JP6735041B2 - トイレシステム - Google Patents
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図2は、実施形態に係るトイレシステムのブロック図である。
図1に表したように、本実施形態に係るトイレシステム1は、トイレ装置10と、リモコン50と、を備える。トイレシステム1は、さらに、鏡20と、キャビネット30と、手洗い器40と、を備えていてもよい。トイレ装置10、鏡20、キャビネット30、手洗い器40、およびリモコン50は、トイレ室TRの内部に設けられている。
図3(a)は、リモコンユニット52が閉じた状態を表し、図3(b)は、リモコンユニット52が開いた状態を表している。図3(a)及び図3(b)の状態において、第1の操作面521は、露出している。一方、第2の操作面522は、図3(a)の状態において、リモコンユニット52の内部に収納され隠蔽されている。また、図3(a)の状態においては、化粧面52pがリモコンユニット52の前面に露出している。このとき、第1の操作面521及び化粧面52pにより形成されるリモコンユニット52の前面は、略平坦面である。これにより意匠性や清掃性が向上する。
リモコンユニット52のうち、化粧面52pが設けられた部分は、図3(b)に表したように、回動して開くことができる。リモコンユニット52の一部が回動して開くと、第2の操作面522が露出し、使用者が第2の操作面522を操作可能となる。
図4は、実施形態に係るトイレシステムにおける、入室判定、接近判定及び着座判定を表すタイムチャートである。この例では、人体検知手段16は、焦電センサであり、接近検知手段17は、赤外線投光式の測距センサ(第1の測距センサ)であり、着座検知手段18は、赤外線投光式の測距センサ(第2の測距センサ)である。
図5は、実施形態に係るトイレシステムの動作を表すタイムチャートである。
この例では、図5に関する説明と同様に、タイミングT4において着座検知手段18により、使用者の離座が判定される。制御部51は、離座が判定されると、タイミングT4において第1の操作面521及び第2の操作面522の消灯を開始する。その後、タイミングT4から所定時間が経過したタイミングT41からタイミングT42までの間に、リモコンユニット52が閉じられ、第2の操作面522が隠蔽される。第1の操作面521及び第2の操作面522の照度は、徐々に低下する。そして、タイミングT42の後のタイミングT43において、制御部51は、第1の操作面521及び第2の操作面522の消灯を完了させる。例えば、その後のタイミングT6において、使用者がトイレ室TRから退室する。
図7に表したトイレシステム1aでは、人体検知手段16、接近検知手段17及び着座検知手段18に用いられるセンサが共通化されている。すなわち、1つのセンサS1によって、人体検知、接近検知及び着座検知が行われる。これ以外は、トイレシステム1aは、図2に関する説明と同様である。
センサS1は、放射した電波の被検知体からの反射波を受信する。被検知体(使用者)が移動すると、ドップラー効果によって反射波の波長がシフトする。センサS1は、放射した電波と受信した反射波とから、ドップラー効果に関する情報を含む出力信号Sigを出力する。
図9は、人体検知手段16、接近検知手段17および着座検知手段18に用いることができるセンサの組合せの例を纏めたものである。
図9に表した(1)の場合は、図2及び図4に関して説明したトイレシステム1に相当する。(2)のように、人体検知手段16に焦電センサを用い、接近検知手段17に測距センサを用い、着座検知手段18にタクトスイッチを用いてもよい。
(4)は、人体検知手段16及び接近検知手段17に1つのマイクロ波センサを用い、着座検知手段18にタクトスイッチを用いた場合である。接触式を用いた場合には、より確実に使用者の着座判定を行うことができる。
図10に表したトイレシステムのリモコンは、図2及び図3(b)に関して説明したリモコンユニット52の代わりに、リモコンユニット52cを有する。これ以外は、図10に表したトイレシステムは、上述のトイレシステム1と同様である。
リモコンユニットに3つの操作面を設ける場合には、例えば、最も使用頻度の高いスイッチ類(操作部)を第1の操作面521に配置し、次に使用頻度の高いスイッチ類を第2の操作面522に配置し、最も使用頻度の低いスイッチ類を第3の操作面に配置する。制御部51は、図1〜図9に関する説明と同様にして、第1の操作面521及び第2の操作面522の点灯、消灯、露出及び隠蔽等を制御し、使用者が第1の操作面521又は第2の操作面522に設けられたスイッチ等を操作することで第3の操作面523が点灯及び露出するようにしてもよい。
また、前述した各実施の形態が備える各要素は、技術的に可能な限りにおいて組み合わせることができ、これらを組み合わせたものも本発明の特徴を含む限り本発明の範囲に包含される。
Claims (4)
- 便器を有するトイレ装置が設けられたトイレ室内の機器を操作するリモコンであって、
少なくとも第1の操作面と第2の操作面とを有するリモコンユニットと、
前記トイレ室内への使用者の入室の有無を検知する人体検知手段の検知結果と、前記使用者が前記トイレ室へ入室した後に前記便器へ接近したことを検知する接近検知手段の検知結果と、に基づいて前記リモコンユニットの動作を制御する制御部と、
を有するリモコンを備え、
前記制御部は、
前記人体検知手段が前記使用者の前記トイレ室への入室を検知していないときは、前記第1の操作面を非点灯の状態で露出させ、前記第2の操作面を隠蔽し、
前記使用者が前記便器に接近したことを前記接近検知手段が検知すると、前記第1の操作面を点灯させ、
前記トイレ装置は、前記便器の上に設けられた便座をさらに有し、
前記制御部は、前記使用者が前記便座に着座すると、前記便座への前記使用者の着座の有無を検知する着座検知手段の検知結果に基づき、前記第2の操作面を露出させ点灯させ、
前記第1の操作面は、前記便器の洗浄を行うための便器洗浄ボタンを有し、
前記制御部は、前記着座検知手段が前記使用者の離座を検知すると、前記第1の操作面及び前記第2の操作面の消灯を開始させた後、前記第2の操作面を隠蔽し、その後、前記第1の操作面及び前記第2の操作面の消灯を完了させることを特徴とするトイレシステム。 - 前記第1の操作面は、前記機器への指示を入力するための操作部を有し、
前記制御部は、前記操作部のうちの少なくとも一部を点灯させることを特徴とする請求項1記載のトイレシステム。 - 前記トイレ装置は、前記便器の上に設けられた便蓋であって、前記使用者が前記便器に接近したことを前記接近検知手段が検知すると開状態となる便蓋をさらに有する請求項1または2に記載のトイレシステム。
- 前記トイレ装置は、前記人体検知手段が前記使用者の前記トイレ室への入室を検知すると、準備動作を開始することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載のトイレシステム。
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