JP2009132569A - 窒化アルミニウム結晶の成長方法、窒化アルミニウム結晶の製造方法および窒化アルミニウム結晶 - Google Patents

窒化アルミニウム結晶の成長方法、窒化アルミニウム結晶の製造方法および窒化アルミニウム結晶 Download PDF

Info

Publication number
JP2009132569A
JP2009132569A JP2007310454A JP2007310454A JP2009132569A JP 2009132569 A JP2009132569 A JP 2009132569A JP 2007310454 A JP2007310454 A JP 2007310454A JP 2007310454 A JP2007310454 A JP 2007310454A JP 2009132569 A JP2009132569 A JP 2009132569A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
aluminum nitride
nitride crystal
base substrate
protective layer
growing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2007310454A
Other languages
English (en)
Inventor
Keisuke Tanizaki
圭祐 谷崎
Tomomasa Miyanaga
倫正 宮永
Naho Mizuhara
奈保 水原
Hideaki Nakahata
英章 中幡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Electric Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Electric Industries Ltd filed Critical Sumitomo Electric Industries Ltd
Priority to JP2007310454A priority Critical patent/JP2009132569A/ja
Publication of JP2009132569A publication Critical patent/JP2009132569A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Crystals, And After-Treatments Of Crystals (AREA)

Abstract

【課題】窒化アルミニウム結晶を成長させる際に下地基板が昇華されることを防止することにより、結晶性の良好な窒化アルミニウム結晶を成長させる、窒化アルミニウム結晶の成長方法および窒化アルミニウム結晶を提供する。
【解決手段】窒化アルミニウム結晶20の成長方法は、以下の工程が実施される。主表面11aと、この主表面11aと反対側の裏面11bとを有する下地基板11の裏面11bを覆うように保護層12が形成される。そして、下地基板11の裏面11bが保護層12で覆われた状態で、下地基板11の主表面11a上に窒化アルミニウム結晶20が気相成長法により成長される。保護層12は、窒化アルミニウム結晶20の成長温度において下地基板11よりも昇華しにくい材質よりなり、かつ200μmを超えて10cm以下の厚さHを有している。
【選択図】図4

Description

本発明は窒化アルミニウム結晶の成長方法、窒化アルミニウム結晶の製造方法および窒化アルミニウム結晶に関する。
窒化アルミニウム(AlN)結晶は、6.2eVの広いエネルギバンドギャップ、約3.3WK-1cm-1の高い熱伝導率および高い電気抵抗を有しているため、光デバイスや電子デバイスなどの半導体デバイス用の基板材料として注目されている。
このような窒化アルミニウム結晶の成長方法には、たとえば気相成長法の昇華法が用いられる。昇華法による窒化アルミニウム結晶の成長は、たとえば以下の工程によって実施される。すなわち、成長室の下部に窒化アルミニウム多結晶原料が設置され、成長室の上部の台座に下地基板が窒化アルミニウム多結晶原料と互いに向かい合うよう設置される。そして、窒化アルミニウム多結晶原料が昇華する温度まで窒化アルミニウム多結晶原料が加熱される。この加熱により、窒化アルミニウム多結晶原料が昇華して昇華ガスが生成され、窒化アルミニウム多結晶原料よりも低温に設置されている下地基板の表面に窒化アルミニウム単結晶が成長する。
このように、下地基板と窒化アルミニウム多結晶原料との間には下地基板から窒化アルミニウム多結晶原料に向けて温度が低くなる温度勾配がある。このため、下地基板と台座との間にも下地基板から台座に向けて温度が低くなる温度勾配があり、かつ下地基板内にも窒化アルミニウム多結晶原料と対向する面から台座と対向する面に向けて温度が低くなる温度勾配がある。下地基板と台座との間に隙間ができると、窒化アルミニウム結晶の成長雰囲気に下地基板の裏面が曝されてしまうので、上記の温度勾配により、下地基板を構成する元素が、下地基板から台座へ、また下地基板内において高温部から低温部へ、昇華してしまう。その結果として、下地基板を貫通する穴が発生する。再結晶化がさらに進むと、下地基板の表面上に成長した窒化アルミニウム結晶に、穴が発生する。したがって、下地基板の昇華を防止して、下地基板の穴の発生を抑制することが課題となっている。
このような下地基板の昇華を防止するための技術として、たとえば、特開2006−290676号公報(特許文献1)には、下地基板とサセプタとをアルミナ系の高温用接着剤を用いて接着することが記載されている。この高温用接着剤は、1000℃以上の高温でも十分な強度を発揮することが記載されている。
また特表平11−510781号公報(特許文献2)には、下地基板の裏面に最高でも約100μmの厚さの皮膜が形成されていることが記載されている。
また特開2005−247681号公報(特許文献3)には、金属材料を黒鉛台座の上に配置し、その金属材料の上に下地基板を配置し、その下地基板の上に加圧部材を配置し、この状態で加熱して黒鉛台座と金属材料と下地基板とを固定一体化している方法が記載されている。このように固定一体化された金属材料の厚さは20μm以上200μm以下であることが記載されている。
また特開平9−268096号公報(特許文献4)には、下地基板において単結晶が成長する面以外の表面を保護層で被覆していることが記載されている。さらに、保護層と台座とを接着剤を用いて固定されていることが開示されている。
特開2006−290676号公報 特表平11−510781号公報 特開2005−247681号公報 特開平9−268096号公報
しかし、上記特許文献1で用いる接着剤は、窒化アルミニウム結晶を成長させるための約2000℃近傍の高温に長時間曝されるため、接着剤の耐熱性が十分でないことから、下地基板の裏面から剥がれてしまう場合がある。接着剤が剥がれてしまうと、下地基板の裏面が窒化アルミニウム結晶の成長雰囲気に曝されてしまうので、下地基板が裏面から昇華されてしまう場合がある。
また上記特許文献2および上記特許文献3には、上述したような窒化アルミニウム結晶を成長させるために必要な高温で長時間の成長条件下で、結晶成長することは開示されていない。このため、このような窒化アルミニウム結晶の成長条件では、上記特許文献2の皮膜および上記特許文献3の金属材料は、下地基板から剥離または消失する恐れがある。このため、下地基板が裏面から昇華されてしまう場合がある。
また上記特許文献4では、接着剤と保護層とが用いられている。したがって、上記特許文献1と同様の接着剤の耐熱性の問題と、上記特許文献2および3と同様の保護層の剥離または消失の恐れとがある。このため、下地基板が裏面から昇華されてしまう場合がある。このため、上記特許文献1〜4では、上述したように、成長させた窒化アルミニウム結晶に穴が発生するという問題がある。
したがって、本発明は、窒化アルミニウム結晶を成長させる際に下地基板が昇華されることを防止することにより、結晶性の良好な窒化アルミニウム結晶を成長させる、窒化アルミニウム結晶の成長方法および窒化アルミニウム結晶を提供することである。
本発明者は、窒化アルミニウム結晶を成長する際に、下地基板が昇華して穴が発生することを防止する方法を鋭意研究した結果、下地基板の裏面側に200μmを超えて10cm以下の厚さを有する保護層を形成することが効果的であることを見出した。
すなわち、本発明の窒化アルミニウム結晶の成長方法は、以下の工程が実施される。主表面と、この主表面と反対側の裏面とを有する下地基板の裏面を覆うように保護層が形成される。そして、下地基板の裏面が保護層で覆われた状態で、下地基板の主表面上に窒化アルミニウム結晶が気相成長法により成長される。保護層は、窒化アルミニウム結晶の成長温度において下地基板よりも昇華しにくい材質よりなり、かつ200μmを超えて10cm以下の厚さを有している。
本発明の窒化アルミニウム結晶の成長方法によれば、下地基板よりも昇華しにくい材質よりなる保護層が200μmを超える厚さを有しているので、窒化アルミニウム結晶を成長させる際に、下地基板から保護層が剥がれる、または保護層から下地基板が露出するように保護層が消失することを防止することができる。このため、下地基板が窒化アルミニウム結晶を成長させる雰囲気に曝されることを防止できるので、下地基板の昇華を抑制できる。これにより、下地基板に穴が発生することを防止できる、この上に成長した窒化アルミニウム結晶に穴が発生することを防止できる。したがって、結晶性の良好な窒化アルミニウム結晶を成長させることができる。一方、下地基板よりも昇華しにくい材質よりなる保護層が10cm以下の厚さを有していると、窒化アルミニウム結晶の成長に用いる装置に、保護層が形成された下地基板を容易に配置できる。
上記窒化アルミニウム結晶の成長方法において好ましくは、保護層は、下地基板の裏面上に、粉末と溶剤とを混合した混合物を接触させて、混合物を焼結することにより、下地基板の裏面を覆うように形成される。
これにより、金属材料を物理蒸着等により下地基板と台座との間に挟み、結晶成長面側から加圧部材を用いて加熱圧着している上記特許文献3と異なり、加圧部材等を用いずに保護層を形成できる。このため、窒化アルミニウム結晶の成長面に汚れが発生することを防止できる、窒化アルミニウム結晶の成長面と加圧部材との反応を防止できる、窒化アルミニウム結晶の成長面にダメージ層が発生することを防止できるなど、良好な結晶性の窒化アルミニウム結晶を成長することができる。また、加圧部材を用いないので、簡略化して保護層を形成することができる。
上記窒化アルミニウム結晶の成長方法において好ましくは、下地基板は窒化アルミニウム基板であり、粉末が窒化アルミニウム単結晶である。
上記窒化アルミニウム結晶の成長方法において好ましくは、下地基板は窒化アルミニウム基板であり、粉末が、窒化アルミニウム多結晶、窒化アルミニウムセラミックスおよび窒化アルミニウム化合物よりなる群から選ばれた一種以上の粉末である。
これにより、上記混合物は下地基板と同一の元素を含むので、混合物を焼結すると、下地基板との密着性を向上した保護層を形成できる。このため、下地基板と保護層とを強固に固着できるので、下地基板から保護層が剥がれることを効果的に防止できる。
上記窒化アルミニウム結晶の成長方法において好ましくは、上記粉末が、ホウ化ジルコニウム、ホウ化チタン、ホウ化タンタル、ホウ化ニオブ、ホウ化モリブデンおよびホウ化クロムよりなる群から選ばれた一種以上の粉末である。
上記ホウ化物は高融点であるので、耐熱性の高い保護層を形成できる。このため、特に高温で窒化アルミニウム結晶を成長させる場合に、保護層により下地基板が昇華することを効果的に防止できる。
上記窒化アルミニウム結晶の成長方法において好ましくは、下地基板は炭化珪素基板であり、粉末は炭素元素を含む。
これにより、上記混合物は下地基板と同一の元素を含むので、混合物を焼結すると、下地基板との密着性を向上して保護層を形成できる。このため、下地基板と保護層とを強固に固着できるので、下地基板から保護層が剥がれることを効果的に防止できる。
上記窒化アルミニウム結晶の成長方法において好ましくは、上記溶剤は、有機溶剤、樹脂および芳香族アルコールが混合されてなる。
上記窒化アルミニウム結晶の成長方法において好ましくは、上記溶剤は、アセトン、ホルムアルデヒド、フルフリルアルコールおよびポリイミド樹脂が混合されてなる。
これにより、この溶剤と粉末とを混合した混合物をペースト状にできるので、下地基板に混合物を接触させやすい。このため、下地基板の裏面に混合物を均一に接触させることができるので、下地基板の裏面全体を保護できる保護層を容易に形成できる。
本発明の窒化アルミニウム結晶の製造方法は、上記いずれかに記載の窒化アルミニウム結晶の成長方法により窒化アルミニウム結晶を成長する工程と、少なくとも保護層を除去する工程とを備えている。
本発明の窒化アルミニウム結晶の製造方法によれば、保護層により下地基板が昇華されることを防止できる。このため、窒化アルミニウム結晶に穴が発生することが抑制できるので、結晶性の良好な窒化アルミニウム結晶を製造することができる。
本発明の窒化アルミニウム結晶は、上記いずれかに記載の窒化アルミニウム結晶の製造方法により製造される。
本発明の窒化アルミニウム結晶によれば、保護層により下地基板が昇華されることを防止して成長されるので、結晶性が良好である。
本発明の窒化アルミニウム結晶の成長方法、窒化アルミニウム結晶の製造方法および窒化アルミニウム結晶によれば、窒化アルミニウム結晶を成長させる際に下地基板が昇華されることを防止することにより、結晶性の良好な窒化アルミニウム結晶を成長させることができる。
以下、本発明の実施の形態について図に基づいて説明する。
図1は、本実施の形態における窒化アルミニウム結晶の成長方法および製造方法を示すフローチャートである。図1を参照して本実施の形態における窒化アルミニウム結晶および製造方法について説明する。
図2は、本実施の形態における下地基板11を示す概略側面図である。図1および図2に示すように、まず、主表面11aと、主表面11aと反対側の裏面11bとを有する下地基板11を準備する(ステップS1)。準備する下地基板11は、特に限定されないが、結晶性の良好な窒化アルミニウムを成長させる観点から、窒化アルミニウム基板および炭化珪素基板であることが好ましい。
下地基板11の厚さは、たとえば100μm以上5mm以下が好ましい。この範囲の厚さを有していると、下地基板11内の温度勾配が大きくなりすぎないためである。
図3は、本実施の形態における保護層12を形成した状態を示す概略側面図である。図1および図3に示すように、下地基板11の裏面11bを覆うように保護層12を形成する(ステップS2)。この保護層12は、窒化アルミニウム結晶20の成長温度において下地基板11よりも昇華しにくい材質よりなり、かつ200μmを超えて10cm以下の厚さHを有する。
保護層12の厚さHは、200μmを超えて10cm以下であり、210μm以上5cm以下が好ましく、500μm以上1cm以下がより好ましい。厚さHが200μmを超えている場合、窒化アルミニウム結晶を成長させる際(図4参照)に、下地基板11から保護層12が剥がれる、または保護層12から下地基板11が露出するように保護層12が消失することを防止することができる。このため、高温で長時間の窒化アルミニウム結晶の成長に耐え得る保護層12を形成できる。210μm以上の場合、窒化アルミニウム結晶を成長させる際に、保護層12の剥がれおよび消失を効果的に防止できる。500μm以上の場合、窒化アルミニウム結晶を成長させる際に、保護層12の剥がれおよび消失をより一層防止できる。一方、下地基板よりも昇華しにくい材質よりなる保護層が10cm以下の場合、窒化アルミニウム結晶の成長に用いる装置に、保護層12が形成された下地基板11を容易に配置できるので、取り扱いが容易である。5cm以下の場合、下地基板11と保護層12とを備えた状態での取り扱いがより容易である。1cm以下の場合、下地基板11と保護層12とを備えた状態での取り扱いがより容易である。
保護層12は、窒化アルミニウム結晶20の成長温度において下地基板11よりも昇華しにくい材質よりなる。ここで、窒化アルミニウム結晶20の成長温度とは、たとえば1700℃〜2000℃である。下地基板11よりも昇華しにくい材質とは、たとえば下地基板11よりも融点が高い材質である。
具体的には、保護層12は、以下の工程が実施されることが好ましい。まず、粉末と溶剤とを混合して、混合物を形成する。そして、下地基板11の裏面11b上に、粉末と溶剤とを混合した混合物を接触させて、この混合物を焼結することにより、混合物が硬化して、下地基板11の裏面11bを覆うように保護層12が形成される。
混合物を裏面11b上に接触させる方法としては、裏面11b上に混合物を塗布してもよく、貯留されている混合物に浸漬させてもよい。
また、混合物を焼結する際には、下地基板11の裏面上に配置された混合物をその上方から圧力を加えずに、焼結することが好ましい。この場合、圧力を加えるための加圧部材を用いないので、成長させる窒化アルミニウム結晶成長面の汚れを防止できる、成長させる窒化アルミニウム結晶成長面と加圧部材との反応を防止できる、成長させる窒化アルミニウム結晶の成長面にダメージ層が発生することを防止できるなど、良好な結晶性の窒化アルミニウム結晶を成長できる。
また、混合物を焼結する際には、たとえば下地基板11の裏面11bに混合物を接触させた状態で加熱炉に投入することにより保護層12を形成できる。なお、混合物を焼結させる際の雰囲気は特に限定されず、大気中で行なってもよいが、下地基板と混合物との間の隙間の空気を脱胞できるので、真空加熱炉を用いることが好ましい。混合物を焼結させる温度は、たとえば200℃〜1000℃である。
粉末は、下地基板11を構成する材料の元素を含んでいることが好ましい。具体的には、下地基板11が窒化アルミニウム基板である場合には、この粉末は、窒化アルミニウム単結晶、窒化アルミニウム多結晶、窒化アルミニウムセラミックスおよび窒化アルミニウム化合物よりなる群から選ばれた一種以上の粉末であることが好ましい。下地基板11が炭化珪素基板である場合には、粉末は炭素元素を含むことが好ましい。この場合には、粉末は下地基板11と同一の元素を含むので、この粉末と溶剤とを混合した混合物を焼結すると、下地基板11との隙間を減らして下地基板との密着性を向上した保護層12を形成できる。このため、下地基板11と保護層12とを強固に固着できるので、下地基板11から保護層12が剥がれることを効果的に防止できる。また、窒化アルミニウム結晶を長時間成長させる場合に、不純物の混入を防止できる。
また、粉末は、ホウ化ジルコニウム、ホウ化チタン、ホウ化タンタル、ホウ化ニオブ、ホウ化モリブデンおよびホウ化クロムよりなる群から選ばれた一種以上の粉末であってもよい。これらのホウ化物は高融点であるので、耐熱性の高い保護層12を形成できる。このため、特に高温で窒化アルミニウム結晶(図4参照)を成長させる場合に、保護層12により下地基板11が昇華することをより防止できる。
また、粉末の粒径は、0.5μm以上100μm以下が好ましく、0.5μm以上10μm以下であることがより好ましい。100μm以下の場合、下地基板11と緻密かつ強固に接触する保護層12を形成できる。10μm以下の場合、下地基板11とより緻密かつ強固に接触する保護層12を形成できる。一方、0.5μm以上の場合、この粉末と溶剤とを混合した際に、沈殿や分離が起きず、均一に混合物を作製することができる。
溶剤は、有機物、樹脂および芳香族アルコールが混合されてなることが好ましい。有機物としては、たとえばアセトン、イソプロピルアルコール、ホルマリン(ホルムアルデヒド)などを用いることができる。樹脂としては、たとえばポリイミド樹脂、エポキシ樹脂、フェノール樹脂などを用いることができる。芳香族アルコールとしては、たとえばフリフリルアルコール、シンナミルアルコールなどを用いることができる。この溶剤と粉末とを混合した混合物をペースト状にできるので、下地基板に混合物を接触させやすい。このため、下地基板11の裏面11bに混合物を均一に接触させることができるので、下地基板11の裏面11b全体を保護できる保護層12を容易に形成できる。
特に、アセトン、ホルムアルデヒド、フルフリルアルコールおよびポリイミド樹脂が混合されてなる溶剤を用いることが好ましい。この場合、簡易性および量産性に優れているため、コストを低減できる。
図4は、本実施の形態における窒化アルミニウム結晶20を成長させた状態を示す概略側面図である。図1および図4に示すように、下地基板11の裏面11bが保護層12で覆われた状態で、下地基板11の主表面11a上に窒化アルミニウム結晶20を気相成長法により成長する(ステップS3)。
窒化アルミニウム結晶20の成長方法は、気相成長法であれば特に限定されず、たとえばたとえば昇華法、HVPE(Hydride Vapor Phase Epitaxy:ハイドライド気相成長)法、MBE(Molecular Beam Epitaxy:分子線エピタキシ)法、MOCVD(Metal Organic Chemical Vapor Deposition:有機金属化学気相堆積)法などを採用できる。特に、窒化アルミニウム結晶20の結晶成長に適しているため、昇華法により窒化アルミニウム結晶20を成長することが好ましい。
以上のステップS1〜S3により、窒化アルミニウム結晶20を成長することができる。この窒化アルミニウム結晶20を用いて窒化アルミニウム結晶21(図5参照)を製造する場合には、さらに以下の工程が実施される。
図5は、本実施の形態における少なくとも保護層12を除去した状態を示す概略側面図である。次に、図1および図5に示すように、少なくとも保護層12を除去する(ステップS4)。下地基板11が窒化アルミニウムと異なる材料である異種基板である場合には、図5に示すように、下地基板11および保護層12を除去している。下地基板11が窒化アルミニウム基板である場合には、図5に示すように下地基板11および保護層12を除去してもよく、また保護層12のみを除去してもよい。
除去する方法は特に限定されず、たとえば切断、研削、へき開など機械的な除去方法を用いることができる。切断とは、電着ダイヤモンドホイールの外周刃を持つスライサーなどで機械的に窒化アルミニウム結晶20から少なくとも下地基板11を除去することをいう。研削とは、砥石を回転させながら表面に接触させて、厚み方向に削り取ることをいう。へき開とは、結晶格子面に沿って窒化アルミニウム結晶20を分割することをいう。なお、エッチングなど化学的な除去方法を用いてもよい。
以上のステップS1〜S4を実施することにより、窒化アルミニウム結晶21を製造することができる。このように製造される窒化アルミニウム結晶21は、5mm以上の大きな径を有する平面形状が円形、または一辺が5mm以上の平面形状が四角形であり、かつ1mm以上の大きな厚みを有する。そのため、窒化アルミニウム結晶21はデバイスの基板に用いることができる。
なお、1mm以上の厚みを有する窒化アルミニウム結晶20を成長させる場合には、窒化アルミニウム結晶20、21から複数の窒化アルミニウム結晶基板を切り出すことができる。窒化アルミニウム結晶20、21は単結晶からなるので、容易に分割される。この場合には、窒化アルミニウム結晶基板は結晶性が良好で、コストを低減できる。
以上説明したように、本実施の形態における窒化アルミニウム結晶20の成長方法および窒化アルミニウム結晶21の製造方法によれば、下地基板11の裏面11bを覆うように、かつ200μmを超えて10cm以下の厚さHを有する保護層12を形成している。
本実施の形態における窒化アルミニウム結晶20の成長方法および窒化アルミニウム結晶21の製造によれば、下地基板11よりも昇華しにくい材質よりなる保護層12が200μmを超える厚さを有しているので、窒化アルミニウム結晶20を成長させる際に、下地基板11から保護層12が剥がれる、または保護層12から下地基板11が露出するように保護層12が消失することを防止することができる。このため、下地基板11が窒化アルミニウム結晶20を成長させる雰囲気に曝されないので、下地基板11の昇華を抑制できる。これにより、下地基板11に穴が発生することを防止できるので、この上に成長する窒化アルミニウム結晶20に穴が発生することを防止できる。
また仮に下地基板11と成長装置の台座との間に隙間ができた場合であっても、下地基板11よりも昇華しにくい保護層12が上記厚さHで形成されているので、下地基板11の構成元素が、保護層12を通過して下地基板11から台座へ拡散することを防止できる。したがって、結晶性の良好な窒化アルミニウム結晶20を成長させることができる。その結果、この窒化アルミニウム結晶20を用いて製造された窒化アルミニウム結晶21の結晶性を向上できる。
上記窒化アルミニウム結晶20の成長方法および窒化アルミニウム結晶21の製造方法において、下地基板11の裏面11b上に、粉末と溶剤とを混合した混合物を接触させて、混合物を焼結することにより、下地基板11の裏面11bを覆うように保護層12を形成することが好ましい。この場合、加圧部材等を用いずに保護層12を形成できるため、簡略化して保護層12を形成することができる。また、窒化アルミニウム結晶20の成長面に汚れが発生することを防止でき、窒化アルミニウム結晶20の成長面と加圧部材との反応を防止でき、窒化アルミニウム結晶20の成長面にダメージ層が発生することを防止できるなど、良好な結晶性の窒化アルミニウム結晶20を成長することができる。
このように、得られる窒化アルミニウム結晶20、21は、結晶性が良好であるので、たとえば発光ダイオード、レーザダイオードなどの発光素子、整流器、バイポーラトランジスタ、電界効果トランジスタ、HEMTなどの電子素子、温度センサ、圧力センサ、放射線センサ、可視−紫外光検出器などの半導体センサ、SAWデバイスなどに好適に用いることができる。
本実施例では、200μmを超える厚さHを有する保護層を形成することによる効果について調べた。具体的には、下地基板の裏面側に種々の保護層を形成して、下地基板の主表面側に窒化アルミニウム結晶を成長させて、窒化アルミニウムに穴が発生したかを調べた。
(試料1〜13)
詳細には、まず、下地基板として、10mmの直径を有し、500μmの厚さを有し、昇華法により作製された窒化アルミニウム単結晶基板を準備した(ステップS1)。この窒化アルミニウム単結晶基板のオフ角は0.3°以下であり、主表面を鏡面仕上げし、裏面をラップ仕上げした。
次に、窒化アルミニウム単結晶よりなり、10μmの粒径を有する粉末を準備した。またアセトン、ホルムアルデヒド、フルフリルアルコールおよびポリイミド樹脂からなる溶剤を準備した。そして、重量混合比が粉末:溶剤=100:35になるように、粉末および溶剤を混合し、ペースト状になるまで攪拌することにより、混合物を形成した。
その後、この窒化アルミニウム単結晶基板の裏面に上記混合物を均一に塗布し、大気中でホットプレートにより加熱した。これにより、下地基板の裏面に保護層を形成した(ステップS2)。なお、ホットプレートの温度を300℃、加熱時間を、昇温時間が30分、保持時間が4時間、冷却時間が1時間にした。
図6は、本実施例に用いる結晶成長装置を示す概略図である。次に、図6に示す結晶成長装置を用いて、昇華法により、下地基板の主表面上に、窒化アルミニウム結晶を成長させた(ステップS3)。
この窒化アルミニウム結晶を成長させるステップS3では、図6に示すように、反応容器122内の坩堝115の上部に保護層12が形成された下地基板11を載置し、坩堝115の下部に原料である窒化アルミニウム多結晶原料17を収容した。なお、図6に示す結晶成長装置は、断熱材119と放射温度計121a、121bとを含んでいる。
次に、反応容器122内に窒素ガスを流しながら、高周波加熱コイル123を用いて坩堝115内の温度を上昇させ、下地基板11の温度を1800℃、窒化アルミニウム多結晶原料17の温度を2000℃にして窒化アルミニウム多結晶原料17を昇華させ、下地基板11の主表面上で再結晶化させて、成長時間を100時間として、下地基板11上に窒化アルミニウム結晶を20mmの厚さになるように成長させた。
なお、窒化アルミニウム結晶の成長中においては、反応容器122内に窒素ガスを流し続け、反応容器122内のガス分圧が10kPa〜100kPa程度になるように、窒素ガス排気量を制御した。
このように成長させた窒化アルミニウム結晶について、穴が発生していたか否かを光学顕微鏡およびSEM(走査型電子顕微鏡)により調べた。その結果を下記の表1に記載する。表1において「○」は、穴が発生しなかった良好な結晶性であることを意味する。
Figure 2009132569
(測定結果)
表1に示すように、210μm以上1000000μm以下の厚さを有する保護層を形成した試料4〜13では、下地基板に穴が発生しなかったため、成長した窒化アルミニウム結晶にも穴が発生しなかった。
一方、50μm以上200μm以下の厚さを有する保護層を形成した試料1〜3では、下地基板に穴が発生したため、成長した窒化アルミニウム結晶にも穴が発生した。
また、101000μm以上105000μm以下の厚みを有する保護層を形成した試料14〜16は、図6に示す結晶成長装置において、保護層が形成された下地基板を反応容器内の坩堝に設置することができなかった。
以上より、本実施例によれば、200μmを超え10cm以下の厚さを有する保護層を形成することにより、下地基板が昇華されることを防止して、結晶性の良好な窒化アルミニウム結晶を成長させることができることを確認した。
本実施例では、200μmを超える厚さHを有する保護層を形成することによる効果について調べた。具体的には、下地基板の裏面側に種々の保護層を形成して、下地基板の主表面側に窒化アルミニウム結晶を成長させて、窒化アルミニウムに穴が発生したかを調べた。
(試料17〜32)
詳細には、まず、下地基板として、50mmの直径を有し、400μmの厚さを有する炭化珪素単結晶基板を準備した(ステップS1)。この炭化珪素単結晶基板のオフ角は0.3°以下であり、主表面を鏡面仕上げし、裏面をラップ仕上げした。
次に、10μmの粒径を有し、純度が99.99%の炭素を粉末として準備した。またアセトン、ホルムアルデヒド、フルフリルアルコールおよびポリイミド樹脂からなる溶剤を準備した。そして、重量混合比が粉末:溶剤=100:35になるように、粉末および溶剤を混合し、ペースト状になるまで攪拌することにより、混合物を形成した。
その後、この炭化珪素単結晶基板の裏面に上記混合物を均一に塗布し、大気中でホットプレートにより加熱した。これにより、下地基板の裏面に保護層を形成した(ステップS2)。なお、ホットプレートの温度を400℃、加熱時間を、昇温時間が30分、保持時間が4時間、冷却時間が1時間にした。
次に、実施例1と同様に、図6に示す結晶成長装置を用いて、昇華法により、下地基板の主表面上に、窒化アルミニウム結晶を成長させた(ステップS3)。本実施例では、下地基板11の温度を1700℃、窒化アルミニウム多結晶原料17の温度を1900℃にして窒化アルミニウム多結晶原料17を昇華させ、下地基板11の主表面上で再結晶化させて、成長時間を240時間として、下地基板11上に窒化アルミニウム結晶を8mmの厚さになるように成長させた。なお、窒化アルミニウム結晶の成長中の条件は実施例1と同様にした。
このように成長させた窒化アルミニウム結晶について、穴が発生していたか否かを実施例1と同様に調べた。その結果を下記の表1に記載する。表1において「○」は、穴が発生しなかった良好な結晶性であることを意味する。
Figure 2009132569
(測定結果)
表2に示すように、210μm以上100000μm以下の厚さを有する保護層を形成した試料20〜29では、下地基板に穴が発生しなかったため、成長した窒化アルミニウム結晶にも穴が発生しなかった。
一方、200μm以下の厚さを有する保護層を形成した試料17〜19では、下地基板に穴が発生したため、成長した窒化アルミニウム結晶にも穴が発生した。
また、101000μm以上の厚みを有する保護層を形成した試料30〜32は、図6に示す結晶成長装置において、保護層が形成された下地基板を反応容器内の坩堝に設置することができなかった。
以上より、本実施例によれば、200μmを超え10cm以下の厚さを有する保護層を形成することにより、下地基板が異種基板であっても、下地基板が昇華されることを防止することにより、結晶性の良好な窒化アルミニウム結晶を成長させることができることを確認した。また、下地基板が炭化珪素基板の場合には、粉末に炭素を用いることで下地基板と保護層との密着性が向上するので、200μmを超え10cm以下の厚みを有する保護層を形成することにより、下地基板および窒化アルミニウム結晶に穴が発生することを防止できることを確認した。
今回開示された実施の形態および実施例はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した実施の形態ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
本発明の実施の形態1における窒化アルミニウム結晶の成長方法および製造方法を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態1における下地基板を示す概略側面図である。 本発明の実施の形態1における保護を形成した状態を示す概略側面図である。 本発明の実施の形態1における窒化アルミニウム結晶を成長させた状態を示す概略側面図である。 本発明の実施の形態における少なくとも保護層を除去した状態を示す概略側面図である。 実施例に用いる結晶成長装置を示す概略図である。
符号の説明
11 下地基板、11a 主表面、11b 裏面、12 保護層、17 窒化アルミニウム多結晶原料、20,21 窒化アルミニウム結晶、115 坩堝、119 断熱材、121a,121b 放射温度計、122 反応容器、123 高周波加熱コイル、H 厚さ。

Claims (10)

  1. 主表面と、前記主表面と反対側の裏面とを有する下地基板の前記裏面を覆うように保護層を形成する工程と、
    前記下地基板の前記裏面が前記保護層で覆われた状態で、前記下地基板の前記主表面上に窒化アルミニウム結晶を気相成長法により成長する工程とを備え、
    前記保護層は、前記窒化アルミニウム結晶の成長温度において前記下地基板よりも昇華しにくい材質よりなり、かつ200μmを超えて10cm以下の厚さを有する、窒化アルミニウム結晶の成長方法。
  2. 前記保護層は、前記下地基板の前記裏面上に、粉末と溶剤とを混合した混合物を接触させて、前記混合物を焼結することにより、前記下地基板の前記裏面を覆うように形成される、請求項1に記載の窒化アルミニウム結晶の成長方法。
  3. 前記下地基板は窒化アルミニウム基板であり、
    前記粉末が窒化アルミニウム単結晶である、請求項2に記載の窒化アルミニウム結晶の成長方法。
  4. 前記下地基板は窒化アルミニウム基板であり、
    前記粉末が、窒化アルミニウム多結晶、窒化アルミニウムセラミックスおよび窒化アルミニウム化合物よりなる群から選ばれた一種以上の粉末である、請求項2に記載の窒化アルミニウム結晶の成長方法。
  5. 前記粉末が、ホウ化ジルコニウム、ホウ化チタン、ホウ化タンタル、ホウ化ニオブ、ホウ化モリブデンおよびホウ化クロムよりなる群から選ばれた一種以上の粉末である、請求項2に記載の窒化アルミニウム結晶の成長方法。
  6. 前記下地基板は炭化珪素基板であり、
    前記粉末は炭素元素を含む、請求項2に記載の窒化アルミニウム結晶の成長方法。
  7. 前記溶剤は、有機物、樹脂および芳香族アルコールが混合されてなる、請求項2〜6のいずれかに記載の窒化アルミニウム結晶の成長方法。
  8. 前記溶剤は、アセトン、ホルムアルデヒド、フルフリルアルコールおよびポリイミド樹脂が混合されてなる、請求項2〜6のいずれかに記載の窒化アルミニウム結晶の成長方法。
  9. 請求項1〜8のいずれかに記載の窒化アルミニウム結晶の成長方法により窒化アルミニウム結晶を成長する工程と、
    少なくとも前記保護層を除去する工程とを備えた、窒化アルミニウム結晶の製造方法。
  10. 請求項9の窒化アルミニウム結晶の製造方法により製造された、窒化アルミニウム結晶。
JP2007310454A 2007-11-30 2007-11-30 窒化アルミニウム結晶の成長方法、窒化アルミニウム結晶の製造方法および窒化アルミニウム結晶 Pending JP2009132569A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007310454A JP2009132569A (ja) 2007-11-30 2007-11-30 窒化アルミニウム結晶の成長方法、窒化アルミニウム結晶の製造方法および窒化アルミニウム結晶

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007310454A JP2009132569A (ja) 2007-11-30 2007-11-30 窒化アルミニウム結晶の成長方法、窒化アルミニウム結晶の製造方法および窒化アルミニウム結晶

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2009132569A true JP2009132569A (ja) 2009-06-18

Family

ID=40864850

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007310454A Pending JP2009132569A (ja) 2007-11-30 2007-11-30 窒化アルミニウム結晶の成長方法、窒化アルミニウム結晶の製造方法および窒化アルミニウム結晶

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2009132569A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2014042054A1 (ja) * 2012-09-11 2014-03-20 株式会社トクヤマ 窒化アルミニウム基板およびiii族窒化物積層体

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001139394A (ja) * 1999-11-10 2001-05-22 Toyota Central Res & Dev Lab Inc 種結晶固定剤、種結晶固定方法およびそれらを用いた単結晶の製造方法
JP2004269297A (ja) * 2003-03-06 2004-09-30 Toyota Central Res & Dev Lab Inc SiC単結晶及びその製造方法
JP2005343722A (ja) * 2004-06-01 2005-12-15 Sumitomo Electric Ind Ltd AlN結晶の成長方法、AlN結晶基板および半導体デバイス
JP2006143511A (ja) * 2004-11-18 2006-06-08 Matsushita Electric Ind Co Ltd 種結晶固定部及び種結晶固定方法
WO2007111219A1 (ja) * 2006-03-29 2007-10-04 Sumitomo Electric Industries, Ltd. Iii族窒化物単結晶の成長方法

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001139394A (ja) * 1999-11-10 2001-05-22 Toyota Central Res & Dev Lab Inc 種結晶固定剤、種結晶固定方法およびそれらを用いた単結晶の製造方法
JP2004269297A (ja) * 2003-03-06 2004-09-30 Toyota Central Res & Dev Lab Inc SiC単結晶及びその製造方法
JP2005343722A (ja) * 2004-06-01 2005-12-15 Sumitomo Electric Ind Ltd AlN結晶の成長方法、AlN結晶基板および半導体デバイス
JP2006143511A (ja) * 2004-11-18 2006-06-08 Matsushita Electric Ind Co Ltd 種結晶固定部及び種結晶固定方法
WO2007111219A1 (ja) * 2006-03-29 2007-10-04 Sumitomo Electric Industries, Ltd. Iii族窒化物単結晶の成長方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2014042054A1 (ja) * 2012-09-11 2014-03-20 株式会社トクヤマ 窒化アルミニウム基板およびiii族窒化物積層体
US9343525B2 (en) 2012-09-11 2016-05-17 Tokuyama Corporation Aluminum nitride substrate and group-III nitride laminate
JPWO2014042054A1 (ja) * 2012-09-11 2016-08-18 株式会社トクヤマ 窒化アルミニウム基板およびiii族窒化物積層体

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5391653B2 (ja) 窒化アルミニウム結晶の成長方法および窒化アルミニウム結晶の製造方法
JP5526866B2 (ja) 炭化珪素結晶の製造方法および炭化珪素結晶の製造装置
EP2075356B1 (en) Method for growing group III nitride semiconductor crystal
US20170191183A1 (en) Method of manufacturing silicon carbide ingot, silicon carbide seed substrate, silicon carbide substrate, semiconductor device and method of manufacturing semiconductor device
US20110217224A1 (en) Silicon carbide crystal, method of manufacturing the same, apparatus for manufacturing the same, and crucible
JP5517123B2 (ja) 窒化アルミニウム単結晶とその製造方法および製造装置
JP4253974B2 (ja) SiC単結晶およびその成長方法
JP4304783B2 (ja) SiC単結晶およびその成長方法
JP4374986B2 (ja) 炭化珪素基板の製造方法
JP2006232669A (ja) 低窒素濃度黒鉛材料、低窒素濃度炭素繊維強化炭素複合材料、低窒素濃度膨張黒鉛シート
JP2009132569A (ja) 窒化アルミニウム結晶の成長方法、窒化アルミニウム結晶の製造方法および窒化アルミニウム結晶
JP2005343722A (ja) AlN結晶の成長方法、AlN結晶基板および半導体デバイス
WO2009128434A1 (ja) AlN結晶の成長方法およびAlN積層体
JP2013159511A (ja) 単結晶製造装置
JP2016190762A (ja) 窒化アルミニウム単結晶の製造装置
JP6785698B2 (ja) 炭化珪素単結晶インゴットの製造方法
JP5689661B2 (ja) 種結晶保持体及びこれを用いた単結晶の製造方法
JP5252495B2 (ja) 窒化アルミニウム単結晶の製造方法
JP2006103997A (ja) 半導体結晶の製造方法
JP2010030799A (ja) AlN基板の製造方法およびAlN基板
JP5336307B2 (ja) 炭化珪素単結晶の製造方法
JP5549722B2 (ja) 結晶製造方法
JP2013071855A (ja) 窒化アルミニウム種結晶の固定方法、台座−種結晶固定体、窒化アルミニウム単結晶の製造方法および窒化アルミニウム単結晶
JP2013006740A (ja) 結晶の製造方法および結晶
JP5163445B2 (ja) 結晶製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Effective date: 20101126

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

A977 Report on retrieval

Effective date: 20111219

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

A131 Notification of reasons for refusal

Effective date: 20111227

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120224

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20121113