JP2008255743A - 水栓 - Google Patents

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Abstract

【課題】使用者が接触操作部を操作しようとして手を差し出したときに、非接触式の切替スイッチが人体検知により誤操作されてしまうのを良好に防止することのできる、吐水管先端部に非接触式の切替スイッチと接触操作部とを設けて成る水栓を提供する。
【解決手段】水栓10の吐水管12の先端部に、人体検知の有無に基づいて吐水切替えを行う非接触式の切替スイッチ18と、吐水状態調節を行う接触操作部20とを設けておく。この場合において切替スイッチ18が人体検知から非検知に状態変化することにより吐水切替えを行うようにするとともに、切替スイッチ18が人体検知中に接触操作部20が操作されたときには、非検知に状態変化しても吐水切替えを行わないものとしておく。
【選択図】 図1

Description

この発明は水栓に関し、詳しくは吐水管の先端部に非接触式の切替スイッチと接触操作部とを備えたものに関する。
吐水管の先端部に操作部を備えた水栓として、従来、下記特許文献1に開示されたものが公知である。
この水栓では、吐水管の先端部に、水と湯との切替えや水道水である原水と浄水との切替え、或いは吐水と止水の切替え等を行う非接触式の切替スイッチが設けてあり、また吐水管の付根部にはシングルレバー式の湯水混合部が設けてあり、吐水管の先端部の切替スイッチを非接触で操作(手かざし操作)すると吐水切替えが行われ、また吐水管の根元部のシングルレバーを操作することで吐水の温度調節や流量調節が行われる。
この特許文献1に開示の水栓は、非接触で吐水切替えを行うことができ、また付根部のシングルレバーを操作することで吐水流量や温度調節等の吐水状態調節を行うことができる点で利便性の高いものである。
しかしながらこの特許文献1に開示の水栓の場合、吐水切替えについては吐水管の先端部で非接触で行うことができるものの、吐水の流量調節や温度調節等の吐水状態調節については、吐水管の付根部のシングルレバーまで手を延ばして操作を行わなければならない問題があり、また吐水管の付根部に嵩高いシングルレバー混合部があるために吐水管ないし水栓が外観的に大型化してしまい、また吐水管の付根部のシングルレバー混合部が水垢汚れし易い問題があった。
尚、他の特許文献として下記特許文献2には、シャワーヘッドの先端部に吐止水切替えを行う吐止水操作部と、吐水流量調節を行う流調操作部とを設けた水栓が開示されている。
しかしながらこの特許文献2に開示のものは、吐水切替えのための吐止水操作部が、使用者が直接手で触って操作する接触式且つ手動式の操作部であって利便性の点で十分でなく、また吐止水操作部に接触することに伴って、同部分に汚れが付き易い問題があった。
更に他の特許文献として下記特許文献3には、吐水管の先端部に回転式のダイヤル操作部を設け、このダイヤル操作部の回転操作によって吐水流量を調節するようになしたものが開示されている。
しかしながらこの特許文献3に開示のものでは、吐止水切替え等の吐水切替用の操作部が接触式且つ手動式のものであり、特許文献1に開示のものと同様の問題を有するものである。
そこで吐水管の先端部に、人体検知の有無に基づいて吐水切替えを行う非接触式の切替スイッチと、吐水状態調節を行う接触操作部とを、ともに設けておくことが考えられる。
このようにしておけば、吐水切替えの操作を吐水管先端部で、即ち使用者に近い手元で非接触で操作することができるとともに、同じく吐水管の先端部で、吐水流量調節等の吐水状態調節を行うこと、即ち2種類の操作の何れをも吐水管の先端部で行うことができ、利便性を更に一段と高めることができる。
しかしながらこのようにした場合、非接触式の切替スイッチと接触操作部とが吐水管の同じ先端部に、即ち互いに近い位置に共存することとなり、この場合次のような新たな問題が生ずる。
即ち、使用者が接触操作部を操作して吐水状態調節を行おうとしたとき、使用者の差し出した手を切替スイッチが誤って人体検知してしまい、切替スイッチを誤操作してしまい易い問題が生ずる。
非接触式の切替スイッチと、接触操作部とを吐水管の同じ先端部にそれぞれ配置する場合、このような切替スイッチの誤検知による水栓の誤動作を防止できるものとしておくことが望ましい。
特開2006−169949号公報 特開2001−95709号公報 特開2001−208229号公報
本発明は以上のような事情を背景とし、使用者が接触操作部を操作しようとして手を差し出した場合において、非接触式の切替スイッチが人体検知に基づいて誤動作してしまうのを良好に防止することのできる、吐水管先端部に非接触式の切替スイッチと接触操作部とを設けて成る水栓を提供することを目的としてなされたものである。
而して請求項1のものは、吐水管の先端部に、人体検知の有無に基づいて吐水切替えを行う非接触式の切替スイッチと、吐水状態調節を行う接触操作部とを設け、該切替スイッチ,接触操作部の操作に基いて制御部により対応する吐水切替弁,吐水状態調節弁をそれぞれ作動制御するようになした水栓であって、前記制御部は、前記切替スイッチが人体検知から非検知に状態変化することにより吐水切替えを行わせ、且つ該切替スイッチが人体検知中に前記接触操作部が操作されたときには該非検知に状態変化しても吐水切替えを行わせないものとしてあることを特徴とする。
請求項2のものは、吐水管の先端部に、人体検知の有無に基づいて吐水切替えを行う非接触式の切替スイッチと、吐水状態調節を行う接触操作部とを設け、該切替スイッチ,接触操作部の操作に基いて制御部により対応する吐水切替弁,吐水状態調節弁をそれぞれ作動制御するようになした水栓であって、前記制御部は、前記切替スイッチが人体非検知から人体検知に状態変化することにより吐水切替えを行わせ、且つ人体検知後の第1設定時間内に前記接触操作部が操作されたときには吐水切替えを行わせないものとしてあることを特徴とする。
請求項3のものは、吐水管の先端部に、人体検知の有無に基づいて吐水切替えを行う非接触式の切替スイッチと、吐水状態調節を行う接触操作部とを設け、該切替スイッチ,接触操作部の操作に基いて制御部により対応する吐水切替弁,吐水状態調節弁をそれぞれ作動制御するようになした水栓であって、前記制御部は、前記切替スイッチが人体非検知から人体検知に状態変化することにより吐水切替えを行わせ、且つ前記接触操作部の操作時若しくは操作後の第2設定時間内に該切替スイッチが人体非検知から人体検知に状態変化しても吐水切替えを行わせないものとしたことを特徴とする。
請求項4のものは、請求項1〜3の何れかにおいて、前記接触操作部が前記切替スイッチの下方に配置してあることを特徴とする。
発明の作用・効果
以上のように請求項1のものは、切替スイッチが人体検知から非検知に状態変化することにより吐水切替えを行い、且つ切替スイッチが人体検知中に接触操作部が操作されたときには、非検知に状態変化しても吐水切替えを行わないようにしたものである。
切替スイッチが人体検知中に接触操作部が操作された場合、切替スイッチによる人体検知は、使用者が接触操作部を操作しようとして手を差し出したときに切替スイッチがこれを誤って検知したものと判断することができる。
そこでこの請求項1では、こうした場合には切替スイッチが人体非検知に状態変化しても、使用者の行為が切替スイッチの操作を目的としたものでないと判断して、吐水切替えを行わないようになしたものである。
従ってこの請求項1によれば、使用者が接触操作部を操作しようとしたものか、或いは切替スイッチを操作しようとしたものかを正しく区別し得て、水栓の誤動作を防止することができる。
次に請求項2のものは、切替スイッチが人体検知に状態変化することにより吐水切替えを行い、且つその際に人体検知後の第1設定時間内に接触操作部が操作されたときには、吐水切替えを行わないようになしたものである。
即ちこの請求項2のものは、人体検知に状態変化した後、所定時間(第1設定時間)を待って、非接触の切替スイッチと接触操作部のどちらが操作されたのかを判断し、そして接触操作部が第1設定時間内に操作されていないときには、切替スイッチが操作されたものとして吐水切替えを行い、また一方、第1設定時間内に接触操作部が操作されたときには、切替スイッチではなく接触操作部が操作されたものと判断して、吐水切替えを行わないようになしたものである。
従ってこの請求項2によっても、使用者による水栓の操作時に誤操作を防止し得て、水栓を使用者の目的通りに正しく動作させることができる。
次に請求項3のものは、切替スイッチが人体検知に状態変化することにより吐水切替えを行い、且つ接触操作部の操作時若しくは操作後の第2設定時間内に切替スイッチが人体検知に状態変化しても、吐水切替えを行わないようになしたものである。
切替スイッチが人体検知に状態変化しても、その際に接触操作部が同時に操作されていた場合、若しくは接触操作部の操作後の所定時間内に切替スイッチが人体検知に状態変化した場合、それは使用者が切替スイッチの操作を意図したものではなく、接触操作部の操作の目的をもって手を吐水管の先端部に差し出したものと判断することができる。
そこでこのような場合には、切替スイッチが人体検知に状態変化しても吐水切替え動作を行わないようになしたもので、この請求項3においても、使用者による水栓の操作時に切替スイッチによる誤検知に基づく水栓の誤動作を良好に防止することができる。
請求項4は、切替スイッチと接触操作部との配置に関するもので、ここでは接触操作部を切替スイッチの下方に配置するようにしている。
水栓使用者が接触操作部を操作しようとするとき、通常、使用者は接触操作部に対し下方から若しくは側方から接触操作部に向けて手を伸ばす動作を行う。
従って接触操作部を切替スイッチの下方に配置しておけば、使用者が接触操作部を操作しようとして手を差し出したときに、切替スイッチがこれを誤って検知してしまうのを効果的に回避でき、水栓の誤動作を良好に防止することができる。
ここで非接触式の切替スイッチは、吐水と止水とを切り替えるものとなしておくことができる。或いは水と湯(水及び熱湯の混合水)との切替えを行うもの、更には水道水である原水と浄水の切替えを行うものとなしておくことができる。
一方接触操作部は、吐水の流量調節を行うもの或いは吐水の温度調節を行うものとなしておくことができる。
また上記吐水管は、最上位の位置から先端にかけて下向きに下がった形状のものとなしておき、その下向きに下がった形状の部分に上記の切替スイッチ,接触操作部を設けておくことができる。
この場合において、吐水管は逆U字状のグースネック形状のものとなしておくことができる。
上記接触操作部は電気的操作部となしておくことができる。即ち接触操作部の操作量に対応した電気信号を生ぜしめるものとなしておくことができる。
この場合、制御部でその電気信号に基いて対応する制御弁を作動させることによって、吐水状態調節を行うようになしておくことができる。
次に本発明の実施形態を図面に基づいて詳しく説明する。
図1において、10は本実施形態の水栓で、12は水栓10における吐水管である。
吐水管12は、カウンター上面等横設された取付面14から起立する形態で設けられている。
吐水管12は、全体として逆U字状のグースネック形状をなしており、その先端に吐水口16が備えられている。
また吐水管12には、最上位から先端にかけて下向きに下がった下り形状部12A且つその先端部の上面に、吐水切替えを行う非接触式の切替スイッチ18と、吐水状態調節を行う接触操作部20とが設けられている。
ここで接触操作部20は、ここでは回転により吐水状態調節を行うダイヤル操作部とされている。
ここで切替スイッチ18は、外周形状が円形状をなしており、またこれに対応して接触操作部20は、内周形状及び外周形状の何れもが円形状をなしている。
吐水管12の先端部には、図1(C)に示しているように接触操作部20の外周形状に対応した形状の凹部22が設けられている。上記接触操作部20は、切替スイッチ18とともにこの凹部22に嵌込状態に設けられている。
ここで接触操作部20は、凹部22に回転可能な状態に嵌め込まれている。
接触操作部20は、その上面(頂面)が吐水管12の上面と面一面をなすように凹部22に嵌め込まれている。
また接触操作部20は、その一部が凹部22の側面の開口、即ち吐水管12の側面よりも側方に突出せしめられている。
従って接触操作部20は、その側方への突出部20Aを手で摘む等してこれを回転操作することができる。
この実施形態において、切替スイッチ18は、使用者が手を差し出したときの人体検知の有無に基づいて吐水と止水との切替え等の吐水切替えを行う。
また接触操作部20は、回転操作によって吐水の流量調節等の吐水状態調節を行う。
但しこの接触操作部20は電気的操作部として構成してあって、この接触操作部20を回転させると、回転位置検出センサがこれを検知して、その回転位置に応じた信号を発生する。そしてその信号が後述の制御部46に送られて、制御部46がその信号に基いて対応する制御弁を作動させる。
従ってこの接触操作部20は極めて軽やかに回転操作することのできるものである。
尚、吐水管12には、その上面に且つ接触操作部20の直上位置に、吐水流量や吐水温度等の現在の吐水状態を表示するための表示部24が設けられており、またこれに対応して接触操作部20には、その表示部24の何れかの位置を指し示す指示部(目印)26が、接触操作部20と一体回転する状態に設けられている。
従って接触操作部20を回転操作したとき、現在の吐水状態がどの吐水状態にあるかを、その指示部26と表示部24とによって使用者が明確に認識することができる。
図2において、28は冷水を供給する給水路,30は熱湯を供給する給湯路で、32はそれら給水路28,給湯路30を通じて送られてきた冷水と熱湯とを混合し、且つその混合比率を調節する混合弁で、弁部34とその開度調節を行うモータ(ここではステッピングモータ)36とを有している。
この混合弁32は、水(冷水。以下単に水とするときは冷水を意味する)と熱湯との混合比率を連続的に変化させることができる。即ち混合水(以下単に湯とする)温度を連続的に変化させることができる。
38は、この混合弁32からの水又は湯(場合によって熱湯)を吐水管12に供給する供給路で、この供給路38上に吐止水弁を兼ねた流量調節弁(吐水切替弁且つ吐水状態調節弁)40が設けられている。
流量調節弁40は、弁部42とその開度調節を行うモータ(ここではステッピングモータ)44とを有している。
この流量調節弁40は、モータ44にて弁部42の開度を連続的に変化させることができ、これにより供給路38を通じて吐水管12に送られる水や湯の流量を連続的に変化させることが可能である。
従って流量調節弁40は、弁部42を閉弁させ又は開弁させることによって供給路38を開閉する開閉弁(吐止水弁)としての働きも有する。
尚、供給路38上には温度センサ45が設けられている。
46は制御部で、この制御部46に対し、上記の切替スイッチ18,接触操作部20(詳しくはその回転位置を検出する回転位置検出センサ)が電気的に接続されている。
この制御部46にはまた混合弁32のモータ36,流量調節弁40のモータ44,温度センサ45のそれぞれが電気的に接続されている。
この実施形態では、制御部46からの指令によって混合弁32,流量調節弁40がそれぞれ作動制御される。
48は、給水路28と供給路38とを、混合弁32,流量調節弁40,温度センサ45をバイパスして接続する状態に設けられた浄水路で、この浄水路48上に、水道水を通過させてその際に浄化を行う浄化フィルタ50及び浄水弁52が設けられている。
ここで浄水弁52は、弁部54とその開度調節を行うモータ56とを有しており、そのモータ56が上記の制御部46に電気的に接続され、かかるモータ56が、即ち浄水弁(吐水切替弁)52が制御部46にて作動制御されるようになっている。
ここで浄水弁52は、モータ56にて弁部54を開閉させる吐止水弁である。但し場合によって弁部54の開度を連続的に変化させるようになしておき、弁部54にて浄水の吐止水及び流量調節も併せて行うようになしておくことも可能である。
上記切替スイッチ18は、様々な切替スイッチとして構成することが可能であり、また接触操作部20も、これに応じて様々な吐水状態調節用として構成することが可能である。
例えば切替スイッチ18は、これを吐水と止水とを切り替える切替スイッチとして構成し、また接触操作部20は、吐水流量を連続的に調節する操作部として構成することができる。
この場合、例えば止水状態の下で使用者が切替スイッチ18を非接触操作(手を切替スイッチの正面上方、厳密には正面の前方斜め上方に手かざし操作若しくはその後に切替スイッチ18の上方から手を外す操作)をすると、切替スイッチ18からの信号が制御部46に入力されて、制御部46が流量調節弁40を開弁させる。
ここにおいて供給路38を通じ吐水管12に混合弁32の弁状態に応じて湯又は水が供給され、吐水口16から吐出せしめられる。
また接触操作部20を回転操作すると、流量調節弁40における弁部42の開度が変化せしめられ、吐水口16から吐出される吐水の流量が調節される。
尚このとき、混合弁32が水側に切り替っていれば吐水口16から水が吐水され、且つ接触操作部20の操作によって水の吐水流量が調節される。
或いは混合弁32が湯側に切り替っていれば吐水口16から湯が吐水され、且つその吐水流量が接触操作部20の操作によって調節される。
尚これらの場合には、図2における浄水路48及び浄水路48上に設けられた浄水フィルタ50,浄水弁52を除いた構造で水栓10を構成しておくことができる。
或いはこのような浄水路48,浄水フィルタ50,浄水弁52を設けておいて、別途の操作手段にて浄水を吐水したり止水したり、或いは場合によって浄水の流量を調節したりするといったことも可能である。
さて吐水口16から吐水が行われている状態で、再び切替スイッチ18を非接触操作すると、ここにおいて切替スイッチ18からの信号により制御部46にて流量調節弁40が閉弁せしめられる。ここにおいて吐水口16からの吐水が停止する。即ち止水する。
以上のように切替スイッチ18は、ここでは非接触操作(手かざし操作)するごとに切替動作を行うものとなしてある。
切替スイッチ18はまた、水と湯との切替用として構成しておくこともできる。
尚この場合には、吐水と止水とを切り替えるための操作部を別途に設けておく。
このように切替スイッチを水と湯との切替用として構成した場合、切替スイッチ18を非接触操作するごとに混合弁32が水側と湯側とに切り替り、切替スイッチ18の非接触操作によって水吐水側に切り替った場合には、混合弁32が給湯路30と供給路38とを遮断し、給水路28だけを供給路38に対して連通状態とし、給水路28からの水だけを供給路38に通して吐水口16から吐出せしめる。
また一方切替スイッチ18が湯側に切り替ったときには、混合弁32が、給水路28からの水と給湯路30からの熱湯とを所定比率で混合する状態に切り替り、混合状態の湯を供給路38を通じて吐水管12に導き、吐水口16から吐出せしめる。
また吐水口16から水が吐出されるときには、接触操作部20を回転操作することによって水の吐水流量が調節され、吐水口16から湯が吐出されているときには、接触操作部20の回転操作によって湯の吐水流量が調節される。
このとき、接触操作部20に設けた指示部26と吐水管12に設けた表示部24とによって、現在の吐水流量を使用者が明確に認識することができる。
尚この場合、湯の温度調節は別途の操作部にて行うことができる。
切替スイッチ18を水と湯との切替用として構成した場合において、接触操作部20を吐水(湯)の温度調節用の操作部として構成することが可能である。
この場合には、接触操作部20を回転操作することによって、吐水口16から吐出される湯の温度を調節することができる。
具体的にはこの場合には、接触操作部20を回転操作すると、混合弁32の弁部34がこれに応じて作動せしめられ、給水路28からの水と給湯路30からの熱湯の混合の比率を変化させる。
このとき、吐水管12に設けた表示部24と接触操作部20に設けた指示部26とによって、現在の吐水温度がどの温度になっているかを使用者が明確に認識することができる。
切替スイッチ18はまた、原水(水道水)と浄水との切替用のスイッチとして構成することもできる。
この場合、切替スイッチ18を非接触操作するごとに、吐水口16からの吐水が原水から浄水に若しくはその逆に切り替る。
例えば吐水口16から原水が吐出されている状態で切替スイッチ18を非接触操作すると、供給路38上の流量調節弁40が閉弁して、これに代わり浄水弁52が開弁状態となり、給水路28からの水が、これから分岐した浄水路48側に流れ込んで、浄水フィルタ50を通過し、そこで浄水とされた上で、かかる浄水が吐水管12へと送られて吐水口16から吐出される。
一方、この状態で切替スイッチ18を非接触操作すると、今度は浄水弁52が閉弁し、これに代わって供給路38上の流調調節弁40が開弁状態となって、吐水口16から原水(水又は湯或いは場合によって熱湯)が吐出せしめられる。
尚このときには、接触操作部20は、通常は原水の吐水流量調節用として構成しておく。
尚このように切替スイッチ18を原水と浄水との切替用として構成しておく場合には、吐水と止水との切替えを行うための操作部を別途に設けておく。
図2では、給水路28と給湯路30との合流部に混合弁32を設けているが、図3に示しているように混合弁32に代えて、給水路28上に吐止水弁を兼ねた流量調節弁58を、また給湯路30上に吐止水弁を兼ねた流量調節弁60を、それぞれ設けておくことも可能である。
ここで流量調節弁58は、弁部62をモータ(ここではステッピングモータ)64にて連続的に開度調節できるものであり、また流量調節弁60は、弁部66をモータ(ここではステッピングモータ)68にて連続的に開度調節できるものである。
この図3に示すものにおいては、流量調節弁58,60の開度をそれぞれ調節することによって、水と熱湯との混合比率を連続的に変化させて、吐水温度を調節することができ、また流量調節弁58,60の開度を共に変化させることで(水と湯との混合比率を一定に保ったままで)、吐水温度を一定に保ったままで吐水流量を連続的に変化させることが可能である。
従ってこの図3に示すものにおいては、図2に示す供給路38上の流量調節弁40も省略されている。
尚、給水路28及び給湯路30上には、それぞれ温度センサ45が設けられており、それらは制御部46と電気的に接続されている。
他の点については図2に示すものと同様である。
この実施形態では、切替スイッチ18が非接触で人体検知する非接触式のスイッチとされ、一方でダイヤル操作部20が接触式の操作部であることに起因して、使用者がダイヤル操作部20を操作しようとして手をこれに近づけたときに、切替スイッチ18が誤ってこれを検知してしまい、切替スイッチ18が誤動作してしまう恐れがある。
図4〜図6は切替スイッチ18による誤検知、即ち切替スイッチ18の誤操作を有効に防止するための、制御部46による制御の例を示している。
但しこれら図4〜図6の例は、何れも切替スイッチ18にて吐水と止水を切替え、また接触操作部20にて吐水流量調節を行う場合の例である。
先ず図4の例は、切替スイッチ18が人体検知から非検知に状態変化したタイミングで吐水切替え、即ち止水状態であれば止水から吐水状態へ、また吐水状態であれば吐水から止水へと吐水切替えを行うようになした例である。
但しこの例では、切替スイッチ18が人体検知から非検知状態に状態変化しても、切替スイッチ18が人検知中に接触操作部20が操作されたとき(接触操作部20が操作されると信号が制御部46に入力される)には、切替スイッチ18が人体非検知に状態変化しても吐水切替えは行わない。
尚、図4の吐水流量の欄の数値は吐水流量の大小を表しており、また接触操作の欄の数値は接触操作部20の操作量の程度を表している。
以上の実施形態は、切替スイッチ18が人体検知中に接触操作部20が操作された場合、切替スイッチ18による人体検知は、使用者が接触操作部20を操作しようとして手を差し出したときに、切替スイッチ18がこれを誤って検知したものと判断し、そこで切替スイッチ18が人体非検知に状態変化しても、使用者の行為が切替スイッチ18の操作を目的としたものでないと判断して、吐水切替えを行わないようになしたものである。
従ってこの実施形態によれば、使用者が接触操作部20を操作しようとしたものか、或いは切替スイッチ18を操作しようとしたものかを正しく区別し得て、水栓10の誤動作を防止することができる。
一方図5の例は、切替スイッチ18が人体非検知の状態から人体検知に状態変化することにより吐水切替えを行い、且つ人体検知後の第1設定時間T内に接触操作部20が操作されたときには検知状態であっても吐水切替えを行わないようになした例である。
即ちこの例は、切替スイッチ18が人体検知に状態変化しても直ちに吐水切替えを行わず、第1設定時間T待って、切替スイッチ18が操作されたのか或いは接触操作部20が操作されたのかを判断し、そして第1設定時間T内に接触操作部が操作されなかった場合には、切替スイッチ18が操作されたものと判断して吐水切替えを行い、一方、設定時間T内に接触操作部20が操作されたときには、切替スイッチ18による人体検知は使用者が接触操作部20を操作しようとして手を差し出したことによるものと判断し、切替スイッチ18による吐水切替えを行わないようになした例である。
この図5の例においても、使用者による水栓10の操作時に誤操作を防止し得て、水栓10を使用者の目的通りに正しく動作させることができる。
他方図6の例は、図5の例と同様に切替スイッチ18が人体検知に状態変化することによって吐水切替えを行うようになし、且つ接触操作部20の操作時若しくは操作後の第2設定時間T内に切替スイッチ18が人体検知に状態変化しても、吐水切替えを行わないようになした例である。
この図6の例においても、使用者による水栓10の操作時に切替スイッチ18による誤検知に基づく水栓10の誤動作を良好に防止することができる。
次に図7は本発明の他の実施形態を示している。
この例は、回転式の接触操作部80を、吐水管12の先端部に且つ切替スイッチ18の下方に近接して配置した例である。
図7に示す例は、接触操作部80が吐水管12の側方に突出し且つ吐水管12の軸心と直交する回転軸心周りに回転する形態で接触操作部80を設けた例である。
ここで接触操作部80には、その回転軸心と直交方向に突出するレバー部82が設けてある。
図8は本発明の更に他の実施形態を示している。
この例もまた接触操作部84を吐水管12の先端部に且つ切替スイッチ18の下方に近接して配置した例である。
但しこの例では接触操作部84が、吐水管12の外周面に沿ってリング状に且つ吐水管12の軸心周りに回転可能に設けてある。
この例においても、接触操作部84には側方に突出するレバー部86が備えてある。
水栓使用者が接触操作部80,84を操作しようとするとき、通常、使用者は接触操作部80,84に対し下方から若しくは側方から接触操作部80,84に向けて手を伸ばす動作を行う。
従って接触操作部80,84を切替スイッチ18の下方に配置しておけば、使用者が接触操作部80,84を操作しようとして手を差し出したときに、切替スイッチ18がこれを誤って検知してしまうのを効果的に回避でき、水栓10の誤動作を良好に防止することができる。
以上本発明の実施形態を詳述したがこれらはあくまで一例示であり、本発明はその趣旨を逸脱しない範囲において種々変更を加えた形態で構成可能である。
本発明の一実施形態である水栓の斜視図である。 同実施形態の水栓の構成を模式的に示した図である。 本発明の他の実施形態の図である。 図1ないし図3の制御部による制御の一例をタイムチャートで表わした図である。 図4とは異なる制御の例をタイムチャートで表わした図である。 図4及び図5とは異なる制御の例をタイムチャートで表わした図である。 接触操作部の他の配置例及び形状例を示した図である。 接触操作部の更に他の配置例及び形状例を示した図である。
符号の説明
10 水栓
12 吐水管
16 吐水口
18 切替スイッチ
20 接触操作部
46 制御部

Claims (4)

  1. 吐水管の先端部に、人体検知の有無に基づいて吐水切替えを行う非接触式の切替スイッチと、吐水状態調節を行う接触操作部とを設け、該切替スイッチ,接触操作部の操作に基いて制御部により対応する吐水切替弁,吐水状態調節弁をそれぞれ作動制御するようになした水栓であって
    前記制御部は、前記切替スイッチが人体検知から非検知に状態変化することにより吐水切替えを行わせ、且つ該切替スイッチが人体検知中に前記接触操作部が操作されたときには該非検知に状態変化しても吐水切替えを行わせないものとしてあることを特徴とする水栓。
  2. 吐水管の先端部に、人体検知の有無に基づいて吐水切替えを行う非接触式の切替スイッチと、吐水状態調節を行う接触操作部とを設け、該切替スイッチ,接触操作部の操作に基いて制御部により対応する吐水切替弁,吐水状態調節弁をそれぞれ作動制御するようになした水栓であって
    前記制御部は、前記切替スイッチが人体非検知から人体検知に状態変化することにより吐水切替えを行わせ、且つ人体検知後の第1設定時間内に前記接触操作部が操作されたときには吐水切替えを行わせないものとしてあることを特徴とする水栓。
  3. 吐水管の先端部に、人体検知の有無に基づいて吐水切替えを行う非接触式の切替スイッチと、吐水状態調節を行う接触操作部とを設け、該切替スイッチ,接触操作部の操作に基いて制御部により対応する吐水切替弁,吐水状態調節弁をそれぞれ作動制御するようになした水栓であって
    前記制御部は、前記切替スイッチが人体非検知から人体検知に状態変化することにより吐水切替えを行わせ、且つ前記接触操作部の操作時若しくは操作後の第2設定時間内に該切替スイッチが人体非検知から人体検知に状態変化しても吐水切替えを行わせないものとしたことを特徴とする水栓。
  4. 請求項1〜3の何れかにおいて、前記接触操作部が前記切替スイッチの下方に配置してあることを特徴とする水栓。
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