JP2011083478A - 浴槽自動洗浄装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】高い浴槽洗浄性能を発揮し得る汎用性のある浴槽自動洗浄装置を提供すること。
【解決手段】浴槽1内に配設された洗浄ノズル11から所定量の洗剤を噴射して浴槽1を自動洗浄する標準洗いモードと、洗浄ノズル11から所定量より多くの洗剤を噴射して浴槽1を自動洗浄する念入り洗いモードとを、択一的に実行可能な制御手段を備え、制御手段は、前回浴槽1の排水を行ってからの経過時間T1が予め設定された基準時間Tsを超えた場合に、念入り洗いモードを自動選択する制御構成を備えた。
【選択図】図2

Description

本発明は、浴槽内へ洗剤を噴射してその内壁面の汚れを自動的に洗い落とす浴槽自動洗浄装置に関するものである。
従来の浴槽自動洗浄装置において、洗浄ノズルから所定量の洗剤を噴射して浴槽を自動洗浄する標準洗いモードと、標準洗いモードより多い量の洗剤を噴射して浴槽を自動洗浄する念入り洗いモードとを、使用者の手動により切り替え可能なものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
一方、近年の風呂システムにおいて、浴槽内に気泡を含んだ湯水を噴射させる機能、所謂、ジェット機能を備えたものが知られているが、入浴の際にこのジェット機能を使用した場合、ジェット機能を使用しない場合よりもさらに浴槽内に汚れが残留し易い。
そこで、このジェット機能を備えた風呂システムに組み込まれ、ジェット機能の使用頻度が高くなるのに伴って自動で上述の念入り洗いモードを選択する制御構成の浴槽自動洗浄装置が提案されている(例えば、特許文献2参照)。
このものでは、ジェット機能の使用頻度が高くなれば、標準洗いモードより洗浄能力の高い念入り洗いモードが自動で選択され、この念入り洗いモードによって浴槽の自動洗浄がなされるから、浴槽内に汚れが蓄積し難く、良好な浴槽洗浄性能を発揮できる。
特開平10−234598号公報 特開平11−206603号公報
しかしながら、ジェット機能の使用頻度に応じて自動で洗浄モードを選択する上記従来の浴槽自動洗浄装置は、ジェット機能を備えていない風呂システムには適用できないから、汎用性に欠けるという問題がある。また、前回入浴してから長期間浴槽が使用されない場合、浴槽内の表面に付着残留した汚れがこびり付き、標準洗いモードでは十分に洗い落とすことができなくなる恐れがあった。
本発明は係る点に鑑みてなされたものであり、高い浴槽洗浄性能を発揮し得る汎用性のある浴槽自動洗浄装置を提供することを課題とする。
本発明に係る浴槽自動洗浄装置は、
浴槽内に配設された洗浄ノズルから所定量の洗剤を噴射して浴槽を自動洗浄する標準洗いモードと、前記洗浄ノズルから前記所定量より多くの洗剤を噴射して浴槽を自動洗浄する念入り洗いモードとを、択一的に実行可能な制御手段を備えた浴槽自動洗浄装置において、
前記制御手段は、前回浴槽の排水を行ってからの経過時間が予め設定された基準時間を超えた場合に、念入り洗いモードを自動選択する制御構成を備えたものである。
上記構成によれば、浴槽の自動洗浄を行う際、前回の入浴の終了を示す排水を行ってからの経過時間が基準時間を超えている場合、即ち、前回入浴してから所定時間以上浴槽が使用されていない場合は、自動で念入り洗いモードが選択されるから、その間に浴槽内の表面にこびり付いた汚れも、念入りモードによって十分に洗い落とすことが可能である。従って、浴槽内に汚れが蓄積し難い。
また、上記浴槽自動洗浄装置では、浴槽の排水が行われてからの経過時間に基づいて洗浄モードを自動選択する制御構成であるから、ジェット機能を備えていない風呂システムにも適用できる。
上記浴槽自動洗浄装置において、前記経過時間は、浴槽の排水を行った場合に風呂水循環用の配管内を自動洗浄するセルフクリーン動作が前回行われてから、今回浴槽の自動洗浄を開始するまでの時間であるのが望ましい。
浴槽の排水を行った際に実行されるセルフクリーン動作が前回行われてからの経過時間を監視することで、前回の入浴から浴槽の使用されていない時間を一層正確に検知できるから、より適切な時期に念入りモードによる浴槽の自動洗浄を行うことが可能である。
以上のように、本発明に係る浴槽自動洗浄装置によれば、前回入浴してから所定時間以上浴槽が使用されない場合であっても、浴槽内に汚れが蓄積し難いから、高い浴槽洗浄性能を発揮できる。また、本発明に係る浴槽自動洗浄装置は、ジェット機能を備えていない風呂システムにも適用できるから、汎用性も高い。
本発明の実施の形態に係る浴槽自動洗浄装置を備えた風呂システムの概略構成図。 本発明の実施の形態に係る浴槽自動洗浄装置を備えた風呂システムの作動フローチャート。
次に、上記した本発明を実施するための形態について、添付図面を参照しながら詳述する。
図1に示すように、本発明の実施の形態に係る浴槽自動洗浄装置を備えた風呂システムは、浴槽1と、給湯器2と、給湯器2で生成された湯を浴槽1内に設けられた洗浄ノズル11から噴射させる浴槽洗浄ユニット3と、給湯器2や浴槽洗浄ユニット3を遠隔操作するためのリモコン5とで構成されている。
浴槽1の内壁面には、追焚する際の風呂水の吸込み口10aおよび噴出し口10bを備えた追焚循環口具10が設けられており、この追焚循環口具10に洗浄ノズル11が形成されている。また、浴槽1の底部には、手動で開閉する排水栓12が設けられている。
洗浄ノズル11は、浴槽洗浄ユニット3の後述する洗浄管路32へ繋がっており、この洗浄管路32を通じて送り込まれた湯水を、浴槽1の内壁面へ向けて放射状に噴射するように構成されている。
給湯器2は、給湯用ガスバーナ21Aから放出されるガスの燃焼熱を回収してカランKや浴槽洗浄ユニット3へ供給する湯を生成する給湯用熱交換器22Aと、追焚用ガスバーナ21Bから放出されるガスの燃焼熱を回収して風呂水の加熱を行う追焚用熱交換器22Bとを備えている。
給湯用熱交換器22Aの入口は、入水管路231から給水配管L1を介して上水道へ繋がっており、他方の出口は、出湯管路232から給湯配管L2を介してカランKや浴槽洗浄ユニット3の後述する洗浄管路32へ繋がっている。
追焚用熱交換器22Bの入口は、戻り湯管路233から風呂水循環用の戻り側循環配管L3を介して追焚循環口具10の吸込み口10aへ繋がっており、他方の出口は、往き湯管路234から風呂水循環用の往き側循環配管L4を介して追焚循環口具10の噴出し口10bへ繋がっている。
入水管路231は、その中間部で分岐し、混合管路235を介して出湯管路232へ合流する一方、出湯管路232は、その中間部で分岐し、湯張り管路238を介して往き湯管路234へ合流している。
入水管路231には、給水配管L1から送り込まれる水の流量を検知する水量センサ(以下、「給湯量センサ」という)24と、給水配管L1から混合管路235を介して給湯配管L2側へ送り出す水の量を調整可能な分流弁25とが上流側よりこの順序で配設されており、戻り湯管路233には、風呂水を浴槽1と追焚用熱交換器22Bとの間で循環させる循環ポンプ26と、浴槽1の水位を検知する圧力センサ(以下、「水位センサ」という)27とが配設されている。また、湯張り管路238には、オンオフ式の開閉弁(以下、「湯張り開閉弁」という)28が配設されている。
給湯器2内には、給湯制御を行う給湯制御回路2Cが設けられている。この給湯制御回路2Cは、マイクロコンピュータやメモリ等で構成されており、図示しないが、浴槽洗浄ユニット3やカランKへの出湯動作を実行する出湯制御部、浴槽1への自動湯張り動作を実行する湯張り制御部、風呂水の追焚動作を実行する追焚制御部、自動湯張り動作の実行後に浴槽1の水位が所定高さまで低下すれば循環配管L3,L4の自動洗浄動作(以下、「セルフクリーン動作」という)を実行するセルフクリーン制御部等を備えている。そして、この給湯制御回路2Cに組み込まれた出湯動作や自動湯張り動作等の実行プログラムによって、分流弁25や循環ポンプ26、湯張り開閉弁28等の動作が制御される。
浴槽洗浄ユニット3は、洗浄ノズル11と給湯配管L2とを繋ぐ洗浄管路32を備えており、この洗浄管路32には、給湯配管L2からの湯水の供給を遮断可能なオンオフ式の開閉弁(以下、「温水開閉弁」という)33と、給湯配管L2から送り込まれる湯水の流量を検知する水量センサ(以下、「噴射量センサ」という)35と、洗浄ノズル11への湯水の供給量を調整可能な水量制御弁(以下、「噴射量調整弁」という)36と、ベンチュリ管38とが、上流側よりこの順序で配設されている。
噴射量調整弁36は、弁開度を図示しないステッピングモータによって任意の位置に設定できる弁であり、この弁開度を変化させることで、洗浄ノズル11から浴槽1内へ噴射する湯水の流量が調整される。
また、ベンチュリ管38の中央の縮径部(負圧形成部)には、洗剤を貯留する洗剤タンク40が洗剤供給管路41を介して接続されており、洗浄管路32へ送り込まれた湯水がこのベンチュリ管38の縮径部を通過する際、洗剤タンク40内の洗剤は、洗剤供給管路41を通って洗浄管路32へ引き込まれ、湯水と混合される。
洗剤供給管路41には、オンオフ式の開閉弁(以下、「洗剤開閉弁」という)43と、洗浄管路32への洗剤の供給量を切替可能な洗剤量調整弁46とが設けられている。
洗剤量調整弁46は、後述する標準濃度の洗浄液を生成する小開度と、後述する高濃度の洗浄液を生成する大開度とを、図示しないモータによって任意に切替可能な弁であり、この弁開度を切り替えることで、洗剤タンク40内から洗浄管路32内へ引き込まれる洗剤の量を調整できる。
浴槽洗浄ユニット3内には、浴槽洗浄制御を行う洗浄制御回路3Cが設けられている。この洗浄制御回路3Cは、マイクロコンピュータやメモリ等で構成されており、図示しないが、後述する標準洗いモードによる浴槽1の自動洗浄動作もしくは念入り洗いモードによる浴槽1の自動洗浄動作を択一的に実行する洗浄制御部、上記セルフクリーン動作の終了を監視する排水終了判定部、前回のセルフクリーン動作の終了日時(第1終了日時)D1および今回のセルフクリーン動作の終了日時(第2終了日時)D2を記憶する終了日時記憶部、上記第1終了日時D1から今回の浴槽1の自動洗浄動作が実行されるまでの経過時間T1を算出する経過時間算出部、上記経過時間T1が予め設定された基準時間Tsを超えているか否かを判定する時間比較部等を備えている。そして、この洗浄制御回路3Cに組み込まれた浴槽1の自動洗浄動作等の実行プログラムによって、温水開閉弁33や噴射量調整弁36、洗剤開閉弁43、洗剤量調整弁46等の動作が制御される。尚、上記基準時間Tsは、3日、1週間、1ヶ月等、任意の時間が設定される。
給湯器2の給湯制御回路2Cおよび浴槽洗浄ユニット3の洗浄制御回路3Cは、図示しない電気配線を通じてリモコン5へ接続されており、このリモコン5に設けられた運転スイッチ50のオン操作に連動して、自動湯張り動作やセルフクリーン動作、浴槽1の自動洗浄動作等の実行プログラムが起動するように構成されている。
尚、上記風呂システムにおいて、洗浄ノズル11や浴槽洗浄ユニット3等、所定量の洗剤を浴槽1内へ噴射して浴槽1の自動洗浄を行う各構成および機能部が、本発明の実施の形態に係る浴槽自動洗浄装置に対応する。
[動作の実際]
次に、上述した風呂システムにおける自動湯張り動作、セルフクリーン動作および浴槽1の自動洗浄動作について、図2の作動フローチャートに従って説明する。
まず、リモコン5の運転スイッチ50がオンにされると、自動湯張り動作の実行プログラムによって、リモコン5の湯張りスイッチ51がオンになったか否かの監視を開始する(ST1)。
そして、湯張りスイッチ51が押され、ST1のステップにて、湯張りスイッチ51のオンが確認されると、リモコン5で任意に設定された湯量を給湯器2から浴槽1内へ供給する自動湯張り動作を実行する。具体的には、湯張りスイッチ51がオンになると、給湯器2の湯張り開閉弁28を開き、給水配管L1から給湯用熱交換器22A、湯張り管路238、往き側循環配管L4および戻り側循環配管L3を経由して浴槽1内へ水の供給を開始する。そして、入水管路231の通水流量、即ち、給湯量センサ24の検知流量が基準値以上になれば、給湯用ガスバーナ21Aを点火して給湯用熱交換器22Aの加熱を開始するとともに、リモコン5で任意に設定した湯張り温度に合わせて分流弁25の開度比率を調整する。その後、給湯量センサ24の検知流量の積算値がリモコン5で任意に設定された湯量に到達すれば、湯張り開閉弁28を閉じるとともにガスバーナ21Aを消火して浴槽1への湯の供給を停止し、自動湯張り動作を終了する(ST2)。
また、ST2のステップの自動湯張り動作が終了した後、セルフクリーン動作の実行プログラムによって、水位センサ27の検知水位が所定高さ(例えば、追焚循環口具10の上縁位置)まで低下したか否かの監視を開始する(ST3)。
浴槽1の排水栓12が抜かれ、ST3のステップにて、水位センサ27の検知水位が所定高さまで低下して排水栓12の開かれたことが確認されると、給湯用熱交換器22Aから往き側循環配管L4および戻り側循環配管L3へ新しい湯水を一定時間送り込み、往き側循環配管L4や戻り側循環配管L3内の残留水を浴槽1側へ排出するセルフクリーン動作を実行する。具体的には、水位センサ27の検知水位が所定高さまで低下すると、湯張り開閉弁28を開き、上水道から給水配管L1、入水管路231、給湯用熱交換器22A、出湯管路232、湯張り管路238、さらには往き湯管路234、追焚用熱交換器22B、戻り湯管路233を経由して、戻り側循環配管L3および往き側循環配管L4へ新しい水を供給する。さらに、給湯量センサ24の検知流量が基準値以上になれば、ガスバーナ21Aを点火して給湯用熱交換器22Aの加熱を開始するとともに、予め設定された配管洗浄温度に合わせて分流弁25の開度比率を調整し、戻り側循環配管L3および往き側循環配管L4へ湯を供給する。そして、一定時間が経過すれば、湯張り開閉弁28を閉じるとともにガスバーナ21Aを消火して浴槽1への湯水の供給を停止し、セルフクリーン動作を終了する(ST4)。
そして、セルフクリーン動作の終了後、図示しない終了日時記憶部に記憶された第2終了日時D2を前回のセルフクリーン動作の終了日時(第1終了日時)D1として記憶し直すとともに、今回のセルフクリーン動作の終了日時を新たに第2終了日時D2として記憶する(ST5)。
ST5のステップのセルフクリーン動作終了日時の記録が終了すると、浴槽1の自動洗浄動作の実行プログラムによって、まず、上記第1終了日時D1(前回のセルフクリーン動作の終了日時)から今回浴槽1の自動洗浄動作を開始するまでの経過時間T1を算出する(ST6)。
そして、ST6のステップで算出された経過時間T1が予め設定された基準時間(ここでは、1週間)Tsを超えているか否かを判定し、経過時間T1が基準時間Tsを超えていない場合は、前回入浴してから比較的短い期間で浴槽1が再度使用され、浴槽1内に付着残留した汚れのこびり付き度合が比較的弱い状態であると想定できるから、洗剤量調整弁46を「小開度」に設定するとともに、噴射量調整弁36を噴射量センサ35の検知流量に基づいて所定の開度に調整し、温水開閉弁33および洗剤開閉弁43を予め設定された時間だけ開く「標準洗いモード」による浴槽1の自動洗浄動作を実行する(ST7〜ST8)。
これにより、給湯器2で生成された湯と洗剤タンク40中の洗剤とが標準濃度に混合され、さらに洗浄ノズル11から浴槽1の内壁面へ向けて一定時間噴射される。そして、この標準濃度に混合された洗浄液によって、浴槽1の内壁面に付着したごみや湯垢等の汚れが洗い落とされる。
一方、ST7のステップにて経過時間T1が上記基準時間Tsを超えているか否かを判定した結果、基準時間Tsを超えている場合は、前回入浴してから長期間浴槽1が使用されておらず、浴槽1内に付着残留した汚れのこびり付き度合が強い状態であると想定できるから、洗剤量調整弁46を「大開度」に設定するとともに、噴射量調整弁36を噴射量センサ35の検知流量に基づいて所定の開度に調整し、温水開閉弁33および洗剤開閉弁43を予め設定された時間だけ開く「念入り洗いモード」による浴槽1の自動洗浄動作を実行する(ST9)。
これにより、給湯器2で生成された湯と洗剤タンク40中の洗剤とが高濃度に混合され、さらに洗浄ノズル11から浴槽1の内壁面へ向けて一定時間噴射される。そして、この高濃度に混合された洗浄液によって、標準洗いモードでは十分に洗い落とすことのできない、浴槽1の内壁面にこびり付いた油脂やタンパク質等の汚れが洗い落とされる。
そして、上述の標準洗いモードによる浴槽1の自動洗浄動作、もしくは、念入り洗いモードによる浴槽1の自動洗浄動作が終了し、洗浄液の噴射が停止されると、経過時間T1を「0」にリセットする(ST10)。
排水の際に浴槽1の内壁面に付着残留した汚れは、時間の経過とともにそのこびり付きの度合が強くなって、洗い落とし難くなるが、上記実施の形態に係る浴槽自動洗浄装置によれば、前回のセルフクリーン動作の終了後、予め設定された基準時間Tsを超えても今回の浴槽1の自動洗浄がなされない場合、即ち、前回の入浴後、所定時間以上浴槽1が使用されていない場合には、その後、浴槽1の自動洗浄を行う際に念入り洗いモードが自動的に選択されるから、長時間放置されて浴槽1内にこびり付いた汚れも十分に洗い落とすことが可能である。これにより、浴槽1内に汚れが蓄積し難く、高い浴槽洗浄性能を発揮できる。
また、浴槽1の水位が所定高さまで低下した後に実行されるセルフクリーン動作の前回終了時点からの経過時間T1に基づいて洗浄モードを選択する制御構成であるから、前回の入浴から浴槽1の使用されていない時間を一層正確に検知でき、その結果、より適切な時期に念入りモードによる浴槽1の自動洗浄を行うことが可能である。これにより、一層高い浴槽洗浄性能を発揮できる。
さらに、上記実施の形態で説明した風呂システムのように、浴槽1内へ気泡を含んだ湯水を噴射させるジェット機能を備えていない風呂システムにも適用できるから、汎用性が高い。
[他の実施形態]
尚、上記実施の形態では、浴槽1の排水の際に実行されるセルフクリーン動作が終了した時点からの経過時間に基づいて洗浄モードを選択するものを説明したが、水位センサ27の検知水位が所定高さまで低下した時点からの経過時間に基づいて洗浄モードを選択する制御構成としても良いし、排水栓12の開閉状態を検知する排水栓スイッチを設け、この排水栓スイッチが排水栓12の開いたことを検知した時点からの経過時間に基づいて洗浄モードを選択する制御構成としても良い。
また、上記実施の形態では、排水栓12が開かれたと判断して浴槽1の自動洗浄動作を開始するまでの経過時間に基づいて洗浄モードを選択したが、セルフクリーン動作が終了した時点までの経過時間に基づいて洗浄モードを選択する制御構成としても良い。
また、上記実施の形態では、セルフクリーン動作が終了した時点からの経過時間に基づいて、自動で洗浄モードが選択されるものを説明したが、この制御構成に加えて、リモコン5の図示しないモード切替スイッチのオンオフ操作によって、手動でも洗浄モードを選択可能な制御構成としても良い。
このものでは、自動で洗浄モードが選択されるのに加え、使用者の判断によっても任意に洗浄モードを選択できるから、使い勝手が良い。
上記実施の形態における洗浄制御回路3Cの時間比較部は、経過時間算出部によって算出された経過時間T1が基準時間Tsよりもさらに長い第2の基準時間Tmを超えているか否かを判定する機能を有し、上記経過時間T1が第2の基準時間Tmを超えた場合には、念入り洗いモードによる浴槽1の自動洗浄動作の実行時よりさらに長く、或いは、念入り洗いモードによる浴槽1の自動洗浄動作の実行時よりさらに高濃度の洗浄液によって、浴槽1の洗浄を行う特別洗いモードによる浴槽洗浄を実行する制御構成としても良い。
このものでは、例えば、別荘に設置される風呂システムのように、浴槽1を使用する頻度が極めて少なく、前回の入浴から長期に亘って浴槽1が使用されていない場合であっても、その後、浴槽1の自動洗浄を行う際、自動で特別洗いモードが選択されるから、長期間放置されて浴槽1内に頑固にこびり付いた汚れも十分に洗い落とすことが可能である。これにより、浴槽1内に汚れが一層蓄積し難く、より高い浴槽洗浄性能を発揮できる。
また、上記実施の形態では、洗剤量調整弁46の弁開度を切り替えることで、浴槽1へ噴射する洗剤の量を調整するものを説明したが、洗剤量調整弁46を設けないで、温水開閉弁33および洗剤開閉弁43を開いている時間を切り替えることによって、洗浄ノズル11から浴槽1へ噴射する洗剤の量を調整するものであっても良い。
1・・・浴槽
11・・・洗浄ノズル
2・・・給湯器
27・・・水位センサ
2C・・・給湯制御回路
3・・・浴槽洗浄ユニット
32・・・洗浄管路
33・・・温水開閉弁
3C・・・洗浄制御回路
40・・・洗剤タンク
43・・・洗剤開閉弁
46・・・洗剤量調整弁
L1・・・給水配管
L2・・・給湯配管
L3・・・戻り側循環配管
L4・・・往き側循環配管
5・・・リモコン

Claims (2)

  1. 浴槽内に配設された洗浄ノズルから所定量の洗剤を噴射して浴槽を自動洗浄する標準洗いモードと、前記洗浄ノズルから前記所定量より多くの洗剤を噴射して浴槽を自動洗浄する念入り洗いモードとを、択一的に実行可能な制御手段を備えた浴槽自動洗浄装置において、
    前記制御手段は、前回浴槽の排水を行ってからの経過時間が予め設定された基準時間を超えた場合に、念入り洗いモードを自動選択する制御構成を備えた、浴槽自動洗浄装置。
  2. 請求項1に記載の浴槽自動洗浄装置において、
    前記経過時間は、浴槽の排水を行った場合に風呂水循環用の配管内を自動洗浄するセルフクリーン動作が前回行われてから、今回浴槽の自動洗浄を開始するまでの時間であることを特徴とする、浴槽自動洗浄装置。
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