JP2879221B2 - 細径光ケーブル - Google Patents
細径光ケーブルInfo
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- JP2879221B2 JP2879221B2 JP1058018A JP5801889A JP2879221B2 JP 2879221 B2 JP2879221 B2 JP 2879221B2 JP 1058018 A JP1058018 A JP 1058018A JP 5801889 A JP5801889 A JP 5801889A JP 2879221 B2 JP2879221 B2 JP 2879221B2
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- Japan
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- cable
- optical fiber
- jacket
- optical cable
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Description
【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> この発明はインテリジェントビル等情報の集中するオ
フィスに於いて、布設される加入者ケーブルとして用い
られる光ケーブルの通信容量を増大しようとするもので
ある。
フィスに於いて、布設される加入者ケーブルとして用い
られる光ケーブルの通信容量を増大しようとするもので
ある。
<従来の技術> 光ファイバケーブルは導入当初市外中継系に導入さ
れ、次第に加入者系まで用途が拡大してきている。加入
者系で多くの需要が予想されるのは近年急ピッチで進め
られているインテリジェントビルの如き情報の集中する
オフィスである。
れ、次第に加入者系まで用途が拡大してきている。加入
者系で多くの需要が予想されるのは近年急ピッチで進め
られているインテリジェントビルの如き情報の集中する
オフィスである。
このようなビル内には通信ケーブルのみならず、電力
ケーブル、上下水道等が配設される為に通信ケーブルの
細径化は不可欠の要請である。
ケーブル、上下水道等が配設される為に通信ケーブルの
細径化は不可欠の要請である。
ところで従来の加入者系ケーブルでは例えば第4図に
示すように中心にテンションメンバー10を設け、その周
囲にスロット11を設け、スロット11の外側の凹所12に0.
9mmの光ファイバ心線13を装着し、その外側にコアラッ
プ14及びジャケット15を設けた構造のものが知られてい
る。
示すように中心にテンションメンバー10を設け、その周
囲にスロット11を設け、スロット11の外側の凹所12に0.
9mmの光ファイバ心線13を装着し、その外側にコアラッ
プ14及びジャケット15を設けた構造のものが知られてい
る。
<発明が解決すべき課題> このような従来のケーブルでは第4図に示したような
8心ケーブルを例にとれば、ケーブル外径は9mmとなる
ので、将来の需要増しに対してケーブルを追加布設しよ
うとする場合スペース的に制限を受け困難となることが
予測される。
8心ケーブルを例にとれば、ケーブル外径は9mmとなる
ので、将来の需要増しに対してケーブルを追加布設しよ
うとする場合スペース的に制限を受け困難となることが
予測される。
この発明はこのような課題を解決することを目的とす
る。
る。
<課題を解決するための手段> この発明の概要はテンションメンバーを中心としてそ
の周囲に薄肉の紫外線硬化型樹脂被覆を有する光ファイ
バ素線を複数本設置し、これを包被して緩衝用の紫外線
硬化型樹脂充填層が設けられ、該充填層の上にさらに緩
衝用の熱可塑性ジャケットが設けられ、さらに該ジャケ
ットの上に補強用のシースが設けられて成る細径光ケー
ブルである。
の周囲に薄肉の紫外線硬化型樹脂被覆を有する光ファイ
バ素線を複数本設置し、これを包被して緩衝用の紫外線
硬化型樹脂充填層が設けられ、該充填層の上にさらに緩
衝用の熱可塑性ジャケットが設けられ、さらに該ジャケ
ットの上に補強用のシースが設けられて成る細径光ケー
ブルである。
ここで素線の被覆材を紫外線硬化型に限定したのは、
熱硬化型では機械的強度が弱いため薄肉層では所定の強
度が得られないからである。また充填層をも紫外線硬化
型に限定したのは素線の被覆材が紫外線硬化型のため耐
熱性に乏しく、その上に熱硬化型樹脂や熱可塑性樹脂を
被覆しようとすると、その硬化温度や押出温度が高いた
め劣化するからである。
熱硬化型では機械的強度が弱いため薄肉層では所定の強
度が得られないからである。また充填層をも紫外線硬化
型に限定したのは素線の被覆材が紫外線硬化型のため耐
熱性に乏しく、その上に熱硬化型樹脂や熱可塑性樹脂を
被覆しようとすると、その硬化温度や押出温度が高いた
め劣化するからである。
<作用> このようにすることによって光ファイバ心線として細
い素線を用い、しかも従来のように外径を大きくするス
ロットを用いることなく、強度を持たせた光ケーブルを
提供するものである。
い素線を用い、しかも従来のように外径を大きくするス
ロットを用いることなく、強度を持たせた光ケーブルを
提供するものである。
<実施例> この発明の実施例は第1図に示すようにテンションメ
ンバー1を中心とし、その周囲に例えば0.25mmφの紫外
線硬化型被覆を有する光ファイバ素線2を設け、これを
包被してシリコーンアクリレートなどからなる緩衝用の
紫外線硬化型樹脂充填層3と、さらにその外側にナイロ
ン,ポリエチレン,FEP,ハイトレル(デュポン社熱可塑
性樹脂商品名)の如き熱可塑性樹脂ジャケット4を設
け、更にケブラー層5,ゴム又は熱可塑性樹脂からなる外
被6を設けてケーブルを構成している。
ンバー1を中心とし、その周囲に例えば0.25mmφの紫外
線硬化型被覆を有する光ファイバ素線2を設け、これを
包被してシリコーンアクリレートなどからなる緩衝用の
紫外線硬化型樹脂充填層3と、さらにその外側にナイロ
ン,ポリエチレン,FEP,ハイトレル(デュポン社熱可塑
性樹脂商品名)の如き熱可塑性樹脂ジャケット4を設
け、更にケブラー層5,ゴム又は熱可塑性樹脂からなる外
被6を設けてケーブルを構成している。
かかるケーブルによるときは、0.25mmφという細い光
ファイバ素線2を用いているので通常ならば外力に弱く
光の損失が多いが、各素線を紫外線硬化型樹脂充填層3
を設けたこと及び熱可塑性樹脂ジャケット4を設けたこ
とにより外力に対するクッション作用を果たし光ファイ
バを保護しているので、光ファイバの損失の増加を防止
している。
ファイバ素線2を用いているので通常ならば外力に弱く
光の損失が多いが、各素線を紫外線硬化型樹脂充填層3
を設けたこと及び熱可塑性樹脂ジャケット4を設けたこ
とにより外力に対するクッション作用を果たし光ファイ
バを保護しているので、光ファイバの損失の増加を防止
している。
なおケブラー層5,ゴム又は熱可塑性樹脂からなる外被
6は勿論ケーブルの一般的な保護作用を有し、テンショ
ンメンバー1はケーブルを布設する際の張力に耐える為
の張力線であることは従来と同様である。
6は勿論ケーブルの一般的な保護作用を有し、テンショ
ンメンバー1はケーブルを布設する際の張力に耐える為
の張力線であることは従来と同様である。
このようにして構成されたケーブルの外径は5mm程度
であり、従来のケーブルに比較して約1/3程度の断面積
にすることが出来た。
であり、従来のケーブルに比較して約1/3程度の断面積
にすることが出来た。
第2図はこの発明の他の実施例で、ケブラー層5,ゴム
又は熱可塑性樹脂からなる外被6に代えてコアラップ
(Al/PE)7、鋼線8入りゴム又は熱可塑性樹脂からな
る外被6を順次設けたもので、シースとしてヤング率の
高い鋼線8をシース中に配置しているので耐張力を一層
高めることが出来る。その他の効果は前記第1図の物と
同様である。
又は熱可塑性樹脂からなる外被6に代えてコアラップ
(Al/PE)7、鋼線8入りゴム又は熱可塑性樹脂からな
る外被6を順次設けたもので、シースとしてヤング率の
高い鋼線8をシース中に配置しているので耐張力を一層
高めることが出来る。その他の効果は前記第1図の物と
同様である。
第3図は更に他の実施例で第1図と異なるところは単
一の紫外線硬化型樹脂充填層3に代えてシリコーンアク
リレートからなるソフト充填層3Aとエポキシアクリレー
トからなるハード充填層3Bとを以て構成したものであ
る。これによってケーブルの耐側圧性を一層高めたケー
ブルとすることが出来る。
一の紫外線硬化型樹脂充填層3に代えてシリコーンアク
リレートからなるソフト充填層3Aとエポキシアクリレー
トからなるハード充填層3Bとを以て構成したものであ
る。これによってケーブルの耐側圧性を一層高めたケー
ブルとすることが出来る。
<発明の効果> この発明によるときは前記の如く極めて細い光ファイ
バ素線を用いているにもかかわらず、機械的な保護の効
果が十分で、ケーブルの細径化を実現出来る。
バ素線を用いているにもかかわらず、機械的な保護の効
果が十分で、ケーブルの細径化を実現出来る。
第1図〜第3図はこの発明の実施例の断面図、第4図は
従来のケーブルの例の断面図である。 1;テンションメンバー、2;光ファイバ素線 3;紫外線硬化型樹脂充填層 3A;ソフト充填層、3B;ハード充填層 4;熱硬化性樹脂ジャケット、5;ケブラー層 6;外被、7;コアラップ、8;鋼線
従来のケーブルの例の断面図である。 1;テンションメンバー、2;光ファイバ素線 3;紫外線硬化型樹脂充填層 3A;ソフト充填層、3B;ハード充填層 4;熱硬化性樹脂ジャケット、5;ケブラー層 6;外被、7;コアラップ、8;鋼線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−291015(JP,A) 特開 昭61−5212(JP,A) 特開 昭56−32109(JP,A) 特開 昭55−118004(JP,A) 実開 昭60−163412(JP,U) 実開 昭58−7106(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G02B 6/44 366
Claims (1)
- 【請求項1】テンションメンバーを中心としてその周囲
に薄肉の紫外線硬化型樹脂被覆を有する光ファイバ素線
を複数本設置し、これを包被して緩衝用の紫外線硬化型
樹脂充填層が設けられ、該充填層の上にさらに緩衝用の
熱可塑性ジャケットが設けられ、さらに該ジャケットの
上に補強用のシースが設けられて成る細径光ケーブル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1058018A JP2879221B2 (ja) | 1989-03-13 | 1989-03-13 | 細径光ケーブル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1058018A JP2879221B2 (ja) | 1989-03-13 | 1989-03-13 | 細径光ケーブル |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02238412A JPH02238412A (ja) | 1990-09-20 |
JP2879221B2 true JP2879221B2 (ja) | 1999-04-05 |
Family
ID=13072226
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1058018A Expired - Fee Related JP2879221B2 (ja) | 1989-03-13 | 1989-03-13 | 細径光ケーブル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2879221B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6987916B2 (en) * | 2001-12-18 | 2006-01-17 | Alcatel | Fiber optic central tube cable with bundled support member |
FR2854250B1 (fr) | 2003-04-25 | 2005-06-17 | Cit Alcatel | Cable a fibres optiques avec element central de renforcement directement couple mecaniquement aux fibres optiques |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE2907704B2 (de) * | 1979-02-28 | 1981-03-12 | Siemens AG, 1000 Berlin und 8000 München | Verseilelement für optische Kabel |
JPS5632109A (en) * | 1979-08-24 | 1981-04-01 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | Unit type optical fiber cable |
JPS587106U (ja) * | 1981-07-03 | 1983-01-18 | 日本電信電話株式会社 | 光ケ−ブル |
JPS615212A (ja) * | 1984-06-19 | 1986-01-11 | Furukawa Electric Co Ltd:The | 光フアイバユニツトの製造方法 |
-
1989
- 1989-03-13 JP JP1058018A patent/JP2879221B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02238412A (ja) | 1990-09-20 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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