JP2000133061A - 給電線複合型光ファイバケーブル - Google Patents
給電線複合型光ファイバケーブルInfo
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Abstract
いて、ONU(光回線終端装置)を設計する際に電力を
確保する必要がなく、任意の場所にONUを設置するこ
とができる、給電線を備えた複合型光ファイバケーブル
の提供を課題とする。 【解決手段】 テンショメンバ22の上に、給電線26
と光ユニット30がシース31内に納納められてなる光
電力複合ユニット32が、複数集合してなることを特徴
とする給電線複合型光ファイバケーブルを構成する。
Description
設備と同等程度の低コストで光アクセスシステムを構築
するのに適した給電線複合型光ファイバケーブルに関す
る。
に実現していく技術として、PDS(パッシブ・ダブル
・スター)方式の新しい光アクセスシステムが検討され
ている。図2は、このシステムの概念を示した説明図で
ある。すなわち、通信設備センタ1に設置したPDS−
SLT(PDS型光加入者線端局装置)によって電気信
号を光信号に変換し、複数多重して、光ファイバケーブ
ル3によって複数の加入者端末2…の手前まで伝送す
る。
端装置)4は、複数の信号の多重、分離を行う多重・分
離部と光信号と電気信号とを変換する変換部とを備えた
ものである。通常、このONU4は、個人のユーザーに
対しては、屋外の電柱などに設けられる。このONU4
において、上述の複数多重して伝送した光信号を受信
し、各々のユーザーに必要な信号を取り出し、各加入者
端末2…に適合する電気信号に変換し、引込用メタル通
信線5…を通して加入者端末2…のそれぞれに送信す
る。このように、新しい光アクセスシステムにおいて
は、システムを構築する設備を複数のユーザーで共用す
るようになっているため、従来のメタリック設備と同等
の程度のコストでシステムを構築することができる。
る従来の光ファイバケーブルの構造の一例を示した断面
図であって、この光ファイバケーブルは、中心に配され
たテンションメンバ12の外周上に、複数本の光ユニッ
ト16が撚り合わされて構成されている。前記テンショ
ンメンバ12は、複数本の鋼線などが撚り合わされてな
る裸テンショメンバ10の外周上にポリエチレンなどの
プラスチックからなる被覆層11が設けられてなるもの
である。前記光ユニット16は、2本のテンションメン
バ13と、これらの間に平行に配置された光ファイバ素
線14とが一括被覆層15にて一体化されてなる、断面
略楕円形のものである。この一括被覆層15の表面にお
いて、前記テンションメンバ13,13と光ファイバ素
線14の配列面と平行な2面の中心付近には、その長さ
方向にそってV溝15aがそれぞれ設けられている。そ
して、このV溝15aから一括被覆層15を引き剥すこ
とによって光ファイバ素線14の口出しを容易に行うこ
とができるようになっている。
示したONU4においては、従来のメタリック設備と異
なり、光信号と電気信号との変換を行うための電力を必
要とする。このため、ONU4を設置するにあたって
は、電力を供給するための給電ポイントを設け、この給
電ポイントから信号変換用の電力を供給する必要があ
る。したがって、この新しいアクセスシステムを構築す
るにおいては、ONU4を設置する度に、電力会社など
の電源設備から受電するための給電ポイントを設ける必
要があるが、地域によっては電力の確保が困難な場合が
あり、布設コストの上昇や布設時間の長期化を招くとい
う問題があった。そして、このためにシステム自体の構
築が困難になる場合があった。本発明は、前記事情に鑑
みてなされたもので、ONUを設置する際に電力を確保
する必要がなく、任意の場所にONUを設置することが
できる、給電線を備えた複合型光ファイバケーブルの提
供を課題とする。
に、本発明においては、テンショメンバの上に、給電線
と光ユニットがシース内に収められてなる光電力複合ユ
ニットが、複数本集合してなる特徴とする給電線複合型
光ファイバケーブルを提案する。
ァイバケーブルの一例を示した断面図であって、この給
電線複合型光ファイバケーブルは、テンショメンバ22
の外周上に、光電力複合ユニット32が、複数本撚り合
わされ、集合して概略構成されている。
複数本撚り合されてなる裸テンショメンバ20の上にポ
リエチレンなどのプラスチックからなる被覆層21が設
けられて構成されている。この例において、前記裸テン
ショメンバ20の外径は4.2mm、前記テンショメン
バ22の外径は8mmである。被覆層21は必須ではな
く、裸テンショメンバ20のみをテンションメンバとし
て用いることもできる。
層であるシース31の内部に、給電線(導体対心線)2
6と光ユニット30が1本ずつ、それぞれ直線状または
対より状に収められて構成されている。前記給電線26
は、2本の導体線23,23が平行に配置され、一括被
覆層24にて一括被覆されて形成された断面略楕円形の
ものである。一括被覆層24の表面において、導体線2
3,23の配列方向と平行な2面には、その長さ方向に
沿ってV溝24aがそれぞれ設けられ、ここから一括被
覆層24を引き剥して容易に導体線23,23の口出し
ができるようになっている。
の例において、導体線23の外径は1.2mmである。
また、一括被覆層24は、ポリエチレンなどのプラスチ
ックからなるものである。この例において、2本の導体
線23,23の相互間の距離は1.2mm、給電線26
の断面における導体線23,23の配列方向と平行な長
軸直径の長さは4.8mm、この長軸直径と直交する短
軸直径の長さは2.4mmである。V溝24aの最大幅
は1.0mm、深さは0.8mmである。
メンバ27と、これらの間に平行に配置された光ファイ
バ素線28とが、一括被覆層29にて一体化された断面
略楕円形のものである。この一括被覆層29の表面にお
いて、前記テンションメンバ27,27と光ファイバ素
線28の配列面と平行な2面の中心付近には、その長さ
方向にそってV溝29aがそれぞれ設けられている。そ
して、これらのV溝29aから一括被覆層29を引き剥
すことによって光ファイバ素線28の口出しを容易に行
うことができるようになっている。
などが用いられる。この例においてテンションメンバ2
7の外径は0.4mmである。前記光ファイバ素線28
は、石英系ガラスからなる裸光ファイバの上に紫外線硬
化型樹脂などからなる軟質の1次被覆層と硬質の二次被
覆層が設けられた通常のもので、前記裸光ファイバの外
径は約125μm、光ファイバ素線28の外径は約25
0μmである。また、一括被覆層29は、例えばポリ塩
化ビニルなどのプラスチックからなるものである。この
例において、光ユニット30の断面におけるテンション
メンバ27,27と光ファイバ素線28の配列方向と平
行な長軸直径の長さは3mm、この長軸直径と直交する
短軸直径の長さは1.6mmである。また、V溝29a
の最大幅は0.5mm、深さは0.3mmである。
られているシース31は、円管状で、ポリエチレン、ポ
リ塩化ビニルなどのプラスチックから形成されている。
この例において、シース31の内径は5.1mm、外径
は5.7mmである。
22に撚り合わせず、テンショメンバ22の外周上に直
線状に集合することもできるが、この場合は、例えば、
その長さ方向において、所定の間隔毎に、光電力複合ユ
ニット32をテンショメンバ22と一体化するための固
定手段などを必要とする。
ブルは、例えば以下のようにして製造することができ
る。すなわち、裸テンショメンバ20の上に、好ましく
は押出被覆により被覆層21を設けてテンショメンバ2
2を製造する。
列して、好ましくは押出被覆により一括一括被覆層24
を設けて給電線26を製造する。V溝24aは、この押
出被覆時のダイの形状の選択によって、押出被覆と同時
に形成することもできるし、押出被覆層後に一括被覆層
24の表面を加工して形成することもできる。また、2
本のテンションメンバ27,27と光ファイバ素線28
を平行に配列して、好ましくは押出被覆により一括被覆
層29を設けて光ユニット30を製造する。V溝29a
は、給電線26の一括被覆層24に設けられたV溝24
aと同様にして形成することができる。このようにして
製造した給電線26と光ユニット30を1本ずつ集合
し、この上に、好ましくは押出被覆によりシース31を
設けて光電力複合ユニット32を製造する。最後にテン
ショメンバ22の外周上に、複数本の光電力複合ユニッ
ト32を撚り合わせて、給電線複合型光ファイバケーブ
ルを得る。
は、給電線26と光ユニット30が一体化したものなの
で、図2に示したシステムにおいて、光ファイバケーブ
ル3にかかわってこの給電線複合型光ファイバケーブル
を用いれば、以下のような効果を得ることができる。
電線複合型光ファイバケーブルの光NU4において、給
電線26からの電力の供給により、光ユニット30から
出力した光信号を電気信号に変換することができる。し
たがって、ONU4において電力を確保する必要がな
く、設備コストの削減と工事にかかるコストや作業時間
の低減を図ることができる。また、任意の場所にONU
を設置してシステムを構築することができる。特に、図
1に示した本発明の給電線複合型光ファイバケーブル
は、1本の給電線26と1本の光ユニット30がまとめ
てひとつのシース31内に収められているので、給電線
複合型光ファイバケーブルをONU4に接続する際に、
接続ミスを少なくすることができる。この結果、布設時
の作業性を向上させることができる。なお、この給電線
複合型光ファイバケーブルは、図2に示したシステムに
おいて、直流で使用することを想定しているが、各々の
ONU4に、交流を直流に変換する変換器を設ければ、
交流で使用することも可能である。
ルは、通常、断面円形のテンションメンバ12の外周上
に断面略楕円形の光ユニット16が密集して集合してい
る。このため、テンションメンバ12上に光ユニット1
6を集合する際の操作性がって、光ユニット16に応力
がかかりやすい場合がある。これに対して、図1に示し
た本発明の給電線複合型光ファイバケーブルは、テンシ
ョメンバ22と光電力複合ユニット32の断面形状が共
通して円形なので、これらの集合の際の操作性が良好で
ある。また、シース31内の給電線26と光ユニット3
0が直線状または対より状に緩やかに集合しているの
で、環境温度変化による互いの長さ方向の伸縮に影響さ
れにくく、環境温度が変化しても光ユニット30に応力
がかかりにくくなっている。また、シース31内に収め
られているため、給電線26と光ユニット30の相互の
伸縮によって、光ユニット30に垂水などが発生するこ
ともない。さらに、シース31によって最外層が保護さ
れているため、耐候性や機械的特性に優れ、特に光ユニ
ット30の伝送特性の劣化を防ぐことができる。
型光ファイバケーブルは、給電線と光ユニットが一体化
したものなので、上述の新しいアクセスシステムにおい
て、従来の光ファイバケーブルにかわってこの給電線複
合型光ファイバケーブルを用いれば、ONUにおいて電
力を確保する必要がなく、設備コストの削減と工事にか
かるコストや作業時間の低減を図ることができる。ま
た、任意の場所にONUを設置してシステムを構築する
ことができる。
一例を示した断面図である。
念の説明図である。
した断面図である。
ショメンバ、23…導体線、24…一括被覆層、24a
…V溝、26…給電線(導体対心線)、27…テンショ
ンメンバ、28…光ファイバ素線、29…一括被覆層、
29a…V溝、30…光ユニット 31…シース、32
…光電力複合ユニット。
Claims (1)
- 【請求項1】 テンショメンバの上に、給電線と光ユニ
ットがシース内に収められてなる光電力複合ユニット
が、複数本集合してなることを特徴とする給電線複合型
光ファイバケーブル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30920598A JP3615949B2 (ja) | 1998-10-29 | 1998-10-29 | 給電線複合型光ファイバケーブル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30920598A JP3615949B2 (ja) | 1998-10-29 | 1998-10-29 | 給電線複合型光ファイバケーブル |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000133061A true JP2000133061A (ja) | 2000-05-12 |
JP3615949B2 JP3615949B2 (ja) | 2005-02-02 |
Family
ID=17990201
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP30920598A Expired - Fee Related JP3615949B2 (ja) | 1998-10-29 | 1998-10-29 | 給電線複合型光ファイバケーブル |
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JP (1) | JP3615949B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009048938A (ja) * | 2007-08-22 | 2009-03-05 | Furukawa Electric Co Ltd:The | 複合ケーブル |
WO2017209298A1 (ja) * | 2016-06-02 | 2017-12-07 | 住友電気工業株式会社 | 車両用の多芯フラットケーブル |
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1998
- 1998-10-29 JP JP30920598A patent/JP3615949B2/ja not_active Expired - Fee Related
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WO2017209298A1 (ja) * | 2016-06-02 | 2017-12-07 | 住友電気工業株式会社 | 車両用の多芯フラットケーブル |
JPWO2017209298A1 (ja) * | 2016-06-02 | 2019-03-28 | 住友電気工業株式会社 | 車両用の多芯フラットケーブル |
US11107603B2 (en) | 2016-06-02 | 2021-08-31 | Sumitomo Electric Industries, Ltd. | Multi-core flat cable for vehicle |
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