiC単結晶6が成長するとSiC単結晶6の成長面の中央部の方が外縁部よりも温度が低くなる。このため、そのままSiC単結晶6の成長を続ければ、SiC単結晶6を凸成長させることが可能となる。その後、SiC単結晶6の成長をやめ、SiC単結晶6を徐々に冷却したのち、台座3から種結晶4と共にSiC単結晶6を切り離すこと、もしくは種結晶4の表面からSiC単結晶6を切り離すことで、SiC単結晶6のインゴットを得ることができる。
このように、第3実施形態に対して、凸成長と凹成長の順番を逆にしても、第3実施形態と同様の効果を得ることができる。
(第5実施形態)
本発明の第5実施形態について説明する。本実施形態は、第3実施形態に対して断熱材の構成を変更したものであり、その他に関しては第3実施形態と同様であるため、異なる部分についてのみ説明する。
図7は、本実施形態にかかるSiC単結晶製造装置1の断面図である。この図に示されるように、本実施形態のSiC単結晶製造装置1は、第3実施形態に対し、棒状部材13に代えて、ヒータ11、12を熱的に分離する繊維質黒鉛製の中間断熱材14を備えたものである。中間断熱材14は、ヒータ11とヒータ12の間に配置され、ヒータ11、12よりも内径が小さくされたリング形状で、例えば坩堝2の中心軸方向の寸法が30mm程度とされている。
このように、ヒータ11、12を仕切るように中間断熱材14を配置することにより、ヒータ11とヒータ12とを熱的に分離することができる。
このような構造のSiC単結晶製造装置1を用いて、第3実施形態と同様の手法によってSiC単結晶6を成長させる。図8は、SiC単結晶6の成長中の様子を示した断面図である。図8(a)〜(b)に示されるように、SiC単結晶6の成長時に、まずSiC単結晶6を中央部が外縁部よりも突き出すような凸形状となる凸成長により成長させる。そして、凸成長をある程度行ったら、その後、図8(c)に示すように回転昇降機構8によって坩堝2を上昇させ、誘導コイル9、10に対して坩堝2の位置を相対的に上昇させることで、SiC単結晶6を中央部が外縁部よりも凹む凹成長により成長させる。
このように、本実施形態の構造のSiC単結晶製造装置1を用いても、第3実施形態と同様に、SiC単結晶6の結晶成長を凸成長と凹成長の組み合わせによって行うことができる。これにより、第3実施形態と同様の効果を得ることができる。
(第6実施形態)
本発明の第6実施形態について説明する。本実施形態は、第5実施形態に対してSiC単結晶6の成長工程を変更したものであり、その他に関しては第5実施形態と同様であるため、異なる部分についてのみ説明する。
図9は、SiC単結晶6の成長中の様子を示した断面図である。本実施形態でも、SiC単結晶6の成長時に、図9(b)に示すように、回転昇降機構8によって坩堝2を上昇させ、誘導コイル9、10に対して坩堝2の位置を相対的に上昇させることで、まずSiC単結晶6を中央部が外縁部よりも凹む凹成長により成長させる。そして、凹成長をある程度行ったら、その後、そのままSiC単結晶6の結晶成長を続け、図9(c)に示すようにSiC単結晶6を中央部が外縁部よりも突き出すような凸形状に成長する凸成長により成長させる。
このように、第5実施形態に対して、凸成長と凹成長の順番を逆にしても、第5実施形態と同様の効果を得ることができる。
(他の実施形態)
上記各実施形態では、SiC単結晶製造装置1の例を挙げて説明したが、これらは単なる一例を示したに過ぎず、どのような構造のものを用いても構わない。すなわち、SiC単結晶6を成長させる際に、凸成長と凹成長を順番に、もしくは凹成長と凸成長を順番に行うようにすれば、SiC単結晶製造装置1の構成に関わらず、SiC単結晶6の中央部近辺と外縁部それぞれに圧縮応力と引張応力の両方を発生させることが可能となり、各部の応力緩和を行うことができる。これにより、SiC単結晶6に割れや歪みが発生することを防止することが可能となる。
また、上記各実施形態とは異なる形態によって、径方向の温度分布を制御することも可能である。図10〜図12は、上記各実施形態とは異なる形態によってSiC単結晶6を成長させるときの様子を示した断面図である。上記各実施形態では、誘導コイル10を固定したままだったが、図10に示すように、誘導コイル10を上下動させて径方向の温度分布を制御してもよい。また、図11に示すように、台座3のうち種結晶4が貼り付けられる側と反対側となる裏面を凹ませておくと共に、断熱材7のうち台座3の裏面と対向する部分に突起7aを形成し、SiC単結晶6の成長初期の段階では突起7aを台座3の凹みに嵌め込んでおき、成長に合わせて突起7aを上下動させることで径方向の温度分布を制御してもよい。また、図12に示すように、坩堝2の外周を囲むように断熱材からなる外周突起部7bを設置し、SiC単結晶6の成長に合わせて外周突起部7bを上下動させることで、径方向の温度分布を制御してもよい。
また、上記各実施形態では、凸成長と凹成長を順番に、もしくは凹成長と凸成長を順番に1回ずつ行うについて説明したが、凸成長と凹成長を交互に何回も繰り返し行うこともできる。このようにすれば、SiC単結晶6の中央部近辺や外縁部に、引張応力と圧縮応力が加えられる部位を交互に形成することが可能となる。このため、SiC単結晶6を長尺成長させたとしても、よりSiC単結晶6に割れや歪みが発生することを防止することが可能となる。また、SiC単結晶6の表面の形状が凹部と凸部の混在するものであっても良い。例えば、図13(a)、(b)に示したSiC単結晶6の成長表面の断面図で図示したように、中央部が凸部で外縁部が凹部となっている形態や、中央部が凹部で外縁部が凸部となっている形態であっても構わない。
また、上記各実施形態では、昇華再結晶法によりSiC単結晶6を成長させるSiC単結晶製造装置1について説明した。しかしながら、Si含有ガス、具体的には例えばシランガスと、C含有ガス、具体的には例えばプロパンガスを供給するガス供給法によりSiC単結晶6を成長させる場合にも、凸成長と凹成長を順番に、もしくは凹成長と凸成長を順番に行うことで、SiC単結晶6に割れや歪みが発生することを防止することが可能となる。
なお、結晶の方位を示す場合、本来ならば所望の数字の上にバー(−)を付すべきであるが、パソコン出願に基づく表現上の制限が存在するため、本明細書においては、所望の数字の前にバーを付すものとする。
1 SiC単結晶製造装置
2 坩堝
3 台座
4 種結晶
5 粉末原料
6 SiC単結晶
7 断熱材
8 回転昇降機構
9、10 誘導コイル
11、12 ヒータ
13 棒状部材
14 中間断熱材

Claims (3)

  1. 炭化珪素単結晶基板にて構成された種結晶(4)に対して炭化珪素の原料ガスを供給することにより、前記種結晶(4)の表面に炭化珪素単結晶(6)を成長させる炭化珪素単結晶の製造方法において、
    前記種結晶(4)の表面に前記炭化珪素単結晶(6)を中央部が外縁部よりも突き出す凸成長にて成長させたのち、引き続き、前記炭化珪素単結晶(6)を中央部が外縁部よりも凹む凹成長にて成長させることにより、前記炭化珪素単結晶(6)を成長させ、
    前記凸成長後に前記凹成長を行ったのち、さらに前記凸成長と前記凹成長を繰り返し行うことにより、前記炭化珪素単結晶(6)を成長させることを特徴とする炭化珪素単結晶の製造方法。
  2. 前記凹成長の際の前記炭化珪素単結晶の中央部と外縁部との段差を1mm以下とすることを特徴とする請求項1に記載の炭化珪素単結晶の製造方法。
  3. 前記炭化珪素単結晶(6)の成長空間を加熱装置(9〜12)によって加熱しつつ、前記炭化珪素単結晶(6)の成長面を前記種結晶(4)の表面に対して垂直方向上方に移動させることにより、前記加熱装置(9〜12)に対する前記炭化珪素単結晶(6)の成長表面を移動させ、前記凸成長から前記凹成長に切り替える、または前記凹成長から前記凸成長に切り替えることを特徴とする請求項1または2に記載の炭化珪素単結晶の製造方法。
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