JP2019019650A - 吐水装置 - Google Patents

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斉 千賀
西村 正紀
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正紀 西村
伸明 板頭
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Abstract

【課題】課題を記載する。【解決手段】吐水装置10は、吐水口38を有する吐水部と、物体を検知する第2手かざしセンサ15と、吐水部からの吐水を制御する制御部60と、を備える。制御部60は、第2手かざしセンサ15が物体を検知することである第1吐水条件と、第1吐水条件が満たされてから所定の遅延時間が経過することであり第2吐水条件とが満たされる場合に、吐水部からの吐水を開始させる。【選択図】図2

Description

本発明は、吐水装置に関する。
吐止水のための非接触センサを備える吐水装置が知られている。従来では、吐水口の下方に検知範囲を有する自動吐水用センサと、吐水口の下方を避けた位置に検知範囲を有する手かざしセンサと、を備える吐水装置が提案されている(例えば特許文献1)。この吐水装置では、自動吐水用センサが手や食器等の物体を検知すると吐水が開始され、物体を検知している間は吐水が継続され、物体が検知されなくなると吐水が停止される。また、手かざしセンサが物体を検知すると吐水が開始され、手かざしセンサが再度物体を検知すると吐水が停止される。
特開2016−98580号公報
従来の吐水装置では、水汲みのために吐水口の下方に容器を差し出すと、自動吐水用センサが容器を検知して吐水が開始され、容器の周りが濡れる場合がある。手かざしセンサに手をかざして吐水を開始させてから吐水口の下方に容器を差し出すと、すなわち吐水している中に容器を差し出すと、当然に容器の周りが濡れる。いずれにせよ、容器の周りが濡れ、使用者に不快感を与える。また、容器の周りが濡れると、その容器が置かれたテーブル等に輪染みができ、清掃の手間が増える。
また、従来の吐水装置では、自動吐水用センサの検知範囲に手や食器等が意図せず入って意図せず吐水され、手や食器等が濡れる場合がある。また、手や食器等で跳ねた水が服にかかることもある。これらは使用者に不快感を与える。
本発明は係る課題に鑑みてされたものであり、そのある態様の例示的な目的のひとつは、上述の課題の少なくともひとつを解決可能な、より具体的には、より快適に利用できる吐水装置の提供にある。
本発明のある態様の吐水装置は、吐水口を有する吐水部と、物体を検知するセンサと、吐水部からの吐水を制御する制御部と、を備える。制御部は、センサが物体を検知することである第1吐水条件と、第1吐水条件とは異なる第2吐水条件とが満たされる場合に、吐水部からの吐水を開始させる。
本発明によれば、より快適に利用できる吐水装置を提供できる。
第1の実施の形態に係る吐水装置を示す斜視図である。 図1の吐水装置の構成を示す図である。 図2の制御部の機能構成を示すブロック図である。 第2の実施の形態に係る吐水装置の制御部の機能構成を示すブロック図である。
以下、各図面に示される同一または同等の構成要素、部材には、同一の符号を付するものとし、適宜重複した説明は省略する。また、各図面における部材の寸法は、理解を容易にするために適宜拡大、縮小して示される。また、各図面において実施の形態を説明する上で重要ではない部材の一部は省略して表示する。
(第1の実施の形態)
図1は、第1の実施の形態に係る吐水装置10を示す斜視図である。吐水装置10は、キッチン等に用いられる水栓装置である。吐水装置10は、基部24と、ハンドルレバー22と、吐水部12、自動吐水用センサ40と、第1手かざしセンサ14と、第2手かざしセンサ15と、第1発光素子18と、第2発光素子20と、を備える。第1手かざしセンサ14と第2手かざしセンサ15をまとめていうときや特に区別しないときには単に「手かざしセンサ」とよぶ。
基部24は、例えばキッチンカウンターの上面やシンクの設置面に配置される。基部24の上端には、ハンドルレバー22が設けられている。基部24の内部には、水と湯とを所定比率で混合して適温の水とする混合弁(図1では不図示)が設けられている。ハンドルレバー22はこの混合弁を操作するレバーである。ハンドルレバー22が左右回動操作されると水と湯との混合比率が調節され、すなわち混合水の温度が調節され、また上下回動操作されると吐水流量が調節される。
吐水部12は、管路、吐水パイプまたはカランとも言える。吐水部12は、基部24の上端面から延び出し、その中間部12aが湾曲して逆U字状に形成され、その先端12bが斜め下方に延び出した、いわゆるグースネック状に形成される。吐水部12は、金属材料により形成される。吐水部12は、その先端12b側に、吐水口(開口)12cを有する。
自動吐水用センサ40は、吐水口12cの下方に検知範囲を有するように、吐水部12の先端12bに設けられる。本実施の形態の自動吐水用センサ40は、発光部と受光部とを有する赤外線式測距センサであり、すなわち非接触センサであり、発光部から吐水口12cの下方に光を投光し、使用者の手または食器等の物体で反射された反射光を受光部で受光し、検知範囲内にある物体を検知する。自動吐水用センサ40は、物体を検知すると、検知状態にあることを示す検知信号を制御部(図2で後述)に出力する。
第1手かざしセンサ14は、吐水部12の手前側すなわちキッチンに立つ使用者と面する側に設けられている。つまり、第1手かざしセンサ14は、吐水口12cの下方を避けた位置に検知範囲を有するように設けられている。本実施の形態の第1手かざしセンサ14は、発光部と受光部を有する赤外線式光量センサであり、すなわち非接触センサであり、発光部から斜め上方に光を投光し、使用者の手等の物体で反射された反射光を受光部で受光し、所定の検知範囲にある物体を検知する。第1手かざしセンサ14は、物体を検知すると、検知状態にあることを示す検知信号を制御部に出力する。
第2手かざしセンサ15は、吐水部12の手前側、かつ、第1手かざしセンサ14よりも吐水部12の先端12bから遠い側に設けられている。第2手かざしセンサ15は、第1手かざしセンサ14と同様に構成される。第2手かざしセンサ15は、物体を検知すると、検知状態にあることを示す検知信号を制御部に出力する。
詳しくは後述するが、各センサ14、15、40による物体の検知に基づいて、制御部による制御のもと、吐水部12からの吐水が開始される。自動吐水用センサ40による物体の検知に基づいて吐水が開始された場合、自動吐水用センサ40の検知範囲内で物体が検知されている間だけ吐水口12cから吐水され、手かざしセンサによる物体の検知に基づいて吐水が開始された場合、手かざしセンサの検知範囲内で物体が検知されなくなっても吐水口12cからの吐水が継続され、手かざしセンサの検知範囲内で再度物体が検知されると吐水口12cからの吐水が停止される。
第1発光素子18は、第1手かざしセンサ14の近傍であって、第1手かざしセンサ14よりも吐水部12の先端12b側に設けられる。第1発光素子18は、第1手かざしセンサ14が物体を検知すると、所定色で発光する。
第2発光素子20は、第2手かざしセンサ15の近傍であって、第2手かざしセンサ15よりも吐水部12の先端12bから遠い側に設けられる。第2発光素子20は、第2手かざしセンサ15が物体を検知すると、所定色で発光する。
接触スイッチ16は、使用者から見て吐水部12の手前側、かつ第2手かざしセンサ15よりも吐水部12の先端12b側に設けられている。接触スイッチ16は、押しボタン式のスイッチである。本実施の形態では、接触スイッチ16が押下されるごとに、自動吐水用センサ40による物体の検知に基づく吐水(以下、自動吐水という)の有効/無効が切り替えられる。自動吐水が無効の状態では、吐水口12cの下方に物体が存在しても吐水口12cから吐水されない。
図2は、吐水装置10の構成図である。吐水装置10は、給水流路42と、給湯流路44と、吐出流路58と、バイパス流路46と、混合弁50と、第1電磁弁52と、第2電磁弁54と、浄水器56と、制御部60と、をさらに備える。
給水流路42は、一端が上水道(不図示)に接続され、他端が混合弁50に接続される。給湯流路44は、一端が給湯器(不図示)に接続され、他端が混合弁50に接続される。混合弁50には、給水流路42から冷水(常温の水道水)が供給され、給湯流路44から給湯器で温められた温水(温められた水道水)が供給される。混合弁50は、給水流路42からの冷水と給湯流路44からの温水の流量を調節して混合することにより水の温度および流量を調節する。ハンドルレバー22は、混合弁50を操作するレバーである。
吐出流路58は、一端が混合弁50に接続され、他端が吐水部12に接続される。第1電磁弁52は吐出流路58上に設けられる。第1電磁弁52は、制御部60による制御のもと開閉される。第1電磁弁52が開くと、混合弁50において温度および流量が調整された水(以下、混合水とよぶ)が吐出流路58に供給され、吐水部12から吐水される。第1電磁弁52が閉じると、混合水が吐出流路58に供給されなくなり、吐水部12からの吐水が停止する。
バイパス流路46は、給水流路42と吐出流路58とを接続する。浄水器56は、バイパス流路46上に設けられる。浄水器56は、給水流路42からの水を浄化する。第2電磁弁54は、バイパス流路46上に設けられる。第2電磁弁54は、制御部60による制御のもと開閉される。第2電磁弁54が開くと、浄水器56で浄化された水(以下、浄水とよぶ)がバイパス流路46を介して吐出流路58に供給され、吐水部12から吐水される。第2電磁弁54が閉じると、浄水が吐出流路58に供給されなくなり、吐水部12からの吐水が停止する。
制御部60は、マイコンを搭載した回路基板により構成される。制御部60は、自動吐水用センサ40および手かざしセンサからの検知信号に基づき第1電磁弁52や第2電磁弁54を開閉することにより、吐水部12からの吐止水を制御する。また、制御部60は、接触スイッチ16に対する使用者の操作に応じて、自動吐水の有効/無効を切り替える。
図3は、制御部60の機能構成を示すブロック図である。各ブロックは、ハードウェア的には、コンピュータのCPU・メモリをはじめとする素子や機械装置で実現でき、ソフトウェア的にはコンピュータプログラム等によって実現されるが、ここでは、それらの連携によって実現される機能ブロックを描いている。したがって、これらの機能ブロックはハードウェア、ソフトウェアの組合せによっていろいろなかたちで実現できることは、当業者には理解されるところである。後述のブロック図についても同様である。
制御部60は、受信部62と、吐水制御部66と、を含む。受信部62は、自動吐水用センサ40および手かざしセンサから検知信号を取得する。また、受信部62は、接触スイッチ16に対する操作を示す信号を取得する。
吐水制御部66は、吐水動作を制御する。吐水制御部66は、状態制御部67と、弁制御部68と、報知制御部70と、状態テーブル72と、を備える。状態テーブル72には、自動吐水の有効/無効が記憶される。状態制御部67は、接触スイッチ16に対する操作が検知される都度、自動吐水の有効/無効を切り替える、すなわち状態テーブル72に有効/無効を記憶する。また、状態制御部67は、受信部62が手かざしセンサから検知信号を受信したときにも自動吐水用センサ40を無効にする。つまり、手かざしセンサによる物体の検知に基づいて吐水されるときには、自動吐水は無効とされる。
弁制御部68は、自動吐水が有効であれば、自動吐水用センサ40からの検知信号に基づいて第1電磁弁52を開閉させ、混合水を吐止水させる。具体的には、弁制御部68は、受信部62が自動吐水用センサ40から検知信号を受信すると、第1電磁弁52を開いて吐水を開始させ、受信部62が自動吐水用センサ40から検知信号を受信している間は第1電磁弁52を開いたままにして吐水を継続させ、受信部62が自動吐水用センサ40から検知信号を受信しなくなると第1電磁弁52を閉じて吐水を停止させる。
また、弁制御部68は、第1手かざしセンサ14からの検知信号に基づいて第1電磁弁52を開閉させ、混合水を吐止水させる。具体的には、弁制御部68は、受信部62が第1手かざしセンサ14から検知信号を受信する都度、第1電磁弁52の開閉を交互に行い、吐止水させる。
また、弁制御部68は、第2手かざしセンサ15からの検知信号に基づいて第2電磁弁54を開閉させ、浄水を吐止水させる。具体的には、弁制御部68は、第1電磁弁52が閉じている場合すなわち止水中は、第1吐水条件と、第1吐水条件とは異なる第2吐水条件とが満たされると、第1電磁弁52を開いて浄水の吐水を開始させる。一方、弁制御部68は、第1電磁弁52が開いている場合すなわち吐水中は、第2手かざしセンサ15が物体を検知すると、すなわち受信部62が第2手かざしセンサ15から検知信号を受信すると、第1電磁弁52を閉じて浄水の吐水を停止させる。
第1吐水条件は、第2手かざしセンサ15が物体を検知すること、すなわち受信部62が第2手かざしセンサ15から検知信号を受信すること、である。
第2吐水条件は、本実施の形態では、第1吐水条件が満たされてから所定の遅延時間(例えば2秒)が経過すること、である。しがたって本実施の形態では、弁制御部68は、第2手かざしセンサ15が物体を検知してから遅延時間経過後に第2電磁弁54を開く。つまり、使用者が第2手かざしセンサ15に手をかざしてからすぐには吐水が開始されず、遅延時間経過してから吐水が開始される。
報知制御部70は、手かざしセンサにより物体が検知されたことを、より具体的には手かざしセンサからの検知信号が制御部60により受信されたことを、使用者に報知する。詳しくは、報知制御部70は、物体を検知した手かざしセンサに対応する発光素子を発光させることにより報知する。報知制御部70は、不図示のスピーカーから報知音を出力させることにより報知してもよい。
以上説明した本実施の形態に係る吐水装置10によると、第2手かざしセンサ15に手をかざしてからすぐには吐水が開始されず、遅延時間が経過してから吐水が開始される。また、手かざしセンサによる物体の検知に基づいて吐水されるときには、自動吐水は無効とされる。したがって、第2手かざしセンサ15に手をかざしてから遅延時間内に吐水口12cの下に容器を差し出せば、容器の周りを濡らすことなく容器に水を汲むことができる。つまり、より快適に利用できる吐水装置を提供できる。
また、本実施の形態に係る吐水装置10によると、第2手かざしセンサ15に手をかざす場合に、すなわち浄水を吐水させる場合に、手をかざしてからすぐには吐水が開始されず、遅延時間が経過してから吐水が開始される。これにより、浄水を無駄にすることなく汲むことができる。
また、本実施の形態に係る吐水装置10によると、手かざしセンサにより物体が検知されると、その旨が使用者に報知される。ここで、仮に報知されない場合、第2手かざしセンサ15に手をかざした場合、遅延時間が経過してから吐水が開始されるため、遅延時間が経過する前であるため吐水が開始されないのか、第2手かざしセンサ15に手を検知できていないために吐水が開始されないのか判断がつかない。これに対し、本実施の形態では、上述のように、手かざしセンサが物体を検知するとその旨が使用者に報知されるため、そのような問題が生じない。つまり、本実施の形態に係る吐水装置10によると、より快適に利用できる吐水装置を提供できる。
(第2の実施の形態)
第2の実施の形態に係る吐水装置と第1の実施の形態に係る吐水装置10との主な違いは、自動吐水の吐水動作である。
図4は第2の実施の形態に係る吐水装置の制御部60の機能構成を示すブロック図である。制御部60は、受信部62と、吐水制御部66と、状態制御部67と、弁制御部68と、報知制御部70と、状態テーブル72と、モード切替部74と、モード情報テーブル76と、を含む。
モード情報テーブル76には、自動吐水の動作モードが記憶される。動作モードには、混合水を吐水する混合水(湯水)吐水モードと、浄水を吐水する浄水吐水モードとがある。
モード切替部74は、接触スイッチ16に対する所定の操作(例えば長押し)が検知される都度、動作モードを切り替える。具体的には、モード切替部74は、現在の動作モードが混合水吐水モードであれば、すなわちモード情報テーブル76に記憶されている動作モードが混合水吐水モードであれば、接触スイッチ16に対する長押し操作を検知すると動作モードを浄水吐水モードに切り替える、すなわちモード情報テーブル76に記憶される動作モードを浄水吐水モードに更新する。また、モード切替部74は、現在の動作モードが浄水吐水モードであれば、すなわちモード情報テーブル76に記憶されている動作モードが浄水吐水モードであれば、接触スイッチ16に対する長押し操作が検知されると動作モードを混合水吐水モードに切り替える、すなわちモード情報テーブル76に記憶される動作モードを混合水吐水モードに更新する。
弁制御部68は、自動吐水が有効であれば、自動吐水用センサ40からの検知信号に基づいて第1電磁弁52または第2電磁弁54を開閉させ、吐止水させる。具体的には、弁制御部68は、動作モードが混合水吐水モードであれば、受信部62が自動吐水用センサ40から検知信号を受信している間、第1電磁弁52を開いて水道水を吐水させる。一方、弁制御部68は、動作モードが浄水吐水モードであれば、第1吐水条件と第2吐水条件とが満たされると、第2電磁弁54を開いて浄水の吐水を開始させる。
第1吐水条件は、自動吐水用センサ40が物体を検知すること、すなわち受信部62が自動吐水用センサ40から検知信号を受信すること、である。
第2吐水条件は、本実施の形態では、第1吐水条件が満たされてから自動吐水用センサ40により物体が検知されている状態が所定時間(例えば2秒)継続すること、である。したがって本実施の形態では、弁制御部68は、動作モードが浄水吐水モードの場合、自動吐水用センサ40により物体が検知されている状態が所定時間継続すると、第2電磁弁54を開く。
本実施の形態に係る吐水装置10によると、第1の実施の形態に係る吐水装置10によって奏される作用効果と同様の作用効果を奏することができる。
(第3の実施の形態)
第3の実施の形態に係る吐水装置と第2の実施の形態に係る吐水装置との主な違いは、動作モードの切り替え方法である。
本実施の形態では、モード切替部74は、手かざしセンサからの検知信号に基づいて動作モードを切り替える。具体的には、モード切替部74は、受信部62が第1手かざしセンサ14から検知信号を受信すると、動作モードを混合水吐水モードに切り替える、すなわちモード情報テーブル76に記憶される動作モードを混合水吐水モードに更新する。また、モード切替部74は、受信部62が第2手かざしセンサ15から検知信号を受信すると、動作モードを浄水吐水モードに切り替える、すなわちモード情報テーブル76に記憶される動作モードを浄水吐水モードに更新する。
なお、ここでは2つの手かざしセンサからの検知信号に基づいて動作モードを切り替える例を説明したが、1つの手かざしセンサからの検知信号に基づいて動作モードを切り替えてもよい。つまり、非接触で動作モードを切り替えられればよい。したがって例えば、吐水装置が第1手かざしセンサ14および第2手かざしセンサ15とは別の手かざしセンサを備え、第1手かざしセンサ14および第2手かざしセンサ15は第1の実施の形態と同様に吐止水を制御するための手かざしセンサとして用いられ、別の手かざしセンサが動作モードの切り替えのための手かざしセンサとして用いられてもよい。
本実施の形態に係る吐水装置によると、第2の実施の形態に係る吐水装置によって奏される作用効果と同様の作用効果を奏することができる。加えて本実施の形態に係る吐水装置によると、手かざしセンサに手をかざすことにより、すなわち吐水装置に触れるくことなく、動作モードを切り替えることができるため、水や洗剤が付着して吐水部12が汚れるのを抑止できる。
以上、実施の形態に係る吐水装置について説明した。この実施の形態は例示であり、各構成要素の組み合わせにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。
(変形例1)
第1〜第3の実施の形態では、浄水を吐水する場合に、センサが物体を検知することである第1吐水条件と、第1吐水条件とは異なる第2吐水条件とが満たされると吐水が開始される例を説明したが、これに限られない。弁制御部68は、混合水を吐水する場合に、第1、第2吐水条件が満たされると第1電磁弁52を開いて吐水を開始させてもよい。
例えば、第1手かざしセンサ14が物体を検知することである第1吐水条件と、所定の第2吐水条件とが満たされた場合に第1電磁弁52を開いて混合水を吐水させてもよい。また例えば、自動吐水用センサ40が物体を検知することである第1吐水条件と、所定の第2吐水条件とが満たされた場合に第1電磁弁52を開いて吐水させてもよい。
(変形例2)
第2および第3の実施の形態では、第2吐水条件が自動吐水用センサ40により物体が検知されている状態が所定時間(例えば2秒)継続すること、である場合について説明したが、これに限られない。
例えば第2吐水条件は、自動吐水用センサ40により検知されている物体と吐水部12との相対速度が所定の速度以下であること、であってもよい。
この場合、容器に水を汲むべく容器を吐水口12cの下方に差し出すとき、容器(物体)が自動吐水用センサ40により検知されても、吐水部12に対する容器の速度が所定の速度よりも速ければ第2吐水条件が満たされず、所定の速度以下であれば第2吐水条件が満たされることとなる。また例えば、容器に水を汲むべく、容器の上に吐水口12cがくるように吐水部12を回転などして移動させるとき、自動吐水用センサ40により物体が検知されても、物体に対する吐水部12の速度が所定の速度よりも速ければ第2吐水条件が満たされず、所定の速度以下であれば第2吐水条件が満たされることとなる。
具体的には例えば、第2吐水条件である所定の速度は、本出願人が先に出願した特開2016−069866号公報に記載の特徴点の位置の時間変化で表されてもよい。この場合、自動吐水用センサ40には、特開2016−069866号公報に記載の対象物センサを適用することができる。また、弁制御部68は、特開2016−069866号公報に記載の撮像制御部、距離測定部を含んで構成することができる。そして、弁制御部68は例えば、自動吐水用センサ40により物体が検知され、かつ、物体が吐水部12に対して相対移動することにより変化する特徴点の位置の時間変化が9ピクセル/100ms以下であると、あるいは一定時間以上、特徴点の位置の時間変化が9ピクセル/100ms以下であると、第2電磁弁54を開いて浄水を吐水させる。
なお、この例の場合、自動吐水用センサ40が物体を検知している間は電磁弁が開いたままとされ、吐水が継続されるが、所定の時間(例えば1分)以上、相対速度が所定の速度以下(例えば特徴点の位置の時間変化が9ピクセル/100ms以下)の場合、すなわち自動吐水用センサ40に検知されている物体が実質的に停止している場合、電磁弁を閉じて吐水を停止させてもよい。長い間物体が動かない場合、誤検知の可能性があるためである。
本変形例によれば、第2および第3の実施の形態に係る吐水装置によって奏される作用効果と同様の作用効果を奏することができる。
(変形例3)
第1〜第3実施の形態および上述の変形例では、吐水装置が混合水または浄水を吐水可能に構成される場合について説明したが、これに限られない。吐水装置は例えば、給水流路42からの冷水、給湯流路44からの温水、混合水、および浄水のうちの少なくとも2つを吐水可能に構成されてもよい。この場合、モード切替部74によって、冷水が吐水される冷水吐水モード、温水が吐水される温水吐水モード、混合水が吐水される混合水吐水モード、浄水が吐水される浄水吐水モードのうちの少なくとも2つのモードの間で切り替えられてもよい。
上述した実施の形態および変形例の任意の組み合わせもまた本発明の実施の形態として有用である。組み合わせによって生じる新たな実施の形態は、組み合わされる実施の形態および変形例それぞれの効果をあわせもつ。また、請求項に記載の各構成要件が果たすべき機能は、実施の形態および変形例において示された各構成要素の単体もしくはそれらの連携によって実現されることも当業者には理解されるところである。
以上の記載から、下記の発明が認識される。
本発明のある態様の吐水装置は、吐水口を有する吐水部と、物体を検知するセンサと、吐水部からの吐水を制御する制御部と、を備える。制御部は、センサが物体を検知することである第1吐水条件と、第1吐水条件とは異なる第2吐水条件とが満たされる場合に、吐水部からの吐水を開始させる。
第2吐水条件は、第1条件が満たされてから所定の遅延時間が経過すること、であってもよい。
物体を検知する別のセンサを備えてもよい。制御部は、センサによる物体の検知に基づいて吐水が開始された場合、センサにより再度物体が検知されると吐水を停止させ、かつ、吐水が停止されてから所定時間は別のセンサが物体を検知しても吐水させない。
センサは、吐水口の下方を避けた位置に検知範囲を有してもよい。別のセンサは、吐水口の下方に検知範囲を有してもよい。制御部は、別のセンサによる物体の検知に基づいて吐水が開始された場合、別のセンサが物体を検知している間は吐水部からの吐水を継続させ、別のセンサが物体を検知しなくなると吐水部からの吐水を停止させてもよい。
第2吐水条件は、第1条件が満たされてからセンサにより物体が検知されている状態が所定時間継続すること、であってもよい。
第2吐水条件は、センサに検知されている物体と吐水部との相対速度が、所定の相対速度以下であること、であってもよい。
センサは、吐水口の下方に検知範囲を有してもよい。制御部は、センサが物体を検知している間は吐水部からの吐水を継続させる一方で、センサが物体を検知している間であってもセンサにより検知されている物体が所定時間以上停止しているときは、吐水部からの吐水を停止させてもよい。
本発明の別の態様の吐水装置は、吐水口を有する吐水部と、検知範囲にある物体を非接触で検知するセンサと、センサによる物体の検知に基づいて設定された吐水モードにより吐水部から吐水させる制御部と、を備える。
10 吐水装置、 12 吐水部、 12c 吐水口、 14 第1手かざしセンサ、 15 第2手かざしセンサ、 40 自動吐水用センサ、 60 制御部。

Claims (7)

  1. 吐水口を有する吐水部と、
    物体を検知するセンサと、
    前記吐水部からの吐水を制御する制御部と、を備え、
    前記制御部は、前記センサが物体を検知することである第1吐水条件と、前記第1吐水条件とは異なる第2吐水条件とが満たされる場合に、前記吐水部からの吐水を開始させることを特徴とする吐水装置。
  2. 前記第2吐水条件は、前記第1吐水条件が満たされてから所定の遅延時間が経過すること、であることを特徴とする請求項1に記載の吐水装置。
  3. 物体を検知する別のセンサを備え、
    前記制御部は、前記センサによる物体の検知に基づいて吐水が開始された場合、前記センサにより再度物体が検知されると吐水を停止させ、かつ、吐水が停止されてから所定時間は前記別のセンサが物体を検知しても吐水させないことを特徴とする請求項1または2に記載の吐水装置。
  4. 前記センサは、前記吐水口の下方を避けた位置に検知範囲を有し、
    前記別のセンサは、前記吐水口の下方に検知範囲を有し、
    前記制御部は、前記別のセンサによる物体の検知に基づいて吐水が開始された場合、前記別のセンサが物体を検知している間は前記吐水部からの吐水を継続させ、前記別のセンサが物体を検知しなくなると前記吐水部からの吐水を停止させることを特徴とする請求項3に記載の吐水装置。
  5. 前記第2吐水条件は、前記第1吐水条件が満たされてから前記センサにより物体が検知されている状態が所定時間継続すること、であることを特徴とする請求項1に記載の吐水装置。
  6. 前記第2吐水条件は、前記センサに検知されている物体と前記吐水部との相対速度が、所定の相対速度以下であること、であることを特徴とする請求項1に記載の吐水装置。
  7. 前記センサは、前記吐水口の下方に検知範囲を有し、
    前記制御部は、前記センサが物体を検知している間は前記吐水部からの吐水を継続させる一方で、前記センサが物体を検知している間であっても前記センサにより検知されている物体が所定時間以上停止しているときは、前記吐水部からの吐水を停止させることを特徴とする請求項6に記載の吐水装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2021095614A1 (ja) * 2019-11-11 2021-05-20 東レ株式会社 流路切換システムおよび浄水システム

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