JP2008264875A - 希土類合金鋳造板及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】均一な厚みの希土類合金鋳造板及びその製造方法を提供する。
【解決手段】本発明は、板厚の平均値がDであり、その板厚分散値がσである希土類合金鋳造板において、平均値Dは0.1mm〜1.0mmの範囲であり、少なくとも80%の希土類合金鋳造板の厚さが[D−0.1mm、D+0.1mm]の範囲にあり、σ≦0.015mmであることを特徴とする。この希土類合金は、Sc、Yを含めた17種の希土類元素の1種または2種以上であるRと、Fe以外の遷移元素である、Al、Ga、In、C、N、Si、Ge、Sn、Pb、Mg、Caの中の1種または2種以上であるMと、ホウ素であるBとからなる、R−(Fe,M)−B系の組成であり、Rの含有量が26.0〜50.0wt%、Mの含有量が0〜10.0wt%、Bの含有量が0〜1.5wt%、残部がFe及び不可避不純物からなる。
【選択図】図3

Description

本発明は、希土類磁性体材料の製造に関するものであり、特に、厚さの均一な希土類合金鋳造板及びその製造方法に関する。
NdFeB磁性体は、優れた磁性を持つため、コンピューター、情報電子、国防等の様々な分野に利用され、ハイテク技術及び人々の日常生活において非常に重要な役割を果たしている。そして、デバイスの小型化と多機能化につれて、高性能NdFeB系磁性体の応用は、益々広くなる見込みである。
磁性体用NdFeB系合金の製造工程としては、主にインゴット製造工程とストリップキャスティング工程に分けられる。そのうち、従来のインゴット製造工程は、冷却速度が遅いため、鋳造過程でα−Feを形成しやすい。α−Feは、変態性があり、かつ合金粉砕時の粉砕効率を低下させる。また、成分の変動、あるいは粒度の分布の影響により、磁性体の性能を低下させることがある。一方、NdFeB系合金のミクロ組織におけるRに富む相の偏析を発生させて、Rに富む相をインゴットの中で局部的に集合させ、Rに富む相とR14B相との混合を不均一にさせることがある。尚、Rとは、Sc、Yを含めた17種(ランタノイド)の希土類元素の1種または2種以上をいう。
上述の問題を解決するために、ストリップキャスティング工程を提供している。ストリップキャスティング工程は、従来のインゴット製造工程に比べて重大な変革となる。ストリップキャスティング工程では、溶融した合金を回転する水冷ローラに注ぎ、厚さが0.1〜1.0mmの合金鋳造板を形成する。ストリップキャスティング過程において、溶融した合金は、速やかに冷却し固体化されることにより、α−Feの析出を抑え、かつ組織が細かく、結晶粒が細かく分散しており、粒界の面積が大きい。Rに富む相が粒界内に薄く分散しているので、Rに富む相が均一に分散した組織になっている。そのため、母合金のミクロ組織を改善し、磁気性能を向上することができる。従って、NdFeB合金鋳造板を使用して高性能磁性体を製造する場合、このストリップキャスティング工程を採用することが、NdFeB系の磁性体製造業界の必然な発展趨勢になっている。
先行技術としての特許文献1、特許文献2、特許文献3には、NdFeB系合金鋳造板及びその製造方法を公開しているが、これら先行技術には、主に鋳造板の成分、組織及び製造方法が含まれている。また、特許文献4、特許文献5には、NdFeB系合金鋳造板の成分、組織及びその鋳造板表面の粗度に関して公開されている。そして、特許文献6には、NdFeB系合金鋳造板の製造工程が公開されている。さらに、特許文献7〜特許文献12には、NdFeB系合金鋳造板の成分、組織及び製造方法が公開されているが、主な内容は、つぎの通りである。Rは、27.0〜34.0wt%である。そのうち、Rは、希土類元素の一種または2種以上のものを採用する。Ndに富む相の間隔(即ち主相結晶粒大きさ)は3〜15μmで、主相のNdFe14Bの体積(%)は少なくとも88%であり、その鋳造板の厚さは0.03〜10mmとなっている。製造方法としては、上述の成分を含めた合金液を回転するローラに注ぎ、冷却して鋳造板を形成する。しかし、これらの先行文献で開示された従来技術では、いずれも、鋳造板の品質を評価する重要な指標としての、厚さが均一という性能を満足していないので、製造した磁性体の性能がいずれも比較的低い傾向となる。
中国特許第97111284.3号明細書 米国特許第6322637号明細書 米国特許第2002017340号公報 中国特許第02805097.5号明細書 中国特許第02800585.6号明細書 米国特許第5930582号明細書 特開平05−222488号公報 特開平08−111307号公報 特開平09−170055号公報 特開平10−036949号公報 特開2000−219942号公報 特開2004−143595号公報
先般、本願発明者らは、研究により、NdFeB合金鋳造板の厚さの均一性が、ミクロ組織に比較的大きな影響を与えるため、焼結希土永久磁石、即ち磁性体の性能に影響を与えることを見出した。均一厚さの希土類合金鋳造板は、優れたミクロ組織となるため、高性能の希土永久磁石の製造に好適であることが判明した。その影響のメカニズムは、下記の通りである。
(1)希土類合金鋳造板において、結晶粒のサイズが球形に近く、鋭い縁、角及び突出部位がないので、保磁力の向上に有利である。縁、角及び突出部位には、大きな発散磁界があり、最大の発散磁界は4πMsに達することができるので、磁化反転磁区を形成し、保磁力を低下させることがある。
(2)希土類合金鋳造板において、NdFe14B結晶粒は、一層の厚さが約2nmの希土に富む相の薄層に包囲されているので、結晶粒と結晶粒とがそれぞれ孤立しており、磁気的交換カップリングがなく、保磁力の向上に有利である。
(3)希土類合金鋳造板においては、主相のNdFe14Bの体積が大きい。細かい希土に富む相は、均一的に分布しており、焼結過程で液相焼結作用が働き、焼結磁性体の密度ρを向上できるので、高残留磁気Br及び高(BH)MAXの希土焼結磁性体の製造に有利となっている。
本発明は、ストリップキャスティング工程(STRIP CASTING TECHNOLOGY)を用いて、板の厚さを均一で、かつ制御可能な希土類合金鋳造板及びその製造方法に関する。焼結NdFeB系磁性体の製造においては、本発明に係る希土類合金鋳造板を採用することでより高い磁気性能を満足することができる。
希土類合金鋳造板の厚さの平均値μがいずれも0.3mmであるNdFeB合金鋳造板A、厚さの均等性が異なるNdFeB合金鋳造板Bの2種のNdFeB合金鋳造板を例として比較した。Aは、本発明に係る希土類合金鋳造板であるが、その板厚さの分散値(バリアンス)σは0.002であった。一方、Bは、従来のストリップキャスティング工程で製造した希土類合金鋳造板であるが、その板厚さの分散(バリアンス)σは0.02であった。この鋳造板Aについて、主相となる柱状晶は、逆熱流方向に沿って平行に成長しており、結晶粒の大きさが均一であった。しかし、鋳造板Bの柱状晶の結晶粒のサイズは、それほど均一ではなかった。この2種の希土類合金鋳造板の品質を比較するために、同じ工程でA、B鋳造板を用いて、同時に焼結NdFeB系磁性体に製作した。その結果、鋳造板Aで製造された焼結NdFeB系磁性体の最大のエネルギー積、すなわち(BH)MAXは、406kJ/mに及んだ。B合金鋳造板でできた焼結NdFeB磁性体の最大の(BH)MAXはわずか371kJ/mであった。従って、厚さの均一性は、希土類合金鋳造板の品質の重要な指標の一つであり、鋳造板の厚さの均一性によって、できた希土類磁性体に比較的大きな性能の相違がある。
具体的には、本発明は、板厚の平均値がDであり、その板厚分散値がσである希土類合金鋳造板において、平均値Dは0.1mm〜1.0mmの範囲であり、少なくとも80%の希土類合金鋳造板の厚さが[D−0.1mm、D+0.1mm]の範囲にあり、σ≦0.015mmであることを特徴とする。
希土類合金鋳造板における主相のNdFe14B結晶粒が柱状晶であり、該柱状晶の体積が希土類合金鋳造板の少なくとも80%を有しており、該柱状晶の幅は0.2μm〜50.0μmであり、該柱状晶の長さは1.0μm〜500μmであることが好ましい。
希土類合金は、Sc、Yを含めた17種の希土類元素の1種または2種以上であるRと、Fe以外の遷移元素である、Al、Ga、In、C、N、Si、Ge、Sn、Pb、Mg、Caの中の1種または2種以上であるMと、ホウ素であるBとからなる、R−(Fe,M)−B系の組成であり、Rの含有量が26.0〜50.0wt%、Mの含有量が0〜10.0wt%、Bの含有量が0〜1.5wt%、残部がFe及び不可避不純物からなることが好ましい。
また、希土類合金は、Rの含有量が26.0〜38.0wt%、Mの含有量が0〜10.0wt%、Bの含有量が0.8wt〜1.5wt%、残部がFe及び不可避不純物からなるものが好ましい。
さらに希土類合金は、Sc、Yを含めた17種の希土類元素の1種または2種以上であるRと、Ti、V、Cr、Mn、Co、Ni、Cu、Zn、Zr、Nb、Mo、Ta、W、Al、Ga、C、Ge、Sn、Pb、Mg、Caの中の1種または2種以上であるMと、ホウ素であるBとからなる、R−(Fe,M)−B系の組成であり、Rの含有量が28.0〜35.0wt%、Mの含有量が0〜8.0wt%、Bの含有量が0.8〜1.5wt%、残部がFe及び不可避不純物からなることが好ましい。
本発明に係る希土類合金鋳造板は、少なくとも90%の合金鋳造板の厚さが[D−0.1mm、D+0.1mm]の範囲にあり、σ≦0.01mmであることが好ましく、少なくとも95%の希土類合金鋳造板の厚さが[D−0.1mm、D+0.1mm]の範囲にあり、σ≦0.008mmであることがより好ましい。また、
また、本発明に係る希土類合金鋳造板は、少なくとも80%の希土類合金鋳造板の厚さが[D−0.05mm、D+0.05mm]の範囲にあり、σ≦0.008mmであることが好ましく、少なくとも90%の希土類合金鋳造板の厚さが[D−0.05mm、D+0.05mm]の範囲にあり、σ≦0.006mmであることがより好ましい。
本発明に係る希土類合金鋳造板は、その板厚の平均値Dが0.2mm〜0.5mmであることが好ましい。
本発明の希土類合金鋳造板に関し、その板厚さの測定方法は次のように行うことができる。各希土類合金鋳造板の異なる部位から5つの点をランダムに選択し、測微カリパス(コンパス型の計測器)またはノギスでその厚みを測定する。その平均値μは、測定した板厚さXiより、数1の式により算出される。また、その分散値は、数2の式により算出される。これら数式のNは、大きい程好ましい。しかし、効率を考慮して、一般的には、Nを30〜100に設定すればよい。本発明に関して示すデータは、いずれもN=50を基準としている。
そして、本発明に係る希土類合金鋳造板は、主相のNdFe14B結晶の体積が希土類合金鋳造板の少なくとも85%を有していることが好ましく、少なくとも91%を有していることがより好ましい。
上記した本発明の希土類合金鋳造板は次のようにして製造することができる。本発明に係る希土類合金鋳造板の製造方法は、溶融した希土類合金を、ストリップキャスティング用容器を通して回転する水冷ローラに注ぎ、均一厚さの希土類合金鋳造板を形成するものであり、冷却速度条件を、融点〜800℃の場合は10〜10℃/sとし、または800℃〜600℃の場合は100℃/s以下と調整することを特徴とする。この冷却速度は、水冷ローラに注がれた希土類合金の溶融液の温度を対象としている。
本発明の希土類合金鋳造板の製造方法における希土類合金を溶融する加熱方式は、中周波誘導加熱、高周波誘導加熱、アーク加熱、電気抵抗線加熱のいずれかによることが好ましい。
また、本発明に係る希土類合金鋳造板の製造方法では、水冷ローラに注ぐ希土類合金の流量を100g/s〜10000g/sの範囲に制御することが好ましい。
そして、形成される希土類合金鋳造板の幅を50mm〜600mmの範囲に制御することが好ましい。
さらに、本発明に係る希土類合金鋳造板の製造方法では、ストリップキャスト温度を1300℃〜1600℃の範囲に調整することが好ましい。このストリップキャスト温度は、水冷ローラに注がれる際の希土類合金の溶融液の温度である。
また、本発明に係る希土類合金鋳造板の製造方法では、水冷ローラの回転速度を0.2m/s〜5.0m/sの範囲に制御することが好ましい。
本発明に係る希土類合金鋳造板の製造に用いる希土類合金の原料は、機械破砕または水素粉砕(HD:HYDROGEN DECREPITATION)の方法により製造された合金粉末であることが好ましい。
上記した本発明に係る希土類合金鋳造板の製造方法は、厚さの制御方法として、溶融した希土類合金の供給流量、製造する板幅、ストリップキャスト温度及び水冷ローラ回転速度の組合せを最適化して、安定的に製造することを行い、厚さが均一の希土類合金鋳造板を製造する。その結果、本発明に係る希土類合金鋳造板の製造方法により得られた希土類合金鋳造板は、その結晶粒のサイズとミクロ組織が非常に均一なものとなる。
厚さを均一に制御するメカニズムとして、合金鋳造板の厚さへの主な影響要素は、水冷ローラに注ぐ希土類合金の流量、板幅、ストリップキャスト温度及び水冷ローラ回転速度である。まず、同じ製造条件においては、流量が大きければ、希土類合金鋳造板の厚さも大きくなる傾向になる。また、板幅が増加すると、希土類合金鋳造板の厚さが小さくなる傾向になる。そして、ストリップキャスト温度が高いと、希土類合金鋳造板の厚さが小さくなる傾向になる。さらに、水冷ローラの回転速度が高いと、合金鋳造板の厚さが小さくなる傾向になる。従って、厚さが均一の希土類合金鋳造板を製造するためには、溶融した希土類合金液をストリップキャスティング用容器(ストリップキャスティング・トラフ)を通して、平面的な流入方式で回転する水冷ローラに注ぎ、それから、水冷ローラに注ぐ希土類合金の流量、板幅、ストリップキャスト温度及び水冷ローラ回転速度を厳しく制御する必要がある。上記した4つの製造条件パラメーターは、安定的に制御することが要求される。
本発明における希土類合金鋳造板の厚さの制御過程は、例えば、シングルローラ法による液膜形成メカニズムで解釈することができる。シングルローラ法による合金鋳造板の成形過程の抽象モデルを図1に示す。
図1では、符号1が固体と液体の界面、符号2が固体相、符号3が板材、符号4が溶融池、符号5がノズル、符号6が液体相、符号7が坩堝(ルツボ)、符号8がシングルローラ表面を示している。
溶融された合金(以下、場合により合金液と称す)は、シングルローラ表面8のいずれか一点と接触すると、その接触した表面で凝固するが、その凝固層は次第に厚くなる。ローラが、溶融池から離脱した時、凝固層の厚さは既に一定値Ymに及んでいる。この時、固体と液体とは分離し、即ち最終に形成される合金鋳造板の厚さがYmとなる。溶融池とシングルローラとの接触の長さをXdと設定しておけば、液膜凝固過程の熱平衡条件は、数3の式で示される。
数3の式中αは、ローラと溶融した希土類合金液の界面伝熱係数、Tmは水冷ローラに注ぐ希土類合金液の温度、ΔTmは水冷ローラに注ぐ希土類合金液の過熱度、Trはローラ表面温度、ωはローラの回転角速度、rはローラの半径、cは希土類合金の質量熱容量、Δhは凝固潜熱である。数3の式のうち、Xd/(rω)は凝固時間である。そして、希土類合金鋳造板の厚さの計算公式は、数4の式で示される。
数4の式により、希土類合金鋳造板の厚さの主な影響要素は、ローラと合金液との界面伝熱係数α、ローラ速度ω、合金液温度Tm、合金質量熱容量c、凝固潜熱Δhとなる。一定の成分になっている合金にとっては、希土類合金鋳造板の厚さの主な影響要素は、界面伝熱係数α、ローラ速度ω及び合金液温度Tmとなる。実際の工程では、界面伝熱係数αを影響する要素が比較的多いが、そのうち、水冷ローラに注ぐ希土類合金液流量の大きさ及び板幅の大きさは、αに比較的大きな影響を与える。よって、希土類合金鋳造板の厚さの主な影響要素は、ローラに注ぐ希土類合金液流量、板幅、ストリップキャスト温度及び水冷ローラ回転速度となり、合金鋳造板の厚さの均一性は、主にこの4つの要素の協動によって決定されている。
以上説明したように、本発明によれば、従来の製造方法では、希土類合金鋳造板の厚さが不均一で、ミクロ組織が不均一であったために、比較的高い磁性体性能が求められない問題に対し、厚さもそのミクロ組織も均一な希土類合金鋳造板を提供できる。その特徴として、配合された原料を坩堝内で溶解し、それから、希土類合金液を回転する水冷ローラに注ぎ、ストリップキャスト温度、合金液の流量、板幅、及び水冷ローラ回転速度を制御して、厚さが均一の合金鋳造板を形成するものである。希土類合金鋳造板の厚さの制御方法として、水冷ローラに注ぐ希土類合金液流量、板幅、ストリップキャスト温度及び水冷ローラ回転速度の4つのパラメーターの組合せを最適化することによって、均一な厚さの希土類合金鋳造板を製造することができる。本発明に係る希土類合金鋳造板は、均一のミクロ組織があり、高性能NdFeB系磁性体の製造に非常に好適なものである。
以下、本発明の希土類合金鋳造板及びその製造方法に関し、実施例に基づいて更に説明する。なお、本発明の保護範囲は、以下の実施例に限られなく、特許請求の範囲に決められる。
実施例1:本実施例1における希土類合金鋳造板は、その組成がR−(Fe,M)−B系である。Rが31.4wt%であり、そのうちNdが31.1wt%で、Dyは0.30wt%であった。また、Mは0wt%である。そして、Bは1.1wt%であった。その他の成分としてはFeである。
希土類合金板の製造方法は、真空またはアルゴンガスの雰囲気下で、高周波誘導加熱方式で、希土類合金液を作製し、それから、ストリップキャスティング用容器を通して、平面的な流入方式で、回転する水冷銅ローラに希土類合金液を注ぎ、鋳造板を形成した。この時の液流量は100g/s、板幅は50mm、ストリップキャスト温度は1300℃、水冷ローラ回転速度は0.2m/sとした、また、融点〜800℃の冷却速度は1×10℃/sとし、800℃〜600℃の冷却速度は100℃/sとした。図2に、本発明で使用した希土類合金鋳造板の製造工程慨略図を示す。
得られた希土類合金鋳造板の厚さの平均値Dは0.35mmであった。また、希土類合金鋳造板の80%において、その板厚さが0.25〜0.45mmの範囲にあり、板厚さの分散値はσ=0.015であった。そして、この希土類合金鋳造板における主相のNdFe14B結晶粒は柱状晶であり、柱状晶の体積(%)は希土類合金鋳造板の85%を有していた。その柱状晶の幅は0.2〜20μmで、高さは2.0〜350μmであった。本実施例1でできた希土類合金鋳造板を使用して製造した焼結NdFeB系磁性体の性能を調査した結果を表1に示す。
ここで、実施例1の希土類合金鋳造板に関する金属組織観察の結果について説明する。図3には、板厚さ方向の断面を、金属顕微鏡で100倍に拡大した時の金属組織観察写真で、図4は200倍に拡大した場合、図5は500倍に拡大したものである。この図3〜図5により、本発明の希土類合金鋳造板の厚さ方向の切断面は、殆ど柱状晶から構成されていることが判る。また、この鋳造板の主相NdFe14B結晶粒は、平行に配列した柱状晶となっていた。このような金属組織観察を実施例1〜32について行ったところ、この柱状晶の体積(%)が希土類合金鋳造板の少なくとも80%を有してることが判明した。また、この柱状晶の幅は0.2〜50.0μm、その高さは、1.0〜500μmであることが判った。
実施例2:本実施例2における希土類合金鋳造板は、実施例1と同様なR−(Fe,M)−B系の組成である。Rは、31.4wt%であり、そのうちNdは31.1wt%で、Dyは0.30wt%であった。Mは、0wt%である。Bは、1.1wt%であった。その他の成分は、Feである。
また、その製造方法は、実施例1と基本的に同じである。但し、希土類合金液の作製は、真空またはアルゴンガスの雰囲気下で、電気抵抗線加熱方式で行った。また、ストリップキャストの条件は、希土類合金液流量は1000g/sとし、板幅を150mm、ストリップキャスト温度を1350℃、水冷ローラ回転速度を1.0m/sとした。また、融点〜800℃の冷却速度は5×10℃/s、800℃〜600℃の冷却速度は80℃/sとした。
得られた希土類合金鋳造板の厚さの平均値Dは0.4mmであった。また、希土類合金鋳造板の90%において、その板厚さが0.30〜0.50mmの範囲にあり、板厚さの分散値はσ=0.01であった。そして、この希土類合金鋳造板における主相のNdFe14B結晶粒は柱状晶であり、柱状晶の体積(%)は希土類合金鋳造板の93%を有していた。その柱状晶の幅は0.2〜10μmで、高さは3.0〜400μmであった。本実施例2でできた希土類合金鋳造板を使用して製造した焼結NdFeB系磁性体の性能を調査した結果を表1に示す。
実施例3:本実施例3における希土類合金鋳造板は、実施例1と同様なR−(Fe,M)−B系の組成である。Rは31.4wt%であり、そのうち、Ndが31.1wt%で、Dyは0.30wt%であった。Mは、0wt%である。Bは、1.1wt%であった。その他の成分は、Feである。
また、その製造方法は、実施例1と基本的に同じである。但し、希土類合金液の作製は、真空またはアルゴンガスの雰囲気下で、アーク加熱方式で行った。また、ストリップキャストの条件は、希土類合金液流量は5000g/sとし、板幅を300mm、ストリップキャスト温度を1390℃、水冷ローラ回転速度を2.0m/sとした。また、融点〜800℃の冷却速度は7×10℃/s、800℃〜600℃の冷却速度は50℃/sとした。
得られた希土類合金鋳造板の厚さの平均値Dは0.32mmであった。また、希土類合金鋳造板の95%において、その板厚さが0.22〜0.42mmの範囲にあり、板厚さの分散値はσ=0.009であった。そして、この希土類合金鋳造板における主相のNdFe14B結晶粒は柱状晶であり、柱状晶の体積(%)は希土類合金鋳造板の94%を有していた。その柱状晶の幅は1.5〜4.5μmで、高さは3.0〜320μmであった。本実施例3でできた希土類合金鋳造板を使用して製造した焼結NdFeB系磁性体の性能を調査した結果を表1に示す。
実施例4:本実施例4における希土類合金鋳造板は、実施例1と同様なR−(Fe,M)−B系の組成である。Rは31.4wt%であり、Ndは31.1wt%で、Dyは0.30wt%であった。Mは0wt%である。Bは、1.1wt%であった。その他の成分は、Feである。
また、その製造方法は、実施例1と基本的に同じである。但し、希土類合金液の作製は、真空またはアルゴンガスの雰囲気下で、中周波誘導加熱方式で行った。また、ストリップキャストの条件は、希土類合金液流量は10000g/sとし、板幅を600mm、ストリップキャスト温度を1450℃、水冷ローラ回転速度を3.5m/sとした。また、融点〜800℃の冷却速度は9×10℃/s、800℃〜600℃の冷却速度は30℃/sとした。
得られた希土類合金鋳造板の厚さの平均値Dは0.25mmであった。また、希土類合金鋳造板の80%において、その板厚さが0.20〜0.30mmの範囲にあり、板厚さの分散値はσ=0.008であった。そして、この希土類合金鋳造板における主相のNdFe14B結晶粒は柱状晶であり、柱状晶の体積(%)は希土類合金鋳造板の95%を有していた。その柱状晶の幅は1.0〜4.0μmで、高さは3.0〜250μmであった。本実施例4でできた希土類合金鋳造板を使用して製造した焼結NdFeB系磁性体の性能を調査した結果を表1に示す。
実施例5:本実施例5における希土類合金鋳造板は、R−(Fe,M)−B系の組成である。Rは29.0wt%であり、そのうち、Ndが16.0wt%で、Tbが5.0wt%で、Dyが8.0wt%であった。Mは、Alが0.52wt%で、Cuが0.45wt%で、Coが3.50wt%で、Gaが0.25wt%で、Nbが0.30wt%であった。Bは、1.0wt%であった。その他の成分は、Feである。
また、その製造方法は、実施例1と基本的に同じである。但し、希土類合金液の作製は、真空またはアルゴンガスの雰囲気下で、中周波誘導加熱方式で行った。また、ストリップキャストの条件は、希土類合金液流量は8000g/sとし、板幅を550mm、ストリップキャスト温度を1460℃、水冷ローラ回転速度を4.0m/sとした。また、融点〜800℃の冷却速度は3×10℃/s、800℃〜600℃の冷却速度は20℃/sとした。
得られた希土類合金鋳造板の厚さの平均値Dは0.30mmであった。また、希土類合金鋳造板の80%において、その板厚さが0.25〜0.35mmの範囲にあり、板厚さの分散値はσ=0.007であった。そして、この希土類合金鋳造板における主相のNdFe14B結晶粒は柱状晶であり、柱状晶の体積(%)は希土類合金鋳造板の95%を有していた。その柱状晶の幅は1.5〜3.8μmで、高さは2.0〜300μmであった。本実施例5でできた希土類合金鋳造板を使用して製造した焼結NdFeB系磁性体の性能を調査した結果を表1に示す。
実施例6:本実施例6における希土類合金鋳造板は、実施例と5同様なR−(Fe,M)−B系の組成である。Rは29.0wt%であり、そのうち、Ndが16.0wt%で、Tbが5.0wt%で、Dyが8.0wt%であった。Mは、Alが0.52wt%で、Cuが0.45wt%で、Coが3.50wt%で、Gaが0.25wt%で、Nbが0.30wt%であった。Bは、1.0wt%であった。その他の成分は、Feである。
また、その製造方法は、実施例1と基本的に同じである。但し、希土類合金液の作製は、真空またはアルゴンガスの雰囲気下で、高周波誘導加熱方式で行った。また、ストリップキャストの条件は、希土類合金液流量は6000g/sとし、板幅を400mm、ストリップキャスト温度を1400℃、水冷ローラ回転速度を3.0m/sとした。また、融点〜800℃の冷却速度は5×10℃/s、800℃〜600℃の冷却速度は10℃/sとした。
得られた希土類合金鋳造板の厚さの平均値Dは0.30mmであった。また、希土類合金鋳造板の90%において、その板厚さが0.25〜0.35mmの範囲にあり、板厚さの分散値はσ=0.006であった。そして、この希土類合金鋳造板における主相のNdFe14B結晶粒は柱状晶であり、柱状晶の体積(%)は希土類合金鋳造板の96%を有していた。その柱状晶の幅は1.0〜3.7μmで、高さは2.0〜300μmであった。本実施例6でできた希土類合金鋳造板を使用して製造した焼結NdFeB系磁性体の性能を調査した結果を表1に示す。
実施例7:本実施例7における希土類合金鋳造板は、実施例5と同様なR−(Fe,M)−B系の組成である。Rは29.0wt%であり、そのうち、Ndが16.0wt%で、Tbが5.0wt%で、Dyが8.0wt%であった。Mは、Alが0.52wt%で、Cuが0.45wt%で、Coが3.50wt%で、Gaが0.25wt%で、Nbが0.30wt%であった。Bは、1.0wt%であった。その他の成分は、Feである。
また、その製造方法は、実施例1と基本的に同じである。但し、希土類合金液の作製は、真空またはアルゴンガスの雰囲気下で、高周波誘導加熱方式で行った。また、ストリップキャストの条件は、希土類合金液流量は4000g/sとし、板幅を300mm、ストリップキャスト温度を1350℃、水冷ローラ回転速度を2.0m/sとした。また、融点〜800℃の冷却速度は8×10℃/s、800℃〜600℃の冷却速度は8℃/sとした。
得られた希土類合金鋳造板の厚さの平均値Dは0.30mmであった。また、希土類合金鋳造板の94%において、その板厚さが0.25〜0.35mmの範囲にあり、板厚さの分散値はσ=0.005であった。そして、この希土類合金鋳造板における主相のNdFe14B結晶粒は柱状晶であり、柱状晶の体積(%)は希土類合金鋳造板の97%を有していた。その柱状晶の幅は0.8〜3.5μmで、高さは2.0〜300μmであった。本実施例7でできた希土類合金鋳造板を使用して製造した焼結NdFeB系磁性体の性能を調査した結果を表1に示す。
実施例8:本実施例8における希土類合金鋳造板は、実施例5と同様なR−(Fe,M)−B系の組成である。Rは29.0wt%であり、そのうち、Ndが16.0wt%で、Tbが5.0wt%で、Dyが8.0wt%であった。Mは、Alが0.52wt%で、Cuが0.45wt%で、Coが3.50wt%で、Gaが0.25wt%で、Nbが0.30wt%であった。Bは、1.0wt%であった。その他の成分は、Feである。
また、その製造方法は、実施例1と基本的に同じである。但し、希土類合金液の作製は、真空またはアルゴンガスの雰囲気下で、中周波誘導加熱方式で行った。また、ストリップキャストの条件は、希土類合金液流量は1000g/sとし、板幅を200mm、ストリップキャスト温度を1440℃、水冷ローラ回転速度を1.5m/sとした。また、融点〜800℃の冷却速度は9×10℃/s、800℃〜600℃の冷却速度は5℃/sとした。
得られた希土類合金鋳造板の厚さの平均値Dは0.30mmであった。また、希土類合金鋳造板の98%において、その板厚さが0.25〜0.35mmの範囲にあり、板厚さの分散値はσ=0.004であった。そして、この希土類合金鋳造板における主相のNdFe14B結晶粒は柱状晶であり、柱状晶の体積(%)は希土類合金鋳造板の98%を有していた。その柱状晶の幅は0.2〜3.3μmで、高さは1.0〜300μmであった。本実施例8でできた希土類合金鋳造板を使用して製造した焼結NdFeB系磁性体の性能を調査した結果を表1に示す。
実施例9:本実施例9における希土類合金鋳造板は、R−(Fe,M)−B系の組成である。Rは50.0wt%であり、そのうち、Ndが32.0wt%で、Prが3.0wt%で、Tbが5.0wt%で、Dyが10.0wt%であった。Mは、Alが0.52wt%で、Cuが0.34wt%で、Coが2.48wt%で、Gaが0.25wt%で、Nbが0.30wt%であった。Bは0wt%である。その他の成分は、Feである。
また、その製造方法は、実施例1と基本的に同じである。但し、希土類合金液の作製は、真空またはアルゴンガスの雰囲気下で、中周波誘導加熱方式で行った。また、ストリップキャストの条件は、希土類合金液流量は10000g/sとし、板幅を600mm、ストリップキャスト温度を1500℃、水冷ローラ回転速度を5.0m/sとした。また、融点〜800℃の冷却速度は1×10℃/s、800℃〜600℃の冷却速度は100℃/sとした。
得られた希土類合金鋳造板の厚さの平均値Dは1.0mmであった。また、希土類合金鋳造板の90%において、その板厚さが0.90〜1.10mmの範囲にあり、板厚さの分散値はσ=0.010であった。そして、この希土類合金鋳造板における主相のNdFe14B結晶粒は柱状晶であり、柱状晶の体積(%)は希土類合金鋳造板の80%を有していた。その柱状晶の幅は1.0〜50.0μmで、高さは2.0〜500μmであった。本実施例9でできた希土類合金鋳造板を使用して製造した焼結NdFeB系磁性体の性能を調査した結果を表1に示す。
実施例10:本実施例10における希土類合金鋳造板は、上記実施例9と同様なR−(Fe,M)−B系の組成である。Rは50.0wt%であり、そのうち、Ndが32.0wt%で、Prが3.0wt%で、Tbが5.0wt%で、Dyが10.0wt%であった。Mは、Alが0.52wt%で、Cuが0.34wt%で、Coが2.48wt%で、Gaが0.25wt%で、Nbが0.30wt%であった。Bは0wt%である。その他の成分は、Feである。
また、その製造方法は、実施例1と基本的に同じである。但し、希土類合金液の作製は、真空またはアルゴンガスの雰囲気下で、中周波誘導加熱方式で行った。また、ストリップキャストの条件は、希土類合金液流量は8000g/sとし、板幅を500mm、ストリップキャスト温度を1500℃、水冷ローラ回転速度を4.0m/sとした。また、融点〜800℃の冷却速度は3×10℃/s、800℃〜600℃の冷却速度は80℃/sとした。
得られた希土類合金鋳造板の厚さの平均値Dは0.60mmであった。また、希土類合金鋳造板の96%において、その板厚さが0.50〜0.70mmの範囲にあり、板厚さの分散値はσ=0.008であった。そして、この希土類合金鋳造板における主相のNdFe14B結晶粒は柱状晶であり、柱状晶の体積(%)は希土類合金鋳造板の84%を有していた。その柱状晶の幅は1.0〜40.0μmで、高さは2.0〜400μmであった。本実施例10でできた希土類合金鋳造板を使用して製造した焼結NdFeB系磁性体の性能を調査した結果を表1に示す。
実施例11:本実施例11における希土類合金鋳造板は、上記実施例9と同様なR−(Fe,M)−B系の組成である。Rは50.0wt%であり、そのうち、Ndが32.0wt%で、Prが3.0wt%で、Tbが5.0wt%で、Dyが10.0wt%であった。Mは、Alが0.52wt%で、Cuが0.34wt%で、Coが2.48wt%で、Gaが0.25wt%で、Nbが0.30wt%であった。Bは0wt%である。その他の成分は、Feである。
また、その製造方法は、実施例1と基本的に同じである。但し、希土類合金液の作製は、真空またはアルゴンガスの雰囲気下で、中周波誘導加熱方式で行った。また、ストリップキャストの条件は、希土類合金液流量は4000g/sとし、板幅を300mm、ストリップキャスト温度を1450℃、水冷ローラ回転速度を3.5m/sとした。また、融点〜800℃の冷却速度は5×10℃/s、800℃〜600℃の冷却速度は60℃/sとした。
得られた希土類合金鋳造板の厚さの平均値Dは0.50mmであった。また、希土類合金鋳造板の90%において、その板厚さが0.45〜0.55mmの範囲にあり、板厚さの分散値はσ=0.006であった。そして、この希土類合金鋳造板における主相のNdFe14B結晶粒は柱状晶であり、柱状晶の体積(%)は希土類合金鋳造板の88%を有していた。その柱状晶の幅は1.0〜30.0μmで、高さは2.0〜300μmであった。本実施例11でできた希土類合金鋳造板を使用して製造した焼結NdFeB系磁性体の性能を調査した結果を表1に示す。
実施例12:本実施例12における希土類合金鋳造板は、上記実施例9と同様なR−(Fe,M)−B系の組成である。Rは50.0wt%であり、そのうち、Ndが32.0wt%で、Prが3.0wt%で、Tbが5.0wt%で、Dyが10.0wt%であった。Mは、Alが0.52wt%で、Cuが0.34wt%で、Coが2.48wt%で、Gaが0.25wt%で、Nbが0.30wt%であった。Bは0wt%である。その他の成分は、Feである。
また、その製造方法は、実施例1と基本的に同じである。但し、希土類合金液の作製は、真空またはアルゴンガスの雰囲気下で、中周波誘導加熱方式で行った。また、ストリップキャストの条件は、希土類合金液流量は1000g/sとし、板幅を150mm、ストリップキャスト温度を1430℃、水冷ローラ回転速度を2.0m/sとした。また、融点〜800℃の冷却速度は7×10℃/s、800℃〜600℃の冷却速度は40℃/sとした。
得られた希土類合金鋳造板の厚さの平均値Dは0.40mmであった。また、希土類合金鋳造板の90%において、その板厚さが0.35〜0.45mmの範囲にあり、板厚さの分散値はσ=0.003であった。そして、この希土類合金鋳造板における主相のNdFe14B結晶粒は柱状晶であり、柱状晶の体積(%)は希土類合金鋳造板の90%を有していた。その柱状晶の幅は1.0〜10.0μmで、高さは2.0〜400μmであった。本実施例12でできた希土類合金鋳造板を使用して製造した焼結NdFeB系磁性体の性能を調査した結果を表1に示す。
実施例13:本実施例13における希土類合金鋳造板は、R−(Fe,M)−B系の組成である。Rは30.5wt%であり、そのうち、Ndが24.0wt%で、Prが3.5wt%で、Tbが1.0wt%で、Dyが2.0wt%であった。Mは、Alが0.30wt%で、Mgが0.10wt%で、Cuが0.35wt%で、Coが1.50wt%で、Gaが0.25wt%で、Nbが0.30wt%で、Tiが0.15wt%で、Siが0.15wt%であった。Bは0.95wt%であった。その他の成分は、Feである。
また、その製造方法は、実施例1と基本的に同じである。但し、希土類合金液の作製は、真空またはアルゴンガスの雰囲気下で、中周波誘導加熱方式で行った。また、ストリップキャストの条件は、希土類合金液流量は8000g/sとし、板幅を550mm、ストリップキャスト温度を1460℃、水冷ローラ回転速度を4.0m/sとした。また、融点〜800℃の冷却速度は3×10℃/s、800℃〜600℃の冷却速度は20℃/sとした。
得られた希土類合金鋳造板の厚さの平均値Dは0.30mmであった。また、希土類合金鋳造板の90%において、その板厚さが0.25〜0.35mmの範囲にあり、板厚さの分散値はσ=0.006であった。そして、この希土類合金鋳造板における主相のNdFe14B結晶粒は柱状晶であり、柱状晶の体積(%)は希土類合金鋳造板の95%を有していた。その柱状晶の幅は1.5〜3.8μmで、高さは2.0〜200μmであった。本実施例13でできた希土類合金鋳造板を使用して製造した焼結NdFeB系磁性体の性能を調査した結果を表1に示す。
実施例14:本実施例14における希土類合金鋳造板は、上記実施例13と同様でR−(Fe,M)−B系の組成である。Rは30.5wt%であり、そのうち、Ndが24.0wt%で、Prが3.5wt%で、Tbが1.0wt%で、Dyが2.0wt%であった。Mは、Alが0.30wt%で、Mgが0.10wt%で、Cuが0.35wt%で、Coが1.50wt%で、Gaが0.25wt%で、Nbが0.30wt%で、Tiが0.15wt%で、Siが0.15wt%であった。Bは0.95wt%であった。その他の成分は、Feである。
また、その製造方法は、実施例1と基本的に同じである。但し、希土類合金液の作製は、真空またはアルゴンガスの雰囲気下で、高周波誘導加熱方式で行った。また、ストリップキャストの条件は、希土類合金液流量は6000g/sとし、板幅を400mm、ストリップキャスト温度を1400℃、水冷ローラ回転速度を3.0m/sとした。また、融点〜800℃の冷却速度は5×10℃/s、800℃〜600℃の冷却速度は10℃/sとした。
得られた希土類合金鋳造板の厚さの平均値Dは0.30mmであった。また、希土類合金鋳造板の92%において、その板厚さが0.25〜0.35mmの範囲にあり、板厚さの分散値はσ=0.004であった。そして、この希土類合金鋳造板における主相のNdFe14B結晶粒は柱状晶であり、柱状晶の体積(%)は希土類合金鋳造板の96%を有していた。その柱状晶の幅は1.0〜3.7μmで、高さは2.0〜300μmであった。本実施例14でできた希土類合金鋳造板を使用して製造した焼結NdFeB系磁性体の性能を調査した結果を表1に示す。
実施例15:本実施例15における希土類合金鋳造板は、上記実施例13と同様でR−(Fe,M)−B系の組成である。Rは30.5wt%であり、そのうち、Ndが24.0wt%で、Prが3.5wt%で、Tbが1.0wt%で、Dyが2.0wt%であった。Mは、Alが0.30wt%で、Mgが0.10wt%で、Cuが0.35wt%で、Coが1.50wt%で、Gaが0.25wt%で、Nbが0.30wt%で、Tiが0.15wt%で、Siが0.15wt%であった。Bは0.95wt%であった。その他の成分は、Feである。
また、その製造方法は、実施例1と基本的に同じである。但し、希土類合金液の作製は、真空またはアルゴンガスの雰囲気下で、高周波誘導加熱方式で行った。また、ストリップキャストの条件は、希土類合金液流量は1000g/sとし、板幅を200mm、ストリップキャスト温度を1350℃、水冷ローラ回転速度を1.5m/sとした。また、融点〜800℃の冷却速度は7×10℃/s、800℃〜600℃の冷却速度は5℃/sとした。
得られた希土類合金鋳造板の厚さの平均値Dは0.30mmであった。また、希土類合金鋳造板の94%において、その板厚さが0.25〜0.35mmの範囲にあり、板厚さの分散値はσ=0.003であった。そして、この希土類合金鋳造板における主相のNdFe14B結晶粒は柱状晶であり、柱状晶の体積(%)は希土類合金鋳造板の97%を有していた。その柱状晶の幅は0.4〜3.5μmで、高さは2.0〜300μmであった。本実施例15でできた希土類合金鋳造板を使用して製造した焼結NdFeB系磁性体の性能を調査した結果を表1に示す。
実施例16:本実施例16における希土類合金鋳造板は、上記実施例13と同様でR−(Fe,M)−B系の組成である。Rは30.5wt%であり、そのうち、Ndが24.0wt%で、Prが3.5wt%で、Tbが1.0wt%で、Dyが2.0wt%であった。Mは、Alが0.30wt%で、Mgが0.10wt%で、Cuが0.35wt%で、Coが1.50wt%で、Gaが0.25wt%で、Nbが0.30wt%で、Tiが0.15wt%で、Siが0.15wt%であった。Bは0.95wt%であった。その他の成分は、Feである。
また、その製造方法は、実施例1と基本的に同じである。但し、希土類合金液の作製は、真空またはアルゴンガスの雰囲気下で、中周波誘導加熱方式で行った。また、ストリップキャストの条件は、希土類合金液流量は500g/sとし、板幅を50mm、ストリップキャスト温度を1440℃、水冷ローラ回転速度を1.0m/sとした。また、融点〜800℃の冷却速度は1×10℃/s、800℃〜600℃の冷却速度は2℃/sとした。
得られた希土類合金鋳造板の厚さの平均値Dは0.30mmであった。また、希土類合金鋳造板の96%において、その板厚さが0.25〜0.35mmの範囲にあり、板厚さの分散値はσ=0.002であった。そして、この希土類合金鋳造板における主相のNdFe14B結晶粒は柱状晶であり、柱状晶の体積(%)は希土類合金鋳造板の98%を有していた。その柱状晶の幅は0.2〜3.3μmで、高さは1.0〜300μmであった。本実施例16でできた希土類合金鋳造板を使用して製造した焼結NdFeB系磁性体の性能を調査した結果を表2に示す。
実施例17:本実施例17における希土類合金鋳造板は、R−(Fe,M)−B系の組成である。Rは31.5wt%であり、そのうち、Ndが24.0wt%で、Gdが4.5wt%で、Tbが1.0wt%で、Dyが2.0wt%であった。Mは、Alが0.30wt%で、Vが0.10wt%、Cuが0.35wt%で、Coが1.50wt%で、Crが0.35wt%で、Nbが0.30wt%で、Mnが0.25wt%で、Siが0.15wt%、Nが0.05wt%であった。Bは0.90wt%であった。その他の成分は、Feである。
また、その製造方法は、実施例1と基本的に同じである。但し、希土類合金液の作製は、真空またはアルゴンガスの雰囲気下で、アーク加熱方式で行った。また、ストリップキャストの条件は、希土類合金液流量は9000g/sとし、板幅を600mm、ストリップキャスト温度を1520℃、水冷ローラ回転速度を5.0m/sとした。また、融点〜800℃の冷却速度は1×10℃/s、800℃〜600℃の冷却速度は15℃/sとした。
得られた希土類合金鋳造板の厚さの平均値Dは0.30mmであった。また、希土類合金鋳造板の90%において、その板厚さが0.25〜0.35mmの範囲にあり、板厚さの分散値はσ=0.006であった。そして、この希土類合金鋳造板における主相のNdFe14B結晶粒は柱状晶であり、柱状晶の体積(%)は希土類合金鋳造板の95%を有していた。その柱状晶の幅は0.5〜3.5μmで、高さは2.0〜300μmであった。本実施例17でできた希土類合金鋳造板を使用して製造した焼結NdFeB系磁性体の性能を調査した結果を表2に示す。
実施例18:本実施例18における希土類合金鋳造板は、上記実施例17と同様でR−(Fe,M)−B系の組成である。Rは31.5wt%であり、そのうち、Ndが24.0wt%で、Gdが4.5wt%で、Tbが1.0wt%で、Dyが2.0wt%であった。Mは、Alが0.30wt%で、Vが0.10wt%、Cuが0.35wt%で、Coが1.50wt%で、Crが0.35wt%で、Nbが0.30wt%で、Mnが0.25wt%で、Siが0.15wt%、Nが0.05wt%であった。Bは0.90wt%であった。その他の成分は、Feである。
また、その製造方法は、実施例1と基本的に同じである。但し、希土類合金液の作製は、真空またはアルゴンガスの雰囲気下で、電気抵抗線加熱方式で行った。また、ストリップキャストの条件は、希土類合金液流量は6000g/sとし、板幅を400mm、ストリップキャスト温度を1400℃、水冷ローラ回転速度を3.0m/sとした。また、融点〜800℃の冷却速度は3×10℃/s、800℃〜600℃の冷却速度は7℃/sとした。
得られた希土類合金鋳造板の厚さの平均値Dは0.25mmであった。また、希土類合金鋳造板の92%において、その板厚さが0.20〜0.30mmの範囲にあり、板厚さの分散値はσ=0.004であった。そして、この希土類合金鋳造板における主相のNdFe14B結晶粒は柱状晶であり、柱状晶の体積(%)は希土類合金鋳造板の96%を有していた。その柱状晶の幅は0.4〜3.4μmで、高さは1.0〜250μmであった。本実施例18でできた希土類合金鋳造板を使用して製造した焼結NdFeB系磁性体の性能を調査した結果を表2に示す。
実施例19:本実施例19における希土類合金鋳造板は、上記実施例17と同様でR−(Fe,M)−B系の組成である。Rは31.5wt%であり、そのうち、Ndが24.0wt%で、Gdが4.5wt%で、Tbが1.0wt%で、Dyが2.0wt%であった。Mは、Alが0.30wt%で、Vが0.10wt%、Cuが0.35wt%で、Coが1.50wt%で、Crが0.35wt%で、Nbが0.30wt%で、Mnが0.25wt%で、Siが0.15wt%、Nが0.05wt%であった。Bは0.90wt%であった。その他の成分は、Feである。
また、その製造方法は、実施例1と基本的に同じである。但し、希土類合金液の作製は、真空またはアルゴンガスの雰囲気下で、高周波誘導加熱方式で行った。また、ストリップキャストの条件は、希土類合金液流量は1000g/sとし、板幅を300mm、ストリップキャスト温度を1350℃、水冷ローラ回転速度を1.5m/sとした。また、融点〜800℃の冷却速度は5×10℃/s、800℃〜600℃の冷却速度は4℃/sとした。
得られた希土類合金鋳造板の厚さの平均値Dは0.20mmであった。また、希土類合金鋳造板の94%において、その板厚さが0.15〜0.25mmの範囲にあり、板厚さの分散値はσ=0.003であった。そして、この希土類合金鋳造板における主相のNdFe14B結晶粒は柱状晶であり、柱状晶の体積(%)は希土類合金鋳造板の97%を有していた。その柱状晶の幅は0.3〜3.3μmで、高さは1.0〜200μmであった。本実施例19でできた希土類合金鋳造板を使用して製造した焼結NdFeB系磁性体の性能を調査した結果を表2に示す。
実施例20:本実施例20における希土類合金鋳造板は、上記実施例17と同様でR−(Fe,M)−B系の組成である。Rは31.5wt%であり、そのうち、Ndが24.0wt%で、Gdが4.5wt%で、Tbが1.0wt%で、Dyが2.0wt%であった。Mは、Alが0.30wt%で、Vが0.10wt%、Cuが0.35wt%で、Coが1.50wt%で、Crが0.35wt%で、Nbが0.30wt%で、Mnが0.25wt%で、Siが0.15wt%、Nが0.05wt%であった。Bは0.90wt%であった。その他の成分は、Feである。
また、その製造方法は、実施例1と基本的に同じである。但し、希土類合金液の作製は、真空またはアルゴンガスの雰囲気下で、中周波誘導加熱方式で行った。また、ストリップキャストの条件は、希土類合金液流量は4000g/sとし、板幅を100mm、ストリップキャスト温度を1440℃、水冷ローラ回転速度を1.0m/sとした。また、融点〜800℃の冷却速度は7×10℃/s、800℃〜600℃の冷却速度は1℃/sとした。
得られた希土類合金鋳造板の厚さの平均値Dは0.10mmであった。また、希土類合金鋳造板の96%において、その板厚さが0.05〜0.15mmの範囲にあり、板厚さの分散値はσ=0.002であった。そして、この希土類合金鋳造板における主相のNdFe14B結晶粒は柱状晶であり、柱状晶の体積(%)は希土類合金鋳造板の98%を有していた。その柱状晶の幅は0.2〜3.0μmで、高さは1.0〜150μmであった。本実施例20でできた希土類合金鋳造板を使用して製造した焼結NdFeB系磁性体の性能を調査した結果を表2に示す。
実施例21:本実施例21における希土類合金鋳造板は、R−(Fe,M)−B系の組成である。Rは30.0wt%であり、そのうち、Ndが24.0wt%で、Laが0.2wt%で、Ceが0.2wt%で、Prが1.5wt%で、Smが0.1wt%で、Tbが1.0wt%で、Dyが2.0wt%で、Hoが1.0wt%であった。Mは、Alが0.30wt%で、Gaが0.20wt%で、Inが0.10wt%で、Coが1.50wt%で、Crが0.35wt%で、Siが0.15wt%で、Geが0.15wt%で、Snが0.10wt%で、Pbが0.10wt%で、Mgが0.15wt%で、Caが0.10wt%で、Cが0.10wt%であった。Bは0.95wt%であった。その他の成分は、Feである。
また、その製造方法は、実施例1と基本的に同じである。但し、希土類合金液の作製は、真空またはアルゴンガスの雰囲気下で、アーク加熱方式で行った。また、ストリップキャストの条件は、希土類合金液流量は10000g/sとし、板幅を600mm、ストリップキャスト温度を1600℃、水冷ローラ回転速度を4.0m/sとした。また、融点〜800℃の冷却速度は1×10℃/s、800℃〜600℃の冷却速度は20℃/sとした。
得られた希土類合金鋳造板の厚さの平均値Dは0.40mmであった。また、希土類合金鋳造板の90%において、その板厚さが0.30〜0.50mmの範囲にあり、板厚さの分散値はσ=0.010であった。そして、この希土類合金鋳造板における主相のNdFe14B結晶粒は柱状晶であり、柱状晶の体積(%)は希土類合金鋳造板の90%を有していた。その柱状晶の幅は0.5〜5.5μmで、高さは2.0〜300μmであった。本実施例21でできた希土類合金鋳造板を使用して製造した焼結NdFeB系磁性体の性能を調査した結果を表2に示す。
実施例22:本実施例22における希土類合金鋳造板は、上記実施例21と同様でR−(Fe,M)−B系の組成である。Rは30.0wt%であり、そのうち、Ndが24.0wt%で、Laが0.2wt%で、Ceが0.2wt%で、Prが1.5wt%で、Smが0.1wt%で、Tbが1.0wt%で、Dyが2.0wt%で、Hoが1.0wt%であった。Mは、Alが0.30wt%で、Gaが0.20wt%で、Inが0.10wt%で、Coが1.50wt%で、Crが0.35wt%で、Siが0.15wt%で、Geが0.15wt%で、Snが0.10wt%で、Pbが0.10wt%で、Mgが0.15wt%で、Caが0.10wt%で、Cが0.10wt%であった。Bは0.95wt%であった。その他の成分は、Feである。
また、その製造方法は、実施例1と基本的に同じである。但し、希土類合金液の作製は、真空またはアルゴンガスの雰囲気下で、電気抵抗線加熱方式で行った。また、ストリップキャストの条件は、希土類合金液流量は6000g/sとし、板幅を400mm、ストリップキャスト温度を1550℃、水冷ローラ回転速度を3.0m/sとした。また、融点〜800℃の冷却速度は3×10℃/s、800℃〜600℃の冷却速度は15℃/sとした。
得られた希土類合金鋳造板の厚さの平均値Dは0.35mmであった。また、希土類合金鋳造板の92%において、その板厚さが0.30〜0.40mmの範囲にあり、板厚さの分散値はσ=0.005であった。そして、この希土類合金鋳造板における主相のNdFe14B結晶粒は柱状晶であり、柱状晶の体積(%)は希土類合金鋳造板の95%を有していた。その柱状晶の幅は0.4〜4.4μmで、高さは1.0〜350μmであった。本実施例22でできた希土類合金鋳造板を使用して製造した焼結NdFeB系磁性体の性能を調査した結果を表2に示す。
実施例23:本実施例23における希土類合金鋳造板は、上記実施例21と同様でR−(Fe,M)−B系の組成である。Rは30.0wt%であり、そのうち、Ndが24.0wt%で、Laが0.2wt%で、Ceが0.2wt%で、Prが1.5wt%で、Smが0.1wt%で、Tbが1.0wt%で、Dyが2.0wt%で、Hoが1.0wt%であった。Mは、Alが0.30wt%で、Gaが0.20wt%で、Inが0.10wt%で、Coが1.50wt%で、Crが0.35wt%で、Siが0.15wt%で、Geが0.15wt%で、Snが0.10wt%で、Pbが0.10wt%で、Mgが0.15wt%で、Caが0.10wt%で、Cが0.10wt%であった。Bは0.95wt%であった。その他の成分は、Feである。
また、その製造方法は、実施例1と基本的に同じである。但し、希土類合金液の作製は、真空またはアルゴンガスの雰囲気下で、高周波誘導加熱方式で行った。また、ストリップキャストの条件は、希土類合金液流量は1000g/sとし、板幅を200mm、ストリップキャスト温度を1450℃、水冷ローラ回転速度を1.5m/sとした。また、融点〜800℃の冷却速度は5×10℃/s、800℃〜600℃の冷却速度は10℃/sとした。
得られた希土類合金鋳造板の厚さの平均値Dは0.30mmであった。また、希土類合金鋳造板の94%において、その板厚さが0.25〜0.35mmの範囲にあり、板厚さの分散値はσ=0.003であった。そして、この希土類合金鋳造板における主相のNdFe14B結晶粒は柱状晶であり、柱状晶の体積(%)は希土類合金鋳造板の96%を有していた。その柱状晶の幅は0.3〜3.5μmで、高さは1.0〜300μmであった。本実施例23でできた希土類合金鋳造板を使用して製造した焼結NdFeB系磁性体の性能を調査した結果を表2に示す。
実施例24:本実施例24における希土類合金鋳造板は、上記実施例21と同様でR−(Fe,M)−B系の組成である。Rは30.0wt%であり、そのうち、Ndが24.0wt%で、Laが0.2wt%で、Ceが0.2wt%で、Prが1.5wt%で、Smが0.1wt%で、Tbが1.0wt%で、Dyが2.0wt%で、Hoが1.0wt%であった。Mは、Alが0.30wt%で、Gaが0.20wt%で、Inが0.10wt%で、Coが1.50wt%で、Crが0.35wt%で、Siが0.15wt%で、Geが0.15wt%で、Snが0.10wt%で、Pbが0.10wt%で、Mgが0.15wt%で、Caが0.10wt%で、Cが0.10wt%であった。Bは0.95wt%であった。その他の成分は、Feである。
また、その製造方法は、実施例1と基本的に同じである。但し、希土類合金液の作製は、真空またはアルゴンガスの雰囲気下で、中周波誘導加熱方式で行った。また、ストリップキャストの条件は、希土類合金液流量は500g/sとし、板幅を50mm、ストリップキャスト温度を1400℃、水冷ローラ回転速度を0.8m/sとした。また、融点〜800℃の冷却速度は7×10℃/s、800℃〜600℃の冷却速度は1℃/sとした。
得られた希土類合金鋳造板の厚さの平均値Dは0.25mmであった。また、希土類合金鋳造板の96%において、その板厚さが0.20〜0.30mmの範囲にあり、板厚さの分散値はσ=0.002であった。そして、この希土類合金鋳造板における主相のNdFe14B結晶粒は柱状晶であり、柱状晶の体積(%)は希土類合金鋳造板の98%を有していた。その柱状晶の幅は0.2〜3.0μmで、高さは1.0〜250μmであった。本実施例24でできた希土類合金鋳造板を使用して製造した焼結NdFeB系磁性体の性能を調査した結果を表2に示す。
実施例25:本実施例25における希土類合金鋳造板は、R−(Fe,M)−B系の組成である。Rは32.0wt%であり、そのうち、Ndが22.0wt%で、Prが1.0wt%で、Euが0.5wt%で、Gdが1.0wt%で、Dyが2.5wt%で、Erが1.0wt%で、Tmが0.5wt%で、Ybが0.5wt%で、Luが0.5wt%で、Scが1.0wt%で、Yが1.5wt%であった。Mは、Tiが0.30wt%で、Vが0.20wt%で、Mnが0.10wt%で、Niが0.20wt%で、Cuが0.30wt%で、Znが0.15wt%で、Zrが0.15wt%で、Nbが0.10wt%で、Moが0.10wt%で、Cdが0.15wt%で、Cが0.10wt%で、Nが0.10wt%であった。Bは1.50wt%であった。その他の成分は、Feである。
また、その製造方法は、実施例1と基本的に同じである。但し、希土類合金液の作製は、真空またはアルゴンガスの雰囲気下で、中周波誘導加熱方式で行った。また、ストリップキャストの条件は、希土類合金液流量は9000g/sとし、板幅を550mm、ストリップキャスト温度を1500℃、水冷ローラ回転速度を3.0m/sとした。また、融点〜800℃の冷却速度は2×10℃/s、800℃〜600℃の冷却速度は50℃/sとした。
得られた希土類合金鋳造板の厚さの平均値Dは0.40mmであった。また、希土類合金鋳造板の92%において、その板厚さが0.30〜0.50mmの範囲にあり、板厚さの分散値はσ=0.010であった。そして、この希土類合金鋳造板における主相のNdFe14B結晶粒は柱状晶であり、柱状晶の体積(%)は希土類合金鋳造板の90%を有していた。その柱状晶の幅は0.5〜6.5μmで、高さは2.0〜300μmであった。本実施例25でできた希土類合金鋳造板を使用して製造した焼結NdFeB系磁性体の性能を調査した結果を表1に示す。
実施例26:本実施例26における希土類合金鋳造板は、上記実施例25と同様なR−(Fe,M)−B系の組成である。Rは32.0wt%であり、そのうち、Ndが22.0wt%で、Prが1.0wt%で、Euが0.5wt%で、Gdが1.0wt%で、Dyが2.5wt%で、Erが1.0wt%で、Tmが0.5wt%で、Ybが0.5wt%で、Luが0.5wt%で、Scが1.0wt%で、Yが1.5wt%であった。Mは、Tiが0.30wt%で、Vが0.20wt%で、Mnが0.10wt%で、Niが0.20wt%で、Cuが0.30wt%で、Znが0.15wt%で、Zrが0.15wt%で、Nbが0.10wt%で、Moが0.10wt%で、Cdが0.15wt%で、Cが0.10wt%で、Nが0.10wt%であった。Bは1.50wt%であった。その他の成分は、Feである。
また、その製造方法は、実施例1と基本的に同じである。但し、希土類合金液の作製は、真空またはアルゴンガスの雰囲気下で、電気抵抗線加熱方式で行った。また、ストリップキャストの条件は、希土類合金液流量は6000g/sとし、板幅を400mm、ストリップキャスト温度を1470℃、水冷ローラ回転速度を2.5m/sとした。また、融点〜800℃の冷却速度は3×10℃/s、800℃〜600℃の冷却速度は30℃/sとした。
得られた希土類合金鋳造板の厚さの平均値Dは0.35mmであった。また、希土類合金鋳造板の93%において、その板厚さが0.30〜0.40mmの範囲にあり、板厚さの分散値はσ=0.005であった。そして、この希土類合金鋳造板における主相のNdFe14B結晶粒は柱状晶であり、柱状晶の体積(%)は希土類合金鋳造板の95%を有していた。その柱状晶の幅は0.4〜5.0μmで、高さは1.0〜350μmであった。本実施例26でできた希土類合金鋳造板を使用して製造した焼結NdFeB系磁性体の性能を調査した結果を表2に示す。
実施例27:本実施例27における希土類合金鋳造板は、上記実施例25と同様なR−(Fe,M)−B系の組成である。Rは32.0wt%であり、そのうち、Ndが22.0wt%で、Prが1.0wt%で、Euが0.5wt%で、Gdが1.0wt%で、Dyが2.5wt%で、Erが1.0wt%で、Tmが0.5wt%で、Ybが0.5wt%で、Luが0.5wt%で、Scが1.0wt%で、Yが1.5wt%であった。Mは、Tiが0.30wt%で、Vが0.20wt%で、Mnが0.10wt%で、Niが0.20wt%で、Cuが0.30wt%で、Znが0.15wt%で、Zrが0.15wt%で、Nbが0.10wt%で、Moが0.10wt%で、Cdが0.15wt%で、Cが0.10wt%で、Nが0.10wt%であった。Bは1.50wt%であった。その他の成分は、Feである。
また、その製造方法は、実施例1と基本的に同じである。但し、希土類合金液の作製は、真空またはアルゴンガスの雰囲気下で、高周波誘導加熱方式で行った。また、ストリップキャストの条件は、希土類合金液流量は3000g/sとし、板幅を300mm、ストリップキャスト温度を1430℃、水冷ローラ回転速度を1.5m/sとした。また、融点〜800℃の冷却速度は5×10℃/s、800℃〜600℃の冷却速度は20℃/sとした。
得られた希土類合金鋳造板の厚さの平均値Dは0.30mmであった。また、希土類合金鋳造板の94%において、その板厚さが0.25〜0.35mmの範囲にあり、板厚さの分散値はσ=0.003であった。そして、この希土類合金鋳造板における主相のNdFe14B結晶粒は柱状晶であり、柱状晶の体積(%)は希土類合金鋳造板の96%を有していた。その柱状晶の幅は0.3〜3.5μmで、高さは1.0〜300μmであった。本実施例27でできた希土類合金鋳造板を使用して製造した焼結NdFeB系磁性体の性能を調査した結果を表2に示す。
実施例28:本実施例28における希土類合金鋳造板は、上記実施例25と同様なR−(Fe,M)−B系の組成である。Rは32.0wt%であり、そのうち、Ndが22.0wt%で、Prが1.0wt%で、Euが0.5wt%で、Gdが1.0wt%で、Dyが2.5wt%で、Erが1.0wt%で、Tmが0.5wt%で、Ybが0.5wt%で、Luが0.5wt%で、Scが1.0wt%で、Yが1.5wt%であった。Mは、Tiが0.30wt%で、Vが0.20wt%で、Mnが0.10wt%で、Niが0.20wt%で、Cuが0.30wt%で、Znが0.15wt%で、Zrが0.15wt%で、Nbが0.10wt%で、Moが0.10wt%で、Cdが0.15wt%で、Cが0.10wt%で、Nが0.10wt%であった。Bは1.50wt%であった。その他の成分は、Feである。
また、その製造方法は、実施例1と基本的に同じである。但し、希土類合金液の作製は、真空またはアルゴンガスの雰囲気下で、中周波誘導加熱方式で行った。また、ストリップキャストの条件は、希土類合金液流量は1000g/sとし、板幅を100mm、ストリップキャスト温度を1340℃、水冷ローラ回転速度を1.2m/sとした。また、融点〜800℃の冷却速度は9×10℃/s、800℃〜600℃の冷却速度は10℃/sとした。
得られた希土類合金鋳造板の厚さの平均値Dは0.25mmであった。また、希土類合金鋳造板の96%において、その板厚さが0.20〜0.30mmの範囲にあり、板厚さの分散値はσ=0.002であった。そして、この希土類合金鋳造板における主相のNdFe14B結晶粒は柱状晶であり、柱状晶の体積(%)は希土類合金鋳造板の98%を有していた。その柱状晶の幅は0.2〜3.0μmで、高さは1.0〜250μmであった。本実施例28でできた希土類合金鋳造板を使用して製造した焼結NdFeB系磁性体の性能を調査した結果を表2に示す。
実施例29:本実施例29における希土類合金鋳造板は、R−(Fe,M)−B系の組成である。Rは28.5wt%であり、そのうち、Ndが22.5wt%で、Prが3.0wt%で、Tbが1.0wt%で、Dyが2.0wt%であった。Mは、Tiが0.50wt%で、Vが0.50wt%で、Coが5.0wt%で、Niが2.4wt%で、Cuが0.50wt%で、Alが0.30wt%で、Zrが0.20wt%で、Nbが0.50wt%で、Moが0.10wt%であった。Bは1.05wt%であった。その他の成分は、Feである。
また、その製造方法は、実施例1と基本的に同じである。但し、希土類合金液の作製は、真空またはアルゴンガスの雰囲気下で、中周波誘導加熱方式で行った。また、ストリップキャストの条件は、希土類合金液流量は8000g/sとし、板幅を600mm、ストリップキャスト温度を1460℃、水冷ローラ回転速度を4.0m/sとした。また、融点〜800℃の冷却速度は2×10℃/s、800℃〜600℃の冷却速度は25℃/sとした。
得られた希土類合金鋳造板の厚さの平均値Dは0.40mmであった。また、希土類合金鋳造板の92%において、その板厚さが0.30〜0.50mmの範囲にあり、板厚さの分散値はσ=0.01であった。そして、この希土類合金鋳造板における主相のNdFe14B結晶粒は柱状晶であり、柱状晶の体積(%)は希土類合金鋳造板の90%を有していた。その柱状晶の幅は0.5〜8.0μmで、高さは2.0〜400μmであった。本実施例29でできた希土類合金鋳造板を使用して製造した焼結NdFeB系磁性体の性能を調査した結果を表2に示す。
実施例30:本実施例30における希土類合金鋳造板は、上記実施例29と同様でR−(Fe,M)−B系の組成である。Rは28.5wt%であり、そのうち、Ndが22.5wt%で、Prが3.0wt%で、Tbが1.0wt%で、Dyが2.0wt%であった。Mは、Tiが0.50wt%で、Vが0.50wt%で、Coが5.0wt%で、Niが2.4wt%で、Cuが0.50wt%で、Alが0.30wt%で、Zrが0.20wt%で、Nbが0.50wt%で、Moが0.10wt%であった。Bは1.05wt%であった。その他の成分は、Feである。
また、その製造方法は、実施例1と基本的に同じである。但し、希土類合金液の作製は、真空またはアルゴンガスの雰囲気下で、電気抵抗線加熱方式で行った。また、ストリップキャストの条件は、希土類合金液流量は5000g/sとし、板幅を500mm、ストリップキャスト温度を1430℃、水冷ローラ回転速度を2.5m/sとした。また、融点〜800℃の冷却速度は3×10℃/s、800℃〜600℃の冷却速度は15℃/sとした。
得られた希土類合金鋳造板の厚さの平均値Dは0.35mmであった。また、希土類合金鋳造板の93%において、その板厚さが0.30〜0.40mmの範囲にあり、板厚さの分散値はσ=0.005であった。そして、この希土類合金鋳造板における主相のNdFe14B結晶粒は柱状晶であり、柱状晶の体積(%)は希土類合金鋳造板の95%を有していた。その柱状晶の幅は0.4〜5.0μmで、高さは1.0〜350μmであった。本実施例30でできた希土類合金鋳造板を使用して製造した焼結NdFeB系磁性体の性能を調査した結果を表2に示す。
実施例31:本実施例31における希土類合金鋳造板は、上記実施例29と同様でR−(Fe,M)−B系の組成である。Rは28.5wt%であり、そのうち、Ndが22.5wt%で、Prが3.0wt%で、Tbが1.0wt%で、Dyが2.0wt%であった。Mは、Tiが0.50wt%で、Vが0.50wt%で、Coが5.0wt%で、Niが2.4wt%で、Cuが0.50wt%で、Alが0.30wt%で、Zrが0.20wt%で、Nbが0.50wt%で、Moが0.10wt%であった。Bは1.05wt%であった。その他の成分は、Feである。
また、その製造方法は、実施例1と基本的に同じである。但し、希土類合金液の作製は、真空またはアルゴンガスの雰囲気下で、高周波誘導加熱方式で行った。また、ストリップキャストの条件は、希土類合金液流量は3000g/sとし、板幅を400mm、ストリップキャスト温度を1400℃、水冷ローラ回転速度を1.5m/sとした。また、融点〜800℃の冷却速度は5×10℃/s、800℃〜600℃の冷却速度は10℃/sとした。
得られた希土類合金鋳造板の厚さの平均値Dは0.30mmであった。また、希土類合金鋳造板の94%において、その板厚さが0.25〜0.35mmの範囲にあり、板厚さの分散値はσ=0.003であった。そして、この希土類合金鋳造板における主相のNdFe14B結晶粒は柱状晶であり、柱状晶の体積(%)は希土類合金鋳造板の96%を有していた。その柱状晶の幅は0.3〜3.7μmで、高さは1.0〜300μmであった。本実施例31でできた希土類合金鋳造板を使用して製造した焼結NdFeB系磁性体の性能を調査した結果を表2に示す。
実施例32:本実施例32における希土類合金鋳造板は、上記実施例29と同様でR−(Fe,M)−B系の組成である。Rは28.5wt%であり、そのうち、Ndが22.5wt%で、Prが3.0wt%で、Tbが1.0wt%で、Dyが2.0wt%であった。Mは、Tiが0.50wt%で、Vが0.50wt%で、Coが5.0wt%で、Niが2.4wt%で、Cuが0.50wt%で、Alが0.30wt%で、Zrが0.20wt%で、Nbが0.50wt%で、Moが0.10wt%であった。Bは1.05wt%であった。その他の成分は、Feである。
また、その製造方法は、実施例1と基本的に同じである。但し、希土類合金液の作製は、真空またはアルゴンガスの雰囲気下で、中周波誘導加熱方式で行った。また、ストリップキャストの条件は、希土類合金液流量は1000g/sとし、板幅を100mm、ストリップキャスト温度を1360℃、水冷ローラ回転速度を1.2m/sとした。また、融点〜800℃の冷却速度は9×10℃/s、800℃〜600℃の冷却速度は1℃/sとした。
得られた希土類合金鋳造板の厚さの平均値D0.25mmであった。また、希土類合金鋳造板の96%において、その板厚さが0.20〜0.30mmの範囲にあり、板厚さの分散値はσ=0.002であった。そして、この希土類合金鋳造板における主相のNdFe14B結晶粒は柱状晶であり、柱状晶の体積(%)は希土類合金鋳造板の98%を有していた。その柱状晶の幅は0.2〜3.3μmで、高さは1.0〜250μmであった。本実施例32でできた希土類合金鋳造板を使用して製造した焼結NdFeB系磁性体の性能を調査した結果を表2に示す。
比較例1:実施例1と同じ成分の希土類合金を用い、ストリップキャスティング工程で、実施例1と同じ厚さ平均値で、分散値がσ=0.021となった希土類合金鋳造板を製造し、更に実施例1と同じ工程で焼結NdFeB系磁性体を製造した。その焼結NdFeB系磁性体の性能を調査した結果を表1に示す。
比較例2:実施例2と同じ成分の希土類合金を用い、ストリップキャスティング工程で、実施例2と同じ厚さ平均値で、分散値がσ=0.021となった希土類合金鋳造板を製造し、更に実施例2と同じ工程で焼結NdFeB系磁性体を製造した。その焼結NdFeB系磁性体の性能を調査した結果を表1に示す。
比較例3:実施例3と同じ成分の希土類合金を用い、ストリップキャスティング工程で、実施例3と同じ厚さ平均値で、分散値がσ=0.020となった希土類合金鋳造板を製造し、更に実施例3と同じ工程で焼結NdFeB系磁性体を製造した。その焼結NdFeB系磁性体の性能を調査した結果を表1に示す。
比較例4:実施例4と同じ成分の希土類合金を用い、ストリップキャスティング工程で、実施例4と同じ厚さ平均値で、分散値がσ=0.020となった希土類合金鋳造板を製造し、更に実施例4と同じ工程で焼結NdFeB系磁性体を製造した。その焼結NdFeB系磁性体の性能を調査した結果を表1に示す。
比較例5:実施例5と同じ成分の希土類合金を用い、ストリップキャスティング工程で、実施例5と同じ厚さ平均値で、分散値がσ=0.021となった希土類合金鋳造板を製造し、更に実施例5と同じ工程で焼結NdFeB系磁性体を製造した。その焼結NdFeB系磁性体の性能を調査した結果を表1に示す。
比較例6:実施例6と同じ成分の希土類合金を用い、ストリップキャスティング工程で、実施例6と同じ厚さ平均値で、分散値がσ=0.020となった希土類合金鋳造板を製造し、更に実施例6と同じ工程で焼結NdFeB系磁性体を製造した。その焼結NdFeB系磁性体の性能を調査した結果を表1に示す。
比較例7:実施例7と同じ成分の希土類合金を用い、ストリップキャスティング工程で、実施例7と同じ厚さ平均値で、分散値がσ=0.018となった希土類合金鋳造板を製造し、更に実施例7と同じ工程で焼結NdFeB系磁性体を製造した。その焼結NdFeB系磁性体の性能を調査した結果を表1に示す。
比較例8:実施例8と同じ成分の希土類合金を用い、ストリップキャスティング工程で、実施例8と同じ厚さ平均値で、分散値がσ=0.018となった希土類合金鋳造板を製造し、更に実施例8と同じ工程で焼結NdFeB系磁性体を製造した。その焼結NdFeB系磁性体の性能を調査した結果を表1に示す。
比較例9:実施例9と同じ成分の希土類合金を用い、ストリップキャスティング工程で、実施例9と同じ厚さ平均値で、分散値がσ=0.021となった希土類合金鋳造板を製造し、更に実施例9と同じ工程で焼結NdFeB系磁性体を製造した。その焼結NdFeB系磁性体の性能を調査した結果を表1に示す。
比較例10:実施例10と同じ成分の希土類合金を用い、ストリップキャスティング工程で、実施例10と同じ厚さ平均値で、分散値がσ=0.021となった希土類合金鋳造板を製造し、更に実施例10と同じ工程で焼結NdFeB系磁性体を製造した。その焼結NdFeB系磁性体の性能を調査した結果を表1に示す。
比較例11:実施例11と同じ成分の希土類合金を用い、ストリップキャスティング工程で、実施例11と同じ厚さ平均値で、分散値がσ=0.020となった希土類合金鋳造板を製造し、更に実施例11と同じ工程で焼結NdFeB系磁性体を製造した。その焼結NdFeB系磁性体の性能を調査した結果を表1に示す。
比較例12:実施例12と同じ成分の希土類合金を用い、ストリップキャスティング工程で、実施例12と同じ厚さ平均値で、分散値がσ=0.020となった希土類合金鋳造板を製造し、更に実施例12と同じ工程で焼結NdFeB系磁性体を製造した。その焼結NdFeB系磁性体の性能を調査した結果を表1に示す。
比較例13:実施例13と同じ成分の希土類合金を用い、ストリップキャスティング工程で、実施例13と同じ厚さ平均値で、分散値がσ=0.021となった希土類合金鋳造板を製造し、更に実施例13と同じ工程で焼結NdFeB系磁性体を製造した。その焼結NdFeB系磁性体の性能を調査した結果を表1に示す。
比較例14:実施例14と同じ成分の希土類合金を用い、ストリップキャスティング工程で、実施例14と同じ厚さ平均値で、分散値がσ=0.020となった希土類合金鋳造板を製造し、更に実施例14と同じ工程で焼結NdFeB系磁性体を製造した。その焼結NdFeB系磁性体の性能を調査した結果を表1に示す。
比較例15:実施例15と同じ成分の希土類合金を用い、ストリップキャスティング工程で、実施例15と同じ厚さ平均値で、分散値がσ=0.018となった希土類合金鋳造板を製造し、更に実施例15と同じ工程で焼結NdFeB系磁性体を製造した。その焼結NdFeB系磁性体の性能を調査した結果を表1に示す。
比較例16:実施例16と同じ成分の希土類合金を用い、ストリップキャスティング工程で、実施例16と同じ厚さ平均値で、分散値がσ=0.018となった希土類合金鋳造板を製造し、更に実施例16と同じ工程で焼結NdFeB系磁性体を製造した。その焼結NdFeB系磁性体の性能を調査した結果を表2に示す。
比較例17:実施例17と同じ成分の希土類合金を用い、ストリップキャスティング工程で、実施例17と同じ厚さ平均値で、分散値がσ=0.021となった希土類合金鋳造板を製造し、更に実施例17と同じ工程で焼結NdFeB系磁性体を製造した。その焼結NdFeB系磁性体の性能を調査した結果を表2に示す。
比較例18:実施例18と同じ成分の希土類合金を用い、ストリップキャスティング工程で、実施例18と同じ厚さ平均値で、分散値がσ=0.020となった希土類合金鋳造板を製造し、更に実施例18と同じ工程で焼結NdFeB系磁性体を製造した。その焼結NdFeB系磁性体の性能を調査した結果を表1に示す。
比較例19:実施例19と同じ成分の希土類合金を用い、ストリップキャスティング工程で、実施例19と同じ厚さ平均値で、分散値がσ=0.018となった希土類合金鋳造板を製造し、更に実施例19と同じ工程で焼結NdFeB系磁性体を製造した。その焼結NdFeB系磁性体の性能を調査した結果を表2に示す。
比較例20:実施例20と同じ成分の希土類合金を用い、ストリップキャスティング工程で、実施例20と同じ厚さ平均値で、分散値がσ=0.018となった希土類合金鋳造板を製造し、更に実施例20と同じ工程で焼結NdFeB系磁性体を製造した。その焼結NdFeB系磁性体の性能を調査した結果を表2に示す。
比較例21:実施例21と同じ成分の希土類合金を用い、ストリップキャスティング工程で、実施例21と同じ厚さ平均値で、分散値がσ=0.021となった希土類合金鋳造板を製造し、更に実施例21と同じ工程で焼結NdFeB系磁性体を製造した。その焼結NdFeB系磁性体の性能を調査した結果を表2に示す。
比較例22:実施例22と同じ成分の希土類合金を用い、ストリップキャスティング工程で、実施例22と同じ厚さ平均値で、分散値がσ=0.021となった希土類合金鋳造板を製造し、更に実施例22と同じ工程で焼結NdFeB系磁性体を製造した。その焼結NdFeB系磁性体の性能を調査した結果を表2に示す。
比較例23:実施例23と同じ成分の希土類合金を用い、ストリップキャスティング工程で、実施例23と同じ厚さ平均値で、分散値がσ=0.020となった希土類合金鋳造板を製造し、更に実施例23と同じ工程で焼結NdFeB系磁性体を製造した。その焼結NdFeB系磁性体の性能を調査した結果を表2に示す。
比較例24:実施例24と同じ成分の希土類合金を用い、ストリップキャスティング工程で、実施例24と同じ厚さ平均値で、分散値がσ=0.020となった希土類合金鋳造板を製造し、更に実施例24と同じ工程で焼結NdFeB系磁性体を製造した。その焼結NdFeB系磁性体の性能を調査した結果を表2に示す。
比較例25:実施例25と同じ成分の希土類合金を用い、ストリップキャスティング工程で、実施例25と同じ厚さ平均値で、分散値がσ=0.021となった希土類合金鋳造板を製造し、更に実施例25と同じ工程で焼結NdFeB系磁性体を製造した。その焼結NdFeB系磁性体の性能を調査した結果を表2に示す。
比較例26:実施例26と同じ成分の希土類合金を用い、ストリップキャスティング工程で、実施例26と同じ厚さ平均値で、分散値がσ=0.020となった希土類合金鋳造板を製造し、更に実施例26と同じ工程で焼結NdFeB系磁性体を製造した。その焼結NdFeB系磁性体の性能を調査した結果を表2に示す。
比較例27:実施例27と同じ成分の希土類合金を用い、ストリップキャスティング工程で、実施例27と同じ厚さ平均値で、分散値がσ=0.018となった希土類合金鋳造板を製造し、更に実施例27と同じ工程で焼結NdFeB系磁性体を製造した。その焼結NdFeB系磁性体の性能を調査した結果を表2に示す。
比較例28:実施例28と同じ成分の希土類合金を用い、ストリップキャスティング工程で、実施例28と同じ厚さ平均値で、分散値がσ=0.018となった希土類合金鋳造板を製造し、更に実施例28と同じ工程で焼結NdFeB系磁性体を製造した。その焼結NdFeB系磁性体の性能を調査した結果を表2に示す。
比較例29:実施例29と同じ成分の希土類合金を用い、ストリップキャスティング工程で、実施例29と同じ厚さ平均値で、分散値がσ=0.021となった希土類合金鋳造板を製造し、更に実施例29と同じ工程で焼結NdFeB系磁性体を製造した。その焼結NdFeB系磁性体の性能を調査した結果を表2に示す。
比較例30:実施例30と同じ成分の希土類合金を用い、ストリップキャスティング工程で、実施例30と同じ厚さ平均値で、分散値がσ=0.021となった希土類合金鋳造板を製造し、更に実施例30と同じ工程で焼結NdFeB系磁性体を製造した。その焼結NdFeB系磁性体の性能を調査した結果を表2に示す。
比較例31:実施例31と同じ成分の希土類合金を用い、ストリップキャスティング工程で、実施例31と同じ厚さ平均値で、分散値がσ=0.020となった希土類合金鋳造板を製造し、更に実施例31と同じ工程で焼結NdFeB系磁性体を製造した。その焼結NdFeB系磁性体の性能を調査した結果を表2に示す。
比較例32:実施例32と同じ成分の希土類合金を用い、ストリップキャスティング工程で、実施例32と同じ厚さ平均値で、分散値がσ=0.020となった希土類合金鋳造板を製造し、更に実施例32と同じ工程で焼結NdFeB系磁性体を製造した。その焼結NdFeB系磁性体の性能を調査した結果を表2に示す。

合金鋳造板の成形過程の抽象モデル概念図。 本発明に関する希土類合金鋳造板の製造工程慨略図。 実施例1の厚さ方向の切断面の金属組織観察写真(100倍)。 実施例1の厚さ方向の切断面の金属組織観察写真(200倍)。 実施例1の厚さ方向の切断面の金属組織観察写真(500倍)。
符号の説明
1 固体と液体の界面
2 固体相
3 板材
4 溶融池
5 ノズル
6 液体相
7 坩堝
8 シングルローラ表面
10 溶解坩堝
20 ストリップキャスティング用容器
30 希土類合金鋳造板
40 水冷ローラ
50 希土類合金鋳造板収集器

Claims (20)

  1. 板厚の平均値がDであり、その板厚分散値がσである希土類合金鋳造板において、
    平均値Dは0.1mm〜1.0mmの範囲であり、少なくとも80%の希土類合金鋳造板の厚さが[D−0.1mm、D+0.1mm]の範囲にあり、σ≦0.015mmであることを特徴とする希土類合金鋳造板。
  2. 希土類合金鋳造板における主相のNdFe14B結晶粒が柱状晶であり、該柱状晶の体積が希土類合金鋳造板の少なくとも80%を有しており、該柱状晶の幅は0.2μm〜50.0μmであり、該柱状晶の長さは1.0μm〜500μmである請求項1に記載の希土類合金鋳造板。
  3. 希土類合金は、Sc、Yを含めた17種の希土類元素の1種または2種以上であるRと、Fe以外の遷移元素である、Al、Ga、In、C、N、Si、Ge、Sn、Pb、Mg、Caの中の1種または2種以上であるMと、ホウ素であるBとからなる、R−(Fe,M)−B系の組成であり、
    Rの含有量が26.0〜50.0wt%、Mの含有量が0〜10.0wt%、Bの含有量が0〜1.5wt%、残部がFe及び不可避不純物からなる請求項1または請求項2に記載の希土類合金鋳造板。
  4. Rの含有量が26.0〜38.0wt%、Mの含有量が0〜10.0wt%、Bの含有量が0.8wt〜1.5wt%、残部がFe及び不可避不純物からなる請求項3に記載の希土類合金鋳造板。
  5. 希土類合金は、Sc、Yを含めた17種の希土類元素の1種または2種以上であるRと、Ti、V、Cr、Mn、Co、Ni、Cu、Zn、Zr、Nb、Mo、Ta、W、Al、Ga、C、Ge、Sn、Pb、Mg、Caの中の1種または2種以上であるMと、ホウ素であるBとからなる、R−(Fe,M)−B系の組成であり、
    Rの含有量が28.0〜35.0wt%、Mの含有量が0〜8.0wt%、Bの含有量が0.8〜1.5wt%、残部がFe及び不可避不純物からなる請求項1または請求項2に記載の希土類合金鋳造板。
  6. 少なくとも90%の希土類合金鋳造板の厚さが[D−0.1mm、D+0.1mm]の範囲にあり、σ≦0.01mmである請求項1に記載の希土類合金鋳造板。
  7. 少なくとも95%の希土類合金鋳造板の厚さが[D−0.1mm、D+0.1mm]の範囲にあり、σ≦0.008mmである請求項1に記載の希土類合金鋳造板。
  8. 少なくとも80%の希土類合金鋳造板の厚さが[D−0.05mm、D+0.05mm]の範囲にあり、σ≦0.008mmである請求項1に記載の希土類合金鋳造板。
  9. 少なくとも90%の希土類合金鋳造板の厚さが[D−0.05mm、D+0.05mm]の範囲にあり、σ≦0.006mmである請求項1に記載の希土類合金鋳造板。
  10. 前記平均値Dが、0.2mm〜0.5mmである請求項1〜請求項9いずれか一項に記載の希土類合金鋳造板。
  11. 主相のNdFe14B結晶の体積が希土類合金鋳造板の少なくとも85%を有している請求項2記載の希土類合金鋳造板。
  12. 主相のNdFe14B結晶の体積が希土類合金鋳造板の少なくとも91%を有している請求項2記載の希土類合金鋳造板。
  13. 請求項1〜12のいずれかに記載の希土類合金鋳造板の製造方法であって、
    溶融した希土類合金を、ストリップキャスティング用容器を通して回転する水冷ローラに注ぎ、均一厚さの希土類合金鋳造板を形成するものであり、
    冷却速度条件を、融点〜800℃の場合は10〜10℃/sとし、または800℃〜600℃の場合は100℃/s以下に調整することを特徴とする希土類合金鋳造板の製造方法。
  14. 希土類合金を溶融する加熱方式は、中周波誘導加熱、高周波誘導加熱、アーク加熱、電気抵抗線加熱のいずれかによる請求項13に記載の希土類合金鋳造板の製造方法。
  15. 水冷ローラに注ぐ希土類合金の流量を100g/s〜10000g/sの範囲に制御する請求項13または請求項14に記載の希土類合金鋳造板の製造方法。
  16. 形成される希土類合金鋳造板の幅を50mm〜600mmの範囲に制御する請求項13〜請求項15のいずれかに記載の希土類合金鋳造板の製造方法。
  17. ストリップキャスト温度を1300℃〜1600℃の範囲に調整する請求項13〜請求項16のいずれかに記載の希土類合金鋳造板の製造方法。
  18. 水冷ローラの回転速度を0.2m/s〜5.0m/sの範囲に制御する請求項13〜請求項17のいずれかに記載の希土類合金鋳造板の製造方法。
  19. 希土類合金の原料は、機械破砕または水素粉砕(HD:HYDROGEN DECREPITATION)の方法により製造された合金粉末である請求項13〜請求項18のいずれかに記載の希土類合金鋳造板の製造方法。
  20. 請求項1〜12のいずれかに記載の希土類合金鋳造板を原料として製造された希土類磁性体。
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