JP2008265642A - ステアリングコラム取付部構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】主に、非可動ブラケットをなくし得るようにする。
【解決手段】可動境界部41が、前後の取付部36,37にそれぞれ設定され、仮保持部38が、ステアリングコラム34に設けられた仮保持用係止部51と、コラムブラケット35に設けられて、仮保持用係止部51との間で仮保持可能な仮保持治具52とを有し、仮保持用係止部51が、ステアリングコラム34から直接的に突設されると共に、仮保持治具52が、コラムブラケット35に対するステアリングコラム34の固定完了後に、仮保持治具着脱可能支持部55を介して、取外可能に設置され、且つ、仮保持治具52の取外後に、コラムブラケット35に対してステアリングコラム34が、可動境界部41である前後の取付部36,37を介して、直接的に固定可能に構成されるようにしている。
【選択図】図1

Description

この発明は、ステアリングコラム取付部構造に関するものである。
自動車などの車両には、車室内の前部にインストルメントパネルが設けられている。このインストルメントパネルの内部には、ほぼ車幅方向へ延びて左右の車体パネル間を連結する車体強度部材が設けられている。そして、この車体強度部材の下方には、ほぼ車両前後方向へ延びるステアリングコラムが配設されている。上記した車体強度部材には、コラムブラケットが固設されている。このコラムブラケットに対して、ステアリングコラムがボルト固定されている(例えば、特許文献1参照)。
例えば、図5の場合、ほぼ車幅方向1へ延びる車体強度部材2に固設されたコラムブラケット3の下部に対し、ほぼ車両前後方向4へ延びるステアリングコラム5が、前後の取付部6,7を介して取付けられている。
また、前側の取付部6またはその近傍には、コラムブラケット3に対してステアリングコラム5を仮保持可能な仮保持部8が備えられている。
更に、ステアリングコラム5が、コラムブラケット3に対して緊急時に前方移動可能な可動部とされると共に、ステアリングコラム5を前方移動可能な可動境界部9が備えられている。
このような構成のために、ステアリングコラム5には、予め、非可動ブラケット11が取付けられている。この非可動ブラケット11は、コラムブラケット3の前部3aに対応するものである。そして、この非可動ブラケット11とコラムブラケット3の前部3aとの間に、前側の取付部6と仮保持部8とが設けられる。
ここで、前側の取付部6は、コラムブラケット3の前部3aと非可動ブラケット11との間に設けられた、ほぼ上下方向にボルト締結可能な丸孔13,14などとされている。
また、仮保持部8は、コラムブラケット3の前部3aから下方で且つ後方へ向けて突設されたフック部15と、非可動ブラケット11の対応する位置に形成された対応する係止用孔部16とを有している。
一方、ステアリングコラム5には、後部取付形状部12が形成されている。この後部取付形状部12は、コラムブラケット3の後部3bに対応するものである。そして、この後部取付形状部12とコラムブラケット3の後部3bとの間に、後側の取付部7が設けられる。
ここで、後側の取付部7は、コラムブラケット3の後部3bからほぼ下方へ向けて突設されたスタッドボルト17と、ステアリングコラム5の後部取付形状部12の対応する位置に形成されたほぼ車両前後方向4へ延びる長孔部18とを有している。
そして、上記した可動境界部9は、ステアリングコラム5に対する非可動ブラケット11の取付部分、および、後側の取付部7に設定されている。
即ち、前側の取付部6が、可動境界部9ではない非可動締結部とされると共に、後側の取付部7が可動境界部9となる可動締結部とされ、且つ、ステアリングコラム5と非可動ブラケット11との取付部分が、可動取付部とされる。
このような構成において、車体強度部材2に固設されたコラムブラケット3に対して、ステアリングコラム5を取付けるには、以下のようにする。
先ず、仮保持部8を利用してステアリングコラム5の仮保持を行わせる。即ち、コラムブラケット3の前部3aに設けられたフック部15に対し、ステアリングコラム5の非可動ブラケット11に形成された係止用孔部16を係止させるようにする。
次に、フック部15と係止用孔部16との係止部分を中心としてステアリングコラム5の後端部を上方へ回動させて、後側の取付部7を取付ける。即ち、コラムブラケット3の後部3bとステアリングコラム5の後部取付形状部12とを当接させ、この時、コラムブラケット3の後部3bから突設されたスタッドボルト17へ、ステアリングコラム5の後部取付形状部12に形成された長孔部18を嵌め、このスタッドボルト17の下端部に、ナットを螺着することにより、コラムブラケット3の後部3bと後部取付形状部12との間を締結する。
最後に、前側の取付部6を取付ける。即ち、コラムブラケット3の前部3aと非可動ブラケット11との間に設けられた、丸孔13,14に対し、ほぼ上下方向にボルトを挿入し、ナットを螺着して、コラムブラケット3の前部3aと非可動ブラケット11との間を締結する。このように、前側の取付部6による取付けが済むと、ステアリングコラム5とスタッドボルト17との間に介在された非可動ブラケット11は、コラムブラケット3の前部3aに対し、緊急時であっても動かないように固定される。
以上により、コラムブラケット3に、ステアリングコラム5が取付けられる。この際、前側の取付部6は、あたかも非可動ブラケット11を介して間接的に取付けられている状態となる。
そして、緊急時には、コラムブラケット3に対し、ステアリングコラム5が前方移動することにより、乗員の二次衝突による荷重入力などを吸収する。この際、この前方移動は、ステアリングコラム5に対する非可動ブラケット11の取付部分、および、後側の取付部7に設定された可動境界部9を境として行われる。
特開平5−330435号公報
しかしながら、上記ステアリングコラム取付部構造では、仮保持部8が緊急時におけるステアリングコラム5の前方移動を妨げないようにするために、コラムブラケット3とステアリングコラム5との間に非可動ブラケット11を介在させて、この非可動ブラケット11とコラムブラケット3との間に仮保持部8を設けるようにしていたが、このようにすると、構造が複雑化するため、組付工数や部品点数が増えたりするなどの問題があった。
上記課題を解決するために、請求項1に記載された発明では、ほぼ車幅方向へ延びる車体強度部材の下方に、ほぼ車両前後方向へ延びるステアリングコラムが配設され、前記車体強度部材に固設されたコラムブラケットに対し、前記ステアリングコラムが、前後の取付部を介して取付けられ、前側の取付部の近傍に、コラムブラケットに対してステアリングコラムを仮保持可能な仮保持部が備えられ、ステアリングコラムが、コラムブラケットに対して、緊急時に前方移動可能な可動部とされると共に、ステアリングコラムを前方移動可能な可動境界部が備えられたステアリングコラム取付部構造において、前記可動境界部が、前後の取付部にそれぞれ設定され、前記仮保持部が、ステアリングコラムに設けられた仮保持用係止部と、コラムブラケットに設けられて、前記仮保持用係止部との間で仮保持可能な仮保持治具とを有し、前記仮保持用係止部が、ステアリングコラムから直接的に突設されると共に、前記仮保持治具が、コラムブラケットに対するステアリングコラムの固定完了後に、仮保持治具着脱可能支持部を介して、取外可能に設置され、且つ、仮保持治具の取外後に、コラムブラケットに対してステアリングコラムが、可動境界部である前後の取付部を介して、直接的に固定可能に構成されたステアリングコラム取付部構造を特徴としている。
請求項2に記載された発明では、前記仮保持治具が、ほぼ車幅方向へ延びる係止ピンであり、前記仮保持治具着脱可能支持部が、前記コラムブラケットの前部に設けられて、前記係止ピンを挿脱自在に支持可能なピン受部である請求項1記載のステアリングコラム取付部構造を特徴としている。
請求項1の発明によれば、ほぼ車幅方向へ延びる車体強度部材の下方に、ほぼ車両前後方向へ延びるステアリングコラムが配設され、前記車体強度部材に固設されたコラムブラケットに対し、前記ステアリングコラムが、前後の取付部を介して取付けられ、前側の取付部の近傍に、コラムブラケットに対してステアリングコラムを仮保持可能な仮保持部が備えられ、ステアリングコラムが、コラムブラケットに対して、緊急時に前方移動可能な可動部とされると共に、ステアリングコラムを前方移動可能な可動境界部が備えられたステアリングコラム取付部構造において、前記可動境界部が、前後の取付部にそれぞれ設定され、前記仮保持部が、ステアリングコラムに設けられた仮保持用係止部と、コラムブラケットに設けられて、前記仮保持用係止部との間で仮保持可能な仮保持治具とを有し、前記仮保持用係止部が、ステアリングコラムから直接的に突設されると共に、前記仮保持治具が、コラムブラケットに対するステアリングコラムの固定完了後に、仮保持治具着脱可能支持部を介して、取外可能に設置され、且つ、仮保持治具の取外後に、コラムブラケットに対してステアリングコラムが、可動境界部である前後の取付部を介して、直接的に固定可能に構成されたことにより、以下のような作用効果を得ることができる。即ち、仮保持治具を取外可能としたことにより、以下のような作用効果を得ることができる。即ち、仮保持治具を取外可能としたことにより、コラムブラケットに対して可動部であるステアリングコラムを直接的に固定することが可能となるので、仮保持治具を設置するための非可動ブラケットなどを予めステアリングコラムに取付けておく必要がなくなり、以て、構造の簡略化、組付けの容易化、作動の確実性向上などを図ることができる。また、これに伴い、非可動ブラケット廻りの部品点数の削減などを図ることが可能となると共に、その分の重量低下やコストダウンや部品サイズダウンなどを得ることも可能となる。
請求項2の発明によれば、前記仮保持治具が、ほぼ車幅方向へ延びる係止ピンであり、前記仮保持治具着脱可能支持部が、前記コラムブラケットの前部に設けられて、前記係止ピンを挿脱自在に支持可能なピン受部であることにより、仮保持治具を、簡単にセットしたり取外したりすることが可能で且つ取扱いが容易な構造を得ることができる。
以下、本発明を具体化した実施例について、図示例と共に説明する。
図1〜図4は、この発明の実施例を示すものである。
まず、構成について説明する。
自動車などの車両には、車室内の前部にインストルメントパネルが設けられている。このインストルメントパネルの内部には、ほぼ車幅方向31へ延びて左右の車体パネル間を連結する車体強度部材32が設けられている。この車体強度部材32は、クロスカービームやステアリングサポートメンバなどと呼ばれている。この場合、車体強度部材32は、金属製の丸パイプで構成されている。
そして、この車体強度部材32の下方には、ほぼ車両前後方向33へ延びるステアリングコラム34が配設されている。ステアリングコラム34は、前部よりも後部が高くなるように若干傾斜されている。なお、ステアリングコラム34は、比較的複雑な構成を有しているため、詳細な構成については省略する。
上記した車体強度部材32には、コラムブラケット35が溶接などによって固設されている。この場合、コラムブラケット35は、上部コラムブラケット35aと、下部コラムブラケット35bにて構成されているが、これに限るものではない。この場合、上部コラムブラケット35aは、車体強度部材32の前後に亘って延びるものとされている。また、下部コラムブラケット35bは、上部コラムブラケット35aの前側部分の下部などに固定されている。上部コラムブラケット35aは、車両前方から視て、ほぼ上向きコ字状を呈している。また、下部コラムブラケット35b、車両前方から視て、ほぼ下向きコ字状を呈している。このコラムブラケット35の下部に対して、ステアリングコラム34が固定される。
即ち、コラムブラケット35に対し、ステアリングコラム34が、前後の取付部36,37を介して取付けられる。
また、前側の取付部36またはその近傍には、コラムブラケット35に対してステアリングコラム34を仮保持可能な仮保持部38が備えられている。
更に、ステアリングコラム34が、コラムブラケット35に対して緊急時に前方移動可能な可動部39とされると共に、ステアリングコラム34を前方移動可能な可動境界部41が備えられている。
なお、ステアリングコラム34には、予め、前後の取付形状部42,43が形成されている。前側の取付形状部42は、下部コラムブラケット35bと対応するものであり、後側の取付形状部43は、上部コラムブラケット35aの後側部分と対応するものである。そして、前側の取付形状部42と、コラムブラケット35の前部(下部コラムブラケット35b。以下同様)との間に、前側の取付部36および仮保持部38が設けられている。仮保持部38は、前側の取付部36よりも前の位置に設けられている。また、後側の取付形状部43と、コラムブラケット35の後部(上部コラムブラケット35aの後側部分。以下同様)との間に、後側の取付部37が設けられている。
そして、この実施例のものでは、可動境界部41が、前後の取付部36,37にそれぞれ設定されるようにする。
ここで、前側の取付部36は、コラムブラケット35の前部と、ステアリングコラム34の前側の取付形状部42との間に設けられて、ほぼ車幅方向31に延びるボルト45によって締結可能な、ボルト孔46,47(横孔)を有している。このボルト孔46,47の少なくとも一方を長孔として、可動締結部となるようにすることにより、可動境界部41が設定されている。この場合、コラムブラケット35のボルト孔46が丸孔とされ、前側の取付形状部42のボルト孔47が長孔とされている。
そして、後側の取付部37は、コラムブラケット35の後部からほぼ下方へ向けて突設されたスタッドボルト48と、ステアリングコラム34の後側の取付形状部43の対応する位置に形成された、ほぼ車両前後方向33へ延びる長孔部49とを有している。この長孔部49によって可動締結部となることにより、可動境界部41が設定されている。
また、仮保持部38が、ステアリングコラム34に設けられた仮保持用係止部51と、コラムブラケット35に設けられて、仮保持用係止部51との間で仮保持可能な仮保持治具52とを有している。
この仮保持用係止部51は、ステアリングコラム34から直接的に突設されている。この仮保持用係止部51は、ステアリングコラム34の前側の取付形状部42の前部に設けられたL型係止片53などとされている。このL型係止片53は、取付形状部42の前部に対して取付け可能な縦向きの取付面部と、この取付面部の上端部からほぼ前方へ延びる係止面部とを有している。この場合、仮保持用係止部51は、別部材とされて前側の取付形状部42の前部に溶接やリベットなどによって一体に固定されているが、切起こしなどによって形成することもできる。
また、仮保持治具52は、コラムブラケット35に対するステアリングコラム34の固定完了後に、仮保持治具着脱可能支持部55を介して、取外可能に設置されている。
且つ、この仮保持治具52の取外後に、コラムブラケット35に対してステアリングコラム34が、可動境界部41である前後の取付部36,37(のみ)を介して、直接的に固定可能に構成されている。
より具体的には、仮保持治具52が、ほぼ車幅方向31へ延びる係止ピン56とされている。この係止ピン56は、一端側に、手で操作できるようにするための摘み部56aなどを備えても良い。
また、仮保持治具着脱可能支持部55が、コラムブラケット35の前部に設けられて、係止ピン56を挿脱自在に支持可能なピン受部57とされている。このピン受部57は、上側に開いたフック形状などとされている。
次に、この実施例の作用について説明する。
車体強度部材32に固設されたコラムブラケット35に対して、ステアリングコラム34を取付けるには、以下のようにする。
先ず、仮保持部38を利用して、コラムブラケット35に、ステアリングコラム34を仮保持させる。即ち、コラムブラケット35に設けられた仮保持治具52と、ステアリングコラム34に設けられた仮保持用係止部51との間で仮保持を行わせる。
より具体的には、予め、コラムブラケット35の前部に設けられた仮保持治具着脱可能支持部55としてのピン受部57に、仮保持治具52としての係止ピン56を挿入保持させておき、この係止ピン56に仮保持用係止部51としてのL型係止片53を係止させる。
次に、L型係止片53と係止ピン56との係止部分を中心としてステアリングコラム34の後端部を上方へ回動させることにより、コラムブラケット35の後部から突設されたスタッドボルト48へ、ステアリングコラム34の後側の取付形状部43に形成された長孔部49を嵌め、このスタッドボルト48の下端部に、ナットを螺着することにより、コラムブラケット35の後部と取付形状部42,43との間を締結する(後側の取付部37、可動境界部41、可動締結部)。
最後に、コラムブラケット35の前部と前側の取付形状部42との間に設けられた、ボルト孔46,47(横孔)に対し、ほぼ車幅方向31にボルト45を挿入し、ナットを螺着して、コラムブラケット35の前部と前側の取付形状部42との間を締結する(前側の取付部36、可動締結部)。このように、前側の取付部36による取付けが済むと、前側の取付形状部42は、コラムブラケット35の前部に対し、緊急時であっても動かないように固定される。
以上により、コラムブラケット35に、ステアリングコラム34が取付けられる。この際、ステアリングコラム34は、コラムブラケット35に直接的に取付けられることとなる。
そして、緊急時には、コラムブラケット35に対してステアリングコラム34が前方移動することにより、乗員の二次衝突による荷重入力を吸収することができる。なお、この前方移動は、ステアリングコラム34に対する前側の取付部36、および、後側の取付部37に設定された可動境界部41にて行われる。
この実施例によれば、ほぼ車幅方向31へ延びる車体強度部材32の下方に、ほぼ車両前後方向33へ延びるステアリングコラム34が配設され、車体強度部材32に固設されたコラムブラケット35に対し、ステアリングコラム34が、前後の取付部36,37を介して取付けられ、前側の取付部36の近傍に、コラムブラケット35に対してステアリングコラム34を仮保持可能な仮保持部38が備えられ、ステアリングコラム34が、コラムブラケット35に対して緊急時に前方移動可能な可動部39とされると共に、ステアリングコラム34を前方移動可能な可動境界部41が備えられたステアリングコラム取付部構造において、可動境界部41が、前後の取付部36,37にそれぞれ設定され、仮保持部38が、ステアリングコラム34に設けられた仮保持用係止部51と、コラムブラケット35に設けられて、仮保持用係止部51との間で仮保持可能な仮保持治具52とを有し、仮保持用係止部51が、ステアリングコラム34から直接的に突設されると共に、仮保持治具52が、コラムブラケット35に対するステアリングコラム34の固定完了後に、仮保持治具着脱可能支持部55を介して、取外可能に設置され、且つ、仮保持治具52の取外後に、コラムブラケット35に対してステアリングコラム34が、可動境界部41である前後の取付部36,37を介して、直接的に固定可能に構成されたことにより、以下のような作用効果を得ることができる。
即ち、仮保持治具52を取外可能としたことにより、コラムブラケット35に対して可動部39であるステアリングコラム34を直接的に固定することが可能となるので、仮保持治具52を設置するための非可動ブラケットなどを予めステアリングコラム34に取付けておく必要がなくなり、以て、構造の簡略化、組付けの容易化、作動の確実性向上などを図ることができる。また、これに伴い、非可動ブラケット廻りの部品点数の削減が得られると共に、その分の重量低下やコストダウンや部品サイズダウンなどを得ることができる。
また、仮保持治具52が、ほぼ車幅方向31へ延びる係止ピン56であり、仮保持治具着脱可能支持部55が、コラムブラケット35の前部に設けられて、係止ピン56を挿脱自在に支持可能なピン受部57であることにより、簡単にセットしたり取外したりすることが可能で且つ取扱いが容易な構造を得ることができる。
以上、この発明の実施例を図面により詳述してきたが、実施例はこの発明の例示にしか過ぎないものであるため、この発明は実施例の構成にのみ限定されるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があってもこの発明に含まれることは勿論である。また、例えば、各実施例に複数の構成が含まれている場合には、特に記載がなくとも、これらの構成の可能な組合せが含まれることは勿論である。また、複数の実施例や変形例が示されている場合には、特に記載がなくとも、これらに跨がった構成の組合せのうちの可能なものが含まれることは勿論である。また、図面に描かれている構成については、特に記載がなくとも、含まれることは勿論である。
本発明の実施例にかかるステアリングコラム取付部構造の分解斜視図である。 図1の組付状態の側面図である。 図2の部分拡大斜視図である。 図3の部分拡大側面図である。 従来例の分解斜視図である。
符号の説明
31 車幅方向
32 車体強度部材
33 車両前後方向
34 ステアリングコラム
35 コラムブラケット
36 取付部
37 取付部
38 仮保持部
39 可動部
41 可動境界部
51 仮保持用係止部
52 仮保持治具
55 仮保持治具着脱可能支持部
56 係止ピン
57 ピン受部

Claims (2)

  1. ほぼ車幅方向へ延びる車体強度部材の下方に、ほぼ車両前後方向へ延びるステアリングコラムが配設され、
    前記車体強度部材に固設されたコラムブラケットに対し、前記ステアリングコラムが、前後の取付部を介して取付けられ、
    前側の取付部の近傍に、コラムブラケットに対してステアリングコラムを仮保持可能な仮保持部が備えられ、
    ステアリングコラムが、コラムブラケットに対して、緊急時に前方移動可能な可動部とされると共に、ステアリングコラムを前方移動可能な可動境界部が備えられたステアリングコラム取付部構造において、
    前記可動境界部が、前後の取付部にそれぞれ設定され、
    前記仮保持部が、ステアリングコラムに設けられた仮保持用係止部と、コラムブラケットに設けられて、前記仮保持用係止部との間で仮保持可能な仮保持治具とを有し、
    前記仮保持用係止部が、ステアリングコラムから直接的に突設されると共に、
    前記仮保持治具が、コラムブラケットに対するステアリングコラムの固定完了後に、仮保持治具着脱可能支持部を介して、取外可能に設置され、
    且つ、仮保持治具の取外後に、コラムブラケットに対してステアリングコラムが、可動境界部である前後の取付部を介して、直接的に固定可能に構成されたことを特徴とするステアリングコラム取付部構造。
  2. 前記仮保持治具が、ほぼ車幅方向へ延びる係止ピンであり、
    前記仮保持治具着脱可能支持部が、前記コラムブラケットの前部に設けられて、前記係止ピンを挿脱自在に支持可能なピン受部であることを特徴とする請求項1記載のステアリングコラム取付部構造。
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