JP2008506811A - 感光性シリコーン樹脂組成物 - Google Patents

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Abstract

本発明は、アクリル機能性樹脂に関する。特に、本発明は、光開始剤を用いて紫外線に暴露させることにより、またはフリーラジカル発生剤を用いて、もしくは用いずに、加熱によって、硬化可能であるポリ[オルガノ-コ-(メタ)アクリルオキシヒドロカルビレン]シルセスキオキサン樹脂に関する。該樹脂組成物は、室温における高い貯蔵安定性を有し、且つ、平坦化層、層間絶縁膜、保護層、ガス透過性層、ネガ型フォトレジスト、反射防止コーティング、及び絶縁保護コーティング、並びにIC実装用として有用な膜を造成する。

Description

本発明は、合衆国法典第35巻、米国特許法第119条(e)の下、2004年7月16日に出願された、米国特許仮出願No.60/588440の優先権を主張する。米国特許仮出願No.60/588440を、ここに参照のための取り込むこととする。
本発明は、アクリル機能性樹脂に関する。とりわけ、本発明は、光開始剤を用いて紫外線に暴露させることにより、またはフリーラジカル発生剤を用いて、もしくは用いずに、加熱によって、硬化可能であるポリ[オルガノ-コ-(メタ)アクリルオキシヒドロカルビレン]シルセスキオキサン樹脂に関する。前記樹脂組成物は、室温における高い貯蔵安定性を有し、且つ、平坦化層、層間絶縁膜、保護層、ガス透過性層、及び絶縁保護コーティングとして有用な膜を造成する。
米国特許仮出願No.60/588440
本発明のアクリル機能性樹脂組成物は、高い貯蔵安定性、UV硬化及びパターン形成に対する優れた感受性をもって、容易に製造可能である。該アクリル官能性樹脂組成物は低温で熱硬化させて優れた機械的特性、電気的特性、光学的特性、及び透過特性を有する薄膜を形成することができる。生成する薄膜は、多様な応用において、例えばICにおける平坦化層、層間絶縁膜、保護層、ネガ型フォトレジスト、反射防止コーティング、カラーフィルターオーバーコート、並びにディスプレイ工業などにおいて使用可能である。
前記アクリル機能性樹脂は、下式:
Figure 2008506811
[式中、
Rは1乃至8の炭素原子を有するヒドロカルビレン基であり、Rは水素原子またはメチル基であり、Rは1乃至8の炭素原子を有するアルキル、環状アルキル、アリール、またはアルケニル基であり、aは0.05より大きく且つ0.95未満であり、bは0.05より大きく且つ0.95未満であり、但しa+bが1未満であることを条件とする]
を有する。典型的には、aは0.3乃至0.45であり、bは0.55乃至0.7であってa+bが1未満である。Rは、以下に限定されるものではないが、メチレン、エチレン、プロピレン、アリーレン基、及びアルケニレン基で例示してよい。Rは、以下に限定されるものではないが、メチル、エチル、プロピル、ヘキシル、オクチル、ビニル、アリル、ヘキセニル、シクロヘキシル、2-シクロヘキシルエチル、3,3,3-トリフルオロプロピル、フェニル、ナフチル等で例示してよい。典型的には、Rはメチル、フェニル、またはこれらの混合物である。より典型的には、Rはフェニルである。該アクリル機能性樹脂は、典型的にはGPCによるポリスチレンにおいて、3000乃至100000g/molの重量平均分子量(Mw)を有する。
前記アクリル機能性樹脂は、式RSi(ORを有するトリアルコキシシランまたは式RSiClを有するトリクロロシランと、式(CH=CRCOOR)Si(ORを有するアクリルオキシ機能性トリアルコキシシランまたは式(CH=CRCOOR)SiClを有するトリクロロシラン(式中、R、R、及びRは上述のように定義され、Rは1乃至3の炭素原子を有するアルキル基である)との共加水分解させることによって調製可能である。Rはメチル、エチル、及びプロピルによって例示してよい。典型的には、Rはメチルである。
ここで使用されるトリアルコキシシランの特段の例には、以下に限定されるものではないが、メチルトリメトキシシラン、エチルトリメトキシシラン、メチルトリエトキシシラン、エチルトリエトキシシラン、フェニルトリメトキシシラン、及びフェニルトリエトキシシランが含まれる。
アクリルオキシ機能性トリアルコキシシランの特段の例には、以下に限定されるものではないが、アクリルオキシプロピルトリメトキシシラン、アクリルオキシプロピルトリエトキシシラン、(2-メチル)アクリルオキシプロピルトリメトキシシラン、及び(2-メチル)アクリルオキシプロピルトリエトキシシランが含まれる。
典型的には、アルコキシシランの共加水分解は、塩基性触媒の存在下で行われる。利用可能な塩基性触媒には、従来既知の無機塩基及び有機塩基が含まれる。無機及び有機の塩基、例えば水酸化カリウム(KOH)、水酸化セリウム(CsOH)、水酸化アンモニウム(NHOH)、水酸化テトラメチルアンモニウム(TMAH)、水酸化テトラブチルアンモニウム(TBAH)、及びホスファゼン塩基、例えばPhosphazene Base P4-t-Bu溶液が挙げられ、中でもTMAHが好ましい。使用される塩基性触媒の量は、典型的にはアルコキシシランの全重量100部あたり、0.001乃至1.00重量部である。典型的には、共加水分解反応は、60℃から80℃にて行われる。
共加水分解において、各アルコキシシラン成分は、式RSi(ORを有するトリアルコキシシランの量が、使用されるアルコキシシランの合計モル数(トリアルコキシシラン及びアクリルオキシ機能性トリアルコキシシラン)に基づいて50乃至75モル%、あるいは55乃至70モル%であるような量で使用してよい。
薄膜は、アクリル機能性樹脂から、前記樹脂を基体に適用する工程、及びその後適用された樹脂を硬化させる工程によって造成してよい。得られる薄膜は、典型的には1乃至10μmの厚さを有して、この上ない機械的特性、電気的特性、光学的特性を備えており、溶媒、酸、及び塩基に対して化学的に耐性である。
該アクリル機能性樹脂は、溶媒溶液中にて基体に適用してよい。該アクリル機能性樹脂の適用のための特段の方法には、以下に限定されるものではないが、スピンコーティング、押出しコーティング、ディップコーティング、スプレーコーティング、フローコーティング、スクリーンプリンティング他が含まれる。典型的には、アクリル機能性樹脂はスピンコーティングによって適用される。溶媒を使用する場合には、この溶媒をコーティングした基体から蒸発させ、結果としてアクリル機能性樹脂の薄膜を付着させることができる。蒸発のためのあらゆる適切な手段、例えば周囲環境への暴露による、真空及び穏やかな熱の適用による、あるいは硬化処理の初期段階の間の、空気乾燥を使用してよい。適用手段としてスピンコーティングが用いられる場合には、スピンさせることによって溶媒が除去されるため、付加的な溶媒蒸発工程は最低限になる。
溶媒の選択は、多くの要因、例えば樹脂と添加剤との溶解性及び混和性、コーティング方法及び安全性、並びに環境的制限によって支配される。典型的な溶媒には、エーテル含有化合物、エステル含有化合物、ヒドロキシル化合物、及びケトン含有化合物が含まれる。溶媒の例には、以下に限定されるものではないが、シクロヘキサノン、シクロペンタノン、乳酸エステル、アルキレングリコールアルキルエーテルエステル、例えばプロピレングリコールメチルエーテルアセテート(PGMEA)、メチルイソブチルケトン(MIBK)、乳酸エチル(EL)、メチルエチルケトン(MEK)、2−ヘプタノン(もしくはMAK)、または3−メトキシ−3メチル−1−ブタノール(MMB)、及び/または上記溶媒のあらゆる混合物が含まれる。使用される溶媒は、典型的には溶液の重量に基づいて40乃至90重量%、あるいは使用される溶媒の量は、典型的には50乃至70重量%である。
ここで製造されるアクリル機能性樹脂は、熱的に硬化される。100℃乃至300℃の典型的温度が、硬化においては使用される。硬化の際にはあらゆる環境を利用して良い。適当な環境には、以下に限定されるものではないが、窒素、空気、酸素、ヘリウム、アルゴン、またはこれらの組み合わせが含まれる。しかしながら、硬化の際には本質的に不活性の環境、例えば窒素を利用することが好ましい。
あるいは、前記アクリル機能性樹脂は、フリーラジカル開始剤を用いて配合し、100℃乃至150℃の範囲の温度に加熱することによって硬化させることができる。フリーラジカル開始剤の例は、過酸化物、例えば過酸化ジベンゾイル(BPO)、過酸化ビス-p-クロロベンゾイル、過酸化ビス-2,4-ジクロロベンゾイル、過酸化ジ-t-ブチル、過酸化ジクミル、過安息香酸t-ブチル、2,5-ビス(t-ブチルペルオキシ)-2,3-ジメチルヘキサン、及び過酢酸t-ブチル;ベンゾフェノン;アセトフェノン;アゾジ(1,1-ヘキサヒドロベンゾニトリル);アゾビスイソブチロニトリル(AIBN);α-α-ビス-t-ペルオキシジイソプロピルベンゼン他である。
使用に供されるフリーラジカル開始剤の量は、熱への暴露の際にアクリル機能性樹脂の架橋を誘発するために十分な量でなければならない。典型的には、前記量は、アクリル機能性樹脂1モル当たりに開始剤が0.01乃至1.0モル、あるいはアクリル機能性樹脂1モル当たりの開始剤が0.1乃至1モルである。
あるいはまた、前記アクリル機能性樹脂は、光開始剤、例えばIRGACURE819(Ciba Speciality Chemicals)を用いて配合し、UV硬化またはUVパターン化もしくは光パターン化(「光硬化」もしくは「光パターン化」)させることができる。
該アクリル機能性樹脂の硬化に不利益でない限りにおいては、別の添加剤、例えば界面活性剤、架橋剤、増感剤、被覆助剤、可塑剤、及び接着促進剤もまた該樹脂に添加して良い。添加剤の量は、添加剤のタイプ及び機能に依存する。当業者は、添加剤のタイプ及び機能に基づいて添加剤の量を容易に決定することができるであろう。典型的な量は、固体に基づいて0.01重量%乃至20重量%である。
光硬化及び光パターン化のためには、(A)アクリル機能性樹脂、(B)光開始剤、及び(C)溶媒を含む溶液が使用される。光開始剤(B)の例には、以下に限定されるものではないが、α-ヒドロキシケトン;フェニルグリオキシレート;ベンジルジメチルケタール;α-アミノケトン;モノアシルホスフィン;ビスアシルホスフィン;ベンゾインエーテル;ベンゾインイソブチルエーテル;ベンゾインイソプロピルエーテル;ベンゾフェノン;ベンゾイル安息香酸;メチルベンゾイルベンゾエート;4-ベンゾイル-4’-メチルジフェニルスルフィド;ベンジルメチルケタール;2-n-ブトキシエチル-4-ジメチルアミノベンゾエート;2-クロロチオキサントン;2,4-ジエチルチオキサンタノン;1-ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン(IRGACURE184−Chiba Specialty Chemicals)、メチルベンゾイルホルメート;フェニルビス(2,4,6-トリメチルベンゾイル)-ホスフィンオキシド(IRGACURE819−Chiba Specialty Chemicals)が含まれる。これらの光開始剤は、単独またはこれらの混合物として使用可能である。溶液中に使用される光開始剤の量は、溶液の重量に基づいて0.1乃至20重量%、あるいはまた1乃至10重量%である。
典型的なUV硬化処理においては、UV放射器具が使用され、これをまず窒素もしくはアルゴンでパージして、最小のスペクトル吸収でUV光線が処理チャンバに入るようにする。処理チャンバを別途パージし、様々な応用のためには処理気体、例えばO、N、H、Ar、He、C、空気、及びこれらの混合物を利用して良い。応用によって、様々なスペクトル分布をもつUV発生バルブを選択して良い。ウェファ温度は、室温から450℃までの範囲に制御して良く、処理圧は常圧前後程度であってよい。UV出力は、典型的には0mW/cm2より大であり1000mW/cm2以下であり、UV波長は典型的には150乃至800nmの連続スペクトル分布である。典型的には、UV処理は、300秒未満の間にわたって実行される。当業者は、前記アクリル機能性樹脂を硬化させる正確な条件を決定することができるであろう。
パターン化薄膜を生成させる方法は、典型的には、アクリル機能性樹脂、光開始剤、及び溶媒を含む組成物を基体に適用する工程を含む。該薄膜を50℃乃至150℃の温度に加熱して該薄膜を「プレベイク」する。感光性マスクをプレベイクした薄膜上に適用し、この感光性マスクをUV光線に暴露して、感光性マスクによって覆われた非露光領域を有する、部分的に露光済みの薄膜を造成する。得られた部分的に露光済みの薄膜を、前記露光済み領域が現像溶媒中に実質的に不溶であり、且つ非露光領域が現像溶媒中に溶解するような期間に亘って加熱(「露光後ベイク」)する。露光後ベイクの後には、非露光領域を現像溶媒で濯ぐことによって除去し、感光性マスクのネガに相当するパターン化薄膜を生成させる。
ここで有用な現像溶媒には、アルコール、ケトン、芳香族炭化水素、アルカン、エーテル、エステル、及びこれらの混合物が含まれる。
ポリ(フェニル-コ-(メタ)アクリルオキシプロピル)シルセスキオキサンを、フェニルトリメトキシシランと3-アクリルオキシプロピルトリメトキシシランもしくは3-メタクリルオキシプロピルトリメトキシシランと共加水分解することによって合成した。29Si NMRの結果は、この経路で調製された樹脂が十分に縮合しており、3モル%未満の残留シラノールを含むことを示す。13C NMRの結果は、3-アクリルオキシプロピルと3-メタクリルオキシプロピル基との両方が変化なく維持されることを示す。MALDI-TOFマススペクトルの結果は、低分子量の単一ケージ、例えばT8、T10、及びT12(n=4乃至7)等が少量存在することを示した。バルク樹脂を5℃の冷蔵庫に1年間貯蔵した後のGPCによっても著しい分子量増大は検出されず、前記樹脂がこの上ない安定性を有することが示された。これらの樹脂は、通常の有機溶媒、例えばトルエン、クロロホルム、メチルイソブチルケトン(MIBK)、及びプロピレングリコールメチルエーテルアセテート(PGMEA)中に非常に可溶性である。該樹脂溶液をシリコンウェファ表面にスピンコートして、高品質薄膜を造成することができる。この高品質薄膜は、光開始剤の存在下で常温にて、または熱開始剤の存在下で80℃より高温にて、硬化させることができる。この硬化薄膜は、高いモジュラス、優れた付着性、及び低い比誘電率(kが3.5以下)を示す。
以下の実施例は、本発明を更に詳説するために与えられる。本発明は、これら実施例の詳細に限定されない。
全ての反応は、窒素と周囲の空気とのおよそ5:1の体積比の混合物中において実行した。
(ゲル透過クロマトグラフィー(GPC))
分子量及び分子量分布を、Waters 2690 Separation器具で、Polymer Labs P1 Gel Mixed Dカラム2×(300mm×50mm)を使用して、30℃にて実行した。分析は、テトラヒドロフラン(THF)中で行った。三重検出(3D)技術を利用して絶対分子量を決定した。用いた3D技術は、光拡散、粘度、及び示差屈折率検出器である。
<実施例1:ポリ(フェニル-コ-3-アクリルオキシプロピル)シルセスキオキサン、T(Ph)0.67T(アクリルオキシプロピル)0.33の合成>
80gのトルエン、0.20molの3-アクリルオキシプロピルトリメトキシシラン、0.40molのフェニルトリメトキシシラン、2.40molの水、1gのCsOH水溶液(50重量%)、200gのメタノール、及び40mgの2,6-ジ-tert-ブチル-4-メチルフェノールをフラスコに仕込んだ。前記溶液を撹拌しつつ1時間に亘って還流させ、この間に約250gの溶媒(主にメタノール)が除去された。さらに溶媒を除去する一方で、一定の樹脂濃度を維持するために同量のトルエンを添加した。ほとんどのメタノールが除去された後、この溶液は混濁した。溶媒を引き続き除去したところ、大部分の水が除去された時点で溶液は再度透明になった。温度を1時間かけてゆっくりと約105℃に上昇させた。得られた透明な樹脂溶液を冷却した。
得られた透明な樹脂を、約230gのトルエンを加えることによって約15重量%に希釈した。その後0.4gの酢酸を加え、混合物を0.5時間に亘って撹拌した。該混合物を、100mlの脱塩水で3回洗浄した。該混合物を濾過し、50℃の回転式エバポレータでトルエンを除去し、固体樹脂をさらに真空下、常温にて、2時間に亘って乾燥させた。
<実施例2:ポリ(フェニル-コ-3-メタクリルオキシプロピル)シルセスキオキサン、T(Ph)0.67T(メタクリルオキシプロピル)0.33の合成>
80gのトルエン、0.20molの3-メタクリルオキシプロピルトリメトキシシラン、0.40molのフェニルトリメトキシシラン、2.40molの水、1gのCsOH水溶液(50重量%)、200gのメタノール、及び40mgの2,6-ジ-tert-ブチル-4-メチルフェノールをフラスコに仕込んだ。前記溶液を撹拌しつつ1時間に亘って還流させ、この間に約250gの溶媒(主にメタノール)が除去された。さらに溶媒を除去する一方で、一定の樹脂濃度を維持するために同量のトルエンを添加した。ほとんどのメタノールが除去された後、この溶液は混濁した。溶媒を引き続き除去したところ、大部分の水が除去された時点で溶液は再度透明になった。温度を約1時間かけてゆっくりと約105℃に上昇させた。得られた透明な樹脂溶液を冷却した。
得られた溶液を、約230gのトルエンを加えることによって約15重量%に希釈した。3gの酢酸と該混合物とを、0.5時間に亘って撹拌した。該混合物を、100mlの脱塩水で3回洗浄した。該混合物を1ミクロンの濾紙で濾過した。トルエンを、50℃の回転式エバポレータで除去し、固体樹脂をさらに真空下、常温にて、2時間に亘って乾燥させた。15000のMwを有する樹脂が、95%の収率で得られた。
<実施例3:感光性製剤>
実施例1で調製したポリ(フェニル-コ-3-アクリルオキシプロピル)シルセスキオキサンと実施例2で調製したポリ(フェニル-コ-3-メタクリルオキシプロピル)シルセスキオキサンとを、PGMEA中に溶解させ、10重量%(樹脂の重量に基づく)の光開始剤、IRGACURE819−Chiba Specialty Chemicalsを加えて十分に混合し、透明な均質溶液を造成した。この樹脂溶液を、0.2ミクロンのフィルターで濾過した。約2mlの濾液を、スピンコーター上に置いた清浄なシリコンウェファ上にのせた。20乃至30秒間に亘り3000rpmでスピンさせることにより、薄膜が得られた。スピンコートした薄膜を、1分間に亘って100℃の温度に加熱することによりプレベイクし、感光性マスクを重ね合わせ、単色光UV光源を用いてUV光線への暴露を行った。その後シリコンウェファをメシチレンで洗浄し、乾燥させたところ、正確なパターンが樹脂中に得られ、これは感光性マスクのネガに該当した。
<実施例4:薄膜調製及び硬化>
実施例2で製造した樹脂を、PGMEA及びMIBK中に溶解させて、2つの25重量%溶液を得た。実施例4−4乃至4−14では、各溶液に光開始剤を、表1に示した量で加えた。該溶液を、0.2ミクロンのフィルターで濾過した。約2mlの濾液を、スピンコーター上に置いた清浄なシリコンウェファ上にのせた。1分間に亘り3000rpmでスピンさせることにより、薄膜が得られた。硬化に用いた条件を、表1に示す。
実施例4−1乃至4−6においては、薄膜に熱を適用することによって硬化させた。
実施例4−7乃至4−14においては、薄膜をUV光源に30秒間通すことによってUV硬化させた。
薄膜研究は、表1に示される通り、この物質が非常に優れた付着性、高いモジュラス、低いk、及びこの上ない光学的透明性を有することを示す。
Figure 2008506811
<実施例5:ポリ(フェニル-コ-3-メタクリルオキシプロピル)シルセスキオキサン、T(Ph)0.90T(メタクリルオキシプロピル)0.10の合成>
100gのトルエン、0.08molの3-メタクリルオキシプロピルトリメトキシシラン、0.72molのフェニルトリメトキシシラン、3.2molの水、1gのTMAH、267gのメタノール、及び50mgの2,6-ジ-tert-ブチル-4-メチルフェノールをフラスコに仕込んだ。前記溶液を撹拌しつつ2時間に亘って還流させ、この間に溶媒(主にメタノール)が除去された。さらに溶媒を除去する一方で、一定の樹脂濃度を維持するために同量のトルエンを添加した。ほとんどのメタノールが除去された後、この溶液は混濁した。溶媒を引き続き除去したところ、大部分の水が除去された時点で溶液は再度透明になった。温度を1時間かけてゆっくりと約105℃に上昇させた。得られた溶液を冷却した。
得られた溶液を、トルエンで約15重量%に希釈した。0.13gの酢酸を該混合物に加え、0.5時間に亘って撹拌した。該混合物を、100mlの脱塩水で3回洗浄した。該混合物を1ミクロンの濾紙で濾過した。トルエンを、50℃の回転式エバポレータで除去し、固体樹脂をさらに真空下、常温にて、2時間に亘って乾燥させた。8200のMwを有する白色固体樹脂が、93%の収率で得られた。
<実施例6:ポリ(フェニル-コ-3-メタクリルオキシプロピル)シルセスキオキサン、T(Ph)0.50T(メタクリルオキシプロピル)0.50の合成>
50gのトルエン、0.27molの3-メタクリルオキシプロピルトリメトキシシラン、
0.27molのフェニルトリメトキシシラン、2.18molの水、0.54gのTMAH、170gのメタノール、及び16mgの2,6-ジ-tert-ブチル-4-メチルフェノールをフラスコに仕込んだ。前記溶液を撹拌しつつ2時間に亘って還流させ、この間に155gまでの溶媒(主にメタノール)が除去された。さらに溶媒を除去する一方で、一定の樹脂濃度を維持するために同量のトルエンを添加した。ほとんどのメタノールが除去された後、この溶液は混濁した。溶媒を引き続き除去したところ、大部分の水が除去された時点で溶液は再度透明になった。温度を1時間かけてゆっくりと約105℃に上昇させた。得られた溶液を冷却した。
得られた溶液を、トルエンを加えて約15重量%に希釈した。0.2gの酢酸を加え、該混合物を0.5時間に亘って撹拌した。該混合物を、100mlの脱塩水で3回洗浄した。該混合物を1ミクロンの濾紙で濾過した。トルエンを、50℃の回転式エバポレータで除去し、固体樹脂をさらに真空下、常温にて、2時間に亘って乾燥させた。12000のMwを有する白色固体が、96%の収率で得られた。
<実施例7>
この実施例においては、ポリ(フェニル-コ-3-メタクリルオキシプロピル)シルセスキオキサン、T(Ph)0.67T(メタクリルオキシプロピル)0.33を、様々な温度における安定性の研究のために、添加剤を伴ってもしくは伴わずに使用した。結果を以下の表2に示す。
Figure 2008506811

Claims (33)

  1. 下式:
    Figure 2008506811
    [式中、
    Rは1乃至8の炭素原子を有するヒドロカルビレン基であり、Rは水素原子またはメチル基であり、Rは1乃至8の炭素原子を有する直鎖状または分枝鎖状のアルキル、アリール、またはアルケニル基であり、aは0.05より大きく且つ0.95未満であり、bは0.05より大きく且つ0.95未満であり、但しa+bが1未満であることを条件とする]
    を有するアクリル機能性樹脂。
  2. aが0.3乃至0.45の値を有し、bが0.55乃至0.7の値を有し、但しa+bが1未満であることを条件とする、請求項1に記載のアクリル機能性樹脂。
  3. Rがプロピルであり、Rがメチルであり、Rがフェニルである、請求項1に記載のアクリル機能性樹脂。
  4. (A)請求項1に記載のアクリル機能樹脂と(B)溶媒とを含む樹脂溶液。
  5. 前記溶媒が、エーテル、エステル、ヒドロキシ、及びケトンを含有する化合物並びにこれらの混合物から選択される、請求項4に記載の樹脂溶液。
  6. 前記溶媒が、樹脂溶液全重量に基づいて30乃至90重量%の量で存在する、請求項4に記載の樹脂溶液。
  7. 前記溶媒が、プロピレングリコールメチルエーテルアセテートである、請求項4に記載の樹脂溶液。
  8. 前記溶媒が、(A)及び(B)の重量に基づいて40乃至90重量%の量で存在する、請求項4に記載の樹脂溶液。
  9. 前記溶液が、光開始剤、フリーラジカル開始剤、界面活性剤、架橋剤、増感剤、被覆助剤、可塑剤、及び接着促進剤から選択される添加剤をさらに含む、請求項4に記載の樹脂溶液。
  10. (I)式RSi(OR[式中、Rは1乃至8の炭素原子を有する直鎖状または分枝状のアルキル、アリール、またはアルケニル基から選択され、R3は1乃至3の炭素原子を有するアルキル基である])を有するトリアルコキシシランと、
    (II)下式:
    Figure 2008506811
    [式中、Rは水素またはメチル基であり、Rは1乃至8の炭素原子を有する炭化水素であり、Rは1乃至3の炭素原子を有するアルキル基である]
    を有するアシルオキシ機能性トリアルコキシシラン
    との共加水分解及びこれに続く縮合を含む、アクリル機能性樹脂の調製方法。
  11. 前記共加水分解及びこれに続く縮合が、塩基性触媒の存在下、60℃乃至80℃の範囲の温度にて実施される、請求項10に記載の方法。
  12. 前記塩基性触媒が、水酸化カリウム、水酸化セリウム、及び水酸化テトラメチルアンモニウムから選択される、請求項11に記載の方法。
  13. 前記塩基性触媒が、アルコキシシラン(I)及び(II)の合計量の100重量部当たり、0.001乃至1.00重量部の量で存在する、請求項11に記載の方法。
  14. 溶媒がさらに存在する、請求項10に記載の方法。
  15. 前記溶媒が、アルコール、芳香族炭化水素、及びアルカンから選択される、請求項14に記載の方法。
  16. 合計100モルの(I)及び(II)に基づいて、5乃至95モルのトリアルコキシシラン(I)が存在する、請求項10に記載の方法。
  17. 合計100モルの(I)及び(II)に基づいて、5乃至95モルのトリアルコキシシラン機能性シラン(II)が存在する、請求項10に記載の方法。
  18. (i)基体に、下式:
    Figure 2008506811
    [式中、
    Rは1乃至8の炭素原子を有するヒドロカルビレン基であり、Rは水素原子またはメチル基であり、Rは1乃至8の炭素原子を有する直鎖状または分枝鎖状のアルキル、アリール、またはアルケニル基であり、aは0.05より大きく且つ0.95未満であり、bは0.05より大きく且つ0.95未満であり、但しa+bが1未満であることを条件とする]
    を有するアクリル機能性樹脂を適用する工程;及び
    (ii)前記アクリル機能性樹脂を硬化させる工程;
    を含む、薄膜の製造方法。
  19. (i)基体に、下式:
    Figure 2008506811
    [式中、
    Rは1乃至8の炭素原子を有するヒドロカルビレン基であり、Rは水素原子またはメチル基であり、Rは1乃至8の炭素原子を有する直鎖状または分枝鎖状のアルキル、アリール、またはアルケニル基であり、aは0.05より大きく且つ0.95未満であり、bは0.05より大きく且つ0.95未満であり、但しa+bが1未満であることを条件とする]
    を有するアクリル機能性樹脂と溶媒とを含む溶液を適用する工程;
    (ii)前記溶媒を除去する工程;及び
    (iii)前記アクリル機能性樹脂を硬化させる工程;
    を含む、薄膜の製造方法。
  20. 前記溶液が、スピンコーティングによって適用される、請求項18に記載の方法。
  21. 前記アクリル機能性樹脂を、加熱によって硬化させる、請求項18に記載の方法。
  22. (i)(a)溶媒、(b)フリーラジカル開始剤、及び(c)下式:
    Figure 2008506811
    [式中、
    Rは1乃至8の炭素原子を有するヒドロカルビレン基であり、Rは水素原子またはメチル基であり、Rは1乃至8の炭素原子を有する直鎖状または分枝鎖状のアルキル、アリール、またはアルケニル基であり、aは0.05より大きく且つ0.95未満であり、bは0.05より大きく且つ0.95未満であり、但しa+bが1未満であることを条件とする]
    を有するアクリル機能性樹脂を含む溶液を適用する工程;
    (ii)前記溶媒を除去する工程;及び
    (iii)前記アクリル機能性樹脂を硬化させる工程;
    を含む、薄膜の製造方法。
  23. 前記フリーラジカル開始剤が、過酸化ベンゾイルである、請求項21に記載の方法。
  24. 前記アクリル機能性樹脂が、加熱により硬化させる、請求項21に記載の方法。
  25. (i)基体に、(a)溶媒、(b)光開始剤、及び(c)下式:
    Figure 2008506811
    [式中、
    Rは1乃至8の炭素原子を有するヒドロカルビレン基であり、Rは水素原子またはメチル基であり、Rは1乃至8の炭素原子を有する直鎖状または分枝鎖状のアルキル、アリール、またはアルケニル基であり、aは0.05より大きく且つ0.95未満であり、bは0.05より大きく且つ0.95未満であり、但しa+bが1未満であることを条件とする]
    を有するアクリル機能性樹脂を含む溶液を適用する工程;
    (ii)前記溶媒を除去する工程;及び
    (iii)前記アクリル機能性樹脂を硬化させる工程;
    を含む、薄膜の製造方法。
  26. 前記アクリル機能性樹脂を、150乃至180nmの波長を有する光に前記樹脂を暴露することによって硬化させる、請求項24に記載の方法。
  27. (i)基体上に、(a)溶媒、(b)光開始剤、及び(c)下式:
    Figure 2008506811
    [式中、
    Rは1乃至8の炭素原子を有するヒドロカルビレン基であり、Rは水素原子またはメチル基であり、Rは1乃至8の炭素原子を有する直鎖状または分枝鎖状のアルキル、アリール、またはアルケニル基であり、aは0.05より大きく且つ0.95未満であり、bは0.05より大きく且つ0.95未満であり、但しa+bが1未満であることを条件とする]
    を有するアクリル機能性樹脂を含む溶液を適用することによって、前記基体上に薄膜を形成する工程;
    (ii)前記薄膜を、50乃至150℃の範囲の温度で加熱してプレベイク薄膜を形成する工程;
    (iii)前記プレベイク薄膜に感光性マスクを適用する工程;
    (iv)前記の感光性マスクをした薄膜を150乃至180nmの波長を有する光に暴露して、感光性マスクによって覆われていない非露光領域を有する、部分的に露光済みの薄膜を造成する工程;
    (v)露光済み領域が現像液に実質的に不溶性であり、非露光領域が現像液に溶解性であるような期間に亘って、前記の部分的に露光済みの薄膜を加熱する工程;及び
    (vi)前記非露光領域を現像液を用いて除去してパターン化薄膜を形成する工程;
    を含む、パターン化薄膜の造成方法。
  28. 前記硬化薄膜が、0.1乃至10マイクロメートルの厚さを有する、請求項17に記載の方法。
  29. 前記硬化薄膜が、0.1乃至10マイクロメートルの厚さを有する、請求項18に記載の方法。
  30. 前記硬化薄膜が、0.1乃至10マイクロメートルの厚さを有する、請求項21に記載の方法。
  31. 前記硬化薄膜が、0.1乃至10マイクロメートルの厚さを有する、請求項24に記載の方法。
  32. 前記パターン化薄膜が、0.1乃至10マイクロメートルの厚さを有する、請求項26に記載の方法。
  33. 前記現像液が、アルコール、ケトン、芳香族炭化水素、アルカン、エーテル、エステル、及びこれらの混合物から選択される、請求項29に記載の方法。
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