JPH1136396A - 自動水栓 - Google Patents

自動水栓

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JPH1136396A
JPH1136396A JP19093997A JP19093997A JPH1136396A JP H1136396 A JPH1136396 A JP H1136396A JP 19093997 A JP19093997 A JP 19093997A JP 19093997 A JP19093997 A JP 19093997A JP H1136396 A JPH1136396 A JP H1136396A
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JP
Japan
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water
water supply
hand
faucet
unit
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JP19093997A
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English (en)
Inventor
Noriyuki Kushiro
紀之 久代
Noriyuki Komiya
紀之 小宮
Shigenori Nakada
成憲 中田
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 利用者の給水時の手の動作から利用者の給水
の意図を推定し、止水/給水および給水の形態を自動的
に制御できる自動水栓を提供する。 【解決手段】 動作解析部2は、撮像部12により自動
水栓本体8の下部の手12の映像を取り込み、この手1
2の有無に基づいて止水開閉弁駆動部3により止水開閉
弁5を駆動させて給水/止水を行い、また、手12の動
作量を解析しこの動作量に基づいて、給水形態切換え手
段駆動部4により給水形態切換手段6を駆動させてスト
レート状またはシャワー状の給水形態の切換えを行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、蛇口の下に手が近
付くと自動的に放水を行なう自動水栓に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】駅のトイレ、デパートなど多くの人が利
用する蛇口においては、衛生面での配慮から、自動水栓
が多く使われるようになっている。また、一般家庭の洗
面所の蛇口や台所の蛇口においても、水仕事の最中に手
が汚れていたり、塞がっていたりすることが多いことか
ら、自動水栓が採用されることが多くなっている。これ
らの自動水栓は水の放出および止水を行なうだけのもの
が多く、水の放出形態としてはストレート状の一定の放
出形態であった。
【0003】しかしながら、実際の使用状況では、特に
洗浄時には、洗面所、台所を問わず、水はねを防止し、
効率的に水を利用するためにシャワー状に給水形態を変
化させることが要求されている。このストレート/シャ
ワーの給水形態を切換える手段としては、自動栓に付与
された給水形態切換え用のレバー等を手動で操作して行
なうことが一般的に行なわれている。
【0004】また、給湯設備の発達により、公共の場
所、家庭において、温水が利用可能となり、温度調整が
可能な給水装置への対応が要求されている。この給水温
度調整に関しては、温水と冷水の混合比を比を調整する
混合バルブを操作するレバー等を手動で操作して温度調
整を行なうことが一般的に行なわれている。
【0005】これらの手動操作についても、衛生面での
問題や、操作時に手が汚れている/手が離せないなど、
止水/給水制御と同様の課題があり、給水形態、温度調
整の自動化への要求が高まっている。
【0006】これらの要求に対応するために、例えば特
開平3−168482号公報には、水の放出および止水
を行なうための検出手段と、ストレート放水/シャワー
放水を切り替えるための検出手段を設けることにより、
止水と放水の形態を自動的に切り替えられることのでき
る自動水栓が開示されている。また、特開平2−217
533号公報には、温度センサーにより、自動温度調整
機能を組み込んだ自動水栓が開示されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】以上のような従来の自
動水栓においては、まず、特開平3−168482号記
載の自動水栓では、物体の有無と物体の大きさによっ
て、給水と放水形態が決定するものであり、利用者の提
示する蛇口と物体の位置関係によっては、利用者の意図
と異なる給水形態で制御されてしまうケースも多いとい
う問題点があった。例えば、利用者が蛇口からコップに
給水する時に、手を蛇口の近くおいた場合にはストレー
トで給水され、蛇口から離した場合にはシャワー状に給
水されるなど、利用者の意図に相違した給水形態となっ
てしまうことが多く発生した。
【0008】また、特開平2−217533号記載の自
動水栓では、温度を調整する場合には、水栓の温度調整
つまみを手動で操作する必要があり、上述の操作時に手
が汚れている、手が離せないなどの利用者の自動化要求
に対して十分に答えられていないという問題点があっ
た。
【0009】この発明は、上述のような課題を解決する
ためになされたもので、利用者の給水時の手の動作から
利用者の給水の意図を推定し、止水/給水および給水の
形態を自動的に制御できる自動水栓を提供するものであ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明に係る自動水栓
においては、放水孔を有する水栓と、この水栓の下方を
撮像する撮像部と、この撮像部による撮像画像を解析
し、この解析結果に基づいて水栓の止水/給水または給
水形態の切換えを制御する解析部と、を備えたものであ
る。
【0011】また、放水孔を有する水栓と、放水孔に設
けられ開成時にストレート放水状態となる止水開閉弁
と、水栓近傍に設けられ、水栓の下に差し出される手を
撮像する撮像部と、この撮像部により撮像された手の画
像を元に、手の動作を解析する動作解析部と、を備え、
動作解析部による解析された手の有無に基づいて止水開
閉弁を開閉し止水/給水を行なうものである。
【0012】さらに、放水孔からの給水形態をストレー
ト状またはシャワー状に切換える給水形態切換え手段
と、を備え、給水時に動作解析部により解析された手の
動作量に基づいて、給水形態切換え手段により給水形態
を切換えるものである。
【0013】また、撮像部により水栓の下に差し出され
る手指を撮像し、動作解析部に手指の動作判定機能を有
し、この動作判定機能により手指の特定のジェスチャー
を検出し、この検出されたジェスチャーに基づいて止水
/給水または給水形態を制御するものである。
【0014】また、放水孔から給水される温水と冷水の
混合比を調整する温冷水混合バルブと、を備え、撮像部
により前記水栓の下に差し出される手指を撮像し、動作
解析部に手指の動作判定機能を有し、この動作判定機能
により手指の特定のジェスチャーを検出し、この検出さ
れたジェスチャーに基づいて温冷水混合バルブによる温
水と冷水の混合比を調整し、給水温度を制御するもので
ある。
【0015】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.図1はこの発明の実施の形態1である自
動水栓の機能構成を示す図、図2はこの自動水栓を水道
栓本体に組み込んだ図、図3はこの自動水栓を従来の水
道栓に脱着できるようなアダプタとして構成した図、図
4はコップへ給水する時の手の動作を示す図、図5はコ
ップを洗浄する時の手の動作を示す図、図6はまな板等
洗浄する時の手の動作を示す図である。
【0016】図において、1は利用者の手の動作を撮像
する撮像素子等で構成された撮像部、2は撮像部1で取
り込まれた画像から手の有無や手の動作/動作量を解析
する動作解析部、3は動作解析部2からの制御信号を受
け、止水制御を行なう止水開閉弁5を駆動するための止
水開閉弁駆動部、4は動作解析部2からの制御信号を受
け、ストレート状またはシャワー状に給水形態を切換え
る給水形態切換手段6を駆動するための切換え手段駆動
部である。
【0017】7は水道の放水管、8は自動水栓本体、9
は放水孔、10は放出される水、11はコップ、12は
利用者の手、13はまな板である。ここで、動作解析部
2では手の動作/動作量が一定の範囲を越えた時に、給
水切換手段6を制御するように予め設定されている。
【0018】次に、図3に示すように自動水栓を脱着式
のアダプタとして実装した場合の動作について説明す
る。この場合は、自動水栓本体8に動作解析部2、止水
開閉弁駆動部3、切換え手段駆動部4、止水開閉弁5、
給水形態切換手段6が設置されている。まず、ストレー
ト/シャワー状の給水形態の切換えが求められるのは、
広い範囲に給水したい場合であり、特に物体を洗浄する
際に切り換えが要求されることが多い。そこで、ここで
は以下の3つケースの給水形態切換え要求時の動作につ
いて説明する。 (1)コップに水を入れる。 (2)コップを洗う。 (3)まな板、野菜などの洗浄対象範囲の広いものを洗
う。
【0019】(1)コップに水を入れる場合 まず、コップ11を持った手12が自動水栓本体8の下
部に差し出されると、手12の映像を撮像部1が取り込
む。動作解析部2は、取り込んだ映像を元に、給水すべ
き検知範囲内に手12の存在が確認されると、止水開閉
弁駆動部3に制御信号を出力し、止水開閉弁5を開栓す
ることにより、水10をストレート状で給水する。
【0020】その後、コップ11に給水している間は、
水10をできるだけ効率よく給水するために、自動水栓
本体8の下部に差し出された手12や指は、通常図4に
示すような姿勢でほとんど静止している。動作解析部2
は、撮像部1が取り込んだ手12の映像から、給水すべ
き検出範囲内に手12の存在が確認し、その動作量が小
さいことを解析する。
【0021】動作解析部2は、この動作量が少ないとい
う解析に基づいて、止水開閉弁駆動部3へは給水の持続
のための制御信号を出力するとともに、給水切り換え手
段駆動部4へはストレート状の給水形態を選択する信号
を出力する。このようにして、手12の動作量が小さい
時には、ストレート状の給水が持続される。
【0022】その後、コップ11内の水10が適量にな
り、コップ11を持った手12が、自動水栓本体8の下
部から引き抜かれると、これまでの手12が写っている
映像から手12が写っていない映像を撮像部1が取り込
む。動作解析部2はこの画像から給水すべき検知範囲内
に手12の存在が確認されなくなると、止水開閉弁駆動
部3に制御信号を出力し、止水開閉弁5を閉栓すること
により、給水を停止する。
【0023】(2)コップを洗浄する場合 まず、コップ11の洗浄のために、手12を自動水栓の
下に差し出した場合および引き抜いた場合の自動的な給
水制御については、上記(1)のコップに水10を入れ
るために、コップ11を持った手12を自動水栓の下に
差し出した場合および引き抜いた場合の動作と同じであ
るため、説明を省略する。
【0024】次に、コップ11の洗浄時には、コップ1
1の広い範囲に水10を当てすみずみまで洗浄したいと
いう利用者の意図が働くため、図5に示すように、水道
栓の前でコップ11を持った手12を左右あるいは前後
に動かすという行為が行なわれる。そこで、動作解析部
2は、撮像部1が取り込んだコップ11を持った手12
が左右あるいは前後に動いている映像から手12の動作
量を解析し、予め設定された動作量を超過した場合に
は、給水形態切換え手段駆動部4に対して給水形態をス
トレートからシャワー状へ切換える制御信号を出力す
る。給水形態切換え手段6はこの制御信号を受け、給水
形態をシャワー状へ変更する。
【0025】(3)まな板、野菜等を洗浄する場合 広い面積を持つ対象物にシャワー給水する具体例とし
て、まな板13を洗浄する場合について説明する。ま
ず、まな板13の洗浄のために、まな板13および手1
2を自動水栓の下に差し出した場合および引き抜いた場
合の自動的な給水制御については、上記(1)のコップ
に水10を入れるために、コップ11を持った手12を
自動水栓の下に差し出した場合および引き抜いた場合の
動作と同じであるため、説明を省略する。
【0026】次に、まな板13の洗浄時には、広い範囲
に給水するために、通常は、まな板13をもった手12
を左右に動かして給水する、あるいは、図6に示すよう
にまな板13上の手12を左右前後に動かすという2種
類の動作が予想される。
【0027】いずれの動作においても、自動水栓本体8
の下部の手12が大きく動作するという行為が行われ
る。したがって、コップ11を洗浄する例と同様に、動
作解析部2は、撮像部1が取り込んだ映像から手12の
動作量を解析し、予め設定された動作量を超過した場合
には、給水形態切換え手段駆動部4により給水形態をス
トレートからシャワー状へ切換える。これにより、利用
者による自然な動作を利用して、自動的に給水形態、止
水/給水を制御することが可能となる。
【0028】以上のように、自動給水栓の前での手の有
無および手の動作量を検出し、動作量が一定の範囲を超
過した場合にはシャワー状の給水を行い、動作量が一定
以下の場合にはストレート状の給水を行なうことによ
り、利用者の意図に合わせて、自動的に給水/止水の制
御、シャワー/ストレート状の給水形態を制御すること
ができる。
【0029】なお、上記説明は図3に示す自動水栓を従
来の水道栓に脱着できるアダプタ形式について行った
が、図2に示す自動水栓を水道栓本体に組み込んだ形態
についても同様の動作を行い、同様の効果を得ることが
できる。
【0030】実施の形態2.図7はこの発明の実施の形
態2である自動水栓の機能構成を示す図、図8は水道栓
操作時のジェスチャーの一例を示す図である。図におい
て、1は利用者の手の動作を撮像する撮像素子等で構成
された撮像部、2は撮像部1で取り込まれた画像から手
や指による特定のジェスチャーを検出する動作判定機能
を有する動作解析部である。
【0031】3〜6および10〜11は動作解析部2か
らの制御信号を受け、おのおの制御される3種の駆動部
および制御手段であり、3は止水制御を行なう止水開閉
弁5を駆動するための止水開閉弁駆動部、4は給水形態
を切換える給水形態切換手段6を駆動するための切換え
手段駆動部、14は温冷水混合バルブ15による温水と
冷水の混合比を調整する温冷水混合バルブ駆動部であ
る。12は手である。
【0032】また、自動水栓の形態は、実施の形態1の
図3を流用し、脱着式のアダプタとして実装したものと
する。この場合は、自動水栓本体8に動作解析部2、止
水開閉弁駆動部3、切換え手段駆動部4、止水開閉弁
5、給水形態切換手段6が設置される。また、温冷水混
合バルブ15からの水が放水管7へ流入される。
【0033】次に、以下の3種類の制御を行なう場合の
動作について説明する。 (1)止水/給水の制御 (2)給水形態(ストレート/シャワー)の切換え (3)給水温度調整
【0034】(1)止水/給水時 止水/給水は、図8(a)に示すような自動水栓8に差
し出された検知範囲内の手12の存在をジェスチャーと
して利用する。まず、給水については、自動水栓本体8
の下部に手12が差し出されると、手12の映像を撮像
部1が取り込む。動作解析部2は、取り込んだ映像を元
に、給水すべき検知範囲内に手12の存在が確認される
と、止水開閉弁駆動部3に制御信号を出力し、止水開閉
弁5を開栓することにより、水をストレート状で給水す
る。
【0035】止水については、手12が、自動水栓本体
8の下部から引き抜かれると、これまでの手12が写っ
ている映像から手12が写っていない映像を撮像部1が
取り込む。動作解析部2はこの画像から給水すべき検知
範囲内に手12の存在が確認されなくなると、止水開閉
弁駆動部3に制御信号を出力し、止水開閉弁5を閉栓す
ることにより、給水を停止する。
【0036】(2)ストレート/シャワーの給水形態の
切換え 給水形態の切り換え時には、実施の形態1で示したよう
に自動水栓8の下で、手12が左右、前後に動くことが
自然な動作として行われるため、この動作をジェスチャ
ーとして利用する。
【0037】すなわち、図8(b)に示すような手12
の動作を動作解析部2にて解析し、手12の左右、前後
の動きを検出すると、給水形態切換え手段駆動部4に対
して給水形態をストレート状からシャワー状へ切換える
制御信号を出力する。給水形態切換え手段6はこの制御
信号を受け、給水形態をシャワー状へ変更する。
【0038】また、手12の動作が休止した場合には、
手の動作を動作解析部2にて解析し、給水形態切換え手
段駆動部4に対して給水形態をシャワー状からストレー
ト状へ切換える制御信号を出力する。給水形態切換え手
段6はこの制御信号を受け、給水形態をストレート状へ
変更する。
【0039】(3)給水温度調整 給水温度の調整に関しては、上述の(1)、(2)の2
例のような自然な動作をジェスチャーとすることが難し
い。このため、上記2例に比べるとかなり恣意的なジェ
スチャーが要求される。したがって、ここでは一例とし
て図8(c)、(d)に示すようなジェスチャーによる
動作を説明する。
【0040】まず、自動水栓本体8の下部に手12を差
し出し、利用者が図8(c)に示すようなジェスチャー
を行うと、この手12の映像を撮像部1が取り込む。動
作解析部2は、取り込んだ映像から上記ジェスチャーを
検出すると、温冷水バルブ駆動部11に制御信号を出力
し、温冷水混合バルブ15を制御し、温水側の開度を大
きくしていく。
【0041】動作解析部2は、上記ジェスチャーが検出
される間は、上記制御信号の出力を継続し、給水温度は
徐々に上昇する。その後、利用者の所望する給湯温度の
時点で上記ジェスチャーを止める。これにより、動作解
析部2は上記制御信号の出力を停止し、温冷水混合バル
ブ15の制御を停止することで、給水温度が一定の値と
なり、利用者が所望する温度で給水が行われる。
【0042】次に、自動水栓本体8の下部に手12を差
し出し、利用者が図8(d)に示すようなジェスチャー
を行うと、この手12の映像を撮像部1が取り込む。動
作解析部2は、取り込んだ映像から上記ジェスチャーを
検出すると、温冷水バルブ駆動部14に制御信号を出力
し、温冷水混合バルブ15を制御し、冷水側の開度を大
きくして行く。
【0043】動作解析部2は、上記ジェスチャーが検出
される間は、上記制御信号の出力を継続し、給水温度は
徐々に下降する。その後、利用者の所望する給湯温度の
時点で上記ジェスチャーを止める。これにより、動作解
析部2は上記制御信号の出力を停止し、温冷水混合バル
ブ15の制御を停止することで、給水温度が一定の値と
なり、利用者が所望する温度で給水が行われる。
【0044】以上のように、自動水栓本体8の下の手1
2や指のジェスチャーを検出することで、自動水栓本体
8の止水/給水、給水形態、給湯温度の調整を実現する
ことができる。なお、上記説明は図3に示す自動水栓を
従来の水道栓に脱着できるアダプタ形式について行った
が、図2に示す自動水栓を水道栓本体に組み込んだ形態
についても同様の動作を行い、同様の効果を得ることが
できる。
【0045】
【発明の効果】この発明は、以上説明したように、水栓
の下方の撮像画像に基づいて水栓の止水/給水または給
水形態の切換えを制御するので、利用者の意図する止水
/給水および給水の形態を自動的に制御できる。
【0046】また、動作解析部による解析された手の有
無に基づいて止水開閉弁を開閉し止水/給水を行なうの
で、利用者の給水時の手の動作を検出し、その動作から
利用者の給水の意図を推定し、止水および給水を自動的
に制御することのできる。
【0047】さらに、給水時に動作解析部により解析さ
れた手の動作量に基づいて、給水形態切換え手段により
給水形態を切換えるので、給水形態をストレート状から
シャワー状へ、また、シャワー状からストレート状へ変
化させたい時に、多くの利用者が自然に引き起こす手の
動作量を検出し、この検出をトリガとして給水形態の制
御を自動で行なうことができる。
【0048】また、動作解析部により手指の特定のジェ
スチャーを検出し、この検出されたジェスチャーに基づ
いて止水/給水または給水形態を制御するので、利用者
の意図に合わせて自動的に止水/給水およびストレート
状/シャワー状の給水状態の切換え可能な非常に使い勝
手が良い。
【0049】また、動作解析部により手指の特定のジェ
スチャーを検出し、この検出されたジェスチャーに基づ
いて温冷水混合バルブによる温水と冷水の混合比を調整
し、給水温度を制御するので、利用者のジェスチャーを
給湯温度の制御等に利用することにより、操作時に手が
汚れている、手が離せない場合などに、非接触で給湯温
度の調整ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1の自動水栓の機能構
成図である。
【図2】 この発明の実施の形態1の自動水栓を水道栓
に実装した図である。
【図3】 この発明の実施の形態1の自動水栓を脱着式
のアダプタとして実装した図である。
【図4】 この発明の実施の形態1のコップ給水時の手
の動作を示す図である。
【図5】 この発明の実施の形態1のコップ洗浄時の手
の動作を示す図である。
【図6】 この発明の実施の形態1のまな板洗浄する時
の手の動作を示す図である。
【図7】 この発明の実施の形態2の自動水栓の機能構
成図である。
【図8】 この発明の実施の形態2のジエスチャーによ
る水道栓操作を示す図である。
【符号の説明】
1 撮像部、 2 動作解析部、 3 駆動部、 4
駆動部、 5 止水開閉弁、 6 給水形態切換手段
、7 放水管、 8 自動水栓本体、 9 放水孔、
12 手、 14 駆動部、 15 温冷水混合バル
ブ。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】放水孔を有する水栓と、 この水栓の下方を撮像する撮像部と、 この撮像部による撮像画像を解析し、この解析結果に基
    づいて水栓の止水/給水または給水形態の切換えを制御
    する解析部と、を備えたことを特徴とする自動水栓。
  2. 【請求項2】放水孔を有する水栓と、 前記放水孔に設けられ開成時にストレート放水状態とな
    る止水開閉弁と、 前記水栓近傍に設けられ、前記水栓の下に差し出される
    手を撮像する撮像部と、 この撮像部により撮像された手の画像を元に、手の動作
    を解析する動作解析部と、を備え、 前記動作解析部による解析された手の有無に基づいて前
    記止水開閉弁を開閉し止水/給水を行なうことを特徴と
    する自動水栓。
  3. 【請求項3】前記放水孔からの給水形態をストレート状
    またはシャワー状に切換える給水形態切換え手段と、を
    備え、 給水時に前記動作解析部により解析された手の動作量に
    基づいて、前記給水形態切換え手段により給水形態を切
    換えることを特徴とする請求項2記載の自動水栓。
  4. 【請求項4】前記撮像部により前記水栓の下に差し出さ
    れる手指を撮像し、前記動作解析部に手指の動作判定機
    能を有し、この動作判定機能により手指の特定のジェス
    チャーを検出し、この検出されたジェスチャーに基づい
    て止水/給水または給水形態を制御することを特徴とす
    る請求項2または請求項3記載の自動水栓。
  5. 【請求項5】前記放水孔から給水される温水と冷水の混
    合比を調整する温冷水混合バルブと、を備え、 前記撮像部により前記水栓の下に差し出される手指を撮
    像し、前記動作解析部に手指の動作判定機能を有し、こ
    の動作判定機能により手指の特定のジェスチャーを検出
    し、この検出されたジェスチャーに基づいて前記温冷水
    混合バルブによる温水と冷水の混合比を調整し、給水温
    度を制御することを特徴とする請求項2または請求項3
    記載の自動水栓
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Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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