JP2008255744A - 水栓 - Google Patents

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修 松本
Hiroko Yamaji
裕子 山地
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Abstract

【課題】吐水管の先端部で吐水切替えの操作と水量調節等の吐水状態調節操作の何れをも行うことができ、且つ吐水切替の操作を非接触で行うことのできる水栓を提供する。
【解決手段】吐水管12の先端部に吐水切替えを行う非接触式の切替スイッチ18と、回転により吐水状態調節を行う、切替スイッチ18を取り囲むダイヤル操作部20とを設けておく。
【選択図】 図1

Description

この発明は水栓に関し、詳しくは吐水管の先端部に操作部を備えたものに関する。
吐水管の先端部に操作部を備えた水栓として、従来、下記特許文献1に開示されたものが公知である。
この水栓では、吐水管の先端部に、水と湯との切替えや水道水である原水と浄水との切替え、或いは吐水と止水の切替え等を行う非接触式の切替スイッチが設けてあり、また吐水管の付根部にはシングルレバー式の湯水混合部が設けてあり、吐水管の先端部の切替スイッチを非接触で操作(手かざし操作)すると吐水切替えが行われ、また吐水管の根元部のシングルレバーを操作することで吐水の温度調節や流量調節が行われる。
この特許文献1に開示の水栓は、非接触で吐水切替えを行うことができ、また付根部のシングルレバーを操作することで吐水流量や温度調節等の吐水状態調節を行うことができる点で利便性の高いものである。
しかしながらこの特許文献1に開示の水栓の場合、吐水切替えについては吐水管の先端部で非接触で行うことができるものの、吐水の流量調節や温度調節等の吐水状態調節については、吐水管の付根部のシングルレバーまで手を延ばして操作を行わなければならない問題があり、また吐水管の付根部に嵩高いシングルレバー混合部があるために吐水管ないし水栓が外観的に大型化してしまい、また吐水管の付根部のシングルレバー混合部が水垢汚れし易い問題があった。
尚、他の特許文献として下記特許文献2には、シャワーヘッドの先端部に吐止水切替えを行う吐止水操作部と、吐水流量調節を行う流調操作部とを設けられた水栓が開示されている。
しかしながらこの特許文献2に開示のものは、吐水切替えのための吐止水操作部が、使用者が直接手で触って操作する接触式且つ手動式の操作部であって利便性の点で十分でなく、また吐止水操作部に接触することに伴って、同部分に汚れが付き易い問題があった。
更に他の特許文献として下記特許文献3には、吐水管の先端部に回転式のダイヤル操作部を設け、このダイヤル操作部の回転操作によって吐水流量を調節するようになしたものが開示されている。
しかしながらこの特許文献3に開示のものでは、吐止水切替え等の吐水切替用の操作部が接触式且つ手動式のものであり、特許文献1に開示のものと同様の問題を有するものである。
特開2006−169949号公報 特開2001−95709号公報 特開2001−208229号公報
本発明は以上のような事情を背景とし、吐水管の先端部で吐水切替えと水量調節等の吐水状態調節の操作の何れをも行うことができ、且つ吐水切替の操作を非接触で行うことのできる水栓を提供することを目的としてなされたものである。
而して請求項1のものは、吐水管の先端部に、吐水切替えを行う非接触式の切替スイッチと、回転により吐水状態調節を行う、該切替スイッチを取り囲むダイヤル操作部とを設けたことを特徴とする。
請求項2のものは、請求項1において、前記ダイヤル操作部を前記吐水管の側面から側方に突出させてあることを特徴とする。
請求項3のものは、請求項1において、前記ダイヤル操作部を吐水管に設けた凹部に回転可能に嵌込状態に設けてあることを特徴とする。
請求項4のものは、請求項1において、前記ダイヤル操作部には径方向外方に突出するレバー部が設けてあることを特徴とする。
請求項5のものは、請求項1において、前記ダイヤル操作部には現在の吐水状態を表示するための目印が設けてあることを特徴とする。
請求項6のものは、請求項1において、前記非接触式の切替スイッチの検知領域として、該切替スイッチに対し正面領域となる第1検知領域と、該正面領域よりも側方の領域となる第2検知領域とを設定してあることを特徴とする。
発明の作用・効果
以上のように請求項1のものは、吐水管の先端部に、吐水切替えを行う非接触式の切替スイッチと、これを取り囲むようにして回転により吐水状態調節を行うダイヤル操作部とを設けたもので、この請求項1の水栓によれば、吐水切替えを非接触で操作でき、その切替操作に際して操作部に使用者の手が触れないことから、切替スイッチないしその周辺部が接触により汚れる問題を生じず、吐水管を清浄に維持することができるとともに、吐水切替えの操作を非接触で行うことができることから操作性が良く、利便性にも優れている。
また吐水管の同じ先端部に、吐水流量調節等の吐水状態調節を行うためのダイヤル操作部が設けてあるため、吐水管の先端部で吐水状態調節を簡単に行うことができる。
加えて吐水状態調節を行う操作部が吐水管の先端部に設けてあるため、吐水管の付根部をすっきりとなし得るとともに、吐水管の付根部に水垢汚れが付き易い問題も併せて解決することができる。
加えてこの請求項1では、切替スイッチを取り囲む形態で回転式のダイヤル操作部が設けてあって、2つの操作部が1個所に集中しており、初めて水栓を使用する人にも操作部の位置が分り易いとともに、吐水管の先端部に2種類の操作部を設けるに際して、それら2種類の操作部が広いスペースを必要としないため、吐水管先端部の限られた狭いスペースにも容易にそれら2種類の操作部(切替スイッチ及びダイヤル操作部)を設けることが可能となる。
ここで非接触式の切替スイッチは、吐水と止水とを切り替えるものとなしておくことができる。或いは湯(水及び熱湯の混合水)との切替えを行うもの、更には水道水である原水と浄水の切替えを行うものとなしておくことができる。
一方ダイヤル操作部は、吐水の流量調節或いは温度調節を行うものとなしておくことができる。
また上記吐水管は、最上位の位置から先端にかけて下向きに下がった形状のものとなしておき、その下向きに下がった形状の部分に上記の切替スイッチ,ダイヤル操作部を設けておくことができる。
この場合において吐水管は、逆U字状のグースネック形状のものとなしておくことができる。
上記ダイヤル操作部は電気的操作部となしておくことができる。即ちダイヤル操作部の回転位置の変化により、これに対応した電気信号を生ぜしめるものとなしておくことができる。
この場合制御部でその電気信号に基いて対応する制御弁を作動させることによって、吐水状態調節を行うようになしておくことができる。
請求項2は、ダイヤル操作部を吐水管の側面から側方に突出させたもので、この請求項2によれば、吐水管の側面から側方に突出させた部分で、ダイヤル操作部を操作することができ、ダイヤル操作部の操作性が良好となる。
請求項3は、ダイヤル操作部を、吐水管に設けた凹部に回転可能に嵌込状態に設けたもので、この請求項3によれば、ダイヤル操作部が吐水管の表面から大きく外部に突出した状態となるのを回避することができ、ダイヤル操作部周りないし吐水管の美観を良好となすことができる。
特にこのように吐水管に設けた凹部にダイヤル操作部を嵌込状態に設けることによって、ダイヤル操作部の頂面(天面)と、対応する吐水管の表面とを面一状態となすことが可能となる。
このようにそれらを面一状態とした場合にはダイヤル操作部周りないし吐水管の美観を更に良好となすことができ、また清掃を行う際にも清掃性が良好となる。
ここでダイヤル操作部の頂面と、対応する吐水管の表面とを面一となす場合において、その面一の面は段差が全く無い完全な同一平面となす場合はもとより、段差があってもその段差が1mm以下のものであれば差支えない。
即ちここで言う面一とは、ダイヤル操作部の頂面と吐水管の対応する表面との段差が1mm以下である場合を言う。
次に請求項4は、ダイヤル操作部に径方向外方に突出するレバー部を設けたもので、この請求項4によれば、レバー部においてダイヤル操作部を回転操作することが可能となり、ダイヤル操作部の操作性を更に一段と良好となすことができる。
またダイヤル操作部を径方向側方に突出したレバー部において操作することが可能となるため、ダイヤル操作部を操作すべく差し出した手が非接触式の切替スイッチにて検知されてしまい、切替スイッチを誤って操作してしまうといった問題を回避することが可能となる。
請求項5は、ダイヤル操作部に、現在の吐水状態を表示するための目印を設けたもので、この請求項5によれば、現在の吐水状態がどのような状態になっているかを使用者に容易に認識させることができ、ひいては水栓の使い勝手が良好となる。
次に請求項6は、非接触式の切替スイッチの検知領域として、切替スイッチに対し正面領域となる第1検知領域と、これよりも側方の領域である第2検知領域とを設定したものである。
この請求項6によれば、切替スイッチが第1検知領域においてのみ使用者の手を検知したときには、切替スイッチが操作されたものと判断して吐水切替えを行うことができ、また一方、第2検知領域において使用者の手を検知した場合には、使用者がダイヤル操作部を操作すべく手を差し出したものと判断して、吐水切替えを行わないようになすことができ、これにより使用者の意図を誤判定してしまって誤った動作をしてしまうのを良好に回避できる利点が得られる。
次に本発明の実施形態を図面に基づいて詳しく説明する。
図1において、10は本実施形態の水栓で、12は水栓10における吐水管である。
吐水管12は、カウンター上面等横設された取付面14から起立する形態で設けられている。
吐水管12は、全体として逆U字状のグースネック形状をなしており、その先端に吐水口16が備えられている。
また吐水管12には、最上位から先端にかけて下向きに下がった下り形状部12Aに且つ先端部の上面に、吐水切替えを行う非接触式の切替スイッチ18が設けられ、またこれを取り囲むリング状の、回転により吐水状態調節を行うダイヤル操作部20が設けられている。
ここで切替スイッチ18は、外周形状が円形状をなしており、またこれに対応してダイヤル操作部20は、内周形状及び外周形状の何れもが円形状をなしている。
吐水管12の先端部には、図1(C)に示しているようにダイヤル操作部20の外周形状に対応した形状の凹部22が設けられている。上記ダイヤル操作部20は、切替スイッチ18とともにこの凹部22に嵌込状態に設けられている。
ここでダイヤル操作部20は、凹部22に回転可能な状態に嵌め込まれている。
ダイヤル操作部20は、その上面(頂面)が吐水管12の上面と面一面をなすように凹部22に嵌め込まれている。
またダイヤル操作部20は、その一部が凹部22の側面の開口、即ち吐水管12の側面よりも側方に突出せしめられている。
従ってダイヤル操作部20は、その側方への突出部20Aを手で摘む等してこれを回転操作することができる。
この実施形態において、切替スイッチ18は使用者が手を差し出したときに非接触でこれを検知(人体検知)し、吐水と止水との切替え等の吐水切替えを行う。
またダイヤル操作部20は、回転操作によって吐水の流量調節等の吐水状態調節を行う。
但しこのダイヤル操作部20は電気的操作部として構成してあって、このダイヤル操作部20を回転させると、回転位置検出センサがこれを検知して、その回転位置に応じた信号を発生する。そしてその信号が後述の制御部46に送られて、制御部46がその信号に基いて対応する制御弁を作動させる。
従ってこのダイヤル操作部20は極めて軽やかに回転操作することのできるものである。
尚吐水管12には、その上面に且つダイヤル操作部20の直上位置に、吐水流量や吐水温度等の現在の吐水状態を表示するための表示部24が設けられており、またこれに対応してダイヤル操作部20には、その表示部24の何れかの位置を指し示す指示部(目印)26が、ダイヤル操作部20と一体回転する状態に設けられている。
従ってダイヤル操作部20を回転操作したとき、現在の吐水状態がどの吐水状態にあるかを、その指示部26と表示部24とによって使用者が明確に認識することができる。
図2において、28は冷水を供給する給水路,30は熱湯を供給する給湯路で、32はそれら給水路28,給湯路30を通じて送られてきた水と熱湯とを混合し、且つその混合比率を調節する混合弁で、弁部34とその開度調節を行うモータ(ここではステッピングモータ)36とを有している。
この混合弁32は、水(冷水。以下単に水とするときは冷水を意味する)と熱湯との混合比率を連続的に変化させることができる。即ち混合水(以下単に湯とする)温度を連続的に変化させることができる。
38は、この混合弁32からの水又は湯(場合によって熱湯)を吐水管12に供給する供給路で、この供給路38上に吐止水弁を兼ねた流量調節弁40が設けられている。
流量調節弁40は、弁部42とその開度調節を行うモータ(ここではステッピングモータ)44とを有している。
この流量調節弁40は、モータ44にて弁部42の開度を連続的に変化させることができ、これにより供給路38を通じて吐水管12に送られる水や湯の流量を連続的に変化させることが可能である。
従って流量調節弁40は、弁部42を閉弁させ又は開弁させることによって供給路38を開閉する開閉弁(吐止水弁)としての働きも有する。
尚、供給路38上には温度センサ45が設けられている。
46は制御部で、この制御部46に対し、上記の切替スイッチ18,ダイヤル操作部20(詳しくはその回転位置を検出する回転位置検出センサ)が電気的に接続されている。
この制御部46にはまた混合弁32のモータ36,流量調節弁40のモータ44,温度センサ45のそれぞれが電気的に接続されている。
この実施形態では、制御部46からの指令によって混合弁32,流量調節弁40がそれぞれ作動制御される。
48は、給水路28と供給路38とを、混合弁32,流量調節弁40,温度センサ45をバイパスして接続する状態に設けられた浄水路で、この浄水路48上に、水道水を通過させてその際に浄化を行う浄化フィルタ50及び浄水弁52が設けられている。
ここで浄水弁52は、弁部54とその開度調節を行うモータ56とを有しており、そのモータ56が上記の制御部46に電気的に接続され、かかるモータ56が、即ち浄水弁52が制御部46にて作動制御されるようになっている。
ここで浄水弁52は、モータ56にて弁部54を開閉させる吐止水弁である。但し場合によって弁部54の開度を連続的に変化させるようになしておき、弁部54にて浄水の吐止水及び流量調節も併せて行うようになしておくことも可能である。
上記切替スイッチ18は、様々な切替スイッチとして構成することが可能であり、またダイヤル操作部20も、これに応じて様々な吐水状態調節用として構成することが可能である。
例えば切替スイッチ18は、これを吐水と止水とを切り替える切替スイッチとして構成し、またダイヤル操作部20は、吐水流量を連続的に調節する操作部として構成することができる。
この場合、例えば止水状態の下で使用者が切替スイッチ18の正面上方(厳密には正面である前方斜め上方)に手を差し出すと、即ち切替スイッチ18を手かざし操作すると、切替スイッチ18が人体検知によりオン動作し、その信号が制御部46に入力されて、制御部46が流量調節弁40を開弁させる。
ここにおいて供給路38を通じ吐水管12に混合弁32の弁状態に応じて湯又は水が供給され、吐水口16から吐出せしめられる。
またダイヤル操作部20を回転操作すると、流量調節弁40における弁部42の開度が変化せしめられ、吐水口16から吐出される吐水の流量が調節される。
尚このとき、混合弁32が水側に切り替っていれば吐水口16から冷水が吐水され、且つダイヤル操作部20の操作によって水の吐水流量が調節される。
或いは混合弁32が湯側に切り替っていれば吐水口16から湯が吐水され、且つその吐水流量がダイヤル操作部20の操作によって調節される。
尚これらの場合には、図2における浄水路48及び浄水路48上に設けられた浄水フィルタ50,浄水弁52を除いた構造で水栓10を構成しておくことができる。
或いはこのような浄水路48,浄水フィルタ50,浄水弁52を設けておいて、別途の操作手段にて浄水を吐水したり止水したり、或いは場合によって浄水の流量を調節したりするといったことも可能である。
さて吐水口16から吐水が行われている状態で、再び切替スイッチ18を手かざし操作すると、ここにおいて切替スイッチ18がオフ動作し、制御部46によって流量調節弁40が閉弁せしめられる。ここにおいて吐水口16からの吐水が停止する。即ち止水する。
以上のように切替スイッチ18は、ここでは手かざし操作するごとに切替動作を行うものとなしてある。
切替スイッチ18はまた、水と湯との切替用として構成しておくこともできる。
尚この場合には、吐水と止水とを切り替えるための操作部を別途に設けておく。
このように切替スイッチを水と湯水との切替用として構成した場合、切替スイッチ18を手かざし操作するごとに混合弁32が水側と湯側とに切り替り、切替スイッチ18の手かざし操作によって水吐水側に切り替った場合には、混合弁32が給湯路30と供給路38とを遮断し、給水路28だけを供給路38に対して連通状態とし、給水路28からの水だけを供給路38に通して吐水口16から吐出せしめる。
また一方切替スイッチ18が湯側に切り替ったときには、混合弁32が、給水路28からの水と給湯路30からの熱湯とを所定比率で混合する状態に切り替り、混合状態の湯を供給路38を通じて吐水管12に導き、吐水口16から吐出せしめる。
また吐水口16から水が吐出されるときにはダイヤル操作部20を回転操作することによって水の吐水流量が調節され、吐水口16から湯が吐出されているときには、ダイヤル操作部20の回転操作によって湯の吐水流量が調節される。
このとき、ダイヤル操作部20に設けた指示部26と吐水管12に設けた表示部24とによって、現在の吐水流量を使用者が明確に認識することができる。
尚この場合、湯の温度調節は別途の操作部にて行うことができる。
切替スイッチ18を水と湯との切替用として構成した場合において、ダイヤル操作部20を吐水(湯)の温度調節用の操作部として構成することが可能である。
この場合には、ダイヤル操作部20を回転操作することによって、吐水口16から吐出される湯の温度を調節することができる。
具体的にはこの場合には、ダイヤル操作部20を回転操作すると、混合弁32の弁部34がこれに応じて作動せしめられ、給水路28からの水と給湯路30からの熱湯の混合の比率を変化させる。
このとき、吐水管12に設けた表示部24とダイヤル操作部20に設けた指示部26とによって、現在の吐水温度がどの温度になっているかを使用者が明確に認識することができる。
切替スイッチ18はまた、原水(水道水)と浄水との切替用のスイッチとして構成することもできる。
この場合、切替スイッチ18を手かざし操作するごとに、吐水口16からの吐水が原水から浄水に若しくはその逆に切り替る。
例えば吐水口16から原水が吐出されている状態で切替スイッチ18を手かざし操作すると、供給路38上の流量調節弁40が閉弁して、これに代わり浄水弁52が開弁状態となり、給水路28からの水が、これから分岐した浄水路48側に流れ込んで、浄水フィルタ50を通過し、そこで浄水とされた上で、かかる浄水が吐水管12へと送られて吐水口16から吐出される。
一方、この状態で切替スイッチ18を手かざし操作すると、今度は浄水弁52が閉弁し、これに代わって供給路38上の流調調節弁40が開弁状態となって、吐水口16から原水(水又は湯或いは場合によって熱湯)が吐出せしめられる。
尚このときには、ダイヤル操作部20は、通常は原水の吐水流量調節用として構成しておく。
尚このように切替スイッチ18を原水と浄水との切替用として構成しておく場合には、吐水と止水との切替えを行うための操作部を別途に設けておく。
図2では、給水路28と給湯路30との合流部に混合弁32を設けているが、図3に示しているように混合弁32に代えて、給水路28上に吐止水弁を兼ねた流量調節弁58を、また給湯路30上に吐止水弁を兼ねた流量調節弁60を、それぞれ設けておくことも可能である。
ここで流量調節弁58は、弁部62をモータ(ここではステッピングモータ)64にて連続的に開度調節できるものであり、また流量調節弁60は、弁部66をモータ(ここではステッピングモータ)68にて連続的に開度調節できるものである。
この図3に示すものにおいては、流量調節弁58,60の開度をそれぞれ調節することによって、水と熱湯との混合比率を連続的に変化させて、吐水温度を調節することができ、また流量調節弁58,60の開度を共に変化させることで(水と湯との混合比率を一定に保ったままで)、吐水温度を一定に保ったままで吐水流量を連続的に変化させることが可能である。
従ってこの図3に示すものにおいては、図2に示す供給路38上の流量調節弁40も省略されている。
尚、給水路28及び給湯路30上には、それぞれ温度センサ45が設けられており、それらは制御部46と電気的に接続されている。
他の点については図2に示すものと同様である。
以上のような本実施形態によれば、吐水切替えを非接触で操作でき、その切替操作によって切替スイッチ18ないしその周辺部が接触により汚れる問題を生じず、吐水管12を清浄に維持することができるとともに、吐水切替えの操作を非接触で行うことができることから、操作性が良く利便性に優れる。
また同じく吐水管12の先端部に吐水流量調節等の吐水状態調節を行うためのダイヤル操作部20が設けてあるため、使用者は手元操作で簡単に吐水状態調節を行うことができる。
加えて本実施形態では、切替スイッチ18を取り囲む形態で回転式のダイヤル操作部20が設けてあって、2つの操作部が1個所に集中しており、初めて水栓10を使用する人にも操作部の位置が分り易いとともに、吐水管12先端部に切替スイッチ18とダイヤル操作部20との2種類の操作部を設けるに際して、それら2種類の操作部が広いスペースを必要とせず、吐水管12の先端部の限られた狭いスペースにも容易にそれら2種類の操作部を設けることができる。
また本実施形態では、ダイヤル操作部20を吐水管12の側面から側方に突出させているため、吐水管12の側面から側方に突出させた部分においてダイヤル操作部20を操作することができ、ダイヤル操作部20の操作性が良好である。
更にダイヤル操作部20を、吐水管12に設けた凹部22に回転可能に嵌込状態に設けているため、ダイヤル操作部20が吐水管12の表面から大きく外部に突出した状態となるのを回避でき、操作部周りないし吐水管12の美観を良好となすことができる。
特にこのように吐水管12に設けた凹部22にダイヤル操作部20を嵌込状態に設けることによって、ダイヤル操作部20の上面と、対応する吐水管12の上面とを面一状態となすことが可能となり、ダイヤル操作部20周りないし吐水管12の美観を更に良好となすことができ、また清掃を行う際にも清掃性が良好となる。
更に本実施形態では吐水管12の上面に表示部24を、またダイヤル操作部20に現在の吐水状態を表示するための指示部26が設けてあるため、現在の吐水状態がどのような状態になっているかを使用者に容易に認識させることができ、ひいては水栓10の使い勝手が良好となる。
図4は本発明の他の実施形態を示している。
この例は、ダイヤル操作部20に、側方に突出するレバー部70を設けた例である。
ここでレバー部70は、図1に示すダイヤル操作部20の突出部20Aの側面から側方に突出しており、従ってレバー部70は吐水管12の側面よりも側方に突出している。
本実施形態によれば、レバー部70においてダイヤル操作部20を回転操作することが可能となり、ダイヤル操作部20の操作性を更に一段と良好となすことができる。
またダイヤル操作部20を、径方向側方に突出したレバー部70において操作することが可能となるため、ダイヤル操作部20を操作すべく差し出した手が、非接触式の切替スイッチ18にて検知されてしまい、切替スイッチ18を誤って操作してしまうのを回避することができる利点が得られる。
この実施形態では、切替スイッチ18が非接触で人体検知する非接触式のスイッチとされ、一方でダイヤル操作部20が接触式の操作部であることに起因して、使用者がダイヤル操作部20を操作しようとして手をこれに近づけたときに、切替スイッチ18が誤ってこれを検知してしまい、切替スイッチ18が誤動作してしまう恐れがある。
これを避けるため、切替スイッチ18による有効な検知距離を短くしておくこと、例えば検知距離を切替スイッチ18から3cm程度までの距離の範囲内としておくことが望ましい。
図5は切替スイッチ18による誤検知、即ち切替スイッチ18の誤操作をより有効に防止するための例を示したものである。
ここでは切替スイッチ18による検知領域として、切替スイッチ18に対し正面領域となる第1検知領域72と、これに対して側方の領域(ここでは吐水管12を基準とした左右の側方)である第2検知領域74-1,74-2を設定してある。
尚図5(A)の例では、切替スイッチ18の上面に、第1検知領域72を検知領域とする人体検知センサと、第2検知領域74-1,74-2を検知領域とする人体検知センサとが設けてある例であり、また図5(B)の例は、第2検知領域74-1,74-2を検知領域とする人体検知センサが吐水管12の側方に向けて設けてある例である。
この例では、第1検知領域72においてのみ人体検知されたときには、切替スイッチ18を操作する意図をもって使用者が手を差し出したものと判断し吐水切替えを行う。
また第2検知エリア74-1,74-2の何れかにおいて人体検知された場合には、使用者がダイヤル操作部20の操作を意図して手を差し出したものと判断し、切替スイッチ18による吐水切替えを行わない。
図6はその際の動作をタイムチャートとして表わしたものである。
但しこの図6の例は、切替スイッチ18によって吐水と止水とを切り替えるようになした場合の例である。
図に示しているように第1検知領域72においてのみ人体検知された場合には、吐水と止水との切替えが行われ、また第1検知領域72における検知と併せて第2検知領域74-1又は74-2においても人体検知された場合には、第1検知領域72で人体検知されているにも拘らず、切替スイッチ18による吐水と止水との切替えは行われない。
本実施形態にによれば、切替スイッチ18が第1検知領域72においてのみ使用者の手を検知したときには、切替スイッチ18が操作されたものと判断して吐水切替えを行うことができ、また一方第2検知領域74-1又は74-2において使用者の手を検知した場合には、使用者がダイヤル操作部20を操作すべく手を差し出したものと判断して、吐水切替えを行わないようになすことができ、これにより使用者の意図を誤判定してしまって誤った動作をしてしまうのを良好に回避することができる。
以上本発明の実施形態を詳述したがこれはあくまで一例示であり、本発明はその趣旨を逸脱しない範囲において種々変更を加えた形態で構成可能である。
本発明の一実施形態である水栓の斜視図である。 同実施形態の水栓の構成を模式的に示した図である。 本発明の他の実施形態の図である。 本発明の更に他の実施形態の図である。 本発明の更に他の実施形態を示す図である。 図5の実施形態の作用をタイムチャートで表した図である。
符号の説明
10 水栓
12 吐水管
16 吐水口
18 切替スイッチ
20 ダイヤル操作部
22 凹部
26 指示部
46 制御部
70 レバー部
72 第1検知領域
74-1,74-2 第2検知領域

Claims (6)

  1. 吐水管の先端部に、吐水切替えを行う非接触式の切替スイッチと、回転により吐水状態調節を行う、該切替スイッチを取り囲むダイヤル操作部とを設けたことを特徴とする水栓。
  2. 請求項1において、前記ダイヤル操作部を前記吐水管の側面から側方に突出させてあることを特徴とする水栓。
  3. 請求項1において、前記ダイヤル操作部を吐水管に設けた凹部に回転可能に嵌込状態に設けてあることを特徴とする水栓。
  4. 請求項1において、前記ダイヤル操作部には径方向外方に突出するレバー部が設けてあることを特徴とする水栓。
  5. 請求項1において、前記ダイヤル操作部には現在の吐水状態を表示するための目印が設けてあることを特徴とする水栓。
  6. 請求項1において、前記非接触式の切替スイッチの検知領域として、該切替スイッチに対し正面領域となる第1検知領域と、該正面領域よりも側方の領域となる第2検知領域とを設定してあることを特徴とする水栓。
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