JP2009042008A - プローブカード、半導体検査装置および半導体装置の製造方法 - Google Patents

プローブカード、半導体検査装置および半導体装置の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】狭ピッチで電極が配置された半導体素子の電気信号検査を行うための、低荷重で、接触特性が安定し、接触端子先端の位置精度が良好な検査装置を提供する。
【解決手段】プローブシート9のプロービング側の中央領域部に一括形成された角錐形状または角錐台形状の接触端子10群を囲むようにプローブシート9の裏面に接着固定した枠5を多層配線基板15から張り出すようにし、ばね性を有する複数のガイドピン7によってその枠5および中央部の押し駒8に押し付け力を付与するとともに、微傾動可能にする。
【選択図】図2

Description

本発明は、プローブカード、半導体検査装置および半導体装置の製造技術に関し、特に、半導体集積回路の製造に用いるのと同様の手法で形成するプローブシート、そのプローブシートを用いたプローブカード、そのプローブカードを含む半導体検査装置、およびその半導体検査装置による検査工程を含む半導体装置の製造工程に適用して有効な技術に関するものである。
半導体素子回路を半導体ウエハ(以下、単にウエハと記す)に形成後に行う半導体装置の製造工程のうち、主に検査工程の流れの一例を、代表的な半導体装置の出荷形態であるパッケージ品、ベアチップおよびCSP(Chip Size(Scale) Package)を例にして、図26に示した。
半導体装置の製造工程では、図26に示したように大きく分けて次の3つの検査が行われる。まず、ウエハに半導体素子回路および電極を形成したウエハ状態で行われ、導通状態および半導体素子の電気信号動作状態を把握するウエハ検査、続いて半導体素子を高温や高印加電圧等の状態において不安定な半導体素子を摘出するバーンイン検査、そして半導体装置を出荷する前に製品性能を把握する選別検査である。
このような半導体装置の検査に用いられる装置(半導体検査装置)に対し、従来技術では、ウエハは、その面上に多数の半導体装置(半導体チップ(以下、単にチップと記す))が設けられ、個々に切り離して使用に供される。個々に切り離された半導体装置には、その表面に多数の電極が列設されている。こうした半導体装置を工業的に多数生産し、その電気特性を検査するには、プローブカードから斜めに出たタングステン針からなるプローブで構成される接続装置が用いられている。この接続装置による検査では、プローブのたわみを利用した接触圧により電極を擦って接触を取り、その電気特性を検査する方法が用いられている。
近年、半導体素子の高密度化に伴い、半導体装置製造時の検査工程において検査用のプローブの狭ピッチ多ピン化が進んでいる。そのため、半導体素子の電極と検査回路間で確実に電気信号を伝送し、動作検査を行う工程で、狭ピッチ多ピンの半導体素子の微小な電極に位置精度よくプロービングができ、しかもその半導体素子へ低荷重でプロービングして損傷を防止できる接続装置を使用した半導体素子の検査装置の開発が望まれている。
半導体素子の高密度化、狭ピッチ化が進み、高速信号による動作試験が必要になった場合の半導体素子の特性検査を可能とする検査方法および検査装置として、1988年度のITC(インターナショナル テスト コンファレンス)の講演論文集の601頁から607頁(非特許文献1)に記載された技術がある。図27はその非特許文献に開示された検査装置の構造概略図、図28はその検査装置の要部拡大斜視図である。ここで用いられる半導体検査用のプローブは、フレキシブルな絶縁膜201の上面にフォトリソグラフ技術で配線202を形成し、絶縁膜201の下面にグランド層203を形成し、被検査対象の半導体の電極に対応する位置に設けた絶縁膜201のスルーホール204にめっきによって半球状のバンプ205を形成したものを接触端子として用いるものである。この技術は、絶縁膜201の表面に形成した配線202および配線基板206を通じて検査回路(図示は省略)に接続されているバンプ205を、板ばね207の弾性力によって、検査対象の半導体素子の電極にバンプ205をこすって接触させ、信号の授受を行って検査する方法である。
また、特開平2−163664号公報(特許文献1)には、半導体素子の検査装置が開示されており、図29は、その検査用プローブカードの構造の模式図である。これは、板ばね207をつけた枢軸ピン208を、回転板209に支持された円錐井戸210に保持して、バンプ205および配線を形成した絶縁膜201を押し出すプローブ装置である。
また、特開2005−24377号公報(特許文献2)には、半導体素子の検査装置が開示されており、図30は、その検査用プローブカードの構造の模式図である。これは、プローブシートを4分割して、プローブシートの中央に設置したスプリングプランジャ211により、四角錐状の接触端子212および配線を形成した絶縁膜213を押し駒214および緩衝材を介して押し出すプローブ装置である。
1988年度ITC(インターナショナル テスト コンファレンス)講演論文集(601頁〜607頁) 特開平2−163664号公報 特開2005−24377号公報
近年、狭ピッチかつ多ピンの半導体素子の電極と検査回路間で電気信号を伝送して動作検査できる接続装置を使用した半導体素子の検査装置の開発が望まれている。また、高速電気信号用の半導体素子は、誘電損失を低減しつつ微細配線化するため、酸化シリコン(SiO)と比べて誘電率の一段と小さな材料(例えば有機系材料)を用いるようになっている。このような誘電率の小さい材料は、耐荷重および機械的強度が比較的弱いため、その低誘電材料に損傷を与えないように、数10mN程度以下の低荷重で安定した接触抵抗値が実現できる検査装置が望まれている。そこで、そのような観点から、上記の技術について検討する。
タングステン針からなるプローブおよび前記半球状のバンプを形成したプローブは、アルミニウム電極やはんだ電極などの材料表面に酸化物を生成する被接触材料に対しては、接触端子を電極に擦りつけることにより、電極材料表面の酸化物を擦リ取り、その下面の金属導体材料と接触させることにより、接触状態を確保している。その結果、電極を接触端子で擦ることで電極材料のクズが生じ、配線間のショートおよび異物発生の原因となる。また、電極にプローブを数百mN程度以上の荷重をかけながら擦りつけて接触状態を確保することにより、低誘電率材料に損傷を与える可能性が指摘されている。
このように、図27〜図29に示したような配線の一部にめっきによって形成したバンプをプローブとする方法は、バンプの先端部が平坦あるいは半球状となるため、アルミニウム電極あるいははんだ電極などの材料表面に酸化物を生成する被接触材料に対しては、酸化物を擦り取り難いために按触低抗が不安定になり、接触時の荷重を数百mN程度以上にする必要がある。しかし、接触時の荷重を大きくし過ぎることには間題がある。すなわち、半導体素子の高集積化が進み、高密度多ピンかつ狭ピッチの電極を半導体素子表面に形成するため、電極直下に多数の能動素子あるいは微細な配線が形成されていることが多くなり、半導体素子検査時のプローブの電極への接触圧が大き過ぎると、電極およびその直下の能動素子や配線に損傷を与えるおそれがあるため、プロービング時に注意深く動作制御する必要があり、検査のスループットの低下を招くおそれがある。
さらに、バンプの形状等にばらつきが生じることが予想されるため、接触が不十分な突起(バンプ)を完全に接触させるには、全体としてさらに大きな接触荷重が必要となり、部分的には、過大な接触圧となってしまうという問題がある。そのため、接触対象の材料表面の酸化物等を貫通して、安定した接触特性が確保できる接触端子の形状に加えて、プローブシートの押圧時に接触対象の電極と確実に接触させるために、柔軟性のあるプローブシートが必要となっている。
また、狭ピッチで配置された半導体素子の微小な検査用電極パッドに、高位置精度で検査用の接触端子を接触する必要があり、加えて、その後の工程でその電極パッドを用いたワイヤボンディングあるいは接続用バンプの形成時に接続不良の発生を防ぐために、プロービングによる電極パッド面の荒れを可能な限り防止することが求められる。そのため、プロービング痕は、可能な限り微小であることが求められている。
図30に示した四角錐状の接触端子を用いて、半導体素子の検査用電極に垂直にプロービングする検査装置は、接触抵抗値が安定しているが、近年の更なる狭ピッチ化と高速の電気信号検査が求められる場合に、更なる接触端子の先端位置精度の向上が求められている。加えて、高速伝送用回路形成材料には、低誘電率の比較的耐荷重に弱い材料が用いられる傾向があり、プロービング時の半導体素子への損傷を防止するために更なる低荷重のプローブが求められている。
本発明の目的の一つは、被接触対象の電極パッドに低荷重で損傷を与えないでプロービング検査でき、多点かつ高密度で、小さなプロービング痕で接触できる接触端子を有する伝送特性が良好で接触特性が安定した半導体装置検査用のプローブカードを提供することにある。
また、本発明の他の目的の一つは、プロービング検査時の接触端子の先端位置精度を高精度に保つことのできるプローブカードを提供することにある。
また、本発明の他の目的の一つは、インピーダンス整合した高速伝送用回路を実現して、高速伝送信号の損失を少なくしたプローブシートを用いた半導体装置検査用のプローブカードを提供することにある。
上記いずれかの目的を達成するために、本願において開示される発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、次のとおりである。
(1)本発明によるプローブカードは、
被検査対象に設けられた電極と接触する複数の接触端子と、
前記複数の接触端子の各々から引き出された配線と、
前記配線と電気的に接続され、かつ多層配線基板の電極に接続される複数の周辺電極とを備えたプローブシートを有し、
前記複数の接触端子を取り囲むように形成された枠と、
前記枠に押し付け力を付与する複数の手段とが設けられている。
(2)本発明によるプローブカードは、前記(1)記載のプローブカードにおいて、
前記枠が形成された領域内の前記複数の接触端子が形成された領域を傾動可能になるようにした手段が設けられている。
(3)本発明によるプローブカードは、
被検査対象に設けられた電極と接触する複数の接触端子と、
前記複数の接触端子の各々から引き出された配線と、
前記配線と電気的に接続され、かつ多層配線基板の電極に接続される複数の周辺電極とを備えたプローブシートを有し、
前記複数の接触端子を取り囲むように形成された枠と、
前記枠が形成された領域内の前記複数の接触端子が形成された領域を傾動可能になるようにした手段が設けられている。
(4)本発明によるプローブカードは、
被検査対象に設けられた電極と接触する複数の接触端子と、
前記複数の接触端子の各々から引き出された配線と、
前記配線と電気的に接続され、かつ多層配線基板の電極に接続される複数の周辺電極とを備えたプローブシートを有し、
前記複数の接触端子は、角錐形状または角錐台形状であり、
前記多層配線基板の電極に前記プローブシートの前記複数の周辺電極を加圧接触するための押さえ板と、
前記複数の接触端子を取り囲むように形成された枠と、
前記枠に押し付け力を付与する複数の手段とが設けられ、
前記プローブシートは、前記多層配線基板から張り出すように保持されている。
(5)本発明によるプローブカードは、
被検査対象の電気的特性を検査するテスタと電気的に接続される多層配線基板と、
前記多層配線基板の電極に接続される複数の周辺電極、および前記被検査対象に設けられた電極と接触する複数の接触端子を有するプローブシートと、
前記複数の接触端子を取り囲むように形成された枠と、
前記枠に押し付け力を付与する複数の手段が設けられたプローブカードであって、
前記複数の接触端子は、角錐形状または角錐台形状であり、
前記押し付け力を付与する複数の手段は、前記枠が形成された領域および前記複数の接触端子が形成された領域が傾動可能になるように配置されている。
(6)本発明によるプローブカードは、前記(1)〜(5)のいずれかに記載のプローブカードにおいて、
前記プローブシートは、前記配線と電気的に接続されるグランド配線層および電源配線層の少なくとも一層を有し、
前記グランド配線層または前記電源配線層に接続される配線は、前記グランド配線層または前記電源配線層のいずれにも接続されない配線よりも、配線幅が広く形成されている。
(7)本発明によるプローブカードは、前記(1)〜(6)のいずれかに記載のプローブカードにおいて、
プローブシート中央に押し付け力を付与する手段が設けられている。
(8)本発明によるプローブカードは、前記(1)〜(6)のいずれかに記載のプローブカードにおいて、
前記枠に押し付け力を付与する前記複数の手段は、複数のばね性を有したガイドピンである。
(9)本発明によるプローブカードは、前記(1)〜(6)のいずれかに記載のプローブカードにおいて、
前記枠に押し付け力を付与する前記複数の手段は、複数のばね性を有したガイドピンと、複数のばね性のないガイドピンとを含む。
(10)本発明によるプローブカードは、前記(1)〜(9)のいずれかに記載のプローブカードにおいて、
前記複数の接触端子は、結晶性を有する基板を異方性エッチングすることで形成した穴を型材としためっきにより形成されたものである。
(11)本発明による半導体検査装置は、
被検査対象を載せる試料台と、
前記被検査対象に設けられた電極と接触する複数の接触端子を有し、かつ前記被検査対象の電気的特性を検査するテスタと電気的に接続されるプローブカードと、
を有する半導体検査装置であって、
前記プローブカードは、
前記被検査対象に設けられた電極と接触する前記複数の接触端子と、
前記複数の接触端子の各々から引き出された配線と、
前記配線と電気的に接続され、かつ多層配線基板の電極に接続される複数の周辺電極とを備えたプローブシートを有し、
前記複数の接触端子を取り囲むように形成された枠と、
前記枠に押し付け力を付与する複数の手段と、
前記枠が形成された領域内の前記複数の接触端子が形成された領域を傾動可能になるようにした手段とが設けられている。
(12)本発明による半導体検査装置は、
被検査対象を載せる試料台と、
前記被検査対象に設けられた電極と接触する複数の接触端子を有し、かつ前記被検査対象の電気的特性を検査するテスタと電気的に接続されるプローブカードと、
を有する半導体検査装置であって、
前記プローブカードは、
前記被検査対象に設けられた電極と接触する前記複数の接触端子と、
前記複数の接触端子の各々から引き出された配線と、
前記配線と電気的に接続され、かつ多層配線基板の電極に接続される複数の周辺電極とを備えたプローブシートを有し、
前記複数の接触端子は、角錐形状または角錐台形状であり、
前記多層配線基板の電極に前記プローブシートの前記複数の周辺電極を加圧接触するための押さえ板と、
前記複数の接触端子を取り囲むように形成された枠と、
前記枠に押し付け力を付与する複数の手段とが設けられ、
前記プローブシートは、前記多層配線基板から張り出すように保持されている。
(13)本発明による半導体検査装置は、
被検査対象を載せる試料台と、
前記被検査対象に設けられた電極と接触する複数の接触端子を有し、かつ前記被検査対象の電気的特性を検査するテスタと電気的に接続されるプローブカードと、
を有する半導体検査装置であって、
前記プローブカードは、
前記被検査対象の電気的特性を検査する前記テスタと電気的に接続される多層配線基板と、
前記多層配線基板の電極に接続される複数の周辺電極、および前記被検査対象に設けられた電極と接触する複数の接触端子を有するプローブシートと、
前記複数の接触端子を取り囲むように形成された枠と、
前記枠に押し付け力を付与する複数の手段が設けられ、
前記複数の接触端子は、角錐形状または角錐台形状であり、
前記押し付け力を付与する複数の手段は、前記枠が形成された領域および前記複数の接触端子が形成された領域が傾動可能になるように配置されている。
(14)本発明による半導体装置の製造方法は、
半導体ウエハに回路および前記回路と電気的に接続する電極を作り込み、複数の半導体素子を形成する工程と、
前記複数の半導体素子に設けられた前記電極と接触する複数の接触端子を有し、かつ前記複数の半導体素子の各々に形成された前記回路の電気的特性を検査するテスタと電気的に接続されるプローブカードを用いて前記複数の半導体素子の電気的特性を検査する工程と、
前記半導体ウエハをダイシングし、前記複数の半導体素子毎に分離する工程と、
を有する半導体装置の製造方法であって、
前記プローブカードは、
前記複数の半導体素子に設けられた前記電極と接触する前記複数の接触端子と、
前記接触端子の各々から引き出された配線と、
前記配線と電気的に接続され、かつ多層配線基板の電極に接続される複数の周辺電極とを備えたプローブシートを有し、
前記複数の接触端子は、角錐形状または角錐台形状であり、
前記複数の接触端子を取り囲むように形成された枠と、
前記枠に押し付け力を付与する複数の手段とが設けられ、
前記押し付け力を付与する前記複数の手段は、
前記枠が形成された領域および前記複数の接触端子が形成された領域が傾動可能になるように配置され、
前記枠を介して、前記多層配線基板から張り出すように保持された前記プローブシートの前記複数の接触端子が形成された前記領域に押し付け力を付与しつつ、前記複数の接触端子を前記半導体素子に設けられた前記電極に接触させて前記回路の前記電気的特性を検査する。
(15)本発明による半導体装置の製造方法は、前記(14)記載の半導体装置の製造方法において、
前記複数の接触端子は、結晶性を有する基板を異方性エッチングすることで形成した穴を型材としためっきにより形成されたものである。
本願において開示される発明のうち、代表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば以下のとおりである。
本願発明のプローブカードは、角錐形状あるいは角錐台形状の位置精度の良好な接触端子と、引き出し配線と、周辺電極とを一括形成したプローブシートを備え、そのプローブシートの接触端子が形成された領域を囲むように枠を固着し、その枠に複数のばね性を有したガイドピンで押し付け力を付与し、多層配線基板から張り出すようにして、その枠および中央部の押し駒を微傾動可能としており、半球状のめっきバンプを形成したメンブレンプローブあるいは、プローブシート中央のみにスプリングプランジャを設置した押圧機構を用いたメンブレンプローブと比較して、以下の効果を奏する。
(1)数10μm以下の狭ピッチで多ピンの接触端子を形成したプローブシートでも、半導体素子の対応する電極群に低荷重で容易に接触させられる接触端子群を容易に一括形成することができ、配線の多層化による電気信号特性の設計が容易なため、インピーダンス整合した高速伝送用回路を有したプローブカードが実現できる。
(2)プローブシートをばね性を有した複数のガイドピンおよび複数の位置決め専用ガイドピンで位置決めすると同時に、押し付け力を付与する構成により、押圧荷重を広範囲に制御した狭ピッチで多ピンの半導体検査用プローブカードが実現できる。
(3)角錐形状あるいは角錐台形状の接触端子を一括形成したプローブシートを、組立用基材と一体で形成し、ガイドピンで押圧動作と微傾動動作とを両立させることにより、低荷重でも接触抵抗値の安定性が良好で、接触端子の先端位置精度および組立性の良好なプローブカードが実現できる。
以下の実施の形態においては便宜上その必要があるときは、複数のセクションまたは実施の形態に分割して説明するが、特に明示した場合を除き、それらはお互いに無関係なものではなく、一方は他方の一部または全部の変形例、詳細、補足説明等の関係にある。
また、以下の実施の形態において、要素の数等(個数、数値、量、範囲等を含む)に言及する場合、特に明示した場合および原理的に明らかに特定の数に限定される場合等を除き、その特定の数に限定されるものではなく、特定の数以上でも以下でも良い。
さらに、以下の実施の形態において、その構成要素(要素ステップ等も含む)は、特に明示した場合および原理的に明らかに必須であると考えられる場合等を除き、必ずしも必須のものではないことは言うまでもない。また、実施例等において構成要素等について、「Aからなる」、「Aよりなる」と言うときは、特にその要素のみである旨明示した場合等を除き、それ以外の要素を排除するものでないことは言うまでもない。
同様に、以下の実施の形態において、構成要素等の形状、位置関係等に言及するときは、特に明示した場合および原理的に明らかにそうでないと考えられる場合等を除き、実質的にその形状等に近似または類似するもの等を含むものとする。このことは、上記数値および範囲についても同様である。
また、材料等について言及するときは、特にそうでない旨明記したとき、または、原理的または状況的にそうでないときを除き、特定した材料は主要な材料であって、副次的要素、添加物、付加要素等を排除するものではない。たとえば、シリコン部材は特に明示した場合等を除き、純粋なシリコンの場合だけでなく、添加不純物、シリコンを主要な要素とする2元、3元等の合金(たとえばSiGe)等を含むものとする。
また、本実施の形態を説明するための全図において同一機能を有するものは原則として同一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。
また、本実施の形態で用いる図面においては、平面図であっても図面を見易くするために部分的にハッチングを付す場合がある。
以下の実施の形態および実施例では、主な用語を次のように定義する。
半導体装置とは、その形態に関わらず、回路が形成されたウエハ状態のものであっても、半導体素子であっても、その後パッケージされたもの(QFP(Quad Flat Package)、BGA(Ball Grid Array)およびCSP(Chip Size Package)等)でも構わない。
プローブシートとは、検査対象と接触する接触端子とそこから引き回された配線が設けられ、その配線に外部接続用の電極が形成された薄膜をいい、厚さ10μm〜100μm程度のものを対象としている。
プローブカードとは、検査対象と接触する端子、多層配線基板等を有する構造体(例えば、後述の実施の形態において図2を用いて説明する構造体)を示す。
半導体検査装置とは、プローブカードと検査対象を載せる試料支持系を有する検査装置を示す。
被検査対象の一例であるLSI用の半導体素子(チップ)2は、図1に示すようにウエハ1に多数個形成され、その後切り離されて使用に供される。図1は、LSI用の半導体素子2が多数並設されたウエハ1を示す斜視図であり、その一部である1個の半導体素子2は拡大して示している。半導体素子2の表面には、周辺に沿って半導体素子2内に形成された回路と電気的に接続する多数の電極3が配列されている。
ところで、半導体素子2においては、高集積化に伴って上記電極3の配置の高密度化および狭ピッチ化が更に進む状況にある。電極3の配置の狭ピッチ化の傾向は、0.1mm程度以下となってきており、例えば、0.08mm、0.04mm、またはそれ以下となってきている。電極3の高密度化の傾向としては、半導体素子2の周辺に沿って、1列から2列へ、更に全面に配列される傾向となってきている。
また、半導体素子を高温で動作試験することにより、半導体素子の特性および信頼性をより明確に把握する高温動作試験(85℃〜150℃)が実施される傾向となってきている。
以下の実施例に係る半導体検査装置は、上記電極3の高密度化および狭ピッチ化に対応でき、なおかつ、高速電気信号(100MHz〜20GHz)による検査を可能にするものである。
また、半導体検査装置におけるプローブカードの一部の構成材料として、150℃の耐熱性があり、かつ線膨張率が被検査対象と同程度の材料を用いることにより、雰囲気温度によるプローブ先端部の位置ずれを防止することを可能としている。
以下、本実施の形態に係る半導体装置検査用プローブカードについて図2から図19を用いて説明する。
(実施の形態1)
図2は本実施の形態1のプローブカードの要部を示す断面図であり、図3は図2に示した主要部品を分解して図示した斜視図であり、図4は図2に示した主要部品を分解して図示した組み立て断面図である。これら図2〜図5を用いて本実施の形態1のプローブカードについて説明する。
本実施の形態1のプローブカードは、スプリングプランジャ4、枠5、中間板6および複数のガイドピン7等から構成される。
スプリングプランジャ(プローブシート中央に押し付け力を付与する手段)4は、中間板6の中央部にて高さ方向に調整可能な状態で固定され、下部先端に突起部4aを有してセンターピボットの働きをし、その突起部4aの先端を支点として可動な押し駒8を介してプローブシート9に押圧力を付与するばね4bが装填されている。
枠5は、プローブシート9の接触端子10群が形成された領域を囲むようにプローブシート9の裏面に接着固定されている。
中間板6は、プローブシート9の接触端子10群が形成された領域の裏面との間にシリコンシートなどの緩衝材11および押し駒8を中央部に有し、上記枠5にねじ止めされている。
ガイドピン7は、支持部材(上部固定板)12に挿入されて上記中間板6にねじ止めされている。また、ガイドピン7は、プロービング検査時に、接触端子先端の位置ずれを極力防止するためと、接触端子10群が形成された領域が微傾した状態で動作(微傾動)可能な状態で、所望のほぼ一定の押し付け力(例えば、500ピン程度の場合、押し込み量150μm程度で5〜10N程度)を実現するために、図5に示すようなスプリング13を内蔵したスプリング内蔵ガイドピン7aおよび位置決め専用ガイドピン7bが用いられる構成となっている。これら複数のスプリング内蔵ガイドピン(枠に押し付け力を付与する複数の手段)7aおよび複数の位置決め専用ガイドピン7bは、支持部材7に挿入され、中間板6にねじ止め固定されて用いられる。また、スプリング内蔵ガイドピン7aは、金属製のチューブ7c内に上記スプリング13および中軸7dを内蔵し、スプリング13の弾性力によって中軸7dが中間板6を押圧する構造となっており、位置決め専用ガイドピン7bは、金属製のチューブ7c内に中軸7eを内蔵し、中軸7eが中間板6に固定されることによって位置決めを行う構造となっている。ガイドピン7は、少なくとも3本配置するものであり、好ましくは4本以上配置する。また、支持部材12においてガイドピン7が挿入される挿入孔12aは、接触端子先端の位置ずれを防止するために、挿入後のガイドピン7との間での隙間(遊び)が極力ないことが好ましく、本実施の形態1では、挿入孔12aの径はガイドピン7の径より10μm〜20μm程度だけ大きくすることを例示できる。
押し駒8は、中間板6の中央部に設置されたスプリングプランジャ4の先端の突起部4aにより微傾動可能に保持され、そのスプリングプランジャ4により、所望のほぼ一定の押し付け力を付与する(押圧する)構造のコンプライアンス機構である。なお、押し駒8の上面中央部に突起部4aと係合する円錐溝8aが形成されている。
なお、詳細は後述するが、スプリングプランジャ4は、ばね4bを省いて突起部4aを支点として微傾動可能な状態で用いてもよい(図10参照)。
上記プローブシート9は、シートのプロービング(主面)側の中央領域部に半導体素子2の電極3群と接触するための上記接触端子10群が形成され、その接触端子10群の周囲を二重に囲むように金属膜14aおよび枠5に対応した領域に金属膜14bが形成されている。また、プローブシート9の4辺の周辺部には、多層配線基板15との信号授受のための、上記接触端子10群と同様の構造の周辺電極16群が形成され、その周辺電極16群を囲むように周辺電極固定板17に対応した領域に金属膜14cが形成されている。なお、周辺電極16群は、上記接触端子10群と同様の構造を有し、その先端が多層配線基板15の電極15bに接続されている。また、接触端子10群と周辺電極16群との間には、図3に示した多数の引き出し配線18が形成されている。詳細は後述するが、接触端子10群および周辺電極16群を形成する個々の接触端子は、角錐形状あるいは角錐台形状となっている。
更に、上記接触端子10群が形成された領域のプローブシート9の裏面には、上記枠5が接着固定され、信号授受のための上記周辺電極16群が形成された部分のプローブシート9の裏面には、上記周辺電極固定板17が接着固定される。
更に、上記枠5は、複数のガイドピン7がねじ止めされた中間板6にねじ止めされる。この中間板6には、スプリングプランジャ4が固定され、下部先端の突起部4aが、押し駒8の上面中央に形成された円錐溝8aと係合するように構成されている。
金属膜14cには、位置決め用のノックピン用孔14eおよびねじ挿入用孔14fをエッチングでパターン形成しておき、周辺電極固定板17および周辺押さえ板20にも、それぞれ位置決め用のノックピン用孔17e、20eおよびねじ挿入用孔17f、20fを形成しておくことにより、組立性を向上することができる。
周辺電極16群を囲むようにしてプローブシート9に固着した周辺電極固定板17に対し、緩衝材19を挟んで周辺押さえ板20をねじ止めすることにより、緩衝材19を介して周辺電極16群は多層配線基板15の電極15bに接続される。
なお、支持部材12に設けた傾斜微調節用のダブルねじ21あるいは、スペーサ22a(図6参照)を用いて、接触端子10群が形成された領域のプローブシート9の傾きを微調整してもよい。ここで、ダブルねじ21は、外側のねじ21aの中央に別の中ねじ21bが形成されたものであり、外側のねじ21aで、支持部材12と上板22との間隔を調整することにより、両者の傾斜を微調整した後、中ねじ21bでねじ止め固定する構造のものである。
また、プローブシート9中には基準電位(接地電位)に電気的に接続するグランド配線23が形成されている。このようなグランド配線23をプローブシート9中に設けることにより、プロービング検査時に伝達される信号波形の乱れを防ぐことができる。
また、プローブシート9の裏面には、チップコンデンサ24が取り付けられている。このチップコンデンサ24は、プローブシート9中に形成された配線を介して接触端子10群中の所定の接触端子と電気的に接続されている。このようなチップコンデンサ24の配置は、接触端子10の近くにチップコンデンサ24を配置して、信号の乱れを極力防止したい場合に効果を奏する。
上記のような種々の部材により本実施の形態1のプローブシート構造体25が形成される。
上記のような本実施の形態1によれば、プローブシート9を複数のガイドピン7(ばね性を有するスプリング内蔵ガイドピン7a位置決め専用ガイドピン7b)で位置決めすると同時に、押し付け力を付与する構成とすることにより、押圧荷重を広範囲に制御した狭ピッチで多ピンの半導体検査用プローブカードを実現できる。半導体素子2内の高集積化が進むと、高密度多ピンかつ狭ピッチの電極3を半導体素子2表面に形成するため、電極3直下に多数の能動素子あるいは微細な配線が形成されていることが多くなり、半導体素子2の検査時の接触端子10群の電極3群への接触圧が大き過ぎると、電極3およびその直下の能動素子や配線に損傷を与えるおそれがあるが、本実施の形態1の半導体検査用プローブカードでは押圧荷重を広範囲に制御できるので、そのような能動素子や配線の損傷を防ぐことができる。
ところで、半導体素子2の表面の電極3群の面と、接触端子10群の面とは、傾きが生じていることも予想される。そこで、上記の本実施の形態1によれば、図2中において一点鎖線で囲まれる領域内のスプリングプランジャ4、枠5、中間板6、ガイドピン7、押し駒8、プローブシート9、緩衝材11、および金属膜14a、14bが、接触端子10群が形成された領域を微傾動可能とした状況下で押圧動作を可能としている。それにより、接触が不十分な接触端子と電極3とを完全に接触させるためのさらに大きな接触荷重が不要となるので、接触端子10群と電極3群との接触圧が部分的に過大となってしまうことを防止しつつ、接触端子10群と接触対象の電極3群と確実に接触させることができる。その結果、プロービングによる電極3の表面の荒れを可能な限り防止することができるので、低荷重でも安定した接触特性、すなわち安定な接触抵抗値が確保できるようになる。
(実施の形態2)
図7は、本実施の形態2のプローブカードの要部を示す断面図である。前記実施の形態1では、プローブシート9にグランド配線23を形成し、チップコンデンサ24を搭載した場合(図2および図6参照)を示したが、高速電気検査信号が必要ない場合には、図7に示したように、グランド配線23あるいはチップコンデンサ24、もしくはそれらの両方を省略した構成としてもよい。
以下に説明するプローブカードの構成においても、検査信号の速度によっては、同様にグランド配線23あるいはチップコンデンサ24を省略した構成をとってもよい。また、傾斜微調節用のダブルねじ21(図2参照)あるいはスペーサ22a(図6参照)は、必要に応じて使用すればよく、省略してもよいことはいうまでもない。
また、前記実施の形態1で示した図2では、接触端子10群の周囲を二重に囲むように形成した金属膜14aおよび枠5に対応した領域に金属膜14bを形成した例を示したが、図7に示したように、必要な接触端子の先端位置精度に応じて、金属膜14aあるいは金属膜14bの一方、もしくはそれらの両方を省略してもよい。
プローブシート9中に形成された配線(配線材料)のうち、基準電位(接地電位)に電気的に接続する上記グランド配線23、および電源に電気的に接続する配線は、基準電位(接地電位)または電源に電気的に接続していない他の配線より可能な限り広い配線幅で形成してもよい。それにより、グランド配線23および電源に電気的に接続する配線では、配線抵抗値を低くして、プロービング検査時の電圧変動を極力防止することができる。
上記のような構造を有する本実施の形態2のプローブシート構造体25bによっても、前記実施の形態1と同様の効果を得ることができる。
(実施の形態3)
図8は本実施の形態3のプローブカードの要部を示す断面図であり、図9は本実施の形態3のプローブカードの接触端子10付近を拡大して示す要部断面図である。これら図8および図9を用いて本実施の形態3のプローブカードについて説明する。
プローブシート9において、個々の接触端子10が形成された接続電極部10bと配線材料26を接続する場合に、前記実施の形態1ではビアホールを介するが、本実施の形態3ではビアホールを省略して直接接続電極部10bの表面に配線材料26を形成する(図9参照)。その他の構成は、前記実施の形態1と同様である。
上記のような構造を有する本実施の形態3のプローブシート構造体25cによれば、上記ビアホールが省略された構造となることから、接続電極部10bと配線材料26との間の接触抵抗値を低減することができる。また、プローブシート9を製造する工程においては、上記ビアホールを形成する工程を省略できることから、プローブシート9の製造のTAT(Turn Around Time)を短縮できる。さらに、ビアホール形成のためのマスクを省略できることから、プローブシート9の製造コストを低減することができる。
上記のような構造を有する本実施の形態3のプローブシート構造体25cによっても、前記実施の形態1と同様の効果を得ることができる。
(実施の形態4)
図10は本実施の形態4のプローブカードの要部を示す断面図である。この図10を用いて本実施の形態4のプローブカードについて説明する。
本実施の形態4のプローブカードは、支持部材12、ガイドピン7、中間板6cおよび枠5等から構成される。
ガイドピン7は、前記実施の形態1でも図2を用いて説明したように、支持部材12に挿入されて上記中間板6cにねじ止めされている。
中間板6cは、突起部27aおよび調整ねじ27bを備えている。突起部27aは、その中間板6cの中央部にプローブシート9の張り出し方向に調整可能に固定されてセンターピボットの働きをし、調整ねじ27bは、その突起部27aの先端を支点として可動な押し駒8を介してプローブシート9を所望の張り出し量に調整可能にする。
枠5は、前記実施の形態1でも図2を用いて説明したように、プローブシート9の接触端子10群が形成された領域を囲むようにプローブシート9の裏面に接着固定されている。
プローブシート9の接触端子10群が形成された領域の裏面と中間板6cとの間には、シリコンシートなどの緩衝材11および押し駒8が中央部に配置され、中間板6cは、枠5にねじ止めされている。
ここで、本実施の形態4のプローブカードにおいては、押し駒8は中間板6cの中央部に設置された突起部27aにより微傾動可能に保持され、また中間板6cには、中間板6cにねじ止めされた複数のスプリング内蔵ガイドピン7a(図5参照)および複数の位置決め専用ガイドピン7b(図5参照)により微傾動可能に保持されつつ、所望のほぼ一定の押し付け力を付与する(押圧する)構造の倣い機構が備えられている。このような本実施の形態4のプローブカードは、接触端子10群を半導体素子2等の電極3群に対して低荷重で平行に近い状態で加圧し始めるようにして、接触端子10群の倣い動作を確実にし、接触端子および半導体素子2等の電極3の損傷を防止することができるようにした構成となっている。
上記のような種々の部材により本実施の形態4のプローブシート構造体25dが形成される。
上記のような構造を有する本実施の形態4のプローブシート構造体25dによっても、前記実施の形態1と同様の効果を得ることができる。
(実施の形態5)
図11は本実施の形態5のプローブカードの要部を示す断面図であり、図12は図11に示した主要部品を分解して図示した斜視図である。これら図11および図12を用いて本実施の形態5のプローブカードについて説明する。
本実施の形態5のプローブカードは、スプリングプランジャ4、枠5b、中間板6bおよびガイドピン7等から構成される。
スプリングプランジャ4は、中間板6bの中央部に高さ方向に調整可能な状態で固定され、下部先端に突起部4aを有してセンターピボットの働きをし、その突起部4aの先端を支点として可動な押し駒8を介してプローブシート9に押圧力を付与するばね4bが装填されている。
枠5bは、プローブシート9cの接触端子10群が形成された領域を囲むようにプローブシート9cの裏面に接着固定されている。
プローブシート9cの接触端子10群が形成された領域の裏面と中間板6bとの間には、シリコンシートなどの緩衝材11および押し駒8が中央部に配置され、中間板6bは、枠5bにねじ止めされている。
ガイドピン7は、支持部材(上部固定板)12bに挿入されて上記中間板6bにねじ止めされている。また、ガイドピン7は、前記実施の形態でも説明したように、プロービング検査時に、接触端子先端の位置ずれを極力防止するためと、接触端子10群が形成された領域が微傾した状態で動作(微傾動)可能な状態で、所望のほぼ一定の押し付け力(例えば、500ピン程度の場合、押し込み量150μm程度で5〜10N程度)を実現するために、図5に示したようなスプリング13を内蔵したスプリング内蔵ガイドピン7aおよび位置決め専用ガイドピン7bが用いられる構成となっている。これら複数のスプリング内蔵ガイドピン7aおよび複数の位置決め専用ガイドピン7bは、支持部材12bに挿入され、中間板6bにねじ止め固定されて用いられる。
上記プローブシート9cは、シートのプロービング(主面)側の中央領域部に半導体素子2の電極3群と接触するための接触端子10群が形成され、その接触端子10群の周囲を二重に囲むように金属膜14aおよび枠5bに対応した領域に金属膜14bが形成されている。また、プローブシート9cの周辺部には、多層配線基板15aとの信号授受のための周辺電極16a群が形成され、接触端子10群と周辺電極16a群との間には、多数の引き出し配線18aが形成されている。プローブシート9cの裏面には、周辺電極16a群の裏面に対向するように設置されたOリング30を挟んで、多層配線基板15aにOリング押さえリング31をねじ止めすることにより、Oリング30を介して周辺電極16a群を多層配線基板15aの電極15cに接続することができる。
更に、上記接触端子10群が形成された領域のプローブシート9cの裏面には、上記枠5bが接着固定され、枠5bは、中間板6bにねじ止めされる。この中間板6bには、スプリングプランジャ4が固定され、下部先端の突起部4aが、押し駒8の上面中央に形成された円錐溝8aと係合するように構成される。また、中間板6bには、支持部材12bに挿入されたガイドピン7がねじ止め固定される。
押し駒8は、中間板6の中央部に設置されたスプリングプランジャ4の先端の突起部4aにより微傾動可能に保持され、そのスプリングプランジャ4により、所望のほぼ一定の押し付け力を付与する(押圧する)構造のコンプライアンス機構である。なお、押し駒8の上面中央部に突起部4aと係合する円錐溝8aが形成されている。
なお、スプリングプランジャ4は、後述する図17〜図19に示すように、スプリング4bを省いた構造で突起部4aを支点として微傾動可能な状態で用いてもよい。
なお、支持部材12bに設けた傾斜微調節用のダブルねじ21あるいは、スペーサ(スペーサ22a(図6参照))を用いて、接触端子10群が形成された領域のプローブシート9cの傾きを微調整してもよい。ここで、ダブルねじ21は、外側のねじ21aの中央に別の中ねじ21bが形成されたものであり、外側のねじ21aで、支持部材12bと上板22bの間隔を調整することにより、両者の傾斜を微調整した後、中ねじ21bでねじ止め固定する構造のものである。
上記のような種々の部材により本実施の形態5のプローブシート構造体25eが形成される。
上記のような構造を有する本実施の形態5のプローブシート構造体25eによっても、前記実施の形態1と同様の効果を得ることができる。
(実施の形態6)
図13は本実施の形態6のプローブカードの要部を示す断面図である。この図13を用いて本実施の形態6のプローブカードについて説明する。
前記実施の形態5(図11および図12参照)では、プローブシート9cにグランド配線23cを形成し、チップコンデンサ24を搭載した場合を示したが、高速電気検査信号がそれほど必要のない場合は、本実施の形態6である図13に示したように、プローブシート9dからグランド配線23cあるいはチップコンデンサ24を省略した構成をとってもよい。
以下に説明するプローブカードの構成においても、検査信号の速度によっては、同様にグランド配線23cあるいはチップコンデンサ24を省略した構成をとってもよい。また、傾斜微調節用のダブルねじ21あるいは、スペーサ22aは、必要に応じて使用すればよく、省略してもよいことはいうまでもない。
また、前記実施の形態5の図11では、接触端子10群の周囲を二重に囲むように形成した金属膜14aおよび枠5bに対応した領域に金属膜14bを形成した例を示したが、本実施の形態6の図13に示したように、必要な接触端子の先端位置精度に応じて、金属膜14aあるいは金属膜14bの一方、もしくは両者を省略してもよい。
上記のような種々の部材により本実施の形態6のプローブシート構造体25fが形成される。
上記のような構造を有する本実施の形態6のプローブシート構造体25fによっても、前記実施の形態1と同様の効果を得ることができる。
(実施の形態7)
図14は本実施の形態7のプローブカードの要部を示す断面図である。この図14を用いて本実施の形態7のプローブカードについて説明する。
接触端子10が形成された接続電極部10bと上層の配線材料を接続する場合に、前記実施の形態5ではビアホールを介するが、本実施の形態7では、前記実施の形態3(図8および図9参照)と同様に、ビアホールを省略して直接接続電極部10bの表面に配線材料26bを形成する。その他の構成は、前記実施の形態5と同様である。
上記のような種々の部材により本実施の形態7のプローブシート構造体25gが形成される。
上記のような構造を有する本実施の形態7のプローブシート構造体25gによっても、前記実施の形態1と同様の効果を得ることができる。
(実施の形態8)
図15は本実施の形態8のプローブカードの要部を示す断面図である。この図15を用いて本実施の形態8のプローブカードについて説明する。
本実施の形態8では、前記実施の形態5のプローブカード(図10参照)における中間板6cにねじ止めしたガイドピン7の代わりに、スプリングプランジャ保持材32に固定したスプリングプランジャ32aを用いた構造の倣い押圧機構が構成される。
つまり、本実施の形態8のプローブカードは、支持部材12c、スプリングプランジャ保持材32、スプリングプランジャ32a、スプリングプランジャ4、枠5c、緩衝材11および押し駒8等を備えた構造となっている。
スプリングプランジャ保持材32は支持部材12cにねじ止めされ、スプリングプランジャ32aはスプリングプランジャ保持材32に装填されている。
スプリングプランジャ4は、中間板6cの中央部に高さ方向に調整可能な状態で固定され、下部先端に突起部4aを有してセンターピボットの働きをし、その突起部4aの先端を支点として可動な押し駒8を介してプローブシート9cに押圧力を付与するばね4bが装填されている。
枠5cは、プローブシート9cの接触端子10群が形成された領域を囲むようにプローブシート9cの裏面に接着固定されている。
プローブシート9cの接触端子10群が形成された領域の裏面と中間板6cとの間には、シリコンシートなどの緩衝材11および押し駒8が中央部に配置され、中間板6cは、枠5cにねじ止めされている。
本実施の形態8のプローブカードでは、押し駒8が中間板6cの中央部に設置されたスプリングプランジャ4の先端の突起部4aにより微傾動可能に保持され、中間板6cがスプリングプランジャ保持材32に装填された複数のスプリングプランジャ32aにより微傾動可能に保持されることにより、所望のほぼ一定の押し付け力を付与する(押圧する)構造の倣い機構が備えられている。このような本実施の形態8のプローブカードは、接触端子10群を半導体素子2等の電極3群に対して低荷重で平行に近い状態で加圧し始めるようにして、接触端子10群の倣い動作を確実にし、接触端子および半導体素子2等の電極3の損傷を防止することができるようにした構成となっている。
上記のような種々の部材により本実施の形態8のプローブシート構造体25hが形成される。
上記のような構造を有する本実施の形態8のプローブシート構造体25hによっても、前記実施の形態1と同様の効果を得ることができる。
(実施の形態9)
図16は本実施の形態9のプローブカードの要部を示す断面図である。この図16を用いて本実施の形態9のプローブカードについて説明する。
本実施の形態9においては、前記実施の形態8のプローブカードにおけるスプリングプランジャ保持材32に保持されたスプリングプランジャ32aの代わりに、スプリング保持材33に保持されたスプリング33aを用いた構造の倣い押圧機構を備えている。その他の構成は、前記実施の形態8と同様である。
上記のような種々の部材により本実施の形態9のプローブシート構造体25iが形成される。
上記のような構造を有する本実施の形態9のプローブシート構造体25iによっても、前記実施の形態1と同様の効果を得ることができる。
(実施の形態10)
図17は本実施の形態10のプローブカードの要部を示す断面図である。この図17を用いて本実施の形態10のプローブカードについて説明する。
本実施の形態10のプローブカードは、支持部材12b、ガイドピン7、中間板6eおよび枠5b等を備えた構造となっている。
ガイドピン7は、支持部材12bに挿入されて中間板6eにねじ止めされている。
中間板6eは、突起部27aおよび調整ねじ27bを備えている。突起部27aは、その中間板6eの中央部にプローブシート9の張り出し方向に調整可能に固定されてセンターピボットの働きをし、調整ねじ27bは、その突起部27aの先端を支点として可動な押し駒8を介してプローブシート9を所望の張り出し量に調整可能にする。
枠5bは、プローブシート9cの接触端子10群が形成された領域を囲むようにプローブシート9cの裏面に接着固定されている。
プローブシート9cの接触端子10群が形成された領域の裏面と中間板6eとの間には、シリコンシートなどの緩衝材11および押し駒8が中央部に配置され、中間板6eは、枠5bにねじ止めされている。
ここで、本実施の形態10のプローブカードにおいては、押し駒8は中間板6eの中央部に設置された突起部27aにより微傾動可能に保持され、また中間板6eには、中間板6eにねじ止めされた複数のスプリング内蔵ガイドピン7a(図5参照)および複数の位置決め専用ガイドピン7b(図5参照)により微傾動可能に保持されつつ、所望のほぼ一定の押し付け力を付与する(押圧する)構造の倣い機構が備えられている。このような本実施の形態10のプローブカードは、接触端子10群を半導体素子2等の電極3群に対して低荷重で平行に近い状態で加圧し始めるようにして、接触端子10群の倣い動作を確実にし、接触端子および半導体素子2等の電極3の損傷を防止することができるようにした構成となっている。
上記のような種々の部材により本実施の形態10のプローブシート構造体25jが形成される。
上記のような構造を有する本実施の形態10のプローブシート構造体25jによっても、前記実施の形態1と同様の効果を得ることができる。
(実施の形態11)
図18は本実施の形態11のプローブカードの要部を示す断面図である。この図18を用いて本実施の形態11のプローブカードについて説明する。
本実施の形態11では、前記実施の形態10のプローブカード(図17参照)における中間板6eにねじ止めしたガイドピン7の代わりに、スプリングプランジャ保持材32に固定したスプリングプランジャ32aを用いた構造の倣い押圧機構が構成される。また、中間板6fは、枠5cにねじ止めされている。その他の構成は、前記実施の形態10と同様である。
上記のような種々の部材により本実施の形態11のプローブシート構造体25kが形成される。
上記のような構造を有する本実施の形態11のプローブシート構造体25kによっても、前記実施の形態1と同様の効果を得ることができる。
(実施の形態12)
図19は本実施の形態12のプローブカードの要部を示す断面図である。この図19を用いて本実施の形態12のプローブカードについて説明する。
本実施の形態12では、前記実施の形態10のプローブカード(図17参照)における中間板6eにねじ止めした複数のガイドピン7の代わりに、スプリング保持材33に装填される複数のスプリング33aを用いた構造の倣い押圧機構が構成される。その他の構成は、前記実施の形態10と同様である。
上記のような種々の部材により本実施の形態12のプローブシート構造体25lが形成される。
上記のような構造を有する本実施の形態12のプローブシート構造体25lによっても、前記実施の形態1と同様の効果を得ることができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態に対応する実施例を説明する。
(実施の形態13)
次に、前記実施の形態1〜12で説明したプローブカードにて用いられるプローブシート(プローブシート構造体)の一例について、その製造方法を図20を参照して説明する。なお、以降のプローブシートを形成する各部材は、図2〜図19に示した前記実施の形態1〜12のプローブカードの要部断面図中にも適宜示されている。
図20および図21は、前記実施の形態1において図2に示したプローブカードを形成するための製造プロセスのうち、特に、型材であるシリコンウエハ40に異方性エッチングで形成した角錐台形状の穴40aを型材として用いて、角錐台形状の接触端子部41および引き出し配線用の配線材料26をポリイミド膜42に一体で形成し、さらにその表面にポリイミド膜43および配線材料26cを形成し、さらに金属膜14を接着層52で接合し、その金属膜14に枠5を固着したプローブシート9を形成する製造プロセスを工程順に示したものである。
まず、図20(a)に示す工程が実行される。この工程は、厚さ0.2〜0.6mmのシリコンウエハ40の(100)面の両面に熱酸化により二酸化シリコン膜44を0.5μm程度形成し、ホトレジストを塗布し、ホトリソグラフィ工程により角錐台形状の穴を開ける位置のホトレジストを除去したパターンを形成する。次いで、そのホトレジストをマスクとし、二酸化シリコン膜44をフッ酸とフッ化アンモニウムの混合液によりエッチング除去し、前記二酸化シリコン膜44をマスクとして、シリコンウエハ40を強アルカリ液(例えば、水酸化カリウム)により異方性エッチングして、角錐台形状の穴40aを形成する。
ここで、本実施の形態13ではシリコンウエハ40を型材としたが、型材としては、結晶性を有するものであればよく、その範囲で種々変更可能であることは言うまでもない。また、本実施の形態13では異方性エッチングによる穴を角錐台形状としたが、その形状は、角錐状でもよく、小さな針圧で安定した接触抵抗を確保できる程度の接触端子10群を形成できる形状の範囲で、種々変更可能である。また、接触対象とする1つの電極に、複数の接触端子で接触するようにしてもよいことはいうまでもない。
次に、図20(b)に示す工程が実行される。この工程では、マスクとして用いた二酸化シリコン膜44をフッ酸とフッ化アンモニウムの混合液によりエッチング除去して、再度ウェット酸素中での熱酸化により、シリコンウエハ40の全面に二酸化シリコン膜45を0.5μm程度形成する。次いで、その二酸化シリコン膜45の表面に導電性被覆46を形成し、次にその導電性被覆46の表面に、接続端子部41を開口するようにホトレジストマスク47を形成する工程が実行される。
次に、図20(c)に示す工程が実行される。この工程では、上記ホトレジストマスク47をマスクとし、上記導電性被覆46を給電層とし、硬度の高い材料を主成分として電気めっきして、接触端子10および接続電極部10bを一体として形成する。この時、接触端子10と同様の構造の周辺電極16も形成される。その後、ホトレジストマスク47を除去する工程が実行される。硬度の高いめっき材料として、例えば、ニッケル41a、ロジウム41bおよびニッケル41cを順次にめっきして、接触端子10および接続電極部10bを一体として接触端子部41を形成すればよい。
次に、図20(d)に示す工程が実行される。この工程は、上記接触端子部41および導電性被覆46を覆うようにポリイミド膜42を形成し、上記接触端子部41からの引き出し配線接続用穴を形成すべき位置にあるポリイミド膜42を、上記接触端子部41の表面に至るまで除去し、そのポリイミド膜42上に導電性被覆48を形成し、ホトレジストマスク49を形成した後、配線材料26をめっきするものである。
上記ポリイミド膜42の一部を除去するには、例えば、レーザ穴開け加工あるいはポリイミド膜42の表面に形成したアルミニウムマスクをマスクとしたドライエッチングを用いればよい。
上記導電性被覆48としては、例えば、クロムをスパッタリング法あるいは蒸着法により成膜することにより、厚さ0.1μm程度のクロム膜を形成し、そのクロム膜を形成した表面に銅をスパッタリング法あるいは蒸着法により成膜することにより、厚さ1μm程度の銅膜を形成すればよい。また、配線材料26としては、銅めっき、あるいは銅めっきにニッケルめっきを施した材料を用いればよい。
次に、図20(e)に示す工程が実行される。この工程は、上記ホトレジストマスク49を除去し、配線材料26をマスクとして導電性被覆48をソフトエッチング除去した後、ポリイミド膜43を形成し、配線材料26から上部の配線材料26cに接続用の穴を形成すべき位置にあるポリイミド膜43を上記配線材料26の表面に至るまで除去する。次いで、ポリイミド膜43上に導電性被覆50を形成し、ホトレジストマスク51を形成した後、配線材料26cをめっきするものである。
上記ポリイミド膜43の一部を除去するには、ポリイミド膜42の場合と同様に、例えば、レーザ穴開け加工あるいはポリイミド膜43の表面に形成したアルミニウムマスクをマスクとしたドライエッチングを用いればよい。
上記導電性被覆50としては、導電性被覆48と同様に、例えば、クロムをスパッタリング法あるいは蒸着法により成膜することにより、厚さ0.1μm程度のクロム膜を形成し、そのクロム膜を形成した表面に銅をスパッタリング法あるいは蒸着法により成膜することにより、厚さ1μm程度の銅膜を形成すればよい。また、配線材料26cとしては、配線材料26と同様に、銅めっき、あるいは銅めっきにニッケルめっきを施した材料を用いればよい。
次に、図20(f)に示す工程が実行される。この工程は、上記ホトレジストマスク51を除去し、配線材料26cをマスクとして導電性被覆50をソフトエッチング除去した後、ポリイミド膜43および配線材料26cに接着層52および金属膜14を接着し、ホトレジストマスクでその金属膜14をエッチングして所望の金属膜14のパターン(金属膜14a〜14c)を形成するものである。
ここで、接着層52としては、例えば、ポリイミド系接着シートあるいは、エポキシ系接着シートを用いればよい。また、金属膜14としては、42アロイ(ニッケル42%および鉄58%の合金で線膨張率4ppm/℃)あるいはインバー(例えば、ニッケル36%および鉄64%の合金で線膨張率1.5ppm/℃)の様な線膨張率で、かつシリコンウエハ(シリコン型材)40の線膨張率に近い金属シートを用い、この金属シートを接着層52を介して配線材料26cを形成したポリイミド膜43に貼り合わせることにより、形成されるプローブシート9の強度向上および大面積化が図れる他、検査時の温度による位置ずれ防止等、様々な状況下での位置精度確保が可能である。この主旨において、金属膜14としては、バーンイン検査時の位置精度確保をねらい、検査対象の半導体素子2の線膨張率に近い線膨張率の材料を用いてもよい。
上記接着工程は、例えば、接触端子部41、配線材料26およびポリイミド膜43が形成されたシリコンウエハ40と、接着層52および金属膜14とを重ね合わせて、10〜200kgf/cm程度で加圧しながら接着層52のガラス転移点温度(Tg)以上の温度を加え、真空中で加熱加圧接着すればよい。
また、金属膜14のパターンニング用のホトレジストマスクとしては、液状レジストでもフィルム状レジスト(ドライフィルム)でもよい。
次に、図21(g)に示す工程が実行される。この工程は、次の工程(図21(h)参照)の前処理として、まず、金属膜14が形成された面を保護フィルムで覆い、反対面のシリコンエッチング用保護治具のふた53b(図21(h)参照)より露出する領域の二酸化シリコン膜45を、中央をくりぬいた保護フィルムをマスクとしてフッ酸とフッ化アンモニウムとの混合液によりエッチング除去する。次いで、その保護フィルムを剥離した後、シリコンエッチング用保持リング54を前記ポリイミド膜52に接着剤55で接着するものである。また、金属膜14として、42アロイシートあるいはインバーシートを用いた場合は、塩化第二鉄溶液でスプレーエッチングすればよい。
次に、図21(h)に示す工程が実行される。この工程は、シリコンウエハ40にシリコンエッチング用保護治具を取り付けて、シリコンをエッチング除去するものである。
例えば、中間固定板56dに、前記シリコンエッチング用保持リング54をねじ止めして、ステンレス製の固定治具53aとステンレス製のふた53bとの間にOリング53cを介して装着し、型材であるシリコンウエハ40を強アルカリ液(例えば、水酸化カリウム)によりエッチング除去すればよい。
次に、図21(i)に示す工程が実行される。この工程は、上記シリコンエッチング用保護治具を取り外し、シリコンエッチング用保持リング54に保護フィルムを片面を覆うように接着し、二酸化シリコン膜45、導電性被覆46(クロムおよび銅)およびニッケル41aをエッチング除去する。次いで、その保護フィルムを除去した後、金属膜14とプローブシートの枠5および周辺電極固定板17との間に接着剤55bを塗布して、金属膜14の所定の位置に固着するものである。
二酸化シリコン膜45は、フッ酸とフッ化アンモニウムの混合液によりエッチング除去し、クロム膜は過マンガン酸カリウム液によりエッチング除去し、銅膜およびニッケル膜41aはアルカリ性銅エッチング液によりエッチング除去すればよい。
なお、この一連のエッチング処理の結果、接触端子表面に露出するロジウム41bを用いるのは、半導体素子2の電極3の材料であるはんだやアルミニウム等が付着し難く、ニッケルより硬度が高く、酸化され難く、接触抵抗が安定しているためである。
その後、上記枠5および周辺電極固定板17の外周部に沿って、ポリイミド膜42、43および接着層52を切り出し、ガイドピン7を用いたプローブシート構造体25(図2参照)を製作するものである。
なお、組立工程用保持リングの外周部に沿って切り出したプローブシート9をプローブカードに組み立てる工程の説明図を、図3に斜視図で、図4に断面図で示した。
プローブシート9をプローブカードに組み立てるに当たり、プローブシート9の周辺電極16の先端が多層配線基板15の電極15bと接触する構成となることから、周辺電極16と電極15bとの接触が安定し、プロービング検査時の電気特性を得やすくすることができる。
(実施の形態14)
次に、前記実施の形態13で説明したプローブシート9の製造工程とは若干異なる本実施の形態14のプローブシートの製造方法について、図22を参照して説明する。
図22(a)〜(d)は、前記実施の形態13とは若干異なるプローブシート9(実施の形態3および図8参照)を形成する製造プロセスを工程順に示したものである。
接触端子10を形成した接続電極部10bと配線材料26を接続する場合に、実施の形態13ではビアホールを介するが、本実施の形態14の製造工程では、ビアホールを形成しないで直接接続電極部10b表面に配線材料26を形成する。その他の構成は、前記実施の形態13と同様である。
まず、前記実施の形態13における図20(a)、(b)と同様の工程を経て、図22(a)に示したシリコンウエハ40に角錐状のエッチング穴40aを形成し、その表面に二酸化シリコン膜45を形成し、その上に形成した導電性被覆46の表面に、ポリイミド膜42bを形成する。次いで、接触端子10を形成すべき位置にあるポリイミド膜42bを、上記導電性被覆46の表面に至るまで除去する工程が実行される。
上記導電性被覆46としては、例えば、クロムをスパッタリング法あるいは蒸着法により成膜することにより、厚さ0.1μm程度のクロム膜を形成し、そのクロム膜を形成した表面に銅をスパッタリング法あるいは蒸着法により成膜することにより、厚さ1μm程度の銅膜を形成すればよい。その銅膜に数μm厚の銅をめっきで形成して、レーザ加工の耐性を増してもよい。
上記ポリイミド膜42bの一部を除去するには、例えば、レーザ穴開け加工あるいはポリイミド膜42bの表面に形成したアルミニウムマスクをマスクとしたドライエッチングを用いればよい。
次に、図22(b)に示す工程が実行される。まず、上記ポリイミド膜42bの開口部に露出した導電性被覆46に、その導電性被覆46を電極として、硬度の高い材料を主成分として電気めっきして、接触端子10および接続電極部10bを一体として形成する。硬度の高いめっき材料として、例えば、ニッケル41a、ロジウム41b、ニッケル41cを順次にめっきして、接触端子10および接続電極部10bを一体として接触端子部41を形成すればよい。また、この時、接触端子10と同様の構造の周辺電極16も形成される。
次に、図22(c)に示す工程が実行される。まず、上記の接触端子部41およびポリイミド膜42bに導電性被覆48bを形成し、次いでホトレジストマスク49bを形成した後に配線材料26をめっきする。
上記導電性被覆48bとしては、例えば、クロムをスパッタリング法あるいは蒸着法により成膜することにより、厚さ0.1μm程度のクロム膜を形成し、そのクロム膜を形成した表面に銅をスパッタリング法あるいは蒸着法により成膜することにより、厚さ1μm程度の銅膜を形成すればよい。また、配線材料26としては、銅を用いればよい。
次に、図22(d)に示す工程が実行される。この工程は、上記ホトレジストマスク49bを除去し、配線材料26をマスクとして導電性被覆48bをソフトエッチング除去した後、ポリイミド膜43を形成し、配線材料26から上部の配線材料26dに接続用の穴を形成すべき位置にあるポリイミド膜43を、上記配線材料26の表面に至るまで除去する。次いで、ポリイミド膜43上に導電性被覆50bを形成し、ホトレジストマスクを形成した後、配線材料26dをめっきするものである。
続いて、そのホトレジストマスクを除去し、配線材料26dをマスクとして導電性被覆50bをソフトエッチング除去した後、接着層52および金属膜14を接着し、ホトレジストマスクでその金属膜14をエッチングして所望の金属膜14のパターン(金属膜14a〜14c)を形成するものである。
上記ポリイミド膜43の一部を除去するには、例えば、レーザ穴開け加工あるいはポリイミド膜43の表面に形成したアルミニウムマスクをマスクとしたドライエッチングを用いればよい。
上記導電性被覆50bとしては、導電性被覆48bと同様に、例えば、クロムをスパッタリング法あるいは蒸着法により成膜することにより、厚さ0.1μm程度のクロム膜を形成し、そのクロム膜を形成した表面に銅をスパッタリング法あるいは蒸着法により成膜することにより、厚さ1μm程度の銅膜を形成すればよい。また、配線材料26dとしては、配線材料26と同様に、銅めっき、あるいは銅めっきにニッケルめっきを施した材料を用いればよい。
次に、前記実施の形態13において図20(g)〜図21(i)を用いて説明した工程と同様の工程を経て、本実施の形態14のプローブシート構造体25c(図8参照)を製作するものである。
(実施の形態15)
次に、本実施の形態15のプローブシートの製造方法について、図23を参照して、その製造工程を説明する。
本実施の形態15のプローブシートの製造方法は、多層配線基板15aの電極15cにプローブシート9c(前記実施の形態5および図11参照)の周辺電極16aを接触させるために、周辺電極16aをすべて接触端子10の形成面の反対面に形成する工程とする点以外は、前記実施の形態13(図20および図21参照)で記述したプローブシート9の製造方法と同様である。
本実施の形態15のプローブシートの製造方法は、まず、前記実施の形態13において図20(a)〜図20(e)を用いて説明した工程と同様の工程を経て、ポリイミド膜42c、43c、配線材料26および導電性被覆50等が形成され、さらに、それら各部材上にホトレジストマスク51を形成した後、配線材料26dをめっきする。配線材料26dの一部は所定の接触端子10と電気的に接続するグランド配線23cとなり、また、配線材料26dの他の一部はチップコンデンサ24を搭載するためのコンデンサ接続用電極57となる(図23(a)参照)。
前記実施の形態1でも説明したように、配線材料26dのうち、基準電位(接地電位)に電気的に接続する上記グランド配線23c、および電源に電気的に接続する配線は、プロービング検査時において、他の配線に比べて大きな電流が流れる。そのため、それらグランド配線23および電源に電気的に接続する配線は、他の配線材料26dに比べて広い配線幅で形成し、配線抵抗を下げるようにする。
次に、図23(b)に示す工程が実行される。この工程は、上記のホトレジストマスク51を除去し、配線材料26dをマスクとして導電性被覆50をソフトエッチング除去した後、配線材料26dの一部である周辺電極16a部分を露出させた状態で配線材料26dおよびポリイミド膜43cを覆うように接続層52および金属膜14を接着する。次いで、ホトレジストマスクをマスクとしてその金属膜14をエッチングして所望の金属膜14のパターン(金属膜14a、14b(図11参照))を形成するものである。
次に、前記実施の形態13において図20(g)〜図21(i)を用いて説明したと同様の工程を経て、図11に示すガイドピン7を用いたプローブシート構造体25eを製作するものである。
なお、高速伝送信号の安定化のために、必要に応じて、コンデンサ接続用電極57となる配線材料26dとグランド配線23c用の配線材料26dとの配線間にチップコンデンサ24を設置してもよい。
(実施の形態16)
次に、本実施の形態16のプローブシートの製造方法について、図24を参照して、その製造工程を説明する。
本実施の形態16のプローブシートの製造方法は、前記実施の形態15のプローブシート9cの製造方法と同様に、多層配線基板15aの電極15cにプローブシート9d(前記実施の形態6および図13参照)の周辺電極16aを接触させるために、周辺電極16aをすべて接触端子10の形成面の反対面に形成するものである。ただし、プローブシート9d中の配線材料である信号配線と電源配線とを同一面に形成したプローブシート構造の場合の製造方法である。
まず、図24(a)に示す工程が実行される。この工程では、まず、前記実施の形態13において図20(a)〜図20(d)を用いて説明した工程と同様の工程を経て、導電性被覆46、ポリイミド膜42および導電性被覆48d等が形成され、さらに、それら部材上にホトレジストマスク49dを形成した後、配線材料26eをめっきする。
次に、図24(b)に示す工程が実行される。この工程は、上記のホトレジストマスク49dを除去し、配線材料26eをマスクとして導電性被覆48dをソフトエッチング除去した後、周辺電極16a部分を露出させた状態で配線材料26eおよびポリイミド膜42を覆うようにポリイミド膜43dを形成するものである。
次に、前記実施の形態13において図20(g)〜図21(i)を用いて説明したと同様の工程を経て、図13に示すガイドピン7を用いたプローブシート構造体25fを製作するものである。
(実施の形態17)
次に、前記実施の形態1〜12で説明したプローブカード(プロービング装置)を用いた半導体検査装置について図25を用いて説明する。
図25は、本実施の形態17に係る半導体検査装置を含む検査システムの全体概略構成を示す図であり、所望の荷重をウエハ1の面に加えて電気特性検査を実施する試験装置を示している。この状態では、ガイドピンの押圧力(荷重)が全接触端子10に加わり、ウエハ1の電極3に接触した接触端子10、引き出し配線18(配線材料26)、周辺電極16、多層配線基板15の電極15b、内部配線15d、および電極15eを通じてウエハ1に作り込まれた半導体素子2(図25中での符号は省略)の電気的特性の検査を行うテスタ58と、半導体素子2との間で検査用電気信号の送受信が実施される。
検査システムの全体構成において、プローブカードはウエハプローバとして構成されている。この検査システムは、被検査対象であるウエハ1を支持する試料支持系59と、被検査対象(ウエハ1)の電極3に接触して電気信号の授受を行うプローブカード60と、試料支持系59の動作を制御する駆動制御系61と、被検査対象(ウエハ1)の温度制御を行う温度制御系62と、半導体素子(チップ)2の電気的特性の検査を行うテスタ58とで構成される。このウエハ1は、前述の多数の半導体素子(チップ)2が配列され、各半導体素子2の表面には、外部接続電極としての複数の電極3が配列されている。試料支持系59は、ウエハ1を着脱自在に載置してほぼ水平に設けられた試料台63と、この試料台63を支持するように垂直に配置される昇降軸64と、この昇降軸64を昇降駆動する昇降駆動部65と、この昇降駆動部65を支持するX−Yステージ66とで構成される。X−Yステージ66は、筐体67の上に固定される。昇降駆動部65は、例えば、ステッピングモータなどから構成される。試料台63の水平および垂直方向における位置決め動作は、X−Yステージ66の水平面内における移動動作と、昇降駆動部65による上下動などとを組み合わせることにより行われる。また、試料台63には、図示しない回動機構が設けられており、水平面内における試料台63の回動変位が可能にされている。
試料台63の上方には、プローブカード60が配置される。すなわち、例えば、図25に示すプローブカード60は、対応する試料台63に平行に対向する姿勢で設けられる。各々の接触端子10は、プローブカード60のプローブシート9に設けられた引き出し配線18および周辺電極16を介して、多層配線基板15の電極15bおよび内部配線15dを通して、その多層配線基板15に設けられた電極15eに電気的に接続され、その電極15eに接続されるケーブル68を介してテスタ58と電気的に接続される。
駆動制御系61は、ケーブル69を介してテスタ58と電気的に接続される。また、駆動制御系61は、試料支持系58の各駆動部のアクチュエータに制御信号を送って、その動作を制御する。すなわち、駆動制御系61は、内部にコンピュータを備え、ケーブル69を介して伝達されるテスタ58のテスト動作の進行情報に合わせて、試料支持系59の動作を制御する。また、駆動制御系61は、操作部70を備え、駆動制御に関する各種指示の入力の受付、例えば、手動操作の指示を受け付ける。
試料台63には、ウエハ1(半導体素子2)を加熱させるためのヒータ71が備えられている。温度制御系62は、試料台63のヒータ71あるいは冷却治具を制御することにより、試料台63に搭載されたウエハ1の温度を制御する。また、温度制御系62は、前記操作部70を備え、温度制御に関する各種指示の入力の受付、例えば、手動操作の指示を受け付ける。ここで、上記プローブシート9あるいはプローブカード60の一部に設けた温度制御の可能な発熱体と試料台63のヒータ71とを連動させて温度制御してもよい。
以下、半導体検査装置の動作について説明する。まず、被検査対象であるウエハ1は、試料台63の上に位置決めして載置され、X−Yステージ66および回動機構を駆動制御し、ウエハ1上に配列された複数個の半導体素子2上に形成された電極3の群を、プローブカード60に並設された多数の接触端子10群の直下に位置決めする。その後、駆動制御系61は、昇降駆動部65を作動させて、多数の電極3(被接触材)の全体の面が接触端子10の先端に接触した時点から10〜150μm程度押し上げる状態になるまで試料台63を上昇させる。それにより、プローブシート9における多数の接触端子10が並設された領域を張り出させ、必要に応じてダブルねじ21あるいはシムによる微調整を実施して平坦度を高精度に確保された多数の接触端子10の群における各々の先端を、複数個のガイドピン7および押し駒8のコンプライアンス機構(押圧機構)により半導体素子2に配列された多数の電極3の群(全体)の面に追従するように倣って平行出しする。それにより、ウエハ1上に配列された各被接触材(電極3)に倣って均一な低荷重(1ピン当たり3〜150mN程度)に基づく押し込みによる接触が行われ、各接触端子10と各電極3との間において低抵抗(0.01Ω〜0.1Ω)で電気的に接続されることになる。
この場合の押圧時には、スプリングプランジャ4の突起部4a(図2参照)により、押し駒8が微傾動可能な状態で枠5(図2参照)内のプローブシート面が半導体素子2の電極3の群の面に追随するように倣って平行出しされ、加えて、複数個のガイドピン7でその枠5に接着された枠5内のプローブシート面も半導体素子2の電極3の群の面に追随するように倣って平行出しされて、押し込みによる接触が行われる。
半導体素子2が、複数の機能の半導体集積回路が形成されたSoC(System on Chip)である場合には、1つの半導体素子2内に複数の機能の半導体集積回路を作り込むためと、半導体素子2の小型化の要求に応えるためとの2つ目的を実現するために、電極3下にも配線および素子を配置する手段が採られる。また、半導体素子2がSoCであり、高速電気信号用に用いられる場合には、誘電損失を低減しつつ微細配線化するため、酸化シリコン(SiO)と比べて誘電率の一段と小さな材料が配線層間の絶縁膜として用いられる。このような誘電率の小さい材料は、耐荷重および機械的強度が比較的弱いため、その配線層間の絶縁膜となる低誘電材料だけでなく、電極3下に配置された配線および素子にも損傷を与えないように、数10mN程度以下の低荷重で安定した接触抵抗値が実現できる半導体検査装置が望まれている。
前述したように、本実施の形態17の半導体検査装置によれば、ウエハ1上に配列された各被接触材(電極3)に倣って均一な低荷重に基づく押し込みによる接触が行われ、各接触端子10と各電極3との間において低抵抗で電気的に接続される。そのため、接触端子10と電極3との接触時に、配線層間の絶縁膜となる低誘電材料、および電極3下に配置された配線および素子に損傷を与えてしまうことを防ぐことができる。
また、SoCとなる上記半導体素子2においては、配線および素子上に電極3を配置できるので、半導体素子2の外周に沿った位置だけでなく、半導体素子2の面内においても電極3を配置する位置を自由に選択できるようになる。それにより、半導体素子2内における素子、配線および電極3のレイアウト設計の自由度を増すことができるので、たとえば半導体素子2内に形成された入出力バッファ回路等の直上に電極3を形成することによって入出力バッファ回路等から電極3までの配線長を短くし、入出力バッファ回路等の動作速度を向上することが可能となる。
さらに、ケーブル68、配線基板15および接触端子10を介して、ウエハ1に形成された半導体素子2とテスタ58との間で、動作電流や動作検査信号などの授受を行い、その半導体素子2の動作特性の可否などを判別する。さらに、上記の一連の検査動作が、ウエハ1に形成された複数の半導体素子2の各々について実施され、動作特性の可否などが判別される。
(実施の形態18)
ここで、前記実施の形態17で説明した半導体検査装置を用いた検査工程、または検査方法を含む半導体装置の製造方法の代表例について、図26を参照して説明する。
(1)本実施の形態18に係る半導体装置の製造方法は、ウエハ1に回路を作り込み、半導体装置を形成する工程(半導体素子回路形成)と、半導体検査装置によりウエハレベルで複数の半導体装置の電気的特性を一括して検査する工程(ウエハ検査)と、ウエハを切断し、半導体素子2毎に分離する工程(ダイシング)と、半導体素子2を樹脂等で封止する工程(組立・封止)とを有する。その後、バーンイン、選別検査、および外観検査を経て、チップパッケージ品として出荷される。
(2)本実施の形態18に係る半導体装置の製造方法は、ウエハ1に回路を作り込み、半導体素子2を形成する工程(半導体素子回路形成)と、半導体検査装置によりウエハレベルで複数の半導体素子2の電気的特性を一括して検査する工程(ウエハ検査)と、ウエハ1を切断し、半導体素子2毎に分離する工程(ダイシング)とを有する。その後、チップ検査用ソケット装着、バーンイン、選別検査、ソケットからの取り外し、および外観検査を経て、ベアチップ出荷品として出荷される。
(3)本実施の形態18に係る半導体装置の製造方法は、ウエハ1に回路を作り込み、半導体装置を形成する工程(半導体素子回路形成)と、半導体検査装置によりウエハレベルで複数の半導体装置の電気的特性を一括して検査する工程(ウエハ検査)とを有する。その後、バーンイン、選別検査、および外観検査を経て、フルウエハ出荷品として出荷される。このバーンインおよび選別検査においても、前記実施の形態17に係る半導体検査装置により検査が行われる。
(4)本実施の形態18に係る半導体装置の製造方法は、ウエハ1に回路を作り込み、半導体装置を形成する工程(半導体素子回路形成)と、半導体検査装置によりウエハレベルで複数の半導体装置の電気的特性を一括して検査する工程(ウエハ検査)とを有する。その後、バーンインおよび外観検査を経て、ウエハ1を切断し、半導体素子2毎に分離する工程(ダイシング)と、外観検査とを経て、ベアチップ出荷品として出荷される。このバーンインおよび選別検査においても、前記実施の形態17に係る半導体検査装置により検査が行われる。
(5)本実施の形態18に係る半導体装置の製造方法は、ウエハ1に回路を作り込み、半導体装置を形成する工程(半導体素子回路形成)と、ウエハ1を分割する工程(ウエハ分割)と、半導体検査装置により分割したウエハレベルで複数の半導体装置の電気的特性を一括して検査する工程(分割ウエハ検査)とを有する。その後、バーンイン、選別検査および外観検査を経て、分割ウエハ出荷品として出荷される。このバーンインおよび選別検査においても、前記実施の形態17に係る半導体検査装置により検査が行われる。
(6)本実施の形態18に係る半導体装置の製造方法は、ウエハ1に回路を作り込み、半導体装置を形成する工程(半導体素子回路形成)と、ウエハ1を分割する工程(ウエハ分割)と、半導体検査装置により分割したウエハレベルで複数の半導体装置の電気的特性を一括して検査する工程(分割ウエハ検査)とを有する。その後、バーンイン、選別検査、分割したウエハを切断し半導体素子2毎に分離する工程(ダイシング)、および外観検査を経て、ベアチップ出荷品として出荷される。このバーンインおよび選別検査においても、前記実施の形態17に係る半導体検査装置により検査が行われる。
(7)本実施の形態18に係る半導体装置の製造方法は、ウエハ1に回路を作り込み、半導体装置を形成する工程(半導体素子回路形成)と、ウエハ1に樹脂層等を形成する工程(樹脂層形成)と、樹脂層等を形成したウエハに形成された複数の半導体素子の電気的特性を半導体検査装置により一括して検査する工程(ウエハ検査)とを有する。その後、バーンインおよび選別検査を経て、ウエハ1を切断し、半導体素子2毎に分離する工程(ダイシング)と、外観検査とを経て、CSP出荷品として出荷される。このバーンインおよび選別検査においても、前記実施の形態17に係る半導体検査装置により検査が行われる。
(8)本実施の形態18に係る半導体装置の製造方法は、ウエハ1に回路を作り込み、半導体装置を形成する工程(半導体素子回路形成)と、ウエハ1に樹脂層等を形成する工程(樹脂層形成)と、樹脂層等を形成したウエハに形成された複数の半導体素子2の電気的特性を半導体検査装置により一括して検査する工程(ウエハ検査)とを有する。その後、バーンイン、選別検査および外観検査を経て、フルウエハCSP出荷品として出荷される。このバーンインおよび選別検査においても、前記実施の形態17に係る半導体検査装置により検査が行われる。
(9)本実施の形態18に係る半導体装置の製造方法は、ウエハ1に回路を作り込み、半導体装置を形成する工程(半導体素子回路形成)と、ウエハ1に樹脂層等を形成する工程(樹脂層形成)と、樹脂層等を形成したウエハ1を分割する工程(ウエハ分割)と、半導体検査装置により分割したウエハレベルで複数の半導体装置の電気的特性を一括して検査する工程(分割ウエハ検査)とを有する。その後、バーンイン、選別検査および外観検査を経て、分割ウエハCSP出荷品として出荷される。このバーンインおよび選別検査においても、前記実施の形態17に係る半導体検査装置により検査が行われる。
(10)本実施の形態18に係る半導体装置の製造方法は、ウエハ1に回路を作り込み、半導体装置を形成する工程(半導体素子回路形成)と、ウエハ1に樹脂層等を形成する工程(樹脂層形成)と、樹脂層等を形成したウエハ1を分割する工程(ウエハ分割)と、半導体検査装置により分割したウエハレベルで複数の半導体装置の電気的特性を一括して検査する工程(分割ウエハ検査)とを有する。その後、バーンイン、選別検査、ウエハを切断し半導体素子2毎に分離する工程(ダイシング)、および外観検査を経て、CSP出荷品として出荷される。このバーンインおよび選別検査においても、前記実施の形態17に係る半導体検査装置により検査が行われる。
上記した半導体装置の製造方法における、半導体素子の電気的特性を検査する工程では、前記実施の形態1〜12に係るプローブシート構造体を用いることにより、数10mN以下の低荷重の押圧力で、接触端子10の先端位置精度が高精度で、安定な接触抵抗値および良好な信号伝送特性を有する検査が実現できる。
すなわち、前記実施の形態で説明したプローブカードは、角錐形状あるいは角錐台形状を有し、位置精度の良好な接触端子と、引き出し配線と、周辺電極とを一括形成したプローブシートに対し、その接触端子を形成した領域を囲むように枠を固着して、押し駒によりその枠からプローブシートが若干張り出すとともに微傾動可能にし、ばね性を有した複数のガイドピンによって微傾動可能な状態でその枠および押し駒を介して接触端子に押し付け力を付与することを可能にしている。それにより、数10μm以下の狭ピッチで多ピンの接触端子を形成したプローブシートでも、半導体素子の対応する電極群に低荷重で容易に接触させられる接触端子群を一括形成することができ、配線の多層化による電気信号特性の設計が容易なため、インピーダンス整合した高速伝送用回路を有し組立が容易な狭ピッチで多ピンの半導体検査用プローブカードが実現できる。
また、前記実施の形態で説明したプローブカードによれば、角錐形状あるいは角錐台形状の接触端子を一括形成したプローブシートを、組立用基材と一体で形成し、ガイドピンで押圧動作と微傾動動作を両立させている。それにより、接触抵抗値の安定性が良好で、接触端子群の位置精度および組立性の良好なプローブカードが実現できる。
以上、本発明者によってなされた発明を実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることは言うまでもない。
例えば、前記実施の形態では、図20および図21を用いて説明した工程で製造したプローブシートに図2に示した構造を有するプローブシート構造体を組み合わせて用いた例を示したが、例えば、図23あるいは図24のような製造工程によるプローブシートと、図11あるいは図13〜図19に示したようなプローブシート構造体とを自由に組み合わせて用いてもよいことは言うまでもない。
本発明は、プローブカード、および半導体検査装置および半導体装置の製造方法に広く適用することができる。
半導体素子(チップ)が配列された被接触対象であるウエハと、その一部である半導体素子(チップ)とを示す斜視図である。 本発明の実施の形態1であるプローブカードの要部断面図である。 図2に示したプローブカードの主要部品を分解して図示した斜視図である。 図2に示したプローブカードの主要部品を分解して図示した組み立て断面図である。 図2に示したプローブカードの主要部品であるガイドピンの要部を示す断面図である。 本発明の実施の形態1であるプローブカードの要部断面図である。 本発明の実施の形態2であるプローブカードの要部断面図である。 本発明の実施の形態3であるプローブカードの要部断面図である。 本発明の実施の形態3であるプローブカードの接触端子群付近を拡大して示す要部断面図である。 本発明の実施の形態4であるプローブカードの要部断面図である。 本発明の実施の形態5であるプローブカードの要部断面図である。 図11に示したプローブカードの主要部品を分解して図示した斜視図である。 本発明の実施の形態6であるプローブカードの要部断面図である。 本発明の実施の形態7であるプローブカードの要部断面図である。 本発明の実施の形態8であるプローブカードの要部断面図である。 本発明の実施の形態9であるプローブカードの要部断面図である。 本発明の実施の形態10であるプローブカードの要部断面図である。 本発明の実施の形態11であるプローブカードの要部断面図である。 本発明の実施の形態12であるプローブカードの要部断面図である。 (a)〜(f)は、本発明の実施の形態13に係るプローブカードにおけるプローブシート(プローブシート構造体)部分を形成する製造プロセスの一部を示した要部断面図である。 (g)〜(i)は、図20の続きの製造プロセスを示した要部断面図である。 (a)〜(d)は、本発明の実施の形態14に係るプローブカードにおけるプローブシート(プローブシート構造体)部分を形成する製造プロセスの一部を示した要部断面図である。 (a)および(b)は、本発明の実施の形態15に係るプローブカードにおけるプローブシート(プローブシート構造体)部分を形成する製造プロセスの一部を示した要部断面図である。 (a)および(b)は、本発明の実施の形態16に係るプローブカードにおけるプローブシート(プローブシート構造体)部分を形成する製造プロセスの一部を示した要部断面図である。 本発明の実施の形態17に係る検査システムの一例を示す全体概略構成図である。 半導体装置の検査工程の一例を示す工程図である。 従来のめっきによるバンプを用いた半導体素子検査装置の要部断面図である。 図27のめっきによるバンプ部分を示す斜視図である。 従来のめっきによるバンプを用いた半導体素子検査装置の要部断面図である。 四角錐接触端子が形成された従来のプローブシートを用いた半導体素子検査装置の要部断面図である。
符号の説明
1 ウエハ
2 半導体素子(チップ)
3 電極
4 スプリングプランジャ(プローブシート中央に押し付け力を付与する手段)
4a 突起部
4b ばね
5、5b、5c 枠
6、6b〜6f 中間板
7 ガイドピン
7a スプリング内蔵ガイドピン(枠に押し付け力を付与する複数の手段)
7b 位置決め専用ガイドピン
7c チューブ
7d、7e 中軸
8 押し駒
8a 円錐溝
9、9c、9d プローブシート
10 接触端子
10b 接続電極部
11 緩衝材
12、12b、12c 支持部材(上部固定板)
12a 挿入孔
13 スプリング
14、14a〜14c 金属膜
14e ノックピン用孔
14f ねじ挿入用孔
15、15a 多層配線基板
15b、15c、15e 電極
15d 内部配線
16、16a 周辺電極
17 周辺電極固定板
17e ノックピン用孔
17f ねじ挿入用孔
18、18a 引き出し配線
19 緩衝材
20 周辺押さえ板
20e ノックピン用孔
20f ねじ挿入用孔
21 ダブルねじ
21a ねじ
21b 中ねじ
22、22b 上板
22a スペーサ
23、23c グランド配線
24 チップコンデンサ
25、25b〜25l プローブシート構造体
26、26b、26c、26d、26e 配線材料
27a 突起部
27b 調整ねじ
29b 引き出し配線
30 Oリング
31 Oリング押さえリング
32 スプリングプランジャ保持材
32a スプリングプランジャ
33 スプリング保持材
33a スプリング
40 シリコンウエハ
40a 穴
41 接触端子部
41a ニッケル
41b ロジウム
41c ニッケル
42、42b、42c、43、43c、43d ポリイミド膜
44、45 二酸化シリコン膜
46 導電性被覆
47 ホトレジストマスク
48、48b、48d 導電性被覆
49、49b、49d ホトレジストマスク
50、50b 導電性被覆
51 ホトレジストマスク
52 接着層
53a 固定治具
53b ふた
53c Oリング
54 シリコンエッチング用保持リング
55、55b 接着剤
56d 中間固定板
57 コンデンサ接続用電極
58 テスタ
59 試料支持系
60 プローブカード
61 駆動制御系
62 温度制御系
63 試料台
64 昇降軸
65 昇降駆動部
66 X−Yステージ
67 筐体
68、69 ケーブル
70 操作部
71 ヒータ
201 絶縁膜
202 配線
203 グランド層
204 スルーホール
205 バンプ
206 配線基板
207 板ばね
208 枢軸ピン
209 回転板
210 円錐井戸
211 スプリングプランジャ
212 接触端子
213 絶縁膜
214 押し駒

Claims (18)

  1. 被検査対象に設けられた電極と接触する複数の接触端子と、
    前記複数の接触端子の各々から引き出された配線と、
    前記配線と電気的に接続され、かつ多層配線基板の電極に接続される複数の周辺電極とを備えたプローブシートを有し、
    前記複数の接触端子を取り囲むように形成された枠と、
    前記枠に押し付け力を付与する複数の手段とが設けられていることを特徴とするプローブカード。
  2. 請求項1記載のプローブカードにおいて、
    前記枠が形成された領域内の前記複数の接触端子が形成された領域を傾動可能になるようにした手段が設けられていることを特徴とするプローブカード。
  3. 被検査対象に設けられた電極と接触する複数の接触端子と、
    前記複数の接触端子の各々から引き出された配線と、
    前記配線と電気的に接続され、かつ多層配線基板の電極に接続される複数の周辺電極とを備えたプローブシートを有し、
    前記複数の接触端子を取り囲むように形成された枠と、
    前記枠が形成された領域内の前記複数の接触端子が形成された領域を傾動可能になるようにした手段が設けられていることを特徴とするプローブカード。
  4. 被検査対象に設けられた電極と接触する複数の接触端子と、
    前記複数の接触端子の各々から引き出された配線と、
    前記配線と電気的に接続され、かつ多層配線基板の電極に接続される複数の周辺電極とを備えたプローブシートを有し、
    前記複数の接触端子は、角錐形状または角錐台形状であり、
    前記多層配線基板の電極に前記プローブシートの前記複数の周辺電極を加圧接触するための押さえ板と、
    前記複数の接触端子を取り囲むように形成された枠と、
    前記枠に押し付け力を付与する複数の手段とが設けられ、
    前記プローブシートは、前記多層配線基板から張り出すように保持されていることを特徴とするプローブカード。
  5. 被検査対象の電気的特性を検査するテスタと電気的に接続される多層配線基板と、
    前記多層配線基板の電極に接続される複数の周辺電極、および前記被検査対象に設けられた電極と接触する複数の接触端子を有するプローブシートと、
    前記複数の接触端子を取り囲むように形成された枠と、
    前記枠に押し付け力を付与する複数の手段が設けられたプローブカードであって、
    前記複数の接触端子は、角錐形状または角錐台形状であり、
    前記押し付け力を付与する複数の手段は、前記枠が形成された領域および前記複数の接触端子が形成された領域が傾動可能になるように配置されていることを特徴とするプローブカード。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項に記載のプローブカードにおいて、
    前記プローブシートは、前記配線と電気的に接続されるグランド配線層および電源配線層の少なくとも一層を有し、
    前記グランド配線層または前記電源配線層に接続される配線は、前記グランド配線層または前記電源配線層のいずれにも接続されない配線よりも、配線幅が広く形成されていることを特徴とするプローブカード。
  7. 請求項1〜6のいずれか1項に記載のプローブカードにおいて、
    プローブシート中央に押し付け力を付与する手段が設けられていることを特徴とするプローブカード。
  8. 請求項1〜6のいずれか1項に記載のプローブカードにおいて、
    前記枠に押し付け力を付与する前記複数の手段は、複数のばね性を有したガイドピンであることを特徴とするプローブカード。
  9. 請求項1〜6のいずれか1項に記載のプローブカードにおいて、
    前記枠に押し付け力を付与する前記複数の手段は、複数のばね性を有したガイドピンと、複数のばね性のないガイドピンとを含むことを特徴とするプローブカード。
  10. 請求項1〜9のいずれか1項に記載のプローブカードにおいて、
    前記複数の接触端子は、結晶性を有する基板を異方性エッチングすることで形成した穴を型材としためっきにより形成されたものであることを特徴とするプローブカード。
  11. 請求項1〜10のいずれか1項に記載のプローブカードにおいて、
    前記被検査対象は、SiOと比べて誘電率の低い絶縁膜を配線層間の絶縁膜として含むことを特徴とするプローブカード。
  12. 被検査対象を載せる試料台と、
    前記被検査対象に設けられた電極と接触する複数の接触端子を有し、かつ前記被検査対象の電気的特性を検査するテスタと電気的に接続されるプローブカードと、
    を有する半導体検査装置であって、
    前記プローブカードは、
    前記被検査対象に設けられた電極と接触する前記複数の接触端子と、
    前記複数の接触端子の各々から引き出された配線と、
    前記配線と電気的に接続され、かつ多層配線基板の電極に接続される複数の周辺電極とを備えたプローブシートを有し、
    前記複数の接触端子を取り囲むように形成された枠と、
    前記枠に押し付け力を付与する複数の手段と、
    前記枠が形成された領域内の前記複数の接触端子が形成された領域を傾動可能になるようにした手段とが設けられていることを特徴とする半導体検査装置。
  13. 被検査対象を載せる試料台と、
    前記被検査対象に設けられた電極と接触する複数の接触端子を有し、かつ前記被検査対象の電気的特性を検査するテスタと電気的に接続されるプローブカードと、
    を有する半導体検査装置であって、
    前記プローブカードは、
    前記被検査対象に設けられた電極と接触する前記複数の接触端子と、
    前記複数の接触端子の各々から引き出された配線と、
    前記配線と電気的に接続され、かつ多層配線基板の電極に接続される複数の周辺電極とを備えたプローブシートを有し、
    前記複数の接触端子は、角錐形状または角錐台形状であり、
    前記多層配線基板の電極に前記プローブシートの前記複数の周辺電極を加圧接触するための押さえ板と、
    前記複数の接触端子を取り囲むように形成された枠と、
    前記枠に押し付け力を付与する複数の手段とが設けられ、
    前記プローブシートは、前記多層配線基板から張り出すように保持されていることを特徴とする半導体検査装置。
  14. 被検査対象を載せる試料台と、
    前記被検査対象に設けられた電極と接触する複数の接触端子を有し、かつ前記被検査対象の電気的特性を検査するテスタと電気的に接続されるプローブカードと、
    を有する半導体検査装置であって、
    前記プローブカードは、
    前記被検査対象の電気的特性を検査する前記テスタと電気的に接続される多層配線基板と、
    前記多層配線基板の電極に接続される複数の周辺電極、および前記被検査対象に設けられた電極と接触する複数の接触端子を有するプローブシートと、
    前記複数の接触端子を取り囲むように形成された枠と、
    前記枠に押し付け力を付与する複数の手段が設けられ、
    前記複数の接触端子は、角錐形状または角錐台形状であり、
    前記押し付け力を付与する複数の手段は、前記枠が形成された領域および前記複数の接触端子が形成された領域が傾動可能になるように配置されていることを特徴とする半導体検査装置。
  15. 請求項12〜14のいずれか1項に記載の半導体検査装置において、
    前記被検査対象は、SiOと比べて誘電率の低い絶縁膜を配線層間の絶縁膜として含むことを特徴とする半導体検査装置。
  16. 半導体ウエハに回路および前記回路と電気的に接続する電極を作り込み、複数の半導体素子を形成する工程と、
    前記複数の半導体素子に設けられた前記電極と接触する複数の接触端子を有し、かつ前記複数の半導体素子の各々に形成された前記回路の電気的特性を検査するテスタと電気的に接続されるプローブカードを用いて前記複数の半導体素子の電気的特性を検査する工程と、
    前記半導体ウエハをダイシングし、前記複数の半導体素子毎に分離する工程と、
    を有する半導体装置の製造方法であって、
    前記プローブカードは、
    前記複数の半導体素子に設けられた前記電極と接触する前記複数の接触端子と、
    前記接触端子の各々から引き出された配線と、
    前記配線と電気的に接続され、かつ多層配線基板の電極に接続される複数の周辺電極とを備えたプローブシートを有し、
    前記複数の接触端子は、角錐形状または角錐台形状であり、
    前記複数の接触端子を取り囲むように形成された枠と、
    前記枠に押し付け力を付与する複数の手段とが設けられ、
    前記押し付け力を付与する前記複数の手段は、
    前記枠が形成された領域および前記複数の接触端子が形成された領域が傾動可能になるように配置され、
    前記枠を介して、前記多層配線基板から張り出すように保持された前記プローブシートの前記複数の接触端子が形成された前記領域に押し付け力を付与しつつ、前記複数の接触端子を前記半導体素子に設けられた前記電極に接触させて前記回路の前記電気的特性を検査することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  17. 請求項16記載の半導体装置の製造方法において、
    前記複数の接触端子は、結晶性を有する基板を異方性エッチングすることで形成した穴を型材としためっきにより形成されたものであることを特徴とする半導体装置の製造方法。
  18. 請求項16または17記載の半導体装置の製造方法において、
    前記半導体素子は、SiOと比べて誘電率の低い絶縁膜を配線層間の絶縁膜として含むことを特徴とする半導体装置の製造方法。
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