JP6198096B2 - 水栓装置 - Google Patents

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Description

本発明は人体の一部を検知するセンサーの検知結果に基づいて吐水態様を変化させる水栓装置に関する。
特許文献1には自動水栓が開示されている。この自動水栓の吐水管の上面には、上方に差し出された手を検知する原水用センサーと浄水用センサーとが設けられている。この自動水栓は、原水用センサーで手を検知する度に吐水口からの原水の吐出と吐出の停止を交互に行う。また、浄水用センサーで手を検知する度に吐水口からの浄水の吐出と吐出の停止を交互に行う。
特開2007−154587号公報
ところで、特許文献1に開示される原水用センサー及び浄水用センサーは共に吐水管の上面に設けられており、つまり全てのセンサーが吐水管の上面に設けられている。このため、吐水管の上方に手をかざしたときに、利用者が意図するセンサーとは別のセンサーによって手が検知される可能性があり、これにより誤動作を招く恐れがある。
本発明は前記事情に鑑みてなされたものであって、センサーの検知により吐水の態様を変更するにあたって誤動作が生じ難い水栓装置を提供することを課題とする。
前記課題を解決するために本発明の水栓装置は、水を吐出する吐水部と、前記吐水部の吐水量を変更する吐水量変更手段と、前記吐水部の吐水温度を変更する吐水温度変更手段と、複数のセンサーと、制御部とを備え、前記吐水部は、設置箇所から立ち上がるベースと、前記ベースから立ち上がるスパウトとを有し、前記複数のセンサーは、前記スパウトに設けられた一対の吐水量変更用センサーと、前記ベースに設けられた一対の吐水温度変更用センサーとを含み、前記一対の吐水量変更用センサーのうちの一方の吐水量変更用センサーは、前記スパウトを挟んだ両側のうちの一方側を検知領域として該検知領域に存在する人体の一部を非接触で検知し、且つ他方の吐水量変更用センサーは、前記スパウトを挟んだ両側のうちの他方側を検知領域として該検知領域に存在する人体の一部を非接触で検知し、前記一対の吐水温度変更用センサーのうちの一方の吐水温度変更用センサーは、前記ベースを挟んだ両側のうちの一方側を検知領域として該検知領域に存在する人体の一部を非接触で検知し、且つ他方の吐水温度変更用センサーは、前記ベースを挟んだ両側のうちの他方側を検知領域として該検知領域に存在する人体の一部を非接触で検知し、前記制御部は、前記一対の吐水量変更用センサーのうちの一方の吐水量変更用センサーで人体の一部を検知したときに前記吐水量変更手段を制御して前記吐水量を増加させ、且つ他方の吐水量変更用センサーで人体の一部を検知したときに前記吐水量変更手段を制御して前記吐水量を減少させ、前記制御部は、前記一対の吐水温度変更用センサーのうちの一方の吐水温度変更用センサーで人体の一部を検知したときに前記吐水温度変更手段を制御して前記吐水部の吐水温度を上げ、且つ他方の吐水温度変更用センサーで人体の一部を検知したときに前記吐水温度変更手段を制御して前記吐水部の吐水温度を下げることを特徴とする。
また、前記制御部は、前記一方の吐水量変更用センサーによって人体の一部を検知した際及び前記他方の吐水量変更用センサーによって人体の一部を検知した際において、その検知時間が長くなる程前記吐水量変更手段による吐水部の吐水量の変化量を増やすことが好ましい。
また、前記制御部は、前記一方の吐水温度変更用センサーによって人体の一部を検知した際及び前記他方の吐水温度変更用センサーによって人体の一部を検知した際において、その検知時間が長くなる程前記吐水温度変更手段による吐水部の吐水温度の変化量を増やすことが好ましい。
また、前記一対の吐水量変更用センサーの各々限定反射型光電センサーであることが好ましい。
また、前記一対の吐水温度変更用センサーの各々が、限定反射型光電センサーであることが好ましい。
本発明にあっては、吐水部の両側の検知領域のうちの一方に手等を入れて吐水態様を変更したり、他方に手等を入れて吐水態様を前記一方に手等を入れた場合とは異なる態様に変更したりすることができる。また、両センサーを吐水部の両側に分けて設けることができ、両センサーのうちの一方のセンサーにかざした手が他方のセンサーで検知され難くなる。
本発明の実施形態の水栓装置を設置した流し台の要部斜視図である。 同上の水栓装置が設けられた流し台の断面図である。 同上の水栓装置の構成図である。 同上の水栓装置の上方から見たときのセンサーの検知領域を示した説明図である。
以下、本発明を添付図面に基づいて説明する。図1及び図2には、本実施形態の水栓装置1が設けられた流し台2が示されている。なお、以下では水栓装置1を流し台2に設置した状態における方向を基準にして説明し、流し台2から見て利用者が立つ側を前方として説明する。また、以下の説明における左右方向は流し台2を利用する利用者から見た方向を基準にしたものである。
流し台2の上部には、流し台2の上方に開口するシンク20が設けられている。水栓装置1は流し台2の上方よりシンク20に水を供給するものであって、利用者はこの水を利用してシンク20内で食器や調理器具、食材等の被洗浄物を洗浄する。
図3に示されるように水栓装置1が備える吐水系統は、シンク20に水を吐出する吐水部3、吐水部3に水を供給する配管系4、及び配管系4に設けられた弁5を有している。また、水栓装置1は、センサー6や、センサー6の検知結果に基づいて弁5を制御する制御部7を備えている。
水栓装置1の本体を構成する吐水部3は、図1に示されるようにシンク20の後端部に設けられている。吐水部3は、シンク20の槽部200の上端部より後方に突出したフランジ部201上に設けられている。吐水部3は、シンク20のフランジ部201から立ち上がるベース30と、ベース30の上端面から立ち上がるスパウト31を有している。なお、図示例の吐水部3はシンク20に設けられているが、例えば流し台2の上面においてシンク20の後方に位置する部分に設けてもよい。
ベース30は吐水部3の突出基部を構成している。ベース30は縦長であって、その前後寸法は下端部から上側に行く程大きくなっている。ベース30は、下端部よりも上方の部分が前後寸法よりも左右寸法が短くなっており、平面視で前後に長い形状である。
スパウト31は平面視においてシンク20の槽部200に後方から突出している。スパウト31は側面視逆U字状に湾曲した管状に形成されており、ベース30から上方に突出した後に前側において下方に折り返されている。スパウト31の先端部には下方に開口する吐水口310が設けられている。
吐水口310はベース30の前側で且つシンク20の槽部200の上方に位置している。吐水部3の内部には吐水口310に水を供給する吐水路(不図示)が形成されている。
図2に示されるように配管系4は流し台2の内部に設けられている。配管系4は、図3に示されるように水道管から水道水が供給される給水管40、給湯器から湯が供給される給湯管41、及び水供給管42を有している。給水管40の下流端と給湯管41の下流端は水供給管42の上流側端部に接続されている。水供給管42には給水管40の水と給湯管41の湯が供給される。水供給管42はその下流端が前記吐水部3の吐水路の上流端に接続されている。給水管40の水と給湯管41の湯を混合して得られた混合水は水供給管42から前記吐水路を介して吐水口310に供給される。
配管系4は、給水管40と水供給管42を接続するバイパス管43を有している。バイパス管43には手動弁50が設けられている。停電や故障等の際に手動弁50を開くことで、給水管40の水をバイパス管43及び水供給管42を介して吐水口310から吐出できるようになっている。
図2に示されるように配管系4の一部には弁ブロック8が設けられている。図3に示されるように弁ブロック8は、弁5として、手動弁50の他、弁51〜53を有している。
弁51は給水管40に設けられた給水流量調整用の電動弁であり、その開度を変えることで給水管40から水供給管42に供給される水の流量が変更される。弁52は給湯管41に設けられた給湯流量調整用の電動弁であって、その開度を変えることで給湯管41から水供給管42に供給される湯の流量が変更される。
前記のように弁51及び弁52の開度を調節することで、給水管40及び給湯管41から水供給管42に供給される湯水の混合比を調節して、吐水口310から吐出される水の温度を調節することができる。すなわち、本実施形態では、弁51及び弁52が吐水部3の吐水態様の一つである吐水温度を変更するための吐水温度変更手段を構成している。
また、弁51及び弁52の開度を調節することで、給水管40及び給湯管41から水供給管42に供給される水の量を調節して、吐水口310から吐出される水の量を調節することができる。つまり、本実施形態では弁51及び弁52が吐水部3の吐水態様の一つである吐水量を変更するための吐水量変更手段を構成している。
弁53は水供給管42に設けられた電磁弁であって、開閉することで水供給管42に供給された水を吐水口310に供給するか否か、すなわち、吐水口310から水を吐出するか否かが切り替えられるようになっている。すなわち、本実施形態では、弁53が吐水部3の吐水態様の一つである吐水の有無を切り替えるための吐水切替手段を構成している。
なお、弁ブロック8には、給水管40や給湯管41に設けられた逆止弁54が設けられている。また、図3中符号9は測定するサーミスタである。このサーミスタ9は、例えば湯温を調整するにあたって弁51及び弁52のフィードバック制御する際に用いられる。
図1や図4に示されるように吐水部3にはセンサー6としてセンサー60〜64が設けられている。各センサー60〜64は人体の一部を非接触で検知する人感センサーである。なお、これらセンサー60〜64は人体の一部だけでなく、皿等の物体も検知できる。
各センサー60〜64は、例えば赤外線を用いた限定反射型光電センサーで構成される。限定反射型光電センサーは図示しない投光部と受光部を有し、強い受光出力を得るために投受光の指向角度を小さくしたものであり、投光軸と受光軸が比較的大きな角度で交差する。このため、限定反射型光電センサーの動作領域(検知領域)は、投光光芒と受光光芒が交差する限られた距離範囲のみの領域(限定領域)に限定される。
図1に示されるように吐水部3のスパウト31にはセンサー設置部33が設けられている。センサー設置部33は逆U字状のスパウト31の下方に折り返した前部から後方に突出して設けられている。
センサー設置部33は、図4に示されるように平面視でスパウト31の前部と重複している。センサー設置部33にはセンサー60が設けられている。センサー60はセンサー設置部33の下方領域、具体的には、スパウト31の吐水口310の下側で且つシンク20(槽部200)の底部上側であって吐水口310から水が吐出される領域を検知領域600(図1参照)とし、検知領域600に人体の一部や皿等が入ったときにこれを検知する。
図4に示されるようにセンサー設置部33には、センサー60に加えて、左右一対のセンサー61、62が設けられている。センサー61はセンサー設置部33の右側面部に設けられている。センサー61はセンサー設置部33の右側を検知領域610とし、検知領域610に存在する人体の一部を検知する。すなわち、センサー61はスパウト31の右側に人体の一部である手等が入ったときにこれを検知する。センサー62はセンサー設置部33の左側を検知領域620とし、検知領域620に存在する人体の一部を検知する。すなわち、センサー62はスパウト31の左側に人体の一部である手等が入ったときにこれを検知する。
吐水部3のベース30には左右一対のセンサー63、64が設けられている。センサー63はベース30の右側面部に設けられている。センサー63はベース30の右側の領域を検知領域630とし、検知領域630に存在する人体の一部を検知する。すなわち、センサー63はベース30の右側に人体の一部である手等が入ったときにこれを検知する。センサー64はベース30の左側面部に設けられている。センサー64はベース30の左側の領域を検知領域640とし、検知領域640に存在する人体の一部を検知する。すなわち、センサー64はベース30の左側に人体の一部である手等が入ったときにこれを検知する。
センサー61の検知領域610とセンサー62の検知領域610、センサー63の検知領域630とセンサー64の検知領域640は左右対称位置に存在する。また、センサー63の検知領域630はセンサー61の検知領域610の後斜め下方に存在し、ンサー64の検知領域640はセンサー62の検知領域620の後斜め下方に存在する。
図3に示される制御部7は、例えば吐水部3又は弁ブロック8に設けられる。なお、制御部7は、吐水部3や弁ブロック8以外の箇所に設けてもよい。制御部7には弁51〜53及びセンサー60〜64が電気的に接続されている。
各センサー60〜64は対応する検知領域に人体の一部が存在するか否かを常時又は間欠的に検知し、この検出結果を制御部7に伝える。制御部7は吐水部3に設けられたセンサー60の検知結果に基づいて水供給管42に設けられた弁53を制御して、吐水部3による吐水の有無を切り替える。すなわち、センサー60がその検知領域600である吐水口310下側領域に入った人体の一部や皿等を検知したとき、制御部7は水供給管42に設けられた弁53を開き、給水管40及び給湯管41の両方又は一方から水供給管42に供給された水を吐水口310から吐出開始する。また、センサー60がその検知領域600において人体の一部等を検知しないとき、制御部7は水供給管42に設けられた弁53を閉じた状態にし、吐水口310からの水の吐出を停止状態とする。従って、利用者が水栓装置1を利用するにあたって吐水口310から水を吐出するには、吐水口310下側の領域に手を入れ、この手をセンサー60に検知させればよい。また、吐水口310からの水の吐出を停止するには、吐水口310下側の検知領域600にある手を検知領域600の外側へ移動すればよい。
制御部7は、センサー設置部33の左右に設けられたセンサー61、62の検知結果に基づいて給水管40に設けられた弁51及び給湯管41に設けられた弁52を制御し、これにより吐水部3の吐水量を制御する。すなわち、センサー61がその検知領域610であるスパウト31の右側領域に入った人体の一部を検知したとき、制御部7は弁51及び弁52の開度を大きくする。これにより吐水口310から吐出される水の量は増加した値に設定される。このときは例えば弁51の開度(開口面積)と弁52の開度(開口面積)の比を維持したまま弁51及び弁52の開度を大きくすることで、吐水温度が維持される。また、センサー62がその検知領域620であるスパウト31の左側の領域に入った人体の一部を検知したとき、制御部7は弁51及び弁52の開度を小さくする。これにより吐水口310から吐出される水の量は減少した値に設定される。なお、このときも吐水温度は維持される。従って、利用者が吐水部3から吐出される水の量を多くするには、例えば吐水部3から水が吐出される前においてスパウト31の右側方に手を入れてこの手をセンサー61に検知させればよい。また、吐水部3から吐出される水の量を少なくするには、スパウト31の左側方に手を入れてこの手をセンサー62に検知させればよい。なお、吐水部3から水が吐出されているときにおいては、前記と同様にセンサー61又はセンサー62に手をかざすことで吐水量を変更できるようにしてもよいし、変更不能としてもよい。
ところで、前記吐水量の変更はセンサー61、62により人体の一部を検知する度に行われる。しかし、吐水量を複数段階増加させる場合及び吐水量を複数段階減少させる場合に、その都度センサー61、62に手をかざすと動作回数が増えて煩雑になる可能性がある。そこで、センサー61、62により人体の一部を検知する時間が予め設定された時間よりも長くなったとき前記吐水部3の吐水量の変更量を増加させてもよい。このようにすることで、センサー61、62に手を長時間かざすだけで、吐水部3の吐水量を大きく変更することができ、センサー61、62に手をかざす動作回数を少なくすることができる。なお、前記吐水量の変更量の増加は、センサー61、62により人体の一部を一度検知したときにおいて、一段階のみ行われるものであってもよいし、複数段階行われるものであってもよい。ここで、後者の場合は、センサー61、62による人体の検知時間が長くなる程吐水量の変更量が増加することとなる。
制御部7は、吐水部3のベース30の左右に設けられたセンサー63、64の検知結果に基づいて給水管40に設けられた弁51及び給湯管41に設けられた弁52を制御し、これにより吐水部3の吐水温度を制御する。センサー63がその検知領域630であるベース30右側の領域に入った人体の一部を検知したとき、制御部7は、弁51の開度と弁52の開度のうちの一方又は両方を変化させ、これにより吐水口310から吐出される水の温度が上昇した値になるようにする。このとき例えば弁51の開口面積と弁52の開口面積の和を維持する等して、吐水部3の吐水流量は維持される。また、センサー64がその検知領域640であるベース30左側の領域に入った人体の一部を検知したとき、制御部7は、弁51の開度と弁52の開度のうちの一方又は両方を変化させ、これにより吐水口310から吐出される水の温度が減少した値になるようにする。このときも吐水部3の吐水流量は維持される。従って、利用者が吐水部3から吐出される水の温度を高くするには、例えば吐水部3から水が吐出される前においてベース30の右側方に手を入れてこの手をセンサー63に検知させればよい。また、吐水部3から吐出される水の温度を低くするには、ベース30の左側方に手を入れてこの手をセンサー64に検知させればよい。なお、吐水部3から水が吐出されているときにおいては、前記のようにセンサー63又はセンサー64に手を検知させて吐水温度を変更できるようにしてもよいし、変更不能としてもよい。
ところで、前記吐水部3の吐水温度の変更は、センサー63、64により人体の一部を検知する度に行われる。しかし、この場合も吐水温度を複数段階上昇させる場合及び吐水温度を複数段階下降させる場合に、その都度センサー63、64に手をかざすことは動作回数が増えて煩雑になる可能性がある。そこで、センサー63、64により人体の一部を検知する時間が予め設定された時間よりも長くなったとき前記吐水部3の吐水温度の変更量を増加させてもよい。このようにすることで、センサー63、64に手を長時間かざすだけで、吐水部3の吐水温度を大きく変更することができ、センサー63、64に手をかざす動作回数を少なくすることができる。なお、前記吐水温度の変更量の増加は、センサー63、64により人体を一度検知したときにおいて、一段階のみ行われるものであってもよいし、複数段階行われるものであってもよい。ここで、後者の場合は、センサー63、64による人体の検知時間が長くなる程吐水温度の変更量が増加していくこととなる。
以上説明した本実施形態の水栓装置1は、吐水部3の吐水態様を変更する吐水態様変更手段として、弁51及び弁52で構成された吐水量変更手段を備えている。また、吐水部3を挟んだ両側のうちの一方側を検知領域610として検知領域610に存在する人体の一部を非接触で検知するセンサー61を備えている。また、吐水部3を挟んだ両側のうちの他方側を検知領域620として検知領域620に存在する人体の一部を非接触で検知するセンサー62を備えている。そして、制御部7はセンサー61で人体の一部を検知したときに、弁51及び弁52を制御して吐水部3の吐水量を増加させる。また、センサー62で人体の一部を検知したときに、弁51及び弁52を制御して吐水部3の吐水量を減少させる。この構成により、利用者は吐水部3の両側のうちの一方に手をかざして吐水量を増加させたり、他方に手をかざして吐水量を減少させたりすることができる。また、この場合、両センサー61、62を吐水部3の両側に分けて設けることができ、両センサー61、62のうちの一方のセンサーにかざした手が他方のセンサーで検知され難くなる。このため、センサー61、62の誤検知による誤動作が生じ難くなる。また、この場合、利用者は吐水部3に触れることなく吐水部3の吐水量を変更することができる。すなわち、利用者は被洗浄物を洗浄する際に手が濡れたり油や洗剤で手が汚れたりする恐れがあるが、この手で吐水部3を触って吐水部3を水で濡らしたり汚したりすることが生じ難くなる。
また、本実施形態の水栓装置1は、吐水部3から吐出される水の態様を変更する吐水態様変更手段として、弁51、52で構成された吐水温度変更手段を備えている。また、吐水部3を挟んだ両側のうちの一方側を検知領域630として検知領域630に存在する人体の一部を非接触で検知するセンサー63を備えている。また、吐水部3を挟んだ両側のうちの他方側を検知領域640として検知領域640に存在する人体の一部を非接触で検知するセンサー64を備えている。そして、制御部7は、センサー61で人体の一部を検知したときに弁51及び弁52を制御して吐水部3の吐水温度を上げ且つセンサー62で人体の一部を検知したときに弁51及び弁52を制御して吐水部3の吐水温度を下げる。この構成により、利用者は吐水部3の両側のうちの一方に手をかざして吐水温度を上げたり、他方に手をかざして吐水温度を下げたりすることができる。また、両センサー63、64を吐水部3の両側に分けて設けることができ、両センサー63、64のうちの一方のセンサーにかざした手が他方のセンサーで検知され難くなる。このため、センサー63、64の誤検知による誤動作が生じ難くなる。また、この場合、利用者は吐水部3に触れることなく吐水部3の吐水温度を変更することができる。このため、油や洗剤の付いた手で吐水部3を汚してしまうといったことが一層生じ難くなる。
また、本実施形態ではセンサー61〜64が限定反射型光電センサーである。このため、限定された検知領域610〜640に手が入った場合にのみこれをセンサー61〜64で検知することができる。従って、誤検知を抑制し、利用者が意図したとおりに吐水量や吐水温度を変更することが可能となる。
また、本実施形態の吐水部3は、先端部に水を吐出する吐水口310が設けられたスパウト31を有し、スパウト31にセンサー61、62が設けられている。このため、センサー61、62の検知領域610、620を利用者に近い位置にして、吐水量の変更を容易に行うことが可能になる。
なお、本実施形態では弁51、52を電動弁とし、弁53を電磁弁としたが、弁51〜53は電磁弁又は電動弁のいずれの電気的駆動弁であってもよい。また、本実施形態では吐水量変更手段を弁51、52で構成したが、例えば弁53を流量調整機能を備えた電動弁や電磁弁とし、この弁53を吐水量変更手段としても構わない。また、吐水温度変更手段は、給水管40から水供給管42に供給される水の量を調節する弁51と、給湯管41から水供給管42に供給される湯の量を調節する弁52で構成したが、例えばその他の混合弁や加熱手段等によって構成してもよい。
また、センサー60〜64は可視光や超音波を用いたその他の人体検知センサーであってもよい。また、センサー61、62をベース30の左右両側に、センサー63、64をスパウト31の左右両側に設けても構わない。また、本実施形態ではセンサー61の検知領域610をスパウト31の右側とし、センサー62の検知領域620をスパウト31の左側とした。しかし、センサー61の検知領域610をスパウト31の左側とし、センサー62の検知領域620をスパウト31の右側としてもよい。同様にセンサー63の検知領域630をベース30の左側とし、センサー64の検知領域640をベース30の右側としてもよい。
また、本実施形態では、吐水部3の左右両側にセンサー61〜64を設け、吐水量及び吐水温度を変更可能にした。しかし、吐水部3の左右両側にセンサー61、62のみを設け、吐水量のみを変更可能にしてもよいし、吐水部3の左右両側にセンサー63、64のみを設け、吐水温度のみを変更可能にしてもよい。
また、本実施形態では、センサー60の検知結果に基づいて吐水部3の吐水の有無を切り替えるようにした。しかし、センサー60に代えて、吐水部3の吐水の有無を切り替えるためのセンサーを、センサー61、62や、センサー63、64と同様に、吐水部3の両側に設けてもよい。すなわち、この場合は、吐水部3の両側のセンサーのうちの一方が人体の一部を検知したときに吐水が開始され、他方が人体の一部を検知したときに吐水が停止される。なお、この場合、センサー61〜64を省略し、吐水の有無のみを変更可能にしてもよい。
また、センサー60及び弁53を省略し、センサー61、62の検知結果に基づいて弁51及び弁52を閉じた状態にできるようにし、これにより吐水の有無を切り替えられるようにしてもよい。このようにすることで、利用者は吐水部3の両側のうちの一方に手をかざして吐水を開始したり、他方に手をかざして吐水を停止させたりすることができる。なお、この場合、センサー63、64を省略し、吐水量及び吐水の有無のみ、又は吐水の有無のみを変更可能にしてもよい。
また、本発明の水栓装置1は流し台2に限られず洗面台等の従来から水栓が用いられるその他の箇所にも設置して利用してもよい。
1 水栓装置
3 吐水部
7 制御部
61 センサー
62 センサー
63 センサー
64 センサー
610 検知領域
620 検知領域
630 検知領域
640 検知領域

Claims (5)

  1. 水を吐出する吐水部と、
    前記吐水部の吐水量を変更する吐水量変更手段と、
    前記吐水部の吐水温度を変更する吐水温度変更手段と、
    複数のセンサーと、
    制御部とを備え、
    前記吐水部は、
    設置箇所から立ち上がるベースと、
    前記ベースから立ち上がるスパウトとを有し、
    前記複数のセンサーは、
    前記スパウトに設けられた一対の吐水量変更用センサーと、
    前記ベースに設けられた一対の吐水温度変更用センサーとを含み、
    前記一対の吐水量変更用センサーのうちの一方の吐水量変更用センサーは、前記スパウトを挟んだ両側のうちの一方側を検知領域として該検知領域に存在する人体の一部を非接触で検知し、且つ他方の吐水量変更用センサーは、前記スパウトを挟んだ両側のうちの他方側を検知領域として該検知領域に存在する人体の一部を非接触で検知し、
    前記一対の吐水温度変更用センサーのうちの一方の吐水温度変更用センサーは、前記ベースを挟んだ両側のうちの一方側を検知領域として該検知領域に存在する人体の一部を非接触で検知し、且つ他方の吐水温度変更用センサーは、前記ベースを挟んだ両側のうちの他方側を検知領域として該検知領域に存在する人体の一部を非接触で検知し、
    前記制御部は、前記一対の吐水量変更用センサーのうちの一方の吐水量変更用センサーで人体の一部を検知したときに前記吐水量変更手段を制御して前記吐水量を増加させ、且つ他方の吐水量変更用センサーで人体の一部を検知したときに前記吐水量変更手段を制御して前記吐水量を減少させ、
    前記制御部は、前記一対の吐水温度変更用センサーのうちの一方の吐水温度変更用センサーで人体の一部を検知したときに前記吐水温度変更手段を制御して前記吐水部の吐水温度を上げ、且つ他方の吐水温度変更用センサーで人体の一部を検知したときに前記吐水温度変更手段を制御して前記吐水部の吐水温度を下げることを特徴とする水栓装置。
  2. 前記制御部は、前記一方の吐水量変更用センサーによって人体の一部を検知した際及び前記他方の吐水量変更用センサーによって人体の一部を検知した際において、その検知時間が長くなる程前記吐水量変更手段による吐水部の吐水量の変化量を増やすことを特徴とする請求項1に記載の水栓装置。
  3. 前記制御部は、前記一方の吐水温度変更用センサーによって人体の一部を検知した際及び前記他方の吐水温度変更用センサーによって人体の一部を検知した際において、その検知時間が長くなる程前記吐水温度変更手段による吐水部の吐水温度の変化量を増やすことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の水栓装置。
  4. 前記一対の吐水量変更用センサーの各々が、限定反射型光電センサーであることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の水栓装置。
  5. 前記一対の吐水温度変更用センサーの各々が、限定反射型光電センサーであることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の水栓装置
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