JP2001026966A - 洗浄便座の給水装置 - Google Patents

洗浄便座の給水装置

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JP2001026966A
JP2001026966A JP11202612A JP20261299A JP2001026966A JP 2001026966 A JP2001026966 A JP 2001026966A JP 11202612 A JP11202612 A JP 11202612A JP 20261299 A JP20261299 A JP 20261299A JP 2001026966 A JP2001026966 A JP 2001026966A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 洗浄器からシャワーリングする洗浄水の水量
調整による水量変化を遅れなく変化させ、使用者の好み
に応じた洗浄を選択できるようにする。 【解決手段】 ボディ部18は、給水口16と洗浄器へ
の流出口28とを連通した導水路17をもつ制御部材1
2のボディである。被操作弁体13は、導水路17の流
路開口(ゲート孔)32との幾何学的な連通状態が変化
する絞り部29及び導水路17の流路開口と一致した全
開部からなる窓31をもつ。この被操作弁体13のシャ
フト部14にダイヤル11を取付け、水量調整を手動で
行うようにした。窓31と流路開口との連通状態を手動
で行うので、操作量に対する水量変化の直結性が得ら
れ、操作感覚を容易に把握できて、使用者の好みに応じ
た洗浄が可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、便器上に配設され
用便後に局部の洗浄ができる洗浄便座に関し、詳細には
洗浄用水の水量調整を使用者の操作量と水量変化が直結
し操作感覚を把握しやすくした洗浄便座の給水装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】洗浄器をもつ便座(以下、洗浄便座とい
う)では、図10に示すように、水道等の水源から洗浄
用水をノズル形式の洗浄器1、2に導水する水回路とし
ての給水装置3が配設される。給水装置3には、洗浄用
水を温水化する温水タンク4や洗浄用水中の異物を除去
するフィルタ、圧力を調整する調圧手段、洗浄用水の水
量(水勢)調整手段等を備えた制御部材5が設けられ
る。
【0003】なお、図10に示す構成において、洗浄器
1、2は肛門用とビデ用であるが、これらの選択は、洗
浄器1、2のノズルの出状態と入状態によって一方のノ
ズルからのシャワー流出をONし、他方のノズルからの
シャワー流出がOFFされるものとする。ただし、給水
装置3の分岐部6に両洗浄器1、2への洗浄用水の、流
出を切替える切換弁を配設するものもある。
【0004】上記給水装置3において洗浄器1、2への
洗浄用水の水量調整手段や温水タンクの温度調整手段
は、痔患者など身体条件や感受性等の異なる複数の使用
者があるため、頻繁に変更される洗浄便座の主要機能で
ある。
【0005】従来、上記水量調整手段は、ポンプを用い
るタイプ(例えば特開昭61−196032号公報)、
電磁弁を用いるタイプ(例えば特開昭63−21702
8号公報)あるいは洗浄用水の導水路の開度を可変する
弁栓をモータで制御するタイプ等が知られている。これ
らのアクチュエータは、洗浄便座本体ケース7の手元側
に設けられた回転ダイヤル8(あるいはアレイボタン)
の操作によって作動させ、好みの水量を設定している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来の水量調整手段
は、ボタンやダイヤルの操作によってアクチュエータを
駆動しており、実際の水量の変化がボタンやダイヤルの
操作より遅れぎみであり、要求した水量への即座の選択
が難しい。このため、強すぎる場合、使用者によっては
疾患部を刺激することが考えられる。
【0007】また、アレイボタンの選択により水量を選
定する場合、選択した水量は一定であり、使用者によっ
ては一層の洗浄感を欲し、水量をリニアに変化(流量に
ゆらぎをもたせる洗浄)させたり、離散ステップ的に流
量変化させたり(流量変化が際だつ洗浄)、通常流量よ
り多い洗浄(ターボ洗浄)にしたい要求には対応できて
いない。
【0008】また、痔患者が、通常使用者の後に洗浄の
ON−OFFボタンを操作した場合、前使用者の選択し
た水量が最大(ターボ)洗浄である場合も不都合があ
る。
【0009】本発明は、使用者の手動操作に直結した水
量の変化が生じるようにして、自在な洗浄効果を使用者
の簡単な手動操作だけで実現するようにした洗浄便座の
給水装置を提供することを解決すべき課題とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決すべく本
発明の発明者等は種々検討を重ね、アクチュエータを用
いず、手元操作部材に流量を可変する弁体が直結した構
成とすることで水量変化の遅れを低減し得るとともに、
手動性の点より自在な流量変化で洗浄効果を高めること
ができると考え本発明を完成するに至った。
【0011】すなわち、本発明は、請求項1及び請求項
2に記載され、その一つは、所定水源から供給される洗
浄用水を洗浄便座本体に組込まれた洗浄器に手動で水量
調整して導水する水量調整手段をもつ洗浄便座の給水装
置であって、該水量調整手段が、洗浄用水が導入される
給水口と前記洗浄器への流出口とを連通した導水路をも
つボディ部と、該ボディ部に可動に組付けされその可動
範囲において該導水路の流路開口との幾何学的な連通状
態が連続変化する絞り部及び該導水路の流路開口と一致
した全開部からなる窓をもつ被操作弁体と、該被操作弁
体と連結され該被操作弁体を移動操作する手元操作部材
とを具備することを特徴とする。
【0012】また、他の一つは、所定水源から供給され
る洗浄用水を洗浄便座本体に組込まれた洗浄器に手動で
水量調整して導水する水量調整手段をもつ洗浄便座の給
水装置であって、該水量調整手段が、洗浄用水が導入さ
れる給水口と前記洗浄器への流出口とを連通した導水路
をもつボディ部と、該ボディ部に可動に組付けられその
可動範囲において該導水路の流路開口との幾何学的な連
通状態が階段状に変化する絞り部及び該導水路の流路開
口と一致した全開部からなる窓をもつ被操作弁体と、該
被操作弁体と連結され該被操作弁体を移動操作する手元
操作部材とを具備することを特徴とする。
【0013】
【作用】本発明の洗浄便座の給水装置においては、ボデ
ィ部に移動可能に装着された被操作弁体が手元操作部材
と直結しており、手元操作部材へ加えた操作量が遅れや
損失無く被操作弁体の開度調整の移動量と対応する。
【0014】従って、本発明のように、ボディ部に連続
的に移動可能に装着される被操作弁体に、導水路の流路
開口との幾何学的な連通状態が連続変化する絞り部及び
導水路の流路開口と一致した全開部からなる窓を設ける
ことにより、流量の変化が操作量と直結して肌で感じら
れ、手元操作部材を好みで操作して水量が連続変化する
洗浄や最大流量を1操作で選択することができる。
【0015】また、ボディ部に段階的に移動可能に装着
される被操作弁体に導水路の流路開口との幾何学的な連
通状態が階段状に変化する絞り部及び導水路の流路開口
と一致した全開部からなる窓を設けることにより、流量
の変化が操作量と直結して水量が離散ステップ的に変化
する洗浄が可能となる。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明の洗浄便座の給水装置にお
いて、導水路の流路開口および該流路開口と幾何学的な
連通状態が連続変化する絞り部は、該流路開口および該
絞り部のうち絞り部を三角形状あるいはこれに準じた斜
辺を有する開口とすることが、導水路の流路開口を三角
形状あるいはこれに準じた斜辺を有する形状とする場合
より、導水路の断面形状(流路開口)を全開部の形状と
同じにできてボディ部の製作が容易になる。これは、導
水路の流路開口と該流路開口と幾何学的な連通状態が階
段状変化する絞り部の場合も同様である。
【0017】本発明の洗浄便座の給水装置において、被
操作弁体もしくは手元操作部材と所定の固定された部材
との間に少なくとも全開部が導水路の流路開口と一致す
る前または一致するときの操作量を刻むクリック機構を
設けることが好ましい。これにより、最大流量に変化す
る点が使用者にわかり、ターボ洗浄であることを容易に
認識できるとともに、痔患者にとってはターボ洗浄を回
避することができる。所定の固定された部材は、ボディ
部あるいは便座ケース等、被操作弁体に対して不動の部
材である。
【0018】なお、クリック機構は、特に導水路の流路
開口との幾何学的な連通状態が階段状に変化する絞り部
をもつ請求項2の発明において、階段状の変化と被操作
弁体との移動量の変化とが一致する間隔で複数設けるこ
とができる。
【0019】本発明の洗浄便座の給水装置において、全
開部が選択されたとき、導水路の流路開口と一致した最
大流量状態であることを使用者の視覚、聴覚に認識させ
るブザー、発光素子等の標示手段を設けることが好まし
い。これにより、使用前の流量確認が容易になる。
【0020】本発明の洗浄便座の給水装置において、被
操作弁体は、導水路が屈曲した二つの直状部のうち給水
口側の直状部に同軸状に挿入される筒部と、該筒部から
延び手元操作部材と連結されるシャフト部とから構成
し、前記筒部の側面に流出口側の直状部と連通する窓を
形成することが好ましい。これにより、被操作弁体が同
軸状に配設されることで、被操作弁体を導水路に直交さ
せて配設する場合より省スペースとなる利点が生じる。
【0021】本発明の洗浄便座の給水装置において、手
動操作部材は、回転式でもプッシュ式でもよい。回転式
の場合は、被操作弁体も制御部材に対し回転するように
組付けることが機構的に簡略化する。そして、窓の絞り
部は、回転方向に長く形成する必要がある。プッシュ式
の場合は、被操作弁体も制御部材に対して直状にスライ
ドするように組付けることが好ましい。この場合、窓の
絞り部は、そのスライド方向に長く形成する必要があ
る。
【0022】
【実施例】以下、更に本発明を具体的実施例により詳細
に説明する。
【0023】第1実施例 第1実施例の洗浄便座の給水装置は、図2に示すよう
に、便座9および便蓋10を回動自在に支持した本体ケ
ース7の手元側に流量調整用のダイヤル11(手元操作
部材)を備えている。具体的にダイヤル11は本体ケー
ス7の内部に配置された図1に示す制御部材12に可動
部材として組付けられた被操作弁体13が、本体ケース
7からシャフト部14を突出しており、このシャフト部
14に装着されている。
【0024】制御部材12は、本発明の水量調整手段に
相当し、図2に示すように、図示しない水道管のプラグ
部と接続されるソケット部15を本体ケース7の例えば
下側面より突出させており、図1に示すように、ソケッ
ト部15の給水口16から続く導水路17をもつボディ
部18に、給水口16側よりフィルタ19、洗浄用水O
N−OFF用の電磁弁20、調圧機構21、自動流量調
整弁22が導水路17に沿って配設されたものである。
なお、調圧機構21は異常水道圧を制限するものであ
り、自動流量調整弁22は自動設定された水量で洗浄用
水を流すものである。
【0025】制御部材12に形成された前記導水路17
は、前記自動流量調整弁22の出口側よりくの字状に屈
曲した二つの直状部26、27を介して流出口28に開
口している。前記被操作弁体13は、前記直状部26、
27のうち出口側の直状部26に同軸状で所定角度範囲
回転可能な状態に組付けられている。
【0026】すなわち、被操作弁体13は、前記直状部
26に筒孔33が連通するように同軸状に挿入された有
底の円筒部23と、該円筒部23から延びた前記シャフ
ト部14と、該シャフト部14を保持して被操作弁体1
3全体をボディ部18に止め、かつ該シャフト部14の
外向き突起24と係止して被操作弁体13の可動範囲を
設定する回転規制部材25と、円筒部23の外周面とボ
ディ部18の内壁とに密着して水漏れを防ぐシール34
とから構成されている。
【0027】円筒部23には、直状部26と連通した筒
孔33から該円筒部23を貫設して以下のような窓31
が形成されている。窓31は図1の矢視Bから流出口2
8を見た図3および図1のC−C線に沿った断面を示す
図4のように、回転方向の一方が最も細くされ、回転方
向の他方に向うにつれて幅広くされた絞り部29と、該
絞り部29の最大開度部分より1ステップ太く形成され
た全開部30からなる。全開部30は、直状部27の流
路開口を定めるゲート孔32と一致している。
【0028】ところで、ボディ部18と一体部材となる
回転規制部材25とシャフト部14との間には、図1の
D−D線の断面を示す図5および図6に示すようなクリ
ック機構35が構成されている。クリック機構35は、
シャフト部14の軸心に向って形成された孔37と、該
孔37に対向して回転規制部材25の内周面に形成され
た溝39と、孔37および溝39に係合可能な大きさの
ボール36と、該ボール36を常時溝39側に付勢する
コイルスプリング38とから構成されている。回転方向
で溝39と孔37が一致する角度は、ダイヤル11が1
60゜の位置に設定されている。これは、前記導水路1
7のゲート孔32に窓31の全開部30が連通する位置
に対応している。なお、ボール36は、溝39と係合し
た状態でその半分以上が溝39の開口より孔37側へ突
出している大きさとする。
【0029】また、回転規制部材25の内周面には、図
5および図6に示すように、シャフト部14の前記外向
き突起24と係合して被操作弁体13を180゜の範囲
で回転を許容する円弧溝40が形成されている。
【0030】上記構成からなる洗浄便座の給水装置は、
供給吸口16から入る洗浄用水が図1に示す各矢印にて
示すように流れて流出口28より流出し、図示しない温
水タンクを経て洗浄器1、2に供給され、洗浄器1ある
いは2からシャワーリングされる。このときの流量は、
流量制御弁22の開度によっても設定できるが、本実施
例では、ダイヤル11の操作に直結して被操作弁体13
を回転させることができ、流量制御弁22の開度の変更
では得られない動作遅れのない洗浄効果を期待できる。
【0031】図7は本実施例で設定したダイヤル11の
操作角度(被操作弁体13の回転角度)と流量(cc/mi
n)との関係と、そのときのゲート孔32と窓31との
連通状態を示す説明図である。図7からわかるように、
本実施例では、操作角度と水量を正確に比例させてあ
り、操作角度を倍にすれば水量も倍になり、操作感覚が
把握し易くなっている。従って、動作遅れのないことと
相まって好みの水量への設定が連続変化の中で容易に把
握できる。
【0032】また、流量にゆらぎをもたせた洗浄も使用
者の手操作で簡単に行い得る。
【0033】更に、実施例ではダイヤル11の操作角度
を0゜としたとき、絞り部29と全開部30との境界位
置をゲート孔32に対して例えば160゜離して設定し
てあり、図7に示すように操作角度が同角度の位置にな
ると、クリック機構35のボール36が図5の状態より
図6の状態に変化し、ターボ洗浄に移行することを感覚
で把握することができる。このため、予定した水量での
洗浄感覚を前もって予測でき、違和感のない洗浄ができ
るとともに、痔患者等にはターボ洗浄を避けた洗浄を選
択できる。
【0034】なお、クリック機構35の取付位置は、全
開部30がゲート孔32と一致する前の段階、例えば1
50゜の位置でクリックを刻むようにしてもよい。これ
によれば、150゜の位置でクリックを感覚で認識して
ターボ洗浄を選択せずに済み、痔患者等に好適である。
【0035】また、クリック機構35の溝39と孔37
との関係を反対にしてもよい。すなわち、図5で溝39
をシャフト部14に設け、孔37を回転規制部材25に
設けてもよい。
【0036】ところで、図8はクリック機構35の代り
にリミットスイッチ42を用いたものである。図8に示
す構成は、被操作弁体13のシャフト部14の外周に径
外方向に突出した突起部41を設けるとともに、リミッ
トスイッチ42を操作角度範囲の例えば160゜の位置
に合わせて所定の固定された部材、例えば本体ケース7
の手元操作側に取付けてある。
【0037】上記リミットスイッチ42は、そのスイッ
チ部を例えば本体ケース7の手元操作面に配設した発光
素子、ブザー等の標示手段の駆動に用い、全開部30が
ゲート孔32と一致したターボ洗浄時の操作角度で突起
部41がリミットスイッチ42を押付けることにより、
発光素子等を点灯させるようになっている。
【0038】この構成により、発光素子が点灯すると、
現在の流量がターボ洗浄であることを使用前から認識で
きる。
【0039】また、リミットスイッチ42には、クリッ
クを感覚的に認識できるものもあり、このようなリミッ
トスイッチ42を用いることによりボール36と溝39
によるクリック機構35と同じ効果が得られる。
【0040】第2実施例 図9は第2実施例における窓31の形状と操作角度の関
係を示す。この実施例では、円筒部23に形成する窓3
1は、階段状に変化する絞り部32と全開部30からな
る。ボディ部18側のゲート孔32は、全開部30の大
きさ一致させている。
【0041】このような階段状に変化する絞り部32と
することにより、操作角度が0゜、30゜、…120゜
を通過するごとに、ゲート孔32との連通状態が最も小
さい毎分200cc程度から、400cc…1200cc程度
の水量にステップ的に変化する。従って、離散ステップ
的に流量変化し流量変化が際だつ洗浄が可能となる。そ
して、160゜の角度位置でクリック機構35を作動さ
せることにより、ターボ洗浄の位置を認識することがで
きる。
【0042】なお、第2実施例においては、図9に示す
30゜、60゜、90゜等の位置毎にクリックが感じら
れる溝39を設け、ステップ的に変化する位置を認識さ
せるようにしてもよい。勿論、150゜あるいは160
゜の位置で発光素子等の標示手段を作動させてもよい。
【0043】また、各実施例では、洗浄便座の水回路に
配設する制御部材12に本発明の構成を採用したが、制
御部材12とは別の図10に示す所定の配管部分に被操
作弁体13および導水路17の構成を採用してもよい。
【0044】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、手動
操作に直結した水量変化が達成され、、電磁弁で水量調
整する場合より動作遅れがなく、使用者の好みに適した
操作感覚を容易に把握して適切な洗浄効果を期待でき使
いかってが良好となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施例を示す断面図である。
【図2】 図2は洗浄便座全体を示す斜視図である。
【図3】 図1の矢視B方向から流出口を見た平面図で
ある。
【図4】 図1のC−C線に沿った断面図である。
【図5】 図1のD−D線に沿ったクリック機構の一例
を示す断面図である。
【図6】 図5のクリック動作状態を示す断面図であ
る。
【図7】 第1実施例で設定したダイヤルの操作角度お
よび流量の関係とそのときのゲート孔と窓との連通状態
を示す説明図である。
【図8】 クリック機構の別の例を示す構成図である。
【図9】 本発明の第2実施例において被操作弁体の円
筒部に形成した窓と操作角度によるゲート孔との連通状
態を示す説明図である。
【図10】 一般的な洗浄便座の水回路を示す説明図で
ある。
【符号の説明】
11…ダイヤル(手元操作部材) 12…制御部材 13…被操作弁体 14…シャフト
部 15…ソケット部 16…給水口 17…導水路 18…ボディ部 23…円筒部 24…外向き突
起 25…回転規制部材 26、27…直
状部 28…流出口 29…絞り部 30…全開部 31…窓 32ゲート孔 33…筒孔 35…クリック機構。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 今井 美智治 愛知県刈谷市朝日町2丁目1番地 アイシ ン精機株式会社内 (72)発明者 鳥居 正裕 愛知県刈谷市朝日町2丁目1番地 アイシ ン精機株式会社内 Fターム(参考) 2D038 JB05 JF00 JH12

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定水源から供給される洗浄用水を洗浄
    便座本体に組込まれた洗浄器に手動で水量調整して導水
    する水量調整手段をもつ洗浄便座の給水装置であって、 前記水量調整手段は、 洗浄用水が導入される給水口と前記洗浄器への流出口と
    を連通した導水路をもつボディ部と、 前記ボディ部に可動に組付けられその可動範囲において
    前記導水路の流路開口との幾何学的な連通状態が連続変
    化する絞り部及び該導水路の流路開口と一致した全開部
    からなる窓をもつ被操作弁体と、 前記被操作弁体と連結され該被操作弁体を移動操作する
    手元操作部材とを具備することを特徴とする洗浄便座の
    給水装置。
  2. 【請求項2】 所定水源から供給される洗浄用水を洗浄
    便座本体に組込まれた洗浄器に手動で水量調整して導水
    する水量調整手段をもつ洗浄便座の給水装置であって、 前記水量調整手段は、 洗浄用水が導入される給水口と前記洗浄器への流出口と
    を連通した導水路をもつボディ部と、 前記ボディ部に可動に組付けられその可動範囲において
    前記導水路の流路開口との幾何学的な連通状態が階段状
    に変化する絞り部及び該導水路の流路開口と一致した全
    開部からなる窓をもつ被操作弁体と、 前記被操作弁体と連結され該被操作弁体を移動操作する
    手元操作部材とを具備することを特徴とする洗浄便座の
    給水装置。
  3. 【請求項3】 前記被操作弁体もしくは前記手元操作部
    材と所定の固定された部材との間に少なくとも前記全開
    部が前記導水路の流路開口と一致する前または一致した
    ときの操作量を刻むクリック機構を設けた請求項1、2
    記載の洗浄便座の給水装置。
  4. 【請求項4】 前記全開部が前記導水路の流路開口と一
    致した最大流量状態を使用者の視覚、聴覚に認識させる
    標示手段を設けた請求項1、2に記載の洗浄便座の給水
    装置。
  5. 【請求項5】 前記被操作弁体は、前記導水路が屈曲し
    た二つの直状部のうち前記給水口側の直状部に同軸状に
    挿入される筒部と、該筒部から延び前記手元操作部材と
    連結されるシャフト部とからなり、前記筒部の側面に前
    記流出口側の直状部と連通する前記窓が形成される請求
    項1又は2記載の洗浄便座の給水装置。
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