JP2000241683A - 給電線複合型光ファイバケーブル - Google Patents

給電線複合型光ファイバケーブル

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JP2000241683A
JP2000241683A JP11040682A JP4068299A JP2000241683A JP 2000241683 A JP2000241683 A JP 2000241683A JP 11040682 A JP11040682 A JP 11040682A JP 4068299 A JP4068299 A JP 4068299A JP 2000241683 A JP2000241683 A JP 2000241683A
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JP11040682A
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Kazunaga Kobayashi
和永 小林
Shin Saito
伸 齊藤
Akio Mogi
章夫 茂木
Suehiro Miyamoto
末広 宮本
Kimio Ando
公夫 安藤
Taiji Murakami
泰司 村上
Yoshiyuki Suetsugu
義行 末次
Masami Hara
雅美 原
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Furukawa Electric Co Ltd
Fujikura Ltd
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Sumitomo Electric Industries Ltd
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Furukawa Electric Co Ltd
Fujikura Ltd
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Sumitomo Electric Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ONUを設置する際に電力を確保する必要が
なく、任意の場所にONUを設置することができる、給
電線を備えた複合型光ファイバケーブルの提供する。 【解決手段】 テンションメンバ22の外周上に、導体
線23,23の上に被覆層が設けられてなる給電線26
と、光ユニット30が集合して構成された給電線複合型
光ファイバケーブルであって、前記導体線23の0.2
%耐力が7〜50kg/mm2であることを特徴とする
給電線複合型光ファイバケーブルを構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、従来のメタリック
設備と同等程度の低コストで光アクセスシステムを構築
するのに適した給電線複合型光ファイバケーブルに関す
る。
【0002】
【従来の技術】アクセス系ネットワークの光化を経済的
に実現していく技術として、PDS(パッシブ・ダブル
・スター)方式の新しい光アクセスシステムが検討され
ている。図4は、このシステムの概念を示した説明図で
ある。すなわち、通信設備センタ1に設置したPDS−
SLT(PDS型光加入者線端局装置)によって電気信
号を光信号に変換し、複数多重して、光ファイバケーブ
ル3によって複数の加入者端末2…の手前まで伝送す
る。
【0003】ONU(Optical Network Unit:光回線終
端装置)4は、複数の信号の多重、分離を行う多重・分
離部と光信号と電気信号とを変換する変換部とを備えた
ものである。通常、このONU4は、個人のユーザーに
対しては、屋外の電柱などに設けられる。このONU4
において、上述の複数多重して伝送した光信号を受信
し、各々のユーザーに必要な信号を取り出し、各加入者
端末2…に適合する電気信号に変換し、引込用メタル通
信線5…を通して加入者端末2…のそれぞれに送信す
る。このように、新しい光アクセスシステムにおいて
は、システムを構築する設備を複数のユーザーで共用す
るようになっているため、従来のメタリック設備と同等
の程度のコストでシステムを構築することができる。
【0004】図5は、図4に示したシステムに使用され
る従来の光ファイバケーブルの構造の一例を示した断面
図であって、この光ファイバケーブルは、中心に配され
たテンションメンバ12の外周上に、複数本の光ユニッ
ト16が撚り合わされて構成されている。前記テンショ
ンメンバ12は、複数本の鋼線などが撚り合わされてな
る裸テンショメンバ10の外周上にポリエチレンなどの
プラスチックからなる被覆層11が設けられてなるもの
である。前記光ユニット16は、2本のテンションメン
バ13と、これらの間に平行に配置された光ファイバ素
線14とが一括被覆層15にて一体化されてなる、断面
略楕円形のものである。この一括被覆層15の表面にお
いて、前記テンションメンバ13,13と光ファイバ素
線14の配列面と平行な2面の中心付近には、その長さ
方向にそってV溝15aがそれぞれ設けられている。そ
して、このV溝15aから一括被覆層15を引き剥すこ
とによって光ファイバ素線14の口出しを容易に行うこ
とができるようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図4に
示したONU4においては、従来のメタリック設備と異
なり、光信号と電気信号との変換を行うための電力を必
要とする。このため、ONU4を設置するにあたって
は、電力を供給するための給電ポイントを設け、この給
電ポイントから信号変換用の電力を供給する必要があ
る。したがって、この新しいアクセスシステムを構築す
るにおいては、ONU4を設置する度に、電力会社など
の電源設備から受電するための給電ポイントを設ける必
要があるが、地域によっては電力の確保が困難な場合が
あり、布設コストの上昇や布設時間の長期化を招くとい
う問題があった。そして、このためにシステム自体の構
築が困難になる場合があった。本発明は、前記事情に鑑
みてなされたもので、ONUを設置する際に電力を確保
する必要がなく、任意の場所にONUを設置することが
できる、給電線を備えた複合型光ファイバケーブルの提
供を課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明においては、テンションメンバの外周上に、
導体線の上に被覆層が設けられてなる給電線と、光ユニ
ットが集合して構成された給電線複合型光ファイバケー
ブルであって、前記導体線の0.2%耐力が7〜50k
g/mm2であることを特徴とする給電線複合型光ファ
イバケーブルを提案する。また、前記導体線の外径は
0.8〜3mmであると好ましい。前記0.2%耐力と
は、導体線の長さ方向に張力をかけて解放したときの導
体線の残留伸びが0.2%になる張力の値であって、J
IS Z−2241にしたがって測定される値である。
【0007】
【発明の実施の形態】図1は本発明の給電線複合型光フ
ァイバケーブルの一例を示した断面図であって、この給
電線複合型光ファイバケーブルは、テンショメンバ22
の外周上に、給電線(導体対心線)26と光ユニット3
0が複数本ずつ、隙間無く撚り合わされ、集合して概略
構成されている。この例においては、5本の給電線26
と、8本の光ユニット30が用いられている。
【0008】前記テンショメンバ22は、例えば鋼線が
複数本撚り合されてなる裸テンショメンバ20の外周上
にポリエチレンなどのプラスチックからなる被覆層21
が設けられて構成されている。この例において、前記裸
テンショメンバ20の外径は4.2mm、前記テンショ
メンバ22の外径は8mmである。被覆層21は必須で
はなく、裸テンショメンバ20のみをテンションメンバ
として用いることもできる。
【0009】前記給電線26は、2本の導体線23,2
3が平行に配置され、ポリエチレンなどのプラスチック
ならなる一括被覆層24にて一括被覆されて形成された
断面略楕円形のものである。一括被覆層24の表面にお
いて、導体線23,23の配列方向と平行な2面には、
その長さ方向に沿ってV溝24aがそれぞれ設けられ、
ここから一括被覆層24を引き剥して容易に導体線2
3,23の口出しができるようになっている。
【0010】通常の電力ケーブルの導体線としては、例
えば軟銅線などが用いられている。しかしながら、本発
明者らが従来と同様の軟銅線を用いて図1に示した構造
のケーブルを試作したところ、ケーブル敷設時に受ける
しごきによって導体線23が破損したり、導体線23の
変形によって給電線26の外観が変化するという問題が
発生した。このしごきにおいては、最大ケーブル全体に
200kg程度の負荷がかけられる。すなわち、図1に
示した本発明の給電線複合型光ファイバケーブルは、図
5に示した従来の光ファイバケーブルの構成を参考に、
光ユニットとともに給電線を集合させて複合するという
発想のもとになされたものである。しかしながら、図5
に示した構造に、単に光ユニットとともに給電線を集合
させるという構成を付加したのみでは、実用可能な給電
線複合型光ファイバケーブルを得ることができなかっ
た。
【0011】そこで、本発明者らが検討した結果、導体
線23として、0.2%耐力が7〜50kg/mm2
適当な柔軟性と剛性とを兼ね備えたものを用いるという
更なる構成を付加することによって、テンションメンバ
22の外周上に撚り合わせの際の操作性が良好で、かつ
外観の不良や、ケーブルが曲がりにくいことに起因する
敷設の操作性の低下やロスの増加が発生せず、さらに、
ケーブル敷設時のしごきに起因する破損や変形が発生し
にくいものを提供できることがわかった。このような
0.2%耐力の数値範囲が要求されるのは、上述のよう
にテンションメンバの外周上に光ユニットとともに給電
線が撚り合わされており、さらにこの給電線を構成する
導体線を保護するのが、導体線の外周上に設けられた被
覆層のみであるという本発明の給電線複合型光ファイバ
ケーブル特有の構成上の理由からである。
【0012】0.2%耐力が7kg/mm2未満では機
械的な強度が十分ではないため不都合である。また、5
0kg/mm2をこえると剛性が大きすぎて、ケーブル
製造時にテンションメンバ22の外周上に撚り合わせに
くくなる。このような特性を満足する導体としては、硬
銅線、硬アルミ線などが好適である。また、導体線23
の外径は0.8〜3.0mmであると好ましい。0.8
mm未満では十分な給電能力が得られず、また、3.0
mmをこえると、上述の0.2%耐力の数値範囲を満足
できない場合がある。
【0013】この例において、導体線23の外径は1.
2mmで、2本の導体線23,23の相互間の距離は
1.2mm、給電線26の断面における導体線23,2
3の配列方向と平行な長軸直径の長さは4.8mm、こ
の長軸直径と直交する短軸直径の長さは2.4mmであ
る。また、導体線23の外面から被覆層24の外面まで
の長さ(被覆層24の厚さ)は約0.8mm、V溝24
aの最大幅は1.0mm、深さは0.8mmである。
【0014】一方、光ユニット30は、2本のテンショ
ンメンバ27,27と、これらの間に平行に配置された
光ファイバ素線28とが、一括被覆層29にて一体化さ
れた断面略楕円形のものである。この一括被覆層29の
表面において、前記テンションメンバ27,27と光フ
ァイバ素線28の配列面と平行な2面の中心付近には、
その長さ方向にそってV溝29aがそれぞれ設けられて
いる。そして、これらのV溝29aから一括被覆層29
を引き剥すことによって光ファイバ素線28の口出しを
容易に行うことができるようになっている。
【0015】前記テンションメンバ27としては、鋼線
などが用いられる。この例においてテンションメンバ2
7の外径は0.4mmである。前記光ファイバ素線28
は、石英系ガラスからなる裸光ファイバの外周上に紫外
線硬化型樹脂などからなる軟質の1次被覆層と硬質の二
次被覆層が設けられた通常のもので、前記裸光ファイバ
の外径は約125μm、光ファイバ素線28の外径は約
250μmである。また、一括被覆層29は、例えばポ
リ塩化ビニルなどのプラスチックからなるものである。
この例において、光ユニット30の断面におけるテンシ
ョンメンバ27,27と光ファイバ素線28の配列方向
と平行な長軸直径の長さは3mm、この長軸直径と直交
する短軸直径の長さは1.6mmである。また、V溝2
9aの最大幅は0.5mm、深さは0.3mmである。
【0016】上述の給電線26と光ユニット30の本数
は特に限定せず、システムによって適宜変更する。ま
た、通常、給電線26の断面積は光ユニット30の断面
積と比較して大きいので、テンションメンバ22の外周
全体に、できるだけ給電線26と光ユニット30が偏ら
ないようにバランスよく配置すると好ましい。また、給
電線26と光ユニット30はテンショメンバ22に撚り
合わせず、テンショメンバ22の外周上に直線状に集合
することもできるが、この場合は、例えば、その長さ方
向において、所定の間隔毎に、給電線26と光ユニット
30をテンショメンバ22と一体化するための固定手段
などを必要とする。
【0017】図1に示した給電線複合型光ファイバケー
ブルは、例えば以下のようにして製造することができ
る。すなわち、裸テンショメンバ20の外周上に、好ま
しくは押出被覆により被覆層21を設けてテンショメン
バ22を製造する。
【0018】一方、2本の導体線23,23を平行に配
列して、好ましくは押出被覆により一括被覆層24を設
けて給電線26を製造する。V溝24aは、この押出被
覆時のダイの形状の選択によって、押出被覆と同時に形
成することもできるし、押出被覆後に一括被覆層24の
表面を加工して形成することもできる。また、2本のテ
ンションメンバ27,27と光ファイバ素線28を平行
に配列して、好ましくは押出被覆により一括被覆層29
を設けて光ユニット30を製造する。V溝29aは、給
電線26の一括被覆層24に設けられたV溝24aと同
様にして形成することができる。このようにして製造し
た給電線26と光ユニット30を、テンショメンバ22
の外周上に撚り合わせて、給電線複合型光ファイバケー
ブルを得る。
【0019】図2は、本発明の給電線複合型光ファイバ
ケーブルの他の例を示したものであって、図1に示した
給電線複合型光ファイバケーブルと異なる点は、給電線
26にかわって、1本の導体線23の外周上に被覆層2
4’が設けられてなる断面円形の給電線26’が、2本
一組で用いられている点である。この例において、被覆
層24’はポリエチレンなどのプラスチックからなり、
給電線26’の外径は2.5mmである。すなわち、こ
の給電線複合型光ファイバケーブルは、被覆テンション
メンバ22の外周上に、2本の給電線26’,26’
が、テンションメンバ22を介して対峙するように撚り
合わされるとともに、給電線26’と給電線26’との
間に4本ずつの光ユニット30…配され、合計8本の光
ユニット30が、テンションメンバ22の外周上に撚り
合わされて構成されている。図3は、図1に示したもの
と、給電線26と光ユニット30の本数が異なるもの
で、この例においては、3本の給電線26と4本の光ユ
ニット30が用いられている。
【0020】上述のように、本発明の給電線複合型光フ
ァイバケーブルは、導体線23の2%耐力の数値範囲を
満足し、さらに好ましくは導体線23の外径の数値範囲
を満足するように設計することによって以下のような効
果が得られる。すなわち、テンションメンバ22の外周
上に給電線26または給電線26’と光ユニット30を
撚り合わせる際の操作性が良好で、良好な外観が得ら
れ、また、ケーブルが曲がりにくいことに起因する敷設
の操作性の低下を抑制することができる。さらに、ケー
ブル敷設時のしごきなどによって、給電線26または給
電線26’の破損、変形などが発生しにくい。したがっ
て、給電線26または給電線26’を他のシースなどに
収めて保護する必要がなく、構造が簡単で、軽量化や製
造コストの低減を図ることができる。
【0021】また、給電線26または給電線26’と光
ユニット30が一体化したものなので、図4に示したシ
ステムにおいて、光ファイバケーブル3にかわってこの
給電線複合型光ファイバケーブルを用いれば、以下のよ
うな効果を得ることができる。すなわち、通信設備セン
タ1において、給電線複合型光ファイバケーブルの光ユ
ニット30に光信号を供給するとともに、給電線26ま
たは給電線26’に電力を供給すると、ONU4におい
て、給電線26または給電線26’からの電力の供給に
より、光ユニット30から出力した光信号を電気信号に
変換することができる。したがって、ONU4において
電力を確保する必要がなく、設備コストの削減と工事に
かかるコストや作業時間の低減を図ることができる。ま
た、任意の場所にONUを設置してシステムを構築する
ことができる。なお、この給電線複合型光ファイバケー
ブルは、図4に示したシステムにおいて、直流で使用す
ることを想定しているが、各々のONU4に、交流を直
流に変換する変換器を設ければ、交流で使用することも
可能である。
【0022】
【実施例】以下、本発明について、実施例を示して詳細
に説明する。図1に示した給電線複合型光ファイバケー
ブルと同様のものを、0.2%耐圧が7〜60kg/m
2の範囲の導体線を用いていくつか試作し、以下の項
目について評価した。 評価項目: 1)ケーブル製造性 ケーブル製造時において、テンションメンバの外周上に
給電線を集合させる際の給電線の状態を観察した。 2)敷設を想定したしごき試験 試作した給電線複合型光ファイバケーブル50mを、張
力200kgで、金車を用いて90度に曲げてしごき、
ケーブルの外観の変化を観察し、また、そのときの光ユ
ニットの伝送損失を測定した。
【0023】その結果、導体線の0.2%耐力が7〜5
0kg/mm2の範囲内の給電線複合型光ファイバケー
ブルにおいては、製造時の給電線の集合状態が良好で、
試作した給電線複合型光ファイバケーブルの外観も良好
であった。また、しごき試験を行っても外観の変化や光
ユニットの損失増はなかった。これに対して、0.2%
耐力が7kg/mm2未満のものは、製造時の給電線の
集合は容易であったが、しごき試験によって給電線に曲
がりが発生し、外観が不良となった。また、しごき試験
の結果、0.5dB程度のロスが発生した。一方、50
kg/mm2をこえる場合は、製造時にテンションメン
バ給の外周上に電線を集合しにくく、その結果、得られ
た給電線複合型光ファイバケーブルの外観が不良となっ
た。
【0024】したがって、本発明における0.2%耐力
の数値範囲を満足することによって、製造時における給
電線の集合の操作性が容易で、かつ外観も良好な給電線
複合型光ファイバケーブルが得られ、さらに、ケーブル
敷設時のしごきによっても外観の不良やロスなどの不都
合が発生しにくい給電線複合型光ファイバケーブルを提
供できることが明らかとなった。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように本発明の給電線複合
型光ファイバケーブルにおいては、上述の導体線の2%
耐力の数値範囲を満足し、さらに好ましくは導体線の外
径の数値範囲を満足するように設計することによって以
下のような効果が得られる。すなわち、テンションメン
バの外周上に給電線と光ユニットを撚り合わせる際の操
作性が良好で、良好な外観が得られ、また、ケーブルが
曲がりにくいことに起因するロスの増加を抑制すること
ができる。さらに、ケーブル敷設時のしごきなどによっ
て、給電線の破損、変形などが発生しにくい。したがっ
て、給電線を他のシースなどに収めて保護する必要がな
く、構造が簡単で、軽量化や製造コストの低減を図るこ
とができる。また、給電線と光ユニットが一体化したも
のなので、上述の新しいアクセスシステムにおいて、従
来の光ファイバケーブルにかわってこの給電線複合型光
ファイバケーブルを用いれば、ONUにおいて電力を確
保する必要がなく、設備コストの削減と工事にかかるコ
ストや作業時間の低減を図ることができる。また、任意
の場所にONUを設置してシステムを構築することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の給電線複合型光ファイバケーブルの
一例を示した断面図である。
【図2】 本発明の給電線複合型光ファイバケーブルの
他の例を示した断面図である。
【図3】 本発明の給電線複合型光ファイバケーブルの
他の例を示した断面図である。
【図4】 PDS方式の新しい光アクセスシステムの概
念の説明図である。
【図5】 従来の光ファイバケーブルの構造の一例を示
した断面図である。
【符号の説明】
20…裸テンションメンバ、21…被覆層、22…テン
ショメンバ、23…導体線、24…一括被覆層、24a
…V溝、24’…被覆層、26…給電線(導体対心
線)、26’…給電線、27…テンションメンバ、28
…光ファイバ素線、29…一括被覆層、29a…V溝、
30…光ユニット。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 000005290 古河電気工業株式会社 東京都千代田区丸の内2丁目6番1号 (72)発明者 小林 和永 千葉県佐倉市六崎1440番地 株式会社フジ クラ佐倉工場内 (72)発明者 齊藤 伸 千葉県佐倉市六崎1440番地 株式会社フジ クラ佐倉工場内 (72)発明者 茂木 章夫 千葉県佐倉市六崎1440番地 株式会社フジ クラ佐倉工場内 (72)発明者 宮本 末広 千葉県佐倉市六崎1440番地 株式会社フジ クラ佐倉工場内 (72)発明者 安藤 公夫 東京都新宿区西新宿三丁目19番2号 日本 電信電話株式会社内 (72)発明者 村上 泰司 東京都新宿区西新宿三丁目19番2号 日本 電信電話株式会社内 (72)発明者 末次 義行 神奈川県横浜市栄区田谷町1番地 住友電 気工業株式会社横浜製作所内 (72)発明者 原 雅美 東京都千代田区丸の内二丁目6番1号 古 河電気工業株式会社内 Fターム(参考) 2H001 BB15 BB27 DD04 DD06 DD09 DD10 DD11 FF01 KK02 KK06 KK22 PP01 5G319 HA01 HA08 HB05 HC01 HD03 HE05 HE10 HE19

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 テンションメンバの外周上に、導体線の
    上に被覆層が設けられてなる給電線と、光ユニットが集
    合して構成された給電線複合型光ファイバケーブルであ
    って、前記導体線の0.2%耐力が7〜50kg/mm
    2であることを特徴とする給電線複合型光ファイバケー
    ブル。
  2. 【請求項2】 前記導体線の外径が0.8〜3mmであ
    ることを特徴とする請求項1記載の給電線複合型光ファ
    イバケーブル。
JP11040682A 1999-02-18 1999-02-18 給電線複合型光ファイバケーブル Pending JP2000241683A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009048938A (ja) * 2007-08-22 2009-03-05 Furukawa Electric Co Ltd:The 複合ケーブル
JP2009054312A (ja) * 2007-08-23 2009-03-12 Asahi Kasei Fibers Corp 伸縮性光ファイバー複合ケーブル及びその製造方法

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