JP2006293376A - 位相シフトマスク - Google Patents

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Abstract

【課題】 チップ面積の増加を抑制しながら、周縁部における剥離を防止して高い耐湿性を確保することができる半導体装置及びその製造方法、並びにその半導体装置を製造する際に用いることができる位相シフトマスクを提供する。
【解決手段】 集積回路部1を取り囲むようにして主壁部2が設けられている。主壁部の各隅部と集積回路部との間に副壁部3が設けられている。副壁部の互いに直交する部位は、夫々主壁部の互いに直交する部位と平行に延びている。副壁部の中では、その屈曲部が主壁部の屈曲部に最も近く位置している。熱処理等により応力が集中したとしても、この応力が主壁部及び副壁部に分散されるため、層間の剥離及びクラックが生じにくくなる。また、例えクラック等が隅部に生じたとしても、主壁部及び副壁部が互いに連結されている場合には、外部からの水分は集積回路部には極めて到達しにくい。このため、極めて高い耐湿性を確保することができる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、多層配線構造における耐湿性の向上を図った半導体装置及びその製造方法、並びに、その半導体装置を製造する際に用いることができる位相シフトマスクに関する。
近年の多層配線構造における設計ルールには、LSIの世代交代に伴って縮小される傾向がある。このため、メタル配線材料の膜を成膜し、この膜を直接エッチングすることにより形成する配線のサイズには、製造することが困難なほど小さいものもある。そこで、層間絶縁膜を成膜した後、この層間絶縁膜に溝パターン又はホールパターンを形成し、その後これらのパターンの開口領域内に配線材料を埋め込むことにより配線を形成する方法が採用されている。このような配線の形成方法はダマシン法とよばれる。
また、配線材料としては、エッチングにより配線を形成する場合には、W、Al又はAl合金が使用されることが多いが、ダマシン法を採用する場合には、抵抗が低く、エレクトロマイグレーション耐性が高いCuが使用されることがある。
半導体装置の製造に当たっては、半導体ウェハ上に、トランジスタ、コンタクト、配線、パッド等の素子を形成した後、半導体ウェハを複数のチップに分割し、セラミック又はプラスチックを使用してパッケージングする。
また、配線の性能として重要な信号の伝送速度の高速化には、配線間容量及び互いに異なる層に設けられた配線間に寄生する容量の低減が有効である。このため、近年、配線自体の低抵抗化のみならず、互いに同一の層に設けられた配線間に存在する絶縁膜及び互いに異なる層に設けられた配線間に存在する層間絶縁膜の低誘電率化が重要視されている。そして、このような低誘電率化のために、層間絶縁膜として、シリコン酸化膜ではなく、弗素添加シリコン酸化膜、シリコン酸化膜以外の無機絶縁膜及び有機絶縁膜等が使用されるようになってきている。一般に、原子間距離又は分子間距離が大きい材料ほど、単純な膜密度の低下により誘電率が低くなる。
特開平8−279452号公報
しかしながら、上述のような低誘電率の層間絶縁膜の熱膨張率は基板等の他の構成材料の熱膨張率を著しく相違しており、この熱膨張率の相違により、その後に施される熱処理等によって大きな熱応力が発生する。そして、このような熱応力がチップの隅部に集中して応力集中が発生し、チップの隅部において層間の剥離又はクラックが生じることがある。クラックが生じると、外乱である水分がチップの内部に浸入しやすくなる。このような熱膨張率の相違に基づく応力集中は、特にダマシン法を採用した半導体装置において大きなものとなる。これは、ダマシン法では、平坦化された配線層等の上に層間絶縁膜を成膜し、この層間絶縁膜に溝パターン等を形成し、その後開口領域内に配線材料を埋め込んでいるため、互いに熱膨張率が著しく相違する部位が多量に存在するためである。このため、ダマシン法を採用した従来の半導体装置には、十分な耐湿性を確保することが困難であるという問題点がある。
本発明は、かかる問題点に鑑みてなされたものであって、チップ面積の増加を抑制しながら、周縁部における剥離を防止して高い耐湿性を確保することができる半導体装置及びその製造方法、並びにその半導体装置を製造する際等に用いることができる位相シフトマスクを提供することを目的とする。
本願発明者は、鋭意検討の結果、以下に示す発明の諸態様に想到した。
本発明に係る半導体装置は、集積回路が形成された集積回路部と、前記集積回路部を取り囲む金属膜を備える主壁部と、前記集積回路部と前記主壁部との間に選択的に形成された金属膜を備える副壁部とを有する。また、前記集積回路部、前記主壁部及び前記副壁部は、半導体基板と、前記半導体基板上に形成され、選択的に開口部が形成された1又は2以上の層間絶縁膜とを共有する。そして、前記集積回路を構成する配線の一部並びに前記主壁部及び前記副壁部に夫々備えられた前記金属膜の一部が実質的に同一の層に形成されていることを特徴とする。
本発明においては、副壁部が主壁部と集積回路部との間に選択的に形成されているため、選択的に壁部が主壁部及び副壁部の2重構造となっている。従って、ダマシン法の採用等により半導体装置の隅部等に大きな応力が集中する場合であっても、副壁部をそのような応力が集中しやすい位置に配設しておくことにより、副壁部にも応力が分散し、層間の剥離及びクラック等による応力緩和が発生しない弾性的な構造がその部位に形成される。このため、クラックの発生に伴う水分の侵入率は低くなり、高い耐湿性を確保することができる。更に、配線の一部と金属膜の一部とが実質的に同一の層に形成されているため、金属膜を配線と同時に形成することが可能であるため、工程数の増加を回避可能である。
なお、前記配線並びに前記主壁部及び前記副壁部に夫々備えられた前記金属膜は、前記各層間絶縁膜上及び前記開口部内に形成されていることが好ましい。また、前記半導体基板の前記主壁部及び前記副壁部内の前記金属膜が接触する領域に形成された拡散層を有することが好ましい。更に、平面形状が実質的に多角形であり、前記副壁部が多角形の頂点と前記集積回路部との間に配置されていることが好ましい。また、前記副壁部が前記集積回路部の周囲の任意の位置に選択的に配置されていてもよい。更にまた、前記副壁部と前記集積回路部との間の領域に配置された1対の電極と、前記1対の電極の各々に外部から信号を供給するためのパッドと、を備えた抵抗値測定部を有することが好ましい。また、前記副壁部の一部を前記主壁部に連結することにより、クラックがチップ(集積回路部)内部に侵入する確率をより低下させることができ、より一層高い耐湿性を確保することが可能となる。また、1対の電極を構成するように前記副壁部を形成し、更に前記1対の電極の各々に外部から信号を供給するためのパッドを設けることにより、副壁部を主壁部と集積回路部との間の抵抗値を測定するための抵抗値測定部として機能させることが可能となる。
本発明に係る半導体装置の製造方法は、集積回路が形成された集積回路部及び前記集積回路部を取り囲む金属膜を備える主壁部を有する半導体装置の製造方法である。そして、前記集積回路部及び前記主壁部の形成と並行して、前記集積回路部と前記主壁部との間に金属膜を備える副壁部を選択的に形成することを特徴とする。
本発明に係る位相シフトマスクは、透明基板上に形成された位相シフタ膜と、前記透明基板上のスクライブライン領域に形成された遮光膜とを有する位相シフトマスクであって、前記スクライブライン領域に囲われた領域は、集積回路部を形成するための集積回路領域と、前記集積回路部の周縁の周縁部を形成するための周縁領域とから成り、前記周縁領域と前記集積回路領域とのうちの少なくとも一部に、前記遮光膜が更に形成されていることを特徴とする。
以上詳述したように、本発明によれば、副壁部が設けられた領域近傍において応力が分散されやすくなるため、層間の剥離及びクラックを生じにくくすることができる。従って、クラックの発生に伴う水分の侵入率を著しく低く抑えて極めて高い耐湿性を確保することができる。更に、このような構造を形成するための工程数の増加を抑制することができる。更にまた、主壁部と副壁部とを互いに接続することにより、クラックの進行及び水分の浸入をより一層抑制することができる。
また、本発明によれば、位相シフトマスクにおいて、周縁部を形成するための周縁領域に遮光膜が形成されているため、周縁領域において位相シフタ膜中を光が透過してしまうのを遮光膜により遮ることができる。このため、本発明によれば、主壁部や副壁部の近傍において光が互いに干渉するのを抑制することができ、サイドローブが発生するのを防止することができる。
[第1の実施形態]
先ず、本発明の第1の実施形態について説明する。図1は、本発明の第1の実施形態に係る半導体装置の構造を示すレイアウト図である。図2は、第1の実施形態における集積回路部の構造を示す断面図であり、図3は、図1のA−A線に沿った断面を示す断面図である。図4は、第1の実施形態における抵抗値測定部の構造を示すレイアウト図であり、図5は、図4のB−B線に沿った断面図である。
第1の実施形態においては、図1に示すように、半導体集積回路が形成された集積回路部1を取り囲むようにして、例えば矩形状の主壁部2が設けられている。本実施形態に係る半導体装置は、主壁部2の外側で主壁部2に沿ってダイシングされており、平面視で矩形状となっている。また、主壁部2の各隅部と集積回路部1との間に、例えば「L」の字型の副壁部3が設けられている。副壁部3の互いに直交する部位は、夫々主壁部2の互いに直交する部位、即ち辺に相当する部位と平行に延びている。主壁部2と副壁部3との間隔は、例えば1μm程度である。また、副壁部3の中では、その屈曲部が主壁部2の屈曲部、即ち頂点に相当する部分に最も近く位置している。更に、副壁部3と集積回路部1との間に、その領域の抵抗値を測定するための抵抗値測定部(抵抗値測定手段)4が設けられている。本実施形態においては、副壁部3が第1の壁部片となっている。
集積回路部1には、図2に示すように、複数個のMOSトランジスタ等が形成されている。例えば、シリコン基板等の半導体基板101が素子分離絶縁膜102により複数の素子活性領域に画定されている。そして、半導体基板101上にゲート絶縁膜103及びゲート電極104が積層されている。ゲート絶縁膜103及びゲート電極104の側方にはサイドウォール絶縁膜105が形成されている。半導体基板101の表面には、平面視でゲート絶縁膜103及びゲート電極104を間に挟むようにしてソース・ドレイン拡散層106が形成されている。
更に、例えばシリコン窒化膜107及びシリコン酸化膜108が全面に積層され、シリコン窒化膜107及びシリコン酸化膜108にソース・ドレイン拡散層106まで達するコンタクトホールが形成されている。このコンタクトホールの直径は、例えば0.10乃至0.20μm程度である。また、このコンタクトホールの側面及び底面に倣うようにして、例えばTiN膜109がグルーレイヤとして形成され、その内部にW膜110が埋め込まれている。
更に、例えば有機絶縁膜111及びシリコン酸化膜112が全面に積層され、有機絶縁膜111及びシリコン酸化膜112にTiN膜109及びW膜110まで達する溝135が形成されている。この溝135の側面及び底面に倣うようにして、例えばTa膜113がバリアメタル膜として形成され、その内部にCu等からなる配線114が埋め込まれている。
更に、例えばシリコン窒化膜115及びシリコン酸化膜116が層間絶縁膜として全面に積層され、シリコン窒化膜115及びシリコン酸化膜116に下層の配線、ここでは配線114まで達するコンタクトホール136が形成されている。このコンタクトホールの直径は、例えば0.15乃至0.25μm程度である。
更に、例えば有機絶縁膜117及びシリコン酸化膜118が全面に積層され、例えば有機絶縁膜117及びシリコン酸化膜118が全面に積層され、シリコン窒化膜115及びシリコン酸化膜116に形成されたコンタクトホール136に繋がる溝137が有機絶縁膜117及びシリコン酸化膜118に形成されている。これらのコンタクトホール136及び溝137の側面及び底面に倣うようにして、例えばTa膜119がバリアメタル膜として形成され、その内部にCu等からなる配線120が埋め込まれている。
そして、このようなシリコン窒化膜115、シリコン酸化膜116、有機絶縁膜117、シリコン酸化膜118、Ta膜119及び配線120からなる基本構造体121が複数、本実施形態では総計で3つ設けられている。
また、最上層の基本構造体121上にシリコン窒化膜122及びシリコン酸化膜123が積層され、シリコン窒化膜122及びシリコン酸化膜123に最上層の基本構造体121を構成する配線120まで達するコンタクトホール138が形成されている。このコンタクトホールの直径は、例えば1.00乃至1.10μm程度である。また、このコンタクトホール138の側面及び底面に倣い、更にシリコン酸化膜123の表面の一部を覆うようにしてバリアメタル膜124が形成され、このバリアメタル膜124上にAl又はAl合金膜(以下、Al膜という。)125及びバリアメタル膜126が積層されている。更に、バリアメタル膜124、Al膜125及びバリアメタル膜126を覆うようにしてシリコン酸化膜127が全面に形成され、例えばシリコン窒化膜128がシリコン酸化膜127上に被覆膜として形成されている。
なお、図2に示す2個のMOSトランジスタがCMOSトランジスタを構成する場合、両MOSトランジスタ間で拡散層106の導電型が相違しており、半導体基板1の表面には、ウェル(図示せず)が適宜形成されている。
一方、主壁部2及び副壁部3においては、図3に示すように、半導体基板101の表面に拡散層106aが形成されている。拡散層106aの導電型は特に限定されるものではない。また、集積回路部1と同様に、例えばシリコン窒化膜107及びシリコン酸化膜108が全面に積層され、シリコン窒化膜107及びシリコン酸化膜108に拡散層106aまで達する溝が形成されている。この溝の幅は、例えば0.15乃至0.30μm程度である。この溝の側面及び底面に倣うようにして、例えばTiN膜109がグルーレイヤとして形成され、その内部にW膜110が埋め込まれている。
更に、集積回路部1と同様に、例えば有機絶縁膜111及びシリコン酸化膜112が全面に積層され、有機絶縁膜111及びシリコン酸化膜112にTiN膜109及びW膜110まで達する溝が形成されている。この溝の幅は、例えば2μm程度である。この溝は、例えばTiN膜109及びW膜110がその中央に位置するようにして形成されている。この溝の側面及び底面に倣うようにして、例えばTa膜113がバリアメタル膜として形成され、その内部にCu膜等の金属膜114aが埋め込まれている。
更に、集積回路部1と同様に、例えばシリコン窒化膜115及びシリコン酸化膜116が全面に積層され、シリコン窒化膜115及びシリコン酸化膜116に下層の金属膜、ここでは金属膜114aまで達する溝が形成されている。この溝の幅は、例えば0.20乃至0.35μm程度である。この溝は、例えば有機絶縁膜111及びシリコン酸化膜112に形成された溝の中央に位置するようにして形成されている。従って、この溝は、例えばシリコン窒化膜107及びシリコン酸化膜108に形成された溝と平面視で一致する。
更に、集積回路部1と同様に、例えば有機絶縁膜117及びシリコン酸化膜118が全面に積層され、シリコン窒化膜115及びシリコン酸化膜116に形成された溝に繋がる溝が有機絶縁膜117及びシリコン酸化膜118に形成されている。この溝の幅は、例えば2μm程度である。この溝は、例えばシリコン窒化膜115及びシリコン酸化膜116に形成された溝がその中央に位置するようにして形成されている。従って、この溝は、例えば有機絶縁膜111及びシリコン酸化膜112に形成された溝と平面視で一致する。シリコン窒化膜115及びシリコン酸化膜116に形成された溝並びに有機絶縁膜117及びシリコン酸化膜118に形成された溝の側面及び底面に倣うようにして、例えばTa膜119がバリアメタル膜として形成され、その内部にCu膜等の金属膜120aが埋め込まれている。
そして、このようなシリコン窒化膜115、シリコン酸化膜116、有機絶縁膜117、シリコン酸化膜118、Ta膜119及び金属膜120aからなる基本構造体121aが複数、本実施形態では、集積回路部1と同様に、総計で3つ設けられている。
また、集積回路部1と同様に、最上層の基本構造体121a上にシリコン窒化膜122及びシリコン酸化膜123が積層され、シリコン窒化膜122及びシリコン酸化膜123に最上層の基本構造体121aを構成する金属膜120aまで達する溝が形成されている。この溝の幅は、例えば1.15乃至1.25μm程度である。この溝の側面及び底面に倣い、更にシリコン酸化膜123の表面の一部を覆うようにしてバリアメタル膜124が形成され、このバリアメタル膜124上にAl膜125及びバリアメタル膜126が積層されている。更に、バリアメタル膜124、Al膜125及びバリアメタル膜126を覆うようにしてシリコン酸化膜127が全面に形成され、例えばシリコン窒化膜128がシリコン酸化膜127上に被覆膜として形成されている。
副壁部3においては、シリコン窒化膜115及びシリコン酸化膜116に形成された溝並びにシリコン窒化膜122及びシリコン酸化膜123に形成された幅の狭い溝131の長さは、有機絶縁膜111及びシリコン酸化膜112に形成された溝並びに有機絶縁膜117及びシリコン酸化膜118に形成された幅の広い溝132の長さよりも短く、図1に示すように、幅の狭い溝131の両端部は、幅の広い溝132の両端部の内側に位置している。
また、抵抗値測定部4には、図1及び図4に示すように、2個の櫛歯状電極5a及び5bが設けられている。櫛歯状電極5a及び5bの歯の部分は交互に配置されている。そして、櫛歯状電極5a及び5bの各一端に耐湿性確保チェック用モニタパッド6a及び6bが夫々接続されている。また、集積回路部1と主壁部2との間の領域であって、副壁部3及び抵抗値測定部4が形成されていない領域には、集積回路部1に形成された集積回路の評価を行う際に外部から信号を入力するための複数個の評価用パッド7が適当な間隔で設けられている。
図5に示すように、櫛歯状電極5a及び5bの断面構造は、金属膜が基板に接続されていないことを除き、主壁部2及び副壁部3の断面構造と同様であるが、溝の幅が相違している。即ち、櫛歯状電極5a及び5bにおいては、シリコン窒化膜115及びシリコン酸化膜116に形成された溝並びにシリコン窒化膜122及びシリコン酸化膜123に形成された幅の狭い溝133の幅は、例えば0.20乃至0.35μm程度であり、有機絶縁膜111及びシリコン酸化膜112に形成された溝並びに有機絶縁膜117及びシリコン酸化膜118に形成された幅の広い溝134の幅は、例えば0.6μm程度である。また、櫛歯状電極5a及び5bの歯の部分同士の間隔は、例えば0.2μm程度である。Al膜125の一部がシリコン窒化膜128及びシリコン酸化膜127から露出して、この露出した部分がパッド6a及び6bとなっている。
このように構成された第1の実施形態においては、応力が最も集中する4つ隅部において平面形状が矩形状の主壁部2の内側に「L」の字型の副壁部3が選択的に設けられており、これらの主壁部2及び副壁部3を構成する複数の金属膜が半導体基板1に結合されているため、これらの隅部において応力が分散されやすい。従って、熱処理等により応力が集中したとしても、従来のものと比較すると、層間の剥離及びクラックが生じにくくなる。また、例えクラック等が隅部に生じたとしても、主壁部2及び副壁部3が2重構造となっているため、外部からの水分は集積回路部1には極めて到達しにくい。このため、本実施形態によれば、極めて高い耐湿性を確保することができる。
また、副壁部3が形成される位置は、従来、パッド等が形成されず、特に半導体装置の機能に影響を与える素子が存在しない領域であるため、この位置に副壁部3を設けたとしても、チップ面積はほとんど増加しない。
更に、主壁部2及び副壁部3の形成に当たっては、集積回路部1を構成するシリコン窒化膜、シリコン酸化膜、有機絶縁膜及び配線等を形成する際のマスク形状を変更することによって対応することができるため、製造工程数の増加を回避することも可能である。
また、抵抗値測定部4のパッド6a及び6bに互いに異なる電位を印加し、これらの間の抵抗値を測定することができる。水分が浸入している場合は、短絡が発生して抵抗値が低下するため、この抵抗値を測定することにより、水分の浸入の有無を判別することが可能である。従って、高い信頼性を得ることができる。
[第2の実施形態]
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。図6は、本発明の第2の実施形態に係る半導体装置における壁部の構造を示すレイアウト図である。
第2の実施形態においては、副壁部の構造が第1の実施形態のそれと相違している。具体的には、図6に示すように、屈曲点を基準としたときの副壁部3a内の幅が狭い溝131の長さと幅が広い溝132の長さとが一致しており、各端部が平面視で互いに同じ位置にある。副壁部3aの各位置の溝が延びる方向に直交する断面の構造は、上述の溝の長さに関する点を除き、第1の実施形態における副壁部3のそれと同様である。本実施形態においては、副壁部3aが第1の壁部片となっている。
このような第2の実施形態によっても、第1の実施形態と同様の効果が得られる。
[第3の実施形態]
次に、本発明の第3の実施形態について説明する。図7は、本発明の第3の実施形態に係る半導体装置における壁部の構造を示すレイアウト図である。
第3の実施形態においても、副壁部の構造が第1の実施形態のそれと相違している。具体的には、図7に示すように、副壁部3bの平面形状が、第1の実施形態における副壁部3の両端部が主壁部2側に直角に屈曲され、主壁部2に連結されたものとなっている。そして、副壁部3b内の狭い溝131が主壁部2内の狭い溝131に繋げられ、副壁部3b内の広い溝132が主壁部2内の広い溝132に繋げられている。副壁部3bの各位置の溝が延びる方向に直交する断面の構造は、上述の平面形状に関する点を除き、第1の実施形態における副壁部3のそれと同様である。本実施形態においては、副壁部3bが第1の壁部片となっている。
このような第3の実施形態によっても、第1の実施形態と同様の効果が得られる。また、副壁部が主壁部に連結されているため、クラックの進行がより生じにくくなるため、水分が容易に浸入しやすい膜である絶縁膜が副壁部の内外間で完全に切断されており、剥離がより一層生じにくくなる。
[第4の実施形態]
次に、本発明の第4の実施形態について説明する。図8は、本発明の第4の実施形態に係る半導体装置における壁部の構造を示すレイアウト図である。
第4の実施形態においても、副壁部の構造が第1の実施形態のそれと相違している。具体的には、図8に示すように、副壁部3cの平面形状が矩形状となっている。副壁部3cの各位置の溝が延びる方向に直交する断面の構造は、上述の平面形状に関する点を除き、第1の実施形態における副壁部3のそれと同様である。また、抵抗値測定部4を構成する櫛歯状電極5a及び5b(図8に図示せず)は、例えば主壁部2との間で副壁部3cを挟むようにして配置されている。より具体的には、例えば平面視で矩形状の副壁部3cを構成する4辺のうちで主壁部2の頂点から離間した2辺に沿うようにして櫛歯状電極5a及び5bが配置されている。本実施形態においては、副壁部3cが第4の壁部片となっている。
このような第4の実施形態によっても、第1の実施形態と同様の効果が得られる。
[第5の実施形態]
次に、本発明の第5の実施形態について説明する。図9は、本発明の第5の実施形態に係る半導体装置における壁部の構造を示すレイアウト図である。
第5の実施形態においても、副壁部の構造が第1の実施形態のそれと相違している。具体的には、図9に示すように、副壁部3dに複数重、本実施例では2重の矩形状の壁部片3d1及び3d2が設けられている。本実施形態においては、壁部片3d2が第4の壁部片となり、壁部片3d1が第5の壁部片となっている。副壁部3dを構成する壁部片3d1及び3d2の各位置の溝が延びる方向に直交する断面の構造は、上述の平面形状に関する点を除き、第1の実施形態における副壁部3のそれと同様である。
このような第5の実施形態によれば、より高い耐湿性を得ることができる。
なお、副壁部3dが3重以上の壁部片から構成されていてもよい。
[第6の実施形態]
次に、本発明の第6の実施形態について説明する。図10は、本発明の第6の実施形態に係る半導体装置における壁部の構造を示すレイアウト図である。
第6の実施形態においても、副壁部の構造が第1の実施形態のそれと相違している。具体的には、図10に示すように、複数個、例えば3個の壁部片3e1乃至3e3が、主壁部2の隅部から集積回路部1側に向かって、例えば等間隔で配置されて副壁部3eが構成されている。各壁部片3e1乃至3e3は、いずれも第1の実施形態における副壁部3と同様の構造を備えている。本実施形態においては、壁部片3e1乃至3e3が第1の壁部片となっている。
このような第6の実施形態によっても、第5の実施形態と同様に、より高い耐湿性を得ることができる。
なお、副壁部3eが、副壁部3と同様の構造を備えた2個又は4個以上の壁部片から構成されていてもよい。
[第7の実施形態]
次に、本発明の第7の実施形態について説明する。図11は、本発明の第7の実施形態に係る半導体装置における壁部の構造を示すレイアウト図である。
第7の実施形態においても、副壁部の構造が第1の実施形態のそれと相違している。具体的には、図11に示すように、第1の実施形態における副壁部3と同様の構造を備えた壁部片3f2よりも集積回路部1側に、壁部片3f2よりも長さが短い壁部片3f1が配置されて副壁部3fが構成されている。壁部片3f1の各位置の溝が延びる方向に直交する断面の構造は、第1の実施形態における副壁部3のそれと同様である。本実施形態においては、壁部片3f2が第1の壁部片となり、壁部片3f1が第2の壁部片となっている。
このような第7の実施形態によっても、第5及び第6の実施形態と同様に、より高い耐湿性を得ることができる。
[第8の実施形態]
次に、本発明の第8の実施形態について説明する。図12は、本発明の第8の実施形態に係る半導体装置における壁部の構造を示すレイアウト図である。
第8の実施形態においても、副壁部の構造が第1の実施形態のそれと相違している。具体的には、図12に示すように、第7の実施形態における壁部片3f1及び3f2を主壁部2とによって取り囲む壁部片3g1が配置されて副壁部3gが構成されている。また、壁部片3g1の各位置の溝が延びる方向に直交する断面の構造は、第1の実施形態における副壁部3のそれと同様である。本実施形態においては、壁部片3g1が第3の壁部片となっている。
このような第8の実施形態によっても、第5乃至第7の実施形態と同様に、より高い耐湿性を得ることができる。
[第9の実施形態]
次に、本発明の第9の実施形態について説明する。図13は、本発明の第9の実施形態に係る半導体装置における壁部の構造を示すレイアウト図である。
第9の実施形態においても、副壁部の構造が第1の実施形態のそれと相違している。具体的には、図13に示すように、第7の実施形態における壁部片3f1及び3f2との間に存在する有機絶縁膜117及びシリコン酸化膜118に、壁部片3f1及び3f2の溝132と同様に幅の広い溝132aが形成され、この溝132a内にTa膜119及び金属膜120aが埋め込まれて副壁部3hが構成されている。
このような第9の実施形態によっても、第5乃至第8の実施形態と同様に、より高い耐湿性を得ることができる。
[第10の実施形態]
次に、本発明の第10の実施形態について説明する。図14は、本発明の第10の実施形態に係る半導体装置における壁部の構造を示すレイアウト図である。
第10の実施形態においても、副壁部の構造が第1の実施形態のそれと相違している。具体的には、図14に示すように、第7の実施形態における壁部片3f1及び3f2との間に存在する有機絶縁膜117及びシリコン酸化膜118に、壁部片3f1及び3f2の溝132と同様に幅の広い溝132aが形成され、更に壁部片3f1及び3f2との間に存在するシリコン窒化膜115及びシリコン酸化膜116に、壁部片3f1及び3f2の溝131と同様に幅の狭い溝131aが形成されている。そして、これらの溝131a及び132a内にTa膜119及び金属膜120aが埋め込まれて副壁部3iが構成されている。
このような第10の実施形態によっても、第5乃至第9の実施形態と同様に、より高い耐湿性を得ることができる。
[第11の実施形態]
次に、本発明の第11の実施形態について説明する。図15は、本発明の第11の実施形態に係る半導体装置における壁部の構造を示すレイアウト図である。
第11の実施形態においても、副壁部の構造が第1の実施形態のそれと相違している。具体的には、図15に示すように、両端が主壁部2に繋げられた「L」の字型の副壁部3jが設けられている。副壁部3jの各位置の溝が延びる方向に直交する断面の構造は、第1の実施形態における副壁部3のそれと同様である。
本実施形態においては、副壁部3jが第6の壁部片となっている。
このような第11の実施形態によっても、第5乃至第10の実施形態と同様に、より高い耐湿性を得ることができる。
[第12の実施形態]
次に、本発明の第12の実施形態について説明する。図16は、本発明の第12の実施形態に係る半導体装置における壁部の構造を示すレイアウト図である。
第12の実施形態においては、副壁部が、第5の実施形態における副壁部3dと第11の実施形態における副壁部3jとを組み合わせた構造を備えている。具体的には、図16に示すように、第11の実施形態における副壁部3jと同様の構造を備えた壁部片3k1と主壁部2との間に存在する「口」の字型の領域内に、第5の実施形態における壁部片3d1及び3d2が配設されて副壁部3kが構成されている。本実施形態においては、壁部片3k1が第6の壁部片となっている。
このような第12の実施形態によっても、第5乃至第11の実施形態と同様に、より高い耐湿性を得ることができる。
[第13の実施形態]
次に、本発明の第13の実施形態について説明する。図17は、本発明の第13の実施形態に係る半導体装置における壁部の構造を示すレイアウト図である。
第13の実施形態においては、副壁部の構造が第12の実施形態のそれと相違している。具体的には、図17に示すように、第12の実施形態における副壁部3kを構成する壁部片3d1及び3d2の間に存在する有機絶縁膜膜117及びシリコン酸化膜118並びに壁部片3d2の「口」の字型の領域内まで幅の広い溝132が拡がっており、この溝132内にTa膜119及び金属膜120aが埋め込まれて副壁部3mが構成されている。
このような第13の実施形態によっても、第5乃至第12の実施形態と同様に、より高い耐湿性を得ることができる。
[半導体装置の製造方法]
次に、第1の実施形態に係る半導体装置を製造する方法について説明する。図18乃至図24は、本発明の第1の実施形態に係る半導体装置を製造する方法を工程順に示す概略断面図である。なお、図18乃至図24には、主壁部2に相当する領域のみを図示する。
先ず、ウェハの状態で半導体基板101の表面に、例えばLOCOS法又はSTI法等により素子分離絶縁膜102を形成した後、集積回路部1内にゲート絶縁膜103、ゲート電極104、サイドウォール絶縁膜105及びソース・ドレイン拡散層106を形成する。また、主壁部2及び副壁部3内には、ソース・ドレイン拡散層106の形成と同時に、選択的に拡散層106a及び106bを形成する。次いで、全面にシリコン窒化膜107及びシリコン酸化膜108を、例えばプラズマCVD法により成膜する。シリコン窒化膜107及びシリコン酸化膜108の厚さは、例えば、夫々70nm、1000nmである。次に、例えば化学機械研磨(CMP)により、シリコン酸化膜108を平坦化することにより、段差を消失させる。この平坦化処理後のシリコン酸化膜108の厚さは、例えば700nmである。その後、シリコン酸化膜108上にフォトレジスト201を塗布し、このフォトレジスト201に露光及び現像を施すことにより、集積回路部1内のコンタクトホール並びに主壁部2及び副壁部3内の狭い溝131及び133を形成するためのパターン201aをフォトレジスト201に形成する。なお、抵抗値測定部4については、例えば素子分離絶縁膜102の形成と同時に、その全域の半導体基板101の表面に素子分離絶縁膜を形成してもよく、又は電極5a及び5bが形成される予定の領域内のみの半導体基板101の表面に素子分離絶縁膜を形成してもよい。
続いて、図18(b)に示すように、フォトレジスト201をマスクとし、CF系のガスを使用して、シリコン酸化膜108及びシリコン窒化膜107の異方性エッチングを行うことにより、集積回路部1内にコンタクトホールを形成し、主壁部2、副壁部3及び抵抗値測定部4内に狭い溝131及び133を形成する。その後、フォトレジスト201を除去し、コンタクトホール及び狭い溝131及び133内並びにシリコン酸化膜108上にTiN膜109をグルーレイヤとして、例えばスパッタリング又はCVD法等により成膜する。更に、TiN膜109上にW膜110を、例えばCVD法等により成膜する。TiN膜109の厚さは、例えば50nmであり、W膜110の厚さは、例えば400nmである。そして、CMP法等により、シリコン酸化膜108上のTiN膜109及びW膜110を除去してコンタクトホール並びに狭い溝131及び133内のみにTiN膜109及びW膜110を残存させる。
なお、シリコン酸化膜108及びシリコン窒化膜107のエッチング時又はフォトレジスト201の除去時に半導体基板101に損傷が生じるような場合には、先ず、CF系ガスのC量とF量との比、C量とH量との比、O2ガス及びArガスの各流量、分圧比、圧力、温度、プラズマ電力並びに基板電位等のプロセス条件を調整することにより、シリコン酸化膜108とシリコン窒化膜107とのエッチング選択比を適切に調整した上でシリコン酸化膜108のみをエッチングする。次いで、O2を使用したアッシング(灰化処理)によってフォトレジスト201を除去した後、シリコン窒化膜107を半導体基板101に損傷が生じにくい条件下でエッチングすればよい。
余分なTiN膜109及びW膜110を除去した後、図18(c)に示すように、全面に有機絶縁膜用材料を、例えばスピンコートにより塗布し、この有機絶縁膜用材料に適当な熱処理、例えば400℃で60分間の熱処理を施すことにより、有機絶縁膜用材料を硬化させて有機絶縁膜111を成膜する。更に、有機絶縁膜111上にシリコン酸化膜112を成膜する。有機絶縁膜111及びシリコン酸化膜112の膜厚は、例えばいずれも250nmである。その後、シリコン酸化膜112上にフォトレジスト202を塗布し、このフォトレジスト202に露光及び現像を施すことにより、集積回路部1内の配線用の溝135並びに主壁部2、副壁部3及び抵抗値測定部4内の広い溝132及び134を形成するためのパターン202aをフォトレジスト202に形成する。
続いて、図19(a)に示すように、フォトレジスト202をマスクとし、シリコン酸化膜112の異方性エッチングを行い、その後にH2及びN2の混合ガスを使用して有機絶縁膜111をエッチングすることにより、集積回路部1内に溝135を形成し、主壁部2、副壁部3及び抵抗値測定部4内に広い溝132及び134を形成する。このとき、フォトレジスト202は有機絶縁膜111と同時に除去されるが、その下に存在するシリコン酸化膜112はエッチングされない。次いで、溝135、132及び134内並びにシリコン酸化膜112上にTa膜113をバリアメタル膜として、例えばスパッタリング等により成膜する。更に、配線114及び金属膜114aとなる配線材料の膜、例えばCu膜を、例えばめっき法等によりTa膜113上に成膜する。なお、配線材料の膜をめっき法により成膜する場合には、スパッタリングによりTa膜113を形成した後にその上にシード層を形成し、その後配線材料の膜を形成することが好ましい。Ta膜113の厚さは、例えば30nmであり、配線材料の膜の厚さは、例えば1800nmである。
続いて、CMP法等により、シリコン酸化膜112上のTa膜113及び配線材料の膜を除去して溝135、132及び134内のみにTa膜113及び配線材料の膜を残存させる。この結果、図19(b)に示すように、配線114及び金属膜114aが形成される。
続いて、図20(a)に示すように、全面に、シリコン窒化膜115及びシリコン酸化膜116を順次成膜する。シリコン窒化膜115の厚さは、例えば50nmであり、シリコン酸化膜116の厚さは、例えば800nmである。シリコン窒化膜115はエッチングストッパ膜及び拡散防止膜として機能する。その後、例えばCMPにより、シリコン酸化膜116を平坦化することにより、段差を消失させる。この平坦化処理後のシリコン酸化膜116の厚さは、例えば400nmである。なお、シリコン窒化膜115上に、例えば400nm程度の厚さのシリコン酸化膜116を成膜することにより、CMPの工程を行わないようにしてもよい。次いで、シリコン酸化膜116上に有機絶縁膜117及びシリコン酸化膜118を順次成膜する。有機絶縁膜117は、前述のように、例えば有機絶縁膜用材料をスピンコートにより塗布し、この有機絶縁膜用材料に適当な熱処理を施して有機絶縁膜用材料を硬化させることにより、成膜することができる。有機絶縁膜117及びシリコン酸化膜118の厚さは、例えば250nmである。
その後、シリコン酸化膜118上に、溝形成時のハードマスクとして使用する金属膜203を成膜する。金属膜203は、例えばTiN膜であり、その厚さは、例えば100nmである。更に、金属膜203上にフォトレジスト204を塗布し、このフォトレジスト204に露光及び現像を施すことにより、集積回路部1内の溝137並びに主壁部2、副壁部3及び抵抗値測定部4内の広い溝132及び134を形成するためのパターン204aをフォトレジスト204に形成する。
続いて、図20(b)に示すように、フォトレジスト204をマスクとし、Cl系ガスを使用して、金属膜203をエッチングすることにより、金属膜203にパターン204aを転写してパターン203aを形成する。次いで、アッシングによってフォトレジスト204を除去する。次に、全面にフォトレジスト205を塗布し、このフォトレジスト205に露光及び現像を施すことにより、集積回路部1内のコンタクトホール136並びに主壁部2、副壁部3及び抵抗値測定部4内の狭い溝131及び133を形成するためのパターン205aをフォトレジスト205に形成する。
続いて、図21(a)に示すように、フォトレジスト205をマスクとし、シリコン酸化膜118をエッチングする。更に、シリコン酸化膜118をマスクとし、H2及びN2の混合ガスを使用して有機絶縁膜117をエッチングすることにより、集積回路部1内にコンタクトホール136を形成し、主壁部2、副壁部3及び抵抗値測定部4内に狭い溝131及び133を形成する。このとき、フォトレジスト205は有機絶縁膜117と同時に除去されるが、その下に存在する金属膜203及びシリコン酸化膜118はエッチングされない。なお、金属膜203にパターン203aを形成する際に、位置ずれが生じている場合には、シリコン酸化膜118をエッチングする前に、フォトレジスト205をマスクとして金属膜203の不要な部分を除去することが好ましい。
続いて、図21(b)に示すように、金属膜203及び有機絶縁膜117をマスクとして、シリコン酸化膜118及び116をエッチングする。この結果、パターン203aがシリコン酸化膜118に転写されると共に、シリコン酸化膜118及び有機絶縁膜117に形成されていたパターンがシリコン酸化膜116に転写される。このとき、シリコン酸化膜118のエッチングは有機絶縁膜117上で停止し、シリコン酸化膜116のエッチングはエッチングストッパ膜として機能するシリコン窒化膜115上で停止する。
続いて、図22(a)に示すように、金属膜203及びシリコン酸化膜118をマスクとして、有機絶縁膜117の異方性エッチングを行う。その後、シリコン酸化膜116をマスクとして、シリコン窒化膜115の異方性エッチングを行う。この結果、集積回路部1内にコンタクトホール136及び溝137が形成されると共に、主壁部2及び副壁部3内に溝131及び133が形成され、抵抗値測定部4内に溝132及び134が形成される。なお、有機絶縁膜117の異方性エッチングをシリコン窒化膜115の異方性エッチングの後に行ってもよい。
続いて、図22(b)に示すように、表面に現れている溝131乃至135及びコンタクトホール136内並びに金属膜203上にTa膜119をバリアメタル膜として、例えばスパッタリング等により成膜する。更に、配線120及び金属膜120aとなる配線材料の膜、例えばCu膜を、例えばめっき法等によりTa膜119上に成膜する。なお、配線材料の膜をめっき法により成膜する場合には、スパッタリングによりTa膜119を形成した後にその上にシード層を形成し、その後配線材料の膜を形成することが好ましい。Ta膜119の厚さは、例えば30nmであり、配線材料の膜の厚さは、例えば1800nmである。
続いて、CMP法等により、シリコン酸化膜118上の金属膜203、Ta膜119及び配線材料の膜を除去して表面に現れていた溝131乃至135及びコンタクトホール136内のみにTa膜119及び配線材料の膜を残存させる。この結果、図23に示すように、主壁部2、副壁部3及び抵抗値測定部4内に金属膜120aが形成され、集積回路部1内に配線120(図23に図示せず)が形成される。次いで、全面にシリコン窒化膜115を再度形成し、図20(a)に示す工程から図23に示す工程までを所定回だけ繰り返す。
そして、図24に示すように、最上層の基本構造体121及び121aを形成した後、全面にシリコン窒化膜122及びシリコン酸化膜123を成膜する。その後、所定のパターンが形成されたフォトレジスト(図示せず)を使用してシリコン酸化膜123及びシリコン窒化膜122に溝131及び133並びにコンタクトホール138を形成する。次いで、これらの溝131及び133並びにコンタクトホール138内並びにシリコン酸化膜123上にバリアメタル膜124及びAl膜125を成膜し、更にAl膜125上にバリアメタル膜126を成膜する。次に、バリアメタル膜126、Al膜125及びバリアメタル膜124を所定形状にパターニングし、全面にシリコン酸化膜127を成膜する。そして、シリコン酸化膜127上にシリコン窒化膜128を被覆膜として成膜する。
その後、シリコン窒化膜128及びシリコン酸化膜128の所定位置に開口部を形成することにより、バリアメタル膜126を選択的に露出させ、更に露出したバリアメタル膜126をエッチングしてAl膜125を露出させ、これらの露出した部分を耐湿性確保チェック用モニタパッド6a及び6b並びに評価用パッド7とする。図25は、パッドが形成された後のウェハを示す平面図であり、図26は、図25中の破線で示す領域を拡大して示すレイアウト図である。耐湿性確保チェック用モニタパッド6a及び6b並びに評価用パッド7が形成された状態では、ウェハの周縁から一定の距離以上離間する有効チップ領域8(図25においてハッチングが描かれた領域)が存在する。その後、有効チップ領域8内において互いに隣り合う主壁部2間の中心線を切断線9としてダイシングを行うことにより、ウェハを複数個のチップにダイシングする。
このようにして、第1の実施形態に係る半導体装置を製造することができる。
なお、第2乃至第13の実施形態に係る半導体装置を製造する場合には、副壁部3及び抵抗値測定部4を形成するためのパターンを変更すればよい。
[第14実施形態]
上述した半導体装置の製造方法において、フォトレジストをパターニングする際には、例えばハーフトーン型の位相シフトマスクが用いられる。
ハーフトーン型の位相シフトマスクを図36を用いて説明する。図36は、位相シフトマスクを示す平面図及び断面図である。図36(a)は平面図であり、図36(b)は図36(a)のA−A′線断面図である。
図36に示すように、透明基板400には、半透明の位相シフタ膜402が形成されている。位相シフタ膜402としては、例えば透過する光の位相を180度シフトさせるものが用いられる。
集積回路部を形成するための集積回路領域404においては、位相シフタ膜402にコンタクトホールパターン407が形成されている。コンタクトホールパターン407は、コンタクトホールを形成するためのものである。
集積回路部の周縁の周縁部を形成するための周縁領域406においては、位相シフタ膜402に、主壁部パターン408と、副壁部パターン410とが形成されている。主壁部パターン408は、主壁部2(図1参照)を形成するためのパターンである。副壁部パターン410は、副壁部3(図1参照)を形成するためのパターンである。
スクライブライン領域412においては、位相シフタ膜402上に遮光膜414が形成されている。なお、スクライブライン領域414は、ステッパを用いて順次転写露光する際に、ウェハにおいて隣接するショットどうしが重なる領域(多重露光領域)である。
こうしてハーフトーン型の位相シフトマスクが構成されている。
ハーフトーン型の位相シフトマスクを用いれば、位相シフト膜402を透過する光と透過領域を透過する光との間に180度の位相差が生じるため、光の干渉作用によってパターンのエッジ付近のコントラストを向上することができる。このため、集積回路部を微細に形成することが可能となる。
しかしながら、一般的なハーフトーン型の位相シフトマスクにおいては、複数のパターンが互いに隣接していると、これらのパターンの近傍にサイドローブという所望しない異常パターンが発生してしまう場合がある。これは、ハーフトーン型の位相シフトマスク特有の問題である。サイドローブは、半透明の位相シフタ膜より成るパターンを透過する光が、互いに干渉することにより発生する。主壁部パターン408や副壁部パターン410においてはパターンが線状になっているため、コンタクトホールパターン407と比較して露光量が多くなる。このため主壁部や副壁部の近傍では、サイドローブが発生しやすい。
図36に示すハーフトーン型の位相シフトマスクを用いて露光した場合に発生するサイドローブを図37及び図38を用いて説明する。図37は、サイドローブを示す図(その1)である。図38は、サイドローブを示す図(その2)である。
図37及び図38に矢印で示すように、パターンがL字になっている部分やT字になっている部分の近傍にサイドローブが発生している。また、図示しないが、パターンがライン状になっている部分においても、サイドローブが発生する場合がある。
ところで、特許文献1には、ダミーオープン領域を形成することによりサイドローブの発生を防止する技術が開示されている。しかし、特許文献1に記載された技術を用いた場合には、フォトリソグラフィの照明条件等を変更する毎に最適化が必要であり、多大な労力を要する。また、引用文献1に記載された技術では、パターンがライン状になっている部分において生ずるサイドローブを防止することは極めて困難である。
本願発明者らは、鋭意検討した結果、以下のような位相シフトマスクを用いれば、サイドローブの発生を防止しつつ、上述した半導体装置を製造し得ることに想到した。
本発明の第14実施形態による位相シフトマスクを図29及び図30を用いて説明する。図29は、本実施形態による位相シフトマスクを示す平面図及び断面図である。図29(a)は平面図であり、図29(b)は図29(a)のA−A′線断面図である。図30は、本実施形態による位相シフトマスクを示す拡大図である。図30は、図29において丸印で囲まれた領域を拡大して示したものである。図30(a)は平面図であり、図30(b)は図のA−A′線断面図である。図29では、一部の壁部片パターン309b(図30参照)が省略されているが、図30では、図29において省略されていた壁部片パターン309bも示されている。図1乃至図28に示す第1乃至第13実施形態による半導体装置及びその製造方法と同一の構成要素には、同一の符号を付して説明を省略または簡潔にする。
本実施形態では、図18(a)に示すフォトレジスト201をパターニングする際に用いられる位相シフトマスクを例に説明する。即ち、ソース/ドレイン拡散層106(図2参照)に達するコンタクトホールや拡散層106a(図3参照)に達する溝131(図1参照)を形成するためのパターン201a等をフォトレジスト201に形成する際に用いられる位相シフトマスクを例に説明する。
本実施形態では図18(a)に示すフォトレジスト201をパターニングするための位相シフトマスクを例に説明するが、本発明の原理は、フォトレジスト202(図18(c)参照)、フォトレジスト204(図20(a)参照)、フォトレジスト205(図20(b)参照)等、他のあらゆるフォトレジストをパターニングするための位相シフトマスクに適用することが可能である。
図29に示すように、透明基板300上には、位相シフタ膜302が形成されている。位相シフタ膜302の材料としては、例えば、光の透過率が4〜30%程度、光の位相を180度シフトさせる材料を用いることができる。より具体的には、位相シフタ膜302の材料として、例えばMoSi(モリブデンシリサイド)等を用いることができる。
集積回路部を形成するための集積回路領域304、即ちメイン領域においては、位相シフタ膜302に、コンタクトホールパターン307が形成されている。コンタクトホールパターン307は、上述したようにコンタクトホールを形成するためのパターンである。
集積回路部の周縁の周縁部を形成するための周縁領域306においては、位相シフタ膜302に、主壁部パターン308と副壁部パターン310とが形成されている。主壁部パターン308は、上述したように、主壁部2(図1参照)を形成するためのものである。副壁部パターン310は、上述したように、副壁部3(図1参照)を形成するためのものである。
図30に示すように、副壁部パターン310は、壁部片パターン309aと壁部片パターン309bとにより構成されている。外側の壁部片パターン309aは、全体としてL字状に形成されている。内側の壁部片パターン309bは、複数形成されている。また、内側の壁部片パターン310の形状は、コンタクトホールパターン307と近似した形状になっている。複数の壁部片パターン309bは、全体として「ロ」の字状に配列されている。なお、ここでは、全体として「ロ」の字状に配列された複数の壁部片パターン309bを一重に形成したが、全体として「ロ」の字状に配列された複数の壁部片パターン309bは一重に形成することに限定されるものではなく、二重以上に形成してもよい。外側の壁部片パターン309aは、主壁部パターン308と繋がっている。主壁部パターン308と副壁部パターン310の壁部片パターン309aとが繋がっている部分において、パターンがT字形になっている。
スクライブライン領域312においては、例えばCrより成る遮光膜314が形成されている。
遮光膜314は、周縁領域306にも形成されている。本実施形態で、周縁領域306にも遮光膜314を形成しているのは、光が位相シフト膜302中を透過してしまうのを遮光膜314で遮ることにより、周縁領域306において光の干渉が生ずるのを抑制するためである。これにより、周縁領域306においてサイドローブが発生するのを防止することが可能となる。図29に示すように、遮光膜314は、副壁部パターン310の角から、例えば1〜5μm程度内側の範囲まで覆うように形成されている。
周縁領域306に形成されるパターンのサイズは、集積回路領域304に形成されるパターンのサイズより相対的に大きくなっている。周縁領域306に形成されるパターンとしては、主壁部パターン308や副壁部パターン310の他、コンタクトホールパターン(図示せず)等も含まれる。周縁領域におけるパターンのサイズを、集積回路領域におけるパターンのサイズより大きくしているのは、以下の理由によるものである。即ち、位相シフタ膜304が遮光膜314により覆われていない領域においては、高い解像度が得られるため、微細なサイズの開口を形成することができるのに対し、位相シフタ膜302が遮光膜314で覆われている領域においては、解像度が低くなるため、微細なサイズの開口を形成することが困難となるからである。このため、主壁部2(図1参照)や副壁部3(図1参照)の幅は、結像面であるウェハにおいて例えば0.2〜10μm程度となり、集積回路部1(図1参照)のコンタクトホール(図示せず)の径は、結像面であるウェハにおいて例えば0.1〜0.3μm程度となる。但し、上記のサイズは結像面であるウェハにおけるサイズであり、縮小率が5分の1の場合には位相シフトマスク上では5倍のサイズとなり、縮小率が4分の1の場合には位相シフトマスク上では4倍のサイズとなる。
こうして本実施形態によるハーフトーン型の位相シフトマスクが構成されている。
本実施形態による位相シフトマスクは、上述したように、周縁領域306にも遮光膜314が形成されていることに主な特徴がある。
図36に示す位相シフトマスクを用いた場合には、主壁部や副壁部の近傍において位相シフタ膜302を透過した光が互いに干渉し、これにより主壁部や副壁部の近傍においてサイドローブが発生してしまっていた。
これに対し、本実施形態では、周縁領域306においても遮光膜314が形成されているため、周縁領域306において位相シフタ膜302中を光が透過してしまうのを遮光膜314により遮ることができる。このため、本実施形態によれば、主壁部2や副壁部3の近傍において光が互いに干渉するのを抑制することができ、サイドローブが発生するのを防止することができる。
しかも、周縁領域306に形成されている遮光膜314は、スクライブライン領域312に形成されている遮光膜314と同一の膜であるため、製造プロセスの増加を招くことなく位相シフトマスクを製造することが可能である。
[第15実施形態]
本発明の第15実施形態による位相シフトマスクを図31及び図32を用いて説明する。図31は、本実施形態による位相シフトマスクを示す平面図及び断面図である。図31(a)は平面図であり、図31(b)は図31(a)のA−A′線断面図であり、図31(c)は図31(a)のB−B′線断面図である。図32は、本実施形態による位相シフトマスクを示す拡大図である。図32では、図31において丸印で囲まれた部分が拡大して表されている。図32(a)は平面図であり、図32(b)は図32(a)のA−A′線断面図である。図31では、一部の壁部片パターン309b(図32参照)が省略されているが、図32では、図31において省略されていた壁部片パターン309bも示されている。また、図31では、一部のコンタクトホールパターン316(図32参照)が省略されているが、図32では、図31において省略されていたコンタクトホールパターン316も示されている。図1乃至図30に示す第1乃至第14実施形態による半導体装置及びその製造方法並びに位相シフトマスクと同一の構成要素には、同一の符号を付して説明を省略または簡潔にする。
本実施形態による位相シフトマスクは、主壁部パターン308及び副壁部パターン310の近傍においてのみ、遮光膜314が選択的に形成されていることに主な特徴がある。
図31に示すように、周縁領域306においては、主壁部パターン308及び副壁部パターン310の近傍においてのみ、遮光膜314が選択的に形成されている。遮光膜314は、主壁部パターン308や副壁部パターン310のエッジから、例えば1〜5μm程度内側の範囲まで覆うように形成されている。
なお、遮光膜314を形成する範囲は、主壁部パターン308や副壁部パターン310のエッジから1〜5μmの範囲に限定されるものではない。遮光膜314を形成する範囲は、サイドローブの発生を防止しうる程度に適宜設定すればよい。
周縁領域306のうち、主壁部パターン308及び副壁部パターン310の近傍を除く領域においては、遮光膜314は形成されていない。
図32に示すように、周縁領域306のうち遮光膜314が形成されていない領域においては、コンタクトホールパターン316が形成されている。コンタクトホールパターン316は、例えばMOSトランジスタのソース/ドレイン拡散層に達するコンタクトホール(図示せず)を形成するためのものである。
スクライブライン領域312においては、上記と同様に、遮光膜314が形成されている。
本実施形態による位相シフトマスクは、上述したように、主壁部パターン308や副壁部パターン310の近傍においてのみ、位相シフタ膜302上に遮光膜314が形成されていることに主な特徴がある。
第14実施形態による位相シフトマスクでは、周縁領域306の全体に遮光膜314が形成されていた。遮光膜314が形成されている領域においては、解像度が低くなる傾向があるため、第14実施形態による位相シフトマスクを用いた場合には、周縁部内に微細なコンタクトホールを形成することができなかった。このため、第14実施形態による位相シフトマスクを用いた場合には、周縁部に微細なMOSトランジスタを形成することができなかった。
これに対し、本実施形態では、周縁領域306において主壁部パターン308や副壁部パターン310の近傍においてのみ、遮光膜314が選択的に形成されている。このため、本実施形態によれば、周縁領域306のうち遮光膜314が形成されていない領域においては、高い解像度を得ることができる。従って、本実施形態によれば、周縁部にも微細なコンタクトホールを形成することができる。このため、本実施形態によれば、周縁部にも微細なMOSトランジスタ等の素子を形成することが可能となる。本実施形態によれば、微細なMOSトランジスタ等の素子を形成しうる領域を広く確保することができるため、チップサイズの縮小に寄与することができる。
[第16実施形態]
本発明の第16実施形態による位相シフトマスクを図33を用いて説明する。図33は、本実施形態による位相シフトマスクを示す平面図及び断面図である。図1乃至図32に示す第1乃至第15実施形態による半導体装置及びその製造方法並びに位相シフトマスクと同一の構成要素には、同一の符号を付して説明を省略または簡潔にする。
本実施形態による位相シフトマスクは、周縁領域306に遮光膜314が形成されていないこと、主壁部パターン308や副壁部パターン310aの角部が直角になっておらず鈍角になっていること、また、主壁部パターン308と副壁部パターン310aとが互いに分離するように形成されていることに主な特徴がある。
図33に示すように、本実施形態では、遮光膜314は周縁領域306には形成されていない。
主壁部パターン308aの角部は、直角になっておらず、鈍角になっている。具体的には、主壁部パターン308aの角部の角度は、135度になっている。
副壁部パターン310aは、壁部片パターン309cと壁部片パターン309bとにより構成されている。壁部片パターン309cの角部は、直角になっておらず、鈍角になっている。具体的には、壁部片パターン309cの角部の角度は、135度になっている。
本実施形態で、主壁部パターン308aや副壁部パターン310aの角部を直角にせずに鈍角にしているのは、パターンがL字形になっている部分をなくすことによりサイドローブの発生を防止するためである。
なお、ここでは、主壁部パターン308aや副壁部パターン310aの角部の角度を135度としたが、角部の角度は135度に限定されるものではない。角部の角度を鈍角にすれば、サイドローブの発生をある程度抑制することができる。具体的には、角部の角度を100度以上とすれば、サイドローブの発生を効果的に抑制することが可能である。また、角部の角度を110度以上とすれば、サイドローブの発生を更に効果的に抑制することが可能である。更には、角部の角度を120度以上とすれば、サイドローブの発生を更に効果的に抑制することが可能である。
主壁部パターン308aと副壁部パターン310aは、互いに離間して形成されている。
また、本実施形態で、主壁部パターン308aと副壁部パターン310aとを、互いに離間するように形成しているのは、パターンがT字形になっている部分をなくすることにより、サイドローブの発生を防止するためである。
このように、本実施形態によれば、主壁部パターン308や副壁部パターン310の角部が直角になっておらず鈍角になっており、しかも、主壁部パターン308や副壁部パターン310が互いに分離するように形成されているため、主壁部パターン308や副壁部パターン310の近傍に遮光膜314を形成しない場合であっても、主壁部2や副壁部3の近傍にサイドローブが発生するのを防止することができる。
[第17実施形態]
本発明の第17実施形態による位相シフトマスクを図34を用いて説明する。図34は、本実施形態による位相シフトマスクを示す平面図及び断面図である。図34(a)は平面図であり、図34(b)は図34(a)のA−A′線断面図である。図1乃至図33に示す第1乃至第16実施形態による半導体装置及びその製造方法並びに位相シフトマスクと同一の構成要素には、同一の符号を付して説明を省略または簡潔にする。
本実施形態による位相シフトマスクは、互いに分離された複数の壁部片パターン309b、309d、309eにより副壁部パターン310bが構成されていることに主な特徴がある。
図34に示すように、副壁部パターン310bは、互いに分離された複数の壁部片パターン309b、309d、309eにより構成されている。壁部片パターン309d、309eは、それぞれ線状に形成されている。
本実施形態で副壁部パターン310bをこのように形成しているのは、副壁部310bの角部においてサイドローブが発生するのをより効果的に防止するためである。
このように、本実施形態によれば、副壁部パターン310bが互いに分離された複数の壁部片パターン309b、309d、309eにより構成されているため、角部のない副壁部パターン310bを形成することができる。従って、本実施形態によれば、サイドローブの発生をより効果的に防止することができる。
[第18実施形態]
本発明の第18実施形態による位相シフトマスクを図35を用いて説明する。図35は、本実施形態による位相シフトマスクを示す平面図及び断面図である。図35(a)は平面図であり、図35(b)はA−A′線断面図である。図1乃至図34に示す第1乃至第17実施形態による半導体装置及びその製造方法並びに位相シフトマスクと同一の構成要素には、同一の符号を付して説明を省略または簡潔にする。
本実施形態による位相シフトマスクは、内側の壁部片パターン309bのみならず、外側の壁部片パターン309fも、点状に形成されていることに主な特徴がある。
図35に示すように、副壁部パターン310cは、点状の壁部片パターン309fと点状の壁部片パターン309bとにより構成されている。壁部片パターン309fは、複数形成されている。壁部片パターン309fは、全体としてL字状に配列されている。壁部片パターン309bは、上記と同様に、全体として「ロ」の字状に形成されている。壁部片パターン309fは、壁部片パターン309bと同様、コンタクトホールパターン316と近似した形状となっている。
本実施形態によっても、パターンがL字形やT字形になっている部分をなくすことができるため、サイドローブの発生を防止することができる。
[変形実施形態]
本発明は上記実施形態に限らず種々の変形が可能である。
例えば、抵抗値測定部を構成する櫛歯状電極の位置及びパターンは特に限定されるものではなく、例えば主壁部との間で副壁部を挟む位置に、主壁部とにより副壁部を取り囲むようにして配置される。また、本発明においては、必ずしも抵抗値測定部が設けられていなくてもよい。更に、副壁部を抵抗値測定部と機能させることも可能である。この場合、例えば、1対の電極を構成するように副壁部を形成し、これらの1対の電極の各々に外部から信号を供給するためのパッドを設ければよい。但し、パッドに電気的に接続された副壁部内の金属膜は、基板及び主壁部から電気的に絶縁させていることが必要である。
更に、本発明に係る半導体装置の平面形状は特に限定されるものではないが、製造上、例えば四角形等の多角形であることが好ましい。この場合、副壁部は多角形の頂点と集積回路部との間に配置されていることが好ましい。これは、多角形の頂点に応力が集中しやすいからである。
更にまた、本発明においては、主壁部及び副壁部の積層構造について、幅の広い溝同士、幅の狭い溝同士が平面視で一致している必要はなく、例えば、図27に示すように、平面視で幅の狭い溝が交互に一致するように構成されていてもよい。
また、上述の第1乃至第13の実施形態を適宜組み合わせてもよい。
更に、上述の第1乃至第13の実施形態に対し、図28に示すように、副壁部3n内の溝131の一部が、集積回路部1内のコンタクトホールと同様のコンタクトホール139に置換されていてもよい。図28は、図16に示す第12の実施形態にこの置換を適用した場合の構造を示すレイアウト図である。
更にまた、有機絶縁膜の一部がCu層に置換されていてもよい。
また、上記実施形態では、主壁部パターンと副壁部パターンのいずれの近傍にも遮光膜を形成したが、必ずしも主壁部パターンと副壁部パターンの両方の近傍に遮光膜を形成しなくてもよい。例えば、主壁部パターンの近傍についてのみ遮光膜を形成してもよい。
また、上記実施形態では、主壁部パターンや副壁部パターンの近傍の全体に遮光膜を形成したが、主壁部パターンや副壁部パターンの近傍のうち一部にのみ遮光膜を形成するようにしてもよい。即ち、サイドローブが発生しやすい箇所にのみ選択的に遮光膜を形成するようにしてもよい。例えば、パターンがT字形になっている箇所やパターンがL字形になっている箇所の近傍においてのみ遮光膜を選択的に形成するようにしてもよい。
また、上記実施形態では、主壁部や副壁部の近傍に発生するサイドローブを防止する場合を例に説明したが、主壁部や副壁部の近傍のみならず、本発明は、あらゆる箇所に発生するサイドローブを防止する場合に適用することができる。例えば、ヒューズパターンの近傍においてサイドローブが発生するのを防止する場合にも適用することができる。
また、上記実施形態では、壁部片パターン309bを点状に形成したが、壁部片パターン309bの形状は点状に限定されるものではなく、例えば線状に形成してもよい。
以下、本発明の諸態様を付記としてまとめて記載する。
(付記1) 集積回路が形成された集積回路部と、
前記集積回路部を取り囲む金属膜を備える主壁部と、
前記集積回路部と前記主壁部との間に選択的に形成された金属膜を備える副壁部とを有し、
前記集積回路部、前記主壁部及び前記副壁部は、半導体基板と、前記半導体基板上に形成され、選択的に開口部が形成された1又は2以上の層間絶縁膜とを共有し、
前記集積回路を構成する配線の一部並びに前記主壁部及び前記副壁部に夫々備えられた前記金属膜の一部が実質的に同一の層に形成されている
ことを特徴とする半導体装置。
(付記2) 付記1記載の半導体装置において、
前記配線並びに前記主壁部及び前記副壁部に夫々備えられた前記金属膜は、前記各層間絶縁膜上及び前記開口部内に形成されている
ことを特徴とする半導体装置。
(付記3) 付記2記載の半導体装置において、
前記主壁部及び前記副壁部に夫々備えられた前記金属膜は、その1つ下の金属膜又は前記半導体基板に結合されている
ことを特徴とする半導体装置。
(付記4) 付記1乃至3のいずれかに記載の半導体装置において、
前記半導体基板の前記主壁部及び前記副壁部内の前記金属膜が接触する領域に形成された拡散層を有する
ことを特徴とする半導体装置。
(付記5) 付記1乃至4のいずれかに記載の半導体装置において、
平面形状が実質的に多角形であり、前記副壁部が多角形の頂点と前記集積回路部との間に配置されている
ことを特徴とする半導体装置。
(付記6) 付記1乃至5のいずれかに記載の半導体装置において、
前記副壁部と前記集積回路部との間の領域に配置された1対の電極と、前記1対の電極の各々に外部から信号を供給するためのパッドとを備えた抵抗値測定部を有する
ことを特徴とする半導体装置。
(付記7) 付記1乃至6のいずれかに記載の半導体装置において、
前記副壁部を構成する前記層間絶縁膜及び前記金属膜の積層順序は、前記主壁部を構成する前記層間絶縁膜及び前記配線の積層順序と一致している
ことを特徴とする半導体装置。
(付記8) 付記6又は7記載の半導体装置において、
前記抵抗値測定部は、積層順序が前記主壁部を構成する前記層間絶縁膜及び前記金属膜の積層順序と一致する層間絶縁膜及び金属膜を有する
ことを特徴とする半導体装置。
(付記9) 付記1、2、4、5又は7記載の半導体装置において、
前記副壁部が1対の電極を構成し、前記1対の電極の各々に外部から信号を供給するためのパッドを有する
ことを特徴とする半導体装置。
(付記10) 付記1乃至9のいずれかに記載の半導体装置において、
前記副壁部を構成する前記金属膜の幅は、前記半導体基板側が狭くなるようにして2段階に変化し、その前記半導体基板の部位が前記開口部内に存在する
ことを特徴とする半導体装置。
(付記11) 付記1乃至10のいずれかに記載の半導体装置において、
前記主壁部及び前記副壁部内の前記層間絶縁膜に夫々形成された各開口部の位置は、平面視で一致している
ことを特徴とする半導体装置。
(付記12) 付記1乃至11のいずれかに記載の半導体装置において、
前記副壁部の一部が前記主壁部に連結されている
ことを特徴とする半導体装置。
(付記13) 付記1乃至12のいずれかに記載の半導体装置において、
前記副壁部は、平面視で前記主壁部との間隔が実質的に一定の第1の壁部片を有する
ことを特徴とする半導体装置。
(付記14) 付記13記載の半導体装置において、
前記第1の壁部片が前記主壁部に連結されている
ことを特徴とする半導体装置。
(付記15) 付記13記載の半導体装置において、
複数の前記第1の壁部片が前記主壁部から等間隔で配置されている
ことを特徴とする半導体装置。
(付記16) 付記13乃至15のいずれかに記載の半導体装置において、
前記副壁部は、前記第1の壁部片と前記集積回路部との間に形成され前記第1の壁部片との間隔が実質的に一定の第2の壁部片を有する
ことを特徴とする半導体装置。
(付記17) 付記16記載の半導体装置において、
前記第2の壁部片の長さが前記第1の壁部片の長さよりも短い
ことを特徴とする半導体装置。
(付記18) 付記16又は17記載の半導体装置において、
前記の第1の壁部片及び前記第2の壁部片が互いに連結されている
ことを特徴とする半導体装置。
(付記19) 付記16乃至18のいずれかに記載の半導体装置において、
前記主壁部の2箇所に連結され前記主壁部とにより前記第1の壁部片及び前記第2の壁部片を取り囲む第3の壁部片を有する
ことを特徴とする半導体装置。
(付記20) 付記1乃至19のいずれかに記載の半導体装置において、
前記副壁部は、前記集積回路部と前記主壁部との間の任意の領域を取り囲む第4の壁部片を有する
ことを特徴とする半導体装置。
(付記21) 付記20記載の半導体装置において、
前記副壁部は、前記第4の壁部片を取り囲む第5の壁部片を有する
ことを特徴とする半導体装置。
(付記22) 付記21記載の半導体装置において、
前記第4の壁部片及び前記第5の壁部片が互いに連結されている
ことを特徴とする半導体装置。
(付記23) 付記1乃至22のいずれかに記載の半導体装置において、
前記副壁部は、前記主壁部の2箇所に連結され前記主壁部とにより前記主壁部と前記集積回路部との間の任意の領域を取り囲む第6の壁部片を有する
ことを特徴とする半導体装置。
(付記24) 付記23記載の半導体装置において、
前記第4の壁部片が前記主壁部及び前記第6の壁部片により取り囲まれている
ことを特徴とする半導体装置。
(付記25) 付記23記載の半導体装置において、
前記第5の壁部片が前記主壁部及び前記第6の壁部片により取り囲まれている
ことを特徴とする半導体装置。
(付記26) 集積回路が形成された集積回路部及び前記集積回路部を取り囲む金属膜を備える主壁部を有する半導体装置の製造方法であって、
前記集積回路部及び前記主壁部の形成と並行して、前記集積回路部と前記主壁部との間に金属膜を備える副壁部を選択的に形成する
ことを特徴とする半導体装置の製造方法。
(付記27) 付記26記載の半導体装置の製造方法において、
前記集積回路を構成する配線の一部並びに前記主壁部及び前記副壁部に夫々備えられる前記金属膜の一部を半導体基板上に同時に形成する工程を有する
ことを特徴とする半導体装置の製造方法。
(付記28) 付記27記載の半導体装置の製造方法において、
前記半導体基板上に層間絶縁膜を全面にわたって形成する工程と、
前記層間絶縁膜の前記集積回路部、前記主壁部及び前記副壁部となる領域内に少なくとも1つずつ開口部を形成する工程とを有し、
前記各層間絶縁膜上及び前記開口部内に前記配線及び前記金属膜を形成する
ことを特徴とする半導体装置の製造方法。
(付記29) 付記26乃至28のいずれかに記載の半導体装置の製造方法において、
前記半導体装置の平面形状が実質的に多角形であり、前記副壁部を多角形の頂点と前記集積回路部との間に形成する
ことを特徴とする半導体装置の製造方法。
(付記30) 付記26乃至29のいずれかに記載の半導体装置の製造方法において、
前記副壁部と前記集積回路部との間の領域に配置された1対の電極と、前記1対の電極の各々に外部から信号を供給するためのパッドとを備えた抵抗値測定部を、前記集積回路部、前記主壁部及び前記副壁部と並行して形成する工程を有する
ことを特徴とする半導体装置の製造方法。
(付記31) 付記26乃至30のいずれかに記載の半導体装置の製造方法において、
前記副壁部の一部を前記主壁部に連結させる
ことを特徴とする半導体装置の製造方法。
(付記32) 透明基板上に形成された位相シフタ膜と、前記透明基板上のスクライブライン領域に形成された遮光膜とを有する位相シフトマスクであって、
前記スクライブライン領域に囲われた領域は、集積回路部を形成するための集積回路領域と、前記集積回路部の周縁の周縁部を形成するための周縁領域とから成り、
前記周縁領域と前記集積回路領域とのうちの少なくとも一部に、前記遮光膜が更に形成されている
ことを特徴とする位相シフトマスク。
(付記33) 付記32記載の位相シフトマスクにおいて、
前記周縁領域には、前記集積回路部を囲う主壁部を形成するための主壁部パターンが形成されている
ことを特徴とする位相シフトマスク。
(付記34) 付記33記載の位相シフトマスクにおいて、
前記主壁部パターンの近傍においてのみ、前記遮光膜が形成されている
ことを特徴とする位相シフトマスク。
(付記35) 付記32記載の位相シフトマスクにおいて、
前記周縁領域に、前記集積回路部と前記主壁部との間に形成される副壁部を形成するための副壁部パターンが形成されている
ことを特徴とする位相シフトマスク。
(付記36) 付記35記載の位相シフトマスクにおいて、
前記主壁部パターン及び前記副壁部パターンの近傍においてのみ、前記遮光膜が形成されている
ことを特徴とする位相シフトマスク。
(付記37) 付記32乃至36のいずれかに記載の位相シフトマスクにおいて、
前記遮光膜が形成されていない領域における前記位相シフタ膜に、コンタクトホールを形成するためのコンタクトホールパターンが更に形成されている
ことを特徴とする位相シフトマスク。
(付記38) 付記37記載の位相シフトマスクにおいて、
前記コンタクトホールパターンは、トランジスタのソース/ドレイン領域に達するコンタクトホールを形成するためのパターンである
ことを特徴とする位相シフトマスク。
(付記39) 付記32乃至38のいずれかに記載の記載の位相シフトマスクにおいて、
前記遮光膜が形成されている領域における前記位相シフタ膜に形成されているパターンのサイズは、前記遮光膜が形成されていない領域における前記位相シフタ膜に形成されているパターンのサイズより大きい
ことを特徴とする位相シフトマスク。
(付記40) 集積回路部を形成するための集積回路部パターンと、前記集積回路部を囲うように形成される主壁部を形成するための主壁部パターンとが形成された位相シフタ膜を有し、前記主壁部パターンの角部の角度は100度以上である
ことを特徴とする位相シフトマスク。
(付記41) 集積回路部を形成するための集積回路部パターンと、前記集積回路パターンを囲うように形成される主壁部を形成するための主壁部パターンと、前記集積回路部と前記主壁部との間に形成される副壁部を形成するための副壁部パターンとが形成された位相シフタ膜を有し、前記副壁部パターンの角部の角度は100度以上である
ことを特徴とする位相シフトマスク。
(付記42) 付記41記載の位相シフトマスクにおいて、
前記主壁部パターン及び前記副壁部パターンとが分離されている
ことを特徴とする位相シフトマスク。
(付記43) 集積回路部を形成するための集積回路部パターンと、前記集積回路部を囲うように形成される主壁部を形成するための主壁部パターンと、前記集積回路部と前記主壁部との間に形成される副壁部を形成するための副壁部パターンが形成された位相シフタ膜を有し、
前記副壁部パターンは、複数の線状の壁部片パターンより成る
ことを特徴とする位相シフトマスク。
(付記44) 集積回路部を形成するための集積回路部パターンと、前記集積回路部を囲うように形成される主壁部を形成するための主壁部パターンと、前記集積回路部と前記主壁部との間に形成される副壁部を形成するための副壁部パターンとが形成された位相シフタ膜を有し、
前記副壁部パターンは、複数の点状の壁部片パターンより成る
ことを特徴とする位相シフトマスク。
本発明の第1の実施形態に係る半導体装置の構造を示すレイアウト図である。 第1の実施形態における集積回路部の構造を示す断面図である。 図1のA−A線に沿った断面を示す断面図である。 第1の実施形態における抵抗値測定部の構造を示すレイアウト図である。 図4のB−B線に沿った断面図である。 本発明の第2の実施形態に係る半導体装置における壁部の構造を示すレイアウト図である。 本発明の第3の実施形態に係る半導体装置における壁部の構造を示すレイアウト図である。 本発明の第4の実施形態に係る半導体装置における壁部の構造を示すレイアウト図である。 本発明の第5の実施形態に係る半導体装置における壁部の構造を示すレイアウト図である。 本発明の第6の実施形態に係る半導体装置における壁部の構造を示すレイアウト図である。 本発明の第7の実施形態に係る半導体装置における壁部の構造を示すレイアウト図である。 本発明の第8の実施形態に係る半導体装置における壁部の構造を示すレイアウト図である。 本発明の第9の実施形態に係る半導体装置における壁部の構造を示すレイアウト図である。 本発明の第10の実施形態に係る半導体装置における壁部の構造を示すレイアウト図である。 本発明の第11の実施形態に係る半導体装置における壁部の構造を示すレイアウト図である。 本発明の第12の実施形態に係る半導体装置における壁部の構造を示すレイアウト図である。 本発明の第13の実施形態に係る半導体装置における壁部の構造を示すレイアウト図である。 本発明の第1の実施形態に係る半導体装置を製造する方法を工程順に示す概略断面図(その1)である。 本発明の第1の実施形態に係る半導体装置を製造する方法を工程順に示す概略断面図(その2)である。 本発明の第1の実施形態に係る半導体装置を製造する方法を工程順に示す概略断面図(その3)である。 本発明の第1の実施形態に係る半導体装置を製造する方法を工程順に示す概略断面図(その4)である。 本発明の第1の実施形態に係る半導体装置を製造する方法を工程順に示す概略断面図(その5)である。 本発明の第1の実施形態に係る半導体装置を製造する方法を工程順に示す概略断面図(その6)である。 本発明の第1の実施形態に係る半導体装置を製造する方法を工程順に示す概略断面図(その7)である。 パッドが形成された後のウェハを示す平面図である。 図25中の破線で示す領域を拡大して示すレイアウト図である。 主壁部2及び副壁部3の構造の一例を示す断面図である。 図16に示す第12の実施形態にこの置換を適用した場合の構造を示すレイアウト図である。 本発明の第14実施形態による位相シフトマスクを示す平面図及び断面図である。 本発明の第14実施形態による位相シフトマスクを示す拡大図である。 本発明の第15実施形態による位相シフトマスクを示す平面図及び断面図である。 本発明の第15実施形態による位相シフトマスクを示す拡大図である。 本発明の第16実施形態による位相シフトマスクを示す平面図及び断面図である。 本発明の第17実施形態による位相シフトマスクを示す平面図及び断面図である。 本発明の第18実施形態による位相シフトマスクを示す平面図及び断面図である。 位相シフトマスクを示す平面図及び断面図である。 サイドローブを示す図(その1)である。 サイドローブを示す図(その2)である。
符号の説明
1…集積回路部
2…主壁部
3、3a、3b、3c、3d、3e、3f、3g、3h、3i、3j、3k、3m…副壁部
3d1、3d2、3e1、3e2、3e3、3f1、3f2、3g1、3k1…壁部片
4…抵抗値測定部
5a、5b…櫛歯状電極
6a、6b…耐湿性確保チェック用モニタパッド
7…評価用パッド
8…有効チップ領域
9…切断線
101…半導体基板
102…素子分離絶縁膜
103…ゲート絶縁膜
104…ゲート電極
105…サイドウォール絶縁膜
106…ソース・ドレイン拡散層
106a…拡散層
107、115、122、128…シリコン窒化膜
108、112、116、118、123、127…シリコン酸化膜
109…TiN膜
110…W膜
111、117…有機絶縁膜
113、119…Ta膜
114、120…配線
114a、120a…金属膜
121…基本構造体
124、126…バリアメタル膜
125…Al又はAl合金膜
131、132、133、134、135、137…溝
136、138…コンタクトホール
201、202、204、205…フォトレジスト
203…金属膜
201a、202a、203a、204a、205a…パターン
300…透明基板
302…位相シフタ膜
304…集積回路領域
306…周縁領域
307…コンタクトホールパターン
308、308a…主壁部パターン
309a〜309f…壁部片パターン
310、310a〜310c…副壁部パターン
312…スクライブライン領域
314…遮光膜
316…コンタクトホールパターン
400…透明基板
402…位相シフタ膜
404…集積回路領域
406…周縁領域
407…コンタクトホールパターン
408…主壁部パターン
410…副壁部パターン
412…スクライブライン領域
414…遮光膜

Claims (10)

  1. 集積回路が形成された集積回路部と、
    前記集積回路部を取り囲む金属膜を備える主壁部と、
    前記集積回路部と前記主壁部との間に選択的に形成された金属膜を備える副壁部とを有し、
    前記集積回路部、前記主壁部及び前記副壁部は、半導体基板と、前記半導体基板上に形成され、選択的に開口部が形成された1又は2以上の層間絶縁膜とを共有し、
    前記集積回路を構成する配線の一部並びに前記主壁部及び前記副壁部に夫々備えられた前記金属膜の一部が実質的に同一の層に形成されている
    ことを特徴とする半導体装置。
  2. 請求項1記載の半導体装置において、
    前記配線並びに前記主壁部及び前記副壁部に夫々備えられた前記金属膜は、前記各層間絶縁膜上及び前記開口部内に形成されている
    ことを特徴とする半導体装置。
  3. 請求項2記載の半導体装置において、
    前記主壁部及び前記副壁部に夫々備えられた前記金属膜は、その1つ下の金属膜又は前記半導体基板に結合されている
    ことを特徴とする半導体装置。
  4. 請求項1乃至3のいずれか1項に記載の半導体装置において、
    平面形状が実質的に多角形であり、前記副壁部が多角形の頂点と前記集積回路部との間に配置されている
    ことを特徴とする半導体装置。
  5. 請求項1乃至4のいずれか1項に記載の半導体装置において、
    前記副壁部と前記集積回路部との間の領域に配置された1対の電極と、前記1対の電極の各々に外部から信号を供給するためのパッドとを備えた抵抗値測定部を有する
    ことを特徴とする半導体装置。
  6. 請求項1、2又は4記載の半導体装置において、
    前記副壁部が1対の電極を構成し、前記1対の電極の各々に外部から信号を供給するためのパッドを有する
    ことを特徴とする半導体装置。
  7. 集積回路が形成された集積回路部及び前記集積回路部を取り囲む金属膜を備える主壁部を有する半導体装置の製造方法であって、
    前記集積回路部及び前記主壁部の形成と並行して、前記集積回路部と前記主壁部との間に金属膜を備える副壁部を選択的に形成する
    ことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  8. 透明基板上に形成された位相シフタ膜と、前記透明基板上のスクライブライン領域に形成された遮光膜とを有する位相シフトマスクであって、
    前記スクライブライン領域に囲われた領域は、集積回路部を形成するための集積回路領域と、前記集積回路部の周縁の周縁部を形成するための周縁領域とから成り、
    前記周縁領域と前記集積回路領域とのうちの少なくとも一部に、前記遮光膜が更に形成されている
    ことを特徴とする位相シフトマスク。
  9. 請求項8記載の位相シフトマスクにおいて、
    前記周縁領域には、前記集積回路部を囲う主壁部を形成するための主壁部パターンが形成されている
    ことを特徴とする位相シフトマスク。
  10. 請求項9記載の位相シフトマスクにおいて、
    前記周縁領域に、前記集積回路部と前記主壁部との間に形成される副壁部を形成するための副壁部パターンが形成されている
    ことを特徴とする位相シフトマスク。
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