JPH08316914A - 情報回線の配線構造 - Google Patents

情報回線の配線構造

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JPH08316914A
JPH08316914A JP7141188A JP14118895A JPH08316914A JP H08316914 A JPH08316914 A JP H08316914A JP 7141188 A JP7141188 A JP 7141188A JP 14118895 A JP14118895 A JP 14118895A JP H08316914 A JPH08316914 A JP H08316914A
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JP
Japan
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optical fiber
concentrator
branching device
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optical
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Pending
Application number
JP7141188A
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English (en)
Inventor
Asanori Inagaki
朝律 稲垣
Yoshiaki Yamano
能章 山野
Tatsuo Inoue
達夫 井上
Muneji Kihira
宗二 紀平
Naoyuki Ueda
直之 上田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Wiring Systems Ltd
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 配線作業を簡単化することができ、しかも、
多数回線を収容できる情報回線の配線構造を提供する。 【構成】 ビルの各階に集線装置13が設置され、これ
と、オフィスの所定の複数箇所にフロアボックス内に収
納して配置した複数台の分岐器14との間をプラスチッ
ク光ファイバー15にて配線する。集線装置13及び分
岐器14には波長変換器17,18及び光トランシーバ
19,20が設けられ、信号周波数をプラスチック光フ
ァイバー15の伝送帯域内の周波数に変換しつつ、光信
号の波長分割多重方式によって光多重伝送を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばインテリジェン
トビル等における情報回線の配線構造の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、オフィスビルにおいては、二重床
構造にして床下の配線空間に電力ケーブルや情報回線
(電話回線、データ回線、制御回線等)を予め配線して
おく、いわゆるフリーアクセスフロアの施工例が増えて
きている。この構造で、情報回線のLANを構築した配
線構造としては、図5に示すものが公知である。同図に
おいて、1は各階のルータ2を結ぶ光ファイバケーブル
幹線、3は各階に設置した集線装置、4は集線装置3に
接続した複数台の分岐器、5は分岐器4にそれぞれ接続
した多数のコンピュータ等の情報機器端末である。ルー
タ2には光/電気信号の変換機能が与えられており、光
ファイバー幹線1では光信号にて信号伝送が行われる
が、ルータ2から情報機器端末5側は電気信号にて伝送
されている。
【0003】そして、上記構成で、集線装置2と分岐器
3との間は、多数のツイステッドペア電線6によって接
続され、これらがオフィス床下の配線空間に収容されて
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記構成で
は、集線装置2と分岐器3との間を多数本のツイステッ
ドペア電線6により配線する必要がある。このため、集
線装置2及び分岐器3その配線作業に大いに人手と時間
が費やされ、また、床下配線空間が多数本の電線で満た
されてしまって収容回線数に制約を受ける等の問題があ
った。本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、その
目的は、配線作業を簡単化することができ、しかも、限
られたスペースの中に多数の回線が収容できる情報回線
の配線構造を提供するところにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係る情
報回線の配線構造は、情報幹線に接続された集線装置か
ら床下空間に設けた床下配線空間を通して分岐器に配線
し、その分岐器から複数台の情報機器端末に接続するよ
うにしたものにおいて、集線装置に電気/光信号の多重
変換器を設け、集線装置と分岐器との間に設けた光ファ
イバーを通して光信号を多重伝送するところに特徴を有
する。
【0006】この場合、分岐器には光/電気信号変換器
を設け、分岐器と情報機器端末とをツイステッドペア電
線により接続することもできる(請求項2の発明)。
【0007】また、光ファイバーをプラスチック光ファ
イバーから構成し、集線装置には情報幹線の信号波長を
プラスチック光ファイバーの伝送帯域内の波長に変換す
る波長変換器を設ける構成とすることもできる(請求項
3の発明)。
【0008】
【作用】請求項1の発明に係る情報回線の配線構造で
は、集線装置における電気信号は、電気/光信号の多重
変換器にて多重化された光信号に変換され、これが集線
装置と分岐器との間に設けた光ファイバーを通して分岐
器に伝送される。従って、集線装置と1個の分岐器との
間は1本の光ファイバーにより配線すればよく、集線装
置と分岐器との間の伝送ライン数を著しく減少させるこ
とができる。
【0009】また、請求項2の発明では、光ファイバー
を介して集線装置から伝送された多重化光信号は、分岐
器の光/電気信号変換器にて複数の異なるチャンネル毎
に分離した電気信号に変換され、各チャンネルの電気信
号は各情報機器端末にツイステッドペア電線を介して伝
送される。
【0010】また、請求項3の発明では、集線装置内の
波長変換器により信号波長がプラスチック光ファイバー
の伝送帯域内の波長に変換され、これが集線装置と分岐
器との間に設けられたプラスチック光ファイバーを介し
て多重化光信号として分岐器に伝送される。
【0011】
【発明の効果】以上述べたように、請求項1の発明の情
報回線の配線構造によれば、集線装置と1個の分岐器と
の間は1本の光ファイバーにより配線すればよいから、
集線装置から分岐器群への配線数を著しく削減すること
ができ、その配線作業に要する人手と時間を大いに節約
でき、また、限られた容積の床下配線空間でも多数の回
線を収納できるという効果が得られる。
【0012】さらに、請求項2の発明によれば分岐器か
ら各情報機器端末へはツイステッドペア電線にて接続す
るから低コスト化できる。
【0013】また、請求項3の発明によれば、光ファイ
バーや光ファイバーコネクタ等のコストを安価にできる
から、全体を低コスト化できる。
【0014】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図1ないし
図4を参照して説明する。
【0015】図1はインテリジェントビルのLAN構造
を示しており、11は各階のルータ12を結ぶFDDI
の光ファイバケーブル幹線、13は各階に設置した集線
装置、14はオフィスの所定の複数箇所にフロアボック
ス内に収納して配置した複数台の分岐器、15は集線装
置13と分岐器14との間に配線したプラスチック光フ
ァイバー、16は分岐器14にそれぞれ接続した多数の
コンピュータ等の情報機器端末である。
【0016】集線装置13及び分岐器14には、図2に
示すように波長変換器17,18及び光トランシーバ1
9,20が設けられている。集線装置13側の波長変換
器17は、光ファイバーケーブル幹線11側の信号のパ
ルス幅を長くすることで低周波数化し、これにて集線装
置13側から信号周波数をプラスチック光ファイバー1
5の伝送帯域内の周波数に変換する。また、分岐器14
側の波長変換器18は、情報機器端末16側の信号のパ
ルス幅を長くすることで低周波数化して情報機器端末1
6側からの信号周波数をプラスチック光ファイバー15
の伝送帯域内の周波数に変換する。一方、光トランシー
バ19,20は、原理的には周知の光信号の波長分割多
重方式によって集線装置13と各分岐器14との間でプ
ラスチック光ファイバー15を介した光多重伝送を行う
ようになっている。なお、この波長分割多重伝送の基本
構成は図3に示すように、送信側ではチャンネル毎に波
長が異なる発光素子E1,E2,…,Enを送信回路T1,
T2,…,Tnにより駆動し、各発光素子からの光信号を
光合波器Mにて1本の光ファイバー15に送り込むよう
に結合し、受信側では、光ファイバー15からの光信号
を光分波器Dにより各波長毎に分岐し、これを受光素子
P1,P2,…,Pnにて各チャンネル毎の電気信号に変
換して増幅回路A1,A2,…,Anにて増幅すること
で、1本の光ファイバー15にて各チャンネル毎に独立
した伝送路を構成するものである。なお、図3では多重
伝送の原理説明のために片方向の多重伝送方式を示した
が、実際には図4に示すように各チャンネル毎に伝送路
の両端に発光素子Et,Er 及び受光素子Pt,Pr 並びに
分波器D,Dを備えた双方向光伝送路を構成してある。
なお、上記発光素子Eは本発明にいう電気/光信号変換
器に相当し、受光素子Dは光/電気信号変換器に相当す
る。
【0017】そして、分岐器14には各チャンネル毎に
例えば10BASE−Tのモジュラーコンセント21が
設けられ、ここにモジュラープラグ22を備えたツイス
テッドペア電線23が接続され、これにて分岐器14と
各情報機器端末16とがツイステッドペア電線23によ
り接続されている。
【0018】このような本実施例によれば、集線装置1
3と各分岐器14との間をそれぞれ1本づつのプラスチ
ック光ファイバー15によって配線して信号伝送を行う
ことができるから、オフィスの床下の配線空間には、情
報回線のために僅か分岐器14の数だけのプラスチック
光ファイバー15を配線すればよい。従って、集線装置
13から分岐器14群への配線数を従来に比べて著しく
削減することができる。しかも、プラスチック光ファイ
バー15の接続作業はコネクタ接続によるから、その敷
設作業は多数本の電線を集線装置や分岐器に1本づつ圧
接していた従来の敷設作業に比べて人手と時間を飛躍的
に節約できる。また、プラスチック光ファイバー15の
配線数が少ない上に、多芯電線ケーブルに比べて細くな
るから、限られた容積の床下配線空間でも多数の回線を
収納できるという効果も得られる。
【0019】しかも、特に本実施例では、プラスチック
光ファイバー15を介して集線装置13から伝送された
多重化光信号は、分岐器14にて複数の異なるチャンネ
ル毎に分離した電気信号に変換するようにしているか
ら、分岐器14と各情報機器端末16とはツイステッド
ペア電線23にて接続することができ、低コスト化でき
るとともに、機械的な衝撃を受けたり、大きく曲げられ
たりし易い床上の配線形態として好適する。
【0020】さらにまた、本実施例では、集線装置13
及び分岐器14内の波長変換器17,18により信号周
波数を低周波化するようにしているから、伝送帯域がガ
ラス光ファイバーに比べて狭いプラスチック光ファイバ
ー15を使用することができる。プラスチック光ファイ
バー15は、ファイバー径が1.0mmとガラス光ファイ
バーの0.23mmに比べて太いから端末コネクタに安価
なものを使用でき、光ファイバー自体がガラス光ファイ
バーよりも安価であることと総合して敷設コストを低廉
化することができる。しかも、プラスチック光ファイバ
ー15は可撓性があるから、オフィス床下の縦横に格子
状に形成された配線空間に配線する場合には、ファイバ
ーを何度も曲げながら配線するという実情に合致して好
都合である。なお、プラスチック光ファイバー15を使
用する場合には、伝送距離と伝送速度が懸念されるが、
伝送距離に関しては、オフィス面積が例えば200平方
メートルであれば、その縦横寸法から最大100m程度
であるから、プラスチック光ファイバーの伝送限界とさ
れる最大2kmの範囲に十分に納まる。また、伝送速度
に関しては、最新のカテゴリー5の規格によれば100
MHZ であるから、プラスチック光ファイバーの帯域と
される300MHZ (100m)にて十分に対応可能で
ある。
【0021】<他の実施例>本発明は上記記述及び図面
によって説明した実施例に限定されるものではなく、例
えば次のような実施態様も本発明の技術的範囲に含まれ
る。
【0022】(1)上記実施例では、光ファイバーとし
てプラスチック光ファイバー15を使用したが、これに
限られず、コアーに石英、クラッドにプラスチックを使
用したPCF光ファイバーを使用してもよく、勿論、コ
ア及びクラッドの双方に石英を使用したガラス光ファイ
バーを使用してもよい。ガラス光ファイバーを使用する
場合には、集線装置13及び分岐器14に設けた波長変
換器17,18は省略することができる。
【0023】(2)上記実施例では、分岐器14と各情
報機器端末16との間を電線23にて接続したが、ここ
を光ファイバーにて接続することもできる。この場合に
は、分岐器としては光用ハブを使用して集線装置から伝
送された多重化光信号を光用ハブにて複数の異なるチャ
ンネル毎に分離した光信号に変換して各チャンネルの光
信号を各情報機器端末に光ファイバーを介して伝送する
ことになる。
【0024】なお、本発明は上記し且つ図面に示す実施
例に限定されるものではなく、要旨を逸脱しない範囲内
で種々変更して実施することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すLANの構成図
【図2】集線装置と分岐器との接続を示す概略的斜視図
【図3】光多重伝送のためのブロック図
【図4】双方向光伝送のためのブロック図
【図5】従来のLAN構成図
【符号の説明】
11…光ファイバーケーブル幹線 13…集線装置 14…分岐器 15…プラスチック光ファイバー 16…情報機器端末 23…ツイステッドペア電線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 紀平 宗二 三重県四日市市西末広町1番14号 住友電 装株式会社内 (72)発明者 上田 直之 三重県四日市市西末広町1番14号 住友電 装株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 情報幹線に接続された集線装置から床下
    空間に設けた床下配線空間を通して分岐器に配線し、そ
    の分岐器から複数台の情報機器端末に接続するようにし
    た情報回線の配線構造において、前記集線装置に電気/
    光信号の多重変換器を設け、前記集線装置と前記分岐器
    との間に設けた光ファイバーを通して光信号を多重伝送
    することを特徴とする情報回線の配線構造。
  2. 【請求項2】 前記分岐器には光/電気信号変換器が設
    けられ、分岐器と前記情報機器端末とはツイステッドペ
    ア電線により接続されていることを特徴とする請求項1
    記載の情報回線の配線構造。
  3. 【請求項3】 光ファイバーはプラスチック光ファイバ
    ーから構成されるとともに、前記集線装置には前記情報
    幹線の信号波長を前記プラスチック光ファイバーの伝送
    帯域内の波長に変換する波長変換器が設けられているこ
    とを特徴とする請求項1又は2に記載の情報回線の配線
    構造。
JP7141188A 1995-05-15 1995-05-15 情報回線の配線構造 Pending JPH08316914A (ja)

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