JP5526866B2 - 炭化珪素結晶の製造方法および炭化珪素結晶の製造装置 - Google Patents

炭化珪素結晶の製造方法および炭化珪素結晶の製造装置 Download PDF

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Description

本発明は、炭化珪素(SiC)結晶の製造方法およびSiC結晶の製造装置に関する。
SiC結晶は、バンドギャップが大きく、また最大絶縁破壊電界および熱伝導率はシリコン(Si)と比較して大きい一方、キャリアの移動度はSiと同程度に大きく、電子の飽和ドリフト速度および耐圧も大きい。そのため、高効率化、高耐圧化、および大容量化を要求される半導体デバイスへの適用が期待される。
このような半導体デバイス等に用いられるSiC結晶は、たとえば気相成長法の昇華法により製造される(たとえば非特許文献1)。図6は、非特許文献1に開示のSiCの製造装置を概略的に示す断面図である。図6を参照して、非特許文献1に開示のSiC結晶の製造装置および成長方法について説明する。
図6に示すように、非特許文献1に開示のSiCの製造装置は、坩堝101と、坩堝101の外周を覆う断熱材121とを備えている。坩堝101の下部には、SiC結晶の原料17が配置されている。坩堝101の上部には、種結晶11が原料17と互いに向かい合うように配置されている。断熱材121は、坩堝101の内部に配置された種結晶11側に、断熱材121の外周まで貫通するように形成された開口部121aと、坩堝101の内部に配置された原料17側に、断熱材121の外周まで貫通するように形成された開口部121bとを有している。
この状態で、原料17が昇華する温度まで原料17が加熱される。この加熱により、原料17が昇華して昇華ガスが生成され、原料17よりも低温に設置されている種結晶11の表面にSiC結晶が成長する。
G.AUGUSTINE et al., "Physical Vapor Transport Growth and Properties of SiC Monocrystals", Phys.stat.sol.(b) vol.202 (1997), p.137-139
上記非特許文献1のように、断熱材121が種結晶11側に開口部121aを有している場合、SiC結晶の成長を開始した時点では熱を逃がすことができるため、開口部121aの温度は低くなる。しかし、坩堝101から漏れ出た原料ガスが付着すると、開口部121aの温度は低いため、開口部121aにSiC結晶が付着する。このため、開口部121aが埋まってしまう場合がある。断熱材121に開けた開口部121aが成長途中で埋まると、成長条件が変化してしまう。このため、成長するSiC結晶の結晶性が悪化してしまう。
したがって、本発明は、SiC結晶の結晶性を良好にすることができる、SiC結晶の製造方法およびSiC結晶の製造装置に関する。
本発明のSiC結晶の製造方法は、以下の工程を備える。坩堝と、坩堝の外周を覆う断熱材とを含む製造装置を準備する。坩堝内に原料を配置する。坩堝内において、原料と対向するように種結晶を配置する。坩堝内において、原料を加熱することにより昇華させて、種結晶に原料ガスを析出することにより炭化珪素(SiC)結晶を成長する。製造装置を準備する工程は、坩堝の種結晶側の外表面と、断熱材との間に、空間からなる放熱部を配置する工程を含む。
本発明のSiC結晶の製造装置は、SiCを含む原料を昇華させ、昇華させた原料ガスを種結晶に析出させることによりSiC結晶を成長させる装置であって、坩堝と、断熱材と、放熱部と、加熱部とを備えている。坩堝は、原料および種結晶を内部に配置する。断熱材は、坩堝の外周を覆う。放熱部は、坩堝の種結晶側の外表面と、断熱材との間に配置され、空間からなる。加熱部は、坩堝の内部を加熱する。
本発明のSiC結晶の製造装置および製造方法によれば、坩堝の種結晶側の外表面上の放熱部を断熱材で覆っている。これにより、坩堝から漏れたガスが放熱部に混入することを抑制できる。このため、SiC結晶の成長において放熱部が埋まることを抑制できる。放熱部を空間として維持できるので、SiC結晶の成長温度において、坩堝の種結晶側の熱を輻射による熱伝導により製造装置の外部に放出することができる。このため、SiC結晶の成長中において、種結晶の温度が変化することを抑制できる。したがって、SiC結晶の成長中に成長条件が変化することを抑制できるので、SiC結晶の結晶性を良好にすることができる。
上記SiC結晶の製造方法において好ましくは、製造装置を準備する工程では、炭素(C)を主成分とする断熱材を準備する。上記SiC結晶の製造装置において好ましくは、断熱材は、Cを主成分とする。
これにより、SiC結晶を成長する雰囲気において安定な材料よりなる断熱材を用いることができるので、SiC結晶の成長中における成長条件の変化を抑制できる。このため、製造するSiC結晶の結晶性を良好にすることができる。
上記SiC結晶の製造方法において好ましくは、複数枚の断熱シートを積層した断熱材で、坩堝の外周を覆う製造装置を準備する。
上記SiC結晶の製造装置において好ましくは、断熱材は複数枚の断熱シートが積層されている。
複数枚の断熱シートのうちの少なくとも1枚の断熱シートに開口部を設け、他の断熱シートで開口部を覆うことにより、放熱部を容易に形成することができる。
上記SiC結晶の製造方法において好ましくは、SiC結晶を成長する工程では、高周波加熱法または抵抗加熱法により原料を加熱する。
上記SiC結晶の製造装置において好ましくは、加熱部は、高周波加熱コイルまたは抵抗加熱ヒータである。
高周波加熱コイルおよび抵抗加熱ヒータは温度制御が容易であるので、SiC結晶の成長中の温度の変化を抑制できる。このため、SiC結晶の結晶性を良好にすることができる。
上記SiC結晶の製造方法において好ましくは、製造装置を準備する工程では、Cを主成分とする坩堝を準備する。上記SiC結晶の製造方法において好ましくは、坩堝は、Cを主成分とする。
これにより、SiC結晶を成長する雰囲気において安定な材料よりなる坩堝を用いることができるので、SiC結晶の成長中における成長条件の変化を抑制できる。このため、製造するSiC結晶の結晶性を良好にすることができる。
本発明のSiC結晶は、上記いずれかに記載のSiC結晶の製造方法により製造される。本発明のSiC結晶は、結晶成長中の成長条件の変化を抑制して製造されるので、結晶性を良好にすることができる。
上記SiC結晶において好ましくは、結晶多形(ポリタイプ)が4H−SiCである。これにより、高耐圧のデバイスの材料を実現できる。
本発明のSiC結晶の製造方法およびSiC結晶の製造装置によれば、放熱部により、SiC結晶の成長中に成長条件の変化を抑制できるので、SiC結晶の結晶性を良好にすることができる。
本発明の実施の形態におけるSiC結晶を概略的に示す断面図である。 本発明の実施の形態におけるSiC結晶の製造装置を概略的に示す断面図である。 本発明の実施の形態の変形例1におけるSiC結晶の製造装置の坩堝周辺を概略的に示す断面図である。 本発明の実施の形態の変形例2におけるSiC結晶の製造装置の坩堝周辺を概略的に示す断面図である。 比較例におけるSiC結晶の製造装置の坩堝周辺を概略的に示す断面図である。 非特許文献1におけるSiC結晶の製造装置の坩堝周辺を概略的に示す断面図である。
以下、図面に基づいて本発明の実施の形態を説明する。なお、以下の図面において同一または相当する部分には同一の参照符号を付しその説明は繰り返さない。
まず、図1を参照して、本発明の一実施の形態におけるSiC結晶10について説明する。SiC結晶10は、結晶性が良好である。SiC結晶10のポリタイプは特に限定されないが、4H−SiCであることが好ましい。
続いて、図2を参照して、本実施の形態におけるSiC結晶の製造装置100について説明する。この製造装置100は、昇華法によりSiC結晶を成長する装置である。つまり、製造装置100は、SiCを含む原料17を昇華させ、昇華させた原料ガスを種結晶11に析出させることによりSiC結晶10を成長させる装置である。
図2に示すように、製造装置100は、坩堝101と、断熱材121と、反応容器123と、加熱部125と、放熱部131とを主に備えている。
坩堝101は、種結晶11および原料17を内部に配置する。この坩堝101は、Cを主成分とすることが好ましく、Cを主成分とし、残部が不可避的不純物からなることがより好ましい。この場合、坩堝101は、SiC結晶の成長条件において安定である材料よりなるため、SiC結晶の成長中における成長条件の変化を抑制できる。このため、製造するSiC結晶の結晶性を良好にすることができる。このような材料として、坩堝101はたとえばグラファイトよりなることが好ましい。グラファイトは高温で安定であるので、坩堝101の割れを抑制することができる。また坩堝101を構成するCはSiC結晶の構成元素であるので、仮に坩堝101が昇華してSiC結晶に混入した場合であっても、不純物になることを抑制することができる。このため、製造するSiC結晶の結晶性をより良好にすることができる。
断熱材121は、この坩堝101の外周を覆う。断熱材121は、Cを主成分とすることが好ましく、Cを主成分とし、残部が不可避的不純物からなることがより好ましい。このような材料として、断熱材はたとえばカーボンフェルトよりなることが好ましい。この場合も、断熱効果を有し、かつSiC結晶の成長中における成長条件の変化を抑制できるので、製造するSiC結晶の結晶性を良好にすることができる。また、本実施の形態では、断熱材121の原料17側には、測温孔121cが形成されている。
放熱部131は、坩堝101の種結晶11側の外表面101aと、断熱材121との間に配置されている。言い換えると、放熱部131は、坩堝101において種結晶11が配置される内表面と対向する外表面101a(種結晶11が配置される面の裏側の外表面101a)に接するように形成される。さらに言い換えると、放熱部131は、坩堝101と、坩堝101の種結晶11側の外表面101aを覆う断熱材121との間に形成された空間である。
放熱部131は、空間からなる。この空間は、SiC結晶の成長中には、窒素(N2)ガス、ヘリウム(He)ガス、アルゴン(Ar)ガスなどの雰囲気ガスが充填される。
放熱部131の中心と、坩堝101の中心とは一致することが好ましい。この場合、種結晶11の横方向の熱伝達のばらつきを抑制できる。
放熱部131は、原料17側から見て、配置する種結晶11を坩堝101の外表面101aに投影した全ての領域を含むことが好ましい。この場合、放熱部131からの放熱により温度の面内均一性を高める効果が高い。ただし、放熱部131は、原料17側から見て、配置する種結晶11を坩堝101の外表面101aに投影した一部の領域を含んでいてもよく、全ての領域を含んでいなくてもよい。また、配置する種結晶11が、原料17側から見て、放熱部131を坩堝101の外表面101aに投影した全ての領域を含んでいてもよい。
この断熱材121の周りには、反応容器123が設けられている。反応容器123の両端部には、反応容器123内へたとえば雰囲気ガスを流すためのガス導入口123aと、反応容器123の外部へ雰囲気ガスを排出するためのガス排出口123bとが形成されている。
坩堝101の外側(本実施の形態では反応容器123の外側中央部)には、坩堝101の内部を加熱するための加熱部125が設けられている。加熱部125は、特に限定されないが、高周波加熱コイルまたは抵抗加熱ヒータであることが好ましい。なお、加熱部125として高周波加熱コイルを用いる場合には、高周波加熱コイルは断熱材121の外周に設置されることが好ましい。加熱部125として抵抗加熱ヒータを用いる場合には、抵抗加熱ヒータは、断熱材121の内側であって、かつ坩堝101の外側に設置されることが好ましい。
反応容器123の上部および下部には、坩堝101の上方および下方の温度を測定するための放射温度計127b、127aが設けられている。放射温度計127aは、坩堝101の原料17側の外表面101bを覆う断熱材121の一部に形成された測温孔121cを通して測定される。測温孔121cは形成されていなくてもよい。
図3を参照して、本実施の形態におけるSiC結晶の製造装置100の変形例1について説明する。図3に示す変形例1の製造装置は、基本的には図2に示す製造装置100と同様の構成を備えているが、坩堝101の原料17側の外表面101bと、断熱材121との間に、空間からなる放熱部132がさらに形成されている点、および断熱材121に測温孔121cが形成されていない点において異なる。
図4を参照して、本実施の形態におけるSiC結晶の製造装置100の変形例2について説明する。図4に示す変形例2の製造装置は、基本的には図2に示す製造装置100と同様の構成を備えているが、断熱材121に測温孔121cが形成されていない点において異なる。
なお、上記製造装置100は、上記以外の様々な要素を含んでいてもよいが、説明の便宜上、これらの要素の図示および説明は省略する。
続いて、図1〜図4を参照して、本実施の形態および変形例1、2におけるSiC結晶の製造方法を説明する。
まず、図2〜図4に示すように、坩堝101と、坩堝101の外周を覆う断熱材121とを含む製造装置100を準備する。この工程では、坩堝101の種結晶11が位置する側の外表面101aと、断熱材121との間に、空間からなる放熱部131を配置する。この工程では、上述した図2〜図4に示す製造装置100を準備する。
具体的には、Cを主成分とする断熱材121を準備することが好ましい。Cを主成分とする坩堝101を準備することが好ましい。高周波加熱コイルまたは抵抗加熱ヒータである加熱部125を配置することが好ましい。
また、複数枚の断熱シートを積層した断熱材121で、坩堝101の外周を覆う製造装置100を準備することが好ましい。この場合、複数の断熱シートのうちの少なくとも1枚に孔を形成し、孔を形成した断熱シートを坩堝101に接するように配置し、この孔を覆うように残りの断熱シートを配置する。これにより、断熱シートの孔が放熱部131となる。
次に、図2〜図4に示すように、坩堝101内に原料17を配置する。原料17は粉末であっても、焼結体であってもよく、たとえば多結晶のSiC粉末またはSiC焼結体を準備する。本実施の形態では、原料17は、坩堝101の下部に設置する。
次に、図2〜図4に示すように、坩堝101内において、原料17と対向するように種結晶11を配置する。本実施の形態では、原料17と互いに対向するように、種結晶11を坩堝101の上部に配置する。種結晶11の結晶構造は特に限定されず、成長するSiC結晶と同じ結晶構造であってもよく、異なる結晶構造であってもよい。成長するSiC結晶の結晶性を向上する観点から、同じ結晶構造であるSiC結晶を種結晶11として準備することが好ましい。
次に、坩堝101内において、原料17を加熱することにより昇華させて、種結晶11に原料ガスを析出することによりSiC結晶を成長する。
具体的には、原料17が昇華する温度まで原料17を加熱部125により加熱する。加熱方法は、特に限定されないが、高周波加熱法または抵抗加熱法を用いることが好ましい。この加熱により、原料17が昇華して昇華ガス(原料ガス)を生成する。この昇華ガスを、原料17よりも低温に設置されている種結晶11の表面に再度固化させる。成長温度の一例を挙げると、たとえば、原料17の温度を2300℃〜2400℃に保持し、種結晶11の温度を2100℃〜2200℃に保持する。これにより、種結晶11上にSiC結晶が成長する。
SiC結晶を成長する工程において、放熱部131には、反応容器123のガス導入口123aから反応容器123内へ流れる雰囲気ガスが充填される。SiC結晶を成長する高温の条件では、放熱部131による輻射による熱伝導が支配的となる。このため、この放熱部131により、坩堝101において種結晶11が配置されている側の外表面101aから熱を放熱することができる。さらに、放熱部131は断熱材121で覆われているため、SiC結晶の成長を続けても、放熱部131の内部にSiC結晶が堆積することを抑制できる。したがって、SiC結晶を成長する間に、種結晶11の温度が変化するなどの成長条件の変化を抑制できる。したがって、意図したポリタイプのSiC結晶を製造できるなど、結晶性の良好なSiC結晶を成長することができる。
次に、製造装置100の内部を室温まで冷却する。そして、製造装置100から製造したSiC結晶を取り出す。これにより、種結晶11と、種結晶11上に形成されたSiC結晶とを備えた、図1に示すSiC結晶10(SiCインゴット)を製造することができる。
なお、SiCインゴットから種結晶11を除去することで、図1に示すSiC結晶10を製造してもよい。除去する場合には、種結晶11のみを除去してもよく、種結晶11および成長させたSiC結晶の一部を除去してもよい。
除去する方法は特に限定されず、たとえば切断、研削、へき開など機械的な除去方法を用いることができる。切断とは、電着ダイヤモンドホイールの外周刃を持つスライサーなどで機械的にSiCインゴットから少なくとも種結晶11を除去することをいう。研削とは、砥石を回転させながら表面に接触させて、厚さ方向に削り取ることをいう。へき開とは、結晶格子面に沿って結晶を分割することをいう。なお、エッチングなど化学的な除去方法を用いてもよい。
また、製造したSiC結晶10の厚さが大きい場合には、成長したSiC結晶から複数枚のSiC結晶を切り出すことで、図1に示すSiC結晶10を製造してもよい。この場合には、1枚当たりのSiC結晶10の製造コストを低減できる。
その後、必要に応じて、結晶の一方面または両面を研削、研磨などにより平坦化してもよい。
続いて、本実施の形態におけるSiC結晶の製造方法および製造装置100の効果について、図5および図6に示す比較例および非特許文献1のSiC結晶の製造方法および製造装置と比較して説明する。
まず、図5に示す比較例のSiC結晶の製造装置は、図2に示す本実施の形態の製造装置100と基本的には同様の構成を備えているが、放熱部131を備えていない点において異なる。つまり、比較例の製造装置は、種結晶11側の外表面101aを含む坩堝101全面を断熱材121で覆っている。
比較例では、種結晶11側の温度が原料17の温度よりも低くなるように加熱しようとしても、坩堝101内部が高温に加熱されるため、種結晶11の温度も次第に高くなる。このため、原料17の昇華ガスを適切に制御して種結晶11側に析出させることが困難となり、SiC結晶の成長が困難となる。
次に、図6に示す非特許文献1のSiC結晶の製造装置は、図2に示す本実施の形態の製造装置100と基本的には同様の構成を備えているが、放熱部131が断熱材121に設けられた貫通した開口部121aである点において異なる。
非特許文献1では、SiC結晶の成長初期の段階では、開口部121aから熱を逃がすことができるため、開口部121a側に位置する種結晶11の温度は低くなる。しかし、SiC結晶の成長において、坩堝101から漏れ出た原料ガスが流入すると、開口部121aの温度は低いため、開口部121aに結晶が付着する。このため、断熱材121に設けた開口部121aがSiC結晶の成長途中で埋まる。これにより、SiC結晶の成長温度が成長途中で変化してしまう。このため、成長するSiC結晶のポリタイプが意図したものから変化するなど、結晶性が悪化してしまう。
一方、本実施の形態およびその変形例1、2のSiC結晶の製造装置および製造方法によれば、坩堝101の種結晶11側の外表面101a上に配置された放熱部131を断熱材121で覆っている。これにより、坩堝101から漏れたガスが放熱部131に混入することを抑制できる。このため、SiC結晶の成長において放熱部131に結晶が堆積すること(つまり放熱部131が結晶で埋まること)を抑制できる。SiC結晶を成長する高温の条件では、放熱部131を形成することで生じる輻射による熱伝導が支配的となることを本発明者は鋭意研究の結果見い出した。このため、本実施の形態では、SiC結晶の成長において放熱部131を空間として維持できるので、SiC結晶の成長温度において、坩堝101の種結晶11側の熱を輻射による熱伝導により製造装置100の外部に放出することができる。つまり、放熱部131を介して、坩堝101からの放熱を大きく維持することができる。このため、SiC結晶の成長中において、種結晶11の温度が高くなることを抑制できるので、種結晶11の温度を原料17の温度よりも低く維持できる。つまり、SiC結晶の成長初期の種結晶11の温度と、成長中期(または終期)の種結晶11の温度との差を、本実施の形態は非特許文献1よりも小さくすることができる。したがって、SiC結晶の成長中に、種結晶11の温度が変化するなど成長条件の変化を抑制できるので、結晶性の良好なSiC結晶を製造することができる。
本実施例では、坩堝101の種結晶11側の外表面101aと、断熱材121との間に、空間からなる放熱部131を配置することの効果について調べた。
(本発明例1および2)
本発明例1および2では、図1に示す上述した実施の形態の製造装置100を用いて、上述した実施の形態の製造方法にしたがって、SiC結晶を製造した。
具体的には、まず、グラファイト製で、中空の円筒型の坩堝101を準備した。坩堝101の外径は140mmであり、内径は120mmであり、高さは100mmであった。
また、10mmの厚さを有し、カーボンフェルトからなる断熱シートをそれぞれ3枚準備した。3枚の断熱シートのうち、2枚の断熱シートに、本発明例1では外径が20mm、本発明例2では外径が30mmの開口部をそれぞれ形成した。そして、開口部を形成した2枚の断熱シートを、坩堝101の種結晶11側の外表面101a上に配置し、その上に、開口部を形成しなかった1枚の断熱シートを配置した。このとき、開口部の中心と、坩堝101の中心とを一致させた。これにより、放熱部131として、2枚の断熱シートに形成された開口部、および開口部の形成されなかった断熱シートに囲まれた空間を形成した。つまり、坩堝101の種結晶11側の外表面101aと、断熱材121との間に、空間からなる放熱部131を配置した。また、断熱シートは、断熱材121を構成した。
坩堝101、放熱部131および断熱材121を反応容器123内部に収容し、反応容器123の外周に、加熱部125としての高周波加熱コイルを配置した。
また、坩堝101内の下部に原料17を配置した。原料17は、SiCパウダーを用いた。また、坩堝101内の上部に、原料17と対向するように種結晶11を配置した。種結晶11は、75mmの外径を有する4H−SiCを用いた。
次に、反応容器123中に雰囲気ガスとして、流量が0.5slmのHeガスと流量が0.1slmのN2ガスとを流し、加熱部125としての高周波加熱コイルを用いて坩堝101内の温度を昇温した。坩堝101の原料17側の温度を測定している放射温度計127aの指示値が規定の成長温度、たとえば2400℃に達した後、坩堝101内の圧力を20Torrとした。このとき種結晶11側の温度は、原料17側の温度よりも低い、たとえば2200℃となるように、高周波加熱コイルのパワーを制御した。これにより、原料17からSiCガスを昇華させ、成長時間を50時間として、種結晶11上にSiC結晶を成長させた。意図したポリタイプは4H−SiCであった。その後、製造装置100内部の温度を室温まで冷却した。これにより、SiC結晶を製造した。
(比較例1〜5)
比較例1〜5のSiC結晶の製造装置および製造方法は、基本的には本発明例1および2と同様であったが、放熱部が断熱材を貫通している点において異なっていた。具体的には、3枚の断熱シートすべてに下記の表1に記載の同じ大きさの開口部を設け、図6に示すように、それぞれの開口部を重ねて、断熱材を貫通する開口部121aを形成した。なお、比較例1〜5には、坩堝101の原料17側に、断熱材121の外周まで貫通するように形成された開口部121bは形成しなかった。
(測定方法)
比較例1〜5について、SiC結晶を成長する前の放熱部(開口部)の面積に対して、SiC結晶を成長した後の閉塞した放熱部(開口部)の面積の割合を求めた。その結果を下記の表1に記載する。
また、成長したSiC結晶から、10枚のSiC結晶基板を切り出し、その10枚について、4H−SiC以外のポリタイプが発生しているか否か目視で観察した。色が変わっているものが1つでもあれば、4H−SiC以外のポリタイプが発生していると判断し、ポリタイプ異常とした。10枚のSiC結晶基板のうち、ポリタイプ異常が発生している枚数を測定した。その結果を下記の表1に示す。
Figure 0005526866
(測定結果)
表1に示すように、坩堝101の種結晶11側の外表面101aと、断熱材121との間に、空間からなる放熱部131を配置した本発明例1および2の製造装置100および製造方法では、50時間のSiC結晶の成長の間、放熱部131が埋まることはなかった。このため、SiC結晶の成長中に成長条件が変化することを抑制できたので、成長したSiC結晶から切り出したSiC結晶基板には、ポリタイプ異常のものが1枚も含まれていなかった。
一方、坩堝101の種結晶11側の外表面101aに、20mm〜60mmの径の貫通する開口部121aを有する断熱材121を設けた比較例1〜5の製造装置では、50時間のSiC結晶の成長の途中で放熱部である開口部121aの少なくとも一部が結晶により埋まった。このため、成長途中で成長条件が変化したことで、SiC結晶から切り出したSiC結晶基板にはポリタイプ異常のものが含まれていた。
また、坩堝101の種結晶11側の外表面101aに、40mm〜60mmの径の開口部121aを有する断熱材121を設けた比較例3〜5の製造装置では、成長初期の段階では、種結晶11側の坩堝101の外表面101aからの放熱が大きすぎた。このため、種結晶11の温度低下が甚だしくなったので、ポリタイプ異常のSiC結晶基板がさらに増加した。
以上より、本実施例によれば、坩堝101の種結晶11側の外表面101aと、断熱材121との間に、空間からなる放熱部131を配置することにより、結晶性を向上したSiC結晶を製造できることが確認できた。
以上のように本発明の実施の形態および実施例について説明を行なったが、各実施の形態および実施例の特徴を適宜組み合わせることも当初から予定している。また、今回開示された実施の形態および実施例はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した実施の形態および実施例ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
10 SiC結晶、11 種結晶、17 原料、100 製造装置、101 坩堝、101a,101b 外表面、121 断熱材、121a,121b 開口部、121c 測温孔、123 反応容器、123a ガス導入口、123b ガス排出口、125 加熱部、127a,127b 放射温度計、131,132 放熱部。

Claims (10)

  1. 坩堝と、前記坩堝の外周を覆う断熱材とを含む製造装置を準備する工程と、
    前記坩堝内に原料を配置する工程と、
    前記坩堝内において、前記原料と対向するように種結晶を配置する工程と、
    前記坩堝内において、前記原料を加熱することにより昇華させて、前記種結晶に原料ガスを析出することにより炭化珪素結晶を成長する工程とを備え、
    前記製造装置を準備する工程は、前記坩堝の前記種結晶側の外表面と、前記断熱材との間に、空間からなる放熱部を配置する工程を含む、炭化珪素結晶の製造方法。
  2. 前記製造装置を準備する工程では、炭素を主成分とする前記断熱材を準備する、請求項1に記載の炭化珪素結晶の製造方法。
  3. 前記製造装置を準備する工程では、複数枚の断熱シートを積層した前記断熱材で、前記坩堝の外周を覆う前記製造装置を準備する、請求項1または2に記載の炭化珪素結晶の製造方法。
  4. 前記炭化珪素結晶を成長する工程では、高周波加熱法または抵抗加熱法により前記原料を加熱する、請求項1〜3のいずれか1項に記載の炭化珪素結晶の製造方法。
  5. 前記製造装置を準備する工程では、炭素を主成分とする前記坩堝を準備する、請求項1〜4のいずれか1項に記載の炭化珪素結晶の製造方法。
  6. 炭化珪素を含む原料を昇華させ、昇華させた原料ガスを種結晶に析出させることにより炭化珪素結晶を成長させる装置であって、
    前記原料および前記種結晶を内部に配置するための坩堝と、
    前記坩堝の外周を覆う断熱材と、
    前記坩堝の前記種結晶側の外表面と、前記断熱材との間に配置され、空間からなる放熱部と、
    前記坩堝の内部を加熱するための加熱部とを備えた、炭化珪素結晶の製造装置。
  7. 前記断熱材は、炭素を主成分とする、請求項に記載の炭化珪素結晶の製造装置。
  8. 前記断熱材は複数枚の断熱シートが積層されている、請求項またはに記載の炭化珪素結晶の製造装置。
  9. 前記加熱部は、高周波加熱コイルまたは抵抗加熱ヒータである、請求項のいずれか1項に記載の炭化珪素結晶の製造装置。
  10. 前記坩堝は、炭素を主成分とする、請求項のいずれか1項に記載の炭化珪素結晶の製造装置。
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