JP5485051B2 - パネル状の操作装置 - Google Patents
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Description
このシングルレバー水栓では、レバーハンドルを使用者から見て左右の横方向に回動操作することで給水の温度調節が、また上下の縦方向に操作することで給水の流量調節がなされる。
そこで近年、給水の流量調節,温度調節を電気駆動で行うようになした電子水栓が提案されている。
この電子水栓では、給水の流量調節,温度調節を行うに際して、操作部に対する操作を電気的に検知し、操作信号をコントローラ(制御部)に送ることで所望の流量,温度に調節操作を行うことができ、軽い操作で目的とする調節を行うことが可能である。
しかしながらこの場合、流量調節と温度調節とが別々の操作となって、それぞれを格別に行わなければならず、操作を2回行うことが必要となって操作に面倒を伴うことがある。
こうしたことは操作面に流量調節用の軸と、温度調節用の軸とを2次元配置したときに特に問題となるが、何れか1種類の調節のための操作軸を1軸配置した場合においても同様に生じ得る。
但しこの特許文献1に開示のものは解決手段が本発明と異なっており、本発明とは別異のものである。
但しこの特許文献2に開示のものも解決手段が本発明と異なっており、本発明とは別異のものである。
従ってもしこのとき誤った入力部位を操作したとしても直ちにこれを知ることができるため、正しい入力部位を操作し直すことができる。
これにより誤った入力部位の操作に基づいて誤った調節がされてしまうのを防ぐことができる。
従って使用者は現在の調節量と操作面上に表示されている入力部位とから、使用者の求める調節量とするために次にどの入力部位を操作すれば良いかを容易に知ることができる。
この請求項2によれば、操作した入力部位を含む軸状配置した入力部位の全体が表示されるため、使用者がどの入力部位を操作したのかをより分り易く表すことができる。
従って温度調節用の軸を左右の横方向の軸とし、流量調節用の軸を縦方向の軸として設定しておくことで、使用者はシングルレバー水栓を操作するのと同じような感覚で水栓の操作部を操作することができ、操作性を良好となすことができる。
また初めて水栓を使う人にも操作方法が分り易い利点が得られる。
このようにすれば、使用者が実際にどの入力部位を操作したのかをより一層分り易くすることができる。
この請求項4によれば、操作面を平らにすることができ、掃除がし易い利点が得られる。
図1及び図2において、10は混合水栓(以下単に水栓とする)で、ここでは電気駆動で吐水の流量調節と温度調節とを行う電子水栓として構成してある。
水栓10は、本体部分が図2に示すようにカウンタ上面等横設された取付面12から起立する状態で設けられている。
14は水栓10における吐水管で、ここでは全体として逆U字状のグースネック形状をなしており、その先端に吐水口16が備えられている。
吐止水スイッチ18は非接触式のスイッチ、即ち使用者がそこに手をかざすとこれを検知して動作し、吐水口16から吐水を行わせ又は吐水を停止させる手かざし式の交互スイッチとして構成してある。
また吐水状態で使用者が吐止水スイッチ18の上方に手かざし操作すると、そこで吐水口16からの吐水を停止(止水)させる。
このベースプレート20には、吐水の流量調節と温度調節とを行うための操作装置22が設けてある。
32は、それら給水路24,給湯路26を通じて送られて来た水と湯とを混合し且つその混合比率を調節する混合弁で、弁部34とその開度調節を行うモータ(ここではステッピングモータ)36とを有している。
この混合弁32は、水と湯との混合比率を変化させることで吐水口16から吐水される混合水の温度を変化させる。
流量調節弁40は、モータ(ここではステッピングモータ)46にて弁部44の開度(開度ゼロを含む)を変化させ、混合水路38を通じて吐水口16に送られる混合水の流量(流量ゼロを含む)を変化させる。即ち吐水口16からの吐水の流量を変化させる。
詳しくは、吐止水スイッチ18からの検知信号に基づいて流量調節弁40を開閉させて、吐水口16からの吐水と止水とを行わせる。
尚その際、コントローラ48は流量センサ28,30、温度センサ42からの流量検出信号に基づいて、混合弁32,流量調節弁40をフィードバック制御する。
図中23は操作装置22における操作部で、ここでは操作部23はタッチパネルから成っている。
タッチパネルのバネル面は2次元座標面を成しており、一方の座標軸である横方向のX軸が吐水(給水)の温度調節を行うための軸として設定してあり、またこれと直交する他方の座標軸である縦方向のY軸が吐水の流量を調節するための軸として設定してある。
またY軸に沿って操作位置を図中下側から上方向に変化させることで吐水の流量が小流量側から大流量側に段階的に調節され、逆にY軸に沿って図中上側から下方向に操作位置を変化させることで吐水の流量が大流量側から小流量側に段階的に調節される。
このように設定することで従来のシングルレバー水栓の操作の流量・温度の調整方向と一致し、初めて水栓10を使う人でも調節し易い。
ここでは分画域のそれぞれが操作面70(図3参照)に対する操作の入力部位となる。
そしてそれら複数の入力部位の何れかに入力し操作を行うと、その入力部位に対する操作が検知部にて検知される。
ここで表示部76はパネルセンサ74に重なる状態に面状に配置されている。
抵抗膜式センサは、図4(B)に示しているように透明且つ可撓性を有する一対の導電膜50-1,50-2と、それぞれに設けられた電極52-1,52-2を有しており、何れかの入力部位をタッチ操作すると、タッチ操作した入力部位において導電膜50-1が撓み、これによって導電膜50-1に設けた電極52-1と、導電膜50-2に設けた電極52-2とが接触して導通し、何れかの入力部位がタッチ操作されたことを検知する。
即ち実際に操作された入力部位については表示をそのまま残す一方、他の入力部位については表示を消すように動作する。
尚ここでは入力部位から手を離す動作をした後に、所定時間経過すると他のLEDを消灯するとしたが、入力動作をした後の所定時間経過後に消灯させるようにしても良い。
そして25に区画された入力部位の何れかを操作すると、その入力部位の座標に対応した調節量で、吐水の流量と温度との2種類の調節が同時に1回の操作で行われる。
ここで記号54Aは流量が大となることを表示するものであり、また記号54Bは流量が小となることを表示するものである。
一方記号56Aは温度が高温側となることを表示するものであり、また記号56Bは温度が低温側となることを表示するものである。
この突起58は、入力部位を触感で感知させるために設けてある。
記号54A,54B,56A,56Bについてもまた、突起にて表しておくこともできる(視覚記号と併せて)。
この場合においてそれら吐水の流量調節と温度調節とを1つの操作で行えるため、水栓10使用に際しての操作が極めて簡単となり、所望の吐水状態を速やかに実現することができる。
また本実施形態では何れかの入力部位を操作すると検知部がこれを検知して操作に対応した調節を行うため、軽操作で2種類の調節を簡単に行うことができる。
従ってもしこのとき誤った入力部位を操作したとしても直ちにこれを知ることができるため、正しい入力部位を操作し直すことができる。
これにより誤った入力部位の操作に基づいて誤った調節がされてしまうのを防ぐことができるとともに、操作時以外は余分な表示が無いため、以下のような利点及び次に操作を行う際に操作が分り易い等の利点が得られる。
従って使用者は現在の調節量(調節状況)と操作面70上に表示されている入力部位とから、使用者の求める調節量とするために次にどの入力部位を操作すれば良いかを容易に知ることができる。
また初めて水栓10を使う人にも操作方法が分り易い利点が得られる。
図6(A)は、表示部76を液晶表示部となした例である。
この場合、例えば図6(A)(ロ)に示しているように流量が多くなる側の入力部位についてはその程度に応じて表示面積を大とし、また温度が高くなる側についてはその程度に応じて発色をより赤味がかった発色としたり或いは発色の濃さを濃くするなど、各入力部位に対する表示を調節量の大小に応じて表示を行うようになすことができる。
尚ここでは表示部76におけるLED80が共通の基板78に実装されている。即ちパネルセンサ74と表示部76の基板とが共通の基板とされている。
この例は、図2における混合弁32を省略し、給水路24,給湯路26のそれぞれに流量調節弁40を設けている。
この例では、給水路24上の流量調節弁40と給湯路26上の流量調節弁40とのそれぞれの開度を変化させることで、水と湯との混合比率を変化させ、また混合水路38を流れる全体の混合水の温度を調節する。
図8に示しているように、この例では原水用の吐止水スイッチ18に加えて浄水用の吐止水スイッチ86が、原水用の吐止水スイッチ18と管軸方向に並べて設けてある。
ここで浄水用の吐止水スイッチ86もまた、非接触式の交互スイッチとして構成してある。
即ち、止水状態でこの吐止水スイッチ86上に手かざし操作すると、吐止水スイッチ86がこれを検知して吐水口16から浄水を吐水させる。
また浄水吐水状態で再び吐止水スイッチ86上に手かざし操作すると、吐水水スイッチ86がこれを検知して、浄水の吐水を停止させる。
浄水路88上の流量調節弁40は、浄化カートリッジ90に供給する原水の流量を増減調節し、吐水口16からの浄水の吐水量を増減変化させる。
浄水の操作エリア92においては、その流量を調節するための分画域即ち入力部位が複数設けてあり、座標6-1〜6-5に向けて入力部位に対する操作位置を変化させて行くと、浄水の吐水流量が段階的に増大変化する。また逆に座標6-5から6-1に向けて入力部位に対する操作位置を変化させて行くと、これに応じて浄水の吐水流量が段階的に減少側に調節される。
また一方、原水用の吐止水スイッチ18を手かざし操作すると、座標1-1〜5-5の何れかの入力部位に対する操作によって予め調節済の流量で、原水が吐水口16から吐水せしめられる。
また操作部23を非接触式の操作部となしたり、或いは吐水管を洗面化粧台のカウンタから前方に突出させる状態に設ける一方、操作部を吐水管とは独立して離れた個所、例えば洗面化粧台の縦向きのパネル全面に配置しておくといったことも可能である等、本発明はその趣旨を逸脱しない範囲において種々変更を加えた形態で構成可能である。
22 操作装置
70 操作面
74 パネルセンサ(検知部)
76 表示部
Claims (4)
- 操作面と、該操作面の裏側に重ねて面状に配置され、該操作面に設定されている入力部位を光表示する表示部とを備えた操作装置であって、
前記操作面の目的とする入力部位に入力し操作すると検知部で該入力部位に対する操作を検知し、前記表示部が該操作した入力部位周りに位置する入力部位を表示し、操作後の所定時間後に該周りの入力部位の表示を消す一方、実際に操作した入力部位については表示状態に維持することを特徴とするパネル状の操作装置。 - 請求項1において、前記入力部位が前記操作面に軸状に配置してあり、前記操作により前記表示部が前記操作した入力部位を含む、該軸状に配置した入力部位の全体を表示し、前記所定時間後に該操作した入力部位についての表示を残す一方、他の入力部位の表示を消すことを特徴とするパネル状の操作装置。
- 請求項1,2の何れかにおいて、前記操作装置が水栓の操作装置であり、前記操作面を2次元の座標面となして、使用者から見て左右の横方向の座標軸を温度設定用の軸とし、縦方向の座標軸を流量調節用の軸としてそれぞれ設定してあることを特徴とするパネル状の操作装置。
- 請求項1〜3の何れかにおいて、前記操作面がタッチパネルのパネル面であることを特徴とするパネル状の操作装置。
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