JP2008288505A - コモンモードチョークコイル - Google Patents

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Abstract

【課題】インダクタンス特性の良好な特性インピーダンス調整用コイルを備えたコモンモードチョークコイルを提供する。
【解決手段】 コモンモードチョークコイル100は、互いに磁気結合される第1及び第2のコイル導体16、17と、第1のコイル導体16に電気的に直列接続されると共に第1のコイル導体16に実質的に磁気結合しない第3のコイル導体18と、第2のコイル導体17に電気的に直列接続されると共に第2のコイル導体17に実質的に磁気結合しない第4のコイル導体19とを備えている。第3のコイル導体18は第1のコンタクト導体20を介して第1のコイル導体16の内周側端部に接続されており、第4のコイル導体19は第2のコンタクト導体21を介して第2のコイル導体17の内周側端部に接続されている。第3のコイル導体18と第4のコイル導体19とは、実質的に磁気結合しておらず且つ所定の中心線を基準として線対称な関係を有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、コモンモードチョークコイルに関し、特に、特性インピーダンス調整用コイルを備えたコモンモードチョークコイルに関するものである。
電子機器間でデジタル信号を伝送する方式の一つとして差動伝送方式が知られている。差動伝送方式は、1対の線路に互いに逆方向のデジタル信号を入力する方式であり、信号線から発生する放射ノイズや、外来ノイズを差動伝送により相殺することができる。外来ノイズが相殺されることによりノイズが減少するため、信号を小振幅で送信することができ、更に、信号が小振幅となるため、信号の立ち上がり、降下時間が短縮され、信号伝送の高速化が実現されるという利点がある。
この差動伝送方式を用いるインターフェイス規格としては、USB(Universal Serial Bus)、IEEE1394、LVDS(Low Voltage Differential Signaling)、DVI(Digital Video Interface)、HDMI(High-Definition Multimedia Interface)等がある。これらの中でもHDMIは、より多くのデジタル信号の伝送を可能とする高速デジタルインターフェイスであり、ソース(Source)機器(例えば、DVDプレーヤーやセットトップボックス等)とシンク(Sink)機器(例えば、デジタルテレビやプロジェクタ等)との間で非圧縮のデジタル信号の伝送を可能とする高速インターフェイスである。HDMIによれば、1本のケーブルで映像信号及び音声信号を高速で伝送することができる。
高速差動伝送ラインのノイズ対策にはコモンモードチョークコイルが使用される。差動伝送方式は外来ノイズに強く、ノイズを出さないという特長を有するものの、現実には2つの信号のわずかなアンバランスによってコモンモードノーズが発生し、インターフェースケーブル等からコモンモードノイズが放射される。コモンモードチョークコイルはこのノイズを除去するのに最も効果的である。特に最近は、小型で高性能な薄膜タイプのコモンモードチョークコイルが好ましく使用されている(特許文献1参照)
ところで、HDMI等の高速インターフェイスでは、高速化を実現するために、IC自体の構造がESD(Electrostatic Discharge:静電気放電)に対して脆弱になってきている。このため、高速伝送系ICにおけるESD対策の要求が高まっており、ESD対策部品としてバリスタ、ツェナーダイオード等の容量性素子が用いられている。
しかしながら、ESD対策部品としての容量性素子を伝送線路に挿入すると、当該伝送線路を伝わる信号、特に高周波(200MHz以上)や高速のパルス信号が反射、減衰してしまうという問題がある。これは、容量性素子を伝送線路に挿入した場合、容量性素子が有する容量成分により、伝送線路における容量性素子を挿入した位置での特性インピーダンスが低下して、当該位置にてインピーダンス整合されていないことに起因するものである。伝送線路にインピーダンス整合されていない部分が存在する場合、信号の高周波成分が特性インピーダンスの不整合部分で反射を起こすため、リターンロスが生じる。この結果、信号が大きく減衰してしまうこととなる。また、反射によって不要な輻射が伝送線路内に生じ、ノイズの原因となってしまうこともある。HDMIでは、伝送線路の特性インピーダンスの規定値(TDR規格)が100Ω±15%に規定されている(High-Definition Multimedia Interface Specification Version 1.1)。
本発明者等は、ESD対策として容量性素子を用いた場合でも特性インピーダンスの低下を抑制し得る信号伝送回路について鋭意検討を進めた結果、容量性素子の前段にコモンモードチョークコイルと当該コモンモードチョークコイルに含まれるインダクタと実質的に磁気結合しないインダクタとを互いに電気的に直列接続した状態で設けることが特性インピーダンスの低下抑制に有効であることを新たに見出した。さらに、コモンモードチョークコイルに特性インピーダンス調整用コイルを含ませることにより、部品点数を低減し、コストダウンや信頼性向上を図ることを可能とした(特許文献2参照)。
特開平8−203737号公報 特開2006−140229号公報
しかしながら、コモンモードチョークコイルに特性インピーダンス調整用コイルを単に付加するだけでは十分でなく、2つの特性インピーダンス調整用コイルのインダクタ値のばらつきが小さく、インダクタ間の磁気結合が十分に抑制され、特性の良好な特性インピーダンス調整用コイルであることが望まれている。
本発明は上記課題を解決するものであり、本発明の目的は、インダクタンス特性の良好な特性インピーダンス調整用コイルを備えたコモンモードチョークコイルを提供することにある。
本発明の上記目的は、互いに磁気結合される第1及び第2のコイル導体と、第1のコイル導体に電気的に直列接続されると共に、第1のコイル導体に実質的に磁気結合しない第3のコイル導体と、第2のコイル導体に電気的に直列接続されると共に、第2のコイル導体に実質的に磁気結合しない第4のコイル導体とを備え、第3のコイル導体と第4のコイル導体とは、実質的に磁気結合しておらず、且つ、所定の中心線を基準として線対称な関係を有することを特徴とするコモンモードチョークコイルによって達成される。
本発明によれば、第3のコイル導体と第4のコイル導体とが同一形状且つ線対称な関係にあるため、第3のコイル導体と第4のコイル導体のインダクタンスのばらつきを低減することができ、特性インピーダンスの低下を確実に抑制することができる。なお、本発明において、実質的に磁気結合する状態とは、結合係数が0.9以上のことをいう。また、実質的に磁気結合しない状態とは、結合係数が0.1以下のことをいう。
本発明のコモンモードチョークコイルは、第1のコイル導体の内周側端部と第3のコイル導体とを接続する第1のコンタクト導体と、第2のコイル導体の内周側端部と第4のコイル導体とを接続する第2のコンタクト導体とをさらに備え、第1のコンタクト導体と第2のコンタクト導体とは、所定の中心線を基準として線対称な関係を有することが好ましい。また、第1のコンタクト導体は、第3のコイル導体の内周側端部に接続されており、第2のコンタクト導体は、前記第4のコイル導体の内周側端部に接続されていることが好ましい。
第1及び第2のコイル導体の内周側端部付近においては、絶縁層を貫通するコンタクト用穴を形成する関係上、コイル導体が重ならない部分が存在している。そして、第1及び第2のコイル導体の内周側端部と端子電極とを接続するためには、別の層に形成されたコンタクト導体を経由する必要があるため、端子電極への配線距離は必然的に長くなる。つまり、この部分は2つのコイル導体の磁気的結合が大きく低下する部分である。本発明においては、そのような磁気的結合が大きく低下する部分に第3及び第4のコイル導体を設けているので、第1及び第2のコイル導体と第3及び第4のコイル導体との磁気結合を確実に抑制することができる。また、第1及び第2のコンタクト導体が線対称な関係にあるため、両者のインダクタンスのばらつきを低減することができ、特性インピーダンスの低下をさらに抑制することができる。
本発明においては、第1のコンタクト導体と第2のコンタクト導体とが同一の層に設けられていることが好ましい。これによれば、共通のマスクを使用して第1及び第2のコンタクト導体を同時に形成することができるので、両者の形状及び配置を正確に一致させることができ、インダクタンスのばらつきを確実に防止することができる。
本発明においては、第3のコイル導体と第4のコイル導体とが同一の層に設けられていることが好ましい。これによれば、共通のマスクを使用して第3及び第4のコイル導体を同時に形成することができるので、両者の形状及び配置を正確に一致させることができ、インダクタンスのばらつきを確実に防止することができる。
第1及び第2のコイル導体のいずれか一方が、第3及び第4のコイル導体と同一の層に設けられていることが好ましい。これによれば、第3及び第4のコイル導体の厚みを第1及び第2のコイル導体と同じにすることができる。
第3のコイル導体と及び第4のコイル導体との間の最短距離は、第3及び第4のコイル導体のピッチの3倍以上に設定されていることが好ましい。これによれば、第3のコイル導体と第4のコイル導体との磁気結合を確実に抑制することができる。
第2のコイル導体の幅が第1のコイルの幅よりも狭いことが好ましい。これによれば、コイル導体17が絶縁層を介して常にコイル導体16のエッジ部分から離れた位置に形成されることになるので、絶縁耐圧の向上を図ることができる。
コモンモードチョークコイル本体の側面に形成された方向性マークをさらに備えることが好ましい。この場合において、方向性マークは、第1乃至第4のコイル導体並びに第1及び第2のコンタクト導体のいずれかと同一の層に設けられた導体パターンであることがさらに好ましい。本発明に係るコモンモードチョークコイルの向きを誤って実装した場合には、第3及び第4のコイル導体による効果が若干低下するものと考えられるが、このような方向性マークを設けておくことにより、コモンモードチョークコイル本体の向きを明確化することができ、コモンモードチョークコイルの向きを誤って実装してしまう事態を防止することができる。特に、第1乃至第4のコイル導体と共に、あるいは第1及び第2のコンタクト導体と共に方向性マークを形成した場合には、印刷やレーザー加工といった特別な工程を経ることなく方向性マークを形成することができる。
このように、本発明によれば、インダクタンス特性の良好な特性インピーダンス調整用コイルを備えた高性能なコモンモードチョークコイルを提供することができる。
以下、添付図面を参照しながら、本発明の好ましい実施の形態について詳細に説明する。
図1は、本発明の第1の実施形態によるコモンモードチョークコイル100の構成を示す略斜視図である。
図1に示すように、このコモンモードチョークコイル100は薄膜タイプであって、第1及び第2の磁性基板(磁性体層)11A、11Bと、第1の磁性基板11Aと第2の磁性基板11Bに挟まれた層構造体12とを備えている。第1の磁性基板11A、層構造体12、第2の磁性基板11Bからなる積層体の外周面には端子電極14a〜14dが形成されている。また、詳細は後述するが、コモンモードチョークコイル100の側面には方向性マーク27が形成されている。
第1及び第2の磁性基板11A、11Bは、層構造体12を物理的に保護すると共に、コモンモードチョークコイルの閉磁路としての役割を果たすものである。第1及び第2の磁性基板11A、11Bの材料としては、焼結フェライト、複合フェライト(粉状のフェライトを含有した樹脂)等を用いることができる。
図2は、層構造体12の略分解斜視図である。
図2に示すように、層構造体12は、複数の層が薄膜成形技術により積層形成されたものであり、第1乃至第5の絶縁層15A〜15Eと、実際のコモンモードチョークコイルとして機能する第1及び第2のコイル導体16、17と、特性インピーダンス調整用コイルである第3及び第4のコイル導体18、19と、第1及び第2のコンタクト導体20、21と、第1及び第2の引き出し導体22、23とを備えている。本実施形態の層構造体12は、第1乃至第5の絶縁層15A〜15Eの間に設けられた4層構造の導電層を有している。
第1乃至第5の絶縁層15A乃至15Eは、各導体パターン間、或いは導体パターンと磁性基板とを絶縁すると共に、導体パターンが形成される平面の平坦性を確保する役割を果たす。特に、第1及び第5の絶縁層15A、15Eは第1及び第2の磁性基板11A、11Bの表面の凹凸を緩和し、導体パターンの密着性を高める役割を果たす。絶縁層15A〜15Eとしては、ポリイミド樹脂やエポキシ樹脂等、電気的及び磁気的な絶縁性に優れ、加工性のよい樹脂材料を用いることが好ましい。特に限定されるものではないが、第1乃至第5の絶縁層の厚みは、0.1〜10μmに設定されていることが好ましい。
第1及び第2のコイル導体16、17の内側の中央領域には、第1乃至第5の絶縁層15A乃至15Eを貫通する開口25が設けられている。この開口25の内部には、第1の磁性基板11Aと第2の磁性基板11Bとの間に閉磁路を形成するための磁性体26が設けられている。磁性体26としては、複合フェライト等の磁性材料を用いることができる。
第1のコイル導体16は、第2の絶縁層15B上に設けられている。第1のコイル導体16はCu等の金属材料からなり、スパイラル形状を有している。第1のコイル導体16のスパイラルの内周側の端部は、第2の絶縁層15Bを貫通するコンタクトホール24aを介して、第1のコンタクト導体20の一端に接続されている。また、第1のコイル導体16のスパイラルの外周側の端部は、第1の引き出し導体22を介して上述の端子電極14aに接続されている。
第2のコイル導体17は、第3の絶縁層15C上に設けられている。第2のコイル導体17もまたCu等の金属材料からなり、第1のコイル導体16と同一のスパイラル形状を有している。第2のコイル導体17は第1のコイル導体16と同じ位置に設けられており、第1のコイル導体16と完全に重なり合っているので、第1のコイル導体16と第2のコイル導体17との間には強い磁気結合が生じている。第2のコイル導体17のスパイラルの内周側の端部は、第4の絶縁層15Dを貫通するコンタクトホールを24b介して、第2のコンタクト導体21の一端に接続されている。また、第2のコイル導体17のスパイラルの外周側の端部は、第2の引き出し導体23を介して上述の端子電極14bに接続されている。
第3のコイル導体18は、第1のコイル導体16と同じく第2の絶縁層15B上に設けられている。第3のコイル導体18の内周側の端部は、第2の絶縁層15Bを貫通するコンタクトホール24cを介して、第1のコンタクト導体20の他端に接続されている。すなわち、第3のコイル導体18は、第1のコンタクト導体20を介して第1のコイル導体16に直列接続されている。また、第3のコイル導体18スパイラルの外周側の端部は端子電極14cに接続されている。
第4のコイル導体19は、第2のコイル導体17と同じく第3の絶縁層15C上に設けられている。第4のコイル導体19の内周側の端部は、第3の絶縁層15Cを貫通するコンタクトホール24dを介して、第2のコンタクト導体21の他端に接続されている。すなわち、第4のコイル導体19は、第2のコンタクト導体21を介して第2のコイル導体17に直列接続されている。また、第4のコイル導体19スパイラルの外周側の端部は端子電極14dに接続されている。
図3は、層構造体12中の全ての導体パターンを重ねて示す略平面図である。
図3に示すように、第3及び第4のコイル導体18、19の平面方向の位置は、コモンモードチョークコイル100の長手方向の中心線(図3のY−Y線)を基準として線対称な位置関係にあり、スパイラル形状も同一である。このように、第3及び第4のコイル導体18、19が線対称な関係を有することから、2つのコイル導体の長さを正確に一致させることができ、インダクタンスのばらつきを十分に低減することができる。
また、第3のコイル導体18と第4のコイル導体19との間の最短距離Lは、それらのコイル導体18、19のピッチpの3倍以上に設定されていることが好ましい。これによれば、第3のコイル導体18と前記第4のコイル導体19との間の磁気結合を確実に防止することができる。
第1乃至第4のコイル導体16〜19の幅は、1〜25μmに設定されることが好ましい。導体幅が広すぎるとチップが大型化するとともに、容量成分が増大するという問題があり、狭すぎると直流抵抗が増大するからである。第1乃至第4のコイル導体16〜19の幅はすべて同一あってもよく、第1及び第2のコイル導体16、17の幅と第3及び第4のコイル導体18、19の幅とが異なっていてもよい。さらに、第2のコイル導体17の幅を第1のコイル導体16の幅よりも狭くしてもよい。このような構造にする理由は以下の通りである。
コイル導体16、17の幅が同一の場合には、両者の間に絶縁層を形成するため絶縁性樹脂をコイル導体16のある凹凸部に塗布したとき、エッジ部分の絶縁層が局所的に薄くなりやすい。仮に、コイル導体16、17間に位置ずれが生じた場合、これらのコイル導体16、17間の電位差、電解集中が起きるエッジ部分においてコイル導体16、17間のショートが発生しやすい。しかし、第2のコイル導体17の幅を第1のコイル導体16の幅よりも狭くした場合には、コイル導体17が常にコイル導体16のエッジ部分から離れた位置に形成されることになるので、絶縁耐圧の向上を図ることができる。
特に限定されるものではないが、第1〜第4のコイル導体16〜19のスパイラルのピッチは、1〜25μmに設定することが好ましい。ピッチはコイル導体の幅との関係で定まるが、ピッチが狭すぎるとショート不良が発生しやすくなり、広すぎるとインダクタンス特性が低下するからである。第1乃至第4のコイル導体16〜19のピッチはすべて同一あってもよく、第1及び第2のコイル導体16、17のピッチと第3及び第4のコイル導体18、19のピッチとが異なっていてもよい。
第1乃至第4のコイル導体16〜19の厚みは、1〜25μmに設定されることが好ましい。導体が厚すぎると層構造体12全体の薄型化を図ることができず、薄すぎると直流抵抗が低下するからである。第1乃至第4のコイル導体16〜19はすべて同一の厚みであってもよく、第1及び第2のコイル導体16、17の厚みと第3及び第4のコイル導体18、19の厚みとが異なっていてもよい。
第1及び第2のコンタクト導体20、21の幅や厚みは、第1乃至第4のコイル導体16〜19と同一であっても良く、異なっていてもよい。特に、第1及び第2のコンタクト導体20、21は、第1乃至第4のコイル導体16〜19と異なる層に形成されるため、これらのコイル導体16〜19よりも薄くすることが可能である。これに対し、第1及び第2の引き出し導体22、23は、第1乃至第4のコイル導体16、17と同一の層に同時に形成され、製造工程上の制約を受けることから、これらのコイル導体16、17と同じ厚みを有している。
このように、本実施形態によるコモンモードチョークコイル100では、第1のコイル導体16と第3のコイル導体18とが内周側端部において相互に接続されており、同様に、第2のコイル導体17と第4のコイル導体19とが内周側端部において相互に接続されている。これは、第1及び第2のコイル導体16、17の内周側は、外周側と異なり、絶縁層を貫通するコンタクトホール24a、24bを介して他の層に引き出す必要があることから、端子電極への配線距離が必然的に長くなり、磁気結合の影響が低減するためである。
つまり、第1及び第2のコイル導体16、17の外周側と端子電極14a、14bとの接続は、同一層内に形成された引き出し導体22、23が用いられるため、端子電極への配線距離が短く、このため、当該領域においては磁気結合の影響が比較的強い。これに対し、第1及び第2のコイル導体16、17の内周側と端子電極14c、14dとを接続するためには、別の層に形成されたコンタクト導体20、21を経由する必要があるため、端子電極への配線距離が長くなる。このため、当該領域においては磁気結合の影響が比較的弱くなるため、この領域に第3及び第4のコイル導体18、19を設けることによって、磁気結合の影響を低減させているのである。
これにより、第1及び第2のコイル導体16、17と第3及び第4のコイル導体18、19との磁気結合を確実に防止することができる。また、第3のコイル導体18と第4のコイル導体19とが同一形状且つ線対称な関係にあるため、第3のコイル導体18と第4のコイル導体19のインダクタンスのばらつきを低減することができ、特性インピーダンスの低下を確実に抑制することができる。
各絶縁層の外周部の所定の位置には方向性マーク用導体パターン(以下、単に「方向性マーク」という)27が形成されている。この方向性マーク27は、コモンモードチョークコイル100の向きを特定するために設けられるものである。詳細は後述するが、コモンモードチョークコイルの接続の向きによって特性インピーダンス調整用インダクタの効果に違いが生じることから、コモンモードチョークコイルが正しい向きで実装されるように方向性マークを付けておくことは重要である。本実施形態においては、第1〜第4の絶縁層15A〜15D上に方向性マーク27が設けられている。方向性マークは、同一の層に形成される他の導体パターンと同時に形成されるものであり、他の導体パターンと同一材料からなり、同一の厚みを有している。こうして形成された方向性マークの端部はコモンモードチョークコイル本体の側面に露出するので、その向きを確認することができる。
各絶縁層上の導体パターンは、絶縁層上の略全面に導体薄膜を形成した後、導体薄膜をパターニングすることにより形成することができる。また、下地導体膜を形成した後にレジスト膜を形成し、当該レジスト膜にフォトリソグラフィー法により導体パターンに相当する型を形成し、レジスト内に導電性金属材料を電気めっきにより成長させて、コイル導体パターンを形成してもよい。なお、型として用いたレジスト膜と、露出している下地導体膜は除去される。
以上説明したように、本実施形態によれば、特性インピーダンス調整用コイルを構成する2つのコイル導体が対称性を有するので、2つのインダクタの値にばらつきがなく、インダクタ間の磁気結合が十分に抑制され、特性の良好なコモンモードチョークコイルを構成することができる。
図4は、本発明の第2の実施形態によるコモンモードチョークコイル200の構成を示す略分解斜視図であって、層構造体12の構成を詳細に示すものである。そのため、図3では磁性基板11A、11B及び磁性体26が省略されている。
図4に示すように、このコモンモードチョークコイル200は、3層の層構造体12を有しており、第1のコンタクト導体20及び第2のコンタクト導体21が共に第3の絶縁層15C上に形成されている点に特徴を有している。また、第1のコイル導体16及び第3のコイル導体18は第1の絶縁層15A上に形成されており、第1のコンタクト導体20及び第2のコンタクト導体21は第2の絶縁層15B上に形成されている。その他の構成は第1の実施形態と同様であることから、同一の構成要素に同一の符号を付して詳細な説明を省略する。本実施形態によれば、第1のコンタクト導体20及び第2のコンタクト導体21を同じ層に設けたので、絶縁層を一層分省略することができ、より薄型化されたコモンモードチョークコイルを構成することができる。
図5は、本発明の第3の実施形態によるコモンモードチョークコイル300の構成を示す略分解斜視図であって、層構造体12の構成を詳細に示すものである。そのため、図3では磁性基板11A、11B及び磁性体26が省略されている。
図5に示すように、このコモンモードチョークコイル300は、3層の層構造体12を有しており、第1のコンタクト導体20及び第2のコンタクト導体21が共に第2の絶縁層15B上に形成されている点に特徴を有している。つまり、第1及び第2のコンタクト導体20、21をコイル層間に形成したものである。その他の構成は第2の実施形態と同様であることから、同一の構成要素に同一の符号を付して詳細な説明を省略する。本実施形態によれば、第2の実施形態と同様、絶縁層を一層分省略することができ、より薄型化されたコモンモードチョークコイルを構成することができる。さらに、コンタクトホール24a、24bの長さと、コンタクトホール24c、24dの長さが同一になることから、インダクタンスのばらつきをさらに低減することが可能となる。
図6は、本発明の第4の実施形態によるコモンモードチョークコイル400の構成を示す略分解斜視図であって、層構造体12の構成を詳細に示すものである。そのため、図3では磁性基板11A、11B及び磁性体26が省略されている。
図6に示すように、このコモンモードチョークコイル400は、3層の層構造体12を有しており、第3及び第4のコイル導体18、19が共に第2の絶縁層15B上に形成されている点に特徴を有している。また、第1のコイル導体16は第1の絶縁層15A上に形成されており、第2のコイル導体17は第2の絶縁層15B上に形成されており、第1のコンタクト導体20及び第2のコンタクト導体21は第3の絶縁層15C上に形成されている。その他の構成は第1の実施形態と同様であることから、同一の構成要素に同一の符号を付して詳細な説明を省略する。本実施形態によれば、共通のマスクを用いて第3及び第4のコイル導体18、19を同時に形成することができるので、第3及び第4のコイル導体18、19を同一形状、同一厚み、且つ左右対称に形成することができる。
次に、コモンモードチョークコイル100乃至400が適用される信号伝送系について説明する。
図7は、コモンモードチョークコイルが適用される信号伝送系の一例を示す模式図である。
図7に示されるように、デジタルテレビ51とDVDプレーヤー52はHDMIケーブル53を介して接続されている。HDMIケーブル53は、差動伝送方式を用いたケーブルであり、プラグ53A、53Bを備えている。HDMIケーブル53の一方のプラグ53Aは、DVDプレーヤー52のHDMI端子を介して入出力部に接続されており、他方のプラグ53Bは、デジタルテレビ51のHDMI端子を介して入出力部に接続されている。DVDプレーヤー52から出力されたデジタル信号は、HDMIケーブル53を通してデジタルテレビ51に高速伝送される。デジタルテレビ51及びDVDプレーヤー52の入出力部には信号伝送回路60が設けられており、この信号伝送回路60によって信号ライン上のノイズの除去等が行われる。
図8は、第1の実施形態に係るコモンモードチョークコイル100を適用した信号伝送回路の等価回路図である。なお、コモンモードチョークコイル100の代わりに、第2乃至第4の実施形態に示したコモンモードチョークコイル200〜400を適用することも可能である。
図8に示すように、HDMIケーブル53に含まれる一対の信号ライン71、72には、ESD対策部品としてのバリスタ61、62がそれぞれ接続されており、コモンモードチョークコイル100はバリスタ61、62の前段に設けられている。コモンモードチョークコイル100は、第1及び第2のコイル導体16、17の一端がそれぞれHDMIケーブル53側、第3及び第4のコイル導体18、19の一端がそれぞれ内部回路側(バリスタ側)を向くように実装されることが好ましい。このように実装した場合には、入力信号に含まれるコモンモードノイズを第1及び第2のコイル導体16、17からなるコモンモードチョークコイルによって早期に除去することができる。また、特性インピーダンス調整用コイルをバリスタ61、62の近くに配置することができる。
る。
図9は、バリスタが接続された一対の信号ライン上の特性インピーダンスを示すグラフであり、横軸は信号ライン上の位置(ps/div)、縦軸は特性インピーダンス(Ω)をそれぞれ示している。
図9に示すように、バリスタが接続されていない一対の信号ラインの特性インピーダンス(グラフL0)は100(Ω)前後であり、測定範囲の全域にわたり概ね均一であるが、バリスタが接続された一対の信号ラインの特性インピーダンス(グラフL1)は、バリスタの接続位置において急激に低下している。このように、バリスタ等の容量性素子は特性インピーダンスを大きく低下させる要因となる。
図10は、バリスタが接続された一対の信号ラインに本発明に係るコモンモードチョークコイルを挿入したときの特性インピーダンスを示すグラフである。ここで、グラフL1は、コモンモードチョークコイルが挿入されていないときの特性インピーダンス(つまり図9のL1と同様)を示しており、グラフL2は、コモンモードチョークコイルを図8に示した向きで接続(順方向接続)したときの特性インピーダンスを示しており、グラフL3はこれと逆向きで接続(逆方向接続)したときの特性インピーダンスを示している。
図10に示すように、バリスタが接続された一対の信号ラインに対してコモンモードチョークコイルが接続されている場合には、順方向接続及び逆方向接続のいずれであっても、特性インピーダンスの急激な低下が抑制されていることが分かる。特に、コモンモードチョークコイル100を順方向接続した場合には、逆方向接続した場合よりもインピーダンス低下の抑制効果が大きいことが分かる。このことは、特性調整用インダクタの位置をバリスタに近づけたほうがより好ましいことを意味するものである。
以上のように、第1及び第2のバリスタ61、62の前段にコモンモードチョークコイル100を挿入した場合には、第1及び第2のバリスタ61、62による特性インピーダンスの低下を抑制することができる。また、DVDプレーヤー52から出力された信号は、外来ノイズをほとんど伴うことなく、HDMIケーブル53及び信号伝送回路60を通してデジタルテレビ51に入力する。したがって、高速且つ高品質なデジタル伝送を実現することができる。
以上、本発明をその好ましい実施形態に基づき説明したが、本発明は必ずしもこれらの実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の変更を加えることが可能であり、それらも本発明の範囲に包含されるものであることは言うまでもない。
例えば、上記実施形態においては、薄膜成形技術を用いて製造する、いわゆる薄膜タイプのコモンモードチョークコイルを例に挙げたが、本発明は薄膜タイプに限られるものではなく、印刷技術を用いて製造する、いわゆる積層タイプのコモンモードチョークコイルであってもよい。
図1は、本発明の第1の実施形態によるコモンモードチョークコイル100の構成を示す略斜視図である。 図2は、層構造体12の略分解斜視図である。 図3は、層構造体12中の全ての導体パターンを重ねて示す略平面図である。 図4は、本発明の第2の実施形態によるコモンモードチョークコイル200の構成を示す略分解斜視図である。 図5は、本発明の第3の実施形態によるコモンモードチョークコイル300の構成を示す略分解斜視図である。 図6は、本発明の第4の実施形態によるコモンモードチョークコイル400の構成を示す略分解斜視図である。 図7は、コモンモードチョークコイルが適用される信号伝送系の一例を示す模式図である。 図8は、コモンモードチョークコイル100を適用した信号伝送回路の等価回路図である。 図9は、バリスタが接続された一対の信号ライン上の特性インピーダンスを示すグラフである。 図10は、バリスタが接続された一対の信号ラインに本発明に係るコモンモードチョークコイルを挿入したときの特性インピーダンスを示すグラフである。
符号の説明
11A 第1の磁性基板
11B 第2の磁性基板
12 層構造体
14a 端子電極
14b 端子電極
14c 端子電極
14d 端子電極
15A 第1の絶縁層
15B 第2の絶縁層
15C 第3の絶縁層
15D 第4の絶縁層
15E 第5の絶縁層
16 第1のコイル導体
17 第2のコイル導体
18 第3のコイル導体
19 第4のコイル導体
20 第1のコンタクト導体
21 第2のコンタクト導体
22 第1の引き出し導体
23 第2の引き出し導体
24a コンタクトホール
24b コンタクトホール
24c コンタクトホール
24d コンタクトホール
25 開口
26 磁性体
27 方向性マーク
51 デジタルテレビ
52 DVDプレーヤー
53 HDMIケーブル
53A プラグ
53B プラグ
60 信号伝送回路
61 バリスタ
62 バリスタ
71 信号ライン
72 信号ライン
100 コモンモードチョークコイル
200 コモンモードチョークコイル
300 コモンモードチョークコイル
400 コモンモードチョークコイル

Claims (11)

  1. 互いに磁気結合される第1及び第2のコイル導体と、
    前記第1のコイル導体に電気的に直列接続されると共に、前記第1のコイル導体に実質的に磁気結合しない第3のコイル導体と、
    前記第2のコイル導体に電気的に直列接続されると共に、前記第2のコイル導体に実質的に磁気結合しない第4のコイル導体とを備え、
    前記第3のコイル導体と前記第4のコイル導体とは、実質的に磁気結合しておらず、且つ、所定の中心線を基準として線対称な関係を有することを特徴とするコモンモードチョークコイル。
  2. 前記第1のコイル導体の内周側端部と前記第3のコイル導体とを接続する第1のコンタクト導体と、
    前記第2のコイル導体の内周側端部と前記第4のコイル導体とを接続する第2のコンタクト導体とをさらに備えることを特徴とする請求項1に記載のコモンモードチョークコイル。
  3. 前記第1のコンタクト導体は、前記第3のコイル導体の内周側端部に接続されており、
    前記第2のコンタクト導体は、前記第4のコイル導体の内周側端部に接続されていることを特徴とする請求項2に記載のコモンモードチョークコイル。
  4. 前記第1のコンタクト導体と前記第2のコンタクト導体とは、前記所定の中心線を基準として線対称な関係を有することを特徴とする請求項2又は3に記載のコモンモードチョークコイル。
  5. 前記第1のコンタクト導体と前記第2のコンタクト導体とが同一の層に設けられていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載のコモンモードチョークコイル。
  6. 前記第3のコイル導体と第4のコイル導体とが同一の層に設けられていることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載のコモンモードチョークコイル。
  7. 前記第1及び第2のコイル導体のいずれか一方が、前記第3及び第4のコイル導体と同一の層に設けられていることを特徴とする請求項6に記載のコモンモードチョークコイル。
  8. 前記第3のコイル導体と及び第4のコイル導体との間の最短距離は、前記第3及び第4のコイル導体のピッチの3倍以上に設定されていることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか一項に記載のコモンモードチョークコイル。
  9. 前記第2のコイル導体の幅が前記第1のコイル導体の幅よりも狭いことを特徴とする請求項1乃至8のいずれか一項に記載のコモンモードチョークコイル。
  10. コモンモードチョークコイル本体の側面に形成された方向性マークをさらに備えることを特徴とする請求項1乃至9のいずれか一項に記載のコモンモードチョークコイル。
  11. 前記方向性マークは、第1乃至第4のコイル導体並びに前記第1及び第2のコンタクト導体のいずれかと同一の層に設けられた導体パターンであることを特徴とする請求項10に記載のコモンモードチョークコイル。
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