JP2000265511A - 自動・手動切替機能付の自動水栓 - Google Patents

自動・手動切替機能付の自動水栓

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JP2000265511A
JP2000265511A JP11067367A JP6736799A JP2000265511A JP 2000265511 A JP2000265511 A JP 2000265511A JP 11067367 A JP11067367 A JP 11067367A JP 6736799 A JP6736799 A JP 6736799A JP 2000265511 A JP2000265511 A JP 2000265511A
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water
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Kenichi Ito
謙一 伊藤
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Inax Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】自動・手動切替機能付自動水栓において、切替
えのための操作ボタン等を別途に設ける必要をなくして
施工性を良好となすとともに、現在自動吐水状態である
か手動吐水状態であるかを明確に識別できるようにす
る。 【解決手段】自動水栓10において、回転ハンドル28
の回転操作により検知センサ34の検知に基づく自動吐
水と検知センサ34の検知によらないで吐水を行う手動
吐水とを切り替えるようにする。回転ハンドル28の回
転操作によって切替動作するロータリースイッチ36を
設け、回転ハンドル28の回転操作でロータリースイッ
チ36を切替動作させて自動吐水と手動吐水とを切り替
えるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は自動水栓に関し、
詳しくは自動吐水と手動吐水とを切り替える機能を備え
た自動水栓に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、検知センサにより人の手等の吐水
対象を検知し、これに基づいて自動弁を開いて吐水口か
ら自動的に吐水するようになした自動水栓が広く用いら
れている。この種自動水栓として、自動吐水と手動吐水
との切替ボタンを設け、その切替ボタンの操作により自
動吐水から手動吐水に又はその逆に吐水を切り替えるよ
うになしたものが公知である。
【0003】図7はその一例を示している。同図におい
て200は本体機構部で、ケーシング内部に水路の開閉
を行う電磁弁(自動弁)202とその動作を制御する制
御部204が組み込まれている。206は本体機構部2
00から離隔してカウンター等の面上に立設された吐水
管で、導管208を介して本体機構部200と連絡され
ており、本体機構部200からの水がこの導管208を
通じて吐水管206へと導かれるようになっている。
【0004】吐水管206の先端部下面には吐水口21
0とこれに近接して検知センサ212が設けられてお
り、吐水口210の下方に手を差し出すと検知センサ2
12がこれを検知し、その検知に基づいて制御部204
により電磁弁202が開かれて吐水管206に水が導か
れ、そして吐水口210から下向きに吐水されるように
なっている。吐水管206の上端部には略水平な平面2
14が設けられていてそこに自動吐水と手動吐水とを切
り替えるための押ボタン式の切替ボタン216が設けら
れている。
【0005】一方図8に示すものは、吐水管206の取
付面218上において吐水管206から側方に延び出し
たプレート220の上面に切替ボタン222を設け、そ
の切替ボタン222の操作により自動吐水と手動吐水と
を切り替えるようになしたものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらこの種従
来の自動水栓の場合、何をどのように操作すれば自動吐
水と手動吐水とを切り替えられるか、或いは現在自動吐
水状態であるのか手動吐水状態であるのかが認識し辛い
といった問題があり、また切替操作のための操作部を別
途に設けなければならず施工性も悪いといった問題があ
った。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の自動水栓はこの
ような課題を解決するために案出されたものである。而
して請求項1のものは、検知センサによる吐水対象の検
知に基づいて制御部の制御の下に水路の開閉を行う自動
弁を開いて吐水口から自動吐水を行う自動水栓におい
て、回転ハンドルの回転操作により、前記検知センサの
検知に基づく自動吐水と該検知センサの検知によらない
で吐水を行う手動吐水とを切り替えるようになしたこと
を特徴とする。
【0008】請求項2のものは、請求項1に記載の自動
水栓において、前記回転ハンドルが吐水管の延び出す水
栓本体に設けられていることを特徴とする。
【0009】請求項3のものは、請求項1,2の何れか
に記載の自動水栓において、前記回転ハンドルの回転操
作によって切替動作する電気的切替手段を設け、該電気
的切替手段の切替動作により前記自動吐水と手動吐水と
を切り替えるようになしたことを特徴とする。
【0010】請求項4のものは、請求項1〜3の何れか
に記載の自動水栓において、前記回転ハンドルの回転操
作に連動して動作し前記吐水口に到る水路を開閉する手
動弁を設け、且つ該手動弁は該回転ハンドルの手動閉位
置において閉弁し、手動開位置及び自動吐水位置で開弁
するものとなしてあることを特徴とする。
【0011】請求項5のものは、請求項3,4の何れか
に記載の自動水栓において、前記電気的切替手段が、前
記回転ハンドルの回転操作に連動して切替動作するロー
タリースイッチであることを特徴とする。
【0012】請求項6のものは、請求項3,4の何れか
に記載の自動水栓において、前記電気的切替手段が、前
記回転ハンドルと前記自動水栓における水栓本体との一
方に設けられたマグネットと、他方に設けられ、該マグ
ネットに対向する状態に到ったときに該マグネットの磁
気に感応してオン動作する磁気スイッチとから成ってい
ることを特徴とする。
【0013】請求項7のものは、請求項1〜6の何れか
に記載の自動水栓において、前記回転ハンドルには前記
検知センサが該回転ハンドルの手動開位置において前記
吐水対象の検知を行わない非検知状態となり、自動吐水
位置で該吐水対象の検知を行う検知状態となるように組
み込まれていることを特徴とする。
【0014】請求項8のものは、請求項4に記載の自動
水栓において、前記回転ハンドルには前記検知センサが
該回転ハンドルの手動開位置において前記吐水対象の検
知を行わない非検知状態となり、自動吐水位置で該吐水
対象の検知を行う検知状態となるように組み込まれてい
るとともに、該検知センサが該回転ハンドルの回転操作
によって前記自動吐水と手動吐水とを切り替える電気的
切替手段として働いていることを特徴とする。
【0015】
【作用及び発明の効果】上記請求項1の自動水栓は、回
転ハンドルの回転操作により自動吐水と手動吐水とを切
り替えるようになしたもので、この自動水栓の場合、従
来の通常の水栓と同様に使用者は回転ハンドルの回転操
作によって自動吐水と手動吐水とを切替操作できること
を容易に認識することができ、またその回転ハンドルに
所定の表示を施しておけば、回転ハンドルによって現在
自動吐水状態であるか手動吐水状態であるかを容易に認
識することができる。
【0016】またこの自動水栓の場合、切替ボタン等の
切替操作部を別途に設けなくて良い利点が得られるとと
もに、回転ハンドルの回転操作により吐水・止水を行う
通常の水栓に対して後付けで自動水栓機能を付加するこ
とも容易となる。ここで上記回転ハンドルは吐水管の延
び出す水栓本体に設けておくことができる(請求項
2)。
【0017】本発明においてはまた、回転ハンドルの回
転操作によって切替動作する電気的切替手段を設けて自
動吐水と手動吐水とを切り替えるようになすことができ
る(請求項3)。このようにすれば、電気的切替手段か
らの信号を制御部に送ることによって、その制御部によ
り自動吐水と手動吐水とを容易に切替動作させるように
なすことができる。
【0018】請求項4のものは、回転ハンドルの回転操
作に連動して吐水口に到る水路を開閉する手動弁を設け
るとともに、その手動弁を回転ハンドルの手動閉位置に
おいて閉弁し、手動開位置及び自動吐水位置で開弁する
ようになしたもので、このようにしておけば回転ハンド
ルの回転操作によって自動吐水と手動吐水及び止水とを
支障なく行わせることができる。
【0019】この手動弁は通常の水栓に備えられている
ものであり、従ってこの請求項4によれば通常の水栓に
対して自動水栓機能をより容易に付加できるようにな
る。またこのような手動弁を設けておくことにより、電
磁弁等の自動弁が故障等により開きっ放しになった場合
においても、手動弁を閉じることによって水が出っ放し
になるのを確実に防止できる。
【0020】本発明においては、前記電気的切替手段を
回転ハンドルの回転操作に連動して切替動作するロータ
リースイッチとなすことができる(請求項5)。或いは
また回転ハンドルと水栓本体との一方に設けたマグネッ
トと、他方に設けた磁気スイッチとで構成することがで
きる(請求項6)。これら請求項5,請求項6の何れの
場合においても回転ハンドルの回転位置の変化に正確に
対応して自動吐水と手動吐水とを切り替えるようになす
ことができる。
【0021】請求項7のものは、回転ハンドルに上記検
知センサを組み込み、且つその検知センサを回転ハンド
ルが手動開位置にあるときに非検知状態となり、また自
動吐水位置にあるとき検知状態となるように組み込んだ
もので、この請求項7の場合、回転ハンドル付の通常の
水栓に対し、その回転ハンドルに検知センサを組み込む
ことによって容易に後付けで自動水栓機能を付加するこ
とができる。尚この検知センサは、回転ハンドルととも
に回転する状態で且つ回転ハンドルが手動開位置にある
ときに非検知位置に到り、また自動吐水位置にあるとき
検知位置となるように組み込んでおくことができる。
【0022】この場合において上記検知センサを自動吐
水と手動吐水との切替えを行う上記電気的切替手段とし
て働かせることができる(請求項8)。このようにすれ
ば検知センサとは別途に切替スイッチを設けるのを省略
することができる。
【0023】
【実施例】次に本発明の実施例を図面に基づいて詳しく
説明する。図1において、10は本例の自動水栓であっ
て12はその本体機構部であり、ケーシング内部に水路
14の開閉を行う自動弁としての電磁弁16及びその電
磁弁16の動作を制御する制御部18が組み込まれてい
る。20は取付基体の一例であるカウンター21の上面
に立設された水栓本体で、この水栓本体20から先端に
吐水口22を有する吐水管24が延び出している。
【0024】水栓本体20と上記本体機構部12とは導
管26にて連絡されており、給水元管から本体機構部1
2に導かれた水がこの導管26を通じて水栓本体20
に、更には吐水管24へと供給されるようになってい
る。尚、27は水栓本体20をカウンター21に取付固
定するための取付装置である。
【0025】28は水栓本体20から側方に突き出す状
態に設けられた回転ハンドルであって、円筒状の本体部
30とその内部に設けられた軸32とを有している。軸
32は本体部30に一体回転状態に固定されている。
【0026】この軸32には、本体部30の内部におい
て人の手等の吐水対象を検知するための検知センサ34
が一体回転状態に設けられており、更に軸32の先端部
はロータリースイッチ(電気的切替手段)36に作動的
に連結されている。これらロータリースイッチ36及び
検知センサ34は、リード線38にて上記本体機構部1
2内の制御部18に電気的に接続されている。
【0027】本例の自動水栓10は、検知センサ34に
よる検知に基づく自動吐水及び手動操作による手動吐水
の何れも可能なものとされている。具体的には、回転ハ
ンドル28が図2(I)に示しているように設定した手動
開位置にあるとき、ロータリースイッチ36が本体機構
部12内の電磁弁16を開弁状態とするように動作し、
ここにおいて本体機構部12からの水が導管26を通じ
て水栓本体20内部に流れ込み、引き続いて吐水管24
を経てその先端の吐水口22から連続的に吐水される。
【0028】またこの状態から図2(II)に示しているよ
うに回転ハンドル28を所定角度、例えば90度回転操
作して回転ハンドル28を手動閉位置に位置させると、
ここにおいてロータリースイッチ36が電磁弁16を閉
弁させるように動作し、水栓本体20及び吐水管24へ
の給水を停止状態とする。
【0029】更にこの状態から回転ハンドル28を所定
角度、例えば90度回転操作して回転ハンドル28を自
動吐水位置に位置させると、ここにおいて電磁弁16が
検知センサ34による検知と連動して動作する状態、つ
まり自動水栓10が自動吐水モードを実行する状態とな
る。即ちこのとき回転ハンドル28内部に組み込まれて
いる検知センサ34が、回転ハンドル28に設けた窓4
0から前方に覗いた状態となって、差し出された人の手
等の吐水対象を検知可能な状態(検知状態)となる。
【0030】そしてこの状態の下で検知センサ34の前
方に手等が差し出されると検知センサ34がこれを検知
し、これに基づいて制御部18により電磁弁16が開か
れて、本体機構部12からの水が水栓本体20に、更に
吐水管24へと導かれて、その先端の吐水口22から下
向きに吐水される。また検知センサ34の検知領域から
手等の吐水対象が外されると、ここにおいて電磁弁16
が閉弁状態となり、水栓本体20への給水が停止して吐
水口22からの吐水が停止する。
【0031】本例においては、ロータリースイッチ36
によって回転ハンドル28の回転位置を検知することが
できる。この場合において回転ハンドル28が手動開位
置及び手動閉位置にあるとき検知センサ34によるセン
シングを停止状態とし、そして回転ハンドル28が自動
吐水位置に位置したときにセンシングを開始するように
なすことができる。
【0032】本例の自動水栓10の場合、従来の通常の
水栓と同様にして回転ハンドル28の回転操作を行うこ
とにより自動吐水と手動吐水とを切替操作でき、従って
使用者はどのような操作を行えば自動吐水と手動吐水と
を切り替えられるかを容易に認識することができる。ま
たその回転ハンドル28には、手動開,手動閉,自動吐
水等の表示に基づいて、更には検知センサ34が窓40
から前方に覗いているか否かによって現在自動吐水状態
であるか手動吐水状態であるかを容易に認識することが
できる。
【0033】またこの自動水栓10の場合、切替ボタン
等の切替操作部を別途に設けなくて良い利点が得られる
とともに、回転ハンドル28の回転操作により吐水・止
水を行う通常の水栓に対して後付けで自動水栓機能を付
加することも容易である。
【0034】尚、図2(I),(II)に示しているように回
転ハンドル28に、現在手動開状態であるか手動閉状態
であるかを点灯表示する表示ランプ29を設けておくこ
とができる。このようにしておけば現在手動開状態であ
るか手動閉状態であるか又は自動吐水状態であるかを回
転ハンドル28によって更に簡単に認識することができ
る。
【0035】本例ではまた、ロータリースイッチ36に
て自動吐水と手動吐水とを切り替えるようになしてお
り、この場合ロータリースイッチ36からの信号を制御
部18に送ることによって自動吐水と手動吐水とを容易
に切替動作させることができる。また本例では回転ハン
ドル28に検知センサ34を組み込んでおり、従って本
例によれば回転ハンドル付の通常の水栓に後付けで容易
に自動水栓機能を付加することができる。
【0036】図3及び図4は本発明の他の実施例を示し
ている。図3に示しているようにこの例では水栓本体2
0内部に手動弁42が設けられており、この手動弁42
によって水路14が開放・遮断されるようになってい
る。詳しくは、手動弁42の上流側の水路14aと下流
側の14bとが互いに連通或いは連通遮断されるように
なっている。
【0037】手動弁42は、弁座44とその弁座44に
着座し又は離間する弁体46とを有している。弁体46
は軸32に一体的に設けられており、軸32とともに図
3中左右方向に進退移動するようになっている。詳しく
は、軸32には大径部48が設けられていて、その大径
部48の外周面の雄ねじ50が水栓本体20の雌ねじ5
2に螺合され、回転ハンドル28の回転によって、具体
的には軸32の回転によって雄ねじ50と雌ねじ52と
のねじ送り作用で弁体46が図3中左右方向に進退移動
するようになっている。回転ハンドル28の内部には、
検知センサ34が軸32と一体回転する状態で組み込ま
れている。
【0038】尚、回転ハンドル28に図4(III)に示し
ているように窓40が設けられている点は上記実施例と
同様である。またこの窓40は、図4(III)に示してい
るように回転ハンドル28が自動吐水位置まで回転操作
されたときに前方を向くように設けられている点も上記
実施例と同様である。
【0039】本例において、この検知センサ34は側距
センサとされている。本例においては、吐水対象を検知
する検知センサ34が同時に自動吐水と手動吐水とを切
り替えるための電気的切替手段として働く。
【0040】詳しくは、回転ハンドル28が図4(I)
の手動閉状態にあるとき、検知センサ34は近距離位置
にある後方の壁を向いた状態にあってオン状態となり、
これにより本体機構部12内の電磁弁16が開弁状態に
保持される。またこの状態から回転ハンドル28が回転
操作されて手動開位置に到ると、検知センサ34は同じ
く近距離位置にある下方のカウンター21を向いた状態
となって同じくオン状態を保持し、本体機構部12内の
電磁弁16もまた開弁状態に保持される。
【0041】但しこのように回転ハンドル28が手動閉
状態,手動開状態にあるとき、検知センサ34は使用者
の手等吐水対象を検知できない状態にあり、従って自動
水栓10は自動吐水を行うことはない。即ちこれらの状
態の下では自動水栓10は手動吐水モードに保持され、
通常の水栓と同様に動作する。
【0042】他方、図4(III)に示しているように回転
ハンドル28が自動吐水位置に持ち来されると、ここに
おいて検知センサ34が前方を向いた状態、即ち差し出
された手等を検知可能な状態となり、ここにおいて自動
水栓10は自動吐水モードに切り替わって、検知センサ
34の前に手等が差し出されると検知センサ34がこれ
を検知して電磁弁16が開かれ、吐水口22から自動吐
水される。また吐水対象が検知センサ34による検知か
ら外れると、ここにおいて電磁弁16が閉じられて吐水
口22からの吐水が停止する。
【0043】さて手動吐水モードの下では、吐水口22
からの吐水及び吐水停止は図4(I),(II)に示している
ように手動弁42による水路14の開放及び遮断によっ
て行われる。詳しくは、図4(I)に示しているように回
転ハンドル28が手動閉位置にあるとき、手動弁42は
閉じられた状態(但し電磁弁16は開かれた状態にあ
る)にあって水路14は遮断され、吐水口22に対して
は給水が行われない。即ちこのとき自動水栓10は止水
状態に保たれる。
【0044】一方図4(II)に示しているように回転ハン
ドル28が手動開位置まで回転操作されると、ここにお
いて手動弁42が開かれた状態となって吐水口22に水
が供給され(このとき電磁弁16は開弁されている)、
吐水口22から連続吐水が行われる。
【0045】更にまたこの状態から図4(III)に示して
いるように回転ハンドル28が自動吐水位置まで回転操
作されると、同じく手動弁42は開弁状態に保持され、
水路14aと14bとは連通状態に保持される。このと
き前述したように検知センサ34は前方を向いた状態と
なり、上記のようにして自動吐水モードが実行される。
本例においても回転ハンドル28の操作によって自動吐
水と手動吐水及び止水とを行うことができる。
【0046】本例において、上記手動弁42は通常の水
栓に備えられているものであり、従ってこの例の自動水
栓10によれば、通常の水栓に対して自動水栓機能をよ
り簡単に付加することができる。またこのような手動弁
42を設けておくことにより、電磁弁16が故障等によ
り開きっ放しになった場合においても、手動弁42を閉
じることによって水が出っ放しになるといったことを確
実に防止できる。
【0047】図5,図6は本発明の更に他の実施例を示
している。図5に示しているように、この例では検知セ
ンサ34を回転ハンドル28とは別の位置において水栓
本体20に固定的に設ける一方、回転ハンドル28の側
にマグネット54を回転ハンドル28の周方向所定位置
に固定的に設け、またこれと併せて水栓本体20の側に
マグネット54の磁気に感応してオン動作する磁気スイ
ッチ56を設けたものである。
【0048】これらマグネット54と磁気スイッチ56
とは、全体として自動吐水と手動吐水とを切り替える切
替スイッチ(電機的切替手段)を構成している。この切
替スイッチにおける磁気スイッチ56は、回転ハンドル
28が図6(I)の手動閉位置,同図(II)の手動開位置に
あるときにはオン動作せず、回転ハンドル28が図6(I
II)の自動吐水位置に到ってマグネット54と磁気スイ
ッチ56とが対向状態となったとき、そこで初めてマグ
ネット54の磁気に感応してオン動作するものとなって
いる。
【0049】即ち回転ハンドル28が自動吐水位置に到
ったときに磁気スイッチ56がマグネット54の磁気に
感応してオン動作し、回転ハンドル28が自動吐水位置
に到ったことを検知する。これに基づいて本体機構部1
2の電磁弁16が検知センサ34による吐水対象の検知
(オン検知)とオフ検知とに連動して開閉動作して自動
吐水モードを実行する状態となる。
【0050】一方回転ハンドル28が図6(I)に示して
いるように手動閉位置にあるとき及び図6(II)の手動開
位置にあるとき、自動水栓10は手動吐水モードを実行
する。具体的には、回転ハンドル28が図6(I)の手動
閉位置にあるとき手動弁42は閉弁状態となって、自動
水栓10は止水状態に保持される。
【0051】この状態から回転ハンドル28を回転操作
してこれを図6(II)の手動開位置に持ち来すと、手動弁
42が開弁して水路14a,14bが連通状態となり、
吐水口22から吐水が連続的に行われる。更にこの状態
から図6(III)に示しているように回転ハンドル28を
自動吐水位置まで回転操作すると、ここにおいて自動吐
水モードとなり、検知センサ34による吐水対象の検知
と連動して電磁弁16が開弁し、或いは閉弁して吐水口
22からの吐水と止水とが自動的に行われる。
【0052】以上本発明の実施例を詳述したがこれはあ
くまで一例示である。例えば上記第一の実施例と第二の
実施例においては回転ハンドル28の内部に設けた検知
センサ34を回転ハンドル28と一体に回転するものと
して説明したが、この検知センサ34を前方に向けた状
態で位置固定に設けておき、回転ハンドル28の回転操
作によって窓40が前方を向いたときに検知センサ34
が窓40を通じて前方の吐水対象を検知可能な状態とす
るといったことも可能であるなど、本発明はその主旨を
逸脱しない範囲において種々変更を加えた形態で構成可
能であるし、また上記電気的切替手段を上例とは異なっ
た種類のスイッチを用いたり、異なった形態で構成する
ことも可能であるなど、本発明はその主旨を逸脱しない
範囲において種々変更を加えた態様で実施可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である自動水栓を示す図であ
る。
【図2】図1の自動水栓の作用説明図である。
【図3】本発明の他の実施例の自動水栓を示す図であ
る。
【図4】図3の自動水栓の作用説明図である。
【図5】本発明の更に他の実施例の自動水栓を示す図で
ある。
【図6】図5の自動水栓の作用説明図である。
【図7】従来の自動水栓の一例を示す図である。
【図8】図7とは異なる従来の自動水栓の例を示す図で
ある。
【符号の説明】
10 自動水栓 14 水路 16 電磁弁(自動弁) 18 制御部 20 水栓本体 22 吐水口 24 吐水管 28 回転ハンドル 34 検知センサ 36 ロータリースイッチ(電気的切替手段) 42 手動弁 54 マグネット 56 磁気スイッチ

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 検知センサによる吐水対象の検知に基づ
    いて制御部の制御の下に水路の開閉を行う自動弁を開い
    て吐水口から自動吐水を行う自動水栓において、 回転ハンドルの回転操作により、前記検知センサの検知
    に基づく自動吐水と該検知センサの検知によらないで吐
    水を行う手動吐水とを切り替えるようになしたことを特
    徴とする自動・手動切替機能付の自動水栓。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の自動水栓において、前
    記回転ハンドルが吐水管の延び出す水栓本体に設けられ
    ていることを特徴とする自動・手動切替機能付の自動水
    栓。
  3. 【請求項3】 請求項1,2の何れかに記載の自動水栓
    において、前記回転ハンドルの回転操作によって切替動
    作する電気的切替手段を設け、該電気的切替手段の切替
    動作により前記自動吐水と手動吐水とを切り替えるよう
    になしたことを特徴とする自動・手動切替機能付の自動
    水栓。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3の何れかに記載の自動水栓
    において、前記回転ハンドルの回転操作に連動して動作
    し前記吐水口に到る水路を開閉する手動弁を設け、且つ
    該手動弁は該回転ハンドルの手動閉位置において閉弁
    し、手動開位置及び自動吐水位置で開弁するものとなし
    てあることを特徴とする自動・手動切替機能付の自動水
    栓。
  5. 【請求項5】 請求項3,4の何れかに記載の自動水栓
    において、前記電気的切替手段が、前記回転ハンドルの
    回転操作に連動して切替動作するロータリースイッチで
    あることを特徴とする自動・手動切替機能付の自動水
    栓。
  6. 【請求項6】 請求項3,4の何れかに記載の自動水栓
    において、前記電気的切替手段が、前記回転ハンドルと
    前記自動水栓における水栓本体との一方に設けられたマ
    グネットと、他方に設けられ、該マグネットに対向する
    状態に到ったときに該マグネットの磁気に感応してオン
    動作する磁気スイッチとから成っていることを特徴とす
    る自動・手動切替機能付の自動水栓。
  7. 【請求項7】 請求項1〜6の何れかに記載の自動水栓
    において、前記回転ハンドルには前記検知センサが該回
    転ハンドルの手動開位置において前記吐水対象の検知を
    行わない非検知状態となり、自動吐水位置で該吐水対象
    の検知を行う検知状態となるように組み込まれているこ
    とを特徴とする自動・手動切替機能付の自動水栓。
  8. 【請求項8】 請求項4に記載の自動水栓において、前
    記回転ハンドルには前記検知センサが該回転ハンドルの
    手動開位置において前記吐水対象の検知を行わない非検
    知状態となり、自動吐水位置で該吐水対象の検知を行う
    検知状態となるように組み込まれているとともに、該検
    知センサが該回転ハンドルの回転操作によって前記自動
    吐水と手動吐水とを切り替える電気的切替手段として働
    いていることを特徴とする自動・手動切替機能付の自動
    水栓。
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