JP2008303571A - 建物 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】2階の床上にスキップ床29が設けられ、このスキップ床29と上階の床6との間が、天井高が0.9〜1.4mの収納室31とされ、この収納室31に空調機50が設置され、収納室31の床6a(6b)に、空調機50から前記収納室31に吹出された空気を、下階に吹出すための吹出口51が、収納室31とその下の部屋3とに面する壁52の際に沿って設けられているので、空調機50を部屋に突出させることなく、機能させることができる、また、収納室31に入って空調機50のメンテナンスを行えるので、メンテナンスが容易となる。
【選択図】図1
Description
したがって、上記のような建物でも、収納室の下方の部屋用の空調機を、その部屋の天井や壁に設けると、この空調機が部屋に突出してしまい、見映えがよくないばかりか、邪魔になる場合もある。
また、天井に空調機を設けた場合、空調機のメンテナンスをする際に、梯子や脚立が必要となったり、場合によっては天井裏に上る必要があり、非常に手間がかかる。
前記収納室31に空調機50が設置されており、
前記収納室31の床6a(6b)には、前記空調機50から前記収納室31に吹出された空気を、下階に吹出すための吹出口51が、前記収納室31とその下の部屋3とに面する壁52の際に沿って設けられていることを特徴とする。
また、吹出口51は収納室31の床6a(6b)に、該収納室31とその下の部屋3とに面する壁52の際に沿って設けられているので、下の部屋3において吹出口51が目立つことがない。
さらに、収納室31に入って空調機50のメンテナンスを行えるので、メンテナンスが容易となる。
前記吹出口51の一部には、電灯53が前記収納室31の下の部屋3に向けて設けられていることを特徴とする。
前記収納室31の床6aのうち、前記収納室31とその下の部屋3とに面する壁52の近傍に位置する部位が、厚さが薄い薄床6bとされ、この薄床6bに前記吹出口51が設けられていることを特徴とする。
前記収納室31には、前記薄床6bと他の床6aとの境界部に壁54が設けられており、この壁54に薄床6b上の空間に出入りするための開口部54aが設けられていることを特徴とする。
前記開口部54aの下端部は、前記収納室31の床6aより上方に位置していることを特徴とする。
本実施の形態の建物は、2.5階建ての住宅であり、2階の上に、2階床より半階高いスキップ床が設けられてなるものである。
図1は建物を示す縦断面図、図2は同建物の1階の平面図、図3は同建物の2階の平面図、図4は同建物の2.5階の平面図である。
リビングルーム5の東側の壁には、地窓5aが設けられており、この地窓5aは玄関ポーチに面している。
ホール2の北側には、土間11が設けられており、この土間11は1階の収納室12に隣接している。
また、玄関1の東側には土間13が収納室12の南側に隣接して設けられている。この土間13は例えば工房として使用されるもので、この土間13と収納室12とを仕切る壁には、収納室12用の出入口が形成されている。この出入口の高さは0.9〜1.4m程度である。また、土間13には玄関1および玄関ポーチ1aの双方から出入できるようになっている。
また、前記ホール2の東側には、階段14が1階の床と2階の床6との間に設けられている。
さらに、収納室12の北側には、階段15が1階の床と2階の床6との間に設けられている。この階段15が設けられる階段室は1階の内部とは壁によって仕切られており、外部から出入するようになっている。
また、部屋18は天井高の高い高天井部屋となっており、この部屋18の天井は2.5階にあるスキップ床29上の天井とほぼ等しい高さとなっている。なお、ホール16も天井高の高い高天井部屋となっており、このホール16の天井は2.5階にあるスキップ床29上の天井とほぼ等しい高さとなっている。
また、ホール16の西側には収納室31が前記収納室28の南側に隣接して設けられている。この収納室31もスキップ床29と2階の床6との間に設けられたものであり、天井高が0.9〜1.4m程度になっている。収納室31とホール16とを仕切る壁には、出入口32が設けられており、この出入口32は引戸によって開閉可能となっている。また、前記収納室28とホール16とを仕切る壁には、出入口33が設けられており、この出入口33は引戸によって開閉可能となっている
また、前記部屋34は1階の収納室12上に設けられているので、部屋33より半階ほど低くなっており、該部屋34には前記階段14の途中の踊り場14aに面している出入口34aから出入するようになっている。また、部屋34には前記階段15を通って出入できるようになっている。
部屋37には2階のホール16から階段40を上って、その階段40の下り口から出入りするようになっている。階段40は2階の床とスキップ床29との間に設けられている。
2階の床6の一部は、収納室31の床6aとなっており、この収納室31の床6aには、空調機50から収納室31に吹出された空気を、下階に吹出すための吹出口51が、収納室31とその下の部屋(キッチン)3とに面する壁52の際に沿って設けられている。吹出口51は平面視において、細長い長方形状に形成されており、この吹出口51の一部には、電灯53が前記収納室の下の部屋(キッチン)3に向けて設けられている。電灯53としては、例えば白熱灯や蛍光灯などが使用されている。電灯53が球体状の場合、該電灯53は吹出口51の長手方向に沿って所定間隔で配置され、電灯53が長尺状の場合、該電灯53は吹出口51の長手方向に沿って延在するようにして配置される。
キッチン3には、収納棚3aが壁52に当接するようにして設けられており、この収納棚3aの上面と、キッチン3の天井との間には所定の間隔が確保され、この間隔を通して、電灯53の光がキッチン3に達するようになっている。また、前記空調機50のコントローラはキッチン3に設けられている。
また、収納室31には、薄床6bと他の床6aとの境界部に壁54が設けられており、この壁54に薄床6b上の空間に出入りするための開口部54aが設けられている。この開口部54aは矩形状に形成されており、該開口部54aの下端部は、収納室31の床6aより上方に位置している。つまり、開口部54aは、その下端が床6aの上面より高くなるようにして形成されている。
また、吹出口51は収納室31の床6aに、該収納室31とその下の部屋3とに面する壁52の際に沿って設けられているので、下の部屋3において吹出口51が目立つことがない。
さらに、収納室31に入って空調機50のメンテナンスを行えるので、メンテナンスが容易となる。
また、収納室31の床6aのうち、収納室31とその下の部屋3とに面する壁52の近傍に位置する部位が、厚さが薄い薄床6bとされ、この薄床6bに吹出口51が設けられているので、床の厚い部分に吹出口を設ける場合より容易に吹出口51を設けることができる。また、薄床6b上の空間は収納室31の他の床6a上の空間より床が薄い分、高くなるので、電灯53の交換、修理作業が行い易くなる。
さらに、
また、開口部54aの下端部は、収納室31の床6aより上方に位置しているので、薄床6b以外の収納室の床6aから小物や塵が薄床に転がり落ちるのを防止できる。したがって、小物や塵が吹出口51に入り込むのを防止できる。
6a 収納室の床
6b 薄床
29 スキップ床
31 収納室
50 空調機
51 吹出口
52 壁
53 電灯
54 壁
54a 開口部
Claims (5)
- 上階の床上にスキップ床が設けられ、このスキップ床と上階の床との間が、天井高が0.9〜1.4mの収納室とされた建物において、
前記収納室に空調機が設置されており、
前記収納室の床には、前記空調機から前記収納室に吹出された空気を、下階に吹出すための吹出口が、前記収納室とその下の部屋とに面する壁の際に沿って設けられていることを特徴とする建物。 - 請求項1に記載の建物において、
前記吹出口の一部には、電灯が前記収納室の下の部屋に向けて設けられていることを特徴とする建物。 - 請求項1または2に記載の建物において、
前記収納室の床のうち、前記収納室とその下の部屋とに面する壁の近傍に位置する部位が、厚さが薄い薄床とされ、この薄床に前記吹出口が設けられていることを特徴とする建物。 - 請求項3に記載の建物において、
前記収納室には、前記薄床と他の床との境界部に壁が設けられており、この壁に薄床上の空間に出入りするための開口部が設けられていることを特徴とする建物。 - 請求項4に記載の建物において、
前記開口部の下端部は、前記収納室の床より上方に位置していることを特徴とする建物。
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JP2006077421A (ja) * | 2004-09-08 | 2006-03-23 | Misawa Homes Co Ltd | 建物 |
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