JP2009048938A - 複合ケーブル - Google Patents

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Abstract

【課題】優れたハンドリング性を有するとともに、側圧による光ファイバ心線の伝送損失やねじれによる光ファイバ心線の伝送損失等を抑制することが可能な複合ケーブルを提供する。
【解決手段】複合ケーブル1は、長手方向に対して垂直な断面の中心また概ね中心位置に中心抗張力体2を配置し、中心抗張力体2の外周に沿って、2本の光ファイバユニット3と2本のメタル線4とが、撚り返し率100%で撚り合わされている。光ファイバユニット3は、平行に2本の光ファイバ心線を配置して一括被覆したテープ心線35と2本の抗張力体33とを実装している。
【選択図】図1

Description

本発明は、複合ケーブルに関する。特に、細径化が可能であるとともに、光ファイバ心線の伝送損失増加を抑制することが可能な複合ケーブルに関する。
光通信ケーブルとメタルケーブルとを同一のケーブル内に収めた様々な複合ケーブルが提案されている。
特許文献1では、銅線上に銅線被覆層が形成された被覆銅線2本と、光ファイバ素線上に被覆層が形成された光ファイバ心線1本とを撚り合わせてなるメタル線と光ファイバ心線との複合コードを単数または複数本用いてなる光複合通信ケーブルが提案されている。
また、特許文献2では、第1の金属線材を挿通し、光ファイバを収納するスロットを有する本体部と、この本体部を吊懸し、第2の金属線材を挿通した吊線部を有した光複合架空ケーブルが提案されている。
特開平11−213778号公報 特開2002−169067号公報
しかしながら、上述した特許文献1において提案された光複合通信ケーブルは、光ファイバ心線とメタル線とを束ねて撚り合わせているため、光ファイバ心線は螺旋状に配され、光ファイバ心線にねじれによる歪が発生し、その結果、光ファイバ心線の伝送損失を増加させるという問題があった。また、光ファイバ心線にケーブル外部からの側圧がかかってしまい、その結果、光ファイバ心線の伝送損失が増加することがあるという問題もあった。
また、上述した特許文献2において提案された光複合ケーブルは、スロット構造を有しているため、光ファイバ心線にかかるねじれ歪や側圧を低減させることができるが、ケーブル外径が太くなり、細径化することができないという問題点があった。
本発明は、以上のような問題点を解決するためになされたもので、細径化が可能であるとともに、側圧等による光ファイバ心線の伝送損失増加を抑制することが可能な複合ケーブルを提供することを目的とする。
上述した従来の問題点を解決すべく下記の発明を提供する。
本発明の第1の態様にかかる複合ケーブルは、長手方向に対して垂直な断面の中心また概ね中心位置に中心抗張力体を有した、光ファイバユニットとメタル線との複合ケーブルであって、前記光ファイバユニットは、光ファイバ心線と、抗張力体と、前記光ファイバ心線と前記抗張力体とを一括被覆する被覆材とを有し、前記中心抗張力体の外周に沿って、撚り返し率100%で、少なくとも1本の前記光ファイバユニットと2本以上の前記メタル線とが撚り合わされていることを特徴とする。
これにより、光ファイバ心線のねじれを回避することができる。即ち、撚り返し率100%で光ファイバユニットとメタル線とを撚り合わせることにより、ねじれ歪による光ファイバ心線の伝送損失を抑制することができる。また、光ファイバ心線をポリエチレン等の被覆材で被覆した光ファイバユニットを使用することにより、側圧による光ファイバ心線の伝送損失を抑制することができる。
ここで、撚り返し率100%の撚り合わせとは、光ファイバユニットの方向が常に一定方向になるように、光ファイバユニットとメタル線とを撚り合わせる撚り合わせ方法である。
本発明の第2の態様にかかる複合ケーブルは、本発明の第1の態様にかかる複合ケーブルにおいて、前記断面上の前記光ファイバユニットの断面形状は略楕円であり、前記光ファイバユニットの断面形状の短径Dと長径dとの比D/dは、0.6〜0.9であることを特徴とする。
比D/dが小さくなると、撚り合わせ時に光ファイバユニットの方向が変化しやすくなる。比D/dは1に近づくほど、光ファイバユニットからの光ファイバ心線の取り出し性が悪化する。そのため、比D/dを、0.6〜0.9にすることにより、撚り返し率100%を維持したまま光ファイバユニットとメタル線とを撚り合わせることが容易になるとともに、光ファイバ心線の取り出し性も良好となる。
本発明の第3の態様にかかる複合ケーブルは、本発明の第1または2の態様にかかる複合ケーブルにおいて、前記光ファイバユニットの長径dと前記メタル線の外径Lとの比d/Lは、0.8〜1.0であることを特徴とする。
これにより、側圧による光ファイバ心線の伝送損失を抑制するとともに、複合ケーブルの断面形状を円形または概ね円形にすることができる。即ち、ハンドリング性の優れた複合ケーブルを提供することができる。
本発明の第4の態様にかかる複合ケーブルは、本発明の第1から3のいずれか1つの態様にかかる複合ケーブルにおいて、ケーブル外装として、複合ケーブル外周部に金属テープ層を有していることを特徴とする。
これにより、細径化が可能であるとともに、光ファイバ心線の伝送損失増加を抑制することが可能な、鼠鳥虫害対策となるケーブル外装を備えた複合ケーブルを提供することができる。
本発明によれば、細径化が可能であるとともに、光ファイバ心線の伝送損失増加を抑制することが可能な複合ケーブルを提供することができる。
この発明の一実施態様を、図面を参照しながら説明する。なお、以下に説明する実施態様は説明のためのものであり、本発明の範囲を制限するものではない。従って、当業者であればこれらの各要素もしくは全要素をこれと同等なもので置換した実施態様を採用することが可能であるが、これらの実施態様も本発明の範囲に含まれる。
図1は、本発明を適用可能な複合ケーブルの長手方向に垂直な断面概略図を示した一例である。また、図2は、本発明を適用可能な光ファイバユニットの長手方向に垂直な断面概略図を示した一例である。
図1に示すように、複合ケーブル1は、長手方向に対して垂直な断面の中心また概ね中心位置に中心抗張力体2を配置し、中心抗張力体2の外周に沿って、2本の光ファイバユニット3と2本のメタル線4とが、撚り返し率100%で撚り合わされている。また、複合ケーブル1は、ケーブル外装として、複合ケーブル外周部に金属テープ層6を配置し、金属テープ層6の外周をポリエチレン等の被覆材7で被覆したHSシースケーブルである。また、中心抗張力体2、光ファイバユニット3及びメタル線4と、金属テープ層6との隙間は、緩衝材(PPヤーン)5により埋められている。
金属テープ層6は、ステンレスラミネートテープ等の金属テープにより形成されている。
例えば、複合ケーブル1の長手方向に垂直な断面における、複合ケーブル1、光ファイバユニット3、メタル線4及び中心抗張力体2の寸法は、複合ケーブル1の外径が14.8mm、光ファイバユニット3の短径Dが2.1mm、光ファイバユニット3の長径dが2.6mm、メタル線4の外径Lが2.95mm、中心抗張力体2の外径Mが2.0mmである。
図2に示すように、光ファイバユニット3は、平行に2本の光ファイバ心線37を配置して一括被覆したテープ心線35と2本の抗張力体33とを実装している。2本の光ファイバ心線37と2本の抗張力体33はその断面中心がほぼ直線状に並び(以降、2本の光ファイバ心線37と2本の抗張力体33の断面中心を結ぶ直線をユニット中心線36と呼ぶ)、かつ、2本の抗張力体33がテープ心線35を間に置くように配されている。
光ファイバユニット3は、被覆材32により、長手方向に垂直な断面形状は、ユニット中心線36と垂直な方向であるx方向が短径、ユニット中心線36と平行な方向であるy方向が長径となる概ね楕円の形状に形成されている。ここで、被覆材32として、ポリ塩化ビニルやポリエチレン等が用いられている。また、光ファイバユニット3の断面の中心または概ね中心位置(以下、ユニット中心と呼ぶ)がテープ心線35の中心となるようにテープ心線35が配置さている。
なお、被覆材32はテープ心線35と抗張力体33を、ケブラー等からなる保護層を介さずに直接被覆している。
2本の抗張力体33の長手方向に垂直な断面形状はともに、概ね円形の形状である。
また、光ファイバユニット3は、長手方向に沿ってノッチ34が形成され、布設時などに特殊な工具を使用することなく、光ファイバユニット3をノッチ34から作業者の手で容易に切り裂くことができ、光ファイバユニット3の内部のテープ心線35を容易に取り出すことが可能な構成となっている。
このように、光ファイバ心線をポリエチレン等の被覆材で被覆した光ファイバユニットを使用することにより、側圧による光ファイバ心線の伝送損失を抑制することができる。さらに、スロット構造を有する光ファイバケーブルと比較して細径化が可能である。また、光ファイバ心線の取り出し性も良好となり、ハンドリング性の優れた複合ケーブルとなる。
図1に示す複合ケーブルを1000m製造して布設し、光ファイバ心線の伝送損失の増加量を測定したところ、伝送損失の増加量は波長1.31μmと1.55μmにおいてほとんどなかった。なお、光ファイバ心線としては、ITU−T(International Telecommunication Union Telecommunication Standard Sector)G.652で規定される通常シングルモードファイバ(SMF)を用いた。 鼠鳥虫害対策となるケーブル外装を備えた複合ケーブルにおいては、実装された光ファイバが金属テープ層からの側圧を受けやすいが、このように本発明によれば、光ファイバユニット構造を採用していることにより、金属テープ層を有する複合ケーブルにおいても光ファイバ心線の伝送損失増加を抑制することができる。
さらには、スロット構造を採用していないことから、細径化が可能である。
なお、本実施態様においては、平行に2本の光ファイバ心線37を配置して一括被覆したテープ心線35を用いたが、光ファイバ心線37の本数はこれに限定されない。また、テープ状にしていない単心の光ファイバを用いることもできる。さらに本実施態様においては、1つの光ファイバユニット3内に2本の抗張力体33を有するが、抗張力体33の本数は、これに限定されない。
次に、図3を参照して、撚り返し率100%の撚り合わせを説明する。
図3は、複合ケーブル1における光ファイバユニット3とメタル線4との撚り合わせ方を説明するための図である。図3(a)は、撚り返し率100%の撚り合わせを示した図であり、図3(b)は、撚り返し率0%の撚り合わせを示した図である。
図3(a)および図3(b)の撚り角度が0°のときにおいて、光ファイバユニット3aの中心抗張力体2から離れる方向を、「→」で表している。
撚り返し率100%の撚り合わせにおいては、図3(a)に示すように、撚り角度が0°、45°、90°、135°及び180°のときにおいて、光ファイバユニット3aの方向が、常に一定方向である。
一方、撚り返し率0%の撚り合わせにおいては、図3(b)に示すように、撚り角度が0°、45°、90°、135°及び180°のときにおいて、常に、「→」は複合ケーブル1の外径方向でかつ外周方向に向いた方向である。即ち、撚り角度の変化とともに、光ファイバユニット3aの方向が変化する。
以上のことから、撚り返し率0%の撚り合わせの場合に比較して、撚り返し率100%の撚り合わせの場合は、光ファイバユニット3aの方向は、常に一定であり、テープ心線35のねじれを抑制することができる。即ち、撚り返し率100%の撚り合わせの場合は、ねじれ歪によるテープ心線35の伝送損失を抑制することができる。
次に、図2、図4、図5及び表1を参照して、光ファイバユニット3の形状について説明する。
光ファイバユニット3の断面形状は、図2に示したように、略楕円の形状であることが好ましい。図4は光ファイバユニット3の断面形状が矩形であるとき、撚り角度が45°の状態を示す図である。このように、光ファイバユニット3の断面形状が矩形である場合、実線で示す光ファイバユニット3が、光ファイバユニット3の長辺が中心抗張力体に接触するよう(図中→の方向)に倒れやすく、点線で示す光ファイバユニット3´の位置に落ち着いてしまうことがある。この場合、テープ心線35のねじれが発生する。
また、図5は光ファイバユニット3の断面形状において、短径Dと長径dとの比D/dが小さい場合の撚り角度が45°の状態を示す図である。このように、光ファイバユニット3の断面形状において、比D/dが小さい場合、実線で示す光ファイバユニット3が光ファイバユニット3の長辺が中心抗張力体に接触するよう(図中→の方向)に倒れやすく、点線で示す光ファイバユニット3´の位置に落ち着いてしまうことがある。この場合、テープ心線35のねじれが発生する。
以上のことから、光ファイバユニット3の断面形状を、図2に示したような略楕円の形状にすることにより、ねじれ歪を抑制することができ、光ファイバユニット3の断面形状において、短径Dと長径dとの比D/dを0.6以上することで、ねじれ歪を抑制することができる。
一方、光ファイバユニット3の断面形状の短径Dと長径dとの比D/dは、1に近いと、撚り合わせ易いが、テープ心線35の取り出し性が悪くなる。
表1は、図2に示すノッチ34を有する光ファイバユニット3の比D/dの違いによる、テープ心線35の取り出し性及び撚り合わせ易さについて調査した結果である。
ここで、取り出し性は、良い場合(作業者が無理に力を入れなくても簡単に被覆材を引き裂くことができる場合)を「○」で表し、悪い場合(作業者が無理に力を入れたいと被覆材を引き裂くことができない場合)を「×」で表している。また、撚り合わせ易さは、撚り合わせ易い場合(撚り返し率ほぼ100%を保てる場合)を「○」で表し、撚り合わせ難い場合(撚り返し率ほぼ100%を保てない場合)を「×」で表している。
Figure 2009048938
表1に示したように、比D/dを0.6〜0.9にすることにより、テープ心線35の取り出し性及び撚り合わせ易さがともに良好な複合ケーブル1を提供することができる。
すなわち、取り出し性を維持したまま、光ファイバユニットとメタル線とを撚り返し率100%で撚り合わせることが容易になるとともに、複合ケーブルの断面形状を円形または概ね円形にすることができる。
また、光ファイバユニット3の短径Dは、下記の式(1)で表される。ここで、図2に示すように、Cはテープ心線35の厚さ、Bはテープ心線35とノッチ34の底部との距離、Aはノッチ34の深さを示している。
D=C+2B+2A ・・・・・ (1)
短径Dの許容される最小値は、被覆材32の距離Bが、許容される最小値(0.1mm)をとるときである。また、短径Dは、メタル線4の外径を越えないようにする。これは、短径Dがメタル線4の外径より大きいと、テープ心線35に側圧がかかってしまうためである。
また、光ファイバユニット3の長径dは、下記の式(2)で表される。ここで、図2に示すように、cはテープ心線35の幅、eは抗張力体33の外径、(a+b)は被覆材32のy方向の厚さを示している。
d=c+2e+2(a+b) ・・・・・ (2)
長径dの許容される最小値は、被覆材32の厚さ(a+b)が、許容される最小値(a、bともに0.1mm)をとるときである。また、長径dは、メタル線4の外径を越えないようにする。これは、長径dがメタル線4の外径より大きいと、テープ心線35に側圧がかかってしまうためである。
上述した複合ケーブル1において、メタル線4の外径Lと光ファイバユニット3の長径dとの比d/Lは、0.8〜1.0が好ましい。これにより、側圧によるテープ心線35の伝送損失を抑制するとともに、複合ケーブル1の断面形状を円形または概ね円形にすることができる。即ち、ハンドリング性の優れた複合ケーブルを提供することができる。
光ファイバユニット3の長径dが大きい場合、中心抗張力体2を太くしたり、中心抗張力体2の被覆を厚くしたりして、メタル線4と光ファイバユニット3との間隔を良好な間隔に調整する。
上述した複合ケーブル1は、2本の光ファイバユニット3と2本のメタル線4とによって構成されているが、光ファイバユニット3の本数及びメタル線4の本数は、これに限定される必要はない。例えば、図6のように、複合ケーブル11が、4本の光ファイバユニット3と4本のメタル線4とによって構成されていても、図7のように、複合ケーブル12が、2本の光ファイバユニット3と4本のメタル線4とによって構成されていても良い。図6及び図7の符号は図1と同様である。
図6の複合ケーブル11の場合、複合ケーブル11の長手方向に垂直な断面における、複合ケーブル11、光ファイバユニット3、メタル線4及び中心抗張力体2の寸法は、例えば、複合ケーブル11の外径が18.3mm、光ファイバユニット3の短径Dが2.1mm、光ファイバユニット3の長径dが2.6mm、メタル線4の外径Lが3.4mm、中心抗張力体2の外径Mが5.0mmである。
図6に示す複合ケーブルを1000m製造して布設し、光ファイバ心線の伝送損失の増加量を測定したところ、伝送損失の増加量は波長1.31μmと1.55μmにおいてほとんどなかった。なお、光ファイバ心線としては、ITU−T G.652で規定される通常シングルモードファイバ(SMF)を用いた。 図7の複合ケーブル12の場合、複合ケーブル12の長手方向に垂直な断面における、複合ケーブル12、光ファイバユニット3、メタル線4及び中心抗張力体2の寸法は、例えば、複合ケーブル12の外径が16.3mm、光ファイバユニット3の短径Dが2.1mm、光ファイバユニット3の長径dが2.6mm、メタル線4の外径Lが3.4mm、中心抗張力体2の外径Mが3.2mmである。
図7に示す複合ケーブルを1000m製造して布設し、光ファイバ心線の伝送損失の増加量を測定したところ、伝送損失の増加量は波長1.31μmと1.55μmにおいてほとんどなかった。なお、光ファイバ心線としては、ITU−T G.652で規定される通常シングルモードファイバ(SMF)を用いた。
本発明を適用可能な複合ケーブル1の長手方向に垂直な断面概略図を示した一例である。 本発明を適用可能な光ファイバユニット3の長手方向に垂直な断面概略図を示した一例である。 複合ケーブル1における光ファイバユニット3とメタル線4との撚り合わせ方を説明するための図である。 光ファイバユニット3の断面形状が矩形であるときの、ねじれ歪の発生を説明するための図である。 光ファイバユニット3の断面形状が扁平率の大きな楕円であるときの、ねじれ歪の発生を説明するための図である。 本発明を適用可能な他の複合ケーブル11の長手方向に垂直な断面概略図を示した一例である。 本発明を適用可能な他の複合ケーブル12の長手方向に垂直な断面概略図を示した一例である。
符号の説明
1、11、12 複合ケーブル
2 中心抗張力体
3 光ファイバユニット
4 メタル線
5 緩衝材
6 金属テープ層
7 被覆材
32 被覆材
33 抗張力体
34 ノッチ
35 テープ心線

Claims (4)

  1. 長手方向に対して垂直な断面の中心また概ね中心位置に中心抗張力体を有した、光ファイバユニットとメタル線との複合ケーブルであって、
    前記光ファイバユニットは、光ファイバ心線と、抗張力体と、前記光ファイバ心線と前記抗張力体とを一括被覆する被覆材とを有し、
    前記中心抗張力体の外周に沿って、撚り返し率100%で、少なくとも1本の前記光ファイバユニットと2本以上の前記メタル線とが撚り合わされていることを特徴とする複合ケーブル。
  2. 前記断面上の前記光ファイバユニットの断面形状は略楕円であり、前記光ファイバユニットの断面形状の短径Dと長径dとの比D/dは、0.6〜0.9であることを特徴とする請求項2に記載の複合ケーブル。
  3. 前記光ファイバユニットの長径dと前記メタル線の外径Lとの比d/Lは、0.8〜1.0であることを特徴とする請求項1または2に記載の複合ケーブル。
  4. ケーブル外装として、複合ケーブル外周部に金属テープ層を有していることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の複合ケーブル。


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