JP2011024943A - 浴槽自動洗浄装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】浴槽洗浄性能の向上を図った浴槽自動洗浄装置を提供する。
【解決手段】洗浄ノズル11から所定量の洗剤を噴射して浴槽1内を洗浄する標準洗いモードと、洗浄ノズル11から所定量より多くの洗剤を噴射して浴槽1内を洗浄する念入り洗いモードとを、択一的に実行可能な制御手段を備えた浴槽自動洗浄装置であって、浴槽1の排水回数が予め設定された基準回数に到達した場合に、念入り洗いモードでの浴槽洗浄を自動選択する。
【選択図】図1

Description

本発明は、浴槽内へ洗浄液を噴射させてその内壁面の汚れを自動的に洗い落とす浴槽自動洗浄装置に関するものである。
従来、浴槽内に設けた洗浄ノズルから所定量の洗剤を噴射して、浴槽を自動的に洗浄する浴槽洗浄ユニットを備えた浴槽自動洗浄装置が提供されている。例えば、所定量の洗剤を噴射して自動で浴槽洗浄を行う標準洗いモードと、標準洗いモードよりも洗剤量を多くして自動で浴槽洗浄を行う念入り洗いモードとを使用者が選択して切り換えることができる浴槽自動洗浄装置が提案されている(例えば、特許文献1)。この種の浴槽自動洗浄装置においては、浴槽内の汚れを使用者が目視で判断し、リモコンなどに設けられた各モードに対応する洗浄スイッチを押すことにより浴槽洗浄が行われる。しかしながら、浴槽内の汚れの程度を目視により判断するのは困難であり、そのため使用者の手動により洗浄モードを切り換えるだけでは、高い浴槽洗浄性能を確保することが難しい。
一方、最近の浴槽には、浴槽内に気泡を含んだ湯水を噴射させるジェット機能が一般装備される傾向がある。このようなジェット機能を使用した場合、ジェット機能を使用しない場合に比べて浴槽内に汚れがより付着し易くなる。そこで、浴槽内に気泡を含んだ湯水を噴射させるジェット機能と、洗浄ノズルから噴射させた洗浄液によって浴槽内の汚れを洗い落とす浴槽洗浄機能とを有し、ジェット機能の使用回数が増えれば自動で念入り洗いモードによる浴槽洗浄を行う浴槽自動洗浄装置が提案されている(例えば、特許文献2)。
このものでは、浴槽内が比較的汚れ易いジェット機能の使用頻度が増えれば、標準洗いモードより高い洗浄効果を有する念入り洗いモードで浴槽の洗浄がなされるから、良好な浴槽洗浄性能を発揮できる。
特開平10−234598号公報
特開平11−206603号公報
しかしながら、上記特許文献2の浴槽自動洗浄装置では、ジェット機能を備えた浴槽自動洗浄装置でなければ、念入り洗いモードでの自動洗浄が行われない。従って、特許文献1のようなジェット機能を有さない浴槽自動洗浄装置では上記機能に基づいて浴槽洗浄を行うことができず、汎用性に欠けるという問題がある。また、ジェット機能を備えた浴槽自動洗浄装置であっても、ジェット機能を使用するかどうかは使用者が任意に選択するものであるため、浴槽の使用回数とジェット機能の使用回数とは必ずしも一致しない。従って、ジェット機能の使用頻度が低ければ、念入り洗いモードによる浴槽洗浄が行われないこととなる。そのため、ジェット機能を使用しない浴槽の使用回数が増えれば、その分、浴槽内に汚れが蓄積されてしまうという問題がある。
本発明は係る点に鑑みてなされたものであり、本発明の目的は、浴槽洗浄性能の向上を図った汎用性の高い浴槽自動洗浄装置を提供することにある。
本発明は、浴槽、前記浴槽内に設けた洗浄ノズル、前記浴槽を洗浄するための浴槽洗浄ユニット、及び前記洗浄ノズルから所定量の洗剤を噴射して浴槽内を洗浄する標準洗いモードと、前記洗浄ノズルから前記所定量より多くの洗剤を噴射して浴槽内を洗浄する念入り洗いモードとを、択一的に実行可能な制御手段を備えた浴槽自動洗浄装置であって、
前記制御手段が、浴槽の排水回数が予め設定された基準回数に到達した場合に、前記念入り洗いモードを自動選択する制御構成を有することを特徴とするものである。
上記浴槽自動洗浄装置によれば、使用者が目視により浴槽の汚れの判断を行なうことなく、浴槽の自動洗浄を実行するにあたって、浴槽の使用回数に相当する排水回数が基準回数に達していれば、念入り洗いモードを自動で選択して浴槽の洗浄がなされるから、浴槽内に汚れが蓄積し難い。また、上記浴槽自動洗浄装置によれば、ジェット機能を有さない浴槽自動洗浄装置においても、浴槽の使用回数に相当する排水回数に基づき標準洗いモード、念入り洗いモードが自動選択されるから、汎用性に優れている。
上記浴槽自動洗浄装置において、前記排水回数は、排水の際に浴槽内へ湯水を所定時間送り込んで配管内の残水を排出させるセルフクリーン動作の実行回数であることが望ましい。
セルフクリーン動作の実行回数を利用すれば、より正確に浴槽内の湯水の排水回数を検知することができる。
以上のように、本発明の浴槽自動洗浄装置によれば、浴槽の使用回数に応じて念入り洗いモードでの浴槽洗浄が行われるから、浴槽内に汚れが蓄積し難く、それゆえ高い浴槽洗浄性能を得ることができる。また、本発明の浴槽自動洗浄装置によれば、ジェット機能を有さない浴槽自動洗浄装置においても使用回数に応じた洗浄モードで自動洗浄を行うことができるから、汎用性に優れた浴槽自動洗浄装置を提供することができる。
本発明の実施の形態に係る浴槽自動洗浄装置を示す概略構成図である。 本発明の実施の形態に係る浴槽自動洗浄装置の湯張り動作を示す作動フローチャートである。 本発明の実施の形態に係る浴槽自動洗浄装置の浴槽洗浄動作を示す作動フローチャートである。
次に、上記した本発明を実施するための形態について、添付図面を参照しながら詳述する。
図1に示すように、本発明の実施の形態に係る浴槽自動洗浄装置は、洗浄ノズル11を備えた浴槽1と、出湯機能、自動湯張り機能、及び風呂追焚機能を有する給湯器2と、給湯器2で生成された湯を洗浄ノズル11から噴射させる浴槽洗浄ユニット3と、給湯器2や浴槽洗浄ユニット3を遠隔操作するためのリモコン5とで構成されている。
浴槽1の内壁面には、追焚する際の風呂水の吸込み口10a及び噴出し口10bを備えた追焚循環口具10が設けられており、この追焚循環口具10に洗浄ノズル11が一体形成されている。また、浴槽1の底部には、手動で開閉する排水栓12が設けられている。
洗浄ノズル11は、浴槽洗浄ユニット3の洗浄管路32へ繋がっており、給湯器2からこの洗浄管路32を介して送り込まれた湯水を、浴槽1の内壁面へ向けて放射状に噴射するように構成されている。
給湯器2は、給湯用ガスバーナ21Aから放出されるガスの燃焼熱を回収する給湯用熱交換器22Aと、追焚用ガスバーナ21Bから放出されるガスの燃焼熱を回収する追焚用熱交換器22Bとを備えている。
給湯用熱交換器22Aの入口は、上水道から延びる給水配管L1へ入水管路231を介して繋がっており、他方の出口は、カランKや浴槽洗浄ユニット3から延びる給湯配管L2へ出湯管路232を介して繋がっている。
追焚用熱交換器22Bの入口は、追焚循環口具10の吸込み口10aから延びる戻り側循環配管L3へ戻り湯管路233を介して繋がっており、他方の出口は、追焚循環口具10の噴出し口10bから延びる往き側循環配管L4へ往き湯管路234を介して繋がっている。
入水管路231は、その中間部で分岐し、混合管路235を介して出湯管路232へ合流する一方、出湯管路232は、その中間部で分岐し、バイパス管路238を介して往き湯管路234へ合流している。
入水管路231には、給水配管L1から送り込まれる水の流量を検知する水量センサ(以下、「給湯量センサ」という)24と、給水配管L1から混合管路235を介して給湯配管L2側へ送り出す水の量を調整可能な分流弁25とが上流側よりこの順序で配設されており、戻り湯管路233には、浴槽1内の湯水を追焚用熱交換器22Bとの間で循環させる循環ポンプ26と、浴槽1の水位を検知する水位検知器としての圧力センサ(以下、「水位センサ」という)27とが配設されている。また、バイパス管路238には、オンオフ式の開閉弁(以下、「バイパス開閉弁」という)28が配設されている。
給湯器2内には、給湯制御を行う給湯制御回路2Cが設けられている。この給湯制御回路2Cは、図示しないが、出湯運転の動作を実行するための出湯制御部、自動湯張り運転の動作を実行するための湯張り運転制御部、追焚運転の動作を実行するための追焚運転制御部の他、セルフクリーン動作が実行された際に排水信号を後述する洗浄制御回路3Cに送信する排水信号制御部等を備えており、マイクロコンピュータやメモリなどで構成されている。この給湯制御回路2Cに組み込まれた出湯動作や自動湯張り動作等の実行プログラムによって、分流弁25や循環ポンプ26、バイパス開閉弁28等の動作が電気的に制御される。
浴槽洗浄ユニット3は、給湯用熱交換器22A内で生成された湯を給湯配管L2から洗浄ノズル11へ導く洗浄管路32を備えており、この洗浄管路32には、給湯配管L2からの湯水の供給を遮断可能なオンオフ式の開閉弁(以下、「温水開閉弁」という)33と、給湯配管L2から送り込まれる湯水の流量を検知する水量センサ(以下、「噴射量センサ」という)35と、洗浄ノズル11への湯水の供給量を調整可能な水量制御弁(以下、「噴射量調整弁」という)36と、ベンチュリ管38とが、上流側よりこの順序で配設されている。
噴射量調整弁36は、弁開度を図示しないステッピングモータによって任意の位置に設定できる弁であり、この弁開度を変化させることで、洗浄ノズル11から浴槽1内へ噴射する湯水の流量を調整できる。
また、ベンチュリ管38の中央の縮径部(負圧形成部)には、洗剤を貯留する洗剤タンク40が洗剤供給管路41を介して接続されており、洗浄管路32へ送り込まれた湯水がこのベンチュリ管38の縮径部を通過する際、洗剤タンク40内の洗剤が、洗剤供給管路41を通って洗浄管路32へ引き込まれ、湯水と混合される。
洗剤供給管路41には、オンオフ式の開閉弁(以下、「洗剤開閉弁」という)43と、洗浄管路32への洗剤の供給量を切替可能な洗剤量調整弁46とが設けられている。
洗剤量調整弁46は、後述する標準濃度の洗浄液を生成する小開度と、後述する高濃度の洗浄液を生成する大開度とを、図示しないモータによって任意に切替可能な弁であり、この弁開度を切り替えることで、洗剤タンク40内から洗浄管路32内へ引き込まれる洗剤の量を調整できる。
浴槽洗浄ユニット3内には、本実施の形態の制御手段として機能する洗浄制御回路3Cが設けられている。この洗浄制御回路3Cは、図示しないが、標準洗いモードと念入り洗いモードとを切り換える洗浄制御部、念入り洗いモードでの浴槽洗浄が実行されたことを記憶するための念入り洗いモード記憶部、給湯制御回路2Cからの排水信号に応じて、前回念入り洗いモードでの浴槽洗浄が実行された後の排水回数を記憶するための排水回数記憶部、及び排水回数記憶部に記憶された排水回数が予め設定された基準回数に到達したかどうかを判定する比較部などを備えており、マイクロコンピュータやメモリなどで構成されている。この洗浄制御回路3Cに組み込まれた浴槽洗浄動作等の実行プログラムによって、温水開閉弁33や噴射量調整弁36、洗剤開閉弁43、洗剤量調整弁46等の動作が電気的に制御される。
給湯器2の給湯制御回路2C及び浴槽洗浄ユニット3の洗浄制御回路3Cは、図示しない電気配線を通じてリモコン5へ接続されており、このリモコン5に設けられた湯張りスイッチ51や浴槽洗浄スイッチ52等の操作に連動して、湯張り動作や浴槽洗浄動作等の実行プログラムが起動するように構成されている。
(動作の実際)
次に、上述した浴槽自動洗浄装置における浴槽1の動作について、図2及び3の作動フローチャートに従って説明する。
まず、図2に示すように、湯張り運転を行うため、リモコン5の運転スイッチ50が押されて給湯制御回路2C及び洗浄制御回路3Cが起動すると、さらに、リモコン5の湯張りスイッチ51が押されたか否かの監視を開始する(ST1)。
ST1のステップにて、湯張りスイッチ51が押されたことが確認されると(ST1でYes)、浴槽1の水位がリモコン5で設定された水位になるよう、給湯用熱交換器22A内で加熱された湯を浴槽1内へ送り込む自動湯張り動作を実行する。具体的には、自動湯張り動作の実行プログラムが開始されると、バイパス開閉弁28が開かれ、給水配管L1から、入水管路231、給湯用熱交換器22A、出湯管路232、バイパス管路238、往き側循環配管L4、及び往き湯管路234、戻り湯管路233を介し、戻り側循環配管L3を経由して浴槽1内へ水の供給が開始される。そして、入水管路231の通水量、即ち、給湯量センサ24の検知流量が基準値以上になれば、給湯用ガスバーナ21Aを点火して給湯用熱交換器22Aの加熱を開始するとともに、リモコン5で任意に設定した湯張り温度に合わせて分流弁25の開度比率を調整する。その後、給湯量センサ24の積算流量がリモコン5で任意に設定した水量になれば、バイパス開閉弁28を閉じるとともに給湯用ガスバーナ21Aを消火し、浴槽1への湯の供給を停止する(ST2)。
また、自動湯張り動作の終了後、浴槽1の排水栓12が抜かれ、水位センサ27の検知水位が所定高さ(例えば、追焚循環口具10の上縁位置)まで低下すると(ST3でYes)、バイパス開閉弁28が開かれ、給水配管L1から浴槽1内へ新しい湯を一定時間送り込んで戻り側循環配管L3や往き側循環配管L4内の残水を排出するセルフクリーン動作を実行する。具体的には、給湯制御回路2C内に組み込まれた図示しないタイマを作動するとともに、バイパス開閉弁28が開かれ、給水配管L1から、入水管路231、給湯用熱交換器22A、出湯管路232、バイパス管路238、往き側循環配管L4、及び往き湯管路234、戻り湯管路233を介し、戻り側循環配管L3を経由して浴槽1内へ水が供給される。そして、給湯量センサ24の検知流量が基準値以上になれば、給湯用ガスバーナ21Aを点火して給湯用熱交換器22Aの加熱を開始するとともに、予め設定された配管洗浄温度に合わせて分流弁25の開度比率を調整する。その後、上記タイマによる計測時間が所定時間に達すれば、バイパス開閉弁28を閉じるとともに給湯用ガスバーナ21Aを消火し、浴槽1への湯の供給を停止する(ST3〜ST4)。
そして、セルフクリーン動作の終了後、給湯制御回路2Cは洗浄制御回路3Cに排水信号を送信し、洗浄制御回路3C内の排水回数記憶部に記憶された排水回数であるセルフクリーン動作の実行回数(以下、「セルフクリーン回数」という)M1に「1」を加算記憶する(ST5)。
尚、図示を省略したが、上述のST1からST5のステップが実行されている間に、運転スイッチ50がオフされた場合、給湯制御回路2C及び洗浄制御回路3Cの起動を停止し、湯張りスイッチ51及び浴槽洗浄スイッチ52が押されたか否かの監視を終了するが、その際、洗浄制御回路3C内の排水回数記憶部に記憶されたセルフクリーン回数M1は、維持される。
次に、本実施の形態の浴槽洗浄運転の動作を説明する。図3は、本実施の形態の浴槽洗浄運転の動作を説明する作動フローチャートであり、図3に示すように、リモコン5の運転スイッチ50が押されて給湯制御回路2C及び洗浄制御回路3Cが起動すると、さらに、リモコン5の浴槽洗浄スイッチ52が押されたか否かの監視を開始する(ST11)。
ST11のステップにて、浴槽洗浄を行うためにリモコン5の浴槽洗浄スイッチ52が押されたことが確認されると(ST11でYes)、洗浄制御回路3C内の比較部は、前回念入り洗いモードでの浴槽洗浄が行なわれた後の上記セルフクリーン回数M1の加算結果が予め設定された基準回数S(例えば、5回)に到達したか否かをまず判定する(ST12)。
このとき、前回念入り洗いモードでの浴槽洗浄が行なわれた後のセルフクリーン回数M1が基準回数Sに達していなければ(ST12でNo)、浴槽1の使用回数が少なく、浴槽1内の汚れが比較的少ない状態であるとみなし、洗剤量調整弁46を「小開度」に設定するとともに、噴射量調整弁36を噴射量センサ35の検知流量に基づいて所定の開度に調整し、温水開閉弁33及び洗剤開閉弁43を予め設定された時間だけ開く「標準洗いモード」による浴槽洗浄が実行される(ST13)。
その結果、給湯器2で生成された湯と洗剤タンク40中の洗剤とが標準濃度で混合されて洗浄ノズル11から浴槽1の内壁面へ向けて標準濃度の洗浄液が一定時間噴射され、この標準濃度の洗浄液によって、浴槽1の内壁面に付着したごみや湯垢等の汚れが洗い落とされる。
一方、上記ST12のステップにて、セルフクリーン回数M1が基準回数Sに達していると判定された場合は(ST12でYes)、浴槽1の使用回数が増え、標準洗いモードによって十分に洗い落としきれなかった汚れが浴槽1内に蓄積し始める時期であるとみなし、洗剤量調整弁46を「大開度」に設定するとともに、噴射量調整弁36を噴射量センサ35の検知流量に基づいて所定の開度に調整し、温水開閉弁33及び洗剤開閉弁43を予め設定された時間だけ開く「念入り洗いモード」による浴槽洗浄が実行される(ST14)。
その結果、給湯器2で生成された湯と洗剤タンク40中の洗剤とが高濃度で混合されて洗浄ノズル11から浴槽1の内壁面へ向けて高濃度の洗浄液が一定時間噴射され、この高濃度の洗浄液によって、標準洗いモードで洗い落としきれずに浴槽1の内壁面に付着残留した油脂やタンパク質等の汚れが十分に洗い落とされる。
そして、念入り洗いモードによる浴槽洗浄の終了後、排水回数記憶部に記憶されているセルフクリーン回数M1を「0」にリセットする(ST15)。
浴槽1の内壁面の汚れは、浴槽1を使用した回数に比例して増加し易いが、上記実施の形態の浴槽自動洗浄装置によれば、排水を行う度に実行されるセルフクリーン動作の回数M1、即ち、浴槽1の使用回数に相当する排水回数が基準回数Sに達すれば、浴槽洗浄が実行された際に、自動で念入り洗いモードによる浴槽1の洗浄がなされるから、必要以上に洗剤を消費しないで、適切な時期(浴槽1内に汚れが蓄積し始める時期)に念入りに浴槽1の洗浄を行うことが可能となる。従って、浴槽1内に汚れが蓄積し難く、高い浴槽洗浄性能を発揮できる。
また、水位センサ27での水位検知により排水回数を検知する場合、浴槽1内の残り湯の使用によっても排水回数が検知されるおそれがあるが、上記浴槽自動洗浄装置によれば、セルフクリーン動作の実行回数を検知することにより排水回数が検知されるため、より正確に浴槽内の湯水の排水回数を検知することができる。
さらに、上記制御構成は、浴槽1内に気泡を含んだ湯水を噴射させるジェット機能を備えていない浴槽自動洗浄装置にも適用できるから、汎用性も高い。
[その他の実施の形態]
(1)上記実施の形態では、浴槽の排水回数に応じて自動で念入り洗いモードによる浴槽洗浄が行われるものを説明したが、この制御構成に加えて、リモコン5の図示しないモード切替スイッチが手動で押された場合にも、念入りモードによる浴槽洗浄動作を実行する制御構成としてもよい。
このものでは、適切な時期に自動で念入り洗いモードによる浴槽洗浄がなされるとともに、使用者の判断によっても念入りモードによる浴槽洗浄を行うことが可能であるから、使い勝手がよい。
(2)上記実施の形態では、浴槽の排水回数を1回毎に記憶し、前記排水回数が所定の基準回数に到達した場合に、念入り洗いモードによる浴槽洗浄が行われるものを説明したが、排水回数がnの倍数(例えば、5の倍数)に到達したか否かを基準としてもよい。
(3)上記実施の形態では、浴槽の排水回数に応じて、標準洗いモード及び念入り洗いモードを択一的に選択して浴槽洗浄が実行される浴槽自動洗浄装置について説明したが、さらに前記洗浄制御回路に念入り洗いモードによる浴槽洗浄の実行回数を記憶する念入り洗いモード実行回数記憶部を設け、念入り洗いモードによる浴槽洗浄の実行回数が所定回数(例えば、5回)行なわれた場合に、念入り洗いモードの洗剤量よりも多くの洗剤量を噴射して浴槽洗浄を行う特別念入り洗いモードによる浴槽洗浄を実行する制御構成としてもよい。
このものでは、長期間の浴槽の使用によって浴槽内に頑固な汚れが付着した場合でも、適切な時期に自動でより多量の洗剤を噴射して浴槽洗浄が行われるから、さらに高い浴槽洗浄性能を確保することができる。
(4)上記実施の形態では、セルフクリーン動作の実行回数を排水回数として計測するものを説明したが、他の動作によって排水回数を計測してもよい。例えば、排水栓の有無を検知するスイッチや排水栓近傍に流量センサを設けることにより、排水回数を検知してもよい。
(5)上記実施の形態では、洗剤量調整弁46の弁開度を切り替えることで、浴槽1へ噴射する洗剤の量を調整するものを説明したが、洗剤量調整弁46を設けないで、温水開閉弁33及び洗剤開閉弁43を開いている時間を切り替えることによって、洗浄ノズル11から浴槽1へ噴射する洗剤量を調整するものであってもよい。
1・・・浴槽
11・・・洗浄ノズル
2・・・給湯器
27・・・水位センサ(水位検知器)
2C・・・給湯制御回路
3・・・浴槽洗浄ユニット
32・・・洗浄管路
33・・・温水開閉弁
36・・・噴射量調整弁
3C・・・洗浄制御回路
40・・・洗剤タンク
41・・・洗剤供給管路
43・・・洗剤開閉弁
46・・・洗剤量調整弁

Claims (2)

  1. 浴槽、前記浴槽内に設けた洗浄ノズル、前記浴槽を洗浄するための浴槽洗浄ユニット、及び前記洗浄ノズルから所定量の洗剤を噴射して浴槽内を洗浄する標準洗いモードと、前記洗浄ノズルから前記所定量より多くの洗剤を噴射して浴槽内を洗浄する念入り洗いモードとを、択一的に実行可能な制御手段を備えた浴槽自動洗浄装置であって、
    前記制御手段は、浴槽の排水回数が予め設定された基準回数に到達した場合に、前記念入り洗いモードを自動選択する制御構成を有する、浴槽自動洗浄装置。
  2. 請求項1に記載の浴槽自動洗浄装置において、
    前記排水回数は、排水の際に浴槽内へ湯水を所定時間送り込んで配管内の残水を排出させるセルフクリーン動作の実行回数である、浴槽自動洗浄装置。
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