JP6519914B2 - 自動水栓 - Google Patents

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Description

本発明は、自動水栓に関する。
特許文献1には、自動吐水用の第1感知部、連続吐水用の第2感知部、第1制御手段、切替手段、および第2制御手段を備えた自動水栓が記載されている。
特許文献1の自動水栓では、第1感知部は、吐水口付近の所定のセンサーエリアをセンシングし、そのセンサーエリアに差し出された人の手などを感知している間第1出力を発生し続けるものである。第2感知部は、第1感知部とは異なるセンサーエリアをセンシングし、そのセンサーエリアに差し出された人の手などを感知するたびに第2出力を発生するものでる。第1制御手段は、第1吐水モード(自動吐水モード)と第2吐水モード(連続吐水モード)とを生じさせるものである。第1吐水モードは、第1感知部からの第1出力を検知している間は弁装置を開にして吐水させ、第1感知部からの第1出力を検知していない間は弁装置を閉にして吐水を停止するものである。第2吐水モードは、第2感知部からの第2出力を検知すると弁装置を開にし、次の第2感知部からの第2出力があるまで上記弁装置を継続して開にするものである。切替手段は、第1吐水モードをオン又はオフに切り替える切替出力を発生する切替スイッチなどである。さらに、第2制御手段は、第1吐水モードがオンであり、第1感知部からの第1出力を検知して吐水している状態において、第2感知部からの第2出力、あるいは、切替手段からの切替出力を検知すると、弁装置を閉弁し第1吐水モードをオフにするものである。
このように、特許文献1の自動水栓では、第2感知部からの第2出力、あるいは、切替スイッチからの切替出力によってオンの状態の第1吐水モードをオフにする制御が行われている。
特開2009-108489号公報
しかしながら、特許文献1の自動水栓の場合、第2感知部の精度によっては人の手などを鋭敏に感知するため、単に第2出力の有無で第1吐水モードのオン・オフを制御すると、誤検知によって意図せず第1吐水モードをオフにしてしまうおそれがある。さらに、特許文献1の自動水栓のように切替スイッチを別途設ける場合、スパウト付近などの設置スペースが限られるため自動水栓のデザイン設計の幅が狭まってしまう。また、切替スイッチの操作時に第1感知部または第2感知部で手を感知してしまい、誤って吐水してしまう場合がある。
本発明は、以上のとおりの事情に鑑みてなされたものであり、切替スイッチを操作しなくても、適時に、第1吐水モードと第2吐水モードを確実に切り替えることができる自動水栓を提供することを課題としている。
上記の課題を解決するために、本発明の自動水栓は、
一端に吐水口を有する吐水部と、
前記吐水口に至る吐水経路に設けられた弁装置と、
前記吐水口付近の検知領域に差し出された物体を検知可能であり、かつ、物体を検知している状態において第1出力を出力する自動吐水用の第1のセンサーと、
前記第1のセンサーとは異なる検知領域に差し出された物体を検知可能であり、かつ、物体を検知している状態において第2出力を出力する連続吐水用の第2のセンサーと、
第1吐水モードおよび第2吐水モードにおける吐水と止水とを切り替える制御が可能であり、かつ、前記第1吐水モードと前記第2吐水モードとを相互に切り替える制御が可能である制御手段と、
を備えた自動水栓であって、
前記第1吐水モードは、前記第1のセンサーからの前記第1出力が出力されている場合に、前記制御手段が前記弁装置を開にして吐水させ、かつ、前記第1のセンサーからの第1出力が出力されていない場合に、前記制御手段が前記弁装置を閉にして吐水を停止するモードであり、
前記第2吐水モードは、前記第2のセンサーからの前記第2出力の連続時間の値が設定された第1閾値以上であり、かつ、設定された第2閾値未満である場合に、前記制御手段が前記弁装置を開にし、次に、前記第2出力の連続時間の値が前記第1閾値以上であり、かつ、前記第2閾値未満である前記第2出力が出力されるまで、前記制御手段が弁装置を継続して開にして連続的に吐水するモードであり、
前記制御手段は、前記第2のセンサーによる前記第2出力の連続時間の値が、前記第2閾値以上である場合に、前記第1吐水モードと前記第2吐水モードとを相互に切り替える制御を行うことが可能であることを特徴としている。
本発明の自動水栓によれば、切替スイッチを操作しなくても、適時に、第1吐水モードと第2吐水モードを確実に切り替えることができる。
本発明の自動水栓の一実施形態を例示した斜視図である。 本発明の自動水栓の内部構造の一実施形態を例示したブロック図である。 本発明の自動水栓の制御手段の制御における、第2のセンサーの第2出力の連続時間と第1閾値および第2閾値との関係を例示したタイミングチャートである。
図1は、本発明の自動水栓の一実施形態を例示した斜視図である。図2は、本発明の自動水栓の内部構造の一実施形態を例示したブロック図である。
自動水栓1は、流し台Dの上面部に設けられている。流し台Dには上方に開口するシンクEが設けられており、自動水栓1からシンクに供給される水によって、使用者はシンクE内で食器や調理器具、食材などの洗浄等を行うことができる。
以下では、自動水栓1を流し台Dに設置した状態における方向を基準にして説明し、流し台Dから見て使用者が立つ側を前方として説明する。また、以下の説明における左右方向は流し台に対峙した使用者から見た方向を基準にする。
自動水栓1は、流し台Dの上面部d1から立ち上がるベース体2と、ベース体2の上端面21から立ち上がる吐水部(スパウト)3を備えている。
ベース体2は縦長であり、その前後寸法は下端部22から上側に行く程拡大している。ベース体2は、下端部22よりも上方の部分が前後寸法よりも左右寸法が短くなっており、平面視で前後に長い形状に形成されている。
吐水部3は、ベース体2の上端面21から立ち上がり、シンクE側へ向かって下向きに湾曲する側面視逆U字形状であり、先端部には下方に向かって開口する吐水口31が設けられている。吐水部3の内部には吐水口31側に水を供給する吐水路が形成されている。
また、ベース体2の上端面21は後方に向かって斜め上方向に傾斜しており、この上端面21には、操作部4が設けられている。操作部4には、水量調整ボタンと温度調整ボタンが設けられており、水量調整ボタンと温度調整ボタンを操作することで、所望の水量、水温に設定することができる。
さらに、自動水栓1は、第1のセンサー5(5A、5B)、第2のセンサー6、弁装置7および制御手段8を備えている。
自動水栓1には、2つの自動吐水用の第1のセンサー5A、5Bが設けられている。一方の第1のセンサー5Aは、ベース体2の前方側23に設けられており、他方の第1のセンサー5Bは、吐水口31側の吐水部3の下側に設けられている。一方の第1のセンサー5Aおよび他方の第1のセンサー5Bは、吐水口31とシンクEの底部との間の領域S1(吐水口31から吐出される水の吐出領域)を検知領域としており、互いの検知領域は少なくとも一部が重複している。2つの第1のセンサー5A、5Bは、この検知領域に差し出された物体を検知可能であり、物体を検知している状態において第1出力を発生させて出力する。
自動水栓1は、2つの第1のセンサー5A、5Bが設けられているため、検知領域で物体を検知し易く、また、湯気などによる誤検知も抑制され、物体に対する検知精度が向上している。
第1のセンサー5は、人体の一部や皿などの物体を非接触で検知することが可能なセンサーである。第1のセンサー5の形態は特に限定されないが、例えば赤外線を用いた限定反射型光電センサーで構成することができる。限定反射型光電センサーは、投光部(図示していない)と受光部(図示していない)を有し、強い受光出力を得るために投受光の指向角度を小さくしたものであり、投光軸と受光軸が比較的大きな角度で交差する。このため、限定反射型光電センサーの動作領域(検知領域)は、投光光芒と受光光芒が交差する限られた距離範囲の領域である。
吐水部3の逆U字状の湾曲部32の上側面32aには、連続吐水用の第2のセンサー6が設けられている。
第2のセンサー6は、第1のセンサー5とは異なる領域に差し出された物体を検知可能であり、その物体を検知している状態において第2出力を発生させ出力する。具体的には、第2のセンサー6は、吐水部3の上方の領域S2を検知領域としており、この検知領域に差し出された物体を検知可能である。第2のセンサー6の形態も特に限定されず、第1のセンサー5と同様の構成とすることができる。
自動水栓1は、吐水部3に水を供給する配管系9や、配管系9に設けられた弁装置7を有している。この実施形態では、自動水栓1の配管系9は、流し台2の内部に設けられている。配管系9は、水道管から水道水が供給される給水管90、給湯器から湯が供給される給湯管91、及び水供給管92を有している。
給水管90の下流端と給湯管91の下流端は水供給管92の上流側端部に接続されている。水供給管92には給水管90の水と給湯管91の湯が供給される。水供給管92はその下流端が吐水部3に接続されている。給水管90の水と給湯管91の湯を混合して得られた混合水は水供給管92から吐水路を介して吐水部3に供給される。
また、配管系9は、給水管90と水供給管92を接続するバイパス管93を有している。バイパス管93には手動弁70が設けられている。停電や故障などの際に手動弁70を開くことで、給水管90の水をバイパス管93及び水供給管92を介して吐水部3から吐水できるようになっている。
弁装置7は、吐水口31に至る吐水経路(配管系9の一部)に設けられている。弁装置7は、手動弁70の他、電磁弁71、72、73によって構成されている。電磁弁71は、給水管90に設けられた給水流量調整用であり、その開度を変えることで給水管90から水供給管92に供給される水の流量が変更される。電磁弁72は給湯管91に設けられた給湯流量調整用であって、その開度を変えることで給湯管91から水供給管92に供給される湯の流量が変更される。
このように電磁弁71及び電磁弁72の開度を調節することで、給水管90及び給湯管91から水供給管92に供給される湯水の混合比を調節して、吐水部3から吐出される水の温度を調節することができる。また、電磁弁71および電磁弁72の開度を調節することで、給水管90及び給湯管91から水供給管92に供給される水の量を調節して、吐水口31から吐出される水の量を調節することができる。
また電磁弁73は水供給管92に設けられており、開閉することで水供給管92に供給された水を吐水口31に供給するか否か、すなわち、吐水部3からの水の吐水と吐水の停止が切り替えられるようになっている。
また、弁装置7には、給水管90や給湯管91に設けられた逆止弁74が設けられている。また、サーミスタVは、例えば湯温を調整するにあたって電磁弁71及び電磁弁72のフィードバック制御する際に用いることができる。
制御手段8は、例えば、ベース体2や弁装置7の付近に設けることができる。制御手段8は、第1のセンサー5、第2のセンサー6および弁装置7と電気的に接続されている。
第1のセンサー5によって物体が検知された際に生じる第1出力は、制御手段8へと伝達され、同様に、第2のセンサー6によって物体が検知された際に生じる第2出力も、制御手段8へと伝達される。
制御手段8は、第1のセンサー5からの第1出力および第2のセンサー6からの第2出力に基づいて弁装置7の開閉を制御する。これによって、制御手段8は、第1吐水モードおよび第2吐水モードにおける吐水と止水とを切り替える制御が可能であり、かつ、第1吐水モードと第2吐水モードとを相互に切り替える制御が可能である。
第1吐水モードでは、第1のセンサー5から第1出力が出力されている間は、制御手段8は、弁装置7を開にして吐水させ、かつ、第1のセンサー5から第1出力が出力されていない間は、制御手段8は、弁装置7を閉にして吐水を停止する。
すなわち、第1のセンサー5が検知領域の物体を検知したとき、第1のセンサー5からの第1出力を受けた制御手段8は、弁装置7の電磁弁73を開き、給水管90および給湯管91の両方または一方から水供給管92に供給された水を吐水部3から吐出開始する。また、第1のセンサー5が検知領域の物体を検知しないとき、第1出力は停止し、制御手段8は水供給管92に設けられた電磁弁73を閉じた状態にし、吐水部3からの吐水を停止状態とする。
なお、この実施形態では、自動水栓1に2つの第1のセンサー5(5A、5B)を設けている。このため、制御手段8は、両方の第1のセンサー5(5A、5B)からの第1出力を受けた場合に吐水が開始する(第1吐水モードが起動する)設定とすることができる。また、一方の第1のセンサー5(5Aまたは5B)からの第1出力を受けた段階で吐水が開始する設定とすることもできる。
第2吐水モードでは、第2のセンサー6による第2出力の連続時間の値が設定された第1閾値以上であり、かつ、設定された第2閾値未満である場合に、制御手段8は弁装置7を開にする。そして、次に、第2出力の連続時間の値が、第1閾値以上であり、かつ、第2閾値未満である第2出力が出力されるまで、制御手段8は、弁装置7を継続して開にして連続的に吐水する。
第2のセンサー6が検知領域の物体を継続して検知している状態では、第2出力が出力されている。そして、第2出力の連続時間の値が予め設定された第1閾値以上かつ第2閾値未満であることが一旦算出されると、制御手段8によって、第2吐水モードによる連続的な吐水が開始するように制御される。したがって、第2出力の連続時間(第2のセンサー6が検知領域の物体を検知している時間)の値が第1閾値に達していないときは、制御手段8は第2出力の測定時間をリセットし、第2吐水モードによる吐水は行わない。
第2吐水モードによる吐水が一旦開始すると、第2のセンサー6による物体の検知が非検知状態となっても吐水は継続する。そして、再び、第2のセンサー6が物体を検知し、第2出力の連続時間の値が第1閾値以上かつ第2閾値未満である第2出力が出力された場合に、制御手段8によって第2吐水モードによる連続的な吐水が停止するように制御される。
第1閾値と第2閾値は、適宜設定することができる。例えば、第1閾値は、第2のセンサー6が検知領域の物体を検知した後(第2出力を出力した後)、0.5秒〜2.0秒の範囲の一定値とすることができる。また、第2閾値は、第1閾値より長い時間であればよく、例えば、第2のセンサー6が検知領域の物体を検知した後、1.0秒〜5.0秒の範囲の一定値とすることができる。
さらに、制御手段8は、第2のセンサー6による第2出力の連続時間の値が、第2閾値以上である場合に、第1吐水モードと第2吐水モードとを相互に切り替える制御を行うことができる。これによって、例えば切替スイッチで操作しなくても、第1吐水モードと第2吐水モードを簡単な動作で確実に切り替えることができる。なお、切替スイッチなどを別途設けて、切替スイッチによる操作によっても第1吐水モードと第2吐水モードの切り替えができるように設定することもできる。
また、自動水栓1は、発音手段(図示していない)を備えることができる。第2のセンサー6による第2出力の連続時間の値が第2閾値以上である場合に、制御手段8は、発音手段の音を発生させる制御を行うことができる。すなわち、第1吐水モードと第2吐水モードとを相互に切り替える吐水モードの変更の制御が行われた際に、発音手段から発する音によって、使用者に吐水モード変更が行われたことを報知することができる。これによって、使用者が意図している吐水モードであるか否かの判断が容易になる。
この発音手段は、第2のセンサー6による第2出力の連続時間の値が第1閾値以上であり、かつ、第2閾値未満である場合にも、音を発するように設定されていることが好ましい。この場合に発せられる音は、第2出力の連続時間の値が第2閾値以上である場合の音とは異なる音であることがより好ましい。これによって、制御手段8によって、第1吐水モードと第2吐水モードの吐水・止水などが変更された場合に、その変更がなされたことを使用者に報知することができる。
なお、発音手段に代えて、LEDランプなどの発光手段を設けることもでき、発光手段の発光色によってモードの変更を報知することもできる。
図1、2に加え、さらに図3に基づいて、本発明の自動水栓の第1吐水モードと第2吐水モードの制御の一形態についてより詳しく説明する。図3は、本発明の自動水栓の制御手段による制御における、第2のセンサー6の第2出力の連続時間と第1閾値および第2閾値との関係を例示したタイミングチャートである。
図3に例示したように、自動水栓1の制御手段8において、第2のセンサー6の第2出力の連続時間の値に対応する第1閾値(T2)および第2閾値(T3)が予め設定されている。具体的には、第1閾値(T2)は第2出力が出力されてからA秒後の時点、第2閾値(T3)は第2出力が出力されてからB秒後の時点に設定されている。
図3のT1に例示したように、第2のセンサー6が検知領域の物体を検知すると、第2出力が出力されて制御手段8に伝達される。
そして、第2のセンサー6による物体の検知がA秒未満で非検知の状態になった場合は、第2出力の連続時間の値が第1閾値(T2)に達していないため、第2出力の連続時間の値はリセットされ、制御手段8は動作を起こさない。したがって、第1吐水モードおよび第2吐水モードが吐水中または止水中であっても、吐水および止水の状態や吐水モードの変更などは生じない。
一方、第2のセンサー6による第2出力の連続時間の値が第1閾値(T2)以上、第2閾値(T3)未満である(第2出力の連続時間がA秒以上、B秒未満である)場合は、制御手段8は、第2吐水モードによる吐水および止水を制御することができる。
具体的には、この場合、第1吐水モードまたは第2吐水モードの起動状況によって、制御手段8は、例えば以下のような制御することができる。
(1)第1吐水モードの止水中であるときは、第1吐水モードの止水中を継続するように制御される。
(2)第1吐水モードの吐水中であるときは、第1吐水モードの吐水中を継続するように制御される。
(3)第2吐水モードの止水中であるときは、第2吐水モードの吐水に変更されるように制御される。
(4)第2吐水モードの吐水中であるときは、第2吐水モードの止水に変更されるように制御される。
さらに、第2出力の連続時間の値が第2閾値(T3)以上である(第2出力の連続時間がB秒以上である)場合は、制御手段8は、第1吐水モードと第2吐水モードとを相互に切り替える制御を行うことができる。
具体的には、この場合、第1吐水モードまたは第2吐水モードの起動状況によって、制御手段8は、例えば以下のような制御することができる。
(1)第1吐水モードの止水中であるときは、第2吐水モードの止水に変更されるように制御される。なお、第2吐水モードの吐水に変更されるように制御してもよい。
(2)第1吐水モードの吐水中であるときは、第2吐水モードの止水に変更されるように制御される。なお、第2吐水モードの吐水に変更されるように制御してもよい。
(3)第2吐水モードの止水中であるときは、第1吐水モードに変更され、第1のセンサー5から第1出力が出力されているか否かで吐水または止水が決定されるように制御される。
(4)第2吐水モードの吐水中であるときは、第1吐水モードに変更され、第1のセンサー5から第1出力が出力されているか否かで吐水または止水が決定されるように制御される。
この実施形態における第2のセンサー6の第2出力の連続時間と、制御手段8による制御との関係を表1にまとめる。
Figure 0006519914
この実施形態の自動水栓1では、設定された第1閾値(T2)と第2閾値(T3)を基準にして、制御手段8による動作制御を行うため、誤検知によって意図しない制御が行われることが抑制される。また、自動水栓1は、第2のセンサー6の第2出力の連続時間によって、第1吐水モードと第2吐水モードとを相互に切り替える制御を行うことができる。このため、切替スイッチで操作しなくても、所望の時に第1吐水モードと第2吐水モードを確実に切り替えることができる。したがって、自動水栓1は、切替スイッチなどの設置スペースなどの制約がなく、比較的自由に自動水栓1のデザインを設計することができ、意匠性の向上を図ることができる。
本発明の自動水栓1は、以下の構成を有している。
一端に吐水口31を有する吐水部3。吐水口31に至る吐水経路に設けられた弁装置7。吐水口31付近の検知領域に差し出された物体を検知可能であり、かつ、物体を検知している状態において第1出力を出力する自動吐水用の第1のセンサー5(5A、5B)。第1のセンサー5とは異なる検知領域に差し出された物体を検知可能であり、かつ、物体を検知している状態において第2出力を出力する連続吐水用の第2のセンサー6。第1吐水モードおよび第2吐水モードにおける吐水と止水とを切り替える制御が可能であり、かつ、第1吐水モードと第2吐水モードとを相互に切り替える制御が可能である制御手段8。
第1吐水モードは、第1のセンサー5からの第1出力を出力している間は、制御手段8が弁装置7を開にして吐水させ、かつ、第1のセンサー5からの第1出力が出力されていない間は制御手段8が弁装置7を閉にして吐水を停止するモードである。第2吐水モードは、第2のセンサー6からの第2出力の連続時間の値が設定された第1閾値以上であり、かつ、設定された第2閾値未満である場合に、制御手段8は弁装置7を開にする。そして、次に、第1閾値以上であり、かつ、第2閾値未満である第2出力の連続時間の値となる第2出力が出力されるまで制御手段8は、弁装置7を継続して開にして連続的に吐水するモードである。
制御手段8は、第2のセンサー6による第2出力の連続時間の値が、第2閾値以上である場合に、第1吐水モードと第2吐水モードとを相互に切り替える制御を行う。
本発明の自動水栓は、以上の実施形態に限定されることはない。例えば、制御手段は、吐水部の付近や弁装置の付近以外の箇所に設けることもできる。また、第1のセンサー、第2のセンサーは可視光や超音波を用いたその他の人体検知センサーであってもよい。さらに、図1に例示した第1のセンサーのいずれか一方を省略することもでき、第2のセンサーの配設箇所は適宜設計することができる。また、第1閾値、第2閾値は適宜設定することができ、制御手段による吐水・止水の制御や第1吐水モードと第2吐水モードを切り替える制御は表1に示した形態に限定されることはない。そして、本発明の自動水栓は流し台に限られず、洗面台などの従来から水栓が用いられるその他の場所にも設置することができる。
1 自動水栓
3 吐水部
5、5A、5B 第1のセンサー
6 第2のセンサー
7 弁装置
8 制御手段



Claims (3)

  1. 一端に吐水口を有する吐水部と、
    前記吐水口に至る吐水経路に設けられた弁装置と、
    前記吐水口付近の検知領域に差し出された物体を検知可能であり、かつ、物体を検知している状態において第1出力を出力する自動吐水用の第1のセンサーと、
    前記第1のセンサーとは異なる検知領域に差し出された物体を検知可能であり、かつ、物体を検知している状態において第2出力を出力する連続吐水用の第2のセンサーと、
    第1吐水モードおよび第2吐水モードにおける吐水と止水とを切り替える制御が可能であり、かつ、前記第1吐水モードと前記第2吐水モードとを相互に切り替える制御が可能である制御手段と、
    を備えた自動水栓であって、
    前記第2のセンサーの前記検知領域は、前記吐水部の上方の領域であり、
    前記第1吐水モードは、前記第1のセンサーからの前記第1出力が出力されている場合に、前記制御手段が前記弁装置を開にして吐水させ、かつ、前記第1のセンサーからの第1出力が出力されていない場合に、前記制御手段が前記弁装置を閉にして吐水を停止するモードであり、
    前記第2吐水モードは、前記第2のセンサーからの前記第2出力の連続時間の値が設定された第1閾値以上であり、かつ、設定された第2閾値未満である場合に、前記制御手段が前記弁装置を開にし、次に、前記第2出力の連続時間の値が前記第1閾値以上であり、かつ、前記第2閾値未満である前記第2出力が出力されるまで、前記制御手段が弁装置を継続して開にして連続的に吐水するモードであり、
    前記制御手段は、前記第2のセンサーによる前記第2出力の連続時間の値が、前記第2閾値以上である場合に、前記第1吐水モードと前記第2吐水モードとを相互に切り替える制御を行うことを特徴とする自動水栓。
  2. 発音手段を備え、前記第2のセンサーによる前記第2出力の連続時間の値が前記第2閾値以上である場合に、前記制御手段は前記発音手段の音を発生させることを特徴とする請求項1に記載の自動水栓。
  3. 前記制御手段は、前記第2のセンサーによる前記第2出力の連続時間の値が、前記第1閾値以上であり、かつ、前記第2閾値未満である場合に、前記発音手段に前記第2出力の連続時間の値が前記第2閾値以上である場合の音とは異なる音を発生させることを特徴とする請求項2に記載の自動水栓。

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