JP2001208229A - 吐水器具 - Google Patents

吐水器具

Info

Publication number
JP2001208229A
JP2001208229A JP2000019324A JP2000019324A JP2001208229A JP 2001208229 A JP2001208229 A JP 2001208229A JP 2000019324 A JP2000019324 A JP 2000019324A JP 2000019324 A JP2000019324 A JP 2000019324A JP 2001208229 A JP2001208229 A JP 2001208229A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
water
valve
water discharge
control valve
operation unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000019324A
Other languages
English (en)
Inventor
Osamu Matsumoto
修 松本
Hiroshi Matsuda
宏 松田
Shoichi Hosoda
彰一 細田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Inax Corp
Original Assignee
Inax Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Inax Corp filed Critical Inax Corp
Priority to JP2000019324A priority Critical patent/JP2001208229A/ja
Publication of JP2001208229A publication Critical patent/JP2001208229A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Domestic Plumbing Installations (AREA)
  • Electrically Driven Valve-Operating Means (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】流調操作部及び温調操作部を軽やかに操作する
ことができて操作フィーリングが良好であり、且つそれ
ら流調操作部及び温調操作部が連続的に操作可能であっ
て、流量調整及び温度調整を連続的に行い得る吐水器具
を提供する。 【解決手段】吐水部10と本体機能部12とを有する吐
水器具において、本体機能部12に吐水の流量を変化さ
せる流調弁及び吐水温度を変化させる温調弁を設ける一
方、吐水部10にそれぞれに対応した流調操作部24及
び温調操作部26を設ける。そして流調弁及び温調弁を
電磁比例制御弁として構成する一方、流調操作部24及
び温調操作部26を、操作範囲内で連続的に操作可能な
電気的操作部で且つ操作量の連続的変化に応じて流調弁
及び温調弁への入力信号を連続的に変化させるアナログ
操作部として構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はキッチンや洗面
室,浴室,トイレ等に設置される水栓等の吐水器具に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来よりキッチン,洗面室,浴室,トイ
レ等において各種の吐水器具が用いられている。図13
はその一例を示したものである。図示の例はキッチンに
設置された吐水器具(水栓)の一例を示したもので、こ
の吐水器具200は、カウンター面等を取付面として吐
水器具200全体がその取付面から起立した状態で設置
されている。
【0003】この吐水器具200は、本体機能部として
の水栓本体202と、吐水部としての吐水管204とを
有していて、それらが一体に組み付けられている。吐水
管204の先端は吐出口206が形成されていて、そこ
より吐水を行うようになっている。
【0004】また水栓本体202の内部には、吐水と止
水及び流量調整を行う流調弁と、温度調整を行う温調弁
とが組み込まれているとともに、その外部にはそれら弁
に対応した流調ハンドル(流調操作部)208及び温調
ハンドル(温調操作部)210が設けられており、それ
らハンドル208,210の回転操作によって、吐出口
206からの吐水の流量調整及び温度調整を行うように
なっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この吐
水器具200を含む従来の吐水器具の場合、流調操作部
と流調弁及び温調操作部と温調弁とがそれぞれ機械的に
連結されていて、流調操作部及び温調操作部が何れも流
調弁及び温調弁を直接機械的に操作するものとなってお
り、このためそれら流調操作部,温調操作部の操作に対
する抵抗が大きく、従って操作が重くなって操作フィー
リングの点で十分満足の行くものでなかった。
【0006】更にまた、加えられた操作力の下で有効に
各弁を動作させられるようにハンドル等の操作部を大き
くせざるを得ず、このためハンドル等の操作部が吐水器
具表面から大きく突出した状態となって、このことが吐
水器具の外観を損ねる要因となっていた。即ちこれら大
きな操作部が、吐水器具のデザインの自由度を大きく制
約する要因となっていた。その他、各弁が取付面から外
部に露出した吐水器具内部に組み込まれているため、こ
のこともまた吐水器具のデザインの自由度を大きく制約
する要因となっていた。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の吐水器具はこの
ような課題を解決するために案出されたものである。而
して請求項1のものは、吐出口から吐水を行う吐水部
と、該吐出口からの吐水を制御する本体機能部とを有す
る吐水器具において、前記本体機能部に吐水の流量を変
化させる流調弁を設ける一方、前記吐水部に該流調弁に
対応した流調操作部を設け、該流調弁を、電気的に駆動
される弁であって且つ入力信号の連続的な変化に応じて
動作量を連続的に変化させ、流量を大から小に若しくは
その逆に連続的に変化させる比例制御弁として構成する
一方、前記流調操作部を、操作範囲内で連続的に操作可
能な電気的操作部で且つ操作量の連続的変化に応じて前
記流調弁への入力信号を連続的に変化させるアナログ操
作部として構成したことを特徴とする。
【0008】請求項2のものは、請求項1において、前
記流調弁がソレノイドコイルへの通電量の連続的な変化
に応じて弁体の動作量を連続的に変化させる電磁比例制
御弁であることを特徴とする。
【0009】請求項3のものは、請求項1,2の何れか
において、前記流調操作部を回転式のダイヤル操作部と
なしてあることを特徴とする。
【0010】請求項4のものは、請求項1〜3の何れか
において、前記本体機能部に前記流調弁と別に吐止水弁
が設けてあり、前記吐水部に該吐止水弁に対応した吐止
水操作部が設けてあることを特徴とする。
【0011】請求項5のものは、吐出口から吐水を行う
吐水部と、該吐出口からの吐水を制御する本体機能部と
を有する吐水器具において、前記本体機能部に吐水の温
度を変化させる温調弁を設ける一方、前記吐水部に該温
調弁に対応した温調操作部を設け、該温調弁を、電気的
に駆動される弁であって且つ入力信号の連続的な変化に
応じて動作量を連続的に変化させ、水と湯との混合量を
連続的に変化させて吐水の温度を高から低に若しくはそ
の逆に連続的に変化させる比例制御弁として構成する一
方、前記温調操作部を、操作範囲内で連続的に操作可能
な電気的操作部で且つ操作量の連続的変化に応じて前記
温調弁への入力信号を連続的に変化させるアナログ操作
部として構成したことを特徴とする。
【0012】請求項6のものは、請求項5において、前
記温調弁がソレノイドコイルへの通電量の連続的な変化
に応じて弁体の動作量を連続的に変化させる電磁比例制
御弁であることを特徴とする。
【0013】請求項7のものは、請求項5,6の何れか
において、前記温調操作部をスライド式に移動するスラ
イド操作部となしてあることを特徴とする。
【0014】請求項8のものは、請求項7において、前
記温調操作部を前記吐水部の側面に且つ縦にスライド可
能に設ける一方、前面に温度表示部を設けてあることを
特徴とする。
【0015】請求項9のものは、請求項1〜8の何れか
において、前記吐水部が取付面から立設してあり、前記
本体機能部が該吐水部とは離隔して配設してあることを
特徴とする。
【0016】
【作用及び発明の効果】上記のように請求項1のもの
は、本体機能部に設けた流調弁を電気的な駆動弁且つ入
力信号の連続的な変化に応じて動作量を連続的に変化さ
せ、以って流量を連続的に変化させる比例制御弁として
構成する一方、吐水部に設けた流調操作部を、操作量が
連続的に可変で、これに応じて流調弁への入力信号を連
続的に変化させるアナログ操作部として構成したもの
で、この請求項1の吐水器具の場合、従来の吐水器具の
ように流調操作部が流調弁に直接連結されていて、かか
る流調弁を直接機械的に操作するものでなく、操作量に
応じて流調弁への入力信号を連続的に変化させることで
これを動作させるものであるため、その操作抵抗を極め
て小さくすることができ、軽やかに流調操作部を操作す
ることができる。
【0017】詳しく言えば、本発明の吐水器具の場合流
調弁の動作抵抗は流調操作部の操作に際して何ら影響を
与えることがなく、従ってそのような流調弁の動作抵抗
とは無関係に流調操作部の操作の軽さを最適な軽さに設
定することができる。これにより、流調操作部を操作す
る際の操作フィーリングを飛躍的に向上させることがで
き、吐水器具の使い勝手を良好となすことができる。
【0018】尚、本体機能部に設けた流調弁を電気的な
駆動弁となす一方、吐水部に流調操作部を設ける場合に
おいて、その流調操作部をオン・オフスイッチとなすこ
とが考えられるが、この場合には吐出口からの流量を大
流量と小流量等限定した流量で段階的にしか変化させる
ことができず、吐水器具の使い勝手において不十分とな
る。
【0019】しかるに本発明では流調操作部を連続操作
可能なアナログ操作部となしており、従って流調操作部
を電気的な操作部となしたにも拘わらず、吐出口からの
流量を連続変化させることができ、従来の機械式の流調
操作部と同様の働きをさせることができる。また流調操
作部に対して強い操作力を加える必要が全くないので、
その流調操作部を小さく(最適な大きさで)設定するこ
とができ、吐水器具におけるデザインの自由度も飛躍的
に向上する。
【0020】ここで上記流調弁は、ソレノイドコイルへ
の通電量の連続的な変化に応じて弁体の動作量を連続的
に変化させる電磁比例制御弁となすことができる(請求
項2)。このようにすれば、入力信号の連続的な変化に
よって流調弁の動作量を容易に連続的に変化させること
ができる。
【0021】また一方、上記流調操作部は回転式のダイ
ヤル操作部となしておくことができる(請求項3)。こ
の場合、従来の大きなハンドルと異なって小さな回転摘
みを設けてこれを流調操作部となすことができ、流調操
作部の突出量や吐水器具の外観に占めるスペースを小さ
くでき、吐水器具の美観を良好となすことができる。
【0022】本発明においては、上記流調弁及び流調操
作部とは別に本体機能部に吐止水弁を、また吐水部に吐
止水操作部を設けておくことができる(請求項4)。こ
のようにすれば、流調弁及び流調操作部によって吐止水
弁及び吐止水操作部を兼用させたもの(従来のもの)に
比べて、止水の際に流調操作部を大きく操作する必要が
なく、例えば吐止水操作部を単にオン・オフ操作するだ
けで簡単に止水或いは吐水を行えるようになる。しかも
この場合、流調操作部は最適の流量に調整したままとし
ておくことができるので、次回吐水を行ったとき当初か
ら最適流量で吐出口から吐水を行わせることができる。
【0023】次に請求項5のものは、本体機能部に温調
弁を、また吐水部に温調操作部を設けるとともに、その
温調弁を、入力信号の変化に応じて動作量を連続的に変
化させ、以って温度を連続的に調整する比例制御弁とし
て構成する一方、温調操作部をアナログ操作部として構
成したもので、この請求項5のものにおいては、上記請
求項1の流調操作部と同様に、温調操作部を温調弁の動
作抵抗と無関係にその操作抵抗を極めて小さくすること
ができ、従ってその温調操作部を軽やかに操作できるよ
うになる。これにより温調操作部を操作する際の操作フ
ィーリングが飛躍的に向上する。
【0024】また温調操作部を強い力で操作する必要が
ないので、かかる温調操作部を小さく構成することがで
き、吐水器具のデザインの自由度を高めることができ
る。この請求項5においても温調操作部は吐水の温度を
連続操作可能なものであって、従来の吐水器具における
温調操作部と同様の働きをする。
【0025】この場合において、その温調弁はソレノイ
ドコイルへの通電量の連続的な変化に応じて弁体の動作
量を連続的に変化させる電磁比例制御弁となすことがで
きる(請求項6)。
【0026】上記温調操作部は、スライド式に移動する
スライド操作部となすことができる(請求項7)。この
ようにした場合、温調操作部の操作性を良好となすこと
ができる。
【0027】またこのように温調操作部をスライド操作
部となす場合において、これを吐水部の側面に且つ縦に
スライド可能に設ける一方、その前面に温度表示部を設
けておくことができる(請求項8)。このようにすれ
ば、操作性が良好であるとともに温度表示部が使用者に
対し正面に位置することとなるため、温度表示が見易く
なる利点が得られる。
【0028】本発明においては、上記吐水部を取付面か
ら起立する状態で設け、また本体機能部をその吐水部と
は離隔した位置に配設しておくことができる(請求項
9)。
【0029】
【実施例】次に本発明の実施例を図面に基づいて詳しく
説明する。図1は本例の吐水器具の概略全体構成を示し
たもので、図中10は吐水部、12は吐水部10から離
隔して配設された本体機能部である。
【0030】吐水部10は取付面14から起立してお
り、大径の基部16と延出管18とを有している。延出
管18は概略直角に湾屈曲しており、その先端に吐出口
20を有している。吐水部10はこの吐出口20から外
部に吐水を行う。
【0031】吐水部10の先端部には吐止水操作部22
が設けられており、更にその近傍において流調操作部2
4が、更に基部16に温調操作部26が設けられてい
る。ここで吐止水操作部22はオン・オフスイッチ操作
式のものとされており、この吐止水操作部22のオン操
作とオフ操作とによって、吐出口20からの吐水と止水
とが行われる。
【0032】流調操作部24はダイヤル操作部とされて
おり、その回転操作によって吐出口20からの吐水の流
量調整が行われるようになっている。一方基部16に設
けた温調操作部26はスライド操作部とされており、こ
れを図中上向きにスライド移動させることで吐出口20
からの吐水の温度が高温側に調整され、また下向きのス
ライド移動によって吐水の温度が低温側に調整される。
尚温調操作部26はスリット28に沿って上下方向にス
ライド可能とされている。
【0033】本体機能部12には水と湯の管路30,3
2が接続されており、それらを通じて本体機能部12に
水と湯が供給される。それら供給された水と湯とは本体
機能部12にて混合され、管路34を通じて吐水部10
へと送られる。
【0034】本体機能部12は、図2に示しているよう
に温調弁(温度調整弁)36,流調弁(流量調整弁)3
8及び吐止水弁40を有しており、それらが一体に組み
付けられている。ここで温調弁36は、入力信号の連続
的な変化によって弁体の動作量を連続的に変化させる電
磁比例制御弁とされており、また流調弁38も同様に入
力信号の連続的な変化に応じて弁体の動作量を連続的に
変化させる電磁比例制御弁とされている。一方吐止水弁
40は、入力信号の有無に応じて弁体を開閉動作させる
電磁開閉弁とされている。
【0035】温調弁36は、水側と湯側の流入口42,
44及びそれら流入口42,44から流入した水と湯と
の混合比率を変化させるスプール弁体46とを有してい
る。スプール弁体46は、水側の弁部48と湯側の弁部
50とを有しており、それら弁部48,50が円筒形滑
り面に内接しつつ図中左右方向に摺動可能とされてい
る。
【0036】而してこのスプール弁体46は、それら弁
部48,50の軸方向移動によって、水側の流入口42
に連通した水側の開口52と、湯側の流入口44に連通
した湯側の開口54との開度を変化させ、その開度変化
に応じて混合室64への水と湯の流入量を制御し、以っ
て混合水の温度を調整する。
【0037】この温調弁36は、スプール弁体46と軸
方向に一体移動する状態で設けられた磁性材から成るプ
ランジャ56と、そのプランジャ56を軸方向に電磁吸
引するソレノイドコイル58とを有している。而してこ
の温調弁36の場合、ソレノイドコイル58への通電量
の大小変化に応じてプランジャ56に対する電磁吸引力
を連続的に変化させ、以ってスプール弁体46の図中右
方向への移動量(動作量)を連続的に変化させる。尚、
プランジャ56と水側の弁部48とにはスプリング60
の一端が当接させてあり、スプール弁体46及びプラン
ジャ56はそれら一対のスプリング60によって互いに
逆向きに付勢されている。
【0038】尚この温調弁36において、スプール弁体
46は通常時には湯側の弁部50が湯側の開口54を完
全閉鎖し、水側の弁部48が水側の開口52を開放した
状態にある。この状態でソレノイドコイル58に通電が
行われることで、電磁吸引力によりスプール弁体46が
図中右向きに移動させられる。またその移動量はソレノ
イドコイル58への通電量の大小に応じて決定される。
【0039】温調弁36において混合室64で混合され
た混合水は、内部流路62を通じて流調弁38へと送ら
れる。流調弁38は、内部流路62に連通した開口66
と、弁体(スプール弁体)68と、弁体68と軸方向に
一体移動する状態で設けられた磁性材から成るプランジ
ャ70と、そのプランジャ70を電磁吸引力により軸方
向に吸引するソレノイドコイル72とを有しており、そ
のソレノイドコイル72によるプランジャ70に対する
電磁吸引力の大小に応じて弁体68を軸方向に移動さ
せ、その移動量に応じて開口66の開度を連続的に変化
させるものとされている。そしてその開口66の開度の
連続的な変化に応じて、吐出口20からの吐水の流量を
連続的に調整する。
【0040】尚、この流調弁38においてもプランジャ
70に対しスプリング74の一端が当接させてあり、弁
体68が常時図中左向きに付勢されている。その移動端
はプランジャ70に対するストッパ76の当接によって
規定される。
【0041】この流調弁38においては、通常時には弁
体68が開口66を閉鎖した状態にあり、この状態でソ
レノイドコイル72に通電が行われることによって電磁
吸引力により弁体68が図中右向きに移動し、開口66
をその移動量に応じた開度で開放する。
【0042】この流調弁38を通過した混合水は、内部
流路78を通じて吐止水弁40へと送られる。吐止水弁
40は、ダイヤフラム式の主弁体80を有しており、そ
の主弁体80の弁座82への当接及び離間により水路を
遮断し又は開放する。
【0043】この主弁体80の上流側には、主弁体80
を貫通する小孔径の導入孔84を通じて内部流路78に
連通した背圧室86が形成されており、通常時において
主弁体80はこの背圧室86内部の圧力によって弁座8
2に当接した状態、即ち水路を遮断した状態にある。
【0044】この例において、吐止水弁40は主弁体8
0を貫通して設けられた小孔径の排出孔88を開閉する
パイロット弁体90と、そのパイロット弁体90と一体
的に軸方向に移動する状態で設けられた磁性材から成る
プランジャ92及びそのプランジャ92を電磁吸引する
ソレノイドコイル93とを有している。
【0045】この吐止水弁40の場合、ソレノイドコイ
ル93に通電が行われるとプランジャ92が軸方向且つ
図中下向きに吸引され、パイロット弁体90が開弁運動
する。すると背圧室86内部の混合水が排出孔88を通
じて主弁体80の下流側に流出し、ここにおいて主弁体
80に対する背圧室86の圧力が低下する。これにより
主弁体80が内部流路78の給水圧により開弁運動し、
内部流路78からの混合水を主弁体80の下流側の内部
流路94を通じて流出口96から流出させる。
【0046】尚、流調弁38の下流部には混合水温度を
検出するための温度センサ98が配設されており、その
検出信号が後述の制御部100(図3)へと入力され
る。制御部100はこれを受けて、実際の検出温度と設
定された温度との比較を行い、そしてそれらを一致させ
るように温調弁36を調整動作させる。
【0047】図3に上記本体機能部12の概略全体構成
が示してある。同図に示しているようにこの本体機能部
12は制御部100を有している。上記の吐止水操作部
22,流調操作部24及び温調操作部26からの操作信
号はこの制御部100に入力され、これを受けて制御部
100は温調弁36,流調弁38及び吐止水弁40に制
御信号を入力する。これに基づいて温調弁36,流調弁
38及び吐止水弁40が動作し且つその動作が制御部1
00からの入力信号の変化に応じて制御される。
【0048】詳しくは、温調操作部26の操作量に応じ
て温調弁36への入力信号が連続的に変化させられ、具
体的にはその温調弁36におけるソレノイドコイル58
への通電量が連続的に変化させられ、これに応じてその
温調弁36におけるスプール弁体46の移動量が連続的
に変化させられる。つまり温調弁36による温度調整が
無段階で連続的に行われる。
【0049】また流調操作部24の操作量に応じて流調
弁38への入力信号が連続的に変化させられる。具体的
には流調弁38におけるソレノイドコイル72への通電
量が連続的に変化させられ、これに応じて弁体68の移
動量が連続的に変化させられて流量調整が無段階で連続
的に行われる。
【0050】一方吐止水弁40については、制御部10
0からの入力信号の有無により吐止水弁40が開閉動作
させられる。尚、前述したように制御部100には温度
センサ98からの検出信号が入力され、これによって温
調弁36のフィードバック制御が行われる。
【0051】上記吐止水操作部22の具体的構造が図4
に示してある。同図に示しているように、この吐止水操
作部22は作用部102を有しており、図中二点鎖線で
示しているように吐止水操作部22が上向きに押上操作
されると、その作用部102が下向きに押し下げられて
スイッチ104を押し、これをオン動作させる。そして
その信号が上記本体機能部12における制御部100に
入力される。また一方吐止水操作部22を図中下向きに
押下操作すると、これとは反対に作用部102が上向き
に回動してスイッチ104をオフ動作させる。
【0052】一方流調操作部24は、図1及び図4に示
しているようにダイヤル式の小さな回転摘みとして構成
されており、これを回転操作すると図6(B)に示して
いるように可動片108が点線で示すように軸112回
りに回転運動し、抵抗体110における電気抵抗を変化
させる。そしてその抵抗値の変化に応じて流調弁38へ
の入力値を連続的に変化させる。
【0053】図5にスライド操作部である温調操作部2
6及びその周辺部の構造が詳しく示してある。同図に示
しているように温調操作部26からは軸114が延び出
しており、この軸114が温調操作部26と一体に上下
方向にスライド移動する。
【0054】軸114には可撓性を有するスライドシー
ト116が連結されており、軸114が温調操作部26
とともにスライド移動すると、このスライドシート11
6がハウジング118に形成されたスリット28を閉鎖
状態に保ちつつ、ガイドレール122に沿ってスライド
移動する。尚、124は防水シートであり、126は吐
水部10を貫通して延びる混合水流通用のチューブであ
る。
【0055】ハウジング118の内部には抵抗器128
が配設されている。そして軸114が温調操作部26と
一体に上下方向にスライド移動すると、図6(A)に示
しているように可動片130が点線で示すように図中左
右方向(実際には上下方向)にスライド移動し、抵抗体
132における電気抵抗を変化させる。そしてその抵抗
値の変化に応じて、温調弁36への入力値が連続的に変
化する。
【0056】尚、スライド操作部としての温調操作部2
6は、図1に示しているように吐水部10の側面に設け
られており、そして温度表示部134がその前面に設け
られている。詳しくは、吐水部10の側面に突出状態で
設けられたハウジング118の前面に設けられている。
【0057】次に本例の吐水器具の作用を図7〜図12
を参照しつつ説明する。本例の吐水器具にあっては、図
7(I)及び図10(I)に示しているように、温調弁
36は通常は湯側の開口54を閉、水側の開口52を開
とする位置にスプール弁体46が位置しており、水のみ
が流通可能とされている。
【0058】この状態で(厳密には吐止水操作部22が
オン操作された状態の下で)温調操作部26がスライド
操作されると、ソレノイドコイル58への通電が行われ
てプランジャ56が軸方向に吸引され、これとともにス
プール弁体46が図中右方向に移動する。その移動量は
温調操作部26の操作量、即ちソレノイドコイル58へ
の通電量の大小によって決定され、そしてその移動量に
応じて湯側の開口54及び水側の開口52の開度をそれ
ぞれ変化させ、混合水温度を設定された温度に調整す
る。
【0059】具体的には、温調操作部26の操作量が少
なく、従ってソレノイドコイル58への通電量が少ない
ときには、スプール弁体46は図7(I)及び図10
(I)に示す状態から僅かに図中右方向に移動し、これ
によって水側の開口52と湯側の開口54とをそれぞれ
ともに所定開度で開放する(図7(II),図10(II)参
照)。ここにおいて水と湯とが混合室64で混合され、
内部流路62を通じて流調弁38の側へと送られる。
【0060】また温調操作部26を更に大きくスライド
操作すると、ソレノイドコイル58への通電量が増し
て、スプール弁体46が更に図中右方向に大きく移動
し、図7(III)及び図10(III)に示しているように
水側の開口52を閉鎖するとともに湯側の開口54を開
放し、湯のみを流通させる。
【0061】一方流調弁38は、通常は開口66を閉鎖
した位置に弁体68が位置しており、ダイヤル操作式の
流調操作部24を回転操作すると(但し吐止水操作部2
2がオン操作されているとき)、ここにおいて図8及び
図11に示しているように流調弁38におけるソレノイ
ドコイル72への通電が行われてプランジャ70がソレ
ノイドコイル72により軸方向に吸引され、これととも
に弁体68が軸方向に移動して、開口66をその移動量
に応じた開度で開放する。これにより内部流路62から
内部流路78へと混合水が流れ出し、吐止水弁40へと
送られる。
【0062】この流調弁38を通過する混合水の流量
は、流調操作部24の操作量に応じて変化するソレノイ
ドコイル72への通電量の増大変化に応じて変化し、こ
れにより図8(I)〜(III)及び図11(I)〜(III)に示す
ように流量の連続的な調整が行われる。
【0063】一方吐止水弁40については、吐止水操作
部22をオン操作したところでソレノイドコイル93へ
の通電が行われてパイロット弁体90が開弁運動し、続
いて主弁体80が開弁運動して水路が開き、吐出口20
に対して混合水が送られた後、その吐出口20から外部
に所定温度の混合水が吐水される(図9(II),図12(I
I)参照)。
【0064】また一方吐止水操作部22をオフ操作する
と、ソレノイドコイル93への通電が停止し、ここにお
いてパイロット弁体90が閉弁運動し、引き続いて主弁
体80が閉弁運動して水路が遮断され、吐出口20から
の吐水が停止する(図9(I),図12(I)参照)。
【0065】以上のような本例の吐水器具の場合、例え
ば図13に示す従来の吐水器具のように流調弁を流調操
作部にて直接機械的に操作するものでなく、流調操作部
24の操作量に応じて流調弁38への入力信号を連続的
に変化させることでこれを動作させるものであるため、
その操作抵抗を極めて小さくすることができ、軽やかに
流調操作部24を操作することができる。
【0066】即ち流調操作部24は流調弁38の動作抵
抗による影響を何ら受けることなく操作でき、従って流
調操作部24の操作を最適な軽さに設定することができ
る。これにより流調操作部24を操作する際の操作フィ
ーリングが飛躍的に向上し、吐水器具の使い勝手が向上
する。
【0067】また温調操作部26においても、温調弁3
6の動作抵抗と関係なくその操作抵抗を極めて小さくす
ることができ、従ってその温調操作部26を軽やかに操
作できるようになる。これにより温調操作部26を操作
する際の操作フィーリングが飛躍的に向上する。また流
調操作部24及び温調操作部26を強い力で操作する必
要がないのでそれらを小さく構成することができ、吐水
器具のデザインの自由度を高めることができる。
【0068】また本例では、流調操作部24及び温調操
作部26を連続操作可能なアナログ操作部となしている
ことから、それらを電気的な操作部となしたにも拘わら
ず吐出口20からの流量及び吐水温度を連続変化させる
ことができ、従来の機械式の流調操作部及び温調操作部
と同様の働きをさせることができる。
【0069】また本例では温調操作部26をスライド操
作部となし且つこれを吐水部10の側面に且つ縦にスラ
イド可能に設ける一方、その前面に温度表示部134を
設けていることから、その操作性が良好であるととも
に、温度表示部134が使用者に対し正面に位置するこ
ととなるため、温度表示が見易くなる利点が得られる。
【0070】更に本例では、流調弁38及び流調操作部
24とは別に本体機能部12に吐止水弁40を、また吐
水部10に吐止水操作部22を設けているため、流調弁
及び流調操作部によって吐止水弁及び吐止水操作部を兼
用させたもの(従来のもの)に比べて止水の際に流調操
作部24を大きく操作する必要がなく、単に吐止水操作
部22をスイッチ操作するだけで簡単に止水或いは吐水
を行うことができる。しかもこの場合流調操作部24は
最適の流量に調整したままとしておくことができるの
で、次回吐水を行ったとき当初から最適流量で吐出口2
0から吐水を行わせることができる。
【0071】以上本発明の実施例を詳述したがこれはあ
くまで一例示である。例えば本発明は本体機能部が吐水
部の内部に組み込まれたものに対しても適用可能である
し、またシャワーヘッドその他ホースとともに移動可能
な他の形態の吐水部を備えた吐水器具に対して適用する
ことも可能ある。
【0072】また上例では温調弁36,流調弁38及び
吐止水弁40をそれぞれ電磁弁にて構成しているが、場
合によって電気的に駆動される他の形態の弁とすること
も可能であるなど、本発明はその主旨を逸脱しない範囲
において種々変更を加えた形態で構成可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である吐水器具の概略全体構
成を示す図である。
【図2】同じ実施例の本体機能部の各弁の構成を示す図
である。
【図3】同じ実施例の本体機能部の概略構成を示すブロ
ック図である。
【図4】同じ実施例の吐止水操作部及び流調操作部の構
造を示す図である。
【図5】同じ実施例の温調操作部とその周辺部の構造を
示す図である。
【図6】同じ実施例の温調操作部及び流調操作部の作用
説明図である。
【図7】同じ実施例の吐水器具の作用を模式的に示す図
である。
【図8】図7に続く図である。
【図9】図8に続く図である。
【図10】同じ実施例の温調弁の作用説明図である。
【図11】同じ実施例の流調弁の作用説明図である。
【図12】同じ実施例の吐止水弁の作用説明図である。
【図13】従来の吐水器具の一例を示す図である。
【符号の説明】
10 吐水部 12 本体機能部 14 取付面 20 吐出口 22 吐止水操作部 24 流調操作部 26 温調操作部 36 温調弁 38 流調弁 40 吐止水弁 46 スプール弁体 58,72 ソレノイドコイル 68 弁体 134 温度表示部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 細田 彰一 愛知県常滑市鯉江本町5丁目1番地 株式 会社イナックス内 Fターム(参考) 2D060 BB02 BC01 BC11 BE13 BE15 CA04 3H062 AA05 AA12 AA15 AA17 BB33 CC04 HH03

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 吐出口から吐水を行う吐水部と、該吐出
    口からの吐水を制御する本体機能部とを有する吐水器具
    において、 前記本体機能部に吐水の流量を変化させる流調弁を設け
    る一方、前記吐水部に該流調弁に対応した流調操作部を
    設け、該流調弁を、電気的に駆動される弁であって且つ
    入力信号の連続的な変化に応じて動作量を連続的に変化
    させ、流量を大から小に若しくはその逆に連続的に変化
    させる比例制御弁として構成する一方、前記流調操作部
    を、操作範囲内で連続的に操作可能な電気的操作部で且
    つ操作量の連続的変化に応じて前記流調弁への入力信号
    を連続的に変化させるアナログ操作部として構成したこ
    とを特徴とする吐水器具。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記流調弁がソレノ
    イドコイルへの通電量の連続的な変化に応じて弁体の動
    作量を連続的に変化させる電磁比例制御弁であることを
    特徴とする吐水器具。
  3. 【請求項3】 請求項1,2の何れかにおいて、前記流
    調操作部を回転式のダイヤル操作部となしてあることを
    特徴とする吐水器具。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3の何れかにおいて、前記本
    体機能部に前記流調弁と別に吐止水弁が設けてあり、前
    記吐水部に該吐止水弁に対応した吐止水操作部が設けて
    あることを特徴とする吐水器具。
  5. 【請求項5】 吐出口から吐水を行う吐水部と、該吐出
    口からの吐水を制御する本体機能部とを有する吐水器具
    において、前記本体機能部に吐水の温度を変化させる温
    調弁を設ける一方、前記吐水部に該温調弁に対応した温
    調操作部を設け、該温調弁を、電気的に駆動される弁で
    あって且つ入力信号の連続的な変化に応じて動作量を連
    続的に変化させ、水と湯との混合量を連続的に変化させ
    て吐水の温度を高から低に若しくはその逆に連続的に変
    化させる比例制御弁として構成する一方、前記温調操作
    部を、操作範囲内で連続的に操作可能な電気的操作部で
    且つ操作量の連続的変化に応じて前記温調弁への入力信
    号を連続的に変化させるアナログ操作部として構成した
    ことを特徴とする吐水器具。
  6. 【請求項6】 請求項5において、前記温調弁がソレノ
    イドコイルへの通電量の連続的な変化に応じて弁体の動
    作量を連続的に変化させる電磁比例制御弁であることを
    特徴とする吐水器具。
  7. 【請求項7】 請求項5,6の何れかにおいて、前記温
    調操作部をスライド式に移動するスライド操作部となし
    てあることを特徴とする吐水器具。
  8. 【請求項8】 請求項7において、前記温調操作部を前
    記吐水部の側面に且つ縦にスライド可能に設ける一方、
    前面に温度表示部を設けてあることを特徴とする吐水器
    具。
  9. 【請求項9】 請求項1〜8の何れかにおいて、前記吐
    水部が取付面から立設してあり、前記本体機能部が該吐
    水部とは離隔して配設してあることを特徴とする吐水器
    具。
JP2000019324A 2000-01-27 2000-01-27 吐水器具 Pending JP2001208229A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000019324A JP2001208229A (ja) 2000-01-27 2000-01-27 吐水器具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000019324A JP2001208229A (ja) 2000-01-27 2000-01-27 吐水器具

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001208229A true JP2001208229A (ja) 2001-08-03

Family

ID=18546040

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000019324A Pending JP2001208229A (ja) 2000-01-27 2000-01-27 吐水器具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001208229A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006177076A (ja) * 2004-12-24 2006-07-06 Mym Corp シャワーヘッド
JP2008255744A (ja) * 2007-04-09 2008-10-23 Inax Corp 水栓
WO2009119731A1 (ja) 2008-03-26 2009-10-01 Toto株式会社 水栓装置
JP2010077735A (ja) * 2008-09-26 2010-04-08 Toto Ltd 水栓装置
JP2010084323A (ja) * 2008-09-29 2010-04-15 Toto Ltd 水栓装置

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006177076A (ja) * 2004-12-24 2006-07-06 Mym Corp シャワーヘッド
JP2008255744A (ja) * 2007-04-09 2008-10-23 Inax Corp 水栓
WO2009119731A1 (ja) 2008-03-26 2009-10-01 Toto株式会社 水栓装置
US8534318B2 (en) 2008-03-26 2013-09-17 Toto Ltd. Water faucet device
JP2010077735A (ja) * 2008-09-26 2010-04-08 Toto Ltd 水栓装置
JP2010084323A (ja) * 2008-09-29 2010-04-15 Toto Ltd 水栓装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US11674293B2 (en) Mixing valve
US7878217B2 (en) Valve device for sanitary fitting and sanitary fitting
US6044865A (en) Sanitary fitting in the form of a single-lever mixer tap
JP2001208229A (ja) 吐水器具
JP2001208225A (ja) 温調弁を備えた吐水器具
JP2002004365A (ja) 給水装置
JP2001209435A (ja) 温調弁を備えた吐水器具
JPH10338951A (ja) 水栓装置
JP2001208226A (ja) 吐水器具
JP2001065717A (ja) 弁装置
JP2002004367A (ja) 給水装置
JP2001026966A (ja) 洗浄便座の給水装置
JP2000008450A (ja) 衛生洗浄装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050913

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080104

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080115

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20080520