JP5326282B2 - 半導体装置とその製造方法、及び露光用マスク - Google Patents

半導体装置とその製造方法、及び露光用マスク Download PDF

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Description

本発明は、半導体装置とその製造方法、及び露光用マスクに関する。
LSI等の半導体装置の製造工程では、配線や絶縁膜等の様々な膜が半導体基板の上に積層される。これらの膜をパターニングするときに、ステッパ等の露光装置と半導体基板とが位置ずれしていると、上下の膜のパターンがずれてしまい、半導体装置が不良となってしまう。そのため、各膜には、露光装置との位置合わせを行うための位置合わせマークが形成され、その位置合わせマークを目印に露光装置との位置合わせが行われる。
また、半導体装置を構成する真のデバイスパターンの他に、ビアコンタクトチェーンのような検査パターンを各膜に設け、ホール未開口といったプロセス中に発生する不具合を検査パターンで発見することも行われる。
これら位置合わせマークや検査パターン等のプロセスパターンは、特許文献1に開示されるように、デバイス領域の周りのスクライブ領域に設けられることが多い。
ところが、このプロセスパターンが導電性の膜から構成される場合には、スクライブ領域に沿ってダイシングを行う際に、プロセスパターンがダイサーに引っかかってその破片が半導体チップのパッドに付着し、パッド間で電気的なショートを引き起こすという問題がある。また、ダイサーによってプロセスマークが剥離し、この際に半導体基板にひびが入ることもある。
これらの点に鑑み、特許文献1では、レチクルにおけるスクライブラインの中心線よりも外側にプロセスマークを配するようにし、ウエハ上においてデバイス領域とプロセスマークとを離すようにしている。
図1は、この手法を適用したウエハ1の拡大平面図である。
これに示されるように、プロセスマーク3がデバイス領域2から離れて形成されるので、隣接するデバイス領域2の間に、プロセスマーク3に触れないように二本のスクライブライン4を設けることができる。
しかし、これでは隣接するデバイス領域2の間に一本のスクライブライン4を設ける通常の製品と比較してダイシングの回数が二倍となり、ダイサーの寿命が短くなるうえ、ダイシング工程に長時間を要してしまう。
これに対し、特許文献2では、スクライブラインよりも内側のチップ領域にプロセスパターンを設けるようにしている。
しかし、これではプロセスパターンの分だけチップサイズが大きくなり、一つの半導体基板から得られるチップの数が減少するという別の問題を引き起こす。
その他に、本発明に関連する技術が特許文献3、4にも開示されている。
特開2000−194119号公報 特開平7−221414号公報 特開2004−79596号公報 特開平6−177240号公報
本発明の目的は、ダイシング時にプロセスマークが飛散するのを防止できる半導体装置とその製造方法、及び露光用マスクを提供することにある。
本発明の一観点によれば、半導体基板の上方に導電膜を形成する工程と、前記導電膜をパターニングすることにより、平面形状が矩形状のデバイス領域にデバイスパターンを形成すると供に、前記デバイス領域を囲むシールリングと、シールリングよりも外側であって、スクライブラインよりも内側の空き領域に位置するプロセスパターンと、少なくとも前記プロセスパターンと前記スクライブラインとの間に位置し、前記プロセスパターンをダイサーから保護するガイドパターンとを形成する工程とを有し、前記プロセスパターンを、前記デバイス領域の隣接する二辺の近傍のみに形成し、残りの二辺の近傍には形成せず、前記プロセスパターンは、前記シールリングと前記ガイドパターンとの間の閉じた領域に位置する半導体装置の製造方法が提供される。
また、本発明の別の観点によれば、スクライブラインを有する半導体基板の上方において、平面形状が矩形状のデバイス領域に形成されたデバイスパターンと、前記デバイスパターンを囲むシールリングと、前記シールリングよりも外側であって、前記スクライブラインよりも内側の空き領域に形成された導電性のプロセスパターンと、少なくとも一部が前記プロセスパターンと前記スクライブラインとの間に位置し、前記プロセスパターンをダイサーから保護するガイドパターンとを有し、前記プロセスパターンは、前記シールリングと前記ガイドパターンとの間の閉じた領域に位置し、前記プロセスパターンが、前記デバイス領域の隣接する二辺の近傍のみに形成され、残りの二辺の近傍には形成されていない半導体装置が提供される。
更に、本発明の他の観点によれば、透明基板と、デバイス領域における前記透明基板上に形成されたデバイス用マスクパターンと、前記デバイス領域を囲むシールリング用マスクパターンと、前記シールリング用マスクパターンよりも外側であって、スクライブラインよりも内側の空き領域における前記透明基板上に形成されたプロセス用マスクパターンと、前記プロセス用マスクパターンと前記スクライブラインとの間に位置するガイドパターン用マスクパターンとを有し、前記プロセス用マスクパターンが、前記シールリング用マスクパターンと前記ガイドパターン用マスクパターンとの間の閉じた領域に位置し、前記プロセス用マスクパターンが、前記デバイス領域の隣接する二辺の近傍のみに形成され、残りの二辺の近傍には形成されていない露光用マスクが提供される。
本発明によれば、デバイス領域よりも外側であって、スクライブラインよりも内側の空き領域に導電性のプロセスパターンを形成するので、ダイシング時にダイサーがプロセスパターンに触れず、ダイサーとの接触でプロセスパターンが飛散するのを防止することができる。その結果、導電性のプロセスパターンの破片によってパッド同士が電気的にショートする等の問題を回避でき、半導体装置の歩留まりを向上させることができる。
また、矩形状のデバイス領域の隣接する二辺の近傍のみにプロセスパターンを形成し、残りの二辺の近傍にはプロセスパターンを形成しないので、チップ領域の一隅にデバイス領域を寄せることで、プロセスパターンの形成領域を確保できる。したがって、スクライブラインで画定されるチップ領域を大きくしなくてもプロセスパターンを余裕をもって配することができ、チップサイズの拡大化を防止できる。
(1)第1実施形態
図2は、本実施形態に係る半導体ウエハ構造の拡大平面図である。
この半導体ウエハ構造10は、平面形状が矩形状のデバイス領域13の内側のシリコン基板11上に、トランジスタや配線等のデバイスパターン14を有する。また、デバイス領域13の外側には、ダイサーが通る四本のスクライブライン15が設けられる。そのスクライブライン15は、実質的にはダイサーと同じ幅を有しており、例えば90μm〜120μm程度の幅を有する。
上記のデバイス領域13よりも外側であって、各スクライブライン15よりも内側の空き領域E1には導電性のプロセスパターン12が設けられる。
このプロセスパターン12は、例えば、ステッパ等の露光装置とシリコン基板11との位置合わせに使用される位置合わせマークである。この他に、ビアコンタクトチェーン等の検査パターンをプロセスパターン12として設けてもよい。
そして、プロセスパターン12は、デバイス領域13の隣接する二辺L1、L2の近傍のみに形成され、残りの二辺L3、L4の近傍には形成されない。
また、四本のスクライブ領域15で囲まれた領域は、ダイシング時の個片化の単位となるチップ領域となる。
本実施形態では、上記のデバイス領域13をチップ領域の一つの隅18に寄せることにより、プロセスパターン12が形成される部分の空き領域E1の幅を、プロセスパターン12が形成されない部分の空き領域E2の幅よりも広くし、空き領域E1に余裕を持ってプロセスパターン12を配するようにしている。
なお、プロセスパターン12の配置の仕方はこれに限定されない。
図3(a)〜(d)は、プロセスパターン12の配置の仕方について示す平面図である。これらの図に示されるように、プロセスパターン12は、デバイス領域13の隣接する二辺の近傍のみに配置されるのであれば、どこに配置しても構わない。
図4は、ダイシング時の半導体ウエハ構造の拡大平面図である。
ダイシングに際しては、ダイサー17を用いてスクライブライン15から半導体ウエハ構造10を個々の半導体装置に切り分ける。
本実施形態では、スクライブライン15とデバイス領域13との間にプロセスパターン12を設けるので、ダイサー17がプロセスパターン12に触れない。したがって、ダイシングによりプロセスパターン12の破片が飛散するのが防がれ、その破片によって半導体装置のパッド同士が電気的にショートする等の問題を回避することができ、半導体装置の歩留まりを向上させることができる。
しかも、チップ領域の一隅にデバイス領域13を寄せることでプロセスパターン12の形成領域を確保しているので、スクライブライン15で画定されるチップ領域を大きくしなくてもプロセスパターン12を余裕をもって配することができ、チップサイズの拡大化を防止できる。
更に、本実施形態では隣接するデバイス領域13の間にスクライブライン15が一本しか存在しないので、デバイス領域13の間で特許文献1のようにダイシングを二回行う必要がない。
更に、隣接するスクライブライン15が等間隔に配置されるので、ダイシングを等間隔に行うことができ、特許文献1のようにダイシングの度に間隔を変える手間が不要となる。
図5は、ダイシングにより得られた半導体装置20の平面図である。
同図では、デバイス領域13、空き領域E1、及び半導体装置20のそれぞれの幅をLd、Ls、Lcで表している。
このうち、デバイス領域13の幅Ldは、製品の仕様によって決められており、典型的には1250μm程度である。また、空き領域Eの幅Lsは、プロセスパターン12が収まるのに十分な広さが必要である。典型的なプロセスパターン12の幅は90μmであるから、空き領域Eの幅Lsも90μm程度とすればよい。
半導体装置20の幅Lcは、デバイス領域13と空き領域Eのそれぞれの幅Ld、Lsを合わせた値以上となるが(Lc≧Ld+Ls)、チップサイズを小さくするために、この条件を満たす範囲内でなるべく狭くするのが好ましい。
また、この半導体装置20では、既述のようにデバイス領域13の隣接する二辺の近傍にのみプロセスパターン12を配するので、デバイス領域13の一辺に平行な任意のG-G線に沿う断面から見ると、デバイス領域13の片側の空き領域E1にのみプロセスパターン12が現れ、もう片方の空き領域E2にはプロセスパターン12は現れない。
図6は、本実施形態で使用されるレチクルの全体平面図である。
このレチクル30は、石英等の透明基板31の上に、クロム等の遮光膜よりなるプロセス用マスクパターン32、デバイス用マスクパターン34、及び遮光パターン36を有する。
このうち、プロセス用マスクパターン32とデバイス用マスクパターン34は、図2で説明したプロセスパターン12とデバイスパターン14に対応するものであって、これらのマスクパターン32、34の平面レイアウトも各パターン12、14と同じ特徴を有する。
また、このレチクル30におけるスクライブライン35は、ウエハ上でのスクライブライン15(図2参照)に対応するものであって、この例では複数のスクライブライン35によって9個のチップ領域が画定されている。そのチップ領域の各々にはデバイス領域33が画定されており、該デバイス領域33の隣接する二辺の近傍にプロセス用マスクパターン32が配される。
露光に際しては、このレチクル30を用いて9個のチップ領域を一括してウエハ上のフォトレジストに露光し、次いで3チップの幅だけウエハを横に移動させて同じように一括露光を行う。このような露光方式はステップ・アンド・リピート方式と呼ばれる。
この方式では、ウエハの露光領域の一部が重なるように各回の露光が行われ、重なる部分のフォトレジストは二重露光される。このように二重露光がされる部分のレチクル30には遮光パターン36が形成されているので、図6の左端のプロセス用マスクパターン32に相当するフォトレジストの潜像は、次の露光では遮光パターン36の影で隠され、その潜像が感光して潰れてしまうのが防止される。
次に、このレチクル30の設計方法について説明する。
図7は、本実施形態に係るレチクルの設計方法について示すフローチャートである。
最初のステップP1では、ステッパの投影レンズの画角とチップサイズとに基づいて、一つのレチクル30に収まるチップ領域の数を定める。図6の例では、そのチップ領域の数は9である。
次いで、ステップP2に移り、デバイス領域33の隣接する二辺の近傍に、プロセス用マスクパターン32を配置するための空き領域を設ける。
次に、ステップP3に移り、ステップP2で設けた空き領域にプロセス用マスクパターン32を配置する。これにより、プロセス用マスクパターン32は、デバイス領域33の隣接する二辺の近傍にのみ配置されることになる。
続いて、ステップP4に移り、半導体装置を製造するのに必要な全てのプロセス用マスクパターン32を配置できたかどうかを判断する。
ここで、配置できた(YES)と判断された場合には、レチクル30の設計を終了する。
一方、配置できない(NO)と判断された場合には、レチクル30内の一つのチップ領域をプロセス用マスクパターン32の専用のチップ領域とし、空き領域に配置しきれなかったプロセス用マスクパターン32をそのチップ領域に配置する。
以上により、レチクル30の設計を終了する。
次に、本実施形態の変形例について説明する。
・第1変形例
図8は、第1変形例に係る半導体ウエハ構造の拡大平面図である。
本例では、スクライブライン15とプロセスパターン12との間に、プロセスパターン12をダイサーから保護するガイドパターン42を設ける。ガイドパターン42により、ダイシング時にプロセスパターン12がダイサーに直接触れるのが防がれ、ダイサーによってプロセスパターン12が飛散するのを防止できる。
また、デバイス領域13を画定すると供にデバイスパターン14を外部雰囲気の水分等から保護するためのシールリング41を、平面形状が閉じるようにデバイス領域13の周縁に設ける。
図9(a)は、シールリング41の断面図である。
これに示されるように、シリコン基板11の表層にはコバルトシリサイドやニッケルシリサイド等よりなる高融点金属シリサイド層55が形成されている。そして、この高融点金属シリサイド層55の上に、酸化シリコンよりなる第1〜第3層間絶縁膜56、61、65が積層される。
これらの層間絶縁膜56、61、65には、第1〜第3ホール56a、61a、65aが図示のように形成されており、これらの内部には窒化チタン膜等のグルー膜とタングステン膜とをこの順に形成してなる第1〜第3導電性プラグ58、62、67が埋め込まれる。
シールリング41は、導電性プラグ58、62、67と、これらの導電性プラグの上に形成された第1〜第3金属パッド60b、63b、68bとで構成される。なお、これらの金属パッドは、例えば、窒化チタン膜、銅含有アルミニウム膜、及び窒化チタン膜をこの順に積層してなる金属積層膜よりなる。
このように、シールリング41を金属材料から構成することで、外部雰囲気中に含まれる水分をシールリング41で阻止し易くなり、デバイスの耐湿性を向上させることが可能となる。
図9(b)は、ガイドパターン42の断面図である。
このガイドパターン42は、先の第1〜第3導電性プラグ58、62、67を積層し、更にその上にキャップ導電膜68dを形成してなる。そのキャップ導電膜68dは、第3金属パッド68bと同様に、窒化チタン膜、銅含有アルミニウム膜、及び窒化チタン膜をこの順に積層してなる金属積層膜よりなる。
先のシールリング41で形成した金属パッド60b、63bはガイドパターン42には形成しない。このようにすることで、ガイドパターン42を構成する部材の数がシールリング41におけるよりも減るので、各部材間の接合点の数が減り、ガイドパターン42の剛性と機械的強度とを高めることができる。
これにより、仮にダイサーがガイドパターン42に触れても、ガイドパターン42が周囲の絶縁膜58、62、67から剥離し難くなる。
但し、高い機械的強度を望まない場合には、シールリング41と同様にガイドパターン42に金属パッド60b、63bを形成してもよい。このようにしても、ガイドパターン42全体の大きさはプロセスパターン12よりも大きいので、ダイサーとの接触によって剥離する危険性はプロセスパターン12よりも低い。
また、ガイドパターン42を構成する最上層の導電性プラグ67の上にキャップ導電膜68dを形成することで、酸化され易いタングステンを主にして構成される導電性プラグ67が実使用下において酸化するのを防止でき、デバイスの信頼性を向上させることができる。
特に、窒化チタン膜は酸素バリア性に優れているので、上記のように窒化チタン膜を含む金属積層膜でキャップ導電膜68dを構成することで、導電性プラグ67の酸化を効果的に防止することができる。
図10は、ガイドパターン42を上から見た拡大平面図である。
これに示されるように、キャップ導電膜68dと導電性プラグ67はいずれも帯状の平面形状を有する。
そして、キャップ導電膜68dの幅d1は、その下の導電性プラグ67の幅d2よりも広い。このようにすることで、製造時にキャップ導電膜68dと導電性プラグ67とが位置ずれした場合であっても、導電性プラグ67がキャップ導電膜68dからはみ出し難くなり、導電性プラグ67の酸化をキャップ導電膜68dで確実に防止できるようになる。
・第2変形例
図11は、第2変形例に係る半導体ウエハ構造の拡大断面図である。
本例では、ガイドパターン42の平面形状を、プロセスマーク12とシールリング41とを囲むような閉じた形状とする。
このようにすることで、プロセスマーク12やシールリング41を四方向から保護することができ、ダイシング時におけるプロセスマーク12が飛散するのを効果的に防止できる。
更に、ダイシング時にダイサーによってガイドパターン42がダメージを受けても、その内側のシールリング41にまでダメージは及ばないので、シールリング41によりデバイスの耐湿性を維持することが可能となる。
(2)第2実施形態
本実施形態では、第1実施形態で説明した半導体装置の製造方法について説明する。
特に、以下では、図8及び図11で説明したシールリング41とガイドパターン42を備えた半導体装置の製造方法について説明する。
図12〜図23は、本実施形態に係る半導体装置の製造途中の断面図である。これらの断面図では、図2で説明した空き領域E1、E2とデバイス領域13とを併記してある。
最初に、図12に示す断面構造を得るまでの工程について説明する。
まず、シリコン基板11の表面を熱酸化することにより、デバイス領域13に熱酸化膜よりなる素子分離絶縁膜49をLOCOS(Local Oxidation of Silicon)法により形成する。なお、素子分離構造はこれに限定されず、STI(Shallow Trench Isolation)により素子分離を行ってもよい。
次いで、デバイス領域13においてこの素子分離絶縁膜49により画定された活性領域にp型不純物をイオン注入してpウェル50を形成した後、シリコン基板11の全面に熱酸化膜よりなるゲート絶縁膜51を形成する。
更に、ゲート絶縁膜51の上にポリシリコン膜を形成し、それをパターニングしてデバイス領域13にゲート電極52を形成する。
幅が広い空き領域E1では、このパターニングによりポリシリコン膜が導電性のプロセスマーク12として残される。
そのプロセスマーク12は、例えば露光工程において、ステッパ等の露光装置とシリコン基板11との位置合わせに使用される位置合わせマークである。この他に、ビアコンタクトチェーン等の検査マークを構成する導電パターンをプロセスマーク12として形成してもよい。これについては、後の工程においてプロセスマーク12よりも上の層に形成されるプロセスマークでも同様である。
なお、幅が狭い空き領域E2にはこのプロセスマーク12を形成しない。
続いて、シリコン基板11の上側全面にCVD法により絶縁膜を形成した後、それをエッチバックしてプロセスマーク12とゲート電極52の横に絶縁性サイドウォール54として残す。その絶縁膜として、例えば酸化シリコン膜を形成する。
更に、ゲート電極52と絶縁性サイドウォール54とをマスクに用いながら、デバイス領域52にn型不純物をイオン注入する。これにより、ゲート電極52の横のシリコン基板11にn型ソース/ドレイン領域53が形成される。
そして、シリコン基板の上側全面にコバルトやニッケル等よりなる高融点金属層をスパッタ法で形成した後、その高融点金属層をアニールしてシリコンと反応させ、n型ソース/ドレイン領域53上に高融点金属シリサイド層55を形成する。その後に、素子分離絶縁膜49の上等で未反応となっている高融点金属層をウエットエッチングにより除去する。
ここまでの工程により、デバイス領域13には、ゲート電極52、ゲート絶縁膜51、及びn型ソース/ドレイン領域53等で構成されるMOSトランジスタTRの基本構造が完成する。
その後、シリコン基板11の上側全面に第1層間絶縁膜56としてCVD法により酸化シリコン膜を厚さ約600nmに形成する。ゲート電極52等を反映して第1層間絶縁膜56の上面に形成された凹凸は、CMP法による研磨で平坦化される。なお、第1層間絶縁膜56として厚さが約200nmのSiON膜と厚さが約600nmの酸化シリコン膜とをこの順に形成してもよい。
次に、図13に示す断面構造を得るまでの工程について説明する。
まず、フォトリソグラフィにより第1層間絶縁膜56をパターニングして第1ホール56aを形成する。
次いで、第1ホール56aの内面と第1層間絶縁膜56の上面に、スパッタ法でグルー膜として厚さが約10nmのチタン膜と厚さが約50nmの窒化チタン膜とをこの順に形成する。更に、このグルー膜の上にCVD法でタングステン膜を形成し、そのタングステン膜で第1ホール56aを完全に埋め込む。
その後に、第1層間絶縁膜56の上の余分なグルー膜とタングステン膜をCMP法により研磨し、これらの膜を第1ホール56a内にのみ第1導電性プラグ58として残す。
第1導電性プラグ58のうち、デバイス領域13に形成されたものは、n型ソース/ドレイン領域53やゲート電極52と電気的に接続される。
一方、空き領域E1、E2に形成された第1導電性プラグ58は、高融点金属シリサイド層55を介してシリコン基板11と機械的に接続される。
続いて、図14に示すように、第1層間絶縁膜56と第1導電性プラグ58の上にスパッタ法で金属積層膜(導電膜)を形成し、それをパターニングすることでデバイス領域13に一層目金属配線60aを形成すると供に、空き領域E1に金属パッド60bとプロセスマーク12を形成する。その金属積層膜は、例えば、下から順に厚さ約150nmの窒化チタン膜、厚さ約300nmの銅含有アルミニウム膜、及び厚さ約150nmの窒化チタン膜である。
空き領域E1に形成されたプロセスマーク12は、例えば、後の露光工程でステッパとの位置合わせに使用される。
なお、図14の空き領域E1、E2に形成された第1導電性プラグ58のうち、スクライブライン15寄りのものには、上記の金属パッド60bは形成しない。
次いで、図15に示すように、シリコン基板11の上側全面に第2層間絶縁膜61としてCVD法により酸化シリコン膜を厚さ約2500nmに形成する。その後、この第2層間絶縁膜61の上面をCMP法により研磨して平坦化する。
次に、図16に示すように、フォトリソグラフィにより第2層間絶縁膜61をパターニングし、第2層間絶縁膜61に第2ホール61aを形成する。
そして、第1導電性プラグ58と同じ形成方法を用いて、その第2ホール61a内に第2導電性プラグ62を形成する。
次いで、図17に示すように、窒化チタン膜、銅含有アルミニウム膜、及び窒化チタン膜をこの順に積層してなる金属積層膜(導電膜)をスパッタ法により第2層間絶縁膜61上に形成し、その金属積層膜をパターニングする。なお、この金属積層膜を構成する各膜の膜厚は、一層目金属配線60aにおけるのと同様である。
これにより、デバイス領域13では、第2導電性プラグ62の上に二層目金属配線63aが形成される。一方、空き領域E1では、この金属積層膜よりなるプロセスマーク12と金属パッド63bが形成される。
なお、幅の狭い空き領域E2では、金属パッド63bのみが形成され、プロセスマーク12は形成されない。
次いで、図18に示すように、シリコン基板11の上側全面にCVD法により酸化シリコン膜を厚さ約2500nmに形成し、その酸化シリコン膜を第3層間絶縁膜65とする。二層目金属配線63aや金属パッド63bを反映して第3層間絶縁膜65の表面に形成された凹凸はCMPによる研磨で平坦化される。
そして、フォトリソグラフィによるパターニングで第3層間絶縁膜65に第3ホール65aを形成した後、第1、第2導電性プラグ58、62と同様にして、第3ホール65a内に第3導電性プラグ67を形成する。
次に、図19に示す断面構造を得るまでの工程について説明する。
まず、第3層間絶縁膜65と第3導電性プラグ67のそれぞれの上に、スパッタ法で金属積層膜(導電膜)を形成する。その金属積層膜は、一層目金属配線60aと同様に、下から窒化チタン膜、銅含有アルミニウム膜、及び窒化チタン膜をこの順に積層してなる。
そして、この金属積層膜をパターニングすることにより、デバイス領域13に三層目金属配線68aとボンディングパッド68cとを形成する。このうち、ボンディングパッド68cには、後の工程で金線等のボンディングワイヤが接合される。
また、空き領域E1には、上記の金属積層膜よりなるキャップ導電膜68d、プロセスマーク12、及び金属パッド68bが形成される。
このうち、キャップ導電膜68bは、その下の第1〜第3導電性プラグ58、62、67と供に、ダイサーからプロセスマーク12を保護するガイドパターン42を構成する。
一方、金属パッド68dは、第1〜第3導電性プラグ58、62、67及び金属パッド60b、63bと供にシールリング41を構成する。第1実施形態で説明したように、シールリング41は、デバイス領域13に形成されたゲート電極52や配線68a等のデバイスパターンを外部雰囲気中の水分から保護する役割を担う。
この後に、シリコン基板11の上側全面に第1パッシベーション膜70としてCVD法により酸化シリコン膜を約2000nmの厚さに形成する。そして、この第1パッシベーション膜70の上面を研磨することにより、該上面に三層目金属配線68a等を反映して形成された凹凸を平坦化する。なお、場合によっては、このような研磨による平坦化処理を省いてもよい。
次に、図20に示すように、第1パッシベーション膜70の上に、耐水性に優れた窒化シリコン膜を厚さ約500nmに形成し、この窒化シリコン膜を第2パッシベーション膜71とする。この第2パッシベーション膜71は、第1パッシベーション膜70と協働して水分の浸入を阻止し、デバイスの耐湿性を高めるように機能する。
続いて、図21に示すように、第2パッシベーション膜71の上にフォトレジストを塗布し、それを露光、現像して第1レジストパターン73を形成する。
そして、この第1レジストパターン73をマスクにして第1、第2パッシベーション膜70、71をエッチングすることにより、ボンディングパッド68cの上のこれらの膜に第1窓71aを形成する。
この後に、第1レジストパターン73は除去される。
次いで、図22に示すように、第2パッシベーション膜71の上にポリイミドよりなる保護膜74を形成する。感光性ポリイミドで保護膜74を構成する場合には、露光、現像によってボンディングパッド68cの上の保護膜74に第2窓74aを形成する。一方、非感光性ポリイミドで保護膜74を構成する場合には、エッチングにより第2窓74aを形成する。
保護膜74は外部の機械的衝撃からデバイスを保護するものであるが、機械的衝撃が問題にならない場合には保護膜74は省いてもよい。
その後に、図23に示すように、スクライブライン15に沿ってダイシングをすることにより、半導体装置毎に個片化する。
その半導体装置の平面レイアウトは、例えば既述の図8又は図11のようになる。
以上により、本実施形態に係る半導体装置の製造方法の主要工程を終了する。
本実施形態によれば、第1実施形態で説明したように、スクライブライン15とプロセスマーク12が重ならないように、空き領域E1にプロセスマーク12を配するようにしたので、図23の工程でダイサーが導電性のプロセスマーク12に触れない。そのため、ダイサーとの接触に起因したプロセスマーク12の破片が発生せず、該破片によって二つのボンディングパッド68c同士が電気的にショートする等の不具合を防止でき、半導体装置の歩留まりを向上させることが可能となる。
更に、スクライブライン15とプロセスマーク12との間にガイドパターン42を設けたので、ダイサーとプロセスマーク12との接触をガイドパターン42により効果的に防止できる。
(3)第3実施形態
次に、本発明の第3実施形態に係る半導体装置の製造方法について説明する。図24〜図30は、本実施形態に係る半導体装置の製造途中の断面図である。なお、これらの図において第1、第2実施形態で説明したのと同じ要素にはこれらの実施形態と同じ符号を付し、以下ではその説明を省略する。
本実施形態に係る半導体装置を製造するには、まず、第2実施形態で説明した図12〜図19の工程を行うことにより、図24に示す断面構造を得る。
但し、本実施形態では、第1実施形態で形成したキャップ導電膜68d(図19参照)を省き、第1〜第3導電性プラグ58、62、67のみでガイドパターン42を構成する。
次に、図25に示すように、第1パッシベーション膜70の上にフォトレジストを塗布し、それを露光、現像して第2レジストパターン75を形成する。
次いで、図26に示すように、第2レジストパターン75をマスクにして第1パッシベーション膜70をエッチングすることにより、ガイドパターン42の上に第1パッシベーション膜70を除去し、ガイドパターン42を構成する最上層の第3導電性プラグ67の上面を露出させる。
この後に、第2レジストパターン75は除去される。
続いて、図27に示すように、第3導電性プラグ67と第1パッシベーション膜70のそれぞれの上に、窒化シリコンよりなる第2パッシベーション膜71を形成する。
次に、図28に示す断面構造を得るまでの工程について説明する。
まず、第2パッシベーション膜71の上にフォトレジストを塗布する。そして、このフォトレジストを露光、現像して第3レジストパターン76を形成する。
その後、この第3レジストパターン76をマスクにして第1、第2レジストパターン70、71をエッチングすることにより、ボンディングパッド68cの上のこれらの膜に第1窓71aを形成すると供に、スクライブライン15における第2キャップ絶縁膜71を除去する。
なお、このエッチングでは、ボンディングパッド68cの上に第1パッシベーション膜70の残渣を残さないようにオーバーエッチングが行われる。そのため、スクライブライン15における第3層間絶縁膜65もこの工程で途中の深さまでエッチングされることになる。
この後に、第3レジストパターン76は除去される。
次いで、図29に示すように、第2実施形態の図22で説明した工程を行うことにより、第2パッシベーション膜71の上にポリイミドよりなる保護膜74を形成する。
この後に、図30に示すように、スクライブライン15に沿ってダイシングをすることにより、半導体装置毎に個片化し、本実施形態に係る半導体装置の製造方法の主要工程を終了する。
以上説明した本実施形態によれば、第1〜第3導電性プラグ58、62、67のみでガイドパターン42を構成し、第2実施形態のようなキャップ導電膜68dを形成しない。その結果、ガイドパターン42を構成する部材の数が第2実施形態よりも減るので、各部材間の接合点の数が減り、ガイドパターン42の機械的強度を高めることができる。
しかも、ガイドパターン42を構成する最上層の導電性プラグ67の上に、耐水性に優れた窒化シリコンよりなる第2パッシベーション膜71を直接形成するようにしたので、酸化され易いタングステンを主にして構成される導電性プラグ67が実使用下において酸化するのを防止できる。
更に、本実施形態では、ダイシングを行うときに、スクライブライン15に第1、第2パッシベーション膜70、71が存在しないので、ダイサーの力や振動がこれらの膜70、71を通じてデバイス領域13に及ぶのが抑制され、デバイス領域13におけるゲート電極等のデバイスパターン52がダイサーの振動等によって破壊される危険性を低減することができる。
(4)第4実施形態
次に、本発明の第4実施形態に係る半導体装置の製造方法について説明する。
図31〜図33は、本実施形態に係る半導体装置の製造途中の断面図である。なお、これらの図において、第1〜第3実施形態で説明したのと同じ要素にはこれらの実施形態と同じ符号を付し、以下ではその説明を省略する。
本実施形態に係る半導体装置を製造するには、まず、第2実施形態で説明した図12〜図21の工程を行うことにより、図31に示す断面構造を得る。
但し、本実施形態では、第1レジストパターン73をスクライブライン15に形成せず、第1レジストパターン73をマスクにするエッチングで第1窓71aを形成する際、オーバーエッチングを進めてスクライブライン15の第1、第2パッシベーション膜70、71を完全に除去すると供に、その下の最上層の第3層間絶縁膜65も途中の深さまでエッチングする。
この後に、第1レジストパターン73は除去される。
次に、図32に示すように、第2実施形態と同様にしてポリイミドよりなる保護膜74を第2パッシベーション膜71の上に形成する。
その後に、図33に示すように、スクライブライン15に沿ってダイシングを行うことにより、半導体装置毎に個片化する。図31の工程でスクライブライン15における第3層間絶縁膜65を途中の深さまでエッチングしてあるので、このエッチングを反映した段差Aがダイシングの後にも第3層間絶縁膜65に残る。また、第1、第2パッシベーション膜70、71の側面S1から離れてダイサーが通るので、ダイシングの終了時には、該側面S1がシリコン基板10の外周側面S2から後退した構造が得られる。
以上により、本実施形態に係る半導体装置の製造方法の主要工程を終了する。
上記した本実施形態によれば、図31に示したように、エッチングにより第1、第2パッシベーション膜70、71に第1窓71aを形成するときに、オーバーエッチングによりスクライブライン15における最上層の層間絶縁膜65を途中の深さまでエッチングした。
したがって、図33の工程でダイシングを行うときに、ダイサーが切断すべき膜の厚さが少なくて済むので、ダイサーの力や振動が第1〜第3層間絶縁膜56、61、65を通じてデバイス領域13に及び難くなり、デバイス領域13におけるゲート電極52a等のデバイスパターンがダイサーの振動等によって破壊され難くなる。
(5)第5実施形態
次に、本発明の第5実施形態に係る半導体装置の製造方法について説明する。
図34〜図36は、本実施形態に係る半導体装置の製造途中の断面図である。なお、これらの図において、第1〜第4実施形態で説明したのと同じ要素にはこれらの実施形態と同じ符号を付し、以下ではその説明を省略する。
本実施形態に係る半導体装置を製造するには、まず、第4実施形態で説明した図31の工程を行う。
その後、図34に示すように、シリコン基板1の上側全面にフォトレジストを塗布し、それを露光、現像して第4レジストパターン80を形成する。
次に、この第4レジストパターン80をマスクにして、スクライブライン15における最上層の層間絶縁膜65から最下層の層間絶縁膜58までをエッチングし、スクライブ領域15に高融点金属シリサイド層55を表出させる。
この後に、第4レジストパターン80を除去する。
次いで、図35に示すように、第2実施形態で説明したポリイミドよりなる保護膜74を第2パッシベーション膜71の上に形成する。
そして、図36に示すように、スクライブラインに沿ってダイシングを行い、半導体装置毎に個片化する。
このダイシングの際、ダイサーは、第1〜第3層間絶縁膜56、61、65の側面S3からわずかな間隔をおいてシリコン基板11のみを切断する。そのため、ダイシング終了後には、第1〜第3層間絶縁膜56、61、65のそれぞれの側面S3が、シリコン基板11の外周側面S2から後退した構造となる。
以上により、本実施形態に係る半導体装置の製造方法の主要工程を終了する。
本実施形態によれば、図36の工程でダイシングを行う際、ダイシングライン15に第1〜第3層間絶縁膜56、61、65が存在しない。したがって、ダイサーの力や振動が第1〜第3層間絶縁膜56、61、65を通じてデバイス領域13に伝わらないので、デバイス領域13に形成されたゲート電極52等のデバイスパターンがダイサーの振動等によって破壊される危険性を第4実施形態よりも更に低減することができる。
以上、本発明の実施形態について詳細に説明したが、本発明は上記各実施形態に限定されない。
例えば、第1〜第5実施形態ではいずれも半導体基板としてシリコン基板を用いたが、GaAs基板のような化合物半導体基板を用いてもよい。GaAs基板は、シリコン基板と比較してプロセスマークからひびが入り易い。したがって、GaAs基板を用いた化合物半導体装置に第1〜第5実施形態を適用することで、化合物半導体装置の歩留まりを向上させることができる。
以下に、本発明の特徴を付記する。
(付記1) 半導体基板の上方に導電膜を形成する工程と、
前記導電膜をパターニングすることにより、平面形状が矩形状のデバイス領域にデバイスパターンを形成すると供に、該デバイス領域よりも外側であって、スクライブラインよりも内側の空き領域にプロセスパターンを形成する工程とを有し、
前記プロセスパターンを、前記デバイス領域の隣接する二辺の近傍のみに形成し、残りの二辺の近傍には形成しないことを特徴とする半導体装置の製造方法。
(付記2) 前記スクライブラインで画定された平面形状が矩形状のチップ領域の一つの隅に前記デバイス領域を寄せることにより、前記プロセスパターンが形成される部分の前記空き領域の幅を、前記プロセスパターンが形成されない部分の前記空き領域の幅よりも広くすることを特徴とする付記1に記載の半導体装置の製造方法。
(付記3) 前記スクライブラインと前記プロセスパターンとの間に、前記プロセスパターンをダイサーから保護するガイドパターンを形成する工程とを更に有することを特徴とする付記1又は付記2に記載の半導体装置の製造方法。
(付記4) 前記ガイドパターンは、導電性プラグを積層してなることを特徴とする付記3に記載の半導体装置の製造方法。
(付記5) 最上層の前記導電性プラグの上に、窒化チタン膜を含む金属積層膜よりなるキャップ導電膜を形成する工程を更に有することを特徴とする付記4に記載の半導体装置の製造方法。
(付記6) 前記キャップ導電膜の幅を、前記導電性プラグの幅よりも広くすることを特徴とする付記5に記載の半導体装置の製造方法。
(付記7) 最上層の前記導電性プラグの上に、窒化シリコンよりなるパッシベーション膜を形成する工程を更に有することを特徴とする付記4に記載の半導体装置の製造方法。
(付記8) 複数層の層間絶縁膜を形成する工程と、
最上層の前記層間絶縁膜の上にパッドを形成する工程と、
前記パッドの上にパッシベーション膜を形成する工程と、
前記パッシベーション膜を選択的にエッチングすることにより、前記パッドの上の該パッシベーション膜に窓を形成すると供に、前記スクライブラインにおける前記パッシベーション膜を除去して、オーバーエッチングによりその下の最上層の前記層間絶縁膜をエッチングする工程と、
最上層の前記層間絶縁膜をエッチングした後、前記スクライブラインに沿ってダイシングを行う工程とを更に有することを特徴とする付記1〜付記7のいずれかに記載の半導体装置の製造方法。
(付記9) 複数層の層間絶縁膜を形成する工程と、
前記スクライブラインにおける最上層の前記層間絶縁膜から最下層の該層間絶縁膜をエッチングする工程と、
前記エッチングの後、前記スクライブラインに沿って前記半導体基板をダイシングする工程とを更に有することを特徴とする付記1〜付記7のいずれかに記載の半導体装置の製造方法。
(付記10) 前記プロセスパターンとして、位置合わせマーク又は検査パターンを形成することを特徴とする付記1〜付記9のいずれかに記載の半導体装置の製造方法。
(付記11) 半導体基板の上方において、平面形状が矩形状のデバイス領域に形成されたデバイスパターンと、
前記デバイス領域よりも外側であって、スクライブラインよりも内側の空き領域に形成された導電性のプロセスパターンとを有し、
前記プロセスパターンが、前記デバイス領域の隣接する二辺の近傍のみに形成され、残りの二辺の近傍には形成されていないことを特徴とする半導体装置。
(付記12) 前記スクライブラインで画定された平面形状が矩形状のチップ領域の一つの隅に前記デバイス領域が寄せられ、前記プロセスパターンが形成された部分の前記空き領域の幅が、前記プロセスパターンが形成されていない部分の前記空き領域の幅よりも広くされたことを特徴とする付記11に記載の半導体装置。
(付記13) 前記スクライブラインと前記プロセスパターンとの間に、前記プロセスパターンをダイサーから保護するガイドパターンが形成されたことを特徴とする付記11又は付記12に記載の半導体装置。
(付記14) 前記ガイドパターンは、層間絶縁膜のホール内に形成された導電性プラグを積層してなることを特徴とする付記13に記載の半導体装置。
(付記15) 最上層の前記導電性プラグの上に、窒化チタン膜を含む金属積層膜よりなるキャップ導電膜が形成されたことを特徴とする付記14に記載の半導体装置。
(付記16) 最上層の前記導電性プラグの上に、窒化シリコンよりなるパッシベーション膜が形成されたことを特徴とする付記14に記載の半導体装置。
(付記17) 複数層の層間絶縁膜と、
最上層の前記層間絶縁膜上に形成され、前記半導体基板の外周側面から後退した側面を備えたパッシベーション膜とを更に有し、
前記パッシベーション膜の前記側面の下の最上層の前記層間絶縁膜に段差が形成されたことを特徴とする付記11〜付記16のいずれかに記載の半導体装置。
(付記18) 複数層の層間絶縁膜を更に有し、
前記層間絶縁膜のそれぞれの側面が、前記半導体基板の外周側面から後退していることを特徴とする付記11〜付記16のいずれかに記載の半導体装置。
(付記19) 前記プロセスパターンは、位置合わせマーク又は検査パターンであることを特徴とする付記11〜付記18のいずれかに記載の半導体装置。
(付記20) 透明基板と、
デバイス領域における前記透明基板上に形成されたデバイス用マスクパターンと、
前記デバイス領域よりも外側であって、スクライブラインよりも内側の空き領域における前記透明基板上に形成されたプロセス用マスクパターンとを有し、
前記プロセス用マスクパターンが、前記デバイス領域の隣接する二辺の近傍のみに形成され、残りの二辺の近傍には形成されていないことを特徴とする露光用マスク。
図1は、従来例に係るウエハの拡大平面図である。 図2は、本発明の第1実施形態に係る半導体ウエハ構造の拡大平面図である。 図3(a)〜(d)は、プロセスパターンの配置の仕方について示す平面図である。 図4は、本発明の第1実施形態に係る半導体ウエハ構造のダイシング時の拡大平面図である。 図5は、本発明の第1実施形態において、ダイシングにより得られた半導体装置の平面図である。 図6は、本発明の第1実施形態で使用されるレチクルの全体平面図である。 図7は、本発明の第1実施形態で使用されるレチクルの設計方法について示すフローチャートである。 図8は、本発明の第1実施形態の第1変形例に係る半導体ウエハ構造の拡大平面図である。 図9(a)はシールリングの断面図であり、図9(b)はガイドパターンの断面図である。 図10は、ガイドパターンを上から見た拡大平面図である。 図11は、本発明の第1実施形態の第2変形例に係る半導体ウエハ構造の拡大平面図である。 図12は、本発明の第2実施形態に係る半導体装置の製造途中の断面図(その1)である。 図13は、本発明の第2実施形態に係る半導体装置の製造途中の断面図(その2)である。 図14は、本発明の第2実施形態に係る半導体装置の製造途中の断面図(その3)である。 図15は、本発明の第2実施形態に係る半導体装置の製造途中の断面図(その3)である。 図16は、本発明の第2実施形態に係る半導体装置の製造途中の断面図(その4)である。 図17は、本発明の第2実施形態に係る半導体装置の製造途中の断面図(その5)である。 図18は、本発明の第2実施形態に係る半導体装置の製造途中の断面図(その6)である。 図19は、本発明の第2実施形態に係る半導体装置の製造途中の断面図(その7)である。 図20は、本発明の第2実施形態に係る半導体装置の製造途中の断面図(その8)である。 図21は、本発明の第2実施形態に係る半導体装置の製造途中の断面図(その9)である。 図22は、本発明の第2実施形態に係る半導体装置の製造途中の断面図(その10)である。 図23は、本発明の第2実施形態に係る半導体装置の製造途中の断面図(その11)である。 図24は、本発明の第3実施形態に係る半導体装置の製造途中の断面図(その1)である。 図25は、本発明の第3実施形態に係る半導体装置の製造途中の断面図(その2)である。 図26は、本発明の第3実施形態に係る半導体装置の製造途中の断面図(その3)である。 図27は、本発明の第3実施形態に係る半導体装置の製造途中の断面図(その4)である。 図28は、本発明の第3実施形態に係る半導体装置の製造途中の断面図(その5)である。 図29は、本発明の第3実施形態に係る半導体装置の製造途中の断面図(その6)である。 図30は、本発明の第3実施形態に係る半導体装置の製造途中の断面図(その7)である。 図31は、本発明の第4実施形態に係る半導体装置の製造途中の断面図(その1)である。 図32は、本発明の第4実施形態に係る半導体装置の製造途中の断面図(その2)である。 図33は、本発明の第4実施形態に係る半導体装置の製造途中の断面図(その3)である。 図34は、本発明の第5実施形態に係る半導体装置の製造途中の断面図(その1)である。 図35は、本発明の第5実施形態に係る半導体装置の製造途中の断面図(その2)である。 図36は、本発明の第5実施形態に係る半導体装置の製造途中の断面図(その3)である。
符号の説明
1…ウエハ、2…デバイス領域、3…プロセスマーク、4…スクライブライン、10…半導体ウエハ構造、11…シリコン基板、12…プロセスマーク、13…デバイス領域、14…デバイスパターン、15…スクライブライン、17…ダイサー、18…チップ領域の隅、20…半導体装置、30…レチクル、31…石英基板、32…プロセス用マスクパターン、33…デバイス領域、34…デバイス用マスクパターン、35…スクライブライン、36…遮光パターン、41…シールリング、42…ガイドパターン、49…素子分離絶縁膜、50…pウェル、51…ゲート絶縁膜、52…ゲート電極、53…n型ソース/ドレイン領域、54…絶縁性サイドウォール、55…高融点金属シリサイド層、56…第1層間絶縁膜、56a…第1ホール、58…第1導電性プラグ、60a…一層目金属配線、60b…金属パッド、61…第2層間絶縁膜、61a…第2ホール、62…第2導電性プラグ、63a…二層目金属配線、63b…金属パッド、65…第3層間絶縁膜、65a…第3ホール、67…第3導電性プラグ、68a…三層目金属配線、68b…キャップ導電膜、68c…ボンディングパッド、68d…キャップ導電膜、70…第1パッシベーション膜、71…第2パッシベーション膜、71a…第1窓、73…第1レジストパターン、74…保護膜、74a…第2窓、75…第2レジストパターン、76…第3レジストパターン、80…第4レジストパターン。

Claims (7)

  1. 半導体基板の上方に導電膜を形成する工程と、
    前記導電膜をパターニングすることにより、平面形状が矩形状のデバイス領域にデバイスパターンを形成すると供に、前記デバイス領域を囲むシールリングと、シールリングよりも外側であって、スクライブラインよりも内側の空き領域に位置するプロセスパターンと、少なくとも前記プロセスパターンと前記スクライブラインとの間に位置し、前記プロセスパターンをダイサーから保護するガイドパターンとを形成する工程とを有し、
    前記プロセスパターンを、前記デバイス領域の隣接する二辺の近傍のみに形成し、残りの二辺の近傍には形成せず、
    前記プロセスパターンは、前記シールリングと前記ガイドパターンとの間の閉じた領域に位置することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  2. 前記スクライブラインで画定された平面形状が矩形状のチップ領域の一つの隅に前記デバイス領域を寄せることにより、前記プロセスパターンが形成される部分の前記空き領域の幅を、前記プロセスパターンが形成されない部分の前記空き領域の幅よりも広くすることを特徴とする請求項1に記載の半導体装置の製造方法。
  3. スクライブラインを有する半導体基板の上方において、平面形状が矩形状のデバイス領域に形成されたデバイスパターンと、
    前記デバイスパターンを囲むシールリングと、
    前記シールリングよりも外側であって、前記スクライブラインよりも内側の空き領域に形成された導電性のプロセスパターンと
    少なくとも一部が前記プロセスパターンと前記スクライブラインとの間に位置し、前記プロセスパターンをダイサーから保護するガイドパターンとを有し、
    前記プロセスパターンは、前記シールリングと前記ガイドパターンとの間の閉じた領域に位置し、
    前記プロセスパターンが、前記デバイス領域の隣接する二辺の近傍のみに形成され、残りの二辺の近傍には形成されていないことを特徴とする半導体装置。
  4. 前記スクライブラインで画定された平面形状が矩形状のチップ領域の一つの隅に前記デバイス領域が寄せられ、前記プロセスパターンが形成された部分の前記空き領域の幅が、前記プロセスパターンが形成されていない部分の前記空き領域の幅よりも広くされたことを特徴とする請求項3に記載の半導体装置。
  5. 前記ガイドパターンは、層間絶縁膜のホール内に形成された導電性プラグを積層してなることを特徴とする請求項に記載の半導体装置。
  6. 前記プロセスパターンは、前記シールリング及び前記ガイドパターンに囲まれることを特徴とする請求項3に記載の半導体装置。
  7. 透明基板と、
    デバイス領域における前記透明基板上に形成されたデバイス用マスクパターンと、
    前記デバイス領域を囲むシールリング用マスクパターンと、
    前記シールリング用マスクパターンよりも外側であって、スクライブラインよりも内側の空き領域における前記透明基板上に形成されたプロセス用マスクパターンと
    前記プロセス用マスクパターンと前記スクライブラインとの間に位置するガイドパターン用マスクパターンとを有し、
    前記プロセス用マスクパターンが、前記シールリング用マスクパターンと前記ガイドパターン用マスクパターンとの間の閉じた領域に位置し、
    前記プロセス用マスクパターンが、前記デバイス領域の隣接する二辺の近傍のみに形成され、残りの二辺の近傍には形成されていないことを特徴とする露光用マスク。
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