JP2008255744A - 水栓 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】吐水管12の先端部に吐水切替えを行う非接触式の切替スイッチ18と、回転により吐水状態調節を行う、切替スイッチ18を取り囲むダイヤル操作部20とを設けておく。
【選択図】 図1
Description
この水栓では、吐水管の先端部に、水と湯との切替えや水道水である原水と浄水との切替え、或いは吐水と止水の切替え等を行う非接触式の切替スイッチが設けてあり、また吐水管の付根部にはシングルレバー式の湯水混合部が設けてあり、吐水管の先端部の切替スイッチを非接触で操作(手かざし操作)すると吐水切替えが行われ、また吐水管の根元部のシングルレバーを操作することで吐水の温度調節や流量調節が行われる。
加えて吐水状態調節を行う操作部が吐水管の先端部に設けてあるため、吐水管の付根部をすっきりとなし得るとともに、吐水管の付根部に水垢汚れが付き易い問題も併せて解決することができる。
一方ダイヤル操作部は、吐水の流量調節或いは温度調節を行うものとなしておくことができる。
この場合において吐水管は、逆U字状のグースネック形状のものとなしておくことができる。
この場合制御部でその電気信号に基いて対応する制御弁を作動させることによって、吐水状態調節を行うようになしておくことができる。
このようにそれらを面一状態とした場合にはダイヤル操作部周りないし吐水管の美観を更に良好となすことができ、また清掃を行う際にも清掃性が良好となる。
ここでダイヤル操作部の頂面と、対応する吐水管の表面とを面一となす場合において、その面一の面は段差が全く無い完全な同一平面となす場合はもとより、段差があってもその段差が1mm以下のものであれば差支えない。
即ちここで言う面一とは、ダイヤル操作部の頂面と吐水管の対応する表面との段差が1mm以下である場合を言う。
またダイヤル操作部を径方向側方に突出したレバー部において操作することが可能となるため、ダイヤル操作部を操作すべく差し出した手が非接触式の切替スイッチにて検知されてしまい、切替スイッチを誤って操作してしまうといった問題を回避することが可能となる。
この請求項6によれば、切替スイッチが第1検知領域においてのみ使用者の手を検知したときには、切替スイッチが操作されたものと判断して吐水切替えを行うことができ、また一方、第2検知領域において使用者の手を検知した場合には、使用者がダイヤル操作部を操作すべく手を差し出したものと判断して、吐水切替えを行わないようになすことができ、これにより使用者の意図を誤判定してしまって誤った動作をしてしまうのを良好に回避できる利点が得られる。
図1において、10は本実施形態の水栓で、12は水栓10における吐水管である。
吐水管12は、カウンター上面等横設された取付面14から起立する形態で設けられている。
吐水管12は、全体として逆U字状のグースネック形状をなしており、その先端に吐水口16が備えられている。
また吐水管12には、最上位から先端にかけて下向きに下がった下り形状部12Aに且つ先端部の上面に、吐水切替えを行う非接触式の切替スイッチ18が設けられ、またこれを取り囲むリング状の、回転により吐水状態調節を行うダイヤル操作部20が設けられている。
ここで切替スイッチ18は、外周形状が円形状をなしており、またこれに対応してダイヤル操作部20は、内周形状及び外周形状の何れもが円形状をなしている。
ここでダイヤル操作部20は、凹部22に回転可能な状態に嵌め込まれている。
またダイヤル操作部20は、その一部が凹部22の側面の開口、即ち吐水管12の側面よりも側方に突出せしめられている。
従ってダイヤル操作部20は、その側方への突出部20Aを手で摘む等してこれを回転操作することができる。
またダイヤル操作部20は、回転操作によって吐水の流量調節等の吐水状態調節を行う。
従ってこのダイヤル操作部20は極めて軽やかに回転操作することのできるものである。
従ってダイヤル操作部20を回転操作したとき、現在の吐水状態がどの吐水状態にあるかを、その指示部26と表示部24とによって使用者が明確に認識することができる。
この混合弁32は、水(冷水。以下単に水とするときは冷水を意味する)と熱湯との混合比率を連続的に変化させることができる。即ち混合水(以下単に湯とする)温度を連続的に変化させることができる。
38は、この混合弁32からの水又は湯(場合によって熱湯)を吐水管12に供給する供給路で、この供給路38上に吐止水弁を兼ねた流量調節弁40が設けられている。
この流量調節弁40は、モータ44にて弁部42の開度を連続的に変化させることができ、これにより供給路38を通じて吐水管12に送られる水や湯の流量を連続的に変化させることが可能である。
従って流量調節弁40は、弁部42を閉弁させ又は開弁させることによって供給路38を開閉する開閉弁(吐止水弁)としての働きも有する。
尚、供給路38上には温度センサ45が設けられている。
この制御部46にはまた混合弁32のモータ36,流量調節弁40のモータ44,温度センサ45のそれぞれが電気的に接続されている。
この実施形態では、制御部46からの指令によって混合弁32,流量調節弁40がそれぞれ作動制御される。
ここで浄水弁52は、弁部54とその開度調節を行うモータ56とを有しており、そのモータ56が上記の制御部46に電気的に接続され、かかるモータ56が、即ち浄水弁52が制御部46にて作動制御されるようになっている。
ここで浄水弁52は、モータ56にて弁部54を開閉させる吐止水弁である。但し場合によって弁部54の開度を連続的に変化させるようになしておき、弁部54にて浄水の吐止水及び流量調節も併せて行うようになしておくことも可能である。
例えば切替スイッチ18は、これを吐水と止水とを切り替える切替スイッチとして構成し、またダイヤル操作部20は、吐水流量を連続的に調節する操作部として構成することができる。
ここにおいて供給路38を通じ吐水管12に混合弁32の弁状態に応じて湯又は水が供給され、吐水口16から吐出せしめられる。
またダイヤル操作部20を回転操作すると、流量調節弁40における弁部42の開度が変化せしめられ、吐水口16から吐出される吐水の流量が調節される。
或いは混合弁32が湯側に切り替っていれば吐水口16から湯が吐水され、且つその吐水流量がダイヤル操作部20の操作によって調節される。
或いはこのような浄水路48,浄水フィルタ50,浄水弁52を設けておいて、別途の操作手段にて浄水を吐水したり止水したり、或いは場合によって浄水の流量を調節したりするといったことも可能である。
以上のように切替スイッチ18は、ここでは手かざし操作するごとに切替動作を行うものとなしてある。
尚この場合には、吐水と止水とを切り替えるための操作部を別途に設けておく。
このとき、ダイヤル操作部20に設けた指示部26と吐水管12に設けた表示部24とによって、現在の吐水流量を使用者が明確に認識することができる。
尚この場合、湯の温度調節は別途の操作部にて行うことができる。
この場合には、ダイヤル操作部20を回転操作することによって、吐水口16から吐出される湯の温度を調節することができる。
具体的にはこの場合には、ダイヤル操作部20を回転操作すると、混合弁32の弁部34がこれに応じて作動せしめられ、給水路28からの水と給湯路30からの熱湯の混合の比率を変化させる。
このとき、吐水管12に設けた表示部24とダイヤル操作部20に設けた指示部26とによって、現在の吐水温度がどの温度になっているかを使用者が明確に認識することができる。
この場合、切替スイッチ18を手かざし操作するごとに、吐水口16からの吐水が原水から浄水に若しくはその逆に切り替る。
例えば吐水口16から原水が吐出されている状態で切替スイッチ18を手かざし操作すると、供給路38上の流量調節弁40が閉弁して、これに代わり浄水弁52が開弁状態となり、給水路28からの水が、これから分岐した浄水路48側に流れ込んで、浄水フィルタ50を通過し、そこで浄水とされた上で、かかる浄水が吐水管12へと送られて吐水口16から吐出される。
尚このときには、ダイヤル操作部20は、通常は原水の吐水流量調節用として構成しておく。
尚このように切替スイッチ18を原水と浄水との切替用として構成しておく場合には、吐水と止水との切替えを行うための操作部を別途に設けておく。
ここで流量調節弁58は、弁部62をモータ(ここではステッピングモータ)64にて連続的に開度調節できるものであり、また流量調節弁60は、弁部66をモータ(ここではステッピングモータ)68にて連続的に開度調節できるものである。
従ってこの図3に示すものにおいては、図2に示す供給路38上の流量調節弁40も省略されている。
尚、給水路28及び給湯路30上には、それぞれ温度センサ45が設けられており、それらは制御部46と電気的に接続されている。
他の点については図2に示すものと同様である。
また同じく吐水管12の先端部に吐水流量調節等の吐水状態調節を行うためのダイヤル操作部20が設けてあるため、使用者は手元操作で簡単に吐水状態調節を行うことができる。
この例は、ダイヤル操作部20に、側方に突出するレバー部70を設けた例である。
ここでレバー部70は、図1に示すダイヤル操作部20の突出部20Aの側面から側方に突出しており、従ってレバー部70は吐水管12の側面よりも側方に突出している。
またダイヤル操作部20を、径方向側方に突出したレバー部70において操作することが可能となるため、ダイヤル操作部20を操作すべく差し出した手が、非接触式の切替スイッチ18にて検知されてしまい、切替スイッチ18を誤って操作してしまうのを回避することができる利点が得られる。
これを避けるため、切替スイッチ18による有効な検知距離を短くしておくこと、例えば検知距離を切替スイッチ18から3cm程度までの距離の範囲内としておくことが望ましい。
ここでは切替スイッチ18による検知領域として、切替スイッチ18に対し正面領域となる第1検知領域72と、これに対して側方の領域(ここでは吐水管12を基準とした左右の側方)である第2検知領域74-1,74-2を設定してある。
また第2検知エリア74-1,74-2の何れかにおいて人体検知された場合には、使用者がダイヤル操作部20の操作を意図して手を差し出したものと判断し、切替スイッチ18による吐水切替えを行わない。
但しこの図6の例は、切替スイッチ18によって吐水と止水とを切り替えるようになした場合の例である。
図に示しているように第1検知領域72においてのみ人体検知された場合には、吐水と止水との切替えが行われ、また第1検知領域72における検知と併せて第2検知領域74-1又は74-2においても人体検知された場合には、第1検知領域72で人体検知されているにも拘らず、切替スイッチ18による吐水と止水との切替えは行われない。
12 吐水管
16 吐水口
18 切替スイッチ
20 ダイヤル操作部
22 凹部
26 指示部
46 制御部
70 レバー部
72 第1検知領域
74-1,74-2 第2検知領域
Claims (6)
- 吐水管の先端部に、吐水切替えを行う非接触式の切替スイッチと、回転により吐水状態調節を行う、該切替スイッチを取り囲むダイヤル操作部とを設けたことを特徴とする水栓。
- 請求項1において、前記ダイヤル操作部を前記吐水管の側面から側方に突出させてあることを特徴とする水栓。
- 請求項1において、前記ダイヤル操作部を吐水管に設けた凹部に回転可能に嵌込状態に設けてあることを特徴とする水栓。
- 請求項1において、前記ダイヤル操作部には径方向外方に突出するレバー部が設けてあることを特徴とする水栓。
- 請求項1において、前記ダイヤル操作部には現在の吐水状態を表示するための目印が設けてあることを特徴とする水栓。
- 請求項1において、前記非接触式の切替スイッチの検知領域として、該切替スイッチに対し正面領域となる第1検知領域と、該正面領域よりも側方の領域となる第2検知領域とを設定してあることを特徴とする水栓。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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